JP2000127074A - 把持装置 - Google Patents
把持装置Info
- Publication number
- JP2000127074A JP2000127074A JP10303006A JP30300698A JP2000127074A JP 2000127074 A JP2000127074 A JP 2000127074A JP 10303006 A JP10303006 A JP 10303006A JP 30300698 A JP30300698 A JP 30300698A JP 2000127074 A JP2000127074 A JP 2000127074A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction pad
- pad support
- support plate
- auxiliary suction
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロボット等に支持された把持装置の把持部
を、大きいワークでも把持できるようにする一方、小さ
いワークを把持した場合、ロボット等を作動したとき、
床面上に置かれている他のワークに把持部が干渉しない
ようにすること。 【解決手段】 把持装置の把持部を、吸着パッド支持板
と該吸着パッド支持板に揺動可能に設けられた複数の補
助吸着パッド支持板とで構成し、アクチュエータによ
り、適宜補助吸着パッド支持板を起立あるいは展開させ
て、ワークの大きさに適した大きさの把持部とする。
を、大きいワークでも把持できるようにする一方、小さ
いワークを把持した場合、ロボット等を作動したとき、
床面上に置かれている他のワークに把持部が干渉しない
ようにすること。 【解決手段】 把持装置の把持部を、吸着パッド支持板
と該吸着パッド支持板に揺動可能に設けられた複数の補
助吸着パッド支持板とで構成し、アクチュエータによ
り、適宜補助吸着パッド支持板を起立あるいは展開させ
て、ワークの大きさに適した大きさの把持部とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面上あるいは他
の物体上に置かれている移送物、組立体、ワーク等の物
品を移載する産業用ロボット、あるいは物品を吊下して
搬送する搬送装置等に利用される把持装置に関する。
の物体上に置かれている移送物、組立体、ワーク等の物
品を移載する産業用ロボット、あるいは物品を吊下して
搬送する搬送装置等に利用される把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床面上あるいは他の物体上に置か
れている物品、例えばワークWを把持して移載する産業
用ロボット、ワークWを吊下して搬送する搬送装置等の
把持装置21は、図10に示されるように、物品保持部
本体22に支持フレーム23を介して取り付けられた吸
着パッド支持板24を備えている。この吸着パッド支持
板24は、ワークWの把持部となるもので、多数の吸気
パッド25が取り付けられている。そして、床面上等に
置かれているワークWは、その上面に吸気パッド25を
当接させて、吸気ホース(図示略)から吸気すると、吸
着保持されて把持されるようになっている。
れている物品、例えばワークWを把持して移載する産業
用ロボット、ワークWを吊下して搬送する搬送装置等の
把持装置21は、図10に示されるように、物品保持部
本体22に支持フレーム23を介して取り付けられた吸
着パッド支持板24を備えている。この吸着パッド支持
板24は、ワークWの把持部となるもので、多数の吸気
パッド25が取り付けられている。そして、床面上等に
置かれているワークWは、その上面に吸気パッド25を
当接させて、吸気ホース(図示略)から吸気すると、吸
着保持されて把持されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の把持装置21
は、その把持部である吸着パッド支持板が一定の大きさ
のもので、ワークWが小さい場合は、図10に示される
ように、吸着パッド支持板24もそれに応じた小さいも
のであったが、重量の重いワークWを把持する場合、あ
るいは大きいワークWを把持する場合、ワークWを安定
して把持するために、吸着パッド25を多数設ける必要
上、大きい外郭形状(投影面積)の吸着パッド支持板2
4を採用し、小さいワークでも把持できるようにしてい
た。
は、その把持部である吸着パッド支持板が一定の大きさ
のもので、ワークWが小さい場合は、図10に示される
ように、吸着パッド支持板24もそれに応じた小さいも
のであったが、重量の重いワークWを把持する場合、あ
るいは大きいワークWを把持する場合、ワークWを安定
して把持するために、吸着パッド25を多数設ける必要
上、大きい外郭形状(投影面積)の吸着パッド支持板2
4を採用し、小さいワークでも把持できるようにしてい
た。
【0004】ところが、吸着パッド支持板24の外郭形
状を大きくすると、図11に示されるように、小さいワ
ークWを把持した場合は、ワークWより吸着パッド支持
板24の外郭形状が大きくなるため、ロボットあるいは
搬送装置を作動させたときに、床面上あるいは他の物体
上に置かれている移送物、組立体、ワーク等の他の物品
に接触、衝突したり、干渉するおそれが生じるという問
題点があった。
状を大きくすると、図11に示されるように、小さいワ
ークWを把持した場合は、ワークWより吸着パッド支持
板24の外郭形状が大きくなるため、ロボットあるいは
搬送装置を作動させたときに、床面上あるいは他の物体
上に置かれている移送物、組立体、ワーク等の他の物品
に接触、衝突したり、干渉するおそれが生じるという問
題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前記
課題を解決することを目的として、ロボット、搬送装置
等の物品保持部本体に支持された吸着パッド支持板に、
複数の補助吸着パッド支持板が揺動可能に設けられ、こ
の補助吸着パッド支持板は、吸着パッド支持板又は補助
吸着パッド支持板間に設けられたアクチュエータ、例え
ば油圧、圧縮空気を用いたシリンダ機構、モータ等によ
り揺動される把持装置、という構成としたものである。
課題を解決することを目的として、ロボット、搬送装置
等の物品保持部本体に支持された吸着パッド支持板に、
複数の補助吸着パッド支持板が揺動可能に設けられ、こ
の補助吸着パッド支持板は、吸着パッド支持板又は補助
吸着パッド支持板間に設けられたアクチュエータ、例え
ば油圧、圧縮空気を用いたシリンダ機構、モータ等によ
り揺動される把持装置、という構成としたものである。
【0006】
【作用】前記のように構成した把持装置は、アクチュエ
ータの作動により、小さいワークWを把持する場合は、
補助吸着パッド支持板を起立させて、把持部を吸着パッ
ド支持板のみとし、また、外郭形状が吸着パッド支持板
より大きいワークWを把持する場合は、適宜補助吸着パ
ッド支持板を展開させて、ワークWの大きさに見合った
大きさの外郭形状の把持部とするものである。
ータの作動により、小さいワークWを把持する場合は、
補助吸着パッド支持板を起立させて、把持部を吸着パッ
ド支持板のみとし、また、外郭形状が吸着パッド支持板
より大きいワークWを把持する場合は、適宜補助吸着パ
ッド支持板を展開させて、ワークWの大きさに見合った
大きさの外郭形状の把持部とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である実施例
1を図1〜図5に基づいて以下説明する。把持装置1
は、ロボット、搬送装置等の物品保持部本体2の取り付
け部材2Aに、支持フレーム3を介して取り付けられた
吸着パッド支持板4と、この吸着パッド支持板4の周縁
部に支軸5を介して揺動可能に設けられた補助吸着パッ
ド支持板6,6、7,7とからなっている。そして、こ
の吸着パッド支持板4及び補助吸着パッド支持板6,7
は、物品、例えばワークWの把持部を形成するものであ
り、それぞれ複数個の吸着パッド8を備えており、吸着
パッド8には吸気ホース(図示略)が接続されている。
1を図1〜図5に基づいて以下説明する。把持装置1
は、ロボット、搬送装置等の物品保持部本体2の取り付
け部材2Aに、支持フレーム3を介して取り付けられた
吸着パッド支持板4と、この吸着パッド支持板4の周縁
部に支軸5を介して揺動可能に設けられた補助吸着パッ
ド支持板6,6、7,7とからなっている。そして、こ
の吸着パッド支持板4及び補助吸着パッド支持板6,7
は、物品、例えばワークWの把持部を形成するものであ
り、それぞれ複数個の吸着パッド8を備えており、吸着
パッド8には吸気ホース(図示略)が接続されている。
【0008】そして、以下に詳述するように、補助吸着
パッド支持板6,7は、吸着パッド支持板4又は補助吸
着パッド支持板6,7に設けられたシリンダ9及びロッ
ド10からなるシリンダ機構により揺動される。
パッド支持板6,7は、吸着パッド支持板4又は補助吸
着パッド支持板6,7に設けられたシリンダ9及びロッ
ド10からなるシリンダ機構により揺動される。
【0009】すなわち、図1、図3及び図5に示されて
いるように、補助吸着パッド支持板6には、同支持板6
のブラケット6Aと支軸11を介してシリンダ9が連結
され、このシリンダ9のロッド10が吸着パッド支持板
4に、同支持板4のブラケット4Aと支軸12を介して
連結される。同様に、補助吸着パッド支持板7にも、ブ
ラケット7A、支軸11を介してシリンダ9が連結さ
れ、このシリンダ9のロッド10が吸着パッド支持板4
に、ブラケット4A、支軸12を介して連結される。こ
こで、シリンダ機構の連結手段としては、上記のものと
は逆に、吸着パッド支持板4側にシリンダ9を連結し、
補助吸着パッド支持板6,7側にロッド10を連結して
もよい。
いるように、補助吸着パッド支持板6には、同支持板6
のブラケット6Aと支軸11を介してシリンダ9が連結
され、このシリンダ9のロッド10が吸着パッド支持板
4に、同支持板4のブラケット4Aと支軸12を介して
連結される。同様に、補助吸着パッド支持板7にも、ブ
ラケット7A、支軸11を介してシリンダ9が連結さ
れ、このシリンダ9のロッド10が吸着パッド支持板4
に、ブラケット4A、支軸12を介して連結される。こ
こで、シリンダ機構の連結手段としては、上記のものと
は逆に、吸着パッド支持板4側にシリンダ9を連結し、
補助吸着パッド支持板6,7側にロッド10を連結して
もよい。
【0010】このように、吸着パッド支持板4と補助吸
着パッド支持板6,7とが、シリンダ機構で連結され、
シリンダ9の作動により、ロッド10が進出したり、後
退したりすると、吸着パッド支持板4に揺動可能に設け
られた補助吸着パッド支持板6,7は、展開して吸着パ
ッド支持板4と面一になったり、起立したりする。ま
た、シリンダ機構により、補助吸着パッド支持板6,7
は展開あるいは起立状態に保持される。図1は、シリン
ダ9の作動により、補助吸着パッド支持板7が起立した
状態を示すものであり、図3は、同じく補助吸着パッド
支持板6が起立した状態を示すものである。
着パッド支持板6,7とが、シリンダ機構で連結され、
シリンダ9の作動により、ロッド10が進出したり、後
退したりすると、吸着パッド支持板4に揺動可能に設け
られた補助吸着パッド支持板6,7は、展開して吸着パ
ッド支持板4と面一になったり、起立したりする。ま
た、シリンダ機構により、補助吸着パッド支持板6,7
は展開あるいは起立状態に保持される。図1は、シリン
ダ9の作動により、補助吸着パッド支持板7が起立した
状態を示すものであり、図3は、同じく補助吸着パッド
支持板6が起立した状態を示すものである。
【0011】前記のように構成されている把持装置1
は、図2に示されているように、シリンダ機構の作動に
より、補助吸着パッド支持板6,6,7,7が起立して
いると、把持部は吸着パッド支持板4だけとなって、そ
の外郭形状は最小となる。また、この状態から全てのシ
リンダ9を作動させると、ロッド10がシリンダ9から
進出し、図4に示されるように、全部の補助吸着パッド
支持板6,6,7,7が展開され、把持部の外郭形状は
最大となる。
は、図2に示されているように、シリンダ機構の作動に
より、補助吸着パッド支持板6,6,7,7が起立して
いると、把持部は吸着パッド支持板4だけとなって、そ
の外郭形状は最小となる。また、この状態から全てのシ
リンダ9を作動させると、ロッド10がシリンダ9から
進出し、図4に示されるように、全部の補助吸着パッド
支持板6,6,7,7が展開され、把持部の外郭形状は
最大となる。
【0012】この場合、図2の状態からでも、図4の状
態からでも、任意のシリンダ9を作動させれば、それに
対応した補助吸着パッド支持板6,7が揺動して起立あ
るいは展開し、把持部を任意の大きさの外郭形状のもの
とすることができる。このようにすると、必要な大きさ
の把持部とすることができるので、把持部が床面上等に
置かれている他のワークWに接触したりしないようにす
ることができる。
態からでも、任意のシリンダ9を作動させれば、それに
対応した補助吸着パッド支持板6,7が揺動して起立あ
るいは展開し、把持部を任意の大きさの外郭形状のもの
とすることができる。このようにすると、必要な大きさ
の把持部とすることができるので、把持部が床面上等に
置かれている他のワークWに接触したりしないようにす
ることができる。
【0013】実施例2を図6、図7に基づいて説明す
る。実施例2のものは、前記実施例1の把持装置1にお
いて、支持フレーム3にアーム13を介してCCDカメ
ラ等の視覚装置14を取り付けたものであり、この視覚
装置14によりワークWの大きさを検知し、それに対応
したシリンダ9を作動させて、把持部の大きさを最適の
ものとして使用するようにしたものである。ここで、こ
のCCDカメラ等の視覚装置14は、物品保持部本体2
あるいは吸着パッド支持板4に取り付けてもよい。
る。実施例2のものは、前記実施例1の把持装置1にお
いて、支持フレーム3にアーム13を介してCCDカメ
ラ等の視覚装置14を取り付けたものであり、この視覚
装置14によりワークWの大きさを検知し、それに対応
したシリンダ9を作動させて、把持部の大きさを最適の
ものとして使用するようにしたものである。ここで、こ
のCCDカメラ等の視覚装置14は、物品保持部本体2
あるいは吸着パッド支持板4に取り付けてもよい。
【0014】また、把持部の大きさを最適のものとして
使用する手段としては、他に、図4のように補助吸着パ
ッド支持板6,7を全て展開して、把持部の外角形状を
大きなものとしておいて、吸着パッド8をワークWに当
接させて吸気ホースから吸気し、真空源と吸着パッド8
との間に設けた負圧計により、ワークWに接している吸
着パッド8とワークWに接していない吸着パッド8とを
検知して、ワークWに接していない吸着パッド8の補助
吸着パッド支持板6,7を起立させるように、所定のシ
リンダ9を作動させ、ワークWの大きさに見合った把持
部の大きさにするようにしてもよい。あるいは、把持す
るワークWの寸法を予め電子データに取り込んでおき、
そのデータに基づいて所定のシリンダ9を作動させ、把
持部の大きさを最適のものにするようにしてもよい。
使用する手段としては、他に、図4のように補助吸着パ
ッド支持板6,7を全て展開して、把持部の外角形状を
大きなものとしておいて、吸着パッド8をワークWに当
接させて吸気ホースから吸気し、真空源と吸着パッド8
との間に設けた負圧計により、ワークWに接している吸
着パッド8とワークWに接していない吸着パッド8とを
検知して、ワークWに接していない吸着パッド8の補助
吸着パッド支持板6,7を起立させるように、所定のシ
リンダ9を作動させ、ワークWの大きさに見合った把持
部の大きさにするようにしてもよい。あるいは、把持す
るワークWの寸法を予め電子データに取り込んでおき、
そのデータに基づいて所定のシリンダ9を作動させ、把
持部の大きさを最適のものにするようにしてもよい。
【0015】実施例3を図8、図9に基づいて説明する
が、実施例1の把持装置1と相違するところは、アクチ
ュエータとしてシリンダ機構に換えてモータを用いた点
である。把持装置1’は、ロボット、搬送装置等の物品
保持部本体2’の取り付け部材2A’に、支持フレーム
3’を介して取り付けられた吸着パッド支持板4’と、
この吸着パッド支持板4’の周縁部にモータ出力軸15
Aを介して揺動可能に設けられた補助吸着パッド支持板
6’,6’、7’,7’とからなっている。そして、こ
の吸着パッド支持板4’及び補助吸着パッド支持板
6’,7’は、物品、例えばワークWの把持部を形成す
るものであり、それぞれ複数個の吸着パッド8’を備え
ており、吸着パッド8’には吸気ホース(図示略)が接
続されている。
が、実施例1の把持装置1と相違するところは、アクチ
ュエータとしてシリンダ機構に換えてモータを用いた点
である。把持装置1’は、ロボット、搬送装置等の物品
保持部本体2’の取り付け部材2A’に、支持フレーム
3’を介して取り付けられた吸着パッド支持板4’と、
この吸着パッド支持板4’の周縁部にモータ出力軸15
Aを介して揺動可能に設けられた補助吸着パッド支持板
6’,6’、7’,7’とからなっている。そして、こ
の吸着パッド支持板4’及び補助吸着パッド支持板
6’,7’は、物品、例えばワークWの把持部を形成す
るものであり、それぞれ複数個の吸着パッド8’を備え
ており、吸着パッド8’には吸気ホース(図示略)が接
続されている。
【0016】そして、以下に詳述するように、補助吸着
パッド支持板6’,7’は、吸着パッド支持板4’又は
補助吸着パッド支持板6’,7’に設けられたモータ1
5により揺動される。
パッド支持板6’,7’は、吸着パッド支持板4’又は
補助吸着パッド支持板6’,7’に設けられたモータ1
5により揺動される。
【0017】すなわち、吸着パッド支持板4’の各周縁
部には、2つのモータ15が脚部15Bを介して取り付
けられ、このモータ15の出力軸15Aを介して補助吸
着パッド支持板6’、6’、7’、7’が枢着される。
そして、このモータ15の出力軸15Aは、各補助吸着
パッド支持板6’、6’、7’、7’に固着連結され、
モータ15の作動により、各吸着パッド支持板6’、
7’は揺動される。この場合、モータ15は、各補助吸
着パッド支持板6’、6’、7’、7’に取り付けら
れ、その出力軸15Aが吸着パッド支持板に固着連結さ
れていてもよい。また、それぞれの周縁部に設けられる
モータ15は1つでもよく、この場合、モータは、出力
軸15Aを片方側にだけ有するもの、あるいは両側に有
するものであってもよい。なお、モータは減速機付きモ
ータでもよい。
部には、2つのモータ15が脚部15Bを介して取り付
けられ、このモータ15の出力軸15Aを介して補助吸
着パッド支持板6’、6’、7’、7’が枢着される。
そして、このモータ15の出力軸15Aは、各補助吸着
パッド支持板6’、6’、7’、7’に固着連結され、
モータ15の作動により、各吸着パッド支持板6’、
7’は揺動される。この場合、モータ15は、各補助吸
着パッド支持板6’、6’、7’、7’に取り付けら
れ、その出力軸15Aが吸着パッド支持板に固着連結さ
れていてもよい。また、それぞれの周縁部に設けられる
モータ15は1つでもよく、この場合、モータは、出力
軸15Aを片方側にだけ有するもの、あるいは両側に有
するものであってもよい。なお、モータは減速機付きモ
ータでもよい。
【0018】以上のように構成された把持装置1’は、
実施例1と同じように、モータの作動により、補助吸着
パッド支持板6’,7’は、展開して吸着パッド支持板
4’と面一になったり、起立したりする。また、モータ
15により、補助吸着パッド支持板6,7は展開あるい
は起立状態に保持され、図9は、モータ15の作動によ
り、1部の補助吸着パッド支持板7’が起立した状態を
示すものである。
実施例1と同じように、モータの作動により、補助吸着
パッド支持板6’,7’は、展開して吸着パッド支持板
4’と面一になったり、起立したりする。また、モータ
15により、補助吸着パッド支持板6,7は展開あるい
は起立状態に保持され、図9は、モータ15の作動によ
り、1部の補助吸着パッド支持板7’が起立した状態を
示すものである。
【0019】前記のように構成されている把持装置1’
は、実施例1と同じように、全ての補助吸着パッド支持
板6’、7’が起立していると、把持部は吸着パッド支
持板4’だけとなり、また、この状態から全てのモータ
15を作動させると、全ての補助吸着パッド支持板
6’,7’が展開され、任意のモータ15を作動させれ
ば、把持部を任意の大きさの外郭形状のものとすること
ができる。このようにすると、必要な大きさの把持部と
することができるので、把持部が床面上等に置かれてい
る他のワークWに接触、衝突、干渉したりしないように
することができる。
は、実施例1と同じように、全ての補助吸着パッド支持
板6’、7’が起立していると、把持部は吸着パッド支
持板4’だけとなり、また、この状態から全てのモータ
15を作動させると、全ての補助吸着パッド支持板
6’,7’が展開され、任意のモータ15を作動させれ
ば、把持部を任意の大きさの外郭形状のものとすること
ができる。このようにすると、必要な大きさの把持部と
することができるので、把持部が床面上等に置かれてい
る他のワークWに接触、衝突、干渉したりしないように
することができる。
【0020】実施例3の他の態様としては、複数あるモ
ータ15のうち幾つかを実施例1のようなシリンダ機構
に換えてもよく、また、実施例2のように、CCDカメ
ラ等の視覚装置14を取り付けて、ワークWの大きさを
検知し、把持部の大きさを最適のものとして使用するよ
うにしてもよく、把持部の大きさを最適のものとして使
用するために、真空源と吸着パッドとの間に設けた負圧
計により、ワークWの大きさを検出するようにしてもよ
い。
ータ15のうち幾つかを実施例1のようなシリンダ機構
に換えてもよく、また、実施例2のように、CCDカメ
ラ等の視覚装置14を取り付けて、ワークWの大きさを
検知し、把持部の大きさを最適のものとして使用するよ
うにしてもよく、把持部の大きさを最適のものとして使
用するために、真空源と吸着パッドとの間に設けた負圧
計により、ワークWの大きさを検出するようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】本発明は、吸着パッド支持板に複数の補
助吸着パッド支持板が揺動可能に設けられ、吸着パッド
支持板又は補助吸着パッド支持板に、アクチュエータが
設けられているから、アクチュエータの作動により、補
助吸着パッド支持板を起立あるいは展開させて、把持部
の大きさをワーク等の物品の大きさに応じた外郭形状の
ものとすることができる。それに伴って、小さいワーク
等の物品を把持する場合は、把持部の外郭形状を小さく
できるので、ロボットあるいは搬送装置を作動させたと
きに、床面上あるいは他の物体上に置かれている移送
物、組立体、ワーク等の他の物品に把持部が接触、衝
突、干渉したりするのを防止することができる。
助吸着パッド支持板が揺動可能に設けられ、吸着パッド
支持板又は補助吸着パッド支持板に、アクチュエータが
設けられているから、アクチュエータの作動により、補
助吸着パッド支持板を起立あるいは展開させて、把持部
の大きさをワーク等の物品の大きさに応じた外郭形状の
ものとすることができる。それに伴って、小さいワーク
等の物品を把持する場合は、把持部の外郭形状を小さく
できるので、ロボットあるいは搬送装置を作動させたと
きに、床面上あるいは他の物体上に置かれている移送
物、組立体、ワーク等の他の物品に把持部が接触、衝
突、干渉したりするのを防止することができる。
【図1】 実施例1の補助吸着パッド支持板7の作動説
明図(補助吸着パッド支持板6を省略)である。
明図(補助吸着パッド支持板6を省略)である。
【図2】 補助吸着パッド支持板が起立した状態の把持
部の底面図である。
部の底面図である。
【図3】 補助吸着パッド支持板6の作動説明図(補助
吸着パッド支持板7を省略)である。
吸着パッド支持板7を省略)である。
【図4】 把持装置の把持部の底面図である。
【図5】 把持装置の概略要部を示す平面図である。
【図6】 実施例2の把持装置の概略要部を示す平面図
である。
である。
【図7】 図6に示す把持装置の補助吸着パッド支持板
7側のシリンダ9を省略した側面図である。
7側のシリンダ9を省略した側面図である。
【図8】 実施例3の把持装置の概略要部を示す平面図
である。
である。
【図9】 補助吸着パッド支持板7’の作動説明図(補
助吸着パッド支持板6’を省略)である。
助吸着パッド支持板6’を省略)である。
【図10】 従来の把持装置の使用状態の説明図であ
る。
る。
【図11】 従来の把持装置のワークに干渉する使用状
態の説明図である。
態の説明図である。
1・・・把持装置 2・・・・・・物品保
持部本体 3・・・支持フレーム 4・・・・・・吸着パ
ッド支持板 5・・・支軸 6,7・・・・補助吸
着パッド支持板 8・・・吸着パッド 9・・・・・・シリン
ダ 10・・ロッド 11,12・・支軸 13・・アーム 14・・・・・CCD
カメラ等の視覚装置 15・・モータ
持部本体 3・・・支持フレーム 4・・・・・・吸着パ
ッド支持板 5・・・支軸 6,7・・・・補助吸
着パッド支持板 8・・・吸着パッド 9・・・・・・シリン
ダ 10・・ロッド 11,12・・支軸 13・・アーム 14・・・・・CCD
カメラ等の視覚装置 15・・モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 ロボット、搬送装置等の物品保持部本体
に支持された吸着パッド支持板に、複数の補助吸着パッ
ド支持板が揺動可能に設けられ、補助吸着パッド支持板
は、吸着パッド支持板又は補助吸着パッド支持板に設け
られたアクチュエータにより揺動されることを特徴とす
る把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10303006A JP2000127074A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10303006A JP2000127074A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 把持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000127074A true JP2000127074A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17915810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10303006A Pending JP2000127074A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000127074A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102649273A (zh) * | 2012-05-21 | 2012-08-29 | 东莞市金铮自动冲压设备有限公司 | 自动生产线机械手 |
CN104044151A (zh) * | 2013-03-14 | 2014-09-17 | 株式会社安川电机 | 机器人系统以及工件的输送方法 |
JP2017019100A (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-26 | トーヨーカネツソリューションズ株式会社 | ピッキングハンド及びピッキング移載装置 |
EP3395732A1 (de) * | 2017-04-28 | 2018-10-31 | IWK Verpackungstechnik GmbH | Umsetzvorrichtung und verfahren zur aufnahme eines quaderförmigen objektes mit einer entsprechenden umsetzvorrichtung |
WO2019147697A1 (en) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | Amazon Technologies, Inc. | Robotic item handling using a variable area manipulator |
JP2021088054A (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 所羅門股▲分▼有限公司 | 物品取出システム及び物品取出方法 |
CN116060726A (zh) * | 2022-11-09 | 2023-05-05 | 武汉毅丰隆电子科技有限公司 | 一种电子元器件的焊接工装 |
-
1998
- 1998-10-23 JP JP10303006A patent/JP2000127074A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102649273A (zh) * | 2012-05-21 | 2012-08-29 | 东莞市金铮自动冲压设备有限公司 | 自动生产线机械手 |
CN104044151A (zh) * | 2013-03-14 | 2014-09-17 | 株式会社安川电机 | 机器人系统以及工件的输送方法 |
JP2014176926A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Yaskawa Electric Corp | ロボットシステムおよびワークの搬送方法 |
EP2783801A3 (en) * | 2013-03-14 | 2015-03-04 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Robot system and method for transferring workpiece |
JP2017019100A (ja) * | 2015-07-07 | 2017-01-26 | トーヨーカネツソリューションズ株式会社 | ピッキングハンド及びピッキング移載装置 |
JP7027030B2 (ja) | 2015-07-07 | 2022-03-01 | トーヨーカネツ株式会社 | ピッキングハンド及びピッキング移載装置 |
EP3395732A1 (de) * | 2017-04-28 | 2018-10-31 | IWK Verpackungstechnik GmbH | Umsetzvorrichtung und verfahren zur aufnahme eines quaderförmigen objektes mit einer entsprechenden umsetzvorrichtung |
WO2019147697A1 (en) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | Amazon Technologies, Inc. | Robotic item handling using a variable area manipulator |
US10902377B2 (en) | 2018-01-24 | 2021-01-26 | Amazon Technologies, Inc. | Robotic item handling using a variable area manipulator |
JP2021088054A (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 所羅門股▲分▼有限公司 | 物品取出システム及び物品取出方法 |
CN116060726A (zh) * | 2022-11-09 | 2023-05-05 | 武汉毅丰隆电子科技有限公司 | 一种电子元器件的焊接工装 |
CN116060726B (zh) * | 2022-11-09 | 2023-09-26 | 武汉毅丰隆电子科技有限公司 | 一种电子元器件的焊接工装 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07157117A (ja) | 板状体または箱体の真空チャック装置 | |
JPH11300663A (ja) | 薄型基板搬送装置 | |
JP2000127074A (ja) | 把持装置 | |
WO2018139574A1 (ja) | 搬送システム及びその運転方法 | |
TWI532662B (zh) | Thin plate transfer device and sheet cleaning system | |
CN210081773U (zh) | 一种板材抓取的复合夹具 | |
JPH11123687A (ja) | 把持装置 | |
JP2002167034A (ja) | ワークのトレー収納装置 | |
JPH11116046A (ja) | ウェハ搬送ロボットにおけるロボットハンド | |
JPH11163090A (ja) | 薄型ワークの搬送ロボット | |
JPH06320464A (ja) | 産業用ロボットのハンド装置及びワーク搬送方法 | |
WO2003090969A1 (en) | Positioning device, especially for offset plates | |
JPH10129832A (ja) | カード状ワークの吸着反転昇降装置及び該装置を備えるカード状ワークの反転移送装置 | |
JPH071042A (ja) | プレスブレーキ用ロボット装置 | |
JPH0871962A (ja) | 搬送ロボット | |
JPH04133588U (ja) | 移載装置 | |
JP2956424B2 (ja) | プレス加工ラインにおけるパネル搬送方法及びプレス加工ラインに使用される金型装置並びに同パネル保持装置 | |
JP2002264059A (ja) | 被製版ロールの取り扱い方法、及びロボットハンド | |
WO2023032621A1 (ja) | ワーク供給ロボット及びワーク供給システム | |
JP2560099Y2 (ja) | プレスリフター装置 | |
JPH0723189Y2 (ja) | カートンケース吊持機器 | |
JP2508126Y2 (ja) | 吸着装置 | |
JPH0413113Y2 (ja) | ||
JP3351195B2 (ja) | パレタイズ用ハンド | |
JP2004237369A (ja) | ワーク搬送ツール |