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JP2000239951A - 丸編機の正・逆回転式リント除去方法及びその装置 - Google Patents

丸編機の正・逆回転式リント除去方法及びその装置

Info

Publication number
JP2000239951A
JP2000239951A JP2000042244A JP2000042244A JP2000239951A JP 2000239951 A JP2000239951 A JP 2000239951A JP 2000042244 A JP2000042244 A JP 2000042244A JP 2000042244 A JP2000042244 A JP 2000042244A JP 2000239951 A JP2000239951 A JP 2000239951A
Authority
JP
Japan
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rotating
knitting machine
circular knitting
rotating device
lint
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000042244A
Other languages
English (en)
Inventor
Chol Yoo
哲 柳
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Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Priority to TW89102840A priority Critical patent/TW442585B/zh
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Publication of JP2000239951A publication Critical patent/JP2000239951A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/32Devices for removing lint or fluff

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 丸編機の編織過程で発生するリントを、原糸
が編織される直前に効率的に除去すること。 【解決手段】 丸編機1の中央軸14を回転可能に包ん
だ状態に設置し、複数の送風装置7aが一定間隔に設置
された円形の回転装置2Aと、中央軸周囲の一側に固定
設置されて回転装置を角度360度より小さい一定角度
の範囲だけを正・逆方向に連続して反復的に往復回転さ
せる駆動装置3Aを具備し、回転装置に設置された複数
の送風装置7aに圧縮空気を供給する空気ホースや電源
を供給する電線を捻れないようにしながら回転装置の正
・逆回転作動に従って定められた角度範囲内で往復移動
させ、複数の送風装置から発生する強い風でニードル部
に落ちるか又は積み重なるリントを吹き飛ばす手段で除
去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、丸編機において編
織過程で発生する無数に多いリント(Lint:原糸から発
生される綿花の長い繊維、主に原糸が編織機械等との摩
擦などから発生されるもので繊維ゴミの総称)がニード
ル部位(Array of Knitting Station:糸道、針、シ
リンダー、カムホールダー、ニードルディスク等編織を
する重要部位)を通して原糸(ヤーン)の編織に混入さ
れることを未然に防止するために、ニードル部位に既に
落ちて積み重っているリントは勿論落ちつつあるリント
までも原糸が編織される直前に効率的に除去されるよう
にした丸編機の正・逆回転式リント除去方法及びその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に編織作業中に発生されるリント
は、空中を飛び散り落ちるゴミと其の外の小さい種々の
不純粒子と共にニードル部位に積み重なり固まってリン
トスラブになる。このリントスラブは、原糸と共に編織
出来るが、このようにリントスラブが混入された状態で
編織された織物(Fabric)は、不良品になるばかりでな
く、原糸が切れたり、針が折れたりして、編織作業が中
断されるという問題点がある。従ってニードル部位のリ
ントを効果的に除去しようとすることは今に至るまでも
編織業体の共通的な課題となっている。
【0003】本来、丸編機とは、多様な大きさの直径を
持つ針が刺されているシリンダーが自転しながらカムに
より針を動かして、原糸を編織する構造を持つ機械であ
り、シリンダーの円周に沿って編織される主要部分であ
るニードル部位が編織されて出て来る織物の高級化また
は不良品化を左右する部分で、通常ニードル部位は機械
構造上開放された状態であるから常にリントがニードル
部位に落ちて、積み重なると、編織される織物は不良品
になるので、ニードル部位のリントを除去することは必
須的事項である。したがって、従来の丸編機でリントを
除去する技術を列挙し、その技術上の問題点をあげると
次のようである。
【0004】従来の技術として、丸編機のニードルブロ
ワーは、図20及び図21に図示されたように、回転す
るダイヤル固定板(B)の中心に圧縮空気供給本体
(C)を附着した後、ダイヤル固定板(B)を通過して
ダイヤルニードル(D)すぐ下のダイヤル(E)のニー
ドル溝(G)まで連通し、圧縮空気供給ホース(F)を
ここまで連結して、供給される圧縮空気は、前記ダイヤ
ル(E)のニードル溝(G)まで供給されるようにし
て、ダイヤルニードル溝(G)に開けている排出孔{ダ
イヤルニードル(D)が自由に往復運動するように設置
される溝に生じる隙間}から圧縮空気が噴射される構造
になっている。
【0005】このような構造から圧縮空気がニードル部
位までに至る経路を調べて見ると、ダイヤル(E)のニ
ードル溝(G)は、ダイヤル(E)の円周と同心円上に
形成され、広い幅を持って環状に抉られていて、前記本
体(C)から供給された圧縮空気は、ダイヤル(E)の
ニードル溝(G)に到達する瞬間に、ニードル部位に噴
射されず、前方ではニードル溝(G)の淵に掛かり、上
側ではダイヤルニードル(D)と上板(H)に塞がれ、
ニードル溝(G)に沿って左右に自然と広がるようにな
り、ニードル溝に供給された圧縮空気は相当な圧力が損
失され、圧力が低下された一部の圧縮空気は多数のダイ
ヤルニードル(D)間に生じた隙間を縫って外部に散漫
と噴射される上に、ダイヤル(E)自体が回転する状態
であるので、ダイヤルニードル(D)間の隙間に噴射さ
れる圧縮空気は、ダイヤル(E)の回転遠心力により振
り撒かれると同時に、ダイヤルニードル(D)を乗って
噴射さる圧縮空気の噴射方向もダイヤルニードル(D)
が設置された水平方向にだけ噴射されるから、カムホー
ルダー(I)とシリンダー(J)により垂直上に設置さ
れたシリンダーニードル(K)では圧縮空気が噴射され
ない構造になっている。したがって、ニードル部位まで
満足すべき圧縮空気が到達されないばかりでなく、ニー
ドル部位をカバーすべき方向性も与えられないもので、
リント除去の技術的な形式だけ具備しているのみで、リ
ント除去には全く助けにならないという問題点がある。
【0006】他の従来の技術として、図22及び図23
に示したような丸編機の送風装置が知られている。この
送風装置は、圧縮空気分配器(N)から突き出た多数の
圧縮空気供給ホース(L)の各々はリント除去部位に固
定設置された多数の空気排出チューブ(M)に各々連結
されており、前記圧縮空気分配器(N)から供給される
圧縮空気は多数の圧縮空気供給ホース(L)に一度に供
給されるものでなく、各圧縮空気供給ホース(L)にー
つずつ順次的に供給される構造になっており、また多数
の空気排出チュープ(M)は常に一定位置に固定設置さ
れた状態で圧縮空気を排出させるように構成されてい
る。したがって、圧縮空気分配器(N)とこれに連結さ
れた圧縮空気供給ホース(L)は捻れないが、ニードル
部位(P)のリント除去が充分に行なわれないという実
情である。これを補完するために、空気排出チューブ
(M)を振動させる構造にしているが、これもまたニー
ドル部位のリントに向って正確に噴射されず、ニードル
部位を逸れて散らされるため、リント除去の効率性が劣
るという問題点が依然として残るようになる。
【0007】この場合、仮に、前記のような従来技術で
ニードル部位(P)に圧縮空気を正確に噴射させ得るよ
うにするために、図22の右側に拡大して示すように、
空気排出チューブ(M)を回転させる構造になっている
ものと仮定しても、圧縮空気分配器(N)に連結されて
いる多数の圧縮空気供給ホース(L)が回転方向に捻ら
れるようになり、結局あらゆる機能を発揮出来ないよう
になるという問題点はそのまま残存するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のように
従来のすべての問題点を解消するために発明されたもの
であり、その主目的は、編織作動に支障を与えることな
くニードル部位に向って死角を生ずることなく強い風を
送ることができ、もって、リントの除去効率を最大とす
ることができる丸編機の正・逆回転式リント除去方法及
びその装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、ニードル部位に向って正確に噴射ができるように送
風装置を正・逆回転させても、空気供給ホース又は電源
供給電線が捻れることのない丸編機の正・逆回転式リン
ト除去方法及びその装置を提供することにある。本発明
の別の目的は、既存の丸編機にも容易に設置することの
できる丸編機の正・逆回転式リント除去方法及びその装
置を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、
編織織物の紋様やパターンが多数であっても、非専門家
でも取扱いが容易でかつ組立ておよび解体を簡単にで
き、しかも編織して織物の不良率をなくし、高級品質の
織物が編織できる丸編機の正・逆回転式リント除去方法
及びその装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、丸編機
の中央軸を回転可能に包んだ状態でありながら原糸群の
内部に位置され、複数の送風装置が一定間隔に設置され
る円形の回転装置と、前記中央軸周囲の一つの側に固定
設置されて前記回転装置を360度角度より小さい一定
角度の範囲だけを正・逆方向に連続して反復的に往復回
転させる駆動装置とを具備して、前記回転装置に設置さ
れた複数の風装置に圧縮空気を供給する空気ホースや電
源を供給する電線を捻れないようにしながら前記回転装
置の正・逆回転作動に従って定められた角度範囲内で往
復移動する複数の送風装置で発生される強い風でニード
ル部位のリントを吹き飛ばす手段で除去するようになっ
ている。また、本発明によれば、前記回転装置上に一定
間隔に設置される複数の送風装置は、外部から圧縮空気
が供給されて噴射する複数の空気噴射管で構成され、前
記各空気噴射管から吹き出す強い風でニードル部位のリ
ントを除去するようになっている。さらに、本発明によ
れば、前記回転装置上に一定間隔に設置される複数の送
風装置は、外部から電源を供給されて回転しながら強い
風を吹き出す複数の送風ファンで構成され、前記各送風
ファンから吹き出す強い風でニードル部位のリントを除
去するようになっている。そして、本発明によれば、前
記丸編機の大直径及び小直径の中央軸周囲を包んだ状態
でありながら原糸群の内部に位置して正・逆に回転可能
に設置される回転装置と、前記回転装置に一定間隔で設
置されて丸編機のニードル部位に向って強い風を吹き出
す複数の送風装置と、前記丸編機の中央軸周囲の一つの
側に固定設置され前記回転装置を360度より小さい小
角度の一定角度の範囲内で正・逆方向に連続して往復移
動を反復させる駆動装置とを具備し、丸編機の編織作動
中に前記各送風装置で発生される強い風でニードル部位
のリントを除去するように構成されている。また本発明
によれば、前記回転装置は丸編機の大直径及び小直径の
中央軸を包んだ状態で回転可能に設置される中が空いた
管体及び二重管構造の円筒管体で構成され、外部から供
給される圧縮空気や電線を送風装置に供給及び配線出来
るように連結通路が形成されている。そして本発明によ
れば、前記回転装置は、丸編機の大直径及び小直径の中
央軸を包み得る半径を持つ2個以上の弧形リングが円形
に組立てられている。さらに本発明によれば、記回転装
置に一定間隔で設置される複数の各送風装置は、前記回
転装置の連結通路と連通するように連結され,前記回転
装置の一つの側に連結された空気ホースを通して連結通
路に供給された圧縮空気をニードル部位に向って噴射さ
せ得るように曲げ易いフレクシブルな管体で形成された
空気噴射管で構成されている。かつ、本発明によれば、
前記回転装置に設置される複数の各送風装置は、前記回
転装置上に一定間隔で固定設置される垂直支持捧と、前
記垂直支持捧に上、下への高さ調節が可能なるように附
着される高さ調節具と、前記高さ調節具にヒンジ結合さ
れて上、下への角度調節が可能なるように設置されるフ
ァンモーター及び前記ファンモーターの出力軸に設置さ
れて回転しながら強い風を吹き出す送風ファンで構成さ
れている。そして、本発明によれば、前記駆動装置の動
力源は、正・逆に駆動する正・逆モーターで構成されて
いる。さらに、本発明によれば、前記駆動装置の動力源
は、一方向に駆動する一方向モーターで構成されてい
る。また、本発明によれば、前記駆動装置は、ケース内
部に装着される動力源である正・逆モーターと、前記正
・逆モーターの出力軸に設置された出力ギアと、前記出
力ギアに噛み合わされて減速回転する駆動ギアで構成さ
れ、前記駆動ギアが正・逆への回転作動を反復しながら
前記回転装置を一定角度範囲内で往復回転させるように
構成されている。そして、本発明によれば、前記駆動装
置は、ケース内部に装着される動力源である一方向モー
ターと、前記一方向モーターの出力軸に軸着される出力
ギアと噛み合わされて動力を伝達される駆動ギアが一端
に設置されている回転軸と、前記回転軸の中間部分にギ
ア部分が互に向い合うように対称的に設置される正・逆
回転用べべルギアと、前記正・逆回転用べべルギアの中
間部分に設置されて前記した正・逆回転用べべルギア各
々に交代的に噛み合わされながら正方向及び逆方向の回
転作動を周期的に反復する連動べべルギアと、前記回転
軸の他端に連結されて前記の回転軸を一定時間を周期と
して押したり引いたりする作動を反復して前記連動べべ
ルギアを正・逆回転用べべルギア各々に交代的に噛み合
わさせるアクチュエーターと、前記連動べべルギアと同
じ軸上に設置された状態で前記回転装置のラックギアに
噛み合わされて前記回転装置を一定角度の範囲内で正・
逆方向に往復回転させるように構成されている。さら
に、本発明によれば、前記駆動装置は、ケース外部に減
速器と共に装着される一方向モーターと、前記ケース内
部に進入されたモーターの出力軸に一端が固定附着され
る回転リンクと、前記回転リンクの自由端に一端が連結
されるカムリンクとを備え、前記カムリンクの自由端は
ケースの往復案内通路を通してケース内部に進入された
前記回転装置の連結具に外部から圧縮空気を供給する空
気注入具と共に連結させる構造であり、前記一方向モー
ターの駆動時に回転リンクが一方向に回転するに従って
カムリンクが往復作動しながら前記回転装置を一定角度
の範囲内で往復回転させるように構成されている。ま
た、本発明によれば、前記駆動装置のアクチュエーター
は、電気・電子回路によって一定時間を周期として回転
軸を一定距離に押したり引いたりする作動を反復するよ
うに構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の各実施例を添付した図面
に従って詳細に説明すると次の通りである。図1乃至図
7は、丸編機本体の中心部に大直径でなった中央軸に空
気噴射管で構成された複数の送風装置達が一定間隔に設
置された回転装置及び前記回転装置を正・逆に往復作動
させる駆動装置を適用した実施例を示した図面であり、
図8乃至図13は丸編機本体の中心部に大直径でなる中
央軸に送風ファンで構成された複数の送風装置が一定間
隔に設置された回転装置及び前記回転装置を正・逆に往
復作動させる駆動装置を適用した実施例の図面であり、
そして図14乃至図19は丸編機本体の中心部に小直径
でなる中央軸に空気噴射管で構成された送風装置等が設
置された回転装置とこれを正・逆に往復作動させる駆動
装置を適用した実施例の図面を図示したものである。
【0011】図面の符号1は丸編機全体を表わすもの
で、丸編機(1)はコントロールボックス(111)及
び織物捲取機(112)が設置された本体(11)と、
シリンダー(121)とダイヤル固定板(122)とダ
イヤル(123)及び上板(ニードルディスク124)
及び糸道(ヤーンガイド125)が設置されたニードル
部位(12)と多数の給糸器(131)が設置されてい
る糸供給部(13)で構成されており、前記本体(1
1)及びニードル部位(12)の中心部には中央軸(1
4)が設置され、前記中央軸(14)上端の上本台カバ
ー(132)が糸供給部(13)を支持している状態で
設置されている。この中央軸(14)は大直径の場合と
小直径の場合とがある。
【0012】先ず、図1乃至図6に図示されたように、
前記した本体(11)及びニードル部位(12)の中心
部に設置された中央軸(14)が大直径の場合に、丸編
機(1)に本発明を実施した回転手段の回転装置(2
A)及び駆動手段の駆動装置(3A)が設置された一実
施例を説明する。前記した実施例の回転手段の回転装置
(2A)は、大直径の中央軸(14)を包み得る規格を
持たなければならない。したがって大直径の中央軸(1
4)より大きい規格に製作されなければならず、また小
さい動力でも回転させ得なければならないので、前記回
転装置(2A)はそれ自体の重量が最小化出来るように
製作されることが好ましい。従って大直径の中央軸(1
4)に設置される前記回転装置(2A)は、上、下幅が
小さくて中が空いた弧形リングまたは二重管構造の円筒
管で製作されなければならず、また既に設置された大直
径の中央軸(14)の周囲に設置が可能になるように、
前記回転装置(2A)自体は少くとも2個以上に分割構
成することが好ましい。
【0013】前記した実施例において、2個以上の弧形
リングに組み立てられる前記回転装置(2A)は2個に
半分割された弧形リング(21)、(22)の両端にフ
ランジを形成してボルト等で結合出来るように構成さ
れ、また前記弧形リング(21)、(22)の内部は中
空の空間に形成され、ボルトで結合される両端の内部に
はパッキングまたはガスケットのようなシール材(2
3)を設置して、2個の弧形リング(21)、(22)
の中空の空間がお互に連通するようにし、前記した弧形
リング(21)、(22)を円形に結合した時、前記回
転装置(2A)の内部全体に円形の連結通路(24)が
形成されるように構成されている。
【0014】前記回転装置(2A)は、大直径の中央軸
(14)を包んだまま回転作動が可能に設置されるもの
であるが、このための構成としては、前記中央軸(1
4)と一体に形成されるか、または、ニードル部位(1
2)と水平をなしている円板に熔接やボルト等により固
定設置される駆動手段の駆動装置(3A)と、前記駆動
装置(3A)のケース(31)に固定附着された固定ガ
イドレール(4)とを利用して前記回転装置(2A)を
回転可能に支えるように構成されている。
【0015】前記固定ガイドレール(4)は、円形に組
み立てられた回転装置(2A)を構成している弧形リン
グ(21)、(22)のような形状を持つ弧形状に形成
されており、その中間部分が前記駆動装置(3A)のケ
ース(3)内部に突入された状態で熔接されており、ま
た前記固定ガイドレール(4)の内面には複数個の固定
具(41)が一定間隔に熔接されている。
【0016】前記複数個の固定具(41)の各々には上
方に突出されるガイドローラー(42)が回転可能に設
置され、前記ガイドローラー(42)は回転装置(2
A)の内面に密着されたまま、前記回転装置(2A)の
回転作動を案内するように構成されでおり、また前記回
転装置(2A)の一部も駆動装置(3A)内部に突入さ
れた状態に設置されている。また前記駆動装置(3A)
内部に部分的に突入している回転装置(2A)の一側の
弧形リング(21)の外周面には、モーター(5a)か
ら動力を伝達される弧形状のラックギヤ(25)が設け
られている。
【0017】前記駆動手段の駆動装置(3A)に装着さ
れるモーター(5a)は、正・逆方向に駆動する正・逆
モーターで構成されており、前記モーター(5a)の出
力ギア(51a)と噛合っている駆動ギア(6a)は前
記のラックギア(25)に噛み合わされる構造で、前記
モーター(5a)が正・逆方向に駆動するに従って、前
記駆動ギア(6a)も正・逆方向に回転しながら前記回
転装置(2A)を正・逆方向に回転作動させるように構
成されている。前記のように、駆動ギア(6a)は正・
逆方向に駆動するモーター(5a)の出力ギア(51
a)と噛み合わされて前記ラックギア(25)を正・逆
方向に回転させるが、前記ラックギア(25)は前記回
転装置(2A)の一側の弧形リング(21)にだけ形成
されているから、前記駆動ギア(6a)がラックギア
(25)を正方向または逆方向に回転作動させる回転角
度の領域はラックギア(25)を逸れない範囲内でだけ
成り立つ。他方、前記駆動ギア(6a)の正・逆方向で
の回転数は前記モーター(5a)の正・逆回転数を調整
することで設定出来るように構成されている。これによ
り前記ラックギア(25)が設けられている前記回転装
置(2A)が正・逆方向に往復回転する角度範囲は、前
記ラックギア(25)の設置角度を逸れないで前記回転
装置(2A)に一定間隔で設置される送風手段で送風す
る複数の送風装置(7a)の各々の設置角度範囲(30
度乃至180度)内で任意に調整出来るように構成され
ており、前記送風手段である複数の送風装置(7a)は
外部から圧縮空気を供給されてニードル部位に噴射する
構造に構成されている。
【0018】即ち、前記実施例での各送風装置(7a)
は、金属製または合成樹脂製の蛇腹管等のフレクシブル
な管体で構成された複数の空気噴射管(71a)で構成
されており、前記した複数の空気噴射管(71a)の各
々は前記回転装置(2A)上に一定間隔で形成されて、
連結通路(24)と連通する空気供給口(26)の各々
に連結され、また空気噴射管(71a)の各々の末端に
は噴射ノズル(72a)が取付けられている。前記の空
気噴射管(71a)の各々は曲げ易く、また一旦曲げて
空気の噴射角度と方向及び設置位置を調整すると、その
設置状態をそのまま維持して往復運動しながら圧縮空気
を噴射出来る構造である。
【0019】また前記の実施例において、回転装置(2
A)が正・逆方向に往復回転する際の角度範囲は前記回
転装置(2A)上に設置された複数の送風装置(7a)
が設置された角度幅よりもっと広い角度幅に往復移動す
るように構成するのが望ましい。実施例は図面に示され
たように複数の送風装置(7a)の設置角度を角度60
度として6個設置した場合には回転装置(2A)の正・
逆回転角度は少くとも角度60度の範囲内で正・逆に往
復運動するように構成しなければ、複数の送風装置(7
a)がニードル部位(12)全体に圧縮空気を均等に噴
射出来るようになるが、より望ましくは、前記した回転
装置(2A)の往復運動する角度範囲を60度より1度
乃至5度程度稍広く往復回転するように調整すると、複
数の送風装置(7a)の各々はその両側に隣接した送風
装置(7a)が空気を噴射する領域の両端部分に重複し
て空気を噴射するようになるので、ニードル部位(1
2)全体に積み重なるリントの除去効果を高め得るもの
である。
【0020】一方、前記のようにモーター(5a)の出
力ギア(51a)に噛み合わされた駆動ギア(6a)か
ら正・逆回転力を伝達される前記回転装置(2A)の内
・外周面は固定ガイドレール(4)の固定具(41)に
回転可能に取付けられた数個のガイドローラー(42)
とラックギア(25)に噛み合わされた駆動ギア(6
a)に支持された状態であり、また前記回転装置(2
A)の上、下面がガイドローラー(42)の上、下端フ
ランジ(43)、(44)によって離脱が防止された状
態であるので、前記回転装置(2A)は水平を維持した
まま往復回転するようになるものである。また前記回転
装置(2A)の底面は前記固定ガイドレール(4)の上
面全般に瓦って設置されたボールベアリング(45)に
より支持されているので、前記回転装置(2A)は固定
ガイドレール(4)上に安定した状態で水平を維持した
まま駆動ギア(6a)の正・逆回転作動に依って正・逆
方向に往復運動を反復するようになるものである。
【0021】前記の実施例での回転装置(2A)は、そ
の内周面が3個のガイドローラー(42)により支持さ
れており、その外周面はラックギア(25)に噛み合わ
された一つの駆動ギア(6a)により駆動されるから、
前記回転装置(2A)がより安定された状態に支持さ
れ、かつ円滑に回転作動出来るようにするためには、前
記駆動ギア(6a)の両側にラックギア(25)を安定
に支持するために別途のアイドルギア(図示無し)を設
置することも出来る。この場合には前記回転装置(2
A)の往復回転角度範囲はラックギア(25)が図示し
ていない両側のアイドルギアを離脱しない範囲内で往復
運動をするように前記回転装置(2A)の往復回転角度
範囲を設定しなければならない。
【0022】また前記した送風手段である各送風装置
(7a)を構成する空気噴射管(71a)の各々の設置
角度は、水平面をなしているダイヤル(123)を基準
面として垂直方向に角度30度〜90度(α)に設置す
ることにより、ニードル部位に落ちるリント及びニード
ル部位に積み重なるリントを効率的に除去することが出
来る。
【0023】また、前記回転装置(2A)のーつの側に
は連結通路(24)に圧縮空気を供給する空気注人口
(27)が形成されており、前記空気注入口(27)に
は図示していないコンプレサー(圧縮空気発生及び供給
装置)から延長される空気ホース(28)が連結されて
いる。
【0024】前記空気注入口(27)を通して連結通路
(24)に供給される空気圧は前記空気注入口(27)
と隣接した空気供給口(26)を通して排出される空気
圧と前記空気注入口(27)から遠く離れている空気供
給口(26)を通して排出される空気圧が互に異なるよ
うになってしまうが、これを解決するために本発明では
前記回転装置(2A)に一定間隔で連結設置される複数
の送風装置(7a)の各々の空気噴射管(71a)がリ
ントを除去するのに充分な空気圧で圧縮空気が噴射出来
るように、空気供給口(26)各々の内径を狭くまたは
広く形成する手段で前記した谷空気噴射管(71a)の
空気噴射圧が一定に成り得るようにしてある。即ち、前
記空気注入口(27)と隣接した空気供給口(26)の
内径は狭く成り空気注入口(27)から遠く離れている
空気供給口(26)に近よるほどその内径を漸次に大き
くするように構成することで、前記空気注入口(27)
と隣接した空気噴射管(71a)に排出される空気圧と
前記空気注入口(27)から遠く離れている空気供給口
(26)に排出される空気圧が同一なるように構成する
ことができ、このようにすることによって複数の各空気
噴射管(71a)を通して排出される空気圧がリントを
除去するのに充分な空気圧で噴射されるようにすること
ができ、ニードル部位全般にわたってゴミの除去作用が
均一に成り得るものである。
【0025】次に、図8乃至図13は丸編機(1)の大
直径の中央軸(14)を包んだ回転手段の回転装置(2
B)上に設置される送風手段である複数の送風装置(7
b)を送風ファン(71b)で構成し、駆動手段の駆動
装置(3B)は一方向に駆動するモーター(5b)を利
用して前記回転装置(2B)を正・逆方向に往復回転さ
せる実施例を図示したものである。
【0026】前記実施例の回転装置(2B)は、一側の
弧形リング(21)の内周面に弧形状に取付けられたラ
ックギア(25)が設置されており、また前記ラックギ
ア(25)が取付けられた弧形リング(21)の中間部
分が駆動装置(3B)のケース(31)内部を水平状に
貫通する状態で設置されている。また駆動装置(3B)
内部には一方向に駆動するモーター(5b)の動力を正
・逆方向に反復して転換させる構造が設けられており、
また前記回転装置(2B)上に設置される複数の送風装
置(7b)を送風ファン(71b)で構成している。前
記のような構造で構成した実施例の駆動手段である駆動
装置(3B)について以下に説明する。
【0027】この実施例での駆動装置(3B)もまた前
記した丸編機(1)の中央軸(14)周囲の一側即ち、
上板(124)の一側にケース(31)が固定設置され
る構造になっている。前記駆動装置(3B)内部には一
方向に駆動するモーター(5b)が装着されており、前
記モーター(5b)の出力軸には出力ギヤ(51b)か
軸着されている。前記ケース(31)の底にお互に向き
合うように設置された一対の支持台(52b)には回転
軸(6b)が回転可能であると同時に軸方向へのスライ
ディング作動も可能に設置されている。
【0028】前記回転軸(6b)の一端には前記出力ギ
ヤ(51b)と噛み合わされる駆動ギヤ(61b)を軸
着して前記モーター(5b)から回転力を伝達され得る
ように構成されており、また前記回転軸(6b)の中間
部分即ち、回転軸(6b)を支持している一対の支持台
(52b)間には適当な距離で離隔された状態でお互に
向い合うように正・逆回転用ベベルギヤ(62b)、
(63b)が軸着されている。
【0029】また、前記回転軸(6b)の他端はアクチ
ュエーター(64b)と連結されているが、前記したア
クチュエーター(64b)は回転軸(6b)の回転作動
を許容しながら回転軸(6b)自体を一定距離押したり
引いたりする作動をするように構成されており、また前
記したアクチュエーター(64b)は図示していない電
気または電子回路によって定められた時間を周期として
押す作動と引く作動を反復するように構成されている。
例えば前記回転装置(2B)が60度(望ましくは60
度を少し外れた61〜65度程度)角度の範囲内で正・
逆方向に往復回転するように構成されている場合には、
回転装置(2B)が正方向に60度回転する時間の間に
は前記したアクチュエーター(64b)が回転軸(6
b)を引く作動を開始して正回転用ベベルキア(62
b)と連動ベベルギア(66b)が噛み合わされた状態
になるようにしている。他方、前記回転装置(2B)が
逆方向に角度60度の回転作動を開始する間には、前記
したアクチュエーター(64b)が回転軸(6b)を押
出し、逆回転用ベベルギヤ(63b)が連動ベベルギア
(66b)と噛み合わされるように構成されている。
【0030】前記のように、アクチュエーター(64
b)は、前記回転装置(2B)が設定された角度範囲を
正方向または逆方向に回転する時間を周期として回転軸
(6b)を押したり引いたりする作動を反復するように
構成することによって、前記回転装置(2B)を正・逆
方向に往復回転させるようになるものである。また、前
記したアクチュエーター(64b)は、空圧や油圧によ
って作動するシリンダーで構成出来る。または電気的に
往復運動するソレノイド等で構成することも出来る。
【0031】次に、前記回転軸(6b)の中間部分にギ
ヤが互に向い合うように設置された正・逆回転用ベベル
ギヤ(62b)、(63b)の上方を横切るように設置
される水平支持台(53b)には、垂直に設置される連
動軸(65b)が回転作動が可能なるように支持されて
おり、前記連動軸(65b)の下端に軸着された連動べ
べルギヤ(66b)は前に説明したように前記したアク
チユエーター(64b)の作動によって、前記の正回転
用べべルギヤ(62b)と逆回転用べべルギヤ(63
b)の各々に一定時間を周期として交代的に反復して噛
み合わされるように構成されている。例えば前記アクチ
ユエーター(64b)が回転軸(6b)を引いた場合
(図面上右側方向)には左側にある正回転用べベルギヤ
(62b)が連動べべルギヤ(66b)に噛み合わさ
れ、これと反対にアクチュエーター(64b)が回転軸
(6b)を押し出した場合(図面上左側方向)には、右
側にある逆回転用べべルギヤ(63b)が連動べべルギ
ヤ(66b)に噛み合わされるものである。
【0032】また前記連動軸(65b)の上端には回転
装置(2B)を正・逆方向に往復回転させる従動ギヤ
(67b)が軸着されており、前記従動ギヤ(67b)
は回転装置(2B)を正・逆に往復回転させる重要な作
用をするものである。即ち、前記従動ギヤ(67b)は
駆動装置(3B)のケース(31)内部を貫通する回転
装置(2B)の一側の弧形リング(21)の内周面に取
付けられたラックギア(25)に噛み合わして、回転装
置(2B)を正・逆に回転させる作動を遂行するように
なるものである。
【0033】また前記実施例でも、回転手段である前記
回転装置(2B)の底部は、前記駆動装置(3B)のケ
ース(31)内部を貫通する状態に固定設置される固定
ガイドレール(4)に回転作動が可能なるようにボール
ベアリング(45)で支持されており、そして外周面は
数個のガイドローラー(42)によって支持されてい
る。次に、前記実施例の回転装置(2B)には、風を吹
き込んでリントを除去する送風手段が、送風ファン(7
1b)により構成された複数の送風装置(7b)を一定
間隔に設置されている。
【0034】この実施例での送風手段である複数の送風
装置(7b)は、前記回転装置(2B)上に一定間隔に
設置された中空状の垂直支持捧(72b)と、前記垂直
支持捧(72b)に差しこまれて高さ調節が可能であっ
て高さ調節後にはその調節された位置で固定出来る高さ
調節具(73b)と,前記高さ調節具にヒンジ結合部
(74b)によって上、下に角度調節具が容易に取付け
られるファンモーター(75b)及び前記モーターの出
力軸に設置されて風を起こす送風ファン(71b)とで
構成されている。
【0035】従って前記回転装置(2B)が定められた
角度範囲を往復回転する時、複数の送風装置(7b)各
々に設置された送風ファン(71b)が送風作動をしな
がらリントを除去するものである。
【0036】次に、図14乃至図19の実施例は、丸編
機本体中心部の中央軸(14)上に別途に小直径で構成
された固定軸(14a)が設置された丸編機(1)に適
合した実施例であって、この実施例での回転手段である
回転装置(2C)は、小直径の固定軸(14a)の上、
下側に固定された固定具(25c)にべアリングで支持
されて回転が自由にできるように設置されており、前記
回転装置(2C)もまた二重管構造に構成されて内部に
連結通路(24c)が形成されている。
【0037】前記回転装置(2C)の上方には駆動手段
である駆動装置(3C)のケース(31)が上側固定具
(25c)に固定設置されており、前記駆動装置(3
C)のケース(31)一つの側底部には一方向に駆動す
るモーター(5c)と前記モーターの出力を減速させる
減速器(51c)とが設置され、前記減速器(51c)
の出力軸(52c)はケース(31)内部に延びてい
る。前記減速器(51c)の出力軸(52c)上端の回
転リンク(53c)末端にはカムリンク(54c)が連
結されている。
【0038】一方、前記回転装置(2C)の直上方に位
置するケース(31)の底部には回転装置(2C)の半
径より市さい半径を持つ弧形状の往復案内通路(32)
が形成されており、前記往復案内通路(32)を通して
回転装置(2C)の上面一つの側に突出された連結具
(26c)がケース(31)の内部に延びている。
【0039】前記回転リンク(53c)に連結されたカ
ムリンク(54c)の自由端は、空気供給口(27c)
によって前記した回転装置(2C)の連結具(26c)
に連結されており、前記空気供給口(27c)には外部
から圧縮空気を案内する空気ホース(28c)が連結さ
れている。
【0040】従って、前記駆動装置(3c)のモーター
(5c)が駆動されると、出力軸(52c)に取付けら
れた回転リンク(53c)は、一方向に回転されるが、
カムリンク(54c)は往復運動をしながら回転装置
(2C)を正・逆方向に往復回転させるものである。前
記実施例で、回転装置(2C)を正・逆に回転させる回
転角度は180度を越えないように構成することが望ま
しい。また回転角度の幅は回転リンク(53c)の長さ
を長くまたは短かくする構造で調整出来る。即ち、回転
リンク(53c)の長さが長い場合には、回転装置(2
C)の回転角度幅が広くなり、これと反対に回転リンク
(53c)の長さが短い場合には、回転角度の幅が狭く
なる。
【0041】そして、前記実施例の回転手段である回転
装置(2C)の底部にも、一定間隔に送風手段である複
数の送風装置(7c)が設置されているが、前記送風手
段の送風装置(7c)の各々は前述した実施例のように
金属製または合成樹脂製の蛇腹管等のフレクシブルな管
体で成る空気噴射管(71c)で構成して噴射ノズル
(72c)がニードル部位に向うように曲げられて、リ
ントを効率的に除去出来るように構成されている。
【0042】一方、図7の実施例は、回転装置(2A)
の外周面にラックギヤ(25)の代りに弧形状のリング
(25a)を設け、駆動装置(3A)の駆動ギヤ(6
a)の代りに駆動ローラー(61a)を設置した実施例
であって、この実施例は駆動ローラー(6a)と弧形状
のリング(25a)との摩擦抵抗を利用して回転装置
(2A)を往復回転させ得るように構成されたものであ
る。
【0043】このような構成原理で成る本発明の各実施
例の作用を説明する。先ず、図1乃至図6の実施例は回
転手段の回転装置(2A)に一定間隔で設置された送風
手段である複数の送風装置(7a)が圧縮空気を噴射す
る噴射供給管(71a)によりリントを除去するように
した実施例である。丸編機(1)の大直径中央軸(1
4)に設置されたリング形の回転装置(2A)は、駆動
装置(3A)のケース(31)に装着されている正・逆
モーター(5a)の出力ギヤ(51a)に噛み合わされ
た駆動ギヤ(6a)が回転装置(2A)をあらかじめ設
定された角度の範囲内で正・逆方向に往復回転させるよ
うになる。これにより前記回転装置(2A)に一定間隔
で連結された複数の送風装置(7a)が各々定められた
角度範囲を往復するようになり、前記回転装置(2A)
の一つの側の空気注入口(27)に連結された空気ホー
スを通して供給される圧縮空気は連結通路(24)に流
入されてそれ全体に拡散しながら空気噴射管(71a)
を通して排出されるが、前記空気注入口(27)と隣接
した空気供給口(26)の内径は狭いし、前記空気注入
具(27)から遠い距離に位置する空気供給口(26)
の内径は漸次に大きくなる状態で構成されているから、
空気注入口(27)に隣接した部分の空気圧は高く遠く
離れているほど空気圧は低い状態になっても、回転装置
(2A)に一定間隔で連結されている複数の送風装置
(7a)の各々の空気噴射管(71a)の噴射ノズル
(72a)で排出される空気噴射圧はみな均等な状態、
即ち、リントを除去するのに充分な空気圧で噴射される
ので、前記複数の空気噴射管(7a)の各々はそれ自体
が往復運動する範囲内にあるニードル部位(12)に積
み重なるリント、例えば、糸道(125)の部位とダイ
ヤル固定板(122)に水平状で設置されたダイヤル
(123)のニードル及びシリンダー(121)に垂直
状で設置されたニードルに積み重なるリント、を除去す
るに充分な噴射圧で空気を噴射するようになる。したが
ってニードル部位全般にわたって積み重なっていたり、
落ちたりするリントを効率的に除去出来る。また前記複
数の空気噴射管(7a)の設置角度は水平面であるダイ
ヤル(123)を基準として垂直に30度〜90度で設
置されているから、ニードル部位(12)に向って落ち
るか積み重なるリントをより効率的に除去出来るのであ
る。(図4参照)
【0044】次に、図8乃至図13の実施例は、回転手
段の回転装置(2B)に一定間隔で設置された送風装置
である複数の送風装置(7b)が送風ファン(71b)
によってリントを除去するように構成された実施例であ
って、丸編機(1)の中央軸(14)を包む前記回転装
置(3B)が正・逆方向に往復回転する作用を、先ず説
明すると次のようである。
【0045】前記駆動手段の駆動装置(3B)の内部に
装着されているモーター(5b)を駆動させると、出力
ギヤ(51b)に噛み合わされた駆動ギヤ(52b)が
回転されて、回転軸(6b)も共に回転するようにな
り、また前記回転軸(6b)の中間部分に互に対称的に
設置された正・逆回転用ベべルギヤ(62b)、(63
b)も同じ方向に回転している状態であるが、この時、
図12に示すように、アクチュエーター(64b)が前
記回転軸(6b)を図面上で右側に引きよせて正回転用
ベベルギヤ(62b)が連動べべルギヤ(66b)に噛
み合わされると、前記連動べべルギヤ(66b)は正方
向に回転する状態になり、これにより従動ギヤ(67
b)も正方向に回転しながら、ラックギヤ(25)を正
方向に回転させるので、回転装置(2B)は正方向に回
転されるようになっている。
【0046】前記のように、正回転用べべルギヤ(62
b)を連動べべルギヤ(66b)に噛み合わさせたアク
チュエーター(64b)は、前記の回転装置(2B)が
定められた角度に正回転する時まで、回転軸(6b)を
引きよせる作動を維持していて、前記回転装置(2B)
が定められた角度まで回転作動を完了する時点に到達す
ると、アクチュエーター(64b)は図13に示すよう
に回転軸(6b)を図面上で左側に押し出すようになる
から、正回転用べべルギヤ(62b)は連動ベベルギャ
(66b)から離脱される。逆回転用べべルギヤ(63
b)が連動べべルギヤ(66b)に噛み合わされる。こ
の時には従動ギヤ(67b)が逆方向に回転作動される
ため、回転装置(2B)も逆方向に回転されるものであ
る。
【0047】一方、前記のようにアクチュエーター(6
4b)が回転軸(6b)を押したり引いたりするに従っ
て駆動ギヤ(61b)が左、右に移動する状態になって
も駆動ギヤ(61b)が出力ギヤ(51b)に歯合され
た状態を持続的に維持出来るように幅が広く構成されて
いるので、モーター(5b)が駆動する間には出力ギヤ
(51b)は勿論のこと回転軸(6b)と正・逆回転用
べべルギヤ(62b、(63b)等は一方向に回転して
いる状態を維持しているようになる。このように一方向
に回転する正・逆回転用べべルギヤ(62b)、(63
b)の間に位置した連動べべルギヤ(67b)は、正回
転用べべルギヤ(62b)または逆回転用ベベルギヤ
(63b)に交代に噛み合わされるので、定められた角
度範囲内で周期的に正方向への回転作動と逆方向への回
転作動を反復するようになる。また前記したアクチュエ
ーター(64b)は回転装置(2B)か定められた角度
の範囲内で正方向または逆方向への回転作動か完了され
る時点で回転軸(6b)を押したり引いたりする作動を
反復するように構成されているので、丸編機(1)が作
動する間には前記した回転装置(2B)が定められた角
度の範囲内で正・逆方向への往復回転を反復するように
なるものである。
【0048】前記のように、定められた角度の範囲で往
復回転する前記回転装置(2B)には送風ファン(71
b)で構成される複数の送風装置(7b)が設置されて
いるので、前記回転装置(2B)が往復移動を反復する
に従って前記した各送風装置(7b)はニードル部位
(12)に向って強い風を吹き込んで、リントを除去す
るようになっている。
【0049】前記した送風装置(7b)の送風フアン
(71b)は、回転装置(2B)上に一定間隔に設置さ
れた垂直支持捧(72b)に差しこまれている高さ調節
具(73b)によって上、下に移動調節出来るから、送
風ファン(71b)の設置位置をニードル部位(12)
でリントを除去するのにもっとも適合する高さに固定さ
せることができる。また前記高さ調節具(73b)に角
度調節が可能に組み立てられたヒンジ結合部(74b)
の締め付けボルトを若干弛めた後に、前記ファンモータ
ー(75)を上、下に角度調節すると、送風ファン(7
1b)も共に角度調節されて前記送風ファン(71b)
の設置角度をニードル部位(12)でリントを除去する
のにもっとも適合した角度に調整した後に、ヒンジ結合
部(74c)の締め付けボルトを締め付けて、ファンモ
ーター(75b)及び送風ファン(71b)を調整され
た設置角度で固定させ得るようになっている。
【0050】前記のような実施例の回転装置(2b)
は、少くとも一定間隔に設置された複数の送風装置(7
b)の設置間隔より少し広い角度幅、例えば,互に等間
隔に設置された送風ファンと送風ファンとの設置間隔を
少し外れた角度幅を正・逆方向に往復回転するように構
成されているので、送風ファン(71b)に構成された
複数の送風装置(7b)はニードル部位(12)全般に
瓦って均等に風を吹き込むようになって、ニ一ドル部位
のリントを効果的に除去出来るものである。
【0051】次に、図14乃至図19の実施例のよう
に、丸編機(1)の小直径固定軸(14a)に設置され
た送風手段を円筒形の回転装置(2C)に構成した場合
は、駆動手段の駆動装置(3C)に装着されたモーター
(5c)の出力軸(52c)に設置された回転リンク
(53c)が円運動をするに従って、カムリンク(54
c)が左、右に往復運動しながら空圧分配回転体(2
C)を一定角度の範囲内で往復運動をさせるようになっ
ている。
【0052】即ち、図17に示すように、回転リンク
(53c)が出力軸(52c)と固定軸(14a)を繋
ぐ中心線を基準として図面で下側に位置して時計方向に
回転する状態である場合には、カムリンク(54c)は
図面上の左側に移動する状態になり、この時は連結具
(26c)が往復案内通路(32)に従って反時計方向
に回転する状態になる。そして図18のように回転リン
ク(53c)が出力軸(52c)と固定軸(14a)を
繋ぐ中心線を基準として図面上の上側に位置して時計方
向に回転する状態である場合にはカムリンク(54c)
が図面上の右側に移動する状態であって、この時には連
結具(26c)が往復案内通路(32)に従って時計方
向に回転する状態になる。前記のように回転リンク(5
3c)が円運動をするに従ってカムリンク(54c)は
直線状に往復運動しながら、回転装置(2C)を左、右
に往復運動させるようになり,これにより回転装置(2
C)の底部に一定間隔で連結された複数の送風装置(7
c)を構成している各空気噴射管(71c)は定められ
た角度の範囲内で往復運動をしながら、圧縮空気を噴射
するようになる。この実施例の場合は回転手段である回
転装置(2C)が円筒形に構成されているので、一つの
側の空気注入口(27c)を通して注入された空気圧は
連結通路(24c)全体に均等に拡散された状態にな
り、複数の空気噴射管(71c)に噴射される圧縮空気
はリントを除去するのに充分な噴射圧で噴射されるの
で、ニードル部位(12)全般にわたって積み重なるリ
ントを均等に除去出来るものである。そして前記実施例
の場合においても複数の空気噴射管の設置角度をダイヤ
ル(123)に対して垂直方向に角度30度〜90度の
範囲内で設置することによってニードル部位(12)全
般にわたって積み重なっていたり落ちたりするリントを
効率的に除去出来るものである。
【0053】
【発明の効果】以上のような本発明によると、丸編機の
中心部に設置された大直径または小直径の中央軸の周囲
を包むように設置される回転手段である回転装置を駆動
手段の駆動装置で回転可能に設置するものにおいて、前
記駆動装置が前記回転装置自体を一方向に回転させない
で正・逆方向に往復運動させるようにする手段で、前記
回転装置に圧縮空気を供給する空気ホースや電気を供給
する電線等が中央軸に対して捻れないようにする効果を
期待出来る。また前記回転装置に設置される送風手段で
ある複数の送風装置の往復運動範囲が隣接したものどう
し相互間に重複して空気を噴射または送風して、リント
を除去することによって、ニードル部位全般、即ち、シ
リンダーに設置されたニードルとダイヤルに設置された
ニードル及び糸道にわたって積み重なるリントを均等に
除去出来るようにする効果をもたらす。また回転装置自
体は組立式に構成されているので、丸編機を製作する時
は勿論のこと既に使用中の丸編機にも容易く組み立て設
置出来る利点を提供する有用な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した丸編機の大直径中央軸に圧縮
空気を噴射する空気噴射管で構成された送風装置が適用
された回転装置の設置状態を示した概略図。
【図2】図1の実施例の回転装置及び駆動装置を拡大し
て示す斜視図。
【図3】図1の実施例の回転装置及び駆動装置の設置状
態を示した断面図。
【図4】図1の実施例の回転装置の空気噴射管が圧縮空
気を噴射する作動状態を示す図。
【図5】図3のA−A線断面図であって、空気噴射管の
往復作動状態を示す図。
【図6】図1の実施例の回転装置の一面(上面)に設置
される複数の空気噴射管に空気を供給する空気供給口の
内径が漸次に大きくなることを示した断面図。
【図7】図1の実施例の回転装置と駆動装置の間の動力
伝達構造の変形例を示す平断面図。
【図8】本発明の他の一実施例を示し、丸編機の大直径
中央軸に送風ファンで構成された送風装置を適用した回
転装置の設置状態を表示した概略図。
【図9】図8の実施例に適用された回転装置と駆動装置
の結合状態を示した一部断面斜視図。
【図10】図8の実施例に適用された回転装置と駆動装
置の設置状態を示した拡大断面図。
【図11】図10のB−B線断面図。
【図12】図8の実施例に適用された駆動装置の作動状
態を示す断面図。
【図13】図8の実施例に適用された駆動装置の作動状
態を示す断面図。
【図14】本発明のまた他の一実施例を示し、丸編機小
直径中央軸に設置される回転装置と駆動装置の設置状態
を示した概略図。
【図15】図14の実施例の回転装置と駆動装置の一部
を切開して示す斜視図。
【図16】図14の実施例の回転装置と駆動装置との設
置状態を示す断面図。
【図17】図14の実施例の回転装置を正・逆に往復運
動させる駆動装置の作動状態の説明図。
【図18】図14の実施例の回転装置を正・逆に往復運
動させる駆動装置の作動状態の説明図。
【図19】図16のC−C線でとった断面図であって、
回転装置と複数の空気噴射管の作動状態を示す図。
【図20】従来技術の丸編機の正面図。
【図21】前記従来技術のニードルプロワーの構成を見
せる一部拡大断面図。
【図22】他の従来技術の丸編機正面図及び一部斜視
図。
【図23】他の従来技術の丸編機正面図及び一部斜視
図。
【符号の説明】
1・・・丸編機 2A、2B、2C・・・回転装置 3A、3B、3C・・・駆動装置 4・・・固定ガイドレール 5a、5b、5c・・・モーター 6a、61b・・・駆動ギヤ 6b・・・回転軸 7a、7b、7c・・・送風装置 21、22・・・弧形リング 23・・・シール材 24、24c・・・連結通路 25・・・ラックギヤ 31・・・ケース 32・・・往復案内通路 41・・・固定具 42・・・ガイドローフー 51a、51b・・・出力ギヤ 51c・・・減速器 52b・・・支持台 52c・・・出力軸 53b・・・水平支持台 53c・・・回転リンク 54c・・・カムリンク 62b、63b・・・正・逆回転用べべルギヤ 64b・・・アクチュエーター 65b・・・連動軸 66b;連動べべルギヤ 67b・・・従動ギヤ 71a、71c・・・空気噴射管 71b・・・送風ファン 72a、72c・・・噴射ノズル 72b・・・垂直支持捧 73b・・・高さ調節具 75b・・・ファンモーター

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸編機の中央軸を包んだ状態でありなが
    ら原糸群の内部に位置して正・逆方向に往復回転を反復
    する回転装置で構成される回転手段と、前記回転装置上
    に一定間隔で設置されてニードル部位に向って風を送る
    複数の送風装置で構成される送風手段と、前記中央軸周
    囲の一つの側に固定設置されて前記回転装置を角度36
    0度より小角度の一定角度の範囲だけを正・逆方向に連
    続して反復的に往復回転させる駆動装置で構成される駆
    動手段からなり、前記駆動手段によって定められた角度
    範囲内で正・逆に往復回転する回転手段と結合された送
    風手段の各送風装置が往復移動しながらニードル部位の
    リントを除去するように構成することを特徴とする丸編
    機の正・逆回転式リント除去方法。
  2. 【請求項2】 前記回転装置上に一定間隔に設置される
    複数の送風装置は、外部から圧縮空気が供給されて噴射
    する複数の空気噴射管で構成され、前記各空気噴射管か
    ら吹き出す強い風でニードル部位のリントを除去するこ
    とを特徴とする請求項1記載の丸編機の正・逆回転式リ
    ント除去方法。
  3. 【請求項3】 前記回転装置上に一定間隔に設置される
    複数の送風装置は、外部から電源を供給されて回転しな
    がら強い風を吹き出す複数の送風ファンで構成され、前
    記各送風ファンから吹き出す強い風でニードル部位のリ
    ントを除去することを特徴とする請求項1記載の丸編機
    の正・逆回転式リント除去方法。
  4. 【請求項4】 前記丸編機の大直径及び小直径の中央軸
    周囲を包んだ状態でありながら原糸群の内部に位置して
    正・逆に回転可能に設置される回転装置と、前記回転装
    置に一定間隔で設置されて丸編機のニードル部位に向っ
    て強い風を吹き出す複数の送風装置と、前記丸編機の中
    央軸周囲の一つの側に固定設置され前記回転装置を36
    0度より小さい小角度の一定角度の範囲内で正・逆方向
    に連続して往復移動を反復させる駆動装置とを具備し、
    丸編機の編織作動中に前記各送風装置で発生される強い
    風でニードル部位のリントを除去するように構成したこ
    とを特徴とする丸編機の正・逆回転式リント除去装置。
  5. 【請求項5】 前記回転装置は丸編機の大直径及び小直
    径の中央軸を包んだ状態で回転可能に設置される中が空
    いた管体及び二重管構造の円筒管体で構成され、外部か
    ら供給される圧縮空気や電線を送風装置に供給及び配線
    出来るように連結通路が形成されたことを特徴とする請
    求項4記載の丸編機の正・逆回転式リント除去装置。
  6. 【請求項6】 前記回転装置は、丸編機の大直径及び小
    直径の中央軸を包み得る半径を持つ2個以上の弧形リン
    グが円形に組立てられることを特徴とする請求項4記載
    の丸編機の正・逆回転式リント除去装置。
  7. 【請求項7】 前記回転装置に一定間隔で設置される複
    数の各送風装置は、前記回転装置の連結通路と連通する
    ように連結され,前記回転装置の一つの側に連結された
    空気ホースを通して連結通路に供給された圧縮空気をニ
    ードル部位に向って噴射させ得るように曲げ易いフレク
    シブルな管体で形成された空気噴射管で構成されたこと
    を特徴とする請求項4記載の丸編機の正・逆回転式リン
    ト除去装置。
  8. 【請求項8】 前記回転装置に設置される複数の各送風
    装置は、前記回転装置上に一定間隔で固定設置される垂
    直支持捧と、前記垂直支持捧に上、下への高さ調節が可
    能なるように附着される高さ調節具と、前記高さ調節具
    にヒンジ結合されて上、下への角度調節が可能なるよう
    に設置されるファンモーター及び前記ファンモーターの
    出力軸に設置されて回転しながら強い風を吹き出す送風
    ファンで構成されたことを特徴とする請求項4記載の丸
    編機の正・逆回転式リント除去装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動装置の動力源は、正・逆に駆動
    する正・逆モーターであることを特徴とする請求項4記
    載の丸編機の正・逆回転式リント除去装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動装置の動力源は、一方向に駆
    動する一方向モーターであることを特徴とする請求項4
    記載の丸編機の正・逆回転式リント除去装置。
  11. 【請求項11】 前記駆動装置は、ケース内部に装着さ
    れる動力源である正・逆モーターと、前記正・逆モータ
    ーの出力軸に設置された出力ギアと、前記出力ギアに噛
    み合わされて減速回転する駆動ギアで構成され、前記駆
    動ギアが正・逆への回転作動を反復しながら前記回転装
    置を一定角度範囲内で往復回転させるように構成された
    ことを特徴とする請求項4又は9のいずれかに記載の丸
    編機の正・逆回転式リント除去装置。
  12. 【請求項12】 前記駆動装置は、ケース内部に装着さ
    れる動力源である一方向モーターと、前記一方向モータ
    ーの出力軸に軸着される出力ギアと噛み合わされて動力
    を伝達される駆動ギアが一端に設置されている回転軸
    と、前記回転軸の中間部分にギア部分が互に向い合うよ
    うに対称的に設置される正・逆回転用べべルギアと、前
    記正・逆回転用べべルギアの中間部分に設置されて前記
    した正・逆回転用べべルギア各々に交代的に噛み合わさ
    れながら正方向及び逆方向の回転作動を周期的に反復す
    る連動べべルギアと、前記回転軸の他端に連結されて前
    記の回転軸を一定時間を周期として押したり引いたりす
    る作動を反復して前記連動べべルギアを正・逆回転用べ
    べルギア各々に交代的に噛み合わさせるアクチュエータ
    ーと、前記連動べべルギアと同じ軸上に設置された状態
    で前記回転装置のラックギアに噛み合わされて前記回転
    装置を一定角度の範囲内で正・逆方向に往復回転させる
    ように構成されたことを特徴とする請求項4又は10の
    いずれかに記載の丸編機の正・逆回転式リント除去装
    置。
  13. 【請求項13】 前記駆動装置は、ケース外部に減速器
    と共に装着される一方向モーターと、前記ケース内部に
    進入されたモーターの出力軸に一端が固定附着される回
    転リンクと、前記回転リンクの自由端に一端が連結され
    るカムリンクとを備え、前記カムリンクの自由端はケー
    スの往復案内通路を通してケース内部に進入された前記
    回転装置の連結具に外部から圧縮空気を供給する空気注
    入具と共に連結させる構造であり、前記一方向モーター
    の駆動時に回転リンクが一方向に回転するに従ってカム
    リンクが往復作動しながら前記回転装置を一定角度の範
    囲内で往復回転させるように構成されたことを特徴とす
    る請求項4又は10のいずれかに記載の丸編機の正・逆
    回転式リント除去装置。
  14. 【請求項14】 前記駆動装置のアクチュエーターは、
    電気・電子回路によって一定時間を周期として回転軸を
    一定距離に押したり引いたりする作動を反復するように
    構成されたことを特徴とする請求項4又は12のいずれ
    かに記載の丸編機の正・逆回転式リント除去装置。
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