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JP2000104538A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

排気ガス浄化装置

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Publication number
JP2000104538A
JP2000104538A JP10270266A JP27026698A JP2000104538A JP 2000104538 A JP2000104538 A JP 2000104538A JP 10270266 A JP10270266 A JP 10270266A JP 27026698 A JP27026698 A JP 27026698A JP 2000104538 A JP2000104538 A JP 2000104538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microwave
catalyst
exhaust gas
temperature
microwave heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10270266A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Takatsu
勝美 高津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP10270266A priority Critical patent/JP2000104538A/ja
Publication of JP2000104538A publication Critical patent/JP2000104538A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/18Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control
    • F01N3/20Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by methods of operation; Control specially adapted for catalytic conversion ; Methods of operation or control of catalytic converters
    • F01N3/2006Periodically heating or cooling catalytic reactors, e.g. at cold starting or overheating
    • F01N3/2013Periodically heating or cooling catalytic reactors, e.g. at cold starting or overheating using electric or magnetic heating means
    • F01N3/202Periodically heating or cooling catalytic reactors, e.g. at cold starting or overheating using electric or magnetic heating means using microwaves
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロ波加熱触媒の表面温度を的確に制御
し、マイクロ波加熱触媒を有効に機能させることのでき
る排気ガス浄化装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 排気ガスGの流路の途中に設けられ、内
部にマイクロ波加熱触媒12を備えたマイクロ波吸収体
10を配置した空洞共振器1にマイクロ波を供給するマ
イクロ波発振器2にサーモスイッチ15を設け、上記サ
ーモスイッチ15の検出信号に基づいて、マイクロ波発
振器へ供給される電力を制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波のエネ
ルギーを利用して触媒を短期間に活性化し、冷間始動時
に排出される有害排気ガスを浄化することのできる排気
ガス浄化装置に関するもので、特にマイクロ波加熱触媒
に照射するマイクロ波の電力制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の排気ガスには、炭化水素,一酸
化炭素,窒素酸化物等の大気汚染物質が含まれている。
このような有害排気ガスを浄化する方法として、エンジ
ン燃焼方式や触媒による後処理方式がある。上記触媒に
よる後処理方式は、自動車の排気ガスをPd/Rh,P
t/Rh等の貴金属元素の合金から成る三元触媒を備え
た浄化手段中を通過させ、炭化水素,一酸化炭素を酸化
するとともに窒素酸化物を還元し、無害な炭酸ガス,水
蒸気,窒素に変換し車外に排出するものである。しかし
ながら、従来の触媒装置を有する内燃機関の排気ガス浄
化装置においては、上記触媒を内燃機関の排気ガス自身
によって加熱するように構成されているため、触媒の温
度が触媒機能が有効に機能する温度にまで達するのに時
間がかかり、内燃機関の冷間始動時においては上記有害
物質を十分に取り除くことができないという欠点があっ
た。
【0003】そこで、冷間始動時においても排気ガス中
の有害物質を取り除くため、マイクロ波加熱技術を用い
て、上記浄化手段の触媒を短時間で加熱する方法が提案
されている。これは、排気ガスの流路に、例えば、ハニ
カム構造を有する絶縁性の高い基板の隔壁の表面に触媒
材料を担持したマイクロ波吸収材料から成るマイクロ波
加熱触媒をコーティングしたマイクロ波吸収体を配置
し、このマイクロ波吸収体をマイクロ波で加熱すること
により、上記マイクロ波吸収体を通過する排気ガスを浄
化するものである。図4は、上述したマイクロ波加熱触
媒を用いた排気ガス浄化装置の一構成例を示す図で、図
外の排気管から送られてきた排気ガスGを、両端にパン
チングメタルからなるリフレクター1a,1bを有し、
マイクロ波加熱触媒を備えたマイクロ波吸収体10を内
部に配置した円筒形の空洞共振器1内に導入し、マグネ
トロン2からのマイクロ波により加熱された上記マイク
ロ波加熱触媒により上記排気ガスGを浄化して車外に排
出するものである。このとき、マグネトロン2で発生し
たマイクロ波は、導波経路3を経由して、結合スロット
4から上記空洞共振器1に伝送されてマイクロ波吸収体
10のマイクロ波加熱触媒に吸収され、マイクロ波加熱
触媒を発熱させる。そのため、上記マイクロ波加熱触媒
の温度は、触媒材料が活性化される温度(260〜30
0℃以上)まで急上昇する。したがって、空洞共振器1
に導かれた排気ガスGは上記マイクロ波加熱触媒の触媒
材料と反応し、排気ガスG中の有害物質を取り除くこと
ができる。なお、上記マイクロ波加熱触媒の温度制御を
行う方法としては、上記マイクロ波吸収体10の後方
に、例えば、シールドした熱電対等の温度測定手段5を
設けて、上記マイクロ波加熱触媒の表面温度を推定し、
上記推定温度に基づいて上記マグネトロン2の出力電力
を制御する。
【0004】しかしながら、上記マイクロ波加熱触媒の
温度上昇は、昇温速度が30℃/deg以上と急激であ
るだけでなく、マイクロ波加熱触媒によるマイクロ波の
吸収による温度上昇に加えて、昇温途中で、排気ガス中
の炭化水素,一酸化炭素,窒素酸化物等の有害物質と触
媒材料との触媒反応による反応熱による温度上昇のた
め、その昇温速度が更に加速される。したがって、マイ
クロ波加熱触媒の表面温度を間接的に推定する方法で
は、表面温度の推定精度が低く迅速で的確な制御ができ
ず、上記マイクロ波加熱触媒が溶損してしまうかあるい
は触媒機能が失われてしまい、排気ガスGの浄化を行う
ことができなくなるといった問題点があった。
【0005】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、マイクロ波加熱触媒の表面温度を的確に制御
し、マイクロ波加熱触媒を有効に機能させることのでき
る排気ガス浄化装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の排気ガス浄化装置は、排気ガスの流路の途中に設けら
れ、内部にマイクロ波加熱触媒を配置した空洞共振器に
マイクロ波を供給するマイクロ波発振器に、マイクロ波
発振器の表面温度を検出する温度検出手段を設けるとと
もに、上記温度検出手段の検出信号に基づいて、マイク
ロ波発振器へ供給される電力を制御するようにしたもの
である。
【0007】本発明の請求項2に記載の排気ガス浄化装
置は、上記マイクロ波加熱触媒を、マイクロ波をほとん
ど吸収しない材料から成る基板と、この基板の表面に形
成された電気伝導性金属酸化物と絶縁材料との混合物か
ら成るマイクロ波吸収層と、上記マイクロ波吸収層に材
料に担持されたPt/RhやPd/Rh等の触媒材料と
から構成し、そのインピーダンスを、上記触媒材料の活
性化温度を含む所定の温度範囲において、上記空洞共振
器の特性インピーダンスと、反射電力比が10dB以上
となるような状態に整合したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係わる排気ガスの浄化装置の構成を示す図で、1は
両端にパンチングメタルから成るリフレクター1a,1
bを備え、マイクロ波加熱触媒を備えたマイクロ波吸収
体10を内部に配置した円筒形の空洞共振器、2はマイ
クロ波発振器であるマグネトロン、3は上記マグネトロ
ン2で発生したマイクロ波を伝送する導波経路、4は上
記導波経路3と空洞共振器1との結合スロット(結合
穴)で、マグネトロン2の表面には、マグネトロン2の
表面温度を検出する温度検出手段であるサーモスイッチ
15が取付けられており、このサーモスイッチ15の出
力はマグネトロン2の図示しない出力電力制御装置に入
力される。また、マイクロ波吸収体10は、図2
(a),(b)に示すように、ハニカム構造を有し絶縁
性の耐熱衝撃性の高いコーディライト焼結体から成る基
板11と、上記基板11の隔壁11Kの表面にコーティ
ングされたマイクロ波加熱触媒12とから成る。なお、
同図において、符号11sは基板11の貫通孔で、排気
ガスGは、図2(c)に示すように、上記貫通孔11s
を通過する間に、上記マイクロ波加熱触媒12により浄
化される。このマイクロ波加熱触媒12は、電気伝導性
金属酸化物と絶縁材料との混合物から成るマイクロ波吸
収層にPt/Rh等の三元触媒を担持させたもので、本
実施の形態においては、電気伝導性金属酸化物として平
均粒径が1〜3μmのLa0.6Sr0.4MnO3を、絶縁
材料として平均粒径が5μmのγ−アルミナを用い、上
記γ−アルミナが20〜30wt%となるように混合
し、上記コーディライト焼結体から成る基板11にコー
ティングした後、これをPd塩基水溶液に浸漬して焼成
し、マイクロ波吸収層に触媒能を付加したものを用い
た。このマイクロ波加熱触媒12のマイクロ波吸収層
は、常温から上記触媒材料(Pd)の活性化温度範囲で
ある約400℃まで、そのインピーダンスが空洞共振器
1の特性インピーダンスに、マイクロ波の発振周波数
(例えば、f=2.45GHz)において、反射電力比が1
0dB以上となるような状態に整合されている。
【0009】次に、上記構成の排気ガスの浄化装置の動
作について説明する。マグネトロン2で発生したマイク
ロ波は、導波経路3を経由して、結合スロット4におい
て上記導波経路3と空洞共振器1とのインピーダンス整
合が達成され、上記空洞共振器1に伝送される。一方、
図外の排気管からは、パンチングメタル1aの図示しな
い貫通孔を通って排気ガスGが空洞共振器1内に送られ
る。空洞共振器1に伝送されたマイクロ波は、空洞共振
器1内において上記マイクロ波吸収体10のマイクロ波
加熱触媒12に吸収され、上記マイクロ波加熱触媒12
を発熱させる。このマイクロ波加熱触媒12のインピー
ダンスと、空洞共振器1の伝送経路の特性インピーダン
スとは整合状態になるように材料設計されているので、
上記マイクロ波吸収体10によるマイクロ波の反射が少
く、マイクロ波吸収体10に照射されたマイクロ波のエ
ネルギーは効率よくマイクロ波吸収体10吸収され、マ
イクロ波加熱触媒12に担持された触媒の温度を急上昇
させることができる。したがって、空洞共振器1に導か
れた排気ガスGは上記マイクロ波加熱触媒12と反応し
て浄化される。そのとき、上記マイクロ波加熱触媒12
は触媒反応によっても発熱するので、上記マイクロ波加
熱触媒12の温度は更に上昇する。
【0010】ところで、上記マイクロ波加熱触媒12の
マイクロ波吸収効率は、通常、マイクロ波の当該物質に
対する入射電力P0と反射電力Prの比であるリターンロ
スL=10・log(Pr/P0)(dB)として表わさ
れる。図3は、このマイクロ波加熱触媒12のマイクロ
波吸収特性を示す図で、横軸はマグネトロン2の発振周
波数、縦軸はマイクロ波加熱触媒12のリターンロス
で、同図の実線は400℃、破線は500℃、一点鎖線
は常温(25℃)での特性曲線を示す。上記マイクロ波
加熱触媒12のインピーダンスは、上述したように、マ
イクロ波の伝送される伝送経路の特性インピーダンス
に、マイクロ波の発振周波数(例えば、f=2.45GH
z)において、反射電力比が10dB以上(リターンロ
スLが−10dB以下)となるような状態に整合するよ
うに材料設計されており、また、上記マイクロ波加熱触
媒12のインピーダンスは、温度が上昇するにしたがっ
て低下する。本実施の形態においては、マイクロ波加熱
触媒12の室温におけるインピーダンスは空洞共振器1
のインピーダンスよりも高く設定され、マイクロ波加熱
触媒12の温度上昇とともに空洞共振器1のインピーダ
ンスに接近する。そして、マイクロ波加熱触媒12の温
度が上記三元触媒であるPdの触媒機能が有効に作用す
る温度(約400℃)付近になると、マイクロ波加熱触
媒12のインピーダンスと空洞共振器3のインピーダン
スとはほぼ一致(クリティカルマッチング)するので、
図3に示すように、約400℃においては、上記マイク
ロ波加熱触媒12のリターンロスが−20dB以下にな
る。これは、入射したマイクロ波電力の99%以上がマ
イクロ波加熱触媒12に吸収されて熱に変換されたこと
を示している。しかし、マイクロ波加熱触媒12の温度
が更に上昇すると、マイクロ波加熱触媒12のインピー
ダンスは急激に小さくなり、空洞共振器1のインピーダ
ンスとの差が大きくなるため、図3の破線(500℃で
の特性曲線)に示すように、マイクロ波加熱触媒12の
リターンロスが増加し、マイクロ波加熱触媒12のマイ
クロ波の吸収効率が大幅に低下する。
【0011】一般に、マイクロ波加熱触媒12のリター
ンロスが−10dB以上、すなわち入射電力の10%以
上がマグネトロン2に反射されると、マグネトロン2の
発振動作を継続することが困難になり、発振がマグネト
ロン2内に留まってしまうという、いわゆるモーディン
グを引き起こし、マグネトロン2の表面温度が短時間で
高温に達するという現象が起こる。例えば、図3に示し
た特性を有するマイクロ波加熱触媒12に対して、発振
周波数がf=2.45GHz、出力が800Wattのマイ
クロ波を照射した場合、上記マイクロ波加熱触媒12か
らの反射電力が−10dB以下になる温度は450℃付
近にあり、そのときのマグネトロン2の表面温度は13
0〜140℃になることが実験的に確かめられている。
本実施の形態においては、マグネトロン2に、その表面
温度を検出するサーモスイッチ15を取付けてマグネト
ロン2の表面温度を監視し、上記表面温度が予め設定さ
れた温度(例えば、120℃)に達したときに、マグネ
トロン2の動作を一時停止するようにしている。すなわ
ち、マイクロ波加熱触媒12の温度上昇を、マイクロ波
加熱触媒12による反射電力の増大によるマグネトロン
2への表面温度の上昇として検知し、マグネトロン2へ
供給される電力を制御するようにしているので、実際的
でかつ迅速な温度制御を行うことができる。具体的に
は、本発明を実施した排気ガス浄化装置と従来の排気ガ
ス浄化装置とをそれぞれ自動車の排気マニフォールドに
取り付けて、エンジン始動後に900Wattのマイク
ロ波電力を用いて上記マイクロ波加熱触媒12を備えた
マイクロ波吸収体10を加熱したところ、本実施の形態
の排気ガス浄化装置では、エンジン始動が約15秒後に
サーモスイッチ15が作動してマグネトロン2への電力
供給が停止されたが、従来の排気ガス浄化装置では、エ
ンジン始動が約25秒後にマグネトロン2がモーディン
グを起こし、マグネトロン2が動作しなくなった。ま
た、この従来の排気ガス浄化装置でマグネトロン2のみ
を交換して再度動作させたところ、マイクロ波加熱触媒
12のマイクロ波吸収特性及び触媒能が著しく低下して
いることから、マイクロ波加熱触媒12の温度が異常に
上昇したため、マイクロ波加熱触媒12の溶損ないしは
触媒の失活が起こり、マイクロ波加熱触媒12自身も使
用できない状態になっていることがわかった。
【0012】なお、上記表面温度が予め設定された温度
に達したときに、マグネトロン2の動作を一時停止する
ような制御にかえて、マグネトロン2へ供給される電力
を制御してマグネトロン出力を低減するようにしてもよ
い。あるいは、マグネトロン2の表面温度を検出する温
度検出手段として、サーモスイッチ15に代えてサーミ
スタ等の温度検出手段を取付け、マグネトロン2の表面
温度に応じてマグネトロン2の出力電力を増減するよう
に制御してもよい。また、上記例では、電気伝導性金属
酸化物としてLa0.6Sr0.4MnO3を、絶縁材料とし
てγ−アルミナを、また、触媒材料としてPdを用いた
が、電気伝導性金属酸化物としてLa(1-x)SrxCoO
3,La(1-x)SrxCrO3(0〈x〈1,0〈y〈1)
等の複合金属酸化物の1種もしくは2種以上の混合物
を、絶縁材料としてセリアもしくはセリア安定化ジルコ
ニアを、また、触媒材料としてPt/RhやPd/Rh
等を用いてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、マイクロ波発振器に、マイクロ波発振器
の表面温度を検出する温度検出手段を設けるとともに、
上記温度検出手段の検出信号に基づいて、マイクロ波発
振器へ供給される電力を制御するようにしたので、正確
ででかつ迅速な温度制御を行うことができ、マイクロ波
加熱触媒の溶損ないしは触媒の失活を確実に防止するこ
とができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、マ
イクロ波加熱触媒として、インピーダンスが、触媒材料
の活性化温度を含む所定の温度範囲において、空洞共振
器の特性インピーダンスと、反射電力比が10dB以上
となるような状態に整合された電気伝導性金属酸化物と
絶縁材料との混合物から成るマイクロ波吸収層にPt/
RhやPd/Rh等の触媒材料を担持させたものを用い
たので、マイクロ波加熱触媒に担持された触媒の温度を
急上昇させることができる。更に、マイクロ波加熱触媒
の温度が活性化温度を越えるとインピーダンスは急激に
小さくなって、空洞共振器のインピーダンスとの差が増
大するので、マイクロ波加熱触媒の温度を的確に捕らえ
ることができ、実際的な温度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる排気ガス浄化装
置の構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態に係わるマイクロ波吸収体の構
成を示す図である。
【図3】 本実施の形態に係わるマイクロ波加熱触媒の
マイクロ波吸収特性を示す図である。
【図4】 従来の排気ガス浄化装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 空洞共振器、1a,1b リフレクター、2 マグ
ネトロン、3 導波経路、4 結合スロット、10 マ
イクロ波吸収体、11 基板、12 マイクロ波加熱触
媒、15 サーモスイッチ、G 排気ガス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガスの流路の途中に設けられた空洞
    共振器と、上記空洞共振器にマイクロ波を供給するマイ
    クロ波発振器と、上記空洞共振器内に配設されたマイク
    ロ波加熱触媒とを備えた排気ガス浄化装置において、上
    記マイクロ波発振器に、上記マイクロ波発振器の表面温
    度を検出する温度検出手段を設けるとともに、上記温度
    検出手段の検出信号に基づいて、マイクロ波発振器へ供
    給される電力を制御するようにしたことを特徴とする排
    気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 上記マイクロ波加熱触媒を、マイクロ波
    をほとんど吸収しない材料から成る基板と、この基板の
    表面に形成された電気伝導性金属酸化物と絶縁材料との
    混合物から成るマイクロ波吸収層と、上記マイクロ波吸
    収層に担持されたPt/RhやPd/Rh等の触媒材料
    とから構成し、そのインピーダンスを、上記触媒材料の
    活性化温度を含む所定の温度範囲において、上記空洞共
    振器の特性インピーダンスと、反射電力比が10dB以
    上となるような状態に整合したことを特徴とする請求項
    1記載の排気ガス浄化装置。
JP10270266A 1998-09-24 1998-09-24 排気ガス浄化装置 Pending JP2000104538A (ja)

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