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JP2000107473A - パイピングを付けられたポケット開口の製作のための裁縫設備 - Google Patents

パイピングを付けられたポケット開口の製作のための裁縫設備

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Publication number
JP2000107473A
JP2000107473A JP11281967A JP28196799A JP2000107473A JP 2000107473 A JP2000107473 A JP 2000107473A JP 11281967 A JP11281967 A JP 11281967A JP 28196799 A JP28196799 A JP 28196799A JP 2000107473 A JP2000107473 A JP 2000107473A
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Japan
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knife
cutting
carriage
corner
cutting unit
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JP11281967A
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Inventor
Tobias Kaufhold
カウフホルト トビーアス
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Duerkopp Adler AG
Original Assignee
Duerkopp Adler AG
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Publication date
Application filed by Duerkopp Adler AG filed Critical Duerkopp Adler AG
Publication of JP2000107473A publication Critical patent/JP2000107473A/ja
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Publication of JP4336428B2 publication Critical patent/JP4336428B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
    • D05B3/10Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for making piped openings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーナー切断ナイフの調整が低い構造コスト
で実行可能でコーナーカットの安定した品質を保証す
る。 【解決手段】 服地素材(140)にパイピングを付け
られたポケット開口(141)を製作するための裁縫設
備は、各々2つのナイフを有したコーナー切断ナイフを
夫々備えた2つの切断ユニットを備えて構成される。真
っ直ぐなコーナーカット(138)又は対角のコーナー
カット(139)を製作するために、コーナー切断ナイ
フの1つのナイフは、実質的にポケット開口を構成する
切り目(156)の方向に変位可能で調整可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、服地素材にパイピ
ングを付けられたポケット開口の製作のための裁縫設備
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】(米国
特許第3747545号に対応する)DE 21306
42 C3は、服地素材にパイピングを付けられたポケ
ット開口の形成のための裁縫装置を教示する。当該装置
は作業板、当該作業板上に配設された二針ミシン、及び
作業板上でY方向に素材を搬送するための素材送り装置
を備えて構成されている。更にY方向での搬送の間に素
材にY方向での直線状の切り目を形成するのに刃が有効
である。Y方向に延びるカットアウト(削除部分)が作
業板に形成される。作業板の下に、コーナーカットを生
じるために切断装置が備えられる。当該切断装置は2個
のコーナー切断ナイフを備えている。各コーナー切断ナ
イフは2つのブレードでなっている。ダイアゴナルポケ
ット開口に必要な所謂対角コーナーカットを生じるため
に、上記コーナー切断ナイフはピボットデザインであ
る。この種のコーナー切断ナイフの調整によって、実行
可能なコーナーカットに比較的限られた影響のみがもた
らされるにすぎず;したがって、このタイプのナイフ調
整は実際問題として成功していない。更に構造が非常に
複雑である。コーナー切断ナイフの調整は構造的に画定
されたステージでのみ引き起こされうる。公知の切断装
置は組み立て、調整及び製作に関してかなりの要求を伴
う。
【0003】(米国特許第3820481号に対応す
る)DE 2241044 B2は、服地素材上にパイピ
ングを付けられたポケット開口を作るための裁縫装置を
教示する。上記ポケット開口は真っ直ぐか対角のいずれ
かである。上記裁縫装置は、2つの個々のナイフでなる
コーナー切断ナイフを有した切断装置を備えてなる。ポ
ケット開口の夫々の端部でのコーナーカットの角度の変
化性は、一方でコーナーナイフが画定された所定のステ
ージにおいて回転可能であり、更にコーナー切断ナイフ
の2個のナイフが深さを変えて素材を突き刺すことで、
達成される。公知のデザインは構成的に複雑で、対応し
て費用も高い。組み立てと調整もまたかなり時間を消費
する。更にコーナーカットの角度は所定のステージにお
いて引き起こされうるのみである。これらナイフが深さ
を変えて素材を突き刺すので、コーナーカットでの切断
長さは材料に依存する。
【0004】(米国特許第5400731号に対応す
る)DE 4223966 C1は、服地素材上にパイピ
ングを付けられたポケット開口を作るための裁縫装置を
教示する。この装置は基本的に上記DE 224104
4 B2に従うものに対応している。しかしながら、こ
の場合、ナイフの回転は連続的に起動可能なステッピン
グモータによってなされ、ナイフの切断動作は空気作用
で作動するピストン・シリンダ駆動装置によってもたら
される。欠点は基本的に上記したものと同じである。
【0005】コーナーカットを生じるための切断装置を
有した裁縫装置がDE 4224034 A1から公知で
ある。コーナー切断ナイフが電気モーターによって駆動
可能であり、コーナー切断ナイフの各ナイフは、切断長
さと角度を変えて実行されるべきコーナーカットのため
の角度と切断ストロークを変えるように調整可能であ
る。対応して、各コーナー切断ナイフは4個のモーター
を備え、2つのコーナー切断ナイフを備えてなる切断装
置が複雑なデザインを有する。この場合にも、ナイフの
突き刺しの深さが変わるのでコーナーカットでの切断長
さが材料に依存するという欠点がある。
【0006】本発明の目的は、コーナー切断ナイフの調
整が低い構造コストで実行可能でコーナーカットの安定
した品質が保証されるような、服地素材にパイピングを
付けられたポケット開口の製作のための裁縫設備を具現
化することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、請求項1の特徴部分の構成によって達成される。
各コーナー切断ナイフの両ナイフ、即ち、切断装置の4
つのナイフの全ては同じ持ち上げ動作によって上下に動
かされる。個々のナイフが服地素材に深さを違えて突き
刺さらないので、コーナーカットの長さが一定になるこ
とが素材材料に拘わらずに達成される。コーナー切断ナ
イフの一度に1つのナイフがポケットスリットの方向、
即ち、ポケット開口を実質的に構成する切り目の方向に
おいて変位することによって、所謂対角コーナーカット
の製作が特に簡単に成し遂げられる。そのような調整が
特に簡単に実行可能である。ナイフの突き刺しの一定の
深さのために、簡単な作動が例えば空気作用で作動する
一定ストロークのピストン・シリンダ駆動装置によって
可能である。デザインは単純で、部品数が少ない。これ
によってまた、低い製作コストと高い操作上の信頼性を
生じる。
【0008】多数の有利な展開が従属請求項から明らか
となろう。また本発明の詳細は図面に関連した本発明の
例示的な実施形態の以下の記載から明らかとなろう。
【発明の実施の形態】
【0009】裁縫設備1は、互いに直角に延びるX方向
とY方向によって定められる水平面にほぼ延在する作業
板2を備える。当該作業板2は側方縁2aを有する。二
針ミシン3がそのベースプレート4によって作業板2上
に固定されている。二針ミシン3は一般にヘッド6で終
端するアーム5を有する。ヘッド6に、二本のニードル
バー(針棒)7,8の作動のためのクランク駆動装置
(図示せず)が備えられる。上記ニードルバーは個々に
オンオフ切り換え可能で、それぞれに針9,10が固定
されている。針9,10は、針の参照番号9,10が括
弧内で概略された図7に示されるように、X方向におい
て互いに例えば12mmの間隔aで配設されている。
【0010】ナイフ11が作業板2の上方で、針9,1
0の間で且つX方向に関しこれら針に対して中央でヘッ
ド6に配設され、ヘッド6に配設された駆動装置(図示
せず)を用いてX方向とY方向に対し直角に延びるZ方
向において上下に移動可能である。上記ナイフは休止の
上方位置と下方作業位置に動くことができる。休止位置
(図1)において、ナイフ11は作業板2の上方にあ
り;切断動作をなすために、Z軸の方向に上下移動をな
す。
【0011】二針ミシン3は更に、ベルト駆動装置13
を介して駆動モータ14と連結したハンドル車12を備
えてなっている。駆動モータ14はモータ制御装置(図
示せず、また詳述せず)と組み合わされてユニットを形
成する。モータ制御装置との組み合わせにおいて、駆動
モータ14は、統合された種々雑多な機能によって二本
のニードルバー7,8のオンオフ切り換えとナイフ11
のオンオフ切り換えがなされるように二針ミシン3を作
動し停止することができる市販のミシン駆動装置であ
る。ハンドル車12の近傍で、二針ミシン3は支持アー
ム15を備える。その自由端に作動要素17を備えた制
御パネル16が固定されている。
【0012】ミシン3のY方向後方で、プレート18が
ミシンのアーム5に取り付けられ、当該プレート18は
互いに平行な2つのガイドロッドによって構成されたガ
イド19につながれる。上記ロッドにキャリッジ20が
Y方向において往復可能に支承されている。当該キャリ
ッジ20は更に軸受21を備えており、当該軸受にダブ
ルアームレバー22がピボット旋回可能に支承されてい
る。レバー22の一方のアーム23が、空気作用で作動
可能なピストン・シリンダ駆動装置24の一端に連節さ
れており、他端はキャリッジ20にピボット旋回可能に
支承されている。素材送り装置26がレバー22の他方
のアーム25の自由端に取り付けられている。この配置
は、駆動装置24の作動によって、レバー22が下がっ
た作業位置29と上がった休止位置30にピボット旋回
されることを保証する。図7の描写によれば、素材送り
装置26は第1挟持プレート部材27と第2挟持プレー
ト部材28を備えてなっている。記述された構成で、作
業板2上に置かれた服地素材31が挟持プレート部材2
7,28によって挟持固定されて、キャリッジ20の変
位に関連して摩擦の結果として挟持プレート部材27,
28によってY方向にずれる。また、上記プレート18
に対向するガイド19の自由端が安定化のためにロッド
33を介して上記プレート18につながった別のプレー
ト32につながることが目を引く。
【0013】図1によれば、キャリッジ20の方に向け
られたタイミングベルトプーリー35を備え、ステッピ
ングモータの形態をした電気式駆動モータ34がX方向
でガイド19の後方でプレート18に取り付けられてい
る。タイミングベルトプーリー35は、上記別のプレー
ト32での回転のために取り付けられたタイミングベル
トプーリー37も取り巻いた連続的なタイミングベルト
36によって取り巻かれている。タイミングベルト36
の上方ストランド38が、キャリッジ20に配設された
挟持装置39によってキャリッジ20につながれる一
方、下方ストランド40がキャリッジ20に対して可動
である。詳述されたデザインの結果として、キャリッジ
20が、挟持プレート26を伴って、ガイド19でY方
向正負において往復動するように、駆動モータ34によ
って変位可能である。
【0014】図1及び7に示されるように、作業板2
は、下記するように作業板2の下に配設されたコーナー
切断ナイフ42,43が邪魔されることなく作業板2を
通ってZ方向上方に変位するようにY方向に延在する矩
形のカットアウト(削除部分)41を備える。作業板2
はまた、ナイフ11と針9,10が下方に貫通するため
に、対応する凹部を備えていることに目を引く。
【0015】裁縫設備1に関して記載されたデザイン
は、更に詳細に言及されている(米国特許第54007
31号に対応する)DE 4223966 C1から公知
である。コーナー切断ナイフ42,43は、特に図1、
2、3、4、6に関連して以下に詳細に記載される切断
装置44の部品(コンポーネント)である。作業板2
は、壁45,46,47によって形成されたスタンドに
支えられ、これにしっかりとつながれる。上方軸受48
と下方軸受49が後壁46に固定されている。Z方向に
延びる軸線51を有する軸受ジャーナル50が軸受4
8,49に支承され、上方に取り外し可能である。支持
部53の端部52が軸受ジャーナル50にピボット旋回
可能に支承されている。この配置によって、取り外し可
能にピボット旋回する実質的に遊びのない連節部位54
が形成される。
【0016】上記連節部位54から離れた支持部53の
自由端55が、軸受表面56と貫通孔57を備える。ネ
ジ付きピン59に適合する突起58が上記壁46に備え
られ、これに溶接されている。支持部53の中断端部5
5が、ネジ付きピン59、ディスク61及びナット62
の形態をした取り外し可能な固定装置を用いて、上記突
起58にねじ込まれて固定される。その結果として、支
持部53が取り外し可能に壁46に固定される(図
2)。固定装置60の取り外し後、支持部53が切断装
置と共に後壁46から前方へピボット旋回可能で、その
結果、図5に概略されるように、切断装置44は上から
も作業板2から制約なく、接近可能である。この場合、
コーナー切断ナイフ43が可能な限り別のコーナー切断
ナイフ42に接近するように動くとき、切断装置44か
らの軸線51の間隔bが作業板2の側方縁2aからの軸
線51の間隔cを上回り、その結果、切断装置44が全
体として作業板2から制約ないことが認識できる。軸受
ジャーナル50の取り除き後、切断装置44を含めて支
持部53はスタンドから取り出し可能である。
【0017】矩形区分から製作される支持部53は減少
した横断面範囲の区分63を有し、これにガイド枠縁6
4がネジ65により固定される。ガイド軸受66が遊び
なく変位可能にガイド枠縁64に支承されている。ガイ
ド枠縁64とガイド軸受66は、例えば商品名「INA
vierreihige Miniatur-Kugelumlaufeinheiten, Baurei
he KUME」で市販されているように、ローラ体とシール
を備えたガイド67を構成する。図1及び2に示された
支持部53の作業位置において、上記ガイド67によっ
てY方向におけるガイド軸受66の往復動動作が可能で
ある。
【0018】プレート68が4個のネジ69(そのうち
の1個のネジ69のみが図3に示されている)によって
ガイド軸受66に取り付けられている。当該プレート6
8はZ方向において、その長めの側で延在する。ガイド
枠縁70がネジ71によって上記プレート68に取り付
けられる。並行する2つのガイド軸受72,73が遊び
なく変位可能にガイド枠縁70に配設される。ガイド枠
縁70とガイド軸受72,73が、ガイド67のデザイ
ンに対応するガイド74を構成する。その結果として、
プレート68がコーナー切断ナイフ43に割り当てられ
るYキャリッジを形成する。
【0019】角材(アングル材)76の脚部75はネジ
77によってガイド軸受72,73に固定される。当該
角材76は別の脚部78も有する。2本の脚部75,7
8の移行範囲において、角材76は第1脚部75に配設
された壁80によって画定される凹部79を備える。ス
テッピングモータ81が上記凹部79に配設され、参照
番号を有しないネジによって壁80に前面で固定され
る。ステッピングモータ81は、壁80における孔(参
照番号を有せず)に遊びをもって貫通するネジ付きスピ
ンドル82の形態をした駆動シャフトを備える。ネジ付
きスピンドル82は、互いに対向する等しいデザインの
2つの凹部84を備えるスピンドルナット83に遊びな
く回転するように収容される。X方向に互いに平行で遊
びなく配設され且つ駆動部材87にきっちりと配設され
た真っ直ぐなピン85,86が、回転に対するセーフガ
ードとして且つドライバとして上記凹部84内に達す
る。
【0020】駆動部材87はネジ89,90によってプ
レートタイプのテーブル88にねじ込められている。ネ
ジ91によってテーブル88の下側は、ガイドビーム9
3に遊びなく変位可能に支承されているガイド軸受92
につながれる。当該ガイド軸受92とガイドビーム93
は、ガイド67に構造的に対応するガイド94を形成す
る。ガイドビーム93がネジ(図示せず)によって脚部
78に形成された突起95に固定される。
【0021】図2及び4によれば、角材76はX方向と
Y方向によって形成された平面を通って延在する支持表
面96を備える。テーブル88は同じく上記XY平面に
延在する支持表面97を有する。ここまで詳述した構成
は、ガイド67,74,94が互いに直角に配設され、
角材76がテーブル88と共にY方向とZ方向に変位可
能で、テーブル88がY方向において角材76に対して
追加的に変位可能であることを保証する。その結果とし
て、角材76は、Yキャリッジを形成するプレート68
に取り付けられたZキャリッジを構成する。テーブル8
8は角材76に対して変位可能なYキャリッジを構成す
る。
【0022】扇形状のナイフ担体98が、当該ナイフ担
体98での長孔99aを貫通するネジ99によって、角
材76の支持表面96に固定される。ナイフ100がナ
イフ担体98における取り外し可能な挟持装置101に
しっかりと取り付けられている。同様に、ナイフ担体1
02が、ナイフ担体98での長孔99aを貫通するネジ
99によって、テーブル88の支持表面97に固定され
る。ナイフ103がナイフ担体102における取り外し
可能な挟持装置101にしっかりと取り付けられてい
る。2つのナイフ100と103はこれらの間で36°
の角度Wをとる。詳述した構成によって、ネジ99によ
って変更されうる角度Wが緩められ、ナイフ担体98と
102が位置を変えられることが可能である。ナイフ1
00と103の形態は従来技術から、例えば(米国特許
第3820481号に対応する)DE 2241044
A1から公知である。それらは三角形で上に向かって先
がとがっている。これらはそれぞれZ方向に延びる非切
断エッジ100aと103aと、それぞれ各エッジ10
0aと103aから下方へ移りナイフ100と103が
服地素材31を貫通する際に引き切断を達成する切断エ
ッジ100bと103bを有する。詳述したデザインの
ために、ネジ99が緩められると、ナイフ担体98,1
02が、エッジ100a,103aによって形成されZ
方向に延びる軸線まわりに調整可能である。
【0023】プレート68は、その下方端で凹部104
と軸受105を備える。空気作用により作動されるダブ
ルアクションのピストン・シリンダ駆動装置107の下
方端106は軸受105に支承される。ピストン・シリ
ンダ駆動装置107のシリンダ107aは上記凹部10
4内に配設されている。上記駆動装置107はピストン
ロッド108を備えてなっていて、その上端がネジ機構
108a(図3,4)を用いて角材76の脚部78につ
ながれている。ピストン・シリンダ駆動装置107は角
材76によって形成されたZキャリッジのためのZ駆動
装置である。
【0024】更に、挟持装置109がプレート68に備
えられ、連続タイミングベルト111のストランド11
0を締め付ける。挟持装置109はネジ113によって
プレート68に対して張設された挟持プレート112を
備えて構成されている(図3,4)。タイミングベルト
111はベルト駆動装置114の一部であり、一方の側
115でタイミングベルトプーリ116を、他方の側1
17でタイミングベルトプーリ118を取り巻く。ボル
ト119によって、タイミングベルトプーリ116は端
部55の近くで支持部53の厚い部分に偏向プーリとし
て自由回転可能に取り付けられる。タイミングベルトプ
ーリ118が、モータ軸受122によって支持部53の
端部52に取り付けられたステッピングモータ121の
シャフト120に固定されている。このデザインの結果
として、支持部53に対するプレート68の作動がY方
向でなされる(図2)。その結果として、ステッピング
モータ121はYキャリッジを構成するプレート68の
ためのY駆動装置である。
【0025】プレート68やガイド74,94のような
本質的なコンポーネントを備えたコーナー切断ナイフ4
3のナイフ100,103の受け入れのための詳述した
デザインは、ガイド67での配置のために、Y方向に変
位可能な、即ち、定置式でない切断装置44の第1切断
ユニット123を構成する。
【0026】これと対照的に、切断ユニット123に構
造的に対応する切断装置44の第2切断ユニット124
は、端部55の付近で支持部53の厚い部分にしっかり
と配設される。当該第2切断ユニット124は、ナイフ
100,103に対し鏡面対称に配設されたコーナー切
断ナイフ42のコンポーネントとしてナイフ125,1
26を備えてなっている。特に図2と6において同じパ
ーツは、切断ユニット123のものと同じ参照番号を有
し、それらの参照番号に加えてプライム記号(’)が付
されている。したがって改めて説明しない。
【0027】切断装置44は幾つかの駆動装置を、即
ち、一定で等しいストロークの2つの空気作用駆動装置
107,107’、2つのステッピングモータ81,8
1’及びステッピングモータ121を備える(図6)。
ライン127を介して、駆動装置は壁46に固定された
スイッチボックス128に接続されている。ライン12
7は上記駆動装置に対する電気接続ライン及び空気接続
ラインを備えて構成されている。当該ライン127はプ
ラグ連結部129の形態をしたインターフェイスを介し
てスイッチボックス128に接続されており、その結
果、ライン127をスイッチボックス128にドッキン
グし、また分離することが、例えば支持部53を切断装
置44と共にスタンドから取り除く際に、時間的に特別
な消費をすることなしに容易に可能である。スイッチボ
ックス128は更に、圧縮空気が供給源からライン13
1を介して供給されるメンテナンスユニット130に連
結されている。メンテナンスユニット130は供給源か
ら発生する圧縮空気の準備(クリーニング、潤滑及び圧
力調整)のために供される。ソレノイド弁が同じくスイ
ッチボックス128内に配設され、駆動装置107,1
07’を空気作用により作動する。更にスイッチボック
ス128は電気ライン132を介して同じく制御ユニッ
トを収容する制御パネル16に連結される(図1)。
【0028】切断装置44の操作モードは次の通りであ
る:先ず、制御システムが、作られるべきポケット開口
の形状と長さl(図7)に関する情報を供給される。上
記形状を明細に条件指定することには、真っ直ぐなコー
ナーカット135,136を備えたポケット開口137
が素材31において製作されるのか否か(図7)、ある
いは素材140において所定角度W2,W3だけ対角で
あるコーナーカット138,139を有するポケット開
口141が製作されるのか否か(図8)に関する情報が
含まれる。
【0029】この情報は制御パネル16での手動入力に
よって又は自動的に制御ユニットに供給可能である。情
報の自動供給は例えば垂れ縁(フラップ、図示せず)が
ポケット開口137,141の近傍に追加的に縫い付け
られる際になされる。この場合、垂れ縁の第1縁と第2
縁の検知は二針ミシン3のヘッド6に配設された遮光ユ
ニット142によって自動的に行われる。これは、ポケ
ット開口141の製作されるべき、長さlを含めて角度
W2,W3を表す情報の制御ユニットへの供給を意味す
る。
【0030】図7に係る例は、挟持プレート部材27,
28によって及び駆動装置24を用いて作業プレート2
上に挟持された素材31が図1,7に係る位置にあって
カットアウト41を覆うという仮定から発する。更に素
材31はナイフ11によって作られ最終点144,14
5を有する切り目143;二針ミシン3によって作られ
最終点147,148を有するシーム146;及びこれ
に平行に延び最終点150,151を有するシーム14
9を有するという仮定から発する。切り目143の最終
点144,145に対するシーム146,149の最終
点147,148と150,151の位置は、制御ユニ
ットに供給された情報に対応する。最終点147,15
0は直線152を画定し、最終点148,151はこれ
に対して平行な直線153を画定する。直線152,1
53は、切り目143を通って延び裁縫設備1の作業方
向を反映する線154に対して直角に延びる。
【0031】既述された情報に基づいて、制御ユニット
はステッピングモータ121を起動し、これによって切
断ユニット123は、製作されるべきポケット開口13
7の所望長さlを画定する部材124に対する位置に移
動する。更に制御ユニットは、切断装置44の切断ユニ
ット123,124に含まれるステッピングモータ8
1,81’の起動を起こす。ネジ付きスピンドル82,
82’を介して、夫々のステッピングモータ81,8
1’は、ネジ付きスピンドル82,82’の回転方向に
応じたY方向正負での動きをナット83,83’に及ぼ
し、それによって夫々のテーブル88,88’とそれ故
にナイフ103,126が対応して変位する。夫々テー
ブル88,88’の変位は、その最初の位置に依存して
Y方向正負において起こる。図2によれば、ナイフ10
0,103と125,126がY方向において等しい位
置をとるとすぐにこの変位プロセスが終わる。これら位
置がいったん達成されると、ステッピングモータ81,
81’はなおステッピングトルクで保たれ、夫々のテー
ブル88,88’の位置を、それ故にナイフ103,1
26の位置を固定する。テーブル88,88’の調整は
既述したように両方の切断ユニット123,124で行
われることが明らかに目を引く。それ故、ナイフ10
0,103と125,126が、図7にしたがう真っ直
ぐなコーナーカット135,136の実行のために、互
いに位置決めされ、あるいは調整される。
【0032】制御ユニットは、機械サイクルの自動実行
において両方の切断装置123,124の駆動装置10
7,107’のそのような起動を起こす。このようにし
て、切断ユニット123,124に含まれそこに位置す
るコンポーネントを含めてZキャリッジを形成する角材
76,76’が正のZ方向にて上方に(図1,3)変位
する。この動きによって、ナイフ100,103と12
5,126が、妨げられることなくカットアウト41を
通って上方に動き、コーナーカット135,136を果
たしながら素材31内に入る。全てのナイフ100,1
03,125,126の均一に上がった位置が、鎖線に
よって示されたナイフ100のための例証として図1に
概略される。全てのナイフ100,103,125,1
26が常に駆動装置107,107’の全ストロークに
わたって上げられるので、素材31へのそれらの入り込
みの深さは常に同じである。挟持プレート部材27,2
8は作業板2上にしっかりと素材31を保持する。
【0033】そして制御ユニットは切断ユニット12
3,124の駆動装置107,107’の反転を起こ
し、その結果、いったん挟持プレート部材27,28が
解放されると、仕上られた素材31が取り除かれうる。
【0034】角度W2,W3だけ対角であるコーナーカ
ット138,139を備えたポケット開口141の製作
を図8に基づいて以下に説明する。図7にしたがう素材
31の作業に関連して詳述されたように、素材140は
最終点157,158を有する切り目156;これに平
行で最終点160,161を有するシーム159;及び
切り目156とシーム159に平行で最終点163,1
64を有するシーム162を備えてなっている。
【0035】最終点160,163は直線165を画定
し、最終点161,164は直線166を画定する。直
線165は直線167と協同して角度W2を取り囲み、
直線166は直線168と協同して角度W3を取り囲
む。直線167,168はシーム159,162の最も
外側の最終点160,164を通り、切れ目156によ
って画定され裁縫設備1の作業方向をライン154とし
て規定する直線169に対し直角に延びる。
【0036】上記したように、再び所定情報に基づいて
制御ユニットは、夫々のステッピングモータ81,8
1’を起動することによって、即ち、所定の角度W2,
W3に対応して、各切断ユニット123,124に属す
る切断ナイフ103,125のY方向における調整を起
こす。プロセスの残りは、真っ直ぐなコーナーカット1
35,136の製作のための上記したものに対応する。
【0037】切断ユニット123のナイフ100,10
3によって及び切断ユニット124のナイフ125,1
26によって取り囲まれた角度Wが基本的に手動で調整
可能であること、及びナイフ100,103,125,
126が、いったん取り付けられ調整されると、真っ直
ぐなコーナーカット135,136の製作ないし対角の
コーナーカット138,139の製作に拘わらず、変更
されることなしに、即ち、何ら新しい調整なしに用いら
れることが特に目を引く。
【図面の簡単な説明】
【図1】裁縫設備に挿入された本発明に係る切断装置の
正面図である。
【図2】図1の矢印IIに対応する切断装置の一部の拡大
平面図である。
【図3】図2の矢印IIIに対応する切断装置の部分の正
面図である。
【図4】図3での矢印IVに対応する、図3に示された部
分の側面図である。
【図5】図1での矢印IIに対応する切断装置の縮小部分
図である。
【図6】切断装置の図式図である。
【図7】作業板上に位置し互いに対称な真っ直ぐなコー
ナーカットを有した服地素材の平面図である。
【図8】対角コーナーカットを有した他の素材の、図7
に対応する平面図である。
【符号の説明】
2 作業板 3 二針ミシン 11 ナイフ 26 素材送り装置 31 素材 41 カットアウト 43 コーナー切断ナイフ 44 切断装置 81 駆動装置 100 第1ナイフ 103 第2ナイフ 107 駆動装置 121 駆動装置 123 切断ユニット 135 コーナーカット 143 切り目

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業板(2)と;当該作業板(2)に配
    設された二針ミシン(3)と;上記作業板(2)上でY
    方向に素材(31,140)を搬送するための素材送り
    装置(26)と;上記素材(31,140)のY方向に
    おける搬送の間に当該素材においてY方向に延びる真っ
    直ぐな切り目(143,156)を製作するためのナイ
    フ(11)と;作業プレート(2)でY方向に延びるカ
    ットアウト(41)と;上記作業板(2)のカットアウ
    ト(41)の下方に配設され、Y方向においてお互いに
    調整可能な第1切断ユニット(123)及び第2切断ユ
    ニット(124)と当該第1及び第2切断ユニット(1
    23,124)の相対的な調整のための駆動装置(12
    1)とを備えてなり、素材(31,140)においてコ
    ーナーカット(135,136;138,139)を製
    作するための切断装置(44)と;上記第1及び第2切
    断ユニット(123,124)に配設され、第1ナイフ
    (100,125)と第2ナイフ(103,126)を
    備えてなるコーナー切断ナイフ(42,43)と;上記
    作業板(2)での上記カットアウト(41)を通りこれ
    に置かれた素材(31,140)を通るZ方向での均一
    なストロークによる上記ナイフ(100,103,12
    5,126)の変位のために上記第1及び第2切断ユニ
    ット(123,124)に作用する少なくとも1つの駆
    動装置(107,107’)と;上記両切断ユニット
    (123,124)に対するY方向での上記第2ナイフ
    (103,126)の調整のために各切断ユニット(1
    23,124)に配設された駆動装置(81,81’)
    と;上記駆動装置(81,81’、107,107’、
    121)の起動のための制御ユニットとを備えて構成さ
    れる、素材(31,140)にパイピングを付けられた
    ポケット開口(141)を製作するための裁縫設備。
  2. 【請求項2】 上記第2ナイフ(103,126)を担
    持するYキャリッジ(テーブル88,88’)がY方向
    における変位のために各切断ユニット(123,12
    4)に配設されることを特徴とする請求項1に記載の裁
    縫設備。
  3. 【請求項3】 上記第2ナイフ(103,126)の調
    整のための上記駆動装置(81,81’)がY方向にお
    ける位置モータとして形成されることを特徴とする請求
    項1に記載の裁縫設備。
  4. 【請求項4】 上記位置モータがステッピングモータ
    (81,81’)であることを特徴とする請求項3に記
    載の裁縫設備。
  5. 【請求項5】 上記第1切断ユニット(123)及び第
    2切断ユニット(124)に、上記コーナー切断ナイフ
    (43,42)を担持するZキャリッジ(角材76,7
    6’)が配設され、当該キャリッジに、Z方向でのコー
    ナー切断ナイフ(43,42)の変位のための上記駆動
    装置(107,107’)が作用することを特徴とする
    請求項1に記載の裁縫設備。
  6. 【請求項6】 上記第2ナイフ(103,126)を担
    持するYキャリッジ(テーブル88,88’)がY方向
    における変位のために各切断ユニット(123,12
    4)に配設され、 上記第1切断ユニット(123)及び第2切断ユニット
    (124)に、上記コーナー切断ナイフ(43,42)
    を担持するZキャリッジ(角材76,76’)が配設さ
    れ、当該キャリッジに、Z方向でのコーナー切断ナイフ
    (43,42)の変位のための上記駆動装置(107,
    107’)が作用し、 上記Yキャリッジ(テーブル88,88’)がZキャリ
    ッジ(角材76,76’)に変位可能に支持されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の裁縫設備。
  7. 【請求項7】 上記第1切断ユニット(123)がYキ
    ャリッジ(プレート68)によるY方向における第2切
    断ユニット(124)に対する変位のために支持されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の裁縫設備。
  8. 【請求項8】 上記Yキャリッジ(プレート68)が位
    置モータ(ステッピングモータ121)によって調整可
    能であることを特徴とする請求項7に記載の裁縫設備。
  9. 【請求項9】 ナイフ(100,103;125,12
    6)を保持するナイフ担体(98,98’;102,1
    02’)がZ方向に延在する軸まわりに調整可能で固定
    可能であることを特徴とする請求項1に記載の裁縫設
    備。
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