JP2000275541A - レーザ顕微鏡 - Google Patents
レーザ顕微鏡Info
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- JP2000275541A JP2000275541A JP11080029A JP8002999A JP2000275541A JP 2000275541 A JP2000275541 A JP 2000275541A JP 11080029 A JP11080029 A JP 11080029A JP 8002999 A JP8002999 A JP 8002999A JP 2000275541 A JP2000275541 A JP 2000275541A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】走査型レーザ顕微鏡において、Z方向の輝度変
化を補正する。 【解決手段】得られた画像に対して信号処理を行う信号
処理部110が、得られた各画像データの平均輝度を算
出する平均輝度算出部121と、この平均輝度算出部1
21によって算出された画像データの平均輝度から、取
得された複数の画像データから選ばれた基準となる画像
データに対する補正係数を算出する補正係数算出部12
2と、各画像データに対してそれぞれ算出された補正係
数をもとに輝度補正を行なう輝度変換部123とを具備
する。
化を補正する。 【解決手段】得られた画像に対して信号処理を行う信号
処理部110が、得られた各画像データの平均輝度を算
出する平均輝度算出部121と、この平均輝度算出部1
21によって算出された画像データの平均輝度から、取
得された複数の画像データから選ばれた基準となる画像
データに対する補正係数を算出する補正係数算出部12
2と、各画像データに対してそれぞれ算出された補正係
数をもとに輝度補正を行なう輝度変換部123とを具備
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ顕微鏡に関
し、特に試料のZ方向の媒質の差を補正するために、3
次元画像の深さ方向の輝度を補正し、観察者の見易い画
像を表示するレーザ顕微鏡に関する。
し、特に試料のZ方向の媒質の差を補正するために、3
次元画像の深さ方向の輝度を補正し、観察者の見易い画
像を表示するレーザ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】光学顕微鏡は、ステージ上に搭載したプ
レパラート上の試料を、対物レンズで拡大し観察する構
成であり、一般に、試料に対する照明系として、ランプ
などの光源からの光をコンデンサレンズを用いて試料の
観察領域全体に均等になるようにあてる構造を採用して
いた。
レパラート上の試料を、対物レンズで拡大し観察する構
成であり、一般に、試料に対する照明系として、ランプ
などの光源からの光をコンデンサレンズを用いて試料の
観察領域全体に均等になるようにあてる構造を採用して
いた。
【0003】しかしながら、照明系としてこのような構
造を採用した場合、フレア等の問題、また低コントラス
トの試料を観察するにあたっては大変見づらいという問
題があった。このような問題を改善するものとして点状
光投射型(スポット光投射型)の光学顕微鏡である走査
型光学顕微鏡が提案された。
造を採用した場合、フレア等の問題、また低コントラス
トの試料を観察するにあたっては大変見づらいという問
題があった。このような問題を改善するものとして点状
光投射型(スポット光投射型)の光学顕微鏡である走査
型光学顕微鏡が提案された。
【0004】走査型光学顕微鏡は、点光源からの光を対
物レンズを介して点状にして被観察試料に照射し、これ
により被観察試料を透過した光(透過光)、或いは反射
光もしくは点状の光を照射したことにより試料から発生
した蛍光を再び対物レンズ等の、光学系を介して点状に
結像し、これをピンホールを介して検出器で検出して像
の濃淡情報を得るようにしたものである。
物レンズを介して点状にして被観察試料に照射し、これ
により被観察試料を透過した光(透過光)、或いは反射
光もしくは点状の光を照射したことにより試料から発生
した蛍光を再び対物レンズ等の、光学系を介して点状に
結像し、これをピンホールを介して検出器で検出して像
の濃淡情報を得るようにしたものである。
【0005】ただし、これだけでは点光源から照射され
た光が点状となる一点の濃淡情報しか得られない。そこ
で、点光源からの光は、光軸を固定した状態でステージ
をX軸、Y軸の方向に移動したり、ステージ上の試料に
対して点光源からの光をX軸、Y軸の方向へ偏向する走
査機構を用いることによって、試料上(焦点面上)で2
次元走査される。試料からの光から得た濃淡情報は、試
料上の2次元走査に同期してCRTディスプレイなどの
画像表示装置に表示させることにより、試料の2次元画
像を観察できるようにしている。以上が走査型光学顕微
鏡の原理的構成要素である。
た光が点状となる一点の濃淡情報しか得られない。そこ
で、点光源からの光は、光軸を固定した状態でステージ
をX軸、Y軸の方向に移動したり、ステージ上の試料に
対して点光源からの光をX軸、Y軸の方向へ偏向する走
査機構を用いることによって、試料上(焦点面上)で2
次元走査される。試料からの光から得た濃淡情報は、試
料上の2次元走査に同期してCRTディスプレイなどの
画像表示装置に表示させることにより、試料の2次元画
像を観察できるようにしている。以上が走査型光学顕微
鏡の原理的構成要素である。
【0006】また、点光源としてはレーザ光を用いると
画像の解像度が向上することが広く知られており、走査
型レーザ顕微鏡と呼ばれている。走査型レーザ顕微鏡
は、レーザ走査されている試料からの透過光(反射光)
を検出器である光電子増倍管やフォトダイオードなどで
光電変換することにより電気信号に変換し、変換された
信号を画像データとして保存、加工、表示をする構成を
通常備えている。
画像の解像度が向上することが広く知られており、走査
型レーザ顕微鏡と呼ばれている。走査型レーザ顕微鏡
は、レーザ走査されている試料からの透過光(反射光)
を検出器である光電子増倍管やフォトダイオードなどで
光電変換することにより電気信号に変換し、変換された
信号を画像データとして保存、加工、表示をする構成を
通常備えている。
【0007】一般例として、従来の走査型レーザ顕微鏡
の基本構成を図12を用いて説明する。101は光学顕
微鏡本体で、レーザ光源102により、光学顕微鏡10
1に設けられている顕微鏡ステージ上の試料表面上にス
ポット光を発生させる。実際には、試料面上をXY走査
するため、光学顕微鏡101内に導かれたレーザ光は2
次元走査機構部103にて、対物レンズに対するスポッ
ト光の光路をXY光路に振らせることになる。
の基本構成を図12を用いて説明する。101は光学顕
微鏡本体で、レーザ光源102により、光学顕微鏡10
1に設けられている顕微鏡ステージ上の試料表面上にス
ポット光を発生させる。実際には、試料面上をXY走査
するため、光学顕微鏡101内に導かれたレーザ光は2
次元走査機構部103にて、対物レンズに対するスポッ
ト光の光路をXY光路に振らせることになる。
【0008】試料に対してスポット光を照射した結果、
試料からの反射光、又は蛍光の情報を対物レンズを通
し、2次元走査機構部103を介してピンホール板10
4を通過後、光検出部105で受光し電気信号に光電変
換する。ピンホール板104は、所定径のピンホールを
開けたもので、光検出部105の前面の結像位置に配置
され、そこを通過した光は試料面上の観察点で焦点にあ
った情報のみが検出でき、共焦点効果が得られる。尚、
2次元走査機構部103を駆動するには、2次元走査駆
動部119により、走査制御信号を発生させて行い、ま
た信号処理部110でも、そこからの信号を基準にデー
タ処理を行う。
試料からの反射光、又は蛍光の情報を対物レンズを通
し、2次元走査機構部103を介してピンホール板10
4を通過後、光検出部105で受光し電気信号に光電変
換する。ピンホール板104は、所定径のピンホールを
開けたもので、光検出部105の前面の結像位置に配置
され、そこを通過した光は試料面上の観察点で焦点にあ
った情報のみが検出でき、共焦点効果が得られる。尚、
2次元走査機構部103を駆動するには、2次元走査駆
動部119により、走査制御信号を発生させて行い、ま
た信号処理部110でも、そこからの信号を基準にデー
タ処理を行う。
【0009】検出された電気信号は、信号処理部110
にて処理され表示部131に表示される、まず、利得可
変部111にて所望の信号増幅を行い、次にオフセット
調整部112にて所望の信号の増減を設定する。その設
定量はCPU116により、それぞれD/Aコンバータ
117,118に所望の値を設定する。次に、オフセッ
ト調整部112から出た信号はA/Dコンバータ113
にてアナログ/デジタル変換された後、記憶部114に
て画像データとして一時記憶される。
にて処理され表示部131に表示される、まず、利得可
変部111にて所望の信号増幅を行い、次にオフセット
調整部112にて所望の信号の増減を設定する。その設
定量はCPU116により、それぞれD/Aコンバータ
117,118に所望の値を設定する。次に、オフセッ
ト調整部112から出た信号はA/Dコンバータ113
にてアナログ/デジタル変換された後、記憶部114に
て画像データとして一時記憶される。
【0010】記憶された画像データは、その後加工、表
示、保存される。加工とはCPU116にて所望の画像
処理を行うことであり、また、表示とは記憶部114か
ら画像データを出力し、D/Aコンバータ115を通し
て、表示部131に表示され、画像を観察することがで
きる状態にすることである。
示、保存される。加工とはCPU116にて所望の画像
処理を行うことであり、また、表示とは記憶部114か
ら画像データを出力し、D/Aコンバータ115を通し
て、表示部131に表示され、画像を観察することがで
きる状態にすることである。
【0011】また、深さ方向つまり3次元情報が必要な
場合は、Z走査駆動部120により、所望のZ位置へ移
動させ、必要な画像を順次記憶部114に構築させる。
これにより、3次元画像の表示、観察も可能となる。
場合は、Z走査駆動部120により、所望のZ位置へ移
動させ、必要な画像を順次記憶部114に構築させる。
これにより、3次元画像の表示、観察も可能となる。
【0012】このように、レーザ顕微鏡は3次元の生物
及び金属の立体試料の画像観察、その他計測などを扱う
ことができる。レーザ顕微鏡を使った3次元試料の測定
の応用例に特開平6−265317号公法がある。これ
は、反射試料からのレーザ反射光をもとに、試料の厚み
を計測する例である。
及び金属の立体試料の画像観察、その他計測などを扱う
ことができる。レーザ顕微鏡を使った3次元試料の測定
の応用例に特開平6−265317号公法がある。これ
は、反射試料からのレーザ反射光をもとに、試料の厚み
を計測する例である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一般に、レーザ顕微鏡
を用いて生物等の3次元の立体画像を構築した場合、構
築された3次元画像には観察深さに応じて蛍光輝度に違
いが生じる。例えば、図13に示すように、厚みのある
均質な観察標本(試料)1301を観察する場合を考え
ると、対物レンズ1302から試料1301までの距離
が近いところを浅い観察位置といいA面とする。また距
離が遠いところを深い観察位置といいB面とする。B面
での輝度は、A面での輝度より低い。これはA面の位置
でのレーザ光及び蛍光に比べ、B面では反射、散乱、吸
収により、入遮光及び反射光(透過光)が試料内で損失
してしまうためである。
を用いて生物等の3次元の立体画像を構築した場合、構
築された3次元画像には観察深さに応じて蛍光輝度に違
いが生じる。例えば、図13に示すように、厚みのある
均質な観察標本(試料)1301を観察する場合を考え
ると、対物レンズ1302から試料1301までの距離
が近いところを浅い観察位置といいA面とする。また距
離が遠いところを深い観察位置といいB面とする。B面
での輝度は、A面での輝度より低い。これはA面の位置
でのレーザ光及び蛍光に比べ、B面では反射、散乱、吸
収により、入遮光及び反射光(透過光)が試料内で損失
してしまうためである。
【0014】従って、得られた複数枚のスライス画像か
ら3次元画像を構築した場合、XY平面の画像はZ軸が
深くなるに従い輝度が低くなってしまう現象が現れる。
このように試料によっては通常生物試料の3次元画像構
築を行った結果、Z方向に均一な明るさというわけでは
なく、観察深さが深くなると輝度が低下し、Z方向の全
容が視覚的に掴み難く、また見難い画像が表示され、観
察に支障を来す。従って、より見やすい画像にするため
に、Z方向の明るさを見やすいように輝度変換して表示
を行えることが望ましい。
ら3次元画像を構築した場合、XY平面の画像はZ軸が
深くなるに従い輝度が低くなってしまう現象が現れる。
このように試料によっては通常生物試料の3次元画像構
築を行った結果、Z方向に均一な明るさというわけでは
なく、観察深さが深くなると輝度が低下し、Z方向の全
容が視覚的に掴み難く、また見難い画像が表示され、観
察に支障を来す。従って、より見やすい画像にするため
に、Z方向の明るさを見やすいように輝度変換して表示
を行えることが望ましい。
【0015】ところが、一般的に試料内からの反射光
(透過光)は、試料内での光の吸収、散乱の影響を多く
受け、Z方向の輝度変化は観察試料、試薬に依存する。
従って、蛍光の深さ方向に関する光の変化を見極めるこ
とが難しいという問題があった。
(透過光)は、試料内での光の吸収、散乱の影響を多く
受け、Z方向の輝度変化は観察試料、試薬に依存する。
従って、蛍光の深さ方向に関する光の変化を見極めるこ
とが難しいという問題があった。
【0016】特開平6−265317号公報には、金属
反射試料についての深さ方向の厚さの測定ができる観察
方法が開示されているが、蛍光観察の生物試料に関して
は適用できない。従って、従来例の構成ではZ方向の明
るさの補正はできない。
反射試料についての深さ方向の厚さの測定ができる観察
方法が開示されているが、蛍光観察の生物試料に関して
は適用できない。従って、従来例の構成ではZ方向の明
るさの補正はできない。
【0017】本発明の目的は、試料の観察深さに応じた
輝度変化を補正し、試料の観察を容易に行い得るレーザ
顕微鏡を提供することにある。
輝度変化を補正し、試料の観察を容易に行い得るレーザ
顕微鏡を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明は、上記
目的を達成するために以下のように構成されている。
目的を達成するために以下のように構成されている。
【0019】(1)本発明(請求項1)のレーザ顕微鏡
は、試料に対してレーザ光を出射するためのレーザ光源
と、前記試料の焦点位置に前記レーザ光を照射するため
の光学系と、前記試料の焦点位置からの光を検出するた
めの検出手段と、この検出手段で検出したデータを出力
する出力手段と、前記試料に対して前記レーザ光の焦点
位置を相対的に変化させる手段とを具備してなるレーザ
顕微鏡において、各焦点位置毎に得られた各データの輝
度を補正する手段を具備してなることを特徴とする。
は、試料に対してレーザ光を出射するためのレーザ光源
と、前記試料の焦点位置に前記レーザ光を照射するため
の光学系と、前記試料の焦点位置からの光を検出するた
めの検出手段と、この検出手段で検出したデータを出力
する出力手段と、前記試料に対して前記レーザ光の焦点
位置を相対的に変化させる手段とを具備してなるレーザ
顕微鏡において、各焦点位置毎に得られた各データの輝
度を補正する手段を具備してなることを特徴とする。
【0020】(2)本発明(請求項2)のレーザ顕微鏡
は、試料のXY方向の2次元平面に対してスポット光を
走査しつつ該試料からの反射光又は透過光を検出するこ
とによってXY方向の2次元平面の画像データを取得
し、該スポット光の焦点位置をZ方向に変化させること
によって複数の異なる観察位置の前記画像データを取得
するレーザ顕微鏡において、得られた各画像データの平
均輝度を算出する平均輝度算出手段と、この平均輝度算
出手段によって算出された画像データの平均輝度から、
取得された複数の画像データから選ばれた基準となる画
像データに対する補正係数を算出する手段と、各画像デ
ータに対してそれぞれ算出された補正係数をもとに輝度
補正を行なう手段とを具備してなることを特徴とする。
は、試料のXY方向の2次元平面に対してスポット光を
走査しつつ該試料からの反射光又は透過光を検出するこ
とによってXY方向の2次元平面の画像データを取得
し、該スポット光の焦点位置をZ方向に変化させること
によって複数の異なる観察位置の前記画像データを取得
するレーザ顕微鏡において、得られた各画像データの平
均輝度を算出する平均輝度算出手段と、この平均輝度算
出手段によって算出された画像データの平均輝度から、
取得された複数の画像データから選ばれた基準となる画
像データに対する補正係数を算出する手段と、各画像デ
ータに対してそれぞれ算出された補正係数をもとに輝度
補正を行なう手段とを具備してなることを特徴とする。
【0021】(3)本発明(請求項3)のレーザ顕微鏡
は、蛍光物質で染色された蛍光試料を含む試料のXY方
向の2次元平面に対してスポット光を走査しつつ該試料
からの反射光又は透過光を検出することによってXY方
向の2次元平面の画像データを取得し、該スポット光の
焦点位置をZ方向に変化させることによって複数の異な
る観察位置の前記画像データを取得するレーザ顕微鏡に
おいて、前記画像データから蛍光部分を抽出する手段
と、抽出された蛍光部分の平均輝度を算出する平均輝度
算出手段と、この平均輝度算出手段によって算出された
平均輝度から、取得された複数の画像データから選ばれ
た基準となる画像データに対する補正係数を算出する手
段と、各画像データに対してそれぞれ算出された補正係
数をもとに輝度補正を行なう手段とを具備してなること
を特徴とする。
は、蛍光物質で染色された蛍光試料を含む試料のXY方
向の2次元平面に対してスポット光を走査しつつ該試料
からの反射光又は透過光を検出することによってXY方
向の2次元平面の画像データを取得し、該スポット光の
焦点位置をZ方向に変化させることによって複数の異な
る観察位置の前記画像データを取得するレーザ顕微鏡に
おいて、前記画像データから蛍光部分を抽出する手段
と、抽出された蛍光部分の平均輝度を算出する平均輝度
算出手段と、この平均輝度算出手段によって算出された
平均輝度から、取得された複数の画像データから選ばれ
た基準となる画像データに対する補正係数を算出する手
段と、各画像データに対してそれぞれ算出された補正係
数をもとに輝度補正を行なう手段とを具備してなること
を特徴とする。
【0022】(4)本発明(請求項4)のレーザ顕微鏡
は、試料に対してスポット光の焦点位置を変化させて走
査し、該試料からの反射光又は透過光から、複数の異な
るXY平面内の画像データを取得するレーザ顕微鏡にお
いて、前記画像データが取得された焦点位置の情報に応
じて、該画像データに対して前記スポット光及び,前記
反射光又は透過光の減衰による前記画像データの輝度の
変化を補正する手段を具備してなることを特徴とする。
は、試料に対してスポット光の焦点位置を変化させて走
査し、該試料からの反射光又は透過光から、複数の異な
るXY平面内の画像データを取得するレーザ顕微鏡にお
いて、前記画像データが取得された焦点位置の情報に応
じて、該画像データに対して前記スポット光及び,前記
反射光又は透過光の減衰による前記画像データの輝度の
変化を補正する手段を具備してなることを特徴とする。
【0023】本発明の好ましい実施態様を以下に示す。
【0024】補正された画像データを基づいて3次元画
像又はを表示する手段を具備する。
像又はを表示する手段を具備する。
【0025】前記反射光又は透過光を検出し電気信号と
して得る光電変換手段と、変換された電気信号に対して
利得調整を行う手段と、オフセット調整を行う手段と、
その信号をアナログデジタル変換する手段と、画像を記
憶する手段と、試料のZ方向(深さ)を移動する手段と
を具備する。
して得る光電変換手段と、変換された電気信号に対して
利得調整を行う手段と、オフセット調整を行う手段と、
その信号をアナログデジタル変換する手段と、画像を記
憶する手段と、試料のZ方向(深さ)を移動する手段と
を具備する。
【0026】試料のXY方向の2次元平面に対してスポ
ット光を走査しつつ該試料からの反射光又は透過光を検
出することによってXY方向の2次元平面の画像データ
を取得し、該スポット光の焦点位置をZ方向に変化させ
ることによって複数の異なる観察位置の前記画像データ
を取得するレーザ顕微鏡において、前記画像データが取
得された焦点位置の情報に応じて、該画像データに対し
て前記スポット光及び,前記反射光又は透過光の減衰に
よる前記画像データの輝度の変化を補正する手段を具備
してなることを特徴とする。
ット光を走査しつつ該試料からの反射光又は透過光を検
出することによってXY方向の2次元平面の画像データ
を取得し、該スポット光の焦点位置をZ方向に変化させ
ることによって複数の異なる観察位置の前記画像データ
を取得するレーザ顕微鏡において、前記画像データが取
得された焦点位置の情報に応じて、該画像データに対し
て前記スポット光及び,前記反射光又は透過光の減衰に
よる前記画像データの輝度の変化を補正する手段を具備
してなることを特徴とする。
【0027】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
の作用・効果を有する。
【0028】第1の構成では、各焦点位置毎に得られた
各データの輝度を補正するようにしたので、Z方向の媒
質の差を補正することができ、補正前の画像に比べZ方
向に対する輝度差をなくすことができる。
各データの輝度を補正するようにしたので、Z方向の媒
質の差を補正することができ、補正前の画像に比べZ方
向に対する輝度差をなくすことができる。
【0029】第2の構成では、画像データの平均輝度を
算出し、該平均輝度から基準となる画像データの平均輝
度に対する補正係数を算出して画像データを補正するこ
とによって、XYZ画像又はYZ画像又はXZ画像のデ
ーター取得から表示までの処理時間を遅らさずに、Z方
向の媒質の差を補正することができ、補正前の画像に比
べZ方向に対する輝度差が無くなり、深さ方向にも観察
し易いXZ,YZ,XYZ画像が得られる。
算出し、該平均輝度から基準となる画像データの平均輝
度に対する補正係数を算出して画像データを補正するこ
とによって、XYZ画像又はYZ画像又はXZ画像のデ
ーター取得から表示までの処理時間を遅らさずに、Z方
向の媒質の差を補正することができ、補正前の画像に比
べZ方向に対する輝度差が無くなり、深さ方向にも観察
し易いXZ,YZ,XYZ画像が得られる。
【0030】また、画像データの中から蛍光部分を抽出
することによって、平均値算出の際の背景の影響を少な
くし、見易い輝度変換画像が実現できる。また蛍光画像
部分と背景部分を分離する閾値を調整できるので、観察
の際の試料に合わせた最適な最終画像を表示できる。
することによって、平均値算出の際の背景の影響を少な
くし、見易い輝度変換画像が実現できる。また蛍光画像
部分と背景部分を分離する閾値を調整できるので、観察
の際の試料に合わせた最適な最終画像を表示できる。
【0031】第4の構成では、Z方向に暗い輝度の画像
を自然現象に則って輝度変換し、見易い画像に変換で
き、深さ方向にも観察し易いXZ,YZ,XYZ画像が
得られる。
を自然現象に則って輝度変換し、見易い画像に変換で
き、深さ方向にも観察し易いXZ,YZ,XYZ画像が
得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0033】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態に係わる走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示すブ
ロック図である。
施形態に係わる走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示すブ
ロック図である。
【0034】101は光学顕微鏡本体で、レーザ光源1
02から2次元走査機構部103に、ファイバー或いは
ファイバーを使わず直接にレーザ光を導き、導かれたレ
ーザ光を対物レンズを介して顕微鏡ステージ上の試料上
(焦点面上)にスポット光を照射する。なお、2次元走
査駆動制御部119により発生する走査制御信号にて、
2次元走査機構部103を駆動させることによって、ス
ポット光を試料に対してXY走査させる。
02から2次元走査機構部103に、ファイバー或いは
ファイバーを使わず直接にレーザ光を導き、導かれたレ
ーザ光を対物レンズを介して顕微鏡ステージ上の試料上
(焦点面上)にスポット光を照射する。なお、2次元走
査駆動制御部119により発生する走査制御信号にて、
2次元走査機構部103を駆動させることによって、ス
ポット光を試料に対してXY走査させる。
【0035】試料に対するスポット光のXY走査は、例
えば図2に示すように、2枚のガルバノミラー(Xガル
バノミラー201,Yガルバノミラー202)を用いる
ことによって、スポット光を試料表面に対してX方向と
Y方向とに走査させる。このXY方向の走査に必要な信
号は、X,Yまたは水平(H)、垂直(V)の同期信号
という。結果としてスポット光を試料面上でXY走査す
ることになる。
えば図2に示すように、2枚のガルバノミラー(Xガル
バノミラー201,Yガルバノミラー202)を用いる
ことによって、スポット光を試料表面に対してX方向と
Y方向とに走査させる。このXY方向の走査に必要な信
号は、X,Yまたは水平(H)、垂直(V)の同期信号
という。結果としてスポット光を試料面上でXY走査す
ることになる。
【0036】スポット光を照射した結果、試料からの光
情報、例えば蛍光情報は対物レンズを通った後,2次元
走査機構部103及びピンホール板104を通過し、光
検出部105にて電気信号に光電変換される。なお、光
検出部105の光電変換素子としては、光電子増倍管
(PMT)がよく使われる。
情報、例えば蛍光情報は対物レンズを通った後,2次元
走査機構部103及びピンホール板104を通過し、光
検出部105にて電気信号に光電変換される。なお、光
検出部105の光電変換素子としては、光電子増倍管
(PMT)がよく使われる。
【0037】ピンホール板104は、所定径のピンホー
ルが開けられた板で、光検出部105の前面の結像位置
に配置される。ピンホール板104を通過した光からは
試料面上の観察点で焦点のあった一点の情報のみを検出
することができ、共焦点効果が得られる。
ルが開けられた板で、光検出部105の前面の結像位置
に配置される。ピンホール板104を通過した光からは
試料面上の観察点で焦点のあった一点の情報のみを検出
することができ、共焦点効果が得られる。
【0038】検出された電気信号は、信号処理部110
にて処理され表示部131に表示される。信号処理部1
10内での信号処理について説明する。先ず、利得可変
部111にて所望の信号増幅を行い、次にオフセット調
整部112にて所望の信号量となるように信号の増減が
設定される。信号増幅量及びオフセット量の設定値は、
CPU116からそれぞれD/Aコンバータ117,1
18に対してそれぞれの設定値を命令する。
にて処理され表示部131に表示される。信号処理部1
10内での信号処理について説明する。先ず、利得可変
部111にて所望の信号増幅を行い、次にオフセット調
整部112にて所望の信号量となるように信号の増減が
設定される。信号増幅量及びオフセット量の設定値は、
CPU116からそれぞれD/Aコンバータ117,1
18に対してそれぞれの設定値を命令する。
【0039】次に、オフセット調整部112から出力さ
れた信号は、A/Dコンバータ113にてアナログ/デ
ジタル変換された後、記憶部114に記憶される。通
常、XY画像を取得した場合、平均輝度算出部121で
は何も処理を行なわず、D/Aコンバータ115にてデ
ジタル/アナログ変換され、変換された信号が信号処理
部110から出力手段としての表示部131伝達され、
2次元画像が表示される。
れた信号は、A/Dコンバータ113にてアナログ/デ
ジタル変換された後、記憶部114に記憶される。通
常、XY画像を取得した場合、平均輝度算出部121で
は何も処理を行なわず、D/Aコンバータ115にてデ
ジタル/アナログ変換され、変換された信号が信号処理
部110から出力手段としての表示部131伝達され、
2次元画像が表示される。
【0040】一方、XYZ方向の3次元画像を取得した
い場合、Z走査駆動部120にて顕微鏡ステージの位置
(高さ)Zを所望のステップで移動させ、各観察位置ご
とにXY画像を取得し、最終的に3次元画像を構築す
る。構築された3次元画像は、記憶部114にて記憶さ
れる。
い場合、Z走査駆動部120にて顕微鏡ステージの位置
(高さ)Zを所望のステップで移動させ、各観察位置ご
とにXY画像を取得し、最終的に3次元画像を構築す
る。構築された3次元画像は、記憶部114にて記憶さ
れる。
【0041】このまま、3次元画像を表示すると、Z方
向の輝度変換が行われない画像となる。従って、平均輝
度算出部121,補正係数算出部122,輝度変換部1
23にてZ方向の輝度変換を行ない、新たな画像データ
ーとして表示を行なう。
向の輝度変換が行われない画像となる。従って、平均輝
度算出部121,補正係数算出部122,輝度変換部1
23にてZ方向の輝度変換を行ない、新たな画像データ
ーとして表示を行なう。
【0042】Z方向の輝度変換方法は、一般的傾向とし
てZの深い位置での光の減衰、散乱を補い表示できるよ
うに、輝度変換を行なう。以下、その手法について述べ
る。3次元画像を取得する場合、取り始めの試料の観察
位置Z1 と取り終わりの観察位置Zn を決める。通常、
対物レンズから試料が遠くなる方向に顕微鏡ステージを
駆動する。従って、取り初めの観察位置をZ1 とする
と、その観察位置は浅い位置なので明るい2次元画像と
なる。まず、初めに観察位置Z1 での2次元画像を取得
する。
てZの深い位置での光の減衰、散乱を補い表示できるよ
うに、輝度変換を行なう。以下、その手法について述べ
る。3次元画像を取得する場合、取り始めの試料の観察
位置Z1 と取り終わりの観察位置Zn を決める。通常、
対物レンズから試料が遠くなる方向に顕微鏡ステージを
駆動する。従って、取り初めの観察位置をZ1 とする
と、その観察位置は浅い位置なので明るい2次元画像と
なる。まず、初めに観察位置Z1 での2次元画像を取得
する。
【0043】次に、取得した観察位置Z1 での2次元画
像の全画面の平均輝度を平均輝度算出部121で算出
し、それを観察位置Z1 での平均輝度I1 とする。観察
位置Z 1 での平均輝度I1 を、基準(補正後)となる平
均輝度値とする。
像の全画面の平均輝度を平均輝度算出部121で算出
し、それを観察位置Z1 での平均輝度I1 とする。観察
位置Z 1 での平均輝度I1 を、基準(補正後)となる平
均輝度値とする。
【0044】次いで、顕微鏡ステージを次の観察位置Z
2 へ駆動し、観察位置Z2 でのXY画像を取得する。そ
して、取得した観察位置Z2 でのXY画像の平均輝度I
2 を算出する(図3)。観察位置Z2 での平均輝度I2
が、観察位置Z1 での平均輝度I1 の値になるように、
補正係数算出部122で補正係数を求める。補正係数算
出部122にて、観察位置Z2 での補正係数k2 は、基
準となる観察位置Z1での平均輝度I2 から、 k2 =I1 /I2 (1) として算出される。
2 へ駆動し、観察位置Z2 でのXY画像を取得する。そ
して、取得した観察位置Z2 でのXY画像の平均輝度I
2 を算出する(図3)。観察位置Z2 での平均輝度I2
が、観察位置Z1 での平均輝度I1 の値になるように、
補正係数算出部122で補正係数を求める。補正係数算
出部122にて、観察位置Z2 での補正係数k2 は、基
準となる観察位置Z1での平均輝度I2 から、 k2 =I1 /I2 (1) として算出される。
【0045】そして、輝度変換部123にて、観察位置
Z2 での画像に対して補正係数k2を乗算することによ
って輝度補正を行なう(図4)。そして、次の他の観察
位置Zi での2次元画像についても同様に補正を行な
う。これにより、観察位置Zを移動させる毎に得られる
2次元画像の輝度変換を、データ取得から表示までの処
理時間を遅らすことなく行なうことができる。
Z2 での画像に対して補正係数k2を乗算することによ
って輝度補正を行なう(図4)。そして、次の他の観察
位置Zi での2次元画像についても同様に補正を行な
う。これにより、観察位置Zを移動させる毎に得られる
2次元画像の輝度変換を、データ取得から表示までの処
理時間を遅らすことなく行なうことができる。
【0046】また、XZ(YZ)方向の断面画像につい
ては、平均輝度値として2次元画像を対象にしていたも
のから、X(Y)方向のラインの画素について平均輝度
値を算出することで行っていく。また、平均輝度を算出
する画像領域は全画面に限らず、場合によっては画像の
中心を含んだ任意の領域としても良い。
ては、平均輝度値として2次元画像を対象にしていたも
のから、X(Y)方向のラインの画素について平均輝度
値を算出することで行っていく。また、平均輝度を算出
する画像領域は全画面に限らず、場合によっては画像の
中心を含んだ任意の領域としても良い。
【0047】本実施形態によれば、XYZ画像又はYZ
画像又はXZ画像のデータの取得から表示までの処理時
間を遅らさずに、Z方向の媒質の差を補正するために、
補正前の画像に比べZ方向に対する輝度差をなくすよう
輝度変換を行ない、深さ方向にも観察し易いXZ,Y
Z,XYZ画像が得られる。
画像又はXZ画像のデータの取得から表示までの処理時
間を遅らさずに、Z方向の媒質の差を補正するために、
補正前の画像に比べZ方向に対する輝度差をなくすよう
輝度変換を行ない、深さ方向にも観察し易いXZ,Y
Z,XYZ画像が得られる。
【0048】[第2実施形態]図5は、本発明の第2実
施形態に係わる走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示すブ
ロック図である。なお、図1と同一な部位には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
施形態に係わる走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示すブ
ロック図である。なお、図1と同一な部位には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0049】第1実施形態においては、XY画像の全画
面又はXラインの全画素またはYラインの全画像につい
ての平均輝度値を算出した。ところが、一般に蛍光物質
で染色された蛍光試料を含む試料を観察した場合、図3
に示すように、例えばXY画像上には蛍光を発する細胞
(蛍光試料)の部分と蛍光のない背景部分が存在する。
そのため、輝度変換を行なうときに計算対象とするもの
は蛍光部分のみの画像が望ましく、蛍光部分のない背景
部分を含めて算出をすることは望ましくない。
面又はXラインの全画素またはYラインの全画像につい
ての平均輝度値を算出した。ところが、一般に蛍光物質
で染色された蛍光試料を含む試料を観察した場合、図3
に示すように、例えばXY画像上には蛍光を発する細胞
(蛍光試料)の部分と蛍光のない背景部分が存在する。
そのため、輝度変換を行なうときに計算対象とするもの
は蛍光部分のみの画像が望ましく、蛍光部分のない背景
部分を含めて算出をすることは望ましくない。
【0050】もし、背景部分を入れて計算すると、平均
輝度値が低くなるので、輝度補正後の画像においては、
基準とした平均輝度値I1 よりも蛍光部分が明るい画像
となってしまう。従って、第1実施形態の場合、平均値
算出の際に背景部分が含まれると、観察者が所望した画
像にならない場合がある。
輝度値が低くなるので、輝度補正後の画像においては、
基準とした平均輝度値I1 よりも蛍光部分が明るい画像
となってしまう。従って、第1実施形態の場合、平均値
算出の際に背景部分が含まれると、観察者が所望した画
像にならない場合がある。
【0051】そこで、本実施形態では、XY画像から蛍
光部分を抽出する蛍光部分抽出部124を設け、背景を
含まない蛍光画像のみの平均輝度値を用いることで、第
1実施形態の欠点を補うことができる。
光部分を抽出する蛍光部分抽出部124を設け、背景を
含まない蛍光画像のみの平均輝度値を用いることで、第
1実施形態の欠点を補うことができる。
【0052】具体的には、取得したXY画像において蛍
光部分抽出部124にて予め設定した輝度レベルを超え
たもののみ、蛍光画像のデータと判断し、平均輝度値を
算出する。輝度レベルは、不図示の外部入力装置等で観
察者が好みで設定できるので、実際の試料の画像や装置
の電気系ノイズの状態を見て適切な値を閾値として決め
ることができる。その後の処理は、XYZ及びXZ及び
YZ画像とも第1実施形態と同様であるので説明を省略
する。
光部分抽出部124にて予め設定した輝度レベルを超え
たもののみ、蛍光画像のデータと判断し、平均輝度値を
算出する。輝度レベルは、不図示の外部入力装置等で観
察者が好みで設定できるので、実際の試料の画像や装置
の電気系ノイズの状態を見て適切な値を閾値として決め
ることができる。その後の処理は、XYZ及びXZ及び
YZ画像とも第1実施形態と同様であるので説明を省略
する。
【0053】本実施形態の構成によれば、平均値算出の
際の背景の影響を少なくし、見易い輝度変換画像が実現
できる。また蛍光画像部分と背景部分を分離する閾値を
調整できるので、観察の際の試料に合わせた最適な最終
画像を表示できる。
際の背景の影響を少なくし、見易い輝度変換画像が実現
できる。また蛍光画像部分と背景部分を分離する閾値を
調整できるので、観察の際の試料に合わせた最適な最終
画像を表示できる。
【0054】[第3実施形態]図6は、本発明の第3実
施形態に係わる走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示すブ
ロック図である。なお、図1と同一な部位には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
施形態に係わる走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示すブ
ロック図である。なお、図1と同一な部位には同一符号
を付し、その詳細な説明を省略する。
【0055】本実施形態では、取得後のXYZ画像を用
いて、観察者がXZ又はYZ画像を見ながらZ方向の輝
度変換を行なう。得られたXYZ画像から、XZ,YZ
切り出し部125にて細胞の輝度がZ方向に分布してい
るXZ又はYZ断面を切り出し、その断面上の細胞につ
いてZ方向の輝度分布を求める。
いて、観察者がXZ又はYZ画像を見ながらZ方向の輝
度変換を行なう。得られたXYZ画像から、XZ,YZ
切り出し部125にて細胞の輝度がZ方向に分布してい
るXZ又はYZ断面を切り出し、その断面上の細胞につ
いてZ方向の輝度分布を求める。
【0056】例えば、図7に示すように浅い観察位置Z
1 から、深い観察位置Z2 へのラインに関して輝度分布
を算出する(図8)。この輝度変化を用いて、観察位置
Z1の明るい輝度に他の観察位置Zi の輝度を補正する
為の補正係数を第1実施形態と同じように求め、各観察
位置での補正を行なう。これにより、第1実施形態の背
景を考慮しない場合より、観察者の所望の観察位置での
輝度変換を行なうことが可能である。
1 から、深い観察位置Z2 へのラインに関して輝度分布
を算出する(図8)。この輝度変化を用いて、観察位置
Z1の明るい輝度に他の観察位置Zi の輝度を補正する
為の補正係数を第1実施形態と同じように求め、各観察
位置での補正を行なう。これにより、第1実施形態の背
景を考慮しない場合より、観察者の所望の観察位置での
輝度変換を行なうことが可能である。
【0057】本実施形態の構成によれば、XZ又はYZ
切り出し画像からの変換データをもとに、深さ方向の輝
度分布を算出するので、背景の画像の影響もなく、補正
後に良好な画像が得られる。
切り出し画像からの変換データをもとに、深さ方向の輝
度分布を算出するので、背景の画像の影響もなく、補正
後に良好な画像が得られる。
【0058】[第4実施形態]本実施形態では、近似式
を用いて輝度補正を行なう例について説明する。条件と
して均質な試料で、かつ蛍光の退色を無視できるものと
する。このような条件下では、試料内での光の増減は以
下のように考えられる。一般に、光が物質(媒質)中を
進む場合、元の光の強度をIとすると、物質中での光の
強度の減衰係数Gは、光が微少距離dz進む時の変化率
として、 G=−(dI/I)(1/dz) (2) と定義される。
を用いて輝度補正を行なう例について説明する。条件と
して均質な試料で、かつ蛍光の退色を無視できるものと
する。このような条件下では、試料内での光の増減は以
下のように考えられる。一般に、光が物質(媒質)中を
進む場合、元の光の強度をIとすると、物質中での光の
強度の減衰係数Gは、光が微少距離dz進む時の変化率
として、 G=−(dI/I)(1/dz) (2) と定義される。
【0059】従って、物質に入る直前のレーザ光の強度
がI0 である場合、観察位置Zでの光強度I(Z) は、 I(Z) =I0 × exp(−GZ) (3) になり、レーザ光は試料内で吸収され減衰することが分
かる。つまり、試料内のレーザ光の強度は、試料の深い
ところに行くに従い、指数関数的に減衰する(図9)。
がI0 である場合、観察位置Zでの光強度I(Z) は、 I(Z) =I0 × exp(−GZ) (3) になり、レーザ光は試料内で吸収され減衰することが分
かる。つまり、試料内のレーザ光の強度は、試料の深い
ところに行くに従い、指数関数的に減衰する(図9)。
【0060】また、試薬(蛍光物質)が発する蛍光強度
についても同様な考えが適用でき、蛍光を発してから検
出器に到達するまでに光強度は減衰する。ある観察位置
Zから発生する蛍光量をF0 とし、そのときの減衰係数
Bとすると、物質中を通った蛍光が検出器にて検出され
る蛍光量FはZの関数として、 F(Z) =F0 × exp(−BZ) (4) と表される。
についても同様な考えが適用でき、蛍光を発してから検
出器に到達するまでに光強度は減衰する。ある観察位置
Zから発生する蛍光量をF0 とし、そのときの減衰係数
Bとすると、物質中を通った蛍光が検出器にて検出され
る蛍光量FはZの関数として、 F(Z) =F0 × exp(−BZ) (4) と表される。
【0061】また、蛍光量F0 は、レーザ光の強度I
(Z) に比例し、試薬(蛍光物質)の自然放出係数A0 と
すると、 F0 =A0 ×I0 × exp(−GZ) (5) となる。従って、観察位置が深さZの場合、光検出部に
よって検出される蛍光量F(Z) は、 F(Z) =A0 ×IZ ×F0 ×exp(−(B+G)Z) (6) となる。
(Z) に比例し、試薬(蛍光物質)の自然放出係数A0 と
すると、 F0 =A0 ×I0 × exp(−GZ) (5) となる。従って、観察位置が深さZの場合、光検出部に
よって検出される蛍光量F(Z) は、 F(Z) =A0 ×IZ ×F0 ×exp(−(B+G)Z) (6) となる。
【0062】従って、光検出部が検出する蛍光量は、試
料の深い部分を観察するのに従い指数関数的に減少して
いく。このように、観察深さZに応じて光の強度が変る
ので、検出される蛍光輝度を(6)式に当てはめること
ができる(図10)。
料の深い部分を観察するのに従い指数関数的に減少して
いく。このように、観察深さZに応じて光の強度が変る
ので、検出される蛍光輝度を(6)式に当てはめること
ができる(図10)。
【0063】蛍光強度F(z) が平均輝度であると仮定
し、(6)式においてトータルの初期値(A0 ×I0 ×
F0 )をC0 、減衰係数(B+G)をkとすると(図1
1)、 F=C0 × exp(−kZ) (7) と取り扱うことができる。
し、(6)式においてトータルの初期値(A0 ×I0 ×
F0 )をC0 、減衰係数(B+G)をkとすると(図1
1)、 F=C0 × exp(−kZ) (7) と取り扱うことができる。
【0064】観察されたXYZ画像の各Z位置と平均輝
度との分布から、最小二乗法によって誤差が少ない
(7)式の係数C0 ,kを求める。そのときの平均輝度
値は、第1〜3実施形態にて求められた値を使う。
度との分布から、最小二乗法によって誤差が少ない
(7)式の係数C0 ,kを求める。そのときの平均輝度
値は、第1〜3実施形態にて求められた値を使う。
【0065】そして、観察された輝度値に対して補正を
行なう。観察された輝度に、補正係数を掛けることによ
ってZ方向の輝度変換を行ない、試料内での入射光及び
蛍光の減衰が無いときとした場合に検出される輝度を求
める。そして、補正された輝度FH は、各観察位置Zで
の輝度をFz とすると、 FH =Fz ×C0 (1−exp〔−kZ〕) (8) と算出される。
行なう。観察された輝度に、補正係数を掛けることによ
ってZ方向の輝度変換を行ない、試料内での入射光及び
蛍光の減衰が無いときとした場合に検出される輝度を求
める。そして、補正された輝度FH は、各観察位置Zで
の輝度をFz とすると、 FH =Fz ×C0 (1−exp〔−kZ〕) (8) と算出される。
【0066】これらの補正処理はCPU116にて行な
う。これにより、各観察位置Zについて、XY画像また
はXラインまたはYラインの輝度値を変換して補正を行
なう。補正後のデータは再度取得画像とは別に、記憶部
114に記憶され、D/Aコンバータ115を通して表
示される。
う。これにより、各観察位置Zについて、XY画像また
はXラインまたはYラインの輝度値を変換して補正を行
なう。補正後のデータは再度取得画像とは別に、記憶部
114に記憶され、D/Aコンバータ115を通して表
示される。
【0067】従って、一律な輝度値合わせではなく、自
然現象にそった輝度変換画像を得ることができる。X
Z,YZ画像に対しても、各Xラインを対象として同様
な処理が可能である。
然現象にそった輝度変換画像を得ることができる。X
Z,YZ画像に対しても、各Xラインを対象として同様
な処理が可能である。
【0068】以上、これらの処理は、ハードウェアで
も、ソフトウェアどちらも実現可能である。
も、ソフトウェアどちらも実現可能である。
【0069】本実施形態の構成によれば、Z方向に暗い
輝度の画像を自然現象に則り輝度変換し、見易い画像に
変換でき、深さ方向にも観察し易いXZ,YZ,XYZ
画像が得られる。以上の方法により、輝度変換し見易い
画像を表示することで、操作者、観察者の所望の画像を
提供することができる。
輝度の画像を自然現象に則り輝度変換し、見易い画像に
変換でき、深さ方向にも観察し易いXZ,YZ,XYZ
画像が得られる。以上の方法により、輝度変換し見易い
画像を表示することで、操作者、観察者の所望の画像を
提供することができる。
【0070】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、本発明は一般的にXYZ画像
を取得できるシステムに適用でき、例えば、検出器がP
MTではなく、TVカメラ等の検出器を用いたシステム
でも可能である。この場合、カメラサイズ、信号方式に
は制限はない。また、これらの処理は、入力の信号を、
1系統だけでなく複数入力にて並列処理を行っても適用
可能できる。また、105の光検出部は、フォトダイオ
ード(PD)、CCD,CMD等の光電変換が効率よく
できれぱPMTに限らなくてもよい。
るものではない。例えば、本発明は一般的にXYZ画像
を取得できるシステムに適用でき、例えば、検出器がP
MTではなく、TVカメラ等の検出器を用いたシステム
でも可能である。この場合、カメラサイズ、信号方式に
は制限はない。また、これらの処理は、入力の信号を、
1系統だけでなく複数入力にて並列処理を行っても適用
可能できる。また、105の光検出部は、フォトダイオ
ード(PD)、CCD,CMD等の光電変換が効率よく
できれぱPMTに限らなくてもよい。
【0071】また、2次元走査機構部103は、ガルバ
ノミラーや、共振ガルバノミラー、ポリゴンミラー、A
OD、でもよく、XYの走査が制御できればよい。
ノミラーや、共振ガルバノミラー、ポリゴンミラー、A
OD、でもよく、XYの走査が制御できればよい。
【0072】その他、本発明は、その要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することが可能である。
範囲で、種々変形して実施することが可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、試
料の観察深さに応じた輝度変化を補正し、試料の観察を
容易に行うことができる。
料の観察深さに応じた輝度変化を補正し、試料の観察を
容易に行うことができる。
【図1】第1実施形態に係わる走査型レーザ顕微鏡の概
略構成を示すブロック図。
略構成を示すブロック図。
【図2】ガルバノミラーを用いたレーザ光のXY走査を
示す図。
示す図。
【図3】観察位置毎の試料の概略を示す図。
【図4】輝度の補正の概念を説明するための図。
【図5】第2実施形態に係わる走査型レーザ顕微鏡の概
略構成を示すブロック図。
略構成を示すブロック図。
【図6】第3実施形態に係わる走査型レーザ顕微鏡の概
略構成を示すブロック図。
略構成を示すブロック図。
【図7】第3実施形態の補正方法を説明するための図。
【図8】第3実施形態の補正方法を説明するための図。
【図9】第4実施形態の補正方法を説明するための図。
【図10】第4実施形態の補正方法を説明するための
図。
図。
【図11】第4実施形態の補正方法を説明するための
図。
図。
【図12】従来の走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図13】観察標本(試料)を観察する場合を説明する
ための図。
ための図。
101…光学顕微鏡 102…レーザ光源 103…2次元走査機構部 104…ピンホール板 105…光検出部 110…信号処理部 111…利得可変部 112…オフセット調整部 113…A/Dコンバータ 114…記憶部 115,117,118…D/Aコンバータ 116…CPU 119…2次元走査駆動制御部 120…Z走査駆動部 121…平均輝度算出部 122…補正係数算出部 123…輝度変換部 124…蛍光部分抽出部 131…表示部
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Claims (4)
- 【請求項1】試料に対してレーザ光を出射するためのレ
ーザ光源と、 前記試料の焦点位置に前記レーザ光を照射するための光
学系と、 前記試料の焦点位置からの光を検出するための検出手段
と、 この検出手段で検出したデータを出力する出力手段と、 前記試料に対して前記レーザ光の焦点位置を相対的に変
化させる手段とを具備してなるレーザ顕微鏡において、 各焦点位置毎に得られた各データの輝度を補正する手段
を具備してなることを特徴とするレーザ顕微鏡。 - 【請求項2】試料のXY方向の2次元平面に対してスポ
ット光を走査しつつ該試料からの反射光又は透過光を検
出することによってXY方向の2次元平面の画像データ
を取得し、該スポット光の焦点位置をZ方向に変化させ
ることによって複数の異なる観察位置の前記画像データ
を取得するレーザ顕微鏡において、 得られた各画像データの平均輝度を算出する平均輝度算
出手段と、 この平均輝度算出手段によって算出された画像データの
平均輝度から、取得された複数の画像データから選ばれ
た基準となる画像データに対する補正係数を算出する手
段と、 各画像データに対してそれぞれ算出された補正係数をも
とに輝度補正を行なう手段とを具備してなることを特徴
とするレーザ顕微鏡。 - 【請求項3】蛍光物質で染色された蛍光試料を含む試料
のXY方向の2次元平面に対してスポット光を走査しつ
つ該試料からの反射光又は透過光を検出することによっ
てXY方向の2次元平面の画像データを取得し、該スポ
ット光の焦点位置をZ方向に変化させることによって複
数の異なる観察位置の前記画像データを取得するレーザ
顕微鏡において、 前記画像データから蛍光部分を抽出する手段と、 抽出された蛍光部分の平均輝度を算出する平均輝度算出
手段と、 この平均輝度算出手段によって算出された平均輝度か
ら、取得された複数の画像データから選ばれた基準とな
る画像データに対する補正係数を算出する手段と、 各画像データに対してそれぞれ算出された補正係数をも
とに輝度補正を行なう手段とを具備してなることを特徴
とするレーザ顕微鏡。 - 【請求項4】試料のXY方向の2次元平面に対してスポ
ット光を走査しつつ該試料からの反射光又は透過光を検
出することによってXY方向の2次元平面の画像データ
を取得し、該スポット光の焦点位置をZ方向に変化させ
ることによって複数の異なる観察位置の前記画像データ
を取得するレーザ顕微鏡において、 前記画像データが取得された焦点位置の情報に応じて、
該画像データに対して前記スポット光及び,前記反射光
又は透過光の減衰による前記画像データの輝度の変化を
補正する手段を具備してなることを特徴とするレーザ顕
微鏡。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11080029A JP2000275541A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | レーザ顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP11080029A JP2000275541A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | レーザ顕微鏡 |
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ID=13706859
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