JP2000262309A - スライドファスナー用スライダー - Google Patents
スライドファスナー用スライダーInfo
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライダーに挿通したファスナーチェンの噛
合位置をファスナーストリンガーの引違い操作により円
滑に調節ができるスライダーを提供する。 【解決手段】 スライダー胴体1の上下翼板2、3にお
ける一方の翼板2、3から他方の翼板2、3へ向けて左
右のフランジ5を設け、フランジ5の肩口6側に位置す
る前端8に、左右へ拡張する幅広い広幅端面部10を設
け、一対のフランジ5の頂面11は翼板2、3と平行の
平面部12を設け、この頂面11に前端8から中央にか
けて、その内縁に沿ってへの字状または逆への字状の突
出部13を平面部12上に設けたスライダーであり、フ
ランジ5に形成した広幅端面部10にファスナーエレメ
ントの反転部が当接し、フランジからエレメントが脱
出、またはフランジにエレメントが引掛ることがなく、
また突出部13を設けることによって、より的確に弊害
を阻止し、引違い操作が簡便に行える。
合位置をファスナーストリンガーの引違い操作により円
滑に調節ができるスライダーを提供する。 【解決手段】 スライダー胴体1の上下翼板2、3にお
ける一方の翼板2、3から他方の翼板2、3へ向けて左
右のフランジ5を設け、フランジ5の肩口6側に位置す
る前端8に、左右へ拡張する幅広い広幅端面部10を設
け、一対のフランジ5の頂面11は翼板2、3と平行の
平面部12を設け、この頂面11に前端8から中央にか
けて、その内縁に沿ってへの字状または逆への字状の突
出部13を平面部12上に設けたスライダーであり、フ
ランジ5に形成した広幅端面部10にファスナーエレメ
ントの反転部が当接し、フランジからエレメントが脱
出、またはフランジにエレメントが引掛ることがなく、
また突出部13を設けることによって、より的確に弊害
を阻止し、引違い操作が簡便に行える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主にポリアミド
系、ポリエステル系などの熱可塑性樹脂のモノフィラメ
ントから形成されたコイル状ファスナーエレメントを備
えたスライドファスナーに用い、左右のファスナースト
リンガーの組み合わせ位置を揃えるための引違い操作が
簡易に行えるとともに、ファスナーエレメントがスライ
ダーより抜脱したり、フランジに食い込んだりすること
がなく、スライダーの摺動が円滑に行えるスライドファ
スナーにおけるスライダーに関するものである。
系、ポリエステル系などの熱可塑性樹脂のモノフィラメ
ントから形成されたコイル状ファスナーエレメントを備
えたスライドファスナーに用い、左右のファスナースト
リンガーの組み合わせ位置を揃えるための引違い操作が
簡易に行えるとともに、ファスナーエレメントがスライ
ダーより抜脱したり、フランジに食い込んだりすること
がなく、スライダーの摺動が円滑に行えるスライドファ
スナーにおけるスライダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図15に示すようにスライドファ
スナー用スライダーの上下翼板に配設する、コイル状フ
ァスナーエレメントをガイドする左右一対のフランジの
頂面、すなわちファスナーテープと対接する面が広幅状
に形成したスライドファスナー用スライダーが米国特許
第2909824号明細書に開示されている。
スナー用スライダーの上下翼板に配設する、コイル状フ
ァスナーエレメントをガイドする左右一対のフランジの
頂面、すなわちファスナーテープと対接する面が広幅状
に形成したスライドファスナー用スライダーが米国特許
第2909824号明細書に開示されている。
【0003】また、図16に示すようにスライドファス
ナー用スライダーの上翼板の内面に配設する、コイル状
ファスナーエレメントをガイドする左右一対のフランジ
は、後口側の端面を胴体の左右方向へ拡張する広幅の端
面に形成したスライドファスナー用スライダーが実公昭
54−8885号公報に開示されている。
ナー用スライダーの上翼板の内面に配設する、コイル状
ファスナーエレメントをガイドする左右一対のフランジ
は、後口側の端面を胴体の左右方向へ拡張する広幅の端
面に形成したスライドファスナー用スライダーが実公昭
54−8885号公報に開示されている。
【0004】さらに図17に示すようにスライドファス
ナー用スライダーの上下翼板に配設する、コイル状ファ
スナーエレメントをガイドする左右一対のフランジに、
上下方向に対向する面に段差を設け、このフランジの頂
面に突出部を形成したスライドファスナー用スライダー
が実公昭61−1769号公報に開示されている。
ナー用スライダーの上下翼板に配設する、コイル状ファ
スナーエレメントをガイドする左右一対のフランジに、
上下方向に対向する面に段差を設け、このフランジの頂
面に突出部を形成したスライドファスナー用スライダー
が実公昭61−1769号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べた従来知ら
れたスライドファスナー用スライダーは、それぞれこの
発明が具備している構成の一部を備えているが、長尺の
コイル状ファスナーチェンを被服、鞄などの被着物の形
状に応じて所望の寸法に切断しながら被着物に縫着し、
その縫製の過程においてスライダーや下止および前止等
の部品を取付ける必要があるが、その際スライダーに一
方のファスナーストリンガーを挿通し、後から他方のフ
ァスナーストリンガーを挿通して、双方のファスナース
トリンガーを任意の位置で組み合わせた後、一方のファ
スナーストリンガーを引張り、両ファスナーストリンガ
ーの端部が同じ位置に揃うように強制的に移動させる引
違い操作、あるいは左右のファスナーストリンガーを左
右に引張る操作において、しばしば起きるコイル状ファ
スナーエレメントが、胴体のガイド溝からフランジを乗
り越えて抜脱するという弊害を避けるための措置がとら
れていない。
れたスライドファスナー用スライダーは、それぞれこの
発明が具備している構成の一部を備えているが、長尺の
コイル状ファスナーチェンを被服、鞄などの被着物の形
状に応じて所望の寸法に切断しながら被着物に縫着し、
その縫製の過程においてスライダーや下止および前止等
の部品を取付ける必要があるが、その際スライダーに一
方のファスナーストリンガーを挿通し、後から他方のフ
ァスナーストリンガーを挿通して、双方のファスナース
トリンガーを任意の位置で組み合わせた後、一方のファ
スナーストリンガーを引張り、両ファスナーストリンガ
ーの端部が同じ位置に揃うように強制的に移動させる引
違い操作、あるいは左右のファスナーストリンガーを左
右に引張る操作において、しばしば起きるコイル状ファ
スナーエレメントが、胴体のガイド溝からフランジを乗
り越えて抜脱するという弊害を避けるための措置がとら
れていない。
【0006】また、完全に閉鎖されきっていない左右の
ファスナーストリンガーに対し、左右方向に引張力が加
わった状態で、スライダーを閉鎖方向へ摺動させると、
フランジの先端がファスナーテープの側縁部に沿って取
付けられた隣り合うファスナーエレメント間の間隙に割
り込み、スライダーが摺動できなくなる弊害を解消する
ための措置もとられていない。
ファスナーストリンガーに対し、左右方向に引張力が加
わった状態で、スライダーを閉鎖方向へ摺動させると、
フランジの先端がファスナーテープの側縁部に沿って取
付けられた隣り合うファスナーエレメント間の間隙に割
り込み、スライダーが摺動できなくなる弊害を解消する
ための措置もとられていない。
【0007】この発明は、上述の事柄を考慮して発明さ
れたものであり、この発明のうち請求項1記載の発明
は、主にコイル状ファスナーエレメントを備えたファス
ナーチェンを被着物に縫着し、ファスナーチェンにスラ
イダー、下止および前止等の部品を取付ける際、スライ
ダーに左右のファスナーストリンガーを挿通後、位置を
調整するため、双方のファスナーストリンガーを強制的
に引違い操作を行ったとき、あるいは組み合わされた左
右のファスナーストリンガーに左右の引張力が働いてい
る状態で、スライダーを閉鎖方向に摺動させる操作を行
ったとき、コイル状ファスナーエレメントがスライダー
から抜脱する恐れがなく、またフランジの先端がファス
ナーエレメント間の間隙に割り込み、スライダーの摺動
が不能になることのない簡単な防止機構を備えたスライ
ドファスナー用スライダーを提供することが主たる目的
である。
れたものであり、この発明のうち請求項1記載の発明
は、主にコイル状ファスナーエレメントを備えたファス
ナーチェンを被着物に縫着し、ファスナーチェンにスラ
イダー、下止および前止等の部品を取付ける際、スライ
ダーに左右のファスナーストリンガーを挿通後、位置を
調整するため、双方のファスナーストリンガーを強制的
に引違い操作を行ったとき、あるいは組み合わされた左
右のファスナーストリンガーに左右の引張力が働いてい
る状態で、スライダーを閉鎖方向に摺動させる操作を行
ったとき、コイル状ファスナーエレメントがスライダー
から抜脱する恐れがなく、またフランジの先端がファス
ナーエレメント間の間隙に割り込み、スライダーの摺動
が不能になることのない簡単な防止機構を備えたスライ
ドファスナー用スライダーを提供することが主たる目的
である。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の目
的に加え、コイル状ファスナーエレメントをファスナー
テープの一側面上、すなわちファスナーテープの片面に
縫着して取付けた、いわゆるファスナーエレメントがフ
ァスナーテープの片面に存在する形態のファスナーチェ
ンに適したスライドファスナー用スライダーを提供する
ことが目的である。
的に加え、コイル状ファスナーエレメントをファスナー
テープの一側面上、すなわちファスナーテープの片面に
縫着して取付けた、いわゆるファスナーエレメントがフ
ァスナーテープの片面に存在する形態のファスナーチェ
ンに適したスライドファスナー用スライダーを提供する
ことが目的である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、コイル状ファスナーエレメント内に芯
紐を挿通し、ファスナーテープを織成すると同時にファ
スナーテープの側縁にファスナーエレメントを織込み、
ファスナーエレメントがファスナーテープの両面に存在
する形態のファスナーチェンに適したスライドファスナ
ー用スライダーを提供することが目的である。
明の目的に加え、コイル状ファスナーエレメント内に芯
紐を挿通し、ファスナーテープを織成すると同時にファ
スナーテープの側縁にファスナーエレメントを織込み、
ファスナーエレメントがファスナーテープの両面に存在
する形態のファスナーチェンに適したスライドファスナ
ー用スライダーを提供することが目的である。
【0010】請求項4および5記載の発明は、それぞれ
請求項1、2または3記載の発明の目的に加え、スライ
ダー胴体に起立状に設けた左右一対のフランジの平面的
な形態を特定することによって、スムーズにファスナー
チェンの引違い操作ができ、またスライダーの摺動が円
滑に行え、かつ引違いあるいは左右の引張りに対し、コ
イル状ファスナーエレメントがスライダーから抜脱する
のを未然に防ぐことができるスライドファスナー用スラ
イダーを提供することが目的である。
請求項1、2または3記載の発明の目的に加え、スライ
ダー胴体に起立状に設けた左右一対のフランジの平面的
な形態を特定することによって、スムーズにファスナー
チェンの引違い操作ができ、またスライダーの摺動が円
滑に行え、かつ引違いあるいは左右の引張りに対し、コ
イル状ファスナーエレメントがスライダーから抜脱する
のを未然に防ぐことができるスライドファスナー用スラ
イダーを提供することが目的である。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の目的に加え、スライダー胴
体に起立状に設けた左右一対のフランジの頂面に突出部
を形成することによって、フランジとファスナーテープ
との間の間隙を狭くし、ファスナーチェンの引違い操作
および左右の引張りに対し、コイル状ファスナーエレメ
ントがスライダーから抜脱するのを確実に阻止できるス
ライドファスナー用スライダーを提供することが目的で
ある。
3、4または5記載の発明の目的に加え、スライダー胴
体に起立状に設けた左右一対のフランジの頂面に突出部
を形成することによって、フランジとファスナーテープ
との間の間隙を狭くし、ファスナーチェンの引違い操作
および左右の引張りに対し、コイル状ファスナーエレメ
ントがスライダーから抜脱するのを確実に阻止できるス
ライドファスナー用スライダーを提供することが目的で
ある。
【0012】請求項7および8記載の発明は、請求項6
記載の発明の目的に加え、突出部および突出部と平面部
との関連構造を特定することによって、ファスナーチェ
ンの引違い操作および左右の引張りに対し、コイル状フ
ァスナーエレメントがスライダーから抜脱し、またはフ
ァスナーテープが損傷するのを有効かつ適切に阻止でき
るスライドファスナー用スライダーを提供することが目
的である。
記載の発明の目的に加え、突出部および突出部と平面部
との関連構造を特定することによって、ファスナーチェ
ンの引違い操作および左右の引張りに対し、コイル状フ
ァスナーエレメントがスライダーから抜脱し、またはフ
ァスナーテープが損傷するのを有効かつ適切に阻止でき
るスライドファスナー用スライダーを提供することが目
的である。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項5記載の発
明の目的に加え、経編組織のファスナーテープのウエー
ルと、スライダー胴体に設けた起立状のフランジとの関
係を特定することによって、フランジが経編ファスナー
テープにおける隣接するウエール面に食い込むことを防
ぐことができるスライドファスナー用スライダーを提供
することが目的である。
明の目的に加え、経編組織のファスナーテープのウエー
ルと、スライダー胴体に設けた起立状のフランジとの関
係を特定することによって、フランジが経編ファスナー
テープにおける隣接するウエール面に食い込むことを防
ぐことができるスライドファスナー用スライダーを提供
することが目的である。
【0014】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明の目的に加え、スライダーはファスナーエレメント
がコイル状ファスナーエレメントのみでなく、あらゆる
ファスナーエレメントたとえば金属製あるいは熱可塑性
樹脂製の単体から形成された単一体タイプのファスナー
エレメントを備えたファスナーチェンにも用いることが
でき、しかもスライダーは左右のファスナーストリンガ
ーに左右の引張力が働いている状態でも、スムーズに摺
動操作を行うことができるスライドファスナー用スライ
ダーを提供することが目的である。
発明の目的に加え、スライダーはファスナーエレメント
がコイル状ファスナーエレメントのみでなく、あらゆる
ファスナーエレメントたとえば金属製あるいは熱可塑性
樹脂製の単体から形成された単一体タイプのファスナー
エレメントを備えたファスナーチェンにも用いることが
でき、しかもスライダーは左右のファスナーストリンガ
ーに左右の引張力が働いている状態でも、スムーズに摺
動操作を行うことができるスライドファスナー用スライ
ダーを提供することが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、スライダー
胴体1の上下翼板2、3における一方の翼板2、3から
他方の翼板2、3へ向けて起立する左右一対のファスナ
ーエレメント22をガイドするフランジ5を翼板2、3
に設け、このフランジ5における胴体1の肩口6側に位
置する前端8に、胴体1の左右方向へ拡張する幅広い形
状の広幅端面部10を設け、一対のフランジ5の頂面1
1は上下翼板2、3と平行状に形成した平面部12を設
けたスライドファスナー用スライダーを主な構成とする
ものである。
め、この発明のうち請求項1記載の発明は、スライダー
胴体1の上下翼板2、3における一方の翼板2、3から
他方の翼板2、3へ向けて起立する左右一対のファスナ
ーエレメント22をガイドするフランジ5を翼板2、3
に設け、このフランジ5における胴体1の肩口6側に位
置する前端8に、胴体1の左右方向へ拡張する幅広い形
状の広幅端面部10を設け、一対のフランジ5の頂面1
1は上下翼板2、3と平行状に形成した平面部12を設
けたスライドファスナー用スライダーを主な構成とする
ものである。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3の
うち、いずれか一方の翼板2、3から他方の翼板2、3
に向けて起立する左右一対のフランジ5を一方の翼板
2、3に設けた、いわゆるコイル状ファスナーエレメン
ト22がファスナーテープの片面に存在するタイプのス
ライドファスナー用スライダーである。
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3の
うち、いずれか一方の翼板2、3から他方の翼板2、3
に向けて起立する左右一対のフランジ5を一方の翼板
2、3に設けた、いわゆるコイル状ファスナーエレメン
ト22がファスナーテープの片面に存在するタイプのス
ライドファスナー用スライダーである。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3の
内面にそれぞれ対向状に起立する左右一対のフランジ5
を上下翼板2、3に設けた、いわゆるコイル状ファスナ
ーエレメント22がファスナーテープの両面に存在する
タイプのスライドファスナー用スライダーである。
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3の
内面にそれぞれ対向状に起立する左右一対のフランジ5
を上下翼板2、3に設けた、いわゆるコイル状ファスナ
ーエレメント22がファスナーテープの両面に存在する
タイプのスライドファスナー用スライダーである。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の構成に加え、スライダー胴体1の上下
翼板2、3または一方の翼板2、3に設けた左右一対の
フランジ5は、胴体1の後口7側に位置する後端9の横
幅よりも胴体1の肩口6側に位置する前端8の横幅が広
く、漸次後口7側から拡大する形状に形成したスライド
ファスナー用スライダーである。
は3記載の発明の構成に加え、スライダー胴体1の上下
翼板2、3または一方の翼板2、3に設けた左右一対の
フランジ5は、胴体1の後口7側に位置する後端9の横
幅よりも胴体1の肩口6側に位置する前端8の横幅が広
く、漸次後口7側から拡大する形状に形成したスライド
ファスナー用スライダーである。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の構成に加え、スライダー胴体1の上下
翼板2、3または一方の翼板2、3に設けた左右一対の
フランジ5は、胴体1の後口7側に位置する後端9が、
胴体1の左右方向へ拡張する幅広い形状の広幅端面部1
0に形成し、フランジ5全体を幅広く形成したスライド
ファスナー用スライダーである。
は3記載の発明の構成に加え、スライダー胴体1の上下
翼板2、3または一方の翼板2、3に設けた左右一対の
フランジ5は、胴体1の後口7側に位置する後端9が、
胴体1の左右方向へ拡張する幅広い形状の広幅端面部1
0に形成し、フランジ5全体を幅広く形成したスライド
ファスナー用スライダーである。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の構成に加え、スライダー胴
体1の上下翼板2、3または一方の翼板2、3に設けた
左右一対のフランジ5は、頂面11に形成した平面部1
2に、胴体1の肩口6側に位置する前端8からフランジ
5の中央にかけて、他方の翼板2、3へ向けて突出する
突出部13を形成したスライドファスナー用スライダー
である。
3、4または5記載の発明の構成に加え、スライダー胴
体1の上下翼板2、3または一方の翼板2、3に設けた
左右一対のフランジ5は、頂面11に形成した平面部1
2に、胴体1の肩口6側に位置する前端8からフランジ
5の中央にかけて、他方の翼板2、3へ向けて突出する
突出部13を形成したスライドファスナー用スライダー
である。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3ま
たは一方の翼板2、3に設けた左右一対のフランジ5
は、頂面11に形成する平面部12に突設する突出部1
3が、フランジ5における胴体1の肩口6側の前端8か
らフランジ5の内縁に沿って突出するように形成したス
ライドファスナー用スライダーである。
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3ま
たは一方の翼板2、3に設けた左右一対のフランジ5
は、頂面11に形成する平面部12に突設する突出部1
3が、フランジ5における胴体1の肩口6側の前端8か
らフランジ5の内縁に沿って突出するように形成したス
ライドファスナー用スライダーである。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3ま
たは一方の翼板2、3に設けた左右一対のフランジ5
は、頂面11に形成する突出部13と平面部12との境
界になだらかな斜面部14を形成したスライドファスナ
ー用スライダーである。
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3ま
たは一方の翼板2、3に設けた左右一対のフランジ5
は、頂面11に形成する突出部13と平面部12との境
界になだらかな斜面部14を形成したスライドファスナ
ー用スライダーである。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項5記載の発
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3ま
たは一方の翼板2、3に設けた左右一対のフランジ5
は、頂面11が経編組織のファスナーテープ24に編成
された少なくとも単一のウエール25を覆う横幅を有す
るように形成されたスライドファスナー用スライダーで
ある。
明の構成に加え、スライダー胴体1の上下翼板2、3ま
たは一方の翼板2、3に設けた左右一対のフランジ5
は、頂面11が経編組織のファスナーテープ24に編成
された少なくとも単一のウエール25を覆う横幅を有す
るように形成されたスライドファスナー用スライダーで
ある。
【0024】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明の構成に加え、スライダー胴体1の上下の翼板2、
3に起立する状態に設けたフランジ5の前端8に、ファ
スナーテープの一側縁に装着するファスナーエレメント
22の隣り合うファスナーエレメント22間の間隔より
も広い横幅を有する広幅端面部10を形成し、いかなる
状態においてもファスナーエレメント22の端縁が常時
当接することができるスライドファスナー用スライダー
である。
発明の構成に加え、スライダー胴体1の上下の翼板2、
3に起立する状態に設けたフランジ5の前端8に、ファ
スナーテープの一側縁に装着するファスナーエレメント
22の隣り合うファスナーエレメント22間の間隔より
も広い横幅を有する広幅端面部10を形成し、いかなる
状態においてもファスナーエレメント22の端縁が常時
当接することができるスライドファスナー用スライダー
である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明のスライドファス
ナー用スライダーの実施の形態について、図面を参照し
ながら具体的に説明する。
ナー用スライダーの実施の形態について、図面を参照し
ながら具体的に説明する。
【0026】この発明のスライドファスナー用スライダ
ーは、スライダーの胴体1を亜鉛合金またはアルミニウ
ム合金などからダイキヤスト成形したものであり、スラ
イダー胴体1は図3に示すように上翼板2と下翼板3と
を案内柱4で連結し、上翼板2の両側内面にファスナー
エレメント22をガイドするフランジ5を下翼板3に向
けて起立するように設け、このフランジ5は図1、2に
示すように胴体1の肩口6側に位置する前端8には、胴
体1の横断方向すなわち左右方向へ直線状に延びる横幅
の広い平面形態の広幅端面部10を設け、フランジ5に
おける胴体1の後口7側に位置する後端9は横幅が狭
く、したがって後端9から前端8に向かって漸次横幅が
拡大する形状に形成し、フランジ5の頂面11は上翼板
2あるいは下翼板3と平行状の平面部12に形成し、下
翼板3とフランジ5の頂面11に形成した平面部12と
の間隙をファスナーテープの厚さに比べ僅かに大きく形
成する。
ーは、スライダーの胴体1を亜鉛合金またはアルミニウ
ム合金などからダイキヤスト成形したものであり、スラ
イダー胴体1は図3に示すように上翼板2と下翼板3と
を案内柱4で連結し、上翼板2の両側内面にファスナー
エレメント22をガイドするフランジ5を下翼板3に向
けて起立するように設け、このフランジ5は図1、2に
示すように胴体1の肩口6側に位置する前端8には、胴
体1の横断方向すなわち左右方向へ直線状に延びる横幅
の広い平面形態の広幅端面部10を設け、フランジ5に
おける胴体1の後口7側に位置する後端9は横幅が狭
く、したがって後端9から前端8に向かって漸次横幅が
拡大する形状に形成し、フランジ5の頂面11は上翼板
2あるいは下翼板3と平行状の平面部12に形成し、下
翼板3とフランジ5の頂面11に形成した平面部12と
の間隙をファスナーテープの厚さに比べ僅かに大きく形
成する。
【0027】スライダー胴体1は案内柱4から後口7側
に寄ったところに爪孔17が穿設され、板スプリング1
8の停止爪19が出没できるように形成し、停止爪19
は引手16の引張り操作によって胴体1のファスナーエ
レメント22をガイドするガイド溝20に出没可能に形
成する。図中21はカバーであり、このスライダーはフ
ァスナーテープの一側縁上にコイル状ファスナーエレメ
ント22を取付けた、いわゆるファスナーエレメントが
ファスナーテープの片面に存在するタイプのファスナー
チェンに適合するスライダーである。
に寄ったところに爪孔17が穿設され、板スプリング1
8の停止爪19が出没できるように形成し、停止爪19
は引手16の引張り操作によって胴体1のファスナーエ
レメント22をガイドするガイド溝20に出没可能に形
成する。図中21はカバーであり、このスライダーはフ
ァスナーテープの一側縁上にコイル状ファスナーエレメ
ント22を取付けた、いわゆるファスナーエレメントが
ファスナーテープの片面に存在するタイプのファスナー
チェンに適合するスライダーである。
【0028】この発明のスライダーの特徴は、ファスナ
ーチェンを被服などの被着物に縫着する際、所定の長さ
に切断して縫着し、この縫着の過程でスライダー、下止
および前止等の部品を取付けるが、まずスライダーに一
方のファスナーストリンガーを挿通した後、他方のファ
スナーストリンガーをスライダーに挿通し、両方のファ
スナーストリンガーを任意の位置で噛合させた後、一方
のファスナーストリンガーを引張り、左右のファスナー
ストリンガーの端部を揃えるように強制的に引違い操作
を行うとき、また左右のファスナーストリンガーに左右
の引張力が働いている状態でスライダーを閉鎖方向に摺
動させるとき、あるいは左右のファスナーストリンガー
を左右に引張ったとき、たとえば図4に示すようにコイ
ル状ファスナーエレメント22はスライダーのフランジ
5の前端8において左右方向へ引張られ、コイル状ファ
スナーエレメント22の隣り合うエレメント脚部の間隔
を押し広げ、フランジ5の前端8が反転部23を乗り越
えてエレメント脚部間に嵌入してスライダーの摺動を阻
害しないように形成したところに特徴がある。
ーチェンを被服などの被着物に縫着する際、所定の長さ
に切断して縫着し、この縫着の過程でスライダー、下止
および前止等の部品を取付けるが、まずスライダーに一
方のファスナーストリンガーを挿通した後、他方のファ
スナーストリンガーをスライダーに挿通し、両方のファ
スナーストリンガーを任意の位置で噛合させた後、一方
のファスナーストリンガーを引張り、左右のファスナー
ストリンガーの端部を揃えるように強制的に引違い操作
を行うとき、また左右のファスナーストリンガーに左右
の引張力が働いている状態でスライダーを閉鎖方向に摺
動させるとき、あるいは左右のファスナーストリンガー
を左右に引張ったとき、たとえば図4に示すようにコイ
ル状ファスナーエレメント22はスライダーのフランジ
5の前端8において左右方向へ引張られ、コイル状ファ
スナーエレメント22の隣り合うエレメント脚部の間隔
を押し広げ、フランジ5の前端8が反転部23を乗り越
えてエレメント脚部間に嵌入してスライダーの摺動を阻
害しないように形成したところに特徴がある。
【0029】コイル状ファスナーエレメント22がスラ
イダーから抜脱するのを未然に防ぐには、フランジ5の
前端8にコイル状ファスナーエレメント22の隣り合う
反転部23が当接する幅広い広幅端面部10を設け、前
端8が反転部23を乗り越えて、コイル状ファスナーエ
レメント22がフランジ5の頂面11と下翼板3との間
から脱出し難いように形成する。したがって、従来の幅
狭いフランジの先端にコイル状ファスナーエレメントの
反転部が割り込み、スライダーの摺動ができなくなるよ
うなことがない。
イダーから抜脱するのを未然に防ぐには、フランジ5の
前端8にコイル状ファスナーエレメント22の隣り合う
反転部23が当接する幅広い広幅端面部10を設け、前
端8が反転部23を乗り越えて、コイル状ファスナーエ
レメント22がフランジ5の頂面11と下翼板3との間
から脱出し難いように形成する。したがって、従来の幅
狭いフランジの先端にコイル状ファスナーエレメントの
反転部が割り込み、スライダーの摺動ができなくなるよ
うなことがない。
【0030】図5〜8に示す第2実施例のスライダーに
ついて説明すると、前記第1実施例と異なるところは、
スライダー胴体1の上翼板2の両側内面に下翼板に向け
て起立するように設けたフランジ5の頂面11の形態で
ある。フランジ5の頂面11に形成する平面部12に、
さらに下翼板3に向けて突出する突出部13をフランジ
5の前端8に形成した広幅端面部10からフランジ5の
中央部分にかけての内縁に沿って設け、この突出部13
はへの字状または逆への字状を呈するように突設する。
なおへの字状の突出部13と平面部12との境界は、な
だらかな斜面部14が形成され、突出部13とファスナ
ーテープとの摩擦を軽減し、スライダーの摺動がスムー
ズに行えるように形成する。
ついて説明すると、前記第1実施例と異なるところは、
スライダー胴体1の上翼板2の両側内面に下翼板に向け
て起立するように設けたフランジ5の頂面11の形態で
ある。フランジ5の頂面11に形成する平面部12に、
さらに下翼板3に向けて突出する突出部13をフランジ
5の前端8に形成した広幅端面部10からフランジ5の
中央部分にかけての内縁に沿って設け、この突出部13
はへの字状または逆への字状を呈するように突設する。
なおへの字状の突出部13と平面部12との境界は、な
だらかな斜面部14が形成され、突出部13とファスナ
ーテープとの摩擦を軽減し、スライダーの摺動がスムー
ズに行えるように形成する。
【0031】このスライダーは図7に示すように、フラ
ンジ5の頂面11における平面部12の前半に下翼板3
に向けて突出する突出部13を形成したので、フランジ
5の頂面11と下翼板3との間隔が第1実施例のスライ
ダーに比べ狭くなり、フランジ5の前端8がコイル状フ
ァスナーエレメント22の反転部23に割り込み嵌入す
ることをより的確に阻止することができる。
ンジ5の頂面11における平面部12の前半に下翼板3
に向けて突出する突出部13を形成したので、フランジ
5の頂面11と下翼板3との間隔が第1実施例のスライ
ダーに比べ狭くなり、フランジ5の前端8がコイル状フ
ァスナーエレメント22の反転部23に割り込み嵌入す
ることをより的確に阻止することができる。
【0032】さらに、図8に示すように、突出部13を
フランジ5の前端8より中央部分にかけての平面部12
の内縁に沿って形成したので、平面部12に占める突出
部13の面積の割合が狭くなり、突出部13がスライダ
ーを摺動させたときにファスナーテープと接触して生じ
る摩擦抵抗を極力小さくすることができる。
フランジ5の前端8より中央部分にかけての平面部12
の内縁に沿って形成したので、平面部12に占める突出
部13の面積の割合が狭くなり、突出部13がスライダ
ーを摺動させたときにファスナーテープと接触して生じ
る摩擦抵抗を極力小さくすることができる。
【0033】図9に示す第3実施例のスライダーは、ス
ライダー胴体1の上翼板2の両側内面に、フランジ5を
下翼板3に向けて起立するように設け、このフランジ5
の頂面11における平面部12に、下翼板3に向けて突
出する突出部13を形成し、この突出部13はフランジ
5の前端8に形成した広幅端面部10からフランジ5の
頂面11における中央部分まで、全体が上翼板2と平行
して突出するように平面部12上に設けたスライダーで
ある。
ライダー胴体1の上翼板2の両側内面に、フランジ5を
下翼板3に向けて起立するように設け、このフランジ5
の頂面11における平面部12に、下翼板3に向けて突
出する突出部13を形成し、この突出部13はフランジ
5の前端8に形成した広幅端面部10からフランジ5の
頂面11における中央部分まで、全体が上翼板2と平行
して突出するように平面部12上に設けたスライダーで
ある。
【0034】このスライダーもフランジ5の頂面11に
おける平面部12の前半部分に、下翼板3へ向けて突出
する突出部13を形成したので、フランジ5の頂面11
と下翼板3との間隔が第1実施例のスライダーに比べて
狭くなり、フランジ5の前端8がコイル状ファスナーエ
レメント22の反転部23に割り込み嵌入することをよ
り的確に阻止することができる。
おける平面部12の前半部分に、下翼板3へ向けて突出
する突出部13を形成したので、フランジ5の頂面11
と下翼板3との間隔が第1実施例のスライダーに比べて
狭くなり、フランジ5の前端8がコイル状ファスナーエ
レメント22の反転部23に割り込み嵌入することをよ
り的確に阻止することができる。
【0035】図10に示した第4実施例のスライダー
は、上翼板2および下翼板3の両側内面にそれぞれ対向
する翼板2、3に向けて起立するフランジ5を設け、こ
のフランジ5の頂面11の内縁に沿って、への字状また
は逆への字状に上下翼板2、3と平行するように突出す
る突出部13を平面部12上に設け、突出部13はフラ
ンジ5の前端8に形成した広幅端面部10からフランジ
5の頂面11における中央部分まで突出するように設け
たスライダーである。
は、上翼板2および下翼板3の両側内面にそれぞれ対向
する翼板2、3に向けて起立するフランジ5を設け、こ
のフランジ5の頂面11の内縁に沿って、への字状また
は逆への字状に上下翼板2、3と平行するように突出す
る突出部13を平面部12上に設け、突出部13はフラ
ンジ5の前端8に形成した広幅端面部10からフランジ
5の頂面11における中央部分まで突出するように設け
たスライダーである。
【0036】このタイプのスライダーは、ファスナーテ
ープの一側縁にコイル状ファスナーエレメント22内に
芯紐を挿通したファスナーエレメント列をファスナーテ
ープを織成すると同時に織込んだファスナーチェン、す
なわちコイル状ファスナーエレメント22がファスナー
テープの両面に張り出して存在するタイプのファスナー
チェンに適合するスライダーである。
ープの一側縁にコイル状ファスナーエレメント22内に
芯紐を挿通したファスナーエレメント列をファスナーテ
ープを織成すると同時に織込んだファスナーチェン、す
なわちコイル状ファスナーエレメント22がファスナー
テープの両面に張り出して存在するタイプのファスナー
チェンに適合するスライダーである。
【0037】このスライダーも上下翼板2、3のフラン
ジ5の頂面11における平面部12の前半部分の内縁に
沿って、それぞれ対向する翼板2、3に向けて突出する
突出部13を設けたので、一方のフランジ5の頂面11
と対向する他方のフランジ5の頂面11との間隔が第1
実施例のスライダーに比べて狭くなり、フランジ5の前
端8がコイル状ファスナーエレメント22の反転部23
に割り込み嵌入することをより的確に阻止することがで
きる。
ジ5の頂面11における平面部12の前半部分の内縁に
沿って、それぞれ対向する翼板2、3に向けて突出する
突出部13を設けたので、一方のフランジ5の頂面11
と対向する他方のフランジ5の頂面11との間隔が第1
実施例のスライダーに比べて狭くなり、フランジ5の前
端8がコイル状ファスナーエレメント22の反転部23
に割り込み嵌入することをより的確に阻止することがで
きる。
【0038】図11に示した第5実施例のスライダー
は、スライダー胴体1の上翼板2の両側内面に下翼板3
に向けて起立するフランジ5を設ける。このフランジ5
は前端8に形成する幅広い広幅端面部10から、胴体1
の後口7にかけて全体にフランジ5の横幅が略同じ大き
さに形成し、後端9にも幅広い広幅端面部10を形成す
ることによって、フランジ5の頂面11全体に幅の広い
平坦な平面部12が形成されている。
は、スライダー胴体1の上翼板2の両側内面に下翼板3
に向けて起立するフランジ5を設ける。このフランジ5
は前端8に形成する幅広い広幅端面部10から、胴体1
の後口7にかけて全体にフランジ5の横幅が略同じ大き
さに形成し、後端9にも幅広い広幅端面部10を形成す
ることによって、フランジ5の頂面11全体に幅の広い
平坦な平面部12が形成されている。
【0039】このスライダーは、フランジ5の前端8の
みならず後端9にも広幅端面部10が設けられているの
で、左右のファスナーストリンガーを引違い操作する
際、後端9の広幅端面部10においても前端8と同様に
コイル状ファスナーエレメント22の隣り合う反転部2
3に当接することが可能であり、フランジ5の前後にお
いて前端8および後端9がコイル状ファスナーエレメン
ト22の反転部23を乗り越えて、隣り合うエレメント
脚部の間に嵌入することがなく、スライダーの操作を阻
害することがない。
みならず後端9にも広幅端面部10が設けられているの
で、左右のファスナーストリンガーを引違い操作する
際、後端9の広幅端面部10においても前端8と同様に
コイル状ファスナーエレメント22の隣り合う反転部2
3に当接することが可能であり、フランジ5の前後にお
いて前端8および後端9がコイル状ファスナーエレメン
ト22の反転部23を乗り越えて、隣り合うエレメント
脚部の間に嵌入することがなく、スライダーの操作を阻
害することがない。
【0040】また、このスライダーは、たとえば図12
に示すようにファスナーテープ24が経編組織のファス
ナーテープ24であり、テープの一面にウエール25が
編成されたファスナーテープ24にコイル状ファスナー
エレメント22を縫着したタイプのファスナーチェンに
適合するスライダーであり、横幅の広いフランジ5の頂
面11は経編ファスナーテープ24のウエール25の表
面と対面し、ウエール25を覆うように形成されてい
る。
に示すようにファスナーテープ24が経編組織のファス
ナーテープ24であり、テープの一面にウエール25が
編成されたファスナーテープ24にコイル状ファスナー
エレメント22を縫着したタイプのファスナーチェンに
適合するスライダーであり、横幅の広いフランジ5の頂
面11は経編ファスナーテープ24のウエール25の表
面と対面し、ウエール25を覆うように形成されてい
る。
【0041】したがって、スライダーが経編ファスナー
テープ24上に摺動する場合、スライダーのフランジ5
の頂面11とウエール25の表面が面接触する部分を十
分に確保することができ、フランジ5とウエール24と
がお互いを支え合うので、フランジ5の外側縁部分また
は内側縁部分、すなわちエッジが経編ファスナーテープ
24の隣接するウエール25間の溝部分に食い込むこと
がなくなり、スライダーの摺動がスムーズに行え、かつ
経編ファスナーテープ24に対し糸切れなどの損傷を与
えないタイプのスライドファスナー用スライダーであ
る。
テープ24上に摺動する場合、スライダーのフランジ5
の頂面11とウエール25の表面が面接触する部分を十
分に確保することができ、フランジ5とウエール24と
がお互いを支え合うので、フランジ5の外側縁部分また
は内側縁部分、すなわちエッジが経編ファスナーテープ
24の隣接するウエール25間の溝部分に食い込むこと
がなくなり、スライダーの摺動がスムーズに行え、かつ
経編ファスナーテープ24に対し糸切れなどの損傷を与
えないタイプのスライドファスナー用スライダーであ
る。
【0042】以上説明したスライダーの適用範囲につい
ては、熱可塑性樹脂のモノフィラメントから形成したコ
イル状ファスナーエレメントを備えたファスナーチェン
について説明したが、この発明のスライダーは必ずしも
コイル状ファスナーエレメントのみを対象とするもので
はなく、金属製あるいは熱可塑性樹脂製の単体から形成
された単一体タイプのファスナーエレメントをファスナ
ーテープの一側縁に装着したファスナーチェンのスライ
ダーとしても使用できるものである。ただし単一体タイ
プのファスナーエレメントを備えたファスナーチェンに
おいては、左右のファスナーストリンガーを引違い状に
操作することはできないが、組み合わされた左右のファ
スナーストリンガーに左右方向の引張力が働いている状
態、たとえば収納物が満杯に詰まったバッグなどの開口
部に取付けられたスライドファスナーを閉鎖するために
スライダーを摺動させるときになどに用いるスライダー
として好適である。
ては、熱可塑性樹脂のモノフィラメントから形成したコ
イル状ファスナーエレメントを備えたファスナーチェン
について説明したが、この発明のスライダーは必ずしも
コイル状ファスナーエレメントのみを対象とするもので
はなく、金属製あるいは熱可塑性樹脂製の単体から形成
された単一体タイプのファスナーエレメントをファスナ
ーテープの一側縁に装着したファスナーチェンのスライ
ダーとしても使用できるものである。ただし単一体タイ
プのファスナーエレメントを備えたファスナーチェンに
おいては、左右のファスナーストリンガーを引違い状に
操作することはできないが、組み合わされた左右のファ
スナーストリンガーに左右方向の引張力が働いている状
態、たとえば収納物が満杯に詰まったバッグなどの開口
部に取付けられたスライドファスナーを閉鎖するために
スライダーを摺動させるときになどに用いるスライダー
として好適である。
【0043】単一体タイプのファスナーエレメントを装
着したファスナーチェンに用いるスライダーは、図1
3、14に示すように、スライダー胴体1の上翼板2と
下翼板3との両側内面にそれぞれ対向する翼板2、3に
向けて起立するフランジ5を設け、フランジ5は前端8
から後端9にかけて頂面11が平坦状の平面部12を形
成し、上下に対向するフランジ5前端8に胴体1の左右
方向へ延びる平坦な広幅端面部10を形成する。
着したファスナーチェンに用いるスライダーは、図1
3、14に示すように、スライダー胴体1の上翼板2と
下翼板3との両側内面にそれぞれ対向する翼板2、3に
向けて起立するフランジ5を設け、フランジ5は前端8
から後端9にかけて頂面11が平坦状の平面部12を形
成し、上下に対向するフランジ5前端8に胴体1の左右
方向へ延びる平坦な広幅端面部10を形成する。
【0044】この広幅端面部10は、ファスナーテープ
の一側縁に熱可塑性樹脂を用いて射出成形した単一体の
ファスナーエレメント22の隣り合うファスナーエレメ
ント22間の間隔よりも広い横幅を具有するように形成
する。したがって左右のファスナーストリンガーに図1
4に示すように左右方向の引張力が働いている状態にお
いて、スライダーを閉鎖方向へ摺動させると、フランジ
5の前端8の広幅端面部10にファスナーエレメント2
2の端縁が次から次と常時当接することができるように
形成されているので、強引にスライダーを摺動させて
も、従来のようにスライダーのフランジがファスナーエ
レメント間の間隙に食い込みスライダーの摺動が不能に
なることがない。なおフランジ5の頂面11における平
面部12に前例で説明した突出部13を設けることも可
能である。
の一側縁に熱可塑性樹脂を用いて射出成形した単一体の
ファスナーエレメント22の隣り合うファスナーエレメ
ント22間の間隔よりも広い横幅を具有するように形成
する。したがって左右のファスナーストリンガーに図1
4に示すように左右方向の引張力が働いている状態にお
いて、スライダーを閉鎖方向へ摺動させると、フランジ
5の前端8の広幅端面部10にファスナーエレメント2
2の端縁が次から次と常時当接することができるように
形成されているので、強引にスライダーを摺動させて
も、従来のようにスライダーのフランジがファスナーエ
レメント間の間隙に食い込みスライダーの摺動が不能に
なることがない。なおフランジ5の頂面11における平
面部12に前例で説明した突出部13を設けることも可
能である。
【0045】
【発明の効果】この発明のスライドファスナー用スライ
ダーは、以上説明したとおりの構成であり、この構成に
よって下記の効果を奏するものである。
ダーは、以上説明したとおりの構成であり、この構成に
よって下記の効果を奏するものである。
【0046】この発明のうち請求項1記載の発明は、ス
ライダー胴体の上下翼板の一方から他方へ向けて起立す
る一対のフランジを設け、該フランジにおける前端に、
胴体の左右方向へ拡張する広幅端面部を設け、フランジ
の頂面は上下翼板と平行状の平面部を形成したことによ
って、両方のファスナーストリンガーを強制的に引違い
操作を行ったとき、あるいは左右方向の引張力が働いて
いる状態でスライダーを閉鎖方向へ摺動させたとき、コ
イル状ファスナーエレメントの隣り合う反転部、または
個々に独立した金属製あるいは熱可塑性樹脂製の単一体
のファスナーエレメントの端縁がフランジの広幅端面部
に当接し、フランジの前端がコイル状ファスナーエレメ
ントの反転部を乗り越えて隣り合うファスナーエレメン
ト間に嵌入すること、または単一体のファスナーエレメ
ント間の間隙にフランジの前端が食い込みスライダーの
摺動を阻害したり、またはコイル状ファスナーエレメン
トがスライダーから抜脱するのを阻止する効果がある。
ライダー胴体の上下翼板の一方から他方へ向けて起立す
る一対のフランジを設け、該フランジにおける前端に、
胴体の左右方向へ拡張する広幅端面部を設け、フランジ
の頂面は上下翼板と平行状の平面部を形成したことによ
って、両方のファスナーストリンガーを強制的に引違い
操作を行ったとき、あるいは左右方向の引張力が働いて
いる状態でスライダーを閉鎖方向へ摺動させたとき、コ
イル状ファスナーエレメントの隣り合う反転部、または
個々に独立した金属製あるいは熱可塑性樹脂製の単一体
のファスナーエレメントの端縁がフランジの広幅端面部
に当接し、フランジの前端がコイル状ファスナーエレメ
ントの反転部を乗り越えて隣り合うファスナーエレメン
ト間に嵌入すること、または単一体のファスナーエレメ
ント間の間隙にフランジの前端が食い込みスライダーの
摺動を阻害したり、またはコイル状ファスナーエレメン
トがスライダーから抜脱するのを阻止する効果がある。
【0047】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、上下翼板のうち、いずれか一方の翼板
から他方の翼板に向けて起立する一対のフランジを一方
の翼板に設けたことによって、コイル状ファスナーエレ
メントをファスナーテープの一側片面上に取付けたファ
スナーチェンに適合したスライダーを容易に提供するこ
とができる効果がある。
明の効果に加え、上下翼板のうち、いずれか一方の翼板
から他方の翼板に向けて起立する一対のフランジを一方
の翼板に設けたことによって、コイル状ファスナーエレ
メントをファスナーテープの一側片面上に取付けたファ
スナーチェンに適合したスライダーを容易に提供するこ
とができる効果がある。
【0048】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、上下翼板の内面にそれぞれ対向状に起
立する一対のフランジを双方の翼板に設けたことによっ
て、コイル状ファスナーエレメントをファスナーテープ
の一側両面上に張り出す形で取付けたファスナーチェン
に適合したスライダーを容易に提供することができる効
果がある。
明の効果に加え、上下翼板の内面にそれぞれ対向状に起
立する一対のフランジを双方の翼板に設けたことによっ
て、コイル状ファスナーエレメントをファスナーテープ
の一側両面上に張り出す形で取付けたファスナーチェン
に適合したスライダーを容易に提供することができる効
果がある。
【0049】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の効果に加え、フランジは後口側に位置
する後端の横幅よりも肩口側に位置する前端の横幅が広
く漸次拡大する形に形成したことによって、スライダー
の肩口側からのファスナーエレメントの抜脱を防ぐとと
もに、フランジの頂面に形成した平面部の面積を極力小
さくし、スライダーの摺動によって平面部とファスナー
テープとの接触により生じる摩擦抵抗を軽減することが
できる効果がある。
は3記載の発明の効果に加え、フランジは後口側に位置
する後端の横幅よりも肩口側に位置する前端の横幅が広
く漸次拡大する形に形成したことによって、スライダー
の肩口側からのファスナーエレメントの抜脱を防ぐとと
もに、フランジの頂面に形成した平面部の面積を極力小
さくし、スライダーの摺動によって平面部とファスナー
テープとの接触により生じる摩擦抵抗を軽減することが
できる効果がある。
【0050】請求項5記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の発明の効果に加え、フランジの後口側に位置
する後端に、胴体の左右方向へ拡張する広幅端面部を設
け、フランジ全体を幅広く形成したことによって、左右
のファスナーストリンガーの引違い操作の際、フランジ
の後端においてコイル状ファスナーエレメントの反転部
が広幅端面部に当接し、コイル状ファスナーエレメント
がフランジの後端から抜脱するのを防ぐ効果がある。
は3記載の発明の効果に加え、フランジの後口側に位置
する後端に、胴体の左右方向へ拡張する広幅端面部を設
け、フランジ全体を幅広く形成したことによって、左右
のファスナーストリンガーの引違い操作の際、フランジ
の後端においてコイル状ファスナーエレメントの反転部
が広幅端面部に当接し、コイル状ファスナーエレメント
がフランジの後端から抜脱するのを防ぐ効果がある。
【0051】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の効果に加え、フランジにお
ける頂面の平面部に、肩口側に位置する前端からフラン
ジの中央にかけて、他方の翼板側へ向けて突出する突出
部を形成したことによって、フランジとファスナーテー
プとの間に存在する間隙を狭くし、ファスナーチェンの
引違い操作あるいは左右への引張りに対し、コイル状フ
ァスナーエレメントがフランジの前端より抜脱するのを
確実に阻止できる効果がある。
3、4または5記載の発明の効果に加え、フランジにお
ける頂面の平面部に、肩口側に位置する前端からフラン
ジの中央にかけて、他方の翼板側へ向けて突出する突出
部を形成したことによって、フランジとファスナーテー
プとの間に存在する間隙を狭くし、ファスナーチェンの
引違い操作あるいは左右への引張りに対し、コイル状フ
ァスナーエレメントがフランジの前端より抜脱するのを
確実に阻止できる効果がある。
【0052】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明の効果に加え、フランジにおける頂面に形成する突出
部は、フランジの前端から内縁に沿って形成したことに
よって、ファスナーテープと対面する突出部の面積が狭
くなり、ファスナーテープと突出部との接触により生ず
るスライダーの摺動摩擦抵抗を小さくすることができ、
スライダーの円滑な摺動が達成できる効果がある。
明の効果に加え、フランジにおける頂面に形成する突出
部は、フランジの前端から内縁に沿って形成したことに
よって、ファスナーテープと対面する突出部の面積が狭
くなり、ファスナーテープと突出部との接触により生ず
るスライダーの摺動摩擦抵抗を小さくすることができ、
スライダーの円滑な摺動が達成できる効果がある。
【0053】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明の効果に加え、フランジにおける頂面に形成する突出
部と平面部との境界に斜面部を形成したことによって、
フランジの頂面に極端な段差がなく滑らかな面であるか
ら、スライダーの摺動操作が円滑に行え、かつファスナ
ーテープを損傷することがない効果がある。
明の効果に加え、フランジにおける頂面に形成する突出
部と平面部との境界に斜面部を形成したことによって、
フランジの頂面に極端な段差がなく滑らかな面であるか
ら、スライダーの摺動操作が円滑に行え、かつファスナ
ーテープを損傷することがない効果がある。
【0054】請求項9記載の発明は、請求項5記載の発
明の効果に加え、フランジはその頂面が経編組織のファ
スナーテープのウエールと対面し、ウエールを覆う横幅
を有するように形成したことによって、スライダーの摺
動時にフランジの外側縁または内側縁のエッジが経編フ
ァスナーテープの隣接するウエール間の溝に食い込むこ
とがないから、経編ファスナーテープの損傷を確実に防
止し、かつスライダーの摺動操作を円滑に行うことがで
きる効果がある。
明の効果に加え、フランジはその頂面が経編組織のファ
スナーテープのウエールと対面し、ウエールを覆う横幅
を有するように形成したことによって、スライダーの摺
動時にフランジの外側縁または内側縁のエッジが経編フ
ァスナーテープの隣接するウエール間の溝に食い込むこ
とがないから、経編ファスナーテープの損傷を確実に防
止し、かつスライダーの摺動操作を円滑に行うことがで
きる効果がある。
【0055】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
発明の効果に加え、フランジの前端に設ける広幅端面部
は、ファスナーテープの一側縁に装着するファスナーエ
レメントの隣り合うファスナーエレメント間の間隔より
も広い横幅を具備させたことによって、スライダーはフ
ァスナーエレメントがコイル状ファスナーエレメントの
みでなく、金属製あるいは熱可塑性樹脂製の単体から形
成された単一体のファスナーエレメントなど、あらゆる
ファスナーエレメントを備えたファスナーチェンにも用
いることができる。
発明の効果に加え、フランジの前端に設ける広幅端面部
は、ファスナーテープの一側縁に装着するファスナーエ
レメントの隣り合うファスナーエレメント間の間隔より
も広い横幅を具備させたことによって、スライダーはフ
ァスナーエレメントがコイル状ファスナーエレメントの
みでなく、金属製あるいは熱可塑性樹脂製の単体から形
成された単一体のファスナーエレメントなど、あらゆる
ファスナーエレメントを備えたファスナーチェンにも用
いることができる。
【0056】しかもスライダーは左右のファスナースト
リンガーに左右方向の引張力が働いている状態において
も、隣接するファスナーエレメント間の間隙にフランジ
が絶対に食い込むことがないから、従来のスライダーの
ようにファスナーエレメント間の間隙にフランジが食い
込みスライダーの摺動が不能になることがなく、円滑に
スライダーの摺動操作が行うことができる効果があるな
ど、この発明が奏する効果はきわめて顕著である。
リンガーに左右方向の引張力が働いている状態において
も、隣接するファスナーエレメント間の間隙にフランジ
が絶対に食い込むことがないから、従来のスライダーの
ようにファスナーエレメント間の間隙にフランジが食い
込みスライダーの摺動が不能になることがなく、円滑に
スライダーの摺動操作が行うことができる効果があるな
ど、この発明が奏する効果はきわめて顕著である。
【図1】第1実施例のスライドファスナー用スライダー
の上翼板の内面を示す一部切欠した斜視図である。
の上翼板の内面を示す一部切欠した斜視図である。
【図2】同上スライダーの上翼板の内面を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】同上スライダーの側面図である。
【図4】同上スライダーの作用状態を示す断面図であ
る。
る。
【図5】第2実施例のスライドファスナー用スライダー
の上翼板の内面を示す一部切欠した斜視図である。
の上翼板の内面を示す一部切欠した斜視図である。
【図6】同上スライダーの上翼板の内面を示す断面図で
ある。
ある。
【図7】同上スライダーの側面図である。
【図8】同上スライダーの作用状態を示す断面図であ
る。
る。
【図9】第3実施例のスライドファスナー用スライダー
の上翼板の内面を示す断面図である。
の上翼板の内面を示す断面図である。
【図10】第4実施例のスライドファスナー用スライダ
ーの側面図である。
ーの側面図である。
【図11】第5実施例のスライドファスナー用スライダ
ーの上翼板の内面を示す断面図である。
ーの上翼板の内面を示す断面図である。
【図12】同上スライダーの使用状態を示す底面図であ
る。
る。
【図13】第6実施例のスライドファスナー用スライダ
ーの側面図である。
ーの側面図である。
【図14】同上スライダーの作用状態を示す断面図であ
る。
る。
【図15】公知のスライダーの横断面図である。
【図16】他の公知のスライダーの下翼板の内面を示す
断面図である。
断面図である。
【図17】さらに他の公知のスライダーの斜視図であ
る。
る。
1 スライダー胴体 2 上翼板 3 下翼板 5 フランジ 6 肩口 7 後口 8 前端 9 後端 10 広幅断面部 11 頂面 12 平面部 13 突出部 14 斜面部 22 ファスナーエレメント 23 反転部 24 経編ファスナーテープ 25 ウエール
Claims (10)
- 【請求項1】 スライダー胴体1の上下翼板2、3の一
方から他方へ向けて起立する一対のフランジ5を設け、
該フランジ5における胴体1の肩口6側に位置する前端
8に、胴体1の左右方向へ拡張する広幅端面部10を設
け、フランジ5の頂面11は上下翼板2、3と平行状の
平面部12を設けたことを特徴とするスライドファスナ
ー用スライダー。 - 【請求項2】 上下翼板2、3のうち、いずれか一方の
翼板2、3から他方の翼板2、3に向けて起立する一対
のフランジ5を一方の翼板2、3に設けてなる請求項1
記載のスライドファスナー用スライダー。 - 【請求項3】 上下翼板2、3の内面にそれぞれ対向状
に起立する一対のフランジ5を双方の翼板2、3に設け
てなる請求項1記載のスライドファスナー用スライダ
ー。 - 【請求項4】 フランジ5は後口7側に位置する後端9
の横幅よりも肩口6側に位置する前端8の横幅が広く漸
次拡大する形に形成してなる請求項1、2または3記載
のスライドファスナー用スライダー。 - 【請求項5】 フランジ5の後口7側に位置する後端9
は、胴体1の左右方向へ拡張する広幅端面部10を設
け、フランジ5全体を幅広く形成してなる請求項1、2
または3記載のスライドファスナー用スライダー。 - 【請求項6】 フランジ5における頂面11の平面部1
2に、肩口6側に位置する前端8からフランジ5の中央
にかけて、他方の翼板2、3側へ向けて突出する突出部
13を形成してなる請求項1、2、3、4または5記載
のスライドファスナー用スライダー。 - 【請求項7】 フランジ5における頂面11に形成する
突出部13は、フランジ5の前端8から内縁に沿って形
成してなる請求項6記載のスライドファスナー用スライ
ダー。 - 【請求項8】 フランジ5における頂面11に形成する
突出部13と平面部12との境界に斜面部14を形成し
てなる請求項6記載のスライドファスナー用スライダ
ー。 - 【請求項9】 フランジ5における頂面11は、経編組
織のファスナーテープ24の少なくとも単一のウエール
25を覆う横幅を具備してなる請求項5記載のスライド
ファスナー用スライダー。 - 【請求項10】 フランジ5の前端8に設ける広幅端面
部10は、ファスナーテープの一側縁に装着するファス
ナーエレメント22の隣り合うファスナーエレメント2
2間の間隔よりも広い横幅を具備してなる請求項1記載
のスライドファスナー用スライダー。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11071717A JP2000262309A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | スライドファスナー用スライダー |
US09/512,858 US6490770B1 (en) | 1999-03-17 | 2000-02-24 | Slider for slide fastener |
DE60007909T DE60007909T2 (de) | 1999-03-17 | 2000-03-13 | Schieber für Reissverschluss |
EP00104563A EP1036517B1 (en) | 1999-03-17 | 2000-03-13 | Slider for slide fastener |
ES00104563T ES2212938T3 (es) | 1999-03-17 | 2000-03-13 | Cursor para cierre de cremallera. |
TR2000/00747A TR200000747A2 (tr) | 1999-03-17 | 2000-03-20 | Fermuar sürgüsü. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11071717A JP2000262309A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | スライドファスナー用スライダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000262309A true JP2000262309A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13468567
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---|---|
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EP (1) | EP1036517B1 (ja) |
JP (1) | JP2000262309A (ja) |
DE (1) | DE60007909T2 (ja) |
ES (1) | ES2212938T3 (ja) |
TR (1) | TR200000747A2 (ja) |
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JP2008036280A (ja) * | 2006-08-09 | 2008-02-21 | Ykk Corp | スライドファスナー用スライダー |
JP2009022547A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Ykk Corp | スライドファスナー用スライダー |
KR20170000615U (ko) * | 2015-08-05 | 2017-02-15 | 충 츠완 엔터플라이즈 컴퍼니 리미티드 | 정위효과를 높이는데 사용되는 은닉 지퍼 슬라이더 조합구조 및 그의 슬라이딩 부재 |
JPWO2021181632A1 (ja) * | 2020-03-12 | 2021-09-16 |
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US7293334B2 (en) | 2002-03-21 | 2007-11-13 | The Coleman Company, Inc. | Integral zipper slide and guard |
US6701584B2 (en) | 2002-03-21 | 2004-03-09 | The Coleman Company, Inc. | Zipper guard |
JP4244024B2 (ja) * | 2004-07-05 | 2009-03-25 | Ykk株式会社 | 隠しスライドファスナー用スライダーと隠しスライドファスナー |
NL1029499C2 (nl) * | 2005-07-12 | 2007-01-15 | Walraven Holding Bv J Van | Bevestigingssamenstel. |
GB0618329D0 (en) * | 2006-09-18 | 2006-10-25 | Ykk Europ Ltd | Slider for fluid tight slide fastener |
GB0723493D0 (en) * | 2007-11-30 | 2008-01-09 | Ykk Europ Ltd | Slider for a slide fastener |
RU2496396C2 (ru) * | 2008-12-22 | 2013-10-27 | Коламбия Спортсвеа Норс Америка, Инк. | Погодоустойчивая скользящая застежка |
RU2496395C2 (ru) * | 2009-01-30 | 2013-10-27 | Коламбия Спортсвеа Норс Америка, Инк. | Застежка-молния, стойкая к заеданию |
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GB201311761D0 (en) | 2013-07-01 | 2013-08-14 | Raw Ip Ltd | A zip fastener |
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2000
- 2000-02-24 US US09/512,858 patent/US6490770B1/en not_active Expired - Fee Related
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- 2000-03-13 DE DE60007909T patent/DE60007909T2/de not_active Expired - Lifetime
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- 2000-03-20 TR TR2000/00747A patent/TR200000747A2/xx unknown
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