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JP2000129028A - ポリプロピレン系樹脂発泡粒子及びポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂発泡粒子及びポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体

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Publication number
JP2000129028A
JP2000129028A JP10324571A JP32457198A JP2000129028A JP 2000129028 A JP2000129028 A JP 2000129028A JP 10324571 A JP10324571 A JP 10324571A JP 32457198 A JP32457198 A JP 32457198A JP 2000129028 A JP2000129028 A JP 2000129028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expanded
particles
polypropylene resin
endothermic
peak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10324571A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Tsurugai
和男 鶴飼
Akinobu Taira
晃暢 平
Toru Yamaguchi
徹 山口
Toshio Tokoro
寿男 所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSP Corp
Original Assignee
JSP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSP Corp filed Critical JSP Corp
Priority to JP10324571A priority Critical patent/JP2000129028A/ja
Priority to JP34100298A priority patent/JP4157206B2/ja
Publication of JP2000129028A publication Critical patent/JP2000129028A/ja
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 型内発泡成形体の製造に用いられている従来
のポリプロピレン系樹脂発泡粒子は、成形時の発泡粒子
相互の融着性を高めるために高い粒子内圧を付与し、ま
た成形後の収縮を回復させるために長時間の養生を必要
とし、製造効率が悪いという問題があった。 【解決手段】 本発明のポリプロピレン系樹脂発泡粒子
は、プロピレン系ランダム共重合体又はランダムブロッ
ク共重合体を基材樹脂とするポリプロピレン系樹脂発泡
粒子であって、該発泡粒子から求められるメルトフロー
インデックスが0.5〜6g/10分、Z平均分子量
(ポリスチレン換算)が1.2×106 以上、融点が1
30℃以上、示差走査熱量測定によって求められるDS
C曲線(但し、発泡粒子1〜3mgを示差走査熱量計に
よって10℃/分の昇温速度で室温から200℃まで昇
温した時に得られるDSC曲線)に、二つ以上の吸熱ピ
ークが現れ、これらの吸熱ピークのうち固有ピークより
も高温側に現れる吸熱ピークの吸熱エネルギーが1〜2
0J/gであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリオレフィン系樹
脂発泡粒子及びポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂発泡粒子を金型内
に充填し、スチーム等の熱媒体によって加熱して金型形
状通りの発泡成形体を得る型内発泡成形法は、緩衝性、
断熱性、機械的物性等の諸物性に優れ、しかも複雑な形
状の製品も比較的容易に得ることができ、この方法によ
って得られた型内発泡成形体は、断熱材や各種製品の緩
衝材、包装材等として広く利用されている。
【0003】型内発泡成形法において用いるポリプロピ
レン系樹脂発泡粒子には、金型に充填してスチーム等で
加熱した際に、発泡粒子相互の融着性が優れるものであ
ること、得られた成形体を金型から取り出した後に、成
形体に生じた収縮の回復性に優れるものであること等の
物性が要求される。従来は、融着性、収縮回復性の良好
なものを得るために発泡粒子の二次発泡力を高るように
して成形している。そして、発泡粒子の二次発泡力を高
める方法として、型内成形用のポリプロピレン系樹脂発
泡粒子の基材樹脂として、溶融時の流動性が良好なメル
トフローインデックス(MFI)が7〜15g/10分
程度のものを用いることや、発泡粒子を成形する前に発
泡粒子を空気等で加圧処理して内圧を高めることが行わ
れている。
【0004】また、高発泡倍率の発泡粒子を成形に用い
る場合、高発泡倍率の発泡粒子は低発泡倍率のものより
もセル膜強度が弱く、得られた発泡成形体を金型から取
り出した後の収縮回復性が特に悪いため、型内発泡成形
前に発泡粒子に更に高い内圧を付与したり、金型から取
り出した後の発泡成形体の加熱養生を長く行う等の方法
が採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡粒
子に高い内圧を付与すると、発泡粒子を加熱成形した後
に長時間の冷却が必要となり、成形体の熱成形サイクル
が長くなるとともに、発泡粒子に内圧を付与するための
時間や、得られた発泡成形体の収縮を回復するための養
生時間が長くかかり、この結果成形体の製造効率が低下
するという問題があった。
【0006】本発明者等は上記課題を解決すべく鋭意研
究した結果、従来、発泡性が良くないとされていたMF
Iが低いプロピレン系樹脂の中から特にプロピレン系ラ
ンダム共重合体又はランダムブロック共重合体を基材樹
脂として用い、且つその樹脂から得られる発泡粒子のM
FI、Z平均分子量、融点及び示差走査熱量測定によっ
て得られるDSC曲線における吸熱エネルギーを特定の
値とすることにより、発泡粒子の二次発泡性が良好で粒
子相互の融着性に優れるとともに、熱成形サイクルの短
縮、養生時間の短縮を図ることができ、しかも得られた
発泡成形体の耐割れ性も向上することができることを見
出し本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のポリプロピ
レン系樹脂発泡粒子は、プロピレン系ランダム共重合体
又はランダムブロック共重合体を基材樹脂とするポリプ
ロピレン系樹脂発泡粒子であって、該発泡粒子から求め
られるメルトフローインデックスが0.5〜6g/10
分、Z平均分子量(ポリスチレン換算)が1.2×10
6 以上、融点が130℃以上、示差走査熱量測定によっ
て求められるDSC曲線(但し、発泡粒子1〜3mgを
示差走査熱量計によって10℃/分の昇温速度で室温か
ら200℃まで昇温した時に得られるDSC曲線)に、
二つ以上の吸熱ピークが現れ、これらの吸熱ピークのう
ち固有ピークよりも高温側に現れる吸熱ピークの吸熱エ
ネルギーが1〜20J/gであることを特徴とする。本
発明のポリプロピレン系樹脂発泡粒子において、見かけ
の密度が0.015〜0.05g/cm3 のものにあっ
ては固有ピークよりも高温側に現れる吸熱ピークの吸熱
エネルギーが5〜18J/gであることが好ましい。
【0008】本発明のポリプロピレン系樹脂発泡粒子
は、無機ガス系発泡剤によって発泡された発泡粒子であ
ることが好ましい。
【0009】また本発明のポリプロピレン系樹脂型内発
泡成形体は、プロピレン系ランダム共重合体又はランダ
ムブロック共重合体を基材樹脂とするポリプロピレン系
樹脂発泡粒子を金型内に充填し、加熱成形して得られる
ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体であって、該成形
体から求められるメルトフローインデックスが0.5〜
6g/10分、Z平均分子量(ポリスチレン換算)が
1.2×106 以上、融点が130℃以上、示差走査熱
量測定によって求められるDSC曲線(但し、発泡粒子
成形体1〜3mgを示差走査熱量計によって10℃/分
の昇温速度で室温から200℃まで昇温した時に得られ
るDSC曲線)に、二つ以上の吸熱ピークが現れ、これ
らの吸熱ピークのうち固有ピークよりも高温側に現れる
吸熱ピークの吸熱エネルギーが1〜20J/gであるこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において用いる発泡粒子の
基材樹脂であるプロピレン系ランダム共重合体、プロピ
レン系ランダムブロック共重合体のコモノマー成分とし
ては、エチレンや炭素数4〜8のα−オレフィンが挙げ
られる。基材樹脂の具体例としては、エチレン−プロピ
レンランダム共重合体、ブテン−プロピレンランダム共
重合体、エチレン−ブテン−プロピレンランダム共重合
体、エチレン−プロピレンランダムブロック共重合体等
が挙げられるが、エチレン−プロピレンランダム共重合
体、ブテン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−
ブテン−プロピレンランダム共重合体が好ましい。
【0011】上記プロピレン系ランダム共重合体又はプ
ロピレン系ランダムブロック共重合体は、プロピレン成
分含量が80モル%以上のものが好ましい。上記プロピ
レン系共重合体は、無架橋のものでも架橋したもでも良
いが、無架橋のものが好ましい。
【0012】上記プロピレン系共重合体はMFIが6g
/10分以下であることが、該共重合体より得られる発
泡粒子のMFIを0.5〜6g/10分に調整する上で
好ましい。
【0013】また上記プロピレン系共重合体は、Z平均
分子量(ポリスチレン換算)が1.5×106 以上であ
ることが、該共重合体より得られる発泡粒子のZ平均分
子量(ポリスチレン換算)を1.2×106 以上に調整
する上で好ましい。
【0014】尚、本発明の発泡粒子の基材樹脂として、
上記プロピレン系共重合体に他の樹脂を混合して用いる
こともできる。上記プロピレン系共重合体と混合して用
いられる他の樹脂としては、例えば、上記した以外のポ
リプロピレン系樹脂、例えばプロピレン単独重合体、エ
チレン−プロピレンブロック共重合体、ブテン−プロピ
レンブロック共重合体等や、高密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポ
リエチレ、直鎖状超低密度ポリエチレン等のポリエチレ
ン系樹脂、ポリブテン樹脂等が挙げられる。その他、エ
チレン−プロピレンラバーやスチレン−イソプレン−ス
チレン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重
合体及びそれらの水素添加物等のエラストマーが挙げら
れる。これらの樹脂やエラストマーは、本発明の目的を
阻害しない範囲で基材樹脂中に混合することができる
が、前記したプロピレン系共重合体に対する配合割合
は、30重量%未満とすることが好ましい。
【0015】本発明の発泡粒子は、例えば上記基材樹脂
を押出機内で溶融した後、ストランド状に押し出して水
中で急冷し、切断する等の公知の方法で造粒した樹脂粒
子に発泡剤を含浸させて発泡することにより得られる。
樹脂粒子を造粒する際に、発泡助剤、顔料、充填材、安
定剤等の公知の添加剤を添加することができる。
【0016】樹脂粒子を発泡させるには、まず、樹脂粒
子を密閉容器内の分散媒中に分散させ、加圧、加熱、攪
拌しながら、樹脂粒子に発泡剤を含浸させる。次いで、
樹脂粒子の軟化点以上の温度に加熱した後、発泡剤を含
浸させた発泡性樹脂粒子と分散媒とを容器内より低圧の
雰囲気中に放出して発泡を行なう。
【0017】樹脂粒子を分散させるための分散媒として
は、水、アルコール類、グリコール類、グリセリン等
の、樹脂粒子を溶解しないものが使用可能であるが、通
常は水が用いられる。
【0018】樹脂粒子や発泡剤等を分散媒に分散するに
当たって、分散時の加熱やその後の発泡工程における加
熱によって樹脂粒子相互が融着するのを防止するため
に、融着防止剤を分散媒に添加することができる。融着
防止剤としては、分散媒に溶解せず、加熱により溶融し
ないものであれば有機物質、無機物質を問わずいずれも
使用できるが、一般的には無機系の融着防止剤が使用さ
れる。無機系の融着防止剤としては、マイカ、カオリ
ン、酸化アルミニウム、酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム等の粉末が好適である。融着防止剤は、平均粒径が
0.01〜100μmのものが用いられ、特に0.1〜
30μmのものが好ましい。
【0019】融着防止剤を使用した場合、分散助剤とし
てドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルス
ルホン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム等のアニオ
ン系界面活性剤を併用することが好ましい。融着防止剤
は、樹脂粒子100重量部当たり0.01〜2重量部添
加し、分散助剤は樹脂粒子100重量部当たり0.00
1〜1重量部添加することが好ましい。
【0020】樹脂粒子を発泡させるための発泡剤として
は、無機ガスや有機発泡剤を用いることができる。無機
ガスとしては、二酸化炭素、空気、窒素、ヘリウム、ア
ルゴン等が挙げられる。また、有機発泡剤としては、プ
ロパン、ブタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類、シク
ロブタン、シクロヘキサン等の環式脂肪族炭化水素類、
クロロジフロロメタン、1−クロロ−1,1−ジフロロ
エタン、1,1−ジフロロエタン、1,1,1,2−テ
トラフロロエタン、メチルクロライド、エチルクロライ
ド、メチレンクロライド等のハロゲン化炭化水素類等が
挙げられる。
【0021】上記発泡剤は、単独で用いても、或いは二
種以上を混合して用いてもよい。また、有機発泡剤と無
機ガスとを混合して用いることもできる。しかし、有機
発泡剤として使用されている化合物には、毒性や可燃性
などの危険性を有するものや、オゾン層破壊や環境汚染
等を引き起こすものが多く、またこれらの問題を生じに
くいものは高価で実用的でないため、これらを考慮すれ
ば無機ガスを用いるのが好ましい。
【0022】発泡剤の添加量は、目標とする発泡粒子の
発泡倍率に応じて適宜調整するが、基材樹脂の種類、発
泡剤の種類等の違いにより、発泡剤の添加量が同じであ
っても得られる発泡粒子の発泡倍率が同じになるとは限
らない。従って、基材樹脂の種類、発泡剤の種類、目標
とする発泡倍率等の違いを考慮せずに、発泡剤の好まし
い添加量を一律に規定することは困難であるが、一般的
には、発泡剤として無機ガスを用いる場合、密閉容器内
の平衡蒸気圧が5〜60kgf/cm2 G程度となるよ
うに添加することが好ましく、発泡剤として有機発泡剤
を用いる場合には樹脂粒子100重量部に対して5〜3
0重量部程度となるように添加することが好ましい。
【0023】上記のようにして樹脂粒子に発泡剤を含浸
させた後、密閉容器の一端を開放して樹脂粒子と分散媒
とを容器内よりも低圧の雰囲気下、通常は大気圧下に放
出することによって、樹脂粒子を発泡せしめて発泡粒子
を得ることができる。上記基材樹脂の一連の発泡操作に
より樹脂粒子のMFIは高くなり、Z平均分子量は低く
なる。これらの変動は主に樹脂粒子を造粒する際に発生
すると考えられる。
【0024】本発明の発泡粒子から求められるMFIは
0.5〜6g/10分、Z平均分子量は1.2×106
以上である。MFIは基材樹脂から発泡粒子を得る一連
の発泡操作において、おおむね、基材樹脂のMFI(g
/10分)≒発泡粒子から求められるMFI−(0.1
〜3)g/10分の関係を有することが判っている。ま
たZ平均分子量(ポリスチレン換算)においても、一連
の発泡操作において、おおむね、基材樹脂のZ平均分子
量≒発泡粒子から求められるZ平均分子量+(1.0×
105 〜4.0×105 )の関係があることが経験的に
判っており、これらの経験則に基づいて基材樹脂を選択
することにより、おおよそ上記MFI及びZ平均分子量
を有する発泡粒子を得ることができる。
【0025】尚、一連の発泡操作の条件、装置等の相違
により上記経験則が適用できない場合は、その場合に適
合する経験則を見出し、新たに見出した経験則に基づい
て基材樹脂を選択し、本発明で特定するMFI及びZ平
均分子量を満足する発泡粒子を得ることができる。本発
明発泡粒子において、MFIが6g/10分を超える場
合、発泡粒子の気泡が微細化したり、連続気泡構造とな
り易く、また発泡粒子のセル膜強度も弱くなるという問
題を生じる。一方、MFIが0.5g/10分未満であ
ると、後述の各条件を満たしていても、発泡粒子の二次
発泡性が低下し、良好な型内成形体を得ることができな
くなる。上記ポリプロピレン系共重合体のMFRは、好
ましくは2〜5.5g/10分である。またZ平均分子
量(ポリスチレン換算)が1.2×106 未満の場合に
は、樹脂剛性が低く、発泡粒子のセル膜強度が弱くな
る。上記Z平均分子量は好ましくは1.3×106
上、より好ましくは1.3×106 〜2.5×106
ある。また本発明の発泡粒子は、示差走査熱量測定によ
って求められるDSC曲線(但し、発泡粒子1〜3mg
を示差走査熱量計によって10℃/分の昇温速度で室温
から200℃まで昇温した時に得られるDSC曲線)
に、二つ以上の吸熱ピークが現れ、これら吸熱ピークの
うち固有ピークよりも高温側に現れる一つ以上の吸熱ピ
ーク(以下、単に高温ピークと言う。)の吸熱エネルギ
ーが1〜20J/gとなる結晶構造を有する。尚、高温
ピークの吸熱エネルギーは、固有ピークよりも高温側に
現れる1つ以上の吸熱ピーク全ての吸熱エネルギーの合
計を意味するものであり、固有ピークよりも高温側に現
れる個々の吸熱ピークにおいて常に本発明にて特定する
値を満足しなければならないことを意味するものではな
い。
【0026】DSC曲線に二つ以上の吸熱ピークが現
れ、且つ高温ピークの吸熱エネルギーが1〜20J/g
である発泡粒子は、上記樹脂粒子を発泡させる際の発泡
(放出時の)温度、発泡前に密閉容器内で発泡粒子を発
泡温度より数℃低い温度に保持する際の温度、時間の条
件等を制御することにより得らる。発泡粒子の高温ピー
クの吸熱エネルギーが20J/gを超える場合、樹脂粒
子から発泡粒子を得る際に発泡性が低い。また成形時に
おける発泡粒子の二次発泡性が低く、発泡粒子の融着不
良を生じ、外観や物性の良好な成形体が得られない。ま
た高温ピークの吸熱エネルギーが1J/g未満の発泡粒
子は、連続気泡率が高くなり、発泡成形体の収縮回復不
良を生じたり、成形体の諸物性の低下をきたす虞れがあ
る。また、本発明の発泡粒子から求められる融点は13
0℃以上であることが必要である。融点が130℃未満
であるとポリプロピレン系樹脂の特性が発揮されにくく
なり、ポリエチレン系樹脂に近い性状を示すようにな
る。また融点は、発泡粒子の型内発泡成形性の面から、
好ましくは135〜155℃、更に好ましくは135〜
150℃である。尚、発泡粒子から求められる融点は、
後述する融点の測定方法を適用して求められる基材樹脂
の融点とほぼ同じであるため、発泡粒子から求められる
融点の調整は基材樹脂の融点を調整すれば良い。
【0027】樹脂粒子を発泡させるために用いる発泡剤
として従来公知のものが使用できるが、無機ガス系発泡
剤を用いると高温ピークの吸熱エネルギーを1〜20J
/gに調整するための条件の制御が容易であり、この点
からも発泡剤としては無機ガス系が好ましい。尚、無機
ガス系発泡剤としては、二酸化炭素、窒素、空気、水か
ら選択される一種以上のもの、更にそれらにブタン等の
有機発泡剤を発泡剤全量に対して50重量%以下混合し
たものが含まれる。
【0028】無機ガス系発泡剤を使用する上記方法によ
れば、見かけの密度が0.02〜0.8g/cm3 の良
好な発泡粒子を得ることができるが、より低密度の発泡
粒子を得るには、上記のようにして得た発泡粒子(以
下、便宜的に一段発泡粒子と呼ぶ。)を再度発泡させる
方法(二段発泡法。二段発泡法によって得た発泡粒子を
二段発泡粒子と呼ぶ。)が採用される。二段発泡粒子
は、一段発泡粒子を密閉容器内に入れて無機ガス等によ
って加圧処理して発泡粒子内の圧力を常圧よりも高くし
た後、該発泡粒子をスチーム等で加熱して更に発泡させ
る等の方法により得ることができる。
【0029】本発明の発泡粒子を得る方法としては、上
記した方法の他に、基材樹脂を発泡剤とともに押出機内
で溶融混練した後、ストランド状に押出発泡し、これを
切断して発泡粒子とする方法や、基材樹脂に発泡剤を含
浸させて発泡性樹脂粒子とした後、加熱して発泡させる
方法等、公知の方法を採用することができる。
【0030】本発明の発泡粒子のうち、二段発泡法の操
作を一回以上行って得られた多段発泡粒子は、見かけの
密度が0.015〜0.05g/cm3 で、高温ピーク
の吸熱エネルギーが5〜18J/gのものが好ましい。
見かけの密度が0.015g/cm3 未満の場合は、連
続気泡率が高くなり易く、その場合、発泡粒子成形体の
収縮回復不良、寸法不良を生じ易い。一方、見かけの密
度が0.05g/cm3 を超える場合は一段発泡法によ
り発泡粒子を得る方が効率的である。また高温ピークの
吸熱エネルギーが5J/g未満の場合は連続気泡率が高
くなり、発泡粒子成形体の収縮回復不良を生じたり、成
形体の物性低下の虞れがある。一方、高温ピークの吸熱
エネルギーが18J/gを超える場合には、成形時にお
ける発泡粒子の二次発泡性が低く、発泡粒子の融着不良
を生じ良好な成形体が得られなくなる虞れがある。
【0031】上記発泡粒子の見かけの密度は次のように
して求めることができる。即ち、見かけの密度を求めよ
うとする発泡粒子群から約5000個の発泡粒子をサン
プリングし(サンプルの発泡粒子群と呼ぶ。)、このサ
ンプルの発泡粒子群全体の重量:W(g)を測定した
後、メスシリンダー内のエタノール中に沈め、エタノー
ルの水位上昇分よりサンプルの発泡粒子群の体積:L
(cm3 )を測定し、サンプルの発泡粒子群の見かけの
密度を次式より求める。
【0032】
【数1】サンプルの発泡粒子群の見かけの密度(g/c
3 )=W÷L
【0033】上記本発明の発泡粒子は、金型内に充填し
て水蒸気などで加熱することにより、発泡粒子が相互に
融着して所望の形状に形成された成形体を得ることがで
きる。発泡粒子を金型内で成形するに先立って、必要に
応じて発泡粒子を空気等で加圧して発泡粒子内の圧力を
常圧よりも高くしておいても良いが、特に発泡粒子とし
て見かけの密度が0.015〜0.05g/cm3 、高
温ピークの吸熱エネルギーが5〜12J/gのものを成
形に用いる場合、無加圧成形(発泡粒子を常圧より高圧
な密閉容器等の加圧系に保持し該粒子内の圧力を高める
加圧処理をしていない発泡粒子を金型内に充填して加熱
成形して成形体を得る成形)が可能であり、無加圧成形
によっても二次発泡性に優れ、粒子相互の融着性に優れ
た発泡成形体を得ることができるため、無加圧成形用の
発泡粒子として好ましい。また、融点、MFI、Z平均
分子量の条件を満足する見かけの密度が0.015〜
0.05g/cm3 、高温ピークの吸熱エネルギーが5
〜12J/gの上記発泡粒子から成形される、密度0.
01〜0.03g/cm3 、高温ピークの吸熱エネルギ
ーが5〜12J/gの発泡粒子成形体は、低密度のもの
にもかかわらず寸法安定性、外観、耐割れ性に優れたも
のであるため特に好ましい。
【0034】尚、発泡粒子成形体の密度は、発泡粒子成
形体からサンプルを切り出し(縦約5cm、横約5c
m、厚み約5cmのサンプルが好ましい。)、サンプル
の重量(g)をサンプルの外形寸法から求められる体積
(cm3 )で割ることにより求める。
【0035】また、発泡粒子を発泡粒子成形体に成形し
ても、融点、MFI及びZ平均分子量はほとんど変化し
ないため、発泡粒子と成形体の融点、MFI及びZ平均
分子量はほぼ同じ値を示す。以下、本明細書における融
点、発泡粒子及び発泡成形体のMFI、Z平均分子量及
び高温ピークの吸熱エネルギーの測定方法について説明
する。
【0036】発泡粒子及び発泡成形体の高温ピークの吸
熱エネルギーは、例えば図1に示すDSC曲線におい
て、固有ピークaよりも高温側に現れる高温ピークbの
面積に相当し、次のようにして求めることができる。ま
ず図1に示すようにDSC曲線上の80℃の点Iと、D
SC曲線上の融解終了温度を示す点IIとを結ぶ直線を引
く。次に固有ピークaと高温ピークb(固有ピークより
も高温側に現れる吸熱ピークの内、最も低温側に存在す
る吸熱ピーク)との間の谷部にあたるDSC曲線上の点
III を通りグラフ横軸の温度に対して垂直な直線と、点
I と点IIとを結んだ直線との交点を点IVとする。このよ
うにして求めた点IVと点IIとを結ぶ直線、点III と点IV
を結ぶ直線及び点III と点IIを結ぶDSC曲線によって
囲まれる部分(斜線部分)の面積が高温ピークの吸熱エ
ネルギーに相当する。上記高温ピークbは、上記のよう
にして第一回目のDSC曲線を求めた後、10℃/分で
室温まで降温し、再び10℃/分で200℃まで昇温し
て得た第二回目のDSC曲線には現れないが、固有ピー
クは、第一回目のDSC曲線にも第二回目のDSC曲線
にも現れる。尚、上記第二回目のDSC曲線の固有ピー
クの頂点が示すグラフ横軸上の温度を融点とする。
【0037】また、発泡粒子及び発泡粒子成形体のMF
Iは、発泡粒子、発泡粒子成形体のそれぞれを、190
℃の加熱プレスにより剪断力が極力作用しないように脱
泡せしめて非発泡樹脂板を作成し、該樹脂板よりカッタ
ー刃等により測定用小片サンプルを切り出す。得られた
サンプルからJIS K7210(1995)表1:条
件14にて求める。
【0038】また、発泡粒子及び発泡粒子成形体のZ平
均分子量(ポリスチレン換算)は、下記条件にて求め
る。 平均分子量測定条件 測定装置:WATERS社製150C カラム :TSK−GELGMH6−HT(東ソー株式
会社製) 測定試料:0.4ml 溶媒 :オルトジクロルベンゼン(ODCB) 測定温度:135℃ 流動相 :ODCB 流動速度:1ml/min. 試料濃度:0.2%
【0039】
【実施例】次に、具体的実施例を挙げて本発明を詳細に
説明する。 実施例1〜9、比較例1〜5 まず、表1に示すプロピレン系共重合体を押出機内で溶
融した後、押出機からストランド状に押出し、このスト
ランドを冷却後切断して、重量約1.8mgの樹脂粒子
を作製した。
【0040】
【表1】
【0041】次いで400リットルのオートクレーブ内
に、上記樹脂粒子100kg、水230リットル、分散
剤(カオリン)400g、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム20重量%水溶液(ネオゲンS−20)30
g、及び発泡剤として二酸化炭素を仕込み、表2に示す
一段保持温度で保持し、次いで二段保持温度に保持した
後、オートクレーブ内を二段保持温度に保持しながらオ
ートクレーブ内容物を大気圧下に放出した。尚、二酸化
炭素は放出時のオートクレーブ内圧力が表2に示す圧力
となるように供給し、オートクレーブ内容物を放出して
いる間も、同圧力が保持されるようにオートクレーブ内
に連続して供給した。得られた発泡粒子(一段発泡粒
子)の見かけの密度及び高温ピークの吸熱エネルギーを
表2に示す。次いで、一段発泡粒子を二酸化炭素で加圧
処理し、表3に示す内圧を付与した後、同表に示す圧力
のスチームで加熱して再度発泡させ二段発泡粒子を得
た。得られた二段発泡粒子の性状を表3に示す。
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】上記のようにして得た発泡粒子(二段発泡
粒子)を、23℃、大気圧下で24時間養生した後、実
施例1〜7及び比較例1〜5では空気で発泡粒子を加圧
処理して1.0kg/cm3 Gの粒子内圧を付与した
後、実施例8、9では発泡粒子を加圧処理せずに(粒子
内圧力は0kg/cm3 G)、平板成形用金型(250
mm×200mm×50mm)内に充填し、表4に示す
圧力のスチームで加熱して成形した。金型を型締めして
から発泡粒子を金型内に充填し、次いでスチームで加熱
した後、冷却して金型から成形体を取り出すまでの時間
を成形サイクルとして表4に示す。
【0045】得られた成形体を大気圧下で60℃で8時
間養生した後、成形体の諸物性を測定した。結果を表4
にあわせて示す。尚、発泡粒子成形体の融点、MFI、
Z平均分子量及び高温ピークの吸熱エネルギーは、表3
の二段発泡粒子の示す値と同様であった。
【0046】
【表4】
【0047】※1 表面平滑性は、成形体表面を観察
し、 ○・・・・表面平滑で凹凸、しわが少ない。 ×・・・・表面平滑性に劣り、凹凸、しわが多い。 として評価した。
【0048】※2 収縮回復性は、養生後の成形体縦、
横各々の中心線上の長さを測定し、金型寸法に対する収
縮率を求め、 ○・・・・縦、横の収縮率が5%以下である。 ×・・・・少なくとも縦、横どちらか一方の収縮率が5
%を超えている。 として評価した。
【0049】※3 融着性は、成形体を長さ150m
m、幅50mm、厚さ10mmに切り取った試験片を、
引張試験機によって500mm/分の速度で引っ張って
破断させ、その破断面を観察して、 ○・・・・破断面の60%以上が材料破壊している。 ×・・・・破断面の60%未満が材料破壊している。 として評価した。
【0050】※4 引張強度、引張伸びは、JIS K
6767に準拠して測定した。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリプロ
ピレン系樹脂発泡粒子は、従来発泡性が低いとされてい
た、低いMFIの基材樹脂を用いていながら、特定のプ
ロピレン系ランダム共重合体又はプロピレン系ランダム
ブロック共重合体を基材樹脂として用い、且つ融点、M
FI、Z平均分子量及び発泡粒子の示差走査熱量測定に
よって得られるDSC曲線における高温ピークの吸熱エ
ネルギーが特定の値を有する発泡粒子としたことによ
り、二次発泡性に優れ発泡粒子相互の融着性に優れた発
泡成形体を得ることができる。また本発明の発泡粒子
は、発泡粒子内の圧力を高く調整しなくても良好な成形
を可能とするものであり、そのことにより発泡粒子内の
圧力を高く調整したものに比べて金型に充填して加熱成
形した後の冷却時間が短くて済み、成形サイクルの短縮
化を図ることができるとともに、得られた発泡成形体の
収縮回復のための養生時間も短くて済むため、発泡成形
体の製造効率を著しく向上させることができる。
【0052】また見かけの密度が0.015〜0.05
g/cm3 で、高温ピークの吸熱エネルギーが5〜12
J/gの発泡粒子は、無加圧成形によっても優れた発泡
粒子成形体を得ることができ、成形前の発泡粒子への加
圧処理工程が省略できるとともに、この無加圧成形によ
り、成形後の冷却時間や成形体の養生時間が更に短くて
済むという特有の効果を有し、成形体の製造効率を更に
向上させることができる。
【0053】更に、本発明の発泡粒子から得た成形体
は、発泡粒子相互間の融着性に優れ、耐割れ性に優れる
という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡粒子のDSC曲線の一例を示し、高温ピー
クの吸熱エネルギーの測定方法の説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 所 寿男 栃木県宇都宮市砥上町282−1 ブランシ ュール砥上103 Fターム(参考) 4F074 AA24A AA24B AA25A AA25B AD04 BA31 BA32 BA33 BA35 BA36 BA37 BA40 BA44 BA45 BA47 BA53 CA23 CA24 4F212 AA11A AA11C AA11F AA11H AB02 AB16 AG20 UA01 UB01 UC06 UF01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン系ランダム共重合体又はラン
    ダムブロック共重合体を基材樹脂とするポリプロピレン
    系樹脂発泡粒子であって、該発泡粒子から求められるメ
    ルトフローインデックスが0.5〜6g/10分、Z平
    均分子量(ポリスチレン換算)が1.2×106 以上、
    融点が130℃以上、示差走査熱量測定によって求めら
    れるDSC曲線(但し、発泡粒子1〜3mgを示差走査
    熱量計によって10℃/分の昇温速度で室温から200
    ℃まで昇温した時に得られるDSC曲線)に、二つ以上
    の吸熱ピークが現れ、これらの吸熱ピークのうち固有ピ
    ークよりも高温側に現れる吸熱ピークの吸熱エネルギー
    が1〜20J/gであることを特徴とするポリプロピレ
    ン系樹脂発泡粒子。
  2. 【請求項2】 見かけの密度が0.015〜0.05g
    /cm3 であり、且つ固有ピークよりも高温側に現れる
    吸熱ピークの吸熱エネルギーが5〜18J/gであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン系樹脂発
    泡粒子。
  3. 【請求項3】 無機ガス系発泡剤によって発泡された発
    泡粒子である請求項1又は2に記載のポリプロピレン系
    樹脂発泡粒子。
  4. 【請求項4】 プロピレン系ランダム共重合体又はラン
    ダムブロック共重合体を基材樹脂とするポリプロピレン
    系樹脂発泡粒子を金型内に充填し、加熱成形して得られ
    るポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体であって、該成
    形体から求められるメルトフローインデックスが0.5
    〜6g/10分、Z平均分子量(ポリスチレン換算)が
    1.2×106 以上、融点が130℃以上、示差走査熱
    量測定によって求められるDSC曲線(但し、発泡粒子
    成形体1〜3mgを示差走査熱量計によって10℃/分
    の昇温速度で室温から200℃まで昇温した時に得られ
    るDSC曲線)に、二つ以上の吸熱ピークが現れ、これ
    らの吸熱ピークのうち固有ピークよりも高温側に現れる
    吸熱ピークの吸熱エネルギーが1〜20J/gであるこ
    とを特徴とするポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体。
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