[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2000230540A - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント

Info

Publication number
JP2000230540A
JP2000230540A JP11034007A JP3400799A JP2000230540A JP 2000230540 A JP2000230540 A JP 2000230540A JP 11034007 A JP11034007 A JP 11034007A JP 3400799 A JP3400799 A JP 3400799A JP 2000230540 A JP2000230540 A JP 2000230540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
opening
ball stud
ball
bearing seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11034007A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Mizutani
雅之 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishikawa Tekko KK
Somic Ishikawa KK
Original Assignee
Ishikawa Tekko KK
Somic Ishikawa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawa Tekko KK, Somic Ishikawa KK filed Critical Ishikawa Tekko KK
Priority to JP11034007A priority Critical patent/JP2000230540A/ja
Publication of JP2000230540A publication Critical patent/JP2000230540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で耐久性に優れるボールジョイン
トを提供する。 【解決手段】 ボールスタッド2の球頭部6を、ベアリ
ングシート3の内部に形成した包容部14に包容する。ベ
アリングシート3をハウジング4の内部に形成した内室
22に収容する。ハウジング4に形成したかしめ部25をか
しめてベアリングシート3の外周面に突設した突部16を
係止する。ダストカバー5の一端に形成した第1リング
部28は、ハウジング4の外周面より内周側に位置してか
しめ部25の先端に当接しかつベアリングシート3の外周
面27に嵌着する。ダストカバー5の他端に形成した第2
リング部30は、球頭部6に連設した軸部7に嵌着する。
ダストカバー5はハウジング4の外周面から突出しにく
いため耐久性を向上できる。ベアリングシート3および
ハウジング4の構成を簡略にできるため製造を容易にで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球頭部を摺動自在
に包容するベアリングシートをハウジングに収容するボ
ールジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のボールジョイントとして
は、例えば実開平5−79037号公報に記載の構成の
ボールジョイントが知られている。
【0003】この実開平5−79037号公報に記載の
ボールジョイントは、ボールスタッドの球頭部が、ベア
リングシートの包容部に包容されており、このベアリン
グシートが略筒状のハウジングに挿入されている。そし
て、ボールスタッドがベアリングシートから延出する位
置に、内部に水および埃などが侵入することを防止する
ためのダストカバーが装着されている。このボールスタ
ッドには、球頭部に一端が連設された軸部が形成され、
この軸部の略中間部に、径方向に突出するナット形状の
鍔部が嵌着されている。
【0004】また、ベアリングシートは、略有底円筒状
で、この有底円筒状の開口部にシート挿通開口が開口さ
れ、内部にボールスタッドの球頭部を包容するための包
容部が形成されている。このベアリングシートには、シ
ート挿通開口の外縁近傍の外周面に、周方向に沿った凹
溝状の凹部が形成されており、シート挿通開口が開口さ
れた方向の反対側に形成されている底面部の外面の外周
縁に、この外周縁に沿って外方に突出しハウジングの軸
通開口の開口端面に嵌合するリング状の嵌合鍔部が形成
されている。
【0005】そして、ハウジングは略筒状で、この筒状
部の軸方向の一方の開口部には、ベアリングシートが嵌
挿装着され、この開口部の端面にベアリングシートの嵌
合鍔部が嵌合する軸通開口、およびこの軸方向の他方の
開口部には、ベアリングシートのシート挿通開口の開口
部が挿通される挿通開口が開口されている。また、この
ベアリングシートの筒状部の内部には、ベアリングシー
トを収容する内室が形成されている。
【0006】さらに、略筒状のダストカバーには、この
筒状部の軸方向の一方の開口部に、ベアリングシートの
凹部に係合され、ハウジングの挿通開口の開口端面に当
接される第1リング部が形成されている。また、この軸
方向の他方の開口部には、ボールスタッドの鍔部に嵌着
される第2リング部が形成されている。
【0007】そして、このダストカバーを、ボールスタ
ッドが延出するハウジングの挿通開口側に装着すると、
ベアリングシートの嵌合鍔部と、ベアリングシートの凹
部に係合したダストカバーの第1リング部とによってハ
ウジングに対するベアリングシートの収容が安定保持さ
れてボールジョイントが組み立てられている。
【0008】しかしながら、この実開平5−79037
号公報に記載のボールジョイントは、ダストカバーの第
1リング部をベアリングシートに嵌着して安定保持する
ために、ベアリングシートに嵌合鍔部および凹部を形成
する必要があるため、ベアリングシートの構成が複雑と
なり、耐久性および製造性の向上が図りにくい。
【0009】また、他の従来例として、例えば特開平8
−159147号公報に記載の構成のボールジョイント
が知られている。
【0010】この特開平8−159147号公報に記載
のボールジョイントは、ボールスタッドの球頭部がベア
リングシートに包容され、ベアリングシートがハウジン
グに収容されている。そして、ベアリングシートからボ
ールスタッドが延出する位置には、内部に水や埃などが
侵入することを防止するためのダストカバーが装着され
ている。このボールスタッドは、球頭部に軸部の一端が
連設されており、この軸部の略中間部に、周方向に沿っ
て径方向に突出する鍔部が形成されている。
【0011】そして、ベアリングシートは、略円筒状
で、この円筒部の軸方向の一方の開口部にシート挿通開
口、およびこの軸方向の他方の開口部にシート開口が開
口されボールスタッドの球頭部を摺動自在に包容する包
容部が形成されている。このベアリングシートには、シ
ート挿通開口の開口近傍の外周面に位置し周方向に沿っ
て径方向に突出する突部が形成されており、また、この
突部に連設し周方向に沿った凹溝状の嵌合溝部が形成さ
れている。
【0012】さらに、ハウジングは、略有底円筒状で、
この有底円筒状の開口部に挿通開口が形成され、内部に
ベアリングシートを収容する内室が形成されている。ま
た、このハウジングには、挿通開口の開口面の外縁に周
方向に沿ったかしめ部が突設されている。ここで、ダス
トカバーは、略筒状で、このダストカバーの軸方向の一
方の開口部に、第1リング部が形成されており、また、
この第1リング部に対する軸方向の対称方向の他方の開
口部に、第2リング部が形成されている。
【0013】そして、ハウジングの内室に、ベアリング
シートの包容部に球頭部を包容されたボールスタッドの
球頭部を挿入する。その後、ベアリングシートの嵌合溝
部にダストカバーの第1リング部を嵌着し、ハウジング
のかしめ部を内方にかしめ成型して、ベアリングシート
の突部およびダストカバーの第1リング部を挟持してベ
アリングシートの収容およびダストカバーの嵌着を安定
保持する。さらに、ダストカバーの第2リング部をボー
ルスタッドの鍔部に嵌着してボールジョイントが組み立
てられる。
【0014】しかしながら、この特開平8−15914
7号公報に記載のボールジョイントは、ハウジングのか
しめ部をかしめ成型してハウジングの突部およびダスト
カバーの第1リング部を挟持し、ハウジングに対するベ
アリングシートの収容、およびダストカバーの第1リン
グ部の嵌着を安定保持しているが、ベアリングシートお
よびダストカバーが弾性および剛性を有する素材で成形
されているため、ベアリングシートおよびダストカバー
をかしめ部で挟持固定しても、挟持固定の設定が煩雑に
なる。また、ベアリングシートには、突部および嵌合溝
部が形成されているため、ハウジングを肉厚に形成する
必要はないので大型化することはないが、ベアリングシ
ートの構成が複雑となり、製造性の向上が図りにくい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、実開
平5−79037号公報に記載のボールジョイントで
は、ベアリングシートに嵌合鍔部および凹部が形成され
ているため、ベアリングシートの構成が複雑となり、耐
久性および製造性の向上が難しい。
【0016】また、特開平8−159147号公報に記
載のボールジョイントでも、ベアリングシートに突部お
よび嵌合溝部が形成されているため、ベアリングシート
の構成が複雑となり、耐久性および製造性の向上が図り
にくいという問題点を有している。
【0017】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、製造性が容易で、耐久性に優れたボールジョイント
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のボールジ
ョイントは、球頭部およびこの球頭部に連設された軸部
を有するボールスタッドと、前記ボールスタッドを挿通
するシート挿通開口が開口され前記ボールスタッドの球
頭部を摺動自在に包容する包容部、および外周面に位置
し外方に突出する突部を備え、弾性および剛性を有する
ベアリングシートと、前記ボールスタッドを挿通する挿
通開口が開口され前記ベアリングシートを収容する内
室、および前記挿通開口の開口縁に設けられ内方にかし
め成型されて前記ベアリングシートの突部を係止するか
しめ部を備えたハウジングと、一端に設けられ前記ハウ
ジングの外周面と前記ベアリングシートのシート挿通開
口の内縁との間に位置するとともに前記ハウジングのか
しめ部の先端に当接しかつ前記ベアリングシートの外周
面に嵌着する第1リング部、および他端に設けられ前記
ボールスタッドの軸部に嵌着する第2リング部を備え、
弾性および剛性を有する略筒状のダストカバーとを具備
したものである。
【0019】そして、ボールスタッドがハウジングの挿
通開口に挿通している部分に装着するダストカバーは、
第1リング部をハウジングの外周面とベアリングシート
のシート挿通開口の内縁との間に位置させるとともに、
ベアリングシートの突部にかしめ固定された後のかしめ
部の先端に当接させ、かつベアリングシートの外周面に
嵌着させて装着されるため、ダストカバーの第1リング
部が、ハウジングの外周面から外方に突出しにくい。よ
って、飛び石等がダストカバーに当たることを防止でき
るため、ダストカバーの変形が防止されて耐久性が向上
する。また、ハウジングのかしめ部をベアリングシート
の突部にかしめ固定するだけで、ベアリングシートに対
するボールスタッドの球頭部の包容、およびハウジング
に対するベアリングシートの収容を安定保持するため、
ベアリングシートおよびハウジングの構成が簡略化し、
製造性が向上する。
【0020】請求項2記載のボールジョイントは、球頭
部およびこの球頭部に連設された軸部を有するボールス
タッドと、前記ボールスタッドを挿通するシート開口が
開口され前記ボールスタッドの球頭部を摺動自在に包容
する包容部を備え、弾性および剛性を有するベアリング
シートと、前記ボールスタッドを挿通し前記ボールスタ
ッドの球頭部を包容した前記ベアリングシートを前記ボ
ールスタッドの軸方向に沿った方向で係止する軸通開口
が開口され前記ベアリングシートを収容する内室、前記
軸通開口の開口端面に連設し前記ボールスタッドの球頭
部を包容した前記ベアリングシートが挿通不可能で内方
に向けて肉厚な筒状の肉厚部、およびこの肉厚部の前記
軸通開口の開口端面に位置しこの開口端面の周方向に沿
った凹溝状の凹溝部を備えたハウジングと、一端に設け
られ前記ハウジングの肉厚部の間に位置するとともに前
記ハウジングの凹溝部に係合する第1リング部、および
他端に設けられ前記ボールスタッドの軸部に嵌着する第
2リング部を備え、弾性および剛性を有する略筒状のダ
ストカバーとを具備したものである。
【0021】そして、ハウジングの軸通開口にボールス
タッドが挿通している部分にダストカバーを装着する
際、ボールスタッドの球頭部およびベアリングシートが
挿通不可能なハウジングの軸通開口に、内方に肉厚な肉
厚部を形成し、この肉厚部の端面に周方向に沿った凹溝
部を形成すると、ダストカバーの第1リング部がハウジ
ングの肉厚部の間に位置してハウジングの凹溝部に係合
するため、ダストカバーの第1リング部がハウジングの
外周面から外方に向けて突出しにくいので、ハウジング
に凹溝部を設けることにより、飛び石等がダストカバー
に当たることを防止できるため、ダストカバーの変形が
防止されて耐久性が向上する。また、ハウジングの構成
を複雑化することなく、ハウジングに凹溝部が形成され
ているため、製造性が向上する。
【0022】請求項3記載のボールジョイントは、球頭
部およびこの球頭部の径方向に対称な方向に連設された
一対の軸部を有するボールスタッドと、前記ボールスタ
ッドを挿通するシート挿通開口、およびこのシート挿通
開口の軸方向の対称な方向に前記ボールスタッドの球頭
部および軸部を挿通するシート開口が開口され前記ボー
ルスタッドの球頭部を摺動自在に包容する包容部を備
え、弾性および剛性を有するベアリングシートと、前記
ボールスタッドを挿通しベアリングシートを挿入する挿
通開口、およびこの挿通開口の軸方向の対称な方向に前
記ボールスタッドの軸部を挿通し前記ボールスタッドの
球頭部を包容した前記ベアリングシートを前記ボールス
タッドの軸方向に沿った方向で係止する軸通開口が開口
され前記ベアリングシートを収容する内室、前記軸通開
口の開口端面に連設し前記ボールスタッドの球頭部を包
容した前記ベアリングシートが挿通不可能で内方に向け
て肉厚な筒状の肉厚部、およびこの肉厚部の前記軸通開
口の開口端面に位置し開口端面の周方向に沿った凹溝状
の凹溝部を備えたハウジングと、一端に設けられ前記ハ
ウジングの肉厚部の間に位置するとともに前記ハウジン
グの凹溝部に係合する第1リング部、および他端に設け
られ前記ボールスタッドの軸部に嵌着する第2リング部
を備え、弾性および剛性を有する略筒状のダストカバー
とを具備したものである。
【0023】そして、ボールスタッドがハウジングの軸
通開口に挿通している部分に、ダストカバーを装着する
際、ハウジングの軸通開口の開口端面に肉厚部、および
凹溝部を形成すると、ダストカバーの第1リング部は、
ハウジングの肉厚部の間に位置するとともに、ハウジン
グの凹溝部に係合するため、この係合時にダストカバー
の第1リング部がハウジングの外周面から外方に向けて
突出しにくいので、ベアリングシートおよびボールスタ
ッドの球頭部が挿通不可能な軸通開口側に装着するダス
トカバーについても、凹溝部を設けることにより、飛び
石等がダストカバーに当たることを防止できるため、ダ
ストカバーの変形が防止されて耐久性が向上する。ま
た、ハウジングの構成を複雑化することなく、ハウジン
グに凹溝部が形成されているため、製造性が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のボールジョイント
の実施の一形態を図面を参照して説明する。
【0025】図1ないし図3において、1はボールジョ
イントで、このボールジョイント1は、金属製のボール
スタッド2が、合成樹脂製の略円筒状のベアリングシー
ト3に包容され、ボールスタッド2を包容したベアリン
グシート3が、金属製の略有底円筒状のハウジング4に
収容され、さらに、軟質部材製の略筒状のダストカバー
5がハウジング4からボールスタッド2が延出する部分
に装着されており、例えば自動車のステアリング機構や
サスペンション機構に用いられている。
【0026】そして、ボールスタッド2は、略球状の球
頭部6に略円柱状の軸部7の軸方向の一端が連設され、
この軸部7の軸方向の他端に軸部7の径方向に向けて突
出し周方向に沿った円板状の鍔部8が、この軸部7に対
して同軸状に連設されている。さらに、この鍔部8に
は、周面に雄ねじ形状が螺刻され、キャリア等の接続手
段である略円柱状の雄ねじ部9が軸部7より小径な略円
柱状の凹部10を介してそれぞれ軸部7に対して同軸状に
連設されている。そして、軸部7と連設している側の鍔
部8の一平面と、鍔部8の軸方向に対する外周面とによ
って形成される部分には、周方向に沿って周面状に切削
された切削部11が形成されている。
【0027】次に、ベアリングシート3は、ポリアセタ
ール樹脂などの良好なベアリング特性を有する耐荷重性
の高い弾性および剛性を有した硬質合成樹脂にて成形さ
れている。このベアリングシート3は、略円筒状で、こ
の略円筒状の軸方向の一端の開口部にボールスタッド2
の球頭部6が挿入されボールスタッド2が挿通するシー
ト挿通開口12、およびこの軸方向の反対側の他端の開口
部に球頭部6がこの開口近傍の内周面に載置され油溜り
としての載置開口13が開口され、内部にボールスタッド
2の球頭部6を摺動自在に包容する略球状の包容部14が
形成されている。また、ベアリングシート3の載置開口
13の開口近傍の周面には、このベアリングシート3の周
方向に沿って肉厚をこのベアリングシート3の径方向に
向けて厚くしたシート肉厚部15が形成されている。
【0028】そして、このベアリングシート3には、シ
ート挿通開口12の開口側の外周面に位置し外方に向けて
突出する周方向に沿った鍔状の突部16が形成されてい
る。また、シート挿通開口12の開口近傍の包容部14に
は、内周面がシート挿通開口12に向けて拡開するテーパ
状の拡開部17が形成されている。
【0029】さらに、このベアリングシート3の突部16
は、シート挿通開口12の開口側に位置する平面が、ベア
リングシート3の中心軸に対する径方向に向けて先細状
に傾斜する傾斜面18として形成されている。また、載置
開口13の開口側に位置する平面が、ベアリングシート3
の外周面に対してほぼ垂直な垂直面19として形成されて
いる。そして、この突部16の外周側に位置する平面が、
ベアリングシート3の外周面とほぼ平行な平行面20とし
て形成されている。
【0030】そして、ハウジング4は、略有底円筒状
で、この略有底円筒状の開口部にベアリングシート3が
挿入されボールスタッド2が挿通する挿通開口21が開口
され、内部にベアリングシート3を収容する内室22が形
成されている。このハウジング4の底部には、円形平面
状の底面に連設し挿通開口21に向けて拡開するテーパ状
の底周面23が形成されている。また、この底周面23と、
このハウジング4の内室22の内周面とが連設する部分に
は、ハウジング4の周方向に沿ってかつハウジング4の
中心軸に対する径方向に向けて肉厚を厚くした肉厚部24
が形成されている。
【0031】さらに、ハウジング4の挿通開口21の開口
端面の外周縁には、この挿通開口21の軸方向に向けて突
出し外周縁の周方向に沿った筒状のかしめ部25が形成さ
れている。そして、このかしめ部25の内周面と挿通開口
21の開口端面とによって、ベアリングシート3の突部16
の垂直面19および平行面20が載置する段溝状の載置溝部
26が形成されている。
【0032】また、ダストカバー5は、ボールスタッド
2がハウジング4から延出する部分に、このダストカバ
ー5の内部に水や粉塵などが侵入するのを防止するため
に装着され、軟質部材等にて略筒状に形成されている。
このダストカバー5は、ダストカバー5の略筒状部の軸
方向に対する一端の開口部に、ハウジング4の外周面と
ベアリングシート3のシート挿通開口12の内周縁との間
に位置するとともに、ハウジング4のかしめ成型後のか
しめ部25の先端に当接し、かつベアリングシート3の突
部16の傾斜面18からベアリングシート3のシート挿通開
口12の外周縁までの外周面27に嵌着される第1リング部
28が形成されている。そして、この軸方向に対する他端
の開口部には、軸部7に連設する側のボールスタッド2
の鍔部8の一平面と、ボールスタッド2の軸部7の外周
面とにより形成される嵌着凹部29に嵌着される第2リン
グ部30が形成されている。
【0033】また、このダストカバー5の第1リング部
28は、内方に向けて湾曲し、下端側がさらに外方に向け
て湾曲する形状に形成されている。そして、ダストカバ
ー5の第1リング部28と第2リング部30との間には、断
面が外方に向けて突出するように湾曲する湾曲部31が形
成されている。
【0034】さらに、このダストカバー5の第1リング
部28には、金属製で平面環状の環状部32a の外周縁に、
周方向に沿ってこの環状部32a の軸方向に向けて突出す
る筒状部32b が形成されている断面略L字状のリング状
の係止金具32が埋設されている。この係止金具32は、ダ
ストカバー5を加硫する際にインサート成形してダスト
カバー5の第1リング部28に埋設されている。
【0035】また、ダストカバー5の第2リング部30の
開口端部の外周縁には、この外周縁の周方向に沿って突
出する断面略三角形状のリング状の突起33が形成されて
いる。この突起33は、ボールスタッド2の鍔部8にダス
トカバー5の第2リング部30を嵌着する際に、この鍔部
8の切削部11に係止される。そして、このダストカバー
5の取り付けにより、ボールスタッド2がハウジング4
の挿通開口21から延出する部分をダストカバー5が覆っ
た状態となる。
【0036】次に、上記に示す実施の一形態の組み立て
動作について説明する。
【0037】まず、ベアリングシート3のシート挿通開
口12からボールスタッド2の球頭部6を挿入し、ベアリ
ングシート3の包容部14に球頭部6を包容する。この包
容の際、ボールスタッド2がシート挿通開口12から延出
する状態となる。
【0038】そして、この球頭部6を包容したベアリン
グシート3を、載置開口13が形成されている側からハウ
ジング4の挿通開口21に挿入し、ハウジング4の内室22
に収容する。この収容の際、ベアリングシート3の載置
開口13およびシート肉厚部15近傍の外周面が、ハウジン
グ4の底周面23に載置し、ベアリングシート3の突部16
の垂直面19および平行面20が、ハウジング4の載置溝部
26に載置する状態となる。
【0039】この後、ハウジング4のかしめ部25を内方
にかしめ成型し、ベアリングシート3の突部16の径方向
の先端部を挟み込む。
【0040】そして、ダストカバー5を、第1リング部
28の開口部側からボールスタッド2の軸部7に挿通し、
第1リング部28をハウジング4の外周面27とベアリング
シート3のシート挿通開口12の内縁との間に位置させる
とともに、ハウジング4のかしめ部25の先端に当接させ
て、ベアリングシート3の外周面27およびベアリングシ
ートの突部16の傾斜面18に嵌着する。
【0041】さらに、ダストカバー5の第2リング部30
をボールスタッド2の嵌着凹部29に嵌着し、この第2リ
ング部30の突起33をボールスタッド2の切削部11に係止
して、ダストカバー5を装着してボールジョイント1を
組み立てる。
【0042】次に、上記実施の一形態の作用について説
明する。
【0043】まず、ボールスタッド2の軸部7をハウジ
ング4に対して揺動すると、ダストカバー5の湾曲部31
がこの揺動に対して変形する。この揺動方向のダストカ
バー5の変形は、第1リング部28が揺動方向のベアリン
グシート3の外周面27と、ベアリングシート3の突部16
の傾斜面18と、ハウジング4のかしめ部25の先端近傍と
をそれぞれ押圧し、第2リング部30が揺動方向のボール
スタッド2の嵌着凹部29に押圧されるため、湾曲部31
が、軸部7の揺動方向に移行する。
【0044】また、軸部7の摺動方向に対する反対側の
ダストカバー5の変形は、第1リング部28が揺動方向に
対する反対側のベアリングシート3の外周面27と、ベア
リングシート3の突部16の傾斜面18と、ハウジング4の
かしめ部25の先端近傍とにそれぞれ係止し、第2リング
部30が揺動方向に対する反対側のボールスタッド2の嵌
着凹部29および切削部11に係止されるため、湾曲部31が
軸部7の軸中心方向に移行する。よって、このダストカ
バー5は、ボールスタッド2の軸部7の揺動方向に対応
して変形する。
【0045】また,このボールジョイント1をキャリア
などに組み付けて使用した際に、ボールスタッド2に荷
重が掛かった場合、この荷重は球頭部6からベアリング
シート3全体に周面状に掛かる。そして、この荷重範囲
を広げるためにベアリングシート3にシート肉厚部15が
形成され、さらに、この荷重を吸収するためにハウジン
グ4に肉厚部24が形成されている。
【0046】上述したように、図1ないし図3に示す実
施の一形態では、ダストカバー5の第1リング部28が、
ハウジング4のかしめ部25の先端に当接し、ベアリング
シート3の突部16の傾斜面18およびベアリングシート3
の外周面27に嵌着して、ハウジング4に対するダストカ
バー5の装着が安定保持されているので、ベアリングシ
ート3に突部16を形成することにより、ダストカバー5
の嵌着が容易にできるため、このベアリングシート3の
構成が簡略化され、製造性を向上できる。
【0047】また、ハウジング4の挿通開口21の外周縁
にかしめ部25を形成することにより、このかしめ部25
が、ベアリングシート3の突部16を挟持してかしめ固定
し、ハウジング4に収容したベアリングシート3を抜け
止め保持するため、ハウジング4の構成が簡略化され、
製造性を向上できる。
【0048】そして、ダストカバー5の第1リング部28
が、ハウジング4の外周面とベアリングシート3のシー
ト挿通開口12の内縁との間に位置するとともに、かしめ
成型後のかしめ部45の先端近傍に当接し、また、ベアリ
ングシート3の外周面27およびベアリングシート3の突
部16の傾斜面18に嵌着するため、ハウジング4の外周面
からダストカバー5の第1リング部28が突出しにくいの
で、飛び石等によるダストカバー5の変形が防止でき、
ダストカバー5の装着に対する耐久性を向上できる。
【0049】また、ダストカバー5を装着する際、ボー
ルスタッド2の鍔部8の切削部11に、ダストカバー5の
第2リング部30の突起33が嵌着するため、第2リング部
30の嵌着が安定できて、ダストカバー5の脱離が防止で
きるので、ダストカバー5の装着に対する耐久性を向上
できる。
【0050】そして、ボールスタッド2の軸部7の先端
には、雄ねじ部9が形成されているため、他のキャリア
などに雄ねじ部9と螺着可能な形状の雌ねじ部を形成す
れば、容易にこの雄ねじ部9に接続できる。
【0051】また、ハウジング4には、かしめ部25が形
成されているが、ハウジング4の周面部を肉厚に形成す
る必要がないため、ハウジング4を小型化できる。そし
て、このかしめ成型後のかしめ部25にダストカバー5の
第1リング部28が当接するため、ハウジング4を成型す
る時に新たな当接部を設ける必要がなく、またダストカ
バー5の第1リング部28が当接するための部品を新たに
成形する必要がないため、製造性を向上できる。さら
に、ハウジング4がかしめ部25を有する構成であるた
め、構成が簡略化され、ハウジング4の耐久性を向上で
きる。
【0052】そして、ベアリングシート3に載置開口13
を形成し、ハウジング4のかしめ部25をかしめ成型しベ
アリングシート3の突部16を挟持して、このかしめ部25
がベアリングシート3の収容を保持し、ベアリングシー
ト3がボールスタッド2の球頭部6の包容を保持してい
るため、多少かしめ部25のかしめ量を大きくしても載置
開口13がベアリングシート3の歪みを吸収するので、か
しめ部25のかしめ量の範囲を増大できる。
【0053】また、ベアリングシート3の突部16には、
シート挿通開口12の開口側の面が、外方に向けて先細状
に傾斜する傾斜面18が形成され、ダストカバー5の第1
リング部28の開口方向に位置する平面が、シート挿通開
口12の軸方向に対して略垂直に嵌着するため、ダストカ
バー5の第1リング部28の嵌着が安定し、さらにこの第
1リング部28の脱離が防止されるため、ダストカバー5
の装着に対する耐久性を向上できる。
【0054】さらに、ベアリングシート3のシート挿通
開口12の開口部には、このシート挿通開口12の開口部に
向けて拡開するテーパ状の拡開部17が形成されているた
め、ボールスタッド2の軸部7の揺動角度を十分に確保
できる。
【0055】そして、ダストカバー5の第1リング部28
が、かしめ成型後のかしめ部25の先端に当接し、ベアリ
ングシート3の外周面27およびベアリングシート3の突
部16の傾斜面18に嵌着し、ダストカバー5の第2リング
部30が、ボールスタッド2の嵌着凹部29に嵌着してダス
トカバー5が装着されているため、ボールスタッド2の
軸部7がハウジング4の挿通開口21から延出する部分に
ダストカバー5を確実に装着でき、さらにダストカバー
5の装着も容易にできるので、耐久性および製造性を向
上できる。
【0056】また、ダストカバー5は弾性および剛性を
有する素材で成形されており、このダストカバー5の第
1リング部28に、金属製の係止金具32が埋設されている
ため、この第1リング部28の径方向に対する歪みを防止
できるので、この第1リング部28の嵌着に対する脱離を
防止でき、ダストカバー5の装着に対する耐久性を向上
できる。
【0057】なお、ボールスタッド2の鍔部8は、ダス
トカバー5の第2リング部30が嵌着するために形成され
ているため、この第2リング部30がボールスタッド2の
軸部7の略中間部に係止する形状であればよい。
【0058】また、ボールスタッド2の雄ねじ部9は、
他のキャリア等に接続するために形成されているため、
必ずしも雄ねじ形状に成型する必要はないので、例え
ば、ボールスタッド2の軸部7の端面に、内周面に雌ね
じ形状が螺刻された略円筒状の孔を設けてもよい。よっ
て、ボールスタッド2は、このボールスタッド2に接続
するキャリアに合わせて接続手段を選ぶことができる。
【0059】そして、ベアリングシート3の載置開口13
は、油溜り等のために形成されているが、必ずしも開口
として設ける必要はなく、例えばベアリングシート3を
略有底円筒状に形成し、このベアリングシート3の底面
近傍に油溜りとしての溝部等を形成することもできる。
【0060】さらに、ベアリングシート3の突部16は、
このベアリングシート3の周方向に沿った鍔状に形成さ
れているが、ハウジング4のかしめ部25をかしめ成型し
て突部16を挟持し、このかしめ成型後のかしめ部25がハ
ウジング4に対するベアリングシート3の収容を保持し
ているため、この収容を保持できる形状であれば足り
る。例えばベアリングシート3の外周面に径方向に向け
て突出する略截頭四角錐状の凸部をベアリングシート3
の周方向に沿って均等に8個形成してもよい。
【0061】また、このベアリングシート3の突部16
は、シート挿通開口12の開口側に位置する平面が、先細
状になるように傾斜する傾斜面18として形成されている
が、ダストカバー5の第1リング部28を、確実にこの突
部16の傾斜面18に嵌着できる形状であればよい。例え
ば、この突部16の傾斜面18を、ベアリングシート3の軸
方向に対して垂直な垂直面として形成することもでき
る。
【0062】そして、ハウジング4のかしめ部25は、ハ
ウジング4のシート挿通開口12の外周縁に周方向に沿っ
て筒状に形成されているが、このかしめ部25をかしめ成
型する際に突部16を挟持してハウジング4に対するベア
リングシート3の収容を保持できる形状であればよいの
で、外方に向けて突出する略四角柱状の凸部を周方向に
沿って均等に、例えば8個形成してもよい。なお、ハウ
ジング4のかしめ部25は、ベアリングシート3の突部16
の形状に対応して正確にかしめ成型の際に突部16を挟持
する形状とする必要がある。
【0063】また、ダストカバー5の係止金具32は、こ
の第1リング部28の径方向の歪みを防止し、ベアリング
シート3およびハウジング4のかしめ部25に対する嵌着
の脱着を防止するために第1リング部28に埋設されてい
るが、例えば、ダストカバー5を成形した後に、この係
止金具32をプレスかしめしてダストカバー5の第1リン
グ部28の開口縁に取り付けてもよい。
【0064】次に、ボールジョイントの他の実施の形態
を図4を参照して説明する。
【0065】この図4に示す実施の形態は、図1ないし
図3に示す実施の形態のダストカバー5について、ダス
トカバー5の第1リング部28が、ハウジング4の外周面
とベアリングシート3のシート挿通開口12の内縁との間
に位置するとともに、この第1リング部28の端面がかし
め成型後のかしめ部25の端面に当接し、さらにこの第1
リング部28の先端近傍の内周面がベアリングシート3の
突部16の傾斜面18からベアリングシート3の外周面27ま
での面全体に嵌着されてダストカバー5の第1リング部
28が装着されている構成である。また、このダストカバ
ー5の第1リング部28には、係止金具32が埋設されてい
ない構成である。
【0066】上述したように、この図4に示す構成によ
れば、ダストカバー5の第1リング部28の端面が、かし
め成型後のかしめ部25の端面に当接し、第1リング部28
の先端近傍の内周面が、ベアリングシート3の外周面27
からベアリングシート3の突部16の傾斜面18までの面全
体に嵌着されてダストカバー5の第1リング部28が装着
されているため、ダストカバー5の第1リング部28の装
着がさらに安定し、ダストカバー5の装着に対する耐久
性をさらに向上できる。また、第1リング部28に係止金
具32が埋設されていなくても、第1リング部28を確実に
嵌着できる。
【0067】そして、ハウジング4の挿通開口21からボ
ールスタッド2が延出する位置にダストカバー5を装着
する際、このダストカバー5の第1リング部28は、ハウ
ジング4の外周面27とベアリングシート3のシート挿通
開口12の内縁との間に位置しているため、ハウジング4
の外周面からこの第1リング部28が突出しにくいので、
ダストカバー5の変形が防止でき、ダストカバー5の装
着に対する耐久性を向上できる。
【0068】次に、ボールジョイントのさらに他の実施
の形態を図5を参照して説明する。
【0069】この図5に示す実施の形態は、図1ないし
図3に示す実施の形態のボールスタッド2には軸部47が
1つ連設された構成であるのに対して、軸部7が球頭部
6に一対連設されたボールスタッド2を用いた構成であ
る。
【0070】そして、ボールスタッド2は、略球状の球
頭部6およびこの球頭部6の径方向の対称方向に一端が
連設された一対の略円柱状の軸部7が形成されている。
この軸部7の軸方向の先端側に位置する端部の外周縁に
は、周方向に沿って突出する第1突部34が形成されてい
る。また、この軸部7の略中間部には、周方向に沿って
突出する第2突部34a が形成されている。さらに、この
第1突部34と第2突部34a との間には、周方向に沿った
凹溝状の溝部34b が形成されている。
【0071】また、ベアリングシート3は、略円筒状
で、この略円筒状の軸方向の一端の開口部にボールスタ
ッド2が挿通するシート挿通開口12、およびこの軸方向
の反対側の他端の開口部にボールスタッド2の球頭部6
が挿入され軸部7が挿通するシート開口35が開口され、
内部に球頭部6を摺動自在に包容する略球状の包容部14
が形成されている。そして、このベアリングシート3の
外周面には、この外周面の周方向に沿って外方に向かっ
て鍔状に突出する突部16が形成されている。さらに、こ
のベアリングシート3には、包容部14と突部16との間の
ベアリングシート3の肉厚をこのベアリングシート3の
軸中心方向に向けて厚くしたシート肉厚部15が形成され
ている。
【0072】そして、ハウジング4は、略円筒状で、こ
の略円筒状の軸方向の一端の開口部にボールスタッド2
の球頭部6を包容したベアリングシート3が挿入されボ
ールスタッド2が挿通する挿通開口21、およびこの軸方
向の他端の開口部にボールスタッド2が挿通しボールス
タッド2の球頭部6を包容したベアリングシート3をボ
ールスタッド2の軸方向に沿った方向で係止する軸通開
口36が開口され、内部に球頭部6を包容したベアリング
シート3を収容する内室22が形成されている。また、こ
のハウジング4には、軸通開口36の開口端面に内周面お
よび外周面が面一に連設され,ボールスタッド2の球頭
部6を包容したベアリングシート3が挿通不可能で、こ
のハウジング4の軸中心方向に向けて肉厚な筒状の肉厚
部24が形成されている。
【0073】そして、ハウジング4の肉厚部24の軸通開
口36の開口方向に位置する端面の内周縁には、この内周
縁の周方向に沿って軸通開口36の開口方向に向けて筒状
に突出する嵌着筒部37が形成されている。また、この嵌
着筒部37の外周面と、肉厚部24の軸通開口36の開口方向
に位置する端面とにより段溝状の嵌着溝部38が形成され
ている。そして、このハウジング4には、挿通開口21の
外周縁に位置しこの外周縁の周方向に沿って挿通開口21
の開口方向に向けて筒状に突出するかしめ部25が形成さ
れている。
【0074】さらに、ダストカバー5は、弾性および剛
性を有する略筒状で、この筒状部に対する軸方向の一端
の開口部に、ハウジング4の挿通開口21もしくは軸通開
口36の開口部の近傍に嵌着する第1リング部28、および
この軸方向の他端の開口部に、ボールスタッド2の軸部
7の略中間部に嵌着する第2リング部30が形成されてい
る。
【0075】また、このダストカバー5の第1リング部
28は、内方に向けて湾曲し、下端側がさらに外方に向け
て湾曲する形状に形成されている。そして、ダストカバ
ー5の第1リング部28と第2リング部30との間には、断
面が外方に向けて突出するように湾曲する湾曲部31が形
成されている。
【0076】そして、この第1リング部28には、金属製
で平面環状の環状部32a の外周縁に、周方向に沿ってこ
の環状部32a の軸方向に向けて突出する筒状部32b が形
成されている断面略L字状のリング状の係止金具32が埋
設されている。この係止金具32は、ダストカバー5を加
硫する際にインサート成形してダストカバー5の第1リ
ング部28に埋設されている。
【0077】さらに、このダストカバー5の第2リング
部30の開口部は、ボールスタッド2の溝部34b と略同径
の径寸法に開口されており、この第2リング部30の開口
端部は、ボールスタッド2の溝部34b に嵌着可能な形状
に形成されている。また、この第2リング部30の開口端
部の内周縁には、この内周縁の周方向に沿って断面略半
円状の凹溝34c が、例えば平行に2つ形成されている。
【0078】次に、上記に示す実施の形態の組み立て動
作について説明する。
【0079】まず、ボールスタッド2の一方の軸部7を
ベアリングシート3のシート開口35から挿入し、そのま
ま、内側からベアリングシート3のシート挿通開口12に
挿通し、ボールスタッド2の球頭部6をベアリングシー
ト3の包容部14に包容する。そして、シート開口35から
延出している軸部7をハウジング4の挿通開口21から挿
入し、そのまま、内側からハウジング4の軸通開口36に
挿通し、ハウジング4の内室22に球頭部6を包容したベ
アリングシート3を収容する。その後、ハウジング4の
かしめ部25を内方にかしめ成型し、ベアリングシート3
の突部16の先端を挟持する。
【0080】さらに、ダストカバー5の第1リング部28
を、ハウジング4の外周面とベアリングシート3のシー
ト挿通開口12の内縁との間に位置するとともに、かしめ
成型後のかしめ部25の先端に、この第1リング部28の先
端近傍を当接し、ベアリングシート3の外周面27に、こ
の第1リング部28の先端部の内周面を嵌着して、第1リ
ング部28を装着する。また、ボールスタッド2の溝部34
b にダストカバー5の第2リング部30の先端部を嵌着し
て、ハウジング4の挿通開口21からボールスタッド2が
延出している部分にダストカバー5を装着する。
【0081】そして、ハウジング4の嵌着溝部38に他の
ダストカバー5の第1リング部28を嵌着し、ボールスタ
ッド2の溝部34b にこのダストカバー5の第2リング部
30を嵌着して、ハウジング4の軸通開口36からボールス
タッド2が延出している部分にダストカバー5を装着し
てボールジョイント1を組み立てる。
【0082】上述したように、この図5に示す構成によ
れば、ハウジング4の軸通開口36の開口部側に装着する
ダストカバー5についても、ハウジング4に嵌着溝部38
を形成することにより、ダストカバー5の装着が容易に
できるため、製造性を向上できる。
【0083】また、ハウジング4の軸通開口36の開口部
側に嵌着するダストカバー5の第1リング部28は、嵌着
時にハウジング4の外周面とハウジング4の嵌着筒部37
の外周面との間に位置しているため、この第1リング部
28は、ダストカバー5を装着した際にハウジング4の外
周面から外方に向けて突出しにくいので、ダストカバー
5の変形を防止できるため、ダストカバー5の装着に対
する耐久性を向上できる。
【0084】なお、ベアリングシート3の突部16の傾斜
面18は、図5に示すように、ベアリングシート3の軸方
向に対して略垂直な面として形成されているが、図1な
いし図4に示すように、ベアリングシート3の中心軸に
対する径方向に向けて先細状に傾斜する傾斜面として形
成することもできる。
【0085】次に、ボールジョイントのさらに他の実施
の形態を図6を参照して説明する。
【0086】この図6に示す実施の形態は、図5に示す
実施の形態のダストカバー5の第1リング部28の端面が
かしめ成型後のかしめ部25の端面に直接当接され、さら
に、ハウジング4の軸通開口36の開口部側に、ダストカ
バー5の第1リング部28が係合するための凹溝部40が形
成されている構成である。
【0087】そして、ハウジング4には、肉厚部24の軸
通開口36の開口方向の端面に位置し、この端面の周方向
に沿った凹溝状の凹溝部40が形成されている。また、こ
の凹溝部40は、ダストカバー5の第1リング部28が係合
するために、凹溝部40の内周側に位置する内筒状部41が
凹溝部40の外周側に位置する外筒状部42に比べて高く形
成されている。さらに、この凹溝部40は、外筒状部42の
内周面の根元部分から内筒状部41の外周面の先端部分ま
での面が凹弧状に形成されている。
【0088】次に、上記に示す実施の一形態の組み立て
動作について説明する。
【0089】ダストカバー5の第1リング部28を、ハウ
ジング4の外周面とベアリングシート3のシート挿通開
口12の内縁との間に位置させるとともに、この第1リン
グ部28の端面をかしめ部25の端面に当接させ、かつベア
リングシート3の突部16の傾斜面18から外周面27までの
面全体に嵌着させて第1リング部28を係合し、また、近
接するボールスタッド2の一方の軸部7の溝部34b にダ
ストカバー5の第2リング部30を嵌着して、ハウジング
4の挿通開口21の開口部側にダストカバー5を装着す
る。
【0090】さらに、ハウジング4の凹溝部40に他のダ
ストカバー5の第1リング部28を係合し、近接する他方
の軸部7の溝部34b に第2リング部30を嵌着して、ハウ
ジング4の軸通開口36の開口部側にダストカバー5を装
着してボールジョイント1を組み立てる。
【0091】上述したように、この図6に示す構成によ
れば、ベアリングシート3が挿通不可能で内方に肉厚な
肉厚部24、および肉厚部24の端面に凹溝部40をハウジン
グ4に設け、この凹溝部40にダストカバー5の第1リン
グ部28が係合し、さらにこの係合時に第1リング部28が
ハウジング4の径方向に対する肉厚部24の間に位置する
ため、ベアリングシート3が挿通不可能な側に装着する
ダストカバー5についても、ダストカバー5の第1リン
グ部28等が本体の外周面から外方に突出しにくく、飛び
石等がダストカバー5に当たることを防止できるため、
ダストカバー5の変形が防止でき、ダストカバー5の装
着に対する耐久性を向上できる。
【0092】さらに、ハウジング4は、このハウジング
4の軸通開口36の開口部側に、肉厚部24および凹溝部40
が形成されている構成であるため、ハウジング4の構成
が簡略化でき、製造性を向上できる。
【0093】なお、ベアリングシート3およびボールス
タッド2の球頭部6が挿通不可能なハウジング4の軸通
開口36の開口部側に凹溝部40を形成すれば、この軸通開
口36の軸方向の反対側の構成とは無関係に、ダストカバ
ー5の第1リング部28の係合が容易にできる。
【0094】そして、ダストカバー5の第1リング部28
の端面がかしめ成型後のかしめ部25の端面と当接し、第
1リング部28の内周面の先端部がベアリングシート3の
外周面27からベアリングシート3の突部16の傾斜面18ま
での面のほぼ全体に当接してダストカバー5の第1リン
グ部28が嵌着されているため、ダストカバー5の第1リ
ング部28の嵌着が安定保持でき、この嵌着に対する耐久
性を向上できる。
【0095】また、ダストカバー5は弾性および剛性を
有する素材で成形されているが、この第1リング部28に
金属製の係止金具32などを埋設して、径方向に対する歪
みを防止しなくても、この第1リング部28の先端部を凹
溝部40に係合すれば、この第1リング部28の径方向の歪
みが防止できるので、ボールジョイント1の製造性を向
上できる。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載のボールジョイントによれ
ば、ダストカバーの第1リング部が、ハウジングの外周
面とベアリングシートのシート挿通開口の内縁との間に
位置するとともに、かしめ成型後のハウジングのかしめ
部の先端に当接し、かつベアリングシートの外周面に嵌
着するため、この第1リング部が、ハウジングの外周面
から外方に向けて突出しにくいので、飛び石等がダスト
カバーに当たることを防止できるため、ダストカバーの
変形が防止でき、耐久性を向上できる。また、ハウジン
グのかしめ部でベアリングシートの突部をかしめ固定す
ると、ボールスタッドの球頭部の包容、およびベアリン
グシートの収容が安定保持されるため、ベアリングシー
トおよびハウジングの構成が簡略化でき、製造性を向上
できる。
【0097】請求項2記載のボールジョイントによれ
ば、ハウジングの軸通開口側に嵌着するダストカバーの
第1リング部は、この軸通開口の開口端面に形成された
肉厚部の端面に形成された凹溝部に係合するとともに、
この肉厚部の間に位置するため、この第1リング部が、
ハウジングの外周面から外方に向けて突出しにくいの
で、飛び石等がダストカバーに当たることを防止できる
ため、ダストカバーの変形が防止できて耐久性が向上で
きる。また、ハウジングの構成を複雑化することなく、
ハウジングの軸通開口側に凹溝部が形成されているた
め、製造性を向上できる。
【0098】請求項3記載のボールジョイントによれ
ば、ダストカバーをハウジングの軸通開口側に装着する
際、ダストカバーの第1リング部は、軸通開口の開口端
面に連設されている肉厚部の間に位置し、この肉厚部の
端面に形成されている凹溝部に係合するため、ハウジン
グの外周面から突出しにくいので、軸通開口側に装着す
るダストカバーについても、肉厚部および凹溝部を設け
ることにより、飛び石等がダストカバーに当たることを
防止できるため、ダストカバーの変形が防止できて、耐
久性を向上できる。また、構成を複雑化することなく、
ハウジングに凹溝部が形成されているため、製造性を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボールジョイントの実施の一形態を示
す断面図である。
【図2】同上ボールスタッド、ベアリングシート、およ
びダストカバーを示す断面図である。
【図3】同上かしめ成型前のハウジングを示す断面図で
ある。
【図4】本発明の他の実施の形態のボールジョイントを
示す断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態のボールジョイ
ントを示す断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態のボールジョイ
ントを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボールジョイント 2 ボールスタッド 3 ベアリングシート 4 ハウジング 5 ダストカバー 6 球頭部 7 軸部 12 シート挿通開口 14 包容部 16 突部 21 挿通開口 22 内室 24 肉厚部 25 かしめ部 27 外周面 28 第1リング部 30 第2リング部 35 シート開口 36 軸通開口 40 凹溝部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球頭部およびこの球頭部に連設された軸
    部を有するボールスタッドと、 前記ボールスタッドを挿通するシート挿通開口が開口さ
    れ前記ボールスタッドの球頭部を摺動自在に包容する包
    容部、および外周面に位置し外方に突出する突部を備
    え、弾性および剛性を有するベアリングシートと、 前記ボールスタッドを挿通する挿通開口が開口され前記
    ベアリングシートを収容する内室、および前記挿通開口
    の開口縁に設けられ内方にかしめ成型されて前記ベアリ
    ングシートの突部を係止するかしめ部を備えたハウジン
    グと、 一端に設けられ前記ハウジングの外周面と前記ベアリン
    グシートのシート挿通開口の内縁との間に位置するとと
    もに前記ハウジングのかしめ部の先端に当接しかつ前記
    ベアリングシートの外周面に嵌着する第1リング部、お
    よび他端に設けられ前記ボールスタッドの軸部に嵌着す
    る第2リング部を備え、弾性および剛性を有する略筒状
    のダストカバーとを具備したことを特徴とするボールジ
    ョイント。
  2. 【請求項2】 球頭部およびこの球頭部に連設された軸
    部を有するボールスタッドと、 前記ボールスタッドを挿通するシート開口が開口され前
    記ボールスタッドの球頭部を摺動自在に包容する包容部
    を備え、弾性および剛性を有するベアリングシートと、 前記ボールスタッドを挿通し前記ボールスタッドの球頭
    部を包容した前記ベアリングシートを前記ボールスタッ
    ドの軸方向に沿った方向で係止する軸通開口が開口され
    前記ベアリングシートを収容する内室、前記軸通開口の
    開口端面に連設し前記ボールスタッドの球頭部を包容し
    た前記ベアリングシートが挿通不可能で内方に向けて肉
    厚な筒状の肉厚部、およびこの肉厚部の前記軸通開口の
    開口端面に位置しこの開口端面の周方向に沿った凹溝状
    の凹溝部を備えたハウジングと、 一端に設けられ前記ハウジングの肉厚部の間に位置する
    とともに前記ハウジングの凹溝部に係合する第1リング
    部、および他端に設けられ前記ボールスタッドの軸部に
    嵌着する第2リング部を備え、弾性および剛性を有する
    略筒状のダストカバーとを具備したことを特徴とするボ
    ールジョイント。
  3. 【請求項3】 球頭部およびこの球頭部の径方向に対称
    な方向に連設された一対の軸部を有するボールスタッド
    と、 前記ボールスタッドを挿通するシート挿通開口、および
    このシート挿通開口の軸方向の対称な方向に前記ボール
    スタッドの球頭部および軸部を挿通するシート開口が開
    口され前記ボールスタッドの球頭部を摺動自在に包容す
    る包容部を備え、弾性および剛性を有するベアリングシ
    ートと、 前記ボールスタッドを挿通しベアリングシートを挿入す
    る挿通開口、およびこの挿通開口の軸方向の対称な方向
    に前記ボールスタッドの軸部を挿通し前記ボールスタッ
    ドの球頭部を包容した前記ベアリングシートを前記ボー
    ルスタッドの軸方向に沿った方向で係止する軸通開口が
    開口され前記ベアリングシートを収容する内室、前記軸
    通開口の開口端面に連設し前記ボールスタッドの球頭部
    を包容した前記ベアリングシートが挿通不可能で内方に
    向けて肉厚な筒状の肉厚部、およびこの肉厚部の前記軸
    通開口の開口端面に位置し開口端面の周方向に沿った凹
    溝状の凹溝部を備えたハウジングと、 一端に設けられ前記ハウジングの肉厚部の間に位置する
    とともに前記ハウジングの凹溝部に係合する第1リング
    部、および他端に設けられ前記ボールスタッドの軸部に
    嵌着する第2リング部を備え、弾性および剛性を有する
    略筒状のダストカバーとを具備したことを特徴とするボ
    ールジョイント。
JP11034007A 1999-02-12 1999-02-12 ボールジョイント Pending JP2000230540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11034007A JP2000230540A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 ボールジョイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11034007A JP2000230540A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 ボールジョイント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000230540A true JP2000230540A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12402385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11034007A Pending JP2000230540A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 ボールジョイント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000230540A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2400149A (en) * 2003-04-01 2004-10-06 Minebea Co Ltd A sealed rolling bearing having bellow seals
US7588384B2 (en) 2003-12-25 2009-09-15 Kabushiki Kaisha Somic Ishikawa Ball joint and bearing seat thereof
KR100982526B1 (ko) * 2010-03-02 2010-09-16 주식회사 센트랄 링크텍 자동차 볼조인트용 볼스터드 및 그 제작 방법
JP2012102840A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Thk Rhythm Co Ltd ボールジョイント用ダストカバー
WO2015019690A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 株式会社ソミック石川 ボールジョイント及びその製造方法
WO2016190385A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 Nok株式会社 ボールジョイント
WO2020071032A1 (ja) 2018-10-01 2020-04-09 Nok株式会社 ダストカバー
JP2022010541A (ja) * 2020-06-29 2022-01-17 株式会社日立インダストリアルプロダクツ 球面継手、加振装置および振動試験機

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2400149A (en) * 2003-04-01 2004-10-06 Minebea Co Ltd A sealed rolling bearing having bellow seals
GB2400149B (en) * 2003-04-01 2005-03-23 Minebea Co Ltd A sealed bearing
US7568840B2 (en) 2003-04-01 2009-08-04 Mineba Co. Ltd. Sealed spherical bearing
US7588384B2 (en) 2003-12-25 2009-09-15 Kabushiki Kaisha Somic Ishikawa Ball joint and bearing seat thereof
KR100982526B1 (ko) * 2010-03-02 2010-09-16 주식회사 센트랄 링크텍 자동차 볼조인트용 볼스터드 및 그 제작 방법
JP2012102840A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Thk Rhythm Co Ltd ボールジョイント用ダストカバー
WO2015019690A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 株式会社ソミック石川 ボールジョイント及びその製造方法
US10047788B2 (en) 2013-08-06 2018-08-14 Kabushiki Kaisha Somic Ishikawa Ball joint and method of manufacturing the same
CN107614900A (zh) * 2015-05-28 2018-01-19 Nok株式会社 球窝接头
JPWO2016190385A1 (ja) * 2015-05-28 2018-02-15 Nok株式会社 ボールジョイント
WO2016190385A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 Nok株式会社 ボールジョイント
CN107614900B (zh) * 2015-05-28 2020-01-24 Nok株式会社 球窝接头
US10563691B2 (en) 2015-05-28 2020-02-18 Nok Corporation Ball joint
WO2020071032A1 (ja) 2018-10-01 2020-04-09 Nok株式会社 ダストカバー
JP2022010541A (ja) * 2020-06-29 2022-01-17 株式会社日立インダストリアルプロダクツ 球面継手、加振装置および振動試験機
JP7440358B2 (ja) 2020-06-29 2024-02-28 株式会社日立インダストリアルプロダクツ 球面継手、加振装置および振動試験機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2534201Y2 (ja) グロメット
KR0154266B1 (ko) 핀 글로미트
JPH01172610A (ja) ポールジョイント及びその製造方法
JPS6388309A (ja) 板の留め具
JPH0529537Y2 (ja)
JPH0665615U (ja) ボールジョイント
JP2000230540A (ja) ボールジョイント
JPH08296629A (ja) ボールジョイント
JP4237314B2 (ja) ボールジョイント
JPS5937082B2 (ja) 電動歯ブラシ
JP2004293572A (ja) ボールジョイント及びその製造方法
JP2003214416A (ja) 止め輪と、この止め輪の装着構造及び装着方法
JP3897796B2 (ja) 車両用アンテナの取付構造
JP2002186154A (ja) グロメット
JPH10318247A (ja) ボールジョイント
JP2601494Y2 (ja) ネジ固定型ホルダー
JPH11187929A (ja) 繰り出し容器
JPS6339452Y2 (ja)
JPH0247288Y2 (ja)
KR960007804Y1 (ko) 자동차의 조향컬럼죠인트의 씰링구조
JPH053934Y2 (ja)
JP2024069080A (ja) 締結構造
JPH0529367Y2 (ja)
JPS5835858Y2 (ja) ボ−ルジヨイント
JP2002013520A (ja) ボールジョイント及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080430

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080903