JP2000211843A - エレベ―タ―のリニュ―アル作業工法 - Google Patents
エレベ―タ―のリニュ―アル作業工法Info
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- JP2000211843A JP2000211843A JP11015222A JP1522299A JP2000211843A JP 2000211843 A JP2000211843 A JP 2000211843A JP 11015222 A JP11015222 A JP 11015222A JP 1522299 A JP1522299 A JP 1522299A JP 2000211843 A JP2000211843 A JP 2000211843A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】リニューアル作業時の騒音,粉塵を極力押さ
え、最新のエレベーター制御技術および安全技術を取り
入れながら、トータルコストが低廉なエレベ−ターのリ
ニューアル作業工法において、エレベ−ターの連続停止
期間を短縮可能な工法を実現する。 【解決手段】ニューアル作業工法は、既設乗り場側を分
割して改造する第1期作業と、各階乗り場を全て改造し
た後かごを新設する第2期作業に分け、第1期作業期間
中、安全装置である新設施錠装置23や新設ドア閉じ装
置30のみ取り付け、既設乗り場ドア3に取り付けた工
事中用係合子22と連結材31により連結した新設施錠
装置23から構成される装置を設けることにある。
え、最新のエレベーター制御技術および安全技術を取り
入れながら、トータルコストが低廉なエレベ−ターのリ
ニューアル作業工法において、エレベ−ターの連続停止
期間を短縮可能な工法を実現する。 【解決手段】ニューアル作業工法は、既設乗り場側を分
割して改造する第1期作業と、各階乗り場を全て改造し
た後かごを新設する第2期作業に分け、第1期作業期間
中、安全装置である新設施錠装置23や新設ドア閉じ装
置30のみ取り付け、既設乗り場ドア3に取り付けた工
事中用係合子22と連結材31により連結した新設施錠
装置23から構成される装置を設けることにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのリニ
ューアル作業工法に係り、特にエレベーターのドア開閉
装置などのリニューアル作業に関する。
ューアル作業工法に係り、特にエレベーターのドア開閉
装置などのリニューアル作業に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターのリニューアルを行う場
合、乗り場側の三方枠,敷居,乗り場ドア,ヘッダ等は
耐久性が十分なので、特に安全基準やデザインの大幅な
見直しでもないかぎり取り替える必要もないのでそのま
ま活用し、新設品の製作コスト低減,撤去工事作業によ
る騒音や粉塵の発生を極力押さえたいという要望があ
る。従来の技術では、特願平10−28726 号公報で示され
るように既設乗り場ドアおよびその既設三方枠,既設敷
居,既設ハンガー,既設ヘッダ,既設ポストアングルを
そのまま残し、新設かごドアと既設乗り場ドアを新設か
ごドア開閉装置により連動して開閉させるために既設乗
り場ドアに新設係合子を取り付け、既設ヘッダに新設施
錠装置を取り付け、既設ポストアングルと既設乗り場ド
アにまたがって接続された新設ドア閉じ装置を取り付け
ることによりリニューアル作業時の騒音,粉塵を極力押
さえ、低コストで最新のエレベーター制御技術および安
全技術を取り入れているエレベーターのリニューアル作
業工法があった。
合、乗り場側の三方枠,敷居,乗り場ドア,ヘッダ等は
耐久性が十分なので、特に安全基準やデザインの大幅な
見直しでもないかぎり取り替える必要もないのでそのま
ま活用し、新設品の製作コスト低減,撤去工事作業によ
る騒音や粉塵の発生を極力押さえたいという要望があ
る。従来の技術では、特願平10−28726 号公報で示され
るように既設乗り場ドアおよびその既設三方枠,既設敷
居,既設ハンガー,既設ヘッダ,既設ポストアングルを
そのまま残し、新設かごドアと既設乗り場ドアを新設か
ごドア開閉装置により連動して開閉させるために既設乗
り場ドアに新設係合子を取り付け、既設ヘッダに新設施
錠装置を取り付け、既設ポストアングルと既設乗り場ド
アにまたがって接続された新設ドア閉じ装置を取り付け
ることによりリニューアル作業時の騒音,粉塵を極力押
さえ、低コストで最新のエレベーター制御技術および安
全技術を取り入れているエレベーターのリニューアル作
業工法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特願平10−28
726 号公報出願(参照)に示されている技術ではリニュ
ーアル作業が一旦始まると、かごおよび全ての階床の乗
り場側の改造作業が終了するまで、エレベーターを稼働
させることができないため、とくに高層ビル等では改造
すべき乗り場側の階床数が非常に多くなるため、エレベ
ーターの連続停止期間が多大な日数となり、エレベ−タ
ーの利用者に不便をかけることになる。更に、エレベー
ターが1台しか設置されていない小規模ビルにとっては
とくに深刻な問題となる。
726 号公報出願(参照)に示されている技術ではリニュ
ーアル作業が一旦始まると、かごおよび全ての階床の乗
り場側の改造作業が終了するまで、エレベーターを稼働
させることができないため、とくに高層ビル等では改造
すべき乗り場側の階床数が非常に多くなるため、エレベ
ーターの連続停止期間が多大な日数となり、エレベ−タ
ーの利用者に不便をかけることになる。更に、エレベー
ターが1台しか設置されていない小規模ビルにとっては
とくに深刻な問題となる。
【0004】本発明の目的は、上記不具合を解消し、エ
レベーターの連続停止期間を短縮し、リニューアル作業
時の騒音,粉塵を極力押さえ、低コストで最新のエレベ
ーター制御技術および安全技術を取り入れているエレベ
ーターのリニューアル作業工法を提供することである。
レベーターの連続停止期間を短縮し、リニューアル作業
時の騒音,粉塵を極力押さえ、低コストで最新のエレベ
ーター制御技術および安全技術を取り入れているエレベ
ーターのリニューアル作業工法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する手段
として、リニューアル作業を乗り場側改造の第1期作業
と、各階乗り場側を全て改造した後かごを新設する第2
期作業とに分け、第1期作業にて既設乗り場側では乗り
場ドアに取り付けられた既設係合子と、既設ヘッダに取
り付けられた既設施錠装置と既設ヘッダを支えるポスト
アングルと乗り場ドアにまたがって接続されたドア閉じ
装置だけを取り外し既設乗り場ドアおよびその既設三方
枠,既設敷居,既設ハンガー,既設ヘッダ,既設ポスト
アングルをそのまま残し、既設ヘッダに新設施錠装置を
取り付け、既設ポストアングルと既設乗り場ドアにまた
がって接続された新設ドア閉じ装置を取り付け、既設か
ご側係合装置に合わせた工事中用係合子を既設乗り場ド
アに取り付け、既設ヘッダに設けた新設施錠装置と、連
結材にて連動させ乗場ドアの施錠,解錠を行う。
として、リニューアル作業を乗り場側改造の第1期作業
と、各階乗り場側を全て改造した後かごを新設する第2
期作業とに分け、第1期作業にて既設乗り場側では乗り
場ドアに取り付けられた既設係合子と、既設ヘッダに取
り付けられた既設施錠装置と既設ヘッダを支えるポスト
アングルと乗り場ドアにまたがって接続されたドア閉じ
装置だけを取り外し既設乗り場ドアおよびその既設三方
枠,既設敷居,既設ハンガー,既設ヘッダ,既設ポスト
アングルをそのまま残し、既設ヘッダに新設施錠装置を
取り付け、既設ポストアングルと既設乗り場ドアにまた
がって接続された新設ドア閉じ装置を取り付け、既設か
ご側係合装置に合わせた工事中用係合子を既設乗り場ド
アに取り付け、既設ヘッダに設けた新設施錠装置と、連
結材にて連動させ乗場ドアの施錠,解錠を行う。
【0006】上記装置を既設乗り場ドアに取り付けるこ
とにより乗り場ドアを施錠し各階毎に分割して作業を行
うことができる。全階床の改造を終了した後、第2期作
業にてかごを新設し既設乗場ドアに取り付いている工事
中用係合子を取り外し、新設かごと係合する新設乗り場
側係合子を各階乗り場ドアに取り付けることによりエレ
ベーターを連続停止させることなく改造作業を行うリニ
ューアル作業工法を可能にしたものである。
とにより乗り場ドアを施錠し各階毎に分割して作業を行
うことができる。全階床の改造を終了した後、第2期作
業にてかごを新設し既設乗場ドアに取り付いている工事
中用係合子を取り外し、新設かごと係合する新設乗り場
側係合子を各階乗り場ドアに取り付けることによりエレ
ベーターを連続停止させることなく改造作業を行うリニ
ューアル作業工法を可能にしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のエレベーターのリニュー
アル作業工法の一実施例を図に基づいて説明する。
アル作業工法の一実施例を図に基づいて説明する。
【0008】まず図1により発明による実施例の概略を
説明する。基本的な作業工程は、第1期作業,第2期作
業に分割し、各作業の間、および第1期作業の乗り場側
改造後は平常運転を可能とした。第1期作業では各階の
乗り場側改造を階床毎に分けて順次行い、既設かご側係
合装置に合った工事中用係合子を取り付ける。次に第2
期作業では、かごを新設し同時に第1期作業中、各階に
取り付けていた既設かご側係合装置にあった工事中用係
合子を取り外し、新設かご側係合装置に合った新設乗り
場側係合子を各階乗り場に取り付ける。
説明する。基本的な作業工程は、第1期作業,第2期作
業に分割し、各作業の間、および第1期作業の乗り場側
改造後は平常運転を可能とした。第1期作業では各階の
乗り場側改造を階床毎に分けて順次行い、既設かご側係
合装置に合った工事中用係合子を取り付ける。次に第2
期作業では、かごを新設し同時に第1期作業中、各階に
取り付けていた既設かご側係合装置にあった工事中用係
合子を取り外し、新設かご側係合装置に合った新設乗り
場側係合子を各階乗り場に取り付ける。
【0009】図4は、リニューアル前の既設乗り場ドア
を塔内すなわちかご側からみた構造を示す立体図であ
る。三方枠1で囲まれた既設乗り場ドア3は、床コンク
リートに固着された敷居2とエレベーター塔前壁に固着
されたヘッダ5とエレベーター塔壁に固着されてヘッダ
5を支えるポストアングル6とにより形成された乗り場
ドア枠内に納められており、ヘッダ5のドアレールから
ハンガー4により吊り下げられている。
を塔内すなわちかご側からみた構造を示す立体図であ
る。三方枠1で囲まれた既設乗り場ドア3は、床コンク
リートに固着された敷居2とエレベーター塔前壁に固着
されたヘッダ5とエレベーター塔壁に固着されてヘッダ
5を支えるポストアングル6とにより形成された乗り場
ドア枠内に納められており、ヘッダ5のドアレールから
ハンガー4により吊り下げられている。
【0010】図5(a),(b)は図4のA−A断面図で
ある。既設エレベーターの係合は、かごが乗り場に到着
し、図に示す既設乗り場側係合子18を既設かごドア8
に設けた既設かご側係合装置7が挟む状態になって行う
とともに、既設の乗り場ドア施錠は既設ドアロックSW
ローラ9が、既設施錠フック用ロッド10,既設ドアロ
ックSW11,既設マグネットカム12を作動させるこ
とにより行われる。
ある。既設エレベーターの係合は、かごが乗り場に到着
し、図に示す既設乗り場側係合子18を既設かごドア8
に設けた既設かご側係合装置7が挟む状態になって行う
とともに、既設の乗り場ドア施錠は既設ドアロックSW
ローラ9が、既設施錠フック用ロッド10,既設ドアロ
ックSW11,既設マグネットカム12を作動させるこ
とにより行われる。
【0011】既設乗り場戸側をリニューアルする場合、
始めに取り付けボルト13a〜13dまでを順に抜いて、
ヘッダ5に取り付けられた既設ドアロックSW11等を
取り外す。次に、取り付けボルト15a,15bを抜い
て既設乗り場ドア3の既設ストッパ14を取り外す。続
いて、取り付けボルト17a〜17dを抜いて、既設ハ
ンガー渡し板16を取り外す。さらに、取り付けボルト
19を抜いて、既設係合子18を取り外し、取り付けボ
ルト21を抜いて既設ドア閉じ装置20を取り外す。
始めに取り付けボルト13a〜13dまでを順に抜いて、
ヘッダ5に取り付けられた既設ドアロックSW11等を
取り外す。次に、取り付けボルト15a,15bを抜い
て既設乗り場ドア3の既設ストッパ14を取り外す。続
いて、取り付けボルト17a〜17dを抜いて、既設ハ
ンガー渡し板16を取り外す。さらに、取り付けボルト
19を抜いて、既設係合子18を取り外し、取り付けボ
ルト21を抜いて既設ドア閉じ装置20を取り外す。
【0012】図6は、リニューアル途中で活用する既設
部品のみを残した乗り場ドアを塔内すなわちかご側から
見た構造を示す立体図である。三方枠1,敷居2,乗り
場ドア3,ハンガー4,ヘッダ5,ポストアングル6
は、耐久性が十分なので、特に安全基準やデザインの大
幅見直しでも無い限り取り替える必要はないため、その
まま活用する。
部品のみを残した乗り場ドアを塔内すなわちかご側から
見た構造を示す立体図である。三方枠1,敷居2,乗り
場ドア3,ハンガー4,ヘッダ5,ポストアングル6
は、耐久性が十分なので、特に安全基準やデザインの大
幅見直しでも無い限り取り替える必要はないため、その
まま活用する。
【0013】図7は、第1期作業中の乗り場ドアを塔内
すなわちかご側から見た構造を示す立体図である。既設
三方枠1,既設敷居2,既設乗り場ドア3,既設ヘッダ
5,既設ポストアングル6はそのまま活用する。安全装
置である新設施錠装置23や新設ドア閉じ装置24を取
り付ける。既設かごドア開閉装置(図示せず)による既
設かごドア8の開閉と新設施錠装置23等を取り付けた
既設乗り場ドア3とを連動させるために工事中用係合子
22を取り付ける。その際に、図5の部品を取り外した
ボルト穴を利用し、追加のボルト穴を開けずに、新設部
品を取り付ける。
すなわちかご側から見た構造を示す立体図である。既設
三方枠1,既設敷居2,既設乗り場ドア3,既設ヘッダ
5,既設ポストアングル6はそのまま活用する。安全装
置である新設施錠装置23や新設ドア閉じ装置24を取
り付ける。既設かごドア開閉装置(図示せず)による既
設かごドア8の開閉と新設施錠装置23等を取り付けた
既設乗り場ドア3とを連動させるために工事中用係合子
22を取り付ける。その際に、図5の部品を取り外した
ボルト穴を利用し、追加のボルト穴を開けずに、新設部
品を取り付ける。
【0014】図8は図7のB部を拡大した図である。ま
ず、既設ドアストッパ14の取り付け穴を利用し、ボル
ト15a,15bで新設ドアロックSW25を取り付け
る新設ブラケット26を既設ヘッダ5に固定する。続い
て、既設ハンガー渡し板16用の取り付け穴を利用し、
取り付けボルト17a,17bで新設ドアストッパ27
と新設施錠装置23とを装着した新設ハンガー渡し板2
8をハンガー4に固定し、新設施錠装置23周りの取り
付けを完了する。
ず、既設ドアストッパ14の取り付け穴を利用し、ボル
ト15a,15bで新設ドアロックSW25を取り付け
る新設ブラケット26を既設ヘッダ5に固定する。続い
て、既設ハンガー渡し板16用の取り付け穴を利用し、
取り付けボルト17a,17bで新設ドアストッパ27
と新設施錠装置23とを装着した新設ハンガー渡し板2
8をハンガー4に固定し、新設施錠装置23周りの取り
付けを完了する。
【0015】図9は第1期作業中の工事中用係合子取り
付けの詳細図を示す立体図である。すなわち、図9は図
7のC部を拡大した図である。まず、工事中用係合子2
2を新設インターフェイスプレート29にボルト締結す
る。次に、既設乗り場ドア3に開けられている既設係合
子18の取り付け穴と既設ドア閉じ装置20の取り付け
穴とを利用し、ボルト19,21で新設インターフェイ
スプレート29を既設乗り場ドア3に取り付ける。ま
た、一方は新設インターフェイスプレート29もう一方
は既設ポストアングル6の取り付け穴を利用し、新設ド
ア閉じ装置30を既設ポストアングル6と既設乗り場ド
ア3とにボルト締結する。最後に、工事中用係合子22
と新設施錠装置23を新設連結材31で連結させ、各々
の動作状態を調整し、作業終了する。
付けの詳細図を示す立体図である。すなわち、図9は図
7のC部を拡大した図である。まず、工事中用係合子2
2を新設インターフェイスプレート29にボルト締結す
る。次に、既設乗り場ドア3に開けられている既設係合
子18の取り付け穴と既設ドア閉じ装置20の取り付け
穴とを利用し、ボルト19,21で新設インターフェイ
スプレート29を既設乗り場ドア3に取り付ける。ま
た、一方は新設インターフェイスプレート29もう一方
は既設ポストアングル6の取り付け穴を利用し、新設ド
ア閉じ装置30を既設ポストアングル6と既設乗り場ド
ア3とにボルト締結する。最後に、工事中用係合子22
と新設施錠装置23を新設連結材31で連結させ、各々
の動作状態を調整し、作業終了する。
【0016】図10は工事中用係合子22の動作を示す
図である。工事中用係合子22は、可動カム22a,固
定カム22b,レバーリンク22c,レバー軸22d,
レバー軸22e,連結材連結ブラケット22fにより構
成されている。エレベーターが停止階に到着した場合、
可動カム22aと固定カム22bにより係合され、可動
カム22aは既設かごに付いている係合装置(図示せ
ず)の作用によりレバー軸22dとレバーリンク22c
のリンクモーションで固定レバー22b側へ可動するこ
とによりレバー軸22eとレバーリンク22cのリンク
モーションで連結材連結ブラケット22fを下側に可動
させる機構となっている。
図である。工事中用係合子22は、可動カム22a,固
定カム22b,レバーリンク22c,レバー軸22d,
レバー軸22e,連結材連結ブラケット22fにより構
成されている。エレベーターが停止階に到着した場合、
可動カム22aと固定カム22bにより係合され、可動
カム22aは既設かごに付いている係合装置(図示せ
ず)の作用によりレバー軸22dとレバーリンク22c
のリンクモーションで固定レバー22b側へ可動するこ
とによりレバー軸22eとレバーリンク22cのリンク
モーションで連結材連結ブラケット22fを下側に可動
させる機構となっている。
【0017】連結材31,連結材固定ブラケット31
a,連結材固定ナット31bにより22の工事中用係合
子と23の新設乗り場ドア施錠装置を連結させる。連結
材連結ブラケット22fが下側に可動することにより連
結材31が下側に引っ張られ、乗り場ドア施錠フック2
3aとフック軸23bのリンクモーションにより、乗り
場ドア施錠フック23aがフック軸23bを中心に可動
し乗り場ドア施錠フック23aが解錠され、25のドア
ロックSWが作動することによりドアの開閉が可能にな
る。
a,連結材固定ナット31bにより22の工事中用係合
子と23の新設乗り場ドア施錠装置を連結させる。連結
材連結ブラケット22fが下側に可動することにより連
結材31が下側に引っ張られ、乗り場ドア施錠フック2
3aとフック軸23bのリンクモーションにより、乗り
場ドア施錠フック23aがフック軸23bを中心に可動
し乗り場ドア施錠フック23aが解錠され、25のドア
ロックSWが作動することによりドアの開閉が可能にな
る。
【0018】尚、この場合の係合装置は、図10のD−
D断面図である図11に示すように既設のかご側係合装
置に合わせ、各階の乗り場側を順次改造して行く。この
場合、既設乗り場ドアと改造済み乗り場ドアの係合位置
が同一のため既設と新設の乗場ドアが混在しても平常運
転は可能である。すなわち第1期作業期は階床毎に分割
して作業ができる。
D断面図である図11に示すように既設のかご側係合装
置に合わせ、各階の乗り場側を順次改造して行く。この
場合、既設乗り場ドアと改造済み乗り場ドアの係合位置
が同一のため既設と新設の乗場ドアが混在しても平常運
転は可能である。すなわち第1期作業期は階床毎に分割
して作業ができる。
【0019】図12は第2期作業においてかご側係合装
置(図示せず)を新設した際の乗り場側係合子をかご側
から見た正面図である。かごを新設した後、係合子を新
設のかご側係合装置に合わせるために各階乗り場ドアに
付いていた工事中用係合子22を取り外し、新設乗り場
側係合子32を取り付ける。図13は図12のE−E断
面図である。32は新設乗り場側係合子、33は新設か
ご側係合装置を示す。
置(図示せず)を新設した際の乗り場側係合子をかご側
から見た正面図である。かごを新設した後、係合子を新
設のかご側係合装置に合わせるために各階乗り場ドアに
付いていた工事中用係合子22を取り外し、新設乗り場
側係合子32を取り付ける。図13は図12のE−E断
面図である。32は新設乗り場側係合子、33は新設か
ご側係合装置を示す。
【0020】以上のように構成した実施例にあっては、
作業工程を第1期作業と第2期作業とに分け、さらに図
2に示すように第1期作業は階床の数を分割できるた
め、改造作業は特定日のある時間帯すなわちエレベータ
ーの使用頻度の少ない時間帯に行い、他の時間帯には平
常運転を行い、段階的に作業を進めることができる。
作業工程を第1期作業と第2期作業とに分け、さらに図
2に示すように第1期作業は階床の数を分割できるた
め、改造作業は特定日のある時間帯すなわちエレベータ
ーの使用頻度の少ない時間帯に行い、他の時間帯には平
常運転を行い、段階的に作業を進めることができる。
【0021】又、第1期と第2期の間は平常運転が可能
なので、これらの作業の間を長期間に設定することもで
き、例えば1年に1期分の作業を行うように設定した場
合はエレベーター改造工事の費用が分担でき、ビル所有
者の一時的な多額の費用負担が軽減できる。
なので、これらの作業の間を長期間に設定することもで
き、例えば1年に1期分の作業を行うように設定した場
合はエレベーター改造工事の費用が分担でき、ビル所有
者の一時的な多額の費用負担が軽減できる。
【0022】図3は他の実施例を示すものであり、かご
は既設品を使用し信頼性,安全性向上のためドア施錠装
置,ドア閉じ装置のみ新製する場合においても、本発明
品を使用することによりリニューアル作業を可能とし
た。
は既設品を使用し信頼性,安全性向上のためドア施錠装
置,ドア閉じ装置のみ新製する場合においても、本発明
品を使用することによりリニューアル作業を可能とし
た。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように構
成されているので、1日の内でエレベーターの使用頻度
の少ない時間を使用し作業を行い、他の時間帯は平常運
転を行いながら段階的に作業を進めることができるの
で、ビルの利用者に不便をかけることなく当該エレベー
ターのリニューアル作業ができる。
成されているので、1日の内でエレベーターの使用頻度
の少ない時間を使用し作業を行い、他の時間帯は平常運
転を行いながら段階的に作業を進めることができるの
で、ビルの利用者に不便をかけることなく当該エレベー
ターのリニューアル作業ができる。
【0024】又、既設品を活用するので新設品のコスト
低減,リニューアル作業の騒音,粉塵,工事工数の低減
が図れる。
低減,リニューアル作業の騒音,粉塵,工事工数の低減
が図れる。
【図1】本発明のエレベーターのリニューアル作業工法
順を説明する概略図である。
順を説明する概略図である。
【図2】本発明のエレベーターのリニューアル作業工法
順を説明する概略図である。
順を説明する概略図である。
【図3】本発明のエレベーターのリニューアル作業工法
順を説明する概略図である。
順を説明する概略図である。
【図4】リニューアル前の乗り場ドアを示す正面図であ
る。
る。
【図5】(a)及び(b)は図4のA−A断面図であ
る。
る。
【図6】リニューアル途中で活用する既設部品のみを残
した乗り場ドアを示す正面図である。
した乗り場ドアを示す正面図である。
【図7】第1期作業終了後の乗り場ドアの塔内を示す正
面図である。
面図である。
【図8】図7のB部詳細断面図である。
【図9】図7のC部詳細断面図である。
【図10】工事中用係合子,施錠装置の動作を示す図で
ある。
ある。
【図11】図10のD−D断面図である。
【図12】リニューアル後の乗り場ドアを塔内すなわち
かご側から見た構造を示す正面図である。
かご側から見た構造を示す正面図である。
【図13】図12のE−E断面図である。
1…既設三方枠、2…既設敷居、3…既設乗り場ドア、
4…既設ハンガー、5…既設ヘッダ、6…既設ポストア
ングル、7…既設かご側係合装置、8…既設かごドア、
9…既設ドアロックSWローラ、10…既設施錠フック
用ロッド、11…既設ドアロックSW、12…既設マグ
ネットカム、13…取り付けボルト、14…既設乗り場
ドアストッパ、15,17,19,21…取り付けボル
ト、16…既設ハンガー渡し板、18…既設乗り場側係
合子、20…既設ドア閉じ装置、22…工事中用係合
子、23…新設施錠装置、24,30…新設ドア閉じ装
置、25…新設ドアロックSW、26…新設ブラケッ
ト、27…新設乗り場ドアストッパ、28…新設ハンガ
ー渡し板、29…新設インターフェイスプレート、31
…連結材、32…新設乗り場側係合子、33…新設かご
側係合装置、34…新設かごドア。
4…既設ハンガー、5…既設ヘッダ、6…既設ポストア
ングル、7…既設かご側係合装置、8…既設かごドア、
9…既設ドアロックSWローラ、10…既設施錠フック
用ロッド、11…既設ドアロックSW、12…既設マグ
ネットカム、13…取り付けボルト、14…既設乗り場
ドアストッパ、15,17,19,21…取り付けボル
ト、16…既設ハンガー渡し板、18…既設乗り場側係
合子、20…既設ドア閉じ装置、22…工事中用係合
子、23…新設施錠装置、24,30…新設ドア閉じ装
置、25…新設ドアロックSW、26…新設ブラケッ
ト、27…新設乗り場ドアストッパ、28…新設ハンガ
ー渡し板、29…新設インターフェイスプレート、31
…連結材、32…新設乗り場側係合子、33…新設かご
側係合装置、34…新設かごドア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東田 芳樹 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立エレベータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 江口 清 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 菊池 尚登 茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日 立エレベータエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F305 DA16
Claims (3)
- 【請求項1】既設乗り場ドアおよびその既設三方枠,既
設敷居,既設ハンガー,既設ヘッダ,既設ポストアング
ルをそのまま残し、新設かごドアと既設乗り場ドアを新
設かごドア開閉装置により連動して開閉させるために既
設乗り場ドアに新設係合子を取り付け、既設ヘッダに新
設施錠装置を取り付け、既設ポストアングルと既設乗り
場ドアにまたがって接続する新設ドア閉じ装置を取り付
けるエレベーターのリニューアル作業工法において、既
設乗り場側を改造する第1期作業と、各階乗り場側を全
て改造した後かごを新設する第2期作業に分け、第1期
作業後は既設かご側係合装置に合わせた工事中用係合子
を既設乗り場側に取り付け、既設ヘッダに設けた新設施
錠装置と連結材にて連動させ、乗り場ドアの施錠,解錠
を行い、第2期作業以降は前記工事中用係合子を新設か
ご側係合装置に合わせた係合子に交換することにより、
第1期作業終了時から第2期作業着工までの期間はエレ
ベーターの平常運転を可能にする工法を行うことを特徴
とするエレベーターのリニューアル作業工法。 - 【請求項2】請求項1の第1期作業において、既設かご
側係合装置に合わせた工事中用係合子を既設乗り場ドア
に設けることにより既設乗り場側の改造を階床毎に分割
し、次の階床を改造する間は平常運転を可能としたこと
を特徴とするエレベーターのリニューアル作業工法。 - 【請求項3】既設エレベーターの乗り場側の改造におい
て、既設かご側係合装置に合わせた係合子を既設乗り場
側に取り付け、既設ヘッダに設けた新設施錠装置と連結
材にて連動させ、乗り場ドアの施錠,解錠を行うことを
特徴とするエレベーターのリニューアル作業工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11015222A JP2000211843A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | エレベ―タ―のリニュ―アル作業工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11015222A JP2000211843A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | エレベ―タ―のリニュ―アル作業工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000211843A true JP2000211843A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11882851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11015222A Pending JP2000211843A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | エレベ―タ―のリニュ―アル作業工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000211843A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012176825A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータリニューアル方法 |
JP2013216458A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ装置及びその改修方法 |
-
1999
- 1999-01-25 JP JP11015222A patent/JP2000211843A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012176825A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータリニューアル方法 |
JP2013216458A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ装置及びその改修方法 |
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