JP2000199749A - 蛍光x線分析装置 - Google Patents
蛍光x線分析装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】分析操作が容易で、さらに試料の識別番号が不
明であっても定量分析が可能な蛍光X線分析装置を提供
する。 【解決手段】スタート指令により、分析位置に搬送され
た試料SにX線を照射し、試料Sから発生する蛍光X線
の強度を測定し、試料Sが属するグループを選択して、
試料Sを定量分析するという一連の動作が行われるの
で、分析操作を容易に行うことができる。また、試料S
の識別番号が不明であっても試料Sの定量分析が可能に
なる。さらに、第1の測定結果に基づく定性分析結果ま
たは半定量分析結果から、試料Sが属するグループを選
択するので、蛍光X線強度の測定値の変動があっても、
試料Sの誤判定を少なくできる。
明であっても定量分析が可能な蛍光X線分析装置を提供
する。 【解決手段】スタート指令により、分析位置に搬送され
た試料SにX線を照射し、試料Sから発生する蛍光X線
の強度を測定し、試料Sが属するグループを選択して、
試料Sを定量分析するという一連の動作が行われるの
で、分析操作を容易に行うことができる。また、試料S
の識別番号が不明であっても試料Sの定量分析が可能に
なる。さらに、第1の測定結果に基づく定性分析結果ま
たは半定量分析結果から、試料Sが属するグループを選
択するので、蛍光X線強度の測定値の変動があっても、
試料Sの誤判定を少なくできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線を照射した試
料から発生する蛍光X線の強度を測定して、試料を定量
分析する蛍光X線分析装置に関する。
料から発生する蛍光X線の強度を測定して、試料を定量
分析する蛍光X線分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、試料を定量分析する装置とし
て、X線を照射した試料から発生する蛍光X線の強度を
測定する蛍光X線分析装置が知られている。この装置
は、試料にX線を照射するX線源と、試料から発生する
蛍光X線を分光する分光器と、分光された蛍光X線を検
出する検出器と、検出した蛍光X線を電気的に信号処理
する信号処理回路と、装置全体を制御するコントローラ
(コンピュータ)とを備えている。
て、X線を照射した試料から発生する蛍光X線の強度を
測定する蛍光X線分析装置が知られている。この装置
は、試料にX線を照射するX線源と、試料から発生する
蛍光X線を分光する分光器と、分光された蛍光X線を検
出する検出器と、検出した蛍光X線を電気的に信号処理
する信号処理回路と、装置全体を制御するコントローラ
(コンピュータ)とを備えている。
【0003】この蛍光X線分析装置における試料の定量
分析時には、作業者は、コンピュータに試料の種類を示
す識別番号(ID番号)を入力し、試料の測定対象元
素、例えば鉄(Fe)のピーク強度を測定する。この測
定したピーク強度から、例えば鉄鉱石やセメント等のよ
うに、試料が属するグループが選択される。作業者は、
このグループに応じて、測定対象元素の測定時間等の測
定条件を設定し、この測定条件の下で試料の蛍光X線強
度を測定し、検量線法やファンダメンタルパラメータ法
を使用して定量分析を行う。
分析時には、作業者は、コンピュータに試料の種類を示
す識別番号(ID番号)を入力し、試料の測定対象元
素、例えば鉄(Fe)のピーク強度を測定する。この測
定したピーク強度から、例えば鉄鉱石やセメント等のよ
うに、試料が属するグループが選択される。作業者は、
このグループに応じて、測定対象元素の測定時間等の測
定条件を設定し、この測定条件の下で試料の蛍光X線強
度を測定し、検量線法やファンダメンタルパラメータ法
を使用して定量分析を行う。
【0004】上記各作業内容はコンピュータの表示画面
に表示され、作業者は、その表示画面を見ながら各操作
を行う。
に表示され、作業者は、その表示画面を見ながら各操作
を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置に
おいて、作業者は、試料のID番号を入力し、各作業ご
とにコンピュータ操作を行い、データ伝送等を行うた
め、その作業が煩雑であるという問題があった。また、
試料のID番号の入力ミス等も生じやすい。さらに、試
料のID番号が不明の場合、測定できないという問題も
あった。
おいて、作業者は、試料のID番号を入力し、各作業ご
とにコンピュータ操作を行い、データ伝送等を行うた
め、その作業が煩雑であるという問題があった。また、
試料のID番号の入力ミス等も生じやすい。さらに、試
料のID番号が不明の場合、測定できないという問題も
あった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決して、分析
操作が容易で、さらに試料の識別番号が不明であっても
定量分析が可能な蛍光X線分析装置を提供することを目
的としている。
操作が容易で、さらに試料の識別番号が不明であっても
定量分析が可能な蛍光X線分析装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、試料にX線を照射し、試料から
発生する蛍光X線の強度を測定して、試料を定量分析す
る蛍光X線分析装置であって、前記一連の動作を開始さ
せるスタート指令に基づいて、試料から発生する蛍光X
線の強度を測定する第1の測定制御手段と、前記第1の
測定制御手段の作動によって得られた第1の測定結果に
基づく定性分析結果または半定量分析結果から、試料が
属するグループを選択するグループ選択手段と、グルー
プに応じて測定対象元素を含む測定条件を設定し、設定
された測定条件の下で蛍光X線強度を測定させる第2の
測定制御手段と、前記第2の測定制御手段の作動によっ
て得られた測定対象元素についての第2の測定結果か
ら、試料の定量分析値を求める定量分析手段とを備えて
いる。ここで、上記半定量分析には、(1) 少数の元素の
みの定量分析、(2) 少数(例えば2つ)の標準試料によ
って作成した検量線を用いた定量分析、(3) 定性分析の
粗いデータを用いた定量分析が含まれる。また、上記定
性分析と半定量分析の結果を組み合わせてもよい。
に、請求項1の発明は、試料にX線を照射し、試料から
発生する蛍光X線の強度を測定して、試料を定量分析す
る蛍光X線分析装置であって、前記一連の動作を開始さ
せるスタート指令に基づいて、試料から発生する蛍光X
線の強度を測定する第1の測定制御手段と、前記第1の
測定制御手段の作動によって得られた第1の測定結果に
基づく定性分析結果または半定量分析結果から、試料が
属するグループを選択するグループ選択手段と、グルー
プに応じて測定対象元素を含む測定条件を設定し、設定
された測定条件の下で蛍光X線強度を測定させる第2の
測定制御手段と、前記第2の測定制御手段の作動によっ
て得られた測定対象元素についての第2の測定結果か
ら、試料の定量分析値を求める定量分析手段とを備えて
いる。ここで、上記半定量分析には、(1) 少数の元素の
みの定量分析、(2) 少数(例えば2つ)の標準試料によ
って作成した検量線を用いた定量分析、(3) 定性分析の
粗いデータを用いた定量分析が含まれる。また、上記定
性分析と半定量分析の結果を組み合わせてもよい。
【0008】請求項1の構成によれば、スタート指令に
より、分析位置に搬送された試料にX線を照射し、試料
から発生する蛍光X線の強度を測定し、試料が属するグ
ループを選択して、試料を定量分析するという一連の動
作が自動的に行われるので、分析操作を容易に行うこと
ができる。また、試料の識別番号が不明であっても試料
の定量分析が可能になる。さらに、第1の測定結果に基
づく定性分析結果または半定量分析結果から、試料が属
するグループを選択するので、蛍光X線強度の測定値の
変動があっても、試料の誤判定を少なくできる。
より、分析位置に搬送された試料にX線を照射し、試料
から発生する蛍光X線の強度を測定し、試料が属するグ
ループを選択して、試料を定量分析するという一連の動
作が自動的に行われるので、分析操作を容易に行うこと
ができる。また、試料の識別番号が不明であっても試料
の定量分析が可能になる。さらに、第1の測定結果に基
づく定性分析結果または半定量分析結果から、試料が属
するグループを選択するので、蛍光X線強度の測定値の
変動があっても、試料の誤判定を少なくできる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、前
記試料を保持する試料ホルダに設けられて、予め自動分
析用の試料であることを示す識別体と、前記識別体を検
出して、前記スタート指令を送出させる識別手段とを備
えている。
記試料を保持する試料ホルダに設けられて、予め自動分
析用の試料であることを示す識別体と、前記識別体を検
出して、前記スタート指令を送出させる識別手段とを備
えている。
【0010】請求項2の構成によれば、試料ホルダに設
けられた識別体の検出により、自動的にスタート指令を
送出させることができる。
けられた識別体の検出により、自動的にスタート指令を
送出させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
蛍光X線分析装置の構成図を示す。本装置は、例えばバ
ルク試料のような試料Sに含まれる複数の元素を同時分
析する多元素同時分析型であり、分析位置Qに搬送され
た試料SにX線を照射し、試料Sから発生する蛍光X線
の強度を測定して、試料Sを定量分析するという一連の
動作を行うものである。得られる定量分析値は、含有率
のほか、試料Sが基板上形成された薄膜である場合に
は、薄膜の付着量または膜厚である。
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
蛍光X線分析装置の構成図を示す。本装置は、例えばバ
ルク試料のような試料Sに含まれる複数の元素を同時分
析する多元素同時分析型であり、分析位置Qに搬送され
た試料SにX線を照射し、試料Sから発生する蛍光X線
の強度を測定して、試料Sを定量分析するという一連の
動作を行うものである。得られる定量分析値は、含有率
のほか、試料Sが基板上形成された薄膜である場合に
は、薄膜の付着量または膜厚である。
【0012】本装置は、試料Sに1次X線B1を照射す
るX線照射装置2と、試料Sから発生する蛍光X線B2
を分光する分光器3と、分光器3からの分光された蛍光
X線B3を検出する検出器4と、検出した蛍光X線B3
を電気的に信号処理する信号処理回路7とを備えてい
る。すなわち、本装置は波長分散型のX線検出手段2,
3,4を備えている。分光器3は試料Sの周囲に複数配
置されている。
るX線照射装置2と、試料Sから発生する蛍光X線B2
を分光する分光器3と、分光器3からの分光された蛍光
X線B3を検出する検出器4と、検出した蛍光X線B3
を電気的に信号処理する信号処理回路7とを備えてい
る。すなわち、本装置は波長分散型のX線検出手段2,
3,4を備えている。分光器3は試料Sの周囲に複数配
置されている。
【0013】また、本装置は、試料投入口11に配置さ
れた試料ターレット12により、試料Sを1つずつ分析
位置Qに搬送するようになっている。試料Sは、図示し
ない試料自動交換機により、図示しない試料保管部と試
料投入口11との間で、自動的に交換される。上記自動
試料交換機は、例えばクレーンタイプで、試料保管部内
の試料Sを把持し、試料投入口11上に移動して、試料
Sの把持を解除して置くものである。
れた試料ターレット12により、試料Sを1つずつ分析
位置Qに搬送するようになっている。試料Sは、図示し
ない試料自動交換機により、図示しない試料保管部と試
料投入口11との間で、自動的に交換される。上記自動
試料交換機は、例えばクレーンタイプで、試料保管部内
の試料Sを把持し、試料投入口11上に移動して、試料
Sの把持を解除して置くものである。
【0014】試料Sを保持する試料ホルダHには、予め
自動分析用の試料Sであることを示す、黒い帯のような
識別体18が設けられている。光学センサのような識別
手段16は、例えば試料投入口11近傍に設けられて、
この識別体18を光学的に検出する。
自動分析用の試料Sであることを示す、黒い帯のような
識別体18が設けられている。光学センサのような識別
手段16は、例えば試料投入口11近傍に設けられて、
この識別体18を光学的に検出する。
【0015】さらに、本装置は、装置全体を制御するコ
ントローラ20を備えている。コントローラ20は、そ
のCPU(コンピュータ)に第1,第2の測定制御手段
22,24、グループ選択手段26、および定量分析手
段28を内蔵し、その他に、スタート指令手段25、各
データや検量線式等を記憶する記憶手段(メモリ)M、
各動作内容および各データ内容を画面に表示する表示部
D、画面の表示内容をプリントアウトする印刷手段Pを
有する。
ントローラ20を備えている。コントローラ20は、そ
のCPU(コンピュータ)に第1,第2の測定制御手段
22,24、グループ選択手段26、および定量分析手
段28を内蔵し、その他に、スタート指令手段25、各
データや検量線式等を記憶する記憶手段(メモリ)M、
各動作内容および各データ内容を画面に表示する表示部
D、画面の表示内容をプリントアウトする印刷手段Pを
有する。
【0016】上記スタート指令手段25は、上記識別体
18の検出により、一連の動作を開始させるスタート指
令dを送出する。このスタート指令dを受けて、試料S
が分析位置Qに搬送される。第1の測定制御手段22
は、X線照射装置2のシャッタ(図示せず)を開放して
1次X線B1を試料Sに照射させるとともに、信号処理
回路7を制御して、検出器4からの出力パルスを計数さ
せ、搬送された試料Sから発生する蛍光X線B3の強度
を測定する。グループ選択手段26は、第1の測定制御
手段22の作動によって得られた第1の測定結果に基づ
く定性分析結果または半定量分析結果から、試料Sが属
するグループを選択する。第2の測定制御手段24は、
グループに応じて測定対象元素を含む測定条件を設定
し、信号処理回路7を制御して、設定された測定条件の
下で検出器4からの出力パルスを計数させ、蛍光X線強
度B3を測定させる。定量分析手段28は、前記第2の
測定制御手段24の作動によって得られた測定対象元素
についての第2の測定結果から、試料Sの定量分析値を
求める。
18の検出により、一連の動作を開始させるスタート指
令dを送出する。このスタート指令dを受けて、試料S
が分析位置Qに搬送される。第1の測定制御手段22
は、X線照射装置2のシャッタ(図示せず)を開放して
1次X線B1を試料Sに照射させるとともに、信号処理
回路7を制御して、検出器4からの出力パルスを計数さ
せ、搬送された試料Sから発生する蛍光X線B3の強度
を測定する。グループ選択手段26は、第1の測定制御
手段22の作動によって得られた第1の測定結果に基づ
く定性分析結果または半定量分析結果から、試料Sが属
するグループを選択する。第2の測定制御手段24は、
グループに応じて測定対象元素を含む測定条件を設定
し、信号処理回路7を制御して、設定された測定条件の
下で検出器4からの出力パルスを計数させ、蛍光X線強
度B3を測定させる。定量分析手段28は、前記第2の
測定制御手段24の作動によって得られた測定対象元素
についての第2の測定結果から、試料Sの定量分析値を
求める。
【0017】上記構成の蛍光X線分析装置の動作を、図
2のフローチャートに基づいて説明する。この実施形態
では、一連の動作をワンタッチ操作で行わせるワンタッ
チモード運転と、コントローラ20の表示部Dの画面の
表示にしたがって作業者が各操作を行う通常モード運転
とが選択可能になっている。
2のフローチャートに基づいて説明する。この実施形態
では、一連の動作をワンタッチ操作で行わせるワンタッ
チモード運転と、コントローラ20の表示部Dの画面の
表示にしたがって作業者が各操作を行う通常モード運転
とが選択可能になっている。
【0018】図1において、まず、作業者が装置を起動
すると、表示部Dの画面は自動分析画面になり(ステッ
プS1)、自動試料交換機により、試料ホルダHに保持
したバルク試料のような試料Sが試料保管部から試料投
入口11に置かれるか、又は試料ターレット12上の試
料Sを置いた位置が試料投入口11に移動する(ステッ
プS2)。この例では、自動試料交換機は、試料保管部
内の所定数の試料Sを、試料Sの種類を示す識別番号
(ID番号)の指定を行わずに、例えば試料保管部内の
端から順に取り出し、取り出した試料Sを試料投入口1
1に置くようにしている。
すると、表示部Dの画面は自動分析画面になり(ステッ
プS1)、自動試料交換機により、試料ホルダHに保持
したバルク試料のような試料Sが試料保管部から試料投
入口11に置かれるか、又は試料ターレット12上の試
料Sを置いた位置が試料投入口11に移動する(ステッ
プS2)。この例では、自動試料交換機は、試料保管部
内の所定数の試料Sを、試料Sの種類を示す識別番号
(ID番号)の指定を行わずに、例えば試料保管部内の
端から順に取り出し、取り出した試料Sを試料投入口1
1に置くようにしている。
【0019】ワンタッチモード用の試料Sの場合、試料
Sを保持する試料ホルダHには、予め黒い帯のような識
別体18が設けられており、試料投入口11近傍に設け
られた光学センサのような識別手段16により、この識
別体18の有無が光学的に検出される(ステップS
3)。識別体18が検出されない場合には、その試料S
の分析を通常モード運転で行う(ステップS10)。識
別体18が検出されると、スタート指令手段25から一
連の動作を開始させるスタート指令dが送出されて、ワ
ンタッチモード運転が自動的に開始され(ステップS
4)、試料Sが試料投入口11から分析位置Qに搬送さ
れる(ステップS5)。本発明では、従来と異なり、試
料SのID番号は入力されず、試料SのID番号指定な
しに、試料Sが搬送されて蛍光X線分析される。したが
って、試料SのID番号が不明であってもよい。
Sを保持する試料ホルダHには、予め黒い帯のような識
別体18が設けられており、試料投入口11近傍に設け
られた光学センサのような識別手段16により、この識
別体18の有無が光学的に検出される(ステップS
3)。識別体18が検出されない場合には、その試料S
の分析を通常モード運転で行う(ステップS10)。識
別体18が検出されると、スタート指令手段25から一
連の動作を開始させるスタート指令dが送出されて、ワ
ンタッチモード運転が自動的に開始され(ステップS
4)、試料Sが試料投入口11から分析位置Qに搬送さ
れる(ステップS5)。本発明では、従来と異なり、試
料SのID番号は入力されず、試料SのID番号指定な
しに、試料Sが搬送されて蛍光X線分析される。したが
って、試料SのID番号が不明であってもよい。
【0020】なお、上記識別手段16や試料ホルダHに
識別体18を設けることなく、表示部Dの自動分析画面
上または装置上にスタートボタンを設けて、このボタン
を作業者が押して行う手動入力Pにより、スタート指令
手段25に上記一連の動作を開始させるスタート指令d
を送出させるようにしてもよい。また、このボタンを押
すことにより、自動試料交換機の作動を開始させるよう
にしてもよい。
識別体18を設けることなく、表示部Dの自動分析画面
上または装置上にスタートボタンを設けて、このボタン
を作業者が押して行う手動入力Pにより、スタート指令
手段25に上記一連の動作を開始させるスタート指令d
を送出させるようにしてもよい。また、このボタンを押
すことにより、自動試料交換機の作動を開始させるよう
にしてもよい。
【0021】つぎに、分析位置Qに搬送された試料Sの
蛍光X線分析が開始され、第1の測定制御手段22によ
り、同時に短い測定時間で各検出器4からの出力パルス
を信号処理回路7を通して計数させて、搬送された試料
Sから発生する蛍光X線B3の強度を測定する(第1の
測定)(ステップS6)。この測定した強度に基づい
て、図示しないデータ処理部において測定対象元素のピ
ーク検出および同定解析が行われる。
蛍光X線分析が開始され、第1の測定制御手段22によ
り、同時に短い測定時間で各検出器4からの出力パルス
を信号処理回路7を通して計数させて、搬送された試料
Sから発生する蛍光X線B3の強度を測定する(第1の
測定)(ステップS6)。この測定した強度に基づい
て、図示しないデータ処理部において測定対象元素のピ
ーク検出および同定解析が行われる。
【0022】その後、グループ選択手段26により、上
記測定スペクトルから得られた試料Sに含まれる測定対
象元素の複数の種類、例えばクロム(Cr),ニッケル
(Ni),鉄(Fe)のピーク強度およびこれらの含有
率の概算値を求める、つまり半定量分析によって、メモ
リMに予め記憶された試料Sごとの各値の規格範囲か
ら、例えばステンレス鋼,鉄鉱石,セメント等のように
試料Sの属するグループが選択される(ステップS
7)。蛍光X線強度の測定値に変動がある場合、測定対
象元素のピーク強度のみでは試料Sの誤判定が起こり易
いので、この例では、測定対象元素のピーク強度だけで
なく含有率の概算値に基づいて、グループを選択してい
るから、試料Sの誤判定を少なくすることができる。
記測定スペクトルから得られた試料Sに含まれる測定対
象元素の複数の種類、例えばクロム(Cr),ニッケル
(Ni),鉄(Fe)のピーク強度およびこれらの含有
率の概算値を求める、つまり半定量分析によって、メモ
リMに予め記憶された試料Sごとの各値の規格範囲か
ら、例えばステンレス鋼,鉄鉱石,セメント等のように
試料Sの属するグループが選択される(ステップS
7)。蛍光X線強度の測定値に変動がある場合、測定対
象元素のピーク強度のみでは試料Sの誤判定が起こり易
いので、この例では、測定対象元素のピーク強度だけで
なく含有率の概算値に基づいて、グループを選択してい
るから、試料Sの誤判定を少なくすることができる。
【0023】上記半定量分析は、試料から発生した各含
有元素の蛍光X線の測定強度と、予め計算した理論マト
リックス補正定数とに基づいて、試料の各含有元素の含
有率を算出することにより試料の概略組成を求めるもの
である。
有元素の蛍光X線の測定強度と、予め計算した理論マト
リックス補正定数とに基づいて、試料の各含有元素の含
有率を算出することにより試料の概略組成を求めるもの
である。
【0024】まず、(1)式を用い、標準試料における
既知である元素kの含有率wk ,測定強度Imk,共存元
素jの含有率w j,および理論マトリックス補正定数α
kjから、元素kの純物質から発生する測定X線強度Ipk
を推定しておく。
既知である元素kの含有率wk ,測定強度Imk,共存元
素jの含有率w j,および理論マトリックス補正定数α
kjから、元素kの純物質から発生する測定X線強度Ipk
を推定しておく。
【0025】
【数1】
【0026】試料Sから発生した蛍光X線B3の強度I
mkを測定し、発生した蛍光X線B3ごとに、(1)式の
マトリックス補正式に代入して、各含有元素kの含有率
wkを算出する。こうして、試料Sの概略組成を求め
る。
mkを測定し、発生した蛍光X線B3ごとに、(1)式の
マトリックス補正式に代入して、各含有元素kの含有率
wkを算出する。こうして、試料Sの概略組成を求め
る。
【0027】図3は、試料Sに含まれる複数の測定対象
元素について各含有率の概算値を求めた半定量分析結果
の一例を示す。メモリMには図4に示すようなグループ
選択条件が記憶され、この選択条件に基づいて、半定量
分析結果により試料Sのグループが自動的に選択され
る。図3の複数の元素Cr,Ni,Feの含有率の概算
値において、元素Crは16.3(mass%) であるので、
図4から試料Sの属するグループとしてステンレス鋼の
グループが選択される。なお、試料Sに含まれる全元素
について半定量分析を行ってもよい。また、半定量分析
の代わりに定性分析により元素の種類を求めて、グルー
プ選択してもよい。
元素について各含有率の概算値を求めた半定量分析結果
の一例を示す。メモリMには図4に示すようなグループ
選択条件が記憶され、この選択条件に基づいて、半定量
分析結果により試料Sのグループが自動的に選択され
る。図3の複数の元素Cr,Ni,Feの含有率の概算
値において、元素Crは16.3(mass%) であるので、
図4から試料Sの属するグループとしてステンレス鋼の
グループが選択される。なお、試料Sに含まれる全元素
について半定量分析を行ってもよい。また、半定量分析
の代わりに定性分析により元素の種類を求めて、グルー
プ選択してもよい。
【0028】なお、試料Sが基板上に形成された薄膜で
ある場合、その薄膜の付着量または膜厚の概算値を求め
る半定量分析を行うときは、上記(1)式の標準試料に
おける既知である元素kの含有率wk ,共存元素jの含
有率w jを、それぞれ標準試料における既知である元素
kの付着量または膜厚,共存元素jの付着量または膜厚
に代えたうえで、(1)式を適用する。試料Sから発生
した蛍光X線B3の強度Imkを測定し、発生した蛍光X
線B3ごとに、上記付着量または膜厚についての(1)
式に代入して、各含有元素kの付着量または膜厚を算出
する。こうして、試料Sの概略の付着量または膜厚を求
める。上記と同様に、メモリMには図5に示すような付
着量および膜厚についての選択条件が記憶され、この選
択条件に基づいて、半定量分析結果により試料Sのグル
ープが自動的に選択される。
ある場合、その薄膜の付着量または膜厚の概算値を求め
る半定量分析を行うときは、上記(1)式の標準試料に
おける既知である元素kの含有率wk ,共存元素jの含
有率w jを、それぞれ標準試料における既知である元素
kの付着量または膜厚,共存元素jの付着量または膜厚
に代えたうえで、(1)式を適用する。試料Sから発生
した蛍光X線B3の強度Imkを測定し、発生した蛍光X
線B3ごとに、上記付着量または膜厚についての(1)
式に代入して、各含有元素kの付着量または膜厚を算出
する。こうして、試料Sの概略の付着量または膜厚を求
める。上記と同様に、メモリMには図5に示すような付
着量および膜厚についての選択条件が記憶され、この選
択条件に基づいて、半定量分析結果により試料Sのグル
ープが自動的に選択される。
【0029】また、蛍光X線強度の測定値の変動を無視
できる場合、または、グループ分けが大まかでよい場
合、試料Sに含まれる測定対象元素の種類(ピーク強
度)のみでグループを選択するようにしてもよい。
できる場合、または、グループ分けが大まかでよい場
合、試料Sに含まれる測定対象元素の種類(ピーク強
度)のみでグループを選択するようにしてもよい。
【0030】なお、上記のように測定元素を固定した複
数の固定型分光器3では測定対象元素の範囲が限定され
るが、測定対象元素の範囲を限定しない場合には、これ
とは別個に、走査型のゴニオメータを設けて、このゴニ
オメータを所定の広い元素範囲に走査させて、スペクト
ルを得るようにしてもよい。
数の固定型分光器3では測定対象元素の範囲が限定され
るが、測定対象元素の範囲を限定しない場合には、これ
とは別個に、走査型のゴニオメータを設けて、このゴニ
オメータを所定の広い元素範囲に走査させて、スペクト
ルを得るようにしてもよい。
【0031】そして、第2の測定制御手段24は、選択
されたグループに応じた適切な測定条件、例えば、X線
照射装置2の電力やX線照射時間、信号処理回路7のパ
ルスカウント時間(測定時間)等をメモリMから読み出
して、X線照射装置2,信号処理回路7を制御し、各測
定対象元素について同時に各測定時間にわたって検出器
4からの出力パルスを信号処理回路7によって計数させ
て、各測定対象元素のピーク強度が測定される(第2の
測定)(ステップS8)。その後、定量分析手段28に
より、第2の測定制御手段24の作動によって得られた
測定対象元素についての第2の測定結果から、試料Sの
定量分析値が求められる。つまり、測定された各ピーク
強度から、メモリMに予め記憶された試料Sに含まれた
元素の種類に応じた検量線式を用いる検量線法またはフ
ァンダメンタルパラメータ法を使用して、試料Sの含有
率が求められる(ステップS9)。この定量分析結果
は、メモリMに一旦記憶されたのち、表示手段Dに表示
され、印刷手段Pによりプリントアウトされる。
されたグループに応じた適切な測定条件、例えば、X線
照射装置2の電力やX線照射時間、信号処理回路7のパ
ルスカウント時間(測定時間)等をメモリMから読み出
して、X線照射装置2,信号処理回路7を制御し、各測
定対象元素について同時に各測定時間にわたって検出器
4からの出力パルスを信号処理回路7によって計数させ
て、各測定対象元素のピーク強度が測定される(第2の
測定)(ステップS8)。その後、定量分析手段28に
より、第2の測定制御手段24の作動によって得られた
測定対象元素についての第2の測定結果から、試料Sの
定量分析値が求められる。つまり、測定された各ピーク
強度から、メモリMに予め記憶された試料Sに含まれた
元素の種類に応じた検量線式を用いる検量線法またはフ
ァンダメンタルパラメータ法を使用して、試料Sの含有
率が求められる(ステップS9)。この定量分析結果
は、メモリMに一旦記憶されたのち、表示手段Dに表示
され、印刷手段Pによりプリントアウトされる。
【0032】図6に、半定量分析結果と、その半定量分
析結果に基づく定量分析結果とを比較した例を示す。こ
の例では、Si,Mnの半定量分析値から試料Sの種類
として、低合金のグループを選択し、低合金グループに
おける適切な測定条件により定量分析を行っている。こ
れにより、試料Sの正確な定量分析が可能となる。
析結果に基づく定量分析結果とを比較した例を示す。こ
の例では、Si,Mnの半定量分析値から試料Sの種類
として、低合金のグループを選択し、低合金グループに
おける適切な測定条件により定量分析を行っている。こ
れにより、試料Sの正確な定量分析が可能となる。
【0033】なお、薄膜の試料Sの付着量または膜厚分
析を行う場合、上記と同様に、半定量分析により選択さ
れたグループに応じた適切な測定条件をメモリMから読
み出して、各測定対象元素のピーク強度が測定され(第
2の測定)、この測定された各ピーク強度から、メモリ
Mに予め記憶された試料Sに含まれた元素の種類に応じ
た検量線式を用いる検量線法またはファンダメンタルパ
ラメータ法を使用して、薄膜の付着量または膜厚分析が
行われる。この場合、上述した試料Sに含まれる元素の
定量分析値を同時に求めてもよい。
析を行う場合、上記と同様に、半定量分析により選択さ
れたグループに応じた適切な測定条件をメモリMから読
み出して、各測定対象元素のピーク強度が測定され(第
2の測定)、この測定された各ピーク強度から、メモリ
Mに予め記憶された試料Sに含まれた元素の種類に応じ
た検量線式を用いる検量線法またはファンダメンタルパ
ラメータ法を使用して、薄膜の付着量または膜厚分析が
行われる。この場合、上述した試料Sに含まれる元素の
定量分析値を同時に求めてもよい。
【0034】こうして、本発明においては、作業者のコ
ンピュータ操作を、ワンタッチ操作だけにしてほとんど
不要にしたので、分析操作を容易に行うことができ、ま
た、試料SのID番号が不明であっても試料Sの正確な
定量分析が可能となる。
ンピュータ操作を、ワンタッチ操作だけにしてほとんど
不要にしたので、分析操作を容易に行うことができ、ま
た、試料SのID番号が不明であっても試料Sの正確な
定量分析が可能となる。
【0035】なお、上記定量分析結果は、データが伝送
または格納されてファイル化される。この定量分析結果
ファイルには、選択グループや規格名等の情報が必要に
応じて付加される。また、このファイルを用いて、例え
ばガス分析装置のような別の装置で測定したC(炭素)
等の手入力元素と、メモリMに記憶した蛍光X線強度デ
ータとによって再計算を行う等のデータ処理もなされ
る。
または格納されてファイル化される。この定量分析結果
ファイルには、選択グループや規格名等の情報が必要に
応じて付加される。また、このファイルを用いて、例え
ばガス分析装置のような別の装置で測定したC(炭素)
等の手入力元素と、メモリMに記憶した蛍光X線強度デ
ータとによって再計算を行う等のデータ処理もなされ
る。
【0036】なお、この実施形態では、ワンタッチモー
ド運転と、通常モード運転とを選択可能にしているが、
ワンタッチモード運転のみを行わせてもよく、その場
合、全ての試料Sはワンタッチモードで分析されるの
で、上記識別手段16や試料ホルダHに識別体18を設
ける必要はない。
ド運転と、通常モード運転とを選択可能にしているが、
ワンタッチモード運転のみを行わせてもよく、その場
合、全ての試料Sはワンタッチモードで分析されるの
で、上記識別手段16や試料ホルダHに識別体18を設
ける必要はない。
【0037】なお、この実施形態では、自動試料交換機
および試料ターレット12により、試料Sを分析位置Q
に搬送しているが、試料Sを手で分析位置Qに置いても
よい。
および試料ターレット12により、試料Sを分析位置Q
に搬送しているが、試料Sを手で分析位置Qに置いても
よい。
【0038】なお、この実施形態では、多元素同時分析
型に適用しているが、走査型のX線分析装置に適用して
もよい。
型に適用しているが、走査型のX線分析装置に適用して
もよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スター
ト指令により、分析位置に搬送された試料にX線を照射
し、試料から発生する蛍光X線の強度を測定し、試料が
属するグループを選択して、試料を定量分析するという
一連の動作が行われるので、分析操作を容易に行うこと
ができる。また、試料の識別番号が不明であっても試料
の定量分析が可能になる。さらに、第1の測定結果に基
づく定性分析結果または半定量分析結果から、試料が属
するグループを選択するので、蛍光X線強度の測定値の
変動があっても、試料の誤判定を少なくできる。
ト指令により、分析位置に搬送された試料にX線を照射
し、試料から発生する蛍光X線の強度を測定し、試料が
属するグループを選択して、試料を定量分析するという
一連の動作が行われるので、分析操作を容易に行うこと
ができる。また、試料の識別番号が不明であっても試料
の定量分析が可能になる。さらに、第1の測定結果に基
づく定性分析結果または半定量分析結果から、試料が属
するグループを選択するので、蛍光X線強度の測定値の
変動があっても、試料の誤判定を少なくできる。
【図1】本発明の一実施形態に係る蛍光X線分析装置を
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
【図2】上記装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】半定量分析結果の一例を示す図である。
【図4】グループ選択条件の一例を示す図である。
【図5】グループ選択条件の一例を示す図である。
【図6】半定量分析結果および定量分析結果の一例を示
す図である。
す図である。
11…試料投入口、16…識別手段、18…識別体、2
2…第1の測定制御手段、24…第2の測定制御手段、
26…グループ選択手段、28…定量分析手段、S…試
料。
2…第1の測定制御手段、24…第2の測定制御手段、
26…グループ選択手段、28…定量分析手段、S…試
料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 BA04 CA01 EA01 EA08 FA06 GA01 GA13 HA16 JA11 JA13 KA01 LA02 NA10 NA11 NA17 PA01 PA02 PA03 PA06 PA14 SA04 SA12 2G058 AA02 CA05 CB11 CF11 CF16 GA20 GC02 GC05 GD02 GD06 GE01 GE06
Claims (2)
- 【請求項1】 試料にX線を照射し、試料から発生する
蛍光X線の強度を測定して、試料を定量分析する蛍光X
線分析装置であって、 前記一連の動作を開始させるスタート指令に基づいて、
試料から発生する蛍光X線の強度を測定する第1の測定
制御手段と、 前記第1の測定制御手段の作動によって得られた第1の
測定結果に基づく定性分析結果または半定量分析結果か
ら、試料が属するグループを選択するグループ選択手段
と、 グループに応じて測定対象元素を含む測定条件を設定
し、設定された測定条件の下で蛍光X線強度を測定させ
る第2の測定制御手段と、 前記第2の測定制御手段の作動によって得られた測定対
象元素についての第2の測定結果から、試料の定量分析
値を求める定量分析手段とを備えた蛍光X線分析装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記試料を保持する試料ホルダに設けられて、予め自動
分析用の試料であることを示す識別体と、 前記識別体を検出して、前記スタート指令を送出させる
識別手段とを備えた蛍光X線分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377186A JP2000199749A (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | 蛍光x線分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377186A JP2000199749A (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | 蛍光x線分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000199749A true JP2000199749A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=18508401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10377186A Pending JP2000199749A (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | 蛍光x線分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000199749A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7170970B2 (en) | 2004-08-06 | 2007-01-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fluorescent X-ray analysis method and fluorescent X-ray analysis apparatus |
JP2014035334A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Hitachi High-Tech Science Corp | 蛍光x線分析方法及び蛍光x線分析装置 |
JP2015225000A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 株式会社島津製作所 | 蛍光x線分析装置 |
CN108802085A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-13 | 国网辽宁省电力有限公司电力科学研究院 | 一种电气支撑设备的状态评估方法 |
-
1998
- 1998-12-29 JP JP10377186A patent/JP2000199749A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7170970B2 (en) | 2004-08-06 | 2007-01-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fluorescent X-ray analysis method and fluorescent X-ray analysis apparatus |
EP1783483A1 (en) * | 2004-08-06 | 2007-05-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | X-ray fluorescence analysis method and system |
EP1783483A4 (en) * | 2004-08-06 | 2010-01-06 | Panasonic Corp | X-RAY FLUORESCENCE ANALYSIS PROCESS AND SYSTEM |
JP2014035334A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-24 | Hitachi High-Tech Science Corp | 蛍光x線分析方法及び蛍光x線分析装置 |
JP2015225000A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | 株式会社島津製作所 | 蛍光x線分析装置 |
CN108802085A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-13 | 国网辽宁省电力有限公司电力科学研究院 | 一种电气支撑设备的状态评估方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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