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JP2000115525A - 画像処理装置及び画像形成システム - Google Patents

画像処理装置及び画像形成システム

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JP2000115525A
JP2000115525A JP28161198A JP28161198A JP2000115525A JP 2000115525 A JP2000115525 A JP 2000115525A JP 28161198 A JP28161198 A JP 28161198A JP 28161198 A JP28161198 A JP 28161198A JP 2000115525 A JP2000115525 A JP 2000115525A
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覚 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図画像処理回路内のメモリ容量を効果的に削
減した画像処理装置及びそれを用いた画像形成システム
を提供すること 【解決手段】 原画像データを受信し、原画像データに
外部から供給される制御信号に応じた処理を施して出力
するデータ処理部と、このデータ処理部が出力する画像
データを記憶する記憶手段を有する画像処理装置であっ
て、データ処理部が、画像データの空間解像度及び/又
は階調度を削減して出力するとともに、記憶手段が所定
の記憶容量を有する複数の記憶素子手段を有し、データ
処理部の処理に応じて複数の記憶素子手段に対するデー
タの書き込み及び読み出し方法が異なることを特徴とす
る画像処理装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像をディジタル
的に処理する画像処理装置に関し、特に、画像の解像度
を変えることができる画像処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】原稿画像をCCDラインセンサー等によ
り光学的に読み取り、それによって得た画像データに基
づいて画像記録を行うディジタル複写機が知られてい
る。このディジタル複写機においては、画像の読み取り
解像度(空間解像度)は600dpi、階調度は256
階調が主流となっている。従って、空間フィルター等の
画像処理回路内で1ライン分の画像データを蓄積する場
合、A4サイズ紙の長手方向の画像分の容量として70
00〜8000Byte(約8000ステージ*8bi
t)程度のメモリが必要となっている。空間フィルタ等
のように5ライン、または7ライン以上のデータが必要
な部分については7000〜8000Byteのメモリ
がその分だけ必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体技術の進歩によ
り、IC内部にロジック回路だけでなくメモリも内蔵さ
せ、部品点数の削減を図るケースが増えてきているが、
メモリはIC内部の大きな面積を占めており、高集積化
のボトルネックとなっている。画像処理回路内のメモリ
の削減の必要性が高まっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑み
てなされたもので、その目的は画像処理回路内のメモリ
容量を効果的に削減した画像処理装置及びそれを用いた
画像形成システムを提供することにある。
【0005】本発明者は上述の目的を達成するため鋭意
検討した結果、写真等の階調性が重視される画像は、空
間解像度よりも、濃度(階調性)の再現性が重要である
こと、文字や表等の文書が中心の画像については、中間
調の部分が殆どなく、あったとしても解像度の高さが視
覚上重要であることを見いだし、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、原画像データ
を受信し、原画像データに外部から供給される制御信号
に応じた処理を施して出力するデータ処理部と、このデ
ータ処理部が出力する画像データを記憶する記憶手段を
有する画像処理装置であって、データ処理部が、画像デ
ータの空間解像度及び/又は階調度を削減して出力する
とともに、記憶手段が所定の記憶容量を有する複数の記
憶素子手段を有し、データ処理部の処理に応じて複数の
記憶素子手段に対するデータの書き込み及び読み出し方
法が異なることを特徴とする画像処理装置に存する。
【0007】また本発明の別の要旨は、入力画像に応じ
て空間解像度及び/又は階調度の削減度合いを決定する
手段と、データ処理手段の出力データを元に画像形成及
び/又は画像伝送を行うことを特徴とする画像形成シス
テムに存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好ましい実施形態
を用いて説明する。
【0009】図1は、本発明を適用したデジタル複写機
の構成を示し、以下、図に従い説明する。
【0010】露光ランプ201は、蛍光灯、ハロゲンラ
ンプ等からなり、その長手方向に対して垂直方向に移動
しながら、原稿載置ガラス(原稿台)200上の原稿を
照射する。露光ランプ201の照射による原稿からの散
乱光は、第1、第2、第3のミラー202,204,2
05に反射され、レンズ207に到達する。この時、露
光ランプ201と第1のミラー202で構成される第1
の可動体203の移動に対して、第2のミラー204と
第3のミラー205で構成される第2の可動体206
は、1/2のスピードで移動し、照射した原稿面から、
レンズ207までの距離は常に一定に保たれる。原稿上
の像は、ミラー202,204,205及びレンズ20
7を介して、数千個の受光素子がライン配列されたCC
Dラインセンサー208の受光部上に結像し、CCDラ
インセンサー208により逐次、ライン単位で光電変換
される。光電変換された信号は、図示せぬ信号処理部で
処理され、パルス幅変調されて出力される。
【0011】露光制御部210は、信号処理部の出力で
あるパルス幅変調した画像信号に基づいて半導体レーザ
を駆動し、光ビームを定速回転している感光体240の
表面に照射する。この時、ドラム状の感光体240の軸
方向と平行にポリゴンミラーを用いて光ビームを偏向走
査する。また、露光制御部210は、冷却ファン209
により冷却される。
【0012】なお、感光体240は、光ビームを照射す
る前に、図示せぬ前露光ランプによりドラム上の残量電
荷が除電され、1次帯電器228でその表面が均一に帯
電させている。従って、感光体240は回転しながら光
ビームを受けることにより、ドラム表面に静電潜像が形
成される。そして、現像器211により、ドラム表面の
静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化する。
【0013】一方、223,224は被転写紙積載部
で、定形サイズの被転写紙が積載収納される。
【0014】リフトアップ225,226は、被転写紙
積載部223,224に収納されている被転写紙を給送
ローラー対229,232の位置まで持ち上げる動作を
する。給送ローラー対229,232は、図示せぬ同一
のモーターにより駆動され、ローラー回転方向の切り替
えにより、被転写紙積載部223または224の一方か
ら被転写紙を選択的に給紙する。また、給送ローラー対
229及び232の夫々の対のローラーは、給紙と逆回
転方向にトルクがかけられており、これにより被転写紙
の重送を防止している。
【0015】給送ローラー230,233,234,2
35は、被転写紙積載部223,224からの被転写紙
を、レジストローラー238まで給送する。本実施形態
では、第3、第4の被転写紙積載部をさらに下方に連結
して、拡張することが可能であり、231は、下方に連
結された被転写紙積載部から被転写紙を給送ローラへ導
く給紙動作をする給送ローラー対である。また、操作部
上で手差し給紙モードを選択した場合、手差しトレー2
37を開いて被転写紙を手差し給紙すれば、給送ローラ
ー236がレジストローラー238までその手差しされ
た被転写紙を給送する。
【0016】レジストローラー238は、感光体240
に形成された画像先端と、被転写紙の先端のタイミング
を合わせて転写位置に被転写紙を給紙する。239は転
写帯電器で、感光体240上の現像されたトナー像を給
送された被転写紙に転写する。転写後、感光体240
は、クリーナー227により、残ったトナーを除去され
る。転写の終了した被転写紙は、感光体240の曲率が
大きいため、感光体240から分離しやすいが、さら
に、除電針244に電圧をかけることで、感光体240
と被転写紙の間の吸着力を弱め、分離を行いやすくして
いる。
【0017】分離された被転写紙は、搬送ベルト241
で定着部212,213に送られ、トナーが定着され
る。212は、セラミック・ヒーター、及びフィルム、
2つのローラーで構成され、セラミック・ヒーターの熱
は、薄いフィルムを介して効率よく伝達される。冷却ロ
ーラー214は、定着部ローラー213を放熱する。給
送ローラー215は、大ローラー1つと小ローラー2つ
で構成され、定着部からの被転写紙を給送すると共に、
被転写紙の巻き癖を補正する。
【0018】方向フラッパー222は、被転写紙の搬送
方向を、動作モードに応じて切り替える。被転写紙の片
面へ1度の転写を施すモード(片面記録時)において
は、給送ローラー215から排紙ロへ向かう経路が選択
される。216は排紙ローラ対で、画像形成の終了した
被転写紙を排紙トレー242に積載排紙する。
【0019】なお、両面記録時は、片面の現像を終えて
排紙ローラー対216による排紙動作中、被転写紙の後
端を残した状態で、排紙ローラー対216を逆回転させ
る。また、同時に方向フラッパー222の向きを切り替
えて、方向フラッパー222の下方を通過させ、排紙口
から給送ローラー217へ被転写紙を送る。給送ローラ
ー217は、給送ローラー215と同様の構成を有し、
被転写紙の巻き癖を補正し、被転写紙を中間トレー24
3へ送る。その後、被転写紙は、中間トレー243から
給送ローラー218,219,221,235の順で、
前述の転写位置に給紙され、被転写紙の裏面へのトナー
転写が行われ、更に排紙トレー242に排出される。
【0020】また、多重記録時は、給送ローラー215
を通過した被転写紙は、方向フラッパー222の向きの
切り替えにより、図面上、方向フラッパー222の右側
を通過し、給送ローラー217へ送られる。給送ローラ
ー217は、被転写紙を中間トレー243へ送る。その
後被転写紙は、中間トレー243から給送ローラー21
8,219,221,235の順で、前述の転写位置に
給紙され、前回の転写と同一面にトナー転写が行われ、
更に排紙トレー242に排出される。
【0021】両面記録時、または多重記録時において、
複数枚記録する場合、1枚目の被転写紙は、停止した給
送ローラー218で固定された状態で、中間トレー24
3に積載される。給送ローラー218は、2枚目の被転
写紙が到達すると、回転を開始して、2枚の被転写紙を
ローラー間に挟む。2枚の被転写紙は、停止した給送ロ
ーラー218で固定された状態で、中間トレー243に
積載される。3枚目以降の被転写紙も、同様にして、中
間トレー243に積載される。この時、後から重ねられ
た被転写紙の先端は、図2に示すように給送方向に対し
て、後方にずらして重ねられる。
【0022】操作者の所望の枚数が中間トレー243に
重ねられると、中間トレー243からの給送動作が開始
する。給送ローラー218,219が、給送ローラー2
21へ被転写紙を送る途中、分離レバー220が1枚目
と2枚目の被転写紙の先端の間に降りて、1枚目の被転
写紙はそのまま給送ローラー221へ送られ、給送ロー
ラー235により給紙され、転写位置に導かれて転写が
行われる。また、2枚目以降の被転写紙は分離レバー2
20の上に乗り上げた後、給送ローラー218,219
が逆回転して中間トレー243に戻される。同様の動作
を繰り返して、中間トレー243の全ての被転写紙を給
送する。
【0023】なお、紙検出センサーが、被転写紙の搬送
路に配置され、紙詰まりなどのエラー検知、及び各部の
動作タイミングを計るために用いられる。第1のセンサ
ー250は、給送ローラー235の手前、第2のセンサ
ー251は、レジストローラー238の手前、第3のセ
ンサー252は、給送ローラー215の手前、第4のセ
ンサー253は、排紙ローラー対216と排紙口の間、
第5のセンサー254は、給送ローラー217の直後、
第6のセンサー255は、分離レバー220の手前に配
置されている。
【0024】また、260は標準白色板で、CCDライ
ンセンサー208の感度不均一や光源、光量の不均一等
に起因する画像信号の出力レベルのバラツキ(シェーデ
ィング歪)を補正するためのシェーディング補正データ
を得るためのものである。原稿のスキャンに先だって、
CCDラインセンサー208によって、この標準白色板
260を復数回スキャンし、それによって得た白画像デ
ータをシェーディング補正データとして用い、原稿画像
をCCDラインセンサー208でスキャンして得た画像
信号のレベル不均一補正(シェーディング補正)を行
う。
【0025】図3に、本発明の自動原稿送り装置(以
下、ADF)の断面図を示す。ADFは、本体に対して
着脱可能で、原稿台に対して開閉可能なフタのような構
造になっている。図3は閉じた状態で、この時、ADF
が動作可能である。1515は、原稿台ガラス(図1の
原稿台200に対応)であり、1516は、付き当て板
で、本体側に属する部材である。また、図示せぬケーブ
ルによって、ADFと本体は電気的に連結し、本体との
連帯動作を可能にしている。
【0026】サイド規制部材1501は原稿の送り方向
に対して垂直な方向、図面上では手前、及び奥方向に可
動し、原稿の幅と位置を合わせる部材である。操作者が
原稿積載トレー部1517上に原稿面を下向きにして原
稿を載せ、サイド規制部材1501をセットして、コピ
ースタートキー305を操作しコピー動作などをスター
トさせると、原稿送りの開始信号が、ケーブルを介して
本体より伝達され、原稿送り動作がスタートする。
【0027】レバー1518は、給紙時、ローラー押さ
え1502を押し下げて、ストッパー1519を上方に
持ち上げ、給紙ローラー1503の回転により給紙す
る。分離ローラー1505、及びローラー押さえ150
4は、給紙ローラー1503から受けた原稿を1枚ずつ
分離して送る。レジストローラ対1508,1509
は、分離ローラー1505から受けた原稿を、原稿押さ
え1510と、原稿台ガラス1515の間に送る。原稿
押さえ1510は、レジストローラ対1508,150
9より給紙された原稿を、原稿台ガラス上に導く形状に
なっている。また、原稿が原稿台ガラス1515に密着
するように、図示せぬバネ部材により適度に加圧されて
いる。
【0028】このとき、デジタル複写機本体の第1の可
動体203は、原稿が原稿台ガラス1515に密着する
位置1520の下方に移動して停止している。これによ
り、ADFによって送られる原稿をスキャンする(CC
Dラインセンサー208で光電変換する)。排紙ローラ
対1511,1512は、スキャンされた後の原稿を排
紙トレー1514上に排紙する。
【0029】なお、1506,1507,1513は、
原稿送り動作中の原稿の通過状態を検知するレバースイ
ッチで、O N/OFFのタイミングで紙詰まりなどの
エラーを判定する。
【0030】図4は、デジタル複写機の操作部のキー配
列を示し、以下、図に従い説明する。315は、主電源
ランプであり、電源オン時に点灯する。図示せぬ電源ス
イッチは、本体の側面に配置され、本体への通電を制御
する。301は、予熱キーであり、予熱モードのON/
OFFに使用する。
【0031】304は、コピーモードキーであり、複数
の機能の中からコピーモードを選択するときに使用す
る。303は、ファックスモードキーであり、ファクシ
ミリ機能を付加した場合にファックスモードを選択する
ときに使用する。302は、オプションモードキーであ
り、プリンタなどのオプション装置を装着していると
き、複数の機能の中からオプションモードを選択すると
きに使用する。317〜322は、状況表示ランプであ
り、それぞれ、ランプ317及び318はコピー動作
中、ランプ319及び320はファクシミリ動作中、ラ
ンプ321及び322はオプション動作中の状態を示
す。また、ランプ317,319,321は正常動作の
状態を示し、ランプ318,320,322は、エラー
の状態を示す。更に、ランプ317は、点滅ならばコピ
ー中、点灯ならば画像メモリを使用中である事を示す。
【0032】ランプ319は、点滅ならばファックス送
受信中、点灯ならば画像メモリを使用中である事を示
す。ランプ321は、点滅ならばデータ受信中、点灯な
らばデータ送信中である事を示す。そして、ランプ31
8,320,322は、各モードについて、点滅なら
ば、紙詰まり、紙なし、トナーなしの状態を示し、点灯
ならば、故障の状態を示す。
【0033】305は、コピースタートキーであり、コ
ピーの開始を指示するときに用いるキーである。306
は、ストップキーであり、コピーを中断したり、中止し
たりするときに用いるキーである。
【0034】308は、リセットキーで、スタンバイ中
は標準モードに復帰させるキーとして動作する。309
は、ガイドキーであり、各機能を知りたいときに使用す
るキーである。311は、割り込みキーであり、コピー
中に割り込みしてコピーしたいときに用いる。312
は、テンキーであり、数値の入力を行うときに使用す
る。313は、クリアキーであり、数値をクリアすると
きに用いる。310は、ユーザーモードキーであり、ユ
ーザーがシステムの基本設定を変更するときに使用す
る。
【0035】314は、20個のワンタッチ・ダイヤル
・キーであり、ファクシミリ送信において、ワンタッチ
でダイヤルする時に使用する。316は2枚組のフタで
あり、ワンタッチ・ダイヤル・キー314の各キー部分
がくり抜かれ形状の2重のフタになっている。図示せぬ
センサースイッチにより、2枚のフタが閉じられた第1
の状態、1枚目のフタだけが開いた第2の状態、及び2
枚のフタが開いた第3の状態を検出する。これら3種類
のフタの開閉状態と組み合わせで、ワンタッチ・ダイヤ
ル・キー314のキーの動作が決定されるので、本実施
形態では、キーが20×3=60個存在するのと同等の
効果を持つ。
【0036】307は、液晶画面とタッチセンサの組合
せからなるタッチパネルであり、各モード毎に個別の設
定画面が表示され、さらに、描画されたキーに触れるこ
とで、各種の詳細な設定を行うことが可能である。
【0037】図5は、デジタル複写機の信号処理のブロ
ック図を示し、以下、図に従い説明する。数千個の受光
素子からなるCCDラインセンサー401(図1のCC
Dラインセンサー208に対応)は、1ライン分の電気
信号を、奇数画素と偶数画素の2系統に分けて出力す
る。A/D変換部402は、CCDラインセンサー40
1から出力されるアナログ信号を受けて、ディジタル信
号に変換して出力する。
【0038】図6は、A/D変換部402の詳細を示
す。アナログ処理回路901はCCDラインセンサーの
2系統の信号を入力し、各系統毎に、クランプ、ゲイン
調整、及びサンプルホールドを実施した後、スイッチン
グ処理によって、1系統に統合してA/D変換器902
へ出力する。また、一定基準電圧をアナログスイッチ9
03へ供給する。A/D変換器902は、信号入力にア
ナログ処理回路901の出力信号を入力し、アナログス
イッチ903からの基準電圧入力の電圧を基準にして、
8ビットのディジタル信号を出力する。
【0039】AE回路904は、A/D変換器902の
基準電圧を制御して、原稿の地の部分のA/D変換器出
力を白レベル(FFhex)に近づける動作をする。ア
ナログスイッチ903は、アナログ処理回路901から
の一定基準電圧と、AE回路904からの基準電圧のう
ちの一方を、CPU423からの制御信号に従い、選択
してA/D変換器902に出力する。
【0040】尚、図示せぬ駆動信号発生回路が設けら
れ、これによりCCDラインセンサー、アナログ処理回
路901、A/D変換器902に同期信号などライン単
位の信号や、駆動クロックを供給する。
【0041】AE回路904は、A/D変換器902の
出力を基にして、A/D変換器の基準電圧値を制御す
る。即ち、AE回路904は、A/D変換器902の出
力がFFhexならば、AE回路904に接続された図
示せぬ第1のコンデンサと第1の抵抗により決まる第1
の時定数に従い、図7の(2)に示すように基準電圧出
力を上昇させる。またA/D変換器902の出力がFF
hexでなければ、AE回路に接続された図示せぬ第2
のコンデンサと第2の抵抗により決まる第2の時定数に
従い、図7の(1)に示すように基準電圧出力を下降さ
せる。尚、画像信号の変化により急激に基準電圧出力が
変化しないように、上記のそれぞれの時定数を数十ライ
ン分に設定している。
【0042】図5において、シェーディング補正部40
3は、A/D変換されたディジタル信号を入力し、主に
光学系、及びセンサーの画素間の出力値のばらつきを黒
レベル、及びゲインについてディジタル的に補正する。
【0043】パターンジェネレータ404は、スキャナ
ー部(401〜403)以後の機能チェックのため、縦
罫線、横罫線、格子縞、グレースケールなどの各種画像
パターンを発生する。セレクタA405は、シェーディ
ング補正部403、またはパターンジェネレータ404
の出力の一方を、CPU423の制御信号に従い選択し
て、出力する。
【0044】コネクタA406は、画像入力信号、画像
出力信号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同
期信号の各端子を含む。画像出力信号の端子にはセレク
タA405の出力が接続され、新たな信号処理回路をコ
ネクタA406に接続する事により、機能の拡張を可能
にする。セレクタB回路をコネクタA406に接続する
事により、機能の拡張を可能にする。セレクタB407
は、セレクタA405の出力信号と、コネクタA406
からの出力信号のうちの一方を、CPU423の制御信
号に従い選択して、出力する。
【0045】変倍処理部408は、主走査方向の間引き
処理、線形補間処理、副走査方向の間引き処理、斜体処
理、鏡像処理、リピート処理、折り返し処理の機能を有
する。
【0046】主走査方向の変倍は、セレクタB407の
信号を入力し、線形補間処理により隣接2画素から画素
値を演算することにより実現する。但し、主走査方向の
変倍率が50%以下の場合、モアレや細線の途切れを防
止するため、前処理として主走査方向間引き処理が実施
される。前処理では、隣接するn画素(n=2,4,
8)について、(a)最大値または、(b)平均値を出
力する。nの値と、処理(a)(b)の選択はCPU4
23により実施される。
【0047】副走査方向の変倍は、露光ランプやミラー
などの光学系の走査スピードを変更するか、自動原稿給
紙装置の使用時は、原稿台200への給紙のスピードを
変更して変倍を実現する。ただし、光学系の走査スピー
ドや、給紙のスピードの高速化の限界を超える位の小さ
い変倍率の場合、この変倍処理部408の副走査方向の
電気的な間引き処理と合わせて変倍を実現する。副走査
方向の間引き処理では、SRAMメモリーA409から
なるラインバッファーを有し、ライン間で隣接するn画
素(n=2,4,8)について(a)最大値または、
(b)平均値を出力する。nの値と、処理(a),
(b)の選択はCPU423により実施される。
【0048】また、斜体処理、鏡像処理、リピート処
理、折り返し処理の各機能は、SRAMメモリーA40
9からなるラインバッファーの読みだし制御により実現
している。
【0049】ヒストグラム作成は、セレクタB407の
出力を受けて、変倍処理部408のSRAMメモリーA
409を利用してヒストグラムを作成する。ヒストグラ
ム作成におけるサンプリング間隔、及びサンプリング範
囲を決める信号は、タイミング信号発生器424により
制御される。タイミング信号発生器424は、CPU4
23により制御される。作成されたヒストグラムのデー
タは、プリスキャン使用時のAEモードにおいて、輝度
濃度変換のテーブル決定のために用いられる。
【0050】フィルター処理部410は、ラインバッフ
ァー411を有し、変倍処理後の信号を入力し、5×5
のマスクサイズでフィルター処理を実施する。フィルタ
ー処理部410のフィルタを構成する係数は、図8に示
すように、a〜fの6種類で、点対称の位置にある係数
は同じ値に設定される。また、a〜fは次の関係式を持
つ。 a+4*(b+c+d+f)+8*e=1 このフィルター処理部410の係数を調節する事によ
り、光学系、出力系の補正、及びユーザーによるシャー
プネスの調節を実現している。
【0051】画像処理部412は、フィルター処理部4
10の信号を入力し、マスキング処理、または反転処理
を実施する。コネクタB413は、画像入力信号、画像
出力信号、画像クロック信号、画像イネーブル信号、同
期信号の各端子を含む。画像出力信号の端子にはフィル
ター処理部410の出力が接続され、新たな信号処理回
路をコネクタB413に接続する事により、機能の拡張
を可能にする。
【0052】セレクタC414は、画像処理部412の
出力信号と、コネクタB413からの出力信号のうちの
一方を、CPU423の制御信号に従い選択して、出力
する。コネクタC415は、画像入力信号、画像出力信
号、画素クロック信号、画像イネーブル信号、同期信
号、アドレス・バス、データ・バス、割り込み信号の各
端子を含む。画像出力信号の端子にはセレクタC414
の出力が接続され、新たなシステムをコネクタC415
に接続する事により、機能の拡張を可能にする。
【0053】合成処理部416は、セレクタC414の
出力信号を一方の入力Aに入力し、コネクタC415か
らの出力信号を他方の入力Bに入力し、合成処理して出
力する。出力の種類は、(1)はめ込み合成、(2)多
重合成、(3)網乗せ、(4)透かし合成、(5)入力
Aをスルー、(6)入力Bをスルーがあり、CPU42
3の制御信号により選択される。
【0054】各合成を図9で説明する。はめ込み合成
は、画像の1部を抜き取って、他の画像にはめ込む処理
で、(d)はその1例で、(b)の長方形の周辺の矩形
のエリアを抜き取って、(a)にはめ込んだ画像であ
る。多重合成は、2枚の画像について、濃度の濃い方を
選択して合成する処理で、(e)はその1例で、(a)
と(b)から合成した画像である。透かし合成は、一方
の画像の濃度が所定のしきい値以下の画素を、もう一方
の画像で置き換える。この時、置き換える画像は、所定
の係数を乗算して濃度を小さくし、透かしのような効果
を持たせる。(f)はその1例で、(b)の画像に対し
て、(a)を透かしにして合成している。網乗せは、一
方の画像の濃度が所定のしきい値以上の画素を、もう一
方の画像で置き換える。(g)はその1例で、(a)の
画像の濃度の濃い円が、(c)の模様で置き換えられて
いる。
【0055】テーブル変換処理部417は、合成処理部
416の出力信号を入力し、接続されているSRAMメ
モリーB418のデータに従い、テーブル変換処理して
出力する。
【0056】2値化処理部419は、テーブル変換処理
部417の出力信号を入力し、所定の2値化方式で処理
するか、スルーで出力するかを、CPU423の制御信
号に従い、選択して出力する。
【0057】本実施の2値化においては、1画素を主走
査方向について2分割し、分割された小画素を2値で表
し、主走査方向の解像度を向上している。バッファー4
20は、2値化処理部419の出力信号を入力し、バッ
ファー420以前と以後の処理速度、及び画像信号の読
み出し開始時間を調整している。
【0058】PWM回路421は、バッファー420か
らのディジタル信号を入力し、パルス幅変調して出力す
る。また、PWM回路421は3種類の変調方式を有
し、システムのモードに応じて適切な変調方式がCPU
423により選択されて処理が行われる。
【0059】第1の変調方式は、解像度優先モードであ
り、図10(a)に示すように、8ビットで表された画
素データを、D/A変換、及びサンプル・ホールドし、
1画素周期の三角波信号とコンパレートして、PWM出
力をする。
【0060】第2の変調方式は、階調優先モードであ
り、図10(b)に示すように、8ビットで表された画
素データを、D/A変換、及びサンプル・ホールドし、
3画素周期の三角波信号とコンパレートして、PWM出
力する。尚、図10(e)は、サンプル・ホールドの周
期と三角波信号を共に3画素周期にした変調方式を示す
が、低周波の変調信号が得られ、安定した階調特性が得
られる。第2の変調方式において、低周波の画像データ
に対して図10(e)と同様の特徴が得られるが、さら
に図10(d)に示すように、振幅が大きく、かつ高周
波の成分に対して、成分を保存したまま変調する特徴も
合わせ持つ。
【0061】第3の変調方式は、2値画像モードであ
り、図10(c)に示すように、1画素を主走査方向に
4分割した、2値の変調信号を出力する。4分割された
小画素の値は、第1の画素クロックの立ち上がり、立ち
下がり、及び第1の画素クロックを1/4位相遅延した
第2の画素クロックの立ち上がり、立ち下がりを用い
て、画素データのそれぞれビット7、ビット5、ビット
6、ビット4をラッチして得る。本実施形態の2値化方
式では、ビット7とビット6、及びビット5とビット4
の組み合せでそれぞれ1小画素を作り、1画素を主走査
方向に2分割した形で使用する。
【0062】レーザー部422は、PWM回路420の
出力を受けて、レーザーの点灯動作を制御する。タイミ
ング発生器424、制御信号発生部425は、スキャン
動作を開始する前の段階で、CPU423により設定さ
れる。タイミング発生器424は、システム各部のタイ
ミング信号を発生する。また、制御信号発生部425
は、CPU423の拡張ポートとして動作し、システム
各部の制御信号として用いられる。また、CPU423
のバスであるシステム・アドレス・バス、及びシステム
・データ・バスは、各コネクタに接続され、CPU42
3は、コネクタに連結されたシステムを制御する。
【0063】426は図4に示す操作部であり、CPU
423はキー入力及び表示の制御も行う。また、CPU
423は図3のADFの制御並びに露光制御部210の
ポリゴンミラーを駆動するドライバー428の駆動制御
を行う。
【0064】図11及び図12は、デジタル複写機を元
に他の機能を付加した画像形成システムの構成を示し、
以下、図に従い説明する。図11は基本のコピー機能に
ファクシミリ機能、プリンター機能、電子ソーター機能
を付加したシステムであり、図12はファクシミリ機能
のみを付加したシステムを示す。
【0065】図11及び図12において、信号処理部5
01は前述の図5に示した基本のコピー機能に関する処
理を実施し、ファクシミリ部503、プリンタ部50
5、画像蓄積部504は、それぞれファクシミリ機能、
プリンター機能、電子ソーター機能に関する処理を実施
する。画像蓄積部504は、さらに、外部コネクタを有
し、外部スキャナーや電子ファイルなどの機能を付加す
る事も可能である。図11においては、外部記憶装置と
してのハードディスク1909が接続されている。
【0066】解像度・階調数変換部502は、各機能毎
に解像度、及び階調数が異なるため、機能間の解像度、
及び階調数の整合をとり、最適な画質に変換する動作を
する。この解像度・階調数変換部502を信号処理部5
01に接続する事で、必要に応じて、システムを拡張す
る事を可能にしている。信号処理部501と解像度・階
調数変換部502との接続は、図5のコネクタC415
を介して行われる。
【0067】解像度・階調数変換部502と信号処理部
501、ファクシミリ部503、画像蓄積部504、及
びプリンタ部505を接続する各コネクタには、システ
ムのアドレス・バス、データ・バス、同期信号、画素ク
ロック信号、割り込み信号などの端子が含まれている。
このうち、アドレス・バス、データ・バスは、図5のC
PU423のバスである。また、同期信号は、タイミン
グ発生器424から発生している。画素クロック信号
は、信号処理部の図示せぬ発振器より発生する。割り込
み信号は、ファクシミリ部503、画像蓄積部504及
びプリンタ部505から、処理の要求や、処理の終了、
エラーの発生などを図5のCPU423に伝達するため
に用意されている。
【0068】図13は、解像度・階調数変換部502の
内部のブロック図を示す。マルチプレクサーA601
は、信号処理部501、ファクシミリ部503、プリン
タ部505、画像蓄積部504からの出力信号を受け、
第1、第2、第3、第4の信号経路へ振り分ける。第1
の信号経路は、スルーの経路であり、第2の信号経路
は、2値の画像信号を受けて曲線の輪郭を滑らかに見せ
る処理をして出力する経路であり、輪郭平滑化処理部A
602がマルチプレクサーA601から2値の画像信号
を受け、1画素を主走査方向について4分割した小画素
に対して、それぞれ1ビットを割り当て、画素当たり4
ビットで出力する。
【0069】第3の信号経路は、多値信号を2値化する
経路で、テーブル変換処理部603がマルチプレクサー
A601から多値信号を受けてテーブル変換し、更に2
値化処理部604がテーブル変換処理部603の出力信
号を受けて、平均濃度法を用いて2値化処理する。この
時、1画素を主走査方向について2分割した小画素に対
して、それぞれ1ビットを割り当て、画素当たり2ビッ
トで出力する。
【0070】第4の信号経路は、様々な解像度の2値画
像を受けて曲線の輪郭を滑らかに見せる処理をして8ビ
ットの多値出力する経路であり、輪郭平滑化処理部B6
05が、マルチプレクサーA601から2値信号を受け
て、曲線の輪郭を滑らかに見せる処理をして、8ビット
の多値信号を出力し、更に変倍処理部606が、輪郭平
滑化処理部605の多値出力を受けて、線形補間して8
ビットの多値信号を出力する。
【0071】マルチプレクサーB607は、第1、第
2、第3、第4の信号経路からの信号を受け、信号処理
部501、ファクシミリ部503、プリンタ部505、
画像蓄積部504へ振り分ける。
【0072】ファクシミリ送信動作において、画像信号
は信号処理部501から解像度・階調数変換部502を
介して、ファクシミリ部503へ送られる。この時、図
13のマルチプレクサーA601は、1…>Cが選択さ
れ、画像信号は第3の信号経路を通過し、マルチプレク
サーB607は、3…>Dが選択されるよう、CPUが
制御する。また、ファクシミリ受信動作において、ファ
クシミリ部503から解像度・階調数変換部502を介
して、画像信号は信号処理部501へ送られる。この
時、図13のマルチプレクサーA601は、4…>Dが
選択され、第4の信号経路を通過し、マルチプレクサー
B607は、4…>Aが選択されるよう、CPUが制御
する。
【0073】プリンター動作において、プリンタ部50
5から解像度・階調数変換部502を介して、画像信号
は信号処理部501へ送られる。この時、図13のマル
チプレクサーA601は、2…>Bが選択され、画像信
号は第2の信号経路を通過し、マルチプレクサーB60
7は、2…>Aが選択されるよう、CPUが制御する。
【0074】また、プリンター動作において、異なる用
紙サイズへの定形変倍をする場合、画像信号はプリンタ
部505から解像度・階調数変換部502を介して、信
号処理部501へ送られる。この時、図13のマルチプ
レクサーA601は、2…>Dが選択され、画像信号は
第4の信号経路を通過し、マルチプレクサーB607
は、4…>Aが選択されるよう、CPUが制御する。
【0075】電子ソーター機能などの使用時、画像信号
は信号処理部501から解像度・階調数変換部502を
介して、画像蓄積部504へ送られる。この時、図13
のマルチプレクサーA601は、1…>Aが選択され、
画像信号は第1の信号経路を通過し、マルチプレクサー
B607は、1…>Cが選択されるよう、CPUが制御
する。
【0076】プリンタ機能において、画像データを逆順
にソートして出力する場合、画像信号は1度、プリンタ
部505から解像度・階調数変換部502を介して、画
像蓄積部504へ送られる。この時、図13のマルチプ
レクサーA601は、1…>Aが選択され、画像信号は
第1の信号経路を通過し、マルチプレクサーB607
は、1…>Cが選択されるよう、CPUが制御する。画
像蓄積部504は、ハードディスク1909へ画像を書
き込み、読み出す時は逆の順番で読み出す。読み出した
画像信号は、画像蓄積部504から解像度・階調数変換
部502を介して、信号処理部501へ送られる。この
時、図13のマルチプレクサーA601は、3…>Bが
選択され、画像信号は第2の信号経路を通過し、マルチ
プレクサーB607は、2…>Aが選択されるよう、C
PUが制御する。
【0077】図14は、ファクシミリ部503のブロッ
ク図を示し、以下、図に従い説明する。コネクタC70
1は、システムのアドレス・バス、データ・バス、ビデ
オ入力信号、ビデオ出力信号、同期信号、画素クロック
信号、割り込み信号などの端子を含む。このコネクタC
701によりファクシミリ部503と解像度・階調数変
換部502が接続される。
【0078】ファクシミリの送信動作において、メモリ
コントロール部703は、コネクタC701からのビデ
オ入力信号を受け、画像用メモリー704に画像データ
を蓄積する。
【0079】エンコード/デコード処理部702は、画
像用アドレス・バス、データ・バスを介して、メモリコ
ントロール部703に接続されている。エンコード/デ
コード処理部702は、DMAコントローラーを内蔵
し、メモリコントロール部703との通信により、画像
用メモリー704からDMA転送で高速に画像データを
取り込み、取り込んだ画像データをエンコード処理し、
符号化したコードをDMA転送により符号用メモリー7
05に蓄積する。なお、符号用メモリー705は、停電
などのシステムの電源のトラブルに対応するため、バッ
クアップ電源706によりデータの保護対策を施されて
いる。
【0080】システムのアドレス・バス、データ・バス
に接続されたエンコード/デコード処理部702、メモ
リコントロール部703、モデム部710、音声合成部
711は、コネクタC701を介して接続されているC
PU423により制御される。
【0081】エンコード/デコード処理部702は、画
像メモリー704内の画像のエンコードが終了すると、
終了を知らせるCPU423への割り込み信号を発生す
る。前記割り込み信号を受けたCPU423は、メモリ
コントロール部703を介して、符号用メモリー705
からエンコードされた符号を読み出し、モデム部710
へ送信データとして書き込む。送信データは、モデム部
710でアナログ信号に変調され、NCU(ネットワー
ク・コントロール・ユニット)部708を介して、外部
コネクタ709から送信される。スピーカー部707
は、モデム部710に接続され、モデムの通信状態を音
声でモニターできる。
【0082】ファクシミリの受信動作においては、外部
コネクタ709から受信したアナログ信号を、NCU部
708を介してモデム部710が受け取ると、データ受
信を知らせるCPU423への割り込み信号を発生す
る。前記割り込み信号を受けたCPU423は、モデム
部710からデータを読み出し、メモリコントロール部
703を介して、符号用メモリー705へ符号を書き込
む。CPU423は、符号用メモリー705への書き込
みを終了すると、システムのバスを介して、エンコード
/デコード処理部702に書き込み終了の信号を送る。
エンコード/デコード処理部702は、メモリコントロ
ール部703との通信により、符号用メモリー705か
らDMA転送で高速にデータを取り込み、取り込んだ符
号データをデコード処理し、デコードされた画像データ
をDMA転送により画像用メモリー704に蓄積する。
エンコード/デコード処理部702は、符号用メモリー
705内の符号のデコードが終了すると、終了を知らせ
るCPU423への割り込み信号を発生する。
【0083】メモリコントロール部703は、コネクタ
C701からのタイミング信号に応じて、画像用メモリ
ー704から、コネクタC701へビデオ信号を出力す
る。また、メモリコントロール部703は、内部のバッ
ファを用いて画像用メモリー704上で画像を90度、
180度、及び270度で回転する機能を持ち、必要に
応じて受信、または送信画像を回転して出力する。
【0084】音声合成部711は、システムのバスを介
してセットされたデータを元に、着信時に音声による応
答メッセージを合成し、NCU部708を介して送信す
る。また、コネクタD712は、システムのバスと画像
用のバスが接続されていて、回線の増設や、性能向上の
ためのシステムの拡張に備えている。
【0085】図15は、図5におけるフィルター処理部
410及びラインバッファ411の具体的な構成を示す
ブロック図である。図5においてはこれら2つは分離し
て記載していたが、本図においては統合した回路構成を
示した。また、図15には5ライン分のラインバッファ
を有する場合の構成を示した。フィルター処理部410
(及びラインバッファ411)は、第1のラインバッフ
ァを含む入力処理部800と、それに引き続く3つのラ
インバッファ840、850及び860と、入力処理部
800及び各ラインバッファの2系統の出力をそれぞれ
受けて、一方を出力する5つのセレクタ830〜834
と、全てのセレクタの出力が接続され、所定の演算処理
を行った結果を画像処理部412及びコネクタ413へ
出力する演算回路とを有する。後述するように、入力処
理部及び各ラインバッファは、ビット幅の異なる2つの
信号をそれぞれ出力する。
【0086】図16は、図15における入力処理部80
0及び、その入力段の構成例を示すブロック図である。
本図においては、便宜上図15(図5)における変倍処
理部408とSRAMメモリーA 409をひとまとめ
にして解像度変換部801として記載してある。画像信
号はVCLKクロックに同期して8bit、600dp
iの解像度で解像度変換部801に入力される。解像度
変換部801ではこの画像信号にある種の補間を行い3
00dpiの解像度に縮小する。また、縮小した画像デ
ータは解像度変換部801が出力する1/2VCLKク
ロック(周期はVCLKクロックの2倍)に同期してい
る。
【0087】解像度変換部801の出力はセレクタ80
2に入力される。このセレクタは解像度切り替え信号が
“L”の時(以下写真モード)は“A”側が、“H”の
時(以下文字モード)は“B”側を選択して出力する。
この結果、写真モード時は1/2VCLKクロックとそ
れに同期した300dpiの画像信号が、文字モード時
はVCLKクロックとそれに同期した600dpiの画
像信号がそれぞれセレクタ802から出力される。この
セレクタの出力は、後述するようにVIDEOOUT1
−0として後段のセレクタ830に供給される。
【0088】解像度切り替え信号は、例えば操作部で指
定されたモードに基づいて発生したり、A/D変換部4
02の出力データから階調の範囲を求め、予め定めた値
と比較することによって写真モード、文字モードを判別
して発生することができる。解像度切り替え信号の発生
はCPU423が行う。
【0089】803はセレクタであり動作はセレクタ8
02と同様である。このセレクタ803のA入力部には
セレクタ802の出力の下位4ビットが接続され、B入
力には上位4ビットが接続されている。従って、写真モ
ード時には画像信号の下位4ビットが出力され、文字モ
ード時には上位4ビットが出力される。804,805
は画像信号を蓄積するための4000ステージ*4bi
t幅のFIFOメモリであり、DIは4ビットのデータ
入力、D0は4ビットのデータ出力である。また、WE
はライトイネーブル信号であり“L”レベルの時にこの
メモリへのデータの書き込みが許可される。REはリー
ドイネーブル信号であり、“L”レベルの時にデータの
出力が許可される。WRST、RRSTはFIFOメモ
リ内部のカウンタのリセット信号であり、それぞれ
“L”レベルの時に内部カウンタがリセットされる。ま
た、データの書き込み読み出しは各クロック入力WC
K、RCKに同期して行われる。
【0090】806は後述する各イネーブル信号を作る
イネーブル信号生成部である。807,808はセレク
タであり上述のセレクタ802と同じ動きをする。80
9は画像バスを合成する画像バス合成部であり、FIF
O804の4ビット出力を上位に、FIFO805の4
ビット出力を下位に割り当てた8ビットの信号を出力す
る。810はセレクタであり、動作はセレクタ802と
同様である。
【0091】後述するように、写真モード時は画像バス
合成部809の出力であるVIDEOOUT1−1のデ
ータを、文字モード時はVIDEOOUT2−1のデー
タを次段のラインバッファで使用する。811はセレク
タでありセレクタ802と同様の動作をする。このセレ
クタの出力はVIDEOOUT2−0としてセレクタ8
02の出力と同様に後段のセレクタ830へ供給され
る。
【0092】図17は図16のイネーブル信号発生部4
06で作られるイネーブル信号を示す波形図である。図
においてHSYNC信号は1ラインの先頭を示す入力信
号、EN1はRCLKをカウントすることによって作る
区間信号であり、有効画像部分を示すイネーブル信号で
ある。EN2はEN1の前半分だけを“L”にした信号
であり、EN3はEN1の後半分だけを“L”にした信
号である。
【0093】まず、写真モード時の動作を図16、図1
8を用いて説明する。図18は、写真モードにおける動
作を示すタイミングチャートである。本モードにおいて
は解像度切り替え信号を“L”とする。画像入力信号で
あるVIDEOI信号が解像度変換部801に600d
pi、階調8ビットのデータとして入力される。この
時、A4長手方向の1ライン分の有効画像データの数は
約7000画素であるが、理解を容易にするため、以下
では8000画素として説明する。この有効データは図
17におけるEN1が“L”の区間に入力されている。
セレクタ802の出力はA入力が選択されているので1
/2VCLKクロックとそれに同期した300dpi、
階調8ビットの画像信号が出力されている。この画像信
号はEN1で示されるイネーブルの範囲内で8000画
素の半分の4000画素となっている。
【0094】FIFO804、805にはクロック信号
として1/2VCLKが供給され、FIFO804のデ
ータ入力端子DIには300dpi、階調8ビットの画
像信号の上位4ビットが、FIFO805のDIには下
位4ビットが供給されている。また、各イネーブル入力
にはセレクタ807及び808からEN1が供給されて
いる。この場合、1ライン毎に8ビットの画像データが
4000画素、1/2VCLK同期でFIFOメモリ8
04,805に書き込まれる。また、画像バス合成部8
09の出力信号VIDOOUT1−1は、FIFO80
4の出力データを上位4ビット、FIFO805の出力
データを下位4ビットとして合成した8ビットの画像デ
ータとなる。一方、セレクタ810の出力であるVID
EOOUT2−1は、FIFO804の出力である上位
4ビットとなる。
【0095】次に、文字モードの時の動作を図16及び
図19を用いて説明する。図19は、文字モード時の動
作を示すタイミングチャートである。本モードにおいて
は解像度切り替え信号を“H”とする。セレクタ802
はB側が選択されているのでその出力はVCLKクロッ
クと、それに同期した600dpi、階調8ビットの画
像信号である。FIFOメモリに対しては、804,8
05共にDIには画像データの上位4ビットが接続され
ている。また、FIFO804のイネーブル信号にはE
N2が、FIFO805のイネーブル信号にはEN3
が、それぞれセレクタ807及び808からそれぞれ供
給されている。この場合、FIFO804には1ライン
の有効画像の前半4000画素がVCLKに同期して書
き込まれ、805には1ラインの有効画像の後半400
0画素が同じくVCLK同期で書き込まれ、結果として
1ラインあたり画像データが4ビットの階調でで800
0画素ずつ書込まれる。また、それぞれのD0出力はセ
レクタ810に接続されており、EN2をセレクト信号
として使用している。従って、各ラインの有効画像の前
半は804からの出力を4000画素、後半は805か
らの出力を4000画素分VIDEOOUT2−1とし
て出力する。
【0096】以上説明してきたように、本発明では写真
モード時には画像ラインメモリは4000ステージ*8
bit構成になり、文字モード時には8000ステージ
*4bit構成になる。
【0097】次に、5ライン分の空間フィルターを構成
するための2個目以降のメモリの構成および周辺回路と
その動作について、図20〜図23をもとに説明する。
図20は図15におけるラインバッファ840、850
及び860の構成を示すブロック図である。ラインバッ
ファ840、850及び860は全て同様の構成を有す
るため、図20ではラインバッファ840のみを詳細に
記載してある。
【0098】図16で生成されたVIDEOOUT1−
1、VIDEOOUT2−1は、ラインバッファ840
のセレクタ820,821に入力される。このセレクタ
は図16に示したセレクタ802と同様の動作をおこな
う。つまり、写真モード時にはセレクタ820からはV
IDEOOUT1−1の上位4bit、セレクタ821
からはVIDEOOUT1−1の下位4bitが出力さ
れる。また、文字モード時には各セレクタからはVID
EOOUT2−1の全4bitがそれぞれ出力される。
822,823は図16における804,805と同様
のFIFOメモリであり、822のDIにはセレクタ8
20の出力が、823のDIにはセレクタ821の出力
が接続されている。図示しないが、これらのFIFOメ
モリのWCK,WE,WRST,RCK,RE,RRS
T信号は図16のFIFOメモリ804,805と全く
同じ信号が接続されている。
【0099】824は図16における809と同様の画
像バス合成部であり、822,823のそれぞれ4bi
tの出力をそれぞれ上位、下位に割り当て8bitの画
像信号VIDEOOUT1−2を生成する。また、82
5はセレクタであり、図16におけるセレクタ810と
同様の動作を行いVIDEOOUT2−2信号を生成す
る。ここで、このセレクタに接続されているEN2信号
は、図16におけるEN2信号と全く同じ信号である。
【0100】ラインバッファ840の動作は、入力処理
部800のラインバッファ部分と同様であり、写真モー
ド時は図21のように、最終的に出力されるVIDEO
OUT1−2信号は最下段の8bit信号となる。ま
た、文字モード時は図22の様になり、最終的に出力さ
れるVIDEOOUT2−2信号は最下段の4bit信
号となる。
【0101】ラインバッファ850、860においても
同様の回路によって、VIDEOOUT1−3、VID
EOOUT2−3、VIDEOOUT1−4、VIDE
OOUT2−4が生成すされる。
【0102】以上の様に2個目以降の画像ラインメモリ
についても、1個目と同様に写真モード時には4000
ステージ*8bit構成になり、文字モード時には80
00ステージ*4bit構成になる。
【0103】次に、図15における出力段の構成を、図
23を用いて説明する。図23は、フィルタ処理部の出
力部分の構成を示すブロック図である。830はセレク
タであり、図16におけるセレクタ803と同様の動作
を行う。このセレクタのA入力にはVIDEOOUT1
−0、B入力にはVIDEOOUT2−0が接続されて
おり、写真モード時にはVIDEOOUT1−0が、文
字モード時にはVIDEOOUT2−0がVIDEOO
UTOとして出力される。同様にしてVIDEOOUT
1−1とVIDEOOUT2−1からVIDEOOUT
1を生成し以下同様にしてVIDEOOUT2、VID
EOOUT3、VIDEOOUT4を生成する。ここ
で、この様にして作られた5ライン分の画像データを演
算回路831に入力し、空間フィルター処理を行った後
VIDEOOUT信号として出力する。
【0104】
【他の実施形態】なお、実施形態においては5ライン分
のラインバッファを有する場合の構成を示したが、ライ
ンバッファの数は任意に設定できる。
【0105】また、階調性を表すビット数と、解像度
(所定長さあたりの画素数)についても、他の条件に変
更することが出来る。変更する際には、メモリ容量を最
大に使用する用に設定することが画質劣化を抑制する点
からは好ましい。また、必要に応じて階調性と解像度の
両方について削減するようにしても良い。
【0106】また、一つのラインバッファを構成するF
IFOメモリを多段構成としても良い。例えば、実施形
態においては1つのFIFOメモリが300ステージを
有していたが、150ステージのFIFOメモリを直列
に接続した構成を用いても良い。同様に、ビット幅(階
調度を表すビット長)方向の分割も2を超えて構成して
も良い。すなわち、実施形態においては8ビット階調度
のデータを取り扱うため4ビット幅のFIFO2つを用
いたが、2ビット幅のFIFO4個を用いて構成しても
良い。
【0107】加えて、FIFOメモリのステージ数、ビ
ット幅の合計が必ずしも変倍処理部の出力データのビッ
ト幅や一ライン分のドット数と一致していなくても良
い。さらに、モードの数を増やして、条件をきめ細かく
設定しても良い。
【0108】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0109】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0110】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0111】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0112】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0113】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば解
像度優先、階調性優先等の各モード毎に、原画像データ
から重要度の小さなデータを削減することにより、画像
データの蓄積に必要なメモリ容量を小さくすることが可
能なほか、メモリを効率よく使用することが出来るとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル複写機の構成図であ
る。
【図2】中間トレー上の被転写紙を示す図である。
【図3】ADFの構成を示す図である。
【図4】操作部の外観を示す図である。
【図5】信号処理部のブロック図である。
【図6】A/D変換部のブロック図である。
【図7】AE動作を示す図である。
【図8】フィルタマトリクスを示す図である。
【図9】画像の合成処理の例を示す図である。
【図10】パルス幅変調の種類を示す図である。
【図11】画像形成システム構成を示すブロック図であ
る。
【図12】画像形成システムの別の構成を示すブロック
図である。
【図13】解像度・階調数変換部のブロック図である。
【図14】ファクシミリ部のブロック図である。
【図15】フィルタ処理部及びラインバッファの構成概
要を示すブロック図。
【図16】画像メモリ部分のブロック図である。
【図17】図16のイネーブル信号生成部が出力するイ
ネーブル信号の波形を示すタイミングチャートである。
【図18】図16における写真モードの要部動作を示す
タイミングチャートである。
【図19】図16における文字モードの要部動作を示す
タイミングチャートである。
【図20】空間フィルタを構成するための2段目以降の
画像ラインバッファの構成を示す図である。
【図21】図20における写真モードの要部動作を示す
タイミングチャートである。
【図22】図20における文字モードの要部動作を示す
タイミングチャートである。
【図23】空間フィルタの出力部構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
401 CCDラインセンサー 403 シェーディング補正部 408 変倍処理部 410 フィルター処理部 801 解像度変換ブロック 804、805 FIFOメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AA27 AC11 CA08 DA16 EA04 EA06 GA14 5B047 DB08 EA02 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CH11 CH18 5C073 AA04 BB02 5C076 AA27 BA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像データを受信し、前記原画像デー
    タに外部から供給される制御信号に応じた処理を施して
    出力するデータ処理部と、このデータ処理部が出力する
    画像データを記憶する記憶手段を有する画像処理装置で
    あって、 前記データ処理部が、前記画像データの空間解像度及び
    /又は階調度を削減して出力するとともに、 前記記憶手段が所定の記憶容量を有する複数の記憶素子
    手段を有し、前記データ処理部の処理に応じて前記複数
    の記憶素子手段に対するデータの書き込み及び読み出し
    方法が異なることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段がk(kは2以上の自然
    数)個のmビット(mは自然数)×nステージ(nは自
    然数)の構成を有する前記記憶素子手段から構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記原画像データの空間解像度をs(d
    pi)、階調度をt(ビット)とした場合、s=i×
    n、t=j×m(i,jはいずれも自然数)の関係を有
    することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記データ処理部の処理に応じて、複数
    の前記記憶素子手段に対して同時に書き込み/読み出し
    又は複数の前記記憶素子手段に対して順次書き込み/読
    み出しすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記データ処理部が前記空間解像度を削
    減した場合には前記順次書き込み/読み出しを行い、前
    記データ処理部が前記階調度を削減した場合には前記同
    時書き込み/読み出しを行うことを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記データ処理手段が前記記憶手段の記
    憶容量に応じて前記空間解像度及び/又は階調度の削減
    を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記データ処理手段が前記mビット単位
    で前記階調度を削減することを特徴とする請求項前記記
    憶手段の記憶容量に応じて前記空間解像度及び/又は階
    調度の削減を行うことを特徴とする請求項2又は3記載
    の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記データ処理手段がg×n(gは自然
    数)dpiとなるように前記空間階調度を削減すること
    を特徴とする請求項2又は3記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記同時読み出しされたデータのそれぞ
    れを異なるビット範囲に割り当てた1つのデータに合成
    する手段を有することを特徴とする請求項5記載の画像
    処理装置。
  10. 【請求項10】 入力画像に応じて空間解像度及び/又
    は階調度の削減度合いを決定する手段と、前記データ処
    理手段の出力データを元に画像形成及び/又は画像伝送
    を行うことを特徴とする画像形成システム。
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