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JP2000106225A - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

Info

Publication number
JP2000106225A
JP2000106225A JP10273567A JP27356798A JP2000106225A JP 2000106225 A JP2000106225 A JP 2000106225A JP 10273567 A JP10273567 A JP 10273567A JP 27356798 A JP27356798 A JP 27356798A JP 2000106225 A JP2000106225 A JP 2000106225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
conductor
electric wire
wire
contact terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10273567A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Saito
寧 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10273567A priority Critical patent/JP2000106225A/ja
Publication of JP2000106225A publication Critical patent/JP2000106225A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル構成の導体を、素線切れを発生
させずにスロット内に挿入できるようにする。 【解決手段】 スロット3aの開口部の傾斜3bと直線
部との交点3cを円弧状に形成することにより、傾斜3
bと直線との交点3cにエッジが無くなるので、素線径
が小さく、素線数が多い導体構成の電線でも素線切れな
く圧接することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素線径が細くて素
線数が多い導体を安定に圧接接続できる圧接端子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電線、例えば自動車用ワイヤーハ
ーネス等の電線の導体を圧接接続するために、図2に示
すように、所定のスロット幅WSに形成したスロット1
aが設けられた圧接端子1が実用化されている。この圧
接端子1のスロット1aの開口部には、ワイヤー(電
線)受け角aと呼ばれる傾斜1bが形成されている。こ
のような圧接端子では、図3に示すように、電線2の絶
縁被覆2bをワイヤー受け角aの部分で剥がし、ついで
スロット1aに挿入することで導体2aを圧縮し、圧縮
された導体2a同士、あるいは導体2aと圧接端子1と
の間に接触荷重が発生することによって電気的接続を得
る構造になっている。
【0003】一方、摺動、回転、屈曲などを行う機器の
可動部に用いられる電線には高柔軟性が求められ、これ
を満たすものとしては、素線径が細くて素線数が多い導
体(以下、フレキシブル構成の導体という。)が適当で
ある。このようなフレキシブル構成の導体としては、例
えば、公称断面積及び素線数が、それぞれ、0.3平方
mmで15本以上、0.5平方mmで19本以上、0.
75平方mmで30本以上、1.25平方mmで37本
以上のもの等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレキ
シブル構成の導体は、素線径が細いために、スロットに
挿入する際、ワイヤー受け角aの傾斜1bとスロット1
aの直線との交点のエッジbで素線の一部に素線切れが
発生して、素線が充分に圧縮されず、素線間、あるいは
素線と端子間の接触荷重が上がらないために、安定した
電気的接続が得られにくいという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、フレキシブル構成の導体を、素線切
れを発生させずにスロット内に挿入することを可能とし
た圧接端子の構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数の素線からなる導体と、この導体の
絶縁被覆とからなる電線の上記導体を圧接接続するため
の圧接端子であって、所定のスロット幅に形成したスロ
ットが設けられ、このスロットの開口部に、電線をガイ
ドする傾斜が設けられて、この傾斜とスロットの直線部
との交点が円弧状に形成されていることを特徴とする圧
接端子を提供するものである。
【0007】本発明によれば、スロットの開口部の傾斜
と直線部との交点を円弧状に形成することにより、傾斜
と直線との交点にエッジが無くなるので、素線径が小さ
く、素線数が多い導体構成の電線でも素線切れなく圧接
することができ、良好な電気的接続が得られるようにな
る。また、円弧状交点によって、導体の素線を徐々に両
側から圧縮して再配列させながらスロットに押し込む作
業がスムーズに行えるようになる。
【0008】請求項2のように、上記円弧状交点の半径
は、0.3mm以上、1.5mm以下であるのが好まし
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は、同一番号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0010】図1に示すように、電線2は、導体2a
と、この導体2aの絶縁被覆2bとからなり、導体2a
は、素線径が細くて素線数が多いフレキシブル構成であ
る。
【0011】このフレキシブル構成の導体2aとして
は、公称断面積及び素線数が、それぞれ、0.3平方m
mで15本以上、0.5平方mmで19本以上、0.7
5平方mmで30本以上、1.25平方mmで37本以
上が、現在の実作業で用いられている。
【0012】圧接端子3は、上記導体2の素線の接触抵
抗が安定領域である所定のスロット幅WSに形成したス
ロット3aが設けられて、このスロット3aの開口部に
は、電線2をガイドする傾斜3bが形成されている。
【0013】上記傾斜3bとスロット3aの直線部との
交点3cは、従来のようなエッジではなく、所定半径R
の円弧状に形成している。この円弧状交点の半径Rは、
0.3mm以上、1.5mm以下であるのが好ましい。
【0014】上記圧接端子3に電線2の導体2aを圧接
接続する過程において、まず、傾斜3b及び円弧状交点
3cにより、絶縁被覆2bが剥がされながら導体2aの
素線が徐々に両側から圧縮されて再配列され、そのまま
狭いスロット幅WSのスロット3aに押し込まれるよう
に設定する。
【0015】上記設定とすることにより、導体2aの素
線に素線切れが発生することなしに狭いスロット3aに
押し込むことができる。また、傾斜3bと円弧状交点3
cとで、接触抵抗が安定領域であるスロット幅WSにま
で素線を十分に圧縮できるようになる。
【0016】上記圧接端子3では、スロット3aの開口
部の傾斜3bと直線部との交点3cを円弧状に形成した
ことにより、傾斜3bと直線との交点3cにエッジが無
くなるので、素線径が小さく、素線数が多い導体構成の
電線2でも素線切れなく圧接することができ、良好な電
気的接続が得られる。また、円弧状交点3cによって、
導体2aの素線を徐々に両側から圧縮して再配列させな
がらスロット3aに押し込む作業がスムーズに行える。
【0017】表1は、電線2のサイズがAVSS0.5
sq(導体構成7本/φ0.32)で、スロット幅WS
が0.45mmでの実験例の結果であり、表2は、電線
2のサイズがAVSSB0.5f(導体構成20本/φ
0.18)で、スロット幅WSが0.43mmでの実験
例の結果である。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】表1及び表2の結果からも明らかなよう
に、いずれのタイプであっでも、円弧状交点3cの半径
Rが0.3mmに満たないときには素線切れが発生しや
すく、逆に円弧状交点3cの半径Rが1.5mmを越え
るときには絶縁被覆2bの剥ぎ取り(切断)が不充分で
あった。
【0021】上記円弧状交点3cの半径Rは、0.3m
m〜1.5mmの範囲でどれを用いるかは、適用する電
線種によって検討し、好適なものを選択すれば良い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の圧接端子は、スロットの開口部の傾斜と直線部との
交点を円弧状に形成したから、傾斜と直線との交点にエ
ッジが無くなるので、素線径が小さく、素線数が多い導
体構成の電線でも素線切れなく圧接することができ、良
好な電気的接続が得られるようになる。また、円弧状交
点によって、導体の素線を徐々に両側から圧縮して再配
列させながらスロットに押し込む作業がスムーズに行え
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧接端子の正面図である。
【図2】 従来の圧接端子の斜視図である。
【図3】 フレキシブル構成の導体を圧接した従来の圧
接端子の正面図である。
【符号の説明】
2 電線 2a 導体 2b 絶縁被覆 3 圧接端子 3a スロット 3b 傾斜 3c 円弧状交点 WS スロット幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 寧 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E012 AA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の素線からなる導体と、この導体の
    絶縁被覆とからなる電線の上記導体を圧接接続するため
    の圧接端子であって、 所定のスロット幅に形成したスロットが設けられ、この
    スロットの開口部に、電線をガイドする傾斜が設けられ
    て、この傾斜とスロットの直線部との交点が円弧状に形
    成されていることを特徴とする圧接端子。
  2. 【請求項2】 上記円弧状交点の半径は、0.3mm以
    上、1.5mm以下である請求項1に記載の圧接端子。
JP10273567A 1998-09-28 1998-09-28 圧接端子 Pending JP2000106225A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002050416A (ja) * 2000-08-07 2002-02-15 Sumitomo Wiring Syst Ltd 圧接端子金具
JP2018085225A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 日本圧着端子製造株式会社 圧接接続型コンタクト及び同軸コネクタ
JP2022061655A (ja) * 2020-10-07 2022-04-19 矢崎総業株式会社 圧接構造、端子付き電線及びその製造方法

Cited By (4)

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JP7155218B2 (ja) 2020-10-07 2022-10-18 矢崎総業株式会社 圧接構造、端子付き電線及びその製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020122