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JP2000137166A - 光学系 - Google Patents

光学系

Info

Publication number
JP2000137166A
JP2000137166A JP10324461A JP32446198A JP2000137166A JP 2000137166 A JP2000137166 A JP 2000137166A JP 10324461 A JP10324461 A JP 10324461A JP 32446198 A JP32446198 A JP 32446198A JP 2000137166 A JP2000137166 A JP 2000137166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
optical
refractive index
block
moisture absorption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10324461A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiharu Araya
道晴 荒谷
Hiroshi Nakanishi
弘 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10324461A priority Critical patent/JP2000137166A/ja
Priority to US09/427,742 priority patent/US6278554B1/en
Publication of JP2000137166A publication Critical patent/JP2000137166A/ja
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B17/0856Catadioptric systems comprising a refractive element with a reflective surface, the reflection taking place inside the element, e.g. Mangin mirrors
    • G02B17/086Catadioptric systems comprising a refractive element with a reflective surface, the reflection taking place inside the element, e.g. Mangin mirrors wherein the system is made of a single block of optical material, e.g. solid catadioptric systems
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    • G02OPTICS
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    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0836Catadioptric systems using more than three curved mirrors
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿度変化に対して安定な光学特性を有する光
学系を提供する。 【解決手段】 入射屈折面と少なくとも1つの反射面と
射出屈折面とを有する光学ブロックを少なくとも1つ有
する光学系の、該光学ブロックを低吸湿材料製とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学系に関し、特に
銀塩カメラ、電子撮像カメラの光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】光学系を構成する材料は、周辺環境の変
化の影響を受ける。光学材料、特に有機材料を光学系に
用いる場合、一般に大気中の水蒸気を吸収したり、光学
系中の水分を排出することにより、レンズの屈折率や寸
法に変化が生じて光学系の特性の変動をもたらすことが
知られている。
【0003】この対策として、特開平3−181908
号公報に開示されているように、有機材料を用いた素子
を各鏡枠の内部に配置し、大気と接する最外側を無機材
料(吸湿のない材料としか記載されていないが、実施例
の光学特性から判断して光学ガラスしか該当しない)で
形成して、蓋をして内部の湿度が組み立て時の状態に保
持される構造とし、これにより大気の湿度の変化に作用
されず一定の光学特性が維持できる方法が知られてい
る。また、特開平7−128707号公報には、光学系
を構成する材料に低吸湿材料を使用する方法が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−181908号公報に記載された方法では、蓋とし
て使用する光学部品が必要とされるため、部品点数の増
加を招いてしまう。また、特開平7−128707号公
報に記載されているのは、ファインダー光学系について
のみであり、特に撮像光学系についてはなんら言及され
ていない。
【0005】吸湿によって、光学材料の屈折率や寸法に
変化が起きることは前述したが、さらに具体的には、通
常の光学材料は吸湿により屈折率が増大すると共に寸法
が増加する。空気中の水分は媒質表面から吸収され媒質
内部へと拡散する。そのため内部屈折率が均一な媒質に
おいても、吸湿現象が生じることにより媒質表面と内部
間に屈折率差が生じ、その後、吸湿が平衡に達すること
により再び均一な屈折率となる。また、吸湿による寸法
変化についても、吸湿初期には、寸法変化が媒質表面の
みで生じるため媒質内部に応力が発生し表面形状が変化
するが、吸湿が平衡に達することにより、媒質全体が均
一に伸び、表面形状の変形も収束する。これらのことか
ら、元来パワーを持たない光学部品であっても吸湿によ
りパワーが発生し、吸湿が平衡となるにつれノンパワー
に近づくことになる。
【0006】屈折率分布が光学部品の性能に与える影響
は、以下のような特徴がある。 1.光軸方向の屈折率勾配は光路長を変化させるのみで
ほとんどパワーに影響を与えない。 2.光軸と垂直な方向の屈折率の勾配がパワーに与える
影響は大きく、特に吸湿初期には強い球面収差を発生す
る。 3.光軸と傾いた方向の屈折率勾配は、上記1と2との
間の状態であり、その方向によりパワーの影響度は変化
する。 4.光軸に垂直で互いに直交する方向の屈折率勾配が異
なると、アジムス(azimuth)によりパワーが異
なり、光軸上においても非点隔差が発生する。 5.媒質中の光路が長いほどパワーに与える影響が大き
い。 6.光学素子のサイズが小さい場合は、平衡に達するま
での時間が短い反面、吸湿過程における屈折率勾配はき
つくなるのでパワーの経時変化量は大きくなる。
【0007】ところで、一般的なコンパクトカメラにお
けるファインダー光学系においては、焦点距離が18m
m程度の接眼レンズを使用するのが一般的である。そこ
で仮に吸湿によるパワーの変化の許容量を1ディオプタ
ーとすると、吸湿による焦点距離変化は約0.3mm許
容されることになる。一方、例えばデジタルカメラに代
表されるような固体撮像素子を使用した撮像光学系にお
いては、近年、撮像素子の小型化、多画素化が進み、そ
れに伴って、撮像光学系の小型化、高精度化の要求が高
まっている。例えば、撮像素子サイズが対角1/4イン
チ、80万画素程度の撮像素子(画素ピッチは5μm
程)を使用するFナンバー2程度の撮像光学系において
は、焦点深度は10μm程度となる。したがって、吸湿
による焦点距離変動も10μm以下に押さえる必要が生
じる。また、前述したように、吸湿がパワーに与える影
響は光学素子のサイズが小さいほど大きいため、より小
型化の進む撮像系において吸湿は大きな問題となってい
る。
【0008】一方、特開平9−5650号公報にその設
計法が、特開平8−292371号公報および特開平8
−292372号公報にその設計例が示されるように、
非共軸光学系においても、基準軸という概念を導入し構
成面を非対称非球面にすることで、十分収差が補正され
た光学系が構築可能であることが、明らかになってき
た。
【0009】吸湿現象は、媒質内部への水分子の拡散現
象であり、内部の屈折率分布は、媒質表面からの距離に
依存して変化する。そのため単純な形状、例えば球に近
い形状のレンズにおいてはレンズ内部の屈折率における
等屈折率面も球に近い形状となると期待できる。しかし
ながら、例えば特開平8−292371号公報に示され
ているような光学系においては、複数の光学面が一体に
構成されている複雑な構造となっているため、その内部
の屈折率分布も複雑なものとなる。また、同公報に示さ
れている光学系においては、光学素子内部で光路が反射
面を介して複数回折れ曲がる構成となっている。媒質内
部での反射においては光線が屈折率分布中を反射の前後
で2度通過するため、屈折率分布が光学性能に与える影
響は屈折面のみを使用する場合に比べて大きくなる。ま
た同公報に示されている光学系のように、非共軸、すな
わち基準軸光線であっても光学面に対して斜めに入射す
る光学系における反射面においては、反射面への入射と
射出で異なる屈折率分布を通過するため、屈折率分布が
光学性能に与える影響は大きくなる。また、同公報に示
されている光学系のように、反射面が曲率を有している
場合、媒質内部における等屈折率面も曲率を持つため、
吸湿が光学性能に与える影響は、平面反射面を用いた場
合に比して大きくなる。また、同公報記載の光学系のよ
うに、光学面に非対称非球面を用いた場合、内部の屈折
率分布も非対称な分布となるため、吸湿によって非対称
な収差が発生してしまう。
【0010】特開平7−128707号公報の実施例に
示されている光学系においては、使用される反射面は全
て平面反射面であり、上記のような曲率を持った反射面
を使用する際に関する対策は記載されていない。
【0011】本発明は、湿度変化に対して安定な光学特
性を有する光学系を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る第1の局面では、入射屈折面と少なく
とも1つの反射面と射出屈折面とを有する光学ブロック
を少なくとも1つ有する光学系において、前記光学ブロ
ックは低吸湿材料にて構成されていることを特徴とす
る。
【0013】上記課題を解決するため、本発明に係る第
2の局面では、入射屈折面と少なくとも1つの反射面と
射出屈折面とを有する光学ブロックを少なくとも1つ有
する光学系において、前記光学ブロックは低吸湿有機材
料にて構成されていることを特徴とする。上記課題を解
決するため、本発明に係る第3の局面では、前記低吸湿
有機材料がオレフィン系樹脂であることを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第4の局面で
は、前記光学系は、撮像素子を有し、光学系のFナンバ
ーをF、光学系の焦点距離をf、撮像素子の画素間隔を
δ、前記光学ブロック内の光路長をL、該光学ブロック
短辺方向の長さの1/2をr0とした場合、前記低吸湿
材料の50℃での絶乾(真空脱湿)状態から温度50
℃、湿度90%の環境下で飽和するまでの屈折率変化量
Δnが式
【0014】
【数3】 を満足することを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するため、本発明に係る第
5の局面では、前記光学系は、撮像素子を有し、光学系
のFナンバーをF、光学系の焦点距離をf、撮像素子の
画素間隔をδ、前記光学ブロック内の光路長をL、像サ
イズをdとした場合、前記低吸湿材料の50℃での絶乾
(真空脱湿)状態から温度50℃、湿度90%の環境下
で飽和するまでの屈折率変化量Δnが式
【0016】
【数4】 を満足することを特徴とする。
【0017】上記課題を解決するため、本発明に係る第
6の局面では、前記低吸湿材料の50℃での絶乾(真空
脱湿)から温度50℃、湿度90%の環境下で飽和する
までの屈折率変化量が0.00016以下であることを
特徴とする。
【0018】上記課題を解決するため、本発明に係る第
7の局面では、前記低吸湿材料の温度50℃、湿度90
%の環境下での飽和吸湿率が0.1%以下であることを
特徴とする。
【0019】上記課題を解決するため、本発明に係る第
8の局面では、前記光学ブロックは、入射屈折面と、少
なくとも1つの反射面と、射出屈折面とが一体に構成さ
れていると共に、前記反射面は内部反射面であることを
特徴とする。
【0020】上記課題を解決するため、本発明に係る第
9の局面では、前記光学ブロックを構成する入射屈折
面、少なくとも1つの反射面および射出屈折面の内少な
くとも1つの光学面が正ないし負のパワーを有している
ことを特徴とする。
【0021】上記課題を解決するため、本発明に係る第
10の局面では、前記光学ブロックを構成する反射面の
少なくとも1つが正ないし負のパワーを有していること
を特徴とする。
【0022】上記課題を解決するため、本発明に係る第
11の局面では、前記パワーを有する光学面の少なくと
も1つが非球面形状であることを特徴とする。
【0023】上記課題を解決するため、本発明に係る第
12の局面では、前記パワーを有する光学面の少なくと
も1つが、回転対称軸を持たないと共に、対称面を0な
いしは1のみ有する非球面形状であることを特徴とす
る。
【0024】上記課題を解決するため、本発明に係る第
13の局面では、前記光学ブロックの入射屈折面から数
えて最初の曲率を有する反射面が、該光学ブロックの短
辺方向についての収斂作用を有することを特徴とする。
【0025】上記課題を解決するため、本発明に係る第
14の局面では、前記光学系は、前記光学ブロック中で
中間結像する構成となっていることを特徴とする。
【0026】上記課題を解決するため、本発明に係る第
15の局面では、前記光学系は、被写体像を像面に結像
する撮像光学系であることを特徴とする。
【0027】
【作用】上記の構成からなる光学系は、湿度変化があっ
ても光学特性を安定に保つことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、実施例
の構成諸元の表わし方については特開平8−29237
1号公報記載の説明に倣う。図1は本発明の一実施例に
係る光学系の構成データを定義する座標系の説明図であ
る。本実施例では物体側から像面に進む1つの光線(図
1中の一点鎖線で示すもので基準軸光線と呼ぶ)に沿っ
てi番目の面を第i面とする。
【0029】図1において第1面R1は絞り、第2面R
2は第1面R1と共軸な屈折面、第3面R3は第2面R
2に対してチルトされた反射面、第4面R4、第5面R
5、第6面R6は各々の前面に対してシフト、チルトさ
れた反射面、第7面R7は第6面R6に対してシフト、
チルトされた屈折面である。第2面R2から第7面R7
までの各々の面はガラス、プラスチック等の媒質で構成
される一つの光学素子上に構成されており、図1中では
光学素子1としている。
【0030】したがって、図1の構成では不図示の物体
面から第2面R2までの媒質は空気、第2面R2から第
7面R7まではある共通の媒質、第7面R7から像面の
第8面R8までの媒質は空気で構成している。
【0031】本実施例の光学系は偏心光学系であるため
光学系を構成する各面は共通の光軸を持っていない。そ
こで、本実施例においては先ず第1面の光線有効径の中
心を原点とする絶対座標系を設定する。
【0032】そして、本実施例においては、第1面の光
線有効径の中心点を原点とすると共に、原点と最終結像
面の中心とを通る光線(基準軸光線)の経路を光学系の
基準軸と定義している。さらに、本実施例中の基準軸は
方向(向き)を持っている。その方向は基準軸光線が結
像に際して進行する方向である。
【0033】本実施例においては、光学系の基準となる
基準軸を上記のように設定したが、光学系の基準となる
軸の決め方は光学設計上、収差の取り纏め上、若しくは
光学系を構成する各面形状を表現する上で都合の良い軸
を採用すれば良い。しかし、一般的には像面の中心と、
絞りまたは入射瞳または光学系の第1面の中心あるいは
出射瞳または光学系の最終面の中心のいずれかを通る光
線の経路を光学系の基準となる基準軸に設定する。
【0034】つまり、本実施例においては、基準軸は第
1面、すなわち絞り面の光線有効径の中心点を通り、最
終結像面の中心へ至る光線(基準軸光線)が各屈折面お
よび反射面によって屈折・反射する経路を基準軸に設定
している。各面の順番は基準軸光線が屈折、反射を受け
る順番に設定している。
【0035】したがって、基準軸は設定された各面の順
番に沿って屈折若しくは反射の法則に従ってその方向を
変化させつつ、最終的に像面の中心に到達する。
【0036】本実施例の光学系を構成するチルト面R3
〜R6は基本的にすべてが同一面内(図1の紙面内)で
チルトしている。そこで、絶対座標系の各軸を以下のよ
うに定める。 Ζ軸:原点を通り第2面R2に向かう基準軸 Y軸:原点を通りチルト面内(図1の紙面内)でΖ軸に
対して反時計回りに90゜をなす直線 X軸:原点を通りZ、Y各軸に垂直な直線(図1の紙面
に垂直な直線) また、光学系を構成する第i面Riの面形状を表わすに
は、絶対座標系にてその面の形状を表記するより、基準
軸と第i面が交差する点を原点とするローカル座標系
(x,y,z)を設定して、ローカル座標系でその面の
面形状を表わした方が形状を認識する上で理解し易いた
め、本実施例の構成データの表示では第i面の面形状を
ローカル座標系で表わす。
【0037】また、第i面のYZ面内でのチルト角は絶
対座標系のΖ軸に対して反時計回り方向を正とした角度
θi(単位°)で表わす。よって、本実施例では各面の
ローカル座標の原点は図1中のYZ平面上にある。また
XZおよびXY面内での面の偏心はない。さらに、第i
面のローカル座標(x,y,z)のy、z各軸は絶対座
標系(X,Y,Z)に対してYZ面内で角度θi傾いて
おり、具体的には以下のように設定する。 z軸: ローカル座標の原点を通り、絶対座標系のZ方
向に対しYZ面内において反時計方向に角度θiをなす
直線 y軸:ローカル座標の原点を通り、z方向に対しYZ面
内において反時計方向に90゜をなす直線 x軸:ローカル座標の原点を通り、YZ面に対し垂直な
直線
【0038】また、Diは第i面と第(i+1)面のロ
ーカル座標の原点間の間隔を表わすスカラー量、Ndi
およびνdiは第i面と第(i+1)面間の媒質の屈折
率とアッペ数である。
【0039】また、本実施例では光学系の断面図および
数値データを示す。本実施例の光学系は球面および回転
非対称の非球面を有している。その内の球面部分は球面
形状としてその曲率半径riを記している。曲率半径ri
の符号は第1面R1から像面R8に進む基準軸(図1中
の一点鎖線)に沿って曲率中心が第1面側にある場合を
マイナス、結像面側にある場合をプラスとする。球面は
以下の式で表される形状である:
【0040】
【数5】 また、本発明の光学系は少なくとも回転非対称な非球面
を一面以上有し、その形状は以下の式により表わす:
【0041】
【数6】 上記曲面式はxに関して偶数次の項のみであるため、上
記曲面式により規定される曲面はyz面を対称面とする
面対称な形状である。さらに以下の条件が満たされる場
合はxz面に対して対称な形状を表わす。
【0042】
【数7】 さらに
【0043】
【数8】 が満たされる場合は回転対称な形状を表す。以上の条件
を満たさない場合は非回転対称な形状である。なお、本
実施例においては、すべてC02=C20=0となってお
り、2次曲面の基本形状に高次非対称非球面を加えて構
成している。
【0044】なお、本実施例においては図1に示すよう
に、その第1面は絞りである。また、水平半画角とは図
1のΥZ面内において絞りR1に入射する光束の最大画
角、垂直半画角とはXZ面内において絞りR1に入射す
る光束の最大画角である。また、第1面である絞りR1
の直径を絞り径として示している。これは光学系の明る
さに関係する。なお、入射瞳は第1面に位置するため上
記絞り径は入射瞳径に等しい。
【0045】また、像面上での有効像範囲を像サイズと
して示す。像サイズはローカル座標のy方向のサイズを
水平、x方向のサイズを垂直とした矩形領域で表わして
いる。また、本実施例には光学系のサイズを示してい
る。そのサイズは光線有効径によって定められるサイズ
である。また、本実施例には撮像素子の画素ピッチを示
している。画素ピッチは撮像素子を構成する各画素の周
期である。
【0046】以下、本実施例をより具体的に説明する。
【0047】図2は本実施例の光学系のYZ面内での断
面図である。本実施例は水平画角52.6度、垂直画角
40.6度の撮影光学系である。図2には中心画角の光
路4が図示されている。本実施例の構成データは次のと
おりである。 水平半画角 26.3 垂直半画角 20.3 絞り径 2.1 焦点距離 4.2 Fナンバー 2.0 像サイズ 水平4mm×垂直3mm 画素ピッチ 水平5μm×垂直5μm 光学系のサイズ(X×Y×Z)=10.4mm×27.
4mm×21.2mm
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】図2において、1は複数の曲面反射面を有
する光学素子でありガラスやプラスチック等の透明体で
構成している。光学素子1の表面には物体からの光線の
通過順に、負の屈折力を有する凹屈折面(入射面)R2
および凹面鏡R3、反射面R4、反射面R5および凹面
鏡R6の四つの反射面ならびに正の屈折力を有する凸屈
折面(射出面)R7を形成している。R1は光学素子1
の物体側に配置した絞り(入射瞳)、2はローパスフィ
ルタ等の光学フィルタ、R8は最終結像面であり、CC
D等の撮像素子3(撮像媒体)の撮像面が位置する。5
は撮影光学系の基準軸である。なお、2つの屈折面R
2,R7はいずれも回転対称の球面であり、すべての反
射面はYZ平面に対して対称なアナモフィック面であ
る。
【0051】次に本実施例における結像作用を説明す
る。物体からの光束4は、絞りR1により入射光量を規
制された後、光学素子1の入射面R2に入射し、面R3
およびR4で反射された後、面R4近傍で一旦中間結像
し、次いで面R5とR6で次々に反射して行き、射出面
R7から射出し、ローパスフィルタ2を介して最終結像
面R8上に再結像する。
【0052】本実施例では、光学素子1に入射する基準
軸の方向とこれから出射する基準軸の方向は平行でかつ
同一方向である。また、入出射を含む基準軸はすべて紙
面内(YZ平面)に載っている。
【0053】このように光学素子1は、入出射面による
屈折力と、その中での複数の曲面反射鏡による屈折力に
よって、所望の光学性能を有する全体として正の屈折力
を有するレンズユニットとして機能している。
【0054】本実施例においては、基準軸が全てYZ平
面となるよう構成してあるため、素子のサイズとしては
X方向に比してY方向が長くなる。吸湿によって生じる
屈折率勾配は、前述したように、媒質の厚みが厚いほど
緩くなる。したがって、吸湿によって生じるパワー変化
は、X方向のアジムスについてが、Y方向のアジムスに
比して大きい。
【0055】図3に吸湿における屈折率の変化の推移を
示す。図3は、図2のBの位置での光学素子1のXZ断
面における屈折率分布を示したものであり、図において
細線は等屈折率線を示している。また、一点鎖線は基準
軸を示している。図3(a)は吸湿初期の屈折率分布で
あり光学素子1の表面付近にて急な勾配が生じているも
のの、基準軸付近の屈折率勾配は低い。その後、水分の
拡散に伴い、図3(b)のように光学素子1の内部まで
屈折率分布が生じ、さらに吸湿が進み飽和に近づくにつ
れ、図3(c)のように光学素子1内部の屈折率分布の
勾配は緩くなる。図において、Ζ方向の屈折率分布は光
軸方向の分布であるため、Ζ方向の屈折率分布が光学系
のパワー変化に与える影響はX方向の屈折率分布の影響
に比べ小さい。そこで、X方向の屈折率分布に注目する
と、図3(a)の屈折率分布においては、表面付近に急
な屈折率勾配が存在するものの、光軸付近の屈折率勾配
は緩いため、主として軸外光線が吸湿の影響を受け球面
収差が変化する。図3(c)の状態では、吸湿が飽和に
近いため、屈折率勾配も緩い。そのため、吸湿により光
学素子1のパワーが最も変化するのは図3(b)の分布
の場合である。吸湿によるパワー変化が最も大きくなる
際のX方向の屈折率分布は以下の式で近似できる。
【0056】
【数9】 但し、n0は乾燥状態における屈折率、rは光軸からの
距離、Aは50℃で絶乾(真空脱湿)から温度50℃、
湿度90%の環境下で吸湿飽和するまでの屈折率変化量
をΔnとした場合にΔn=n00 2A/2(但し、r0
光学素子のX方向の厚みDに対しr0=D/2)で与え
られる定数である。なお、屈折率変化量Δnは一般的に
は雰囲気温度の上昇に伴い増加する。本明細書中におい
ては、屈折率変化量Δnを雰囲気温度50℃における絶
乾から飽和までの屈折率の変化量として定義している。
【0057】光学素子1内における基準軸に沿った光路
長をLとすると、上式で与えられる屈折率分布によって
生じるパワーφは
【0058】
【数10】 本実施例においては、近距離物体へのフォーカシングは
光学系全体を撮像素子の撮像面R8に対して移動させる
ことで行なう。とくに本実施例においては、光学素子1
に入射する基準軸の方向と光学系1から出射する基準軸
の方向は平行でかつ同一方向であるため、光学系全体を
射出する基準軸の方向(Z軸方向)に平行に移動させる
ことで、フォーカシング動作を行なうことができる。
【0059】吸湿により光学系のパワーは変化し、焦点
距離が変化する。焦点距離の変化はフォーカシング動作
を行なうことで補償を行なうことが可能であるが、前述
したように吸湿による光学素子内部の屈折率分布は非常
に複雑であるため、通常吸湿による屈折率変化は焦点距
離の変化のみにとどまらず、光学性能(収差)の変化を
伴う。したがって、吸湿による焦点距離の変化はある程
度以下に抑えることが望ましい。
【0060】また、光学系のパワーの変化は、前述した
ようにX方向のアジムスについて大きいため、吸湿によ
る光学素子1のパワーの変化に伴って光軸上においても
非点隔差が生じてしまう。吸湿前の光学素子1の焦点距
離をfとすると、吸湿によるX方向のアジムスの焦点距
離の変動量Δfは式(2)より(2f2L/r 2 0)Δn
に略等しい。吸湿によって生じる光学性能の劣化を防止
するためには、光学系のFナンバーをF、撮像素子の画
素ピッチをδとした場合、Δf≦Fδであることが望ま
しい。したがって、吸湿によって生じる屈折率の変化量
Δnは、
【0061】
【数11】 の条件を満たすことが望ましい。
【0062】本実施例においては、光学素子の焦点距離
fはf=4.2mm、撮像素子の画素ピッチδはδ=5
μm、光学素子内部の光路長LはL=42.5mm、光
学素子のX方向の厚さD=2r0=10.4mmであ
る。したがって、吸湿による屈折率の変化量Δnは式
(3)よりΔn≦0.00016であることが望まし
い。
【0063】光学材料の吸湿率Qは、乾燥時の重量をW
0 、吸湿時の重量をWとして、
【0064】
【数12】 で表わされる。ここでは特に気温50℃湿度90%環境
下での飽和時の吸湿率を飽和吸湿率と定義した。
【0065】一般的な有機光学材料、例えばアクリル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、オレフィン系樹脂またはノ
ルボルネン系樹脂の吸湿率と吸湿による屈折率変化量は
下表に示す通りである。
【0066】
【表3】
【0067】吸湿率1%当りの屈折率の変化量はいずれ
も8×10-4程度であるため、飽和吸湿率QがQ≦0.
2%である材料を使用することにより、吸湿に伴う屈折
率変化量を小さく抑えることができる。
【0068】また、吸湿は媒質の屈折率を変化させるだ
けではなく、媒質の寸法変化も引き起こすため、それに
伴い面形状や面間隔が変化し、光学性能を変化させる。
そのため吸湿に伴う光学性能の変化を防止するためには
飽和吸湿率Qは十分小さい必要があり、Q≦0.1%で
あることがさらに望ましい。本実施例においては、光学
素子1を飽和吸湿率が0.03%程度であるオレフィン
系材料で構成することにより、成形の容易な有機材料を
用いながらも吸湿に伴なう光学性能変化を防止してい
る。
【0069】入射瞳が光学素子1の第1番目の面R2近
傍にある本実施例の場合、特に物体側から数えて第1番
目の曲面である反射面R3に収斂作用を与えていること
が光学系の小型化に寄与している。これは瞳光線(主光
線)を入射面に近い段階で中間結像させて光学系をさら
に薄型にするためで、絞りR1を出た軸外主光線が大き
く広がらない内に収斂させ、光学系の広角化による第1
反射面R3以降の各面有効径の大型化を抑えることがで
き、したがって素子のX方向のサイズを像サイズの2倍
程度と小さく抑えることができる。そのため、像サイズ
をdとすると式(3)は、
【0070】
【数13】 となるため、光学素子1を式(4)を満足する材料で構
成することにより、吸湿に伴う光学性能の変化を防止す
ることが可能となる。
【0071】また、前述したように、光軸付近の屈折率
勾配は、媒質表面付近の屈折率勾配に比して緩い。その
ため、本実施例のように光学系の入射面に近い、曲率を
持った反射面に収斂作用を持たせることにより、絞りR
1を出た軸外主光線が大きく広がらず、より屈折率勾配
の低い光軸近傍を通るよう構成できるため、吸湿による
光学性能の変化をより小さく抑えることが可能となる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の局面によれば、入射屈折面と、少なくとも1つの反射
面と、射出屈折面を有する少なくとも1つの光学ブロッ
クから構成される光学系において、前記光学ブロックを
低吸湿材料にて構成することにより、吸湿に伴う光学性
能の変化を防止できる。また、本発明に係る第2の局面
によれば、前記低吸湿材料を低吸湿有機材料として構成
することにより、成形の容易な有機材料を用いた場合に
おいても吸湿に伴う光学性能の変化を防止できる。ま
た、本発明に係る第3の局面によれば、前記低吸湿有機
材料をオレフィン系樹脂で構成することにより成形の容
易な有機材料を用いた場合においても吸湿に伴う光学性
能の変化を防止できる。
【0073】また、本発明に係る第4の局面によれば、
前記光学系は、撮像素子を有し、光学系のFナンバーを
F、光学系の焦点距離をf、撮像素子の画素間隔をδ、
前記光学ブロック内の光路長をL、該光学ブロック短辺
方向の長さの1/2をr0とした場合、前記低吸湿材料
の50℃での絶乾(真空脱湿)から温度50℃、湿度9
0%の環境下で飽和するまでの屈折率変化量Δnが式
【0074】
【数14】 を満足するよう構成することにより吸湿に伴う屈折率変
化を抑え、光学性能の変化を防止できる。
【0075】また、本発明に係る第5の局面によれば、
前記光学系は、撮像素子を有し、光学系のFナンバーを
F、光学系の焦点距離をf、撮像素子の画素間隔をδ、
前記光学ブロック内の光路長をL、像サイズをdとした
場合、前記低吸湿材料の50℃での絶乾(真空脱湿)か
ら温度50℃、湿度90%の環境下で飽和するまでの屈
折率変化量Δnが式
【0076】
【数15】 を満足するよう構成することにより吸湿に伴う屈折率変
化を抑え、光学性能の変化を防止できる。
【0077】また、本発明に係る第6の局面によれば、
前記低吸湿材料の50℃での絶乾(真空脱湿)から温度
50℃、湿度90%の環境下で飽和するまでの屈折率変
化量が0.00016以下となるよう構成することによ
り、吸湿に伴う屈折率変化を抑え、光学性能の変化を防
止できる。また、本発明に係る第7の局面によれば、前
記低吸湿材料の温度50℃、湿度90%の環境下での飽
和吸湿率が0.1%以下となるよう構成することによ
り、吸湿に伴う光学性能の変化を防止できる。また、本
発明に係る第8の局面によれば、前記光学ブロックは、
入射屈折面と、少なくとも1つの反射面と、射出屈折面
が一体に構成されていると共に、前記反射面は内部反射
面として構成することにより、吸湿に伴う光学性能の変
化が小さい光学系を実現できる。また、本発明に係る第
9の局面によれば、前記光学ブロックを構成する入射屈
折面、少なくとも1つの反射面、射出屈折面、の内少な
くとも1つの光学面が正ないし負のパワーを有する構成
とすることにより、吸湿に伴う光学性能の変化が小さい
光学系を実現できる。
【0078】また、本発明に係る第10の局面によれ
ば、前記光学ブロックを構成する反射面の少なくとも1
つが正ないし負のパワーを有する構成とすることによ
り、吸湿に伴う光学性能の変化が小さい光学系を実現で
きる。また、本発明に係る第11の局面によれば、前記
パワーを有する光学面の少なくとも1つが非球面形状で
あることを特徴とする。また、本発明に係る第12の局
面によれば、前記パワーを有する光学面の少なくとも1
つが、回転対称軸を持たないと共に、対称面を0ないし
は1のみ有する構成とすることにより、吸湿に伴う光学
性能の変化が小さい光学系を実現できる。
【0079】また、本発明に係る第13の局面によれ
ば、前記光学ブロックの入射屈折面から数えて第1の曲
率を有する反射面が、該光学ブロックの短辺方向に付い
ての収斂作用を有する構成とすることにより、吸湿に伴
う光学性能の変化が小さい光学系を実現できる。また、
本発明に係る第14の局面によれば、前記光学系は、前
記光学ブロック中で中間結像する構成とすることによ
り、吸湿に伴う光学性能の変化が小さい光学系を実現で
きる。また、本発明に係る第15の局面によれば、前記
光学系を、被写体像を像面に結像する撮像光学系として
構成とすることにより、吸湿に伴う光学性能の変化が小
さい撮像光学系を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における座標系を説明する
図である。
【図2】 上記実施例の構成を説明する図である。
【図3】 上記実施例における吸湿による屈折率変化を
説明する図である。
【符号の説明】
R1:絞り、R2:入射屈折面、R3〜R6:反射面、
R7:射出屈折面、R8:最終結像面、1:光学素子、
2:光学フィルタ、3:撮像素子、4:中心画角の光
路、5:撮影光学系の基準軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA02 KA03 NA08 RA34 RA43 TA01 TA02 TA06 UA01 5F046 CB01 9A001 KK16

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射屈折面と少なくとも1つの反射面と
    射出屈折面とを有する光学ブロックを少なくとも1つ有
    する光学系において、 前記光学ブロックは低吸湿材料にて構成されていること
    を特徴とする光学系。
  2. 【請求項2】 入射屈折面と少なくとも1つの反射面と
    射出屈折面とを有する光学ブロックを少なくとも1つ有
    する光学系において、 前記光学ブロックは低吸湿有機材料にて構成されている
    ことを特徴とする光学系。
  3. 【請求項3】 前記低吸湿有機材料はオレフィン系樹脂
    またはノルボルネン系樹脂であることを特徴とする請求
    項2記載の光学系。
  4. 【請求項4】 前記光学系は、撮像素子を有し、光学系
    のFナンバーをF、光学系の焦点距離をf、撮像素子の
    画素間隔をδ、前記光学ブロック内の光路長をL、該光
    学ブロック短辺方向の長さの1/2をr0とした場合、
    前記低吸湿材料の、温度50℃での絶乾状態から温度5
    0℃、湿度90%の環境下で飽和するまでの屈折率変化
    量Δnが以下の式 【数1】 を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の光学系。
  5. 【請求項5】 前記光学系は、撮像素子を有し、光学系
    のFナンバーをF、光学系の焦点距離をf、撮像素子の
    画素間隔をδ、前記光学ブロック内の光路長をL、像サ
    イズをdとした場合、前記低吸湿材料の、温度50℃で
    の絶乾状態から温度50℃、湿度90%の環境下で飽和
    するまでの屈折率変化量Δnが以下の式 【数2】 を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の光学系。
  6. 【請求項6】 温度50℃での絶乾状態から温度50
    ℃、湿度90%の環境下で飽和するまでの屈折率変化量
    が0.00016以下であることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の光学系。
  7. 【請求項7】 前記低吸湿材料の温度50℃、湿度90
    %の環境下での飽和吸湿率が0.1%以下であることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光学系。
  8. 【請求項8】 前記光学ブロックは、入射屈折面と、少
    なくとも1つの反射面と、射出屈折面が一体に構成され
    ていると共に、前記反射面は内部反射面であることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光学系。
  9. 【請求項9】 前記光学ブロックを構成する入射屈折
    面、反射面および射出屈折面の内少なくとも1つの光学
    面が正ないし負のパワーを有していることを特徴とする
    請求項1〜8のいずれかに記載の光学系。
  10. 【請求項10】 前記光学ブロックを構成する反射面の
    少なくとも1つが正ないし負のパワーを有していること
    を特徴とする請求項9記載の光学系。
  11. 【請求項11】 前記パワーを有する光学面の少なくと
    も1つが非球面形状であることを特徴とする請求項9ま
    たは10記載の光学系。
  12. 【請求項12】 前記パワーを有する光学面の少なくと
    も1つが、回転対称軸を持たないと共に、対称面を1以
    下のみ有する非球面形状であることを特徴とする請求項
    11記載の光学系。
  13. 【請求項13】 前記光学ブロックの入射屈折面から数
    えて最初の曲率を有する反射面が、該光学ブロックの短
    辺方向についての収斂作用を有することを特徴とする請
    求項10〜12のいずれかに記載の光学系。
  14. 【請求項14】 前記光学系は、前記光学ブロック中で
    中間結像する構成となっていることを特徴とする請求項
    1〜13のいずれかに記載の光学系。
  15. 【請求項15】 前記光学系は、被写体像を像面に結像
    する撮像光学系であることを特徴とする請求項1〜14
    のいずれかに記載の光学系。
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