JP2000248325A - アルミニウム合金配管材 - Google Patents
アルミニウム合金配管材Info
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- F28F19/02—Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers by using coatings, e.g. vitreous or enamel coatings
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- F28F21/00—Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐エロージョン・コロージョン性、一般耐食
性に優れ、ラジエータ、ヒータコアなどアルミニウム製
熱交換器の構成部材、とくにチューブ材として好適に使
用できるアルミニウム合金配管材を提供する。 【解決手段】 押出により成形される2層構造の配管材
であって、配管材の内面を構成する内層がAl−Mn系
合金からなり、配管材の外面を構成する外層が、Si:
3.0〜12.0%を含有し、残部Alおよび不純物よ
りなるアルミニウム合金、Si:3.0〜12.0%、
Zn:1〜10%を含有し、残部Alおよび不純物より
なるアルミニウム合金、またはこれにFe:0.15〜
1.2%を含有するアルミニウム合金からなる。内層に
は、さらに少量のIn、Snのうちの1種以上が含まれ
てもよい。外層の外側にさらにアルミニウム合金の犠牲
陽極材層をクラッドした3層構造とすることもできる。
性に優れ、ラジエータ、ヒータコアなどアルミニウム製
熱交換器の構成部材、とくにチューブ材として好適に使
用できるアルミニウム合金配管材を提供する。 【解決手段】 押出により成形される2層構造の配管材
であって、配管材の内面を構成する内層がAl−Mn系
合金からなり、配管材の外面を構成する外層が、Si:
3.0〜12.0%を含有し、残部Alおよび不純物よ
りなるアルミニウム合金、Si:3.0〜12.0%、
Zn:1〜10%を含有し、残部Alおよび不純物より
なるアルミニウム合金、またはこれにFe:0.15〜
1.2%を含有するアルミニウム合金からなる。内層に
は、さらに少量のIn、Snのうちの1種以上が含まれ
てもよい。外層の外側にさらにアルミニウム合金の犠牲
陽極材層をクラッドした3層構造とすることもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム合金
配管材、とくに、ラジエータやヒータコアなどのアルミ
ニウム製熱交換器の作動流体通路を形成するためのチュ
ーブ材として、熱交換器のフィンなどに、拡管方式など
機械的方式により組付けられるアルミニウム合金配管材
に関する。
配管材、とくに、ラジエータやヒータコアなどのアルミ
ニウム製熱交換器の作動流体通路を形成するためのチュ
ーブ材として、熱交換器のフィンなどに、拡管方式など
機械的方式により組付けられるアルミニウム合金配管材
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用のラジエータ、ヒータコアなど
アルミニウム製熱交換器のチューブ材としては、300
3合金などのAl−Mn系合金を外層(芯材層)とし、
内層(犠牲陽極材層)としてAl−Zn系合金をクラッ
ドした2層構造の配管材や、この配管材の外層(芯材
層)側にさらにAl−Zn系合金の最外層(犠牲陽極材
層)をクラッドした3層構造の配管材が使用されてい
る。
アルミニウム製熱交換器のチューブ材としては、300
3合金などのAl−Mn系合金を外層(芯材層)とし、
内層(犠牲陽極材層)としてAl−Zn系合金をクラッ
ドした2層構造の配管材や、この配管材の外層(芯材
層)側にさらにAl−Zn系合金の最外層(犠牲陽極材
層)をクラッドした3層構造の配管材が使用されてい
る。
【0003】配管材の内面を構成する内層は、使用中に
作動流体と接し、Al−Mn系合金の芯材層に対して犠
牲陽極効果を発揮して芯材層の孔食の発生を防止する役
割を果し、3層構造の配管材においては、最外層は、A
l−Mn系合金の芯材層に対する犠牲陽極作用により芯
材層の孔食、隙間腐食の発生を抑制する役割を果たす。
作動流体と接し、Al−Mn系合金の芯材層に対して犠
牲陽極効果を発揮して芯材層の孔食の発生を防止する役
割を果し、3層構造の配管材においては、最外層は、A
l−Mn系合金の芯材層に対する犠牲陽極作用により芯
材層の孔食、隙間腐食の発生を抑制する役割を果たす。
【0004】これらの熱交換器においては、作動流体と
して、市販のエチレングリコールを主成分とする不凍液
を水で50vol%程度までの濃度に希釈した中性〜弱
アルカリ性の溶液が一般に使用されているが、作動流体
によっては、チューブを構成する前記アルミニウム合金
配管材にエロージョン・コロージョンが生じ、その結
果、Al−Mn系合金の芯材層に貫通腐食が発生して熱
交換性能が損なわれることがしばしば経験されている。
して、市販のエチレングリコールを主成分とする不凍液
を水で50vol%程度までの濃度に希釈した中性〜弱
アルカリ性の溶液が一般に使用されているが、作動流体
によっては、チューブを構成する前記アルミニウム合金
配管材にエロージョン・コロージョンが生じ、その結
果、Al−Mn系合金の芯材層に貫通腐食が発生して熱
交換性能が損なわれることがしばしば経験されている。
【0005】Al−Mn合金の芯材の片面にAl−Si
系合金のろう材をクラッドし、他の面にAl−Zn系合
金の犠牲陽極材をクラッドしてなる3層構造のクラッド
材を、ろう材側を外側として曲成し、突き合わせ部を溶
接またはろう付けすることによりチューブ材とし、これ
をろう材を介してアルミニウム合金フィンなどにろう付
けするようにしたアルミニウム合金クラッド材について
は、耐孔食性を改善するための材料構成がいくつか提案
されているが(特開平3−94993号公報、特開平8
−132284号公報など)、これらのアルミニウム合
金クラッド材からなる配管材においても、ラジエータ、
ヒータコアなどに機械的に組付けチューブ材として使用
された場合、作動流体が比較的低温で且つ中性〜弱酸性
でClイオンを含む場合には優れた犠牲陽極効果を発揮
するが、作動流体が弱アルカリ性で且つ作動流体が熱交
換器内を高速で流れるような場合には耐食性が十分では
なく、エロージョン・コロージョンが生じ防食効果を発
揮できないことが少なくない。
系合金のろう材をクラッドし、他の面にAl−Zn系合
金の犠牲陽極材をクラッドしてなる3層構造のクラッド
材を、ろう材側を外側として曲成し、突き合わせ部を溶
接またはろう付けすることによりチューブ材とし、これ
をろう材を介してアルミニウム合金フィンなどにろう付
けするようにしたアルミニウム合金クラッド材について
は、耐孔食性を改善するための材料構成がいくつか提案
されているが(特開平3−94993号公報、特開平8
−132284号公報など)、これらのアルミニウム合
金クラッド材からなる配管材においても、ラジエータ、
ヒータコアなどに機械的に組付けチューブ材として使用
された場合、作動流体が比較的低温で且つ中性〜弱酸性
でClイオンを含む場合には優れた犠牲陽極効果を発揮
するが、作動流体が弱アルカリ性で且つ作動流体が熱交
換器内を高速で流れるような場合には耐食性が十分では
なく、エロージョン・コロージョンが生じ防食効果を発
揮できないことが少なくない。
【0006】発明者らは、芯材に犠牲陽極材をクラッド
したアルミニウム合金クラッド材について、弱アルカリ
性溶液中における腐食挙動を究明し、その防止策を検討
する過程において、弱アルカリ環境下においては、犠牲
陽極材層の表面に褐色〜黒色の皮膜が生成し、この皮膜
が高流速の作動流体の衝突によって剥離し、剥離した部
分に腐食(エロージョン・コロージョン)が集中して優
先腐食することにより貫通孔が生じることを見出した。
したアルミニウム合金クラッド材について、弱アルカリ
性溶液中における腐食挙動を究明し、その防止策を検討
する過程において、弱アルカリ環境下においては、犠牲
陽極材層の表面に褐色〜黒色の皮膜が生成し、この皮膜
が高流速の作動流体の衝突によって剥離し、剥離した部
分に腐食(エロージョン・コロージョン)が集中して優
先腐食することにより貫通孔が生じることを見出した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の知見
に基づき、とくに弱アルカリ性を有する作動流体が高速
で流れる環境下において、犠牲陽極材層の表面が保護さ
れて前記の褐色〜黒色の皮膜が生成せず、優れた耐食性
を有する犠牲陽極材層と芯材層との組合わせを見出すた
めに多角的な実験、検討を行った結果としてなされたも
のであり、その目的は、耐エロージョン・コロージョン
性に優れ、弱アルカリ性の作動流体が高速で流れる環境
下においても、エロージョン・コロージョンによる貫通
孔が生じることがなく、とくにラジエータ、ヒータコア
などのチューブ材として好適に使用できるアルミニウム
合金配管材をを提供することにある。
に基づき、とくに弱アルカリ性を有する作動流体が高速
で流れる環境下において、犠牲陽極材層の表面が保護さ
れて前記の褐色〜黒色の皮膜が生成せず、優れた耐食性
を有する犠牲陽極材層と芯材層との組合わせを見出すた
めに多角的な実験、検討を行った結果としてなされたも
のであり、その目的は、耐エロージョン・コロージョン
性に優れ、弱アルカリ性の作動流体が高速で流れる環境
下においても、エロージョン・コロージョンによる貫通
孔が生じることがなく、とくにラジエータ、ヒータコア
などのチューブ材として好適に使用できるアルミニウム
合金配管材をを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による請求項1記載のアルミニウム合金配管
材は、押出により成形された2層構造の配管材であっ
て、配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系合金か
らなり、配管材の内面を構成する内層が、Si:3.0
〜12.0%を含有し、残部Alおよび不純物よりなる
アルミニウム合金からなることを特徴とし、請求項1記
載のアルミニウム合金配管材は、押出により成形された
2層構造の配管材であって、配管材の外面を構成する外
層がAl−Mn系合金からなり、配管材の内面を構成す
る内層が、Si:3.0〜12.0%、Zn:1.0〜
10.0%を含有し、残部Alおよび不純物よりなるア
ルミニウム合金からなることを特徴とする。
めの本発明による請求項1記載のアルミニウム合金配管
材は、押出により成形された2層構造の配管材であっ
て、配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系合金か
らなり、配管材の内面を構成する内層が、Si:3.0
〜12.0%を含有し、残部Alおよび不純物よりなる
アルミニウム合金からなることを特徴とし、請求項1記
載のアルミニウム合金配管材は、押出により成形された
2層構造の配管材であって、配管材の外面を構成する外
層がAl−Mn系合金からなり、配管材の内面を構成す
る内層が、Si:3.0〜12.0%、Zn:1.0〜
10.0%を含有し、残部Alおよび不純物よりなるア
ルミニウム合金からなることを特徴とする。
【0009】請求項3記載のアルミニウム合金配管材
は、押出により成形された2層構造の配管材であって、
配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系合金からな
り、配管材の内面を構成する内層が、Si:3.0〜1
2.0%、Fe:0.15〜1.2%を含有し、残部A
lおよび不純物よりなるアルミニウム合金からなること
を特徴とし、請求項3記載のアルミニウム合金配管材
は、押出により成形された2層構造の配管材であって、
配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系合金からな
り、配管材の内面を構成する内層が、Si:3.0〜1
2.0%、Zn:1.0〜10.0%、Fe:0.15
〜1.2%を含有し、残部Alおよび不純物よりなるア
ルミニウム合金からなることを特徴とする。
は、押出により成形された2層構造の配管材であって、
配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系合金からな
り、配管材の内面を構成する内層が、Si:3.0〜1
2.0%、Fe:0.15〜1.2%を含有し、残部A
lおよび不純物よりなるアルミニウム合金からなること
を特徴とし、請求項3記載のアルミニウム合金配管材
は、押出により成形された2層構造の配管材であって、
配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系合金からな
り、配管材の内面を構成する内層が、Si:3.0〜1
2.0%、Zn:1.0〜10.0%、Fe:0.15
〜1.2%を含有し、残部Alおよび不純物よりなるア
ルミニウム合金からなることを特徴とする。
【0010】また、請求項5記載のアルミニウム合金配
管材は、請求項1〜4のアルミニウム合金配管材におい
て、内層のアルミニウム合金が、さらにIn:0.00
1〜0.05%、Sn:0.001〜0.05%のうち
の1種または2種を含有することを特徴とし、請求項6
記載のアルミニウム合金配管材は、請求項1〜5のアル
ミニウム合金配管材において、内層のアルミニウム合金
が、さらにCu:0.05%以下(0%を含まず、以下
同じ)、Cr:0.2%以下、Ti:0.3%以下、Z
r:0.3%以下、B:0.1%以下のうちの1種また
は2種以上を含有することを特徴とする。
管材は、請求項1〜4のアルミニウム合金配管材におい
て、内層のアルミニウム合金が、さらにIn:0.00
1〜0.05%、Sn:0.001〜0.05%のうち
の1種または2種を含有することを特徴とし、請求項6
記載のアルミニウム合金配管材は、請求項1〜5のアル
ミニウム合金配管材において、内層のアルミニウム合金
が、さらにCu:0.05%以下(0%を含まず、以下
同じ)、Cr:0.2%以下、Ti:0.3%以下、Z
r:0.3%以下、B:0.1%以下のうちの1種また
は2種以上を含有することを特徴とする。
【0011】請求項7記載のアルミニウム合金配管材
は、請求項1〜6のアルミニウム合金配管材において、
外層のAl−Mn系合金が、Mn:0.3%を越え2.
0%以下、Cu:0.05〜0.5%を含有し、残部A
lおよび不純物からなることを特徴とし、請求項8記載
のアルミニウム合金配管材は、請求項7のアルミニウム
合金配管材において、外層のAl−Mn系合金が、さら
にTi:0.30%以下、Cr:0.5%以下、Zr:
0.3%以下、B:0.1%以下のうちの1種または2
種以上を含有することを特徴とする。
は、請求項1〜6のアルミニウム合金配管材において、
外層のAl−Mn系合金が、Mn:0.3%を越え2.
0%以下、Cu:0.05〜0.5%を含有し、残部A
lおよび不純物からなることを特徴とし、請求項8記載
のアルミニウム合金配管材は、請求項7のアルミニウム
合金配管材において、外層のAl−Mn系合金が、さら
にTi:0.30%以下、Cr:0.5%以下、Zr:
0.3%以下、B:0.1%以下のうちの1種または2
種以上を含有することを特徴とする。
【0012】請求項9記載のアルミニウム合金配管材
は、請求項1〜8のいずれかに記載のアルミニウム合金
配管材の外層側に、さらに純アルミニウムの最外層をク
ラッドして3層構造としたことを特徴とし、請求項10
記載のアルミニウム合金配管材は、請求項1〜8のいず
れかに記載のアルミニウム合金配管材の外層側にさら
に、Zn:0.3〜3.0%を含有し、残部Alおよび
不純物よりなるアルミニウム合金の最外層をクラッドし
て3層構造としたことを特徴とする。
は、請求項1〜8のいずれかに記載のアルミニウム合金
配管材の外層側に、さらに純アルミニウムの最外層をク
ラッドして3層構造としたことを特徴とし、請求項10
記載のアルミニウム合金配管材は、請求項1〜8のいず
れかに記載のアルミニウム合金配管材の外層側にさら
に、Zn:0.3〜3.0%を含有し、残部Alおよび
不純物よりなるアルミニウム合金の最外層をクラッドし
て3層構造としたことを特徴とする。
【0013】請求項11記載のアルミニウム合金クラッ
ド材は、請求項9のアルミニウム合金配管材において、
最外層の純アルミニウムが、さらにIn:0.001〜
0.05%、Sn:0.001〜0.05%のうちの1
種または2種を含有することを特徴とし、請求項12記
載のアルミニウム合金配管材は、請求項10のアルミニ
ウム合金配管材において、最外層のアルミニウム合金
が、さらにIn:0.001〜0.05%、Sn:0.
001〜0.05%のうちの1種または2種を含有する
ことを特徴とする。
ド材は、請求項9のアルミニウム合金配管材において、
最外層の純アルミニウムが、さらにIn:0.001〜
0.05%、Sn:0.001〜0.05%のうちの1
種または2種を含有することを特徴とし、請求項12記
載のアルミニウム合金配管材は、請求項10のアルミニ
ウム合金配管材において、最外層のアルミニウム合金
が、さらにIn:0.001〜0.05%、Sn:0.
001〜0.05%のうちの1種または2種を含有する
ことを特徴とする。
【0014】また、請求項13記載のアルミニウム合金
配管材は、請求項9または11記載のアルミニウム合金
配管材において、最外層の純アルミニウムが、さらにC
u:0.05%以下、Cr:0.2%以下、Ti:0.
3%以下、Zr:0.3%以下、B:0.1%以下のう
ちの1種または2種以上を含有してなることを特徴と
し、請求項14記載のアルミニウム合金配管材は、請求
項10または12記載のアルミニウム合金配管材におい
て、最外層のアルミニウム合金が、さらにCu:0.0
5%以下、Cr:0.2%以下、Ti:0.3%以下、
Zr:0.3%以下、B:0.1%以下のうちの1種ま
たは2種以上を含有してなることを特徴とする。
配管材は、請求項9または11記載のアルミニウム合金
配管材において、最外層の純アルミニウムが、さらにC
u:0.05%以下、Cr:0.2%以下、Ti:0.
3%以下、Zr:0.3%以下、B:0.1%以下のう
ちの1種または2種以上を含有してなることを特徴と
し、請求項14記載のアルミニウム合金配管材は、請求
項10または12記載のアルミニウム合金配管材におい
て、最外層のアルミニウム合金が、さらにCu:0.0
5%以下、Cr:0.2%以下、Ti:0.3%以下、
Zr:0.3%以下、B:0.1%以下のうちの1種ま
たは2種以上を含有してなることを特徴とする。
【0015】さらに、請求項15記載のアルミニウム合
金配管材は、請求項1〜14のいずれかに記載のアルミ
ニウム合金配管材において、内層のアルミニウム合金の
マトリックス中に、粒子径(円相当直径)が0.5〜5
μmのSi粒子が1mm2 当たり2×103 〜8×10
3 個存在することを特徴とする。
金配管材は、請求項1〜14のいずれかに記載のアルミ
ニウム合金配管材において、内層のアルミニウム合金の
マトリックス中に、粒子径(円相当直径)が0.5〜5
μmのSi粒子が1mm2 当たり2×103 〜8×10
3 個存在することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のアルミニウム合金配管材
における合金成分の意義およびその限定理由について説
明する。 (1)内層(犠牲陽極材層)の成分 Siは、単体Siとして弱アルカリ環境下で安定であ
り、Alマトリックス中に固溶してAlマトリックスの
弱アルカリ環境下での溶解度を低減するよう機能する。
さらに、溶解したSiは、水和酸化物皮膜として犠牲陽
極材層の表面に沈着し、犠牲陽極材層を保護する。Si
の好ましい含有量は3.0〜12.0%の範囲であり、
3.0%未満ではその効果が小さく、12.0%を越え
ると融点が低下し、押出加工性が劣化する。Siのさら
に好ましい含有量は6.0〜8.5%の範囲である。
における合金成分の意義およびその限定理由について説
明する。 (1)内層(犠牲陽極材層)の成分 Siは、単体Siとして弱アルカリ環境下で安定であ
り、Alマトリックス中に固溶してAlマトリックスの
弱アルカリ環境下での溶解度を低減するよう機能する。
さらに、溶解したSiは、水和酸化物皮膜として犠牲陽
極材層の表面に沈着し、犠牲陽極材層を保護する。Si
の好ましい含有量は3.0〜12.0%の範囲であり、
3.0%未満ではその効果が小さく、12.0%を越え
ると融点が低下し、押出加工性が劣化する。Siのさら
に好ましい含有量は6.0〜8.5%の範囲である。
【0017】Znは、犠牲陽極材層の電位を卑にして、
芯材層に対する犠牲陽極効果を保持し、芯材層の孔食や
隙間腐食を防止する。Siが電位を貴にするためZnを
多量に添加する必要があり、Znの好ましい含有量は
1.0〜10.0%の範囲である。1%未満ではその効
果が十分でなく、10%を越えると自己耐食性が低下す
る。Znのさらに好ましい含有範囲は1.5〜5.0%
である。
芯材層に対する犠牲陽極効果を保持し、芯材層の孔食や
隙間腐食を防止する。Siが電位を貴にするためZnを
多量に添加する必要があり、Znの好ましい含有量は
1.0〜10.0%の範囲である。1%未満ではその効
果が十分でなく、10%を越えると自己耐食性が低下す
る。Znのさらに好ましい含有範囲は1.5〜5.0%
である。
【0018】Feは、Al−Fe系またはAl−Fe−
Si系化合物を形成、分散し、これらの化合物が腐食の
起点となり孔食が分散される結果、耐食性が向上する。
Feの好ましい含有量は0.15〜1.2%の範囲であ
り、0.15%未満ではその効果が小さく、1.2%を
越えると犠牲陽極材層の自己耐食性が増加する。
Si系化合物を形成、分散し、これらの化合物が腐食の
起点となり孔食が分散される結果、耐食性が向上する。
Feの好ましい含有量は0.15〜1.2%の範囲であ
り、0.15%未満ではその効果が小さく、1.2%を
越えると犠牲陽極材層の自己耐食性が増加する。
【0019】In、Snは、微量の添加により犠牲陽極
材層の電位を卑にし、芯材層に対する犠牲陽極効果を確
実にする。その結果、芯材層の孔食や隙間腐食を防止す
る。InおよびSnの好ましい含有量は、それぞれ0.
001〜0.05%の範囲であり、下限未満ではその効
果が小さく、上限を越えると、自己耐食性および押出加
工性が低下する。InおよびSnのさらに好ましい含有
範囲は、それぞれ0.01〜0.02%である。
材層の電位を卑にし、芯材層に対する犠牲陽極効果を確
実にする。その結果、芯材層の孔食や隙間腐食を防止す
る。InおよびSnの好ましい含有量は、それぞれ0.
001〜0.05%の範囲であり、下限未満ではその効
果が小さく、上限を越えると、自己耐食性および押出加
工性が低下する。InおよびSnのさらに好ましい含有
範囲は、それぞれ0.01〜0.02%である。
【0020】Cuは、犠牲陽極材層の電位を貴にし、犠
牲陽極材層へのZn添加による自己耐食性の低下を抑制
するが、犠牲陽極材層の電位を貴とするため0.05%
以下に制限する。Cuが0.05%を越えると、犠牲陽
極材層と芯材層との間の電位差が十分に確保できず、芯
材層に対する犠牲陽極効果が低下する。
牲陽極材層へのZn添加による自己耐食性の低下を抑制
するが、犠牲陽極材層の電位を貴とするため0.05%
以下に制限する。Cuが0.05%を越えると、犠牲陽
極材層と芯材層との間の電位差が十分に確保できず、芯
材層に対する犠牲陽極効果が低下する。
【0021】Tiは、濃度の高い領域と濃度の低い領域
に分かれて凝固し、それらが交互に層状に分布し、Ti
濃度の低い領域はTi濃度の高い領域に比べて優先的に
腐食するため腐食形態を層状にする効果を有し、その結
果、厚さ方向への腐食の進行を妨げて耐孔食性を向上さ
せる。Tiの好ましい含有量は0.3%以下の範囲であ
り、0.3%を越えると鋳造時に巨大な化合物が生成し
易くなり、押出加工性が阻害される。
に分かれて凝固し、それらが交互に層状に分布し、Ti
濃度の低い領域はTi濃度の高い領域に比べて優先的に
腐食するため腐食形態を層状にする効果を有し、その結
果、厚さ方向への腐食の進行を妨げて耐孔食性を向上さ
せる。Tiの好ましい含有量は0.3%以下の範囲であ
り、0.3%を越えると鋳造時に巨大な化合物が生成し
易くなり、押出加工性が阻害される。
【0022】Cr、Zr、Bは、結晶粒を粗大化して粒
界腐食を低減し、犠牲陽極材層の自己耐食性を向上させ
る機能を有する。Cr、ZrおよびBの好ましい含有量
は、それぞれ0.2%以下、0.3%以下および0.1
%以下であり、これらが上限を越えると、鋳造時に巨大
晶出物が生成して健全な材料の製造が困難となる。
界腐食を低減し、犠牲陽極材層の自己耐食性を向上させ
る機能を有する。Cr、ZrおよびBの好ましい含有量
は、それぞれ0.2%以下、0.3%以下および0.1
%以下であり、これらが上限を越えると、鋳造時に巨大
晶出物が生成して健全な材料の製造が困難となる。
【0023】犠牲陽極材層に微細なSi粒子を分散させ
ることにより、耐エロージョン性が向上する。Si粒子
の好ましい分散範囲は、マトリックス中に粒子径(円相
当直径)が0.5〜5μmのSi粒子が1mm2 当たり
2×103 〜8×103 個存在する場合であり、下限未
満の分布ではその効果が小さく、上限を越えて存在する
と、犠牲陽極材層の自己耐食性が低下する。
ることにより、耐エロージョン性が向上する。Si粒子
の好ましい分散範囲は、マトリックス中に粒子径(円相
当直径)が0.5〜5μmのSi粒子が1mm2 当たり
2×103 〜8×103 個存在する場合であり、下限未
満の分布ではその効果が小さく、上限を越えて存在する
と、犠牲陽極材層の自己耐食性が低下する。
【0024】(2)芯材層の成分 芯材層中のMnは、芯材層の強度を向上させるととも
に、芯材層の電位を貴にして、犠牲陽極材層との電位差
を大きくして耐食性を高めるよう機能する。好ましい含
有範囲は0.3%を越え2.0%以下であり、0.3%
以下ではその効果が小さく、2.0%を越えて含有する
と、鋳造時に粗大な化合物が生成し、押出加工性が害さ
れる結果、健全な押出材が得難い。Mnのさらに好まし
い含有範囲は0.8〜1.5%である。
に、芯材層の電位を貴にして、犠牲陽極材層との電位差
を大きくして耐食性を高めるよう機能する。好ましい含
有範囲は0.3%を越え2.0%以下であり、0.3%
以下ではその効果が小さく、2.0%を越えて含有する
と、鋳造時に粗大な化合物が生成し、押出加工性が害さ
れる結果、健全な押出材が得難い。Mnのさらに好まし
い含有範囲は0.8〜1.5%である。
【0025】Cuは、芯材層の強度を向上させるととも
に、芯材層の電位を貴にし、犠牲陽極材層との電位差を
大きくして、防食効果を高めるよう機能する。Cuの好
ましい含有量は0.05〜0.5%の範囲であり、0.
05%未満ではその効果が小さく、0.5%を越える
と、芯材層の耐食性が低下する。Cuのさらに好ましい
含有量は0.1〜0.3%の範囲である。
に、芯材層の電位を貴にし、犠牲陽極材層との電位差を
大きくして、防食効果を高めるよう機能する。Cuの好
ましい含有量は0.05〜0.5%の範囲であり、0.
05%未満ではその効果が小さく、0.5%を越える
と、芯材層の耐食性が低下する。Cuのさらに好ましい
含有量は0.1〜0.3%の範囲である。
【0026】Tiは、濃度の高い領域と濃度の低い領域
に分かれて凝固し、それらが厚さ方向に交互に層状に分
布し、Ti濃度の低い領域はTi濃度の高い領域に比べ
て優先的に腐食するため腐食形態を層状にする効果を有
し、その結果、厚さ方向への腐食の進行を妨げて耐孔食
性を向上させる。Tiの好ましい含有量は0.30%以
下の範囲であり、0.30%を越えると鋳造時に巨大な
化合物が生成し易くなり、押出加工性が阻害される。
に分かれて凝固し、それらが厚さ方向に交互に層状に分
布し、Ti濃度の低い領域はTi濃度の高い領域に比べ
て優先的に腐食するため腐食形態を層状にする効果を有
し、その結果、厚さ方向への腐食の進行を妨げて耐孔食
性を向上させる。Tiの好ましい含有量は0.30%以
下の範囲であり、0.30%を越えると鋳造時に巨大な
化合物が生成し易くなり、押出加工性が阻害される。
【0027】Cr、Zr、Bは、結晶粒を粗大化して、
粒界腐食を低減し、芯材層の自己耐食性を向上させるよ
う機能する。Cr、ZrおよびBの好ましい含有量は、
それぞれ0.5%以下、0.3%以下および0.1%以
下の範囲であり、上限を越えて含有すると、いずれも鋳
造時に巨大な晶出物が生成し、健全な材料の製造が困難
となる。なお、芯材層中に、不純物として0.8%以下
のFe、0.3%以下のZnが含有しても芯材層の特性
に影響を与えることはない。
粒界腐食を低減し、芯材層の自己耐食性を向上させるよ
う機能する。Cr、ZrおよびBの好ましい含有量は、
それぞれ0.5%以下、0.3%以下および0.1%以
下の範囲であり、上限を越えて含有すると、いずれも鋳
造時に巨大な晶出物が生成し、健全な材料の製造が困難
となる。なお、芯材層中に、不純物として0.8%以下
のFe、0.3%以下のZnが含有しても芯材層の特性
に影響を与えることはない。
【0028】(3)最外層(犠牲陽極材層)の成分 Znは、最外層の犠牲陽極材の電位を卑にして芯材層に
対する犠牲陽極効果を保持し、芯材層の孔食や隙間腐食
を防止する。Siが電位を貴にするためZnを多量に添
加する必要があり、Znの好ましい含有量は0.3〜3
%の範囲である。0.3%未満ではその効果が十分でな
く、3%を越えると自己耐食性が低下する。Znのさら
に好ましい含有範囲は0.5〜1.5%である。
対する犠牲陽極効果を保持し、芯材層の孔食や隙間腐食
を防止する。Siが電位を貴にするためZnを多量に添
加する必要があり、Znの好ましい含有量は0.3〜3
%の範囲である。0.3%未満ではその効果が十分でな
く、3%を越えると自己耐食性が低下する。Znのさら
に好ましい含有範囲は0.5〜1.5%である。
【0029】In、Snは、微量の添加により最外層の
犠牲陽極材層の電位を卑にし、芯材層に対する犠牲陽極
効果を確実にする。その結果、芯材層の孔食や隙間腐食
を防止する。InおよびSnの好ましい含有量は、それ
ぞれ0.001〜0.05%の範囲であり、下限未満で
はその効果が小さく、上限を越えると、自己耐食性およ
び押出加工性が低下する。InおよびSnのさらに好ま
しい含有範囲は、それぞれ0.01〜0.02%であ
る。
犠牲陽極材層の電位を卑にし、芯材層に対する犠牲陽極
効果を確実にする。その結果、芯材層の孔食や隙間腐食
を防止する。InおよびSnの好ましい含有量は、それ
ぞれ0.001〜0.05%の範囲であり、下限未満で
はその効果が小さく、上限を越えると、自己耐食性およ
び押出加工性が低下する。InおよびSnのさらに好ま
しい含有範囲は、それぞれ0.01〜0.02%であ
る。
【0030】Cuは、最外層の犠牲陽極材層の電位を貴
にし、犠牲陽極材層へのZn添加による自己耐食性の低
下を抑制するが、犠牲陽極材層の電位を貴とするため
0.05%以下に制限する。Cuが0.05%を越える
と、犠牲陽極材層と芯材層との間の電位差が十分に確保
できず、芯材層に対する犠牲陽極効果が低下する。
にし、犠牲陽極材層へのZn添加による自己耐食性の低
下を抑制するが、犠牲陽極材層の電位を貴とするため
0.05%以下に制限する。Cuが0.05%を越える
と、犠牲陽極材層と芯材層との間の電位差が十分に確保
できず、芯材層に対する犠牲陽極効果が低下する。
【0031】Tiは、濃度の高い領域と濃度の低い領域
に分かれて凝固し、それらが交互に層状に分布し、Ti
濃度の低い領域はTi濃度の高い領域に比べて優先的に
腐食するため腐食形態を層状にする効果を有し、その結
果、厚さ方向への腐食の進行を妨げて耐孔食性を向上さ
せる。Tiの好ましい含有量は0.3%以下の範囲であ
り、0.3%を越えると鋳造時に巨大な化合物が生成し
易くなり、押出加工性が阻害される。
に分かれて凝固し、それらが交互に層状に分布し、Ti
濃度の低い領域はTi濃度の高い領域に比べて優先的に
腐食するため腐食形態を層状にする効果を有し、その結
果、厚さ方向への腐食の進行を妨げて耐孔食性を向上さ
せる。Tiの好ましい含有量は0.3%以下の範囲であ
り、0.3%を越えると鋳造時に巨大な化合物が生成し
易くなり、押出加工性が阻害される。
【0032】Cr、Zr、Bは、結晶粒を粗大化して粒
界腐食を低減し、最外層の犠牲陽極材層の自己耐食性を
向上させる機能を有する。Cr、ZrおよびBの好まし
い含有量は、それぞれ0.2%以下、0.3%以下およ
び0.1%以下であり、これらが上限を越えると、鋳造
時に巨大晶出物が生成して健全な材料の製造が困難とな
る。
界腐食を低減し、最外層の犠牲陽極材層の自己耐食性を
向上させる機能を有する。Cr、ZrおよびBの好まし
い含有量は、それぞれ0.2%以下、0.3%以下およ
び0.1%以下であり、これらが上限を越えると、鋳造
時に巨大晶出物が生成して健全な材料の製造が困難とな
る。
【0033】本発明のアルミニウム合金配管材を製造す
るには、内層および外層を構成するアルミニウム合金
を、例えば半連続鋳造により円筒状のビレットに造塊
し、必要により均質化処理後、例えば、内層となるアル
ミニウム合金のビレットおよび外層(芯材層)となるア
ルミニウム合金のビレットを円環状に切削、または押出
成形して所定形状のスリーブとする。
るには、内層および外層を構成するアルミニウム合金
を、例えば半連続鋳造により円筒状のビレットに造塊
し、必要により均質化処理後、例えば、内層となるアル
ミニウム合金のビレットおよび外層(芯材層)となるア
ルミニウム合金のビレットを円環状に切削、または押出
成形して所定形状のスリーブとする。
【0034】つぎに、図1に示すように、芯材層となる
アルミニウム合金のスリーブ2内に、内層となるアルミ
ニウム合金のスリーブ3を挿入し、さらに最外層となる
アルミニウムまたはアルミニウム合金の鋳塊を熱間圧延
して所定の厚さの板材4とし、これを芯材層となるアル
ミニウム合金のスリーブ2に巻き付け、板の合せ部をM
IG溶接などの溶接により接合して押出用ビレット1と
し、これを押出成形し、必要に応じてさらに抽伸加工す
る。図1において、5は溶接部である。
アルミニウム合金のスリーブ2内に、内層となるアルミ
ニウム合金のスリーブ3を挿入し、さらに最外層となる
アルミニウムまたはアルミニウム合金の鋳塊を熱間圧延
して所定の厚さの板材4とし、これを芯材層となるアル
ミニウム合金のスリーブ2に巻き付け、板の合せ部をM
IG溶接などの溶接により接合して押出用ビレット1と
し、これを押出成形し、必要に応じてさらに抽伸加工す
る。図1において、5は溶接部である。
【0035】押出用ビレットは、芯材層となるアルミニ
ウム合金のスリーブ2内に、内層となるアルミニウム合
金のスリーブ3を挿入した後、これらを最外層となるア
ルミニウム合金のスリーブに挿入することにより作製す
ることもできる。本発明のアルミニウム合金配管材を、
ラジエータやヒータコアなど熱交換器の構成材料として
使用するには、配管材を拡管方式、嵌入方式などにより
機械的にフィンに組付ける。
ウム合金のスリーブ2内に、内層となるアルミニウム合
金のスリーブ3を挿入した後、これらを最外層となるア
ルミニウム合金のスリーブに挿入することにより作製す
ることもできる。本発明のアルミニウム合金配管材を、
ラジエータやヒータコアなど熱交換器の構成材料として
使用するには、配管材を拡管方式、嵌入方式などにより
機械的にフィンに組付ける。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して説
明する。実施例および比較例においては、内層(犠牲陽
極材層)、外層(芯材層)および最外層(犠牲陽極材
層)からなる3層構造の配管材を例示するが、本発明に
おいては、内層と外層からなる2層構造の配管材として
熱交換器を製作する実施形態を採ることもでき、2層配
管材として適用するか3層配管材として適用するかは、
実施態様に応じて選択される。
明する。実施例および比較例においては、内層(犠牲陽
極材層)、外層(芯材層)および最外層(犠牲陽極材
層)からなる3層構造の配管材を例示するが、本発明に
おいては、内層と外層からなる2層構造の配管材として
熱交換器を製作する実施形態を採ることもでき、2層配
管材として適用するか3層配管材として適用するかは、
実施態様に応じて選択される。
【0037】実施例1 連続鋳造により、表1に示す組成を有する芯材層用アル
ミニウム合金および表2に示す組成を有する内層(犠牲
陽極材層)用アルミニウム合金を円筒状のビレットに造
塊し、芯材層用アルミニウム合金については均質化処理
を行った後、円環状に切削加工し、内層用アルミニウム
合金のビレットを円環状に切削加工して、それぞれ所定
形状のスリーブとし、図1に示すように、内層用アルミ
ニウム合金のスリーブを芯材層用アルミニウム合金のス
リーブに挿入した。
ミニウム合金および表2に示す組成を有する内層(犠牲
陽極材層)用アルミニウム合金を円筒状のビレットに造
塊し、芯材層用アルミニウム合金については均質化処理
を行った後、円環状に切削加工し、内層用アルミニウム
合金のビレットを円環状に切削加工して、それぞれ所定
形状のスリーブとし、図1に示すように、内層用アルミ
ニウム合金のスリーブを芯材層用アルミニウム合金のス
リーブに挿入した。
【0038】表3に示す組成を有する最外層(犠牲陽極
材層)用アルミニウム合金を連続鋳造により造塊し、熱
間圧延により所定厚さの板材として、これを図1に示す
ように芯材用アルミニウム合金スリーブの外側に巻き付
け、合せ部をMIG溶接により接合し、押出用ビレット
を作製した。これを押出成形し、その後抽伸加工を加え
て厚さ1.0mm、外径15mmのクラッド配管材を得
た。クラッド配管材の構成は、内層の厚さを0.03〜
0.20mmとし、最外層の厚さを0.03〜0.20
mmとした。
材層)用アルミニウム合金を連続鋳造により造塊し、熱
間圧延により所定厚さの板材として、これを図1に示す
ように芯材用アルミニウム合金スリーブの外側に巻き付
け、合せ部をMIG溶接により接合し、押出用ビレット
を作製した。これを押出成形し、その後抽伸加工を加え
て厚さ1.0mm、外径15mmのクラッド配管材を得
た。クラッド配管材の構成は、内層の厚さを0.03〜
0.20mmとし、最外層の厚さを0.03〜0.20
mmとした。
【0039】得られたアルミニウム合金配管材(試験
材)に腐食液を循環させ、以下に示す方法に従って腐食
試験を行い、耐食性を評価した。結果を表4〜6に示
す。(1)腐食試験1 配管内にCl- 195ppm、SO4 2- 60ppm、C
u+21ppm、Fe3+30ppmを含む水溶液を流速2
m/sで循環させ、88℃で8時間加熱した後冷却し、
25℃で16時間保持するサイクルを90サイクル繰り
返し、貫通腐食の発生の有無(発生せず:○、発生:
×)により内層(犠牲陽極材層)の耐食性を評価した。
材)に腐食液を循環させ、以下に示す方法に従って腐食
試験を行い、耐食性を評価した。結果を表4〜6に示
す。(1)腐食試験1 配管内にCl- 195ppm、SO4 2- 60ppm、C
u+21ppm、Fe3+30ppmを含む水溶液を流速2
m/sで循環させ、88℃で8時間加熱した後冷却し、
25℃で16時間保持するサイクルを90サイクル繰り
返し、貫通腐食の発生の有無(発生せず:○、発生:
×)により内層(犠牲陽極材層)の耐食性を評価した。
【0040】(2)腐食試験2 配管内に市販のクーラント(NaOHでpHを10に調
整)を流速10m/sで循環させ、88℃で8時間加熱
した後冷却し、25℃で16時間保持するというサイク
ルを20サイクル繰り返し、貫通腐食の発生の有無(発
生せず:○、発生:×)により内層(犠牲陽極材層)の
耐食性を評価した。
整)を流速10m/sで循環させ、88℃で8時間加熱
した後冷却し、25℃で16時間保持するというサイク
ルを20サイクル繰り返し、貫通腐食の発生の有無(発
生せず:○、発生:×)により内層(犠牲陽極材層)の
耐食性を評価した。
【0041】(3)腐食試験3 JIS H8681に従って、CASS試験を2000
時間行い、最外層(犠牲陽極材層)の耐食性を評価し
た。
時間行い、最外層(犠牲陽極材層)の耐食性を評価し
た。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】表4〜6にみられるように、本発明に従う
試験材No.1〜54はいずれも,腐食試験において貫
通孔を生じることがなく、優れた耐食性、耐エロージョ
ン・コロージョン性を示した。また、押出性にも優れ、
押出加工に支障を生じることはなかった。
試験材No.1〜54はいずれも,腐食試験において貫
通孔を生じることがなく、優れた耐食性、耐エロージョ
ン・コロージョン性を示した。また、押出性にも優れ、
押出加工に支障を生じることはなかった。
【0049】比較例1 連続鋳造により、表7に示す組成を有する芯材層用アル
ミニウム合金および表8に示す組成を有する内層(犠牲
陽極材層)用アルミニウム合金を円筒状のビレットに造
塊し、また、表9に示す組成を有する最外層(犠牲陽極
材層)用アルミニウム合金を連続鋳造により造塊して、
実施例1と同じ方法により、厚さ1.0mm、外径15
mmのクラッド配管材を得た。得られたクラッド配管材
について、実施例1と同じ方法により耐食性の評価を行
った。評価結果を表10〜11に示す。クラッド配管材
の構成は、実施例1と同様、内層の厚さを0.03〜
0.20mmとし、最外層の厚さを0.03〜0.20
mmとした。なお、表7〜9において、本発明の条件を
外れたものには下線を付した。
ミニウム合金および表8に示す組成を有する内層(犠牲
陽極材層)用アルミニウム合金を円筒状のビレットに造
塊し、また、表9に示す組成を有する最外層(犠牲陽極
材層)用アルミニウム合金を連続鋳造により造塊して、
実施例1と同じ方法により、厚さ1.0mm、外径15
mmのクラッド配管材を得た。得られたクラッド配管材
について、実施例1と同じ方法により耐食性の評価を行
った。評価結果を表10〜11に示す。クラッド配管材
の構成は、実施例1と同様、内層の厚さを0.03〜
0.20mmとし、最外層の厚さを0.03〜0.20
mmとした。なお、表7〜9において、本発明の条件を
外れたものには下線を付した。
【0050】
【表7】
【0051】
【表8】
【0052】
【表9】
【0053】
【表10】
【0054】
【表11】
【0055】表10〜11に示すように、本発明の条件
を外れた試験材は耐食性、押出性のいずれかが劣ってい
る。試験材No.55は、内層のSi量が少ないため、
耐エロージョン・コロージョン性が劣る。試験材No.
57は内層のZn量が多く、試験材No.60は内層の
Cu量が多く、試験材No.61は内層のFe量が多い
ため、いずれも耐食性が劣る。試験材No.56は内層
のSi量が多く、試験材No.58は内層のIn量が多
く、試験材No.59は内層のSn量が多く、また、試
験材No.62、63、64および65は、それぞれ内
層のCr量、Ti量、Zr量およびおB量が多いため、
いずれも押出性が劣り、健全な試験材が得られなかっ
た。
を外れた試験材は耐食性、押出性のいずれかが劣ってい
る。試験材No.55は、内層のSi量が少ないため、
耐エロージョン・コロージョン性が劣る。試験材No.
57は内層のZn量が多く、試験材No.60は内層の
Cu量が多く、試験材No.61は内層のFe量が多い
ため、いずれも耐食性が劣る。試験材No.56は内層
のSi量が多く、試験材No.58は内層のIn量が多
く、試験材No.59は内層のSn量が多く、また、試
験材No.62、63、64および65は、それぞれ内
層のCr量、Ti量、Zr量およびおB量が多いため、
いずれも押出性が劣り、健全な試験材が得られなかっ
た。
【0056】試験材No.66は、芯材層のMn量が少
ないため耐食性が劣る。試験材No.67は、芯材層の
Mn量が多いため押出性が劣り、健全な試験材が得られ
なかった。試験材No.68は芯材層のCu量が少な
く、試験材No.69は芯材層のCu量が多いため、い
ずれも耐食性が劣る。試験材No.70、71、72お
よび73は、芯材層のTi量、Cr量、Zr量およびB
量が多いため、いずれも押出性が劣り、健全な試験材が
得られなかった。
ないため耐食性が劣る。試験材No.67は、芯材層の
Mn量が多いため押出性が劣り、健全な試験材が得られ
なかった。試験材No.68は芯材層のCu量が少な
く、試験材No.69は芯材層のCu量が多いため、い
ずれも耐食性が劣る。試験材No.70、71、72お
よび73は、芯材層のTi量、Cr量、Zr量およびB
量が多いため、いずれも押出性が劣り、健全な試験材が
得られなかった。
【0057】試験材No.74は最外層のZn量が多い
ため、また試験材No.77は最外層のCu量が多いた
め、耐食性が劣る。試験材No.75、76、78、7
9、80および81は、それぞれ最外層のIn、Sn、
Cr、Ti、ZrおよびB量が多いため、押出性が劣
り、健全な試験材が得られなかった。
ため、また試験材No.77は最外層のCu量が多いた
め、耐食性が劣る。試験材No.75、76、78、7
9、80および81は、それぞれ最外層のIn、Sn、
Cr、Ti、ZrおよびB量が多いため、押出性が劣
り、健全な試験材が得られなかった。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、耐エロージョン・コロ
ージョン性、一般耐食性に優れたアルミニウム合金配管
材が提供される。当該アルミニウム合金配管材は、ラジ
エータ、ヒータコアなどアルミニウム製熱交換器のチュ
ーブ材として好適に使用することができる。
ージョン性、一般耐食性に優れたアルミニウム合金配管
材が提供される。当該アルミニウム合金配管材は、ラジ
エータ、ヒータコアなどアルミニウム製熱交換器のチュ
ーブ材として好適に使用することができる。
【図1】本発明の配管材を製造するための押出用ビレッ
トの断面図である。
トの断面図である。
1 押出用ビレット 2 スリーブ(芯材層) 3 スリーブ(内層) 4 板材(最外層) 5 溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 1/08 B32B 1/08 Z 15/01 15/01 F F28F 19/06 F28F 19/06 A 21/08 21/08 D B // B23K 103:10 (72)発明者 加藤 久雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 田中 宏和 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内 (72)発明者 池田 洋 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内 (72)発明者 正路 美房 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内 Fターム(参考) 4E029 AA06 JA01 JA02 4E067 AA05 AB03 BD03 BD05 DC04 EB01 EC03 4F100 AB02B AB10A AB10B AB10C AB10K AB11A AB11B AB12A AB12B AB12C AB13A AB13B AB13C AB14A AB17A AB17B AB17C AB18B AB18C AB19A AB19B AB21B AB21C AB31A AB31B AB31C AB40A AB40B AB40C BA03 BA07 BA10C DA11 EC20 EH17 GB32 JB02 JL09 YY00A YY00B YY00C
Claims (15)
- 【請求項1】 押出により成形された2層構造の配管材
であって、配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系
合金からなり、配管材の内面を構成する内層が、Si:
3.0〜12.0%(重量%、以下同じ)を含有し、残
部Alおよび不純物よりなるアルミニウム合金からなる
ことを特徴とするアルミニウム合金配管材。 - 【請求項2】 押出により成形された2層構造の配管材
であって、配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系
合金からなり、配管材の内面を構成する内層が、Si:
3.0〜12.0%、Zn:1.0〜10.0%を含有
し、残部Alおよび不純物よりなるアルミニウム合金か
らなることを特徴とするアルミニウム合金配管材。 - 【請求項3】 押出により成形された2層構造の配管材
であって、配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系
合金からなり、配管材の内面を構成する内層が、Si:
3.0〜12.0%、Fe:0.15〜1.2%を含有
し、残部Alおよび不純物よりなるアルミニウム合金か
らなることを特徴とするアルミニウム合金配管材。 - 【請求項4】 押出により成形された2層構造の配管材
であって、配管材の外面を構成する外層がAl−Mn系
合金からなり、配管材の内面を構成する内層が、Si:
3.0〜12.0%、Zn:1.0〜10.0%、F
e:0.15〜1.2%を含有し、残部Alおよび不純
物よりなるアルミニウム合金からなることを特徴とする
アルミニウム合金配管材。 - 【請求項5】 内層のアルミニウム合金が、さらにI
n:0.001〜0.05%、Sn:0.001〜0.
05%のうちの1種または2種を含有することを特徴と
する請求項1〜4のいずれかに記載のアルミニウム合金
配管材。 - 【請求項6】 内層のアルミニウム合金が、さらにC
u:0.05%以下(0%を含まず、以下同じ)、C
r:0.2%以下、Ti:0.3%以下、Zr:0.3
%以下、B:0.1%以下のうちの1種または2種以上
を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
記載のアルミニウム合金配管材。 - 【請求項7】 外層のAl−Mn系合金が、Mn:0.
3%を越え2.0%以下、Cu:0.05〜0.5%を
含有し、残部Alおよび不純物からなることを特徴とす
る請求項1〜6のいずれかに記載のアルミニウム合金配
管材。 - 【請求項8】 外層のAl−Mn系合金が、さらにT
i:0.30%以下、Cr:0.5%以下、Zr:0.
3%以下、B:0.1%以下のうちの1種または2種以
上を含有することを特徴とする請求項7記載のアルミニ
ウム合金配管材。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のアルミ
ニウム合金配管材の外層側に、さらに純アルミニウムの
最外層をクラッドして3層構造としたことを特徴とする
アルミニウム合金配管材。 - 【請求項10】 請求項1〜8のいずれかに記載のアル
ミニウム合金配管材の外層側にさらに、Zn:0.3〜
3.0%を含有し、残部Alおよび不純物よりなるアル
ミニウム合金の最外層をクラッドして3層構造としたこ
とを特徴とするアルミニウム合金配管材。 - 【請求項11】 最外層の純アルミニウムが、さらにI
n:0.001〜0.05%、Sn:0.001〜0.
05%のうちの1種または2種を含有することを特徴と
する請求項9記載のアルミニウム合金配管材。 - 【請求項12】 最外層のアルミニウム合金が、さらに
In:0.001〜0.05%、Sn:0.001〜
0.05%のうちの1種または2種を含有することを特
徴とする請求項10記載のアルミニウム合金配管材。 - 【請求項13】 最外層の純アルミニウムが、さらにC
u:0.05%以下、Cr:0.2%以下、Ti:0.
3%以下、Zr:0.3%以下、B:0.1%以下のう
ちの1種または2種以上を含有してなることを特徴とす
る請求項9または11記載のアルミニウム合金配管材。 - 【請求項14】 最外層のアルミニウム合金が、さらに
Cu:0.05%以下、Cr:0.2%以下、Ti:
0.3%以下、Zr:0.3%以下、B:0.1%以下
のうちの1種または2種以上を含有してなることを特徴
とする請求項10または12記載のアルミニウム合金配
管材。 - 【請求項15】 内層のアルミニウム合金のマトリック
ス中に、粒子径(円相当直径)が0.5〜5μmのSi
粒子が1mm2 当たり2×103 〜8×10 3 個存在す
ることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の
アルミニウム合金配管材。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11049747A JP2000248325A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | アルミニウム合金配管材 |
US09/417,803 US6316126B1 (en) | 1999-02-23 | 1999-10-14 | Aluminum alloy clad material for heat exchangers exhibiting excellent erosion-corrosion resistance |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11049747A JP2000248325A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | アルミニウム合金配管材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000248325A true JP2000248325A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12839787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11049747A Pending JP2000248325A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-26 | アルミニウム合金配管材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000248325A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008267714A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Furukawa Sky Kk | 成形性に優れたアルミニウム製内面溝付き管およびその製造方法 |
EP2039790A1 (de) * | 2007-09-18 | 2009-03-25 | Hydro Aluminium Deutschland GmbH | Korrosionsschutzschicht |
JP2010221244A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Nippon Light Metal Co Ltd | アルミニウム合金複合材 |
WO2015033542A1 (ja) * | 2013-09-04 | 2015-03-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 熱交換器及びそれを用いた冷却装置 |
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CN116121602A (zh) * | 2023-01-05 | 2023-05-16 | 江苏科技大学 | 一种铝基轻质双金属材料、其制备方法及其应用 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11049747A patent/JP2000248325A/ja active Pending
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