JP2000110935A - ケーブルの取付構造 - Google Patents
ケーブルの取付構造Info
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- JP2000110935A JP2000110935A JP10292889A JP29288998A JP2000110935A JP 2000110935 A JP2000110935 A JP 2000110935A JP 10292889 A JP10292889 A JP 10292889A JP 29288998 A JP29288998 A JP 29288998A JP 2000110935 A JP2000110935 A JP 2000110935A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の目的は、セレクトケーブルにたる
みを生じることなく正規の長さに容易に取付け得て、取
付性を向上し得て、たるみによる他のホース・パイプ類
との干渉を防止し得て、引張による過剰な応力の作用を
防止し得て、過剰な応力によるセレクトケーブルの傷損
を防止することにある。 【構成】 このため、この発明は、ケーブルの取付構造
において、セレクトケーブルにはブラケットから切換機
構までのエンジンルーム側ケーブル長さを規定するエン
ジンルーム側位置決め体を固定して設けるとともにブラ
ケットからセレクタ装置までの車室側ケーブル長さを規
定する車室側位置決め体を固定して設けたことを特徴と
する。
みを生じることなく正規の長さに容易に取付け得て、取
付性を向上し得て、たるみによる他のホース・パイプ類
との干渉を防止し得て、引張による過剰な応力の作用を
防止し得て、過剰な応力によるセレクトケーブルの傷損
を防止することにある。 【構成】 このため、この発明は、ケーブルの取付構造
において、セレクトケーブルにはブラケットから切換機
構までのエンジンルーム側ケーブル長さを規定するエン
ジンルーム側位置決め体を固定して設けるとともにブラ
ケットからセレクタ装置までの車室側ケーブル長さを規
定する車室側位置決め体を固定して設けたことを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はケーブルの取付構
造に係り、特に、セレクトケーブルにたるみを生じるこ
となく正規の長さに容易に取付け得て、セレクトケーブ
ルの取付性を向上し得て、たるみによる他のホース・パ
イプ類との干渉を防止し得て、引張による過剰な応力の
作用を防止し得て、過剰な応力によるセレクトケーブル
の傷損を防止し得るケーブルの取付構造に関する。
造に係り、特に、セレクトケーブルにたるみを生じるこ
となく正規の長さに容易に取付け得て、セレクトケーブ
ルの取付性を向上し得て、たるみによる他のホース・パ
イプ類との干渉を防止し得て、引張による過剰な応力の
作用を防止し得て、過剰な応力によるセレクトケーブル
の傷損を防止し得るケーブルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される内燃機関には、自動変
速機を連結したものがある。自動変速機は、セレクタ装
置により切換えられる。セレクタ装置は、セレクトレバ
ーと自動変速機の変速機構とをセレクトケーブルにより
連絡し、セレクトレバーの動作をセレクトケーブルによ
り切換機構に伝達して、自動変速機を切換える。
速機を連結したものがある。自動変速機は、セレクタ装
置により切換えられる。セレクタ装置は、セレクトレバ
ーと自動変速機の変速機構とをセレクトケーブルにより
連絡し、セレクトレバーの動作をセレクトケーブルによ
り切換機構に伝達して、自動変速機を切換える。
【0003】このような自動変速機のセレクトケーブル
を取付けるケーブルの取付構造としては、図9に示すも
のがある。図9おいて、102は図示しない車両のエン
ジンルーム、104は車室、106はエンジンルーム1
02と車室104とを仕切るダッシュパネルである。車
両のエンジンルーム102には、図示しない内燃機関を
搭載し、この内燃機関に自動変速機108を連結してい
る。車室104には、セレクタ装置110を配設してい
る。
を取付けるケーブルの取付構造としては、図9に示すも
のがある。図9おいて、102は図示しない車両のエン
ジンルーム、104は車室、106はエンジンルーム1
02と車室104とを仕切るダッシュパネルである。車
両のエンジンルーム102には、図示しない内燃機関を
搭載し、この内燃機関に自動変速機108を連結してい
る。車室104には、セレクタ装置110を配設してい
る。
【0004】自動変速機108には、切換機構112を
設けている。セレクタ装置110には、セレクトレバー
114を設けている。自動変速機108の切換機構11
2とセレクタ装置110のセレクトレバー114とは、
セレクトケーブル116により連絡している。セレクト
ケーブル116は、アウタケーシング118にインナケ
ーブル120を長手方向に摺動可能に内装している。
設けている。セレクタ装置110には、セレクトレバー
114を設けている。自動変速機108の切換機構11
2とセレクタ装置110のセレクトレバー114とは、
セレクトケーブル116により連絡している。セレクト
ケーブル116は、アウタケーシング118にインナケ
ーブル120を長手方向に摺動可能に内装している。
【0005】セレクトケーブル116は、アウタケーシ
ング118の中間部位をガイドパイプ122に挿通して
設け、このガイドパイプ122をダッシュパネル106
に取付けられるブラケット124に貫通させて固定して
いる。
ング118の中間部位をガイドパイプ122に挿通して
設け、このガイドパイプ122をダッシュパネル106
に取付けられるブラケット124に貫通させて固定して
いる。
【0006】アウタケーシング118は、エンジンルー
ム102側の端部に変速機用ソケット126を取付けて
設け、車室104側の端部にセレクタ用ソケット128
を取付けて設けている。
ム102側の端部に変速機用ソケット126を取付けて
設け、車室104側の端部にセレクタ用ソケット128
を取付けて設けている。
【0007】インナケーブル120は、アウタケーブル
118の変速機用ソケット126から突出されるエンジ
ンルーム102側の端部に変速機用取付部130を設
け、アウタケーブル118のセレクタ用ソケット128
から突出される車室104側の端部にセレクタ用取付部
132を設けている。
118の変速機用ソケット126から突出されるエンジ
ンルーム102側の端部に変速機用取付部130を設
け、アウタケーブル118のセレクタ用ソケット128
から突出される車室104側の端部にセレクタ用取付部
132を設けている。
【0008】セレクトケーブル116は、ダッシュパネ
ル106のケーブル用挿通孔134を挿通して長手方向
各側を夫々エンジンルーム102と車室104とに配設
し、アウタケーシング118の中間部位を挿通したガイ
ドパイプ122の貫通固定されたブラケット124をダ
ッシュパネル106に取付ボルト136及び取付ナット
138により取付ける。
ル106のケーブル用挿通孔134を挿通して長手方向
各側を夫々エンジンルーム102と車室104とに配設
し、アウタケーシング118の中間部位を挿通したガイ
ドパイプ122の貫通固定されたブラケット124をダ
ッシュパネル106に取付ボルト136及び取付ナット
138により取付ける。
【0009】長手方向各側を夫々エンジンルーム102
と車室104とに配設したセレクトケーブル116は、
アウタケーシング118の変速機用ソケット126を自
動変速機108の変速機側ブラケット140に取付けて
設けるとともにセレクタ用ソケット128をセレクタ装
置110のセレクタブラケット142に取付けて設け、
インナケーブル120の変速機用取付部130を切換機
構112の切換アーム144に取付けて設けるとともに
セレクタ用取付部132をセレクト装置110のセレク
トレバー114に取付けて設ける。
と車室104とに配設したセレクトケーブル116は、
アウタケーシング118の変速機用ソケット126を自
動変速機108の変速機側ブラケット140に取付けて
設けるとともにセレクタ用ソケット128をセレクタ装
置110のセレクタブラケット142に取付けて設け、
インナケーブル120の変速機用取付部130を切換機
構112の切換アーム144に取付けて設けるとともに
セレクタ用取付部132をセレクト装置110のセレク
トレバー114に取付けて設ける。
【0010】このようなケーブルの取付構造としては、
特開平9−196153号公報、特開平9−24274
2号公報、特開平10−44815号公報に開示される
ものがある。
特開平9−196153号公報、特開平9−24274
2号公報、特開平10−44815号公報に開示される
ものがある。
【0011】特開平9−196153号公報に開示のも
のは、シフトレバーが自動変速モードのシフト路から中
間のシフト路を介して手動変速モードのシフト路のシフ
トポジションに位置したときに、変速段の設定・変更が
行われる変速操作装置において、車体側にシフトレバー
が中間のシフト路を移動するときレバーと一体に移動
し、シフトレバーが自・手動変速モードのシフト路を移
動するときレバーの動きに対し自由になるセレクト用可
動子を設け、かつ車体側にシフトレバーが中間のシフト
路を移動する際にその一端と他端とにおいて同シフトレ
バーを保持する保持力を発生する保持機構を設けたもの
である。
のは、シフトレバーが自動変速モードのシフト路から中
間のシフト路を介して手動変速モードのシフト路のシフ
トポジションに位置したときに、変速段の設定・変更が
行われる変速操作装置において、車体側にシフトレバー
が中間のシフト路を移動するときレバーと一体に移動
し、シフトレバーが自・手動変速モードのシフト路を移
動するときレバーの動きに対し自由になるセレクト用可
動子を設け、かつ車体側にシフトレバーが中間のシフト
路を移動する際にその一端と他端とにおいて同シフトレ
バーを保持する保持力を発生する保持機構を設けたもの
である。
【0012】特開平9−242742号公報に開示のも
のは、円筒状の本体内周面の軸方向に複数列のベアリン
グボールを備えたリニアブッシュを設け、前記本体外周
面がケーシングキャップ内周面に固定されかつ前記本体
内側にインナケーブルが挿通された状態で、ケーシング
キャップ内周面とインナケーブル外周面との間に前記リ
ニアブッシュを設けて、前記インナケーブルとリニアブ
ッシュの間隙を概略0にしたものである。
のは、円筒状の本体内周面の軸方向に複数列のベアリン
グボールを備えたリニアブッシュを設け、前記本体外周
面がケーシングキャップ内周面に固定されかつ前記本体
内側にインナケーブルが挿通された状態で、ケーシング
キャップ内周面とインナケーブル外周面との間に前記リ
ニアブッシュを設けて、前記インナケーブルとリニアブ
ッシュの間隙を概略0にしたものである。
【0013】特開平10−44815号公報に開示のも
のは、セレクトレバーに隣接して配置された構造部材が
第1シフトゲートに対して平行な平面に延びる面を有
し、セレクトレバーに支承されるガイド部材が前記第1
シフトゲートに対して平行な平面に延びる面のセレクト
レバーから遠い方の側に支持されており、セレクトレバ
ーが横方向ゲートのレベルに位置する際に前記ガイド部
材が存在する部位に前記第1シフトゲートに対して平行
な平面に延びる面を有しているものである。
のは、セレクトレバーに隣接して配置された構造部材が
第1シフトゲートに対して平行な平面に延びる面を有
し、セレクトレバーに支承されるガイド部材が前記第1
シフトゲートに対して平行な平面に延びる面のセレクト
レバーから遠い方の側に支持されており、セレクトレバ
ーが横方向ゲートのレベルに位置する際に前記ガイド部
材が存在する部位に前記第1シフトゲートに対して平行
な平面に延びる面を有しているものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の前記
図9に示すケーブルの取付構造においては、セレクトケ
ーブル116の中間部位をガイドパイプ122に挿通し
て設け、このガイドパイプ122を貫通させて固定した
ブラケット124をダッシュパネル106に取付けて設
けている。
図9に示すケーブルの取付構造においては、セレクトケ
ーブル116の中間部位をガイドパイプ122に挿通し
て設け、このガイドパイプ122を貫通させて固定した
ブラケット124をダッシュパネル106に取付けて設
けている。
【0015】ところが、セレクトケーブル116は、ガ
イドパイプ122内に挿通されていることにより、自動
変速機108の切換機構112とセレクタ装置110の
セレクトレバー114とに取付ける際に、ガイドパイプ
122内をエンジンルーム102側や車室104側に動
いてしまうことがある。
イドパイプ122内に挿通されていることにより、自動
変速機108の切換機構112とセレクタ装置110の
セレクトレバー114とに取付ける際に、ガイドパイプ
122内をエンジンルーム102側や車室104側に動
いてしまうことがある。
【0016】このため、セレクトケーブル116は、ブ
ラケット124から切換機構112までのエンジンルー
ム側ケーブル長さL1と、ブラケット124からセレク
タ装置110までの車室側ケーブル長さL2とを、正規
の長さに配設することが困難となる不都合がある。
ラケット124から切換機構112までのエンジンルー
ム側ケーブル長さL1と、ブラケット124からセレク
タ装置110までの車室側ケーブル長さL2とを、正規
の長さに配設することが困難となる不都合がある。
【0017】例えば、作業者が工場等で取付ける際に、
エンジンルーム102側からセレクトケーブル116を
引張って取付けた場合には、エンジンルーム側ケーブル
長さL1が正規の長さよりも長くなり、エンジンルーム
102内においてセレクトケーブル116にたるみ状態
で取付けられ、一方、車室側ケーブル長さL2が正規の
長さよりも短くなり、車室104内においてセレクトケ
ーブル116に引張られた状態で取付けられることにな
る。
エンジンルーム102側からセレクトケーブル116を
引張って取付けた場合には、エンジンルーム側ケーブル
長さL1が正規の長さよりも長くなり、エンジンルーム
102内においてセレクトケーブル116にたるみ状態
で取付けられ、一方、車室側ケーブル長さL2が正規の
長さよりも短くなり、車室104内においてセレクトケ
ーブル116に引張られた状態で取付けられることにな
る。
【0018】このため、エンジンルーム102内におい
てたるみ状態となったセレクトケーブル116は、図1
0・図11に示す如く、エンジンルーム102内の自動
変速機108上に配設されるブリーザホース146やバ
キュームパイプ148、各種ホース150と干渉するお
それがある。
てたるみ状態となったセレクトケーブル116は、図1
0・図11に示す如く、エンジンルーム102内の自動
変速機108上に配設されるブリーザホース146やバ
キュームパイプ148、各種ホース150と干渉するお
それがある。
【0019】一方、車室104内において引張状態とな
ったセレクトケーブル116は、過剰な応力が作用する
ことにより、インナケーブル120の滑らかな動作が損
なわれ、セレクトレバー114の動作を切換機構112
に良好に伝達し得ない不都合があるとともに、損傷を招
く不都合ある。
ったセレクトケーブル116は、過剰な応力が作用する
ことにより、インナケーブル120の滑らかな動作が損
なわれ、セレクトレバー114の動作を切換機構112
に良好に伝達し得ない不都合があるとともに、損傷を招
く不都合ある。
【0020】また、セレクトケーブル116が車室10
4内においてたるみ状態となった場合には、図9に示す
如く、車室104内において近接配設されるペダルのブ
ラケット152と干渉するおそれがある。
4内においてたるみ状態となった場合には、図9に示す
如く、車室104内において近接配設されるペダルのブ
ラケット152と干渉するおそれがある。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両のエンジンルームに搭
載した内燃機関に連結される自動変速機の切換機構と前
記車両の車室に配設したセレクタ装置とを連絡するセレ
クトケーブルを設け、このセレクトケーブルの挿通され
るガイドパイプを前記エンジンルームと車室とを仕切る
ダッシュパネルに取付けられるブラケットに貫通させて
設けたケーブルの取付構造において、前記セレクトケー
ブルには前記ブラケットから前記切換機構までのエンジ
ンルーム側ケーブル長さを規定するエンジンルーム側位
置決め体を固定して設けるとともに前記ブラケットから
前記セレクタ装置までの車室側ケーブル長さを規定する
車室側位置決め体を固定して設けたことを特徴とする。
述不都合を除去するために、車両のエンジンルームに搭
載した内燃機関に連結される自動変速機の切換機構と前
記車両の車室に配設したセレクタ装置とを連絡するセレ
クトケーブルを設け、このセレクトケーブルの挿通され
るガイドパイプを前記エンジンルームと車室とを仕切る
ダッシュパネルに取付けられるブラケットに貫通させて
設けたケーブルの取付構造において、前記セレクトケー
ブルには前記ブラケットから前記切換機構までのエンジ
ンルーム側ケーブル長さを規定するエンジンルーム側位
置決め体を固定して設けるとともに前記ブラケットから
前記セレクタ装置までの車室側ケーブル長さを規定する
車室側位置決め体を固定して設けたことを特徴とする。
【0022】前記セレクタケーブルには、前記エンジン
ルーム側位置決め体を前記ガイドパイプのエンジンルー
ム側端に当接させて固定して設けるとともに前記車室側
位置決め体を前記ガイドパイプの車室側端に当接させて
固定して設けたことを特徴とし、また、前記セレクタケ
ーブルには、前記エンジンルーム側位置決め体を前記ガ
イドパイプのエンジンルーム側端内に嵌合させて固定し
て設けるとともに前記車室側位置決め体を前記ガイドパ
イプの車室側端内に嵌合させて固定して設けたことを特
徴とする。
ルーム側位置決め体を前記ガイドパイプのエンジンルー
ム側端に当接させて固定して設けるとともに前記車室側
位置決め体を前記ガイドパイプの車室側端に当接させて
固定して設けたことを特徴とし、また、前記セレクタケ
ーブルには、前記エンジンルーム側位置決め体を前記ガ
イドパイプのエンジンルーム側端内に嵌合させて固定し
て設けるとともに前記車室側位置決め体を前記ガイドパ
イプの車室側端内に嵌合させて固定して設けたことを特
徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明のケーブルの取付構造
は、セレクトケーブルにはブラケットから切換機構まで
のエンジンルーム側ケーブル長さを規定するエンジンル
ーム側位置決め体を固定して設けるとともにブラケット
からセレクタ装置までの車室側ケーブル長さを規定する
車室側位置決め体を固定して設けている。
は、セレクトケーブルにはブラケットから切換機構まで
のエンジンルーム側ケーブル長さを規定するエンジンル
ーム側位置決め体を固定して設けるとともにブラケット
からセレクタ装置までの車室側ケーブル長さを規定する
車室側位置決め体を固定して設けている。
【0024】この場合に、セレクタケーブルには、エン
ジンルーム側位置決め体をガイドパイプのエンジンルー
ム側端に当接させて固定して設けるとともに車室側位置
決め体をガイドパイプの車室側端に当接させて固定して
設け、あるいは、エンジンルーム側位置決め体をガイド
パイプのエンジンルーム側端内に嵌合させて固定して設
けるとともに車室側位置決め体をガイドパイプの車室側
端内に嵌合させて固定して設けることができる。
ジンルーム側位置決め体をガイドパイプのエンジンルー
ム側端に当接させて固定して設けるとともに車室側位置
決め体をガイドパイプの車室側端に当接させて固定して
設け、あるいは、エンジンルーム側位置決め体をガイド
パイプのエンジンルーム側端内に嵌合させて固定して設
けるとともに車室側位置決め体をガイドパイプの車室側
端内に嵌合させて固定して設けることができる。
【0025】これにより、このケーブルの取付構造は、
ブラケットをダッシュパネルに取付けた際に、セレクト
ケーブルのエンジンルーム側ケーブル長さと車室側ケー
ブル長さとをエンジンルーム側位置決め体と車室側位置
決め体とによって夫々正規の長さに設定して配索するこ
とができ、セレクトケーブルにたるみや引張を生じるこ
とがない。
ブラケットをダッシュパネルに取付けた際に、セレクト
ケーブルのエンジンルーム側ケーブル長さと車室側ケー
ブル長さとをエンジンルーム側位置決め体と車室側位置
決め体とによって夫々正規の長さに設定して配索するこ
とができ、セレクトケーブルにたるみや引張を生じるこ
とがない。
【0026】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜4図は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図4において、2は図示しない車両のエンジ
ンルーム、4は車室、6はエンジンルーム2と車室4と
を仕切るダッシュパネルである。車両のエンジンルーム
2には、内燃機関8を搭載し、この内燃機関8に自動変
速機10を連結している。なお、この車両は、自動変速
機10にトランスファ12を連結している。また、車両
の車室4には、図1に示す如く、セレクタ装置14を配
設している。
明する。図1〜4図は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図4において、2は図示しない車両のエンジ
ンルーム、4は車室、6はエンジンルーム2と車室4と
を仕切るダッシュパネルである。車両のエンジンルーム
2には、内燃機関8を搭載し、この内燃機関8に自動変
速機10を連結している。なお、この車両は、自動変速
機10にトランスファ12を連結している。また、車両
の車室4には、図1に示す如く、セレクタ装置14を配
設している。
【0027】自動変速機10には、切換機構16を設け
ている。セレクタ装置14には、セレクトレバー18を
設けている。自動変速機10の切換機構16とセレクタ
装置14のセレクトレバー18とは、セレクトケーブル
20により連絡している。セレクトケーブル20は、図
1に示す如く、アウタケーシング22にインナケーブル
24を長手方向に摺動可能に内装している。
ている。セレクタ装置14には、セレクトレバー18を
設けている。自動変速機10の切換機構16とセレクタ
装置14のセレクトレバー18とは、セレクトケーブル
20により連絡している。セレクトケーブル20は、図
1に示す如く、アウタケーシング22にインナケーブル
24を長手方向に摺動可能に内装している。
【0028】セレクトケーブル20は、アウタケーシン
グ22の中間部位をガイドパイプ26のパイプ孔28に
挿通して設け、このガイドパイプ26をダッシュパネル
6に取付けられるブラケット30に貫通させて固定して
いる。
グ22の中間部位をガイドパイプ26のパイプ孔28に
挿通して設け、このガイドパイプ26をダッシュパネル
6に取付けられるブラケット30に貫通させて固定して
いる。
【0029】アウタケーシング22は、エンジンルーム
2側の端部に変速機用ソケット32を取付けて設け、車
室4側の端部にセレクタ用ソケット34を取付けて設け
ている。
2側の端部に変速機用ソケット32を取付けて設け、車
室4側の端部にセレクタ用ソケット34を取付けて設け
ている。
【0030】インナケーブル24は、アウタケーブル2
2の変速機用ソケット32から突出されるエンジンルー
ム2側の端部に変速機用取付部36を設け、アウタケー
ブル22のセレクタ用ソケット34から突出される車室
4側の端部にセレクタ用取付部38を設けている。
2の変速機用ソケット32から突出されるエンジンルー
ム2側の端部に変速機用取付部36を設け、アウタケー
ブル22のセレクタ用ソケット34から突出される車室
4側の端部にセレクタ用取付部38を設けている。
【0031】セレクトケーブル20は、ダッシュパネル
6のケーブル用挿通孔40を挿通して長手方向各側を夫
々エンジンルーム2と車室4とに配設し、アウタケーシ
ング20の中間部位を挿通したガイドパイプ26の貫通
固定されたブラケット30をダッシュパネル6に取付ボ
ルト42及び取付ナット44により取付ける。
6のケーブル用挿通孔40を挿通して長手方向各側を夫
々エンジンルーム2と車室4とに配設し、アウタケーシ
ング20の中間部位を挿通したガイドパイプ26の貫通
固定されたブラケット30をダッシュパネル6に取付ボ
ルト42及び取付ナット44により取付ける。
【0032】自動変速機10には、変速機用ソケット3
2の取付けられる変速機側ブラケット46を設けてい
る。セレクタ装置12には、セレクタ用ソケット34の
取付けられるセレクタブラケット48を設けている。切
換機構16には、変速機用取付部36の取付けられる切
換アーム50を設けている。セレクト装置14には、セ
レクタ用取付部38の取付けられる前記セレクトレバー
18を設けている。
2の取付けられる変速機側ブラケット46を設けてい
る。セレクタ装置12には、セレクタ用ソケット34の
取付けられるセレクタブラケット48を設けている。切
換機構16には、変速機用取付部36の取付けられる切
換アーム50を設けている。セレクト装置14には、セ
レクタ用取付部38の取付けられる前記セレクトレバー
18を設けている。
【0033】セレクトケーブル20は、中間部位を挿通
したガイドパイプ26の貫通固定されたブラケット30
をダッシュパネル6に取付けて設け、エンジンルーム2
に搭載した内燃機関8に連結される自動変速機10の切
換機構16と車室4に配設したセレクタ装置14とを連
絡して取付けられる。
したガイドパイプ26の貫通固定されたブラケット30
をダッシュパネル6に取付けて設け、エンジンルーム2
に搭載した内燃機関8に連結される自動変速機10の切
換機構16と車室4に配設したセレクタ装置14とを連
絡して取付けられる。
【0034】このセレクトケーブル20には、ブラケッ
ト30から切換機構16までのエンジンルーム側ケーブ
ル長さL1を規定するエンジンルーム側位置決め体52
を固定して設けるとともに、ブラケット30からセレク
タ装置14までの車室側ケーブル長さL2を規定する車
室側位置決め体54を固定して設けている。
ト30から切換機構16までのエンジンルーム側ケーブ
ル長さL1を規定するエンジンルーム側位置決め体52
を固定して設けるとともに、ブラケット30からセレク
タ装置14までの車室側ケーブル長さL2を規定する車
室側位置決め体54を固定して設けている。
【0035】第1実施例においては、図2・図3に示す
如く、セレクトケーブル20に外嵌したエンジンルーム
側位置決め体52をガイドパイプ26のエンジンルーム
側端56に当接させてエンジンルーム側かしめ体58を
外装し、このエンジンルーム側かしめ体58をかしめる
ことによりエンジンルーム側位置決め体52をセレクト
ケーブル20に固定して設ける。
如く、セレクトケーブル20に外嵌したエンジンルーム
側位置決め体52をガイドパイプ26のエンジンルーム
側端56に当接させてエンジンルーム側かしめ体58を
外装し、このエンジンルーム側かしめ体58をかしめる
ことによりエンジンルーム側位置決め体52をセレクト
ケーブル20に固定して設ける。
【0036】また、第1実施例においては、セレクトケ
ーブル20に外嵌した車室側位置決め体54をガイドパ
イプ26の車室側端60に当接させて車室側かしめ体6
2を外装し、この車室側かしめ体62をかしめることに
よりセレクトケーブル20に車室側位置決め体54を固
定して設けている。
ーブル20に外嵌した車室側位置決め体54をガイドパ
イプ26の車室側端60に当接させて車室側かしめ体6
2を外装し、この車室側かしめ体62をかしめることに
よりセレクトケーブル20に車室側位置決め体54を固
定して設けている。
【0037】次に第1実施例の作用を説明する。
【0038】セレクトケーブル20を取付ける際には、
図1に示す如く、ダッシュパネル6のケーブル用挿通孔
40を挿通して長手方向各側を夫々エンジンルーム2と
車室4とに配設し、アウタケーシング22の中間部位を
挿通したガイドパイプ26の貫通固定されたブラケット
30をダッシュパネル6に取付ボルト42及び取付ナッ
ト44により取付ける。
図1に示す如く、ダッシュパネル6のケーブル用挿通孔
40を挿通して長手方向各側を夫々エンジンルーム2と
車室4とに配設し、アウタケーシング22の中間部位を
挿通したガイドパイプ26の貫通固定されたブラケット
30をダッシュパネル6に取付ボルト42及び取付ナッ
ト44により取付ける。
【0039】このとき、セレクトケーブル20には、ブ
ラケット30から切換機構16までのエンジンルーム側
ケーブル長さL1を規定するエンジンルーム側位置決め
体52を固定して設けるとともに、ブラケット30から
セレクタ装置14までの車室側ケーブル長さL2を規定
する車室側位置決め体54を固定して設けている。
ラケット30から切換機構16までのエンジンルーム側
ケーブル長さL1を規定するエンジンルーム側位置決め
体52を固定して設けるとともに、ブラケット30から
セレクタ装置14までの車室側ケーブル長さL2を規定
する車室側位置決め体54を固定して設けている。
【0040】これにより、ブラケット30をダッシュパ
ネル6に取付けた際には、セレクトケーブル20のエン
ジンルーム側ケーブル長さL1と車室側ケーブル長さL
2とを、エンジンルーム側位置決め体52と車室側位置
決め体54とによって夫々正規の長さに配索することが
できる。
ネル6に取付けた際には、セレクトケーブル20のエン
ジンルーム側ケーブル長さL1と車室側ケーブル長さL
2とを、エンジンルーム側位置決め体52と車室側位置
決め体54とによって夫々正規の長さに配索することが
できる。
【0041】エンジンルーム側ケーブル長さL1と車室
側ケーブル長さL2とを夫々正規の長さに配索したセレ
クトケーブル20は、アウタケーシング22の変速機用
ソケット32を自動変速機8の変速機側ブラケット46
に取付けて設けるとともにセレクタ用ソケット34をセ
レクタ装置14のセレクタブラケット48に取付けて設
け、インナケーブル24の変速機用取付部36を切換機
構16の切換アーム50に取付けて設けるとともにセレ
クタ用取付部38をセレクト装置14のセレクトレバー
18に取付けて設ける。
側ケーブル長さL2とを夫々正規の長さに配索したセレ
クトケーブル20は、アウタケーシング22の変速機用
ソケット32を自動変速機8の変速機側ブラケット46
に取付けて設けるとともにセレクタ用ソケット34をセ
レクタ装置14のセレクタブラケット48に取付けて設
け、インナケーブル24の変速機用取付部36を切換機
構16の切換アーム50に取付けて設けるとともにセレ
クタ用取付部38をセレクト装置14のセレクトレバー
18に取付けて設ける。
【0042】これにより、セレクトケーブル20は、中
間部位を挿通したガイドパイプ26の貫通固定されたブ
ラケット30をダッシュパネル6に取付けて設け、エン
ジンルーム2に搭載した内燃機関8に連結される自動変
速機10の切換機構16と車室4に配設したセレクタ装
置14とを連絡して取付けられる。
間部位を挿通したガイドパイプ26の貫通固定されたブ
ラケット30をダッシュパネル6に取付けて設け、エン
ジンルーム2に搭載した内燃機関8に連結される自動変
速機10の切換機構16と車室4に配設したセレクタ装
置14とを連絡して取付けられる。
【0043】このように、このセレクトケーブル20の
取付構造は、セレクトケーブル20にブラケット30か
ら切換機構16までのエンジンルーム側ケーブル長さL
1を規定するエンジンルーム側位置決め体52を固定し
て設け、ブラケット30からセレクタ装置14までの車
室側ケーブル長さL2を規定する車室側位置決め体54
を固定して設けている。
取付構造は、セレクトケーブル20にブラケット30か
ら切換機構16までのエンジンルーム側ケーブル長さL
1を規定するエンジンルーム側位置決め体52を固定し
て設け、ブラケット30からセレクタ装置14までの車
室側ケーブル長さL2を規定する車室側位置決め体54
を固定して設けている。
【0044】これにより、このセレクトケーブル20の
取付構造は、ブラケット30をダッシュパネル6に取付
けた際に、セレクトケーブル20のエンジンルーム側ケ
ーブル長さL1と車室側ケーブル長さL2とを夫々正規
の長さに配索することができ、セレクトケーブル20に
たるみや引張を生じることがない。
取付構造は、ブラケット30をダッシュパネル6に取付
けた際に、セレクトケーブル20のエンジンルーム側ケ
ーブル長さL1と車室側ケーブル長さL2とを夫々正規
の長さに配索することができ、セレクトケーブル20に
たるみや引張を生じることがない。
【0045】このため、このセレクトケーブル20の取
付構造は、セレクトケーブル20にたるみや引張を生じ
ることなく正規の長さに容易に取付け得て、セレクトケ
ーブル20の取付性を向上することができ、たるみによ
る他のホース・パイプ類64・66・68との干渉を防
止することができ(図4参照)、引張による過剰な応力
の作用を防止することができ、インナケーブル24の滑
らかな動作を確保し得て、セレクトレバー18の動作を
切換機構16に良好に伝達し得て、また、過剰な応力に
よるセレクトケーブル20の傷損を防止することができ
る。
付構造は、セレクトケーブル20にたるみや引張を生じ
ることなく正規の長さに容易に取付け得て、セレクトケ
ーブル20の取付性を向上することができ、たるみによ
る他のホース・パイプ類64・66・68との干渉を防
止することができ(図4参照)、引張による過剰な応力
の作用を防止することができ、インナケーブル24の滑
らかな動作を確保し得て、セレクトレバー18の動作を
切換機構16に良好に伝達し得て、また、過剰な応力に
よるセレクトケーブル20の傷損を防止することができ
る。
【0046】図5・図6は、この発明の第2実施例を示
すものである。第2実施例のセレクタケーブル20の取
付構造は、セレクトケーブル20に外嵌したエンジンル
ーム側位置決め体52をガイドパイプ26のパイプ孔2
8のエンジンルーム側端56内に嵌合させて、ガイドパ
イプ26のエンジンルーム側端56をかしめることによ
り固定して設け、また、セレクトケーブル20に外嵌し
た車室側位置決め体54をガイドパイプ26のパイプ孔
28の車室側端60内に嵌合させて、ガイドパイプ26
の車室側端60をかしめることにより固定して設けてい
る。
すものである。第2実施例のセレクタケーブル20の取
付構造は、セレクトケーブル20に外嵌したエンジンル
ーム側位置決め体52をガイドパイプ26のパイプ孔2
8のエンジンルーム側端56内に嵌合させて、ガイドパ
イプ26のエンジンルーム側端56をかしめることによ
り固定して設け、また、セレクトケーブル20に外嵌し
た車室側位置決め体54をガイドパイプ26のパイプ孔
28の車室側端60内に嵌合させて、ガイドパイプ26
の車室側端60をかしめることにより固定して設けてい
る。
【0047】このように、第2実施例のセレクトケーブ
ル20の取付構造は、ガイドパイプ26にエンジンルー
ム側位置決め体52及び室側位置決め体54を嵌合させ
てガイドパイプ26を直接かしめて固定していることに
より、ブラケット30をダッシュパネル6に取付けた際
に、セレクトケーブル20を正規の長さに配索すること
ができ、セレクトケーブル20にたるみや引張を生じる
ことがなく、第1実施例と同様の効果を奏し得て、さら
に、エンジンルーム側かしめ体58及び車室側かしめ体
62を設けていないことにより、部品点数を削減し得
て、コストの低減を果たすことができる。
ル20の取付構造は、ガイドパイプ26にエンジンルー
ム側位置決め体52及び室側位置決め体54を嵌合させ
てガイドパイプ26を直接かしめて固定していることに
より、ブラケット30をダッシュパネル6に取付けた際
に、セレクトケーブル20を正規の長さに配索すること
ができ、セレクトケーブル20にたるみや引張を生じる
ことがなく、第1実施例と同様の効果を奏し得て、さら
に、エンジンルーム側かしめ体58及び車室側かしめ体
62を設けていないことにより、部品点数を削減し得
て、コストの低減を果たすことができる。
【0048】なお、第2実施例においては、ガイドパイ
プ26を直接かしめて固定しているが、ガイドパイプ2
6とセレクトケーブル20とにエンジンルーム側位置決
め体52及び室側位置決め体54を接着することにより
固定することもできる。
プ26を直接かしめて固定しているが、ガイドパイプ2
6とセレクトケーブル20とにエンジンルーム側位置決
め体52及び室側位置決め体54を接着することにより
固定することもできる。
【0049】図7・図8は、この発明の第3実施例を示
すものである。第3実施例のセレクタケーブル20の取
付構造は、ダッシュパネル6に下方に向かって次第に幅
の狭くなる逆二等辺三角形状のパネル側固定孔70を形
成して設け、ブラケット30に上方に向かって次第に幅
の狭くなる二等辺三角形状のブラケット側固定孔72を
形成して設けている。
すものである。第3実施例のセレクタケーブル20の取
付構造は、ダッシュパネル6に下方に向かって次第に幅
の狭くなる逆二等辺三角形状のパネル側固定孔70を形
成して設け、ブラケット30に上方に向かって次第に幅
の狭くなる二等辺三角形状のブラケット側固定孔72を
形成して設けている。
【0050】セレクトケーブル20は、ダッシュパネル
6にブラケット30を取付ボルト42及び取付ナット4
4により取付ける際に、エンジンルーム側ケーブル長さ
L1と車室側ケーブル長さL2とを規定する位置を、逆
二等辺三角形状のパネル側固定孔70の下方先端のパネ
ル側狭小部74と二等辺三角形状のブラケット側固定孔
72の上方先端のブラケット側狭小部76との間に挟む
ことにより、固定して設けている。
6にブラケット30を取付ボルト42及び取付ナット4
4により取付ける際に、エンジンルーム側ケーブル長さ
L1と車室側ケーブル長さL2とを規定する位置を、逆
二等辺三角形状のパネル側固定孔70の下方先端のパネ
ル側狭小部74と二等辺三角形状のブラケット側固定孔
72の上方先端のブラケット側狭小部76との間に挟む
ことにより、固定して設けている。
【0051】このように、第3実施例のセレクトケーブ
ル20の取付構造は、ガイドパイプ26やエンジンルー
ム側位置決め体52及び室側位置決め体54を設けるこ
となく、ブラケット30のパネル側固定孔70とダッシ
ュパネル6のブラケット側固定孔72とに挟んで固定し
ていることにより、ブラケット30をダッシュパネル6
に取付けた際に、セレクトケーブル20を正規の長さに
配索することができ、セレクトケーブル20にたるみや
引張を生じることがなく、第1実施例と同様の効果を奏
し得て、さらに、ガイドパイプ26やエンジンルーム側
かしめ体58及び車室側かしめ体62を設けていないこ
とにより、部品点数を削減し得て、コストの低減を果た
すことができる。
ル20の取付構造は、ガイドパイプ26やエンジンルー
ム側位置決め体52及び室側位置決め体54を設けるこ
となく、ブラケット30のパネル側固定孔70とダッシ
ュパネル6のブラケット側固定孔72とに挟んで固定し
ていることにより、ブラケット30をダッシュパネル6
に取付けた際に、セレクトケーブル20を正規の長さに
配索することができ、セレクトケーブル20にたるみや
引張を生じることがなく、第1実施例と同様の効果を奏
し得て、さらに、ガイドパイプ26やエンジンルーム側
かしめ体58及び車室側かしめ体62を設けていないこ
とにより、部品点数を削減し得て、コストの低減を果た
すことができる。
【0052】
【発明の効果】このように、この発明の発明のケーブル
の取付構造は、ブラケットをダッシュパネルに取付けた
際に、セレクトケーブルのエンジンルーム側ケーブル長
さと車室側ケーブル長さとをエンジンルーム側位置決め
体と車室側位置決め体とによって夫々正規の長さに配索
することができ、セレクトケーブルにたるみや引張を生
じることがない。
の取付構造は、ブラケットをダッシュパネルに取付けた
際に、セレクトケーブルのエンジンルーム側ケーブル長
さと車室側ケーブル長さとをエンジンルーム側位置決め
体と車室側位置決め体とによって夫々正規の長さに配索
することができ、セレクトケーブルにたるみや引張を生
じることがない。
【0053】このため、このケーブルの取付構造は、セ
レクトケーブルにたるみや引張を生じることなく正規の
長さに容易に取付け得て、セレクトケーブルの取付性を
向上し得て、たるみによる他のホース・パイプ類との干
渉を防止することができ、引張による過剰な応力の作用
を防止することができ、インナケーブルの滑らかな動作
を確保し得て、セレクトレバーの動作を切換機構に良好
に伝達し得て、また、過剰な応力によるセレクトケーブ
ルの傷損を防止することができる。
レクトケーブルにたるみや引張を生じることなく正規の
長さに容易に取付け得て、セレクトケーブルの取付性を
向上し得て、たるみによる他のホース・パイプ類との干
渉を防止することができ、引張による過剰な応力の作用
を防止することができ、インナケーブルの滑らかな動作
を確保し得て、セレクトレバーの動作を切換機構に良好
に伝達し得て、また、過剰な応力によるセレクトケーブ
ルの傷損を防止することができる。
【図1】この発明の第1実施例を示すセレクトケーブル
の取付構造の側面図である。
の取付構造の側面図である。
【図2】セレクトケーブルの挿通されるダッシュパネル
の断面図である。
の断面図である。
【図3】図2のIII−III線による断面図である。
【図4】自動変速機の平面図である。
【図5】第2実施例を示すセレクトケーブルの挿通され
るダッシュパネルの断面図である。
るダッシュパネルの断面図である。
【図6】図5のVI−VI線による断面図である。
【図7】第3実施例を示すセレクトケーブルの挿通され
るダッシュパネルの斜視図である。
るダッシュパネルの斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII線による断面図であ
る。
る。
【図9】従来例を示すセレクトケーブルの取付構造の側
面図である。
面図である。
【図10】自動変速機の上方一側からの斜視図である。
【図11】自動変速機の上方他側からの斜視図である。
2 エンジンルーム 4 車室 6 ダッシュパネル 8 内燃機関 10 自動変速機 14 セレクタ装置 16 切換機構 18 セレクトレバー 20 セレクトケーブル 22 アウタケーシング 24 インナケーブル 26 ガイドパイプ 30 ブラケット 52 エンジンルーム側位置決め体 54 車室側位置決め体
Claims (3)
- 【請求項1】 車両のエンジンルームに搭載した内燃機
関に連結される自動変速機の切換機構と前記車両の車室
に配設したセレクタ装置とを連絡するセレクトケーブル
を設け、このセレクトケーブルの挿通されるガイドパイ
プを前記エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネ
ルに取付けられるブラケットに貫通させて設けたケーブ
ルの取付構造において、前記セレクトケーブルには前記
ブラケットから前記切換機構までのエンジンルーム側ケ
ーブル長さを規定するエンジンルーム側位置決め体を固
定して設けるとともに前記ブラケットから前記セレクタ
装置までの車室側ケーブル長さを規定する車室側位置決
め体を固定して設けたことを特徴とするケーブルの取付
構造。 - 【請求項2】 前記セレクタケーブルには、前記エンジ
ンルーム側位置決め体を前記ガイドパイプのエンジンル
ーム側端に当接させて固定して設けるとともに前記車室
側位置決め体を前記ガイドパイプの車室側端に当接させ
て固定して設けたことを特徴とする請求項1に記載のケ
ーブルの取付構造。 - 【請求項3】 前記セレクタケーブルには、前記エンジ
ンルーム側位置決め体を前記ガイドパイプのエンジンル
ーム側端内に嵌合させて固定して設けるとともに前記車
室側位置決め体を前記ガイドパイプの車室側端内に嵌合
させて固定して設けたことを特徴とする請求項1に記載
のケーブルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10292889A JP2000110935A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | ケーブルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10292889A JP2000110935A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | ケーブルの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000110935A true JP2000110935A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17787702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10292889A Pending JP2000110935A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | ケーブルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000110935A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179302A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-13 | Mazda Motor Corp | 車両のフロアトンネル部構造 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP10292889A patent/JP2000110935A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179302A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-13 | Mazda Motor Corp | 車両のフロアトンネル部構造 |
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