[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2000247260A - サイドパネルアウタ構造 - Google Patents

サイドパネルアウタ構造

Info

Publication number
JP2000247260A
JP2000247260A JP11052393A JP5239399A JP2000247260A JP 2000247260 A JP2000247260 A JP 2000247260A JP 11052393 A JP11052393 A JP 11052393A JP 5239399 A JP5239399 A JP 5239399A JP 2000247260 A JP2000247260 A JP 2000247260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side panel
panel outer
joint
joining
downward
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11052393A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiko Furukawa
敦彦 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP11052393A priority Critical patent/JP2000247260A/ja
Publication of JP2000247260A publication Critical patent/JP2000247260A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】組み付け精度を低下させることなく容易に組立
てでき、作業性を向上でき、低コスト化を図れ、接合部
の見栄えを容易に確保できることにある。 【解決手段】 車体のドア開口部d1,d2の周辺に一
体形成され、ドア開口部d1,d2の下方にステップ部
7を有するとともにステップ部7の外側縁より延出した
下向き接合片部703を有した上サイドパネルアウタ4
と、下向き接合片部703と重合する上向き接合片部2
02を有した下サイドパネルアウタ2とを具備し、下向
き接合片部703と上向き接合片部202を互いに接合
してサイドパネルアウタW1を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の側方にドア
開口部が設けられたサイドパネルアウタ構造、特に、一
対の上下半部を一体結合して成るサイドパネルアウタ構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】車体側部は側方ドアの開口部、前後の前
後ピラ、ルーフサイドレール、サイドシル及びクオータ
パネル等を備え、これらは複数の車体側部構成部材を順
次接合して形成され、小型車両では一体成形された単一
のサイドパネルアウタを用いたものがある。
【0003】例えば、比較的車高の低い小型の乗用車の
場合、その車体側部は小型のため通常使用の鋼板素材を
用い、通常プレス能力のプレス機を使用して、単一のサ
イドパネルアウタとして成形されている。一方、ワンボ
ックスカーの様に比較的車高の高い車両の場合、車体側
部は4分割や6分割され、これにより各分割部材を通常
使用の鋼板素材を用い、通常プレス能力のプレス機を使
用して成形している。即ち、図6に示す車体側部WはA
ピラ100,Bピラ101、クオータパネル102、ル
ーフサイドレール103、前後サイドシル104,10
5を有し、これら6分割されて成形された各分割部材は
順次溶接組立て工程に供給され各接合部aが重ね合わさ
れ溶接され、一体の車体側部Wとして組立て形成され
る。
【0004】なお、実公平5−31025号公報には、
上部のサイドパネルアウタと下部のボックス形断面に一
体成形されたサイドシルとを互いに溶接して一体化し、
剛性強化を図った車体側部が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、比較的車高
の高い車両の車体側部Wは、図6に示すように、各接合
部aの数が多くなる傾向にある。ここで各接合部aは互
いに重ね合わされ、溶接されており、同部が車体外側面
を成す場合は見栄え向上を図るため同部をロー付け等の
作業により平滑化する必要がある。このため、目視され
やすい部位に接合部aが多く配設されているほど、組立
て作業性が低下し易く、コスト高を招く傾向にあり、問
題となっている。しかも、このような接合部aが多いほ
ど組み付け精度が低下し易く、特にドア開口部に多くの
接合部aを有するとその傾向が大きくなり、これが組立
て作業性やコストアップの要因ともなり、問題となって
いる。
【0006】本発明の目的は、下向き接合片部と上向き
接合片部の接合部の見栄えを容易に確保でき、組み付け
精度を低下させることなく容易に組立てでき、作業性を
向上でき、低コスト化を図れるサイドパネルアウタ構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、車体の側方ドア開口部周縁
に一体成形された上サイドパネルアウタを備え、同上サ
イドパネルアウタは上記ドア開口部の下方にステップ部
を有するとともに同ステップ部の外側縁より延出した下
向き接合片部を有し、上記下向き接合片部と重合する上
向き接合片部を有した下サイドパネルアウタを備え、上
記上向き接合片部と下向き接合片部を互いに接合してサ
イドパネルアウタが形成されるようにした。このように
開口部周縁部全体を一部品として形成した上サイドパネ
ルアウタと下サイドパネルアウタとを別々に成形した上
で両者の上向き接合片部と下向き接合片部を互に接合し
てステップ部と下サイドパネルアウタから成るサイドパ
ネルアウタを形成する。
【0008】この際、上向き接合片部と下向き接合片部
を互いに接合した接合部がドア側に突き出すことがない
ので、接合部をドアの裏側に容易に配備でき、接合部の
見栄えを容易に確保できる。しかも、サイドパネルアウ
タを開口部を一体成形した上サイドパネルアウタと下サ
イドパネルアウタとを結合するので、車体側方部の組立
てを開口部周縁部の形状精度を低下させることなく容易
に行え、作業性を向上でき、低コスト化を図れる。更
に、下サイドパネルアウタの板厚を上サイドパネルアウ
タより容易に厚くでき、大幅な重量増を招くことなく下
サイドパネルアウタ、例えばサイドシルの強化を図れ
る。
【0009】請求項2の発明は請求項1記載のサイドパ
ネルアウタ構造において、上記上向き接合片部と上記下
向き接合片部との接合部が上記ドア開口部に配設される
ドアと上記サイドパネルアウタとの間をシールするシー
ル部位より車外側に設けられることを特徴とする。この
場合、接合部がシール部位より車外側に設けられるので
接合部によりシール部位が途切れることがなく連続する
ので、シール性が向上する。しかも、接合部をシーラ塗
布やろう付けを行い、更に表面を平らに仕上げる等の作
業が不要、あるいは大幅に低減され、作業性が向上し、
低コスト化を図れる。上記上向き接合片部と上記下向き
接合片部との接合部が上記上壁部を覆うガーニッシュの
延出部により覆われる様にしても良い。この場合、ドア
開口部の下側の上壁部を覆うガーニッシュを単に延出さ
せその延出部で接合部を覆うので、部品点数を増やすこ
となく接合部を覆うことができ、ドア開放時の見栄え向
上を容易に図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に本発明のサイドパ
ネルアウタ構造を適用した車両のサイドパネルアウタW
1を示した。このサイドパネルアウタW1は図示しない
ワンボックスカーの車体側部の外板部材を成し、高さH
1の上サイドパネルアウタ1と高さH2の下サイドパネ
ルアウタ2を一体結合して、高さ(H1+H2)として
形成されている。上サイドパネルアウタ1及び下サイド
パネルアウタ2はそれぞれが一体プレス成形品として通
常プレス能力のプレス機を使用して成形される。図1、
図4に示すように、上サイドパネルアウタ1は前後ドア
開口部d1,d2及びリアウインドウd3を車体前後方
向Xに順次配設した車体外側壁を成し、これには図示し
ない各インナ部材が車幅方向Y(図2参照)内側より接
合されることにより剛性強化された車体側部を形成して
いる、上サイドパネルアウタ1は前ドア開口部d1前方
のフロントピラ3、後ドア開口部d2前方のセンタピラ
4、リアウインドウd3を備えるリアクオータパネル部
5、前後ドア開口部d1,d2上方のルーフサイドレー
ル6、前後ドア開口部d1,d2下方のステップ部7を
有し、これらを一体的に形成している。図2に示すよう
に、ステップ部7は車体前後方向Xに長い上向き壁70
1と、その車幅方向Y内側(図2で左側)の上接合フラ
ンジ702と、車幅方向Y外側の外側縁より下方に延出
する下向き接合片部703とを備える。
【0011】上向き壁701、上接合フランジ702及
び下向き接合片部703の各前部はフロントピラ3の下
端部に、中央部はセンタピラ4の下端部に、後部はクオ
ータパネル部5の下端部にそれぞれ連続するように一体
成形されている。ここで下向き接合片部703の車外側
には略鉛直接合面f1が車体前後方向Xに連続して形成
される。上向き壁板701は前後ドア開口部d1,d2
の下部との対向部分が前後ドア開口部d1,d2のステ
ップを成し、ここには樹脂成形されたステップカバー
(ガーニッシュ)8がクリップ801により結合されて
いる。
【0012】一方、下サイドパネルアウタ2は、図1に
示すような車体前後方向Xに長い直状板であり、図2に
示すような屈曲断面を成している。なお、下サイドパネ
ルアウタ2の板厚は上サイドパネルアウタ1の板厚より
大きく設定されており、これにより、大幅な重量増を招
くことなくサイドシルアウタSの強化を図っている。こ
こで下サイドパネルアウタ2は車体前後方向Xに長い直
状主部201と、この直状主部201の上端より上方に
延出形成され略鉛直接合面f1を備えた上向き接合片部
202と、直状主部201の下端より下方に延出形成さ
れる下接合フランジ203とを有し、これらは一体成形
される。
【0013】上向き接合片部202の略鉛直接合面f1
は上サイドパネルアウタ1の下向き接合片部703の略
鉛直接合面f1に重なる接合部Nを形成され、両者の接
合部Nは車幅方向Yより図示しないスポット溶接機に挾
圧され、複数箇所で溶接されて車体前後方向Xに長いサ
イドシルアウタSを形成している。図2にはサイドシル
アウタSの内、前ドア開口部d1との対向部の断面形状
を示したが、後ドア開口部d2との対向部の断面形状も
同様に構成され、ここでは重複説明を略す。
【0014】次に、上サイドパネルアウタ1と下サイド
パネルアウタ2の接合部構造を説明する。図2、図3
(a)〜(c)に示すように、車体前後方向Xに長いス
テップ部7と下サイドパネルアウタ2はそれらの上向き
接合片部202と下向き接合片部703が接合され、接
合部Nすることにより車体前後方向Xに長いサイドシル
アウタを形成している。このようなステップ部7と下サ
イドパネルアウタ2によるサイドシルアウタはその上接
合フランジ702がサイドシルインナ9の上接合フラン
ジ901に、その下接合フランジ203がサイドシルイ
ンナ9の下接合フランジ902にそれぞれ接合され、こ
れにより閉断面構造を車体前後方向Xに長く形成して剛
性強化を図っている。
【0015】図2に示すように、サイドシルアウタSは
前ドア開口部d1の下方のステップ部分において、ステ
ップ部7と下サイドパネルアウタ2によるサイドシルア
ウタとサイドシルインナ9との間にサイドシルリンフォ
ース11を挾持し、これにより同部の形状剛性を強化し
ている。なお、上接合フランジ702と上接合フランジ
901及びこれらに挾持されるサイドシルリンフォース
11上端部はスポット溶接された上でウエルド(玉縁)
12により覆われている。このウエルド(玉縁)12は
前ドア開口部d1の内周縁全体に亘り装着され、その車
外側側面にはゴム製のシール部材13が一体接合され
る。シール部材13にフロントドア14の内壁周縁部が
圧接しており、これにより、前ドア開口部d1の内周縁
全体に亘りシール部位Pを形成している。
【0016】なお、このシール部位Pに対して上向き接
合片部202と下向き接合片部703が接合する接合部
Nは車外側に設けられており、このため、接合部Nにシ
ール部位Pが重なりシール性が途切れることがなく連続
するので、シール性が向上する。しかも、接合部Nをシ
ーラ塗布やロー付けを行い、更に表面を平らに仕上げる
等の接合作業が不要となり、作業性が向上し、低コスト
化を図れる。図2において、符号15はゴム製のサブシ
ール部材を示す。これはフロントドア14の内壁周縁全
域に接合され、同部が前ドア開口部d1の周縁部材に圧
接することによリロードノイズ等の低減を図るようにし
ている。
【0017】図3(a)に示すように、フロントピラ3
はその下端部において、上サイドパネルアウタ1のフロ
ントピラ対向部301とフロントピラインナ16とを接
合して閉断面構造を縦方向に連続形成するという構成を
採り、その下端にサイドシルアウタSの前部を結合す
る。フロントピラ対向部301はその下端に下向き接合
片部703を形成し、ここに下サイドパネルアウタ2の
上向き接合片部202が重なりこの部位はサイドシルリ
ンフォース11の突き出し部に一体接合される。サイド
シルリンフォース11の上下接合フランジ111,11
2はフロントピラインナ16の屈曲部161及び下端部
162に重ねられ、一体接合されている。ここで、フロ
ントピラインナの下端部162に接合するサイドシルリ
ンフォースの下接合フランジ112には、その外側面に
下サイドパネルアウタ2の下向き接合片部203及びフ
ロントフェンダ17の下端縁171が一体接合される。
このようにサイドシルアウタSの前部はサイドシルイン
ナ9の突部に下サイドパネルアウタ2が接合されること
で閉断面構造部を車体前後方向Xに長く形成して剛性強
化を図っている。
【0018】図3(b)に示すように、センタピラ4は
その下端部において、上サイドパネルアウタ1のセンタ
ピラ対向部401とセンタピラインナ18とを接合して
閉断面構造を縦方向に連続形成するという構成を採り、
その下端にサイドシルアウタSの中央を結合する。セン
タピラ対向部401はその下端に下向き接合片部703
を形成し、ここに下サイドパネルアウタ2の上向き接合
片部202が重なりこの部位はサイドシルリンフォース
11の突き出し部に一体接合される。サイドシルリンフ
ォース11の上接合フランジ111はセンタピラインナ
18の下端部181及びサイドシルインナ9の上接合フ
ランジ901に重ねられ、一体接合されている。更に、
サイドシルリンフォース11の下接合フランジ112は
サイドシルインナ9の下接合フランジ902と下サイド
パネルアウタ2の下向き接合片部203に挾持された状
態で一体接合される。このようにサイドシルアウタSの
中央部はサイドシルインナ9の突部に下サイドパネルア
ウタ2が接合されることで、閉断面構造部を車体前後方
向Xに長く形成して剛性強化を図っている。
【0019】図3(c)に示すように、リアクオータパ
ネル部5はその下端部において、リアクオータインナ1
9の下端部と一体接合される。ここで、リアクオータパ
ネル部5の下向き接合片部703は下サイドパネルアウ
タ2の上向き接合片部202に一体接合され、同部は目
視される車体外壁面を成すことより、ロー付けされ、平
滑化処理されている。リアクオータインナ19の下端部
191及び屈曲部192にはサイドシルリンフォース1
1の下接合フランジ112及び上接合フランジ111が
一体接合され、しかも、下接合フランジ112の外側面
には下サイドパネルアウタ2の下向き接合片部203が
一体接合される。ここでは、リアクオータパネル部5と
リアクオータインナ19が一体化されて剛性強化を図
れ、しかも、リアクオータインナ19とサイドシルリン
フォース11の接合により閉断面構造を車体前後方向X
に長く形成してサイドシルアウタSの後部の剛性強化を
図っている。なお、ここでの下向き接合片部703と上
向き接合片部202とはロー付けにより一体接合されて
いたが、2点鎖線で示すように、両者の接合部を予め屈
曲形成し、同部にガーニッシュ21を巻着し、同部の美
観を確保するようにしても良い。
【0020】図1のサイドパネルアウタ構造で用いたサ
イドシルリンフォース11は車体前後方向Xに連続して
形成されているものとしたが、場合により、フロントピ
ラ3、センタピラ4、リアクオータパネル部5の各下端
部との対向部のみに分割して配備下構成を採っても良
く、リアクオータパネル部5のサイドシルリンフォース
11を排除しても良く、図示しないその他の形状のサイ
ドシルリンフォースを利用することもできる。
【0021】上述のように、図1のサイドパネルアウタ
構造では、上下方向の寸法が比較的大きな車高の高い車
体のサイドパネルアウタW1を成形するにあたり、高さ
H1の上サイドパネルアウタ1と高さH2の下サイドパ
ネルアウタ2を別途プレス成形した上で、一体結合し
て、高さ(H1+H2)のサイドパネルアウタW1を形
成するので、通常の鋼板素材を用い、通常のプレス能力
のプレス機を用いることができ、この際、上サイドパネ
ルアウタ1が開口部周縁部全体を一部品として形成でき
る。特に、ステップ部7の下向き接合片部703の略鉛
直接合面f1に下サイドパネルアウタ2の上向き接合片
部202の略鉛直接合面f1が結合するので、同接合部
Nがドアの内壁面側に向かって大きく突き出すことがな
く、ドアの内側に容易に配設でき、接合部Nの見栄えを
容易に確保できる。
【0022】更に、図1のサイドパネルアウタ構造で
は、車高の高い車両のサイドパネルアウタW1を開口部
を備えた状態で一体成形できるので、ドアの開口部d
1,d2の周縁部の形状精度を低下させることなく容易
に組立てでき、作業性を向上できる。更に、図1のサイ
ドパネルアウタ構造では、接合部Nがシール部位Pより
車外側に設けられるので接合部Nによりシール部位Pが
途切れることがなく連続するので、シール性が向上す
る。しかも、接合部をシーラ塗布やろう付けを行い、更
に表面を平らに仕上げる等の作業が不要となり、作業性
が向上し、低コスト化を図れる。更に、接合部Nがステ
ップ部7を覆うステップカバー(ガーニッシュ)8の延
出部により覆われるので、部品点数を増やすことなく接
合部Nを覆うことができ、ドア開放時の見栄え向上を容
易に図ることができる。
【0023】上述のところにおいて、サイドパネルアウ
タW1は上サイドパネルアウタ1と下サイドパネルアウ
タ2を一体接合した構成を採るが、場合により、図5に
示すような上サイドパネルアウタ1aと下サイドパネル
アウタ2を一体接合したサイドパネルアウタW1aとし
て構成しても良い。このサイドパネルアウタW1aの上
サイドパネルアウタ1aは前後ドア開口部d1,d2の
内の後ドア開口部d2部分で前後2分割され、上サイド
パネルアウタ前半部1a−Fと上サイドパネルアウタ後
半部1a−Rとが上下の各接合部s1で予め一体接合さ
れた上で下サイドパネルアウタ2側と接合される。この
場合も図1のサイドパネルアウタW1と同様の作用効果
を得られ、より大型化したサイドパネルアウタW1aの
成形に対処できる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、車体
の側方ドア開口部の周縁全体を一部品として形成した上
サイドパネルアウタと下サイドパネルアウタを別々に成
形した上で両者の上向き接合片部と下向き接合片部を互
に接合してステップ部と下サイドパネルアウタから成る
サイドパネルアウタを形成する。この際、上向き接合片
部と下向き接合片部を互いに接合した接合部がドア側に
突き出すことがないので、接合部をドアの裏側に容易に
配備でき、接合部の見栄えを容易に確保できる。しか
も、サイドパネルアウタを開口部を一体成形した上サイ
ドパネルアウタと下サイドパネルアウタとを結合するの
で、車体側方部の組立てを開口部周縁部の形状精度を低
下させることなく容易に行え、作業性を向上でき、低コ
スト化を図れる。更に、下サイドパネルアウタの板厚を
上サイドパネルアウタより容易に厚くでき、大幅な重量
増を招くことなく下サイドパネルアウタ、例えばサイド
シルの強化を図れる。
【0025】請求項2の発明は請求項1記載のサイドパ
ネルアウタ構造において、特に、接合部がシール部位よ
り車外側に設けられるので接合部によりシール部位が途
切れることがなく連続するので、シール性が向上する。
しかも、接合部をシーラ塗布やろう付けを行い、更に表
面を平らに仕上げる等の作業が不要、あるいは大幅に低
減され、作業性が向上し、低コスト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサイドパネルアウタ構造を適用したサ
イドパネルアウタの側面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のサイドシル部分の拡大断面図で有り、
(a)はB−B線の(b)はC−C線の(c)はD−D
線の断面図である。
【図4】図1のサイドパネルアウタの分解斜視図であ
る。
【図5】図1のサイドパネルアウタの変形例の分解側面
図である。
【図6】従来のサイドパネルアウタの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 上サイドパネルアウタ 1a−F 上サイドパネルアウタ前半部 1a−R 上サイドパネルアウタ後半部 2 下サイドパネルアウタ 201 直状主部 202 上向き接合片部 7 ステップ部 703 下向き接合片部 14 ドア d1 ドア開口部 d2 ドア開口部 N 接合部 W1,W1a サイドパネルアウタ X 車体前後方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の側方ドア開口部周辺に一体形成され
    上記ドア開口部の下方にステップ部を有するとともに同
    ステップ部の外側縁より延出した下向き接合片部を有し
    た上サイドパネルアウタと、 上記下向き接合片部と重合する上向き接合片部を有した
    下サイドパネルアウタとを具備し、 上記下向き接合片部と上向き接合片部を互いに接合して
    形成されたことを特徴とするサイドパネルアウタ構造。
  2. 【請求項2】上記上向き接合片部と下向き接合片部との
    接合部が上記ドア開口部に配設されるドアと上記サイド
    パネルアウタとの間をシールするシール部位より車外側
    に設けられることを特徴とする請求項1記載のサイドパ
    ネルアウタ構造。
JP11052393A 1999-03-01 1999-03-01 サイドパネルアウタ構造 Withdrawn JP2000247260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11052393A JP2000247260A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 サイドパネルアウタ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11052393A JP2000247260A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 サイドパネルアウタ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000247260A true JP2000247260A (ja) 2000-09-12

Family

ID=12913568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11052393A Withdrawn JP2000247260A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 サイドパネルアウタ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000247260A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002092415A1 (fr) * 2001-05-15 2002-11-21 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Procede de production d'une piece de rechange individuelle destinee a un panneau de carrosserie
JP2012176674A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Mazda Motor Corp 車両の下部構造
WO2013030890A1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-07 トヨタ自動車株式会社 車両及び車両に搭載された電源装置の冷却構造
JP2019026239A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 トヨタ自動車株式会社 車両側部構造

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002092415A1 (fr) * 2001-05-15 2002-11-21 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Procede de production d'une piece de rechange individuelle destinee a un panneau de carrosserie
CN1299944C (zh) * 2001-05-15 2007-02-14 本田技研工业株式会社 生产车体板的分开维修部件的方法
JP2012176674A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Mazda Motor Corp 車両の下部構造
WO2013030890A1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-07 トヨタ自動車株式会社 車両及び車両に搭載された電源装置の冷却構造
CN103764424A (zh) * 2011-08-31 2014-04-30 丰田自动车株式会社 车辆和搭载于车辆的电源装置的冷却构造
JP5585734B2 (ja) * 2011-08-31 2014-09-10 トヨタ自動車株式会社 車両及び車両に搭載された電源装置の冷却構造
US9966640B2 (en) 2011-08-31 2018-05-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle and cooling structure for power source apparatus mounted on vehicle
JP2019026239A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 トヨタ自動車株式会社 車両側部構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3830401B2 (ja) 車体のドア開口部回りの構造
JP3909649B2 (ja) 自動車の側部車体構造
JP2000247260A (ja) サイドパネルアウタ構造
JP2000318643A (ja) 自動車のセンターピラー補強構造
JP2000142469A (ja) 車体構造
JP2000255451A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH08192767A (ja) サイドシルとピラーの結合構造
JP2001294178A (ja) 車体側部の構造
JP3294428B2 (ja) フロントフロアパネル構造
JPH11227632A (ja) 自動車のサイドパネル分割部補強構造
JP2002211442A (ja) 車体のパネル接合構造
JPH0885472A (ja) 自動車のフロントサイドフレーム構造
JP3605696B2 (ja) 2ドア車のパネル構造
JP2000043757A (ja) テールゲートのピラー下部車体構造
JP2003261063A (ja) 自動車のボデー構造
JP3827061B2 (ja) 自動車車体の車輪周り構造
JPH0127992Y2 (ja)
JPH07215240A (ja) 自動車のルーフ結合構造
JP3757634B2 (ja) 自動車のルーフレール構造及び自動車のルーフレール接合方法
JPH0127500Y2 (ja)
JPH11278302A (ja) 一体型サイドパネル構造
JPH10218018A (ja) 自動車の車体の上側部構造
JPH0930261A (ja) 車両用スライドドアの構造
JPS6139652Y2 (ja)
JP2001341667A (ja) 自動車のルーフ後端部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509