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JP2000110033A - 単錘駆動型繊維機械 - Google Patents

単錘駆動型繊維機械

Info

Publication number
JP2000110033A
JP2000110033A JP10284314A JP28431498A JP2000110033A JP 2000110033 A JP2000110033 A JP 2000110033A JP 10284314 A JP10284314 A JP 10284314A JP 28431498 A JP28431498 A JP 28431498A JP 2000110033 A JP2000110033 A JP 2000110033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
oil supply
motor
spindle
supply port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10284314A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kimura
辰夫 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP10284314A priority Critical patent/JP2000110033A/ja
Priority to KR10-1999-0043014A priority patent/KR100476276B1/ko
Priority to CNB2006100682970A priority patent/CN100436671C/zh
Priority to CN 200610068298 priority patent/CN1824856A/zh
Priority to CNB991217128A priority patent/CN1257320C/zh
Publication of JP2000110033A publication Critical patent/JP2000110033A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の、スピンドル軸の回転により糸に撚り
を付与する錘を複数並設して構成される繊維機械におい
ては、スピンドル軸の軸受へ潤滑油を供給する際に、該
スピンドル軸を前記支持台に対して抜き差しするように
構成していたので、抜き差し作業時にスピンドル軸に無
理な力がかかって軸心がずれたり、モータが傷付いたり
する恐れがあるとともに、潤滑油供給作業が煩雑になっ
ていた。また、単錘駆動型繊維機械においては、潤滑油
供給時にモータ等の配線へ潤滑油がこぼれて付着し、悪
影響を与える恐れがあった。 【解決手段】 スピンドル軸4を回転自在に支持するモ
ータハウジング34の特定箇所に上下部潤滑油供給口2
7c・26cを形成するとともに、該モータハウジング
34の平面視における反潤滑油供給口側に、配線が通過
する配線口26eを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドル軸の回
転により糸に撚りを付与する錘を複数並設して構成され
る繊維機械であって、該スピンドル軸毎にモータを備え
た単錘駆動型繊維機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スピンドル軸の回転により糸
に撚りを付与する錘を複数並設して構成される繊維機械
は知られており、複数並設された各錘のスピンドル軸に
一帯の駆動ベルトを巻回し、該駆動ベルトにより多数の
スピンドル軸を同時に駆動するように構成した一斉駆動
型繊維機械があった。このような一斉駆動型繊維機械
は、例えば、図13に示す一斉駆動型多重撚糸機の如
く、撚糸ユニット91の給糸パッケージ92が、スピン
ドル軸94と一体的に回転可能な回転ディスク93の上
方に静止状に配置され、該スピンドル軸94の回転に伴
って、給糸パッケージ92から引き出された原糸99に
撚りがかけられるように構成されている。前記スピンド
ル軸94は、フレーム97に固設された支持台95に、
軸受98a・98bを介して回転自在に支持されてい
る。また、該スピンドル軸94外周に形成された駆動部
94aの外周面には駆動ベルト96が巻回されて、該駆
動ベルト96によりスピンドル軸94を回転駆動するよ
うに構成している。そして、一斉駆動型多重撚糸機のメ
ンテナンス時等に、スピンドル軸94を支持する軸受9
8a・98bへ、例えば潤滑油としてのグリースを供給
する場合には、スピンドル軸94を支持台95から上方
へ抜き出し、該支持台95内へグリース供給ポンプ等を
挿入してグリースの供給を行い、供給が終了した後にス
ピンドル軸94を再度支持台95に挿入していた。
【0003】また、単錘駆動型繊維機械として、各撚糸
ユニット毎にモータを設け、該モータによりスピンドル
軸を直接駆動するように構成した単錘駆動型多重撚糸機
が考案されている。このように、モータでスピンドル軸
を直接駆動する構成においても、前述の場合と同様に、
スピンドル軸はフレームに固設された支持台に軸受を介
して回転自在に支持されており、スピンドル軸を支持す
る軸受へ潤滑油を供給する場合には、前述の一斉駆動型
多重撚糸機の場合と同様に、スピンドル軸を支持台から
上方へ抜き出した後に供給を行うように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、スピンド
ル軸の軸受へ潤滑油を供給する際に、該スピンドル軸を
前記支持台に対して抜き差しするように構成している
と、抜き差し作業時に、スピンドル軸に無理な力がかか
って該スピンドル軸の軸心がずれたり、スピンドル軸を
駆動するモータが傷付いたりする恐れがあるとともに、
潤滑油の供給作業が煩雑になっていた。また、モータで
スピンドル軸を直接駆動するように構成した単錘駆動型
多重撚糸機においては、支持台やスピンドル軸の部分
に、モータへ電力を供給する動力線等が配線されてお
り、この配線が潤滑油供給口の下方に位置していると、
潤滑油供給時に該配線へ潤滑油がこぼれて付着し、悪影
響を与える恐れがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、単錘駆動型多
重撚糸機における以上のような課題を解決すべく、次の
ような手段を用いるものである。即ち、請求項1におい
ては、スピンドル軸の回転により糸に撚りを付与する錘
を複数並設して構成され、各スピンドル軸毎にモータを
備えた単錘駆動型繊維機械において、スピンドル軸を回
転自在に支持するハウジングの特定箇所に潤滑油供給口
を形成するとともに、該ハウジングにおける、該潤滑油
供給口に対して略鉛直下方及びその付近以外の位置に、
配線が通過する配線口を形成した。
【0006】また、請求項2においては、前記単錘駆動
型繊維機械の作業通路側に前記潤滑油供給口を配置し、
反作業通路側に前記配線口を配置した。
【0007】また、請求項3においては、前記潤滑油供
給口をハウジングの上下複数箇所に形成し、該複数の潤
滑油供給口を略同一の鉛直線上に配置した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付の図面
より説明する。図1は本発明の多数並設された状態にあ
る単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユニットを示す全体図、
図2は紡績糸用の単錘駆動型多重撚糸機を示す斜視図、
図3は同じく単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユニットを示
す側面断面図、図4は撚糸ユニットの駆動モータ部を示
す側面断面図、図5は上部支持部材のベアリングへの潤
滑油の供給部を示す側面断面図、図6は下部支持部材の
ベアリングへの潤滑油の供給部を示す側面断面図、図7
は潤滑油供給口と配線口との位置関係を示す平面図、図
8はフィラメント糸用の単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユ
ニットを示す側面断面図、図9は図8における撚糸ユニ
ットの駆動モータ部を示す側面断面図、図10は図8に
おける上部支持部材のベアリングへの潤滑油の供給部を
示す側面断面図、図11は同じく下部支持部材のベアリ
ングへの潤滑油の供給部を示す側面断面図、図12は同
じく潤滑油供給口と配線口との位置関係を示す平面図、
図13は従来の単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユニットを
示す側面断面図である。
【0009】本発明の単錘駆動型繊維機械の概略構成に
ついて説明する。図1において、単錘駆動型繊維機械と
しての、単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユニット1が多数
並設されている。該単錘駆動型多重撚糸機の図1におけ
る手前側には、該単錘駆動型多重撚糸機の長手方向(図
1における左右方向)に作業通路が設けられており、単
錘駆動型多重撚糸機の図1における奥側(作業通路側に
対する反対側)には、各種配線用のダクトが設けられて
いる。各撚糸ユニット1に一本設けられたスピンドル軸
4と、該スピンドル軸4の上端部に位置する回転ディス
ク15とは一体的に回転可能に構成され、該スピンドル
軸4は各撚糸ユニット1にそれぞれ設けられたモータで
ある駆動モータ10により回転駆動され、これにより回
転ディスク15が一体的に回転する。該回転ディスク1
5は駆動モータ10の上方に配置され、撚糸ユニット1
は駆動モータ10の下方でフレーム9に支持されてい
る。そして、回転ディスク15をスピンドル軸4を介し
て回転駆動することにより、該回転ディスク15の上方
へ静止状に配設された給糸パッケージ11から解舒され
る原糸12aに撚りをかけるように構成している。そし
て、各単錘駆動型多重撚糸機の駆動状態は制御部14に
より制御されている。尚、本実施例に示す撚糸ユニット
1は、短繊維を紡いで長い一本の糸を構成した紡績糸に
撚りをかける、紡績糸用の撚糸ユニットに構成されてい
る。
【0010】図2、図3において、撚糸ユニット1の前
記給糸パッケージ11は、回転ディスク15の上方に配
置された静止盤21上に載置されており、該静止盤21
はスピンドル軸4の上部に回転可能に嵌入して支持され
ている。該静止盤21内には静止磁石21aが固設さ
れ、該静止磁石21aと、静止盤21の外周部に非接触
状態で配置される吸引磁石22との吸引力により、静止
盤21が静止状態を保持するようにしている。また、給
糸パッケージ11は、その外周をチーズカバー3により
覆われており、該チーズカバー3は、静止盤21と一体
的に形成されている。
【0011】給糸パッケージ11から引き出された原糸
12aはテンション装置47へ上方から入り、該テンシ
ョン装置47により所定の張力を付与された後、回転デ
ィスク15の中心部からガイド部15aを通じて外周方
向へ案内され、該回転ディスク15外周部から外部へ延
出して、撚糸ユニット1上部のバルーンガイド48へ至
る。回転ディスク15外周部から外部へ延出した原糸
は、駆動モータ10により駆動される回転ディスク15
が高速回転することによりバルーンされ、回転ディスク
15が一回転する間に、テンション装置47から回転デ
ィスク15へ至るまでの間で一回、回転ディスク15か
らバルーンガイド48へ至るまでの間でさらにもう一回
撚りが入り、合計二回加撚される。このように、本単錘
駆動型多重撚糸機は、例えば、回転ディスク15が一回
転する間に原糸に二回撚りをかける二重撚糸機に構成し
ている。
【0012】撚糸ユニット1の上方には巻取装置2が配
設され、撚糸ユニット1で加撚された撚糸12bを巻き
上げるように構成している。前記バルーンガイド48か
ら上方へ延出される撚糸12bは、ガイドローラ49・
50及びフィードローラ8を経てトラバースガイド7に
至る。そして、トラバースガイド7に至った撚糸12b
は、該トラバースガイド7により綾振りされながら、ド
ラム6に転接する巻取パッケージ5に巻き取られるので
ある。
【0013】次に、撚糸ユニット1について図3乃至図
6により説明する。まず、図3に示すように、給糸パッ
ケージ11から引き出された原糸12aは、テンション
装置47のテンション孔47aに上端部から侵入した
後、該テンション装置47の下方に位置するスピンドル
軸4のガイド孔4aに上端部から侵入する。該ガイド孔
4aは下端部で回転ディスク15の前記ガイド部15a
と連通しており、ガイド孔4aに侵入した原糸12aは
ガイド部15aを通じて外部へ延出する。また、スピン
ドル軸4の下端部からはガイド部15aと連通するエア
ー孔4bが形成されており、該エアー孔4bの下端部か
らエアーが供給可能となっている。このエアーはガイド
部15aの中心側から外周側方向へ流れるので、テンシ
ョン装置47のテンション孔47aに侵入した原糸12
aは、自動的に回転ディスク15のガイド部15a外周
端部まで導かれる。
【0014】図4に示すように、回転ディスク15の下
方には、スピンドル軸4を回転駆動する駆動モータ10
が配設されている。駆動モータ10は、スピンドル軸4
外周に固設されたロータ磁石32と、該ロータ磁石32
の外周部に該ロータ磁石32と対向して配置されるステ
ータコイル31と、該駆動モータ10のハウジングであ
るモータハウジング34等とにより構成されている。モ
ータハウジング34は、内周面にステータコイル31を
固着しているモータ支持部26と、該モータ支持部26
の上端部に取り付けられ、軸受けであるベアリング27
aを介してスピンドル軸4を回転自在に支持する、軸受
支持部である上部支持部材27と、該モータ支持部26
の下端部に取り付けられ、軸受けであるベアリング28
aを介してスピンドル軸4を回転自在に支持する、軸受
支持部である下部支持部材28とで構成されている。ま
た、該モータハウジング34下端部の下部支持部材28
が前記フレーム9に取付固定され、これにより、撚糸ユ
ニット1がフレーム9に支持されている。
【0015】駆動モータ10のロータ磁石32は、例え
ば、ネオジウム磁石等の非常に高い磁力を有する永久磁
石である希土類磁石により構成されており、該駆動モー
タ10をコンパクトに構成するとともに、高い駆動能力
を有するモータに構成することを可能としている。ま
た、ステータコイル31は鉄心31aを有した有心コイ
ルに構成している。さらに、ロータ磁石32の下方にお
けるスピンドル軸4には、該スピンドル軸4の回転数を
検知するための検出用磁石33が固着されており、該検
出用磁石33は、あまり磁力が大きくない(ロータ磁石
32より磁力の弱い)永久磁石であるプラスチック磁石
等により構成されている。そして、モータ支持部26側
には検出用磁石33に対峙して磁気センサ33aが取り
付けられ、該磁気センサ33aにより検出用磁石33の
磁界を検出して、スピンドル軸4の回転数を検知するよ
うに構成している。
【0016】また、モータハウジング34を構成する前
記モータ支持部26の外周面には、外側に突出する複数
のフィン26aを形成して、該フィン26aを上下方向
に設けており、回転ディスク15の回転に伴って発生す
る気流(図3中矢印)が駆動モータ10のモータハウジ
ング34部分を通過する際に、該駆動モータ10の駆動
に伴う発熱を該フィン26aによって効率良く冷却する
ように構成している。
【0017】前記上部支持部材27の下端部の内周面に
は、モータ支持部26が嵌合する嵌合部27bが形成さ
れ、モータ支持部26の上端部には、他部よりも小径に
構成された嵌合部26bが形成されており、該嵌合部2
6bと嵌合部27bとが接するように嵌合して、両者を
連結している。また、モータ支持部26と下部支持部材
28との嵌合部は、モータ支持部26の内周面と下部支
持部材28の外周面とが接するように嵌合している。
【0018】以上の如く、駆動モータ10は、スピンド
ル軸4に高い磁力を有する永久磁石であるロータ磁石3
2を固着し、該ロータ磁石32の外周部に鉄心31aを
含むステータコイル31を配置し、該ステータコイル3
1及びロータ磁石32をモータハウジング34により覆
ったDCブラシレスモータに構成され、高速回転駆動を
可能としている。
【0019】また、該駆動モータ10により駆動される
スピンドル軸4を回転自在に支持する上部支持部材27
のベアリング27a、及び、下部支持部材28のベアリ
ング28aへのグリース等の潤滑油の供給は、モータハ
ウジング34の潤滑油供給口から行うように構成してい
る。即ち、図5に示すように、上部支持部材27のベア
リング27aへの潤滑油の供給においては、モータハウ
ジング34の上部支持部材27を貫通する潤滑油通路2
7dを形成し、該潤滑油通路27dが上部支持部材27
の外側面で開口する上部潤滑油供給口27cから、該潤
滑油通路27dを通じて、ベアリング27aへ潤滑油を
供給するのである。
【0020】該上部潤滑油供給口27cは、ベアリング
27aの外周部側方、即ち、該ベアリング27aの半径
方向外側に配置され、潤滑油通路27dは、上部潤滑油
供給口27cから内側方向へ向かって途中部までは略水
平に配置され、途中部から潤滑油通路27d終端の通路
出口27eまでは内側方向へ向かって斜め上方に傾斜し
て配設されている。該通路出口27eは上部支持部材2
7の内周面に開口して、ベアリング27aの上方に配置
されており、該通路出口27eの上方では、上部支持部
材27の内周面が通路出口27eよりも内側へ突出して
突出部27fを形成している。尚、上部潤滑油供給口2
7cは、ベアリング27a外周部のやや下方よりに配置
してもよい。
【0021】そして、上部潤滑油供給口27cから潤滑
油を供給し、潤滑油通路27dを通じて、該ベアリング
27aへ潤滑油を供給するのである。この場合、通路出
口27eはベアリング27aの上方に配置されているの
で、通路出口27eから上部支持部材27内部の空間3
6に充填される潤滑油は、下方のベアリング27aへ確
実に供給されることとなる。また、潤滑油通路27dの
通路出口27eの上方には内側に突出する突出部27f
が形成されているので、通路出口27eから前記空間3
6に充填される潤滑油は、上方へ押し上げられることが
阻止されるとともに下方へ押し下げられ、さらに確実に
ベアリング27aに供給される。前記上部潤滑油供給口
27cは、該上部潤滑油供給口27cから潤滑油通路2
7d内へとニップル35を嵌入することにより、潤滑油
の供給時以外は閉塞されており、該上部潤滑油供給口2
7cから外部へ潤滑油が漏れることを防止している。
【0022】また、図6に示すように、下部支持部材2
8のベアリング28aへの潤滑油の供給においては、モ
ータ支持部26と下部支持部材28との嵌合部にて、該
モータ支持部26の側壁を貫通する潤滑油通路26d、
及び、下部支持部材28の側壁を貫通する潤滑油通路2
8bを形成している。該潤滑油通路26dと潤滑油通路
28bとは連通しており、潤滑油通路26dはモータ支
持部26の外周面で下部潤滑油供給口26cとして開口
している。該下部潤滑油供給口26cは、ベアリング2
8aの外周部側方、即ち、該ベアリング28aの半径方
向外側に配置されている。そして、該下部潤滑油供給口
26cから、潤滑油通路26d・28bを通じてベアリ
ング28aへ潤滑油を供給するように構成している。
【0023】下部支持部材28の潤滑油通路28bが該
下部支持部材28の内周面で開口した通路出口28c
は、ベアリング28aの上方に位置し、該通路出口28
cの上方には、内側に突出して下部支持部材28の内側
面からスピンドル軸4までの間の隙間を塞ぐシール部材
37が配設されている。このシール部材37により、通
路出口28cから下部支持部材28内部の空間38へ充
填される潤滑油は、該シール部材37よりも上方へ押し
上げられることが防止され、空間38の下方に配置され
ているベアリング28aへ確実に供給される。また、前
記下部潤滑油供給口26cは、該下部潤滑油供給口26
cから潤滑油通路26d内へニップル35を嵌入するこ
とにより、潤滑油の供給時以外は閉塞されており、該下
部潤滑油供給口26cから外部へ潤滑油が漏れることを
防止している。
【0024】前記上部潤滑油供給口27cは下部潤滑油
供給口26cよりも上方に形成され、該上部潤滑油供給
口27cと下部潤滑油供給口26cとは略同一の鉛直線
上に配置されている。そして、上部潤滑油供給口27c
及び下部潤滑油供給口26cは、単錘駆動型多重撚糸機
の作業通路側(図1における手前側)に形成されてい
る。
【0025】また、図7に示すように、平面視におい
て、モータ支持部26の下部潤滑油供給口26c及び上
部潤滑油供給口27cの略反対側に、該モータ支持部2
6内と外部とを連通する配線口26eが形成されてい
る。該配線口26eには、駆動モータ10のステータコ
イル31に電力を供給する動力線や、検出用磁石33の
磁力を検出する前記磁気センサ33aの信号線等が、モ
ータ支持部26内から外側へ向けて通過して、配線用の
ダクト内に配線されている。配線口26eが該潤滑油供
給口26cまたは27cに対して略鉛直下方に形成され
ていれば、潤滑油供給口26c・27cに潤滑油を供給
する際に潤滑油をこぼすと、こぼれた潤滑油が配線に付
着する不具合を発生するので、少なくとも配線口26e
は、該潤滑油供給口26c・27cに対する略鉛直下方
及びその付近以外の位置に形成しなければならない。本
実施例では、該配線口26eを該潤滑油供給口26c・
27cの略下方の位置及びその付近からずらせて形成す
るだけでなく、潤滑油供給作業の容易化、及び配線口2
6eと配線ダクトとの間での配線を簡素化すべく、下部
潤滑油供給口26c及び上部潤滑油供給口27cは、モ
ータ支持部26における単錘駆動型多重撚糸機の作業通
路側に形成され、配線口26eは反作業通路側に形成さ
れている。この場合、モータ支持部26における作業通
路側とは、単錘駆動型多重撚糸機の長手方向と平行な線
41の作業通路側180°の範囲42をいい、反作業通
路側とは、単錘駆動型多重撚糸機の長手方向と平行な線
41の反作業通路側180°の範囲43をいう。
【0026】以上のように、モータハウジング34のモ
ータ支持部26の一側面に上下部潤滑油供給口27c・
26cを形成するので、潤滑油の供給作業時に、スピン
ドル軸4を支持するモータハウジング34から該スピン
ドル軸4を抜き差しする必要がなく、スピンドル軸4に
無理な力がかかって該スピンドル軸4の軸心がずれた
り、スピンドル軸4を駆動する駆動モータ10が傷付い
たりすることを防止することができるとともに、潤滑油
供給作業を簡便にすることができる。更に、該モータ支
持部26の反上下部潤滑油供給口27c・26c側の側
面等、上下部潤滑油供給口27c・26cに対する略鉛
直下方及びその付近以外の位置、即ち、上下部潤滑油供
給口27c・26cの略鉛直下方及びその付近を避ける
位置に配線口26eを形成することにより、例えば、上
下部潤滑油供給口27c・26cから供給されるグリー
ス等の潤滑油が、モータハウジング34の内外にこぼれ
た場合、配線口26eは上下部潤滑油供給口27cまた
は26cの下方位置以外の部分にあるので、該配線口2
6eを通過する配線にこぼれた潤滑油が付着しにくく、
潤滑油により配線が悪影響を受けることを防止すること
ができる。
【0027】また、上下部潤滑油供給口27c・26c
は、単錘駆動型多重撚糸機の作業通路側に配置されてい
るので、潤滑油の供給作業が行い易く、作業効率を向上
することができる。さらに、配線口26eは、単錘駆動
型多重撚糸機の反作業通路側に配置されているので、該
反作業通路側に設けられており駆動モータ10用のドラ
イバ基板が収納された配線用ダクトと距離が近くなっ
て、駆動モータ10のステータコイル31に電力を供給
する動力線や、検出用磁石33の磁力を検出する前記磁
気センサ33aの信号線等の配線を簡素化することが可
能となる。
【0028】また、上下部潤滑油供給口27c・26c
は、潤滑油供給口として上下方向に複数形成されるとと
もに、略同一の鉛直線上に配置されているので、潤滑油
供給作業時に、より供給作業が行い易くなり、さらに作
業効率を向上することが可能となる。
【0029】次に、撚糸ユニット1の別実施例として、
絹や化学繊維等の長い繊維を引きそろえたフィラメント
糸に撚りをかける、フィラメント糸用の撚糸ユニットに
ついて図8乃至図12により説明する。
【0030】前述の撚糸ユニット1の場合と同様に、図
8に示す、撚糸ユニット51の給糸パッケージ61は、
回転ディスク65の上方に静止状に配置された静止盤7
1上に載置されており、該静止盤71はスピンドル軸5
4の上部に回転可能に嵌入して支持されている。該撚糸
ユニット51の給糸パッケージ61から引き出された原
糸62aは、テンション装置97のテンション孔97a
に上端部から侵入した後、該テンション装置97の下方
に位置するスピンドル軸54のガイド孔54aに上端部
から侵入する。該ガイド孔54aは下端部で回転ディス
ク65のガイド部65aと連通しており、ガイド孔54
aに侵入した原糸62aはガイド部65aを通じて外部
へ延出する。
【0031】図9に示すように、回転ディスク65の下
方には、スピンドル軸54を回転駆動する駆動モータ6
0が配設されている。駆動モータ60は、スピンドル軸
54外周に固設されたロータ磁石82と、該ロータ磁石
82の外周部に該ロータ磁石82と対向して配置される
ステータコイル81と、該駆動モータ60のハウジング
であるモータハウジング84等とにより構成されてい
る。モータハウジング84は、内周面にステータコイル
81を固着しているモータ支持部76と、該モータ支持
部76の上端部に取り付けられ、ベアリング77aを介
してスピンドル軸54を回転自在に支持する上部支持部
材77と、該モータ支持部76の下端部に取り付けら
れ、ベアリング78aを介してスピンドル軸54を回転
自在に支持する下部支持部材78とで構成されている。
また、該モータハウジング84下端部の下部支持部材7
8がフレーム59に取付固定され、これにより、撚糸ユ
ニット51がフレーム59に支持されている。
【0032】駆動モータ60のロータ磁石82は、例え
ば、ネオジウム磁石等の非常に高い磁力を有する永久磁
石である希土類磁石により構成されており、該駆動モー
タ60をコンパクトに構成するとともに、高い駆動能力
を有するモータに構成することを可能としている。ま
た、ロータ磁石82の下方におけるスピンドル軸54に
は、該スピンドル軸54の回転数を検出するための検出
用磁石83が固着されており、該検出用磁石83は、あ
まり磁力が大きくない(ロータ磁石82より磁力の弱
い)永久磁石であるプラスチック磁石等により構成され
ている。そして、モータ支持部76側には検出用磁石8
3に対峙して磁気センサ83aが取り付けられ、該磁気
センサ83aにより検出用磁石83の磁界を検出して、
スピンドル軸54の回転数を検知するように構成してい
る。
【0033】また、モータハウジング84を構成する前
記モータ支持部76の外周面には、外側に突出する複数
のフィン76aを形成して、該フィン76aを上下方向
に設けており、回転ディスク65の回転に伴って発生す
る気流(図7図示の矢印)が駆動モータ60のモータハ
ウジング84部分を通過する際に、該駆動モータ60の
駆動に伴う発熱を該フィン76aによって効率良く冷却
するように構成している。
【0034】前記上部支持部材77の下端部の内周面に
は、モータ支持部76が嵌合する嵌合部77bが形成さ
れ、モータ支持部76の上端部には他部よりも小径に構
成された嵌合部76bが形成されており、該嵌合部76
bと該嵌合部77bとが接するように嵌合して両者を連
結している。また、モータ支持部76と下部支持部材7
8との嵌合部は、モータ支持部76の内周面と下部支持
部材78の外周面とが接するように嵌合している。
【0035】以上の如く、駆動モータ60は、スピンド
ル軸54に高い磁力を有する永久磁石であるロータ磁石
82を固着し、該ロータ磁石82の外周部に鉄心81a
を含むステータコイル81を配置し、該ステータコイル
81及びロータ磁石82をモータハウジング84により
覆ったDCブラシレスモータに構成され、高速回転駆動
を可能としている。
【0036】また、該駆動モータ60により駆動される
スピンドル軸54を回転自在に支持する上部支持部材7
7のベアリング77a、及び、下部支持部材78のベア
リング78aへのグリース等の潤滑油の供給は、モータ
ハウジング84の潤滑油供給口から行うように構成して
いる。即ち、図9に示すように、上部支持部材77のベ
アリング77aへの潤滑油の供給においては、モータハ
ウジング84の上部支持部材77を貫通する潤滑油通路
77dを形成し、該潤滑油通路77dが上部支持部材7
7の外側面で開口する上部潤滑油供給口77cから、該
潤滑油通路77dを通じて、ベアリング77aへ潤滑油
を供給するのである。
【0037】該上部潤滑油供給口77cは、ベアリング
77aの外周部側方、即ち、該ベアリング77aの半径
方向外側に配置され、潤滑油通路77dは、上部潤滑油
供給口77cから内側方向へ向かって途中部までは略水
平に配置され、途中部から潤滑油通路77d終端の通路
出口77eまでは内側方向へ向かって斜め上方に傾斜し
て配設されている。該通路出口77eは上部支持部材7
7の内周面に開口して、ベアリング77aの上方に配置
されており、該通路出口77eの上方には、上部支持部
材77の内周面が通路出口77eよりも内側へ突出して
突出部77fを形成している。尚、上部潤滑油供給口2
7cは、ベアリング27a外周部のやや下方よりに配置
してもよい。
【0038】そして、上部潤滑油供給口77cから潤滑
油を供給し、潤滑油通路77dを通じて、ベアリング7
7aの上方から該ベアリング77aへ供給するのであ
る。この場合、通路出口77eはベアリング77aの上
方に配置されているので、通路出口77eから上部支持
部材77内部の空間86に充填される潤滑油は、下方の
ベアリング77aへ確実に供給されることとなる。ま
た、潤滑油通路77dの通路出口77eの上方には、内
側に突出する突出部77fが形成されているので、通路
出口77eから前記空間86に充填される潤滑油は、上
方へ押し上げられることが阻止されるとともに下方へ押
し下げられ、さらに確実にベアリング77aに供給され
る。前記上部潤滑油供給口77cは、該上部潤滑油供給
口77cから潤滑油通路77d内へとニップル35を嵌
入することにより、潤滑油の供給時以外は閉塞されてお
り、該上部潤滑油供給口77cから外部へ潤滑油が漏れ
ることを防止している。
【0039】また、図10に示すように、下部支持部材
78のベアリング78aへの潤滑油の供給においては、
モータ支持部76と下部支持部材78との嵌合部にて、
該モータ支持部76の側壁を貫通する潤滑油通路76
d、及び、下部支持部材78の側壁を貫通する潤滑油通
路78bを形成している。該潤滑油通路76dと潤滑油
通路78bとは連通しており、潤滑油通路76dはモー
タ支持部76の外周面で下部潤滑油供給口76cとして
開口している。該下部潤滑油供給口76cは、ベアリン
グ78aの外周部側方、即ち、該ベアリング78aの半
径方向外側に配置されている。そして、該下部潤滑油供
給口76cから、潤滑油通路76d・78bを通じて、
ベアリング78aへ潤滑油を供給するように構成してい
る。
【0040】下部支持部材78の潤滑油通路78bが該
下部支持部材78の内周面で開口した通路出口78c
は、ベアリング78aの上方に位置し、該通路出口78
cの上方には、内側に突出して下部支持部材78の内側
面からスピンドル軸54までの間の隙間を塞ぐシール部
材87が配設されている。このシール部材87により、
通路出口78cから下部支持部材78内部の空間88へ
充填される潤滑油は、該シール部材87よりも上方へ押
し上げられることが防止され、空間88の下方に配置さ
れているベアリング78aへ確実に供給される。また、
前記下部潤滑油供給口76cは、該下部潤滑油供給口7
6cから潤滑油通路76d内へニップル35を嵌入する
ことにより、潤滑油の供給時以外は閉塞されており、該
下部潤滑油供給口76cから外部へ潤滑油が漏れること
を防止している。
【0041】前記上部潤滑油供給口77cは下部潤滑油
供給口76cよりも上方に形成され、該上部潤滑油供給
口77cと下部潤滑油供給口76cとは略同一の鉛直線
上に配置されている。そして、上部潤滑油供給口77c
及び下部潤滑油供給口76cは、単錘駆動型多重撚糸機
の作業通路側(図1における手前側)に形成されてい
る。
【0042】また、図12に示すように、モータ支持部
76の下部潤滑油供給口76c及び上部潤滑油供給口7
7cの略反対側の側面に、該モータ支持部76内と外部
とを連通する配線口76eが形成されている。該配線口
76eには、駆動モータ60のステータコイル81に電
力を供給する動力線や、検出用磁石83の磁力を検出す
る前記磁気センサ83aの信号線等が、モータ支持部7
6内から外側へ向けて通過して、配線用のダクトへ侵入
している。即ち、下部潤滑油供給口76c及び上部潤滑
油供給口77cは、モータ支持部76における単錘駆動
型多重撚糸機の作業通路側に形成され、配線口76eは
反作業通路側に形成されている。この場合、モータ支持
部76における作業通路側とは、単錘駆動型多重撚糸機
の長手方向と平行な線101の作業通路側180°の範
囲102をいい、反作業通路側とは、単錘駆動型多重撚
糸機の長手方向と平行な線101の反作業通路側180
°の範囲103をいう。
【0043】以上のように、モータハウジング84のモ
ータ支持部76の一側面に上下部潤滑油供給口77c・
76cを形成するので、潤滑油の供給作業時に、スピン
ドル軸54を支持するモータハウジング84から該スピ
ンドル軸54を抜き差しする必要がなく、スピンドル軸
54に無理な力がかかって該スピンドル軸54の軸心が
ずれたり、スピンドル軸54を駆動する駆動モータ60
が傷付いたりすることを防止することができるととも
に、潤滑油供給作業を簡便にすることができる。更に、
該モータ支持部76の平面視における反上下部潤滑油供
給口77c・76c側に、配線口76eを形成すること
により、該配線口76eは、上下部潤滑油供給口77c
・76cの略下方及びその付近以外の位置にあるので、
上下部潤滑油供給口77c・76cから供給されるグリ
ース等の潤滑油が、モータハウジング84の内外にこぼ
れた場合、該配線口76eを通過する配線にこぼれた潤
滑油が付着しにくく、潤滑油により配線が悪影響を受け
ることを防止することができる。
【0044】また、上下部潤滑油供給口77c・76c
は、単錘駆動型多重撚糸機の作業通路側に配置されてい
るので、潤滑油の供給作業が行い易く、作業効率を向上
することができる。さらに、配線口76eは、単錘駆動
型多重撚糸機の反作業通路側に配置されているので、該
反作業通路側に設けられており駆動モータ60用のドラ
イバ基板が収納された配線用ダクトと距離が近くなっ
て、駆動モータ60のステータコイル81に電力を供給
する動力線や、検出用磁石83の磁力を検出する前記磁
気センサ83aの信号線等の配線を簡素化することが可
能となる。
【0045】また、上下部潤滑油供給口77c・76c
は、潤滑油供給口として上下方向に複数形成されるとと
もに、略同一の鉛直線上に配置されているので、潤滑油
供給作業時に、より供給作業が行い易くなり、さらに作
業効率を向上することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、単錘駆動型多重撚糸機におい
て、以上のような構成とすることで、次のような効果を
奏する。まず、請求項1の如く、スピンドル軸を回転自
在に支持するハウジングの特定箇所に潤滑油供給口を形
成するとともに、該ハウジングにおける、該潤滑油供給
口に対して略鉛直下方及びその付近以外の位置に、配線
が通過する配線口を形成したので、潤滑油の供給作業時
に、スピンドル軸を支持するハウジングから該スピンド
ル軸を抜き差しする必要がなく、スピンドル軸に無理な
力がかかって該スピンドル軸の軸心がずれたり、スピン
ドル軸を駆動するモータが傷付いたりすることを防止す
ることができるとともに、潤滑油供給作業を簡便にする
ことができる。また、例えば、潤滑油供給口から供給さ
れるグリース等の潤滑油が、ハウジングの内外にこぼれ
た場合、配線口は平面視において潤滑油供給口から遠い
箇所に位置することとなるので、該配線口を通過する配
線にこぼれた潤滑油が付着しにくく、潤滑油により配線
が悪影響を受けることを防止することができる。
【0047】更に、請求項2の如く、前記単錘駆動型繊
維機械の作業通路側に前記潤滑油供給口を配置し、反作
業通路側に前記配線口を配置したので、潤滑油の供給作
業が行い易く、作業効率を向上することができる。ま
た、該配線口と、反作業通路側に設けられている配線用
ダクトとの距離が近くなって、モータのステータコイル
に電力を供給する動力線や、モータ回転数検知用の検出
用磁石の磁力を検出するための磁気センサの信号線等の
配線を簡素化することが可能となる。
【0048】更に、請求項3の如く、前記潤滑油供給口
をハウジングの上下複数箇所に形成し、該複数の潤滑油
供給口を略同一の鉛直線上に配置したので、潤滑油供給
作業時に、より供給作業が行い易くなり、さらに作業効
率を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多数並設された状態にある単錘駆動型
多重撚糸機の撚糸ユニットを示す全体図である。
【図2】紡績糸用の単錘駆動型多重撚糸機を示す斜視図
である。
【図3】同じく単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユニットを
示す側面断面図である。
【図4】撚糸ユニットの駆動モータ部を示す側面断面図
である。
【図5】上部支持部材のベアリングへの潤滑油の供給部
を示す側面断面図である。
【図6】下部支持部材のベアリングへの潤滑油の供給部
を示す側面断面図である。
【図7】潤滑油供給口と配線口との位置関係を示す平面
図である。
【図8】フィラメント糸用の単錘駆動型多重撚糸機の撚
糸ユニットを示す側面断面図である。
【図9】図8における撚糸ユニットの駆動モータ部を示
す側面断面図である。
【図10】図8における上部支持部材のベアリングへの
潤滑油の供給部を示す側面断面図である。
【図11】同じく下部支持部材のベアリングへの潤滑油
の供給部を示す側面断面図である。
【図12】同じく潤滑油供給口と配線口との位置関係を
示す平面図である。
【図13】従来の単錘駆動型多重撚糸機の撚糸ユニット
を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 撚糸ユニット 4 スピンドル軸 10 駆動モータ 26 モータ支持部 26c 下部潤滑油供給口 26e 配線口 27 上部支持部材 27a ベアリング 27c 上部潤滑油供給口 27d 潤滑油通路 28 下部支持部材 28b ベアリング 34 モータハウジング 41 単錘駆動型多重撚糸機の長手方向と平行な線 42 作業通路側180°の範囲 43 反作業通路側180°の範囲

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドル軸の回転により糸に撚りを付
    与する錘を複数並設して構成され、各スピンドル軸毎に
    モータを備えた単錘駆動型繊維機械において、スピンド
    ル軸を回転自在に支持するハウジングの特定箇所に潤滑
    油供給口を形成するとともに、該ハウジングにおける、
    該潤滑油供給口に対して略鉛直下方及びその付近以外の
    位置に、配線が通過する配線口を形成したことを特徴と
    する単錘駆動型繊維機械。
  2. 【請求項2】 前記単錘駆動型繊維機械の作業通路側に
    前記潤滑油供給口を配置し、反作業通路側に前記配線口
    を配置したことを特徴とする請求項1に記載の単錘駆動
    型繊維機械。
  3. 【請求項3】 前記潤滑油供給口をハウジングの上下複
    数箇所に形成し、該複数の潤滑油供給口を略同一の鉛直
    線上に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の単錘駆動型繊維機械。
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