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JP2000204390A - 香料組成物 - Google Patents

香料組成物

Info

Publication number
JP2000204390A
JP2000204390A JP508199A JP508199A JP2000204390A JP 2000204390 A JP2000204390 A JP 2000204390A JP 508199 A JP508199 A JP 508199A JP 508199 A JP508199 A JP 508199A JP 2000204390 A JP2000204390 A JP 2000204390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pack
aromatic
peel
fragrance
terpene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP508199A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujieda
隆 富士枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP508199A priority Critical patent/JP2000204390A/ja
Publication of JP2000204390A publication Critical patent/JP2000204390A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】パック使用中は適度な強さの香りが楽しめる
が、パックを剥がした後には短時間で香りが無くなり肌
に香りが残らない、ピールオフタイプのパックタイプの
パックに配合される香料組成物を提供する。 【解決手段】(1)25℃での蒸気圧が1.33Pa以
上で、炭素数が10〜15のテルペン系炭化水素、テル
ペン系アルコール、テルペン系アルデヒド及びテルペン
系エステルからなる群から選択された少なくとも1種の
化合物、及び(2)25℃での蒸気圧が0.08〜1
3.3である、芳香族アルコール、芳香族アルデヒド、
芳香族ケトン及び芳香族エステルからなる群から選択さ
れた少なくとも1種の化合物、を組み合わせて、ピール
オフタイプのパックに配合する香料組成物を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピールオフタイプ
のパックに配合される香料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ピールオフタイプのパックとしては、皮
膜形成性化粧料を皮膚表面に適用し、一定時間放置して
皮膜が形成された後、その皮膜を皮膚から剥がすタイプ
や、シート状やフィルム状の基材に化粧料を保持、又は
含浸させたものを皮膚表面に適用し、一定時間放置後に
シートを皮膚から剥がすタイプなどがある。
【0003】更に、これらのピールオフタイプのパック
に香りを付けて、使用時の不快感を和らげたり、気分を
リラックスさせたり、楽しませたりすることも行われて
いるが、これらのパックは直接皮膚に接触させているた
めに、パックを剥がした後も香りが肌に残り、いつまで
も鼻についたり、香水などの匂いと混ざって不快に感じ
るという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、パッ
ク使用中は適度な強さの香りが楽しめるが、パックを剥
がした後には短時間で香りが無くなり肌に香りが残らな
い、ピールオフタイプのパックに配合される香料組成物
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、(1)25
℃での蒸気圧が1.33Pa以上で、炭素数が10〜1
5のテルペン系炭化水素、テルペン系アルコール、テル
ペン系アルデヒド及びテルペン系エステルからなる群か
ら選択された少なくとも1種の化合物、及び(2)25
℃での蒸気圧が0.08〜13.3である、芳香族アル
コール、芳香族アルデヒド、芳香族ケトン及び芳香族エ
ステルからなる群から選択された少なくとも1種の化合
物、を含有する香料組成物をピールオフタイプのパック
に配合することによって、パックの使用中は適度な強さ
の香りが楽しめるが、パックを剥がした後には肌に香り
が残らないピールオフタイプのパックを得るものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の香料組成物を構成する第
1の成分としては、25℃での蒸気圧が1.33Pa以
上で炭素数が10〜15のテルペン系炭化水素、テルペ
ン系アルコール、テルペン系アルデヒド、テルペン系エ
ステルから成る群から選択された少なくとも1種の化合
物が使用される。第1の成分として使用される化合物の
具体例としては、例えばα−ピネン、リモネン、カンフ
ェン、β−カリオフィレン、ターピノレン、リナロー
ル、ネロール、ボルネオール、α−ターピネオール、l
−メントール、ゲラニオール、シトロネロール、シトラ
ール、シトロネラール、酢酸リナリル、酢酸ターピニ
ル、酢酸n−ボルニル、酢酸シトロネリル、酢酸イソボ
ルニル、酢酸メンチル、酢酸ゲラニル、プロピオン酸ゲ
ラニル、プロピオン酸n−ボルニル、プロピオン酸シト
ロネリル、プロピオン酸リナリル、イソ酪酸n−ボルニ
ル、イソ酪酸リナリルなどがあげられる。これらの化合
物は、香り立ちが良好で、パック剥離後に肌に香りが残
らないものであるが、単独で又は適宜2種以上を組み合
わせて使用することができる。
【0007】本発明の香料組成物を構成する第2の成分
としては、25℃での蒸気圧が0.08〜13.3Pa
である、芳香族アルコール、芳香族アルデヒド、芳香族
ケトン及び芳香族エステルからなる群から選択された少
なくとも1種の化合物が使用される。第2の成分として
使用される化合物の具体例としては、例えばフェニルエ
チルアルコール、カルバクロール、チモール、オイゲノ
ール、フェニルプロピルアルデヒド、シンナミックアル
デヒド、シクラメンアルデヒド、アニスアルデヒド、へ
リオトロピン、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、
酢酸フェニルエチル、酢酸フェニルプロピル、酢酸アニ
シル、酢酸シンナミル、プロピオン酸ベンジル、プロピ
オン酸フェニルエチル、イソ酪酸フェニルエチル、イソ
酪酸ベンジル、イソ吉草酸ベンジル、安息香酸アミル、
安息香酸イソアミル、サリチル酸イソブチル、サリチル
酸イソアミル、フェニル酢酸ベンジル、桂皮酸メチル、
桂皮酸エチル、桂皮酸イソブチル、アンスラニル酸メチ
ル、メチルアンスラニル酸メチルなどがあげられる。こ
れらの化合物は、パックにボリューム感のある香りを付
与する作用等を有するものであり、単独で又は適宜2種
以上を組み合わせて使用することができる。
【0008】本発明の香料組成物のピールオフタイプの
パックへの配合量は、パックに含まれる化粧料全体を基
準として、0.001〜10.0重量%(以下、単に%
と記載する)とすることが好ましく、特に匂いの嗜好性
の観点から0.1〜5%とすることがさらに好ましい。
また、香料組成物を構成する第1成分及び第2成分の配
合量は、それぞれ、0.0005〜10.0%、特に
0.05〜5%とすることが好ましい。本発明では、上
記第1成分と第2成分を組み合わせて香料組成物を構成
し、ピールオフタイプのパックに配合することによっ
て、パック中は適度で充分な強さの香りを嗅ぐことがで
き、しかもパックを剥離した後の肌にはほとんど香りが
残らないようにすることができる。
【0009】本発明の香料組成物を配合するピールオフ
タイプのパックの商品形態としては、ゼリー状、ペース
ト状、液状、粉状のもののほかシート状やフイルム状の
基材に化粧料を保持又は含浸させたもの等が挙げられ
る。また、ピールオフタイプのパックに皮膜形成性化粧
料を使用する場合には、そこに含有させることができる
皮膜形成剤としては、例えばポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等が
挙げられ、増粘剤としては、ペクチン、ゼラチン、プル
ラン等が挙げられる。
【0010】ピールオフタイプのパックの用途として
は、保湿用、皮脂吸収用、角栓除去用等いずれの用途を
主として構成してもよく、各用途に応じた常用の成分を
配合することができる。例えば保湿用を目的としたパッ
クには、皮膜形成性化粧料あるいは基材に保持させた化
粧料中に、保湿剤としてポリエチレングリコール類、ポ
リプロピレングリコール類、糖アルコール類等を含有さ
せることができる。また油分(エモリエント成分)とし
て、炭化水素類、天然油類、エステル類、シリコーン油
類、高級脂肪酸類等を含有させることができる。
【0011】また、角栓除去用を目的としたパックの場
合には、皮膜形成剤として、アニオン性、カチオン性あ
るいは両イオン性の塩基性を有する高分子化合物等を含
有させることができる。この他、いずれの用途において
も、パックを構成する化粧料中に、化粧料に通常配合さ
れる成分、例えば、美白成分、消炎成分、色素、顔料、
界面活性剤、防腐剤、殺菌剤等を含有させることができ
ることは言うまでもない。
【0012】シート状やフイルム状の基材に化粧料を保
持又は含浸させて、ピールオフタイプのパックを構成す
る場合には、基材としては天然又は合成繊維からなる織
布、不織布又は各種合成樹脂シート等を使用することが
できる。これらの基材の中では、価格や製造の容易さの
点で不織布を使用することが好ましく、特に撥水層と親
水層とにより構成された2層構成の不織布を使用し、親
水層上に化粧料層を設けてパックを構成した場合には、
パックの製造時の生産性が向上し、性状の優れたパック
が得られるので好ましい。
【0013】
【実施例】以下の実施例では、下記の各成分を常法によ
り混合して、角栓除去用のパック剤を調製した。このパ
ック剤は顔面等の皮膚に塗布して皮膜を形成させた後
に、該皮膜を剥離するタイプのものである。このパック
剤に配合する香料組成物としては、表1に示す組成を有
する香料組成物を使用した。なお、以下の例では各成分
の配合量は、全て重量%によるものである。 (成分) (配合量) ポリ塩化メタクリロイルオキシエチル 20.0 トリメチルアンモニウム グリセロール 5.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0 エタノール 5.0 メチルパラベン 0.1 香料組成物 1.0 精製水 67.9 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合計 100.0
【0014】
【表1】
【0015】<香りの評価>上記のパック剤を洗顔後に
パネラー(10人)に0.1ml/cmの量で塗布
し、25℃、湿度50%で30分間放置した後、剥離し
た。香りの評価は、パック中(塗布している間)の香り
の強さ、及びパック剤剥離直後、同5分後における皮膚
に残った香りの強さを各パネラーに下記の基準により評
価させ、その平均値を求めた。 1:無臭 2:わずかに匂う 3:やや弱いが匂う 4:充分に匂う 5:強く匂う 得られた評価結果を表1に示す。
【0016】
【発明の効果】本発明では、上記第1成分及び第2成分
を組み合わせて含有する香料組成物を、ピールオフタイ
プのパックに配合することによって、パックの使用中は
適度な強さの香りを楽しむことができ、しかもパックを
剥がした後には肌に香りが残らないピールオフタイプの
パックを得ることができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC102 AC122 AC211 AC331 AC432 AC482 AD132 AD531 BB41 CC07 DD41 EE06 4H059 BA02 BA12 BA14 BA17 BA19 BA20 BA23 BA30 BA35 BA43 BB04 BB13 BB14 BB17 BB18 BB19 BB23 BB43 BB44 BB45 BB46 DA09 EA31 EA32 EA40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パックを剥離した後の肌に香りが残らな
    い、ピールオフタイプのパックに配合される香料組成
    物。
  2. 【請求項2】 香料組成物が、(1)25℃での蒸気圧
    が1.33Pa以上で、炭素数が10〜15のテルペン
    系炭化水素、テルペン系アルコール、テルペン系アルデ
    ヒド及びテルペン系エステルからなる群から選択された
    少なくとも1種の化合物、及び(2)25℃での蒸気圧
    が0.08〜13.3Paである、芳香族アルコール、
    芳香族アルデヒド、芳香族ケトン及び芳香族エステルか
    らなる群から選択された少なくとも1種の化合物、を含
    有する請求項1に記載の香料組成物。
  3. 【請求項3】 パックに含まれる化粧料全体を基準とし
    て、0.001〜10重量%の請求項1又は2に記載の
    香料組成物を含有するピールオフタイプのパック。
JP508199A 1999-01-12 1999-01-12 香料組成物 Pending JP2000204390A (ja)

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