JP2000187663A - ファイル管理装置およびファイル管理方法並びにそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】テーブルにファイルを登録する際に、所定の分
類情報と一緒に、関連する分類情報についても必要に応
じて自動的に登録するとともに、ファイルの検索時にお
いて、複数の観点から検索し得るファイル管理方法を提
供する。 【解決手段】ドキュメントを分類ツリーの階層Ａ１２に
応じて設けられた、所属リレーションテーブルのクラス
構造部の最下位クラスに対応する格納部に格納する際
に、分類同士を関連付けるノードリレーションテーブル
を参照して、関連する他の分類情報Ｂ１１に応じた最下
位クラスにも格納するようになし、あるドキュメントを
検索する際に、所定の分類情報Ａ１２および他の観点に
基づく分類情報Ｂ１１からも、同時に検索し得るように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ファイル管理装置
およびファイル管理方法並びにそのファイル管理方法の
プログラムを記録した記録媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のデータベースによるファイル管理
方法では、ファイル自身に、複数の識別情報が与えられ
るとともに、このファイルが何について記述されている
かなどの分類情報も一緒に記録されている。

【０００３】例えば、通常の表形式のデータベースで
は、データ蓄積テーブルの１つのレコードに、そのファ
イルのすべての情報が記録されており、すなわちそのレ
コードの所定フィールドに、ファイルの記述内容を示す
分類情報が記録されていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このようなデータ蓄積
テーブルの中から、分類情報に基づきファイルを検索す
る場合、その分類情報だけを頼りとして検索するしかな
く、例えばその分類に近い分類についても検索したい場
合には、その近い分類情報を調べて、新たに、検索をや
り直す必要があり、非常に、手間が掛かるという問題が
あった。

【０００５】さらには、１つのファイル（レコード）に
対して、複数の分類観点から検索を行うためには、ファ
イルの登録時に、複数の観点に応じたすべての分類情報
を登録しなければならず、やはり、手間が掛かるという
問題があった。

【０００６】そこで、本発明は、データ蓄積テーブルに
ファイルを登録する際に、所定の分類情報と一緒に、関
連する分類情報も必要に応じて自動的に登録するととも
に、ファイルの検索時において、複数の観点から検索し
得るファイル管理装置およびファイル管理方法並びにそ
のプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的
とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のファイル管理装置は、分類情報を格納する
ノード同士の親子関係の関連付けを定義する親子リレー
ションテーブルと、この親子リレーションテーブルに応
じて各ノード間の所属関係を階層的に示すクラス構造部
およびこのクラス構造部の最下位クラスに応じて、ファ
イルの情報を格納する格納部からなる所属リレーション
テーブルと、分類情報に対応するノード同士の関連付け
を行うノードリレーションテーブルとを具備し、かつフ
ァイルを、所定の分類情報に従って上記所属リレーショ
ンテーブルの最下位クラスの格納部に登録する際に、上
記ノードリレーションテーブルを参照して、この所定の
分類情報に関連付けされた他の分類情報に対応する最下
位クラスにも登録する制御手段を具備したものである。

【０００８】また、本発明のファイル管理方法は、分類
情報を格納するノード同士の親子関係の関連付けを定義
する親子リレーションテーブルと、この親子リレーショ
ンテーブルに応じて各ノード間の所属関係を階層的に示
すクラス構造部およびこのクラス構造部の最下位クラス
に応じてファイルの情報を格納する格納部からなる所属
リレーションテーブルと、分類情報に対応するノード同
士の関連付けを行うノードリレーションテーブルとを具
備し、かつファイルを上記所属リレーションテーブルの
所定ノードに対応する最下位クラスの格納部に登録する
際に、上記ノードリレーションテーブルを参照して、こ
の所定の分類情報に関連付けされた他の分類情報に対応
する最下位クラスにも登録する方法である。

【０００９】また、本発明の他のファイル管理方法は、
分類情報を格納するノード同士の親子関係の関連付けを
定義する親子リレーションテーブルと、この親子リレー
ションテーブルに応じて各ノード間の所属関係を階層的
に示すクラス構造部およびこのクラス構造部の最下位ク
ラスに応じてファイルの情報を格納する格納部からなる
所属リレーションテーブルと、分類情報を格納するノー
ド同士の関連付けを行うノードリレーションテーブルと
を具備し、かつファイルを上記所属リレーションテーブ
ルの所定ノードに対応する最下位クラスの格納部に登録
する際に、上記ノードリレーションテーブルを参照し
て、この所定の分類情報に関連付けされた他の分類情報
に対応する最下位クラスにも登録し、さらに所定の分類
情報を示すノードに基づきファイルの検索を行う際に、
このノードに対応するクラスを検索する他に、上記ノー
ドリレーションテーブルを参照して、このノードに関連
付けされたノードに対応する他のクラスについても検索
する方法である。

【００１０】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、分類情報を格納するノード同士の親子関
係の関連付けを定義する親子リレーションテーブルが記
録され、この親子リレーションテーブルに応じて各ノー
ド間の所属関係を階層的に示すクラス構造部およびこの
クラス構造部の最下位クラスに応じてファイルの情報を
格納する格納部からなる所属リレーションテーブルが記
録され、分類情報に対応するノード同士の関連付けを行
うノードリレーションテーブルが記録され、かつファイ
ルを上記所属リレーションテーブルの所定の分類情報に
対応する最下位クラスの格納部に登録する際に、上記ノ
ードリレーションテーブルを参照して、この所定の分類
情報に関連付けされた他の分類情報に対応する最下位ク
ラスにも登録するプログラムを記録したものである。

【００１１】さらに、本発明の他のコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、分類情報を格納するノード同士の
親子関係の関連付けを定義する親子リレーションテーブ
ルが記録され、この親子リレーションテーブルに応じて
各ノード間の所属関係を階層的に示すクラス構造部およ
びこのクラス構造部の最下位クラスに応じてファイルの
情報を格納する格納部からなる所属リレーションテーブ
ルが記録され、分類情報に対応するノード同士の関連付
けを行うノードリレーションテーブルが記録され、かつ
ファイルを上記所属リレーションテーブルの所定の分類
情報に対応する最下位クラスの格納部に登録する際に、
上記ノードリレーションテーブルを参照して、この所定
の分類情報に関連付けされた他の分類情報に対応する最
下位クラスにも登録し、さらに所定の分類情報に基づき
ファイルの検索を行う際に、この所定の分類情報に対応
するクラス構造部を検索する他に、上記ノードリレーシ
ョンテーブルを参照して、この所定の分類情報に関連付
けされた他の分類情報に対応する他のクラス構造部につ
いても検索するプログラムを記録したものである。

【００１２】上記の各構成によると、ファイルを登録す
るためのテーブルを、分類ツリーの階層に対応して設け
られたクラス構造部と、このクラス構造部の最下位クラ
スにファイルの識別情報および分類情報を格納する格納
部とから構成し、かつある分類とこれに関連する他の分
類とを対応付けるテーブルを具備させたので、ファイル
の登録時に、必要に応じて自動的に、複数の観点でファ
イルを格納部に登録することができ、また検索時におい
ては、複数の観点からファイルを絞り込み、抽出するこ
とができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るファイル管理装置およびファイル管理方法並びにその
プログラムを記録した記録媒体を、図１〜図９に基づき
説明する。

【００１４】本実施の形態におけるファイルの管理シス
テムは、例えば多数の技術文献をデータベースに登録す
る際に、所定の識別情報を登録するとともに、その内容
に応じた分類情報も一緒に登録しておき、識別情報の他
に、所定の分類情報からある技術文献を検索する際に、
この所定の分類情報の他に、この所定の分類に関連のあ
る分類についても、検索を行い得るようにするものであ
る。

【００１５】以下、このファイル管理システムについて
説明する。

【００１６】まず、ファイル管理システムのハードの部
分、すなわちファイル管理装置の構成を概略的に説明す
る。

【００１７】この管理装置には、図示しないが、コンピ
ュータシステム、すなわちデータ入力装置、例えば制御
手段としての演算処理装置、記憶装置、データ出力装置
などが具備されるとともに、この管理システムを実行さ
せるためのプログラムが具備されている。

【００１８】この管理装置には、技術文献（ドキュメン
ト）をファイルとして格納する「ファイルテーブル」
（図１参照）と、図６に示す分類ツリーにおける分類情
報を格納するノードの情報（ノード名）を格納する「ノ
ードテーブル」（図２参照）と、分類の親子関係すなわ
ちノードの親子関係の情報を格納する「親子リレーショ
ンテーブル」（図３参照）と、ある分類情報とこれに関
連する他の分類情報とを互いにノード名にて関係づける
「ノードリレーションテーブル」（図４参照）と、分類
ツリーの階層に応じた所属関係および分類ツリーの最下
層に対応してファイルの識別情報とともに分類情報を一
緒に格納する「所属リレーションテーブル」（図５参
照）とが具備されている。

【００１９】なお、上記各テーブルの内容についは、以
下に示す管理方法の説明の箇所にて述べる。

【００２０】次に、ファイル管理方法について、詳細に
説明する。

【００２１】まず、図１に示す「ファイルテーブル」
に、管理すべき多数の技術文献をファイルとしてそれぞ
れ格納する。

【００２２】このファイルテーブルには、ファイルの識
別情報として、ＩＤ番号（Ｆ００１〜）およびそのファ
イル名（ドキュメント１〜）、作成者、作成日などの書
誌事項が格納される。

【００２３】次に、分類情報について説明する。

【００２４】まず、分類については、図６に示すよう
に、大きい観点で、例えばＡ，Ｂ（勿論、３つ以上でも
よい）というように分けられ、そしてこれらの観点Ａ，
Ｂについて、それぞれ分類情報が大・中・小というよう
に、ツリー構造として階層的に定義されるとともに、こ
のツリー構造を形成する各ノードに、分類情報が対応付
けされる。

【００２５】すなわち、図６の上方に示すように、ツリ
ー構造を形成する大分類のノードＡからは、中分類とな
る２つのノードＡ１，Ａ２が分岐され、さらに各ノード
Ａ１，Ａ２から、小分類となるそれぞれ２つのノードＡ
１１，Ａ１２およびＡ２１，Ａ２２が分岐されている。

【００２６】このようなツリー構造が、上記とは異なる
他の大きい観点Ｂから、必要に応じて複数定義されてい
る。

【００２７】例えば、図６の下方に示す分類のツリー構
造は、観点Ａと同様に、大分類のノードＢからは、中分
類となる２つのノードＢ１，Ｂ２が分岐され、さらに各
ノードＢ１，Ｂ２から、小分類となるそれぞれ２つのノ
ードＢ１１，Ｂ１２およびＢ２１，Ｂ２２が分岐されて
いる。

【００２８】また、図２に示す「ノードテーブル」に
は、ツリー構造に応じて、各ノード名（Ａ，Ａ１１，・
・・；Ｂ，Ｂ１１，・・・）に対応するＩＤ番号（Ｎ０
０１〜）が格納されている。

【００２９】また、図３に示す「親子リレーションテー
ブル」には、ノードのツリー構造を示す親子関係が格納
されている。すなわち、「レフト」フィールドには親に
該当するノードのＩＤ番号（Ｎ・・・〜）が、「ライ
ト」フィールドには「レフト」のノードを親としたとき
の子に該当するノードのＩＤ番号（Ｎ・・・〜）がそれ
ぞれ格納されている。なお、これらの各親子関係につい
ても、ＩＤ番号（Ｐ００１〜）が付与されている。

【００３０】次に、図４に示す「ノードリレーションテ
ーブル」は、技術文献（ファイル）を登録する際に、複
数の分類の観点から登録するとともに、複数の分類の観
点からも技術文献を検索し得るように、分類同士の関連
付けを行うためのものである。

【００３１】すなわち、このノードリレーションテーブ
ルでは、ある分類に対して所定の関係を有する分類の対
応付けが定義されており、「レフト」フィールドには、
ある分類情報を示すノードのＩＤ番号が格納されるとと
もに、「ライト」フィールドには、レフト側と所定の関
係を有する他の分類情報のノードのＩＤ番号が格納され
る。なお、ノード同士間の対応付けについても、ＩＤ番
号（Ｃ００１〜）が付与されている。

【００３２】次に、図５に示す「所属リレーションテー
ブル」には、実際に分類情報に応じて各ファイルが格納
されるとともに、分類情報の他に、他の検索項目でもあ
る識別情報も一緒に格納されており、さらに分類の大・
中・小における所属関係（帰属関係）についてのクラス
情報（階層情報）が格納されている。

【００３３】詳しく言えば、この所属リレーションテー
ブル１には、分類のツリー構造に応じて、すなわち上記
親子リレーションテーブルに応じて、各ノード間の所属
関係を階層的に示すクラス構造部２が具備されるととも
に、このクラス構造部２の最下位クラスＲＡ１１〜，Ｒ
Ｂ１１〜に対応する格納部３に、ファイルの識別情報お
よび分類情報を示すノードのＩＤ番号（Ｎ００１〜）並
びにファイルのＩＤ番号（Ｆ００１〜）も一緒に格納さ
れる。

【００３４】なお、クラスの構造を図示すると図７のよ
うになり、クラスの記号は、ノードに対応させて、ノー
ド名の頭に「Ｒ」の文字を付加したものである。

【００３５】次に、技術文献のファイル管理システムへ
の登録作業を、図８に基づき説明する。

【００３６】まず、ファイルテーブルに格納されている
ドキュメント１というファイル名の技術文献を、所属リ
レーションテーブルに登録する場合、その内容に応じた
最適な分類情報の箇所、例えばノードＡ１２の箇所に、
すなわち最下位クラスＲＡ１２の格納部３にファイルの
識別情報を登録する。そして、この時、ノードリレーシ
ョンテーブルを参照して、このノードＡ１２に関連付け
が行われている分類情報のノードＢ１１に該当する最下
位クラスＲＢ１２の格納部３にも、必要に応じて自動的
に一緒に登録される。勿論、これらの登録時において、
ファイルの識別情報も一緒に登録される。このように、
各技術文献は、互いに関係のある２つの分類情報が付与
されて登録されることになる。なお、図８中、破線は、
ドキュメント２を登録する場合を示している。

【００３７】次に、多数の技術文献が登録された所属リ
レーションテーブルから、複数の技術観点、例えば２つ
の分類情報から、技術文献を検索する場合を、図９に基
づき説明する。

【００３８】例えば、分類ツリーＡに主観を置いて、探
したい技術文献の分類情報を示すノードＡ１２を抽出す
るとともに、ノードリレーションテーブルを参照して、
このノードＡ１２に関連する分類情報のノードＢ１１が
抽出される。

【００３９】この２つのノードＡ１２，Ｂ１１が抽出さ
れると、これらの分類情報に対応するクラスＲＡ１２，
ＲＢ１１に所属しているオブジェクト（レコード）が、
すべて抽出される。例えば、ＲＡ１２からは、ＩＤ番号
が「Ｒ００１」と「Ｒ００２」とのオブジェクトのセッ
トが、またＲＢ１１からは、ＩＤ番号が「Ｒ００３」と
「Ｒ００４」とのオブジェクトのセットが抽出される。

【００４０】次に、これら抽出された両オブジェクトセ
ットの「ライト」フィールドを照合して、両方のオブジ
ェクトセットに格納されているオブジェクト、すなわち
同一のファイルのＩＤ番号「Ｆ００１」のドキュメント
１が抽出される。なお、図９中、破線は、ドキュメント
２を検索する場合を示している。

【００４１】このように、技術文献のファイルを、分類
ツリーの階層に応じたクラス構造部と、このクラス構造
部の最下位クラスにファイルの識別情報および分類情報
を格納する格納部とからなる所属リレーションテーブル
に登録する際に、主観の分類以外の関連する他の分類の
箇所にも、ノードリレーションテーブルを参照して、登
録するようにしたので、複数の観点からの技術文献の検
索を簡単に行うことができる。

【００４２】上記説明においては、２つの分類の観点か
ら検索を行う際に、一方の分類に関連する他方の分類
を、ノードリレーションテーブルから探すようにした
が、ノードリレーションテーブルを用いることなく、例
えば検索する者が、任意に、２つの分類を選択して、こ
れらの分類に基づき検索することもできる。

【００４３】また、探したい分類が、小分類ではなく、
中分類の範囲しか分かっていない場合でも、上述した
「所属リレーションテーブル」を用いることにより、検
索を行うことができる。

【００４４】例えば、探したい分類のノードがＡ１であ
るとしか分かっていない場合、所属リレーションテーブ
ルのクラスを「ＲＡ１」と指定することにより、「ＲＡ
１１」と「ＲＡ１２」の両方に格納されている４つのオ
ブジェクト（レコード）が抽出される。この後、必要に
応じて、他の識別情報を用いて絞り込むことができる。

【００４５】勿論、上記「所属リレーションテーブル」
の各レコード群から、分類情報を用いることなく、識別
情報に基づき、検索を行うこともできる。

【００４６】そして、この管理方法を実行するためのプ
ログラムには、少なくとも、上述した各テーブルが含ま
れるとともに、ファイルテーブルに技術文献であるファ
イルの識別情報等を格納し、また分類同士を関連付ける
ノードリレーションテーブルを参照して、そのファイル
を所属リレーションテーブルに登録する登録プログラ
ム、上記所属リレーションテーブルから分類等の検索項
目から所定のファイルを検索する検索プログラム、その
他、上記管理方法に必要なプログラムが具備されてい
る。これらのプログラムは、例えばフロッピーディス
ク、ＣＤ−ＲＯＭなどの記録媒体に記録されており、コ
ンピュータシステムのハードディスクに読み取られて上
記管理方法が実行される。勿論、プログラムは、最初か
らハードディスクに格納されている場合もある。

【００４７】ところで、実施の形態においては、分類ツ
リーを、大・中・小と３つに分類した場合について説明
したが、勿論、２つに分類する場合でも、４つ以上に分
類する場合にでも、適用できるものである。

【００４８】また、上記実施の形態においては、図４の
ノードリレーションテーブルに示すように、ある分類に
対して関連する分類が１個の場合について説明したが、
例えばある分類に対し、これに関連する分類が２個以上
であってもよい。

【００４９】ここで、上述したファイル管理システムの
具体的な適用例について説明する。

【００５０】エンジンの設計の過程においては、様々な
技術的観点から検討された技術文献が多く作成される。
これらの技術文献は、「部品概念」「工学技術」「メン
テナンス」など、複数の観点から検討が行われる。した
がって、各技術文献を、複数の観点から分類し管理して
おくことにより、それぞれの担当者（設計者、研究者、
保守作業者など）が、各自の担当の目的で技術文献を検
索することが可能になる。

【００５１】また、このファイル管理システムでは、例
えば部品である「ピストンリング」について、工学技術
の「潤滑」という観点で研究された内容が記載された技
術文献を抽出する、といった複数の分類からの多次元的
な検索を行うことができる。

【００５２】

【発明の効果】以上のように本発明の各構成によると、
ファイルを登録するためのテーブルを、分類ツリーの階
層に対応して設けられたクラス構造部と、このクラス構
造部の最下位クラスにファイルの識別情報および分類情
報を格納する格納部とから構成し、かつある分類とこれ
に関連する他の分類とを対応付けるテーブルを具備させ
たので、ファイルの登録時に、必要に応じて自動的に、
複数の観点でファイルを格納部に登録することができ、
また検索時においては、複数の観点からファイルを絞り
込み、抽出することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態のファイル管理システムに
使用されるファイルテーブルを示す図である。

【図２】同ファイル管理システムに使用されるノードテ
ーブルを示す図である。

【図３】同ファイル管理システムに使用される親子リレ
ーションテーブルを示す図である。

【図４】同ファイル管理システムに使用されるノードリ
レーションテーブルを示す図である。

【図５】同ファイル管理システムに使用される所属リレ
ーションテーブルを示す図である。

【図６】同ファイル管理システムにおける分類のツリー
構造を示す図である。

【図７】同ファイル管理システムにおける分類に対応す
る所属関係を示すクラス構造を示す図である。

【図８】同ファイル管理システムにおける技術文献の登
録方法を説明する図である。

【図９】同ファイル管理システムにおける技術文献の検
索方法を説明する図である。

【符号の説明】

１ 所属リレーションテーブル ２ クラス構造部 ３ 格納部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】分類情報を格納するノード同士の親子関係
   の関連付けを定義する親子リレーションテーブルと、こ
   の親子リレーションテーブルに応じて各ノード間の所属
   関係を階層的に示すクラス構造部およびこのクラス構造
   部の最下位クラスに応じて、ファイルの情報を格納する
   格納部からなる所属リレーションテーブルと、分類情報
   に対応するノード同士の関連付けを行うノードリレーシ
   ョンテーブルとを具備し、かつファイルを、所定の分類
   情報に従って上記所属リレーションテーブルの最下位ク
   ラスの格納部に登録する際に、上記ノードリレーション
   テーブルを参照して、この所定の分類情報に関連付けさ
   れた他の分類情報に対応する最下位クラスにも登録する
   制御手段を具備したことを特徴とするファイル管理装
   置。
2. 【請求項２】分類情報を格納するノード同士の親子関係
   の関連付けを定義する親子リレーションテーブルと、こ
   の親子リレーションテーブルに応じて各ノード間の所属
   関係を階層的に示すクラス構造部およびこのクラス構造
   部の最下位クラスに応じてファイルの情報を格納する格
   納部からなる所属リレーションテーブルと、分類情報に
   対応するノード同士の関連付けを行うノードリレーショ
   ンテーブルとを具備し、かつファイルを上記所属リレー
   ションテーブルの所定ノードに対応する最下位クラスの
   格納部に登録する際に、上記ノードリレーションテーブ
   ルを参照して、この所定の分類情報に関連付けされた他
   の分類情報に対応する最下位クラスにも登録することを
   特徴とするファイル管理方法。
3. 【請求項３】分類情報を格納するノード同士の親子関係
   の関連付けを定義する親子リレーションテーブルと、こ
   の親子リレーションテーブルに応じて各ノード間の所属
   関係を階層的に示すクラス構造部およびこのクラス構造
   部の最下位クラスに応じてファイルの情報を格納する格
   納部からなる所属リレーションテーブルと、分類情報を
   格納するノード同士の関連付けを行うノードリレーショ
   ンテーブルとを具備し、かつファイルを上記所属リレー
   ションテーブルの所定ノードに対応する最下位クラスの
   格納部に登録する際に、上記ノードリレーションテーブ
   ルを参照して、この所定の分類情報に関連付けされた他
   の分類情報に対応する最下位クラスにも登録し、さらに
   所定の分類情報を示すノードに基づきファイルの検索を
   行う際に、このノードに対応するクラスを検索する他
   に、上記ノードリレーションテーブルを参照して、この
   ノードに関連付けされたノードに対応する他のクラスに
   ついても検索することを特徴とするファイル管理方法。
4. 【請求項４】分類情報を格納するノード同士の親子関係
   の関連付けを定義する親子リレーションテーブルが記録
   され、この親子リレーションテーブルに応じて各ノード
   間の所属関係を階層的に示すクラス構造部およびこのク
   ラス構造部の最下位クラスに応じてファイルの情報を格
   納する格納部からなる所属リレーションテーブルが記録
   され、分類情報に対応するノード同士の関連付けを行う
   ノードリレーションテーブルが記録され、かつファイル
   を上記所属リレーションテーブルの所定の分類情報に対
   応する最下位クラスの格納部に登録する際に、上記ノー
   ドリレーションテーブルを参照して、この所定の分類情
   報に関連付けされた他の分類情報に対応する最下位クラ
   スにも登録するプログラムを記録したコンピュータ読み
   取り可能な記録媒体。
5. 【請求項５】分類情報を格納するノード同士の親子関係
   の関連付けを定義する親子リレーションテーブルが記録
   され、この親子リレーションテーブルに応じて各ノード
   間の所属関係を階層的に示すクラス構造部およびこのク
   ラス構造部の最下位クラスに応じてファイルの情報を格
   納する格納部からなる所属リレーションテーブルが記録
   され、分類情報に対応するノード同士の関連付けを行う
   ノードリレーションテーブルが記録され、かつファイル
   を上記所属リレーションテーブルの所定の分類情報に対
   応する最下位クラスの格納部に登録する際に、上記ノー
   ドリレーションテーブルを参照して、この所定の分類情
   報に関連付けされた他の分類情報に対応する最下位クラ
   スにも登録し、さらに所定の分類情報に基づきファイル
   の検索を行う際に、この所定の分類情報に対応するクラ
   ス構造部を検索する他に、上記ノードリレーションテー
   ブルを参照して、この所定の分類情報に関連付けされた
   他の分類情報に対応する他のクラス構造部についても検
   索するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
   な記録媒体。