JP2000212264A - 芳香族ポリエステルの製造法 - Google Patents
芳香族ポリエステルの製造法Info
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Abstract
テルの製造法において、低分子化合物が分縮器等に付着
することを防止することにより、芳香族ポリエステルの
製品得量の向上および製品品質の安定化し得る、工業生
産上有利な芳香族ポリエステルの製造法を提供する。 【解決手段】 芳香族ポリエステルの原料モ
ノマー類を無水酢酸によりアセチル化した反応生成物を
用いて、縮重合槽から低沸分を留出させる芳香族ポリエ
ステルの製造法において、縮重合槽に分縮器を設置し、
分縮器から留出する低沸分が理論回収量の50%になる
時点から90%になる時点までの間、分縮器から留出す
る低沸分の温度を80〜150℃に制御することを特徴
とする芳香族ポリエステルの製造法。
Description
族ポリエステルの製造法に関する。
族ヒドロキシカルボン酸類、芳香族ジカルボン酸類およ
び芳香族ジオール等から選ばれる原料モノマー類を無水
酢酸によりアセチル化反応した後、縮重合させることに
より得られることが知られている。しかしながら、この
方法では、アセチル化反応および縮重合により副生する
酢酸等の低沸分を留去する際に、原料モノマー類および
アセチル化されたモノマー類等の低分子化合物が留出配
管に付着したり、あるいは回収された低沸分中に低分子
化合物が混入するといった問題があり、結果として、製
品の芳香族ポリエステルの得量が低下したり、仕込み時
のモノマー組成比通りの製品が得られないため、製品の
品質が安定しない、といった問題もあった。上記問題を
解決するために、低沸分を冷却する凝縮器の前に窒素ガ
スを冷媒とした分縮器を設置することにより、低沸分を
還流させながら、配管等に付着した低分子化合物を洗浄
・回収する方法が提案されている(特開平5−2713
98)。
者らが分縮器の冷媒として窒素ガスを流し、低沸分を還
流させたところ、縮重合の進行とともに還流量が変動す
るためか、分縮器に低分子化合物等が付着し、分縮器を
閉塞する場合があり、工業的な製造法としては、必ずし
も十分ではなかった。本発明の目的は、縮重合による芳
香族ポリエステルの製造法において、低分子化合物が分
縮器等に付着することを防止することにより、芳香族ポ
リエステルの製品得量の向上および製品品質の安定化し
得る、工業生産上有利な芳香族ポリエステルの製造法を
提供することである。
た結果、縮重合槽より回収される低沸分の量が特定量の
間、分縮器より留出する低沸分を特定温度に制御するこ
とにより、低分子化合物等の分縮器への付着を防止し得
ることを見出し、本発明を完成した。
の原料モノマー類を無水酢酸によりアセチル化した反応
生成物を用いて、縮重合槽から低沸分を留出させる芳香
族ポリエステルの製造法において、縮重合槽に分縮器を
設置し、分縮器から留出する低沸分が理論回収量の50
%になる時点から90%になる時点までの間、分縮器か
ら留出する低沸分の温度を80〜150℃に制御するこ
とを特徴とする芳香族ポリエステルの製造法を提供する
ものである。
使用される芳香族ポリエステルの原料モノマー類として
は、例えば、芳香族ヒドロキシカルボン酸類、芳香族ジ
カルボン酸類および芳香族ジオール等のモノマー類が挙
げられる。
キシカルボン酸類としては、例えば下記一般式 HO−X−CO−O−R1 [式中、R1は水素、炭素数1〜6のアルキル基または炭
素数6〜16のアリール基を表し、Xは、2価の芳香族
基を表す。]で表されるものが挙げられる。中でも、X
が下記式(1)〜(3)から選ばれる少なくとも1種類
の2価の芳香族基であることが好ましい。また、これら
の芳香族基にアルキル、アリール、アルコキシまたはハ
ロゲン基等が置換してもよい。
は具体的には、p−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキ
シ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、
p−ヒドロキシ安息香酸フェニル、 p−ヒドロキシ安
息香酸ベンジル、p−(4−ヒドロキシフェニル)安息
香酸、 p−(4−ヒドロキシフェニル)安息香酸メチ
ル、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ
−6−ナフトエ酸メチルおよび2−ヒドロキシ−6−ナ
フトエ酸フェニル等が例示される。中でもp−ヒドロキ
シ安息香酸および2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸等が
好適である。
ジカルボン酸類としては、例えば下記一般式 R2−O−CO−Y−CO−O−R2 [式中、R2は水素、炭素数1〜6のアルキル基または炭
素数6〜16のアリール基を表し、Yは、2価の芳香族
基を表す。]で表されるものが挙げられる。中でも、Y
が下記式(4)〜(8)から選ばれる少なくとも1種類
の2価の芳香族基であることが好ましい。また、これら
の芳香族基にアルキル、アリール、アルコキシまたはハ
ロゲン基等が置換してもよい。 [Aは単結合、酸素原子、硫黄原子、アルキル基、カル
ボニル基またはスルホニル基を表す]
的には、テレフタル酸、イソフタル酸、4,4'−ジカ
ルボキシジフェニル、1,2−ビス(4−カルボキシフ
ェノキシ)エタン、2,5−ジカルボキシナフタレン、
2,6−ジカルボキシナフタレン、1,4−ジカルボキ
シナフタレン、1,5−ジカルボキシナフタレン、テレ
フタル酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、テレフタル
酸ジフェニル、イソフタル酸ジフェニル、4,4’−ジ
メトキシカルボニルジフェニル、2,6−ジメトキシカ
ルボニルナフタレン、1,4−ジクロロカルボニルナフ
タレンおよび1,5−ジフェノキシカルボニルナフタレ
ン等が例示される。中でも、テレフタル酸、イソフタル
酸および2,6−ジカルボキシナフタレン等が好適であ
る。
ルとしては、例えば下記一般式 HO−Z−OH [式中、Zは、2価の芳香族基を表す。]で表されるも
のが挙げられる。中でも、Zが下記式(9)〜(12)
から選ばれる少なくとも1種類の2価の芳香族基である
ことが好ましい。また、これらの芳香族基にアルキル、
アリール、アルコキシまたはハロゲン基等が置換しても
よい。 [Aは単結合、酸素原子、硫黄原子、アルキル基、カル
ボニル基またはスルホニル基を表す]
は、ヒドロキノン、レゾルシン、カテコール、4,4’
−ジヒドロキシジフェニル、4,4’−ジヒドロキシベ
ンゾフェノン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタ
ン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエタン、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、2,2’−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルスルフィド、2,6−ジヒドロキシナフタ
レンおよび1,5−ジヒドロキシナフタレン等が例示さ
れる。中でも、ヒドロキノン、レゾルシン、4,4’−
ジヒドロキシジフェニル、2,2’−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパンおよび4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン等が好適である。
ボン酸類、芳香族ジカルボン酸類および芳香族ジオール
の使用比率は特に限定されないが、芳香族ヒドロキシカ
ルボン酸類、芳香族ジカルボン酸類および芳香族ジオー
ルの合計100モル%に対して、通常、芳香族ヒドロキ
シカルボン酸類が30〜80モル%程度、芳香族ジカル
ボン酸類が35〜10モル%程度、芳香族ジオールが3
5〜10モル%程度から選ばれる範囲である。
た原料モノマー類を使用しても良いが、通常、無水酢酸
と原料モノマー類の水酸基とが反応して得られるアセチ
ル化した反応生成物を縮重合に使用する。アセチル化反
応における温度および圧力は、アセチル化反応溶液が還
流する条件ならば特に限定されないが、通常、常圧下、
約140〜150℃程度で実施される。該反応温度が還
流する温度に達しなければ、反応時間が長くなる傾向に
ある。また、アセチル化反応は、還流が開始されてか
ら、約1〜5時間程度実施される。アセチル化した反応
生成物とは、上記アセチル化反応終了後の溶液を表し、
通常、未反応原料モノマー類、アセチル化された原料モ
ノマー類、酢酸および未反応の無水酢酸等が含まれる溶
液である。
合槽に移送され、縮重合が実施される。なお、縮重合槽
とアセチル化反応槽は同一槽を用いてもよい。本発明で
実施される縮重合は、通常、低沸分を留出させながら、
常圧下、徐々に縮重合槽の熱媒を270〜350℃程度
まで昇温させ、引き続き同温度程度を維持したまま、0
〜5時間程度保温する。縮重合槽の熱媒の最終到達温度
が270℃未満で維持されると縮重合が遅くなる傾向に
あり、350℃を超えて維持されると、得られた芳香族
ポリエステルの分解などの副反応が生じる傾向にある。
子化合物、酢酸および未反応の無水酢酸等が挙げられる
が、もちろん、縮重合反応によって生じる酢酸、水、ア
ルコールおよびフェノール等も含まれていてよい。この
中で低分子化合物とは、具体的には芳香族カルボン酸類
等の原料モノマー類およびアセチル化されたモノマー類
等の芳香族ポリエステルの構成成分である。上記低分子
化合物が縮重合槽から大量に留去されると、目的の芳香
族ポリエステルの得量が低下したり、原料モノマー類の
仕込組成比の製品が得られないため、製品の品質が安定
化しない、等の問題があり、好ましくない。
低沸分を冷却する凝縮器との間に設置される。低沸分の
大半は、該分縮器を経由して凝縮器にて冷却・凝縮され
て縮重合槽外に回収されるが、低沸分の中の低分子化合
物は、ほとんど分縮器で凝縮されて縮重合槽に回収され
る。低沸分の理論回収量に対して、凝縮器において冷却
・回収された低沸分(以下、回収低沸分という)の回収
量が、約50重量%になる時点から90重量%程度にな
るまでの間、分縮器から凝縮器へと留出する低沸分の温
度(以下、留出温度という)を、約80℃〜150℃程
度、好ましくは100〜150℃の温度範囲に制御する
ことが好ましい。ここで理論回収量とは、原料モノマー
類の水酸基がすべてアセチル化され、続いてこのアセチ
ル基がすべて縮重合されたと仮定して得られる酢酸重
量、未反応の無水酢酸重量および原料モノマー類のエス
テル基がすべて縮重合されたと仮定して得られるアルコ
ール、フェノール等の重量の合計を表す。回収低沸分と
は、低沸分が縮重合槽から留出して凝縮器にて冷却・回
収された酢酸等の重量を表す。
重量%程度に達しない時には、留出温度が上記温度範囲
程度に制御しなくても分縮器における低沸分の還流量が
多く、低分子化合物は付着することなく縮重合槽に回収
され、かつ低分子化合物が回収低沸分に同伴留出するこ
とも殆どない。もちろん、理論回収量に対して約50重
量%程度に達しない場合に、留出温度を上記温度範囲程
度に制御してもよい。回収低沸分が、理論回収量に対し
て約90重量%程度を超える時点では、低分子化合物等
は、ほとんど縮重合しており、付着および同伴留出等は
殆ど発生しない。ちなみに、この時、縮重合槽から留出
する低沸分量が少ないことから留出温度は低下する傾向
にある。なお、回収低沸分が理論回収量に対して約90
%程度を超えた時点から、酢酸を十分留去するために、
縮重合槽での昇温および保温等を減圧下で実施してもよ
い。
%程度の時点から約90%程度になる時点までの間に、
留出温度が、約80℃程度に達しなければ、低分子化合
物等が分縮器に付着する量が多くなる傾向にあり好まし
くなく、留出温度が、約150℃程度を超えるならば、
低分子化合物が分縮器で回収されることなく回収低沸分
に同伴留出したり、あるいは低分子化合物等が分縮器お
よび凝縮器等に付着するため、好ましくない。
は、通常、分縮器の冷媒を約80〜150℃程度、好ま
しくは100〜150℃、とりわけ好ましくは110〜
130℃の温度範囲に制御する。分縮器の冷媒温度が約
80〜150℃程度に制御されなければ、上記留出温度
を目的の温度範囲に制御することが困難となる傾向にあ
る。
を使用すれば良く、具体的には、縦型の撹拌槽などの場
合、多段のパドル翼、タービン翼、ダブルヘリカム翼、
錨形翼、櫛形翼等が用いられる。縮重合の反応速度を増
大させるために触媒を使用しても良い。触媒としては、
例えば、金属酸化物、有機金属塩等が挙げられる。具体
的には、ゲルマニウム、スズ、チタン、アンチモン、コ
バルトまたはマンガン等の酸化物、酢酸塩、シュウ酸塩
等が例示される。
に説明するが、本発明はこれらによって限定されるもの
ではない。 (低沸分の測定方法) 高速液体クロマトグラフィー法:ウォ−タ−ズ社製600E
マルチソルベント送液システムにより、移動相としてメ
タノール/酢酸(体積比が1000/5)および水/酢酸(体
積比が1000/5)を使用し、低圧グラジエント法により測
定した。使用したカラムは、内径6.0mm、長さ15cmのオ
クタデシルシリル(ODS)カラムである。定量計算は絶
対検量線法によって測定した。
計、窒素導入管、および、錨型攪拌翼を備え付けたフラ
スコに、p-ヒドロキシ安息香酸773重量部(5.60 mol
比、以下 POBという)、4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニル347重量部(1.87 mol比、以下 DOD という)、テレ
フタル酸 232 部(1.40 mol比、以下 TPA という)、イ
ソフタル酸 78重量部(0.47 mol比、以下 IPA とい
う)、および、無水酢酸 1000重量部(9.80 mol比、以
下Ac2O という)を仕込み、窒素雰囲気下、内容液を攪
拌しつつ液温が145℃にて還流するまで昇温し、還流
状態にて3時間撹拌することにより、アセチル化反応生
成物を得た。
℃に温度調節された冷媒が流れている分縮器(蛇管式冷
却管)に付け替え、さらに該分縮器に水冷された凝縮器
(リービッヒ冷却管)を接続した。次に、フラスコを1
℃/分の割合で加熱して320℃まで昇温し、同温度で
60分間攪拌を続け縮重合を終了した。留出する低沸分
は分縮器を経由して凝縮器にて冷却することにより、11
65重量部(理論回収量に対して99.5%)回収され
た。回収低沸分量が584重量部(理論回収量に対して5
0%)の時点から1052重量部(理論回収量に対して90
%)の時点までの間、分縮器の冷媒は約119℃に加熱
され、留出温度は108〜145℃の間に制御された。
この間、分縮器および凝縮器への付着物は認められなか
った。また留出温度は、回収低沸分量が855重量部(理
論回収量に対して73%)になった時点で145℃に達
したが、それ以降は順次低下し、縮重合終了時には50
℃まで低下した。縮重合終了後、分縮器および凝縮器を
はずして確認したが、付着物は認められなかった。回収
低沸分には、アセチル化された4,4’−ジアセトキシ
ジフェニル(以下DOD-Acという)が2.6重量部(芳香族ポ
リエステルの理論得量 1263 部に対して0.21 %)含まれ
ており、それ以外のモノマー類等は検出されなかった。
載された条件以外は、実施例1に準じて実施した結果を
表1にまとめた。ここで、回収低沸分が、理論量の50
%の時点から90%になる時点までの間における分縮器
出口温度を、留出温度として示した。ただし、比較例3
は凝縮器入口温度を示す。また低分子化合物等の分縮器
付着については、目視による結果を分縮器付着度として
示した。 ○:ほとんど付着していない。 ×:低沸分の回収は継続しているが、分縮器に低分子化
合物が付着した。 ××:分縮器が閉塞し、低沸分が回収されなくなった。
分縮器付着が認められた場合は、理論回収量に対するそ
の時点までの低沸分回収量を付着時低沸分回収率(重量
%)として示した。また、回収低沸分中の低分子化合物
の含有量(重量部)および芳香族ポリエステルの理論得
量に対する重量比率(%)についても示した。比較例1
では、回収低沸分が理論量の84%回収された時点で分縮
器が閉塞し、低沸分が回収されなくなったので、この時
点で縮重合を停止した。
製造における、分縮器等への低分子化合物等の付着を防
止し得、芳香族ポリエステルの製品得量の向上および製
品品質の安定化をなし得るので、本発明は、工業的規模
における芳香族ポリエステルの製造法として有利とな
る。
Claims (13)
- 【請求項1】芳香族ポリエステルの原料モノマー類を無
水酢酸によりアセチル化した反応生成物を用いて、縮重
合槽から低沸分を留出させる芳香族ポリエステルの製造
法において、縮重合槽に分縮器を設置し、分縮器から留
出する低沸分が理論回収量の50%になる時点から90
%になる時点までの間、分縮器から留出する低沸分の温
度を80〜150℃に制御することを特徴とする芳香族
ポリエステルの製造法。 - 【請求項2】分縮器の冷媒が80℃〜150℃の温度で
あることを特徴とする請求項1記載の芳香族ポリエステ
ルの製造法。 - 【請求項3】芳香族ポリエステルの原料モノマー類が、
芳香族ヒドロキシカルボン酸類、芳香族ジカルボン酸類
および芳香族ジオールであることを特徴とする請求項1
〜2記載の芳香族ポリエステルの製造法。 - 【請求項4】芳香族ヒドロキシカルボン酸類、芳香族ジ
カルボン酸類および芳香族ジオールの使用量が下記比率
であることを特徴とする請求項3記載の芳香族ポリエス
テルの製造法。 芳香族ヒドロキシカルボン酸:30〜80モル% 芳香族ジカルボン酸類:35〜10モル% 芳香族ジオール:35〜10モル% ただし、芳香族ヒドロキシカルボン酸類、芳香族ジカル
ボン酸類および芳香族ジオールの合計は100モル%で
ある。 - 【請求項5】芳香族ヒドロキシカルボン酸類が下記一般
式 HO−X−CO−O−R1 [式中、R1は水素、炭素数1〜6のアルキル基または炭
素数6〜16のアリール基を表し、Xは、2価の芳香族
基を表す。]で表されることを特徴とする請求項3〜4
記載の芳香族ポリエステルの製造法。 - 【請求項6】Xが下記式(1)〜(3)から選ばれる少
なくとも1種類の2価の芳香族基であることを特徴とす
る請求項3〜5記載の芳香族ポリエステルの製造法。 - 【請求項7】芳香族ヒドロキシカルボン酸類が、p−ヒ
ドロキシ安息香酸および/または2−ヒドロキシ−6−
ナフトエ酸であることを特徴とする請求項3〜6記載の
芳香族ポリエステルの製造法。 - 【請求項8】芳香族ジカルボン酸類が下記一般式 R2−O−CO−Y−CO−O−R2 [式中、R2は水素、炭素数1〜6のアルキル基または炭
素数6〜16のアリール基を表し、Yは、2価の芳香族
基を表す。]で表されることを特徴とする請求項3〜7
記載の芳香族ポリエステルの製造法。 - 【請求項9】Yが下記式(4)〜(8)から選ばれる少
なくとも1種類の2価の芳香族基であることを特徴とす
る請求項3〜8記載の芳香族ポリエステルの製造法。 [Aは単結合、酸素原子、硫黄原子、アルキル基、カル
ボニル基またはスルホニル基を表す] - 【請求項10】芳香族ジカルボン酸類が、テレフタル
酸、イソフタル酸および2,6−ジカルボキシナフタレ
ンから選ばれる少なくとも1種類の芳香族ジカルボン酸
類であることを特徴とする請求項3〜9記載の芳香族ポ
リエステルの製造法。 - 【請求項11】芳香族ジオールが下記一般式 HO−Z−OH [式中、Zは、2価の芳香族基を表す。]で表されること
を特徴とする請求項3〜10記載の芳香族ポリエステル
の製造法。 - 【請求項12】Zが下記式(9)〜(12)から選ばれ
る少なくとも1種類の2価の芳香族基であることを特徴
とする請求項3〜11記載の芳香族ポリエステルの製造
法。 [Aは単結合、酸素原子、硫黄原子、アルキル基、カル
ボニル基またはスルホニル基を表す] - 【請求項13】芳香族ジオールが、ヒドロキノン、レゾ
ルシン、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、2,2’
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンおよび4,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンから選ばれる少
なくとも1種類の芳香族ジオールであることを特徴とす
る請求項3〜12記載の芳香族ポリエステルの製造法。
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