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JP2000223408A - 半導体製造装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体製造装置および半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2000223408A
JP2000223408A JP11025890A JP2589099A JP2000223408A JP 2000223408 A JP2000223408 A JP 2000223408A JP 11025890 A JP11025890 A JP 11025890A JP 2589099 A JP2589099 A JP 2589099A JP 2000223408 A JP2000223408 A JP 2000223408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
light
seed
wavelength
arf excimer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11025890A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiwamu Takehisa
究 武久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11025890A priority Critical patent/JP2000223408A/ja
Publication of JP2000223408A publication Critical patent/JP2000223408A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lasers (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低ランニングコストで、スペックルノイズが
抑制された露光機を提供する。 【解決手段】波長193nmのシード光L1は、ビーム
幅拡大器5を通ることで、断面が上下方向に引き延ばさ
れた後、階段状の透過性部材7に入射する。透過性部材
7を出射したレーザ光L4は、ArFエキシマレーザ4
に注入し、露光機本体2に進み、露光に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置お
よび半導体装置の製造技術に関し、特に、フォトリソグ
ラフィの光源である露光光源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォトリソグラフィ工程に用いられる露
光装置あるいはステッパに要求される性能としては、解
像度、アライメント精度、処理能力、装置信頼性など種
々のものが存在する。その中でも、パターンの微細化に
直接つながる解像度Rは、R=k・λ/NA(ここで、
kは定数、λは露光波長、NAは投影レンズの開口数を
表す。)によって表される。したがって良好な解像度を
得るためには、露光波長λという光学パラメータが重要
なファクターになる。
【0003】一般の露光装置では、水銀ランプのi線
(波長:365nm)や、波長248nmのKrFエキ
シマレーザ発振器が露光光源として利用されている。な
おKrFエキシマレーザ発振器が光源として利用される
露光装置を、以下、KrF露光機と呼ぶ。
【0004】次世代のフォトリソグラフィ技術として、
さらに微細な加工を行うための露光装置では、波長19
3nmのArFエキシマレーザ発振器を光源に用いた露
光装置が検討されている。なお、このような露光装置は
一般にArF露光機と呼ばれるが、本明細書では、波長
193nmの紫外光を露光光とする露光装置をArF露
光機と呼ぶ。
【0005】ArF露光機には、ArFエキシマレーザ
自体を発振器に用いるタイプの他に、固体レーザ等をベ
ースとした波長変換によって波長193nmの紫外光を
発生させる光源(以下、波長変換による光源と呼ぶ。)
を用いるタイプ、波長変換による光源をそのまま露光光
源としては用いずに、ArFエキシマレーザと併用した
注入同期方式を利用するタイプが知られている。
【0006】波長変換による光源の代表的な構成として
は、たとえば、レーザー学会研究会報告、RTM−98
−36、p29〜p34、に記載されている構成があ
る。まず、波長1064nmで発振するNd:YAGレ
ーザ(組成式がNd:Y3 Al5 12で表される結晶に
ネオジウムが添加された固体レーザのことである。)の
レーザ光を3回の波長変換によって波長213nmの第
5高調波を発生させる。さらにこの第5高調波と、N
d:YAGレーザの基本波(すなわち波長1064nm
のレーザ光)をOPO(Optical Parametric Oscillati
onと呼ばれる波長変換の一種であり、おもに入射光より
長い波長のレーザ光を発生させる手法である。)によっ
て長波長側に変換させた約2.1μmの赤外光とをCs
LiB6 10結晶(以下、CLBOと示す。)等によっ
て和周波数(以下、SFM:Sum Frequency Mixingと示
す。)を発生させて波長193nmの紫外光を得るもの
である。
【0007】なお、波長変換による光源の他の例は、例
えば、SPIE Vol.3051、pp.882-889、あるいはLaser Focu
s World January 1998, pp.113-118に記載されている。
また、OPOに関しては、例えば、レーザー研究、第2
1巻、第2号、第295〜304頁に記載されている。
また、CLBOに関しては、例えば、レーザー研究、第
26巻、第3号、第215〜219頁、1998年に記
載されている。
【0008】波長変換による光源をそのまま露光光源と
しては用いずに、ArFエキシマレーザと併用した注入
同期方式を利用するタイプは、たとえば第59回応用物
理学関係連合講演会、講演予稿集、第950頁、17−
a−P2−1、1998年に記載されている。すなわち
波長変換による光源からの波長193nmのレーザ光を
シード光として、ArFエキシマレーザに注入するもの
である。
【0009】また、露光機の中にはスキャン型露光機が
知られている。スキャン型露光機とは、回路パターンが
描画されたレチクルと、ウエハーとを移動させながら露
光する露光装置のことであり、レチクルの一部分を露光
レンズによってパターン転写させながら、レチクルとウ
エハーとをスキャンすることで、レチクル全体をウエハ
ーにパターン転写させるものである。スキャン型露光機
に関しては、例えば、電子材料、1995年3月、第1
07頁から第111頁において説明されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ArFエキシマレーザ
自体を発振器に用いるタイプでは、ランニングコストが
高くなることが問題になる。ArFエキシマレーザ自体
の発振では出力光の波長帯域が広いため、これをフォト
リソグラフィに用いるには波長の狭帯域化と安定化が必
要となる。しかし、狭い波長幅のレーザ光を発生させる
ために用いられる狭帯域化素子と波長安定化のためのモ
ニターとが短期間で劣化する問題ある。狭帯域化素子や
波長安定化モニターにはフッ化カルシウムなど高価な材
質が使われる場合が多く、劣化によりこれを頻繁に交換
するとランニングコストが高くなる。
【0011】なお、劣化が激しい理由は、レーザ光の波
長は193nmであり真空紫外域に属するため、一般に
多くの光学材料では吸収率が高くなる。そのためフッ化
カルシウムなど真空紫外域に透過率のある材料を用いて
も、これが193nmのレーザ光に照射されるとパワー
密度の大きいレーザ光を吸収して次第に組成変化を生
じ、大きなダメージを受けるに至るからである。
【0012】そこでArFエキシマレーザ発振器の代わ
りに、波長変換による光源が検討される。この波長変換
による光源では、波長変換する前の長い波長のレーザ光
を狭帯域化させ、さらに波長安定化させることができる
ため、狭帯域化素子や波長安定化モニターに劣化が生じ
にくくなる。このことから、ランニングコストの低減が
期待できる。
【0013】しかし、波長変換による光源では、以下に
説明するように2つの主な問題が存在する。すなわち、
スペックルノイズの発生と出力の小さい点である。スペ
ックルは、レーザ光の観察面に現れる斑点状の模様で、
フォトリソグラフィに用いる場合には、照射密度のムラ
として問題を生じる。
【0014】波長変換による光源に、スペックルノイズ
が発生しやすい理由は、波長変換による光源では通常の
エキシマレーザ発振器とは異なり、波長変換の効率を高
めるためにビーム拡がり角の小さいシングルモードのビ
ームを用いる必要がある。ところが、シングルモードの
ビームの可干渉性は高く、可干渉性の高いレーザではス
ペックルが生じやすいことから、スペックルノイズが発
生しやすくなる。
【0015】なお、波長変換による光源だけでなく、エ
キシマレーザ発振器に用いる場合でも、スペックルノイ
ズを抑制する方策が必要な場合がある。この抑制のため
に、ウエハーに照射されるパターンを何パルスも重ね合
わせて(すなわちパルスを重畳させて)平均化させる手
法がある。しかし、多くのパルス数を重畳させる必要が
生じると、重畳分だけスループットが低下し、特にスキ
ャン型露光機においてはスキャンスピードを高くできな
いことから、露光機としてのスループットが低くなるこ
とが問題になる。
【0016】波長変換による光源の第2の問題は、レー
ザ出力が0.2W程度(基本波の出力の1〜2%)しか
得られておらず、露光光源として必要な5W以上の高出
力化が困難なことである。
【0017】そのおもな理由としては、前記したとお
り、従来の波長変換による光源構成では、最終的に波長
193nmを発生させるまでに波長変換を5回も行う必
要がある。波長変換を行うごとにレーザ出力が半減以下
に減少することから、数十WクラスのNd:YAGレー
ザを用いても、波長193nmの紫外光の出力が1W未
満になってしまう。さらにまた、OPOによって発生し
た赤外光の波長幅が広すぎて、SFMを行う際の効率が
低くなることも低出力の原因として挙げられる。すなわ
ちOPOでは、ある程度任意な波長のレーザ光に変換で
きるが、その反面、波長幅が数nm以上と広くなった
り、中心波長が大きく変動することがある。
【0018】以上述べたとおり、波長変換による光源に
よって波長193nmのレーザ光を出力5Wの条件で得
るには、Nd:YAGレーザを用いたと仮定してその出
力が200〜300Wのものが必要になる。このような
100Wを越える基本波をシングルモードで発振させる
ことは現状では困難である。また、波長変換を行うには
基本波を非線形光学結晶に入射させる必要があるが、1
00Wを越える高出力のレーザ光を非線形光学結晶に入
射させることは、非線形光学結晶中での発熱等を生じ問
題である。以上より、波長変換による光源では、高出力
化が課題である。
【0019】本発明の目的は、波長変換による光源にお
いて、スペックルノイズを抑制できる露光光源を提供す
ることにある。
【0020】また、本発明の目的は、高出力化が容易な
波長変換による光源を利用した低ランニングコストの露
光光源を提供することにある。
【0021】また、本発明の目的は、露光光源の低コス
ト化による半導体装置の製造コストを低減することにあ
る。
【0022】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0024】(1)本発明の半導体製造装置は、波長変
換を用いたレーザ光発生手段と、レーザ光発生手段で生
じた光をシード光とする注入同期型のArFエキシマレ
ーザとを有する半導体製造装置であって、レーザ光発生
手段とArFエキシマレーザとの間の光路に透光性部材
が配置され、透光性部材内のシード光は、そのビーム面
内において通過距離が相違するものである。
【0025】また、本発明の半導体製造装置は、波長変
換を用いたレーザ光発生手段と、レーザ光発生手段で生
じた光をシード光とする注入同期型のArFエキシマレ
ーザとを有する半導体製造装置であって、レーザ光発生
手段とArFエキシマレーザとの間の光路に透光性部材
が配置され、シード光の透光性部材出射端面における位
相が、シード光のビーム面内において相違するものであ
る。
【0026】これらのような半導体製造装置によれば、
透過性部材の内部の通過距離がビーム断面内の位置によ
って変化し、これを出射したレーザ光の位相が均一でな
くなることから、または、透光性部材出射端面における
ビーム断面内の位相が均一でなくなることから、可干渉
性が低くなる。可干渉性が低くなればスペックルノイズ
を低減することができる。
【0027】また、透過性部材に入射させるビームはシ
ード光であるため、透過性部材における入出射端での反
射損失があっても、その後にArFエキシマレーザを通
すことでパワーが増幅されるため、十分なパワーの露光
光を得ることができる。
【0028】しかも透過性部材に入射させるビームはシ
ード光であるため、エネルギー的には十分小さくできる
ことから前記透過性部材がダメージを受けて劣化するこ
とも抑制される。
【0029】なお、前記半導体製造装置において透光性
部材は、光路方向における寸法が相違する複数の透光性
部材片が1次元または2次元に配列されたものとするこ
とができ、あるいは、光路方向における寸法が相違する
透光性部材片が円周状に配置されたものであり、透光性
部材が円周の中心を軸として回転可能なものとすること
ができる。透光性部材をこのような構成とすることによ
り、ビーム面内の透光性部材の通過距離を相違させ、ま
た、透光性部材出射端面の位相を相違させ、可干渉性を
低減してスペックルノイズを抑制できる。
【0030】(2)本発明の半導体製造装置は、波長変
換を用いたレーザ光発生手段と、レーザ光発生手段で生
じた光をシード光とする注入同期型のArFエキシマレ
ーザとを有する半導体製造装置であって、シード光が複
数のビームからなるものである。
【0031】シード光を複数のビームで構成するなら
ば、この複数のビームにおいて、特別に同期させない限
り、互いに位相が異なるようになり、可干渉性の低い露
光光を得ることができる。しかも複数のビームをArF
エキシマレーザを通す前に平行な1本のビームにする必
要があるが、その際の結合においてレーザパワーに多少
の損失が生じても、これをそのまま露光に用いるのでは
なく、シード光として用いることから、ArFエキシマ
レーザから取り出されるレーザ出力をほとんど低下させ
ないようにできる。シード光パワーによるArFエキシ
マレーザ出力の変化を示すグラフを図11に示す。同図
に示すように、注入同期型のArFエキシマレーザで
は、シード光のパワーがある程度以上あれば、ArFエ
キシマレーザから得られるレーザ出力はほとんど変わら
ない特性がある。
【0032】なお、上記(1)、(2)の半導体製造装
置において、シード光が矩形断面形状を有し、ArFエ
キシマレーザの共振器を複数枚の平面鏡で構成すること
ができる。このような場合、ArFエキシマレーザ内の
ガス流を矩形断面の短辺方向に流し、放電領域からのガ
ス交換の効率を高めて、レーザ発振の繰り返し数を高め
ることができる。
【0033】(3)また、本発明の半導体製造装置は、
レーザ光発生手段と、レーザ光発生手段で生じた光をシ
ード光とする注入同期型のArFエキシマレーザとを有
する半導体製造装置であって、レーザ光発生手段は、第
1および第2のネオジウム添加固体レーザを有し、シー
ド光は、第1のネオジウム添加固体レーザの0.9μm
帯基本波の第4高調波と、第2のネオジウム添加固体レ
ーザの1.0μm帯基本波との和周波とするものであ
る。
【0034】なお、前記半導体製造装置において、第1
のネオジウム添加固体レーザは、Nd:YAGレーザで
あり、第2のネオジウム添加固体レーザは、Nd:YA
Gレーザ、Nd:GSGGレーザ、Nd:LMAレーザ
またはNd:CaWO4 レーザから選択された何れかの
レーザとすることができる。
【0035】ネオジウム添加固体レーザとして例えばN
d:YAGレーザを用いるならば、波長0.9μm帯の
発振線の波長は946nmであり、また波長1.0μm
帯の発振線の波長は1064nmであることから、94
6nmのレーザ光を2回波長変換して発生させた第4高
調波である波長236.5nmと、波長1064nmと
のSFMは193.5nmになる。したがってこれはA
rFエキシマレーザのシード光として利用できる。しか
も波長変換の回数は合計3回で済み、さらにSFMを行
う際に用いられる長波長側の赤外光は、OPOではな
く、固体レーザから発振したレーザ光を直接用いるもの
である。したがって波長幅は広くならないためSFMの
効率が低くなることはなく、しかも波長が変動すること
もない。
【0036】(4)本発明の半導体装置の製造方法は、
0.19μm帯に感度を有するフォトレジスト膜を形成
する工程と、フォトレジスト膜を、波長変換を用いて生
成したレーザ光をシード光とする注入同期型のArFエ
キシマレーザ光で露光する工程とを有する半導体装置の
製造方法であって、シード光がArFエキシマレーザに
注入される際には、そのビーム断面において位相が相違
する第1の構成、シード光が第1のネオジウム添加固体
レーザの0.9μm帯基本波の第4高調波と、第2のネ
オジウム添加固体レーザの1.0μm帯基本波との和周
波である第2の構成、の何れかの構成を有するものであ
る。
【0037】なお、前記波長0.9μm帯の発振線と
は、分光学的に示すと、4 3/2 から4 9/2 の遷移に
基づくレーザ光のことであり、また前記波長1.0μm
帯の発振線とは、4 3/2 から4 11/2の遷移に基づく
レーザ光のことである。
【0038】また、Nd:GSGGレーザとは、組成式
がNd:Gd3 Sc2 Ga3 12で表される固体レーザ
のことである。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0040】(実施の形態1)図1は、本発明の半導体
製造装置の一実施の形態である露光機の一例を示す構成
図である。本実施の形態の露光機には露光光源1が含ま
れ、露光光源1にはシード光発振器3とArFエキシマ
レーザ4とシード光をArFエキシマレーザ4の導く光
学系が含まれる。
【0041】シード光発振器3は、たとえばNd:YA
Gレーザの基本波を波長変換して193nmの紫外光を
シード光として発生するレーザ発振器である。シード光
は、Nd添加の固体レーザを用いるため、十分に狭帯域
化されており、中心波長の安定性にも優れている。
【0042】シード光発振器3から取り出された波長1
93nmのレーザ光(以下、シード光と呼ぶ。)L1
は、2枚のシリンドリカルレンズ5a、5bとで構成さ
れたビーム幅拡大器5を通ることで、断面が上下方向に
引き延ばされたシード光L2となり、ミラー6a、6b
で反射してシード光L3となり、透過性部材7に入射す
る。
【0043】透過性部材7は、図1に示されたように、
階段状の形状をしており、ここに入射するシード光L3
は、透過性部材7の左側の面に垂直に入射する。一方、
透過性部材7においてシード光L4が出射する面は階段
状の面になっているため、その階段の各段の面に対して
も垂直に出射する。したがって出射するシード光L4は
屈折することはなく、シード光L3と平行である。ただ
し透過性部材7の内部を進む距離は、ビーム断面内の位
置で異なるため、出射したシード光L4の位相は、階段
の各段ごとに異なるようになる。したがってシード光L
4は、そのビーム断面内で位相にばらつきが生じ、可干
渉性が低くなる。特に本実施の形態では、図に示すX方
向に可干渉性が低くなる。
【0044】厳密には、透過性部材7中での通過距離が
ビーム断面内で異なるだけでは位相差が生じる原因には
ならず、透過性部材7が配置されている空気の屈折率
と、透過性部材7の屈折率とが異なる場合に、位相差が
生じることになる。ただし現実には、透過性部材7とし
て通常の光学材を用いるならば、屈折率は1.4から
1.7であり、空気の1.0と大きく異なるため、位相
差が生じる。
【0045】透過性部材7は波長193nmの光に対し
て高い透過率を有し、前記屈折率の条件を満たすもので
あればよい。たとえばフッ化カルシウム(CaF)、フ
ッ化リチュウム(LiF)等のイオン性結合が支配的な
結晶、合成石英ガラス、酸化アルミニウム結晶(サファ
イヤ)等を用いることができる。
【0046】シード光L4は、ArFエキシマレーザ4
に注入され、ここでパワーが強められたレーザ光L5が
取り出される。レーザ光L5は露光機本体2に入射し、
露光に使われる。なお、レーザ光L5のパワーに関して
は、一般にシード光L4のパワーがある程度以上であれ
ば、シード光L4のパワーには寄らずに、一定のパワー
が得られる。
【0047】以上のように本実施の形態の露光光源1で
は、露光光として取り出されるレーザ光L5の可干渉性
が低くなっているため、露光機本体2において露光に利
用される際に、スペックルノイズが小さくなる効果があ
る。
【0048】また、透過性部材7における、特に階段状
の出射端面には反射防止膜を施すことが困難になるた
め、反射損失が生じて、シード光L4のパワーがシード
光L3よりも低くなることがある。ところが本発明で
は、透過性部材7を出射したシード光L4をArFエキ
シマレーザ4に通すため、パワーが増幅されることか
ら、露光機本体2で利用されるレーザ光L5としては十
分なパワーが得られる。
【0049】また、パワーの小さいシード光L3に対し
て可干渉性を下げることによりパワーの大きなレーザ光
L5の可干渉性を低下させることが本実施の形態の露光
光源1の大きな特徴である。すなわち、可干渉性を低下
させる作用を行う透過性部材7は、パワーの小さいシー
ド光L3の段階で取り扱うため、透過性部材7がシード
光の照射により短期間で劣化することはない。これによ
り露光光源1の寿命を伸ばすことができる。
【0050】なお、本実施の形態のように、シード光発
振器3から取り出されたシード光L1をビーム幅拡大器
5によって矩形断面のビームに拡げる理由としては、透
過性部材7に入射する際に、その階段状の部分の多数の
段にビームが通過させるためである。ただしそれだけで
はなく、シード光L4をArFエキシマレーザ4に注入
する際に、ArFエキシマレーザ4内の放電領域(ただ
し図示せず。)の断面形状を細長くできるからである。
これによってレーザ光のパルス繰り返し数を高くして
も、ArFエキシマレーザ4においてレーザ光の各パル
スを安定に放電できる。すなわちパルス繰り返し数を高
めるならば、放電領域を通過させるレーザガスの流速を
高める必要が生じるが、その場合に、放電領域の断面形
状が細長い程、その流速を高くせずに済むからである。
【0051】次に、本実施の形態の露光光源におけるA
rFエキシマレーザ4の共振器構成を図2及び図3を用
いて説明する。図2は、発明者が検討した比較例を示す
共振器構成の上面図であり、図3は本実施の形態の共振
器構成を示す斜視概念図である。
【0052】図2に示す比較例の共振器構成は、一般的
に用いられる注入同期型のエキシマレーザの共振器であ
る。同図に示したように、シード光L8は、共振器を構
成する穴付凹面鏡8と凸面鏡9とで構成されており、そ
の間に放電管10が配置される。放電管10の両側には
ウインド11a,11bが取り付けられている。シード
光L8は穴付凹面鏡8から共振器中に注入され、放電管
10を一回通過後、凸面鏡9に当たって反射し、再び放
電管10内を通過してから穴付凹面鏡8に当たり、再度
放電管10を通過して、凸面鏡9の周囲からレーザ光L
9として出射する。すなわちシード光L8は放電管10
内を片道3回進むことで増幅される。
【0053】一方、本実施の形態のArFエキシマレー
ザ4は露光光源として利用されるため、特に繰返し数が
1kHz以上と高くなる。その結果、放電管内の放電領
域として、放電方向と直交するレーザガスの流れる方向
には狭い幅である方が有利になる。その理由としては、
放電電極間を通過するレーザガスは、パルス間隔の間に
放電領域から流れ去る必要があるため、繰り返し数が高
くなると、パルス間隔が短くなるからである。
【0054】ところが図2に示したような比較例の注入
同期型エキシマレーザの共振器では、放電管内を往復す
る間に、シード光が広がっていき、直径の大きな円形ビ
ーム(レーザ光L9)になっていくことから、これを効
率よく増幅させるには、放電領域の断面形状における幅
を、少なくともレーザ光L9の直径以上にとる必要が生
じる。したがって高い繰返し数で動作させる困難性が高
くなる。
【0055】そこで本実施の形態のArFエキシマレー
ザ4では、放電管(ただし図示せず。)を挟む共振器と
しては、図3に示したように、2枚の平面鏡12a,1
2bが向かい合ったもので構成されている。これによっ
て、放電管中に注入されるシード光L4を、図3でY方
向に狭い矩形断面にしたままで、放電領域を片道3回通
過させることができるため、高い繰返し数で動作させる
ことが容易になる。
【0056】なお以上のように、本発明で用いられるA
rFエキシマレーザの共振器構成としては、図3に示し
たような2枚の平面鏡12a,12bの組み合わせ以外
にも、放電領域の幅が狭くなるような共振器であれば、
いかなる形態の共振器でも適用可能である。
【0057】また、上記説明では、一対の平面鏡12
a,12bの組み合わせによる一往復の共振構成を示し
たが、さらに多数枚の平面鏡を組み合わせて多数往復さ
せるような共振構成を採ることも可能である。
【0058】次に、本実施の形態に採用できる露光機本
体2の構成にを図4に示す。図4は、本実施の形態の半
導体製造装置に適用できるスキャン型露光機を示す斜視
図である。本実施の形態のスキャン型露光機は、照明系
41、レチクルスキャンステージ42、投影レンズ4
4、ウエハスキャンステージ45を有し、レチクル43
はレチクルスキャンステージ42に保持され、ウエハ4
6はウエハスキャンステージ45に保持される。露光光
源1で生成されたレーザ光L5は、照明系41に入射さ
れ、ミラー47で光軸を変えて光学系48に入射され
る。光学系48を出射したレーザ光は図示する照明エリ
アに照射され、レチクル43を通過して、投影レンズ4
4を介しウエハ46に照射される。このスキャン型露光
機は、図示するY方向にレチクル43とウエハ46が往
復移動をする。これによってY方向に関してはパルスの
重畳によって、スペックルノイズの低減化が図られる。
一方、X方向に関しては、図1に示したように、可干渉
性が低くなっている。したがってX方向とY方向の両方
向に関してスペックルノイズが低減される。
【0059】(実施の形態2)図5は、実施の形態2で
用いられる透過性部材の他の例を示した斜視図である。
図5に示された透過性部材20は、図1に示された透過
性部材7の機能をより発展させたものである。すなわち
図5に示されたように、2次元状に凹凸になっているた
め、ここを通過するレーザ光の断面内の位相を2次元的
にばらばらにすることが可能である。なお、透過性部材
30を形成するには、互いに長さの異なる多数の細い角
柱状のフッ化カルシウム棒を束ねればよい。
【0060】なお透過性部材20のように、2次元状に
位相をばらばらにする場合、透過性部材20をコンパク
トに構成することが比較的難しくなることから、ビーム
断面を拡げて透過性部材20に入射させ、透過性部材2
0を出射後、ビーム断面積を元に縮小して、ArFエキ
シマレーザに入射させてもよい。
【0061】また、特に透過性部材20を用いた露光光
源を、実施の形態1に前述したようなスキャン型露光機
に用いるならば、スキャン方向(Y方向)にも可干渉性
を低くできる。その結果、スペックルノイズをキャンセ
ルするために重ね合わせるパルス数を減らすことができ
るため、スキャン速度を高めることができ、露光機とし
てのスループットを高くできる。
【0062】(実施の形態3)図6は、実施の形態3で
用いられる透過性部材の他の例を示した斜視図である。
図6に示された透過性部材30は、図6に示されたよう
に、多数の細長い透光性の三角板が均等に張り付けられ
た円盤になっており、回転軸31を中心に回転可能なも
のとなっている。すなわちこの三角板30aが張り付け
られた部分は、厚みが増えるため、それ以外の部分30
bと比較して、入射するレーザ光L3の通過距離が異な
るようになっている。その結果、図6のように、透過性
部材30から出射したレーザ光L4においては、ビーム
断面内で位相がばらばらになる。
【0063】しかも、透過性部材30では、図6の矢印
のように回転軸31の周りに高速で回転するため、位相
が乱される場所が常に変化する。したがってレーザ光の
1パルスの間に位相を変化させることが可能となり、1
パルスでのスペックルノイズの抑制効果が大きい。
【0064】(実施の形態4)図7は、実施の形態4の
シード光発生手法を示した概念図であり、図8は、実施
の形態4のシード光発生手段を示した構成図である。
【0065】本実施の形態のシード光発生手法は、先
ず、第1のネオジウム添加固体レーザであるNd:YA
Gレーザにおける4 3/2 から4 9/2 の遷移に基づく
波長946nmのレーザ光を、BBO(正確にはβ−B
aB2 4 と示される結晶。)等を用いて波長473n
mである第2高調波を発生させる。ただしBBOの代わ
りに、LBO(正確にはLiB3 5 と示される結
晶。)、あるいはCLBOを用いることもできる。
【0066】次に、波長473nmである第2高調波
を、さらにBBO結晶に通すことで、波長473nmの
第2高調波、すなわち波長236.5nmである第4高
調波を発生させる。
【0067】次に、第2のネオジウム添加固体レーザで
あるNd:YAGレーザを用いる場合は、波長236.
5nmである第4高調波と、Nd:YAGレーザにおけ
43/2 から4 11/2の遷移に基づく波長1064n
mのレーザ光とを、CLBOに通すことで、それらの和
周波数を発生させる。これが波長193.5nmとなる
ため、ArFエキシマレーザへのシード光として利用で
きる。
【0068】以上のように、本実施の形態の露光光源で
は、波長変換を3回でシード光を発生しているのが特徴
であり、従来技術で説明した場合と比較して波長変換の
回数が2回少なく、その結果、高出力化を容易にでき
る。すなわち、波長変換を繰り返すに従い、出力光のエ
ネルギは低下するが、本実施の形態では波長変換回数が
少ないため、出力光の減衰が少なく、高出力化を図れ
る。
【0069】しかも本実施の形態ではOPOを利用しな
いことも特徴である。OPOを使用しないため、SFM
の効率が高く、高出力なシード光が得られやすく、さら
に波長が変動することもない。
【0070】なお、図7では、第2のネオジウム添加固
体レーザとしてNd:YAGレーザが用いられている
が、Nd:GSGGレーザを用いてもよい。その場合、
4 3/ 2 から4 11/2の遷移によって波長1061nm
のレーザ光が発振することから、これと波長236.5
nmとのSFMによって波長193.4nmの紫外光が
発生する。これもArFエキシマレーザへのシード光と
して利用できる。
【0071】また、ネオジウム添加固体レーザとしてN
d:LMA(組成式はLaMgAl11Oで示される。)
レーザを用いると、4 3/2 から4 11/2の遷移によっ
て波長1053nmでレーザ発振するため、これとのS
FMによって波長193.1nmの紫外光が発生し、こ
れもArFエキシマレーザへのシード光として利用でき
る。
【0072】さらに、Nd:CaWO4 レーザも4
3/2 から4 11/2の遷移によって波長1065nm、あ
るいは1058nmでレーザ発振するため、これとのS
FMによって波長193nm付近の紫外光が発生し、こ
れをシード光として利用できる。
【0073】このように、第2のネオジウム添加固体レ
ーザには種々のものがあり、それらによって波長1.0
μm帯の発振波長が微妙に異なることから、最終的にS
FMで得る紫外光の波長を微調整することができる。し
たがってArFエキシマレーザにおいて特に高い効率が
得られる波長を選ぶことができる。
【0074】次に本実施の形態の波長変換による光源の
構成の具体例を、図8を用いて説明する。本実施の形態
のシード光発生手段は、実施の形態1の露光光源1のシ
ード光発振器3に適用できる。以下実施の形態1のシー
ド光発振器3に適用した場合を説明する。
【0075】シード光発振器3では、ネオジウム添加固
体レーザとしてNd:YAGレーザ101が用いられて
いる。すなわちNd:YAG結晶102の両側に配置さ
れた全反射鏡103と出力鏡104とで共振器が構成さ
れている。ここではNd:YAG結晶102の励起は半
導体レーザ(ただし図示せず。)で行われている。これ
によってNd:YAGレーザ101からレーザ光L10
が取り出される。ただしNd:YAGレーザ101で
は、共振器中にQスイッチ105が配置されており、こ
れによって、レーザ光L10は、1kHzの繰り返し動
作になっている。
【0076】なお、Nd:YAGレーザ101では、特
に0.9μm帯の946nmで強くレーザ発振できるよ
うに、全反射鏡103においては、波長946nmでほ
ぼ100%の反射率を有するようになっており、また、
出力鏡104においては波長946nmにおいて90%
以上の反射率を有するようになっている。さらにまた、
Nd:YAG結晶102がマイナス30度に冷却されて
おり、これによって波長946nmでのゲインが高くな
るようになっている。なお、Nd:YAGレーザから波
長946nmのレーザ光を発振させることに関しては、
例えば、Applied Physics Letters, Volume 15, Number
4, pp.111-112, 1969に記載されている。
【0077】ただし、Nd:YAGレーザ101から取
り出されるレーザ光L10には、波長946nmの他
に、通常の波長1064nmのレーザ光も混じってい
る。そこでレーザ光L10は、先ずダイクロイックミラ
ー106aに当たり、波長946nmのレーザ光は反射
してレーザ光L11のように進み、波長1064nmの
レーザ光は透過してレーザ光L12のように進む。
【0078】波長946nmのレーザ光L11は、レン
ズ108aを通って非線形光学結晶109aに集光す
る。これによってその第2高調波である波長473nm
のレーザ光L13が発生する。なお非線形光学結晶10
9aとしては例えばLBO、BBO、あるいはCLBO
が適する。
【0079】ただしレーザ光L13には未変換の波長9
46nmのレーザ光(以下、残留基本波と呼ぶ。)も含
まれている。そこでレーザ光L13は、レンズ108b
を通って平行ビームに戻り、ダイクロイックミラー10
6bに当る。残留基本波はここで反射してレーザ光L1
4のように進み、吸収板110で止められる。
【0080】ダイクロイックミラー106bを透過した
波長473nmのレーザ光L13は、レンズ108cを
通って非線形光学結晶109bに集光する。これによっ
てその第2高調波である波長236.5nmのレーザ光
L15が発生する。なお非線形光学結晶109bとして
はBBOが適する。レーザ光L15はレンズ108dを
通って平行ビームに戻り、ダイクロイックミラー106
cに入射する。
【0081】一方、Nd:YAGレーザ101から取り
出された波長1064nmのレーザ光L12は、ミラー
107a、107bで反射して、ダイクロイックミラー
106cに入射する。
【0082】ダイクロイックミラー106cは、波長2
36.5nmの紫外光において99%以上の高い透過率
を有し、また波長1064nmの赤外光においては99
%以上の高い反射率を有する特性になっている。その結
果、ダイクロイックミラー106cにおいて、波長23
6.5nmのレーザ光L15と波長1064nmのレー
ザ光L12とが合成され、レーザ光L16のように進
む。
【0083】レーザ光L16は、レンズ108eを通っ
て非線形光学結晶109cに集光する。ここでは波長2
36.5nmのレーザ光と波長1064nmのレーザ光
とのSFMが行われる。これによって波長193.5n
mのレーザ光L17が発生する。非線形光学結晶109
cとしてはCLBOが適する。レーザ光L17はレンズ
108fを通って平行ビームに戻る。このレーザ光L1
7がシード光として利用される。
【0084】なお、本実施の形態では、前述したよう
に、Nd:YAGレーザ101が1kHzの繰り返し動
作を行っているため、レーザ光L17は1kHzで動作
する。これは図1に示されたArFエキシマレーザ4の
繰り返し数と同じであり、同期するようになっている。
【0085】以上のように本実施の形態のシード光発振
器3では、3個の非線形光学結晶による3回の波長変換
で波長193nmの紫外光を発生できる特徴があり、こ
れによってシード光の高出力化が容易になるだけでな
く、ダメージ等で非線形光学結晶を交換する頻度を減ら
すことができるため、ランニングコストを低減できる。
【0086】また、特に本実施の形態では、波長0.9
μm帯のレーザ光を発振させるネオジウム添加固体レー
ザと、波長1.0μm帯のレーザ光を発振させるネオジ
ウム添加固体レーザに、同一のNd:YAGレーザ10
1を用いていることも特徴であり、これによって2本の
レーザ光を同時に発振させることが容易である。これに
対して、第1と第2のネオジウム添加固体レーザをが異
なる場合は、それらの同期をとる必要がある。
【0087】なお、波長1.0μm帯のレーザ光を発振
させるネオジウム添加固体レーザに他の発振器を用いる
ことができること、このような他の発振器により1.0
μm帯の波長を微調整して出力波長を調整できること
は、前記した通りである。
【0088】(実施の形態5)図9は、実施の形態5の
露光光源で用いられるシード光発振器を示す構成図であ
る。本実施の形態のシード光発振器は、多モードのシー
ド光を発生する多モードシード光発振器200である。
【0089】多モードシード光発振器200では、実施
の形態4の図8に示したシード光発振器3と同様の発振
器が4台用いられており、図9では、それぞれをシード
光発振器201a,201b,201c,201dで示
される。シード光発振器201a,201b,201
c,201dから取り出された波長193nmのシード
光L81a,L81b,L81c,L81dは、それぞ
れ三角ミラー202a,202b,202c,202d
に入射する。これらを出射したシード光L81a,L8
1b,L81c,L81dは、図でL81a’,L81
b’,L81c’,L81d’のようにほぼ密着するよ
うになるため、あたかも1本のビームになり、これがA
rF増幅器に注入される。
【0090】本実施の形態では、シード光L82が、互
いに位相がばらばらの4本のシード光から成るため、こ
れらが合成されたシード光は、可干渉性が低くなる。し
たがってArFエキシマレーザに通過させると可干渉性
が低いレーザ光が取り出される。
【0091】また、図9に示した4本のシード光L81
a,L81b,L81c,L81dを三角ミラー202
a,202b,202c,202dで1本化する際に、
各シード光L81a,L81b,L81c,L81dに
多少損失が生じる。すなわち1本化されたシード光L8
2はパワーが多少低下するが、これがそのまま露光に使
われることはなく、ArFエキシマレーザに注入される
ため、露光光のパワーが低くなることはない。すなわ
ち、図11に示すように、注入同期型のArFエキシマ
レーザでは、シード光のパワーがある程度以上あれば、
ArFエキシマレーザから得られるレーザ出力はほとん
ど変わらない特性があるからである。
【0092】しかも4本のビームが当たる三角ミラー2
02a,202b,202c,202dには、低パワー
のシード光L81a,L81b,L81c,L81dが
当たることから、これらの三角ミラー202a,202
b,202c,202dでは、劣化しにくいことも本発
明の特徴である。
【0093】なお、この場合、実施の形態1〜3の透光
性部材は必要でないが、さらに可干渉性を低減するため
に透光性部材を通過させてもよい。
【0094】(実施の形態6)図10は、本発明の一実
施の形態である半導体装置の製造方法を工程順に示した
断面図である。
【0095】本実施の形態の製造方法は、実施の形態1
〜5の露光光源を用いて行う。以下、実施の形態1の図
1に示した露光機2(たとえば図8に示す露光機)を用
いて半導体装置を製造する場合について説明する。
【0096】図10では、フォトリソグラフィによる加
工を施す工程の一例として、シリコン基板1001の表
面に堆積(デポジション)された二酸化珪素(Si
2 )の膜1002に微少な穴(コンタクトホール)を
空ける場合を例示している。
【0097】フォトリソグラフィ加工では、先ず始めに
(1)に示したように、シリコン基板1001の上に堆
積されたSiO2 膜1002にレジスト1003が塗布
される。次に(2)に示したように露光光(多数の矢印
で示したもの)を基板1001の表面のレジスト100
3に照射することによって露光処理が行われる。すなわ
ちレチクルを経由することによって光軸に垂直な平面内
における照射分布が所定のパターンとなった露光光がレ
ジスト1003に照射される。ここでは直径ΔWの穴に
相当する領域には露光光は照射されない。
【0098】なお本実施の形態では、レジスト1003
はネガレジストと呼ばれるものであり、露光後に現像す
ると、(3)に示したように露光光が照射されなかった
直径ΔWの穴のところのみが現像液に溶けて除去され、
開口1003aが形成される。
【0099】そこで(4)に示したように、エッチング
を施すとレジスト1003の開口1003aから露出し
た薄膜1002がエッチングにより除去される。
【0100】最後に(5)に示したようにアッシングな
どによりレジスト1003を除去することで、直径ΔW
のコンタクトホール1002aを有するSiO2 膜10
02が基板1001上に残ることになる。
【0101】本実施の形態では、露光光の波長が193
nmとなっているため、通常の露光によっても、最小約
0.19μmの直径の穴(コンタクトホールなど)や、
幅0.19μmの線の加工を施すことができる。さらに
本実施の形態の露光装置では照度を低下させずに、輪帯
照明を構成できるため、露光波長の約60%の波長0.
12μmの直径の穴や線を高いスループットで加工する
ことができる。
【0102】なお、本実施の形態ではコンタクトホール
を形成する場合について説明したが、SiO2 膜100
2を多結晶シリコン膜に置き換え、MISFETのゲー
ト電極をパターニングする場合にも適用できることは勿
論である。この場合、ゲート電極の線幅およびスペース
を前記寸法に匹敵する微細寸法で加工できる。また、S
iO2 膜1002を金属膜に置き換え、DRAM(Dyna
mic Random Access Memory)の蓄積容量素子(下部電
極)のパターニングにも適用できる。その他、微細なパ
ターニングが要求される部材の加工に適用できることは
言うまでもない。
【0103】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0104】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0105】すなわち、本発明の半導体製造装置では、
上記露光光源を用い、上記露光光源が以上に述べた構成
になっているため、露光光の位相がビーム断面内でばら
ばらになっている。このことから、1パルスでもスペッ
クルノイズが小さくなる。これによって特にスキャン型
露光機に適用した場合、最小パルス数を減らすことがで
きるため、スループットが高くなる。
【0106】また、本発明の半導体製造装置では、波長
変換による光源を用い、この光源では波長変換回数が3
回で済む。さらにOPOを利用しないことから、高出力
なシード光を発生できる。また、波長の安定化を図るこ
とができる。また、露光光源として注入同期を構成する
ならば、ArFエキシマレーザから得られる出力を十分
高めることができる。
【0107】また、波長変換による光源の高出力化が容
易になるため、シード光として利用するだけでなく、そ
のまま露光光源として用いることもできるようになり、
その場合はArFエキシマレーザが不要になることか
ら、ガス交換が不要になるなどの効果もある。
【0108】しかも、システムの信頼性も向上する。す
なわち波長変換の回数が多いと、結晶をダメージなどに
よって交換するために装置を停止させる頻度が高くなる
が、本発明では波長変換の回数が少なく、光学部品の交
換頻度を下げて稼働率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の露光機の一例を示す構
成図である。
【図2】本発明の発明者が検討した比較例を示す共振器
構成の上面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の共振器構成を示す斜視
概念図である。
【図4】本発明の実施の形態1のスキャン型露光機を示
す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2で用いられる透過性部材
の他の例を示した斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態3で用いられる透過性部材
の他の例を示した斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態4のシード光発生手法を示
した概念図である。
【図8】本発明の実施の形態4のシード光発生手段を示
した構成図である。
【図9】本発明の実施の形態5の露光光源で用いられる
シード光発振器を示す構成図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体装置の製
造方法を工程順に示した断面図である。
【図11】シード光パワーによるArFエキシマレーザ
出力の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 露光光源 2 露光機本体 3 シード光発振器 4 ArFエキシマレーザ 5 ビーム幅拡大器 6a、6b ミラー 7、20、30 透過性部材 8 穴付凹面鏡 9 凸面鏡 10 放電管 11a,11b ウインド 12a,12b 平面鏡 30a 三角板 30b 三角板以外の部分 31 回転軸 41 照明系 42 レチクルスキャンステージ 43 レチクル 44 投影レンズ 45 ウエハスキャンステージ 46 ウエハ 47 ミラー 48 光学系 101 Nd:YAGレーザ 102 Nd:YAG結晶 103 全反射鏡 104 出力鏡 105 Qスイッチ 106a,106b,106c ダイクロイックミラー 107a,107b ミラー 108a,108b,108c,108d,108e,
108f レンズ 109a,109b,109c 非線形光学結晶 110 吸収板 200 多モードシード光発振器 201a,201b,201c,201d シード光発
振器 L1、L2、L3、L4、L8 シード光 L5、L9 波長193nmのレーザ光 L10 波長1064nmと946nmとが含まれたレ
ーザ光 L11 波長946nmのレーザ光 L12,L12 波長1064nmのレーザ光 L13 波長473nmのレーザ光(残留基本波を含
む) L13’ 波長473nmのレーザ光 L14 波長946nmのレーザ光(残留基本波) L15,L15’ 波長236.5nmのレーザ光 L16 波長236.5nmと1064nmとが合成さ
れたレーザ光 L17,L17’ 波長193.5nmのレーザ光(シ
ード光) L81a,L81b,L81c,L81d,L81
a’,L81b’,L81c’,L81d’,L82
シード光 1001 基板 1002 SiO2 膜 1002a コンタクトホール 1003 レジスト 1003a 開口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長変換を用いたレーザ光発生手段と、
    前記レーザ光発生手段で生じた光をシード光とする注入
    同期型のArFエキシマレーザとを有する半導体製造装
    置であって、 前記レーザ光発生手段と前記ArFエキシマレーザとの
    間の光路に透光性部材が配置され、 前記透光性部材内の前記シード光は、そのビーム面内に
    おいて通過距離が相違することを特徴とする半導体製造
    装置。
  2. 【請求項2】 波長変換を用いたレーザ光発生手段と、
    前記レーザ光発生手段で生じた光をシード光とする注入
    同期型のArFエキシマレーザとを有する半導体製造装
    置であって、 前記レーザ光発生手段と前記ArFエキシマレーザとの
    間の光路に透光性部材が配置され、 前記シード光の前記透光性部材出射端面における位相
    が、前記シード光のビーム面内において相違することを
    特徴とする半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体製造装置
    であって、 前記透光性部材は、前記光路方向における寸法が相違す
    る複数の透光性部材片が1次元または2次元に配列され
    たものであることを特徴とする半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の半導体製造装置
    であって、 前記透光性部材は、前記光路方向における寸法が相違す
    る透光性部材片が円周状に配置されたものであり、前記
    透光性部材が前記円周の中心を軸として回転可能なもの
    であることを特徴とする半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 波長変換を用いたレーザ光発生手段と、
    前記レーザ光発生手段で生じた光をシード光とする注入
    同期型のArFエキシマレーザとを有する半導体製造装
    置であって、 前記シード光が複数のビームからなることを特徴とする
    半導体製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一項に記載の半導
    体製造装置であって、 前記シード光が矩形断面形状を有し、前記ArFエキシ
    マレーザの共振器が複数枚の平面鏡で構成されることを
    特徴とする半導体製造装置。
  7. 【請求項7】 レーザ光発生手段と、前記レーザ光発生
    手段で生じた光をシード光とする注入同期型のArFエ
    キシマレーザとを有する半導体製造装置であって、 前記レーザ光発生手段は、第1および第2のネオジウム
    添加固体レーザを有し、前記シード光は、前記第1のネ
    オジウム添加固体レーザの0.9μm帯基本波の第4高
    調波と、前記第2のネオジウム添加固体レーザの1.0
    μm帯基本波との和周波であることを特徴とする半導体
    製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体製造装置であっ
    て、 前記第1のネオジウム添加固体レーザは、Nd:YAG
    レーザであり、前記第2のネオジウム添加固体レーザ
    は、Nd:YAGレーザ、Nd:GSGGレーザ、N
    d:LMAレーザまたはNd:CaWO4 レーザから選
    択された何れかのレーザであることを特徴とする半導体
    製造装置。
  9. 【請求項9】 0.19μm帯に感度を有するフォトレ
    ジスト膜を形成する工程と、前記フォトレジスト膜を、
    波長変換を用いて生成したレーザ光をシード光とする注
    入同期型のArFエキシマレーザ光で露光する工程とを
    有する半導体装置の製造方法であって、 前記シード光が前記ArFエキシマレーザに注入される
    際には、そのビーム断面において位相が相違する第1の
    構成、 前記シード光が第1のネオジウム添加固体レーザの0.
    9μm帯基本波の第4高調波と、第2のネオジウム添加
    固体レーザの1.0μm帯基本波との和周波である第2
    の構成、の何れかの構成であることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
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