JP2000181127A - トナーリサイクル式現像方法 - Google Patents
トナーリサイクル式現像方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写されなかったトナーを再使用する現像方
式において、トナー中へのシリカ微粒子の埋没に起因す
る地カブリの悪化を防止してトナー寿命を延ばす。 【解決手段】 感光体の表面に形成された静電潜像を、
トナー粒子及びその表面に付着した外添剤よりなる補給
トナーにより現像してトナー画像に可視像化し、該トナ
ー画像が記録シートに転写された後に、前記感光体に残
存する補給トナーを回収するとともに、その回収トナー
を可視像化に再使用するトナーリサイクル式現像方法に
おいて、 a)トナー粒子に磁性粉が3〜10重量%含有され、 b)トナー粒子の表面にシリカ微粒子が0.4重量%以
上付着され、 c)回収トナーの嵩比重(X)と補給トナーの嵩比重
(Y)との比X/Yが0.75以上、 であるトナーリサイクル式現像方法。
式において、トナー中へのシリカ微粒子の埋没に起因す
る地カブリの悪化を防止してトナー寿命を延ばす。 【解決手段】 感光体の表面に形成された静電潜像を、
トナー粒子及びその表面に付着した外添剤よりなる補給
トナーにより現像してトナー画像に可視像化し、該トナ
ー画像が記録シートに転写された後に、前記感光体に残
存する補給トナーを回収するとともに、その回収トナー
を可視像化に再使用するトナーリサイクル式現像方法に
おいて、 a)トナー粒子に磁性粉が3〜10重量%含有され、 b)トナー粒子の表面にシリカ微粒子が0.4重量%以
上付着され、 c)回収トナーの嵩比重(X)と補給トナーの嵩比重
(Y)との比X/Yが0.75以上、 であるトナーリサイクル式現像方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に適用され、記
録シートへの転写の過程を経た後に感光体の表面に残存
したトナーを現像剤として再使用するトナーリサイクル
式現像方法に関する。
いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に適用され、記
録シートへの転写の過程を経た後に感光体の表面に残存
したトナーを現像剤として再使用するトナーリサイクル
式現像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記画像形成装置の現像方式に適用され
る乾式現像剤は、トナーに磁性体であるキャリア(フェ
ライト粉、鉄粉、ガラスビーズ等)が混合された二成分
系現像剤と、トナー自身に磁性粉末を担持させた一成分
系現像剤とに概ね分けられる。これらの現像剤に用いら
れるトナーは、結着樹脂および着色剤を主成分としてお
り、他に、記録シートへの低温定着性を良好にするため
のワックスや、極性(正帯電か負帯電)を付与するため
の帯電制御剤等が添加される。トナーは、これら材料が
所定の配合で混合された後、溶融混練、粉砕、分級とい
った工程を経て粉体に製造され、最後に、流動性、帯電
性、クリーニング性および保存性等の制御のために、シ
リカ、酸化チタン、アルミナおよび各種の樹脂微粒子等
の外添剤が付着されて表面処理が施され、最終的に現像
剤として供される。ところで、近年の画像形成装置にお
いては、省資源、ランニングコストの低減等を目的とし
て、あるいは廃棄物の規制が厳しくなったことへの対策
として、現像装置にトナーを再使用(リサイクル)する機
構が付加されたものが提供されている。トナーを再使用
するにあたっては、感光体の表面に現像されたトナー画
像が記録シートに転写された後に感光体の表面に残存し
たトナー(回収トナー)を、クリーニングブレードある
いはファーブラシ等で掻き落とし、そのトナーを現像剤
が収容されている現像剤収容器に搬送して現像剤中に混
合するといった方式が一般に採用されている。
る乾式現像剤は、トナーに磁性体であるキャリア(フェ
ライト粉、鉄粉、ガラスビーズ等)が混合された二成分
系現像剤と、トナー自身に磁性粉末を担持させた一成分
系現像剤とに概ね分けられる。これらの現像剤に用いら
れるトナーは、結着樹脂および着色剤を主成分としてお
り、他に、記録シートへの低温定着性を良好にするため
のワックスや、極性(正帯電か負帯電)を付与するため
の帯電制御剤等が添加される。トナーは、これら材料が
所定の配合で混合された後、溶融混練、粉砕、分級とい
った工程を経て粉体に製造され、最後に、流動性、帯電
性、クリーニング性および保存性等の制御のために、シ
リカ、酸化チタン、アルミナおよび各種の樹脂微粒子等
の外添剤が付着されて表面処理が施され、最終的に現像
剤として供される。ところで、近年の画像形成装置にお
いては、省資源、ランニングコストの低減等を目的とし
て、あるいは廃棄物の規制が厳しくなったことへの対策
として、現像装置にトナーを再使用(リサイクル)する機
構が付加されたものが提供されている。トナーを再使用
するにあたっては、感光体の表面に現像されたトナー画
像が記録シートに転写された後に感光体の表面に残存し
たトナー(回収トナー)を、クリーニングブレードある
いはファーブラシ等で掻き落とし、そのトナーを現像剤
が収容されている現像剤収容器に搬送して現像剤中に混
合するといった方式が一般に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にして回収されるトナーは、その表面に外添剤が付着し
ているので感光体からクリーニングブレードで掻き落と
されたり、現像剤収容器まで搬送されたりする回収工程
の際、あるいは現像剤収容器の中で攪拌される際の熱的
あるいは機械的負荷により前記外添剤がトナー中(主に
結着樹脂中)に埋没して、外添剤の機能が十分に発揮さ
れない場合があった。具体的には、特にトナーの帯電性
が低下したり帯電の立ち上がりが悪化することにより、
定着後の画像上に発生する地カブリが悪化してしまうと
いった画像欠陥が発生する。したがって本発明は、上記
問題に起因して発生する地カブリの悪化が効果的に防止
されてトナー寿命の延長が図られるトナーリサイクル式
現像方法を提供することを目的としている。
にして回収されるトナーは、その表面に外添剤が付着し
ているので感光体からクリーニングブレードで掻き落と
されたり、現像剤収容器まで搬送されたりする回収工程
の際、あるいは現像剤収容器の中で攪拌される際の熱的
あるいは機械的負荷により前記外添剤がトナー中(主に
結着樹脂中)に埋没して、外添剤の機能が十分に発揮さ
れない場合があった。具体的には、特にトナーの帯電性
が低下したり帯電の立ち上がりが悪化することにより、
定着後の画像上に発生する地カブリが悪化してしまうと
いった画像欠陥が発生する。したがって本発明は、上記
問題に起因して発生する地カブリの悪化が効果的に防止
されてトナー寿命の延長が図られるトナーリサイクル式
現像方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のトナーリサイク
ル式現像方法は、感光体の表面に形成された静電潜像
を、トナー粒子及びその表面に付着した外添剤よりなる
補給トナーにより現像してトナー画像に可視像化し、該
トナー画像が記録シートに転写された後に、前記感光体
に残存する補給トナーを回収するとともに、その回収ト
ナーを可視像化に再使用するトナーリサイクル式現像方
法において、 a)トナー粒子に磁性粉が3〜10重量%含有され、 b)トナー粒子の表面にシリカ微粒子が0.4重量%以
上付着され、 c)回収トナーの嵩比重(X)と補給トナーの嵩比重
(Y)との比X/Yが0.75以上、 であることを特徴とするトナーリサイクル式現像方法で
ある。本発明では、このような補給トナー及び回収トナ
ーを用いることにより、回収工程等においてトナーが熱
的あるいは機械的負荷を受けても回収トナーに十分な摩
擦帯電性を有するため、トナー寿命が延長し、地カブリ
の悪化による画像欠陥が防止される。
ル式現像方法は、感光体の表面に形成された静電潜像
を、トナー粒子及びその表面に付着した外添剤よりなる
補給トナーにより現像してトナー画像に可視像化し、該
トナー画像が記録シートに転写された後に、前記感光体
に残存する補給トナーを回収するとともに、その回収ト
ナーを可視像化に再使用するトナーリサイクル式現像方
法において、 a)トナー粒子に磁性粉が3〜10重量%含有され、 b)トナー粒子の表面にシリカ微粒子が0.4重量%以
上付着され、 c)回収トナーの嵩比重(X)と補給トナーの嵩比重
(Y)との比X/Yが0.75以上、 であることを特徴とするトナーリサイクル式現像方法で
ある。本発明では、このような補給トナー及び回収トナ
ーを用いることにより、回収工程等においてトナーが熱
的あるいは機械的負荷を受けても回収トナーに十分な摩
擦帯電性を有するため、トナー寿命が延長し、地カブリ
の悪化による画像欠陥が防止される。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1は、複写機の画像形成手段を
概念的に示している。図中符合1は矢印A方向に回転す
る感光体ドラム(感光体)であり、この感光体ドラム1
の周囲には、その回転方向にしたがって、コロナ帯電器
2、光学系3、現像剤(一成分系もしくは二成分系)6
を収容する現像剤収容器4aおよび現像スリーブ(現像
体)4b、コロナ転写器5、クリーニングブレード9
a、除電手段10がこの順に配置されている。符合7で
示す記録シート(紙や樹脂フィルム等)は、図中右側か
ら搬送されて感光体ドラム1とコロナ転写器5との間を
通過するようになされ、搬送先には加熱・加圧方式の定
着ローラ対8が配置されている。クリーニングブレード
9aは、転写後に感光体ドラム1の表面に残存するトナ
ー(トナー画像の一部:回収トナー)6bを掻き落とす
ものであり、その掻き落とされた回収トナー6bは、回
収搬送路9bを経て現像剤収容器4aに戻されるように
なされている。この場合、クリーニングブレード9aと
回収搬送路9bとによりトナー回収手段9が構成され、
この回収手段9と、現像剤収容器4aおよび現像スリー
ブ4bとの組み合わせにより、現像装置4が構成されて
いる。
を参照して説明する。図1は、複写機の画像形成手段を
概念的に示している。図中符合1は矢印A方向に回転す
る感光体ドラム(感光体)であり、この感光体ドラム1
の周囲には、その回転方向にしたがって、コロナ帯電器
2、光学系3、現像剤(一成分系もしくは二成分系)6
を収容する現像剤収容器4aおよび現像スリーブ(現像
体)4b、コロナ転写器5、クリーニングブレード9
a、除電手段10がこの順に配置されている。符合7で
示す記録シート(紙や樹脂フィルム等)は、図中右側か
ら搬送されて感光体ドラム1とコロナ転写器5との間を
通過するようになされ、搬送先には加熱・加圧方式の定
着ローラ対8が配置されている。クリーニングブレード
9aは、転写後に感光体ドラム1の表面に残存するトナ
ー(トナー画像の一部:回収トナー)6bを掻き落とす
ものであり、その掻き落とされた回収トナー6bは、回
収搬送路9bを経て現像剤収容器4aに戻されるように
なされている。この場合、クリーニングブレード9aと
回収搬送路9bとによりトナー回収手段9が構成され、
この回収手段9と、現像剤収容器4aおよび現像スリー
ブ4bとの組み合わせにより、現像装置4が構成されて
いる。
【0006】この画像形成手段による画像形成工程は、
次の通りである。まず、コロナ帯電器2のコロナ放電に
より、回転する感光体ドラム1の表面が一様に帯電さ
れ、次に、光学系3の露光により感光体ドラム1の表面
に静電潜像が形成される。現像スリーブ4bは現像剤収
容器4aに収容されている現像剤6を吸着しながら回転
し、その現像剤6中のトナー(一成分系の場合は現像剤
6全てがトナーである)が、感光体ドラム1の表面に形
成された静電潜像に逆極性作用で吸着される。これによ
り、静電潜像はトナー画像6aとして可視像化される。
次に、記録シート7が感光体ドラム1とコロナ転写器5
との間に搬送されてトナー画像6aに重ねられ、その裏
面からコロナ転写器5により転写電荷が与えられること
により、記録シート7上にトナー画像6aが転写され
る。この後、記録シート7は定着ローラ対8の間を通過
し、その際に、トナー画像6aが記録シート7上に定着
される。一方、記録シート7に転写されずに感光体ドラ
ム1の表面に残存した回収トナー6bはクリーニングブ
レード9aにより掻き落とされ、これにより感光体ドラ
ム1の表面は清浄化され、この後、除電手段10で除電
される。クリーニングブレード9aにより掻き落とされ
た回収トナー6bは、回収搬送路9bを経て現像剤収容
器4aに戻され、再び使用される。そして、記録シート
7が多数枚コピーされていくと現像剤6のトナー濃度が
少なくなり、現像剤6中に適切なトナー濃度を維持する
ため補給トナー11が補給される。
次の通りである。まず、コロナ帯電器2のコロナ放電に
より、回転する感光体ドラム1の表面が一様に帯電さ
れ、次に、光学系3の露光により感光体ドラム1の表面
に静電潜像が形成される。現像スリーブ4bは現像剤収
容器4aに収容されている現像剤6を吸着しながら回転
し、その現像剤6中のトナー(一成分系の場合は現像剤
6全てがトナーである)が、感光体ドラム1の表面に形
成された静電潜像に逆極性作用で吸着される。これによ
り、静電潜像はトナー画像6aとして可視像化される。
次に、記録シート7が感光体ドラム1とコロナ転写器5
との間に搬送されてトナー画像6aに重ねられ、その裏
面からコロナ転写器5により転写電荷が与えられること
により、記録シート7上にトナー画像6aが転写され
る。この後、記録シート7は定着ローラ対8の間を通過
し、その際に、トナー画像6aが記録シート7上に定着
される。一方、記録シート7に転写されずに感光体ドラ
ム1の表面に残存した回収トナー6bはクリーニングブ
レード9aにより掻き落とされ、これにより感光体ドラ
ム1の表面は清浄化され、この後、除電手段10で除電
される。クリーニングブレード9aにより掻き落とされ
た回収トナー6bは、回収搬送路9bを経て現像剤収容
器4aに戻され、再び使用される。そして、記録シート
7が多数枚コピーされていくと現像剤6のトナー濃度が
少なくなり、現像剤6中に適切なトナー濃度を維持する
ため補給トナー11が補給される。
【0007】上記現像剤は、一成分系現像剤もしくは二
成分系現像剤であり、一成分系の場合であればトナーそ
のものが現像剤とされ、二成分系の場合は、トナーにキ
ャリアが混合されたものが現像剤とされる。なお、この
場合、コピー開始時の現像剤を構成するトナーには、多
数枚コピー時に補給される補給トナーを使用することが
帯電性を安定化させるために好ましい。以下に、本実施
形態における補給トナーを構成する材料を説明する。本
発明の補給トナーの主成分は、以下に述べる結着樹脂、
着色剤および磁性粉を含有するトナー粒子にシリカ微粒
子が付着しているものである。
成分系現像剤であり、一成分系の場合であればトナーそ
のものが現像剤とされ、二成分系の場合は、トナーにキ
ャリアが混合されたものが現像剤とされる。なお、この
場合、コピー開始時の現像剤を構成するトナーには、多
数枚コピー時に補給される補給トナーを使用することが
帯電性を安定化させるために好ましい。以下に、本実施
形態における補給トナーを構成する材料を説明する。本
発明の補給トナーの主成分は、以下に述べる結着樹脂、
着色剤および磁性粉を含有するトナー粒子にシリカ微粒
子が付着しているものである。
【0008】<結着樹脂>結着樹脂は、スチレン、α−
メチルスチレン、クロルスチレン等のスチレン類、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル等のアクリ
ル酸エステル類、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、
メタクリル酸ステアリル等のメタクリル酸エステル類、
メタクリル酸グリシジル、アクリロニトリル、マレイン
酸、マレイン酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、安
息香酸ビニル、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケ
トン、ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテ
ル等のビニル系単量体を単独重合したもの、または共重
合したスチレン系樹脂、アクリル系樹脂等のビニル系樹
脂や、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂等が用いられる。
メチルスチレン、クロルスチレン等のスチレン類、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル等のアクリ
ル酸エステル類、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、
メタクリル酸ステアリル等のメタクリル酸エステル類、
メタクリル酸グリシジル、アクリロニトリル、マレイン
酸、マレイン酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、安
息香酸ビニル、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケ
トン、ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテ
ル等のビニル系単量体を単独重合したもの、または共重
合したスチレン系樹脂、アクリル系樹脂等のビニル系樹
脂や、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン
樹脂等が用いられる。
【0009】<着色剤>着色剤は、カーボンブラック、
アニリンブルー、カルコオイルブルー、クロムイエロ
ー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キ
ノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシ
アニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ラン
プブラック、ローズベンガル等が、単独もしくは混合さ
れて用いられる。着色剤は、十分な濃度の可視像が形成
されるに十分な割合の含有量が必要であり、例えば、結
着樹脂100重量部に対して1〜20重量部程度の割合
で含有される。
アニリンブルー、カルコオイルブルー、クロムイエロ
ー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キ
ノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシ
アニンブルー、マラカイトグリーンオキサレート、ラン
プブラック、ローズベンガル等が、単独もしくは混合さ
れて用いられる。着色剤は、十分な濃度の可視像が形成
されるに十分な割合の含有量が必要であり、例えば、結
着樹脂100重量部に対して1〜20重量部程度の割合
で含有される。
【0010】<磁性粉>磁性粉としては、フェライト
粉、マグネタイト粉、鉄粉等の微粒子が挙げられる。フ
ェライト粉としてはMeO−Fe2O3の混合焼結体が本
発明に使用される。この場合のMeとはMn、Zn、N
i、Ba、Co、Cu、Li、Mg、Cr、Ca、V等
であり、そのいずれか1種又は2種以上用いれらる。ま
た、マグネタイト粉としてはMeO−Fe3O4の混合焼
結体が使用される。この場合のMeは上記フェライト粉
の場合と同様である。磁性粉は、補給トナー中に3〜1
0重量%含有されていなければならず、3重量%未満の
場合では補給トナーの摩擦帯電性が悪いために地カブリ
が多い画像となる。また、10重量%より多い場合では
現像スリーブ表面上に補給トナーが吸着しやすくなるた
め感光体に現像しにくく画像濃度が十分得られない。
粉、マグネタイト粉、鉄粉等の微粒子が挙げられる。フ
ェライト粉としてはMeO−Fe2O3の混合焼結体が本
発明に使用される。この場合のMeとはMn、Zn、N
i、Ba、Co、Cu、Li、Mg、Cr、Ca、V等
であり、そのいずれか1種又は2種以上用いれらる。ま
た、マグネタイト粉としてはMeO−Fe3O4の混合焼
結体が使用される。この場合のMeは上記フェライト粉
の場合と同様である。磁性粉は、補給トナー中に3〜1
0重量%含有されていなければならず、3重量%未満の
場合では補給トナーの摩擦帯電性が悪いために地カブリ
が多い画像となる。また、10重量%より多い場合では
現像スリーブ表面上に補給トナーが吸着しやすくなるた
め感光体に現像しにくく画像濃度が十分得られない。
【0011】トナー粒子は、上記結着樹脂、着色剤およ
び磁性粉を主成分とするものであるが、これらの他に、
以下の材料が適宜に含有される。 <低融点ワックス>低融点ワックスは、トナーの溶融開
始温度を低下させることにより低温定着性を良好にする
ため等の目的で添加され、合成ワックス、石油系ワック
ス等が用いられる。合成ワックスとしては、ポリプロピ
レンワックス、フィッシャートロプシュワックス等が挙
げられ、石油系のワックスとしては、パラフィンワック
ス、マイクロワックス、ペトロタム等が挙げられる。ま
た、その他のワックスとしては、カルナウバワックス、
ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワック
ス、油脂系合成ワックス等が用いられる。 <帯電制御剤>帯電制御剤は、極性を付与するために添
加され、正帯電トナー用と負帯電トナー用とに分けられ
る。正帯電トナー用としては、ニグロシン染料、第4級
アンモニウム塩、ビリジニウム塩およびアジン等が用い
られる。また、負帯電トナー用としては、アゾ系含金属
錯体やサリチル酸系金属錯体が用いられる。 <離型剤>離型剤は、定着用熱ロールとトナーとの離型
性を確保するために添加され、低分子量ポリプロピレン
や低分子量ポリエチレン等が用いられる。
び磁性粉を主成分とするものであるが、これらの他に、
以下の材料が適宜に含有される。 <低融点ワックス>低融点ワックスは、トナーの溶融開
始温度を低下させることにより低温定着性を良好にする
ため等の目的で添加され、合成ワックス、石油系ワック
ス等が用いられる。合成ワックスとしては、ポリプロピ
レンワックス、フィッシャートロプシュワックス等が挙
げられ、石油系のワックスとしては、パラフィンワック
ス、マイクロワックス、ペトロタム等が挙げられる。ま
た、その他のワックスとしては、カルナウバワックス、
ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワック
ス、油脂系合成ワックス等が用いられる。 <帯電制御剤>帯電制御剤は、極性を付与するために添
加され、正帯電トナー用と負帯電トナー用とに分けられ
る。正帯電トナー用としては、ニグロシン染料、第4級
アンモニウム塩、ビリジニウム塩およびアジン等が用い
られる。また、負帯電トナー用としては、アゾ系含金属
錯体やサリチル酸系金属錯体が用いられる。 <離型剤>離型剤は、定着用熱ロールとトナーとの離型
性を確保するために添加され、低分子量ポリプロピレン
や低分子量ポリエチレン等が用いられる。
【0012】本発明を構成するトナー粒子は、上記材料
が所定の配合で混合され、その混合物が、溶融混練、粉
砕、分級といった工程を経て製造される。そして、本発
明の補給トナーは該トナー粒子に、シリカ微粒子が0.
4重量%以上、好ましくは0.4〜3重量%付着してい
なければならない。シリカ微粒子の付着量が0.4重量
%未満の場合では補給トナーの流動性及び摩擦帯電性が
悪いために地カブリが多い画像となる。また、3重量%
より多い場合では耐環境性が悪くなるため好ましくな
い。補給トナーにはシリカ微粒子の他に、トナーの流動
性、帯電性、クリーニング性および保存性等の制御のた
め、アルミナ、タルク、クレー、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、酸化チタンまたは各種の樹脂微粒子等の
シリカ微粒子以外の外添剤が付着されていてもよい。シ
リカ微粒子よる表面処理を行うにあたっては、タービン
型攪拌機、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等の
一般的な攪拌機により混合して攪拌する等の方法が挙げ
られる。
が所定の配合で混合され、その混合物が、溶融混練、粉
砕、分級といった工程を経て製造される。そして、本発
明の補給トナーは該トナー粒子に、シリカ微粒子が0.
4重量%以上、好ましくは0.4〜3重量%付着してい
なければならない。シリカ微粒子の付着量が0.4重量
%未満の場合では補給トナーの流動性及び摩擦帯電性が
悪いために地カブリが多い画像となる。また、3重量%
より多い場合では耐環境性が悪くなるため好ましくな
い。補給トナーにはシリカ微粒子の他に、トナーの流動
性、帯電性、クリーニング性および保存性等の制御のた
め、アルミナ、タルク、クレー、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、酸化チタンまたは各種の樹脂微粒子等の
シリカ微粒子以外の外添剤が付着されていてもよい。シ
リカ微粒子よる表面処理を行うにあたっては、タービン
型攪拌機、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等の
一般的な攪拌機により混合して攪拌する等の方法が挙げ
られる。
【0013】本発明においては、回収トナーの嵩比重
(X)(g/cm3)と補給トナーの嵩比重(Y)(g
/cm3)との比X/Yは0.75以上、好ましくは
0.75〜1.1でなければならない。0.75未満の
場合では、回収トナーの摩擦帯電性が悪く、補給トナー
の摩擦帯電量と差が生じて優先的に補給トナーが感光体
に現像しやすいため地カブリが多い画像となる。また、
1.1より大きい場合でも上記と同様に回収トナーと補
給トナーとの摩擦帯電量の差が生じてやすいため地カブ
リが多い画像となりやすい。補給トナー及び回収トナー
の嵩比重は、JIS Z−5101に準じて測定するこ
とにより得られる。補給トナーと回収トナーの嵩比重の
比を前記の関係を満足するようにするためには、補給ト
ナーの表面付着させるシリカ微粒子の表面処理方法を調
整することにより得ることができる。すなわち、ヘンシ
ェルミキサー等の攪拌機を用いてシリカ微粒子をトナー
粒子の表面に付着させるに際し、その混合条件を撹拌羽
根の周速が20m/sec〜40m/secで行い、且
つその撹拌時間を10分〜60分の間で行うことにより
得ることができる。このような条件で撹拌することによ
って、予め補給トナーの粒子表面にシリカ微粒子を埋め
込ませることによって、回収工程等において該補給トナ
ーが熱的あるいは機械的負荷を受けて回収トナーになっ
た場合においても嵩比重が補給トナーの嵩比重とほとん
ど変化しないため、該回収トナーが補給トナーと摩擦帯
電性が変わらずに混合される。したがって、回収トナー
が十分な摩擦帯電性を有するため、トナー寿命が延長
し、地カブリの悪化による画像欠陥が防止されるのであ
る。
(X)(g/cm3)と補給トナーの嵩比重(Y)(g
/cm3)との比X/Yは0.75以上、好ましくは
0.75〜1.1でなければならない。0.75未満の
場合では、回収トナーの摩擦帯電性が悪く、補給トナー
の摩擦帯電量と差が生じて優先的に補給トナーが感光体
に現像しやすいため地カブリが多い画像となる。また、
1.1より大きい場合でも上記と同様に回収トナーと補
給トナーとの摩擦帯電量の差が生じてやすいため地カブ
リが多い画像となりやすい。補給トナー及び回収トナー
の嵩比重は、JIS Z−5101に準じて測定するこ
とにより得られる。補給トナーと回収トナーの嵩比重の
比を前記の関係を満足するようにするためには、補給ト
ナーの表面付着させるシリカ微粒子の表面処理方法を調
整することにより得ることができる。すなわち、ヘンシ
ェルミキサー等の攪拌機を用いてシリカ微粒子をトナー
粒子の表面に付着させるに際し、その混合条件を撹拌羽
根の周速が20m/sec〜40m/secで行い、且
つその撹拌時間を10分〜60分の間で行うことにより
得ることができる。このような条件で撹拌することによ
って、予め補給トナーの粒子表面にシリカ微粒子を埋め
込ませることによって、回収工程等において該補給トナ
ーが熱的あるいは機械的負荷を受けて回収トナーになっ
た場合においても嵩比重が補給トナーの嵩比重とほとん
ど変化しないため、該回収トナーが補給トナーと摩擦帯
電性が変わらずに混合される。したがって、回収トナー
が十分な摩擦帯電性を有するため、トナー寿命が延長
し、地カブリの悪化による画像欠陥が防止されるのであ
る。
【0014】
【実施例】以下、実施例および比較例に基づき本発明を
説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 <電子写真用トナーAの作製> スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂 81.2重量% (三井化学社製 商品名:CPR−100) ポリエチレンワックス 3.5重量% (クラリアント社製 製品名:PE−130) カーボンブラック 7.8重量% (キャボット社製 商品名:REGAL330) 含金属染料 1.5重量% (オリエント化学工業社製 商品名:ボントロンS−34) マグネタイト粉 5.0重量% (チタン工業社製 商品名:BL−100) 上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで混合
し、加圧ニーダーで120℃で熱溶融混練後、ジェット
ミルで粉砕し、その後乾式気流分級機で分級して体積平
均径が10μmのトナー粒子を得た。そして、このトナ
ー粒子と疎水性シリカ(日本アエロジル社製 商品名:
R−972)を該疎水性シリカが1.0重量%になるよ
うに調整し、ヘンシェルミキサーで周速40m/sec
で10分間混合し電子写真用トナーAを得た。
説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 <電子写真用トナーAの作製> スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂 81.2重量% (三井化学社製 商品名:CPR−100) ポリエチレンワックス 3.5重量% (クラリアント社製 製品名:PE−130) カーボンブラック 7.8重量% (キャボット社製 商品名:REGAL330) 含金属染料 1.5重量% (オリエント化学工業社製 商品名:ボントロンS−34) マグネタイト粉 5.0重量% (チタン工業社製 商品名:BL−100) 上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで混合
し、加圧ニーダーで120℃で熱溶融混練後、ジェット
ミルで粉砕し、その後乾式気流分級機で分級して体積平
均径が10μmのトナー粒子を得た。そして、このトナ
ー粒子と疎水性シリカ(日本アエロジル社製 商品名:
R−972)を該疎水性シリカが1.0重量%になるよ
うに調整し、ヘンシェルミキサーで周速40m/sec
で10分間混合し電子写真用トナーAを得た。
【0015】 <電子写真用トナーBの作製> ポリエステル樹脂 82.0重量% (日本合成化学工業社製 商品名:HP−301) ポリエチレンワックス 4.2重量% (クラリアント社製 製品名:PE−130) カーボンブラック 8.3重量% (キャボット社製 商品名:BLACK PEARLS430) 含金属染料 1.0重量% (保土谷化学工業社製 商品名:TRH) マグネタイト粉 4.0重量% (戸田工業社製 商品名:EPT−500) 上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで混合
し、加圧ニーダーで120℃で熱溶融混練後、ジェット
ミルで粉砕し、その後乾式気流分級機で分級して体積平
均径が10μmのトナー粒子を得た。そして、このトナ
ー粒子と疎水性シリカ(日本アエロジル社製 商品名:
R−972)を該疎水性シリカが0.5重量%になるよ
うに調整し、ヘンシェルミキサーで周速40m/sec
で15分間混合し電子写真用トナーBを得た。
し、加圧ニーダーで120℃で熱溶融混練後、ジェット
ミルで粉砕し、その後乾式気流分級機で分級して体積平
均径が10μmのトナー粒子を得た。そして、このトナ
ー粒子と疎水性シリカ(日本アエロジル社製 商品名:
R−972)を該疎水性シリカが0.5重量%になるよ
うに調整し、ヘンシェルミキサーで周速40m/sec
で15分間混合し電子写真用トナーBを得た。
【0016】<電子写真用トナーCの作製>(比較例) 実施例1において、ヘンシェルミキサーでトナー粒子と
疎水性シリカとを混合する際に周速40m/secで5
分間混合した以外は同様にして電子写真用トナーCを得
た。
疎水性シリカとを混合する際に周速40m/secで5
分間混合した以外は同様にして電子写真用トナーCを得
た。
【0017】<電子写真用トナーDの作製>(比較例) 実施例2において、ポリエステル樹脂の含有量を83.
5重量%及びマグネタイト粉の含有量を2.5重量%と
した以外は同様にして電子写真用トナーDを得た。
5重量%及びマグネタイト粉の含有量を2.5重量%と
した以外は同様にして電子写真用トナーDを得た。
【0018】<電子写真用トナーEの作製>(比較例) 実施例2において、ポリエステル樹脂の含有量を74.
0重量%及びマグネタイト粉の含有量を12重量%とし
た以外は同様にして電子写真用トナーEを得た。
0重量%及びマグネタイト粉の含有量を12重量%とし
た以外は同様にして電子写真用トナーEを得た。
【0019】<電子写真用トナーFの作製>(比較例) 実施例2において、ポリエステル樹脂の含有量を82.
3重量%及び疎水性シリカの量を0.2重量%とした以
外は同様にして電子写真用トナーFを得た。
3重量%及び疎水性シリカの量を0.2重量%とした以
外は同様にして電子写真用トナーFを得た。
【0020】次に前記A〜Fの電子写真用トナー4重量
部とシリコーン樹脂コートフェライトキャリア100重
量部とを混合して現像剤を作製し、該現像剤を図1に記
載のトナーリサイクル方式を有する複写機の現像装置に
入れ、現像剤を作製した際に使用した電子写真用トナー
を補給トナーとして黒色比率が30%のA4原稿をA4
転写紙に30000枚まで複写し、実施例1、2及び比
較例1〜4の現像方法による結果を得た。表1に各トナ
ーの補給トナーの嵩比重(Y)(g/cm3)、100
枚目に複写した時に生じた回収トナーの嵩比重(X)
(g/cm3)、X/Y、初期及び30000枚後のト
ナーの摩擦帯電量(μc/g)、画像濃度、地カブリの
結果を示した。ここで、摩擦帯電量は東芝ケミカル社製
のブローオフ帯電量測定装置を使用し、画像濃度はベタ
画像部をマクベス反射濃度計RD−914で測定し、地
カブリは日本電色工業社製のカラーメーターZE200
0で測定した値である。
部とシリコーン樹脂コートフェライトキャリア100重
量部とを混合して現像剤を作製し、該現像剤を図1に記
載のトナーリサイクル方式を有する複写機の現像装置に
入れ、現像剤を作製した際に使用した電子写真用トナー
を補給トナーとして黒色比率が30%のA4原稿をA4
転写紙に30000枚まで複写し、実施例1、2及び比
較例1〜4の現像方法による結果を得た。表1に各トナ
ーの補給トナーの嵩比重(Y)(g/cm3)、100
枚目に複写した時に生じた回収トナーの嵩比重(X)
(g/cm3)、X/Y、初期及び30000枚後のト
ナーの摩擦帯電量(μc/g)、画像濃度、地カブリの
結果を示した。ここで、摩擦帯電量は東芝ケミカル社製
のブローオフ帯電量測定装置を使用し、画像濃度はベタ
画像部をマクベス反射濃度計RD−914で測定し、地
カブリは日本電色工業社製のカラーメーターZE200
0で測定した値である。
【0021】
【表1】
【0022】表1の結果から明かなように実施例1及び
2の現像方法では、初期と30000枚後の摩擦帯電量
がほとんど変化なく安定しており、その結果画像濃度は
1.37以上であって、地カブリも0.72以下という
実用上問題ない範囲で30000枚後まで複写できるこ
とが確認された。これに対し、比較例1ではX/Yが
0.75より小さいため、30000枚後の摩擦帯電量
が初期に比べて低くなり、画像濃度が低くて地カブリが
多く実用上問題があることが確認された。また、比較例
2〜4では画像濃度が低くいか、地カブリが多い画像で
あり実用上問題があることが確認された。
2の現像方法では、初期と30000枚後の摩擦帯電量
がほとんど変化なく安定しており、その結果画像濃度は
1.37以上であって、地カブリも0.72以下という
実用上問題ない範囲で30000枚後まで複写できるこ
とが確認された。これに対し、比較例1ではX/Yが
0.75より小さいため、30000枚後の摩擦帯電量
が初期に比べて低くなり、画像濃度が低くて地カブリが
多く実用上問題があることが確認された。また、比較例
2〜4では画像濃度が低くいか、地カブリが多い画像で
あり実用上問題があることが確認された。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回収工程等においてトナーが熱的あるいは機械的負荷を
受けてもシリカ微粒子がトナー中に埋没することが抑制
され、よってリサイクルが繰り返されてもシリカ微粒子
の機能が常に維持されてトナー寿命が延び、地カブリの
悪化による画像欠陥が常に防止される。
回収工程等においてトナーが熱的あるいは機械的負荷を
受けてもシリカ微粒子がトナー中に埋没することが抑制
され、よってリサイクルが繰り返されてもシリカ微粒子
の機能が常に維持されてトナー寿命が延び、地カブリの
悪化による画像欠陥が常に防止される。
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成手段の概
念図である。
念図である。
1 感光体ドラム(感光体) 4a 現像剤収容器 4b 現像スリーブ(現像体) 6 現像剤 6a トナー画像 6b 回収トナー 7 記録シート 9 トナー回収手段 11 補給トナー
Claims (2)
- 【請求項1】 感光体の表面に形成された静電潜像を、
トナー粒子及びその表面に付着した外添剤よりなる補給
トナーにより現像してトナー画像に可視像化し、該トナ
ー画像が記録シートに転写された後に、前記感光体に残
存する補給トナーを回収するとともに、その回収トナー
を可視像化に再使用するトナーリサイクル式現像方法に
おいて、 a)トナー粒子に磁性粉が3〜10重量%含有され、 b)トナー粒子の表面にシリカ微粒子が0.4重量%以
上付着され、 c)回収トナーの嵩比重(X)と補給トナーの嵩比重
(Y)との比X/Yが0.75以上、 であることを特徴とするトナーリサイクル式現像方法。 - 【請求項2】 補給トナーが、トナー粒子の表面にシリ
カ微粒子が0.4〜3重量%付着したものであることを
特徴とする請求項1記載のトナーリサイクル式現像方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35777298A JP2000181127A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | トナーリサイクル式現像方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35777298A JP2000181127A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | トナーリサイクル式現像方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000181127A true JP2000181127A (ja) | 2000-06-30 |
Family
ID=18455847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35777298A Pending JP2000181127A (ja) | 1998-12-16 | 1998-12-16 | トナーリサイクル式現像方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000181127A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2169467A1 (en) | 2008-09-26 | 2010-03-31 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Toner for developing electrostatic image, developer for developing electrostatic image, toner cartridge, process cartridge, and image forming apparatus |
-
1998
- 1998-12-16 JP JP35777298A patent/JP2000181127A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2169467A1 (en) | 2008-09-26 | 2010-03-31 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Toner for developing electrostatic image, developer for developing electrostatic image, toner cartridge, process cartridge, and image forming apparatus |
US7955773B2 (en) | 2008-09-26 | 2011-06-07 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Toner for developing electrostatic image, developer for developing electrostatic image, toner cartridge, process cartridge, and image forming apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030325 |