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JP2000291106A - 人体洗浄装置 - Google Patents

人体洗浄装置

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Publication number
JP2000291106A
JP2000291106A JP11100203A JP10020399A JP2000291106A JP 2000291106 A JP2000291106 A JP 2000291106A JP 11100203 A JP11100203 A JP 11100203A JP 10020399 A JP10020399 A JP 10020399A JP 2000291106 A JP2000291106 A JP 2000291106A
Authority
JP
Japan
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water
washing
human body
cleaning
washing water
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Application number
JP11100203A
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English (en)
Other versions
JP2000291106A5 (ja
JP4560747B2 (ja
Inventor
Hironori Honda
裕紀 本田
Ryosuke Hayashi
良祐 林
Yoshiyuki Kawahara
能行 川原
Haruo Tsutsui
治雄 筒井
Minoru Sato
稔 佐藤
Hiroyuki Matsushita
博之 松下
Koichiro Matsushita
康一郎 松下
Yoshikazu Ushijima
義和 牛島
Michinori Yanase
理典 柳瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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Publication of JP2000291106A publication Critical patent/JP2000291106A/ja
Publication of JP2000291106A5 publication Critical patent/JP2000291106A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生洗浄装置において、瞬間式熱交換器を通
常の家庭用電源にて起動した場合、沸かし上げ能力が不
足し、人体洗浄に適した温度や流量の洗浄水を得ること
が困難であった。 【解決手段】 洗浄水に脈動を与える脈動発生手段を
設けたので、十分な洗浄感や洗浄力を得るための洗浄水
の量が少なくて済み、通常の家庭用電源を用いて装置を
構成することが可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に給水源から供
給される水を所定温度の適温湯に短時間で加熱して人体
を洗浄する人体洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の人体洗浄装置の例を図3
に示す。ここで図3は、洗浄水の供給系を示す概略構成
図である。図3において、洗浄水を供給する給水配管5
1には、上流側から順に、定流量弁52、電磁弁53、
バキュームブレーカ54が接続されている。バキューム
ブレーカ54の下流は二方に分岐し、一方は余剰の水を
便器内に直接捨てるための捨水配管55へ、他方は流量
調整用ポンプ56へ接続されている。流量調整用ポンプ
56の下流には、順に熱交換器57、流路切替弁58、
ノズル装置59が設けてある。
【0003】熱交換器57内には温水ヒータ60が、ま
た熱交換器57の入水部と出水部には、それぞれ冷水サ
ーミスタ61及び温水サーミスタ62が設けてある。ノ
ズル装置59には、おしり流路63、ビデ流路64、捨
水路65の3つの流路が構成されている。なお上記各部
の制御は、制御器66によって行われる。
【0004】上記の構成により、電磁弁53の開動作に
より給水配管51から供給された洗浄水は、バキューム
ブレーカ54を押し上げ流量調整用ポンプ56によって
流量調節され、熱交換器57により適温の湯に加熱さ
れ、流路切替弁58へと至る。ここで洗浄水は、流路切
替弁58により選択された流路を通り、ノズル装置59
から噴出されるのである。
【0005】図4には、従来のタイムチャートを示す。
便座(図示せず)に設けられた着座スイッチ(図示せ
ず)により着座を検知すると、電磁弁53、流量調整用
ポンプ56、温水ヒータ60の順に起動し、所定時間が
経過すると逆の順に駆動を停止する。これにより、熱交
換器57内の滞留水は湯に置換されるのである。なお、
この動作中に供給された洗浄水は、流路切替弁58を経
てノズル装置59の捨水路65から便器内に排出され
る。(通水加熱) 次に、おしり洗浄を開始するため、おしりスイッチ(図
示せず)が操作されると、電磁弁53、流量調整用ポン
プ56、温水ヒータ60が順に起動される。そしてノズ
ル装置59における流路は、流路切替弁58によりおし
り流路63に切り替えられてノズル装置59のおしり吐
水口部の前洗浄を所定時間行い、再び捨水路65に切り
替えられる。このとき捨水路65の排水先をノズル装置
59の胴体を洗浄できる位置にしておけば、ノズル装置
59の胴体洗浄を行うこともできる。(前洗浄) その後ノズルを伸出させ、流路切替弁58により流路を
おしり流路63に切り替え、おしり洗浄を行うのであ
る。(ノズル伸出・本洗浄) 次に、おしり洗浄を停止するため、停止スイッチ(図示
せず)が操作されると、温水ヒータ60、流量調整用ポ
ンプ56、電磁弁53が順に駆動を停止する。そして流
路切替弁58により流路を捨水路65に切り替えた後、
ノズルを後退させ、収納位置に収納する。(ノズル収
納) 所定時間経過後、再度、電磁弁53、流量調整用ポンプ
56、温水ヒータ60が順に起動し、所定時間が経過す
ると逆の順に駆動を停止する。このときノズル装置59
における流路は、流路切替弁58によりおしり流路63
と捨水路65とに順次切り替えられ、ノズル装置59の
おしり吐水孔部や胴体の後洗浄を所定時間行う。(後洗
浄) 上記の構成によれば、洗浄水の加熱を行うのは着座を検
知しているときのみであるため、非使用時の待機電力の
消費が少なくて済み、常時タンク内に湯を保温させる貯
湯タイプの人体洗浄装置に比べて、大幅な節電を図るこ
とが可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の構成を、通常の家庭用電源を使用して実現した場
合、熱交換器は十分な沸かし上げ能力を持つことができ
ない。すなわち、人体の洗浄を行うのに適した温度や流
量の洗浄水を得るのは難しく、特に寒冷地における冬季
の使用などにおいては、満足な洗浄感が得られず不快で
あるという課題があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、通常の家庭用電源を使用
しながら、満足な洗浄感を得ることができ、かつ、節電
にも寄与する人体洗浄装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段・作用及び効果】上記目的
を達成するために、請求項1の人体洗浄装置において
は、洗浄水を供給する給水路と、該給水路に接続してな
る洗浄水加熱手段と、該洗浄水加熱手段によって加熱さ
れた洗浄水の温度を検知する湯温検知手段と、該湯温検
知手段の信号を取り込むとともに、前記洗浄水加熱手段
の制御を行う制御器と、洗浄水を噴出する洗浄ノズルと
を備えてなる人体洗浄装置において、該装置への人体接
近若しくは該装置の使用を検知する検知手段と、該検知
手段からの接近信号若しくは使用開始信号に連動して前
記洗浄水加熱手段を起動せしめる制御器と、前記給水路
を流れる洗浄水に脈動を与える脈動発生手段とを設けた
ものである。
【0009】上記発明によれば、非使用時には洗浄水を
加熱しないため節電を図ることができ、また、吐水に脈
動を付与できるため実際の洗浄水の量は少量であるにも
かかわらず洗浄感および洗浄力の非常に優れた人体洗浄
が可能となり、結果として節水および節電に寄与し、全
体として大幅な省エネが可能となる。また、実際の洗浄
水の量が少なくて済むので、通常の家庭用電源を使用し
た場合でも、人体の洗浄を行うのに適した温度や流量の
洗浄水を得ることができ、寒冷地における冬季の使用な
どにおいても満足な洗浄感が得ることができ、たいへん
有用である。
【0010】請求項2においては、請求項1記載の人体
洗浄装置において、該装置への人体接近若しくは該装置
の使用を検知する検知手段は、着座を検知する着座手段
により構成したものである。
【0011】上記発明によれば、使用者にスイッチを押
させる等の特別な操作を強いることなく自動的に人体接
近を検知できるので、使用者に新たな負荷をかけること
がない。
【0012】請求項3においては、請求項1記載の人体
洗浄装置において、該装置への人体接近若しくは該装置
の使用を検知する検知手段は、便蓋が閉状態から開状態
となる動作を検出する検出手段により構成したものであ
る。
【0013】上記発明によれば、使用者が使用前に便蓋
を開けるという自然な動作により装置の使用を検知でき
るので、使用者に新たな負荷をかけることがない。
【0014】請求項4においては、請求項1若しくは請
求項3記載の人体洗浄装置において、洗浄水の供給又は
停止を指示する操作手段と、該操作手段からの洗浄水供
給信号に連動して前記脈動発生手段を起動せしめる制御
器とを設けたものである。
【0015】上記発明によれば、使用者が洗浄開始を指
示してはじめて脈動発生手段を起動させるので、非洗浄
時には脈動発生手段からの騒音等は発生せず、また、洗
浄時には吐水に脈動を付与するため実際の洗浄水の量は
少量であるにもかかわらず、洗浄力は優れている。これ
は、人体洗浄時のみならず、その前後に器具等の洗浄を
行う場合においても同様の効果を発揮する。
【0016】請求項5においては、請求項1ないし請求
項4記載の人体洗浄装置において、洗浄水の供給又は停
止を指示する操作手段と、洗浄水の吐水先を人体洗浄位
置と排水位置とのいずれかに変更する変更手段とを備
え、前記操作手段により洗浄水の供給が指示された際、
前記変更手段により排水位置にて吐水させた後、人体洗
浄位置へ変更する制御手段を備えたものである。
【0017】上記発明によれば、使用者が洗浄開始を指
示した際に、人体洗浄に先立って脈動を付与した洗浄水
で排水位置にある器具等を洗浄することができる。
【0018】請求項6においては、請求項5記載の人体
洗浄装置において、前記排水位置はノズルを洗浄できる
位置としたものである。
【0019】上記発明によれば、使用者が洗浄開始を指
示した際に、人体洗浄に先立って脈動を付与した洗浄水
でノズルを洗浄することができ、使用者は清潔なノズル
で人体洗浄をおこなうことができる。
【0020】請求項7においては、請求項5若しくは請
求項6記載の人体洗浄装置において、前記変更手段は流
路を変更する流路変更手段であるものである。
【0021】上記発明によれば、排水位置を任意に設定
することができ、排水位置を、洗浄したい器具の洗浄可
能な位置にすることにより、脈動を付与した洗浄水で任
意の器具を洗浄することができる。
【0022】請求項8においては、請求項7記載の人体
洗浄装置において、前記流路変更手段に、洗浄水の流量
を調節する流量調節手段を備えたものである。
【0023】上記発明によれば、流量調節手段を流路変
更手段と一体的に構成でき、部品点数の削減に寄与する
のみならず、流量調節手段をノズル装置と一体的に構成
してノズルが大型化することを避けることもできる。
【0024】請求項9においては、請求項5若しくは請
求項6記載の人体洗浄装置において、前記変更手段はノ
ズルを非使用位置と使用位置との間で駆動するノズル駆
動手段であるものである。
【0025】上記発明によれば、例えば、ノズルの伸出
時にはノズル吐出口から、ノズルの収納時には排水位置
から、洗浄水を吐水するように構成することにより、別
に流路変更手段を設けることなく洗浄水の吐水先を変更
することができる。
【0026】請求項10においては、請求項1ないし請
求項9記載の人体洗浄装置において、洗浄水の供給又は
停止を指示する操作手段と、洗浄水の洗浄強度を入力す
る入力手段と、洗浄水の流量を調節する流量調節手段
と、該流量調節手段及び前記脈動発生手段の制御を行う
制御器とを備え、前記操作手段により洗浄水の供給が指
示された際、洗浄水の洗浄強度を前記入力手段で入力さ
れた洗浄水の洗浄強度に達するまで連続的に上昇せしめ
る制御を、前記制御器により行うものである。
【0027】上記発明によれば、洗浄強度を強めに設定
していた場合でもソフトな吐水から徐々に設定強度にな
るため、使用者に不快感を与えることがない。ここで、
流量調節手段と脈動発生手段の少なくとも1つの手段を
用いて、徐々に洗浄強度を上昇させる制御を行うので、
種々のバリエーションのソフトスタートを実現すること
も可能となる。
【0028】請求項11においては、請求項1ないし請
求項10記載の人体洗浄装置において、前記脈動発生手
段を、前記洗浄水加熱手段の下流に設けたものである。
【0029】上記発明によれば、加熱手段に不要な脈動
圧を与えることを防ぐとともに、吐水部近くに脈動発生
装置を配置して脈動圧の減衰を抑えることができる。
【0030】請求項12においては、請求項1記載の人
体洗浄装置において、前記検知手段からの接近信号若し
くは使用開始信号に連動して前記洗浄水加熱手段を起動
せしめる制御器による制御の実施可否を選択する節電ス
イッチを設け、該節電スイッチがオンの際には前記制御
器による制御を行わないものである。
【0031】上記発明によれば、使用者が節電スイッチ
をオンに設定しておけば、人体接近若しくは使用を検知
した場合でも自動的に洗浄水の加熱を始めることはない
ため、より節電に寄与することができる。
【0032】請求項13においては、請求項12記載の
人体洗浄装置において、洗浄水の供給又は停止を指示す
る操作手段を備え、該操作手段により洗浄水の供給が指
示された際、前記節電スイッチがオンであれば吐水を遅
延させる遅延手段を備えたものである。
【0033】上記発明によれば、使用者が節電スイッチ
をオンに設定している状態で洗浄を指示した場合、吐水
を遅延させることにより、適温でない洗浄水を吐出する
ことを防ぐことができる。
【0034】請求項14においては、請求項13記載の
人体洗浄装置において、前記遅延手段により吐水を遅延
させている間に前記洗浄水加熱手段を起動せしめる制御
器を設けたものである。
【0035】上記発明によれば、使用者が節電スイッチ
をオンに設定している状態で洗浄を指示した場合、吐水
を遅延させている間に洗浄水を加熱することにより、適
温の洗浄水で洗浄を行うことが可能となる。
【0036】請求項15においては、洗浄水を供給する
給水路と、該給水路に接続してなる洗浄水加熱手段と、
該洗浄水加熱手段によって加熱された洗浄水の温度を検
知する湯温検知手段と、該湯温検知手段の信号を取り込
むとともに、前記洗浄水加熱手段の制御を行う制御器
と、洗浄水を噴出する洗浄ノズルとを備えてなる人体洗
浄装置において、該装置への人体接近若しくは該装置の
使用を検知する検知手段と、該検知手段からの接近信号
若しくは使用開始信号に連動して前記洗浄水加熱手段を
起動せしめ、かつ、前記湯温検出手段が所定温度を検知
すると、前記洗浄水加熱手段の出力を減殺させ、所定温
度を含む所定温度帯内に湯温を保つ制御を行う制御器と
を設けたものである。
【0037】上記発明によれば、加熱手段内の湯温を常
時適温範囲内に保つことができるので、人体洗浄時に低
温水が出て不快を感じたり、高温のお湯が出て火傷をし
たりする心配がなくなる。
【0038】請求項16においては、洗浄水を供給する
給水路と、該給水路に接続してなる洗浄水加熱手段と、
該洗浄水加熱手段によって加熱された洗浄水の温度を検
知する湯温検知手段と、該湯温検知手段の信号を取り込
むとともに、前記洗浄水加熱手段の制御を行う制御器
と、洗浄水を噴出する洗浄ノズルとを備えてなる人体洗
浄装置において、洗浄水の供給又は停止を指示する操作
手段と、洗浄水の吐水先を人体洗浄位置と排水位置との
いずれかに変更する変更手段とを備え、前記操作手段に
より洗浄水の供給が指示された際、前記湯温検出手段が
殺菌に適する湯温を検知するまで前記制御器により前記
加熱手段を起動し、高温になった湯を排水位置にて一定
時間吐水させた後、前記湯温検出手段が人体洗浄に適す
る湯温を検出した際に、前記変更手段により洗浄水の吐
水先を人体洗浄位置に変更するものである。
【0039】上記発明によれば、使用者が洗浄開始を指
示した際に、人体洗浄に先立って高温の洗浄水で排水位
置にある器具等を洗浄できるので、例えば人体洗浄を行
う前のノズルに、洗浄かつ殺菌を施すことが可能とな
り、非常に衛生的である。また、高温洗浄後、人体洗浄
に適する湯温になった後に人体洗浄を行うので、高温の
お湯がノズルから吐水されて火傷を負う恐れもなく安全
である。
【0040】請求項17においては、請求項15若しく
は請求項16記載の人体洗浄装置において、前記洗浄水
加熱手段へ流入する洗浄水の温度を検知する水温検知手
段を設け、該水温検知手段による検出水温により前記洗
浄水加熱手段の制御方法を変更する制御変更手段を前記
制御器に備えたものである。
【0041】上記発明によれば、加熱された洗浄水の温
度を検知する湯温検知手段と加熱手段へ流入する洗浄水
の温度を検知する水温検知手段の双方の信号を用いて加
熱制御を行うので、より適切な吐水温度制御が可能にな
る。
【0042】請求項18においては、請求項15ないし
請求項17記載の人体洗浄装置において、前記給水路を
流れる洗浄水に脈動を与える脈動発生手段を設けたもの
である。
【0043】上記発明によれば、非使用時には洗浄水を
加熱しないため節電を図ることができ、また、吐水に脈
動を付与できるため実際の洗浄水の量は少量であるにも
かかわらず洗浄感および洗浄力の非常に優れた人体洗浄
が可能となり、結果として節水および節電に寄与し、全
体として大幅な省エネが可能となる。
【0044】請求項19においては、請求項18記載の
人体洗浄装置において、前記脈動発生手段を、前記洗浄
水加熱手段の下流に設けたものである。
【0045】上記発明によれば、加熱手段に不要な脈動
圧を与えることを防ぐとともに、吐水部近くに脈動発生
装置を配置して脈動圧の減衰を抑えることができる。
【0046】請求項20においては、請求項1ないし請
求項19記載の人体洗浄装置において、前記洗浄水加熱
手段内の水位を検知する水位検知手段を設け、該水位検
知手段により所定の水位を検知していない時には、前記
洗浄水加熱手段の出力を停止せしめる禁止手段を備えた
ものである。
【0047】上記発明によれば、検知手段が所定の水位
を検知していない時には洗浄水の加熱を行わないように
することで空焚きを防止することができ、安全性を高め
ることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。
【0049】本発明の一実施例を示す人体洗浄装置を図
1に示す。ここで図1は、洗浄水の供給系を示す概略構
成図である。図1において、洗浄水を供給する給水配管
11には、上流側から順に、定流量弁12、電磁弁1
3、熱交換器14が接続されている。熱交換器14の出
口部には、バキュームブレーカ15が接続されている。
バキュームブレーカ15の下流は二方に分岐し、一方は
余剰の水を便器内に直接捨てるための捨水配管16へ、
他方は脈動発生装置17へ接続されている。脈動発生装
置17の下流には、流路切替兼流量調整弁18が接続さ
れている。流路切替兼流量調整弁18の下流は二方に分
岐し、一方は捨水路19へ、他方は流路切替弁20を介
して洗浄水を人体へ噴出するノズル装置21へ接続され
ている。なおこの例では、流路切替弁20はノズル装置
21内に一体的に構成されている。
【0050】また、熱交換器14内には温水ヒータ22
が、また熱交換器14の入水部と出水部には、それぞれ
冷水サーミスタ23及び温水サーミスタ24が設けてあ
る。また、捨水路19の排水先は、ノズル装置21の胴
体を洗浄できる位置にしている。また、ノズル装置21
には、おしり流路25、やわらか流路26、ビデ流路2
7の3つの流路が構成されている。なお上記各部の制御
は、制御器28によって行われる。
【0051】本実施例では、脈動発生装置17の上流に
アキュームレータ29を、熱交換器14内にはフロート
スイッチ30を、また、脈動発生装置17には温度ヒュ
ーズ31を設けてある。アキュームレータ29は、脈動
発生装置17で発生した脈動が上流へ伝播するのを防ぐ
ためのものであり、フロートスイッチ30は、所定の水
位を検知していない時には、温水ヒータ22への通電を
行わないようにすることで空焚きを防ぐためのものであ
り、また、温度ヒューズ31は、脈動発生装置17の異
常温度上昇時に駆動を停止し、安全を図るためのもので
ある。
【0052】上記の構成により、電磁弁13の開動作に
より給水配管11から供給された洗浄水は、熱交換器1
4により適温の湯に加熱され、バキュームブレーカ15
を押し上げ、脈動発生装置17により脈動を付与され、
流路切替兼流量調整弁18へと至る。ここで洗浄水は、
流路切替兼流量調整弁18により流量調節され、流路切
替弁20へと至り、流路切替弁20により選択された流
路を通り、ノズル装置21から噴出されるのである。
【0053】図2には、本発明のタイムチャートを示
す。便座(図示せず)に設けられた着座スイッチ(図示
せず)により着座を検知すると、電磁弁13の開動作に
より洗浄水の通水が始まり、熱交換器14内の温水ヒー
タ22を起動する。熱交換器14の出水部に設けられた
温水サーミスタ24が所定温度を検知すると、温水ヒー
タ22の出力を下げ、電磁弁13が閉じて洗浄水の通水
を停止する。これにより、熱交換器14内の滞留水は所
定温度の湯に置換されるのである。なお、この動作中に
供給された洗浄水は、流路切替兼流量調整弁18で選択
された捨水路19から排出され、便器内に排出される。
このとき捨水路19の排水先をノズル装置21の胴体を
洗浄できる位置にしておくことにより、ノズル装置21
の胴体洗浄を行うことができる。また、これら一連の動
作は制御器28で制御されるが、熱交換器14の出水部
に設けられた温水サーミスタ24に加え、熱交換器14
の入水部に冷水サーミスタ23を設けて入水温を検知す
るようにすれば、温水サーミスタ24の制御をより効果
的に行うことができる。(通水加熱) 上述したとおり、洗浄水の通水を停止した後に温水ヒー
タ22の出力を下げるのであるが、このとき、熱交換器
14内に貯えられる洗浄水の温度が常に所定温度を含む
所定温度帯内に保たれるように、温水サーミスタ24か
らの信号を元に、温水ヒータ22の出力を制御器28で
制御する。例えば、所定温度を40℃、所定温度帯を3
8℃〜42℃に設定したとき、熱交換器14内の洗浄水
の温度が常にこの範囲内に納まるように制御するのであ
る。この保温制御により、人体洗浄時に低温水が出て不
快を感じたり、高温のお湯が出て火傷をしたりする心配
がなくなる。なお、熱交換器14より下流の配管内の滞
留水にこの保温制御を行うことができないが、後述する
前洗浄時にこの滞留水は排出され、適温のお湯に置換さ
れるため実用上問題はない。(保温制御) 次に、おしり洗浄を開始するため、おしりスイッチ(図
示せず)が操作されると、電磁弁13、温水ヒータ2
2、脈動発生装置17が順に起動される。これらの起動
はおしりスイッチ操作に連動して行われるものである
が、勿論、おしりスイッチ操作後、所定時間遅延させた
後にそれぞれを起動させるように設定することもでき
る。ここで、流路切替兼流量調整弁18は予めノズル装
置21側へ向かう流路に切り替えられており、その下流
の流路切替弁20はセルフクリーニング(SC)位置に
設定されているため、洗浄水はノズル装置21の吐水口
から吐水される。すなわち、吐水口部の前洗浄が行われ
るのである。なお、ここで言うセルフクリーニング位置
とは、おしり流路25、やわらか流路26、ビデ流路2
7の3つの流路全てを開とした状態を示す。このとき、
脈動を付与された洗浄水で前洗浄が行われるため、吐水
口部の汚れを効果的に洗い落とすことができる。(前洗
浄) 前洗浄が所定時間行われた後、流路切替兼流量調整弁1
8により洗浄水の流路が捨水路19に切り替わる。この
捨水路19の排水先は、上述したとおりノズル装置21
の胴体を洗浄できる位置にしているので、ノズル装置2
1の胴体洗浄を行うことができる。ここでノズルの胴体
洗浄は、適温かつ脈動を付与された洗浄水で行われるの
で、汚れを効果的に洗い落とすことができる。そしてノ
ズルは収納位置からおしり洗浄位置に伸出し、流路切替
弁20はおしり流路25に切り替わる。(ノズル伸出) また、ノズル装置21の胴体洗浄を行う前に、洗浄水を
殺菌に適する温度になるまで温水ヒータ22により加熱
し、高温になった湯を排出するようにすれば、ノズル胴
体の洗浄だけでなく殺菌まで行うことが可能となり、非
常に衛生的である。なお、流路切替弁20をおしり流路
25に切り替える時期を、温水サーミスタ24が人体洗
浄に適する湯温を検知した後になるよう設定しておけ
ば、高温のお湯がノズルから吐水されて火傷することを
防ぐことができる。
【0054】ノズルのおしり洗浄位置への伸出が終了す
ると、電磁弁13を短時間閉じ、流路切替兼流量調整弁
18により洗浄水の流路を捨水路19からノズル装置2
1側へ切り替え、かつ、流量が設定された水勢に向かっ
て徐々に上がるようにし、その動作中に電磁弁13を再
び開く。これにより設定された水勢が強い場合でも、ソ
フトな吐水から徐々に設定水勢になるため、使用者に不
快感を与えることがない。(ソフトスタート) 上記は流路切替兼流量調整弁18によるソフトスタート
の実施例であるが、脈動発生装置17を用いて実施する
こともできる。例えば、洗浄開始時は高周波の脈動を洗
浄水に与え、次第に周波数を下げてやることにより同じ
流量でも洗浄強度を徐々に上げることができる。もちろ
ん、洗浄強度を連続的に上昇させるために、流路切替兼
流量調整弁18と脈動発生装置17の両方を複合的に制
御するようにしてもよい。
【0055】ソフトスタート動作が終了すると、設定さ
れた水勢の適温湯で、おしり洗浄が行われる。ここでも
脈動発生装置17の働きにより洗浄水に脈動が付与され
ているので、少量の水でも快適に洗浄を行うことができ
る。(本洗浄) 次に、おしり洗浄を停止するため、停止スイッチ(図示
せず)が操作されると、脈動発生装置17は駆動を停止
し、流路切替兼流量調整弁18により洗浄水の流路が捨
水路19に切り替わる。このとき、ノズル伸出の際と同
様、ノズル装置21の胴体洗浄を行うことができる。そ
してノズルは後退し、収納位置に収納する。なお、流路
切替弁20はセルフクリーニング位置に切り替えられ
る。(ノズル収納) ノズルの収納が終了すると、洗浄水の流路は、再度流路
切替兼流量調整弁18によりノズル装置21側へと切り
替えられ、脈動発生装置17も起動する。ここで、流路
切替弁20はセルフクリーニング位置に設定されてお
り、洗浄水はノズル装置21の吐水口から吐水される。
すなわち、吐水口部の後洗浄が行われるのである。この
とき、脈動を付与された洗浄水で後洗浄が行われるた
め、吐水口部の汚れを効果的に洗い落とすことができ
る。(後洗浄) なお、上述の前洗浄から後洗浄に至る一連の動作中、制
御器28は、温水サーミスタ24や冷水サーミスタ23
からの信号を元に、熱交換器14から流出する洗浄水が
適温に保たれるように制御している。
【0056】後洗浄が所定時間行われた後、脈動発生装
置17、電磁弁13は順に駆動を停止し、温水ヒータ2
2は出力を下げる。ここでも熱交換器14内に貯えられ
る洗浄水の温度が常に所定温度を含む所定温度帯内に保
たれるように、保温制御を行う。これは、再び洗浄操作
を行う場合にも、低温水や高温のお湯の吐水を防ぐため
である。(保温制御) そして、上記着座スイッチ(図示せず)により離座(着
座オフ)を検知すると、温水ヒータ22の駆動を停止す
る。ただし、熱交換器14内の洗浄水の凍結を防止する
ため、冷水サーミスタ23か温水サーミスタ24が凍結
の恐れのある水温を検知した場合には、所定時間温水ヒ
ータ22を駆動して洗浄水を温める制御を行う。(待
機) ところで、この実施例では、おしりスイッチが操作され
た場合について述べたが、ビデ洗浄を開始するためのビ
デスイッチや、よりソフトな水流でおしりを洗うやわら
か洗浄を開始するためのやわらかスイッチが操作された
場合も同様であるので、詳しい説明は割愛する。
【0057】本実施例では、脈動発生装置17を、熱交
換器14の下流に配置するように構成している。これ
は、熱交換器14内に不要な脈動圧を与えないともに、
配管内での脈動圧の減衰を抑えるために脈動発生装置1
7をなるべく吐水部近くに配置するためである。
【0058】また、脈動発生装置17を、流路切替兼流
量調整弁18の上流に配置するように構成しているが、
流路切替兼流量調整弁18と流路切替弁20の間に設け
ても良い。この場合、脈動を付与した洗浄水でノズルの
胴体洗浄を行うことができなくなるが、脈動発生装置1
7をより吐水部近くに配置することができ、配管内での
脈動圧の減衰抑制効果は上がる。
【0059】また、脈動発生装置17を、前洗浄、ノズ
ル胴体洗浄、ソフトスタート、本洗浄、後洗浄のすべて
の動作中に駆動させるように構成しているが、これらの
うちいずれかの動作中のみ駆動させるようにしてもよ
い。さらに、各動作における脈動発生装置17の駆動ま
たは停止を、使用者が選択できるように選択スイッチを
設けてもよい。
【0060】また、人体接近若しくは使用を検知する手
段として着座スイッチを例にとったが、便蓋が閉状態か
ら開状態となる動作を検出する検出スイッチなどであっ
てもよい。
【0061】また、人体接近若しくは使用を検知すると
通水加熱制御を自動的に始めるように構成しているが、
この制御の実施の可否を使用者が選択することができる
節電スイッチを設けてもよい。この場合、使用者が節電
スイッチをオンに設定していると、人体接近若しくは使
用を検知した場合でも通水加熱制御を自動的に始めるこ
とはないため、より節電に寄与できる。ただしこのと
き、使用者が洗浄を開始するためのスイッチを押して
も、すぐには適温の洗浄水を吐出することはできないた
め、吐水を遅延させておいて、その間に温水ヒータ22
を起動させて洗浄水を適温に温めるような制御を行うと
よい。
【0062】また、洗浄水の吐水先をノズル吐出口と排
水位置とに変更する手段として流路切替兼流量調整弁1
8を例にとったが、ノズルの進退を司るノズル駆動手段
などであってもよい。この場合、ノズルの伸出時にはノ
ズル吐出口から、ノズルの収納時には排水位置から、洗
浄水が吐水するように構成すればよい。
【0063】また、空焚き防止のための水位検知手段と
してフロートスイッチ30を例にとったが、サーミスタ
を利用した空気検出サーミスタによる手段や、電極によ
り水位を検出する方法、光の屈折を利用した光センサー
による手段などの各種の手段であってもよい。
【0064】なお、以上述べた例は全て、人体の中でも
特に局部の洗浄を行う人体局部洗浄装置について説明を
行ったが、シャワーや水栓などの一般的な人体洗浄装置
に本実施例が応用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す人体洗浄装置の概略
構成図。
【図2】 図1の例のタイムチャート。
【図3】 従来の人体洗浄装置の概略構成図。
【図4】 図3の例のタイムチャート。
【符号の説明】
11…給水配管 12…定流量弁 13…電磁弁 14…熱交換器 15…バキュームブレーカ 16…捨水配管 17…脈動発生装置 18…流路切替兼流量調整弁 19…捨水路 20…流路切替弁 21…ノズル装置 22…温水ヒータ 23…冷水サーミスタ 24…温水サーミスタ 25…おしり流路 26…やわらか流路 27…ビデ流路 28…制御器 29…アキュームレータ 30…フロートスイッチ 31…温度ヒューズ 51…給水配管 52…定流量弁 53…電磁弁 54…バキュームブレーカ 55…捨水配管 56…流量調整用ポンプ 57…熱交換器 58…流路切替弁 59…ノズル装置 60…温水ヒータ 61…冷水サーミスタ 62…温水サーミスタ 63…おしり流路 64…ビデ流路 65…捨水路 66…制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 治雄 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 佐藤 稔 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 松下 博之 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 松下 康一郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 牛島 義和 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 柳瀬 理典 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JA02 JB04 JF00 JF03 JF05 JF06 JH01 JH12 JH16 KA01 KA03 KA13 KA14

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄水を供給する給水路と、該給水路に接
    続してなる洗浄水加熱手段と、該洗浄水加熱手段によっ
    て加熱された洗浄水の温度を検知する湯温検知手段と、
    該湯温検知手段の信号を取り込むとともに、前記洗浄水
    加熱手段の制御を行う制御器と、洗浄水を噴出する洗浄
    ノズルとを備えてなる人体洗浄装置において、該装置へ
    の人体接近若しくは該装置の使用を検知する検知手段
    と、該検知手段からの接近信号若しくは使用開始信号に
    連動して前記洗浄水加熱手段を起動せしめる制御器と、
    前記給水路を流れる洗浄水に脈動を与える脈動発生手段
    とを設けたことを特徴とする人体洗浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の人体洗浄装置において、該
    装置への人体接近若しくは該装置の使用を検知する検知
    手段は、着座を検知する着座手段により構成したことを
    特徴とする人体洗浄装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の人体洗浄装置において、該
    装置への人体接近若しくは該装置の使用を検知する検知
    手段は、便蓋が閉状態から開状態となる動作を検出する
    検出手段により構成したことを特徴とする人体洗浄装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3記載の人体洗浄装
    置において、洗浄水の供給又は停止を指示する操作手段
    と、該操作手段からの洗浄水供給信号に連動して前記脈
    動発生手段を起動せしめる制御器とを設けたことを特徴
    とする人体洗浄装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4記載の人体洗浄装
    置において、洗浄水の供給又は停止を指示する操作手段
    と、洗浄水の吐水先を人体洗浄位置と排水位置とのいず
    れかに変更する変更手段とを備え、前記操作手段により
    洗浄水の供給が指示された際、前記変更手段により排水
    位置にて吐水させた後、人体洗浄位置へ変更する制御手
    段を備えたことを特徴とする人体洗浄装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の人体洗浄装置において、前
    記排水位置はノズルを洗浄できる位置としたことを特徴
    とする人体洗浄装置。
  7. 【請求項7】請求項5若しくは請求項6記載の人体洗浄
    装置において、前記変更手段は流路を変更する流路変更
    手段であることを特徴とする人体洗浄装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の人体洗浄装置において、前
    記流路変更手段に、洗浄水の流量を調節する流量調節手
    段を備えたことを特徴とする人体洗浄装置。
  9. 【請求項9】請求項5若しくは請求項6記載の人体洗浄
    装置において、前記変更手段はノズルを非使用位置と使
    用位置との間で駆動するノズル駆動手段であることを特
    徴とする人体洗浄装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9記載の人体洗浄
    装置において、洗浄水の供給又は停止を指示する操作手
    段と、洗浄水の洗浄強度を入力する入力手段と、洗浄水
    の流量を調節する流量調節手段と、該流量調節手段及び
    前記脈動発生手段の制御を行う制御器とを備え、前記操
    作手段により洗浄水の供給が指示された際、洗浄水の洗
    浄強度を前記入力手段で入力された洗浄水の洗浄強度に
    達するまで連続的に上昇せしめる制御を、前記制御器に
    より行うことを特徴とする人体洗浄装置。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項10記載の人体洗
    浄装置において、前記脈動発生手段を、前記洗浄水加熱
    手段の下流に設けたことを特徴とする人体洗浄装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の人体洗浄装置において、
    前記検知手段からの接近信号若しくは使用開始信号に連
    動して前記洗浄水加熱手段を起動せしめる制御器による
    制御の実施可否を選択する節電スイッチを設け、該節電
    スイッチがオンの際には前記制御器による制御を行わな
    いことを特徴とする人体洗浄装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の人体洗浄装置におい
    て、洗浄水の供給又は停止を指示する操作手段を備え、
    該操作手段により洗浄水の供給が指示された際、前記節
    電スイッチがオンであれば吐水を遅延させる遅延手段を
    備えたことを特徴とする人体洗浄装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の人体洗浄装置におい
    て、前記遅延手段により吐水を遅延させている間に前記
    洗浄水加熱手段を起動せしめる制御器を設けたこと特徴
    とする人体洗浄装置。
  15. 【請求項15】洗浄水を供給する給水路と、該給水路に
    接続してなる洗浄水加熱手段と、該洗浄水加熱手段によ
    って加熱された洗浄水の温度を検知する湯温検知手段
    と、該湯温検知手段の信号を取り込むとともに、前記洗
    浄水加熱手段の制御を行う制御器と、洗浄水を噴出する
    洗浄ノズルとを備えてなる人体洗浄装置において、該装
    置への人体接近若しくは該装置の使用を検知する検知手
    段と、該検知手段からの接近信号若しくは使用開始信号
    に連動して前記洗浄水加熱手段を起動せしめ、かつ、前
    記湯温検出手段が所定温度を検知すると、前記洗浄水加
    熱手段の出力を減殺させ、所定温度を含む所定温度帯内
    に湯温を保つ制御を行う制御器とを設けたことを特徴と
    する人体洗浄装置。
  16. 【請求項16】洗浄水を供給する給水路と、該給水路に
    接続してなる洗浄水加熱手段と、該洗浄水加熱手段によ
    って加熱された洗浄水の温度を検知する湯温検知手段
    と、該湯温検知手段の信号を取り込むとともに、前記洗
    浄水加熱手段の制御を行う制御器と、洗浄水を噴出する
    洗浄ノズルとを備えてなる人体洗浄装置において、洗浄
    水の供給又は停止を指示する操作手段と、洗浄水の吐水
    先を人体洗浄位置と排水位置とのいずれかに変更する変
    更手段とを備え、前記操作手段により洗浄水の供給が指
    示された際、前記湯温検出手段が殺菌に適する湯温を検
    知するまで前記制御器により前記加熱手段を起動し、高
    温になった湯を排水位置にて一定時間吐水させた後、前
    記湯温検出手段が人体洗浄に適する湯温を検出した際
    に、前記変更手段により洗浄水の吐水先を人体洗浄位置
    に変更することを特徴とする人体洗浄装置。
  17. 【請求項17】請求項15若しくは請求項16記載の人
    体洗浄装置において、前記洗浄水加熱手段へ流入する洗
    浄水の温度を検知する水温検知手段を設け、該水温検知
    手段による検出水温により前記洗浄水加熱手段の制御方
    法を変更する制御変更手段を前記制御器に備えたことを
    特徴とする人体洗浄装置。
  18. 【請求項18】請求項15ないし請求項17記載の人体
    洗浄装置において、前記給水路を流れる洗浄水に脈動を
    与える脈動発生手段を設けたことを特徴とする人体洗浄
    装置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の人体洗浄装置におい
    て、前記脈動発生手段を、前記洗浄水加熱手段の下流に
    設けたことを特徴とする人体洗浄装置。
  20. 【請求項20】請求項1ないし請求項19記載の人体洗
    浄装置において、前記洗浄水加熱手段内の水位を検知す
    る水位検知手段を設け、該水位検知手段により所定の水
    位を検知していない時には、前記洗浄水加熱手段の出力
    を停止せしめる禁止手段を備えたことを特徴とする人体
    洗浄装置。
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