JP2000228118A - 極細同軸フラットケーブル加工品及びその製造方法 - Google Patents
極細同軸フラットケーブル加工品及びその製造方法Info
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- JP2000228118A JP2000228118A JP11026898A JP2689899A JP2000228118A JP 2000228118 A JP2000228118 A JP 2000228118A JP 11026898 A JP11026898 A JP 11026898A JP 2689899 A JP2689899 A JP 2689899A JP 2000228118 A JP2000228118 A JP 2000228118A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一括接続の作業が容易に出来、接続作業の効
率化が計られ、またケーブルインピーダンスのマッチン
グ精度の向上が計れる極細同軸フラットケーブル加工品
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 極細中心導体(1) の外周に、順次、内部
絶縁体(2) 、横巻き外部導体(3) 、及びシース(4) が設
けられてなる極細同軸ケーブル(5) の複数本がフラット
状に並べられ、粘着テープ(11)により固定された極細同
軸フラットケーブル体(6) の片端部近傍の接着テープ(1
1)、シース (4)が、該フラットケーブル体の長さ方向に
ずらされて外部導体(3) が露出され、この露出外部導体
(3) が溝付きグランドバー(12)の1組により所定のピッ
チで一括接続固定され、また該グランドバー(12)より更
に端部側の外部導体(3) が除去されて内部絶縁体(2) が
露出され、この内部絶縁体(2) が絶縁フィルム(14)によ
り所定のピッチで固定されている極細同軸フラットケー
ブル加工品(20)。
率化が計られ、またケーブルインピーダンスのマッチン
グ精度の向上が計れる極細同軸フラットケーブル加工品
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 極細中心導体(1) の外周に、順次、内部
絶縁体(2) 、横巻き外部導体(3) 、及びシース(4) が設
けられてなる極細同軸ケーブル(5) の複数本がフラット
状に並べられ、粘着テープ(11)により固定された極細同
軸フラットケーブル体(6) の片端部近傍の接着テープ(1
1)、シース (4)が、該フラットケーブル体の長さ方向に
ずらされて外部導体(3) が露出され、この露出外部導体
(3) が溝付きグランドバー(12)の1組により所定のピッ
チで一括接続固定され、また該グランドバー(12)より更
に端部側の外部導体(3) が除去されて内部絶縁体(2) が
露出され、この内部絶縁体(2) が絶縁フィルム(14)によ
り所定のピッチで固定されている極細同軸フラットケー
ブル加工品(20)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル加工品及び
その製造方法に関する。更に詳しくは、特にパソコンの
LCD(液晶ディスプレイ)等に適するように、極細同
軸ケーブルに端末加工を施した高速伝送用の極細同軸フ
ラットケーブル加工品及びその製造方法に関する。
その製造方法に関する。更に詳しくは、特にパソコンの
LCD(液晶ディスプレイ)等に適するように、極細同
軸ケーブルに端末加工を施した高速伝送用の極細同軸フ
ラットケーブル加工品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パソコンとLCDの接続に
は、多数本の細径ケーブルが使用されている。ディスプ
レイの画素数と色数の向上のため、その画像信号の高速
化が求められており、絶縁体に誘電率の小さいフッ素系
の樹脂を使用した同軸ケーブルが使用されるようになっ
てきた。
は、多数本の細径ケーブルが使用されている。ディスプ
レイの画素数と色数の向上のため、その画像信号の高速
化が求められており、絶縁体に誘電率の小さいフッ素系
の樹脂を使用した同軸ケーブルが使用されるようになっ
てきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年パソコンは、ノー
ト型の普及もあって、ますます小型化,軽量化が求めら
れるようになっている。そのため、パソコン本体とLC
Dを接続する多数本のケーブル或いは多芯ケーブルもま
すます細径化されてきた。また、多数本のケーブル接続
も、狭いスペースでの配線で、しかも画像信号の高速化
から、高い精度での特性インピーダンスのマッチングが
求められている。そこで、こうした要求に対応するため
に、特にケーブルの接続作業に於いて、多数芯のケーブ
ルの一本一本について、外部導体を確実にアースに落と
し、中心導体を所定のピッチのコネクター端子や基盤の
回路に接続する必要があり、大変手間がかかるという問
題があった。
ト型の普及もあって、ますます小型化,軽量化が求めら
れるようになっている。そのため、パソコン本体とLC
Dを接続する多数本のケーブル或いは多芯ケーブルもま
すます細径化されてきた。また、多数本のケーブル接続
も、狭いスペースでの配線で、しかも画像信号の高速化
から、高い精度での特性インピーダンスのマッチングが
求められている。そこで、こうした要求に対応するため
に、特にケーブルの接続作業に於いて、多数芯のケーブ
ルの一本一本について、外部導体を確実にアースに落と
し、中心導体を所定のピッチのコネクター端子や基盤の
回路に接続する必要があり、大変手間がかかるという問
題があった。
【0004】なお、前記接続作業を効率よく実施するた
めに、複数本の同軸ケーブルを所定のピッチに並べたフ
ラットケーブルとし、一括接続が行われるようにもなっ
ている。しかし、同軸ケーブル自体が細径化されるに従
って、フラットケーブル化による一括作業では、精度の
安定性や接続部の強度が不足するなどの問題が顕在化し
てきた。更に、所定のピッチのコネクター端子や基盤の
回路に接続するために、ケーブル端末のピッチの精度が
求められている。
めに、複数本の同軸ケーブルを所定のピッチに並べたフ
ラットケーブルとし、一括接続が行われるようにもなっ
ている。しかし、同軸ケーブル自体が細径化されるに従
って、フラットケーブル化による一括作業では、精度の
安定性や接続部の強度が不足するなどの問題が顕在化し
てきた。更に、所定のピッチのコネクター端子や基盤の
回路に接続するために、ケーブル端末のピッチの精度が
求められている。
【0005】本発明は、上記従来技術が有する各種問題
点を解決するためになされたものであり、本発明者等は
その解決について種々検討した結果、極細同軸ケーブル
であっても、一括接続の作業が容易に出来るような端末
処理を施し、ピッチ精度の向上したケーブル加工品とし
てユーザーに提供することによって、接続作業の効率化
が計られ、またケーブルインピーダンスのマッチング精
度の向上が計れる極細同軸フラットケーブル加工品及び
その製造方法を提供することを目的とする。
点を解決するためになされたものであり、本発明者等は
その解決について種々検討した結果、極細同軸ケーブル
であっても、一括接続の作業が容易に出来るような端末
処理を施し、ピッチ精度の向上したケーブル加工品とし
てユーザーに提供することによって、接続作業の効率化
が計られ、またケーブルインピーダンスのマッチング精
度の向上が計れる極細同軸フラットケーブル加工品及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点として本発明
は、極細の中心導体(1) の外周に、順次、内部絶縁体
(2) 、横巻き外部導体(3) 、好ましくは更にAl−PE
Tテープ(アルミ−ポリエステルラミネートテープ)巻
回層(3a)、及びシース(4) が設けられてなる極細同軸ケ
ーブル(5) の複数本がフラット状に並べられ、粘着テー
プ(11)により固定された極細同軸フラットケーブル体
(6) の片端部又は両端部近傍の粘着テープ(11)、シース
(4)(及びAl−PETテープ巻回層(3a))が、該フラ
ットケーブル体の長さ方向にずらされることにより外部
導体(3) が露出され、この露出外部導体(3) が所定のピ
ッチで溝(m)のあるグランドバー(以下、溝付きグラ
ンドバーと略記する)(12)の1組により所定のピッチで
一括接続固定され、また該グランドバー(12)より更に端
部側の外部導体(3) が除去されて内部絶縁体(2) が露出
され、この露出内部絶縁体(2) (絶縁導体(2a))が絶縁
フィルム(14)により所定のピッチで固定されている極細
同軸フラットケーブル加工品(20)にある。
は、極細の中心導体(1) の外周に、順次、内部絶縁体
(2) 、横巻き外部導体(3) 、好ましくは更にAl−PE
Tテープ(アルミ−ポリエステルラミネートテープ)巻
回層(3a)、及びシース(4) が設けられてなる極細同軸ケ
ーブル(5) の複数本がフラット状に並べられ、粘着テー
プ(11)により固定された極細同軸フラットケーブル体
(6) の片端部又は両端部近傍の粘着テープ(11)、シース
(4)(及びAl−PETテープ巻回層(3a))が、該フラ
ットケーブル体の長さ方向にずらされることにより外部
導体(3) が露出され、この露出外部導体(3) が所定のピ
ッチで溝(m)のあるグランドバー(以下、溝付きグラ
ンドバーと略記する)(12)の1組により所定のピッチで
一括接続固定され、また該グランドバー(12)より更に端
部側の外部導体(3) が除去されて内部絶縁体(2) が露出
され、この露出内部絶縁体(2) (絶縁導体(2a))が絶縁
フィルム(14)により所定のピッチで固定されている極細
同軸フラットケーブル加工品(20)にある。
【0007】上記第1の観点の極細同軸フラットケーブ
ル加工品(20)は、端部が溝付きグランドバー(12)と絶縁
フィルム(14)とで所定のピッチに固定されているので、
コネクターの端子への接続、基板の回路への接続とも
に、一括接続の作業が容易である。更に、接続の信頼性
も高く、かつ接続部の機械的強度も充分とすることが出
来る。また、横巻き外部導体(3) が溝付きグランドバー
(12)により一括導通されているので、外部導体をアース
に落とす作業も容易である。更に、粘着テープ(11)を剥
がすことにより端部のみピッチが固定された状態にな
り、配線の自由度や配線後の使用状態の自由度を増すこ
とが出来る。また、前記溝付きグランドバー(12)の溝
(m)の形状としては、三角形状、円形状等が好ましい
が、特に限定されるものではない。
ル加工品(20)は、端部が溝付きグランドバー(12)と絶縁
フィルム(14)とで所定のピッチに固定されているので、
コネクターの端子への接続、基板の回路への接続とも
に、一括接続の作業が容易である。更に、接続の信頼性
も高く、かつ接続部の機械的強度も充分とすることが出
来る。また、横巻き外部導体(3) が溝付きグランドバー
(12)により一括導通されているので、外部導体をアース
に落とす作業も容易である。更に、粘着テープ(11)を剥
がすことにより端部のみピッチが固定された状態にな
り、配線の自由度や配線後の使用状態の自由度を増すこ
とが出来る。また、前記溝付きグランドバー(12)の溝
(m)の形状としては、三角形状、円形状等が好ましい
が、特に限定されるものではない。
【0008】第2の観点として本発明は、前記請求項1
記載の極細同軸フラットケーブル加工品(20)の溝付きグ
ランドバー(12)と絶縁フィルム(14)との間の各内部絶縁
体(2) の一部が剥離され、露出した中心導体(1) が所定
のピッチで固定されている極細同軸フラットケーブル加
工品(30)にある。
記載の極細同軸フラットケーブル加工品(20)の溝付きグ
ランドバー(12)と絶縁フィルム(14)との間の各内部絶縁
体(2) の一部が剥離され、露出した中心導体(1) が所定
のピッチで固定されている極細同軸フラットケーブル加
工品(30)にある。
【0009】上記第2の観点の極細同軸フラットケーブ
ル加工品(30)は、上記第1の観点の極細同軸フラットケ
ーブル加工品(20)と同様の作用、効果を有する。また、
中心導体に撚り線を用い、一括半田コートを施すことに
より更に強調される。
ル加工品(30)は、上記第1の観点の極細同軸フラットケ
ーブル加工品(20)と同様の作用、効果を有する。また、
中心導体に撚り線を用い、一括半田コートを施すことに
より更に強調される。
【0010】第3の観点として本発明は、前記請求項1
記載の極細同軸フラットケーブル加工品(20)の製造方法
であって、極細中心導体(1) の外周に、順次、内部絶縁
体(2) 、横巻き外部導体(3) 、好ましくは更にAl−P
ETテープ(アルミ−ポリエステルラミネートテープ)
巻回層(3a)、及びシース(4) が設けられてなる極細同軸
ケーブル(5) の複数本を所定のピッチでフラット状に並
べ、粘着テープ(11)によりピッチを固定し極細同軸フラ
ットケーブル体(6) とするフラットケーブル体形成工程
f1:と、前記極細同軸フラットケーブル体(6) の片端
部又は両端部の所定部の表面に,該ケーブル体(6) の長
さ方向と直角にレーザー光を照射して、粘着テープ(1
1)、シース (4)、(及びAl−PETテープ巻回層(3
a))の表面にスリットを入れてから、端部側の粘着テー
プ(11)、シース (4)、(及びAl−PETテープ巻回層
(3a))を剥離の方向にずらして外部導体(3) を露出させ
る外部導体露出工程f2:と、前記外部導体(3) が露出
された極細同軸フラットケーブル体(6) の露出外部導体
(3) を、溝付きグランドバー(12)の一組により所定のピ
ッチに整列するとともに、はんだにより固定し、また一
枚の銅板(13)を一方のグランドバー(12)の端部とほぼ突
き合わせるようにしてから、はんだにより外部導体(3)
に固定する外部導体固定工程f3:と、前記グランドバ
ー(12)と銅板(13)の隙間を支点とし、上下にケーブル体
を屈曲させて外部導体(3) を切断してから、該外部導体
(3) が固定された銅板(13)をケーブルの端部長さ方向に
引っ張り、切断された外部導体(3) を銅板(13)ごと除去
して内部絶縁体(2) (絶縁導体(2a))を露出させる内部
絶縁体露出工程f4:と、前記露出絶縁導体(2a)に絶縁
フィルム(14)を接着させ、各絶縁導体(2a)のピッチを固
定する絶縁導体ピッチ固定工程f5:と、により極細同
軸フラットケーブル加工品(20)を製造する極細同軸フラ
ットケーブル加工品の製造方法にある。
記載の極細同軸フラットケーブル加工品(20)の製造方法
であって、極細中心導体(1) の外周に、順次、内部絶縁
体(2) 、横巻き外部導体(3) 、好ましくは更にAl−P
ETテープ(アルミ−ポリエステルラミネートテープ)
巻回層(3a)、及びシース(4) が設けられてなる極細同軸
ケーブル(5) の複数本を所定のピッチでフラット状に並
べ、粘着テープ(11)によりピッチを固定し極細同軸フラ
ットケーブル体(6) とするフラットケーブル体形成工程
f1:と、前記極細同軸フラットケーブル体(6) の片端
部又は両端部の所定部の表面に,該ケーブル体(6) の長
さ方向と直角にレーザー光を照射して、粘着テープ(1
1)、シース (4)、(及びAl−PETテープ巻回層(3
a))の表面にスリットを入れてから、端部側の粘着テー
プ(11)、シース (4)、(及びAl−PETテープ巻回層
(3a))を剥離の方向にずらして外部導体(3) を露出させ
る外部導体露出工程f2:と、前記外部導体(3) が露出
された極細同軸フラットケーブル体(6) の露出外部導体
(3) を、溝付きグランドバー(12)の一組により所定のピ
ッチに整列するとともに、はんだにより固定し、また一
枚の銅板(13)を一方のグランドバー(12)の端部とほぼ突
き合わせるようにしてから、はんだにより外部導体(3)
に固定する外部導体固定工程f3:と、前記グランドバ
ー(12)と銅板(13)の隙間を支点とし、上下にケーブル体
を屈曲させて外部導体(3) を切断してから、該外部導体
(3) が固定された銅板(13)をケーブルの端部長さ方向に
引っ張り、切断された外部導体(3) を銅板(13)ごと除去
して内部絶縁体(2) (絶縁導体(2a))を露出させる内部
絶縁体露出工程f4:と、前記露出絶縁導体(2a)に絶縁
フィルム(14)を接着させ、各絶縁導体(2a)のピッチを固
定する絶縁導体ピッチ固定工程f5:と、により極細同
軸フラットケーブル加工品(20)を製造する極細同軸フラ
ットケーブル加工品の製造方法にある。
【0011】上記第3の観点の極細同軸フラットケーブ
ル加工品の製造方法を用いることにより、前記第1の観
点の極細同軸フラットケーブル加工品(20)が効率よく製
造できる。更に、該製造方法の特徴として、先ず、粘着
テープ(11)及びシース (4)をずらせて横巻き外部導体
(3) を露出させるために、レーザー光により粘着テープ
(11)及びシース (4)にスリットを入れるが、本願発明に
用いる極細同軸ケーブルとして、横巻き外部導体(3) の
外周にAl−PETテープ層(3a)を設けた場合は、レー
ザー光によって、横巻き外部導体(3) が傷つけられない
という作用がある。また、露出した横巻き外部導体(3)
に溝付きグランドバー(12)と銅板(13)を半田付けするこ
とにより、銅板(13)とともに複数芯の外部導体(3) を一
括切断、除去が可能であり、大変効率が良い。この時、
銅板(13)を掴んで引抜き方向に力を加えることにより、
内部絶縁体(2) に応力をかけずに外部導体(3) を除去す
ることが出来るので、ケーブル特性に影響を与えやすい
内部絶縁体(2) を保護する作用も果す。
ル加工品の製造方法を用いることにより、前記第1の観
点の極細同軸フラットケーブル加工品(20)が効率よく製
造できる。更に、該製造方法の特徴として、先ず、粘着
テープ(11)及びシース (4)をずらせて横巻き外部導体
(3) を露出させるために、レーザー光により粘着テープ
(11)及びシース (4)にスリットを入れるが、本願発明に
用いる極細同軸ケーブルとして、横巻き外部導体(3) の
外周にAl−PETテープ層(3a)を設けた場合は、レー
ザー光によって、横巻き外部導体(3) が傷つけられない
という作用がある。また、露出した横巻き外部導体(3)
に溝付きグランドバー(12)と銅板(13)を半田付けするこ
とにより、銅板(13)とともに複数芯の外部導体(3) を一
括切断、除去が可能であり、大変効率が良い。この時、
銅板(13)を掴んで引抜き方向に力を加えることにより、
内部絶縁体(2) に応力をかけずに外部導体(3) を除去す
ることが出来るので、ケーブル特性に影響を与えやすい
内部絶縁体(2) を保護する作用も果す。
【0012】第4の観点として本発明は、前記第2の観
点の極細同軸フラットケーブル加工品(30)の製造方法で
あって、前記請求項3の絶縁導体ピッチ固定工程f6に
続いて、前記グランドバー(12)と絶縁フィルム(14)との
間の各絶縁導体(2a)の所定部の表面に該絶縁導体(2a)の
長さ方向と直角にレーザー光を照射して内部絶縁体(2)
表面にスリットを入れてから、端部側の内部絶縁体(2)
を剥離の方向にずらして中心導体(1) を露出させる中心
導体露出工程f6:と、により極細同軸フラットケーブ
ル加工品(30)を製造する極細同軸フラットケーブル加工
品の製造方法にある。
点の極細同軸フラットケーブル加工品(30)の製造方法で
あって、前記請求項3の絶縁導体ピッチ固定工程f6に
続いて、前記グランドバー(12)と絶縁フィルム(14)との
間の各絶縁導体(2a)の所定部の表面に該絶縁導体(2a)の
長さ方向と直角にレーザー光を照射して内部絶縁体(2)
表面にスリットを入れてから、端部側の内部絶縁体(2)
を剥離の方向にずらして中心導体(1) を露出させる中心
導体露出工程f6:と、により極細同軸フラットケーブ
ル加工品(30)を製造する極細同軸フラットケーブル加工
品の製造方法にある。
【0013】上記第4の観点の極細同軸フラットケーブ
ル加工品の製造方法を用いることにより、前記第2の観
点の極細同軸フラットケーブル加工品(20)が効率よく製
造できる。また、上記第3の観点の製造方法と同様の、
作用,効果を有する。
ル加工品の製造方法を用いることにより、前記第2の観
点の極細同軸フラットケーブル加工品(20)が効率よく製
造できる。また、上記第3の観点の製造方法と同様の、
作用,効果を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を、図に示す
実施の形態により更に詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図1は本発明の極
細同軸フラットケーブル加工品に用いる極細同軸ケーブ
ルの一実施形態を示す断面図である。図2は本発明の実
施形態1の極細同軸フラットケーブル加工品の端部を拡
大して示す略図である。図3は本発明の実施形態2の極
細同軸フラットケーブル加工品の端部を拡大して示す略
図である。図4は本発明の外部導体固定工程f3終了後
のケーブル加工品中間体を示す略図であり、接着テー
プ、端部のシース及びAl−PET層をずらして横巻き
外部導体を露出させ、外部導体に1 組のグランドバーと
銅板を半田付けしている様子を拡大して示している。図
5は本発明の極細同軸フラットケーブル加工品に用いる
溝付きグランドバーの一実施形態を示す略図である。ま
た、図6は本発明の極細同軸フラットケーブル加工品の
製造方法の一実施形態を示すフロー図である。
実施の形態により更に詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図1は本発明の極
細同軸フラットケーブル加工品に用いる極細同軸ケーブ
ルの一実施形態を示す断面図である。図2は本発明の実
施形態1の極細同軸フラットケーブル加工品の端部を拡
大して示す略図である。図3は本発明の実施形態2の極
細同軸フラットケーブル加工品の端部を拡大して示す略
図である。図4は本発明の外部導体固定工程f3終了後
のケーブル加工品中間体を示す略図であり、接着テー
プ、端部のシース及びAl−PET層をずらして横巻き
外部導体を露出させ、外部導体に1 組のグランドバーと
銅板を半田付けしている様子を拡大して示している。図
5は本発明の極細同軸フラットケーブル加工品に用いる
溝付きグランドバーの一実施形態を示す略図である。ま
た、図6は本発明の極細同軸フラットケーブル加工品の
製造方法の一実施形態を示すフロー図である。
【0015】これらの図において、1は中心導体、2は
内部絶縁体、2aは絶縁導体、3は横巻き外部導体( シー
ルド層) 、3aはAl−PETテープ巻回層、4はシー
ス、5は極細同軸ケーブル、11は接着テープ、12は
グランドバー、13は銅板、14は絶縁フィルム、2
0,30は極細同軸フラットケーブル加工品、またmは
溝である。
内部絶縁体、2aは絶縁導体、3は横巻き外部導体( シー
ルド層) 、3aはAl−PETテープ巻回層、4はシー
ス、5は極細同軸ケーブル、11は接着テープ、12は
グランドバー、13は銅板、14は絶縁フィルム、2
0,30は極細同軸フラットケーブル加工品、またmは
溝である。
【0016】−実施の形態1− 実施の形態1について、図1、図2、及び図4〜図6を
用いて説明する。先ず中心導体(1) として、0.03mmφ
錫メッキ銅合金線の7本撚りの外周に、内部絶縁体(2)
として、厚さ0.06mmのフッ素系樹脂を被覆した。次に
前記内部絶縁体(2) の外周に、素線径0.03mmφの錫メ
ッキ銅合金線により、横巻き外部導体(3) を施し、更に
Al面を内側に向けたAl−PETテープ(3a)を巻き付
け、シース (4)として着色PETテープ巻きを施して、
外径0.33mmφの極細同軸ケーブル(5) とした。次に、
前記極細同軸ケーブル(5) の20芯を0.5 mmピッチで
並べて上下から接着テープ(11)を貼り合わせてピッチを
固定し、極細同軸フラットケーブル体(6) とした。──
(フラットケーブル体形成工程f1)
用いて説明する。先ず中心導体(1) として、0.03mmφ
錫メッキ銅合金線の7本撚りの外周に、内部絶縁体(2)
として、厚さ0.06mmのフッ素系樹脂を被覆した。次に
前記内部絶縁体(2) の外周に、素線径0.03mmφの錫メ
ッキ銅合金線により、横巻き外部導体(3) を施し、更に
Al面を内側に向けたAl−PETテープ(3a)を巻き付
け、シース (4)として着色PETテープ巻きを施して、
外径0.33mmφの極細同軸ケーブル(5) とした。次に、
前記極細同軸ケーブル(5) の20芯を0.5 mmピッチで
並べて上下から接着テープ(11)を貼り合わせてピッチを
固定し、極細同軸フラットケーブル体(6) とした。──
(フラットケーブル体形成工程f1)
【0017】次に、前述のようにして得られた極細同軸
フラットケーブル体(6) を長さ130mmに切断した。
次に両端からそれぞれ15mmの位置にレーザー光により
両面からスリットを入れ、粘着テープ(11)、シース (4)
及びAl−PETテープ層(3a)を一括して除去する方向
にずらし、横巻き外部導体(3) を露出させた。──(外
部導体露出工程f2)
フラットケーブル体(6) を長さ130mmに切断した。
次に両端からそれぞれ15mmの位置にレーザー光により
両面からスリットを入れ、粘着テープ(11)、シース (4)
及びAl−PETテープ層(3a)を一括して除去する方向
にずらし、横巻き外部導体(3) を露出させた。──(外
部導体露出工程f2)
【0018】次に、前記露出した横巻き外部導体(3) を
上下から、1 組の幅1 mm×厚さ0.1 mmの錫メッキ平
角銅線の溝付きグランドバー(12)で挟み、極細同軸フラ
ットケーブル体と同等の幅で厚さ0.1 mmの銅板(13)の
1 枚を該グランドバー(12)の1枚に接するように固定
し、外部導体(3) とグランドバー(12)と銅板をはんだ付
けした。なお、前記グランドバー(12)には、事前に0.
5mmピッチの三角形状の溝(m)が加工して有り、上
下から挟まれた外部導体(3) は0.5mmピッチに整列
した。──(外部導体固定工程f3)
上下から、1 組の幅1 mm×厚さ0.1 mmの錫メッキ平
角銅線の溝付きグランドバー(12)で挟み、極細同軸フラ
ットケーブル体と同等の幅で厚さ0.1 mmの銅板(13)の
1 枚を該グランドバー(12)の1枚に接するように固定
し、外部導体(3) とグランドバー(12)と銅板をはんだ付
けした。なお、前記グランドバー(12)には、事前に0.
5mmピッチの三角形状の溝(m)が加工して有り、上
下から挟まれた外部導体(3) は0.5mmピッチに整列
した。──(外部導体固定工程f3)
【0019】次に、前記溝付きグランドバー(12)と銅板
(13)の境目近傍を支点として上下方向にケーブルを一回
以上屈曲させ、外部導体(3) を切断した。そして、複数
芯の端部の外部導体(3) を一括して除去して内部絶縁体
(2) ( 絶縁導体(2a)) を露出させた。──(内部絶縁体
露出工程f4)
(13)の境目近傍を支点として上下方向にケーブルを一回
以上屈曲させ、外部導体(3) を切断した。そして、複数
芯の端部の外部導体(3) を一括して除去して内部絶縁体
(2) ( 絶縁導体(2a)) を露出させた。──(内部絶縁体
露出工程f4)
【0020】次に、各絶縁導体(2a)のピッチを保持した
まま、該各絶縁導体(2a)の端部に絶縁フィルム(14)を貼
付けピッチを固定することにより、一括接続が容易な極
細同軸フラットケーブル加工品(20)を完成した。──
(絶縁導体ピッチ固定工程f5)
まま、該各絶縁導体(2a)の端部に絶縁フィルム(14)を貼
付けピッチを固定することにより、一括接続が容易な極
細同軸フラットケーブル加工品(20)を完成した。──
(絶縁導体ピッチ固定工程f5)
【0021】−実施の形態2− 実施の形態2について、図2、図3、及び図6を用いて
説明する。前記実施形態1により得られた極細同軸フラ
ットケーブル加工品(20)の絶縁フィルム(14)と溝付きグ
ランドバー(12)との間の内部絶縁体(2) にレーザー光で
スリットを入れ、ピッチを固定した絶縁フィルム(14)を
端部側にずらして内部絶縁体(2) の一部を剥離し、中心
導体(1) を露出させた。──(中心導体露出工程f6) 次に絶縁体ピッチを固定した絶縁フィルム(14)より先端
の部分を切断して、端末処理済で一括接続が容易な極細
同軸フラットケーブル加工品(30)を完成した。
説明する。前記実施形態1により得られた極細同軸フラ
ットケーブル加工品(20)の絶縁フィルム(14)と溝付きグ
ランドバー(12)との間の内部絶縁体(2) にレーザー光で
スリットを入れ、ピッチを固定した絶縁フィルム(14)を
端部側にずらして内部絶縁体(2) の一部を剥離し、中心
導体(1) を露出させた。──(中心導体露出工程f6) 次に絶縁体ピッチを固定した絶縁フィルム(14)より先端
の部分を切断して、端末処理済で一括接続が容易な極細
同軸フラットケーブル加工品(30)を完成した。
【0022】更に、図示はしないが、前記ケーブル加工
品の端部を半田浴に浸漬させ、露出した撚り線の中心導
体に半田コートを施す事により、一括接続の作業性をよ
り一層改善することも出来る。また、接着テープ(11)を
剥がすことにより、端部のピッチのみが固定されてい
て、他の部分は自由に動き得る使い勝手の良いケーブル
加工品とすることも出来る。
品の端部を半田浴に浸漬させ、露出した撚り線の中心導
体に半田コートを施す事により、一括接続の作業性をよ
り一層改善することも出来る。また、接着テープ(11)を
剥がすことにより、端部のピッチのみが固定されてい
て、他の部分は自由に動き得る使い勝手の良いケーブル
加工品とすることも出来る。
【0023】
【発明の効果】本発明のケーブル加工品は端部が溝付き
グランドバーと絶縁テープとで所定のピッチに固定され
ているので、コネクターの端子への接続、基板の回路へ
の接続ともに一括接続の作業が容易である。更に、中心
導体が露出しているケーブル加工品に於いても同様であ
り、共に接続の信頼性が高く、かつ接続部の機械的強度
も充分とすることが出来る。このことは、撚り線の中心
導体に一括半田コートを施すことにより、更に強調され
る。また、横巻き外部導体がグランドバーにより一括導
通されているので、外部導体をアースに落とす作業も容
易である。更に、粘着テープを剥がすことにより端部の
みピッチが固定された状態になり、配線の自由度や配線
後の使用状態の自由度を増すことが出来る。
グランドバーと絶縁テープとで所定のピッチに固定され
ているので、コネクターの端子への接続、基板の回路へ
の接続ともに一括接続の作業が容易である。更に、中心
導体が露出しているケーブル加工品に於いても同様であ
り、共に接続の信頼性が高く、かつ接続部の機械的強度
も充分とすることが出来る。このことは、撚り線の中心
導体に一括半田コートを施すことにより、更に強調され
る。また、横巻き外部導体がグランドバーにより一括導
通されているので、外部導体をアースに落とす作業も容
易である。更に、粘着テープを剥がすことにより端部の
みピッチが固定された状態になり、配線の自由度や配線
後の使用状態の自由度を増すことが出来る。
【0024】以上はケーブル加工品そのものによる効果
であるが、このケーブル加工品を製造する手順にも次の
ような特徴がある。先ず、シースをずらせて横巻き外部
導体を露出させるために、レーザー光により接着テープ
及びシースにスリットを入れるが、本願発明に用いる同
軸ケーブルは横巻き外部導体の外周にAl−PETテー
プ層があるので、このときレーザー光によって、外部導
体が傷つけられないという特徴がある。また、露出した
外部導体にグランドバーと銅板を半田付けすることによ
り、銅板とともに複数芯の外部導体を一括切断,除去が
可能であり、大変効率が良い。この時、銅板を掴んで引
抜き方向に力を加えることにより、内部絶縁体に応力を
かけずに外部導体を除去することが出来るので、ケーブ
ル特性に影響を与えやすい内部絶縁体を保護する役目も
果す。
であるが、このケーブル加工品を製造する手順にも次の
ような特徴がある。先ず、シースをずらせて横巻き外部
導体を露出させるために、レーザー光により接着テープ
及びシースにスリットを入れるが、本願発明に用いる同
軸ケーブルは横巻き外部導体の外周にAl−PETテー
プ層があるので、このときレーザー光によって、外部導
体が傷つけられないという特徴がある。また、露出した
外部導体にグランドバーと銅板を半田付けすることによ
り、銅板とともに複数芯の外部導体を一括切断,除去が
可能であり、大変効率が良い。この時、銅板を掴んで引
抜き方向に力を加えることにより、内部絶縁体に応力を
かけずに外部導体を除去することが出来るので、ケーブ
ル特性に影響を与えやすい内部絶縁体を保護する役目も
果す。
【0025】従って、本発明のケーブル加工品は、パソ
コンの液晶ディスプレイ用等に使用される、複数本の極
細同軸ケーブルの接続作業を効率よく実施し、接続の精
度、確実性、強度を向上した端末加工処理済みのケーブ
ル加工品となるので、産業に寄与する効果は極めて大で
ある。
コンの液晶ディスプレイ用等に使用される、複数本の極
細同軸ケーブルの接続作業を効率よく実施し、接続の精
度、確実性、強度を向上した端末加工処理済みのケーブ
ル加工品となるので、産業に寄与する効果は極めて大で
ある。
【図1】本発明の極細同軸フラットケーブル加工品に用
いる極細同軸ケーブルの一実施形態を示す断面図であ
る。
いる極細同軸ケーブルの一実施形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1の極細同軸フラットケーブ
ル加工品の端部を拡大して示す略図である。
ル加工品の端部を拡大して示す略図である。
【図3】本発明の実施形態2の極細同軸フラットケーブ
ル加工品の端部を拡大して示す略図である。
ル加工品の端部を拡大して示す略図である。
【図4】本発明の外部導体固定工程f3終了後のケーブ
ル加工品中間体を示す略図である。
ル加工品中間体を示す略図である。
【図5】本発明の極細同軸フラットケーブル加工品に用
いる溝付きグランドバーの一実施形態を示す略図であ
る。
いる溝付きグランドバーの一実施形態を示す略図であ
る。
【図6】本発明の極細同軸フラットケーブル加工品の製
造方法の一実施形態を示すフロー図である。
造方法の一実施形態を示すフロー図である。
1 中心導体 2 内部絶縁体 2a 絶縁導体 3 横巻き外部導体( シールド層) 3a Al−PETテープ巻回層 4 シース 5 極細同軸ケーブル 11 接着テープ 12 溝付きグランドバー 13 銅板 14 絶縁フィルム 20,30 極細同軸フラットケーブル加工品 m 溝
Claims (4)
- 【請求項1】 極細の中心導体(1) の外周に、順次、内
部絶縁体(2) 、横巻き外部導体(3) 、好ましくは更にA
l−PETテープ(アルミ−ポリエステルラミネートテ
ープ)巻回層(3a)、及びシース(4) が設けられてなる極
細同軸ケーブル(5) の複数本がフラット状に並べられ、
粘着テープ(11)により固定された極細同軸フラットケー
ブル体(6) の片端部又は両端部近傍の粘着テープ(11)、
シース(4)(及びAl−PETテープ巻回層(3a))が、
該フラットケーブル体の長さ方向にずらされることによ
り外部導体(3) が露出され、この露出外部導体(3) が所
定のピッチで溝(m)のあるグランドバー(12)の1組に
より所定のピッチで一括接続固定され、また該グランド
バー(12)より更に端部側の外部導体(3) が除去されて内
部絶縁体(2) が露出され、この露出内部絶縁体(2) (絶
縁導体(2a))が絶縁フィルム(14)により所定のピッチで
固定されていることを特徴とする極細同軸フラットケー
ブル加工品(20)。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の極細同軸フラットケ
ーブル加工品(20)のグランドバー(12)と絶縁フィルム(1
4)との間の各内部絶縁体(2) の一部が剥離され、露出し
た中心導体(1) が所定のピッチで固定されていることを
特徴とする極細同軸フラットケーブル加工品(30)。 - 【請求項3】 前記請求項1記載の極細同軸フラットケ
ーブル加工品(20)の製造方法であって、極細中心導体
(1) の外周に、順次、内部絶縁体(2) 、横巻き外部導体
(3) 、好ましくは更にAl−PETテープ(アルミ−ポ
リエステルラミネートテープ)巻回層(3a)、及びシース
(4) が設けられてなる極細同軸ケーブル(5) の複数本を
所定のピッチでフラット状に並べ、粘着テープ(11)によ
りピッチを固定し極細同軸フラットケーブル体(6) とす
るフラットケーブル体形成工程f1:と、 前記極細同軸フラットケーブル体(6) の片端部又は両端
部の所定部の表面に,該ケーブル体(6) の長さ方向と直
角にレーザー光を照射して、粘着テープ(11)、シース
(4)、(及びAl−PETテープ巻回層(3a))の表面に
スリットを入れてから、端部側の粘着テープ(11)、シー
ス (4)、(及びAl−PETテープ巻回層(3a))を剥離
の方向にずらして外部導体(3) を露出させる外部導体露
出工程f2:と、 前記外部導体(3) が露出された極細同軸フラットケーブ
ル体(6) の露出外部導体(3) を、所定のピッチで溝
(m)のあるグランドバー(12)の一組により所定のピッ
チに整列するとともに、はんだにより固定し、また一枚
の銅板(13)を一方のグランドバー(12)の端部とほぼ突き
合わせるようにしてから、はんだにより外部導体(3) に
固定する外部導体固定工程f3:と、 前記グランドバー(12)と銅板(13)の隙間を支点とし、上
下にケーブル体を屈曲させて外部導体(3) を切断してか
ら、該外部導体(3) が固定された銅板(13)をケーブルの
端部長さ方向に引っ張り、切断された外部導体(3) を銅
板(13)ごと除去して内部絶縁体(2) (絶縁導体(2a))を
露出させる内部絶縁体露出工程f4:と、 前記露出絶縁導体(2a)に絶縁フィルム(14)を接着させ、
各絶縁導体(2a)のピッチを固定する絶縁導体ピッチ固定
工程f5:と、 により極細同軸フラットケーブル加工品(20)を製造する
ことを特徴とする極細同軸フラットケーブル加工品の製
造方法。 - 【請求項4】 前記請求項2記載の極細同軸フラットケ
ーブル加工品(30)の製造方法であって、前記請求項3の
絶縁導体ピッチ固定工程f5に続いて、前記グランドバ
ー(12)と絶縁フィルム(14)との間の各絶縁導体(2a)の所
定部の表面に該絶縁導体(2a)の長さ方向と直角にレーザ
ー光を照射して内部絶縁体(2) 表面にスリットを入れて
から、端部側の内部絶縁体(2) を剥離の方向にずらして
中心導体(1) を露出させる中心導体露出工程f6:と、
により極細同軸フラットケーブル加工品(30)を製造する
ことを特徴とする極細同軸フラットケーブル加工品の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11026898A JP2000228118A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 極細同軸フラットケーブル加工品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11026898A JP2000228118A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 極細同軸フラットケーブル加工品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000228118A true JP2000228118A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12206070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11026898A Pending JP2000228118A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 極細同軸フラットケーブル加工品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000228118A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002083654A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-03-22 | Maspro Denkoh Corp | 伝送ケーブルと電子機器との接続構造 |
JP2009152210A (ja) * | 2009-02-12 | 2009-07-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 同軸フラットケーブルおよびその製造方法 |
US7628647B2 (en) | 2006-10-23 | 2009-12-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Coaxial cable and method for manufacturing the same |
JP2009295558A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Junkosha Co Ltd | フラットケーブル |
CN110931159A (zh) * | 2019-12-21 | 2020-03-27 | 深圳市新都丰电子有限公司 | 一种可提高连接强度的电缆线及其加工工艺 |
-
1999
- 1999-02-04 JP JP11026898A patent/JP2000228118A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002083654A (ja) * | 2000-09-06 | 2002-03-22 | Maspro Denkoh Corp | 伝送ケーブルと電子機器との接続構造 |
JP4531956B2 (ja) * | 2000-09-06 | 2010-08-25 | マスプロ電工株式会社 | 平型同軸ケーブルと電子機器との接続構造 |
US7628647B2 (en) | 2006-10-23 | 2009-12-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Coaxial cable and method for manufacturing the same |
JP2009295558A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Junkosha Co Ltd | フラットケーブル |
JP2009152210A (ja) * | 2009-02-12 | 2009-07-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 同軸フラットケーブルおよびその製造方法 |
CN110931159A (zh) * | 2019-12-21 | 2020-03-27 | 深圳市新都丰电子有限公司 | 一种可提高连接强度的电缆线及其加工工艺 |
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