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JP2000210727A - 打ち抜き加工装置 - Google Patents

打ち抜き加工装置

Info

Publication number
JP2000210727A
JP2000210727A JP11012957A JP1295799A JP2000210727A JP 2000210727 A JP2000210727 A JP 2000210727A JP 11012957 A JP11012957 A JP 11012957A JP 1295799 A JP1295799 A JP 1295799A JP 2000210727 A JP2000210727 A JP 2000210727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punching
workpiece
die
upper die
punch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11012957A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Yamada
徹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP11012957A priority Critical patent/JP2000210727A/ja
Publication of JP2000210727A publication Critical patent/JP2000210727A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工工程の複雑化を回避し、カス上がりの発
生を防止して安定した打ち抜き加工を可能にする打ち抜
き加工装置を提供する。 【解決手段】 被加工材3の打ち抜き部分に潰し加工部
分3Aを形成する凸部1Aを設けた上型1を有するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は打ち抜き加工装置に
関し、特に、パンチを昇降操作することによってダイ上
に載置された被加工材を打ち抜く打ち抜き加工装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の打ち抜き加工装置において、ダイ
上に載置された被加工材をパンチで打ち抜く際に発生す
るカスがダイ面から浮き上がるカス上がりを生じ、生産
性の低下を招くことがある。このようなカス上がりを防
ぐものとして、例えば、ダイ内面に金属を溶着してカス
との摩擦力を大にする方法やダイ切刃に微小な面取りを
施すことによってダイ内面へのカスの食い付きを高める
方法が知られている。
【0003】このようなカス上がり防止方法によると、
打ち抜き加工装置の構成の複雑化を招くとともに、加工
精度を維持するために金型の定期的な保守が必要になる
という問題がある。
【0004】打ち抜き加工装置の構造を簡略化し、加工
品の品質向上を図る打ち抜き加工装置として、例えば、
特公平8−4846号公報に開示されるものがある。
【0005】この打ち抜き加工装置は、被加工材に刻印
を形成する凹凸部と、刻印形成領域を型押しする型押し
部と、型押し後に被加工材を打ち抜くパンチを有した打
ち抜き部を被加工材の移送方向に配置している。
【0006】上記した打ち抜き加工装置では、打ち抜き
形状に応じた刻印を被加工材に形成した後、型押し部で
刻印形成領域を型押しつつ部分的にせん断することによ
ってカスとなる部分を弾性変形させる。この被加工材を
ダイ上面に移送し、パンチで刻印形成領域の非せん断部
分を打ち抜くことにより、打ち抜かれたカスが弾性変形
してダイ内面に密接する。このような加工工程を経るこ
とで金型の製作および組立てが簡便化され、金型の繰り
返し使用による耐久性が向上するとともに加工品の品質
を向上させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平8−4
846号公報に開示される打ち抜き加工装置によると、
刻印、型押し、および打ち抜きといった多くの工程を要
するため、生産性の向上に眼界がある。また、カスとダ
イ内面の摩擦をカスの弾性変形によって得る場合、カス
の打ち抜き形状によってダイ内面との接触状態が不安定
になり、カス上がりを生じ易くなることがある。従っ
て、本発明の目的は加工工程の複雑化を回避し、カス上
がりの発生を防止して安定した打ち抜き加工を可能にす
る打ち抜き加工装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、ダイ上に載置される被加工材をパンチで打ち
抜くことによって加工する打ち抜き加工装置において、
前記被加工材の打ち抜き部分に潰し加工を行う潰し加工
手段を有する打ち抜き加工装置を提供する。
【0009】上記する打ち抜き加工装置において、潰し
加工手段は、被加工材の厚さの30〜60%、打ち抜き
寸法より0.1〜0.5mm小なるサイズの潰し加工を
行う構成が好ましい。また、打ち抜き部分に溝状、ある
いはドット状等の所定のパターンで潰し加工を施すよう
にしても良い。
【0010】上記した打ち抜き加工装置によると、被加
工材を潰し加工することで内部歪みが発生する。この潰
し加工された部分を含む所定の範囲を打ち抜くと、打ち
抜かれた部分(カス)は内部歪みに基づく内部応力によ
って伸びを生じ、ダイ内面とカスとの摩擦が大になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の打ち抜き加工装置
を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態における打ち
抜き加工装置を示し、潰し加工用の凸部1Aを有する上
型1と、上型1に昇降可能に設けられるパンチ2と、パ
ンチ2を上型に挿入する挿入部1Bと、上面に被加工材
3を移送可能に配置される下型4と、下型4に設けら
れ、パンチ2の昇降動作に基づいて被加工材3をせん断
する切刃4Aと、パンチ2の先端に形成されて被加工材
3の潰し加工部分3Aを打ち抜く切刃2Aを有し、パン
チ2は凸部1Aから被加工材3の移送方向に所定の距離
を隔てて配置される。被加工材3は図示しない移送機構
によって矢印方向に搬送される。
【0013】図2は、凸部1Aを示し、凸部1Aは高さ
hが被加工材の厚さの30〜60%で長さlが打ち抜き
サイズより0.1〜0.5mm小となるように形成され
ている。
【0014】以下に、本発明の打ち抜き加工装置の動作
を説明する。
【0015】被加工材3を下型4の上面に配置し、上型
1を降下させると凸部1Aによって被加工材3に潰し加
工が施される。この潰し加工部分3Aの周囲には塑性変
形に基づく内部歪みが発生する。加工後、上型1を上昇
させて被加工材3を移動させることによって、潰し加工
部分をパンチ2および切刃4Aが設けられる位置に配置
する。
【0016】図3は、被加工材3の打ち抜きを示し、上
型1を降下させて下型4との間に被加工材3を挟持した
状態でパンチ2を降下させると、潰し加工部分およびそ
の周囲が打ち抜かれる。
【0017】図4は、被加工材3を示し、長さlおよび
幅wの潰し加工を施された潰し加工部3Aと、パンチ2
(図示せず)によって打ち抜かれた開口3Bが形成され
ている。潰し加工部3Aの形成後、被加工材3を矢印方
向に移送し、パンチ2(図示せず)によって潰し加工部
3Aの長さlおよび幅wより0.1〜0.5mm大の長
さl’および幅w’で打ち抜いて開口3Bを形成するこ
とで、打ち抜かれたカスの内部歪みに基づく長さおよび
幅方向の伸びが最大になる。このことによってカスと下
型4の内面との摩擦が大になり、カス上がりが防止され
る。
【0018】上記した打ち抜き加工装置によると、被加
工材3のカス3Bとなる部分に潰し加工を施した後、パ
ンチ2で打ち抜くことによって、打ち抜かれたカス3B
に内部歪みに基づく伸びを発生させるので、加工工程の
増加を最小限にしてカス3Bと下型4の摩擦を大にする
ことができる。また、潰し加工部分3Aはカス3Bとし
て除去されることから、打ち抜き後の製品の品質を低下
させることがない。
【0019】本実施の形態では、潰し加工によって長方
形の潰し加工部分3Aを形成しているが、例えば、潰し
加工によって複数の溝を形成するようにしても良い。こ
の場合、溝を矩形状やV字状の断面形状とすることで内
部歪みの発生量を調節することが可能になる。また、潰
し加工によって複数のドットパターンを形成するもので
あっても同様の効果を奏することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の打ち抜き加
工装置によると、被加工材の打ち抜き部分に潰し加工を
行う潰し加工手段を有するようにしたため、加工工程の
複雑化を回避し、カス上がりの発生を防止して安定した
打ち抜き加工を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における打ち抜き加工装置
を示す説明図
【図2】本発明の実施の形態における打ち抜き加工装置
の部分拡大図
【図3】本発明の実施の形態における打ち抜き加工装置
の動作を示す説明図
【図4】本発明の実施の形態における被加工材を示す平
面図
【符号の説明】
1,上型 1A,凸部 1B,挿入部 2,パンチ 2A,切刃 3,被加工材 3A,潰し加工部分 3B,開口 4,下型 4A,切刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイ上に載置される被加工材をパンチで
    打ち抜くことによって加工する打ち抜き加工装置におい
    て、 前記被加工材の打ち抜き部分に潰し加工を行う潰し加工
    手段を有することを特徴とする打ち抜き加工装置。
  2. 【請求項2】 前記潰し加工手段は、前記被加工材の厚
    さの30〜60%、打ち抜き寸法より0.1〜0.5m
    m小なるサイズの潰し加工を行う構成の請求項第1項記
    載の打ち抜き加工装置。
  3. 【請求項3】 前記潰し加工手段は、前記打ち抜き部分
    に溝状、あるいはドット状等の所定のパターンで潰し加
    工を施す構成の請求項第1項記載の打ち抜き加工装置。
JP11012957A 1999-01-21 1999-01-21 打ち抜き加工装置 Pending JP2000210727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11012957A JP2000210727A (ja) 1999-01-21 1999-01-21 打ち抜き加工装置

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JP11012957A JP2000210727A (ja) 1999-01-21 1999-01-21 打ち抜き加工装置

Publications (1)

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JP2000210727A true JP2000210727A (ja) 2000-08-02

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Family Applications (1)

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JP11012957A Pending JP2000210727A (ja) 1999-01-21 1999-01-21 打ち抜き加工装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008084536A1 (ja) * 2007-01-11 2008-07-17 Hidaka Seiki Kabushiki Kaisha 板状体の加工方法および金型装置
CN103394582A (zh) * 2013-08-16 2013-11-20 昆山联德精密机械有限公司 一种冲压产品带料点毛刺模内去除机构
CN104772379A (zh) * 2015-04-21 2015-07-15 苏州泰克诺机电有限公司 座椅滑轨下轨打点设备及打点方法
CN112872166A (zh) * 2020-12-30 2021-06-01 东风汽车集团有限公司 一种落料浮动刀结构及具有落料浮动刀结构的落料模

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