JP2000244940A - ホワイトバランス調整方法およびシステム並びに記録媒体 - Google Patents
ホワイトバランス調整方法およびシステム並びに記録媒体Info
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- JP2000244940A JP2000244940A JP11041710A JP4171099A JP2000244940A JP 2000244940 A JP2000244940 A JP 2000244940A JP 11041710 A JP11041710 A JP 11041710A JP 4171099 A JP4171099 A JP 4171099A JP 2000244940 A JP2000244940 A JP 2000244940A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人間の視覚の不完全順応を考慮して、再現さ
れた画像が撮影時と同じような印象となるようにホワイ
トバランスを調整する。 【解決手段】 カメラ1においてGPS衛星10から撮
影時の時刻および位置に関する撮影情報Hを取得し、画
像とともにメモリ媒体2に記録する。ラボ7の読込手段
3において画像および撮影情報Hを読込み、色温度推定
手段4において撮影情報Hに基づいて撮影時の昼光の色
温度を推定する。推定された色温度に基づいてAWB5
において、画像データS0に対してホワイトバランス調
整処理を行い処理済み画像データS1を得、これを出力
手段6において出力する。
れた画像が撮影時と同じような印象となるようにホワイ
トバランスを調整する。 【解決手段】 カメラ1においてGPS衛星10から撮
影時の時刻および位置に関する撮影情報Hを取得し、画
像とともにメモリ媒体2に記録する。ラボ7の読込手段
3において画像および撮影情報Hを読込み、色温度推定
手段4において撮影情報Hに基づいて撮影時の昼光の色
温度を推定する。推定された色温度に基づいてAWB5
において、画像データS0に対してホワイトバランス調
整処理を行い処理済み画像データS1を得、これを出力
手段6において出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影時の情報に基
づいて画像のホワイトバランスを調整するホワイトバラ
ンス調整方法およびシステム並びにホワイトバランス調
整方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関するも
のである。
づいて画像のホワイトバランスを調整するホワイトバラ
ンス調整方法およびシステム並びにホワイトバランス調
整方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラにおいて得られた撮像デ
ータを記録媒体に記録するに際し、カメラのガンマ特
性、レンズの焦点距離、レンズのF値、カメラ内にて行
われたAE処理の内容等の撮影条件を記録媒体に記録す
るようにした方法が提案されている(特開平10−19
1246号)。この方法によれば、撮像データをプリン
トするに際して、記録媒体に記録された撮像情報を参照
して撮像データの画質を高めるための処理を施すことが
でき、これにより良好な仕上がりのプリントを得ること
ができる。
ータを記録媒体に記録するに際し、カメラのガンマ特
性、レンズの焦点距離、レンズのF値、カメラ内にて行
われたAE処理の内容等の撮影条件を記録媒体に記録す
るようにした方法が提案されている(特開平10−19
1246号)。この方法によれば、撮像データをプリン
トするに際して、記録媒体に記録された撮像情報を参照
して撮像データの画質を高めるための処理を施すことが
でき、これにより良好な仕上がりのプリントを得ること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルカ
メラやフイルムに画像を記録するカメラにおいて撮像さ
れた画像に対して、RGBの三刺激値のバランスが等し
くなるようにホワイトバランスを調整して再生すること
が行われている。一方、人間の視覚には色順応といっ
て、昼光やそれと分光エネルギー分布の異なる蛍光灯下
において白い紙を見ても、基本的には白として認識する
機構が作用する。しかしながら、夕日のようにシーンが
赤く見える場合に白い紙を見る場合には、白い紙をやや
黄色味がかって知覚することも多い。これは順応が完全
に行われていないために起こる現象であり、不完全順応
として知られている。不完全順応は光源の色味が強いと
きや輝度が低いときに生じやすい。したがって、人間の
視覚の不完全順応を考慮してホワイトバランスを調整す
ることが望まれている。
メラやフイルムに画像を記録するカメラにおいて撮像さ
れた画像に対して、RGBの三刺激値のバランスが等し
くなるようにホワイトバランスを調整して再生すること
が行われている。一方、人間の視覚には色順応といっ
て、昼光やそれと分光エネルギー分布の異なる蛍光灯下
において白い紙を見ても、基本的には白として認識する
機構が作用する。しかしながら、夕日のようにシーンが
赤く見える場合に白い紙を見る場合には、白い紙をやや
黄色味がかって知覚することも多い。これは順応が完全
に行われていないために起こる現象であり、不完全順応
として知られている。不完全順応は光源の色味が強いと
きや輝度が低いときに生じやすい。したがって、人間の
視覚の不完全順応を考慮してホワイトバランスを調整す
ることが望まれている。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、人間の視覚の不完全順応を考慮して、再現された画
像が撮影時と同じような見え方となるようにホワイトバ
ランスを調整することができるホワイトバランス調整方
法およびシステム並びにホワイトバランス調整方法をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することを目的
とするものである。
り、人間の視覚の不完全順応を考慮して、再現された画
像が撮影時と同じような見え方となるようにホワイトバ
ランスを調整することができるホワイトバランス調整方
法およびシステム並びにホワイトバランス調整方法をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるホワイトバ
ランス調整方法は、画像のホワイトバランスを調整する
ホワイトバランス調整方法において、前記画像の撮影時
における時刻情報および位置情報のうち少なくとも時刻
情報を含む撮影情報を前記画像とともに記録した記録媒
体から前記撮影情報および前記画像を読出し、前記撮影
情報に基づいて、前記撮影時における昼光の色温度を推
定し、該色温度に基づいて、前記画像のホワイトバラン
スを調整することを特徴とするものである。
ランス調整方法は、画像のホワイトバランスを調整する
ホワイトバランス調整方法において、前記画像の撮影時
における時刻情報および位置情報のうち少なくとも時刻
情報を含む撮影情報を前記画像とともに記録した記録媒
体から前記撮影情報および前記画像を読出し、前記撮影
情報に基づいて、前記撮影時における昼光の色温度を推
定し、該色温度に基づいて、前記画像のホワイトバラン
スを調整することを特徴とするものである。
【0006】ここで、「時刻情報」とは、撮影日時のこ
とをいうが、これのみならず、国外において撮影がなさ
れた場合には、現地での撮影日時および国内との時差に
関する情報をも含むものである。また、「位置情報」と
は撮影場所の地球上の位置を経度および緯度により表し
た情報や、撮影場所の地名に関する情報のことをいう。
とをいうが、これのみならず、国外において撮影がなさ
れた場合には、現地での撮影日時および国内との時差に
関する情報をも含むものである。また、「位置情報」と
は撮影場所の地球上の位置を経度および緯度により表し
た情報や、撮影場所の地名に関する情報のことをいう。
【0007】また、「撮影情報を画像とともに記録した
記録媒体」とは、画像がデジタルカメラにより取得され
たものである場合は、スマートメディア、コンパクトフ
ラッシュ、メモリスティック等の画像データを記録する
デジタルメディアであり、画像が磁気情報を記録可能な
いわゆるAPSフイルムに記録され、撮影情報がAPS
フイルムの磁気記録部に記録されている場合は、APS
フイルム自体が記録媒体となる。
記録媒体」とは、画像がデジタルカメラにより取得され
たものである場合は、スマートメディア、コンパクトフ
ラッシュ、メモリスティック等の画像データを記録する
デジタルメディアであり、画像が磁気情報を記録可能な
いわゆるAPSフイルムに記録され、撮影情報がAPS
フイルムの磁気記録部に記録されている場合は、APS
フイルム自体が記録媒体となる。
【0008】また、撮影光源としての昼光の色度値は一
般的に図2に示すようなCIEのデーライトローカスや
プランキアンローカス上にある。したがって、例えば時
刻とその時刻におけるデーライトローカスやプランキア
ンローカス上における昼光の色度値との対応関係を予め
統計的にテーブルとして求めておき、撮影情報に含まれ
る時刻情報に基づいて、テーブルを参照して撮影時の昼
光の色度値を推定することができる。
般的に図2に示すようなCIEのデーライトローカスや
プランキアンローカス上にある。したがって、例えば時
刻とその時刻におけるデーライトローカスやプランキア
ンローカス上における昼光の色度値との対応関係を予め
統計的にテーブルとして求めておき、撮影情報に含まれ
る時刻情報に基づいて、テーブルを参照して撮影時の昼
光の色度値を推定することができる。
【0009】なお、GPS衛星からの測位用電波を利用
して、撮影位置、撮影方位あるいは撮影日時に関する情
報を取得するようにしたカメラが種々提案されている
(例えば特開平5−224290号、同6−67282
号、同8−88823号等)。本発明は、このようなカ
メラを用いて画像および撮影情報が記録された記録媒体
から画像および撮影情報を読出して、撮影情報に基づい
てホワイトバランス調整を行うことが好ましい。
して、撮影位置、撮影方位あるいは撮影日時に関する情
報を取得するようにしたカメラが種々提案されている
(例えば特開平5−224290号、同6−67282
号、同8−88823号等)。本発明は、このようなカ
メラを用いて画像および撮影情報が記録された記録媒体
から画像および撮影情報を読出して、撮影情報に基づい
てホワイトバランス調整を行うことが好ましい。
【0010】また、本発明によるホワイトバランス調整
方法においては、前記撮影情報が前記画像の撮影時にお
ける輝度情報を含み、該輝度情報に基づいて、前記色温
度に基づくホワイトバランス調整を行うか、所定のホワ
イトバランス調整を行うか否かを判断し、該判断結果に
基づいて前記画像のホワイトバランスを調整することが
好ましい。
方法においては、前記撮影情報が前記画像の撮影時にお
ける輝度情報を含み、該輝度情報に基づいて、前記色温
度に基づくホワイトバランス調整を行うか、所定のホワ
イトバランス調整を行うか否かを判断し、該判断結果に
基づいて前記画像のホワイトバランスを調整することが
好ましい。
【0011】ここで、「輝度情報」とは、撮影時におけ
る撮影環境の明るさのことをいう。また、「所定のホワ
イトバランス調整」とは、推定された色温度を考慮する
ことなく画像のホワイトバランスを調整する処理のこと
をいう。
る撮影環境の明るさのことをいう。また、「所定のホワ
イトバランス調整」とは、推定された色温度を考慮する
ことなく画像のホワイトバランスを調整する処理のこと
をいう。
【0012】さらに、本発明によるホワイトバランス調
整方法においては、前記撮影情報に基づいて、前記画像
の撮影時における天候情報を取得し、該天候情報にも基
づいて、前記色温度を推定することが好ましい。
整方法においては、前記撮影情報に基づいて、前記画像
の撮影時における天候情報を取得し、該天候情報にも基
づいて、前記色温度を推定することが好ましい。
【0013】また、「天候情報」は本発明を実施するた
めの装置と、天候情報をデータベース化した気象データ
ベースとを接続し、気象データベースからネットワーク
を介して取得することができる。
めの装置と、天候情報をデータベース化した気象データ
ベースとを接続し、気象データベースからネットワーク
を介して取得することができる。
【0014】本発明によるホワイトバランス調整システ
ムは、画像のホワイトバランスを調整するホワイトバラ
ンス調整システムにおいて、前記画像の撮影時における
時刻情報および位置情報のうち少なくとも時刻情報を含
む撮影情報を前記画像とともに記録媒体に記録する撮像
手段と、前記記録媒体から前記撮影情報および前記画像
を読出す読出手段と、前記撮影情報に基づいて、前記撮
影時における昼光の色温度を推定する色温度推定手段
と、該色温度に基づいて、前記画像のホワイトバランス
を調整する調整手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
ムは、画像のホワイトバランスを調整するホワイトバラ
ンス調整システムにおいて、前記画像の撮影時における
時刻情報および位置情報のうち少なくとも時刻情報を含
む撮影情報を前記画像とともに記録媒体に記録する撮像
手段と、前記記録媒体から前記撮影情報および前記画像
を読出す読出手段と、前記撮影情報に基づいて、前記撮
影時における昼光の色温度を推定する色温度推定手段
と、該色温度に基づいて、前記画像のホワイトバランス
を調整する調整手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0015】なお、前記撮像手段は、前記撮影情報をG
PS衛星からの測位用電波に基づいて取得する手段であ
ることが好ましい。
PS衛星からの測位用電波に基づいて取得する手段であ
ることが好ましい。
【0016】また、本発明によるホワイトバランス調整
システムにおいては、前記撮像手段が撮影時における輝
度情報を取得して前記撮影情報に含める手段を有し、前
記輝度情報に基づいて、前記色温度に基づくホワイトバ
ランス調整を行うか、所定のホワイトバランス調整を行
うか否かを判断する判断手段をさらに備え、前記調整手
段は、該判断結果に基づいて前記画像のホワイトバラン
スを調整する手段であることが好ましい。
システムにおいては、前記撮像手段が撮影時における輝
度情報を取得して前記撮影情報に含める手段を有し、前
記輝度情報に基づいて、前記色温度に基づくホワイトバ
ランス調整を行うか、所定のホワイトバランス調整を行
うか否かを判断する判断手段をさらに備え、前記調整手
段は、該判断結果に基づいて前記画像のホワイトバラン
スを調整する手段であることが好ましい。
【0017】さらに、前記撮影情報に基づいて、前記画
像の撮影時における天候情報を取得する天候情報取得手
段をさらに備え、前記色温度推定手段は、該天候情報に
も基づいて、前記色温度を推定する手段であることが好
ましい。
像の撮影時における天候情報を取得する天候情報取得手
段をさらに備え、前記色温度推定手段は、該天候情報に
も基づいて、前記色温度を推定する手段であることが好
ましい。
【0018】なお、本発明によるホワイトバランス調整
方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムと
して、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して提
供してもよい。
方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムと
して、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して提
供してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも時刻情報を
含む撮影情報に基づいて、撮影時における昼光の色温度
が推定され、この推定された色温度に基づいて画像のホ
ワイトバランス調整が行われる。したがって、撮影時の
昼光の色温度を考慮して、再現された画像が撮影時と同
じような印象となるようにホワイトバランスを調整する
ことができる。
含む撮影情報に基づいて、撮影時における昼光の色温度
が推定され、この推定された色温度に基づいて画像のホ
ワイトバランス調整が行われる。したがって、撮影時の
昼光の色温度を考慮して、再現された画像が撮影時と同
じような印象となるようにホワイトバランスを調整する
ことができる。
【0020】また、撮影情報をGPS衛星からの測位用
電波に基づいて取得することにより、撮影時に撮影情報
をユーザがマニュアル入力する必要がなくなるため、撮
影情報の取得が容易なものとなる。
電波に基づいて取得することにより、撮影時に撮影情報
をユーザがマニュアル入力する必要がなくなるため、撮
影情報の取得が容易なものとなる。
【0021】さらに、撮影情報に輝度情報を含ませるこ
とにより、輝度が低い場合には室内において撮影がなさ
れたものと判断して、所定のホワイトバランス調整を行
うようにすれば、推定された色温度に基づくことなくホ
ワイトバランスが調整されることとなるため、室内であ
るのに昼光の下で撮影したような印象の画像となること
を防止することができる。
とにより、輝度が低い場合には室内において撮影がなさ
れたものと判断して、所定のホワイトバランス調整を行
うようにすれば、推定された色温度に基づくことなくホ
ワイトバランスが調整されることとなるため、室内であ
るのに昼光の下で撮影したような印象の画像となること
を防止することができる。
【0022】また、昼光の色温度は撮影時刻や撮影位置
のみならず、天候にも左右されることとなる。したがっ
て、撮影情報に基づいて撮影時における天候情報を取得
することにより、撮影時の天候に応じた色温度を推定す
ることができ、これにより天候に応じて撮影時の印象と
同様となるようにホワイトバランスを調整することがで
きる。
のみならず、天候にも左右されることとなる。したがっ
て、撮影情報に基づいて撮影時における天候情報を取得
することにより、撮影時の天候に応じた色温度を推定す
ることができ、これにより天候に応じて撮影時の印象と
同様となるようにホワイトバランスを調整することがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
形態について説明する。
【0024】図1は本発明の実施形態によるホワイトバ
ランス調整システムの構成を示す概略ブロック図であ
る。図1に示すように、本実施形態によるホワイトバラ
ンス調整システムは、GPS衛星10からの測位用電波
を受信可能なカメラ1において、メモリ媒体2に記録さ
れた画像および撮影情報Hに基づいて、ホワイトバラン
ス調整処理を行うためのものであり、メモリ媒体2から
画像を画像データS0として読み込むとともに、撮影情
報Hを読み込むための読込手段3と、撮影情報Hに基づ
いて撮影時における昼光の色温度Cを推定する色温度推
定手段4と、色温度推定手段4において推定された昼光
の色温度Cに基づいて、画像データS0に対してホワイ
トバランス調整処理を行って処理済み画像データS1を
得るオートホワイトバランス調整手段(AWB)5と、
処理済み画像データS1を出力するプリンタ、モニタ等
の出力手段6とを備える。なお、読込手段3、色温度推
定手段4、AWB5および出力手段6はラボ7に設けら
れてなるものである。
ランス調整システムの構成を示す概略ブロック図であ
る。図1に示すように、本実施形態によるホワイトバラ
ンス調整システムは、GPS衛星10からの測位用電波
を受信可能なカメラ1において、メモリ媒体2に記録さ
れた画像および撮影情報Hに基づいて、ホワイトバラン
ス調整処理を行うためのものであり、メモリ媒体2から
画像を画像データS0として読み込むとともに、撮影情
報Hを読み込むための読込手段3と、撮影情報Hに基づ
いて撮影時における昼光の色温度Cを推定する色温度推
定手段4と、色温度推定手段4において推定された昼光
の色温度Cに基づいて、画像データS0に対してホワイ
トバランス調整処理を行って処理済み画像データS1を
得るオートホワイトバランス調整手段(AWB)5と、
処理済み画像データS1を出力するプリンタ、モニタ等
の出力手段6とを備える。なお、読込手段3、色温度推
定手段4、AWB5および出力手段6はラボ7に設けら
れてなるものである。
【0025】カメラ1はGPS衛星10からの測位用電
波を受信して、撮影時の時刻および位置に関する情報を
撮影情報Hとして画像とともにメモリ媒体2に記録する
ものである。ここで、時刻に関する情報とは撮影日時の
ことをいうが、これのみならず、国外において撮影がな
された場合には、現地での撮影日時および国内との時差
に関する情報をも含むものである。また、位置に関する
情報としては撮影場所の地球上の位置を経度および緯度
により表した情報や、撮影場所の地名に関する情報が挙
げられる。
波を受信して、撮影時の時刻および位置に関する情報を
撮影情報Hとして画像とともにメモリ媒体2に記録する
ものである。ここで、時刻に関する情報とは撮影日時の
ことをいうが、これのみならず、国外において撮影がな
された場合には、現地での撮影日時および国内との時差
に関する情報をも含むものである。また、位置に関する
情報としては撮影場所の地球上の位置を経度および緯度
により表した情報や、撮影場所の地名に関する情報が挙
げられる。
【0026】なお、カメラ1がデジタルカメラの場合
は、メモリ媒体2はスマートメディア、コンパクトフラ
ッシュ、メモリスティック等の画像データS0を記録す
るデジタルメディアであり、カメラ1が磁気記録可能な
いわゆるAPSフイルムに画像を記録するAPSカメラ
である場合には、メモリ媒体2はAPSフイルムとな
る。なお、APSフイルムにはその磁気記録部に撮影情
報Hが記録されることとなる。
は、メモリ媒体2はスマートメディア、コンパクトフラ
ッシュ、メモリスティック等の画像データS0を記録す
るデジタルメディアであり、カメラ1が磁気記録可能な
いわゆるAPSフイルムに画像を記録するAPSカメラ
である場合には、メモリ媒体2はAPSフイルムとな
る。なお、APSフイルムにはその磁気記録部に撮影情
報Hが記録されることとなる。
【0027】読込手段3は、メモリ媒体2がデジタルメ
ディアである場合には、その種類に対応したデータ読込
装置であり、メモリ媒体2がAPSフイルムである場合
には、APSフイルムから画像を画像データS0として
読み取るスキャナ等の画像読取装置および磁気記録部か
ら撮影情報Hを読み取る磁気読取装置である。
ディアである場合には、その種類に対応したデータ読込
装置であり、メモリ媒体2がAPSフイルムである場合
には、APSフイルムから画像を画像データS0として
読み取るスキャナ等の画像読取装置および磁気記録部か
ら撮影情報Hを読み取る磁気読取装置である。
【0028】色温度推定手段4は、読込手段3において
読み込まれた撮影情報Hに基づいて、撮影時における昼
光の色温度Cを推定するものである。ここで、撮影光源
としての昼光の色度値は一般的に図2に示すようなCI
Eのデーライトローカス(D)やプランキアンローカス
(P)上にある。すなわち、太陽の高さが高い時間帯に
おいては色温度Cは高く青白いものとなり、太陽の高さ
が低くなると色温度Cは低くなる。また、空気が澄んで
いる明け方よりも、空気が濁っている夕方の方がより色
温度Cが低くなり黄赤っぽいものとなる。したがって、
色温度推定手段4は、例えば時刻とその時刻におけるデ
ーライトローカスやプランキアンローカス上における昼
光の色度値との対応関係を予め統計的にテーブルとして
記憶しており、撮影情報Hに含まれる時刻に関する情報
に基づいて、テーブルを参照して撮影時の昼光の色度値
を色温度Cとして推定する。また、昼光の色温度は、都
心であるか郊外であるか、さらには空気が澄んだ高原の
ような場所であるかによっても異なるものであり、撮影
位置に関する情報をも考慮して上記テーブルを作成して
おけば、撮影情報Hに含まれる位置に関する情報に基づ
いて、撮影位置に応じた昼光の色温度Cを推定すること
ができる。
読み込まれた撮影情報Hに基づいて、撮影時における昼
光の色温度Cを推定するものである。ここで、撮影光源
としての昼光の色度値は一般的に図2に示すようなCI
Eのデーライトローカス(D)やプランキアンローカス
(P)上にある。すなわち、太陽の高さが高い時間帯に
おいては色温度Cは高く青白いものとなり、太陽の高さ
が低くなると色温度Cは低くなる。また、空気が澄んで
いる明け方よりも、空気が濁っている夕方の方がより色
温度Cが低くなり黄赤っぽいものとなる。したがって、
色温度推定手段4は、例えば時刻とその時刻におけるデ
ーライトローカスやプランキアンローカス上における昼
光の色度値との対応関係を予め統計的にテーブルとして
記憶しており、撮影情報Hに含まれる時刻に関する情報
に基づいて、テーブルを参照して撮影時の昼光の色度値
を色温度Cとして推定する。また、昼光の色温度は、都
心であるか郊外であるか、さらには空気が澄んだ高原の
ような場所であるかによっても異なるものであり、撮影
位置に関する情報をも考慮して上記テーブルを作成して
おけば、撮影情報Hに含まれる位置に関する情報に基づ
いて、撮影位置に応じた昼光の色温度Cを推定すること
ができる。
【0029】ここで、従来のオートホワイトバランス調
整処理は、撮影光源が変更されても白いものを白く知覚
する人間の視覚の色順応に合わせて、白いものが白く見
えるようにRGBの三刺激値のバランスを等しくなるよ
うにする処理である。完全な白色は撮影光を反射するた
め、撮影光と同一の色度点になると考えられており、従
来のホワイトバランス調整処理によればその色度点にお
いて、RGBがグレーとなるようにRGBの三刺激値が
補正されるものである。しかしながら、人間の視覚の不
完全順応により、夕日のように物体が赤く見えるような
場合には、白い物体をやや赤みがかって知覚するため、
この不完全順応が撮影シーンの印象に大きく寄与してい
るものである。このような場合は、従来のホワイトバラ
ンス調整処理を行うと、赤みがかった物体をも白く見え
るようにしてしまうため、撮影時における夕日の印象が
なくなってしまう。
整処理は、撮影光源が変更されても白いものを白く知覚
する人間の視覚の色順応に合わせて、白いものが白く見
えるようにRGBの三刺激値のバランスを等しくなるよ
うにする処理である。完全な白色は撮影光を反射するた
め、撮影光と同一の色度点になると考えられており、従
来のホワイトバランス調整処理によればその色度点にお
いて、RGBがグレーとなるようにRGBの三刺激値が
補正されるものである。しかしながら、人間の視覚の不
完全順応により、夕日のように物体が赤く見えるような
場合には、白い物体をやや赤みがかって知覚するため、
この不完全順応が撮影シーンの印象に大きく寄与してい
るものである。このような場合は、従来のホワイトバラ
ンス調整処理を行うと、赤みがかった物体をも白く見え
るようにしてしまうため、撮影時における夕日の印象が
なくなってしまう。
【0030】このため、AWB5においては、色温度推
定手段4において推定された色温度Cと予め想定してい
る表示媒体の色温度(例えばモニタに表示する場合には
6500K、プリントとして再生する場合には5000
K等)との差を求め、この差が所定値よりも大きい場合
には、推定された色温度Cに基づいてホワイトバランス
の調整を行う。具体的には、(推定された色温度+表示
媒体の色温度)/2の演算により求められた色温度にお
ける色度点がグレーとなるようにホワイトバランス調整
を行う。ここで、RGBから生理原色LMS空間への変
換マトリクスをT、(推定された色温度+表示媒体の色
温度)/2の演算により求められた色温度の白色に対応
するLMSの値をLs,Ms,Ss、表示媒体の色温度
の白色に対応するLMSの値をLd,Md,Sdとする
と、下記の式によりマトリクス演算を行って画像データ
S0により表される画像の各画素のRGB値を変換し
て、変換RGB値R′,G′,B′を得、これにより処
理済み画像データS1を得る。
定手段4において推定された色温度Cと予め想定してい
る表示媒体の色温度(例えばモニタに表示する場合には
6500K、プリントとして再生する場合には5000
K等)との差を求め、この差が所定値よりも大きい場合
には、推定された色温度Cに基づいてホワイトバランス
の調整を行う。具体的には、(推定された色温度+表示
媒体の色温度)/2の演算により求められた色温度にお
ける色度点がグレーとなるようにホワイトバランス調整
を行う。ここで、RGBから生理原色LMS空間への変
換マトリクスをT、(推定された色温度+表示媒体の色
温度)/2の演算により求められた色温度の白色に対応
するLMSの値をLs,Ms,Ss、表示媒体の色温度
の白色に対応するLMSの値をLd,Md,Sdとする
と、下記の式によりマトリクス演算を行って画像データ
S0により表される画像の各画素のRGB値を変換し
て、変換RGB値R′,G′,B′を得、これにより処
理済み画像データS1を得る。
【0031】
【数1】
【0032】次いで、本実施形態の動作について説明す
る。図3は本実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。まず、カメラ1において撮影を行い(ステップS
1)、GPS衛星10からの測位用電波により撮影情報
Hを取得する(ステップS2)。取得された撮影情報H
は画像とともにメモリ媒体2に記録される(ステップS
3)。メモリ媒体2はラボ7に持ち込まれて、画像およ
び撮影情報Hが読込手段3において読み込まれる(ステ
ップS4)。そして色温度推定手段4において、撮影情
報Hに基づいて撮影時における昼光の色温度Cが推定さ
れ(ステップS5)、推定された色温度Cに基づいて、
AWB5において画像データS0に対してホワイトバラ
ンス調整処理が施されて処理済み画像データS1が得ら
れる(ステップS6)。処理済み画像データS1は出力
手段6において再生に供され(ステップS7)、処理を
終了する。なお、出力手段6においては、再生に必要な
階調処理、周波数処理、色変換処理等の種々の画像処理
を施すようにしてもよい。
る。図3は本実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。まず、カメラ1において撮影を行い(ステップS
1)、GPS衛星10からの測位用電波により撮影情報
Hを取得する(ステップS2)。取得された撮影情報H
は画像とともにメモリ媒体2に記録される(ステップS
3)。メモリ媒体2はラボ7に持ち込まれて、画像およ
び撮影情報Hが読込手段3において読み込まれる(ステ
ップS4)。そして色温度推定手段4において、撮影情
報Hに基づいて撮影時における昼光の色温度Cが推定さ
れ(ステップS5)、推定された色温度Cに基づいて、
AWB5において画像データS0に対してホワイトバラ
ンス調整処理が施されて処理済み画像データS1が得ら
れる(ステップS6)。処理済み画像データS1は出力
手段6において再生に供され(ステップS7)、処理を
終了する。なお、出力手段6においては、再生に必要な
階調処理、周波数処理、色変換処理等の種々の画像処理
を施すようにしてもよい。
【0033】このように、本実施形態においては、撮影
情報Hに基づいて、撮影時における昼光の色温度Cを推
定し、推定された色温度Cに基づいてホワイトバランス
調整を行うようにしたため、撮影時の昼光の色温度Cを
考慮して、再現された画像が撮影時と同じような印象と
なるようにホワイトバランスを調整することができる。
情報Hに基づいて、撮影時における昼光の色温度Cを推
定し、推定された色温度Cに基づいてホワイトバランス
調整を行うようにしたため、撮影時の昼光の色温度Cを
考慮して、再現された画像が撮影時と同じような印象と
なるようにホワイトバランスを調整することができる。
【0034】次いで、本発明の第2の実施形態について
説明する。図4は本発明の第2の実施形態によるホワイ
トバランス調整システムの構成を示す概略ブロック図で
ある。なお、第2の実施形態においては、カメラ1が輝
度計1Aを有し、輝度計1Aによる測定結果を輝度情報
として撮影情報Hに含めるようにし、さらに色温度推定
手段4において、撮影情報Hに基づいて気象データベー
ス8を参照して撮影時の昼光における色温度Cを推定す
るようにした点が第1の実施形態と異なるものである。
説明する。図4は本発明の第2の実施形態によるホワイ
トバランス調整システムの構成を示す概略ブロック図で
ある。なお、第2の実施形態においては、カメラ1が輝
度計1Aを有し、輝度計1Aによる測定結果を輝度情報
として撮影情報Hに含めるようにし、さらに色温度推定
手段4において、撮影情報Hに基づいて気象データベー
ス8を参照して撮影時の昼光における色温度Cを推定す
るようにした点が第1の実施形態と異なるものである。
【0035】そして、第2の実施形態においては、色温
度推定手段4において、撮影情報Hに含まれる輝度情報
を参照し、撮影時の輝度が例えば1000lx以下であ
る場合には、室内における撮影であるものと判断し、A
WB5において推定された色温度Cによるホワイトバラ
ンス調整を行うことなく、予め定められた色温度(例え
ば表示媒体の色温度)における色度点がグレーとなるよ
うにホワイトバランス調整を行うようにしたものであ
る。このように、撮影情報Hに輝度情報を含ませ、輝度
が低い場合には室内において撮影がなされたものと判断
して、ホワイトバランス調整を行うようにすれば、推定
された色温度に基づくことなくホワイトバランスが調整
されることとなるため、室内であるのに昼光の下で撮影
したような印象の画像となることを防止することができ
る。
度推定手段4において、撮影情報Hに含まれる輝度情報
を参照し、撮影時の輝度が例えば1000lx以下であ
る場合には、室内における撮影であるものと判断し、A
WB5において推定された色温度Cによるホワイトバラ
ンス調整を行うことなく、予め定められた色温度(例え
ば表示媒体の色温度)における色度点がグレーとなるよ
うにホワイトバランス調整を行うようにしたものであ
る。このように、撮影情報Hに輝度情報を含ませ、輝度
が低い場合には室内において撮影がなされたものと判断
して、ホワイトバランス調整を行うようにすれば、推定
された色温度に基づくことなくホワイトバランスが調整
されることとなるため、室内であるのに昼光の下で撮影
したような印象の画像となることを防止することができ
る。
【0036】また、昼光の色温度は時刻のみでなく、天
候にも左右されることとなる。したがって、撮影情報H
に基づいて気象データベース8から撮影時における天候
情報を取得することにより、撮影時の天候に応じた昼光
の色温度Cを推定することができ、これにより天候に応
じて撮影時の印象と同様となるようにホワイトバランス
調整を行うことができる。なお、気象データベース8は
日時、場所および天候とを対応付けて天候情報として記
憶したものであり、このような気象データベース8とラ
ボ7とをネットワーク9を介して接続しておくことによ
り、天候情報の取得が容易なものとなる。
候にも左右されることとなる。したがって、撮影情報H
に基づいて気象データベース8から撮影時における天候
情報を取得することにより、撮影時の天候に応じた昼光
の色温度Cを推定することができ、これにより天候に応
じて撮影時の印象と同様となるようにホワイトバランス
調整を行うことができる。なお、気象データベース8は
日時、場所および天候とを対応付けて天候情報として記
憶したものであり、このような気象データベース8とラ
ボ7とをネットワーク9を介して接続しておくことによ
り、天候情報の取得が容易なものとなる。
【0037】なお、上記各実施形態においては、推定さ
れた色温度Cを用いてホワイトバランス調整を行った処
理済み画像データS1を出力手段6において出力してい
るが、推定された色温度Cに基づいたホワイトバランス
調整と、色温度Cに基づかない上記従来のホワイトバラ
ンス調整との2種類のホワイトバランス調整を行い、調
整後の画像を一旦モニタ等に表示し、オペレータが2つ
の画像を比較観察し、適切と思った方を選択して出力手
段6において出力するようにしてもよい。
れた色温度Cを用いてホワイトバランス調整を行った処
理済み画像データS1を出力手段6において出力してい
るが、推定された色温度Cに基づいたホワイトバランス
調整と、色温度Cに基づかない上記従来のホワイトバラ
ンス調整との2種類のホワイトバランス調整を行い、調
整後の画像を一旦モニタ等に表示し、オペレータが2つ
の画像を比較観察し、適切と思った方を選択して出力手
段6において出力するようにしてもよい。
【0038】また、カメラ1をデジタルカメラとした場
合、取得された画像データをモニタに再生することを前
提として、カメラ内において画像データに対してホワイ
トバランス調整処理を行っている場合が多い。この場
合、本発明により色温度の推定およびホワイトバランス
の調整が行われるのはすでにホワイトバランス調整が行
われた画像であるが、色温度推定手段4において推定さ
れた色温度に基づいて、ホワイトバランスを再調整すれ
ばよい。
合、取得された画像データをモニタに再生することを前
提として、カメラ内において画像データに対してホワイ
トバランス調整処理を行っている場合が多い。この場
合、本発明により色温度の推定およびホワイトバランス
の調整が行われるのはすでにホワイトバランス調整が行
われた画像であるが、色温度推定手段4において推定さ
れた色温度に基づいて、ホワイトバランスを再調整すれ
ばよい。
【0039】さらに、上記各実施形態においては、撮影
情報Hに撮影時の位置および時刻に関する情報を含めて
いるが、時刻に関する情報のみを含めるようにしてもよ
い。また、国外において撮影を行う場合には位置および
時刻の双方の情報を含めることが好ましいが、時刻情報
に日本との時差に関する情報を付与すれば、時刻に関す
る情報のみを撮影情報Hに含めればよい。
情報Hに撮影時の位置および時刻に関する情報を含めて
いるが、時刻に関する情報のみを含めるようにしてもよ
い。また、国外において撮影を行う場合には位置および
時刻の双方の情報を含めることが好ましいが、時刻情報
に日本との時差に関する情報を付与すれば、時刻に関す
る情報のみを撮影情報Hに含めればよい。
【0040】また、上記第1の実施形態において、カメ
ラ1に輝度計1Aを設けて輝度情報にも基づいてホワイ
トバランスの調整を行ってもよく、色温度推定手段4に
おいて気象データベース8から天候情報を取得し、この
天候情報にも基づいて色温度を推定するようにしてもよ
い。
ラ1に輝度計1Aを設けて輝度情報にも基づいてホワイ
トバランスの調整を行ってもよく、色温度推定手段4に
おいて気象データベース8から天候情報を取得し、この
天候情報にも基づいて色温度を推定するようにしてもよ
い。
【0041】さらに、上記各実施形態においては、GP
S衛星10から撮影情報Hを取得しているが、これに限
定されるものではなく、カメラ1に撮影情報Hを入力す
る手段を設け、撮影者がマニュアルにより撮影情報Hを
入力するものであってもよい。
S衛星10から撮影情報Hを取得しているが、これに限
定されるものではなく、カメラ1に撮影情報Hを入力す
る手段を設け、撮影者がマニュアルにより撮影情報Hを
入力するものであってもよい。
【図1】本発明の第1の実施形態によるホワイトバラン
ス調整システムの構成を示す概略ブロック図
ス調整システムの構成を示す概略ブロック図
【図2】デーライトローカスおよびプランキアンローカ
スを示す図
スを示す図
【図3】本実施形態の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施形態によるホワイトバラン
ス調整システムの構成を示す概略ブロック図
ス調整システムの構成を示す概略ブロック図
1 カメラ 1A 輝度計 2 メモリ媒体 3 読込手段 4 色温度推定手段 5 AWB 6 出力手段 7 ラボ 8 気象データベース 9 ネットワーク
Claims (12)
- 【請求項1】 画像のホワイトバランスを調整するホワ
イトバランス調整方法において、 前記画像の撮影時における時刻情報および位置情報のう
ち少なくとも時刻情報を含む撮影情報を前記画像ととも
に記録した記録媒体から前記撮影情報および前記画像を
読出し、 前記撮影情報に基づいて、前記撮影時における昼光の色
温度を推定し、 該色温度に基づいて、前記画像のホワイトバランスを調
整することを特徴とするホワイトバランス調整方法。 - 【請求項2】 前記撮影情報がGPS衛星からの測位用
電波に基づいて取得されたものであることを特徴とする
請求項1記載のホワイトバランス調整方法。 - 【請求項3】 前記撮影情報が前記画像の撮影時におけ
る輝度情報を含み、 該輝度情報に基づいて、前記色温度に基づくホワイトバ
ランス調整を行うか、所定のホワイトバランス調整を行
うか否かを判断し、 該判断結果に基づいて前記画像のホワイトバランスを調
整することを特徴とする請求項1または2記載のホワイ
トバランス調整方法。 - 【請求項4】 前記撮影情報に基づいて、前記画像の撮
影時における天候情報を取得し、 該天候情報にも基づいて、前記色温度を推定することを
特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のホワイ
トバランス調整方法。 - 【請求項5】 画像のホワイトバランスを調整するホワ
イトバランス調整システムにおいて、 前記画像の撮影時における時刻情報および位置情報のう
ち少なくとも時刻情報を含む撮影情報を前記画像ととも
に記録媒体に記録する撮像手段と、 前記記録媒体から前記撮影情報および前記画像を読出す
読出手段と、 前記撮影情報に基づいて、前記撮影時における昼光の色
温度を推定する色温度推定手段と、 該色温度に基づいて、前記画像のホワイトバランスを調
整する調整手段とを備えたことを特徴とするホワイトバ
ランス調整システム。 - 【請求項6】 前記撮像手段は、前記撮影情報をGPS
衛星からの測位用電波に基づいて取得する手段であるこ
とを特徴とする請求項5記載のホワイトバランス調整シ
ステム。 - 【請求項7】 前記撮像手段は、撮影時における輝度情
報を取得して前記撮影情報に含める手段を有し、 前記輝度情報に基づいて、前記色温度に基づくホワイト
バランス調整を行うか、所定のホワイトバランス調整を
行うか否かを判断する判断手段をさらに備え、 前記調整手段は、該判断結果に基づいて前記画像のホワ
イトバランスを調整する手段であることを特徴とする請
求項5または6記載のホワイトバランス調整システム。 - 【請求項8】 前記撮影情報に基づいて、前記画像の撮
影時における天候情報を取得する天候情報取得手段をさ
らに備え、 前記色温度推定手段は、該天候情報にも基づいて、前記
色温度を推定する手段であることを特徴とする請求項5
から7のいずれか1項記載のホワイトバランス調整シス
テム。 - 【請求項9】 画像のホワイトバランスを調整するホワ
イトバランス調整方法をコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体において、 前記プログラムは、前記画像の撮影時における時刻情報
および位置情報のうち少なくとも時刻情報を含む撮影情
報を前記画像とともに記録した記録媒体から前記撮影情
報および前記画像を読出す手順と、 前記撮影情報に基づいて、前記撮影時における昼光の色
温度を推定する手順と、 該色温度に基づいて、前記画像のホワイトバランスを調
整する手順とを有することを特徴とするコンピュータ読
取り可能な記録媒体。 - 【請求項10】 前記撮影情報がGPS衛星からの測位
用電波に基づいて取得されたものであることを特徴とす
る請求項9記載のコンピュータ読取り可能な記録媒体。 - 【請求項11】 前記撮影情報が前記画像の撮影時にお
ける輝度情報を含み、 該輝度情報に基づいて、前記色温度に基づくホワイトバ
ランス調整を行うか、所定のホワイトバランス調整を行
うか否かを判断する手順をさらに有し、 前記ホワイトバランスを調整する手順は、該判断結果に
基づいて前記画像のホワイトバランスを調整する手順で
あることを特徴とする請求項9または10記載のコンピ
ュータ読取り可能な記録媒体。 - 【請求項12】 前記撮影情報に基づいて、前記画像の
撮影時における天候情報を取得する手順をさらに有し、 前記色温度を推定する手順は、前記天候情報にも基づい
て、前記色温度を推定する手順であることを特徴とする
請求項9から11のいずれか1項記載のコンピュータ読
取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11041710A JP2000244940A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | ホワイトバランス調整方法およびシステム並びに記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11041710A JP2000244940A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | ホワイトバランス調整方法およびシステム並びに記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000244940A true JP2000244940A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12615993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11041710A Withdrawn JP2000244940A (ja) | 1999-02-19 | 1999-02-19 | ホワイトバランス調整方法およびシステム並びに記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000244940A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002320185A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-10-31 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置、画像記録方法および画像記録システム |
JP2004222056A (ja) * | 2003-01-16 | 2004-08-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像保管方法および装置並びにプログラム |
JP2007036695A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Noritsu Koki Co Ltd | カラー調整モジュールとこれを組み込んだ写真プリント注文処理機 |
US7199815B2 (en) * | 2002-03-20 | 2007-04-03 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for processing image, method and apparatus for transmitting data and program therefor |
US8013908B2 (en) * | 2007-09-24 | 2011-09-06 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Auto white balance system for image sensor and auto white balance method |
US8797415B2 (en) | 2011-09-26 | 2014-08-05 | Google Inc. | Device, system and method for image capture device using weather information |
WO2019085698A1 (zh) * | 2017-10-30 | 2019-05-09 | Oppo广东移动通信有限公司 | 白平衡处理方法及装置、电子装置和计算机可读存储介质 |
-
1999
- 1999-02-19 JP JP11041710A patent/JP2000244940A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002320185A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-10-31 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置、画像記録方法および画像記録システム |
KR100859654B1 (ko) * | 2001-02-14 | 2008-09-23 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 촬상장치. 화상기록방법 및 화상기록시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060509 |