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JP2000278231A - デジタル衛星放送受信機と放送受信機及び放送受信方法 - Google Patents

デジタル衛星放送受信機と放送受信機及び放送受信方法

Info

Publication number
JP2000278231A
JP2000278231A JP11084206A JP8420699A JP2000278231A JP 2000278231 A JP2000278231 A JP 2000278231A JP 11084206 A JP11084206 A JP 11084206A JP 8420699 A JP8420699 A JP 8420699A JP 2000278231 A JP2000278231 A JP 2000278231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
program
broadcast
electronic money
financial institution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11084206A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Takai
和人 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP11084206A priority Critical patent/JP2000278231A/ja
Publication of JP2000278231A publication Critical patent/JP2000278231A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子マネー用ICカードのデータを制御でき
るようにして、金融機関と電話回線で接続して、データ
の交信を行える様にしたデジタル衛星放送用受信機を提
供することを課題とする。 【解決手段】 衛星放送を受信するデジタル衛星放送受
信機において、電子マネー用ICカードを制御するプロ
グラムを装備し、電話線を経由して金融機関及び放送局
の料金センターと前記電子マネー用ICカードと放送受
信用ICカードとを交互に交換して、前記衛星放送を受
信し、且つ前記金融機関に課金を納付することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に衛星を経由し
て放送されるデジタル方式のテレビ・FM放送を受信す
るデジタル衛星放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル放送の放送受信装置にお
いては、チャンネル数が数百もあり、番組の選局や録画
予約或いは視聴予約は、番組表を表示し、その番組表を
見て各種操作により選局・予約を行っている。この放送
される番組には無料の番組も有料の番組もあり、有料番
組が視聴されるたびに番組毎に課金される。また、事前
の契約により、放送される全ての番組を視聴されるわけ
でもなく、放送供給業者とユーザーとの間でどのチャン
ネルをを利用するかの契約を結び、その契約されたチャ
ンネル情報を含むICカードを放送受信装置本体にセッ
トし、このICカードによって番組購入手続きや受信管
理或いは課金管理を行う。
【0003】また、放送供給業者は各ユーザーの放送受
信装置での購入番組に係わる課金記録情報を入手するの
に、公衆電話回線を介してICカードにアクセスする方
式を採用しており、放送受信装置本体に内蔵されたモデ
ムが電話機やファクシミリやパソコン等とともに公衆電
話回線に並列に接続されている。
【0004】このような放送受信装置について、特開平
9−270759号公報に、ICカードからどのように
課金処理されているのか、同時にはパソコン使用が不可
である等が不明なための不安感を取り除くために、番組
購入手続き・受信管理・課金処理/管理を行うICカー
ドを着脱自在にセット可能な放送受信装置であって、モ
デム用アクセスインディケータを本体に装備し、ICカ
ードへのアクセスに連動して上記インディケータを表示
することにより、ユーザーの不安感を除去することが記
載されている。
【0005】また、従来のデジタル衛星放送受信機を、
図9を参照して説明する。図において、映像受信表示部
323は、アンテナ301の電波を受信し、映像データ
をデコードし、映像・音声データを出力する。また、制
御部324は映像受信表示部323の制御を、衛星放送
受信プログラムROM317によって行なう。この衛星
放送受信プログラムROM317のICカード318を
制御するプログラムは放送受信用のICカードを想定し
たものだけを内蔵している。
【0006】図9において、映像受信表示部323は、
アンテナ301で受信した電波は、チューナ302に入
力され、受信したい周波数に同調させ、復調回路303
で復調したのち、誤り訂正回路304で誤り訂正させた
のちに、MPEG2のトランスポートストリームパケッ
トのデジタルデータが生成される。次に、そのデータ
は、デスクランブラ305でスクランブルを解除され、
TS・DEMUX307で各種ストリームを分離する。
RAM306はTS・DEMUX307に接続されるT
S・DEMUX307のワーク用のメモリである。
【0007】次に、分離されたストリームのうち、画像
のストリームはMPEG2・Video・Decoder309に入力さ
れ、デコードされたのちに、OSD回路311でメニュ
ーや番組表の表示データを合成し、NTSC・Encoder312
でビデオ信号にエンコードされて出力される。ここで、
RAM308は、MPEG2・Video・Decoder309に接続さ
れるMPEG2・Video・Decoder309のワーク用メモリであ
る。
【0008】一方、TS・Demux307で分離された音声の
ストリームは、MPEG2・Audio・Decoder310でデコード
されたのちに出力される。この時、アナログ信号で出力
する時は、D/Aコンバータを介してアナログ信号に変
換して出力される。
【0009】次に、図9において、制御部324は、マ
イコン314は、デジタル衛星放送受信機322全体の
制御を司るCPUである。その命令プログラムは、マイ
コン314のバスに接続される衛星放送受信プログラム
ROM317に内蔵される。RAM315はマイコン3
14のバスに接続されるワーク用のメモリで、VRAM
316はマイコン14に接続され、番組表やメニュー等
のデータを映像に重ねる前に、表示用のデータを置いて
おくメモリである。
【0010】また、ユーザーI/F制御回路313は、
ユーザーが装置スイッチ類、表示用のLED、リモコン
の受信等をマイコン314との間で入出力制御を行なう
回路である。ICカードI/F319は、ICカード3
18のデータをマイコン314と入出力するためのイン
ターフェース回路である。モデム320は、マイコン3
14と電話回線で接続された相手とデータの通信を行な
うために変復調を行なう部分である。この時に、電話回
線はアナログ信号であるために、電話回線とモデムの間
にアナログ用にバッファとなるAFE321を置く。A
FE321は、Analog Front Endの略である。また、モ
デム320内にはマイコン314からのデジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A変換部と電話回線からの
アナログ信号をマイコン314に伝送するためA/D変
換部を備えている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デジタル衛星放送受信機においては、次のような課題が
ある。第1の課題は、放送用ICカードの制御プログラ
ムしか内蔵していないため、電子マネー用ICカードの
データを読み書きできないということである。第2の課
題は、電話回線は放送局の料金センターとだけしか交信
が出来ないため、金融機関と接続することができないと
いうことである。
【0012】本発明の課題は、電子マネー用ICカード
のデータを制御できるようにして、金融機関と電話回線
で接続して、データの交信を行える様にしたデジタル衛
星放送用受信機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、衛星放送を受
信するデジタル衛星放送受信機において、電子マネー用
ICカードを制御するプログラムを装備し、電話線を経
由して金融機関及び放送局の料金センターと前記電子マ
ネー用ICカードと放送受信用ICカードとを交互に交
換して、前記衛星放送を受信し、且つ前記金融機関に課
金を納付することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、放送を受信する放送受信
部と、前記放送受信部を制御する制御部とを有する放送
受信機において、前記制御部はICカードを読み取るI
Cカードインターフェースと、前記ICカードの種類を
検出して前記ICカードインターフェースを制御するユ
ーザ入出力インターフェース制御部と、前記ICカード
の種類に応じて対応するプログラムを動作させるプログ
ラム内蔵プログラム記憶手段と、前記プログラム内蔵プ
ログラム記憶手段に格納されたプログラムに従って、前
記ICカードの種類に対応したプログラムが無い場合に
はエラーメッセージを出力することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、ICカードを挿入して、
放送波を受信する放送受信部と、前記放送受信部を制御
する制御部とを有する放送受信方法において、前記制御
部は前記ICカードの内容を読み取り、前記ICカード
の種類を検出し、前記ICカードの種類に応じて対応す
るプログラムを選択し、前記対応するプログラムを起動
し、前記プログラムを初期化し、前記プログラムのメイ
ンプログラムを稼動し、前記ICカードが放送用ICカ
ードの場合には前記放送用ICカードに許容されるチャ
ンネルの選択と番組の選択及び視聴を可能とし、前記I
Cカードが電子マネー用ICカードの場合には電話回線
によって前記電子マネーの支払いを終了することを特徴
とする。
【0016】また、本発明は、デジタル衛星放送受信機
において、電子マネー用ICカードを制御するプログラ
ムを装備し、電話線を経由して金融機関や放送局の料金
センターと電子マネー用ICカードのデータを交信出来
る様にしたことを特徴としている。
【0017】また、本発明は、図1を参照して説明すれ
ば、デジタル衛星放送受信機22は、通常の衛星放送受
信プログラムと、電子マネー用ICカードを制御し且つ
金融機関と電話回線を使用してデータのやりとりが出来
るプログラムが内蔵されたプログラムROM17でマイ
コン14を実行させ、ICカードI/F19に放送用の
ICカードを接続した時は、放送の受信をし、ICカー
ドI/F19に電子マネー用ICカードを接続した時
は、金融機関の端末と電話回線で接続され、電子マネー
用ICカードに自分の口座よりお金を入金させることが
可能となる。
【0018】また、もう一つの特徴として、プログラム
ROMに、ペイパービュー放送の視聴料金を電子マネー
用ICカードを使用して、料金の精算が出来るプログラ
ムを内蔵することにより、デジタル衛星放送受信機22
は、電子マネー用ICカードを接続して、ペイパービュ
ー放送の視聴料金の精算を行なうことが可能となる。
【0019】このようにして、本願発明では、デジタル
衛星放送受信機のICカードインターフェースで、電子
マネー用ICカードを制御するプログラムにより、デー
タの読み書きが出来る用になっており、また、電話回線
を経由して電子マネー用ICカードのデータを金融機関
や放送局の料金センターと交信出来る様になっているた
め、電子マネー用ICカードに金融機関の自分の口座か
らお金を入金したり、ペイパービュー番組の料金の支払
いを電子マネー用ICカードを使用して支払うことがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】[第1の実施形態] (1)本実施形態の構成 図1を参照すると、本発明の第1の実施形態としてのデ
ジタル衛星放送受信機の構成が示されている。
【0022】図において、映像受信表示部23はアンテ
ナ1の電波を受信し、映像データをデコードし、映像・
音声データを出力する。また、制御部24は映像受信表
示部23の制御を行い、電話回線を通じて外部とデータ
の交信が出来る。ICカード18は、制御部24に抜き
差し出来る様にして、カードの交換が可能な様に接続さ
れる。
【0023】次に、映像受信表示部23について詳細に
説明する。
【0024】アンテナ1で受信した電波は、チューナ2
に入力され、受信したい周波数に同調させ、復調回路3
で復調したのち、誤り訂正回路4で誤り訂正させたのち
に、MPEG2のトランスポートストリームパケットの
デジタルデータが生成される。そのデータは、デスクラ
ンブラ5でスクランブルを解除され、TS・DEMUX
7で各種ストリームを分離する。RAM6はTS・DE
MUX7に接続されるTS・DEMUX7のワーク用の
メモリである。
【0025】分離されたストリームのうち、画像のスト
リームはMPEG2・Video・Decoder9に入力され、デコード
されたのちに、OSD回路11でメニューや番組表の表
示データを合成し、NTSC・Encoder12でビデオ信号にエ
ンコードされて出力される。ここで、RAM8は、MPEG
2・Video・Decoder9に接続されるMPEG2・Video・Decoder9
のワーク用メモリである。
【0026】一方、TS・Demux7で分離された音
声のストリームは、MPEG2・Audio・Decoder10でデコー
ドされたのちに出力される。この時、アナログ信号で出
力する時は、D/Aコンバータを介してアナログ信号に
変換して出力される。
【0027】次に、制御部24の構成について説明す
る。
【0028】マイコン14は、デジタル衛星放送受信機
22全体の制御を司るCPUである。その命令プログラ
ムは、マイコン14のバスに接続される電子マネー制御
プログラム内蔵プログラムROM17に内蔵される。こ
の電子マネー制御プログラム内蔵プログラムROM17
は、衛星放送受信プログラムの他に、電子マネー用IC
制御プログラム、ICカード認識プログラム、金融機関
と電話回線を経由して、データ交信を行なう通信プログ
ラムで構成されている。RAM5はマイコン14のバス
に接続されるワーク用のメモリで、VRAM16はマイ
コン14に接続され、番組表やメニュー等のデータを映
像に重ねる前に、表示用のデータを置いておくメモリで
ある。
【0029】また、ユーザーI/F制御回路13は、ユ
ーザーが装置スイッチ類、表示用のLED、リモコンの
受信等をマイコン14との間で入出力制御を行なう回路
である。ICカードI/F19は、ICカード18のデ
ータをマイコン14と入出力するためのインターフェー
ス回路である。モデム20は、マイコン14と電話回線
で接続された相手とデータの通信を行なうために変復調
を行なう部分である。この時に、電話回線はアナログ信
号であるために、電話回線とモデムの間にアナログ用に
バッファとなるAFE21を置く。AFE21は、Anal
og Front Endの略である。また、モデム20内にはマイ
コン14からのデジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換部と電話回線からのアナログ信号をマイコン
14に伝送するためA/D変換部を備えている。
【0030】以上、詳細に実施形態の構成を述べたが、
図1の映像受信表示部23内の各ブロック、ユーザーI
/F制御回路13、モデム20、AFE21について
は、当業者にとってよく知られており、また本発明とは
直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
【0031】なお、上記実施形態では、VRAM16に
ついては、通常使用しているSD−RAM(同期D−R
AM)で構成できる。
【0032】(2)本実施形態の動作 次に図1のプログラムの動作を図2、図3、図4に示す
フローチャートを使用して説明する。
【0033】図2は、電源投入時のフローチャートであ
る。デジタル衛星放送受信機22の電源がONになると
(S1)、マイコン14は初期化プログラムを実行する
(S2)。この時、初期化プログラムの中では、図3の
フローに示すICカード処理フローチャートの動作を行
う。このICカード処理フローチャートは、ICカード
の種類を確認し(S11)、放送用であればデジタル放
送用ICカード初期化プログラムを動作させ(S1
2)、電子マネー用ICカードであれば電子マネー用I
Cカード制御プログラムが動作させ(S14)、ICカ
ードの存在が確認出来ない、または、違う種類のICカ
ードの場合であればエラーメッセージ表示プログラムで
エラーを表示する(S13)。
【0034】こうして、初期化が完了したら、メインプ
ログラムに移行する(S3)。このとき、メインプログ
ラムの中にICカードが挿入されたことを示す割り込み
が入った時は、図4に示すICカード処理フローが実行
される。このICカード処理フローチャートは、ICカ
ードを確認し(S21)、放送用ICカードの時はデジ
タル衛星放送用ICカード制御プログラムを動作させ
(S22)、電子マネー用ICカードの時は電子マネー
用ICカード制御プログラムを動作させ(S24)、I
Cカードの存在が確認出来ない、または、違う種類のI
Cカードの場合であればエラーメッセージ表示プログラ
ムでエラーを表示する(S23)。
【0035】次に、図5を用いて金融機関とデジタル衛
星放送受信機のシステム構成について説明する。図にお
いて、家庭のデジタル衛星放送受信機102に電子マネ
ー用ICカード103を装着し、所定の番組をアンテナ
101を通して受信したとき、デジタル衛星放送受信機
102に接続された電話回線104が電話会社の交換機
を経由して、金融機関のICカード認証端末105に接
続され、金融機関の個人の口座を管理しているサーバー
107とネットワーク106で接続されて、オンライン
でアクセスできる様にシステムが構成されている。
【0036】電子マネー用ICカード制御プログラムに
ついては、図6の電子マネーアクセス手順のフローチャ
ートの動作をする様にプログラムされる。
【0037】先ず、最初に電子マネー用ICカードから
金融機関の電話番号を読み取り(S31)、金融機関に
ダイアルし(S32)、電話回線を通して、金融機関の
ICカード認証端末に接続されたら、確認のステータス
を家庭にあるデジタル衛星放送受信機に送り(S3
3)、受信機でステータスを確認したら(S34)、電
子マネー用ICカードのID番号を読み取り(S3
6)、その時ユーザーに暗証番号を入力させ(S3
5)、そのデータを金融機関のICカード認証端末に送
る。金融機関のICカード認証端末は、サーバーにある
個人のデータと照合を行い、確認のステータスを返す
(S37)。デジタル衛星放送受信機は照合の結果、本
人であるとステータスを受け取ったら、いくらICカー
ドに入金するかユーザーに金額を入力させ(S38)、
同時にICカードに入っている残金を読み取り(S3
9)、金融機関のICカード認証端末にデータを送る。
金融機関のICカード認証端末は引き落としたい金額と
口座の金額を照合し、口座の金額が引き落としたい金額
より上回っている、または同じ場合は、入金してもよい
というステータスを送る(S40)。
【0038】つぎに、デジタル衛星放送受信機はステー
タスを受け取ったら、ICカードに入金したい金額を加
算する(S41)。このとき、加算した金額を書き込む
か、入金したい金額だけを書き込むかは、ICカードの
仕様によって変わるものとする。ICカードに正常に入
金できたときは(S42)、ステータスを端末に返す
(S43)。金融機関のICカード認証端末はサーバー
より口座の金額から入金額を差し引き、正常に引き落と
せたというステータスを受信機に返す(S44)。デジ
タル衛星放送受信機はICカードに入金した金額を使用
できる様にステータスを書き込み(S46)、金融機関
と接続している電話回線を切断し(S45)、メインプ
ログラムに動作を戻す。
【0039】[第2の実施形態]本発明の第2の実施形
態として、その基本的構成は上記の通りであるが、電子
マネー用ICカードの使用用途について、さらに工夫し
た構成としている。その構成を図8に示す。本図におい
て、ハードウェアの構成は図1と同じで、プログラムの
ROMのみペイパービュー視聴料金を電子マネーで支払
うプログラム内蔵プログラムROM217に変わってい
る。ここに、ペイパービュー視聴料金は、定期的ではな
く、不定期に特別なイベントや特定の映画等を視聴する
場合に1番組当たりの料金を支払うことをいう。例え
ば、プロボクシングの試合や選挙投票状況の公報等にペ
イパービュー視聴料金を支払って視聴する。本実施形態
では、複数のペイパービュー番組を視聴した後に、ペイ
パービュー視聴料金を一括して電子マネー用ICカード
から支払う例を示している。
【0040】このプログラムの動作を、図7を用いて、
ペイパービューの視聴料金を電子マネーで支払う手順に
ついて説明する。この時、図2、図3、図4の動作は、
上述した内容と変わらないので説明を省略する。
【0041】先ず、最初に放送用ICカードから、放送
局の料金センターの電話番号を読みだし(S51)、料
金センターにダイヤルする(S52)。料金センターは
接続が確認されたら、接続OKのステータスを受信機に
返す(S53)。デジタル衛星放送受信機はステータス
を確認したら(S54)、放送用ICカードから今まで
視聴したペイパービューの購入金額を読み出し(S5
6)、電子マネーでこの購入金額を支払うというステー
タスを料金センターに送る(S55)。
【0042】放送局の料金センターは、電子マネーでの
支払い処理を受け付ける準備をし、準備が整ったら確認
のステータスを返す(S57)。受信機はステータスを
もらったら、放送用ICカード(S59)から、電子マ
ネー用ICカード(S60)への交換をユーザーに促し
(S58)、電子マネー用のICカードに交換されたこ
とを確認したら(S61)、電子マネー用ICカードか
ら残金を読み込み(S63)、残金データを料金センタ
ーに送る(S62)。
【0043】放送局の料金センターは電子マネーで精算
できるか判断し、出来ない場合は通常の料金支払い方法
で処理をし、精算できる場合はステータスを受信機に返
す(S64)。デジタル衛星放送受信機はOKのステー
タスを受信したら、電子マネー用ICカードの残金から
購入金額を引き(S65)、電子マネー用ICカードに
書き込む(S66)。正常に書き込めたことを確認した
ら、ユーザーに電子マネー用ICカード(S68)から
放送用ICカード(S69)への交換を促し(S6
7)、放送用ICカードの確認が出来たら、放送用IC
カードの購入金額を消去し(S71)、料金センターに
正常に処理したことを示すステータスを返す(S7
0)。料金センターは正常処理を確認したら、電話回線
を切断させるステータスを返す(S72)。デジタル衛
星放送受信機は電話回線切断のステータスを受け取った
ら、電話回線を切断し(S73)、メインプログラムに
動作を戻す。
【0044】このように、本実施形態では、デジタル衛
星放送受信機のプログラムに、ペイパービュー番組の視
聴料金を電子マネーで支払うことが可能なプログラムを
内蔵しているので、ペイパービュー番組の視聴料金を電
子マネー用ICカードで支払うことができるという効果
が得られる。
【0045】また、本構成において、上述したデジタル
衛星放送受信機は、ICカードインタフェースと電話回
線を装備した受信機であれば、地上波デジタルTV受信
機やケーブルTV受信機で構成してもよい。また、CA
TV放送受信機のセット・トップ・ボックス(STB)
の場合でも、放送受信用ICカードと電子マネー用IC
カードとを切り替えることにより、放送の受信と、金融
機関への受信料金の支払いをオンラインで視聴及び支払
いを行うことができる。
【0046】また、上記実施形態では、電子マネー用I
Cカードと放送用ICカードとの2種類のICカードを
用いる例を示したが、一つのICカードで集約されてお
れば、ICカードの挿入・抜挿の必要がなく、放送受信
機に視聴料金の表示と金融機関への支払い表示とを明確
にして、料金の支払いをユーザーの意識の下で確認しな
がら実行すれば、操作も簡単になり、イージーとなる。
このことは、プログラム内蔵プログラムROMの変更と
いう簡単な操作で実行できる。また、プログラム内蔵プ
ログラムROMをフラッシュROMやEEPROMなど
の書き換え可能なROMとして、電話回線やインターネ
ットを通して、プログラムを交換することにより、バー
ジョンアップや機能の改訂にも容易に対処することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、以下に記載するような効果を奏する。
【0048】第1の効果は、デジタル衛星放送受信機の
プログラムに電子マネー制御プログラムを内蔵している
ので、デジタル衛星放送受信機で電子マネー用ICカー
ドを接続し、金融機関の自分の口座よりお金の入金をし
たり、ICカードより自分の口座に入金が出来ることで
ある。
【0049】第2の効果は、デジタル衛星放送受信機の
ハードウェア構成そのものは変更しないで実現している
ので、プログラムROMを置き換えるだけで、電子マネ
ー用ICカードのアクセスが簡単にできて、金融機関等
へのアクセスも電話回線を経由して容易にできることで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル衛星放送受信機の構成ブロッ
ク図である。
【図2】本発明のデジタル衛星放送受信機の電源投入時
のプログラムのフローチャートである。
【図3】本発明のデジタル衛星放送受信機のICカード
初期化処理のフローチャートである。
【図4】本発明のデジタル衛星放送受信機のICカード
処理のフローチャートである。
【図5】本発明のデジタル衛星放送受信機と金融機関の
概念的構成図である。
【図6】本発明のデジタル衛星放送受信機と金融機関と
の処理のフローチャートである。
【図7】本発明のデジタル衛星放送受信機と金融機関と
の処理のフローチャートである。
【図8】本発明のデジタル衛星放送受信機の構成ブロッ
ク図である。
【図9】従来のデジタル衛星放送受信機の構成ブロック
図である。
【符号の説明】
1,201,301 アンテナ 2,202,302 チューナ 3,203,303 復調回路 4,204,304 誤り訂正回路 5,205,305 デスクランブラ 6,206,306 RAM 7,307 TS・DEMUX 8,208,308 RAM 9,209,309 MPEG2・Video・Dec
oder 10,210,310 MPEG2・Audio・De
coder 11,211,311 OSD回路 12,212,312 NTSC・Encoder 13,213,313 ユーザーI/F制御回路 14,214,314 マイコン 15,215,315 RAM 16,216,316 VRAM 17 電子マネー制御プログラム内蔵プログラムROM 18,218,318 ICカード 19,219,319 ICカードI/F 20,220,320 モデム 21,221,321 AFE 22,222,322 デジタル衛星放送受信機 23,223,323 映像受信表示部 24,224,324 制御部 217 ペイパービュー視聴料金を電子マネーで支払う
プログラムROM 317 衛星放送受信プログラムROM

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星放送を受信するデジタル衛星放送受
    信機において、電子マネー用ICカードを制御するプロ
    グラムを装備し、電話線を経由して金融機関及び放送局
    の料金センターと前記電子マネー用ICカードと放送受
    信用ICカードとを交互に交換して、前記衛星放送を受
    信し、且つ前記金融機関に課金を納付することを特徴と
    するデジタル衛星放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記電子マネー用ICカードと放送受信
    用ICカードとを交互に交換するのは、前記電子マネー
    用ICカードを制御するプログラムと前記放送受信用I
    Cカードを制御するプログラムとによることを特徴とす
    る請求項1に記載のデジタル衛星放送受信機。
  3. 【請求項3】 放送を受信する放送受信部と、前記放送
    受信部を制御する制御部とを有する放送受信機におい
    て、前記制御部はICカードを読み取るICカードイン
    ターフェースと、前記ICカードの種類を検出して前記
    ICカードインターフェースを制御するユーザ入出力イ
    ンターフェース制御部と、前記ICカードの種類に応じ
    て対応するプログラムを動作させるプログラム内蔵プロ
    グラム記憶手段と、前記プログラム内蔵プログラム記憶
    手段に格納されたプログラムに従って、前記ICカード
    の種類に対応したプログラムが無い場合にはエラーメッ
    セージを出力することを特徴とする放送受信機。
  4. 【請求項4】 前記ICカードにより選択された前記プ
    ログラムは、前記ICカードから金融機関への入金に関
    し、前記制御部は前記金融機関と電話応答し、ID番号
    の入力と、前記金融機関における残金の確認と、前記入
    金額の入力と、によって終了することを特徴とする請求
    項3に記載の放送受信機。
  5. 【請求項5】 前記放送がペイパービュー番組の場合、
    放送局の料金センターに対して、電話回線を接続し、I
    Cカードによって支払う意思表示を行い、放送用ICカ
    ードを電子マネー用ICカードに交換し、前記電子マネ
    ー用ICカードの残金を読み出し、前記ペイパービュー
    番組の料金を精算され、前記電子マネー用ICカードを
    前記放送用ICカードに交換することを特徴とする請求
    項3に記載の放送受信機。
  6. 【請求項6】 ICカードを挿入して、放送波を受信す
    る放送受信部と、前記放送受信部を制御する制御部とを
    有する放送受信方法において、 前記制御部は前記ICカードの内容を読み取り、前記I
    Cカードの種類を検出し、前記ICカードの種類に応じ
    て対応するプログラムを選択し、前記対応するプログラ
    ムを起動し、前記プログラムを初期化し、前記プログラ
    ムのメインプログラムを稼動し、前記ICカードが放送
    用ICカードの場合には前記放送用ICカードに許容さ
    れるチャンネルの選択と番組の選択及び視聴を可能と
    し、前記ICカードが電子マネー用ICカードの場合に
    は電話回線によって前記電子マネーの支払いを終了する
    ことを特徴とする放送受信方法。
  7. 【請求項7】 前記ICカードにより選択された前記プ
    ログラムは、前記ICカードから金融機関への入金に関
    し、前記制御部は前記金融機関と電話応答し、ID番号
    の入力と、前記金融機関における残金の確認と、前記入
    金額の入力と、によって終了することを特徴とする請求
    項7に記載の放送受信方法。
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