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JP2000287928A - 涙液測定装置 - Google Patents

涙液測定装置

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Publication number
JP2000287928A
JP2000287928A JP11094498A JP9449899A JP2000287928A JP 2000287928 A JP2000287928 A JP 2000287928A JP 11094498 A JP11094498 A JP 11094498A JP 9449899 A JP9449899 A JP 9449899A JP 2000287928 A JP2000287928 A JP 2000287928A
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JP
Japan
Prior art keywords
tear
tear liquid
light
optical system
amount
Prior art date
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Application number
JP11094498A
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English (en)
Other versions
JP4119032B2 (ja
Inventor
Takayoshi Suzuki
孝佳 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前眼部に溜まる涙液の物理量を定量的に測定
しドライアイの症状を診断することが可能な眼科測定装
置を提供する。 【解決手段】 被検眼の下眼瞼21に溜まる涙液22に
光強度が均一な照明スポット光が直線偏光板5を介して
照射される。涙液からの反射光が直線偏光板9を介して
光電変換素子11で受光される。涙液量が少なくなる
と、涙液の表面積が少なくなり、光電変換素子の受光量
が減少するので、光電変換素子の信号に基づき涙液量な
いしそれに関連する涙液表面の幅が定量的に求められ、
その結果が表示器14に表示される。その値が所定値よ
り小さいと、ドライアイと判定することができる。構成
が簡単なので、手持ち型の小型の涙液測定装置が提供さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、涙液測定装置、更
に詳細には、下眼瞼に溜まる涙液の物理量を非接触で簡
易的に測定し、ドライアイの症状を定量的に測定するこ
とが可能な涙液測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VDT(visual display termina
l)作業者の増加や冷暖房による部屋の乾燥などにより
ドライアイ患者が増加している。ドライアイになると角
膜上皮障害や結膜障害、その他にも種々の眼科疾患を併
発するおそれがあり、ドライアイの診断は眼科診断の上
で重要なテーマとなっている。
【0003】従来は、細い綿糸を涙液貯留部に一定時間
触れたことにより綿糸が濡れる長さが、涙液貯留量によ
り変化するという原理により涙液測定が行なわれてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来方式では、接触式であるため、患者が痛みを感じるな
どの問題があった。しかも5分近くの測定時間がかかる
という問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、前眼部に溜まる涙液の物理量を非
接触でかつ瞬時に定量的に測定しドライアイの症状を診
断することが可能な涙液測定装置を提供することをその
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するために、被検眼の前眼部の涙液貯留部に光強度が
均一な照明スポット光を照射する照明光学系と、前記ス
ポット光で照射された前眼部の涙液貯留部からの反射光
を受光する光電変換素子を備えた受光光学系と、前記光
電変換素子の信号に基づき前眼部に溜まる涙液量を演算
する手段とを有する構成を採用した。
【0007】ドライアイが進行して下眼瞼にたまる涙液
量が減少すると、涙液表面の幅は、正常な眼の涙液表面
の幅より小さくなり、光電変換素子からの受光量が少な
くなる。本発明では、被検眼の涙液に光強度が均一な照
明スポット光を照射し、その反射光を受光することによ
り涙液測定を行なっているので、簡単な構成で涙液量な
いしそれに関連する物理量を求めることができ、涙液に
関連した物理量を非接触でかつ瞬時に定量的に測定する
ことが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。
【0009】図1には、本発明の一実施形態に係わる涙
液測定装置が図示されている。この涙液測定装置は、小
型で手持ち型に構成されており、装置の筐体1の上部1
aには開口部1cと1dが形成され、筐体1の下部1b
の部分を検者が手で把握できるようになっている。
【0010】筐体1の上部1aには、被検眼20の前眼
部21、特に下眼瞼近辺を照明するLED(発光ダイオ
ード)2が収納され、その前部に、LED2の光強度が
均一な部分のみをスポット光として射出させる絞り3が
設けられる。絞り3から出るスポット光は、投影レンズ
4によりほぼ平行光束とされ、所定方向に偏光軸を有す
る直線偏光板5を介して前眼部21の下眼瞼近辺に溜ま
る涙液22に投影される。
【0011】上記照明光学系のスポット光で照射された
涙液22の表面からの反射光は、ハーフミラー6を透過
して接眼レンズ7を介して検者8に観察されるととも
に、ハーフミラー6で反射され直線偏光板9を介して結
像レンズ10により光電変換素子(PD)11上に結像
される。直線偏光板9は、直線偏光板5の偏光軸と同方
向に偏光軸を有し、直線偏光板5で偏光された光と同方
向の偏光を通過させるものである。光電変換素子11の
信号は、一旦A/D変換器12でデジタル信号に変換さ
れてCPU13に入力される。
【0012】筐体の下方部には測定ボタン15が設けら
れ、この測定ボタンが押されると、CPU13は、光電
変換素子11の信号に基づき前眼部の下眼瞼に溜まる涙
液の物理量を演算し、その結果を表示器14に表示す
る。また、筐体の下方部にはLED2をオンオフするス
イッチ16が設けられ、このスイッチがオンになると、
電源17の端子17aからLED2に給電が行われ、L
ED2が点灯されるように構成されている。
【0013】ドライアイの進行状態は、下眼瞼にたまる
涙液22の量に表れるので、涙液量を測ればドライアイ
の進行状況がわかる。涙液量と涙液22の表面(涙液メ
ニスカス)の曲率半径の関係は、角膜及び瞼が曲面であ
るため、涙液量が増加すると曲率半径も大きくなり、そ
の表面積も多くなる。また逆に、ドライアイが進行して
涙液量が減少すると、曲率半径は小さくなり、その表面
積は減少する。この状態が、図2に概略的に図示されて
おり、図2(A)に示したように、正常な眼の涙液22
の表面の幅D1は、図2(B)に示した、ドライアイが
進行している眼の涙液22の表面の幅D2より大きくな
っている。
【0014】また、眼の涙液の表面は、鏡面反射の働き
をするので、涙液表面が大きいと鏡面反射部が多くな
り、また涙液表面が小さくなると、鏡面反射部は少なく
なる。そこで、本発明は、涙液表面からの反射光量を測
定することにより涙液量ないしそれに関連する物理量を
定量的に測定するようにしている。
【0015】この涙液測定のために、検者は、筐体の下
方部1bを手で把握して、開口部1cを被検眼の方向に
向け、スイッチ16を投入する。このスイッチ16の投
入によりLED2が点灯し、絞り3で形成されたLED
のスポット光は、投影レンズ4によりほぼ平行光束とさ
れ、直線偏光板5を介して前眼部21の下眼瞼に溜まっ
ている涙液22に投影される。
【0016】涙液表面は、鏡面反射するので、涙液22
からの反射光は、ハーフミラー6を透過して検者8に観
察されるとともに、ハーフミラー6で反射され直線偏光
板9を介して結像レンズ10により光電変換素子11上
に結像される。光電変換素子11からの信号は、A/D
変換器12を介してCPU13に入力される。
【0017】検者8は、その反射光量が最大となったと
思われるところで測定ボタン15を操作する。CPU1
3は、光電変換素子11の受光量と涙液表面の幅がほぼ
比例関係にあることから比例定数を用いて涙液22の表
面の幅の近似値を演算する。そしてその演算結果を表示
器14に表示させる。涙液量は受光量の2乗とほぼ比例
関係にあることから、表示器に表示された表面の幅の値
が所定の値より小さくなったときに、ドライアイである
と判定することができる。
【0018】なお、照明光学系において直線偏光板5を
介してスポット光が投光され、また受光光学系において
同じ偏光方向の直線偏光板9を介して反射光が受光され
るので、涙液からの鏡面反射光のみを光電変換素子11
に導くようにすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、被検
眼の前眼部に溜まる涙液に光強度が均一な照明スポット
光を照射し、その反射光を受光することにより涙液測定
を行なっているので、簡単な構成で涙液量ないしそれに
関連する物理量を求めることができ、涙液に関連した物
理量を非接触でかつ瞬時に定量的に測定することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の涙液測定装置の内部構成を示した構成
図である。
【図2】被検眼の下眼瞼に溜まる涙液を示した説明図で
ある。
【符号の説明】
2 LED 5、9 偏光板 8 検者 11 光電変換素子 13 CPU 14 表示器 15 測定スイッチ 20 被検眼 22 涙液

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の前眼部の涙液貯留部に光強度が
    均一な照明スポット光を照射する照明光学系と、 前記スポット光で照射された前眼部の涙液貯留部からの
    反射光を受光する光電変換素子を備えた受光光学系と、 前記光電変換素子の信号に基づき前眼部に溜まる涙液量
    を演算する手段と、 を有することを特徴とする涙液測定装置。
  2. 【請求項2】 前記照明光学系並びに受光光学系が縦長
    の筐体の上部に収納され、筐体の下方部が手で把握でき
    るように構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の涙液測定装置。
  3. 【請求項3】 照明光学系と受光光学系にそれぞれ同一
    方向の偏光軸を有する偏光板を設けることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の涙液測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020218576A1 (ja) * 2019-04-24 2020-10-29 株式会社トプコン 眼科装置
JP2022060548A (ja) * 2018-03-16 2022-04-14 株式会社トプコン 携帯端末及び携帯端末の制御方法

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