JP2000227051A - 内燃機関の蒸発燃料処理装置 - Google Patents
内燃機関の蒸発燃料処理装置Info
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- JP2000227051A JP2000227051A JP11029260A JP2926099A JP2000227051A JP 2000227051 A JP2000227051 A JP 2000227051A JP 11029260 A JP11029260 A JP 11029260A JP 2926099 A JP2926099 A JP 2926099A JP 2000227051 A JP2000227051 A JP 2000227051A
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- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
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Abstract
頼性を向上させる。 【解決手段】燃料タンクを大気圧状態にした後に閉鎖し
たときの前記燃料タンクの内圧の変化度合いを検出する
補正チェック手段、燃料タンクを負圧にした後に閉鎖し
たときの前記燃料タンクの内圧の変化度合いを検出する
漏れチェック手段、前記漏れチェック手段および補正チ
ェック手段による検出結果に基づいて燃料タンクの漏れ
の有無を判定する判定手段を有する蒸発燃料処理装置に
おいて、補正チェック手段による検出の際の燃料消費量
および漏れチェック手段による検出の際の燃料消費量を
算出する算出手段と、前記算出されたそれぞれの燃料消
費量が実質的に異なるとき、前記判定手段による漏れの
有無の判定を禁止する判定禁止手段とを備える蒸発処理
装置を構成することにより、タンク系の漏れの有無の判
定が不正確になることがある場合には、判定を行わない
ようにする。
Description
発生する蒸発燃料を内燃機関の吸気系に放出する内燃機
関の蒸発燃料処理装置に関し、より具体的には、燃料タ
ンクからエンジン吸気系に至る蒸発燃料排出抑止系の漏
れの有無を判定することができる内燃機関の蒸発燃料処
理装置に関する。
漏れの有無を判定する手法が記載されている。蒸発燃料
排出抑止系を所定圧力まで減圧し、次に燃料タンクの圧
力の減圧目標値を上限値および下限値に交互に設定して
燃料タンクの圧力を除々に減圧目標値に収束させるフィ
ードバック減圧を行い、燃料タンクの単位時間あたりの
圧力変動量を算出する(リークダウンチェックモー
ド)。判定結果に対するベーパの影響を取り除くため、
補正値として蒸発燃料による単位時間あたりの圧力変動
量を算出する。タンク系の漏れの有無の判定は、上記の
リークダウンチェックモードで算出された圧力変動量か
ら、補正チェックモードで算出された圧力変動量に係数
を掛けた値を引いた値に基づいて行われる。この値が所
定値以下であれば、タンク系に漏れがなく正常と判定
し、この値が所定値より大きければ、タンク系に漏れが
あると判定する。
ークチェックおよび補正チェックを行ってタンク系の漏
れの有無を判定する場合に、補正チェック中の運転状態
とリークチェック中の運転状態が大きく異なる場合に
は、正確な補正を行うことができない。例えば、補正チ
ェック中は安定したクルーズ走行であって、リークチェ
ック中には加速状態が含まれる場合、加速時には燃料タ
ンクの内圧上昇が小さくなるため、タンク系に漏れがあ
っても正常と判断されることがある。この発明の発明者
は、減速時には、燃料の消費が少ないなどの原因で、燃
料タンクの内圧上昇が速まるのに対し、加速時には、燃
料の消費が多いなどの原因で、燃料タンクの内圧上昇が
遅くなる(内圧が負圧方向に変動する)ことを見いだし
た。
穴による漏れを検出するには、補正チェックおよびリー
クチェックに30秒から60秒という長い時間を必要と
し、補正チェック中およびリークチェック中の運転状態
が大きく異なることがある。このような場合、補正チェ
ック時およびリークチェック時の運転状態の相違が燃料
タンクの内圧に影響を及ぼし、漏れの有無判定の精度を
害する。
の信頼性を向上させることを目的とする。
め、この発明は、燃料タンク、内部を大気に開放する開
放口を有し前記燃料タンク内に発生した蒸発燃料を吸着
するキャニスタ、前記燃料タンクと前記キャニスタを連
通するチャージ通路、前記キャニスタと内燃機関の吸気
管を連通するパージ通路、前記チャージ通路に設けられ
た圧力調整弁、前記圧力調整弁をバイパスする通路に設
けられたバイパス弁、前記パージ通路に設けられたパー
ジ制御弁、前記開放口を開閉可能なベントシャット弁、
前記燃料タンクの内圧を検出するための内圧センサ、前
記燃料タンクを大気圧状態にした後に閉鎖したときの前
記燃料タンクの内圧の変化度合いを検出する補正チェッ
ク手段、前記燃料タンクを負圧にした後に閉鎖したとき
の前記燃料タンクの内圧の変化度合いを検出する漏れチ
ェック手段、前記漏れチェック手段および補正チェック
手段による検出結果に基づいて前記燃料タンクの漏れの
有無を判定する判定手段を有する蒸発燃料処理装置にお
いて、前記補正チェック手段による検出の際の燃料消費
量および前記漏れチェック手段による検出の際の燃料消
費量を算出する算出手段と、前記算出されたそれぞれの
燃料消費量が実質的に異なるとき、前記判定手段による
漏れの有無の判定を禁止する判定禁止手段とを備えると
いう構成をとる。
費量の相違が漏れの有無の判定に影響を及ぼす程度であ
ることをいい、具体的には予め実験またはシミュレーシ
ョンによって決めた値以上の相違があることをいう。
リークチェック中のそれぞれの燃料消費量を算出し、算
出された燃料消費量が実質的に異なる場合には、判定を
禁止するので、タンク系の漏れの有無の判定において誤
った判定を回避することができ、判定の信頼性を向上さ
せることができる。
施の形態を説明する。図1は、この発明の実施形態によ
る内燃機関の蒸発燃料処理装置の全体構成図である。こ
の装置は、内燃機関(以下、「エンジン」という)1、
蒸発燃料排出抑止装置31および電子制御ユニット(以
下、「ECU」という)5を備える。
うための演算を実行するCPU91、エンジン各部の制
御を行うためのプログラムおよび各種のデータを格納す
る読み取り専用メモリ(ROM)92、CPU91によ
る演算の作業領域を提供し、エンジン各部から送られて
くるデータおよびエンジン各部に送り出す制御信号を一
時記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)93、エン
ジン各部から送られてくるデータを受け入れる入力回路
94、エンジン各部に制御信号を送る出力回路95を備
えている。
モジュール2、モジュール3等で示されており、この発
明による漏れの有無を検出するプログラムは、たとえば
モジュール3、4、5に含まれている。また、演算に用
いる各種のデータはテーブル1、テーブル2等の形でR
OM92に格納されている。ROM92は、EEPRO
Mのような書き換え可能なROMであってもよく、この
場合、ある運転サイクルにおいてECU5が演算した結
果をROMに格納しておき、次の運転サイクルで利用す
ることができる。また、種々の処理でセットされた多く
のフラグ情報をEEPROMに記録しておくことによ
り、故障診断に利用することができる。
ジンであり、吸気管2が連結されている。吸気管2の上
流側にはスロットル弁3が配されており、スロットル弁
3に連結されたスロットル弁開度センサ(θTH)4
は、スロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力して
ECUに供給する。
て、エンジン1とスロットル弁3の間に各気筒毎に設け
られ、ECUからの制御信号により開弁時間が制御され
る。燃料供給管7は、燃料噴射弁6および燃料タンク9
を接続し、その途中に設けられた燃料ポンプ8が燃料を
燃料タンク9から燃料噴射弁6に供給する。図示しない
レギュレータが、ポンプ8と燃料噴射弁6の間に設けら
れ、吸気管2から取り込まれる空気の圧力と、燃料供給
管7を介して供給される燃料の圧力との間の差圧を一定
にするよう動作して、燃料の圧力が高すぎるときは図示
しないリターン管を通して余分な燃料を燃料タンク9に
戻す。こうして、スロットル弁3を介して取り込まれた
空気は、吸気管2を通り、燃料噴射弁6から噴射される
燃料と混合してエンジン1のシリンダに供給される。
気温(TA)センサ14は、吸気管2のスロットル弁3
の下流側に装着されており、それぞれ吸気管圧力および
吸気温を検出して電気信号に変換し、それをECU5に
送る。
ジン1のシリンダブロックの冷却水が充満した気筒周壁
に取り付けられ、エンジン冷却水の温度を検出し、電気
信号に変換して結果をECU5に送る。エンジン回転数
(NE)センサ16がエンジン1のカム軸周囲またはク
ランク軸周囲に取り付けられ、エンジン1のクランク軸
の180度回転毎に所定のクランク角度位置で信号パル
ス(TDC信号パルス)を出力し、それをECU5に送
る。
2の途中に設けられた排気ガス浄化装置である三元触媒
33を介して排気する。O2センサ32は排気濃度セン
サであり、排気管12の途中に装着され、排気ガス中の
酸素濃度を検出し、検出値に応じた信号をECU5に送
る。
(VB)センサ18および大気圧(PA)センサ19
は、ECU5に接続されており、それぞれ車両の走行速
度、バッテリ電圧および大気圧を検出し、それをECU
5に送る。
に渡される。入力回路94は、入力信号波形を整形して
電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデ
ジタル信号値に変換する。CPU91は、変換されたデ
ジタル信号を処理し、ROM92に格納されているプロ
グラムに従って演算を実行し、車の各部のアクチュエー
タに送る制御信号を作り出す。この制御信号は出力回路
95に送られ、出力回路95は、燃料噴射弁6、バイパ
ス弁24、ベントシャット弁26およびパージ制御弁3
0その他のアクチュエータに制御信号を送る。
抑止系」という)31について説明する。排出抑止系3
1は、燃料タンク9、チャージ通路20、キャニスタ2
5、パージ通路27およびいくつかの制御弁を備え、燃
料タンク9からの蒸発燃料の排出を制御する。排出抑止
系31は、チャージ通路20にあるバイパス弁24を境
に、便宜上2つに分けて考えることができ、燃料タンク
9を含む側をタンク系、キャニスタ25を含む側をキャ
ニスタ系と呼ぶ。
てキャニスタ25に接続され、燃料タンク9からの蒸発
燃料が、キャニスタ25に移動できるようになってい
る。チャージ通路20は、第1の分岐20aおよび第2
の分岐20bを持ち、これらはエンジンルーム内に設け
られている。内圧センサ11は、チャージ通路20の燃
料タンク側に取り付けられており、チャージ通路20内
の内圧と大気圧との差圧を検出する。定常状態において
は、チャージ通路20内の圧力が燃料タンク9内の圧力
とがほぼ等しいので、内圧センサ11により検出された
内圧を、燃料タンク9の圧力(以下、「タンク内圧」と
いう)とみなすことができる。
られ、二方向弁23は2つの機械式の弁23aおよび2
3bを備える。弁23aは、タンク内圧が大気圧より1
5mmHg程度高くなったときに開く正圧弁であり、こ
れが開弁状態にあると、蒸発燃料がキャニスタ25に流
れ、そこで吸着される。弁23bは、タンク内圧がキャ
ニスタ25側の圧力より10mmHgから15mmHg
程度低くなったとき開く負圧弁であり、これが開弁状態
にあると、キャニスタ25に吸着された蒸発燃料が燃料
タンク9に戻る。
ス弁24が設けられる。バイパス弁24は、通常は閉弁
状態にあり、この発明による排出抑止系31の漏れを検
出する際に、ECU5からの制御信号により開閉を制御
される。
性炭を内蔵し、通路26aを介して大気に連通する吸気
口(図示せず)を持つ。通路26aの途中に、電磁弁で
あるベントシャット弁26が設けられる。ベントシャッ
ト弁26は、通常は開弁状態にあり、この発明による排
出抑止系31の漏れを検出する際に、ECU5からの制
御信号により開閉を制御される。
て吸気管2のスロットル弁3の下流側に接続される。パ
ージ通路27の途中には電磁弁であるパージ制御弁30
が設けられ、キャニスタ25に吸着された燃料が、パー
ジ制御弁30を介してエンジンの吸気系に適宜パージさ
れる。パージ制御弁30は、ECU5からの制御信号に
基づいて、オン−オフデューティ比を変更することによ
り、流量を連続的に制御する。
CU5を機能ブロックで示してあり、これらは図1に示
されるECU5のハードウェア構成およびROM92に
格納されているプログラムにより実現される。ECU5
内の機能ブロックによるデータの受け渡しは、主にRA
M93(図1)を介して行われる。ECU5は、弁制御
部50、タンク減圧モード実行部60、燃料消費量算出
部80および燃料噴射弁制御部81を備える。
制御するバイパス弁制御部51、ベントシャット弁26
の開閉を制御するベントシャット弁制御部52およびパ
ージ制御弁30の開弁量を制御するパージ制御弁制御部
53を備え、タンク減圧実行モード部60からの制御信
号に応じて、それぞれの弁に駆動信号を送る。
部61、補正チェック部62、減圧部63、タンクリー
クチェック部65およびベーパチェック部66を備え、
後で図4を参照して述べるタンク減圧モニターを実行す
る。補正チェック部62およびタンクリークチェック部
65は、それぞれ圧力変動量算出部71および72を備
え、これらは、内圧センサ11により検出された圧力値
に基づいて、補正チェック中およびタンクリークチェッ
ク中の単位時間あたりの圧力変動量をそれぞれ算出す
る。算出された値は、ベーパチェック部66の判定部7
6に渡される。
センサからの信号に基づいて、噴射信号を燃料噴射弁6
に送り、燃料噴射弁6の開弁時間を制御する。燃料噴射
弁6の開弁時間は、燃料消費量算出部80に渡される。
燃料消費量算出部80は、大気開放部61がプロセスの
終了時に1に設定するフラグに基づいて、現在補正チェ
ック中であることを検出し、燃料噴射弁制御部81から
受け取った燃料噴射弁6の開弁時間に基づいて、燃料消
費量を算出する。また、燃料消費量算出部80は、減圧
部63がプロセス終了時に1に設定するフラグに基づい
てタンクリークチェック中であることを検出し、燃料噴
射弁制御部81から受け取った燃料噴射弁6の開弁時間
に基づいて燃料消費量を算出する。それぞれ算出された
値は、ベーパチェック部66の判定実行チェック部73
に渡される。
ク部73、圧力変化チェック部74、判定禁止部75お
よび判定部76を備える。判定実行チェック部73は、
燃料消費量算出部80により算出された補正チェック中
の燃料消費量およびタンクリークチェック中の燃料消費
量に基づいて、タンク系の漏れの有無の判定を行うかど
うか判断する。圧力変化チェック部74は、タンクリー
クチェック部65が処理を終了した時のタンク内圧が正
圧だったかどうかに基づいて、漏れの有無の判定を行う
かどうか判断する。判定実行チェック部73および圧力
変化チェック部74による判断結果に応じて、判定禁止
部75または判定禁止部76が動作する。判定禁止部7
5は判定を禁止し、判定部76は、圧力変動量算出部7
1および72により算出された補正チェック中およびタ
ンクリークチェック中の単位時間あたりの圧力変動量に
基づいて、タンク系の漏れの有無の判定を行う。
の概要を説明する。図3は、エンジンの始動から停止ま
での1運転サイクルにおける、漏れの有無の判定におけ
るタンク系の圧力の遷移の例を示したものである。漏れ
の有無の判定プロセスは、4つの段階、すなわち、始動
後オープン処理、タンク内圧監視モニター、キャニスタ
モニターおよびタンク減圧モニターを有する。タンク減
圧モニターについては、図4を参照して説明するので、
ここでは始動後オープン処理、タンク内圧監視モニタ
ー、キャニスタモニターの概要を述べる。
弁24およびベントシャット弁26を開き、パージ制御
弁30を閉じて、排出抑止系31の圧力を大気圧に開放
し、この時に、タンク内圧が大気開放前の値から所定値
以上変動すれば、タンク系の漏れがなく正常と判定す
る。この所定値は、0.5および1mm径の穴に対応し
て異なる値が設定される。漏れがあるならば、始動前の
タンク系はほぼ大気圧であるので、圧力の変動が小さ
い。
モニターを実行する。これは、バイパス弁24を閉じた
状態で内圧センサ11の出力レベルを連続的にチェック
し、そのレベルが正圧または負圧に所定値以上変動する
場合には漏れがないと判定する。
ち、リークチェックおよび圧力復帰モードを含む。キャ
ニスタモニターは、キャニスタを負圧にし、負圧の保持
状態を検出することにより漏れの有無を判定するもので
ある。
た図である。タンク減圧モニターは、内圧監視モニター
後に実施され、始動後オープン処理および内圧監視モニ
ターで検出されなかった漏れを検出することができる。
例えば、始動後オープン処理または内圧監視モニターで
1mm径以上の穴による漏れについてだけ正常判定とさ
れた場合には、このタンク減圧モニターを実行して、
0.5mm径の穴による漏れの有無について判定するこ
とができる。また、始動後オープン処理および内圧監視
モニターで1mm径基準および0.5mm径基準のどち
らについても漏れがなく正常と判定されれば、タンク減
圧モニターを実施しないこともできる。
ェック、減圧、タンクリークチェックおよびベーパチェ
ック(圧力復帰)モードを含む。実線45は、内圧セン
サ11の示す圧力値を示したものである。通常モード
は、バイパス弁24のみ閉じられ、ベントシャット弁2
6およびパージ制御弁30は開いている。
弁24を開き、パージ制御弁30を閉じて、大気開放モ
ードに移行する。タンク内圧は、実線45に示すよう
に、大気圧へと変化する。大気開放モードに要する時間
は、例えば15秒である。
弁24を閉じ、ベントシャット弁26を開き、パージ制
御弁30を閉じて、補正チェックモードに移行する。燃
料タンク9ではベーパが発生しており、この量に依存し
てタンク内圧が上昇する。したがって、この圧力上昇分
を、後のタンク系の漏れの判定の際に考慮する必要があ
る。補正チェックモードでは、補正値として、大気圧か
ら正圧に上昇する単位時間あたりの圧力変動量を測定す
る。補正チェックモードに要する時間は、例えば30秒
である。
ット弁26を閉じて、減圧モードに移行し、パージ制御
弁を制御しながら、タンク内圧を所定の圧力、例えば−
15mmHgにまで安定的に減圧する。内圧センサ11
は、すぐに負圧状態になる細いチャージ通路20に設け
られており、それに対して燃料タンク9は容量が大きい
ため、センサ11が負圧を示す時でも、タンク9が負圧
でない場合が生じる。したがって、安定した負圧状態に
するため、オープン減圧をした後に、フィードバック減
圧を行う。
減圧目標流量テーブルを検索して、現在のタンク内圧に
応じたパージ流量を算出し、そのパージ流量に対応する
デューティ比を設定し、パージ制御弁30の開弁量を制
御する。その後、ベントシャット弁26を閉じ、バイパ
ス弁24およびパージ制御弁30を開いて、タンク系を
減圧する。この減圧を所定時間継続することで、ある圧
力までタンク系を減圧する。
ク減圧を実行する。オープン減圧により、減圧目標値の
下限値付近にタンク内圧があるので、次の減圧目標値
を、その上限値に変更する。現在のタンク内圧および減
圧目標値に基づいて、タンク内圧が減圧目標値に達する
ようパージ流量を減少させる。減少されたパージ流量に
対応する開弁量に、パージ制御弁30を設定する。その
結果、それに応じてタンク内圧は上昇する。タンク内圧
のセンサ出力が上限値に達すると、タンク内圧の減圧目
標値をその下限値に変更し、現在のタンク内圧および減
圧目標値に基づいて、タンク内圧が減圧目標値に達する
ようパージ流量を増大させる。増大されたパージ流量に
対応する開弁量に、パージ制御弁30を設定する。その
結果、それに応じてタンク内圧は減少する。タンク内圧
のセンサ出力が下限値に達すると、タンク内圧の減圧目
標値をその上限値に変更する。
限値の間で、パージ流量を増減しながら復圧および減圧
を繰り返すと、パージ流量がその下限値にはりつく。す
なわち、パージ流量を減少させても、タンク内圧が目標
上限値まで上がらなくなる。または、パージ流量がその
上限値にはりつき、パージ流量を増加させても、タンク
内圧が目標下限値まで下がらなくなる。これは、タンク
内圧が上限値と下限値の間の負圧状態であって、パージ
流量を変えてもタンク内圧が変わらない安定点に達した
ことを示すので、このような状態に達した時、フィード
バック減圧を終える。
される圧力および実際のタンク内圧の差圧がほぼゼロに
なる。減圧モードに要する時間は、例えば30秒〜40
秒である。
べての弁24、26および30を閉じ、タンクリークチ
ェックモードに移行する。タンク系に漏れがなければ、
負圧はほぼ保持されたままとなり、復帰する圧力量(こ
れは、ベーパの影響による)が小さい。タンク系に漏れ
があれば、復帰する圧力量が大きい。0.5mmという
非常に小さい穴を検出する必要があるので、タンクリー
クチェックモードに要する時間は、例えば30秒であ
る。
ト弁26を開き、ベーパチェックモード(圧力復帰モー
ド)に移行し、タンク系を大気圧に戻す。ここで、正圧
から大気圧に向けてタンク内圧が変動した場合には、タ
ンクリークチェックの間にベーパの発生等により正圧に
まで変動しており、タンクリークチェック中に正確な圧
力変動量が算出されていないことを示すので、漏れの有
無の判定を禁止する。反対に、負圧から大気圧に変動し
た場合には、リークチェック中の単位時間あたりの圧力
変動量から、補正チェック中の単位時間あたりの圧力変
動量に係数を掛けた値を引いた値に基づいて、タンク系
の漏れの有無を判断する。ベーパチェックモードに要す
る時間は、たとえば3秒である。
的に判定するには、燃料タンク9のベーパによる圧力上
昇分を補正する必要がある。しかし、例えばタンクリー
クチェックモード中に車両を急速に加速させて燃料を大
量に消費すると、燃料タンクの圧力上昇分が小さくな
り、たとえ燃料タンクに穴があったとしても漏れがなく
正常と判断されることがある。また、0.5mm径のよ
うな微小な穴による漏れを検出するためには十分長い時
間(30秒〜60秒)のタンクリークチェックモードを
必要とする。したがって、補正チェック中とタンクリー
クチェック中とで運転状態が異なることがあり、補正が
不適正になり誤った判定を導くことがある。
タンクリークチェック中の運転状態を示す燃料消費量を
算出し、これらの値に基づいて、タンク系の漏れの有無
の判定を行うかどうか判断する。
クモードにおける燃料消費量を算出する処理を示す流れ
図であり、図2に示される燃料消費量算出部80により
実行される。このプロセスは、タンク減圧モニターのプ
ロセスのバックグラウンドで適宜実行される。
どうか判断し、始動モードであればステップ706に進
み、燃料噴射時間合計TTOUTLおよび燃料消費量U
SEDGASを、それぞれゼロに初期化する。始動モー
ドでなければ、燃料消費量算出プロセスを開始する。
ター中かどうか判断する。タンク減圧モニター中でなけ
れば、ステップ704に進み、算出されるべき補正チェ
ック中の燃料消費量RGASおよびタンクリークチェッ
ク中の燃料消費量LGASを、それぞれゼロに初期化す
る。タンク減圧モニター中であれば、ステップ703
で、補正チェック中であれば1に設定されている補正チ
ェック許可フラグに基づいて、現在補正チェック中かど
うか判断する。現在補正チェック中でなければ、ステッ
プ705で、タンクリークチェック中であれば1に設定
されているタンクリークチェック許可フラグに基づい
て、現在タンクリークチェック中かどうか判断する。現
在補正チェック中でもタンクリークチェック中でもなけ
れば、ステップ706に進み、燃料噴射時間合計TTO
UTLおよび燃料消費量USEDGASを、それぞれゼ
ロに初期化する。
ェック中ならば、ステップ707に進む。現在キャニス
タモニター中でなければステップ708に進み、さらに
燃料がエンジンに供給されないフュエルカット中でなけ
れば、ステップ709に進む。現在キャニスタモニター
中またはフュエルカット中はここでの燃料消費に関係な
いので、ステップ710に跳ぶ。
TOUTLに、燃料噴射時間TCYLを加算する。ここ
で、燃料噴射時間TCYLは、図2に示される燃料噴射
弁制御部81により制御される燃料噴射弁6の開弁時間
であり、これは、燃料噴射弁制御部81から燃料消費量
算出部80に渡される。図5に示されるプロセスは所定
時間ごとに繰り返し実行されるので、補正チェック中ま
たはタンクリークチェック中の燃料噴射時間が、ステッ
プ709でTTOUTLに合計される。
算出された燃料噴射時間合計TTOUTLを、燃料消費
量USEDGASに変換する。変換は、以下の式に従
う。ここで、0.1ccあたりの噴射時間は予め決められ
た値である。
1ccあたりの噴射時間
フラグに基づいて、現在なお補正チェック中かどうか判
断し、補正チェック中であればステップ712に進み、
補正チェック燃料消費量RGASに、ステップ710で
算出された燃料消費量USEDGASを設定し、RGA
SをRAM93に保管する。ステップ713に進み、タ
ンクリークチェック許可フラグに基づいて、現在なおタ
ンクリークチェック中かどうか判断し、タンクリークチ
ェック中であればステップ714に進み、タンクリーク
チェック燃料消費量LGASに、ステップ710で算出
された燃料消費量USEDGASを設定し、LGASを
RAM93に記憶する。保管されたRGASおよびLG
ASは、ベーパチェックモードで使用される。
チェックおよびベーパチェックの流れ図を実行するプロ
グラムは、例えば80ミリ秒ごとに呼び出される前述し
たタンク減圧モニタープロセスを実行するプログラムの
一部である。
流れ図であり、図2に示される補正チェック部62およ
びその圧力変動量算出部71により実行される。ステッ
プ801で、大気開放モードのプロセス完了時に大気開
放部61(図2)により設定される補正チェック許可フ
ラグが1ならばステップ802に進み、補正チェックの
プロセスを開始する。ステップ802で、バイパス弁2
4およびパージ制御弁30を閉じ、ベントシャット弁2
6を開く。
みタイマーがゼロでなければステップ804に進み、内
圧センサ11の出力を検出して、タンク内圧の初期値P
1としてRAM93に保管する。タンク内圧読み込みタ
イマーを設けたのは、バイパス弁24を開いた状態から
閉じるとタンク内圧が変動するため、所定時間経過して
圧力がある程度落ち着いた時のタンク内圧を読み込むた
めである。
マーがゼロであれば、すなわち所定時間経過したなら
ば、ステップ805に進み、補正チェックモードタイマ
ーがゼロかどうか判断する。補正チェックタイマーは、
補正値算出に必要な時間が経過したかどうかを判断する
ためのものであり、上記のタンク内圧読み込みタイマー
より大きい値に設定される。補正チェックタイマーがゼ
ロであれば、ステップ806に進む。
2と、ステップ804で保管されたタンク内圧の初期値
P1とを比較し、タンク内圧が負圧側へ所定値以上変動
しているかどうかを判断する。負圧側へ変動していれ
ば、燃料タンク内の温度が低下することにより蒸発燃料
が液化している状態であり、適切な補正値を得ることが
できない。したがって、ステップ810に進み、タンク
減圧モニター完了フラグに1を設定し、この運転サイク
ルにおけるタンク減圧モニターを禁止する。
ば、ステップ807に進み、単位時間あたりのタンク内
圧の変動量を示す補正値RVARを、以下の式に従って
算出する。
ックタイマー経過時間
RVARが所定値以上であれば、ベーパが大量に発生し
て、二方向弁23の正圧側コントロール圧にタンク内圧
がはりついている可能性があり、そのような状態で算出
された値は適切な補正値でないので、ステップ810に
進み、タンク減圧モニター完了フラグに1を設定してタ
ンク減圧モニターを禁止する。補正値RVARが所定値
より小さければ、ステップ809に進み、補正チェック
許可フラグにゼロを設定し、次の減圧モードを実行する
ため減圧許可フラグに1を設定する。得られた補正値R
VARは、RAM93に保管され、ベーパチェックモー
ドで使用される。
ク内を負圧にしたときの単位時間あたりの圧力変動量を
算出する流れ図であり、図2に示されるタンクリークチ
ェック部65およびその圧力変動量算出部72により実
行される。ステップ901で、減圧モードのプロセス完
了時に減圧モード部63(図2)により1に設定される
タンクリークチェック許可フラグが1ならば、ステップ
902に進み、タンクリークチェックのプロセスを開始
する。
ントシャット弁26およびパージ制御弁30をすべて閉
じる。ステップ903に進み、タンク内圧読み込みタイ
マーがゼロかどうか判断する。タンク内圧読み込みタイ
マーがゼロでなければ、ステップ904に進み、内圧セ
ンサ11により検出された値を、タンク内圧の初期値P
3としてRAM93に保管する。タンク内圧読み込みタ
イマーを設けたのは、補正チェックモードの場合と同様
に、所定時間経過させて圧力をある程度落ち着かせてか
らタンク内圧を読み込むためである。
マーがゼロならば、ステップ905に進み、復圧履歴監
視タイマーがゼロかどうか判断し、ゼロであれば復圧履
歴監視(ステップ906から908)を行う。復圧履歴
監視は、タンクリークチェックモード中に所定時間ごと
に実行され、その度にステップ908でタンク内圧を読
み込んで時系列にRAM93に保管し(すなわち、前回
のタンク内圧をP4(n)、前々回のタンク内圧をP4(n-
1)...と保管する)、圧力変動量を監視する。
4と、前回のタンク内圧P4(n)との差の絶対値が予め
決められた値以上ならば、液面の揺れなどによる圧力の
急変と判断し、適切な圧力変動量を算出できないので、
タンク減圧モニターを中断し、圧力を復帰させて通常モ
ードに移行する。ここで禁止でなく中断とするのは、今
回のタンクリークチェックでは急激な圧力変動量があっ
たけれども、次回のタンクリークチェックでは、そのよ
うな圧力変化が起きないことがあるからである。
P4および前回のタンク内圧P4(n)の差P4−P4
(n)(これを、△Pxとする)と、前回のタンク内圧P
4(n)および前々回のタンク内圧P4(n−1)の差P4(n)
−P4(n−1)(これを、△Pyとする)を算出し、△P
xと△Pyとの差の絶対値|△Px−△Py|が予め決
められた値以上ならば、燃料タンクが満タン時のカット
オフ弁作動中と判断し、このような状態では適切な圧力
変動量を算出できないので、ステップ915に進み、タ
ンク減圧モニター完了フラグに1を設定して、この運転
サイクルのタンク減圧モニターを禁止する。
に進み、タンクリークチェックタイマーがゼロかどうか
判断する。ゼロであれば、ステップ910に進み、現在
のタンク内圧P4およびステップ904で記憶されたタ
ンク内圧の初期値P3に基づいて、以下の式に従い、タ
ンクリークチェックモードの単位時間あたりの圧力変動
量LVARを算出する。算出されたLVARは、RAM
93に記憶され、ベーパチェックモードで使用される。
−P3)/ タンクリークチェックタイマー経過時間
より検出された圧力値を、タンクリークチェック終了時
のタンク内圧P5として、RAM93に記憶する。これ
は、後のベーパチェックモードで使用するためである。
ステップ912に進み、タンクリークチェック許可フラ
グにゼロを設定し、次のベーパチェックモードを実行す
るため、ベーパチェック許可フラグに1を設定する。
イマーがゼロでなければ、ステップ916に進み、現在
のタンク内圧P4が、大気圧近傍の所定範囲内にあるか
どうか判断する。所定範囲内にあるならばステップ91
7に進み、現在のタンク内圧P4と、前回のタンク内圧
P4(n)との差の絶対値|P4−P4(n)|が、予め決め
られた値以上かどうか判断する。この値より小さけれ
ば、圧力がほぼ落ち着いてきており、タンクリークチェ
ックタイマーによる時間経過を待つ必要がないので、ス
テップ910に進み、単位時間あたりの圧力変動量を算
出する。この場合の算出は、以下の式に従う。
4−P4(n))/タンクリークチェックタイマー開始からステップ91
7で判断するまでの時間
チェックモード終了時のタンク内圧の状況を判断し、タ
ンク系の漏れの有無を判定する流れ図であり、図2に示
されるベーパチェック部66と、それに含まれる判定実
行チェック部73、圧力変化チェック部74、判定禁止
部75および判定部76により実行される。ステップ1
001で、タンクリークチェックのプロセス終了時に設
定されるベーパチェック許可フラグが1ならば、ステッ
プ1002に進み、ベーパチェックのプロセスを開始す
る。
5)で得られた補正チェック燃料消費量RGASと、ス
テップ714で得られたタンクリークチェック燃料消費
量LGASとの差の絶対値が、所定値(たとえば、10
cc)以上かどうか判断する。所定値以上ならば、両モ
ードの運転状態が大きく異なるため正確な判定を行うこ
とができないと判断し、ステップ1010に進み、タン
ク減圧モニター完了フラグに1を設定し、この運転サイ
クルのタンク減圧モニターを禁止する。これにより、タ
ンク系の漏れの有無の判定は行われない。この所定値
は、微小な穴による漏れ検出に対し、補正チェックモー
ドとリークチェックモードとで運転状態が異なることに
よる影響を示すデータを実験およびシミュレーションで
蓄積し、その結果に基づいて決定する。
補正チェックモードの全期間にわたる総燃料消費量であ
り、燃料消費量LGASはタンクリークチェックの全期
間にわたる総燃料消費量であり、それぞれの総燃料消費
量を比較するので(ステップ1002)、それぞれの燃
料消費量の測定時間に対応した所定値が使用される。ま
たは、補正チェックモードおよびタンクリークチェック
モードのそれぞれの単位時間あたりの燃料消費量を算出
して、それに対応した所定値を用いて比較することもで
きる。
との差の絶対値がこうして決められた値より小さけれ
ば、ステップ1003に進み、バイパス弁24およびベ
ントシャット弁26を開き、パージ制御弁30を閉じ
て、タンク系を大気圧に開放する。ステップ1004に
進み、現在のタンク内圧と、タンクリークチェックのス
テップ911(図7)で保管されたタンクリークチェッ
ク終了時のタンク内圧P5とを比較して、タンク内圧が
正圧から大気圧に向けて低下したかどうか判断する。す
なわち、タンク内圧が正圧になっていたかどうか判定す
る。
ば、1.0mmHg)以上低下したならば、ベーパが大
量に発生してタンクリークチェックモード終了時にタン
ク内圧が正圧にまで変動していたことを示し、判定を正
確に行うことができないので、ステップ1010に進
み、タンク減圧モニター完了フラグに1を設定してモニ
ターを禁止し、タンク系の漏れの有無の判定を行わな
い。正圧から大気圧に所定値以上低下したのでなけれ
ば、ステップ1005に進み、判定を行うための最終計
測値を、以下の式に従って算出する。
7)で得られたタンクリークチェック中の単位時間あた
りの圧力変動量であり、RVARはステップ807(図
6)で得られた補正チェック中の単位時間あたりの圧力
変動量である。補正係数は、補正チェックモードにおけ
る大気圧からの圧力上昇量と、タンクリークチェックモ
ードにおける負圧からの圧力上昇量とは条件が異なるの
で、それを補正するための係数であり、例えば1.5〜
2.0である。
計測値が判定値1(たとえば、8mmHg)以上なら
ば、タンクリークチェックモードの圧力上昇はタンク系
の漏れによるものと考えられるので、ステップ1008
に進み、タンク系に漏れがあり異常と判定(NG判定)
し、OKフラグに「0」を設定する。算出された最終計
測値が判定値1より小さければ、ステップ1007に進
む。ステップ1007において、算出された最終計測値
が判定値2(たとえば、3mmHg)以下ならば、タン
クリークチェックモードの圧力上昇はベーパの発生によ
るものと考えられるので、ステップ1009に進み、タ
ンク系に漏れがなく正常と判定(OK判定)し、OKフ
ラグに「1」を設定する。
2より大きければ、すなわち、最終計測値が判定値2よ
り大きく判定値1より小さい場合には、漏れのある/な
しを正確に判定することができないので、ステップ10
10に進み、タンク減圧モニター完了フラグに1を設定
し、タンク減圧モニターを禁止する。これらの関係を以
下の表に示す。
無の判定の信頼性を向上させることができる。
の漏れの有無を判定する際の圧力の変化を示す図。
て、タンク系の漏れを判定する際のタンク内圧の変化を
示す図。
クモードにおける燃料消費量を算出する流れ図。
動量を算出する流れ図。
の圧力変動量を算出する流れ図。
の有無の判定を行う流れ図。
ク減圧モード実行部 2 吸気管 62 補正
チェック部 6 燃料噴射弁 64 減圧
部 9 燃料タンク 65 タン
クリークチェック部 11 内圧センサ 66 ベー
パチェック部 20 チャージ通路 71、72
圧力変動量算出部 24 バイパス弁 73 判定
実行チェック部 25 キャニスタ 74 圧力
変化チェック部 26 ベントシャット弁 75 判定
禁止部 27 パージ通路 76 判定
部 30 パージ制御弁 80 燃料
消費量算出部 50 弁制御部 81 燃料
噴射弁制御部
Claims (1)
- 【請求項1】燃料タンク、内部を大気に開放する開放口
を有し前記燃料タンク内に発生した蒸発燃料を吸着する
キャニスタ、前記燃料タンクと前記キャニスタを連通す
るチャージ通路、前記キャニスタと内燃機関の吸気管を
連通するパージ通路、前記チャージ通路に設けられた圧
力調整弁、前記圧力調整弁をバイパスする通路に設けら
れたバイパス弁、前記パージ通路に設けられたパージ制
御弁、前記開放口を開閉可能なベントシャット弁、前記
燃料タンクの内圧を検出するための内圧センサ、前記燃
料タンクを大気圧状態にした後に閉鎖したときの前記燃
料タンクの内圧の変化度合いを検出する補正チェック手
段、前記燃料タンクを負圧にした後に閉鎖したときの前
記燃料タンクの内圧の変化度合いを検出する漏れチェッ
ク手段、前記漏れチェック手段および補正チェック手段
による検出結果に基づいて前記燃料タンクの漏れの有無
を判定する判定手段を有する蒸発燃料処理装置におい
て、 前記補正チェック手段による検出の際の燃料消費量およ
び前記漏れチェック手段による検出の際の燃料消費量を
算出する算出手段と、 前記算出されたそれぞれの燃料消費量が実質的に異なる
とき、前記判定手段による漏れの有無の判定を禁止する
判定禁止手段と、 を備えることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装
置。
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