JP2000246449A - プラズマ加工方法及びその装置 - Google Patents
プラズマ加工方法及びその装置Info
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- JP2000246449A JP2000246449A JP11057636A JP5763699A JP2000246449A JP 2000246449 A JP2000246449 A JP 2000246449A JP 11057636 A JP11057636 A JP 11057636A JP 5763699 A JP5763699 A JP 5763699A JP 2000246449 A JP2000246449 A JP 2000246449A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピアス加工時におけるプラズマトーチ、機械
本体等のスパッタによる損傷を防ぎ、厚板におけるピア
ス加工を可能にし、加工効率を向上する。 【解決手段】 ピアシング開始時にプラズマトーチ27
からワークWにパイロットアークApを発生させ、プラ
ズマアークの発生出力を増大せしめてパイロットアーク
ApからメインアークAmに移行する。メインアークA
mの発生出力が徐々に増大するに伴ってワークWに対す
るプラズマトーチ27の高さをワークWの表面近くから
徐々に上昇させながら、ガス噴射ノズル37からのガス
GcをメインアークAmのプラズマアークに横方向から
吹き付けてプラズマアークを意図的に曲げて変形させ
る。そのため、プラズマトーチ27のノズル29の真下
ではピアス穴PHが開けられないので、プラズマトーチ
27や機械本体はスパッタSPから守られる。
本体等のスパッタによる損傷を防ぎ、厚板におけるピア
ス加工を可能にし、加工効率を向上する。 【解決手段】 ピアシング開始時にプラズマトーチ27
からワークWにパイロットアークApを発生させ、プラ
ズマアークの発生出力を増大せしめてパイロットアーク
ApからメインアークAmに移行する。メインアークA
mの発生出力が徐々に増大するに伴ってワークWに対す
るプラズマトーチ27の高さをワークWの表面近くから
徐々に上昇させながら、ガス噴射ノズル37からのガス
GcをメインアークAmのプラズマアークに横方向から
吹き付けてプラズマアークを意図的に曲げて変形させ
る。そのため、プラズマトーチ27のノズル29の真下
ではピアス穴PHが開けられないので、プラズマトーチ
27や機械本体はスパッタSPから守られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ加工方法
及びその装置に関する。
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6(A)〜(C)に示されてい
るようなプラズマ加工装置におけるプラズマアークによ
る切断加工においては、切断加工の初めにはピアス穴P
Hが加工される。このピアス穴PHを加工するために
は、超音波センサ、接触式センサ等のトーチ高さ検出装
置によりプラズマトーチ101の高さが検知され、この
検知されるプラズマトーチ101の先端部の高さがワー
クWの表面からそれぞれの加工条件におけるピアス加工
高さに位置するように移動される。この状態でプラズマ
アークが点火され、図6(A)に示されているように電
極103とノズル105の間にパイロットアークApの
プラズマアークが発生する。
るようなプラズマ加工装置におけるプラズマアークによ
る切断加工においては、切断加工の初めにはピアス穴P
Hが加工される。このピアス穴PHを加工するために
は、超音波センサ、接触式センサ等のトーチ高さ検出装
置によりプラズマトーチ101の高さが検知され、この
検知されるプラズマトーチ101の先端部の高さがワー
クWの表面からそれぞれの加工条件におけるピアス加工
高さに位置するように移動される。この状態でプラズマ
アークが点火され、図6(A)に示されているように電
極103とノズル105の間にパイロットアークApの
プラズマアークが発生する。
【0003】プラズマ用ガスGpやシールドガスGsは
鉛直下向きに噴出されるので、図6(B)に示されてい
るようにパイロットアークApがプラズマ用ガスGpに
よって移動されてワークWに達する。プラズマアークの
発生出力が増大されることにより図6(C)に示されて
いるようにパイロットアークApからメインアークAm
に移行されピアス穴PHが開けられる。
鉛直下向きに噴出されるので、図6(B)に示されてい
るようにパイロットアークApがプラズマ用ガスGpに
よって移動されてワークWに達する。プラズマアークの
発生出力が増大されることにより図6(C)に示されて
いるようにパイロットアークApからメインアークAm
に移行されピアス穴PHが開けられる。
【0004】ピアス穴PHが貫通された後に、プラズマ
トーチ101は軸移動されながら切断高さに移行され
る。
トーチ101は軸移動されながら切断高さに移行され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のプラ
ズマ加工方法においては、ピアス穴PHが貫通されてい
ない状態では、ピアス加工時にプラズマ用ガスGpやシ
ールドガスGsがワークWの表面に対して垂直に噴出さ
れるのでプラズマアークによって溶解された被切断材が
図7及び図8に示されているように吹き付けられるプラ
ズマ用ガスGpやシールドガスGsにより全て表面側つ
まりプラズマトーチ101側にスパッタSPとなって吹
き上げられてしまう。
ズマ加工方法においては、ピアス穴PHが貫通されてい
ない状態では、ピアス加工時にプラズマ用ガスGpやシ
ールドガスGsがワークWの表面に対して垂直に噴出さ
れるのでプラズマアークによって溶解された被切断材が
図7及び図8に示されているように吹き付けられるプラ
ズマ用ガスGpやシールドガスGsにより全て表面側つ
まりプラズマトーチ101側にスパッタSPとなって吹
き上げられてしまう。
【0006】そのために、ワークWの板厚が厚くなれば
なるほどスパッタSPの量が増大し、穴や壁面に沿って
吹き上がったスパッタSPにより、消耗品、プラズマト
ーチ101、ひいては機械本体107まで破損されてし
まうという問題点があった。
なるほどスパッタSPの量が増大し、穴や壁面に沿って
吹き上がったスパッタSPにより、消耗品、プラズマト
ーチ101、ひいては機械本体107まで破損されてし
まうという問題点があった。
【0007】さらに、上記の理由から、一般的にプラズ
マ加工では切断可能な板厚に比べてピアス穴PHの加工
可能な板厚が小さいものであった。そのために、ワーク
Wがある一定以上の板厚になると、機械加工による穴あ
け等の前加工を行ったり、端面からプラズマ切断加工を
行ったりするなど、切断加工に制約が生じるという問題
点があった。
マ加工では切断可能な板厚に比べてピアス穴PHの加工
可能な板厚が小さいものであった。そのために、ワーク
Wがある一定以上の板厚になると、機械加工による穴あ
け等の前加工を行ったり、端面からプラズマ切断加工を
行ったりするなど、切断加工に制約が生じるという問題
点があった。
【0008】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ピアス加工時のプラズマアー
クを意図的に曲げてスパッタの吹き上げ方向をコントロ
ールすることにより、消耗品、プラズマトーチ、機械本
体等のスパッタによる損傷を防ぎ、厚板におけるピアス
加工を可能にし、加工効率を向上させるプラズマ加工方
法及びその装置を提供することにある。
れたもので、その目的は、ピアス加工時のプラズマアー
クを意図的に曲げてスパッタの吹き上げ方向をコントロ
ールすることにより、消耗品、プラズマトーチ、機械本
体等のスパッタによる損傷を防ぎ、厚板におけるピアス
加工を可能にし、加工効率を向上させるプラズマ加工方
法及びその装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のプラズマ加工方法は、プラ
ズマ加工によりワークにピアシング加工開始する際に、
プラズマトーチからワークにパイロットアークを発生せ
しめ、プラズマアークの発生出力を増大せしめてパイロ
ットアークからメインアークに移行し、このメインアー
クの発生出力を増大するに伴って前記ワークに対する前
記プラズマトーチの高さを上昇せしめると共に、前記メ
インアークのプラズマアークに横方向からガスを吹き付
けてピアス穴を長穴形状に形成せしめ、ピアス加工時に
発生するスパッタを一方向に飛ばすことを特徴とするも
のである。
に請求項1によるこの発明のプラズマ加工方法は、プラ
ズマ加工によりワークにピアシング加工開始する際に、
プラズマトーチからワークにパイロットアークを発生せ
しめ、プラズマアークの発生出力を増大せしめてパイロ
ットアークからメインアークに移行し、このメインアー
クの発生出力を増大するに伴って前記ワークに対する前
記プラズマトーチの高さを上昇せしめると共に、前記メ
インアークのプラズマアークに横方向からガスを吹き付
けてピアス穴を長穴形状に形成せしめ、ピアス加工時に
発生するスパッタを一方向に飛ばすことを特徴とするも
のである。
【0010】したがって、プラズマトーチがワークの表
面近くで、プラズマアークが低出力でパイロットアーク
が発生し、出力を増大してメインアークに移行する。一
旦メインアークに移行すれば、プラズマトーチを上昇し
てワークの表面から徐々に離していってもメインアーク
は維持可能となる。プラズマトーチが上昇してワークの
表面から離れるので、プラズマトーチや機械本体はスパ
ッタから守られる。
面近くで、プラズマアークが低出力でパイロットアーク
が発生し、出力を増大してメインアークに移行する。一
旦メインアークに移行すれば、プラズマトーチを上昇し
てワークの表面から徐々に離していってもメインアーク
は維持可能となる。プラズマトーチが上昇してワークの
表面から離れるので、プラズマトーチや機械本体はスパ
ッタから守られる。
【0011】プラズマトーチの上昇と共に横方向からの
ガスの圧力により、プラズマトーチとワーク間のプラズ
マアークが曲げられた状態に変形され、ピアス穴が長方
形状になることにより、プラズマトーチのノズルの真下
ではピアス穴が開られなくなると共にピアス加工時に発
生するスパッタが一方向に飛散される。
ガスの圧力により、プラズマトーチとワーク間のプラズ
マアークが曲げられた状態に変形され、ピアス穴が長方
形状になることにより、プラズマトーチのノズルの真下
ではピアス穴が開られなくなると共にピアス加工時に発
生するスパッタが一方向に飛散される。
【0012】その結果、消耗品、プラズマトーチ、機械
本体等のスパッタによる損傷は防止され、厚板における
ピアス加工が可能となり、加工効率が向上する。
本体等のスパッタによる損傷は防止され、厚板における
ピアス加工が可能となり、加工効率が向上する。
【0013】請求項2によるこの発明のプラズマ加工装
置は、プラズマトーチからワークにプラズマアークを発
生してプラズマ加工を行うプラズマトーチを備えたプラ
ズマ加工装置において、前記プラズマトーチを高さ方向
に昇降駆動するトーチ駆動装置と、前記プラズマトーチ
の高さを検出するトーチ高さ検出装置と、前記プラズマ
アークを発生せしめるプラズマアーク発生装置と、前記
プラズマアークを変形すべく横方向からプラズマアーク
にガスを吹き付けるガス噴射装置と、ワークにピアシン
グ加工開始時にプラズマトーチからワークにパイロット
アークを発生せしめた後にプラズマアークの発生出力を
増大せしめてパイロットアークからメインアークに移行
し、このメインアークの発生出力を増大するに伴って前
記ワークに対する前記プラズマトーチの高さを上昇せし
める指令をプラズマトーチに与えると共にガス噴射装置
からガスを噴出する指令を与える制御装置と、からなる
ことを特徴とするものである。
置は、プラズマトーチからワークにプラズマアークを発
生してプラズマ加工を行うプラズマトーチを備えたプラ
ズマ加工装置において、前記プラズマトーチを高さ方向
に昇降駆動するトーチ駆動装置と、前記プラズマトーチ
の高さを検出するトーチ高さ検出装置と、前記プラズマ
アークを発生せしめるプラズマアーク発生装置と、前記
プラズマアークを変形すべく横方向からプラズマアーク
にガスを吹き付けるガス噴射装置と、ワークにピアシン
グ加工開始時にプラズマトーチからワークにパイロット
アークを発生せしめた後にプラズマアークの発生出力を
増大せしめてパイロットアークからメインアークに移行
し、このメインアークの発生出力を増大するに伴って前
記ワークに対する前記プラズマトーチの高さを上昇せし
める指令をプラズマトーチに与えると共にガス噴射装置
からガスを噴出する指令を与える制御装置と、からなる
ことを特徴とするものである。
【0014】したがって、プラズマアーク発生装置によ
り、プラズマトーチがワークの表面近くで、低出力でパ
イロットアークが発生され、出力が増大されてメインア
ークに移行する。一旦メインアークに移行すれば、トー
チ駆動装置によりプラズマトーチを上昇せしめてワーク
の表面から徐々に離していってもメインアークは維持可
能となる。プラズマトーチの上昇と共にガス噴射装置に
より、メインアークの横方向から噴出されるガスの圧力
により、プラズマトーチとワーク間に発生したプラズマ
アークが曲げられた状態に変形される。そのため、プラ
ズマトーチのノズルの真下ではピアス穴が開けられない
ので、プラズマトーチや機械本体はスパッタから守られ
る。
り、プラズマトーチがワークの表面近くで、低出力でパ
イロットアークが発生され、出力が増大されてメインア
ークに移行する。一旦メインアークに移行すれば、トー
チ駆動装置によりプラズマトーチを上昇せしめてワーク
の表面から徐々に離していってもメインアークは維持可
能となる。プラズマトーチの上昇と共にガス噴射装置に
より、メインアークの横方向から噴出されるガスの圧力
により、プラズマトーチとワーク間に発生したプラズマ
アークが曲げられた状態に変形される。そのため、プラ
ズマトーチのノズルの真下ではピアス穴が開けられない
ので、プラズマトーチや機械本体はスパッタから守られ
る。
【0015】その結果、消耗品、プラズマトーチ、機械
本体等のスパッタによる損傷は防止され、厚板における
ピアス加工が可能となり、加工効率が向上する。
本体等のスパッタによる損傷は防止され、厚板における
ピアス加工が可能となり、加工効率が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラズマ加工方法
及びその装置の実施の形態について図面を参照して説明
する。
及びその装置の実施の形態について図面を参照して説明
する。
【0017】図3を参照するに、本実施の形態に係わる
プラズマ加工装置1は、ワークWを載置するワークテー
ブル3が床面上に固定されており、このワークテーブル
3の下部は熱切断加工時に生じるドロスを貯留せしめる
集塵槽5が備えられている。
プラズマ加工装置1は、ワークWを載置するワークテー
ブル3が床面上に固定されており、このワークテーブル
3の下部は熱切断加工時に生じるドロスを貯留せしめる
集塵槽5が備えられている。
【0018】ワークテーブル3は上部が開口しており、
この開口にはワークWを載置するための板状の桟7が適
当な間隔で配置されている。
この開口にはワークWを載置するための板状の桟7が適
当な間隔で配置されている。
【0019】ワークテーブル3の図3において左側に
は、プラズマ加工装置1のキャリア9を前後方向(X軸
方向で、図3の紙面表裏に対して垂直方向)に走行駆動
するための図4に示されているX軸用駆動装置11Xを
内蔵したフレームガイド体13が床面上に支柱15で支
持されてX軸方向に長く延長されている。また、ワーク
テーブル3の図3において右側には、キャリア9をX軸
方向に走行すべくガイドするためのX軸ガイドレール1
7が床面上に支柱19で支持されてX軸方向に長く延長
されている。
は、プラズマ加工装置1のキャリア9を前後方向(X軸
方向で、図3の紙面表裏に対して垂直方向)に走行駆動
するための図4に示されているX軸用駆動装置11Xを
内蔵したフレームガイド体13が床面上に支柱15で支
持されてX軸方向に長く延長されている。また、ワーク
テーブル3の図3において右側には、キャリア9をX軸
方向に走行すべくガイドするためのX軸ガイドレール1
7が床面上に支柱19で支持されてX軸方向に長く延長
されている。
【0020】したがって、キャリア9は図3において左
端側がフレームガイド体13の内部にX軸方向に延伸さ
れた図示せざるガイドレール上を走行自在に支持され、
図3において右端側に固定された脚柱部21の車輪23
を介してX軸ガイドレール17上を走行自在に支持され
ている。X軸用駆動装置としては、例えばフレームガイ
ド体13の内部にX軸方向に延伸されたボールねじがX
軸用モータにより回転され、キャリア9の左端側がナッ
ト部材を介して前記ボールねじに螺合されている。キャ
リア9は前記ボールねじの回転により、ワークテーブル
3の上方をX軸方向に移動位置決め自在となる。
端側がフレームガイド体13の内部にX軸方向に延伸さ
れた図示せざるガイドレール上を走行自在に支持され、
図3において右端側に固定された脚柱部21の車輪23
を介してX軸ガイドレール17上を走行自在に支持され
ている。X軸用駆動装置としては、例えばフレームガイ
ド体13の内部にX軸方向に延伸されたボールねじがX
軸用モータにより回転され、キャリア9の左端側がナッ
ト部材を介して前記ボールねじに螺合されている。キャ
リア9は前記ボールねじの回転により、ワークテーブル
3の上方をX軸方向に移動位置決め自在となる。
【0021】キャリア9には加工ヘッドとしての例えば
トーチヘッド25が図4に示されているY軸用駆動装置
11Yにより左右方向(Y軸方向で、図3において左右
方向)に移動位置決め可能に走行自在に設けられてお
り、トーチヘッド25には熱切断加工するためにプラズ
マを噴射するプラズマトーチ27がトーチ駆動装置とし
ての例えばZ軸用トーチ駆動装置11Zにより上下方向
(Z軸方向)に昇降自在に設けられている。したがっ
て、プラズマトーチ27はワークテーブル3上で各X
軸,Y軸,Z軸用駆動装置11X,11Y,11Zによ
りX軸方向及びY軸方向、Z軸方向に移動位置決め自在
である。
トーチヘッド25が図4に示されているY軸用駆動装置
11Yにより左右方向(Y軸方向で、図3において左右
方向)に移動位置決め可能に走行自在に設けられてお
り、トーチヘッド25には熱切断加工するためにプラズ
マを噴射するプラズマトーチ27がトーチ駆動装置とし
ての例えばZ軸用トーチ駆動装置11Zにより上下方向
(Z軸方向)に昇降自在に設けられている。したがっ
て、プラズマトーチ27はワークテーブル3上で各X
軸,Y軸,Z軸用駆動装置11X,11Y,11Zによ
りX軸方向及びY軸方向、Z軸方向に移動位置決め自在
である。
【0022】プラズマトーチ27の先端にはプラズマジ
ェットをワークWに向けて照射するノズル29が設けら
れている。
ェットをワークWに向けて照射するノズル29が設けら
れている。
【0023】より詳しくは、プラズマ加工装置1には図
1に示されているようにプラズマジェットを発生せしめ
るためのプラズマアーク発生装置としての例えば直流溶
接電源31や高周波発生装置33が内蔵されている。直
流溶接電源31や高周波発生装置33はプラズマトーチ
27内のタングステン電極35とワークWに電気的に接
続されている。また、プラズマトーチ27内にはタング
ステン電極35の周囲からプラズマ用ガスGpが噴射さ
れ、その外周側にはシールドガスGsが噴射されるよう
に構成されている。なお、直流溶接電源31や高周波発
生装置33は制御装置37に電気的に接続されている。
1に示されているようにプラズマジェットを発生せしめ
るためのプラズマアーク発生装置としての例えば直流溶
接電源31や高周波発生装置33が内蔵されている。直
流溶接電源31や高周波発生装置33はプラズマトーチ
27内のタングステン電極35とワークWに電気的に接
続されている。また、プラズマトーチ27内にはタング
ステン電極35の周囲からプラズマ用ガスGpが噴射さ
れ、その外周側にはシールドガスGsが噴射されるよう
に構成されている。なお、直流溶接電源31や高周波発
生装置33は制御装置37に電気的に接続されている。
【0024】上記構成により、直流溶接電源31や高周
波発生装置33によってプラズマトーチ27内で発生す
るアーク熱でガスが高温に加熱されてプラズマ状にな
り、このプラズマ状のガスつまりプラズマジェットがノ
ズル29から噴射され、所望の形状に切断するなどのプ
ラズマ加工が行なわれる。
波発生装置33によってプラズマトーチ27内で発生す
るアーク熱でガスが高温に加熱されてプラズマ状にな
り、このプラズマ状のガスつまりプラズマジェットがノ
ズル29から噴射され、所望の形状に切断するなどのプ
ラズマ加工が行なわれる。
【0025】本実施の形態で用いられるプラズマ加工装
置1では、前述したプラズマトーチ27とワークWとの
距離は図3には図示されていないが超音波センサや渦電
流式センサ、静電容量式センサ等の図4に示されている
トーチ高さ検出装置39により検出され、この検出され
た検出信号が制御装置37に送られコントロールされて
Z軸用トーチ駆動装置11Zに作動指令が与えられてワ
ークWからのプラズマトーチ27の高さが調整可能に構
成されている。いわゆるX軸、Y軸、Z軸の3軸制御の
プラズマ加工装置である。
置1では、前述したプラズマトーチ27とワークWとの
距離は図3には図示されていないが超音波センサや渦電
流式センサ、静電容量式センサ等の図4に示されている
トーチ高さ検出装置39により検出され、この検出され
た検出信号が制御装置37に送られコントロールされて
Z軸用トーチ駆動装置11Zに作動指令が与えられてワ
ークWからのプラズマトーチ27の高さが調整可能に構
成されている。いわゆるX軸、Y軸、Z軸の3軸制御の
プラズマ加工装置である。
【0026】また、プラズマトーチ27には、図1に示
されているようにプラズマトーチ27とワークWの間に
発生したプラズマアークを曲げた状態に変形すべくプラ
ズマアークに横方向からコントロール用ガスGcを吹き
付けるガス噴射装置としての例えばガス噴射ノズル41
が設けられている。なお、本実施の形態ではガス噴射ノ
ズル41から噴出されるコントロール用ガスGcは、ピ
アス加工時に発生するスパッタSPを一方向に飛ばす作
用も行なうものである。なお、ガス噴射ノズル41から
噴出されるコントロール用ガスGcは自動的に制御され
るように例えば流量制御弁(図示省略)等の装置が制御
装置37に電気的に接続されている。
されているようにプラズマトーチ27とワークWの間に
発生したプラズマアークを曲げた状態に変形すべくプラ
ズマアークに横方向からコントロール用ガスGcを吹き
付けるガス噴射装置としての例えばガス噴射ノズル41
が設けられている。なお、本実施の形態ではガス噴射ノ
ズル41から噴出されるコントロール用ガスGcは、ピ
アス加工時に発生するスパッタSPを一方向に飛ばす作
用も行なうものである。なお、ガス噴射ノズル41から
噴出されるコントロール用ガスGcは自動的に制御され
るように例えば流量制御弁(図示省略)等の装置が制御
装置37に電気的に接続されている。
【0027】図4を参照するに、制御装置37では、中
央処理装置としてのCPU43に種々のデータを入力す
るための入力手段としての例えばキーボードのごとき入
力装置45と、種々のデータを表示せしめるCRTごと
き表示装置47が接続されている。
央処理装置としてのCPU43に種々のデータを入力す
るための入力手段としての例えばキーボードのごとき入
力装置45と、種々のデータを表示せしめるCRTごと
き表示装置47が接続されている。
【0028】また、プラズマアークの発生出力に対して
ワークWからプラズマトーチ27の先端までの高さをい
くつにするかを予め設定されており、CPU43には図
4に示されているように、上記のプラズマアークの発生
出力とプラズマトーチ27の高さとの対応するデータが
入力装置45から入力されて記憶されるメモリ49が接
続されている。
ワークWからプラズマトーチ27の先端までの高さをい
くつにするかを予め設定されており、CPU43には図
4に示されているように、上記のプラズマアークの発生
出力とプラズマトーチ27の高さとの対応するデータが
入力装置45から入力されて記憶されるメモリ49が接
続されている。
【0029】上記のデータとは、ワークWにピアシング
加工開始時にはプラズマトーチ27からワークWに図1
に示されているようにパイロットアークApが発生す
る。このときはプラズマトーチ27の高さは低い位置に
ある。その後、プラズマアークの発生出力が増大すると
プラズマアークはパイロットアークApからメインアー
クAm(図5(A),(B),(C)参照)に移行され
る。このメインアークAmの発生出力が徐々に増大され
るに伴ってワークWに対する前記プラズマトーチ27の
高さが徐々に上昇するように構成されている。
加工開始時にはプラズマトーチ27からワークWに図1
に示されているようにパイロットアークApが発生す
る。このときはプラズマトーチ27の高さは低い位置に
ある。その後、プラズマアークの発生出力が増大すると
プラズマアークはパイロットアークApからメインアー
クAm(図5(A),(B),(C)参照)に移行され
る。このメインアークAmの発生出力が徐々に増大され
るに伴ってワークWに対する前記プラズマトーチ27の
高さが徐々に上昇するように構成されている。
【0030】また、CPU43には図4に示されている
ように上記のメモリ49内のデータに比較してプラズマ
アークの発生出力に対応するプラズマトーチ27の高さ
を前記データの数値に合わせるべく調整するよう移動せ
しめる指令をZ軸用トーチ駆動装置11に与える比較判
断装置51が接続されている。
ように上記のメモリ49内のデータに比較してプラズマ
アークの発生出力に対応するプラズマトーチ27の高さ
を前記データの数値に合わせるべく調整するよう移動せ
しめる指令をZ軸用トーチ駆動装置11に与える比較判
断装置51が接続されている。
【0031】上記構成により、プラズマ加工では、ワー
クWにピアシング開始時にはプラズマトーチ27がワー
クWの表面近くに位置しており、プラズマアーク発生出
力は低出力でプラズマトーチ27から図1に示されてい
るようにパイロットアークApが発生される。その後、
プラズマアークの発生出力が増大されることにより、図
5(A)に示されているようにプラズマアークがパイロ
ットアークApからメインアークAmに移行される。
クWにピアシング開始時にはプラズマトーチ27がワー
クWの表面近くに位置しており、プラズマアーク発生出
力は低出力でプラズマトーチ27から図1に示されてい
るようにパイロットアークApが発生される。その後、
プラズマアークの発生出力が増大されることにより、図
5(A)に示されているようにプラズマアークがパイロ
ットアークApからメインアークAmに移行される。
【0032】図5(B)に示されているように、制御装
置37の比較判断装置51により、このメインアークA
mの発生出力が徐々に増大するに伴ってメモリ49内の
データに基づいて合わせるべくプラズマトーチ27の高
さが徐々に上昇される。このとき、プラズマトーチ27
の上昇に合わせてガス噴射ノズル41から高圧のコント
ロール用ガスGcがメインアークAmを横方向から吹き
付けるように噴出される。
置37の比較判断装置51により、このメインアークA
mの発生出力が徐々に増大するに伴ってメモリ49内の
データに基づいて合わせるべくプラズマトーチ27の高
さが徐々に上昇される。このとき、プラズマトーチ27
の上昇に合わせてガス噴射ノズル41から高圧のコント
ロール用ガスGcがメインアークAmを横方向から吹き
付けるように噴出される。
【0033】プラズマトーチ27の高さが図5(B)か
ら図5(C)の状態に示されているように徐々に上昇す
ると共にプラズマトーチ27の上昇と共にコントロール
用ガスGcの圧力によりプラズマトーチ27とワークW
の間に発生したプラズマアークが曲げられた状態にな
り、ピアス穴PHが図2に示されているように長方形状
に変形される。このときのコントロール用ガスGcの圧
力と、ピアス穴PHが長方形状になったことにより、ピ
アス加工時に発生するスパッタSPが一方向に飛散され
る。
ら図5(C)の状態に示されているように徐々に上昇す
ると共にプラズマトーチ27の上昇と共にコントロール
用ガスGcの圧力によりプラズマトーチ27とワークW
の間に発生したプラズマアークが曲げられた状態にな
り、ピアス穴PHが図2に示されているように長方形状
に変形される。このときのコントロール用ガスGcの圧
力と、ピアス穴PHが長方形状になったことにより、ピ
アス加工時に発生するスパッタSPが一方向に飛散され
る。
【0034】したがって、プラズマアークは意図的に曲
げられるために、プラズマトーチ27のノズル29の真
下でピアス穴PHが開けられることがないので、消耗
品、プラズマトーチ27、キャリア9やフレームガイド
体13等の機械本体53(図2参照)などがスパッタS
Pにより損傷される事態は防止され、厚板におけるピア
ス加工が可能となり、加工効率が向上する。
げられるために、プラズマトーチ27のノズル29の真
下でピアス穴PHが開けられることがないので、消耗
品、プラズマトーチ27、キャリア9やフレームガイド
体13等の機械本体53(図2参照)などがスパッタS
Pにより損傷される事態は防止され、厚板におけるピア
ス加工が可能となり、加工効率が向上する。
【0035】ちなみに、プラズマ加工とは、ワークWが
主にプラズマアークによる熱エネルギで切断されるもの
(移行式)と、イオン化されたガスのピンチ効果による
熱エネルギで切断するもの(非移行式)に大きく二つに
分類される。いずれも、プラズマ用ガスGpやシールド
ガスGsなどのように切断時に使用されるガスの影響を
大きく受け、ガスの流れが偏っていたりすると、プラズ
マアークがワークWに対して垂直にいかないで切断面が
斜めになったりする。本発明はこの現象を逆に利用した
ものである。
主にプラズマアークによる熱エネルギで切断されるもの
(移行式)と、イオン化されたガスのピンチ効果による
熱エネルギで切断するもの(非移行式)に大きく二つに
分類される。いずれも、プラズマ用ガスGpやシールド
ガスGsなどのように切断時に使用されるガスの影響を
大きく受け、ガスの流れが偏っていたりすると、プラズ
マアークがワークWに対して垂直にいかないで切断面が
斜めになったりする。本発明はこの現象を逆に利用した
ものである。
【0036】しかも、プラズマアークはプラズマトーチ
27がワークWの表面から近くにないと、パイロットア
ークApからメインアークAmに移行できず切断ができ
なくなる。しかし、逆に一旦メインアークAmに移行す
れば、ある程度プラズマトーチ27がワークWの表面か
ら離れても、プラズマのメインアークAmは維持可能と
なるので、本発明はこの現象を利用したものであってレ
ーザ加工によるピアス加工とは全く異なる。
27がワークWの表面から近くにないと、パイロットア
ークApからメインアークAmに移行できず切断ができ
なくなる。しかし、逆に一旦メインアークAmに移行す
れば、ある程度プラズマトーチ27がワークWの表面か
ら離れても、プラズマのメインアークAmは維持可能と
なるので、本発明はこの現象を利用したものであってレ
ーザ加工によるピアス加工とは全く異なる。
【0037】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0038】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、プラズ
マトーチのプラズマアークの出力を増大してパイロット
アークからメインアークに移行せしめ、一旦メインアー
クに移行すれば、プラズマトーチを上昇してワークの表
面から徐々に離していっても出力を徐々に増大すること
によりメインアークを維持できる。その結果、プラズマ
トーチが上昇してワークの表面から離れるので、プラズ
マトーチや機械本体をスパッタから守ることができる。
しかも、プラズマトーチの上昇と共にメインアークの横
方向からのガスの圧力により、プラズマトーチとワーク
間のプラズマアークを曲げた状態に変形でき、ピアス穴
を長方形状に形成できるので、プラズマトーチのノズル
の真下ではピアス穴を開けられなくできると共にピアス
加工時に発生するスパッタを一方向に飛散できる。
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、プラズ
マトーチのプラズマアークの出力を増大してパイロット
アークからメインアークに移行せしめ、一旦メインアー
クに移行すれば、プラズマトーチを上昇してワークの表
面から徐々に離していっても出力を徐々に増大すること
によりメインアークを維持できる。その結果、プラズマ
トーチが上昇してワークの表面から離れるので、プラズ
マトーチや機械本体をスパッタから守ることができる。
しかも、プラズマトーチの上昇と共にメインアークの横
方向からのガスの圧力により、プラズマトーチとワーク
間のプラズマアークを曲げた状態に変形でき、ピアス穴
を長方形状に形成できるので、プラズマトーチのノズル
の真下ではピアス穴を開けられなくできると共にピアス
加工時に発生するスパッタを一方向に飛散できる。
【0039】したがって、消耗品、プラズマトーチ、機
械本体等のスパッタによる損傷を防止でき、厚板におけ
るピアス加工を可能とし、加工効率を向上できる。
械本体等のスパッタによる損傷を防止でき、厚板におけ
るピアス加工を可能とし、加工効率を向上できる。
【0040】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、プラズマトーチのプラズマアークの
出力を増大してパイロットアークからメインアークに移
行せしめ、一旦メインアークに移行すれば、プラズマト
ーチを上昇してワークの表面から徐々に離していっても
出力を徐々に増大することによりメインアークを維持で
きるので、横方向から噴出されるガスの圧力により、プ
ラズマアークを曲げた状態に変形できる。
効果と同様であり、プラズマトーチのプラズマアークの
出力を増大してパイロットアークからメインアークに移
行せしめ、一旦メインアークに移行すれば、プラズマト
ーチを上昇してワークの表面から徐々に離していっても
出力を徐々に増大することによりメインアークを維持で
きるので、横方向から噴出されるガスの圧力により、プ
ラズマアークを曲げた状態に変形できる。
【0041】その結果、プラズマトーチのノズルの真下
ではピアス穴が開けられないので、プラズマトーチや機
械本体をスパッタから守ることができる。したがって、
消耗品、プラズマトーチ、機械本体等のスパッタによる
損傷を防止でき、厚板におけるピアス加工を可能とし、
加工効率を向上できる。
ではピアス穴が開けられないので、プラズマトーチや機
械本体をスパッタから守ることができる。したがって、
消耗品、プラズマトーチ、機械本体等のスパッタによる
損傷を防止でき、厚板におけるピアス加工を可能とし、
加工効率を向上できる。
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、プラズマ加
工装置の模式的な概略説明図である。
工装置の模式的な概略説明図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、プラズマ加
工装置の模式的な平面図である。
工装置の模式的な平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に用いられるプラズマ加工
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図4】制御装置のブロック図である。
【図5】(A)〜(C)は、本発明の実施の形態のプラ
ズマ加工の動作を説明する模式的な動作説明図である。
ズマ加工の動作を説明する模式的な動作説明図である。
【図6】(A)〜(C)は、従来のプラズマ加工の動作
を説明する模式的な動作説明図である。
を説明する模式的な動作説明図である。
【図7】従来のプラズマ加工装置の模式的な概略説明図
である。
である。
【図8】従来のプラズマ加工装置の模式的な平面図であ
る。
る。
1 プラズマ加工装置 23 トーチヘッド(加工ヘッド) 25 プラズマトーチ 27 ノズル 29 直流溶接電源 31 高周波発生装置 35 制御装置 37 ガス噴射ノズル 39 CPU(中央処理装置) 47 比較判断装置 Ap パイロットアーク Am メインアーク Gc コントロール用ガス Gs シールドガス Gp プラズマ用ガス SP スパッタ PH ピアス穴
Claims (2)
- 【請求項1】 プラズマ加工によりワークにピアシング
加工開始する際に、プラズマトーチからワークにパイロ
ットアークを発生せしめ、プラズマアークの発生出力を
増大せしめてパイロットアークからメインアークに移行
し、このメインアークの発生出力を増大するに伴って前
記ワークに対する前記プラズマトーチの高さを上昇せし
めると共に、前記メインアークのプラズマアークに横方
向からガスを吹き付けてピアス穴を長穴形状に形成せし
め、ピアス加工時に発生するスパッタを一方向に飛ばす
ことを特徴とするプラズマ加工方法。 - 【請求項2】 プラズマトーチからワークにプラズマア
ークを発生してプラズマ加工を行うプラズマトーチを備
えたプラズマ加工装置において、 前記プラズマトーチを高さ方向に昇降駆動するトーチ駆
動装置と、 前記プラズマトーチの高さを検出するトーチ高さ検出装
置と、 前記プラズマアークを発生せしめるプラズマアーク発生
装置と、 前記プラズマアークを変形すべく横方向からプラズマア
ークにガスを吹き付けるガス噴射装置と、ワークにピア
シング加工開始時にプラズマトーチからワークにパイロ
ットアークを発生せしめた後にプラズマアークの発生出
力を増大せしめてパイロットアークからメインアークに
移行し、このメインアークの発生出力を増大するに伴っ
て前記ワークに対する前記プラズマトーチの高さを上昇
せしめる指令をプラズマトーチに与えると共にガス噴射
装置からガスを噴出する指令を与える制御装置と、から
なることを特徴とするプラズマ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11057636A JP2000246449A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | プラズマ加工方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11057636A JP2000246449A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | プラズマ加工方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000246449A true JP2000246449A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=13061386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11057636A Pending JP2000246449A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | プラズマ加工方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000246449A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2556912A1 (fr) * | 2011-08-10 | 2013-02-13 | L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude | Procédé de démarrage d'une torche de coupage plasma à arc transféré par déplacement de la torche, et installation associée |
JP2014217837A (ja) * | 2013-05-03 | 2014-11-20 | ズルツァー・メットコ・アクチェンゲゼルシャフトSulzer Metco AG | 工作物表面を処理する処理装置 |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP11057636A patent/JP2000246449A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2556912A1 (fr) * | 2011-08-10 | 2013-02-13 | L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude | Procédé de démarrage d'une torche de coupage plasma à arc transféré par déplacement de la torche, et installation associée |
FR2978930A1 (fr) * | 2011-08-10 | 2013-02-15 | Air Liquide | Procede de demarrage d'une torche de coupage plasma a arc transfere, et installation associee |
JP2014217837A (ja) * | 2013-05-03 | 2014-11-20 | ズルツァー・メットコ・アクチェンゲゼルシャフトSulzer Metco AG | 工作物表面を処理する処理装置 |
US10464092B2 (en) | 2013-05-03 | 2019-11-05 | Oerlikon Metco Ag, Wohlen | Processing apparatus for processing a workpiece surface with fluid flow shielding |
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