JP2000282355A - 不織布の製造のための回転可能に支承された透過性のドラムの製造方法及び不織布の水噴射流処理のための装置 - Google Patents
不織布の製造のための回転可能に支承された透過性のドラムの製造方法及び不織布の水噴射流処理のための装置Info
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- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H18/00—Needling machines
- D04H18/04—Needling machines with water jets
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンボス模様及び/又は穴パターンを備えた
不織布の、流動水による水噴射流処理のための装置を改
善して、該装置のドラム(ピン付きローラ)が簡単かつ
安価に製造できるようにする。 【解決手段】 ドラム1がスペーサ若しくは下敷きとし
てのメッシュ織物12を被せはめられた金属性の安定し
たメッシュドラム11及びメッシュ織物上に被せはめら
れた不安定なプラスチックスリーブ5から成っており、
プラスチックスリーブが半径方向外側へ突出した可塑性
の隆起部6及び該隆起部の全周にわたって分配された排
水孔7を備えている。
不織布の、流動水による水噴射流処理のための装置を改
善して、該装置のドラム(ピン付きローラ)が簡単かつ
安価に製造できるようにする。 【解決手段】 ドラム1がスペーサ若しくは下敷きとし
てのメッシュ織物12を被せはめられた金属性の安定し
たメッシュドラム11及びメッシュ織物上に被せはめら
れた不安定なプラスチックスリーブ5から成っており、
プラスチックスリーブが半径方向外側へ突出した可塑性
の隆起部6及び該隆起部の全周にわたって分配された排
水孔7を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布の製造のた
めの回転可能に支承された透過性のドラムの製造方法で
あり、該ドラムが該ドラム上に載せられたて半径方向外
側から強い水噴射流をぶつけられて縫い付けられ若しく
は固定された不織布を形成するために用いられるように
なっており、不織布が水噴射流処理の後にエンボス模様
及び/又はシャープに限定(形成)された穴を備えてい
る形式のもの、並びに、エンボス模様及び/又は穴パタ
ーンを備えた不織布の水噴射流処理のための装置であっ
て、水噴射流の形成のための、透過性のドラムに対応し
て該ドラムの半径方向外側に配置された少なくとも1つ
の水噴射流ビームを備えている形式のものに関する。
めの回転可能に支承された透過性のドラムの製造方法で
あり、該ドラムが該ドラム上に載せられたて半径方向外
側から強い水噴射流をぶつけられて縫い付けられ若しく
は固定された不織布を形成するために用いられるように
なっており、不織布が水噴射流処理の後にエンボス模様
及び/又はシャープに限定(形成)された穴を備えてい
る形式のもの、並びに、エンボス模様及び/又は穴パタ
ーンを備えた不織布の水噴射流処理のための装置であっ
て、水噴射流の形成のための、透過性のドラムに対応し
て該ドラムの半径方向外側に配置された少なくとも1つ
の水噴射流ビームを備えている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】エンボス模様(エンボスパターン)若し
くは穴パターンは米国特許第3750237号公報若し
くはヨーロッパ特許A0400249号公報に記載の形
式で形成される。前記米国特許公報においては、予め製
造されて2つのエンドレスベルト間に保持された不織布
(フリース)が半径方向外側から強い水噴射流によって
穴構造(穴パターン)の形成のために負荷される。装置
が均一に穿孔されたドラムから成っており、ドラムが全
周をエンドレスメッシュによって被われている。エンド
レスメッシュが、所望の穴パターン若しくはエンボス構
造(エンボスパターン)に応じて開いた区分と閉じた区
分を有している。この場合には欠点として、シャープに
限定された縁部を有する穴が形成されず、さらに個別の
フリース繊維が穴の形成に際して強い水噴射流によって
ドラムに向かって移動されてしまう。前記ヨーロッパ特
許公報に記載の方法でエンボス模様を形成するための装
置においては、水噴射流がエンボス模様を備えたドラム
の内側から外側へ不織布に向けて噴射される。該装置も
シャープに限定された穴を備えた穴付き不織布の形成の
ために適していない。
くは穴パターンは米国特許第3750237号公報若し
くはヨーロッパ特許A0400249号公報に記載の形
式で形成される。前記米国特許公報においては、予め製
造されて2つのエンドレスベルト間に保持された不織布
(フリース)が半径方向外側から強い水噴射流によって
穴構造(穴パターン)の形成のために負荷される。装置
が均一に穿孔されたドラムから成っており、ドラムが全
周をエンドレスメッシュによって被われている。エンド
レスメッシュが、所望の穴パターン若しくはエンボス構
造(エンボスパターン)に応じて開いた区分と閉じた区
分を有している。この場合には欠点として、シャープに
限定された縁部を有する穴が形成されず、さらに個別の
フリース繊維が穴の形成に際して強い水噴射流によって
ドラムに向かって移動されてしまう。前記ヨーロッパ特
許公報に記載の方法でエンボス模様を形成するための装
置においては、水噴射流がエンボス模様を備えたドラム
の内側から外側へ不織布に向けて噴射される。該装置も
シャープに限定された穴を備えた穴付き不織布の形成の
ために適していない。
【0003】シャープに限定された、即ち縁部のシャー
プな穴が、ヨーロッパ特許A0215684号公報、ヨ
ーロッパ特許A0223614号公報、若しくはヨーロ
ッパ特許A0273454号公報に記載の成形方法に基
づき後から、予め製造された均一な不織布内に形成され
る。この場合、穿孔ドラム(パーフォレーションドラム
[Perforiertromel])が排水開口を備えた平滑な薄板か
ら成っており、薄板の面全体の排水開口間に可塑性の隆
起部が均一に配置されている。可塑性の隆起部は片側の
開いた条溝(Sicke)若しくは上方に向かって尖ったピン
(Dorn)によって形成されており、ピン間に排水開口(Dra
inageoeffnung)として孔が配置されている。水噴射流
が、不織布によって巻掛けられたドラムに半径方向外側
からぶつかる。この場合には、ドラムが金属性の薄板か
ら成っており、該薄板にピン若しくはその他の可塑性の
隆起部がねじ固定される(米国特許第3034180号
公報、参照)。このような金属から製造すべきドラムは
極めて煩雑で、従って高価である。
プな穴が、ヨーロッパ特許A0215684号公報、ヨ
ーロッパ特許A0223614号公報、若しくはヨーロ
ッパ特許A0273454号公報に記載の成形方法に基
づき後から、予め製造された均一な不織布内に形成され
る。この場合、穿孔ドラム(パーフォレーションドラム
[Perforiertromel])が排水開口を備えた平滑な薄板か
ら成っており、薄板の面全体の排水開口間に可塑性の隆
起部が均一に配置されている。可塑性の隆起部は片側の
開いた条溝(Sicke)若しくは上方に向かって尖ったピン
(Dorn)によって形成されており、ピン間に排水開口(Dra
inageoeffnung)として孔が配置されている。水噴射流
が、不織布によって巻掛けられたドラムに半径方向外側
からぶつかる。この場合には、ドラムが金属性の薄板か
ら成っており、該薄板にピン若しくはその他の可塑性の
隆起部がねじ固定される(米国特許第3034180号
公報、参照)。このような金属から製造すべきドラムは
極めて煩雑で、従って高価である。
【0004】レーザー熱処理装置、レーザー加工装置若
しくはレーザー照射装置を例えばエンボスドラム(Praeg
etrommel)の表面構造形成のために用いることが、すで
に公知である。該方法は、ヨーロッパ特許A06269
02号公報では特所なパターンのピラミッド状若しくは
角錐状のピン(pyramidenformiger Dorn)を備えたドラム
の表面構造形成のために用いられる。この場合、ドラム
は複数のセグメントから形成されており、セグメントが
該セグメントを支える支持ドラム上に配置されている。
この場合も、ドラムが中実、即ちむくの金属から成って
いる。
しくはレーザー照射装置を例えばエンボスドラム(Praeg
etrommel)の表面構造形成のために用いることが、すで
に公知である。該方法は、ヨーロッパ特許A06269
02号公報では特所なパターンのピラミッド状若しくは
角錐状のピン(pyramidenformiger Dorn)を備えたドラム
の表面構造形成のために用いられる。この場合、ドラム
は複数のセグメントから形成されており、セグメントが
該セグメントを支える支持ドラム上に配置されている。
この場合も、ドラムが中実、即ちむくの金属から成って
いる。
【0005】所望の穴付き不織布の製造のために、ピン
が3mmから10mmまでの間の極めて密な間隔で配置
されていなければならず、ピン間の面内に流出孔が設け
られねばならない。流出孔は1mm乃至2mmの直径で
あり、これによって繊維が水噴射流によって流出開口内
に押し込まれないようにされねばならない。このような
条件で、中実な安定したドラムをヨーロッパ特許A06
26902号公報に記載の形式で製造することは困難で
ある。
が3mmから10mmまでの間の極めて密な間隔で配置
されていなければならず、ピン間の面内に流出孔が設け
られねばならない。流出孔は1mm乃至2mmの直径で
あり、これによって繊維が水噴射流によって流出開口内
に押し込まれないようにされねばならない。このような
条件で、中実な安定したドラムをヨーロッパ特許A06
26902号公報に記載の形式で製造することは困難で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、エン
ボス模様及び/又は穴パターンを備えた不織布の水噴射
流処理のための装置及び該装置の製造方法を改善して、
穴付き不織布の製造のためのドラム若しくはエンボスド
ラムの製造が簡単かつ安価に可能であるようにすること
である。
ボス模様及び/又は穴パターンを備えた不織布の水噴射
流処理のための装置及び該装置の製造方法を改善して、
穴付き不織布の製造のためのドラム若しくはエンボスド
ラムの製造が簡単かつ安価に可能であるようにすること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の手段では、ヨーロッパ特許A0626902
号公報に記載のレーザー熱処理装置を用いて、すでに製
造された不織布内に後で生ぜしめるべきエンボス模様若
しくは穴のための半径方向外側へ突出する可塑性の隆起
部を備えた任意の長さの横断面円形のそれ自体では不安
定なプラスチックスリーブを製造して、隆起部の周囲
に、プラスチックスリーブを貫通していて不織布を縫い
付ける若しくは固定するために噴射された水を通過させ
るための孔を熱処理成形して、次いで不安定なプラスチ
ックスリーブを支持装置から孔成形の後若しくは孔成形
に際して取り外して、次いで、レーザー熱処理(レーザ
ー加工)、若しくは穿孔(パーフォレーション)、若し
くは打ち抜きによる穴を備えた金属性のそれ自体で安定
的なそれ自体公知のメッシュドラム上に被せはめ、その
前にメッシュドラム上にプラスチックスリーブのための
スペーサとしての粗いメッシュ織物(Siebgewbe)を下敷
きとして被せはめるようになっている。
に本発明の手段では、ヨーロッパ特許A0626902
号公報に記載のレーザー熱処理装置を用いて、すでに製
造された不織布内に後で生ぜしめるべきエンボス模様若
しくは穴のための半径方向外側へ突出する可塑性の隆起
部を備えた任意の長さの横断面円形のそれ自体では不安
定なプラスチックスリーブを製造して、隆起部の周囲
に、プラスチックスリーブを貫通していて不織布を縫い
付ける若しくは固定するために噴射された水を通過させ
るための孔を熱処理成形して、次いで不安定なプラスチ
ックスリーブを支持装置から孔成形の後若しくは孔成形
に際して取り外して、次いで、レーザー熱処理(レーザ
ー加工)、若しくは穿孔(パーフォレーション)、若し
くは打ち抜きによる穴を備えた金属性のそれ自体で安定
的なそれ自体公知のメッシュドラム上に被せはめ、その
前にメッシュドラム上にプラスチックスリーブのための
スペーサとしての粗いメッシュ織物(Siebgewbe)を下敷
きとして被せはめるようになっている。
【0008】前記課題を解決するための本発明に基づ
く、エンボス模様及び/又は穴パターンを備えた不織布
の水噴射流処理のための装置は、スペーサとしてのメッ
シュ織物を被せはめられた金属性のそれ自体で安定的な
それ自体公知のメッシュドラム及び、メッシュ織物上に
被せはめられたそれ自体では不安定なプラスチックスリ
ーブ(第3の周壁若しくは套壁)から成っており、該プ
ラスチックスリーブがレーザー熱処理装置によって形成
された排水孔(Entwaesserungsloch)及び半径方向外側へ
突出した可塑性の隆起部を備えている。流過を改善する
ためのスペース形成に用いられる粗いメッシュ織物は、
例えば米国特許第5042722号公報により公知であ
るものの、本発明ではメッシュ織物に全周に継ぎ目のな
いプラスチックスリーブ、例えばホースを被せはめてあ
り、これによってプラスチックスリーブが薄く形成され
ていて、全周にわたって安定的な支持作用を有してい
る。
く、エンボス模様及び/又は穴パターンを備えた不織布
の水噴射流処理のための装置は、スペーサとしてのメッ
シュ織物を被せはめられた金属性のそれ自体で安定的な
それ自体公知のメッシュドラム及び、メッシュ織物上に
被せはめられたそれ自体では不安定なプラスチックスリ
ーブ(第3の周壁若しくは套壁)から成っており、該プ
ラスチックスリーブがレーザー熱処理装置によって形成
された排水孔(Entwaesserungsloch)及び半径方向外側へ
突出した可塑性の隆起部を備えている。流過を改善する
ためのスペース形成に用いられる粗いメッシュ織物は、
例えば米国特許第5042722号公報により公知であ
るものの、本発明ではメッシュ織物に全周に継ぎ目のな
いプラスチックスリーブ、例えばホースを被せはめてあ
り、これによってプラスチックスリーブが薄く形成され
ていて、全周にわたって安定的な支持作用を有してい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】水噴射流式縫い付け装置若しくは
水噴射流式固定装置は、例えばドイツ連邦共和国特許出
願公開第19706610号公報に記載のものから出発
している。この場合、装置はまだ固定されていない不織
布(ノンヴーブン若しくはフリース)を、支持作用のあ
るエンドレスベルトに沿って案内して、ドラム上で不織
布を、該ドラムに対応して配置されたノズルビームから
噴出する水噴射流によって縫い付ける若しくは固定する
ために役立っている。該装置は、すでに固定(verfestig
t)された若しくは部分的に固定された不織布内にシャー
プに限定された、即ちシャープな輪郭の穴を形成するた
めに改善されねばならない。図面にはドラム(ローラ)
のみしか示されていないものの、ドラムの前後に周囲部
分が設けられており、周囲部分は図面を見易くするため
に省略してある。製造された不織布2が直接にドラム1
上を走行するようになっており、ドラムに対応してドラ
ムの外側に1つ若しくは複数のノズルビーム3が設けら
れている。ノズルビーム3はドラム1に対して軸線平行
に配置されていて、ドラム1に向けられた下面に水噴射
流4の流出のためのノズルストリップ(図示せず)を備
えている。
水噴射流式固定装置は、例えばドイツ連邦共和国特許出
願公開第19706610号公報に記載のものから出発
している。この場合、装置はまだ固定されていない不織
布(ノンヴーブン若しくはフリース)を、支持作用のあ
るエンドレスベルトに沿って案内して、ドラム上で不織
布を、該ドラムに対応して配置されたノズルビームから
噴出する水噴射流によって縫い付ける若しくは固定する
ために役立っている。該装置は、すでに固定(verfestig
t)された若しくは部分的に固定された不織布内にシャー
プに限定された、即ちシャープな輪郭の穴を形成するた
めに改善されねばならない。図面にはドラム(ローラ)
のみしか示されていないものの、ドラムの前後に周囲部
分が設けられており、周囲部分は図面を見易くするため
に省略してある。製造された不織布2が直接にドラム1
上を走行するようになっており、ドラムに対応してドラ
ムの外側に1つ若しくは複数のノズルビーム3が設けら
れている。ノズルビーム3はドラム1に対して軸線平行
に配置されていて、ドラム1に向けられた下面に水噴射
流4の流出のためのノズルストリップ(図示せず)を備
えている。
【0010】ドラム1は図1に示してあるように、継ぎ
目なしのドラム周壁(プラスチックスリーブ)5を有し
ており、ドラム周壁は薄く形成されていて、特にレーザ
ー加工に適したプラスチックを使用した場合には不安定
である。ドラム周壁5は、図2に示してあるように、外
面に可塑性の多数の隆起部、例えばピン6を備えてい
る。ピン6は排水開口7によって取り囲まれている。多
数のピン6はコンピュータ制御可能なレーザービームを
用いてドラム周壁5の中実、若しくはむくな材料を熱処
理によって、例えば溶かし出して若しくは焼失させて形
成されている。これに続いて、若しくは同時に、排出開
口(孔)7がピン6の全周を取り囲むように形成され
る。
目なしのドラム周壁(プラスチックスリーブ)5を有し
ており、ドラム周壁は薄く形成されていて、特にレーザ
ー加工に適したプラスチックを使用した場合には不安定
である。ドラム周壁5は、図2に示してあるように、外
面に可塑性の多数の隆起部、例えばピン6を備えてい
る。ピン6は排水開口7によって取り囲まれている。多
数のピン6はコンピュータ制御可能なレーザービームを
用いてドラム周壁5の中実、若しくはむくな材料を熱処
理によって、例えば溶かし出して若しくは焼失させて形
成されている。これに続いて、若しくは同時に、排出開
口(孔)7がピン6の全周を取り囲むように形成され
る。
【0011】硬い、しかしながらレーザー加工可能なプ
ラスチックから任意の長さの作業幅で成形されたスリー
ブ(プラスチックスリーブ)が、該スリーブの成形の後
に、安定的なメッシュドラム11上に被せはめられるの
であるが、該スリーブを被せはめる前に、粗いメッシュ
織物12がドラム上に、該ドラム11と該ドラム上に被
せはめられるべきスリーブ(ドラム周壁5)との間のス
ペースを形成するために被せはめられている。これによ
って、不安定な周壁5が周方向でも半径方向でも丈夫
に、若しくは不変にかつずれないように保持される。メ
ッシュドラム11には、噴射された水の吸い出しのため
に吸引作用が生ぜしめられるようになっており、このた
めにメッシュドラム11の内部の中心に吸引菅8を配置
してあり、吸引菅がメッシュドラム1の周壁に向かって
延びる吸引スリット10を有しており、吸引スリットに
対応してノズルビーム(水流ビーム)3が配置されてい
る。
ラスチックから任意の長さの作業幅で成形されたスリー
ブ(プラスチックスリーブ)が、該スリーブの成形の後
に、安定的なメッシュドラム11上に被せはめられるの
であるが、該スリーブを被せはめる前に、粗いメッシュ
織物12がドラム上に、該ドラム11と該ドラム上に被
せはめられるべきスリーブ(ドラム周壁5)との間のス
ペースを形成するために被せはめられている。これによ
って、不安定な周壁5が周方向でも半径方向でも丈夫
に、若しくは不変にかつずれないように保持される。メ
ッシュドラム11には、噴射された水の吸い出しのため
に吸引作用が生ぜしめられるようになっており、このた
めにメッシュドラム11の内部の中心に吸引菅8を配置
してあり、吸引菅がメッシュドラム1の周壁に向かって
延びる吸引スリット10を有しており、吸引スリットに
対応してノズルビーム(水流ビーム)3が配置されてい
る。
【0012】プラスチックスリーブ(ドラム周壁)を形
成するために必要なレーザー熱処理装置(レーザー加工
装置若しくはレーザー照射装置)は、それ自体公知であ
って、本発明の対象ではなく、図示されていない。重要
なことは、レーザー熱処理装置に対応して配置された例
えばGFKから成るドラムに分離層を介してプラスチッ
クを設けてあり、該プラスチックにレーザーによって次
のように加工処理してあり、即ち、ドラムのプラスチッ
クから成る周壁に可塑性の隆起部を平滑にかつ隆起部間
の面を同じく平滑に形成してあることである。場合によ
っては、周壁の製造の後に周壁(スリーブ)の表面に、
例えばポリテトラフルオロエチレン(商標名でテフロ
ン)から成る滑り層(Gleitschicht)を設けて、水圧の高
い水噴射流によって負荷されたドラムからの不織布の容
易な分離を可能にすることができる。
成するために必要なレーザー熱処理装置(レーザー加工
装置若しくはレーザー照射装置)は、それ自体公知であ
って、本発明の対象ではなく、図示されていない。重要
なことは、レーザー熱処理装置に対応して配置された例
えばGFKから成るドラムに分離層を介してプラスチッ
クを設けてあり、該プラスチックにレーザーによって次
のように加工処理してあり、即ち、ドラムのプラスチッ
クから成る周壁に可塑性の隆起部を平滑にかつ隆起部間
の面を同じく平滑に形成してあることである。場合によ
っては、周壁の製造の後に周壁(スリーブ)の表面に、
例えばポリテトラフルオロエチレン(商標名でテフロ
ン)から成る滑り層(Gleitschicht)を設けて、水圧の高
い水噴射流によって負荷されたドラムからの不織布の容
易な分離を可能にすることができる。
【図1】穴付き不織布の製造のための、吸引作用下の透
過性のドラム及び該ドラムに対応して外側に配置された
ノズルビームから成る装置の横断面図
過性のドラム及び該ドラムに対応して外側に配置された
ノズルビームから成る装置の横断面図
【図2】図1のドラムの周壁の拡大断面図
1 ドラム、 2 不織布、 3 ノズルビーム、
4 水噴射流、5 ドラム周壁、 6 ピン、
7 排出開口、 8 吸引菅、 10 吸引スリ
ット、 11 メッシュドラム、 12 メッシュ
織物
4 水噴射流、5 ドラム周壁、 6 ピン、
7 排出開口、 8 吸引菅、 10 吸引スリ
ット、 11 メッシュドラム、 12 メッシュ
織物
Claims (4)
- 【請求項1】 不織布の製造のための回転可能に支承さ
れた透過性のドラムの製造方法であり、該ドラムが該ド
ラム上に載せられたて半径方向外側から強い水噴射流を
ぶつけられて縫い付けられた不織布を形成するために用
いられるようになっており、不織布が水噴射流処理の後
にエンボス模様及び/又はシャープに限定された穴を備
えている形式のものにおいて、1つの装置にレーザー熱
処理装置を用いて、不織布内に後で生ぜしめるべきエン
ボス模様若しくは穴のための半径方向外側へ突出する可
塑性の隆起部を備えた任意の長さの横断面円形の不安定
なプラスチックスリーブを設けるようにして、隆起部の
周囲に、プラスチックスリーブを貫通していて不織布を
縫い付けるために噴射された水を通過させるための孔を
熱処理成形して、次いで、不安定なプラスチックスリー
ブを支持装置から孔の熱処理成形に際して取り外し、か
つ、レーザー熱処理、若しくは穿孔、若しくは打ち抜き
による穴を備えた金属性の安定的なメッシュドラム上に
被せはめ、その前にメッシュドラム上にプラスチックス
リーブのためのスペーサとしての粗いメッシュ織物を下
敷きとして被せはめることを特徴とする、不織布の製造
のための回転可能に支承された透過性のドラムの製造方
法。 - 【請求項2】 エンボス模様及び/又は穴パターンを備
えた不織布の水噴射流処理のための装置であって、水噴
射流の形成のための、透過性のドラムに対応して半径方
向外側に配置された少なくとも1つの水噴射流ビームを
備えている形式のものにおいて、当該装置のドラムがス
ペーサとしてのメッシュ織物(12)を被せはめられた
金属性のメッシュドラム(11)及びメッシュ織物(1
2)上に被せはめられた不安定なプラスチックスリーブ
(5)から成っており、プラスチックスリーブが排水孔
(7)及び半径方向外側へ突出した可塑性の隆起部
(6)を備えていることを特徴とする、不織布の水噴射
流処理のための装置。 - 【請求項3】 プラスチックスリーブ(5)の外面に、
可塑性の隆起部(6)及び、例えばポリテトラフルオロ
エチレンから成りかつ隆起部(6)間の平らな面を取り
囲む若しくは被っていて穿孔された薄い滑り層が設けら
れている請求項2記載の装置。 - 【請求項4】 プラスチックスリーブ(5)が継ぎ目な
しに形成されている請求項2又は3記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE1999112279 DE19912279A1 (de) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Nonwovens mit Präge- oder Lochmuster mittels hydrodynamischer Vernadelung |
DE19912279.2 | 1999-03-18 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000282355A true JP2000282355A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=7901558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000078939A Pending JP2000282355A (ja) | 1999-03-18 | 2000-03-21 | 不織布の製造のための回転可能に支承された透過性のドラムの製造方法及び不織布の水噴射流処理のための装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1036871A1 (ja) |
JP (1) | JP2000282355A (ja) |
DE (1) | DE19912279A1 (ja) |
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