JP2000276038A - 運転シミュレーション装置 - Google Patents
運転シミュレーション装置Info
- Publication number
- JP2000276038A JP2000276038A JP11076826A JP7682699A JP2000276038A JP 2000276038 A JP2000276038 A JP 2000276038A JP 11076826 A JP11076826 A JP 11076826A JP 7682699 A JP7682699 A JP 7682699A JP 2000276038 A JP2000276038 A JP 2000276038A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driver
- scenario
- cockpit
- screen
- cabin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】運転者の操作に応じた適切なシミュレーション
を行うことのできる運転シミュレーション装置を提供す
る。 【解決手段】シナリオ変更部165は、運転者の操作信
号に従ったシナリオをシナリオ記憶部164から読み出
し、CG発生装置26に供給する。CG発生装置26
は、選択されたシナリオに基づく画像をコックピット1
6の前方のスクリーンに形成する。
を行うことのできる運転シミュレーション装置を提供す
る。 【解決手段】シナリオ変更部165は、運転者の操作信
号に従ったシナリオをシナリオ記憶部164から読み出
し、CG発生装置26に供給する。CG発生装置26
は、選択されたシナリオに基づく画像をコックピット1
6の前方のスクリーンに形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前方に配置される
スクリーンに運転者の操作に対応した画像を形成し、疑
似運転を行う運転シミュレーション装置に関する。
スクリーンに運転者の操作に対応した画像を形成し、疑
似運転を行う運転シミュレーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、運転者の技能訓練や自動車の
研究開発等に利用する装置として、運転シミュレーショ
ン装置が知られている。この運転シミュレーション装置
は、運転者が搭乗し各種操作を行うためのコックピット
と、走行路や他車を含む情景をコンピュータグラフィッ
クスを用いて運転者の前面に表示するスクリーンと、コ
ックピットを支持し、運転者の操作に応じてコックピッ
トを揺動させるモーションベースと、これらの制御を行
う制御部とから基本的に構成されている。
研究開発等に利用する装置として、運転シミュレーショ
ン装置が知られている。この運転シミュレーション装置
は、運転者が搭乗し各種操作を行うためのコックピット
と、走行路や他車を含む情景をコンピュータグラフィッ
クスを用いて運転者の前面に表示するスクリーンと、コ
ックピットを支持し、運転者の操作に応じてコックピッ
トを揺動させるモーションベースと、これらの制御を行
う制御部とから基本的に構成されている。
【0003】ところで、従来の運転シミュレーション装
置では、スクリーンに表示される画像が運転者のステア
リング操作やブレーキ、アクセル等の操作に応じて変化
するものの、それ以外の操作によって変化するようには
構成されていなかった。例えば、緊急車両を対象として
シミュレーションを行う状況を想定すると、サイレンを
鳴動させた状態で走行する場合と、鳴動させないで走行
する場合とでは、周辺の他車両の走行状態が異なること
になる。また、運転者がホーンを鳴らした場合には、前
車が自車を避けるように設定されるべきである。
置では、スクリーンに表示される画像が運転者のステア
リング操作やブレーキ、アクセル等の操作に応じて変化
するものの、それ以外の操作によって変化するようには
構成されていなかった。例えば、緊急車両を対象として
シミュレーションを行う状況を想定すると、サイレンを
鳴動させた状態で走行する場合と、鳴動させないで走行
する場合とでは、周辺の他車両の走行状態が異なること
になる。また、運転者がホーンを鳴らした場合には、前
車が自車を避けるように設定されるべきである。
【0004】しかしながら、従来の運転シミュレーショ
ン装置では、これらの状況に即応することができなかっ
たため、場合によっては、適切なシミュレーションとは
言えない状況が生じていた。
ン装置では、これらの状況に即応することができなかっ
たため、場合によっては、適切なシミュレーションとは
言えない状況が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の不都
合を解決すべくなされたものであって、運転者の操作に
応じた適切なシミュレーションを行うことのできる運転
シミュレーション装置を提供することを目的とする。
合を解決すべくなされたものであって、運転者の操作に
応じた適切なシミュレーションを行うことのできる運転
シミュレーション装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明では、前方に配置されるスクリーンに運転
者の操作に対応した画像を形成し、疑似運転を行う運転
シミュレーション装置において、運転者の操作に応じ、
シナリオ保持手段に保持された複数のシナリオから対応
するシナリオを選択し、スクリーンに表示することによ
り、適切な画像に基づく状況に応じたシミュレーション
を行うことができる。
めに、本発明では、前方に配置されるスクリーンに運転
者の操作に対応した画像を形成し、疑似運転を行う運転
シミュレーション装置において、運転者の操作に応じ、
シナリオ保持手段に保持された複数のシナリオから対応
するシナリオを選択し、スクリーンに表示することによ
り、適切な画像に基づく状況に応じたシミュレーション
を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態の運転シミュ
レーション装置10を示す。この運転シミュレーション
装置10は、モーションベース12と、前記モーション
ベース12上に戴置されるキャビン14と、キャビン1
4内に収容されるコックピット16とを備える。
レーション装置10を示す。この運転シミュレーション
装置10は、モーションベース12と、前記モーション
ベース12上に戴置されるキャビン14と、キャビン1
4内に収容されるコックピット16とを備える。
【0008】一方、運転シミュレーション装置10は、
ホストコンピュータ18によって全体が制御されてお
り、このホストコンピュータ18には、モーションベー
ス12を運転者の操作に基づいて揺動制御するモーショ
ンコントローラ20と、コックピット16内の各種操作
機器とホストコンピュータ18との間で多数の信号の授
受を行うためのコックピットインタフェースユニット2
2と、運転者に対して走行中の仮想効果音を提供するた
めの音響コントローラ24と、コンピュータグラフィッ
クスを用いて運転者に対し走行路や他車を含むシミュレ
ーション画像を提供するCG発生装置26とがネットワ
ーク回路であるLAN(Local Area Network)28によ
って接続される。また、コックピット16には、シミュ
レーションに係る複数の画面を合成する画面合成装置3
0が接続されており、この画面合成装置30によって合
成された画面がオペレータのディスプレイ32に表示さ
れる。さらに、コックピット16には外部のスピーカ3
4が接続されており、このスピーカ34を用いて運転者
の音声がオペレータに伝達される。
ホストコンピュータ18によって全体が制御されてお
り、このホストコンピュータ18には、モーションベー
ス12を運転者の操作に基づいて揺動制御するモーショ
ンコントローラ20と、コックピット16内の各種操作
機器とホストコンピュータ18との間で多数の信号の授
受を行うためのコックピットインタフェースユニット2
2と、運転者に対して走行中の仮想効果音を提供するた
めの音響コントローラ24と、コンピュータグラフィッ
クスを用いて運転者に対し走行路や他車を含むシミュレ
ーション画像を提供するCG発生装置26とがネットワ
ーク回路であるLAN(Local Area Network)28によ
って接続される。また、コックピット16には、シミュ
レーションに係る複数の画面を合成する画面合成装置3
0が接続されており、この画面合成装置30によって合
成された画面がオペレータのディスプレイ32に表示さ
れる。さらに、コックピット16には外部のスピーカ3
4が接続されており、このスピーカ34を用いて運転者
の音声がオペレータに伝達される。
【0009】モーションベース12は、図2に示すよう
に、三角形状に連結される3本の下部支持バー36a〜
36cと、三角形状に連結される3本の上部支持バー3
8a〜38cと、下部支持バー36a〜36cおよび上
部支持バー38a〜38cを連結する6本のシリンダA
〜Fとを備える。シリンダA〜Fは、下部支持バー36
a〜36cによって構成される三角形の各頂点と上部支
持バー38a〜38cによって構成される三角形の各頂
点とを連結するボールねじ機構からなる。すなわち、シ
リンダA〜Fは、下部支持バー36a〜36c側に揺動
自在に連結される筒状部40と、筒状部40に挿入さ
れ、上部支持バー38a〜38c側に揺動自在に連結さ
れるロッド部42とから構成される。ロッド部42の下
部支持バー36a〜36c側には、外周部に図示しない
雄ねじが形成されており、この雄ねじが筒状部40内に
配設される図示しない雌ねじ部材に螺合する。前記雌ね
じ部材は、筒状部40の外周部に装着されたシリンダ駆
動モータ44A〜44Fによって回転可能に構成され
る。
に、三角形状に連結される3本の下部支持バー36a〜
36cと、三角形状に連結される3本の上部支持バー3
8a〜38cと、下部支持バー36a〜36cおよび上
部支持バー38a〜38cを連結する6本のシリンダA
〜Fとを備える。シリンダA〜Fは、下部支持バー36
a〜36cによって構成される三角形の各頂点と上部支
持バー38a〜38cによって構成される三角形の各頂
点とを連結するボールねじ機構からなる。すなわち、シ
リンダA〜Fは、下部支持バー36a〜36c側に揺動
自在に連結される筒状部40と、筒状部40に挿入さ
れ、上部支持バー38a〜38c側に揺動自在に連結さ
れるロッド部42とから構成される。ロッド部42の下
部支持バー36a〜36c側には、外周部に図示しない
雄ねじが形成されており、この雄ねじが筒状部40内に
配設される図示しない雌ねじ部材に螺合する。前記雌ね
じ部材は、筒状部40の外周部に装着されたシリンダ駆
動モータ44A〜44Fによって回転可能に構成され
る。
【0010】上部支持バー38a〜38cの上部には、
ガイドブラケット46a〜46fが同一円周上となるよ
うに固定されており、これらのガイドブラケット46a
〜46fに回転テーブル48が回転自在に支持される。
この回転テーブル48の下面部には、上部支持バー38
a〜38cの中央部に装着された装着板50を介してテ
ーブル駆動モータ52が装着される。また、下部支持バ
ー36a〜36cの中央部には、装着板54を介してモ
ータドライバ56が配置される。このモータドライバ5
6は、各シリンダA〜Fのシリンダ駆動モータ44A〜
44Fおよびテーブル駆動モータ52の駆動制御を行
う。
ガイドブラケット46a〜46fが同一円周上となるよ
うに固定されており、これらのガイドブラケット46a
〜46fに回転テーブル48が回転自在に支持される。
この回転テーブル48の下面部には、上部支持バー38
a〜38cの中央部に装着された装着板50を介してテ
ーブル駆動モータ52が装着される。また、下部支持バ
ー36a〜36cの中央部には、装着板54を介してモ
ータドライバ56が配置される。このモータドライバ5
6は、各シリンダA〜Fのシリンダ駆動モータ44A〜
44Fおよびテーブル駆動モータ52の駆動制御を行
う。
【0011】モーションベース12の上部に配置される
キャビン14は、モーションベース12を構成する回転
テーブル48によって回転可能に支持される。すなわ
ち、キャビン14は、図3〜図5に示すように、モーシ
ョンベース12を構成する各シリンダA〜Fによって
X、Y、Zの各軸の周りにロール角φ、ピッチ角θ、ヨ
ー角ψだけ揺動自在であるとともに、回転テーブル48
によってZ軸の周りにヨー角ψY だけ揺動自在に構成さ
れる。また、キャビン14は、前後、左右、上下の各方
向にも移動可能である。
キャビン14は、モーションベース12を構成する回転
テーブル48によって回転可能に支持される。すなわ
ち、キャビン14は、図3〜図5に示すように、モーシ
ョンベース12を構成する各シリンダA〜Fによって
X、Y、Zの各軸の周りにロール角φ、ピッチ角θ、ヨ
ー角ψだけ揺動自在であるとともに、回転テーブル48
によってZ軸の周りにヨー角ψY だけ揺動自在に構成さ
れる。また、キャビン14は、前後、左右、上下の各方
向にも移動可能である。
【0012】キャビン14は、略遮光状態とすべくその
内部に収容されるコックピット16を壁面によって囲繞
しており、コックピット16のドア近傍には、遮光カー
テン58、60を有する出入口62および64が設けら
れる。また、コックピット16の正面および前方左右に
は、図6に示すように、走行路のシミュレーション画像
を形成するための正面スクリーン66、左スクリーン6
8および右スクリーン70が配置される。キャビン14
の上面部には、図6〜図8に示すように、正面スクリー
ン66に対向する2台の正面プロジェクタ72L、72
Rと、左スクリーン68に対向する2台の左プロジェク
タ74L、74Rと、右スクリーン70に対向する右プ
ロジェクタ76L、76Rとが配置される。これらの6
台の正面プロジェクタ72L、72R、左プロジェクタ
74L、74Rおよび右プロジェクタ76L、76R
は、CG発生装置26に接続される。なお、正面スクリ
ーン66、左スクリーン68および右スクリーン70に
対応して、夫々2台の正面プロジェクタ72L、72
R、左プロジェクタ74L、74Rおよび右プロジェク
タ76L、76Rを配置するのは、図8に示すように、
運転者が装着する偏光グラス77によってシミュレーシ
ョン画像を立体化させるためである。
内部に収容されるコックピット16を壁面によって囲繞
しており、コックピット16のドア近傍には、遮光カー
テン58、60を有する出入口62および64が設けら
れる。また、コックピット16の正面および前方左右に
は、図6に示すように、走行路のシミュレーション画像
を形成するための正面スクリーン66、左スクリーン6
8および右スクリーン70が配置される。キャビン14
の上面部には、図6〜図8に示すように、正面スクリー
ン66に対向する2台の正面プロジェクタ72L、72
Rと、左スクリーン68に対向する2台の左プロジェク
タ74L、74Rと、右スクリーン70に対向する右プ
ロジェクタ76L、76Rとが配置される。これらの6
台の正面プロジェクタ72L、72R、左プロジェクタ
74L、74Rおよび右プロジェクタ76L、76R
は、CG発生装置26に接続される。なお、正面スクリ
ーン66、左スクリーン68および右スクリーン70に
対応して、夫々2台の正面プロジェクタ72L、72
R、左プロジェクタ74L、74Rおよび右プロジェク
タ76L、76Rを配置するのは、図8に示すように、
運転者が装着する偏光グラス77によってシミュレーシ
ョン画像を立体化させるためである。
【0013】コックピット16には、図6および図9に
示すように、運転者による各種操作機器、各種センサ等
が設けられる。すなわち、コックピット16内には、実
車両の場合と同様に、ステアリングホイール80、ウィ
ンカー等の操作を行うためのコンビネーションスイッチ
82、シフトレバー84、サイドブレーキ86、シート
ベルト88、ブレーキペダル90、アクセルペダル9
2、空調ファン94、スピードメータ、タコメータ等の
メータ類96、緊急自動車におけるサイレン等を操作す
るための操作スイッチ98、車内灯100等が備えられ
る。
示すように、運転者による各種操作機器、各種センサ等
が設けられる。すなわち、コックピット16内には、実
車両の場合と同様に、ステアリングホイール80、ウィ
ンカー等の操作を行うためのコンビネーションスイッチ
82、シフトレバー84、サイドブレーキ86、シート
ベルト88、ブレーキペダル90、アクセルペダル9
2、空調ファン94、スピードメータ、タコメータ等の
メータ類96、緊急自動車におけるサイレン等を操作す
るための操作スイッチ98、車内灯100等が備えられ
る。
【0014】ステアリングホイール80には、ステアリ
ングホイール80の切り角を検出するためのポテンショ
メータ、ロータリエンコーダ等のステアリング角度セン
サ102と、電動パワーステアリングギアボックス10
6と、電動パワーステアリングコントロールユニット1
08とが連結される。ブレーキペダル90には、制動倍
力装置110とマスタシリンダ112と、ブレーキキャ
リパ114と、負圧タンク116およびマスタシリンダ
112を介して制動倍力装置110に負圧を供給する負
圧ポンプ118とが連結される。なお、マスタシリンダ
112には、後輪用のブレーキキャリパ120が同様に
して連結される。マスタシリンダ112には、ABS
(アンチロックブレーキングシステム)コントロールユ
ニット128が接続され、これによってブレーキのアン
チロック制御が行われる。アクセルペダル92には、ス
ロットル開度センサ122が連結される。シフトレバー
84には、シフトポジションセンサ124が接続され、
シートベルト88が装着される部位にはシートベルト装
着検出センサ126が接続される。
ングホイール80の切り角を検出するためのポテンショ
メータ、ロータリエンコーダ等のステアリング角度セン
サ102と、電動パワーステアリングギアボックス10
6と、電動パワーステアリングコントロールユニット1
08とが連結される。ブレーキペダル90には、制動倍
力装置110とマスタシリンダ112と、ブレーキキャ
リパ114と、負圧タンク116およびマスタシリンダ
112を介して制動倍力装置110に負圧を供給する負
圧ポンプ118とが連結される。なお、マスタシリンダ
112には、後輪用のブレーキキャリパ120が同様に
して連結される。マスタシリンダ112には、ABS
(アンチロックブレーキングシステム)コントロールユ
ニット128が接続され、これによってブレーキのアン
チロック制御が行われる。アクセルペダル92には、ス
ロットル開度センサ122が連結される。シフトレバー
84には、シフトポジションセンサ124が接続され、
シートベルト88が装着される部位にはシートベルト装
着検出センサ126が接続される。
【0015】コックピット16内には、さらに、本実施
形態の運転シミュレーション装置10として特有の構成
要素が配設される。すなわち、運転席の上部には、車両
後方のシミュレーション画像を表示するルームミラー用
LCDディスプレイ130と、左右のドアミラー用LC
Dディスプレイ132L、132Rと、運転者の音声を
外部オペレータに伝達するためのマイク134と、シミ
ュレーション動作中における走行音等の効果音およびオ
ペレータの音声を運転者に伝達するためのスピーカ13
6と、ルームミラー用LCDディスプレイ130の近傍
に配置され、運転者の状態を撮影する運転者映像用CC
Dカメラ138と、ブレーキペダル90およびアクセル
ペダル92を撮影するための足元映像用CCDカメラ1
40と、ステアリングホイール80の近傍を撮影するた
めのステアリング映像用CCDカメラ142とを備え
る。なお、足元映像用CCDカメラ140の近傍には、
照明灯144が配設される。さらに、コックピット16
内には、当該運転シミュレーション装置10に対して補
助電力を供給するためのバッテリ146と、運転者によ
ってモーションベース12の動作を非常停止させるため
の非常停止スイッチ148と、コックピット16とホス
トコンピュータ18との間でLAN28を介して信号の
授受を行うためのコックピットインタフェースユニット
22が配設される。
形態の運転シミュレーション装置10として特有の構成
要素が配設される。すなわち、運転席の上部には、車両
後方のシミュレーション画像を表示するルームミラー用
LCDディスプレイ130と、左右のドアミラー用LC
Dディスプレイ132L、132Rと、運転者の音声を
外部オペレータに伝達するためのマイク134と、シミ
ュレーション動作中における走行音等の効果音およびオ
ペレータの音声を運転者に伝達するためのスピーカ13
6と、ルームミラー用LCDディスプレイ130の近傍
に配置され、運転者の状態を撮影する運転者映像用CC
Dカメラ138と、ブレーキペダル90およびアクセル
ペダル92を撮影するための足元映像用CCDカメラ1
40と、ステアリングホイール80の近傍を撮影するた
めのステアリング映像用CCDカメラ142とを備え
る。なお、足元映像用CCDカメラ140の近傍には、
照明灯144が配設される。さらに、コックピット16
内には、当該運転シミュレーション装置10に対して補
助電力を供給するためのバッテリ146と、運転者によ
ってモーションベース12の動作を非常停止させるため
の非常停止スイッチ148と、コックピット16とホス
トコンピュータ18との間でLAN28を介して信号の
授受を行うためのコックピットインタフェースユニット
22が配設される。
【0016】次に、図10〜図13に基づき、運転シミ
ュレーション装置10の制御系の構成について説明す
る。
ュレーション装置10の制御系の構成について説明す
る。
【0017】図10において、ホストコンピュータ18
は、LAN28を介して、モーションコントローラ2
0、コックピットインタフェースユニット22、音響コ
ントローラ24およびCG発生装置26の間で信号の授
受を行うLANインタフェース160と、運転者の操作
に基づいて車両の運動情報を演算する車両運動計算部1
62と、シミュレーションの各種シナリオを記憶するシ
ナリオ記憶部164と、運転者の操作に基づき前記シナ
リオ記憶部164から対応するシナリオを選択し、表示
されるシナリオを変更するシナリオ変更部165と、運
転者と会話するためのマイク168と、オペレータによ
る各種設定処理、モニタリング等を行うためのキーボー
ド170およびディスプレイ172とを備える。
は、LAN28を介して、モーションコントローラ2
0、コックピットインタフェースユニット22、音響コ
ントローラ24およびCG発生装置26の間で信号の授
受を行うLANインタフェース160と、運転者の操作
に基づいて車両の運動情報を演算する車両運動計算部1
62と、シミュレーションの各種シナリオを記憶するシ
ナリオ記憶部164と、運転者の操作に基づき前記シナ
リオ記憶部164から対応するシナリオを選択し、表示
されるシナリオを変更するシナリオ変更部165と、運
転者と会話するためのマイク168と、オペレータによ
る各種設定処理、モニタリング等を行うためのキーボー
ド170およびディスプレイ172とを備える。
【0018】図11において、CG発生装置26には、
前述したように、キャビン14内に配設される正面プロ
ジェクタ72L、72R、左プロジェクタ74L、74
R、右プロジェクタ76L、76R、ルームミラー用L
CDディスプレイ130、ドアミラー用LCDディスプ
レイ132L、132Rが夫々接続される。
前述したように、キャビン14内に配設される正面プロ
ジェクタ72L、72R、左プロジェクタ74L、74
R、右プロジェクタ76L、76R、ルームミラー用L
CDディスプレイ130、ドアミラー用LCDディスプ
レイ132L、132Rが夫々接続される。
【0019】図12において、音響コントローラ24に
は、コックピット16内の音響アンプ135を介してス
ピーカ136が接続される。画面合成装置30には、コ
ックピット16内の運転者映像用CCDカメラ138、
足元映像用CCDカメラ140およびステアリング映像
用CCDカメラ142が接続されるとともに、CG発生
装置26が接続される。また、コックピットインタフェ
ースユニット22には、スピードメータ161、タコメ
ータ163、負圧ポンプ118、電動パワーステアリン
グコントロールユニット(EPS−ECU)108、A
BSコントロールユニット(ABS−ECU)128、
ステアリング角度センサ102、スロットル開度センサ
122、ブレーキ圧センサ169、負圧ポンプ圧力セン
サ171、シフトポジションセンサ124、キーポジシ
ョンセンサ173、シートベルト装着検出センサ12
6、ドアセンサ174、サイドブレーキスイッチ17
6、ヘッドライトスイッチ178、180、スモールラ
イトスイッチ182、ウィンカースイッチ184、ハザ
ードスイッチ186、ホーンスイッチ188、非常停止
スイッチ148、前後Gセンサ190、横Gセンサ19
2、上下Gセンサ194、ロールレートセンサ196、
ピッチレートセンサ198、ヨーレートセンサ200が
夫々接続される。
は、コックピット16内の音響アンプ135を介してス
ピーカ136が接続される。画面合成装置30には、コ
ックピット16内の運転者映像用CCDカメラ138、
足元映像用CCDカメラ140およびステアリング映像
用CCDカメラ142が接続されるとともに、CG発生
装置26が接続される。また、コックピットインタフェ
ースユニット22には、スピードメータ161、タコメ
ータ163、負圧ポンプ118、電動パワーステアリン
グコントロールユニット(EPS−ECU)108、A
BSコントロールユニット(ABS−ECU)128、
ステアリング角度センサ102、スロットル開度センサ
122、ブレーキ圧センサ169、負圧ポンプ圧力セン
サ171、シフトポジションセンサ124、キーポジシ
ョンセンサ173、シートベルト装着検出センサ12
6、ドアセンサ174、サイドブレーキスイッチ17
6、ヘッドライトスイッチ178、180、スモールラ
イトスイッチ182、ウィンカースイッチ184、ハザ
ードスイッチ186、ホーンスイッチ188、非常停止
スイッチ148、前後Gセンサ190、横Gセンサ19
2、上下Gセンサ194、ロールレートセンサ196、
ピッチレートセンサ198、ヨーレートセンサ200が
夫々接続される。
【0020】図13において、モーションコントローラ
20には、モータドライバ56を介して各シリンダ駆動
モータ44A〜44Fが接続される。各シリンダ駆動モ
ータ44A〜44Fには、ストロークセンサ202A〜
202Fが連結されており、それらの信号がモーション
コントローラ20に供給される。また、モータドライバ
56には、テーブル駆動モータ52が接続されており、
このテーブル駆動モータ52の回転角が回転角センサ2
04によって検出され、モーションコントローラ20に
供給される。さらに、モーションコントローラ20に
は、モーションベース12の動作を非常停止させるため
の非常停止スイッチ166が接続される。
20には、モータドライバ56を介して各シリンダ駆動
モータ44A〜44Fが接続される。各シリンダ駆動モ
ータ44A〜44Fには、ストロークセンサ202A〜
202Fが連結されており、それらの信号がモーション
コントローラ20に供給される。また、モータドライバ
56には、テーブル駆動モータ52が接続されており、
このテーブル駆動モータ52の回転角が回転角センサ2
04によって検出され、モーションコントローラ20に
供給される。さらに、モーションコントローラ20に
は、モーションベース12の動作を非常停止させるため
の非常停止スイッチ166が接続される。
【0021】本実施形態の運転シミュレーション装置1
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその動作について図14および図15に示すフロー
チャートに従い説明する。
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその動作について図14および図15に示すフロー
チャートに従い説明する。
【0022】先ず、オペレータは、ホストコンピュータ
18のキーボード170等を操作することで当該運転シ
ミュレーション装置10を起動させる。運転シミュレー
ション装置10が起動されると、ホストコンピュータ1
8は、運転シミュレーション装置10の各状態の初期化
を行う(ステップS1)。
18のキーボード170等を操作することで当該運転シ
ミュレーション装置10を起動させる。運転シミュレー
ション装置10が起動されると、ホストコンピュータ1
8は、運転シミュレーション装置10の各状態の初期化
を行う(ステップS1)。
【0023】次に、ホストコンピュータ18は、LAN
インタフェース160からLAN28を介して、モーシ
ョンコントローラ20に対しシリンダ駆動モータ44A
〜44Fの駆動指令信号を送信する。シリンダ駆動モー
タ44A〜44Fは、前記駆動指令信号に基づきシリン
ダA〜Fを構成するロッド部42を下部支持バー36a
〜36c側へ移動させ、シリンダA〜Fに設けられたロ
ータリエンコーダ等の絶対位置を持たない図示しないス
トロークセンサの初期化を行う。すなわち、ロッド部4
2を下降させ、シリンダA〜Fに設けられた図示しない
リミットスイッチがオンになったときのロッド部42の
位置を初期位置(最下端位置)とし、その位置における
前記ストロークセンサの出力を初期値に設定する(ステ
ップS2)。
インタフェース160からLAN28を介して、モーシ
ョンコントローラ20に対しシリンダ駆動モータ44A
〜44Fの駆動指令信号を送信する。シリンダ駆動モー
タ44A〜44Fは、前記駆動指令信号に基づきシリン
ダA〜Fを構成するロッド部42を下部支持バー36a
〜36c側へ移動させ、シリンダA〜Fに設けられたロ
ータリエンコーダ等の絶対位置を持たない図示しないス
トロークセンサの初期化を行う。すなわち、ロッド部4
2を下降させ、シリンダA〜Fに設けられた図示しない
リミットスイッチがオンになったときのロッド部42の
位置を初期位置(最下端位置)とし、その位置における
前記ストロークセンサの出力を初期値に設定する(ステ
ップS2)。
【0024】次いで、ホストコンピュータ18からの駆
動指令信号に基づき、シリンダ駆動モータ44A〜44
Fが再度駆動されることにより、シリンダA〜Fのロッ
ド部42が所定量上昇し、キャビン14が乗車位置まで
移動する(ステップS3)。この位置において、運転者
の乗降、交代等が行われる。
動指令信号に基づき、シリンダ駆動モータ44A〜44
Fが再度駆動されることにより、シリンダA〜Fのロッ
ド部42が所定量上昇し、キャビン14が乗車位置まで
移動する(ステップS3)。この位置において、運転者
の乗降、交代等が行われる。
【0025】キャビン14が所定の乗降位置に設置され
た後、オペレータは、訓練条件の設定を行う(ステップ
S4)。この場合、訓練条件としては、例えば、市街地
走行訓練、高速道路走行訓練、サーキット走行訓練等の
選択条件、日中走行、夜間走行、霧中走行等の選択条件
などを挙げることができる。
た後、オペレータは、訓練条件の設定を行う(ステップ
S4)。この場合、訓練条件としては、例えば、市街地
走行訓練、高速道路走行訓練、サーキット走行訓練等の
選択条件、日中走行、夜間走行、霧中走行等の選択条件
などを挙げることができる。
【0026】訓練条件の設定を完了したならば、ホスト
コンピュータはシリンダA〜Fを駆動し、キャビン14
がステップS3で設定された乗車位置から所定の訓練開
始位置に移動する(ステップS5)。具体的には、キャ
ビン14の前方に配置されたシリンダC〜Fを主として
駆動し、キャビン14を前上がりの状態に設定する。す
なわち、車両の急発進時における前部の上昇量と、急制
動時における前部の下降量とを比較すると、急制動時に
おける前部の下降量の方が大きく、従って、その可動範
囲の分だけ予めキャビン14の前部を上昇させておくこ
とにより、シリンダA〜Fの可動有効範囲を十分に確保
することができる。
コンピュータはシリンダA〜Fを駆動し、キャビン14
がステップS3で設定された乗車位置から所定の訓練開
始位置に移動する(ステップS5)。具体的には、キャ
ビン14の前方に配置されたシリンダC〜Fを主として
駆動し、キャビン14を前上がりの状態に設定する。す
なわち、車両の急発進時における前部の上昇量と、急制
動時における前部の下降量とを比較すると、急制動時に
おける前部の下降量の方が大きく、従って、その可動範
囲の分だけ予めキャビン14の前部を上昇させておくこ
とにより、シリンダA〜Fの可動有効範囲を十分に確保
することができる。
【0027】以上のようにしてキャビン14が訓練開始
状態に設定された後、運転者はコックピット16内の各
種操作機器を操作して訓練を開始する(ステップS
6)。
状態に設定された後、運転者はコックピット16内の各
種操作機器を操作して訓練を開始する(ステップS
6)。
【0028】そこで、図15に示すフローチャートに基
づき、ホストコンピュータ18による制御動作を説明す
る。
づき、ホストコンピュータ18による制御動作を説明す
る。
【0029】この場合、キャビン14内の正面スクリー
ン66、左スクリーン68および右スクリーン70に
は、オペレータにより設定された訓練条件に基づき、シ
ナリオ記憶部164から選択されたシナリオの開始位置
のシミュレーション画像がCG発生装置26によって作
成され、正面プロジェクタ72L、72R、左プロジェ
クタ74L、74R、右プロジェクタ76L、76Rに
より投影されている。また、コックピット16内のルー
ムミラー用LCDディスプレイ130、ドアミラー用L
CDディスプレイ132L、132Rにも、同様にして
車両後部のシミュレーション画像が形成されている。
ン66、左スクリーン68および右スクリーン70に
は、オペレータにより設定された訓練条件に基づき、シ
ナリオ記憶部164から選択されたシナリオの開始位置
のシミュレーション画像がCG発生装置26によって作
成され、正面プロジェクタ72L、72R、左プロジェ
クタ74L、74R、右プロジェクタ76L、76Rに
より投影されている。また、コックピット16内のルー
ムミラー用LCDディスプレイ130、ドアミラー用L
CDディスプレイ132L、132Rにも、同様にして
車両後部のシミュレーション画像が形成されている。
【0030】運転者がイグニッションをONにするとキ
ーポジションセンサ173からの信号がコックピットイ
ンタフェースユニット22を介してホストコンピュータ
18に供給される。次いで、運転者がシフトレバー8
4、アクセルペダル92、ブレーキペダル90、ステア
リングホイール80等を操作することにより、訓練が開
始され、それに伴って生じる各操作信号がコックピット
インタフェースユニット22を介してホストコンピュー
タ18に供給される(ステップS20)。コックピット
16からの運転者による操作によって生成された操作信
号を受信したホストコンピュータ18は、車両運動計算
部162において車両運動の演算処理を開始する(ステ
ップS21)。
ーポジションセンサ173からの信号がコックピットイ
ンタフェースユニット22を介してホストコンピュータ
18に供給される。次いで、運転者がシフトレバー8
4、アクセルペダル92、ブレーキペダル90、ステア
リングホイール80等を操作することにより、訓練が開
始され、それに伴って生じる各操作信号がコックピット
インタフェースユニット22を介してホストコンピュー
タ18に供給される(ステップS20)。コックピット
16からの運転者による操作によって生成された操作信
号を受信したホストコンピュータ18は、車両運動計算
部162において車両運動の演算処理を開始する(ステ
ップS21)。
【0031】すなわち、図16に示すように、ホストコ
ンピュータ18の車両運動計算部162は、コックピッ
トインタフェースユニット22からLAN28を介して
供給されたスロットル開度センサ122からの信号、ブ
レーキ圧センサ169からの信号、ステアリング角度セ
ンサ102からの信号、シフトポジションセンサ124
からの信号等に基づき、実車両の運動情報である前後方
向変位量αX 、横方向変位量αY 、上下方向変位量
αZ 、ロールレート、ピッチレート、ヨーレートを求め
る。
ンピュータ18の車両運動計算部162は、コックピッ
トインタフェースユニット22からLAN28を介して
供給されたスロットル開度センサ122からの信号、ブ
レーキ圧センサ169からの信号、ステアリング角度セ
ンサ102からの信号、シフトポジションセンサ124
からの信号等に基づき、実車両の運動情報である前後方
向変位量αX 、横方向変位量αY 、上下方向変位量
αZ 、ロールレート、ピッチレート、ヨーレートを求め
る。
【0032】次に、ホストコンピュータ18は、ステッ
プS21における実車両の運動情報の演算結果に基づ
き、モーション処理、コックピット処理、CG処理およ
び音響処理の4つの処理を並列的に行う。
プS21における実車両の運動情報の演算結果に基づ
き、モーション処理、コックピット処理、CG処理およ
び音響処理の4つの処理を並列的に行う。
【0033】モーション処理においては、ステップS2
1で求められた実車両の運動情報から、運転シミュレー
ション装置10のキャビン14の目標位置X、Y、Zお
よび姿勢(ロール角φ、ピッチ角θ、ヨー角ψ、ψY )
が演算によって求められる(ステップS22A)。な
お、ヨー角ψはシリンダA〜Fによって制御されるヨー
角の高周波成分であり、ヨー角ψY は回転テーブル48
によって制御されるヨー角の低周波成分である。
1で求められた実車両の運動情報から、運転シミュレー
ション装置10のキャビン14の目標位置X、Y、Zお
よび姿勢(ロール角φ、ピッチ角θ、ヨー角ψ、ψY )
が演算によって求められる(ステップS22A)。な
お、ヨー角ψはシリンダA〜Fによって制御されるヨー
角の高周波成分であり、ヨー角ψY は回転テーブル48
によって制御されるヨー角の低周波成分である。
【0034】ホストコンピュータ18は、LAN28を
介してモーションコントローラ20に対しこれらの演算
結果である位置・姿勢目標値を出力する(ステップS2
3A)。これらの目標値を受信したモーションコントロ
ーラ20は、それをシリンダA〜FのストロークSA 〜
SF および回転テーブル48の回転角度信号であるヨー
角ψY に変換し、モータドライバ56を制御して各シリ
ンダ駆動モータ44A〜44Fおよびテーブル駆動モー
タ52を駆動する。この結果、モーションベース12上
に支持されたキャビン14内のコックピット16が運転
者の操作に応じて揺動することになる。
介してモーションコントローラ20に対しこれらの演算
結果である位置・姿勢目標値を出力する(ステップS2
3A)。これらの目標値を受信したモーションコントロ
ーラ20は、それをシリンダA〜FのストロークSA 〜
SF および回転テーブル48の回転角度信号であるヨー
角ψY に変換し、モータドライバ56を制御して各シリ
ンダ駆動モータ44A〜44Fおよびテーブル駆動モー
タ52を駆動する。この結果、モーションベース12上
に支持されたキャビン14内のコックピット16が運転
者の操作に応じて揺動することになる。
【0035】また、コックピット処理においては、ステ
ップS21で求められた実車両の運動情報の演算結果に
基づき、コックピット16内の各種操作機器の制御を行
うための信号を出力する(ステップS22B)。例え
ば、ホストコンピュータ18は、スロットル開度センサ
122によって検出されたアクセルペダル92の踏み込
み量に基づき、スピードメータ161、タコメータ16
3等の表示値を演算し、コックピットインタフェースユ
ニット22に送信する。コックピットインタフェースユ
ニット22は、これらの表示値を読み込み、コックピッ
ト16内のメータ類96に送信する。コックピット16
内のメータ類96は、送信された信号に基づき所望の表
示を行う。また、ホストコンピュータ18は、各種機器
の操作信号から路面反力値を演算し、その演算結果をコ
ックピットインタフェースユニット22を介して電動パ
ワーステアリングコントロールユニット108に供給す
る。電動パワーステアリングコントロールユニット10
8は、演算された路面反力値に従ってステアリングホイ
ール80に対し所定の抵抗力を付与する。これにより、
運転者は、あたかも、実車両における場合と同様のステ
アリングホイールの操作感覚を体感することができる。
ップS21で求められた実車両の運動情報の演算結果に
基づき、コックピット16内の各種操作機器の制御を行
うための信号を出力する(ステップS22B)。例え
ば、ホストコンピュータ18は、スロットル開度センサ
122によって検出されたアクセルペダル92の踏み込
み量に基づき、スピードメータ161、タコメータ16
3等の表示値を演算し、コックピットインタフェースユ
ニット22に送信する。コックピットインタフェースユ
ニット22は、これらの表示値を読み込み、コックピッ
ト16内のメータ類96に送信する。コックピット16
内のメータ類96は、送信された信号に基づき所望の表
示を行う。また、ホストコンピュータ18は、各種機器
の操作信号から路面反力値を演算し、その演算結果をコ
ックピットインタフェースユニット22を介して電動パ
ワーステアリングコントロールユニット108に供給す
る。電動パワーステアリングコントロールユニット10
8は、演算された路面反力値に従ってステアリングホイ
ール80に対し所定の抵抗力を付与する。これにより、
運転者は、あたかも、実車両における場合と同様のステ
アリングホイールの操作感覚を体感することができる。
【0036】CG処理において、ホストコンピュータ1
8は、ステップS21で求められた実車両の運動情報の
演算結果と、ステップS4で選択された訓練条件の1つ
であるシナリオに基づき、他車の位置、方向に係る情報
を求め(ステップS22C)、自車に係る情報とともに
LAN28を介してCG発生装置26に出力する(ステ
ップS23C、S24C)。CG発生装置26は、これ
らの情報に基づき走行路や他車等を含むシミュレーショ
ン画像を形成し、正面プロジェクタ72L、72R、左
プロジェクタ74L、74R、右プロジェクタ76L、
76R、ルームミラー用LCDディスプレイ130、ド
アミラー用LCD132L、132Rに夫々画像信号を
転送する。これらの画像信号に基づき、キャビン14内
およびコックピット16内において、運転者の操作に応
じた画像が形成される。
8は、ステップS21で求められた実車両の運動情報の
演算結果と、ステップS4で選択された訓練条件の1つ
であるシナリオに基づき、他車の位置、方向に係る情報
を求め(ステップS22C)、自車に係る情報とともに
LAN28を介してCG発生装置26に出力する(ステ
ップS23C、S24C)。CG発生装置26は、これ
らの情報に基づき走行路や他車等を含むシミュレーショ
ン画像を形成し、正面プロジェクタ72L、72R、左
プロジェクタ74L、74R、右プロジェクタ76L、
76R、ルームミラー用LCDディスプレイ130、ド
アミラー用LCD132L、132Rに夫々画像信号を
転送する。これらの画像信号に基づき、キャビン14内
およびコックピット16内において、運転者の操作に応
じた画像が形成される。
【0037】音響処理において、ホストコンピュータ1
8は、ステップS21で求められた実車両の運動情報の
演算結果およびシナリオに基づき、他車の状態、位置、
方向、速度に係る情報を求め(ステップS22D)、自
車両に係る情報とともにLAN28を介して音響コント
ローラ24にこれらの情報を出力する(ステップS23
D、S24D)。音響コントローラ24は、これらの情
報に基づき音響アンプ135を介しコックピット16内
のスピーカ136より効果音を出力する。ここで、状態
とは、エンジンの回転数、タイヤスキール音、クラクシ
ョン、サイレン等を含む。
8は、ステップS21で求められた実車両の運動情報の
演算結果およびシナリオに基づき、他車の状態、位置、
方向、速度に係る情報を求め(ステップS22D)、自
車両に係る情報とともにLAN28を介して音響コント
ローラ24にこれらの情報を出力する(ステップS23
D、S24D)。音響コントローラ24は、これらの情
報に基づき音響アンプ135を介しコックピット16内
のスピーカ136より効果音を出力する。ここで、状態
とは、エンジンの回転数、タイヤスキール音、クラクシ
ョン、サイレン等を含む。
【0038】ここで、本実施形態では、CG発生装置2
6によって形成された画像を運転者の操作に応じて適宜
変更することができる。例えば、運転者がシミュレーシ
ョンを行う車両の対象が緊急車両である場合、コックピ
ット16内の操作スイッチ98を操作することでサイレ
ンを鳴動させることができる。そこで、運転者が通常走
行状態から操作スイッチ98を操作し、サイレンを鳴動
させると、その操作信号がコックピットインタフェース
ユニット22からLAN28を介してホストコンピュー
タ18のシナリオ変更部165に入力される。シナリオ
変更部165は、この操作信号を受信すると、シナリオ
記憶部164から対応するシナリオを選択し、CG発生
装置26に転送することにより、シナリオの変更を行
う。この場合、CG発生装置26は、新たなシナリオに
基づき、例えば、自車両の周辺の他車両の走行を停止さ
せ、あるいは、路肩に退避させる画像を正面スクリーン
66、左スクリーン68、右スクリーン70等に形成す
る。また、運転者がクラクションを鳴動させた場合にお
いても、それに対応するシナリオが選択され、例えば、
前方を走行する他車両が加速して移動する、といった画
像を形成することができる。
6によって形成された画像を運転者の操作に応じて適宜
変更することができる。例えば、運転者がシミュレーシ
ョンを行う車両の対象が緊急車両である場合、コックピ
ット16内の操作スイッチ98を操作することでサイレ
ンを鳴動させることができる。そこで、運転者が通常走
行状態から操作スイッチ98を操作し、サイレンを鳴動
させると、その操作信号がコックピットインタフェース
ユニット22からLAN28を介してホストコンピュー
タ18のシナリオ変更部165に入力される。シナリオ
変更部165は、この操作信号を受信すると、シナリオ
記憶部164から対応するシナリオを選択し、CG発生
装置26に転送することにより、シナリオの変更を行
う。この場合、CG発生装置26は、新たなシナリオに
基づき、例えば、自車両の周辺の他車両の走行を停止さ
せ、あるいは、路肩に退避させる画像を正面スクリーン
66、左スクリーン68、右スクリーン70等に形成す
る。また、運転者がクラクションを鳴動させた場合にお
いても、それに対応するシナリオが選択され、例えば、
前方を走行する他車両が加速して移動する、といった画
像を形成することができる。
【0039】一方、上記のような処理が行われている
間、オペレータの前面に配置されているディスプレイ3
2には、図17に示すように、キャビン14内の正面ス
クリーン66に形成された画像(CG)と、運転者映像
用CCDカメラ138によって撮影された運転者の画像
(DRIVER)と、足元映像用CCDカメラ140に
よって撮影されたブレーキペダル90およびアクセルペ
ダル92の操作状態の画像(PEDAL)と、ステアリ
ング映像用CCDカメラ142によって撮影されたステ
アリングホイール80の操作状態の画像(STEERI
NG)とが、画面合成装置30によって合成された状態
で表示される。オペレータは、この画像に基づき運転者
の訓練状態を把握することができる。
間、オペレータの前面に配置されているディスプレイ3
2には、図17に示すように、キャビン14内の正面ス
クリーン66に形成された画像(CG)と、運転者映像
用CCDカメラ138によって撮影された運転者の画像
(DRIVER)と、足元映像用CCDカメラ140に
よって撮影されたブレーキペダル90およびアクセルペ
ダル92の操作状態の画像(PEDAL)と、ステアリ
ング映像用CCDカメラ142によって撮影されたステ
アリングホイール80の操作状態の画像(STEERI
NG)とが、画面合成装置30によって合成された状態
で表示される。オペレータは、この画像に基づき運転者
の訓練状態を把握することができる。
【0040】以上のようにして所定の訓練が完了する
と、シナリオを変更して訓練を継続するか否かを運転者
に対して確認し(ステップS7)、継続する場合には、
ステップS4に戻って訓練条件の再設定を行う。また、
継続しない場合には、ステップS8へ進む。
と、シナリオを変更して訓練を継続するか否かを運転者
に対して確認し(ステップS7)、継続する場合には、
ステップS4に戻って訓練条件の再設定を行う。また、
継続しない場合には、ステップS8へ進む。
【0041】ステップS8において、運転者の交代があ
る場合には、ステップS3に戻ってキャビン14を乗車
位置に移動させる。また、訓練を継続せず、且つ、運転
者の交代もない場合には、キャビン14を乗車位置まで
移動させ(ステップS9)、運転シミュレーション装置
10を用いた訓練が完了する。
る場合には、ステップS3に戻ってキャビン14を乗車
位置に移動させる。また、訓練を継続せず、且つ、運転
者の交代もない場合には、キャビン14を乗車位置まで
移動させ(ステップS9)、運転シミュレーション装置
10を用いた訓練が完了する。
【0042】以上のように、本発明は、前方に配置され
るスクリーン(正面スクリーン66、左スクリーン6
8、右スクリーン70)に運転者の操作に対応した画像
を形成し、疑似運転を行う運転シミュレーション装置
(10)において、前記スクリーン(正面スクリーン6
6、左スクリーン68、右スクリーン70)に形成され
る画像の複数のシナリオを保持するシナリオ保持手段
(シナリオ記憶部164)と、前記運転者の操作に応じ
て前記シナリオを選択し、前記スクリーン(正面スクリ
ーン66、左スクリーン68、右スクリーン70)に表
示される前記シナリオを変更するシナリオ変更手段(シ
ナリオ変更部165)とを備えて構成される。
るスクリーン(正面スクリーン66、左スクリーン6
8、右スクリーン70)に運転者の操作に対応した画像
を形成し、疑似運転を行う運転シミュレーション装置
(10)において、前記スクリーン(正面スクリーン6
6、左スクリーン68、右スクリーン70)に形成され
る画像の複数のシナリオを保持するシナリオ保持手段
(シナリオ記憶部164)と、前記運転者の操作に応じ
て前記シナリオを選択し、前記スクリーン(正面スクリ
ーン66、左スクリーン68、右スクリーン70)に表
示される前記シナリオを変更するシナリオ変更手段(シ
ナリオ変更部165)とを備えて構成される。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る運転シミュ
レーション装置では、運転者の操作に応じてシナリオを
選択し、その前方に適切な画像を形成することができる
ので、状況に適応したシミュレーションを行うことがで
きる。
レーション装置では、運転者の操作に応じてシナリオを
選択し、その前方に適切な画像を形成することができる
ので、状況に適応したシミュレーションを行うことがで
きる。
【図1】運転シミュレーション装置の全体構成ブロック
図である。
図である。
【図2】モーションベースおよびキャビンの分解斜視図
である。
である。
【図3】キャビンのロールの説明図である。
【図4】キャビンのピッチの説明図である。
【図5】キャビンのヨーの説明図である。
【図6】キャビン内のコックピットの構成斜視図であ
る。
る。
【図7】キャビン内に配置されるプロジェクタの平面配
置説明図である。
置説明図である。
【図8】キャビン内のプロジェクタの側面配置説明図で
ある。
ある。
【図9】コックピットにおける各種操作機器の説明図で
ある。
ある。
【図10】運転シミュレーション装置全体の制御系の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図11】キャビン内のプロジェクタを含む制御系の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図12】コックピット内の各種操作機器およびセンサ
を含む制御系の構成ブロック図である。
を含む制御系の構成ブロック図である。
【図13】モーションベースの制御系の構成ブロック図
である。
である。
【図14】運転シミュレーション装置の処理フローチャ
ートである。
ートである。
【図15】図14に示すサブルーチンにおける処理フロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図16】ホストコンピュータによる車両運動演算処理
からモーションコントローラによるモーションベースの
制御に至る処理の流れの説明図である。
からモーションコントローラによるモーションベースの
制御に至る処理の流れの説明図である。
【図17】オペレータのディスプレイに表示された監視
画面の説明図である。
画面の説明図である。
10…運転シミュレーション装置 12…モーション
ベース 14…キャビン 16…コックピッ
ト 18…ホストコンピュータ 20…モーション
コントローラ 22…コックピットインタフェースユニット 24…音響コントローラ 26…CG発生装
置 28…LAN 30…画面合成装
置 32…ディスプレイ 44A〜44F…
シリンダ駆動モータ 48…回転テーブル 52…テーブル駆
動モータ 66…正面スクリーン 68…左スクリー
ン 70…右スクリーン 72L、72R…
正面プロジェクタ 74L、74R…左プロジェクタ 76L、76R…
右プロジェクタ 80…ステアリングホイール 108…電動パワーステアリングコントロールユニット 128…ABSコントロールユニット 130…ルームミラー用LCDディスプレイ 132L、132R…ドアミラー用LCDディスプレイ 138…運転者映像用CCDカメラ 140…足元映像
用CCDカメラ 142…ステアリング映像用CCDカメラ 164…シナリオ記憶部 165…シナリオ
変更部 A〜F…シリンダ
ベース 14…キャビン 16…コックピッ
ト 18…ホストコンピュータ 20…モーション
コントローラ 22…コックピットインタフェースユニット 24…音響コントローラ 26…CG発生装
置 28…LAN 30…画面合成装
置 32…ディスプレイ 44A〜44F…
シリンダ駆動モータ 48…回転テーブル 52…テーブル駆
動モータ 66…正面スクリーン 68…左スクリー
ン 70…右スクリーン 72L、72R…
正面プロジェクタ 74L、74R…左プロジェクタ 76L、76R…
右プロジェクタ 80…ステアリングホイール 108…電動パワーステアリングコントロールユニット 128…ABSコントロールユニット 130…ルームミラー用LCDディスプレイ 132L、132R…ドアミラー用LCDディスプレイ 138…運転者映像用CCDカメラ 140…足元映像
用CCDカメラ 142…ステアリング映像用CCDカメラ 164…シナリオ記憶部 165…シナリオ
変更部 A〜F…シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 修 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 西原 隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 西 裕 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 芹沢 満也 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 橋本 勇一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鳥井 豊隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 大津 明彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 酒井 琢哉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 石▲はま▼ 秀則 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】前方に配置されるスクリーンに運転者の操
作に対応した画像を形成し、疑似運転を行う運転シミュ
レーション装置において、 前記スクリーンに形成される画像の複数のシナリオを保
持するシナリオ保持手段と、 前記運転者の操作に応じて前記シナリオを選択し、前記
スクリーンに表示される前記シナリオを変更するシナリ
オ変更手段と、 を備えることを特徴とする運転シミュレーション装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076826A JP2000276038A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 運転シミュレーション装置 |
US09/457,707 US6431872B1 (en) | 1998-12-25 | 1999-12-10 | Drive simulation apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11076826A JP2000276038A (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 運転シミュレーション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000276038A true JP2000276038A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13616494
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11076826A Pending JP2000276038A (ja) | 1998-12-25 | 1999-03-19 | 運転シミュレーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000276038A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006064817A1 (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-22 | Nihon University | 鉄道用運転シミュレータ |
EP3644284A1 (en) * | 2018-10-26 | 2020-04-29 | Pegatron Corporation | Vehicle simulation device and method |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP11076826A patent/JP2000276038A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111103822A (zh) * | 2018-10-26 | 2020-05-05 | 和硕联合科技股份有限公司 | 载具模拟装置及方法 |
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KR102268539B1 (ko) * | 2018-10-26 | 2021-06-24 | 페가트론 코포레이션 | 탈것 시뮬레이션 장치 및 방법 |
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