JP2000236865A - 喫煙用具 - Google Patents
喫煙用具Info
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- JP2000236865A JP2000236865A JP11043495A JP4349599A JP2000236865A JP 2000236865 A JP2000236865 A JP 2000236865A JP 11043495 A JP11043495 A JP 11043495A JP 4349599 A JP4349599 A JP 4349599A JP 2000236865 A JP2000236865 A JP 2000236865A
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- tobacco
- smoking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シガレットライターを用い、かつ比較的簡単
な構成により、喫煙時の煙の発生を抑制することができ
る喫煙用具を提供する。 【解決手段】 ライター２０を操作して着火させ、着火
炎Ｆにより加熱筒体１内の収納筒体３を加熱し、収納筒
体３内部のタバコＴを熱して蒸し焼き状態にする。この
状態で喫煙者が吸口部材８を口に当てて吸引すると、外
部からの空気が通気部材４の通気路４ａを通って収納筒
体３内へ入るため、収納筒体３内部の気体状（多少の煙
の発生を伴う）になっているタバコ成分を空気と共に吸
うことができる。このとき、収納筒体３部分からはタバ
コの煙は発生しない。
な構成により、喫煙時の煙の発生を抑制することができ
る喫煙用具を提供する。 【解決手段】 ライター２０を操作して着火させ、着火
炎Ｆにより加熱筒体１内の収納筒体３を加熱し、収納筒
体３内部のタバコＴを熱して蒸し焼き状態にする。この
状態で喫煙者が吸口部材８を口に当てて吸引すると、外
部からの空気が通気部材４の通気路４ａを通って収納筒
体３内へ入るため、収納筒体３内部の気体状（多少の煙
の発生を伴う）になっているタバコ成分を空気と共に吸
うことができる。このとき、収納筒体３部分からはタバ
コの煙は発生しない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、タバコを吸うため
の喫煙用具に係り、特に喫煙時の煙の発生をなくすよう
にした喫煙用具に関するものである。
の喫煙用具に係り、特に喫煙時の煙の発生をなくすよう
にした喫煙用具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年の嫌煙権の問題における中心となる
課題は、喫煙時に発生するタバコの煙がタバコを吸わな
い者に対しても影響を与えることであり、この問題に対
応するため、各所において喫煙場所を限定したり、ある
いは室内では喫煙を許さないような状況にするようにな
ってきている。
課題は、喫煙時に発生するタバコの煙がタバコを吸わな
い者に対しても影響を与えることであり、この問題に対
応するため、各所において喫煙場所を限定したり、ある
いは室内では喫煙を許さないような状況にするようにな
ってきている。
【０００３】そして、近年ではタバコに付設されるフィ
ルターなどに工夫をして煙の発生を少なくしたり、タバ
コの煙が外部に広まらないように煙を吸引する装置、あ
るいはタバコの煙が発生し難くした喫煙用の器具が開発
されている。
ルターなどに工夫をして煙の発生を少なくしたり、タバ
コの煙が外部に広まらないように煙を吸引する装置、あ
るいはタバコの煙が発生し難くした喫煙用の器具が開発
されている。
【０００４】例えば、喫煙用の器具にあっては、タバコ
を燃焼させずに燃焼煙を発生させない程度に加熱して、
その状態において発生したタバコ成分を吸うようにした
喫煙用の器具がある。
を燃焼させずに燃焼煙を発生させない程度に加熱して、
その状態において発生したタバコ成分を吸うようにした
喫煙用の器具がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の喫煙時の煙を抑
制するようにした喫煙用の器具では、タバコを燃焼しな
い程度に加熱するための手段として、タバコに直接接触
させたニクロム線ヒータを用いたものが知られている
が、ヒータを加熱するための電源として商用電源を用い
たり、あるいは携帯時においても使用可能にするために
充電電池を内蔵するようにしている。
制するようにした喫煙用の器具では、タバコを燃焼しな
い程度に加熱するための手段として、タバコに直接接触
させたニクロム線ヒータを用いたものが知られている
が、ヒータを加熱するための電源として商用電源を用い
たり、あるいは携帯時においても使用可能にするために
充電電池を内蔵するようにしている。
【０００６】このため、前記従来の喫煙用の器具は、各
種電気部品を使用すること等から全体として大型にな
り、またコストが高くなるという問題があった。
種電気部品を使用すること等から全体として大型にな
り、またコストが高くなるという問題があった。
【０００７】本発明の目的は、前記従来の問題を解決
し、シガレットライターを用い、かつ比較的簡単な構成
により、喫煙時の煙の発生を抑制することができる喫煙
用具を提供することにある。
し、シガレットライターを用い、かつ比較的簡単な構成
により、喫煙時の煙の発生を抑制することができる喫煙
用具を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の喫煙用具は、内部にタバコを収納し、かつ
一部に外部と連通する通気部が設けられた耐熱性部材か
らなる収納部と、この収納部に連通する通道が設けられ
た吸口部とを備え、前記収納部をシガレットライターの
炎によって外部から加熱し、収納されている前記タバコ
を熱することによってタバコの成分を、前記通道を通し
て前記吸口部から吸引するように構成したものであり、
この構成によって、シガレットライターを使用して、収
納部内のタバコを外部から加熱し、内部のタバコを、い
わゆる蒸し焼き状態にして、タバコの成分を吸口部から
吸うことができるために、吸口部から多少の煙が発生す
ることはあっても、タバコの燃焼煙が発生することはな
い。
め、本発明の喫煙用具は、内部にタバコを収納し、かつ
一部に外部と連通する通気部が設けられた耐熱性部材か
らなる収納部と、この収納部に連通する通道が設けられ
た吸口部とを備え、前記収納部をシガレットライターの
炎によって外部から加熱し、収納されている前記タバコ
を熱することによってタバコの成分を、前記通道を通し
て前記吸口部から吸引するように構成したものであり、
この構成によって、シガレットライターを使用して、収
納部内のタバコを外部から加熱し、内部のタバコを、い
わゆる蒸し焼き状態にして、タバコの成分を吸口部から
吸うことができるために、吸口部から多少の煙が発生す
ることはあっても、タバコの燃焼煙が発生することはな
い。
【０００９】また本発明は、内部にタバコを収納し、か
つ一部に外部と連通する通気部が設けられた耐熱性部材
からなる収納部と、この収納部を上部に保持し、かつ下
部開口に前記収納部を外部から加熱するためのシガレッ
トライターの火口部分が設置される加熱筒体と、この加
熱筒体の外周を覆う耐熱性部材からなる断熱カバー体
と、前記収納部に連通する通道を有する吸口部とを備
え、前記収納部をシガレットライターの炎によって外部
から加熱し、収納された前記タバコを熱することによっ
てタバコの成分を、前記通道を通して前記吸口部から吸
引するように構成したものであり、この構成によって、
前記発明と同様な作用効果を得ることができ、かつシガ
レットライターを使用しても、断熱カバー体を用いるな
ど、安全で簡潔な構成にすることができる。
つ一部に外部と連通する通気部が設けられた耐熱性部材
からなる収納部と、この収納部を上部に保持し、かつ下
部開口に前記収納部を外部から加熱するためのシガレッ
トライターの火口部分が設置される加熱筒体と、この加
熱筒体の外周を覆う耐熱性部材からなる断熱カバー体
と、前記収納部に連通する通道を有する吸口部とを備
え、前記収納部をシガレットライターの炎によって外部
から加熱し、収納された前記タバコを熱することによっ
てタバコの成分を、前記通道を通して前記吸口部から吸
引するように構成したものであり、この構成によって、
前記発明と同様な作用効果を得ることができ、かつシガ
レットライターを使用しても、断熱カバー体を用いるな
ど、安全で簡潔な構成にすることができる。
【００１０】また本発明は、前記収納部を、前記加熱筒
体の内部空間部に一部が突出するように、前記加熱筒体
の側壁部に設けた構成を採用することができる。
体の内部空間部に一部が突出するように、前記加熱筒体
の側壁部に設けた構成を採用することができる。
【００１１】また本発明は、前記収納部を、前記加熱筒
体の内部空間部の略中央に設けた構成を採用することが
できる。
体の内部空間部の略中央に設けた構成を採用することが
できる。
【００１２】また本発明は、前記収納部と前記吸口部と
の間に、吸口部の前記通道に連通する通道が設けられた
金属部材からなる放熱用筒体と、前記通道に連通する通
道が設けられた耐熱性部材からなる断熱筒体とを連結し
たものであり、この構成によって、吸口部から安全に、
かつ冷えた気体状態でタバコの成分を吸うことができ
る。
の間に、吸口部の前記通道に連通する通道が設けられた
金属部材からなる放熱用筒体と、前記通道に連通する通
道が設けられた耐熱性部材からなる断熱筒体とを連結し
たものであり、この構成によって、吸口部から安全に、
かつ冷えた気体状態でタバコの成分を吸うことができ
る。
【００１３】また本発明は、前記断熱筒体あるいは吸口
部の少なくともいずれか一方における前記通道の内部に
タール類などを吸着するためのフィルターを設けたもの
であり、この構成によって、フィルターを適宜選択する
ことにより、喫煙者の好みに合った味にすることができ
る。
部の少なくともいずれか一方における前記通道の内部に
タール類などを吸着するためのフィルターを設けたもの
であり、この構成によって、フィルターを適宜選択する
ことにより、喫煙者の好みに合った味にすることができ
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１５】図１は本発明の第１実施形態を説明するた
めの喫煙用具全体の断面図、図２は第１実施形態におけ
る要部の底面図、図３は第１実施形態における各部材の
形状などを示す分解斜視図であり、１は、上下が開口し
た円筒状の耐熱材料の金属からなり、下部全周に細かな
通気窓２が複数個形成された加熱筒体、３は、内部にタ
バコ（タバコの形態としては、刻みタバコ状態のもの、
あるいは本例のようにタバコ粉を錠剤状に成形したもの
など）Ｔが収納され、加熱筒体１の上部開口近傍におけ
る側壁に横方向に延出するように設けられた耐熱材料の
金属からなる収納筒体、４は、収納筒体３に一方の開口
部が固定され、他方の開口部が加熱筒体１の側壁に固定
されて、外部から空気を収納筒体３内へ導入する通気路
４ａが設けられている耐熱材料の金属からなる管状の通
気部材である。
めの喫煙用具全体の断面図、図２は第１実施形態におけ
る要部の底面図、図３は第１実施形態における各部材の
形状などを示す分解斜視図であり、１は、上下が開口し
た円筒状の耐熱材料の金属からなり、下部全周に細かな
通気窓２が複数個形成された加熱筒体、３は、内部にタ
バコ（タバコの形態としては、刻みタバコ状態のもの、
あるいは本例のようにタバコ粉を錠剤状に成形したもの
など）Ｔが収納され、加熱筒体１の上部開口近傍におけ
る側壁に横方向に延出するように設けられた耐熱材料の
金属からなる収納筒体、４は、収納筒体３に一方の開口
部が固定され、他方の開口部が加熱筒体１の側壁に固定
されて、外部から空気を収納筒体３内へ導入する通気路
４ａが設けられている耐熱材料の金属からなる管状の通
気部材である。
【００１６】５は、収納筒体３の外部開口３ａ側に一端
部が螺合し、外周部に多数の放熱用のフィン６が刻設さ
れた放熱用筒体、７は、放熱用筒体５に横方向に貫通す
るように設けられた通道５ａと連通する通道７ａが設け
られ、一端部が放熱用筒体５に嵌合する耐熱性プラスチ
ックなどからなる断熱筒体、８は、断熱筒体７の通道７
ａと連通する通道８ａが設けられ、一端部が断熱筒体７
に螺合するプラスチック製の吸口部材、９は、本例では
断熱筒体７および吸口部材８の通道７ａ，８ａ内部に配
設されて、通道７ａ，８ａを通過するタバコＴの煙成分
からタール類を吸着するフィルターである。
部が螺合し、外周部に多数の放熱用のフィン６が刻設さ
れた放熱用筒体、７は、放熱用筒体５に横方向に貫通す
るように設けられた通道５ａと連通する通道７ａが設け
られ、一端部が放熱用筒体５に嵌合する耐熱性プラスチ
ックなどからなる断熱筒体、８は、断熱筒体７の通道７
ａと連通する通道８ａが設けられ、一端部が断熱筒体７
に螺合するプラスチック製の吸口部材、９は、本例では
断熱筒体７および吸口部材８の通道７ａ，８ａ内部に配
設されて、通道７ａ，８ａを通過するタバコＴの煙成分
からタール類を吸着するフィルターである。
【００１７】１０は、耐熱性プラスチックからなる筒状
の断熱カバーであって、下部開口１０ａ近傍の内壁に複
数の突起１１が形成されており、内部空間に加熱筒体１
が入り、突起１１において断熱カバー１０の内側壁が加
熱筒体１の外側壁に嵌合することによって、外部に通じ
る隙間Ｂが断熱カバー１０と加熱筒体１との間に形成さ
れる。断熱カバー１０の上部一側には、放熱用筒体５の
下側部分を覆う収納溝部１２ａが形成された突出部１２
が一体に形成されている。
の断熱カバーであって、下部開口１０ａ近傍の内壁に複
数の突起１１が形成されており、内部空間に加熱筒体１
が入り、突起１１において断熱カバー１０の内側壁が加
熱筒体１の外側壁に嵌合することによって、外部に通じ
る隙間Ｂが断熱カバー１０と加熱筒体１との間に形成さ
れる。断熱カバー１０の上部一側には、放熱用筒体５の
下側部分を覆う収納溝部１２ａが形成された突出部１２
が一体に形成されている。
【００１８】断熱カバー１０は、喫煙時に加熱状態にな
る加熱筒体１と放熱用筒体５とに、喫煙者の手などが触
れないようにする安全カバーとして機能する。
る加熱筒体１と放熱用筒体５とに、喫煙者の手などが触
れないようにする安全カバーとして機能する。
【００１９】次に、前記構成の第１実施形態の使用方法
を説明する。
を説明する。
【００２０】まず、収納筒体３の外部開口３ａから放熱
用筒体５を取り外し、外部開口３ａから内部にタバコＴ
を入れ、その後、収納筒体３の外部開口３ａに放熱用筒
体５を螺合することにより、既に連結している断熱筒体
７および吸口部材８を図１に示す状態にセットする。そ
して、本例ではシガレットライター２０として、いわゆ
るターボライター（火力の強いライターが効果的であ
る）を用い、図４に示すように、そのライター２０の火
口２１を加熱筒体１の下部開口における内周部に嵌合さ
せる。
用筒体５を取り外し、外部開口３ａから内部にタバコＴ
を入れ、その後、収納筒体３の外部開口３ａに放熱用筒
体５を螺合することにより、既に連結している断熱筒体
７および吸口部材８を図１に示す状態にセットする。そ
して、本例ではシガレットライター２０として、いわゆ
るターボライター（火力の強いライターが効果的であ
る）を用い、図４に示すように、そのライター２０の火
口２１を加熱筒体１の下部開口における内周部に嵌合さ
せる。
【００２１】この状態で喫煙が可能になり、ライター２
０の操作ボタン（ライターおよび操作ボタンの形状など
は本例のものに限定されない）２２を押圧して着火する
と、着火炎Ｆが加熱筒体１の内部空間に広がって収納筒
体３を加熱する。この加熱によって、収納筒体３内部の
タバコＴは熱せられて、蒸し焼き状態になる。
０の操作ボタン（ライターおよび操作ボタンの形状など
は本例のものに限定されない）２２を押圧して着火する
と、着火炎Ｆが加熱筒体１の内部空間に広がって収納筒
体３を加熱する。この加熱によって、収納筒体３内部の
タバコＴは熱せられて、蒸し焼き状態になる。
【００２２】そして、喫煙者が吸口部材８を口に当てて
吸引すると、通気部材４の通気路４ａを通って外部から
の空気が収納筒体３内へ入るため、収納筒体３内部にお
いて気体状（多少の煙の発生を伴う）になっているタバ
コ成分が空気と共に吸口部材８方向へと吸い寄せられる
ため、通道５ａ，７ａ，８ａ、およびフィルター９を通
してタバコ成分を吸うことができる（本発明では、この
状態を喫煙という）。このタバコ成分はタバコＴが加熱
（約２００℃）されていれば発生する。
吸引すると、通気部材４の通気路４ａを通って外部から
の空気が収納筒体３内へ入るため、収納筒体３内部にお
いて気体状（多少の煙の発生を伴う）になっているタバ
コ成分が空気と共に吸口部材８方向へと吸い寄せられる
ため、通道５ａ，７ａ，８ａ、およびフィルター９を通
してタバコ成分を吸うことができる（本発明では、この
状態を喫煙という）。このタバコ成分はタバコＴが加熱
（約２００℃）されていれば発生する。
【００２３】したがって、一度着火させて前記のように
収納筒体３を過熱させた後、操作ボタン２２を離して消
火させても成分発生温度であれば喫煙は可能である。そ
して、喫煙者は、タバコ成分がなくなるように感じられ
たら、再びライター２０の操作ボタン２２を押圧して着
火させて、収納筒体３を加熱させタバコ成分を発生させ
ることにより、再び喫煙することができる。この動作を
繰り返すことによって、全タバコ成分を吸うことができ
る。
収納筒体３を過熱させた後、操作ボタン２２を離して消
火させても成分発生温度であれば喫煙は可能である。そ
して、喫煙者は、タバコ成分がなくなるように感じられ
たら、再びライター２０の操作ボタン２２を押圧して着
火させて、収納筒体３を加熱させタバコ成分を発生させ
ることにより、再び喫煙することができる。この動作を
繰り返すことによって、全タバコ成分を吸うことができ
る。
【００２４】前記加熱喫煙動作中、喫煙者は、図４に示
すライター２０のタンク部２３を手で持ち、吸口部材８
からタバコ成分を吸うことになるが、本喫煙用具がライ
ター２０の着火炎の熱を利用するものであって、一部に
おいて加熱状態にある喫煙用具を手で持って喫煙するこ
とになり、さらに喫煙後にも各部においてかなりの残留
熱が存在するために、喫煙者が触れることによって火傷
などの恐れがあるが、第１実施形態では、断熱カバー１
０が、喫煙時に加熱状態になる加熱筒体１と放熱用筒体
５とを覆い、かつ隙間Ｂが空気断熱層として断熱カバー
１０と加熱筒体１間に形成される断熱構造になっている
ため、喫煙用具を構成する部材における加熱部分に喫煙
者が触れずに保護される。
すライター２０のタンク部２３を手で持ち、吸口部材８
からタバコ成分を吸うことになるが、本喫煙用具がライ
ター２０の着火炎の熱を利用するものであって、一部に
おいて加熱状態にある喫煙用具を手で持って喫煙するこ
とになり、さらに喫煙後にも各部においてかなりの残留
熱が存在するために、喫煙者が触れることによって火傷
などの恐れがあるが、第１実施形態では、断熱カバー１
０が、喫煙時に加熱状態になる加熱筒体１と放熱用筒体
５とを覆い、かつ隙間Ｂが空気断熱層として断熱カバー
１０と加熱筒体１間に形成される断熱構造になっている
ため、喫煙用具を構成する部材における加熱部分に喫煙
者が触れずに保護される。
【００２５】さらに加熱筒体１には、下部開口近傍の全
周に複数の細かな通気窓２を形成しており、加熱筒体１
における熱が、喫煙者の手に近く、かつライター２０の
火口２２が嵌合する部位である加熱筒体１の下部に伝達
することを抑制するようにしている。また収納筒体３に
は放熱用のフィン６が刻設された放熱用筒体５を連結す
ることによって、喫煙後のこの部位の冷却を早めるよう
にしている。
周に複数の細かな通気窓２を形成しており、加熱筒体１
における熱が、喫煙者の手に近く、かつライター２０の
火口２２が嵌合する部位である加熱筒体１の下部に伝達
することを抑制するようにしている。また収納筒体３に
は放熱用のフィン６が刻設された放熱用筒体５を連結す
ることによって、喫煙後のこの部位の冷却を早めるよう
にしている。
【００２６】なお、放熱用筒体５としては、フィン６を
形成させずに金属製の中空柱体の外周にスプリングを巻
回するようにして、空気と接触する表面積を広くするよ
うにして冷却効果を得ることも考えられる。
形成させずに金属製の中空柱体の外周にスプリングを巻
回するようにして、空気と接触する表面積を広くするよ
うにして冷却効果を得ることも考えられる。
【００２７】図５は本発明の第２実施形態を説明するた
めの喫煙用具全体の断面図であり、基本的には前記第１
実施形態の構成と同様であるので、図１〜図４にて説明
した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説
明は省略する。第２実施形態の喫煙用具が第１実施形態
のものと異なる点は収納筒体３の加熱筒体１に対する設
置構成である。
めの喫煙用具全体の断面図であり、基本的には前記第１
実施形態の構成と同様であるので、図１〜図４にて説明
した部材に対応する部材には同一符号を付して詳しい説
明は省略する。第２実施形態の喫煙用具が第１実施形態
のものと異なる点は収納筒体３の加熱筒体１に対する設
置構成である。
【００２８】すなわち、第２実施形態では、加熱筒体１
における内部空間における上部の略中央に底面側が閉鎖
された収納筒体３を配設し、この収納筒体３の周壁に一
方の開口部が固定され、かつ他方の開口部が加熱筒体１
の側壁に固定されて、外部から空気を収納筒体３内へ導
入する通気路４ａが設けられている耐熱材料の金属から
なる管状の複数の通気部材４によって、収納筒体３を加
熱筒体１内部に保持するようにしている。さらに、収納
筒体３の上部開口には、中空管体３０が連結され、収納
筒体３内部と放熱用筒体５の通道５ａとを連通する開閉
蓋体３１が螺合している。
における内部空間における上部の略中央に底面側が閉鎖
された収納筒体３を配設し、この収納筒体３の周壁に一
方の開口部が固定され、かつ他方の開口部が加熱筒体１
の側壁に固定されて、外部から空気を収納筒体３内へ導
入する通気路４ａが設けられている耐熱材料の金属から
なる管状の複数の通気部材４によって、収納筒体３を加
熱筒体１内部に保持するようにしている。さらに、収納
筒体３の上部開口には、中空管体３０が連結され、収納
筒体３内部と放熱用筒体５の通道５ａとを連通する開閉
蓋体３１が螺合している。
【００２９】この第２実施形態では、収納筒体３底面の
直下にライター２０の火口２２が配設されるため、着火
炎Ｆが収納筒体３に効率的に当たることになるので、収
納されているタバコＴに対して熱エネルギーが無駄なく
加わる。
直下にライター２０の火口２２が配設されるため、着火
炎Ｆが収納筒体３に効率的に当たることになるので、収
納されているタバコＴに対して熱エネルギーが無駄なく
加わる。
【００３０】中空管体３０，放熱用筒体５，断熱筒体７
および吸口部材８部分を１つの操作レバーとして回すこ
とによって、開閉蓋体３１を収納筒体３から取り外すこ
とができ、この取り外し状態で使用済みのタバコを取り
去り、新規のタバコＴを収納筒体３内に詰めることがで
きる。
および吸口部材８部分を１つの操作レバーとして回すこ
とによって、開閉蓋体３１を収納筒体３から取り外すこ
とができ、この取り外し状態で使用済みのタバコを取り
去り、新規のタバコＴを収納筒体３内に詰めることがで
きる。
【００３１】第２実施形態におけるその他の使用方法は
前記第１実施形態と同様である。
前記第１実施形態と同様である。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の喫煙用具
によれば、シガレットライターを使用して、収納部内の
タバコを外部から加熱し、内部のタバコを、いわゆる蒸
し焼き状態にして、タバコの成分を吸口部から吸うこと
ができるために、吸口部から多少の煙が発生することは
あっても、タバコの燃焼煙が発生することはない。しか
も、安全で簡潔な構成にすることができる。
によれば、シガレットライターを使用して、収納部内の
タバコを外部から加熱し、内部のタバコを、いわゆる蒸
し焼き状態にして、タバコの成分を吸口部から吸うこと
ができるために、吸口部から多少の煙が発生することは
あっても、タバコの燃焼煙が発生することはない。しか
も、安全で簡潔な構成にすることができる。
【図１】本発明の第１実施形態を説明するための喫煙用
具全体の断面図
具全体の断面図
【図２】第１実施形態における要部の底面図
【図３】第１実施形態における各部材の形状などを示す
分解斜視図
分解斜視図
【図４】第１実施形態の使用方法を説明するための一部
を断面して示す説明図
を断面して示す説明図
【図５】本発明の第２実施形態を説明するための喫煙用
具全体の断面図
具全体の断面図
１ 加熱筒体 ２ 通気窓 ３ 収納筒体 ４ 通気部材 ４ａ 通気路 ５ 放熱用筒体 ５ａ，７ａ，８ａ 通道 ７ 断熱筒体 ８ 吸口部材 ９ フィルター １０ 断熱カバー １１ 突起 １２ 突起部 １２ａ 収納溝部 Ｔ タバコ ２０ ライター ２１ 火口 ２２ 操作ボタン ２３ タンク部 Ｆ 着火炎 ３０ 中空管体 ３１ 開閉蓋
Claims (6)
- 【請求項１】 内部にタバコを収納し、かつ一部に外部
と連通する通気部が設けられた耐熱性部材からなる収納
部と、この収納部に連通する通道が設けられた吸口部と
を備え、前記収納部をシガレットライターの炎によって
外部から加熱し、収納されている前記タバコを熱するこ
とによってタバコの成分を、前記通道を通して前記吸口
部から吸引するように構成したことを特徴とする喫煙用
具。 - 【請求項２】 内部にタバコを収納し、かつ一部に外部
と連通する通気部が設けられた耐熱性部材からなる収納
部と、この収納部を上部に保持し、かつ下部開口に前記
収納部を外部から加熱するためのシガレットライターの
火口部分が設置される加熱筒体と、この加熱筒体の外周
を覆う耐熱性部材からなる断熱カバー体と、前記収納部
に連通する通道を有する吸口部とを備え、前記収納部を
シガレットライターの炎によって外部から加熱し、収納
された前記タバコを熱することによってタバコの成分
を、前記通道を通して前記吸口部から吸引するように構
成したことを特徴とする喫煙用具。 - 【請求項３】 前記収納部を、前記加熱筒体の内部空間
部に一部が突出するように、前記加熱筒体の側壁部に設
けたことを特徴とする請求項２記載の喫煙用具。 - 【請求項４】 前記収納部を、前記加熱筒体の内部空間
部の略中央に設けたことを特徴とする請求項２記載の喫
煙用具。 - 【請求項５】 前記収納部と前記吸口部との間に、吸口
部の前記通道に連通する通道が設けられた金属部材から
なる放熱用筒体と、前記通道に連通する通道が設けられ
た耐熱性部材からなる断熱筒体とを連結して設置したこ
とを特徴とする請求項１または２記載の喫煙用具。 - 【請求項６】 前記断熱筒体あるいは吸口部の少なくと
もいずれか一方における前記通道の内部にタール類など
を吸着するためのフィルターを設けたことを特徴とする
請求項５記載の喫煙用具。
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