JP2000107293A - 血管拡張器具 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】先端部分の外径が小さく、血管内での押し込み
性(血管内走行性)が良好で、かつ拡張体の膨張・収縮
に要する時間が短い(拡張収縮時間応答性が良好な)血
管拡張器具を提供する。 【解決手段】血管拡張器具1は、ルーメン5を有する内
管2と、内管2の外面との間にのルーメン6を形成する
外管3と、拡張体と、内管2の基端部に設けられたルー
メン5と連通する第1の開口部と、外管3の基端部に設
けられたルーメン6と連通する第2の開口部とを有す
る。外管3は、先端側チューブ31およびこれに固着さ
れた基端側チューブ32からなる。先端側チューブ31
は、先端方向に向かって外径および内径が減少する縮径
部を有する。そして、基端側チューブ32の先端部32
aは先端側チューブ31の基端部内面に接続し、基端側
チューブ32の先端部32aはその先端部内面で内管2
と接続している。
性(血管内走行性)が良好で、かつ拡張体の膨張・収縮
に要する時間が短い(拡張収縮時間応答性が良好な)血
管拡張器具を提供する。 【解決手段】血管拡張器具1は、ルーメン5を有する内
管2と、内管2の外面との間にのルーメン6を形成する
外管3と、拡張体と、内管2の基端部に設けられたルー
メン5と連通する第1の開口部と、外管3の基端部に設
けられたルーメン6と連通する第2の開口部とを有す
る。外管3は、先端側チューブ31およびこれに固着さ
れた基端側チューブ32からなる。先端側チューブ31
は、先端方向に向かって外径および内径が減少する縮径
部を有する。そして、基端側チューブ32の先端部32
aは先端側チューブ31の基端部内面に接続し、基端側
チューブ32の先端部32aはその先端部内面で内管2
と接続している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管内狭窄部を治
療するために、狭窄部を拡張し、狭窄部末梢側における
血流の改善を図るための血管拡張器具、言い換えれば、
血管拡張用カテーテルに関するものである。
療するために、狭窄部を拡張し、狭窄部末梢側における
血流の改善を図るための血管拡張器具、言い換えれば、
血管拡張用カテーテルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】心筋梗塞あるいは狭心症に用いられる経
皮的経管式冠状動脈血管形成術用器具(以下、PTCA
拡張カテーテル)は、細径化及び柔軟化の付与により従
来不可能とされてきた微少血管あるいは複雑な病変部へ
の治療が可能になってきた。この血管拡張カテーテル
は、ガイドワイヤーが貫通するルーメンを有し、血管内
への挿入に際し、ガイドワイヤーと一体で操作される。
皮的経管式冠状動脈血管形成術用器具(以下、PTCA
拡張カテーテル)は、細径化及び柔軟化の付与により従
来不可能とされてきた微少血管あるいは複雑な病変部へ
の治療が可能になってきた。この血管拡張カテーテル
は、ガイドワイヤーが貫通するルーメンを有し、血管内
への挿入に際し、ガイドワイヤーと一体で操作される。
【0003】PTCA拡張カテーテルを構成するカテー
テルチューブは、上記ガイドワイヤーを挿通するルーメ
ンと、血管の狭窄部を拡張する拡張体(バルーン)を膨
張・収縮する作動流体の通路となるルーメンという最低
2つのルーメンを必要とするため、ダブルルーメン等異
軸の断面多孔状のプラスチックチューブを用いるか、あ
るいは同軸の内管および外管を有するカテーテルチュー
ブによるコアキシャル構造のプラスチックチューブを用
いるのが一般的である。
テルチューブは、上記ガイドワイヤーを挿通するルーメ
ンと、血管の狭窄部を拡張する拡張体(バルーン)を膨
張・収縮する作動流体の通路となるルーメンという最低
2つのルーメンを必要とするため、ダブルルーメン等異
軸の断面多孔状のプラスチックチューブを用いるか、あ
るいは同軸の内管および外管を有するカテーテルチュー
ブによるコアキシャル構造のプラスチックチューブを用
いるのが一般的である。
【0004】前記異軸のカテーテルチューブで構成され
たPTCA拡張カテーテルの特徴としては、血管内押し
込み性が良好である。しかし、ガイドワイヤーの操作性
が悪く、またカテーテルチューブの細径化に適していな
い。そこで、近年のPTCA拡張カテーテルの主流は、
同軸のカテーテルチューブによるコアキシャル構造のも
のとなっている。
たPTCA拡張カテーテルの特徴としては、血管内押し
込み性が良好である。しかし、ガイドワイヤーの操作性
が悪く、またカテーテルチューブの細径化に適していな
い。そこで、近年のPTCA拡張カテーテルの主流は、
同軸のカテーテルチューブによるコアキシャル構造のも
のとなっている。
【0005】血管内狭窄部の拡張においては、ガイドワ
イヤーを狭窄部に貫通させた後に血管拡張カテーテル先
端の拡張体を狭窄部に貫通させる。従って、血管拡張カ
テーテルの先端側部分は柔軟であり、ガイドワイヤーに
追従することが好ましく、さらに、血管の末梢側に位置
する狭窄部位まで拡張体が到達できるように、外形が小
さく(ロープロファイル)形成されていることが好まし
い。一方、狭窄部が存在する末梢側血管よりも外側に
(近位側に)位置される血管拡張カテーテルの基端側部
分は、カテーテルの押し込み性およびトルク伝達性を確
保するために、先端側部分よりも太く形成されることが
好ましい。
イヤーを狭窄部に貫通させた後に血管拡張カテーテル先
端の拡張体を狭窄部に貫通させる。従って、血管拡張カ
テーテルの先端側部分は柔軟であり、ガイドワイヤーに
追従することが好ましく、さらに、血管の末梢側に位置
する狭窄部位まで拡張体が到達できるように、外形が小
さく(ロープロファイル)形成されていることが好まし
い。一方、狭窄部が存在する末梢側血管よりも外側に
(近位側に)位置される血管拡張カテーテルの基端側部
分は、カテーテルの押し込み性およびトルク伝達性を確
保するために、先端側部分よりも太く形成されることが
好ましい。
【0006】このため、上記コアキシャル構造の血管拡
張カテーテルにおいて、カテーテルの先端よりも所定長
基端側に離間した部分で外管を先端に向かって一段階あ
るいは多段階で縮径させることにより、カテーテル(外
管)の先端側部分をより細くしたものが主流となってい
る。このような構造では、外管の先端側部分の内径は必
然的に小さくなる。一方、外管の基端側部分の内径は、
拡張体を拡張・収縮するための作動流体の流れをスムー
ズにするために、比較的大きく形成されることが好まし
い。
張カテーテルにおいて、カテーテルの先端よりも所定長
基端側に離間した部分で外管を先端に向かって一段階あ
るいは多段階で縮径させることにより、カテーテル(外
管)の先端側部分をより細くしたものが主流となってい
る。このような構造では、外管の先端側部分の内径は必
然的に小さくなる。一方、外管の基端側部分の内径は、
拡張体を拡張・収縮するための作動流体の流れをスムー
ズにするために、比較的大きく形成されることが好まし
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造においては、カテーテルの基端側部分において外管
の内径を大きく形成することにより、外管内面と内管と
の隙間(クリアランス)が必然的に大きくなる。このた
め、カテーテルを生体内に挿入するとき、血管の曲がっ
た部分を通過する際にこのカテーテルの基端側部分で内
管が外管内で曲がったり、よじれを生じる虞れがあり、
この曲がりやよじれにより外管と内管との間を流れる拡
張体を膨張・収縮するための作動流体の流れが妨げら
れ、拡張体を膨張かつ収縮させる時間が長くなるという
問題がある。また、上記内管の曲がりやよじれにより、
カテーテルの手元で与えた押し込み力が途中で吸収さ
れ、カテーテルの先端まで確実に伝わらない虞れもあ
る。
構造においては、カテーテルの基端側部分において外管
の内径を大きく形成することにより、外管内面と内管と
の隙間(クリアランス)が必然的に大きくなる。このた
め、カテーテルを生体内に挿入するとき、血管の曲がっ
た部分を通過する際にこのカテーテルの基端側部分で内
管が外管内で曲がったり、よじれを生じる虞れがあり、
この曲がりやよじれにより外管と内管との間を流れる拡
張体を膨張・収縮するための作動流体の流れが妨げら
れ、拡張体を膨張かつ収縮させる時間が長くなるという
問題がある。また、上記内管の曲がりやよじれにより、
カテーテルの手元で与えた押し込み力が途中で吸収さ
れ、カテーテルの先端まで確実に伝わらない虞れもあ
る。
【0008】そこで本発明では、末梢側の血管に位置す
る狭窄部位まで良好に挿入できるとともに、血管内での
押し込み性(血管内走行性)が良好で、さらに拡張体の
流路の遮断若しくは拡張体内への液体の流入障害が極め
て少なく、拡張体の膨張・収縮に要する時間が短い(拡
張収縮時間応答性が良好な)血管拡張器具を提供するも
のである。また、本発明は、先端側部分が比較的小さな
内径を有し、基端側部分が比較的大きい内径を有する外
管と、内管とからなるコアキシャル構造の血管拡張器具
であって、外管内における内管の曲がりやよじれの発生
を好適に防止できる血管拡張器具を提供するものであ
る。
る狭窄部位まで良好に挿入できるとともに、血管内での
押し込み性(血管内走行性)が良好で、さらに拡張体の
流路の遮断若しくは拡張体内への液体の流入障害が極め
て少なく、拡張体の膨張・収縮に要する時間が短い(拡
張収縮時間応答性が良好な)血管拡張器具を提供するも
のである。また、本発明は、先端側部分が比較的小さな
内径を有し、基端側部分が比較的大きい内径を有する外
管と、内管とからなるコアキシャル構造の血管拡張器具
であって、外管内における内管の曲がりやよじれの発生
を好適に防止できる血管拡張器具を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、下記(1)ないし(4)の本発明により達成され
る。
は、下記(1)ないし(4)の本発明により達成され
る。
【0010】(1) 先端が開口する第1のルーメンを
有する内管と、該内管に同軸的に設けられ、前記内管の
先端より所定長後退した位置に先端を有し、該内管の外
面との間に第2のルーメンを形成する外管と、先端部お
よび基端部を有し、該基端部が前記外管に取り付けら
れ、該先端部が前記内管に取り付けられ、該基端部付近
にて第2のルーメンと連通する収縮あるいは折り畳み可
能な拡張体と、該内管の基端部に設けられた、前記第1
のルーメンと連通する第1の開口部と、前記外管の基端
部に設けられた前記第2のルーメンと連通する第2の開
口部とを有する血管拡張器具であって、前記外管は、前
記拡張体との接合部から所定長基端側にわたって形成さ
れた比較的小さな内径を有する先端部と、少なくともそ
の大部分において該先端部の内径よりも大きな内径を有
する基端部とからなり、該外管は該基端部における内面
で内管に固定されていることを特徴とする血管拡張器
具。
有する内管と、該内管に同軸的に設けられ、前記内管の
先端より所定長後退した位置に先端を有し、該内管の外
面との間に第2のルーメンを形成する外管と、先端部お
よび基端部を有し、該基端部が前記外管に取り付けら
れ、該先端部が前記内管に取り付けられ、該基端部付近
にて第2のルーメンと連通する収縮あるいは折り畳み可
能な拡張体と、該内管の基端部に設けられた、前記第1
のルーメンと連通する第1の開口部と、前記外管の基端
部に設けられた前記第2のルーメンと連通する第2の開
口部とを有する血管拡張器具であって、前記外管は、前
記拡張体との接合部から所定長基端側にわたって形成さ
れた比較的小さな内径を有する先端部と、少なくともそ
の大部分において該先端部の内径よりも大きな内径を有
する基端部とからなり、該外管は該基端部における内面
で内管に固定されていることを特徴とする血管拡張器
具。
【0011】(2) 前記外管は、先端側チューブと、
該先端側チューブに固着された基端側チューブからな
り、前記基端側チューブの先端部は前記先端側チューブ
の基端部内面に接続され、前記基端側チューブの先端部
はその先端部内面で前記内管と接続していることを特徴
とする上記(1)に記載の血管拡張器具。
該先端側チューブに固着された基端側チューブからな
り、前記基端側チューブの先端部は前記先端側チューブ
の基端部内面に接続され、前記基端側チューブの先端部
はその先端部内面で前記内管と接続していることを特徴
とする上記(1)に記載の血管拡張器具。
【0012】(3) 前記外管は、先端側チューブと、
該先端側チューブに固着された基端側チューブからな
り、前記基端側チューブの先端部は前記先端側チューブ
の基端部外面と接続され、前記先端側チューブの基端部
はその基端部内面で前記内管と接続していることを特徴
とする上記(1)に記載の血管拡張器具。
該先端側チューブに固着された基端側チューブからな
り、前記基端側チューブの先端部は前記先端側チューブ
の基端部外面と接続され、前記先端側チューブの基端部
はその基端部内面で前記内管と接続していることを特徴
とする上記(1)に記載の血管拡張器具。
【0013】(4) 前記外管は、先端側チューブと、
基端側チューブと、該先端側チューブおよび該基端側チ
ューブの内側に配置され、該先端側チューブの基端部お
よび該基端側チューブの先端部と接続された接続チュー
ブからなり、該接続チューブの内面で前記内管と接続し
ていることを特徴とする上記(1)に記載の血管拡張器
具。
基端側チューブと、該先端側チューブおよび該基端側チ
ューブの内側に配置され、該先端側チューブの基端部お
よび該基端側チューブの先端部と接続された接続チュー
ブからなり、該接続チューブの内面で前記内管と接続し
ていることを特徴とする上記(1)に記載の血管拡張器
具。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の血管拡張器具を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の血管拡張器具の一実施例
の外観図であり、図2は、図1に示す血管拡張器具の内
管と外管との固定部の拡大縦断面図であり、図3は、図
1に示す血管拡張器具の縮径部付近の拡大縦断面図であ
り、図4は、図2のIV−IV線断面図であり、図5は、図
1に示す血管拡張器具の先端部拡大縦断面図であり、図
6は、図1に示す血管拡張器具の基端部拡大説明図であ
る。
の外観図であり、図2は、図1に示す血管拡張器具の内
管と外管との固定部の拡大縦断面図であり、図3は、図
1に示す血管拡張器具の縮径部付近の拡大縦断面図であ
り、図4は、図2のIV−IV線断面図であり、図5は、図
1に示す血管拡張器具の先端部拡大縦断面図であり、図
6は、図1に示す血管拡張器具の基端部拡大説明図であ
る。
【0016】本発明の血管拡張器具(血管拡張用カテー
テル)1は、先端が開口する第1のルーメン5を有する
内管2と、内管2に同軸的に設けられ、内管2の先端よ
り所定長後退した位置に先端を有し、内管2の外面との
間に第2のルーメン6を形成する外管3と、先端部およ
び基端部を有し、基端部が外管3に取り付けられ、先端
部が内管2に取り付けられ、基端部付近にて第2のルー
メン6と連通する収縮あるいは折り畳み可能な拡張体9
と、内管2の基端部に設けられた、第1のルーメン5と
連通する第1の開口部8と、外管3の基端部に設けられ
た第2のルーメン6と連通する第2の開口部11とを有
する。そして、外管3は、拡張体9との接合部から所定
長基端側にわたって形成された比較的小さな内径を有す
る先端部3aと、少なくともその大部分において先端部
3aの内径よりも大きな内径を有する基端部3bとから
なり、外管3は基端部3bにおける内面で内管2に固定
されていることを特徴とする。
テル)1は、先端が開口する第1のルーメン5を有する
内管2と、内管2に同軸的に設けられ、内管2の先端よ
り所定長後退した位置に先端を有し、内管2の外面との
間に第2のルーメン6を形成する外管3と、先端部およ
び基端部を有し、基端部が外管3に取り付けられ、先端
部が内管2に取り付けられ、基端部付近にて第2のルー
メン6と連通する収縮あるいは折り畳み可能な拡張体9
と、内管2の基端部に設けられた、第1のルーメン5と
連通する第1の開口部8と、外管3の基端部に設けられ
た第2のルーメン6と連通する第2の開口部11とを有
する。そして、外管3は、拡張体9との接合部から所定
長基端側にわたって形成された比較的小さな内径を有す
る先端部3aと、少なくともその大部分において先端部
3aの内径よりも大きな内径を有する基端部3bとから
なり、外管3は基端部3bにおける内面で内管2に固定
されていることを特徴とする。
【0017】以下、図面を用いて説明する。
【0018】本発明の血管拡張器具1は、図1に示すよ
うに、内管2と外管3と拡張体9とを有する血管拡張器
具本体と、分岐ハブ12とにより形成されている。
うに、内管2と外管3と拡張体9とを有する血管拡張器
具本体と、分岐ハブ12とにより形成されている。
【0019】内管2は、先端が開口した第1のルーメン
5を有している。第1のルーメン5は、ガイドワイヤー
を挿通するためのルーメンであり、後述する分岐ハブ1
2に設けられたガイドワイヤーポートを形成する第1の
開口部8と連通している。そして、内管2の先端部は、
一段階あるいは多段階で先端側に向かって縮径していて
もよい。このようにすることにより、血管内への血管拡
張器具の挿入が容易になる。
5を有している。第1のルーメン5は、ガイドワイヤー
を挿通するためのルーメンであり、後述する分岐ハブ1
2に設けられたガイドワイヤーポートを形成する第1の
開口部8と連通している。そして、内管2の先端部は、
一段階あるいは多段階で先端側に向かって縮径していて
もよい。このようにすることにより、血管内への血管拡
張器具の挿入が容易になる。
【0020】内管2の形成材料としては、例えば、ポリ
オレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体、アイオノマー、あるい
はこれら二種以上の混合物など)、あるいはこの架橋
物、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラスト
マー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリ
ウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フ
ッ素樹脂などの高分子材料、シリコーンゴム、ラテック
スゴムなどのプラスチック材料が使用できる。内管2と
しては、長さは、300〜2000mm、より好ましく
は、500〜1600mm、外径が、0.1〜1.0m
m、より好ましくは、0.3〜0.7mm、肉厚10〜
150μm、より好ましくは、20〜100μmのもの
である。
オレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体、アイオノマー、あるい
はこれら二種以上の混合物など)、あるいはこの架橋
物、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラスト
マー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリ
ウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フ
ッ素樹脂などの高分子材料、シリコーンゴム、ラテック
スゴムなどのプラスチック材料が使用できる。内管2と
しては、長さは、300〜2000mm、より好ましく
は、500〜1600mm、外径が、0.1〜1.0m
m、より好ましくは、0.3〜0.7mm、肉厚10〜
150μm、より好ましくは、20〜100μmのもの
である。
【0021】そして、内管2は、外管3の内部に挿通さ
れ、その先端部が外管3より突出している。この内管2
の外面と外管3の内面により、第2のルーメン6が外管
3の全長にわたって形成されており、十分な容積を有し
ている。
れ、その先端部が外管3より突出している。この内管2
の外面と外管3の内面により、第2のルーメン6が外管
3の全長にわたって形成されており、十分な容積を有し
ている。
【0022】本実施例において、外管3は、先端側チュ
ーブ31と、先端部32aが先端側チューブ31の基端
部と接合した基端側チューブ32からなる。基端側チュ
ーブ32(外管3)の基端には分岐ハブ20が固定され
ている。そして、外管3は、先端側チューブ31と、先
端側チューブ31に固着された基端側チューブ32から
なり、基端側チューブ32の先端部32aは先端側チュ
ーブ31の基端部内面に接続され、基端側チューブ32
の先端部32aはその先端部内面で内管2と接続してい
るものである。
ーブ31と、先端部32aが先端側チューブ31の基端
部と接合した基端側チューブ32からなる。基端側チュ
ーブ32(外管3)の基端には分岐ハブ20が固定され
ている。そして、外管3は、先端側チューブ31と、先
端側チューブ31に固着された基端側チューブ32から
なり、基端側チューブ32の先端部32aは先端側チュ
ーブ31の基端部内面に接続され、基端側チューブ32
の先端部32aはその先端部内面で内管2と接続してい
るものである。
【0023】図5に示すように、外管3の先端、言い換
えれば、先端側チューブ31の先端は、内管2の先端よ
りも所定距離基端側に位置している。そして、この外管
3(先端側チューブ31)は、その先端部において拡張
体9に接合されている。
えれば、先端側チューブ31の先端は、内管2の先端よ
りも所定距離基端側に位置している。そして、この外管
3(先端側チューブ31)は、その先端部において拡張
体9に接合されている。
【0024】図3に示すように、先端側チューブ31
は、その先端と基端との間の部分において先端方向に向
かって外径および内径が減少する縮径部31aをもつ。
具体的には、テーパー状に縮径し、外径および内径がな
だらかに変化している。先端側チューブ31の縮径部3
1aよりも先端側の部分の外径は、縮径部31aよりも
基端側の部分の外径よりも小さくなっている。同様に、
先端側チューブ31の縮径部31aよりも先端側の部分
の内径は、縮径部31aよりも基端側の部分の内径より
も小さくなっている。
は、その先端と基端との間の部分において先端方向に向
かって外径および内径が減少する縮径部31aをもつ。
具体的には、テーパー状に縮径し、外径および内径がな
だらかに変化している。先端側チューブ31の縮径部3
1aよりも先端側の部分の外径は、縮径部31aよりも
基端側の部分の外径よりも小さくなっている。同様に、
先端側チューブ31の縮径部31aよりも先端側の部分
の内径は、縮径部31aよりも基端側の部分の内径より
も小さくなっている。
【0025】このようにすることにより、血管拡張器具
(血管拡張器具本体)の先端側部分が細径となり、末梢
側の血管内への挿入がより容易となる。そして、この先
端側部分は、高分子材料により形成されているため、十
分な柔軟性を有する。
(血管拡張器具本体)の先端側部分が細径となり、末梢
側の血管内への挿入がより容易となる。そして、この先
端側部分は、高分子材料により形成されているため、十
分な柔軟性を有する。
【0026】なお、図示の例では、一つの縮径部31a
により外管3の先端側が1段階で縮径する構成を示した
が、本発明はこれに限定せず、2つ以上の縮径部を設
け、多段階で縮径させる形状としてもよい。
により外管3の先端側が1段階で縮径する構成を示した
が、本発明はこれに限定せず、2つ以上の縮径部を設
け、多段階で縮径させる形状としてもよい。
【0027】さらに、本実施例においては、図5に示す
ように、拡張体9と接合する外管3の先端部3a(先端
側チューブ31の先端部)の最先端部分の内径および外
径は、この部分よりも基端側の部分に比べてさらに縮径
している。このように、上記最先端部分の外径を縮径す
ることにより、拡張体9の基端部と外管2の外面との間
の段差を小さくすることが可能となる。
ように、拡張体9と接合する外管3の先端部3a(先端
側チューブ31の先端部)の最先端部分の内径および外
径は、この部分よりも基端側の部分に比べてさらに縮径
している。このように、上記最先端部分の外径を縮径す
ることにより、拡張体9の基端部と外管2の外面との間
の段差を小さくすることが可能となる。
【0028】このような異径外管としては、管の先端側
と管の基端側とを個々に作成し接合したもの、引き落と
し等の二次加工を行ったもの、押し出し成形により、先
端側の径を本体側径より小さくすることにより形成した
もののいずれでもよい。
と管の基端側とを個々に作成し接合したもの、引き落と
し等の二次加工を行ったもの、押し出し成形により、先
端側の径を本体側径より小さくすることにより形成した
もののいずれでもよい。
【0029】一方、基端側チューブ32は、先端部32
aを除き、図1に示すようにほぼ同一の外径を有するチ
ューブ体である。基端側チューブ32の内径は、少なく
とも先端部32aを除く部分においては、先端側チュー
ブ31の縮径部31aよりも先端側の部分の内径よりも
大きく形成されている。一方、先端部32aは、図2に
示すように、縮径している。先端部32aの外径は、先
端側チューブ31の基端部の内径とほぼ同じになってい
る。そして、この先端部32aは、先端側チューブ31
の基端部内面と接合し、かつ、先端部32aの内面で内
管2に接続している。
aを除き、図1に示すようにほぼ同一の外径を有するチ
ューブ体である。基端側チューブ32の内径は、少なく
とも先端部32aを除く部分においては、先端側チュー
ブ31の縮径部31aよりも先端側の部分の内径よりも
大きく形成されている。一方、先端部32aは、図2に
示すように、縮径している。先端部32aの外径は、先
端側チューブ31の基端部の内径とほぼ同じになってい
る。そして、この先端部32aは、先端側チューブ31
の基端部内面と接合し、かつ、先端部32aの内面で内
管2に接続している。
【0030】そして、本実施例では、先端側チューブ3
1の縮径部31aよりも先端側の部分により、拡張体9
との接合部から所定長基端側にわたって形成された比較
的小さな内径を有する外管3の先端部3aが構成されて
おり、先端側チューブ31の縮径部31aから基端側の
部分と基端側チューブ32とにより、外管3の基端部3
bが構成されている。そして、基端部3bは、少なくと
もその大部分において、先端部3aの内径よりも大きな
内径を有している。このため、基端部3bでは、先端部
3aに比べて、外管3の内面と内管2との間の隙間(ク
リアランス)が大きくなっている。
1の縮径部31aよりも先端側の部分により、拡張体9
との接合部から所定長基端側にわたって形成された比較
的小さな内径を有する外管3の先端部3aが構成されて
おり、先端側チューブ31の縮径部31aから基端側の
部分と基端側チューブ32とにより、外管3の基端部3
bが構成されている。そして、基端部3bは、少なくと
もその大部分において、先端部3aの内径よりも大きな
内径を有している。このため、基端部3bでは、先端部
3aに比べて、外管3の内面と内管2との間の隙間(ク
リアランス)が大きくなっている。
【0031】なお、上記「少なくともその大部分におい
て先端部3aの内径よりも大きな内径を有する基端部3
b」としては、(1)基端部3bの全長にわたって、そ
の内径が先端部3aにおける内径よりも大きく形成され
た構成、および、(2)基端部3bのごく一部におい
て、その内径が先端部3aにおける内径と同一またはこ
れよりも小さく形成された部分(例えば、基端側チュー
ブ32の縮径した先端部32a)を1箇所あるいは数箇
所有しているが、それ以外の基端部3aの大部分におい
ては内径が先端部3aの内径よりも大きく形成されてい
る構成が挙げられる。
て先端部3aの内径よりも大きな内径を有する基端部3
b」としては、(1)基端部3bの全長にわたって、そ
の内径が先端部3aにおける内径よりも大きく形成され
た構成、および、(2)基端部3bのごく一部におい
て、その内径が先端部3aにおける内径と同一またはこ
れよりも小さく形成された部分(例えば、基端側チュー
ブ32の縮径した先端部32a)を1箇所あるいは数箇
所有しているが、それ以外の基端部3aの大部分におい
ては内径が先端部3aの内径よりも大きく形成されてい
る構成が挙げられる。
【0032】そして、図2および図4に示すように、基
端側チューブ32の先端部32aは、先端側チューブ3
2の基端部に、接着用材料40を介して接着することに
より接続、固定されている。なお、両者の嵌合力のみに
より接着用材料を用いずに固定してもよい。また、両者
を構成する材料が相溶性のある場合は、溶剤接着もしく
は熱融着により両者を接続固定してもよい。
端側チューブ32の先端部32aは、先端側チューブ3
2の基端部に、接着用材料40を介して接着することに
より接続、固定されている。なお、両者の嵌合力のみに
より接着用材料を用いずに固定してもよい。また、両者
を構成する材料が相溶性のある場合は、溶剤接着もしく
は熱融着により両者を接続固定してもよい。
【0033】さらに、図2および図4に示すように、基
端側チューブ32の先端部32aの内面と内管2とは、
接着用材料41を介して接着することにより接続、固定
されている。なお、内管2と基端側チューブ32とが、
互いに相溶性のある材料で構成されている場合は、両者
を溶剤接着もしくは熱融着により固着してもよい。ま
た、内管2と基端側チューブ32との固着の強度を高め
るために、内管2の外面と基部側チューブ32の先端部
32aの内面を表面処理することが好ましい。また、先
端側チューブ、基部側チューブの接合部分を縮径させる
ことにより、接合面を大きくしてもよい。
端側チューブ32の先端部32aの内面と内管2とは、
接着用材料41を介して接着することにより接続、固定
されている。なお、内管2と基端側チューブ32とが、
互いに相溶性のある材料で構成されている場合は、両者
を溶剤接着もしくは熱融着により固着してもよい。ま
た、内管2と基端側チューブ32との固着の強度を高め
るために、内管2の外面と基部側チューブ32の先端部
32aの内面を表面処理することが好ましい。また、先
端側チューブ、基部側チューブの接合部分を縮径させる
ことにより、接合面を大きくしてもよい。
【0034】そして、図4に示すように、内管2は、そ
の周方向の一部分のみが外管3(基端側チューブ32)
に固定され、その他の部分は外管3(先端側チューブ3
1および基端側チューブ32)に対して固定されてな
い。この固定されてない部分において、内管2の内面と
外管3の外面との間に、第2のルーメン6が形成され
る。このような内管2の周方向における外管3(基端側
チューブ32)と内管2との固定の程度は、内管2の周
方向の5%〜70%、より好ましくは、内管2の周方向
の20%〜50%である。
の周方向の一部分のみが外管3(基端側チューブ32)
に固定され、その他の部分は外管3(先端側チューブ3
1および基端側チューブ32)に対して固定されてな
い。この固定されてない部分において、内管2の内面と
外管3の外面との間に、第2のルーメン6が形成され
る。このような内管2の周方向における外管3(基端側
チューブ32)と内管2との固定の程度は、内管2の周
方向の5%〜70%、より好ましくは、内管2の周方向
の20%〜50%である。
【0035】このように、外管3の内面と内管2との間
の隙間(クリアランス)が大きい基端部3bにおいて内
管2と外管3とが固定されているため、本発明の血管拡
張器具は、外管3に対する内管2の曲がりやよじれを防
止でき、血管拡張器具の手元部分で与えた押し込み力が
途中で吸収されることなく確実に血管拡張器具の先端ま
で伝えられ、血管内の押し込み性(血管内走行性)が良
好である。それに加えて、内管2と外管3の間のルーメ
ン6内における作動流体の流れが内管2の外管3内での
曲がりやよじれの発生によって妨げられることがないた
め、作動流体の拡張体9内への流入および排出も良好で
ある。
の隙間(クリアランス)が大きい基端部3bにおいて内
管2と外管3とが固定されているため、本発明の血管拡
張器具は、外管3に対する内管2の曲がりやよじれを防
止でき、血管拡張器具の手元部分で与えた押し込み力が
途中で吸収されることなく確実に血管拡張器具の先端ま
で伝えられ、血管内の押し込み性(血管内走行性)が良
好である。それに加えて、内管2と外管3の間のルーメ
ン6内における作動流体の流れが内管2の外管3内での
曲がりやよじれの発生によって妨げられることがないた
め、作動流体の拡張体9内への流入および排出も良好で
ある。
【0036】外管3の先端側チューブ31としては、長
さは、50〜2000mm、より好ましくは、100〜
500mm、外径が、縮径部31aよりも基端側の部分
において0.5〜2mm、より好ましくは、0.8〜
1.5mm、縮径部31aよりも先端側の部分において
0.3〜1.5mm、より好ましくは、0.5〜1mm
であり、肉厚は25〜200μm、より好ましくは、5
0〜100μmのものである。また、内管2の外径と先
端側チューブ31の内径との差が0.05〜0.50m
m、好ましくは0.1〜0.40mmである。また、縮
径部31aの形成位置(言い換えれば、外管3の先端部
3aの基端位置)は、拡張すべき狭窄部が存在する末梢
血管に十分挿入できる長さに対応する位置であって、血
管拡張器具本体の先端(内管2の先端)に近い位置に形
成され、具体的には、血管拡張器具本体の先端(内管2
の先端)から基端側に3〜50cm離間した位置、より
好ましくは5〜30cm離間した位置である。
さは、50〜2000mm、より好ましくは、100〜
500mm、外径が、縮径部31aよりも基端側の部分
において0.5〜2mm、より好ましくは、0.8〜
1.5mm、縮径部31aよりも先端側の部分において
0.3〜1.5mm、より好ましくは、0.5〜1mm
であり、肉厚は25〜200μm、より好ましくは、5
0〜100μmのものである。また、内管2の外径と先
端側チューブ31の内径との差が0.05〜0.50m
m、好ましくは0.1〜0.40mmである。また、縮
径部31aの形成位置(言い換えれば、外管3の先端部
3aの基端位置)は、拡張すべき狭窄部が存在する末梢
血管に十分挿入できる長さに対応する位置であって、血
管拡張器具本体の先端(内管2の先端)に近い位置に形
成され、具体的には、血管拡張器具本体の先端(内管2
の先端)から基端側に3〜50cm離間した位置、より
好ましくは5〜30cm離間した位置である。
【0037】外管3を構成する先端側チューブ31の形
成材料としては、ある程度の可撓性を有するものが用い
られる。例えば、ポリオレフィン(具体的には、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイ
オノマー、あるいはこれら二種以上の混合物など)、あ
るいはこれらの架橋物、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、
ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステル
エラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマ
ー、フッ素樹脂、シリコーン系ゴム、ラテックスゴムな
どの高分子材料、あるいはこれらの混合物などが使用さ
れる。
成材料としては、ある程度の可撓性を有するものが用い
られる。例えば、ポリオレフィン(具体的には、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイ
オノマー、あるいはこれら二種以上の混合物など)、あ
るいはこれらの架橋物、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、
ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステル
エラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマ
ー、フッ素樹脂、シリコーン系ゴム、ラテックスゴムな
どの高分子材料、あるいはこれらの混合物などが使用さ
れる。
【0038】基端側チューブ32としては、先端側チュ
ーブ31よりも剛性の高いものを用いることが好まし
い。言い換えれば、上述した先端側チューブは、柔軟な
ものが用いられることが好ましい。基端側チューブ32
の形成材料としては、ある程度の可撓性を有する高分子
材料、もしくは、金属管が使用される。
ーブ31よりも剛性の高いものを用いることが好まし
い。言い換えれば、上述した先端側チューブは、柔軟な
ものが用いられることが好ましい。基端側チューブ32
の形成材料としては、ある程度の可撓性を有する高分子
材料、もしくは、金属管が使用される。
【0039】上記高分子材料としては、例えばポリオレ
フィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−プロピレン共重合体、アイオノマー、あるいはこ
れら二種以上の混合物など)、あるいはこの架橋物、ポ
リ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、
ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタ
ン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹
脂などが使用できる。先端側チューブと同材質のものを
用いることも可能であり、その場合には、同材質であっ
ても先端側チューブの材料よりも剛性のもの(硬いも
の)を使用することが好ましい。逆に、先端側チューブ
および基端側チューブに同材質のものを用いる場合に
は、先端側チューブの形成材料として、可塑化の高いも
の(例えば、可塑剤含有量が多いもの)、共重合体であ
ればソフトセグメント部分の多いものを使用することが
好ましい。
フィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−プロピレン共重合体、アイオノマー、あるいはこ
れら二種以上の混合物など)、あるいはこの架橋物、ポ
リ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、
ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタ
ン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹
脂などが使用できる。先端側チューブと同材質のものを
用いることも可能であり、その場合には、同材質であっ
ても先端側チューブの材料よりも剛性のもの(硬いも
の)を使用することが好ましい。逆に、先端側チューブ
および基端側チューブに同材質のものを用いる場合に
は、先端側チューブの形成材料として、可塑化の高いも
の(例えば、可塑剤含有量が多いもの)、共重合体であ
ればソフトセグメント部分の多いものを使用することが
好ましい。
【0040】また、上記金属管の形成材料としては、オ
ーステナイト系ステンレス鋼(例えば、SUS304、
SUS316、SUS321など)、マルエージングス
テンレス鋼などのステンレス延伸性合金、超弾性金属
(例えば、超弾性合金)などの各種金属および合金が使
用できる。超弾性合金とは一般に形状記憶合金といわ
れ、少なくとも生体温度(37℃付近)で超弾性を示す
ものである。特に好ましくは、49〜53原子%Niの
Ti−Ni合金、38.5〜41.5重量%ZnのCu
−Zn合金、1〜10重量%XのCu−Zn−X合金
(X=Be,Si,Sn,Al,Ga)、36〜38原
子%AlのNi−Al合金等の超弾性金属体が好適に使
用される。特に好ましくは、上記のTi−Ni合金であ
る。また、Ti−Ni合金の一部を0.01〜10.0
%Xで置換したTi−Ni−X合金(X=Co,Fe,
Mn,Cr,V,Al,Nb,W,Bなど)とするか、
またはTi−Ni合金の一部を0.01〜30.0%原
子で置換したTi−Ni−X合金(X=Cu,Pb,Z
r)とすること、また、冷間加工率または/および最終
熱処理の条件を選択することにより、機械的特性を適宜
変えることができる。また、上記のTi−Ni−X合金
を用いて冷間加工率および/または最終熱処理の条件を
選択することにより、機械的特性を適宜変えることがで
きる。超弾性とは、使用温度において通常の金属が塑性
変形する領域まで変形(曲げ、引張り、圧縮)させて
も、変形の解放後、加熱を必要とせずにほぼ元の形状に
回復することを意味する。
ーステナイト系ステンレス鋼(例えば、SUS304、
SUS316、SUS321など)、マルエージングス
テンレス鋼などのステンレス延伸性合金、超弾性金属
(例えば、超弾性合金)などの各種金属および合金が使
用できる。超弾性合金とは一般に形状記憶合金といわ
れ、少なくとも生体温度(37℃付近)で超弾性を示す
ものである。特に好ましくは、49〜53原子%Niの
Ti−Ni合金、38.5〜41.5重量%ZnのCu
−Zn合金、1〜10重量%XのCu−Zn−X合金
(X=Be,Si,Sn,Al,Ga)、36〜38原
子%AlのNi−Al合金等の超弾性金属体が好適に使
用される。特に好ましくは、上記のTi−Ni合金であ
る。また、Ti−Ni合金の一部を0.01〜10.0
%Xで置換したTi−Ni−X合金(X=Co,Fe,
Mn,Cr,V,Al,Nb,W,Bなど)とするか、
またはTi−Ni合金の一部を0.01〜30.0%原
子で置換したTi−Ni−X合金(X=Cu,Pb,Z
r)とすること、また、冷間加工率または/および最終
熱処理の条件を選択することにより、機械的特性を適宜
変えることができる。また、上記のTi−Ni−X合金
を用いて冷間加工率および/または最終熱処理の条件を
選択することにより、機械的特性を適宜変えることがで
きる。超弾性とは、使用温度において通常の金属が塑性
変形する領域まで変形(曲げ、引張り、圧縮)させて
も、変形の解放後、加熱を必要とせずにほぼ元の形状に
回復することを意味する。
【0041】基端側チューブ32としては、長さは、5
0〜2000mm、より好ましくは、100〜1700
mm、外径が、0.5〜2mm、より好ましくは、0.
8〜1.1mm、肉厚25〜200μm、より好ましく
は、50〜100μmのものである。先端部32aの長
さとしては、1〜500mm、より好ましくは、3〜3
00mm、外径が、0.1〜1.45mm、より好まし
くは、0.4〜1.05mm、肉厚が25〜200μm
である。なお、先端部32aの内径は、外管3の先端部
3a(先端側チューブ31の縮径部31aよりも先端側
部分)の内径よりも大きく形成されることが好ましい。
そのようにすることにより、内管2と外管3との固定部
において、ルーメン6の横断面積を広く確保でき、拡張
体9への流体の流入および排出が極めて良好である。し
かしながら、本発明においては、先端部32aの内径は
先端部3aの内径と同じまたは若干小さく形成されてい
てもよい。
0〜2000mm、より好ましくは、100〜1700
mm、外径が、0.5〜2mm、より好ましくは、0.
8〜1.1mm、肉厚25〜200μm、より好ましく
は、50〜100μmのものである。先端部32aの長
さとしては、1〜500mm、より好ましくは、3〜3
00mm、外径が、0.1〜1.45mm、より好まし
くは、0.4〜1.05mm、肉厚が25〜200μm
である。なお、先端部32aの内径は、外管3の先端部
3a(先端側チューブ31の縮径部31aよりも先端側
部分)の内径よりも大きく形成されることが好ましい。
そのようにすることにより、内管2と外管3との固定部
において、ルーメン6の横断面積を広く確保でき、拡張
体9への流体の流入および排出が極めて良好である。し
かしながら、本発明においては、先端部32aの内径は
先端部3aの内径と同じまたは若干小さく形成されてい
てもよい。
【0042】さらに、先端側チューブ31、基端側チュ
ーブ32の外面には、それぞれ、生体適合性、特に抗血
栓性を有する樹脂をコーティングしてもよい。抗血栓性
材料としては、例えば、ポリヒドロキシエチルメタアク
リレート、ヒドロキシエチルメタアクリレートとスチレ
ンの共重合体(例えば、HEMA−St−HEMAブロ
ック共重合体)などが好適である。
ーブ32の外面には、それぞれ、生体適合性、特に抗血
栓性を有する樹脂をコーティングしてもよい。抗血栓性
材料としては、例えば、ポリヒドロキシエチルメタアク
リレート、ヒドロキシエチルメタアクリレートとスチレ
ンの共重合体(例えば、HEMA−St−HEMAブロ
ック共重合体)などが好適である。
【0043】また、図2および図4に示す接着用材料4
0、41としては、シアノアクリレート系、アクリル
系、エポキシ系、ウレタン系、ホットメルト系、エラス
トマー系、熱可塑性樹脂系などの各種接着剤や、変性ポ
リオレフィン(例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレ
ン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルア
クリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート−
無水マレイン酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合
体、アイモノマー、MAH−g−ポリオレフィンなどの
接着性を有する高分子材料が使用できる。
0、41としては、シアノアクリレート系、アクリル
系、エポキシ系、ウレタン系、ホットメルト系、エラス
トマー系、熱可塑性樹脂系などの各種接着剤や、変性ポ
リオレフィン(例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレ
ン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルア
クリレート共重合体、エチレン−エチルアクリレート−
無水マレイン酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合
体、アイモノマー、MAH−g−ポリオレフィンなどの
接着性を有する高分子材料が使用できる。
【0044】内管2と外管(基端側チューブ)との固定
は、上記した接着用材料を基端側チューブの先端部と内
管2との間に介在させ、この接着性材料を加熱して溶着
(融着)することにより行うことができる。
は、上記した接着用材料を基端側チューブの先端部と内
管2との間に介在させ、この接着性材料を加熱して溶着
(融着)することにより行うことができる。
【0045】基端側チューブ32と先端側チューブ31
とを接続する接着用材料40の固着長さは、内管2およ
び外管5の長手方向に0.5〜10mm、より好ましく
は1〜5mmである。また、内管2と外管3(基端側チ
ューブ32)を接続する接着用材料41の固着長さは、
接合部1bにおける内管と外管の柔軟性を妨げない長さ
とされており、具体的には、内管2および外管3の長手
方向に0.5〜30mm、より好ましくは1〜5mmで
ある。
とを接続する接着用材料40の固着長さは、内管2およ
び外管5の長手方向に0.5〜10mm、より好ましく
は1〜5mmである。また、内管2と外管3(基端側チ
ューブ32)を接続する接着用材料41の固着長さは、
接合部1bにおける内管と外管の柔軟性を妨げない長さ
とされており、具体的には、内管2および外管3の長手
方向に0.5〜30mm、より好ましくは1〜5mmで
ある。
【0046】基端側チューブ32の先端部32aの形状
は、図2に示すようなものに限定されるものでなく、例
えば、図7に示すように、血管拡張器具1の長手方向に
対して斜めに開口する形状や、図8に示すように、先端
縁部が階段状に形成された形状でもよい。また、図9に
示すように、先端部32aの先端側部分を基端側部分よ
りも縮径させた形状とし、この先端側部分の内面で内管
2の周方向の一部分に固定してもよい。このようにすれ
ば、内管2を外管3と同軸に、もしくは同軸に近い位置
で固定することができる。
は、図2に示すようなものに限定されるものでなく、例
えば、図7に示すように、血管拡張器具1の長手方向に
対して斜めに開口する形状や、図8に示すように、先端
縁部が階段状に形成された形状でもよい。また、図9に
示すように、先端部32aの先端側部分を基端側部分よ
りも縮径させた形状とし、この先端側部分の内面で内管
2の周方向の一部分に固定してもよい。このようにすれ
ば、内管2を外管3と同軸に、もしくは同軸に近い位置
で固定することができる。
【0047】さらに、先端側チューブ31、基端側チュ
ーブ32および内管2の接合部分の構成としては、図1
0および図11に示すように、基端側チューブ32の先
端部32aの先端側部分を基端側部分よりも縮径すると
ともに、この先端側部分を軸方向に、かつ周方向の一部
分を切除した切欠部32b(図11参照)を形成するこ
とで、先端部32aを図中上方が開口した樋状に形成
し、かつこの切り欠けられた先端側部分を熱収縮性チュ
ーブ42で被包し、チューブ42を熱収縮させることに
より、内管2と基端側チューブ32とを接続、固定する
構成としてもよい。熱収縮性チューブ42は、延伸可能
な材料により内径が内管2の外径よりも若干小さいもの
を作成し、これを径方向に拡げることにより作成でき
る。形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン
などのポリオレフィン、EAA(エチレン−酢酸ビニル
共重合体)などが使用できる。そして、この熱収縮性チ
ューブ42を基端側チューブ32の先端部32aの縮径
した先端側部分に被覆し、熱風を与えて加熱することに
より、収縮し、基端側チューブ32の先端部32aおよ
びその付近の内管2の外面と密着し、外管3(基端側チ
ューブ32)を内管2に固定することができる。
ーブ32および内管2の接合部分の構成としては、図1
0および図11に示すように、基端側チューブ32の先
端部32aの先端側部分を基端側部分よりも縮径すると
ともに、この先端側部分を軸方向に、かつ周方向の一部
分を切除した切欠部32b(図11参照)を形成するこ
とで、先端部32aを図中上方が開口した樋状に形成
し、かつこの切り欠けられた先端側部分を熱収縮性チュ
ーブ42で被包し、チューブ42を熱収縮させることに
より、内管2と基端側チューブ32とを接続、固定する
構成としてもよい。熱収縮性チューブ42は、延伸可能
な材料により内径が内管2の外径よりも若干小さいもの
を作成し、これを径方向に拡げることにより作成でき
る。形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン
などのポリオレフィン、EAA(エチレン−酢酸ビニル
共重合体)などが使用できる。そして、この熱収縮性チ
ューブ42を基端側チューブ32の先端部32aの縮径
した先端側部分に被覆し、熱風を与えて加熱することに
より、収縮し、基端側チューブ32の先端部32aおよ
びその付近の内管2の外面と密着し、外管3(基端側チ
ューブ32)を内管2に固定することができる。
【0048】さらに、先端側チューブ31、基端側チュ
ーブ32および内管2の接合部分の構成としては、図1
2に示すように、基端側チューブの先端部32aを図2
に示すものよりも長く形成して、この先端部32aの基
端側部分を残して先端側チューブ31の基端部に接続固
定した構成としてもよい。
ーブ32および内管2の接合部分の構成としては、図1
2に示すように、基端側チューブの先端部32aを図2
に示すものよりも長く形成して、この先端部32aの基
端側部分を残して先端側チューブ31の基端部に接続固
定した構成としてもよい。
【0049】内管2の外面と外管3の内面との間に形成
される第2のルーメン6は、その先端において拡張体9
内と連通し、第2のルーメン6の後端は、拡張体を膨張
させるための流体(例えば、血管造影剤)を注入するた
めのインジェクションポートを形成する分岐ハブ12の
第2の開口部11と連通している。
される第2のルーメン6は、その先端において拡張体9
内と連通し、第2のルーメン6の後端は、拡張体を膨張
させるための流体(例えば、血管造影剤)を注入するた
めのインジェクションポートを形成する分岐ハブ12の
第2の開口部11と連通している。
【0050】拡張体9は、収縮または折り畳み可能なも
のであり、拡張させない状態では、内管2の外周に折り
たたまれた状態となることができるものである。そし
て、図5に示すように、拡張体9は、血管の狭窄部を容
易に拡張できるように少なくとも一部が略円筒状となっ
ているほぼ同径の略円筒部分9cを有し、かつ折りたた
み可能なものである。上記の略円筒部分9cは、完全な
円筒でなくてもよく、多角柱状のものであってもよい。
そして、拡張体9は、その後端部9bが外管3の先端部
に接着剤または熱融着などにより液密に固着され、先端
部9aは、内管2の先端部に同様に液密に固着されてい
る。この拡張体9は、図5に示すように、拡張体9の内
面と内管2の外面との間に拡張空間15を形成する。こ
の拡張空間15は、後端部ではその全周において第2の
ルーメン6と連通している。このように、拡張体9の後
端が比較的大きい横断面積を有する第2のルーメンと連
通するので、第2のルーメンより拡張体9内への膨張用
流体を注入するのが容易である。
のであり、拡張させない状態では、内管2の外周に折り
たたまれた状態となることができるものである。そし
て、図5に示すように、拡張体9は、血管の狭窄部を容
易に拡張できるように少なくとも一部が略円筒状となっ
ているほぼ同径の略円筒部分9cを有し、かつ折りたた
み可能なものである。上記の略円筒部分9cは、完全な
円筒でなくてもよく、多角柱状のものであってもよい。
そして、拡張体9は、その後端部9bが外管3の先端部
に接着剤または熱融着などにより液密に固着され、先端
部9aは、内管2の先端部に同様に液密に固着されてい
る。この拡張体9は、図5に示すように、拡張体9の内
面と内管2の外面との間に拡張空間15を形成する。こ
の拡張空間15は、後端部ではその全周において第2の
ルーメン6と連通している。このように、拡張体9の後
端が比較的大きい横断面積を有する第2のルーメンと連
通するので、第2のルーメンより拡張体9内への膨張用
流体を注入するのが容易である。
【0051】拡張体9は、円筒部分9cの前方および後
方の上述した内管2および外管3との固着部分9a,9
bに至るまでの部分は、テーパー状となっている。拡張
体9の大きさとしては、拡張されたときの円筒部分の外
径が、1.0〜10mm、好ましくは1.0〜5.0m
mであり、長さが5〜50mm、好ましくは10〜40
mmであり、拡張体全体の長さが10〜70mm、好ま
しくは15〜60mmである。
方の上述した内管2および外管3との固着部分9a,9
bに至るまでの部分は、テーパー状となっている。拡張
体9の大きさとしては、拡張されたときの円筒部分の外
径が、1.0〜10mm、好ましくは1.0〜5.0m
mであり、長さが5〜50mm、好ましくは10〜40
mmであり、拡張体全体の長さが10〜70mm、好ま
しくは15〜60mmである。
【0052】拡張体9の形成材料としては、ある程度の
可撓性を有するものが好ましく、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノ
マーなどのポリオレフィンあるいはこの架橋したもの、
ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリ
塩化ビニル、ポリウレタン、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、フッ素樹脂
などの高分子材料、シリコーンゴム、ラテックスゴムな
どが使用できる。
可撓性を有するものが好ましく、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノ
マーなどのポリオレフィンあるいはこの架橋したもの、
ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリ
塩化ビニル、ポリウレタン、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、フッ素樹脂
などの高分子材料、シリコーンゴム、ラテックスゴムな
どが使用できる。
【0053】また、図5に示すように、拡張体9の円筒
部分の中央部に位置する内管2の外面に、X線不透過材
料からなるマーカー14を設けることが好ましい。マー
カー14は、コイルスプリングあるいはリングにより形
成することが好ましい。マーカーの形成材料としては、
X線造影性の高い材料、例えば、Pt、Pt合金、W、
W合金、Ag、Ag合金などを用いることが好ましい。
図示のマーカー14は、拡張体9の中央部と、拡張体の
円筒部分9cの後端に位置する部分の内管2の外面に2
つ設けられている。しかしながら、マーカーの位置はこ
れに限定されるものでなく、拡張体9の中央部に位置す
る部分の内管の外面に1つのみ設けてもよく、また拡張
体9の円筒部分9cの両端に位置する部分の内管の外面
に2つ設けてもよい。
部分の中央部に位置する内管2の外面に、X線不透過材
料からなるマーカー14を設けることが好ましい。マー
カー14は、コイルスプリングあるいはリングにより形
成することが好ましい。マーカーの形成材料としては、
X線造影性の高い材料、例えば、Pt、Pt合金、W、
W合金、Ag、Ag合金などを用いることが好ましい。
図示のマーカー14は、拡張体9の中央部と、拡張体の
円筒部分9cの後端に位置する部分の内管2の外面に2
つ設けられている。しかしながら、マーカーの位置はこ
れに限定されるものでなく、拡張体9の中央部に位置す
る部分の内管の外面に1つのみ設けてもよく、また拡張
体9の円筒部分9cの両端に位置する部分の内管の外面
に2つ設けてもよい。
【0054】さらに、本発明の血管拡張器具1におい
て、血管内さらにはガイドカテーテル内への挿入を容易
にするために、外管3の外面(先端側チューブ31の外
面、基端側チューブ32の外面の両者もしくはその一方
のみ)、拡張体9の外面に血液等と接触した時に、潤滑
性を呈するようにするための処理を施すことが好まし
い。このような処理としては、例えば、ポリ(2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート)、ポリヒドロキシエチル
アクリレート、ヒドロキシプロピルセルロース、メチル
ビニルエーテル無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン
グリコール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリド
ン等の親水性ポリマーをコーティング、または固定する
方法などが挙げられる。
て、血管内さらにはガイドカテーテル内への挿入を容易
にするために、外管3の外面(先端側チューブ31の外
面、基端側チューブ32の外面の両者もしくはその一方
のみ)、拡張体9の外面に血液等と接触した時に、潤滑
性を呈するようにするための処理を施すことが好まし
い。このような処理としては、例えば、ポリ(2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート)、ポリヒドロキシエチル
アクリレート、ヒドロキシプロピルセルロース、メチル
ビニルエーテル無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン
グリコール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリド
ン等の親水性ポリマーをコーティング、または固定する
方法などが挙げられる。
【0055】分岐ハブ12は、図6に示すように、第1
のルーメン5と連通しガイドワイヤーポートを形成する
第1の開口部8を有し、内管2に固着された内管ハブ2
2と、第2のルーメンと連通しインジェクションポート
を形成する第2の開口部11を有し、外管3(基端側チ
ューブ32)に固着された外管ハブ23とからなってい
る。そして、外管ハブ23と内管ハブ22とは、固着さ
れている。この分岐ハブ12の形成材料としては、ポリ
カーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリレ
ート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体等
の熱可塑性樹脂が好適に使用できる。
のルーメン5と連通しガイドワイヤーポートを形成する
第1の開口部8を有し、内管2に固着された内管ハブ2
2と、第2のルーメンと連通しインジェクションポート
を形成する第2の開口部11を有し、外管3(基端側チ
ューブ32)に固着された外管ハブ23とからなってい
る。そして、外管ハブ23と内管ハブ22とは、固着さ
れている。この分岐ハブ12の形成材料としては、ポリ
カーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリレ
ート、メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体等
の熱可塑性樹脂が好適に使用できる。
【0056】次に、図13に示す血管拡張器具について
説明する。この血管拡張器具10の基本構成は、図1か
ら図12に示し上述したものと同じである。相違は、上
述した血管拡張器具1では、外管3は、先端側チューブ
31と、先端側チューブ31に固着された基端側チュー
ブ32からなり、基端側チューブ32の先端部32aは
先端側チューブ31の基端部内面に接続され、基端側チ
ューブ32の先端部は32aはその先端部内面で内管2
と接続しているが、この実施例の血管拡張器具10で
は、外管3は、先端側チューブ31と、先端側チューブ
31に固着された基端側チューブ32からなり、基端側
チューブ32の先端部は先端側チューブ31の基端部3
1bの外面と接続され、先端側チューブ31の基端部3
1bはその基端部内面で内管2と接続している点であ
る。
説明する。この血管拡張器具10の基本構成は、図1か
ら図12に示し上述したものと同じである。相違は、上
述した血管拡張器具1では、外管3は、先端側チューブ
31と、先端側チューブ31に固着された基端側チュー
ブ32からなり、基端側チューブ32の先端部32aは
先端側チューブ31の基端部内面に接続され、基端側チ
ューブ32の先端部は32aはその先端部内面で内管2
と接続しているが、この実施例の血管拡張器具10で
は、外管3は、先端側チューブ31と、先端側チューブ
31に固着された基端側チューブ32からなり、基端側
チューブ32の先端部は先端側チューブ31の基端部3
1bの外面と接続され、先端側チューブ31の基端部3
1bはその基端部内面で内管2と接続している点であ
る。
【0057】基端側チューブ32は、ほぼ同一の外径を
有するチューブ体である。一方、先端側チューブ31の
基端部31bは、図13に示すように、縮径している。
基端部31bの外径は、基端側チューブ32の先端部の
内径とほぼ同じになっている。そして、基端側チューブ
32の内径と、先端側チューブ31の縮径部31aより
も基端側の部分のうち少なくとも基端部31bを除く部
分の内径は、先端部3a(先端側チューブ31の縮径部
31aよりも先端側の部分)の内径よりも大きく形成さ
れている。
有するチューブ体である。一方、先端側チューブ31の
基端部31bは、図13に示すように、縮径している。
基端部31bの外径は、基端側チューブ32の先端部の
内径とほぼ同じになっている。そして、基端側チューブ
32の内径と、先端側チューブ31の縮径部31aより
も基端側の部分のうち少なくとも基端部31bを除く部
分の内径は、先端部3a(先端側チューブ31の縮径部
31aよりも先端側の部分)の内径よりも大きく形成さ
れている。
【0058】そして、先端側チューブ31の基端部31
bは、基端側チューブ32の先端部内面と接着用材料4
0を介して接着することにより固定されている。なお、
両者の嵌合力のみにより接着用材料を用いずに固定して
もよい。また、両者を構成する材料が相溶性のある場合
は、溶剤接着もしくは熱融着により両者を接続固定して
もよい。
bは、基端側チューブ32の先端部内面と接着用材料4
0を介して接着することにより固定されている。なお、
両者の嵌合力のみにより接着用材料を用いずに固定して
もよい。また、両者を構成する材料が相溶性のある場合
は、溶剤接着もしくは熱融着により両者を接続固定して
もよい。
【0059】さらに、先端側チューブ31の基端部31
bの内面と内管2とは、接着用材料41を介して接着す
ることにより固定されている。なお、内管2と先端側チ
ューブ31とが、互いに相溶性のある材料で構成されて
いる場合は、両者を溶剤接着もしくは熱融着により固着
してもよい。また、固着の強度を高めるために、内管2
の外面と先端側チューブ31の基端部31bの内面を表
面処理することが好ましい。また、先端側チューブ、基
部側チューブの接合部分を縮径させることにより、接合
面を大きくしてもよい。
bの内面と内管2とは、接着用材料41を介して接着す
ることにより固定されている。なお、内管2と先端側チ
ューブ31とが、互いに相溶性のある材料で構成されて
いる場合は、両者を溶剤接着もしくは熱融着により固着
してもよい。また、固着の強度を高めるために、内管2
の外面と先端側チューブ31の基端部31bの内面を表
面処理することが好ましい。また、先端側チューブ、基
部側チューブの接合部分を縮径させることにより、接合
面を大きくしてもよい。
【0060】なお、本実施例では、先端側チューブ31
の基端部31bの内径は、外管3の先端部3a(先端側
チューブ31の縮径部31aよりも先端側部分)の内径
よりも大きく形成されることが好ましいが、先端部3a
の内径と同じまたは若干小さく形成されていてもよい。
の基端部31bの内径は、外管3の先端部3a(先端側
チューブ31の縮径部31aよりも先端側部分)の内径
よりも大きく形成されることが好ましいが、先端部3a
の内径と同じまたは若干小さく形成されていてもよい。
【0061】この血管拡張器具10においても、外管3
の内面と内管2との間の隙間(クリアランス)が大きい
基端部3bにおいて内管2と外管3とが固定されている
ため、本発明の血管拡張器具は、外管3に対する内管2
の曲がりやよじれを防止でき、血管拡張器具の手元部分
で与えた押し込み力が途中で吸収されることなく確実に
血管拡張器具の先端まで伝えられ、血管内の押し込み性
(血管内走行性)が良好である。それに加えて、内管2
と外管3の間のルーメン6内における作動流体の流れが
内管2の外管3内での曲がりやよじれの発生によって妨
げられることがないため、作動流体の拡張体9内への流
入および排出も良好である。
の内面と内管2との間の隙間(クリアランス)が大きい
基端部3bにおいて内管2と外管3とが固定されている
ため、本発明の血管拡張器具は、外管3に対する内管2
の曲がりやよじれを防止でき、血管拡張器具の手元部分
で与えた押し込み力が途中で吸収されることなく確実に
血管拡張器具の先端まで伝えられ、血管内の押し込み性
(血管内走行性)が良好である。それに加えて、内管2
と外管3の間のルーメン6内における作動流体の流れが
内管2の外管3内での曲がりやよじれの発生によって妨
げられることがないため、作動流体の拡張体9内への流
入および排出も良好である。
【0062】そして、基端側チューブ32の先端部およ
び先端側チューブ31の基端部31bの形状および両者
の接合以外の構成については、上述した実施例と同じで
ある。すなわち、先端側チューブ31、基端側チューブ
32、接着用材料40、41の構成材料や、先端側チュ
ーブ31および基端側チューブ32の各寸法、接着用材
料40、41の固着長さなどについては、上述の実施例
と同じである。
び先端側チューブ31の基端部31bの形状および両者
の接合以外の構成については、上述した実施例と同じで
ある。すなわち、先端側チューブ31、基端側チューブ
32、接着用材料40、41の構成材料や、先端側チュ
ーブ31および基端側チューブ32の各寸法、接着用材
料40、41の固着長さなどについては、上述の実施例
と同じである。
【0063】次に、図14に示す血管拡張器具について
説明する。この血管拡張器具20の基本構成は、図1か
ら図12に示し上述したものと同じである。相違は、上
述した血管拡張器具1では、外管3は、先端側チューブ
31と、先端側チューブ31に固着された基端側チュー
ブ32からなり、基端側チューブ32の先端部32aは
先端側チューブ31の基端部内面に接続され、基端側チ
ューブ32の先端部32aはその先端部内面で内管2と
接続しているが、この実施例の血管拡張器具20では、
外管3は、先端側チューブ31と、基端側チューブ32
と、先端側チューブ31および基端側チューブ32の内
側に配置され、先端側チューブ31の基端部31bおよ
び基端側チューブ32の先端部32aと接続された接続
チューブからなり、接続チューブ33の内面で内管2と
接続している点である。
説明する。この血管拡張器具20の基本構成は、図1か
ら図12に示し上述したものと同じである。相違は、上
述した血管拡張器具1では、外管3は、先端側チューブ
31と、先端側チューブ31に固着された基端側チュー
ブ32からなり、基端側チューブ32の先端部32aは
先端側チューブ31の基端部内面に接続され、基端側チ
ューブ32の先端部32aはその先端部内面で内管2と
接続しているが、この実施例の血管拡張器具20では、
外管3は、先端側チューブ31と、基端側チューブ32
と、先端側チューブ31および基端側チューブ32の内
側に配置され、先端側チューブ31の基端部31bおよ
び基端側チューブ32の先端部32aと接続された接続
チューブからなり、接続チューブ33の内面で内管2と
接続している点である。
【0064】接続チューブ33は、先端部が先端側チュ
ーブ31の基端部31b内に侵入し、基端部が基端側チ
ューブ32の先端部32a内に侵入した筒状体である。
接続チューブ33の先端部の外径は先端側チューブ31
の基端部31bの内径とほぼ同じであり、接続チューブ
31の基端部の外径は基端側チューブ32の先端部32
aの内径とほぼ同じになっている。接続チューブ33の
長さとしては、6〜60mmが好適であり、特に、10
〜30mmが好適である。
ーブ31の基端部31b内に侵入し、基端部が基端側チ
ューブ32の先端部32a内に侵入した筒状体である。
接続チューブ33の先端部の外径は先端側チューブ31
の基端部31bの内径とほぼ同じであり、接続チューブ
31の基端部の外径は基端側チューブ32の先端部32
aの内径とほぼ同じになっている。接続チューブ33の
長さとしては、6〜60mmが好適であり、特に、10
〜30mmが好適である。
【0065】そして、外管3の基端部3b(基端側チュ
ーブ32の内径および先端側チューブ31の縮径部31
aよりも基端側の部分)の内径は、少なくとも接続チュ
ーブ33の存在する部分を除く大部分において、先端部
3aの内径よりも大きく形成されている。なお、外管3
の一部である接続チューブ33の内径は、外管3の先端
部3a(先端側チューブ31の縮径部31aよりも先端
側部分)の内径よりも大きく形成されることが好ましい
が、先端部3aの内径と同じまたは若干小さく形成され
ていてもよい。
ーブ32の内径および先端側チューブ31の縮径部31
aよりも基端側の部分)の内径は、少なくとも接続チュ
ーブ33の存在する部分を除く大部分において、先端部
3aの内径よりも大きく形成されている。なお、外管3
の一部である接続チューブ33の内径は、外管3の先端
部3a(先端側チューブ31の縮径部31aよりも先端
側部分)の内径よりも大きく形成されることが好ましい
が、先端部3aの内径と同じまたは若干小さく形成され
ていてもよい。
【0066】さらに、接続チューブ33の先端部の外面
と、先端側チューブ31の基端部31bの内面とは、接
着用材料43により固着されている。同様に、接続チュ
ーブ33の基端部の外面と、基端側チューブ32の先端
部32aの内面とは、接着用材料44により固着されて
いる。なお、接続チューブ33の先端部から基端部まで
連続的に接着することで先端側チューブ31および基端
側チューブ32に固着してもよい。また、接続チューブ
33と先端側チューブ31、基端側チューブ32とが相
溶性のある材料で構成される場合は、これらを融着によ
り固着してもよい。これにより、基端側チューブと先端
側チューブとが接続チューブを介して流体密に接続され
る。
と、先端側チューブ31の基端部31bの内面とは、接
着用材料43により固着されている。同様に、接続チュ
ーブ33の基端部の外面と、基端側チューブ32の先端
部32aの内面とは、接着用材料44により固着されて
いる。なお、接続チューブ33の先端部から基端部まで
連続的に接着することで先端側チューブ31および基端
側チューブ32に固着してもよい。また、接続チューブ
33と先端側チューブ31、基端側チューブ32とが相
溶性のある材料で構成される場合は、これらを融着によ
り固着してもよい。これにより、基端側チューブと先端
側チューブとが接続チューブを介して流体密に接続され
る。
【0067】接続チューブ33の構成材料としては、先
端側チューブ31もしくは基端側チューブ32と同様の
ものを用いることができる。
端側チューブ31もしくは基端側チューブ32と同様の
ものを用いることができる。
【0068】そして、図示の例では、接続チューブ33
の先端部の内面と、内管2の外面とは、接着用材料45
を介して接着することにより接続、固定されている。な
お、接続チューブ33の基端部の内面と内管2とを接着
してもよい。また、内管2と先端側チューブ31もしく
は基端側チューブ32とが、互いに相溶性のある材料で
構成されている場合は、両者を溶剤接着もしくは熱融着
により固着してもよい。また、固着の強度を高めるため
に、内管2の外面と先端側チューブ31の基端部31b
の内面を表面処理することが好ましい。また、先端側チ
ューブ、基部側チューブの接合部分を縮径させることに
より、接合面を大きくしてもよい。
の先端部の内面と、内管2の外面とは、接着用材料45
を介して接着することにより接続、固定されている。な
お、接続チューブ33の基端部の内面と内管2とを接着
してもよい。また、内管2と先端側チューブ31もしく
は基端側チューブ32とが、互いに相溶性のある材料で
構成されている場合は、両者を溶剤接着もしくは熱融着
により固着してもよい。また、固着の強度を高めるため
に、内管2の外面と先端側チューブ31の基端部31b
の内面を表面処理することが好ましい。また、先端側チ
ューブ、基部側チューブの接合部分を縮径させることに
より、接合面を大きくしてもよい。
【0069】接着用材料43、44、45としては、上
述した実施例の接着用材料40、41と同じものを用い
ることができる。
述した実施例の接着用材料40、41と同じものを用い
ることができる。
【0070】この血管拡張器具20においても、外管3
の内面と内管2との間の隙間(クリアランス)が大きい
基端部3bにおいて内管2と外管3とが固定されている
ため、本発明の血管拡張器具は、外管3に対する内管2
の曲がりやよじれを防止でき、血管拡張器具の手元部分
で与えた押し込み力が途中で吸収されることなく確実に
血管拡張器具の先端まで伝えられ、血管内の押し込み性
(血管内走行性)が良好である。それに加えて、内管2
と外管3の間のルーメン6内における作動流体の流れが
内管2の外管3内での曲がりやよじれの発生によって妨
げられることがないため、作動流体の拡張体9内への流
入および排出も良好である。
の内面と内管2との間の隙間(クリアランス)が大きい
基端部3bにおいて内管2と外管3とが固定されている
ため、本発明の血管拡張器具は、外管3に対する内管2
の曲がりやよじれを防止でき、血管拡張器具の手元部分
で与えた押し込み力が途中で吸収されることなく確実に
血管拡張器具の先端まで伝えられ、血管内の押し込み性
(血管内走行性)が良好である。それに加えて、内管2
と外管3の間のルーメン6内における作動流体の流れが
内管2の外管3内での曲がりやよじれの発生によって妨
げられることがないため、作動流体の拡張体9内への流
入および排出も良好である。
【0071】接続チューブ33と内管2との固着長さ
は、接合部1bにおける内管と外管の柔軟性を妨げない
長さとされており、具体的には、内管2および接続チュ
ーブ33の長手方向に0.5〜30mm、より好ましく
は1〜10mmである。
は、接合部1bにおける内管と外管の柔軟性を妨げない
長さとされており、具体的には、内管2および接続チュ
ーブ33の長手方向に0.5〜30mm、より好ましく
は1〜10mmである。
【0072】そして、基端側チューブ32の先端部32
aおよび先端側チューブ31の基端部31bの形状およ
び両者の接合以外の構成については、上述した実施例と
同じである。すなわち、先端側チューブ31、基端側チ
ューブ32の構成材料や、先端側チューブ31および基
端側チューブ32の各寸法などについては、上述の実施
例と同じである。
aおよび先端側チューブ31の基端部31bの形状およ
び両者の接合以外の構成については、上述した実施例と
同じである。すなわち、先端側チューブ31、基端側チ
ューブ32の構成材料や、先端側チューブ31および基
端側チューブ32の各寸法などについては、上述の実施
例と同じである。
【0073】なお、本実施例においては、図示の先端側
チューブと基端側チューブに代えて、基端から先端まで
継ぎ目のない一本のチューブを用い、このチューブの内
側に接続チューブを配置した構成としてもよい。
チューブと基端側チューブに代えて、基端から先端まで
継ぎ目のない一本のチューブを用い、このチューブの内
側に接続チューブを配置した構成としてもよい。
【0074】また、図1ないし図12に示す実施例、図
13に示す実施例、図14に示す実施例では全て、外管
3の縮径部が先端側チューブ31に形成されているが、
本発明の血管拡張器具はこれに限定されず、外管の縮径
部が基端側チューブに形成されていてもよい。
13に示す実施例、図14に示す実施例では全て、外管
3の縮径部が先端側チューブ31に形成されているが、
本発明の血管拡張器具はこれに限定されず、外管の縮径
部が基端側チューブに形成されていてもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明の血管拡張器具は、先端が開口す
る第1のルーメンを有する内管と、該内管に同軸的に設
けられ、前記内管の先端より所定長後退した位置に先端
を有し、該内管の外面との間に第2のルーメンを形成す
る外管と、先端部および基端部を有し、該基端部が前記
外管に取り付けられ、該先端部が前記内管に取り付けら
れ、該基端部付近にて第2のルーメンと連通する収縮あ
るいは折り畳み可能な拡張体と、該内管の基端部に設け
られた、前記第1のルーメンと連通する第1の開口部
と、前記外管の基端部に設けられた前記第2のルーメン
と連通する第2の開口部とを有する血管拡張器具であっ
て、前記外管は、前記拡張体との接合部から所定長基端
側にわたって形成された比較的小さな内径を有する先端
部と、少なくともその大部分において該先端部の内径よ
りも大きな内径を有する基端部とからなり、該外管は該
基端部における内面で内管に固定されていることを特徴
とする。このように、外管の内面と内管との間の隙間
(クリアランス)が大きい外管の基端部において内管と
外管とが固定されているため、本発明の血管拡張器具
は、外管に対する内管の曲がりやよじれを防止でき、血
管拡張器具の手元部分で与えた押し込み力が途中で吸収
されることなく確実に血管拡張器具の先端まで伝えら
れ、血管内の押し込み性(血管内走行性)が良好であ
る。それに加えて、内管の外管内での曲がりやよじれの
発生によって拡張体を膨張・収縮するための作動流体の
流れが妨げられることがないため、作動流体の拡張体内
への流入および排出も良好である。
る第1のルーメンを有する内管と、該内管に同軸的に設
けられ、前記内管の先端より所定長後退した位置に先端
を有し、該内管の外面との間に第2のルーメンを形成す
る外管と、先端部および基端部を有し、該基端部が前記
外管に取り付けられ、該先端部が前記内管に取り付けら
れ、該基端部付近にて第2のルーメンと連通する収縮あ
るいは折り畳み可能な拡張体と、該内管の基端部に設け
られた、前記第1のルーメンと連通する第1の開口部
と、前記外管の基端部に設けられた前記第2のルーメン
と連通する第2の開口部とを有する血管拡張器具であっ
て、前記外管は、前記拡張体との接合部から所定長基端
側にわたって形成された比較的小さな内径を有する先端
部と、少なくともその大部分において該先端部の内径よ
りも大きな内径を有する基端部とからなり、該外管は該
基端部における内面で内管に固定されていることを特徴
とする。このように、外管の内面と内管との間の隙間
(クリアランス)が大きい外管の基端部において内管と
外管とが固定されているため、本発明の血管拡張器具
は、外管に対する内管の曲がりやよじれを防止でき、血
管拡張器具の手元部分で与えた押し込み力が途中で吸収
されることなく確実に血管拡張器具の先端まで伝えら
れ、血管内の押し込み性(血管内走行性)が良好であ
る。それに加えて、内管の外管内での曲がりやよじれの
発生によって拡張体を膨張・収縮するための作動流体の
流れが妨げられることがないため、作動流体の拡張体内
への流入および排出も良好である。
【図1】図1は、本発明の血管拡張器具の一実施例の外
観図である。
観図である。
【図2】図2は、図1に示す血管拡張器具の内管と外管
の固定部の拡大縦断面図である。
の固定部の拡大縦断面図である。
【図3】図3は、図1に示す血管拡張器具の縮径部付近
の拡大縦断面図である。
の拡大縦断面図である。
【図4】図4は、図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図5は、図1に示す血管拡張器具の先端部拡大
縦断面図である。
縦断面図である。
【図6】図6は、図1に示す血管拡張器具の基端部拡大
説明図である。
説明図である。
【図7】図7は、基端側チューブの先端部の形状の他の
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図8】図8は、基端側チューブの先端部の形状の他の
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図9】図9は、基端側チューブの先端部の形状の他の
実施例を示す拡大縦断面図である。
実施例を示す拡大縦断面図である。
【図10】図10は、本発明の血管拡張器具の他の実施
例の外管と内管の固定部付近を示す拡大縦断面図であ
る。
例の外管と内管の固定部付近を示す拡大縦断面図であ
る。
【図11】図11は、図10に示す実施例の内管と外管
との固定部の構成を示す斜視図である。
との固定部の構成を示す斜視図である。
【図12】図12は、本発明の血管拡張器具の他の実施
例の外管と内管の固定部付近を示す拡大縦断面図であ
る。
例の外管と内管の固定部付近を示す拡大縦断面図であ
る。
【図13】図13は、本発明の血管拡張器具の他の実施
例の固定部付近を示す拡大縦断面図である。
例の固定部付近を示す拡大縦断面図である。
【図14】図14は、本発明の血管拡張器具の他の実施
例の固定部付近を示す拡大縦断面図である。
例の固定部付近を示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】 1、10、20 血管拡張器具 2 内管 3 外管 3a 先端部 3b 基端部 31 先端側チューブ 31a 縮径部 31b 基端部 32 基端側チューブ 32a 先端部 33 接続チューブ 40、41、42、43、44、45 接着用材料 5 第1のルーメン 6 第2のルーメン 8 第1の開口部 9 拡張体 11 第2の開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雲山 賢一 静岡県富士宮市舞々木町150番地 テルモ 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 先端が開口する第1のルーメンを有する
内管と、該内管に同軸的に設けられ、前記内管の先端よ
り所定長後退した位置に先端を有し、該内管の外面との
間に第2のルーメンを形成する外管と、先端部および基
端部を有し、該基端部が前記外管に取り付けられ、該先
端部が前記内管に取り付けられ、該基端部付近にて第2
のルーメンと連通する収縮あるいは折り畳み可能な拡張
体と、該内管の基端部に設けられた、前記第1のルーメ
ンと連通する第1の開口部と、前記外管の基端部に設け
られた前記第2のルーメンと連通する第2の開口部とを
有する血管拡張器具であって、 前記外管は、前記拡張体との接合部から所定長基端側に
わたって形成された比較的小さな内径を有する先端部
と、少なくともその大部分において該先端部の内径より
も大きな内径を有する基端部とからなり、該外管は該基
端部における内面で内管に固定されていることを特徴と
する血管拡張器具。 - 【請求項2】 前記外管は、先端側チューブと、該先端
側チューブに固着された基端側チューブからなり、前記
基端側チューブの先端部は前記先端側チューブの基端部
内面に接続され、前記基端側チューブの先端部はその先
端部内面で前記内管と接続していることを特徴とする請
求項1に記載の血管拡張器具。 - 【請求項3】 前記外管は、先端側チューブと、該先端
側チューブに固着された基端側チューブからなり、前記
基端側チューブの先端部は前記先端側チューブの基端部
外面と接続され、前記先端側チューブの基端部はその基
端部内面で前記内管と接続していることを特徴とする請
求項1に記載の血管拡張器具。 - 【請求項4】 前記外管は、先端側チューブと、基端側
チューブと、該先端側チューブおよび該基端側チューブ
の内側に配置され、該先端側チューブの基端部および該
基端側チューブの先端部と接続された接続チューブから
なり、該接続チューブの内面で前記内管と接続している
ことを特徴とする請求項1に記載の血管拡張器具。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286119A JP2000107293A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 血管拡張器具 |
AT99119154T ATE372142T1 (de) | 1998-10-08 | 1999-10-06 | Dilatationsgerät für die behandlung eines blutgefässes |
EP99119154A EP0992260B1 (en) | 1998-10-08 | 1999-10-06 | Blood vessel dilatation apparatus |
DE69937027T DE69937027T2 (de) | 1998-10-08 | 1999-10-06 | Dilatationsgerät für die behandlung eines blutgefässes |
US09/414,441 US6447479B1 (en) | 1998-10-08 | 1999-10-07 | Blood vessel dilatation apparatus |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286119A JP2000107293A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 血管拡張器具 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=17700187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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EP (1) | EP0992260B1 (ja) |
JP (1) | JP2000107293A (ja) |
AT (1) | ATE372142T1 (ja) |
DE (1) | DE69937027T2 (ja) |
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JP2005287586A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Nippon Zeon Co Ltd | バルーンカテーテル |
JP2005287585A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Nippon Zeon Co Ltd | 大動脈内バルーンカテーテル |
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CN108245769B (zh) * | 2016-12-27 | 2024-01-19 | 元心科技(深圳)有限公司 | 球囊导管 |
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US10946177B2 (en) | 2018-12-19 | 2021-03-16 | Teleflex Life Sciences Limited | Guide extension catheter |
WO2020146035A1 (en) | 2019-01-07 | 2020-07-16 | Teleflex Life Sciences Limited | Guide extension catheter |
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-
1998
- 1998-10-08 JP JP10286119A patent/JP2000107293A/ja active Pending
-
1999
- 1999-10-06 EP EP99119154A patent/EP0992260B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-10-06 AT AT99119154T patent/ATE372142T1/de not_active IP Right Cessation
- 1999-10-06 DE DE69937027T patent/DE69937027T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-10-07 US US09/414,441 patent/US6447479B1/en not_active Expired - Lifetime
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