JP2000186020A - 染毛用組成物 - Google Patents
染毛用組成物Info
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- JP2000186020A JP2000186020A JP10364200A JP36420098A JP2000186020A JP 2000186020 A JP2000186020 A JP 2000186020A JP 10364200 A JP10364200 A JP 10364200A JP 36420098 A JP36420098 A JP 36420098A JP 2000186020 A JP2000186020 A JP 2000186020A
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- Japan
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- laccase
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- hair
- oxygen concentration
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/64—Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
- A61K8/66—Enzymes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/10—Preparations for permanently dyeing the hair
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Coloring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ラッカーゼを含有する染毛用組成物にお
いて、組成物中の酸素濃度を0.00015重量%以下
にすることを特徴とする染毛用組成物。 【効果】 本発明によれば、使用時までラッカーゼ活性
を失活することなく、ラッカーゼの効果を有効に活用で
き、頭髪を染め上げることのできる染毛用組成物が提供
される。
いて、組成物中の酸素濃度を0.00015重量%以下
にすることを特徴とする染毛用組成物。 【効果】 本発明によれば、使用時までラッカーゼ活性
を失活することなく、ラッカーゼの効果を有効に活用で
き、頭髪を染め上げることのできる染毛用組成物が提供
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラッカーゼを含有
する染毛用組成物に関し、更に詳述すると、染毛剤使用
時における毛髪へのダメージが少なく、使用時までの保
存期間中の酸素濃度上昇を抑えるよう調製した、ラッカ
ーゼの安定性が向上した染毛用組成物に関するものであ
る。
する染毛用組成物に関し、更に詳述すると、染毛剤使用
時における毛髪へのダメージが少なく、使用時までの保
存期間中の酸素濃度上昇を抑えるよう調製した、ラッカ
ーゼの安定性が向上した染毛用組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】酸化型染毛剤は、通常酸化染料と酸化剤
とを含有し、これらを使用時に反応させ、頭髪に塗布し
染毛するものである。また、染毛の色合いを微妙に調節
するための色調調整剤、いわゆるカップラー成分を更に
含有する場合もある。
とを含有し、これらを使用時に反応させ、頭髪に塗布し
染毛するものである。また、染毛の色合いを微妙に調節
するための色調調整剤、いわゆるカップラー成分を更に
含有する場合もある。
【0003】従来、酸化剤としては過酸化水素が主に使
われてきた。しかしながら、この過酸化水素は毛髪に対
して損傷を与えることが知られており、消費者の不満点
として毛髪へのダメージがクローズアップされている。
われてきた。しかしながら、この過酸化水素は毛髪に対
して損傷を与えることが知られており、消費者の不満点
として毛髪へのダメージがクローズアップされている。
【0004】そこで、これまでに過酸化水素による毛髪
へのダメージを軽減する試みが多くなされてきた。その
1つの試みとして、酸化酵素を過酸化水素の代わりに用
いる技術が提案されている。そのような技術の例として
は、酸化酵素としてパーオキシダーゼを用いるもの(特
開昭47−10400号公報、特開昭53−32132
号公報)、ラッカーゼを用いるもの(米国特許第325
1742号、特開平6−172145号公報)、ウリカ
ーゼを用いるもの(特開昭63−246313号公報)
等が知られている。しかしながら、これら開示されてい
る多くの技術のうち、パーオキシダーゼを用いる場合に
は、酵素の特性から、染毛系に過酸化水素を添加しなけ
ればならず、またウリカーゼを用いる場合にも酵素反応
により生じる過酸化水素を有効に利用して染毛すること
から、根本的には過酸化水素による障害の排除を解決し
ていない。
へのダメージを軽減する試みが多くなされてきた。その
1つの試みとして、酸化酵素を過酸化水素の代わりに用
いる技術が提案されている。そのような技術の例として
は、酸化酵素としてパーオキシダーゼを用いるもの(特
開昭47−10400号公報、特開昭53−32132
号公報)、ラッカーゼを用いるもの(米国特許第325
1742号、特開平6−172145号公報)、ウリカ
ーゼを用いるもの(特開昭63−246313号公報)
等が知られている。しかしながら、これら開示されてい
る多くの技術のうち、パーオキシダーゼを用いる場合に
は、酵素の特性から、染毛系に過酸化水素を添加しなけ
ればならず、またウリカーゼを用いる場合にも酵素反応
により生じる過酸化水素を有効に利用して染毛すること
から、根本的には過酸化水素による障害の排除を解決し
ていない。
【0005】ラッカーゼを用いる場合には、染毛系に過
酸化水素を用いないことから、毛髪へのダメージが少な
いことが期待される。しかしながら、蛋白質であるラッ
カーゼの保存中の不安定な性質のため、組成物中でラッ
カーゼが失活してしまうのが問題であった。その結果、
使用時におけるラッカーゼの作用が十分発揮されず、期
待される効果が得られていなかった。
酸化水素を用いないことから、毛髪へのダメージが少な
いことが期待される。しかしながら、蛋白質であるラッ
カーゼの保存中の不安定な性質のため、組成物中でラッ
カーゼが失活してしまうのが問題であった。その結果、
使用時におけるラッカーゼの作用が十分発揮されず、期
待される効果が得られていなかった。
【0006】酸化酵素の保存期間の安定性を向上する技
術としては、カタラーゼに対するもの(特開平8−17
5935号公報)やウリカーゼに対するもの(特開平8
−217652号公報)が開示されているが、ラッカー
ゼに関しての安定性を向上する技術は知られていなかっ
た。また、これら開示されている技術では、組成物へ還
元剤を加えることが必須であり、還元剤の阻害作用によ
りラッカーゼ作用が弱まることも懸念されていた。
術としては、カタラーゼに対するもの(特開平8−17
5935号公報)やウリカーゼに対するもの(特開平8
−217652号公報)が開示されているが、ラッカー
ゼに関しての安定性を向上する技術は知られていなかっ
た。また、これら開示されている技術では、組成物へ還
元剤を加えることが必須であり、還元剤の阻害作用によ
りラッカーゼ作用が弱まることも懸念されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明はラッ
カーゼの保存期間中における安定性を向上させ、ラッカ
ーゼによる作用を有効に発揮するラッカーゼ含有染毛用
組成物を提供することを目的とする。
カーゼの保存期間中における安定性を向上させ、ラッカ
ーゼによる作用を有効に発揮するラッカーゼ含有染毛用
組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、ラッカーゼを含む染毛用組成物中の酸素濃度を0.
00015重量%以下とし、使用時までの保存期間中の
酸素濃度上昇の無い容器で保存すること、あるいはラッ
カーゼを含む染毛用組成物に抗酸化物質を配合すること
により、保存期間中のラッカーゼの失活を抑えることが
できることを見出し、本発明をなすに至ったものであ
る。
発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、ラッカーゼを含む染毛用組成物中の酸素濃度を0.
00015重量%以下とし、使用時までの保存期間中の
酸素濃度上昇の無い容器で保存すること、あるいはラッ
カーゼを含む染毛用組成物に抗酸化物質を配合すること
により、保存期間中のラッカーゼの失活を抑えることが
できることを見出し、本発明をなすに至ったものであ
る。
【0009】従って、本発明は、ラッカーゼを含有する
染毛用組成物において、組成物中の酸素濃度を0.00
015重量%以下にする、及び/又は、抗酸化物質を配
合して使用時までの保存期間中の酸素濃度上昇を抑える
よう調製することを特徴とする染毛用組成物を提供す
る。
染毛用組成物において、組成物中の酸素濃度を0.00
015重量%以下にする、及び/又は、抗酸化物質を配
合して使用時までの保存期間中の酸素濃度上昇を抑える
よう調製することを特徴とする染毛用組成物を提供す
る。
【0010】以下、本発明を詳しく説明すると、本発明
の染毛用組成物は、酸化剤としてラッカーゼを使用す
る。ここで、本発明において用いられるラッカーゼは、
E.C.1.10.3.2に分類される酵素である。代
表的な反応例として、漆樹液中のラッカーゼによってウ
ルシオールが酸化され、漆が形成されることが知られて
いる。ラッカーゼは漆以外にも多くの植物、微生物中に
広く存在し、芳香族化合物の酸化反応を触媒する酵素で
あり、本発明においてはその起源に関わりなく使用する
ことができる。
の染毛用組成物は、酸化剤としてラッカーゼを使用す
る。ここで、本発明において用いられるラッカーゼは、
E.C.1.10.3.2に分類される酵素である。代
表的な反応例として、漆樹液中のラッカーゼによってウ
ルシオールが酸化され、漆が形成されることが知られて
いる。ラッカーゼは漆以外にも多くの植物、微生物中に
広く存在し、芳香族化合物の酸化反応を触媒する酵素で
あり、本発明においてはその起源に関わりなく使用する
ことができる。
【0011】本発明において用いられるラッカーゼの製
剤への配合量としては、製剤の形態、使用頻度、処理時
間、酵素剤の力価にもよるが、通常は0.0005〜1
%(重量%、以下同じ)、好ましくは0.005〜0.
5%配合するのが良い。0.0005%未満では十分な
効果が得られず、また1%を超えて配合しても添加量の
増加に見合った効果の上昇が見られない場合がある。
剤への配合量としては、製剤の形態、使用頻度、処理時
間、酵素剤の力価にもよるが、通常は0.0005〜1
%(重量%、以下同じ)、好ましくは0.005〜0.
5%配合するのが良い。0.0005%未満では十分な
効果が得られず、また1%を超えて配合しても添加量の
増加に見合った効果の上昇が見られない場合がある。
【0012】本発明の第1実施態様では、上記のラッカ
ーゼを加えた組成物の酸素濃度を0.00015%以下
とし、使用時までの保存期間中の酸素濃度上昇を抑える
よう組成物を調製することを特徴とする。このような組
成物を調製する手段としては、公知の方法が採用され
る。例えば、酸素濃度を低下させる方法としては、脱気
により組成物中の溶存ガスを除去したり、窒素ガスやア
ルゴンガスのような不活性ガスを通気する方法が有効で
あり、更に窒素ガスやアルゴンガスのような不活性ガス
で充填することにより、酸素濃度を低くすることが可能
である。使用時までの保存期間中の酸素濃度上昇を抑制
する方法としては、酸素透過性の低い材質で作られた容
器に充填し、密封する方法が用いられる。酸素透過性の
低い素材としては、ガラス、アルミ、アセタール樹脂、
ポリエチレンテレフタレート樹脂、塩化ビニル樹脂など
が例示される。本発明の染毛用組成物は、ラッカーゼの
作用を確実に進行させるために、界面活性剤を加えた泡
状の製剤にして使用するのが好ましいが、その場合には
内部のガスを通常の噴射剤、例えば炭酸ガス、液化石油
ガスで交換して用いる。この際の噴射剤の製剤への配合
量は5〜10%が好ましく、耐圧容器に充填し、泡状の
製剤とする製品形態がとられる。
ーゼを加えた組成物の酸素濃度を0.00015%以下
とし、使用時までの保存期間中の酸素濃度上昇を抑える
よう組成物を調製することを特徴とする。このような組
成物を調製する手段としては、公知の方法が採用され
る。例えば、酸素濃度を低下させる方法としては、脱気
により組成物中の溶存ガスを除去したり、窒素ガスやア
ルゴンガスのような不活性ガスを通気する方法が有効で
あり、更に窒素ガスやアルゴンガスのような不活性ガス
で充填することにより、酸素濃度を低くすることが可能
である。使用時までの保存期間中の酸素濃度上昇を抑制
する方法としては、酸素透過性の低い材質で作られた容
器に充填し、密封する方法が用いられる。酸素透過性の
低い素材としては、ガラス、アルミ、アセタール樹脂、
ポリエチレンテレフタレート樹脂、塩化ビニル樹脂など
が例示される。本発明の染毛用組成物は、ラッカーゼの
作用を確実に進行させるために、界面活性剤を加えた泡
状の製剤にして使用するのが好ましいが、その場合には
内部のガスを通常の噴射剤、例えば炭酸ガス、液化石油
ガスで交換して用いる。この際の噴射剤の製剤への配合
量は5〜10%が好ましく、耐圧容器に充填し、泡状の
製剤とする製品形態がとられる。
【0013】本発明の第2実施態様では、上記のラッカ
ーゼを加えた組成物に抗酸化物質を配合する。この場
合、第1実施態様のように組成物の酸素濃度を0.00
015%以下にすると共に、更に抗酸化物質を添加する
ことが有効であり、これにより更に長期保存が可能にな
る。
ーゼを加えた組成物に抗酸化物質を配合する。この場
合、第1実施態様のように組成物の酸素濃度を0.00
015%以下にすると共に、更に抗酸化物質を添加する
ことが有効であり、これにより更に長期保存が可能にな
る。
【0014】この場合、抗酸化物質の例としては、アス
コルビン酸及びその誘導体が第一に挙げられる。またそ
の他にも、タンニンを含有する植物抽出物、例えばロー
ズマリー抽出物、イチョウ抽出物が挙げられ、これらの
抗酸化物質は、意外にもラッカーゼの作用を阻害しない
ものである。これらの成分の製剤への添加量としては、
0.01〜5%が好ましい。更に好ましくは0.05〜
0.2%である。0.01%より少ないと安定化に対す
る添加効果が見られず、5%を超えて配合した場合に
は、ラッカーゼの作用を阻害するおそれが生じる。
コルビン酸及びその誘導体が第一に挙げられる。またそ
の他にも、タンニンを含有する植物抽出物、例えばロー
ズマリー抽出物、イチョウ抽出物が挙げられ、これらの
抗酸化物質は、意外にもラッカーゼの作用を阻害しない
ものである。これらの成分の製剤への添加量としては、
0.01〜5%が好ましい。更に好ましくは0.05〜
0.2%である。0.01%より少ないと安定化に対す
る添加効果が見られず、5%を超えて配合した場合に
は、ラッカーゼの作用を阻害するおそれが生じる。
【0015】本発明の染毛用組成物には、顕色物質が配
合されるが、本発明において用いられる顕色物質として
は、ラッカーゼにより発色反応を示す成分の中から任意
に選択することができる。そのような化合物の例として
は、まず芳香族アミン系酸化染料、代表的にはパラフェ
ニレンジアミン、パラアミノフェノール、トルエン−
2,5−ジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール等
が挙げられる。更に上記のような通常用いられている酸
化染料の他にも、3,4−ジアミノベンズヒドラジド、
3,5−ジアミノベンズヒドラジド、3−ヒドロキシチ
ラミン、カテキン等のラッカーゼによる発色性が見られ
る化合物も用いることができる。通常の酸化染料が感作
性を有し、人体への悪影響が懸念されるのに対し、これ
らの成分には感作性が見られないことから、安全性の面
で特に有効である。
合されるが、本発明において用いられる顕色物質として
は、ラッカーゼにより発色反応を示す成分の中から任意
に選択することができる。そのような化合物の例として
は、まず芳香族アミン系酸化染料、代表的にはパラフェ
ニレンジアミン、パラアミノフェノール、トルエン−
2,5−ジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール等
が挙げられる。更に上記のような通常用いられている酸
化染料の他にも、3,4−ジアミノベンズヒドラジド、
3,5−ジアミノベンズヒドラジド、3−ヒドロキシチ
ラミン、カテキン等のラッカーゼによる発色性が見られ
る化合物も用いることができる。通常の酸化染料が感作
性を有し、人体への悪影響が懸念されるのに対し、これ
らの成分には感作性が見られないことから、安全性の面
で特に有効である。
【0016】また、本発明においてはカップラー成分も
配合することができ、これにより顕色物質単一では成し
得なかった微妙な色合いの違いを達成することができ
る。本発明において用いられるカップラー成分は、用い
る顕色物質にもよるが、通常の酸化型染毛剤において用
いられる成分を使用することができる。
配合することができ、これにより顕色物質単一では成し
得なかった微妙な色合いの違いを達成することができ
る。本発明において用いられるカップラー成分は、用い
る顕色物質にもよるが、通常の酸化型染毛剤において用
いられる成分を使用することができる。
【0017】本発明において用いられる顕色物質及びカ
ップラー成分の製剤への配合濃度としては、使用頻度、
製剤の形態により異なるが、通常は0.01〜10%、
好ましくは0.1〜5%配合するのが良い。
ップラー成分の製剤への配合濃度としては、使用頻度、
製剤の形態により異なるが、通常は0.01〜10%、
好ましくは0.1〜5%配合するのが良い。
【0018】本発明の組成物では、上記の顕色物質をラ
ッカーゼや抗酸化物質と混合した製剤を調製することも
可能であり、この場合、従来の永久染毛剤で見られた使
用時の混合操作を省くことができ、有効である。
ッカーゼや抗酸化物質と混合した製剤を調製することも
可能であり、この場合、従来の永久染毛剤で見られた使
用時の混合操作を省くことができ、有効である。
【0019】また、本発明の組成物は、界面活性剤を配
合し、泡状形態の製剤とすることもできる。ここで用い
る界面活性剤は、ノニオンタイプ、特にポリオキシエチ
レンアルキルエーテルや脂肪酸アルキロールアミド、又
はアシルグルタミン酸タイプの界面活性剤を1種又は2
種以上組み合わせて用いることが好ましい。具体的に例
示すると、ポリオキシエチレンアルキルエーテルの例と
してポリオキシエチレンステアリルやポリオキシエチレ
ン硬化ひまし油、脂肪酸アルキロールアミドの例として
はヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドなどが挙げられる。
アシルグルタミン酸タイプの界面活性剤としてはC12〜
C18の飽和及び不飽和脂肪酸のほか、これらの混合物で
あるヤシ油脂肪酸、硬化ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪
酸、硬化パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸
などのグルタミン酸エステルが挙げられる。具体的に例
示すると、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸
トリエタノールアミン、ラウロイル−L−グルタミン酸
トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−
グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタ
ミン酸ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン
酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸・硬化牛脂脂肪酸アシ
ル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸ア
シル−L−グルタミン酸カリウムが挙げられる。
合し、泡状形態の製剤とすることもできる。ここで用い
る界面活性剤は、ノニオンタイプ、特にポリオキシエチ
レンアルキルエーテルや脂肪酸アルキロールアミド、又
はアシルグルタミン酸タイプの界面活性剤を1種又は2
種以上組み合わせて用いることが好ましい。具体的に例
示すると、ポリオキシエチレンアルキルエーテルの例と
してポリオキシエチレンステアリルやポリオキシエチレ
ン硬化ひまし油、脂肪酸アルキロールアミドの例として
はヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドなどが挙げられる。
アシルグルタミン酸タイプの界面活性剤としてはC12〜
C18の飽和及び不飽和脂肪酸のほか、これらの混合物で
あるヤシ油脂肪酸、硬化ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪
酸、硬化パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸
などのグルタミン酸エステルが挙げられる。具体的に例
示すると、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸
トリエタノールアミン、ラウロイル−L−グルタミン酸
トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−
グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタ
ミン酸ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン
酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸・硬化牛脂脂肪酸アシ
ル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸ア
シル−L−グルタミン酸カリウムが挙げられる。
【0020】本発明において用いられる界面活性剤の組
成物への配合濃度としては、通常は0.05〜5.0
%、好ましくは0.1〜2.0%配合するのが良い。
成物への配合濃度としては、通常は0.05〜5.0
%、好ましくは0.1〜2.0%配合するのが良い。
【0021】更に、上記成分の他に、通常の化粧料に用
いられる成分、例えば水溶性高分子、油分、保湿剤、低
級アルコール、増粘剤、酸化防止剤、キレート剤、使用
感付与剤、pH調整剤、防腐剤、香料等の原料も配合可
能である。
いられる成分、例えば水溶性高分子、油分、保湿剤、低
級アルコール、増粘剤、酸化防止剤、キレート剤、使用
感付与剤、pH調整剤、防腐剤、香料等の原料も配合可
能である。
【0022】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
い。
するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
い。
【0023】[実施例1〜3、比較例1〜3]本発明品
のラッカーゼ安定化効果を検討した。即ち、ヘペス緩衝
液(pH7.0)にラッカーゼを0.0005〜0.0
125重量%加えたラッカーゼ溶液を常法により調製
し、下記に示す2種類の保存方法で安定性を検討した。 保存方法A(本発明):ラッカーゼ溶液中に窒素ガスを
通し、ガラス製容器に入れ、アルミ製のキャップで密封
し保存する。 保存方法B(比較例):ラッカーゼ溶液をポリスチレン
製容器に入れ、そのまま保存する。
のラッカーゼ安定化効果を検討した。即ち、ヘペス緩衝
液(pH7.0)にラッカーゼを0.0005〜0.0
125重量%加えたラッカーゼ溶液を常法により調製
し、下記に示す2種類の保存方法で安定性を検討した。 保存方法A(本発明):ラッカーゼ溶液中に窒素ガスを
通し、ガラス製容器に入れ、アルミ製のキャップで密封
し保存する。 保存方法B(比較例):ラッカーゼ溶液をポリスチレン
製容器に入れ、そのまま保存する。
【0024】上記の条件下で40℃、1ヶ月間保存した
後のラッカーゼ活性を測定し、初期値を100%とした
場合の残存活性で示した。活性測定は、シリングアルダ
ジンを基質として用い、反応により生じる色素生成速度
を分光光度計を用いて解析することにより行った。
後のラッカーゼ活性を測定し、初期値を100%とした
場合の残存活性で示した。活性測定は、シリングアルダ
ジンを基質として用い、反応により生じる色素生成速度
を分光光度計を用いて解析することにより行った。
【0025】
【表1】
【0026】表1に示したように、保存条件Aで40
℃、1ヶ月間保存した後においても、ラッカーゼの活性
が保たれているのに対し、保存方法Bではラッカーゼが
失活していた。このことから、本発明のラッカーゼ安定
性に対する有用性が示された。
℃、1ヶ月間保存した後においても、ラッカーゼの活性
が保たれているのに対し、保存方法Bではラッカーゼが
失活していた。このことから、本発明のラッカーゼ安定
性に対する有用性が示された。
【0027】[実施例4〜8、比較例4,5]本発明品
のラッカーゼ安定化効果における溶液中の酸素濃度の影
響、及び抗酸化化合物の作用について検討した。即ち、
ヘペス緩衝液(pH7.0)にラッカーゼを0.01重
量%加えたラッカーゼ溶液を常法により調製し、これに
窒素ガスを通し、溶液中の酸素を除いた。この際、窒素
ガスの置換量を変えることにより、溶液中の酸素濃度値
が異なる溶液を調製した。
のラッカーゼ安定化効果における溶液中の酸素濃度の影
響、及び抗酸化化合物の作用について検討した。即ち、
ヘペス緩衝液(pH7.0)にラッカーゼを0.01重
量%加えたラッカーゼ溶液を常法により調製し、これに
窒素ガスを通し、溶液中の酸素を除いた。この際、窒素
ガスの置換量を変えることにより、溶液中の酸素濃度値
が異なる溶液を調製した。
【0028】これをガラス製容器に入れ、密栓して40
℃で1ヶ月間保存し、各酸素濃度下でのラッカーゼ活性
を測定し、初期値を100%とした場合の残存活性で示
した。
℃で1ヶ月間保存し、各酸素濃度下でのラッカーゼ活性
を測定し、初期値を100%とした場合の残存活性で示
した。
【0029】
【表2】
【0030】表2から明らかなように、溶液中の酸素濃
度が0.00015重量%より多くなるとラッカーゼ活
性が低下するが、この濃度条件下で表2に示した抗酸化
物質を加えると、活性の低下が抑制されることが示され
た。
度が0.00015重量%より多くなるとラッカーゼ活
性が低下するが、この濃度条件下で表2に示した抗酸化
物質を加えると、活性の低下が抑制されることが示され
た。
【0031】[実施例9〜11]顕色物質をラッカーゼ
に加えた組成物中においても、活性が保たれているかど
うかを把握するため、本発明品の保存後の染毛性につい
て調べた。即ち、下記に示す本発明の染毛用組成物1〜
3(実施例9〜11)を調製した。
に加えた組成物中においても、活性が保たれているかど
うかを把握するため、本発明品の保存後の染毛性につい
て調べた。即ち、下記に示す本発明の染毛用組成物1〜
3(実施例9〜11)を調製した。
【0032】 組成物1:実施例9(泡状製剤) 配合量(重量%) パラアミノフェノール 1.0 トルエン−2,5−ジアミン 2.0 ラッカーゼ 0.05 N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸 トリエタノールアミン 1.0 リノール酸 0.05 エチルアルコール 5.0 ヘペス緩衝液(0.1M,pH7) 5.0 精製水 残部 計 100.0
【0033】ラッカーゼを除く上記組成物を調製し、ア
ルゴンガスを通し、組成物中の酸素濃度を0.0001
重量%とした。これにラッカーゼを上記の濃度で加え、
ガラス耐圧容器に入れてアルミ製のキャップで密封し
た。次に液化石油ガスを組成物の10重量%となるよう
に加え、内部ガスを交換した泡状製剤を調製した。
ルゴンガスを通し、組成物中の酸素濃度を0.0001
重量%とした。これにラッカーゼを上記の濃度で加え、
ガラス耐圧容器に入れてアルミ製のキャップで密封し
た。次に液化石油ガスを組成物の10重量%となるよう
に加え、内部ガスを交換した泡状製剤を調製した。
【0034】 組成物2:実施例10(クリーム状製剤) 配合量(重量%) パラアミノフェノール 0.5 ラッカーゼ 0.01 流動パラフィン 15.0 ワセリン 15.0 ポリオキシエチレンノニルエチルエーテル 5.0 グリセリン 5.0 L−アスコルビン酸 0.05 リン酸緩衝液(0.1M,pH7) 5.0 精製水 残部 計 100.0
【0035】ラッカーゼを除く上記組成物を調製し、ア
ルゴンガスを通し、組成物中の酸素濃度を0.0001
重量%とした。更にラッカーゼを上記の濃度で加え、ア
ルミ製のクリーム容器に入れ密封した。
ルゴンガスを通し、組成物中の酸素濃度を0.0001
重量%とした。更にラッカーゼを上記の濃度で加え、ア
ルミ製のクリーム容器に入れ密封した。
【0036】 組成物3:実施例11(ゲル状製剤) 配合量(重量%) パラアミノフェノール 0.5 トルエン−2,5−ジアミン 1.0 ラッカーゼ 0.1 ヒドロキシエチルセルロース 1.0 ポリビニルピロリドン 2.0 リン酸緩衝液(0.1M,pH6) 5.0 精製水 残部 計 100.0
【0037】ラッカーゼを除く上記組成物を調製し、窒
素ガスを通し、組成物中の酸素濃度を0.0001重量
%とした。更にラッカーゼを上記の濃度で加え、アルミ
製の容器に入れ密封した。
素ガスを通し、組成物中の酸素濃度を0.0001重量
%とした。更にラッカーゼを上記の濃度で加え、アルミ
製の容器に入れ密封した。
【0038】実施例9〜11の組成物を調製後、40℃
で1ヶ月間保存した。保存後の組成物を市販白髪毛束に
塗布し、室温で30分間放置した。その後、処理した白
髪を取り出し、水洗、シャンプー処理を施し、風乾し
た。
で1ヶ月間保存した。保存後の組成物を市販白髪毛束に
塗布し、室温で30分間放置した。その後、処理した白
髪を取り出し、水洗、シャンプー処理を施し、風乾し
た。
【0039】次に色差計を用いて色差(ΔE)の測定を
行い、これを染毛効果の指標とし、以下の基準(i)か
ら判定した。また、処理後の毛髪の状態を以下の基準
(ii)より判定した。結果を表3に示す。
行い、これを染毛効果の指標とし、以下の基準(i)か
ら判定した。また、処理後の毛髪の状態を以下の基準
(ii)より判定した。結果を表3に示す。
【0040】<判定基準> (i)染毛効果の判定基準 ◎:無処理の白髪とのΔEの差が30〜40 ○:無処理の白髪とのΔEの差が20〜30 △:無処理の白髪とのΔEの差が10〜20 ×:無処理の白髪とのΔEの差が0〜10 (ii)毛髪ダメージの判定基準 ◎:非常に艶があり、しなやかである ○:艶があり、ややしなやかである △:どちらともいえない ×:艶がなく、ごわつく
【0041】
【表3】
【0042】表3から明らかなように、本発明の組成物
は、40℃で1ヶ月間保存後においても染毛効果を発揮
することができ、更に毛髪へのダメージが少ない特長も
保持していることが分かる。
は、40℃で1ヶ月間保存後においても染毛効果を発揮
することができ、更に毛髪へのダメージが少ない特長も
保持していることが分かる。
【0043】[実施例12]次に示すヘアムース状組成
物を脱気しながら調製し、酸素濃度を0.0001重量
%に調整した後、ガラス耐圧容器に入れ、アルミキャッ
プで密封した。液化石油ガス(原液:液化石油ガス=
9:1)でガス交換し、40℃で1ヶ月間保存した。保
存後、その評価を行ったところ、優れた均一性のある茶
褐色の色調を有した良好な染毛効果が得られた。
物を脱気しながら調製し、酸素濃度を0.0001重量
%に調整した後、ガラス耐圧容器に入れ、アルミキャッ
プで密封した。液化石油ガス(原液:液化石油ガス=
9:1)でガス交換し、40℃で1ヶ月間保存した。保
存後、その評価を行ったところ、優れた均一性のある茶
褐色の色調を有した良好な染毛効果が得られた。
【0044】 配合量(重量%) 硫酸パラメチルアミノフェノール 1.0 パラオルトクレゾール 0.03 ラッカーゼ 0.3 メチルポリシロキサン(重量平均分子量10万) 4.5 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 0.4 ローズマリー抽出物 0.1 エタノール 15.0 精製水 残部 (pH 8) 計 100.0
【0045】[実施例13]次に示すヘアフォーム組成
物を窒素ガスを通気しながら調製し、酸素濃度を0.0
0015重量%に調整し、ガラス耐圧容器に入れ、アル
ミキャップで密封した。液化石油ガス(原液:液化石油
ガス=9.5:0.5)にて内部ガスを置換し、40℃
で1ヶ月間保存した。保存後、その評価を行ったとこ
ろ、優れた均一性のある黒色の色調を有した良好な染毛
効果が得られた。
物を窒素ガスを通気しながら調製し、酸素濃度を0.0
0015重量%に調整し、ガラス耐圧容器に入れ、アル
ミキャップで密封した。液化石油ガス(原液:液化石油
ガス=9.5:0.5)にて内部ガスを置換し、40℃
で1ヶ月間保存した。保存後、その評価を行ったとこ
ろ、優れた均一性のある黒色の色調を有した良好な染毛
効果が得られた。
【0046】 配合量(重量%) パラフェニレンジアミン 0.5 ラッカーゼ 0.01 アクリル樹脂アルカノールアミン(50%) 8.0 N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸2ナトリウム 0.5 ポリオキシエチレンステアリルエーテル(EO=20) 2.0 エタノール 15.0 グリセリン 10.0 精製水 残部 (pH 7) 計 100.0
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、使用時までラッカーゼ
活性を失活することなく、ラッカーゼの効果を有効に活
用でき、頭髪を染め上げることのできる染毛用組成物が
提供される。
活性を失活することなく、ラッカーゼの効果を有効に活
用でき、頭髪を染め上げることのできる染毛用組成物が
提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 芳男 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AB282 AC011 AC012 AC022 AC082 AC102 AC122 AC182 AC472 AC542 AC552 AC642 AC662 AD092 AD152 AD282 AD471 AD472 AD642 BB01 BB47 CC36 DD08 DD31 DD41 EE01 EE26 4H057 AA04 BA90 CA07 CA12 CA27 CC01 DA01 DA21 DA33 EA01 GA04 GA14 GA21 HA13 HA18
Claims (3)
- 【請求項1】 ラッカーゼを含有する染毛用組成物にお
いて、組成物中の酸素濃度を0.00015重量%以下
にすることを特徴とする染毛用組成物。 - 【請求項2】 ラッカーゼを含有する染毛用組成物にお
いて、抗酸化物質を配合したことを特徴とする染毛用組
成物。 - 【請求項3】 界面活性剤と、液化石油ガス5〜10重
量%を配合してエアゾール形態とした請求項1又は2記
載の染毛用組成物。
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JP10364200A JP2000186020A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 染毛用組成物 |
EP99959949A EP1142563A1 (en) | 1998-12-22 | 1999-12-21 | Hair dye compositions |
AU16914/00A AU1691400A (en) | 1998-12-22 | 1999-12-21 | Hair dye compositions |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364200A JP2000186020A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 染毛用組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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WO2001039736A1 (fr) * | 1999-12-02 | 2001-06-07 | Lion Corporation | Compositions pour la coloration de fibres cornees |
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FR2925307B1 (fr) | 2007-12-21 | 2009-12-18 | Oreal | Procede de coloration directe eclaircissante ou d'oxydation en presence d'une amine organique particuliere et dispositif |
FR2925323B1 (fr) | 2007-12-21 | 2009-12-18 | Oreal | Procede de coloration en presence d'un agent oxydant et d'une amine organique particuliere et dispositif |
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FR2940067B1 (fr) | 2008-12-19 | 2011-02-25 | Oreal | Composition oxydante pour le traitement des fibres keratiniques comprenant un polymere cationique, un amide gras et un agent-oxygene |
FR2940105B1 (fr) | 2008-12-19 | 2011-04-08 | Oreal | Composition comprenant un corps gras et un tensioactif oxyethylene particulier, procede de coloration la mettant en oeuvre et dispositifs |
FR2940055B1 (fr) | 2008-12-19 | 2015-03-27 | Oreal | Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques comprenant le para-aminophenol, du dipropyleneglycol, et un precurseur de colorant additionnel. |
EP2198834B1 (fr) | 2008-12-19 | 2015-03-18 | L'Oréal | Eclaircissement de fibres kératiniques humaines mettant en oeuvre une composition anhydre et un mélange monoéthanolamine / acide amine basique et dispositif approprié |
US7947089B2 (en) | 2008-12-19 | 2011-05-24 | L'oreal S.A. | Method of coloring or lightening in the presence of an inorganic base and kit |
FR2940078B1 (fr) | 2008-12-19 | 2011-05-13 | Oreal | Composition comprenant un corps gras et un polymere cationique, procede de coloration la mettant en oeuvre et dispositifs |
FR2940052B1 (fr) * | 2008-12-19 | 2011-02-18 | Oreal | Procede de coloration des fibres keratiniques comprenant une composition a base de corps gras et de composes reactifs. |
FR2940103B1 (fr) | 2008-12-19 | 2011-06-10 | Oreal | Procede de coloration eclaircissante de matieres keratiniques mettant en oeuvre une emulsion comprenant un colorant et un agent alcalin et une composition oxydante |
EP2198843B1 (fr) | 2008-12-19 | 2017-09-13 | L'Oréal | Eclaircissement de fibres kératiniques humaines mettant en oeuvre une composition anhydre comprenant un melange monoethanolamine / acide amine basique et dispositif |
FR2940061B1 (fr) | 2008-12-19 | 2011-03-04 | Oreal | Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques comprenant un corps gras et un derive de diaminopyrazolone. |
FR2940090B1 (fr) | 2008-12-19 | 2011-02-25 | Oreal | Composition oxydante pour le traitement des fibres keratiniques comprenant une huile, un alcool gras et un alcool gras oxyalkylene |
JP5815205B2 (ja) | 2008-12-19 | 2015-11-17 | ロレアル | 有機アミン及び無機塩基の存在下で、淡色化し、あるいは淡色化直接染色し、あるいは酸化染色する方法、及びそのためのデバイス |
FR2940104B1 (fr) | 2008-12-19 | 2011-08-19 | Oreal | Procede de traitement des cheveux mettant en oeuvre une emulsion directe comprenant un agent oxydant et une composition contenant un agent alcalin |
EP2198832B1 (fr) | 2008-12-19 | 2017-01-25 | L'Oréal | Procédé d'éclaircissement de fibres kératiniques humaines mettant en oeuvre une composition anhydre et dispositif |
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FR2940102B1 (fr) | 2008-12-19 | 2016-03-11 | Oreal | Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques comprenant un corps gras, un epaississant et un precurseur de colorant d'oxydation |
FR2940107B1 (fr) | 2008-12-19 | 2011-03-18 | Oreal | Procede d'eclaircissement de matieres keratiniques mettant en oeuvre une emulsion comprenant un agent alcalin et une composition oxydante |
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- 1999-12-21 WO PCT/JP1999/007189 patent/WO2000037032A1/ja not_active Application Discontinuation
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