[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2000225793A - 水性ボールペン - Google Patents

水性ボールペン

Info

Publication number
JP2000225793A
JP2000225793A JP11030984A JP3098499A JP2000225793A JP 2000225793 A JP2000225793 A JP 2000225793A JP 11030984 A JP11030984 A JP 11030984A JP 3098499 A JP3098499 A JP 3098499A JP 2000225793 A JP2000225793 A JP 2000225793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
barrel
tip
ink
ballpoint pen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11030984A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3490323B2 (ja
Inventor
Akira Matsukawa
亮 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sailor Pen Co Ltd
Original Assignee
Sailor Pen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sailor Pen Co Ltd filed Critical Sailor Pen Co Ltd
Priority to JP03098499A priority Critical patent/JP3490323B2/ja
Publication of JP2000225793A publication Critical patent/JP2000225793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3490323B2 publication Critical patent/JP3490323B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マーカーとキャップが完全に共通化可能であ
り、組物筆記具などに適した水性ボールペンを提供す
る。 【解決手段】水性インキLをインキ筒11内に直接充填
したボールペンレフィール10が軸筒20内に搭載さ
れ、キャップ40を軸筒に装着すると、キャップ内に配
置された軟弾性体からなるシール部材50がチップ13
先端をシールする水性ボールペンにおいて、キャップの
合い口部の内周面と軸筒の外周面に、キャップを軸筒に
装着したときに気密に密着する気密部22,41を形成
するとともに、軸筒の気密部の前後に空気流入孔23と
空気流出孔24を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペン、シャ
ープペンシルおよびマーカーなどの種類の異なる複数の
筆記具の外形デザインを統一して販売される組物筆記具
に適した水性ボールペンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】筆記具の代表例として、ボールペン、シ
ャープペンシルおよびマーカーなどをあげることができ
るが、これら種類の異なる複数の筆記具の外形デザイン
をできるだけ統一し、これらの筆記具を筆記具ケースに
収納して組物筆記具として販売されることがある。かか
る組物筆記具は、軸筒やキャップなどの外形部品を共通
化できるので、効率良く生産できる利点がある。また、
組物筆記具でなくても、種類の異なる筆記具、例えばボ
ールペンとマーカーの部品を共通化すると、それだけ生
産性が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、組物筆記
具などにおいては、軸筒やキャップなどの外形部品が共
通化されるが、筆記具の種類によって内部機構が大きく
異なり、従って、部品に要求される機能も異なるので、
外形部品のデザインを共通化しても内部の構造まで完全
に共通化するのが困難なことがある。
【0004】水性インキをインキ筒内に直接充填し、イ
ンキの尾端側にグリース状の逆流防止剤を配置したボー
ルペンレフィールを軸筒内に搭載した水性ボールペン
は、非使用時にはキャップを軸筒に装着してチップ先端
からのインキの蒸発を防止するが、キャップの合い口部
と軸筒の外周面に、キャップを軸筒に装着したときに気
密に密着する気密部を形成してキャップ内を密封空間に
すると、キャップ装着時に圧縮されて高圧になったキャ
ップ内の空気がチップの先端からインキ筒内に侵入す
る。そして、空気がインキ筒内に侵入すると、温度上昇
によってインキ筒内の空気が膨張してインキのボタ落ち
が生じたり、インキ出不良などの不具合が生じる。ま
た、チップを上向きにしたとき、インキ筒内に空気が存
在すると、インキのヘッドが逆流防止剤にかかって逆流
防止剤が破壊し、インキが逆流してインキ筒から流出す
る危険性がある。
【0005】このため、かかる水性ボールペンにおいて
は、キャップ内に軟弾性体からなるシール部材を配置す
るとともに、キャップの合い口部は軸筒の外周面に通気
可能に係止するようにし、キャップ装着時にキャップ内
が加圧されずにチップの先端のみがシール部材でシール
されるようにしている。
【0006】一方、軸筒内にインキを吸蔵した中綿と称
されるインキ吸蔵体を配置し、このインキを棒状のプラ
スチックペン体に供給して筆記するマーカーは、棒状の
プラスチックペン体のみをシールすることはできないの
で、キャップの合い口部と軸筒の外周面に、キャップを
軸筒に装着したときに気密に密着する気密部を形成して
キャップ内を密封空間にしている。なお、マーカーの場
合は、キャップ装着時に加圧された空気が軸筒内に侵入
しても、なんら支障はない。
【0007】このように、水性ボールペンとマーカー
は、そのキャップに要求される機能が異なるので、外観
形状は共通化しても、必然的に内部の構造が異なったも
のとなる。従って、水性ボールペンとマーカーのキャッ
プとを完全に共通化することができなかった。
【0008】そこで本発明は、マーカーとキャップが完
全に共通化可能であり、組物筆記具などに適した水性ボ
ールペンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、水性インキをインキ筒内に直接充填し
たボールペンレフィールが軸筒内に搭載されてこのペン
レフィールのチップが軸筒の先端開口から突出し、キャ
ップを軸筒に装着すると、キャップ内に配置された軟弾
性体からなるシール部材がチップ先端をシールする水性
ボールペンにおいて、キャップの合い口部の内周面と軸
筒の外周面に、キャップを軸筒に装着したときに気密に
密着する気密部を形成するとともに、軸筒の気密部の前
後に空気流入孔と空気流出孔を形成し、キャップ装着時
に圧縮されたキャップ内の空気が空気流入孔から軸筒内
に入り、空気流出孔から外部に放出されるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1において、ボール
ペンレフィール10のインキ筒11の先端には、継手1
2を介してチップ13が固定されている。チップ13
は、ステンレスにて砲弾型に成形されており、先端のボ
ールハウスにはボール14がそ一部が臨出した状態で回
転自由に抱持されている。チップ13内には、ばね力が
40g程度の小さなスプリング(図示略)が配置されて
おり、このスプリングがボール14を弾発してチップ1
3の内向きの先端縁に圧接させ、ボール14とチップ1
3の内向きの先端縁で弁機構を構成している。
【0011】透明または半透明の合成樹脂で成形された
インキ筒11内には水性インキLが直接充填されてい
る。この水性インキLは、静的には高い粘性を有する
が、ボール14の回転で粘性が低下して流出可能になる
ゲルインキである。水性インキLの尾端側は、グリース
状の逆流防止剤15でシールされている。また、逆流防
止剤15の内部には、逆流防止剤15とほぼ同等の比重
を有する棒状の駒16が配置されており、水性インキL
の消耗につれて逆流防止剤15が駒16とともに追従し
て移動する。
【0012】かかるボールペンレフィール10が軸筒2
0内に搭載される。つまり、軸筒20内に挿入されたボ
ールペンレフィール10は、軸筒20の尾端に嵌着され
た尾栓30内に配置されたスプリング31で前方に弾発
され、ボールペンレフィール10のチップ13が軸筒2
0先端の先口部21の先端開口から突出して筆記可能に
なっている。
【0013】非使用時には、キャップ40が軸筒20の
先端に装着されるが、キャップ40内には、シリコンゴ
ムのような軟弾性体からなる球状のシール部材50が配
置されており、キャップ40装着時にチップ13の先端
部がシール部材50でシールされ、チップ13先端から
インキが蒸発しないようになっている。
【0014】キャップ40は、棒状のペン体を有するマ
ーカー用のキャップと共通化するために、キャップ40
の合い口側の内周面に、軸筒20の密着部22に気密に
密着する密着部41が形成されている。つまり、キャッ
プ40装着時に、軸筒20の密着部22とキャップ40
の密着部41が密着してキャップ内が密封空間となる
が、このキャップ40をマーカー用のキャップとして利
用するときは、この密封空間によって、マーカーの棒状
のペン体からインキが蒸発するのを防止するようになっ
ている。
【0015】軸筒20の密着部20より前方の先口部2
1には、図2および図3に示すように、3個の空気流入
孔23が穿設されている。また、密着部20より後方の
軸筒20には、図2および図5に示すように、2個の空
気流出孔24が穿設されている。つまり、軸筒20の気
密部22の前後に空気流入孔23と空気流出孔24が形
成されている。
【0016】先口部21後方の軸筒20内には、図2お
よび図4に示すように、3本の縦リブ25が形成されて
おり、軸筒20内に搭載されたボールペンレフィール1
0は、その継手12の段部が縦リブ25の後端縁に当接
してスプリング31の弾発力を受け止めた状態で位置決
めされるが、軸筒20内にボールペンレフィール10を
搭載しても、継手12によって空気流入孔23と空気流
出孔24の間の空間は完全には遮断されず、空気流入孔
23と空気流出孔24は連通した状態が維持される。
【0017】しかして、キャップ40を軸筒20の先端
部に装着するとき、その過程で軸筒20の密着部22の
端部とキャップ40の密着部41の端部が接触し始める
が、キャップ40を完全に押し込んで装着を完了する
と、チップ13の先端がシール部材50でシールされ
る。このキャップ装着の過程で、キャップ40内の閉空
間の容積が減少するので内部の空気が加圧されるが、軸
筒20の気密部22の前後に空気流入孔23と空気流出
孔24が形成されているので、加圧された空気は、空気
流入孔23から軸筒20内に入り、空気流出孔24から
軸筒20の外部に放出される。従って、キャップ40内
の空気はほとんど高圧にならず、シール部材50でシー
ルされる前のチップ13の先端から空気がインキ筒11
内に入ることがない。
【0018】このように、軸筒20の密着部22とキャ
ップ40の合い口部に形成された密着部41が気密に密
着してキャップ40内を密封空間にし、マーカーの棒状
のペン体からインキが蒸発するのを防止しても、軸筒2
0の気密部22の前後に空気流入孔23と空気流出孔2
4を形成したので、水性ボールペン用のキャップとして
も使用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、水性イ
ンキをインキ筒内に直接充填したボールペンレフィール
が軸筒内に搭載されてこのペンレフィールのチップが軸
筒の先端開口から突出し、キャップを軸筒に装着する
と、キャップ内に配置された軟弾性体からなるシール部
材がチップ先端をシールする水性ボールペンにおいて、
キャップの合い口部の内周面と軸筒の外周面に、キャッ
プを軸筒に装着したときに気密に密着する気密部を形成
するとともに、軸筒の気密部の前後に空気流入孔と空気
流出孔を形成し、キャップ装着時に圧縮されたキャップ
内の空気が空気流入孔から軸筒内に入り、空気流出孔か
ら外部に放出されるようにしたので、マーカーとキャッ
プが完全に共通化可能であり、組物筆記具などに適した
水性ボールペンとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の断面図である。
【図2】軸筒の要部の一部断面図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】図2のB−B線における断面図である。
【図5】図2のC−C線における断面図である。
【符号の説明】
10 ボールペンレフィール 11 インキ筒 12 継手 13 チップ 14 ボール 15 逆流防止剤 16 駒 20 軸筒 21 先口部 22 軸筒の密着部 23 空気流入孔 24 空気流出孔 25 縦リブ 30 キャップ 31 スプリング 40 キャップ 41 キャップの密着部 50 シール部材 L 水性インキ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性インキをインキ筒内に直接充填した
    ボールペンレフィールが軸筒内に搭載されて該ボールペ
    ンレフィールのチップが軸筒の先端開口から突出し、キ
    ャップを軸筒に装着すると、キャップ内に配置された軟
    弾性体からなるシール部材がチップ先端をシールする水
    性ボールペンにおいて、 前記キャップの合い口部の内周面と軸筒の外周面に、キ
    ャップを軸筒に装着したときに気密に密着する気密部が
    形成されるとともに、該軸筒の気密部の前後に空気流入
    孔と空気流出孔が形成され、キャップ装着時に圧縮され
    たキャップ内の空気が該空気流入孔から軸筒内に入り、
    該空気流出孔から外部に放出されることを特徴とする水
    性ボールペン。
JP03098499A 1999-02-09 1999-02-09 水性ボールペン Expired - Fee Related JP3490323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03098499A JP3490323B2 (ja) 1999-02-09 1999-02-09 水性ボールペン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03098499A JP3490323B2 (ja) 1999-02-09 1999-02-09 水性ボールペン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000225793A true JP2000225793A (ja) 2000-08-15
JP3490323B2 JP3490323B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=12318908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03098499A Expired - Fee Related JP3490323B2 (ja) 1999-02-09 1999-02-09 水性ボールペン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3490323B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100765992B1 (ko) * 2006-04-12 2007-10-12 주식회사 이아이제이 마킹펜

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100765992B1 (ko) * 2006-04-12 2007-10-12 주식회사 이아이제이 마킹펜

Also Published As

Publication number Publication date
JP3490323B2 (ja) 2004-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100503569B1 (ko) 필기구
JP4666794B2 (ja) キャップレス筆記具
JPH073766U (ja) 塗布具
JP3490323B2 (ja) 水性ボールペン
JPH0930187A (ja) 低粘性インキ筆記具のキャップ構造
JP3789518B2 (ja) ボールペンレフィール
JP4754289B2 (ja) 多芯筆記具
JP3476723B2 (ja) 筆記具
JPH07323254A (ja) 塗布具用キャップ
JP2566653Y2 (ja) 塗布具
JPH0734706Y2 (ja) 水性ボールペン等の筆記具
JP2000272287A (ja) 筆記具
JP2566661Y2 (ja) 塗布具
JP2004082431A (ja) 筆記具
JPH11245577A (ja) 水性筆記具
JP2010125641A (ja) ボールペンのキャップ
JP2002160484A (ja) 筆記具
KR200211784Y1 (ko) 재사용이 가능한 칠판용 필기구
JP5340010B2 (ja) 筆記具及びその製造方法
JP2002307889A (ja) 水性ボールペン
JP3712681B2 (ja) ボールペン
JPH10119477A (ja) 筆記具等の尾栓
JPH07323253A (ja) 塗布具用キャップ
JP2003080885A (ja) 水性ボールペン
JP2001130191A (ja) 筆記具用キャップ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees