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JP2000179584A - クラッチ装置 - Google Patents

クラッチ装置

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Publication number
JP2000179584A
JP2000179584A JP10324060A JP32406098A JP2000179584A JP 2000179584 A JP2000179584 A JP 2000179584A JP 10324060 A JP10324060 A JP 10324060A JP 32406098 A JP32406098 A JP 32406098A JP 2000179584 A JP2000179584 A JP 2000179584A
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JP
Japan
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clutch
power transmission
clutch housing
transmission shaft
housing
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Application number
JP10324060A
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Inventor
Isao Hirota
功 広田
Yoshihisa Miyata
良久 宮田
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP32406098A priority Critical patent/JP4072264B2/ja
Publication of JP2000179584A publication Critical patent/JP2000179584A/ja
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロットクラッチを収容する非磁性体のケ
ーシングに動力伝達軸を固定する。 【解決手段】 パイロットクラッチ49が連結されると
作動するカム13によってメインクラッチ11を連結さ
せる動力伝達装置1であって、非磁性体のクラッチハウ
ジング3にクラッチハウジング3側の鋼製の動力伝達軸
5をボルト27で固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイロットクラ
ッチが連結されると作動するカムによってメインクラッ
チを連結させるクラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】「ガイア新型車解説書」(トヨタ自動車
株式会社 サービス部 1998年5月29日 発行
0−22頁)に図3のような電子制御カップリング20
1が記載されている。これは4輪駆動車において、切り
離し側にしたリヤデフ(後輪側のデファレンシャル装
置)とエンジン(トランスファ)側との間に配置された
動力断続装置である。
【0003】この電子制御カップリング201は、車体
側に固定されたケーシング203、スタッドボルト20
5によってエンジン側の動力伝達軸に連結されたフロン
トハウジング207、リヤデフ側のドライブピニオンシ
ャフト209にスプライン連結されたクラッチハブ21
1、メインクラッチ213、ボールカム215、パイロ
ットクラッチ機構217などから構成されている。
【0004】メインクラッチ213は、フロントハウジ
ング207とクラッチハブ211との間に配置された多
板クラッチであり、ボールカム215は、クラッチハブ
211に移動自在に連結された押圧部材219とカムリ
ング221との間に設けられている。
【0005】パイロットクラッチ機構217は、多板ク
ラッチ223、リヤハウジング225、電磁マグネット
227、アーマチャ229などから構成されている。
【0006】多板クラッチ223は、フロントハウジン
グ207とカムリング221との間に配置されている。
又、リヤハウジング225は、フロントハウジング20
7の開口を塞ぐように取り付けられており、フロントハ
ウジング207と一体に回転する。
【0007】電磁マグネット227は、ケーシング20
3に固定されており、適度な隙間を介してリヤハウジン
グ225の凹部に貫入している。アーマチャ229は多
板クラッチ223に隣接して配置されている。
【0008】リヤハウジング225と多板クラッチ22
3とアーマチャ229によって電磁マグネット227の
磁気回路231が構成されており、電磁マグネット22
7が励磁されると、この磁気回路231を介してアーマ
チャ229が吸引され、多板クラッチ223を押圧して
締結させる。
【0009】多板クラッチ223が締結されると、ボー
ルカム215がフロントハウジング207とクラッチハ
ブ211との間でエンジンの駆動力を受けて作動し、押
圧部材219を介してメインクラッチ213を押圧して
締結させ、電子制御カップリング201を連結させる。
【0010】電子制御カップリング201が連結される
と、車両は4輪駆動状態になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この電子制御カップリ
ング201では、磁気回路231の磁気が外部に漏洩し
ないようにし、アーマチャ229に効率良く磁気を導く
ために、フロントハウジング207をアルミニウムやス
テンレススチールのような非磁性体にする必要がある。
【0012】しかし、フロントハウジング207に連結
される動力伝達軸は、充分な強度が必要であるから、通
常の鋼製にする必要がある。
【0013】又、動力伝達軸にコンパニオンフランジを
スプラインやセレーションなどで連結し、他の動力伝達
軸との連結をこのコンパニオンフランジを介して行うレ
イアウトがある。
【0014】しかし、動力伝達軸が鋼製でないと、コン
パニオンフランジと連結するためのスプライン部やセレ
ーション部に充分な強度が得られないことがあり、この
ような場合は、コンパニオンフランジを用いるレイアウ
トが不可能になり、レイアウト上の自由度が低下する。
【0015】又、フロントハウジングのようなケーシン
グは、形状をなるべく簡単にして、軽量化すると共に、
コストを低減したい。
【0016】又、アルミニウム製のケーシングには部分
的に大きな力を掛けたくない。
【0017】そこで、この発明は、パイロットクラッチ
である電磁クラッチが連結されると作動するカムによっ
てメインクラッチを連結させるクラッチ装置であって、
パイロットクラッチを収容するケーシングを非磁性体に
しながら、パイロットクラッチ側の動力伝達軸に充分な
強度を与えることを可能にすると共に、こうすることに
よって、例えば、コンパニオンフランジを用いたレイア
ウトを可能にし、あるいは、ケーシングの形状を簡単に
して、軽量化し、コストを低減することができるクラッ
チ装置の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1のクラッチ装置
は、一側の動力伝達部材であるクラッチハウジングと、
他側の動力伝達部材であるクラッチハブと、クラッチハ
ウジングとクラッチハブとの間に配置されたメインクラ
ッチと、クラッチハウジングとカム部材との間に配置さ
れたパイロットクラッチと、電磁マグネットと、クラッ
チハウジングと一体に回転し磁気回路の一部を形成する
磁性体の回転部材と、電磁マグネットの磁気力によって
移動しパイロットクラッチを連結させるアーマチャと、
クラッチハブに連結された押圧部材と前記カム部材との
間に配置され、パイロットクラッチが連結されると、ク
ラッチハウジングとクラッチハブ間のトルクを受けて作
動し、メインクラッチを押圧して連結させるカムとを備
えたクラッチ装置であって、非磁性体のクラッチハウジ
ングに該クラッチハウジング側の動力伝達軸を固定した
ことを特徴とする。
【0019】電磁マグネットが励磁されると、電磁誘導
作用によってアーマチャが移動し、パイロットクラッチ
を押圧して締結させ、パイロットクラッチが締結されて
パイロットトルクが発生すると、クラッチハウジングと
クラッチハブ間のトルクがカムに掛かり、作動したカム
のスラスト力によってメインクラッチが押圧され締結さ
れる。
【0020】これに加えて、本発明では、クラッチハウ
ジング(ケーシング)を非磁性材料にしたことにより、
電磁マグネットの磁力がクラッチハウジングから他の部
材側に漏洩することが防止され、アーマチャに磁気が効
率良く導かれ、所定のパイロットトルクが得られる。
【0021】磁気の漏洩が防止されるから、励磁電力の
ロスが大きく低減し、省エネルギー効果が得られる。
又、車載装置では、バッテリの負担が軽減し、エンジン
の燃費が向上する。
【0022】又、磁気の漏洩が防止されることにより、
電磁マグネットを小型化することが可能になり、更に、
パイロットクラッチとカム、あるいは、メインクラッチ
も小型化が可能になるから、クラッチ装置をそれだけ、
軽量で、コンパクトにすることができる。
【0023】又、クラッチハウジングをアルミニウム製
にしても、これに動力伝達軸を固定する構成であるの
で、例えば、動力伝達軸にコンパニオンフランジを連結
し、他の動力伝達軸との連結をこのコンパニオンフラン
ジを介して行うレイアウトが可能になり、レイアウト上
の自由度が向上する。
【0024】請求項2の発明は、請求項1記載のクラッ
チ装置であって、クラッチハウジングの一側に開口部が
設けられ、動力伝達軸にこの開口部に対応するフランジ
部が設けられ、このフランジ部をクラッチハウジングの
開口部に固定することを特徴とし、請求項1の構成と同
等の効果を得る。
【0025】これに加えて、クラッチハウジングに動力
伝達軸の大径のフランジ部で固定可能で、固定部のトル
ク負荷が軽減される。従って、クラッチハウジングを、
例えば、アルミニウムで製造しても、強度的に充分な耐
久性が得られる。
【0026】又、クラッチハウジングに開口部を設ける
ことによってクラッチハウジングを、例えば、円筒に近
い形状にすることができ、形状が簡単、軽量になると共
に、加工が簡単になり、使用材料が少なくなって、コス
トが低減される。
【0027】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のクラッチ装置であって、クラッチハウジングと動
力伝達軸とをボルトによって固定したことを特徴とし、
請求項1又は請求項2の構成と同等の効果を得る。
【0028】これに加えて、ボルトを用いる構成によ
り、低コストで実施できると共に、固定部に充分な強度
が得られる。
【0029】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
記載のクラッチ装置であって、クラッチハウジングと動
力伝達軸にそれぞれ噛み合い部を設け、これらの噛み合
い部によってクラッチハウジングと動力伝達軸とを固定
したことを特徴とし、請求項1又は請求項2の構成と同
等の効果を得る。
【0030】これに加えて、噛み合い部によって固定
(連結)するので、ボルトで固定する構成に較べると、
メインクラッチやパイロットクラッチの配置スペースが
ボルト長によって制約されることが避けられるから、ク
ラッチ装置はそれだけ大きい動力伝達機能(クラッチ容
量)が得られる。
【0031】例えば、メインクラッチとパイロットクラ
ッチが多板クラッチであれば、それぞれクラッチ板枚数
の減少が防止され、大きなクラッチ容量(動力伝達機
能)が得られる。
【0032】又、噛み合い部によってクラッチハウジン
グと動力伝達軸とを固定するこの構成では、これらの着
脱が容易である。
【0033】請求項5の発明は、クラッチハウジングと
該クラッチハウジング側の動力伝達軸とを溶接により固
定したことを特徴とし、請求項1又は請求項2の構成と
同等の効果を得る。
【0034】これに加えて、溶接による固定であるの
で、固定部がコンパクト化され、クラッチ装置は配置ス
ペース上の制約から解放され、それだけ大きい動力伝達
機能(クラッチ容量)が得られる。
【0035】又、溶接によってシール効果が得られるか
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
【0036】請求項6のクラッチ装置は、クラッチハウ
ジングと動力伝達軸とを鋳造により一体化し、例えば、
鋼製の動力伝達軸をアルミニウムのクラッチハウジング
部に鋳込むことにより一体化し、請求項1の構成と同等
の効果を得る。
【0037】これに加えて、クラッチハウジングと動力
伝達軸との固定用部材を用いないから、クラッチ装置は
それだけ大きい動力伝達機能(クラッチ容量)が得られ
る。
【0038】又、鋳造によってシール効果が得られるか
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1によって本発明の第1実施形
態を説明する。
【0040】この実施形態の動力伝達装置1(クラッチ
装置)は、4輪駆動車において、切り離し側にしたリヤ
デフとエンジン(トランスファ)側との間に配置されて
おり、請求項1、2、3の特徴を備えている。又、図1
の左方はこの車両の前方(エンジン側)に相当する。
【0041】なお、符号を与えていない部材等は図示さ
れていない。
【0042】動力伝達装置1は、クラッチハウジング
3、動力伝達軸5、コンパニオンフランジ7、クラッチ
ハブ9、メインクラッチ11、ボールカム13(カ
ム)、押圧部材15、カムリング17(カム部材)、パ
イロットクラッチ機構19などから構成されている。
【0043】動力伝達装置1は、車体側に固定されたケ
ーシングに収容されている。そして、クラッチハウジン
グ3は、前後に開口部21、23を有する円筒状に形成
されており、アルミニウム材料(非磁性体)で作られて
いる。動力伝達軸5は鋼製で、フランジ部25が形成さ
れている。フランジ部25はクラッチハウジング3の前
側の開口部21にボルト27で固定されている。
【0044】コンパニオンフランジ7は、動力伝達軸5
にセレーション連結されており、ナット29で固定され
ている。このコンパニオンフランジ7は、プロペラシャ
フト側のフランジに連結されており、こうして、コンパ
ニオンフランジ7はエンジン(トランスファ)側に連結
されている。
【0045】クラッチハウジング3の後側の開口部23
には、後述のように、パイロットクラッチ機構19を構
成する磁性体のリング状ロータ31(回転部材)が取り
付けられ、止め輪33で位置決めされている。更に、ロ
ータ31は、凸部35をクラッチハウジング3の溝37
に係合することによって、クラッチハウジング3と一体
に回転する。
【0046】動力伝達軸5とクラッチハウジング3とロ
ータ31は、上記のように、一体にされており、これら
は動力伝達軸5上のベアリング39とロータ31上のベ
アリング41によって上記の車体側ケーシングに支承さ
れている。
【0047】クラッチハブ9は、クラッチハウジング3
の内部に配置されており、前端部をボールベアリング4
3によって動力伝達軸5のフランジ部25に支承され、
後端部をニードルベアリング45によってロータ31に
支承されている。
【0048】又、このクラッチハブ9は、リヤデフ側の
ドライブピニオンシャフトにセレーション連結されてい
る。
【0049】メインクラッチ11は多板クラッチであ
り、クラッチハウジング3とクラッチハブ9との間に配
置されている。ボールカム13は、押圧部材15とカム
リング17との間に配置されている。
【0050】押圧部材15は、クラッチハブ9に軸方向
移動可能にスプライン連結されており、ボールカム13
のスラスト力によってメインクラッチ11を押圧し、締
結させる。
【0051】カムリング17は、クラッチハブ9の外周
に配置されており、カムリング17とロータ31との間
には、ボールカム13のカム反力を受けるスラストベア
リング47が配置されている。
【0052】このスラストベアリング47は、カムリン
グ17とロータ31との間に設けられた凹部48に配置
されており、それだけ、配置スペースが小さくなってい
るから、スラストベアリング47を配置しても、周辺部
材に軸方向のスペース上の制約が掛かることはない。
【0053】パイロットクラッチ機構19は、上記のロ
ータ31、多板クラッチ49、電磁ソレノイド51(電
磁マグネット)、アーマチャ53などから構成されてい
る。
【0054】多板クラッチ49は、クラッチハウジング
3とカムリング17との間に配置されている。
【0055】上記のように、スラストベアリング47が
周辺部材にスペース上の制約を与えないから、多板クラ
ッチ49は必要なクラッチ板枚数を用いて、充分な容量
が与えられている。
【0056】電磁ソレノイド51は、車体側ケーシング
に固定されていると共に、そのヨーク55は適度な隙間
を介してロータ31の凹部57に貫入している。又、ロ
ータ31はシールベアリング59によってこのヨーク5
5に支承されている。
【0057】又、電磁ソレノイド51はバッテリに接続
されており、その励磁と励磁停止の操作はコントローラ
によって行われる。
【0058】アーマチャ53は多板クラッチ49の前側
に隣接して配置されている。
【0059】ロータ31と多板クラッチ49とアーマチ
ャ53によって、電磁ソレノイド51の磁気回路61が
構成されている。
【0060】ロータ31には非磁性体であるステンレス
スチールのリング63が配置され、磁気回路61の磁力
のバイパスを防止している。又、多板クラッチ49には
リング63と対応する位置に切り欠き65が設けられ、
磁気回路61の磁力のバイパスを防止している。
【0061】電磁ソレノイド51が励磁されると、この
磁気回路61を介してアーマチャ53が吸引され、多板
クラッチ49を押圧して締結させ、パイロットトルクを
発生させる。
【0062】多板クラッチ49にパイロットトルクが発
生すると、クラッチハウジング3から多板クラッチ49
とカムリング17とを介してボールカム13にエンジン
の駆動力が掛かり、そのスラスト力により押圧部材15
を介してメインクラッチ11が押圧されて締結し、動力
伝達装置1が連結される。
【0063】動力伝達装置1が連結されると、リヤデフ
がエンジン側に連結され、車両は4輪駆動状態になる。
【0064】このとき、コントローラによって電磁ソレ
ノイド51の磁力の強さを制御すれば、滑りによって多
板クラッチ49のパイロットトルクが変化し、ボールカ
ム13のスラスト力が変わるから、メインクラッチ11
と動力伝達装置1の連結力を調整することができる。
【0065】このように、動力伝達装置1の連結力を調
整することによって、車両の前輪と後輪との間でトルク
配分比を任意に調整することができる。
【0066】又、電磁ソレノイド51の励磁を停止する
と、多板クラッチ49のパイロットトルクが消失し、メ
インクラッチ11が開放され、動力伝達装置1の連結が
解除される。
【0067】動力伝達装置1の連結が解除されると、リ
ヤデフが切り離されて、車両は前輪駆動の2輪駆動状態
になる。
【0068】又、クラッチハウジング3がアルミニウム
材で作られており、電磁ソレノイド51が励磁されたと
き、磁力がクラッチハウジング3を介して他の部材側に
漏洩することが防止されるから、アーマチャ53に磁気
が効率良く導かれ、多板クラッチ49による所定のパイ
ロットトルクが得られる。
【0069】又、上記のように、一体の容器を形成して
いる動力伝達軸5とクラッチハウジング3とロータ31
の内部には、動力伝達軸5のフランジ部25に設けられ
たオイル孔67からオイルが注入される。オイル注入後
このオイル孔67はボール69によってシールされる。
【0070】又、動力伝達軸5のフランジ部25とクラ
ッチハウジング3との間にはOリング71が配置され、
クラッチハウジング3とロータ31との間にはOリング
73が配置され、ロータ31とクラッチハブ9との間に
はXリング75が配置されており、それぞれ外部へのオ
イル洩れを防止している。
【0071】こうして封入されたオイルは、クラッチハ
ブ9に設けられたオイル溜り77に保持される。又、ク
ラッチハブ9にはこのオイル溜り77と連通する径方向
のオイル流路79が設けられている。
【0072】クラッチハブ9が回転すると、オイルはオ
イル溜り77から各オイル流路79を通り、メインクラ
ッチ11やボールベアリング43に与えられてこれらを
潤滑し、更に、ボールカム13、スラストベアリング4
7、多板クラッチ49、Xリング75などを潤滑する。
【0073】こうして、動力伝達装置1が構成されてい
る。
【0074】上記のように、動力伝達装置1は、クラッ
チハウジング3を非磁性体のアルミニウム製にすると共
に、クラッチハウジング3側の鋼製の動力伝達軸5をボ
ルト27で固定した。
【0075】このように、クラッチハウジング3を非磁
性体にしたことにより、電磁ソレノイド51の磁力がク
ラッチハウジング3から他の部材側に漏洩することが防
止され、励磁電力のロスが大きく低減し、バッテリの負
担が軽減し、エンジンの燃費が向上する。
【0076】又、磁気の漏洩が防止されるから、電磁ソ
レノイド51、多板クラッチ49、ボールカム13など
を小型化することが可能になり、更には、メインクラッ
チ11も小型化が可能になるから、それだけ動力伝達装
置1を、軽量で、コンパクトにすることができる。
【0077】又、動力伝達軸5にコンパニオンフランジ
7を連結し、プロペラシャフト側との連結をこのコンパ
ニオンフランジ7を介して行うレイアウトが可能にな
り、レイアウト上の自由度が向上する。
【0078】又、クラッチハウジング3の後方には、パ
イロットクラッチ機構19のロータ31を取り付ける開
口部23があり、更に、動力伝達軸5にフランジ部25
を設けたことによって、クラッチハウジング3の前方に
も開口部21を設けることが可能になり、これらの開口
部21、23によってクラッチハウジング3は円筒に近
い形状になった。
【0079】このようにクラッチハウジング3は、円筒
状にしたことによって、形状が簡単になり、軽量になる
と共に、加工が簡単になり、使用材料が少なくなって、
コストが低減される。
【0080】又、クラッチハウジング3と動力伝達軸5
とを、クラッチハウジング3の開口部21と動力伝達軸
5のフランジ部25とで固定するから、クラッチハウジ
ング3に設けられたボルト27用のねじ孔81と中心軸
との距離が大きくなる。
【0081】こうして、クラッチハウジング3の各ねじ
孔81に掛かるトルク負荷がそれだけ小さくなる。従っ
て、アルミニウム製のクラッチハウジング3でも、強度
的に充分な耐久性が得られる。
【0082】又、ボルト27を用いてクラッチハウジン
グ3と動力伝達軸5を固定する構成は、低コストで実施
できると共に、固定部に充分な強度が得られる。
【0083】次に、図2によって第2実施形態の説明を
する。
【0084】この実施形態の動力伝達装置83(クラッ
チ装置)は、第1実施形態の動力伝達装置1と同様に、
4輪駆動車において、切り離し側のリヤデフとエンジン
(トランスファ)側との間に配置されており、請求項
1、2、5の特徴を備えている。又、図2の左方はこの
車両の前方(エンジン側)に相当する。
【0085】なお、符号を与えていない部材等は図示さ
れていない。
【0086】動力伝達装置83は、クラッチハウジング
3、動力伝達軸5、コンパニオンフランジ、クラッチハ
ブ9、メインクラッチ11、ボールカム13、押圧部材
85、カムリング17、パイロットクラッチ機構19な
どから構成されており、車体側に固定されたケーシング
に収容されている。
【0087】クラッチハウジング3は非磁性体のアルミ
ニウム材またはステンレス材で作られており、動力伝達
軸5は鋼製である。動力伝達軸5のフランジ部25はク
ラッチハウジング3の前側の開口部21に溶接されてい
る。
【0088】コンパニオンフランジ(図示省略)は、動
力伝達軸5にセレーション連結され、ナットで固定され
ている。コンパニオンフランジはプロペラシャフト側の
フランジに連結されており、こうして、動力伝達軸5は
エンジン(トランスファ)側に連結されている。
【0089】又、パイロットクラッチ機構19の電磁ソ
レノイド51はリード線87を介してバッテリに接続さ
れている。
【0090】又、押圧部材85は、メインクラッチ11
を押圧するプレッシャリング89にリング91を固定し
て一体化されている。このリング91の内周にはスプラ
イン部93が設けられ、スプライン部93はクラッチハ
ブ9の外周にスプライン連結されている。
【0091】押圧部材85はスプライン部93を有する
リング91とプレッシャリング89とを別体に加工した
後、これらを固定する。
【0092】従って、リング91は単体でスプライン部
91を機械加工することができ、又、熱処理することが
できるから、機械加工が容易であると共に、プレッシャ
リング89に影響を与えずに行える熱処理も容易であ
り、それだけ加工コストを低減することができる。
【0093】又、クラッチハブ9のオイル溜り77に
は、オイルの保持量を増加する凹部95が設けられてい
る。
【0094】このように、封入オイルの保持量を増やし
たことによって、オイルの温度上昇と、温度上昇による
オイルの劣化とが軽減されるから、潤滑効果と冷却効果
とがそれだけ向上すると共に、これらの効果が長時間持
続する。
【0095】こうして、動力伝達装置83が構成されて
いる。
【0096】この動力伝達装置83は、以下を除いて、
第1実施形態の動力伝達装置1と同等の効果を得る。
【0097】これに加えて、クラッチハウジング3と動
力伝達軸5とを溶接して固定する動力伝達装置83で
は、これらの固定にボルトを用いる構成と異なり、メイ
ンクラッチ11とパイロットクラッチ機構19の多板ク
ラッチ49の配置スペースがボルト長によって制約され
ることがないから、それぞれ必要な枚数のクラッチ板を
用いることができる。
【0098】従って、メインクラッチ11とパイロット
クラッチ機構19(多板クラッチ49)は容量を更に大
きくすることができ、動力伝達装置83は更に大きい動
力伝達機能が得られる。
【0099】又、クラッチハウジング3と動力伝達軸5
とを溶接することによってシール効果が得られるから、
これらの間にOリング(シール)を配置する必要がなく
なり、ボルトを用いないことと合わせて、それだけ部品
点数とコストが低減される。又、溶接によってクラッチ
ハウジング3と動力伝達軸5とを固定するこの構成で
は、固定部の強度が極めて大きい。
【0100】なお、本発明において、クラッチハウジン
グと動力伝達軸との固定方法は、各実施形態に限定され
ない。
【0101】例えば、請求項4に記載されているよう
に、クラッチハウジングと動力伝達軸に噛み合い部を設
け、これらの噛み合い部によってクラッチハウジングと
動力伝達軸とを固定してもよい。
【0102】固定用ボルトを用いないこの構成では、ボ
ルトに対するメインクラッチとパイロットクラッチとの
干渉が避けられるから、クラッチ装置はそれだけ大きな
動力伝達機能(クラッチ容量)が得られる。
【0103】又、クラッチハウジングと動力伝達軸の着
脱が容易である。
【0104】又、請求項6に記載されているように、ク
ラッチハウジングと動力伝達軸とを鋳込みによって一体
にしてもよい。
【0105】この構成でも、ボルトを用いる構成に較べ
て、クラッチ装置は更に大きな動力伝達機能(クラッチ
容量)が得られる。
【0106】又、鋳造によってシール効果が得られるか
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
【0107】又、本発明において、メインクラッチとパ
イロットクラッチは多板クラッチに限らず、例えば、コ
ーンクラッチのような摩擦クラッチでもよく、又、他の
形式のクラッチでもよい。
【0108】又、カムは、ローラのようなボール以外の
転動体を用いたカムでもよく、あるいは、転動体を用い
ないカムでもよい。
【0109】
【発明の効果】請求項1のクラッチ装置は、クラッチハ
ウジングを非磁性材料にしたことによって、磁気の漏洩
が防止され、、励磁電力のロスが大きく低減するから、
省エネルギー効果が得られ、車載装置では、バッテリの
負担が軽減し、エンジンの燃費が向上する。
【0110】又、磁気の漏洩が防止されることによっ
て、電磁マグネット、パイロットクラッチ、カム、更
に、メインクラッチの小型化が可能になり、それだけ、
軽量で、コンパクトにすることができる。
【0111】又、動力伝達軸に充分な強度を持った軸用
のスチール材料を用いることができるから、動力伝達軸
に連結したコンパニオンフランジを介して他の動力伝達
軸との連結を行うレイアウトが可能になり、レイアウト
上の自由度が向上する。
【0112】請求項2の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、動力伝達軸の大径のフランジ部で
固定可能で、固定部のトルク負荷が軽減される。従っ
て、クラッチハウジングを、例えば、アルミニウムで製
造しても、強度的に充分な耐久性が得られる。
【0113】又、クラッチハウジングに開口部を設ける
ことによってクラッチハウジングを、例えば、円筒に近
い形状にすることができ、形状が簡単、軽量になると共
に、加工が簡単になり、使用材料が少なくなって、コス
トが低減される。
【0114】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の構成と同等の効果を得ると共に、クラッチハウジング
と動力伝達軸とをボルトによって固定するこの構成は、
低コストで実施できると共に、固定部に充分な強度が得
られる。
【0115】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
の構成と同等の効果を得ると共に、クラッチハウジング
と動力伝達軸とを噛み合い部によって固定するこのクラ
ッチ装置は、固定用ボルトを用いる構成より更に大きな
動力伝達機能(クラッチ容量)が得られる。
【0116】又、噛み合い部によってクラッチハウジン
グと動力伝達軸とを固定するこの構成は、これらの着脱
が容易である。
【0117】請求項5の発明は、請求項1又は請求項2
の構成と同等の効果を得ると共に、溶接による固定であ
るので、固定部がコンパクト化され、クラッチ装置は配
置スペース上の制約から解放され、それだけ大きい動力
伝達機能(クラッチ容量)が得られる。
【0118】又、溶接によってシール効果が得られるか
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
【0119】請求項6のクラッチ装置は、請求項1の構
成と同等の効果を得ると共に、クラッチハウジングと動
力伝達軸との固定用部材を用いないから、クラッチ装置
はそれだけ大きい動力伝達機能(クラッチ容量)が得ら
れる。
【0120】又、鋳造によってシール効果が得られるか
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】第2実施形態を示す断面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1、83 動力伝達装置(クラッチ装置) 3 非磁性体のクラッチハウジング 5 動力伝達軸 7 コンパニオンフランジ 9 クラッチハブ 11 メインクラッチ 13 ボールカム(カム) 15 押圧部材 17 カムリング(カム部材) 19 パイロットクラッチ機構 21 クラッチハウジングに設けられた開口部 25 動力伝達軸5に設けられ開口部21に対応したフ
ランジ部 27 クラッチハウジング3と動力伝達軸5とを固定す
るボルト 31 磁性体のロータ(回転部材) 49 多板クラッチ(パイロットクラッチ) 51 電磁ソレノイド(電磁マグネット) 53 アーマチャ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側の動力伝達部材であるクラッチハウ
    ジングと、他側の動力伝達部材であるクラッチハブと、
    クラッチハウジングとクラッチハブとの間に配置された
    メインクラッチと、クラッチハウジングとカム部材との
    間に配置されたパイロットクラッチと、電磁マグネット
    と、クラッチハウジングと一体に回転し磁気回路の一部
    を形成する磁性体の回転部材と、電磁マグネットの磁気
    力によって移動しパイロットクラッチを連結させるアー
    マチャと、クラッチハブに連結された押圧部材と前記カ
    ム部材との間に配置され、パイロットクラッチが連結さ
    れると、クラッチハウジングとクラッチハブ間のトルク
    を受けて作動し、メインクラッチを押圧して連結させる
    カムとを備えたクラッチ装置であって、 非磁性体のクラッチハウジングに該クラッチハウジング
    側の動力伝達軸を固定したことを特徴とするクラッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、 クラッチハウジングの一側に開口部が設けられ、動力伝
    達軸にこの開口部に対応するフランジ部が設けられ、こ
    のフランジ部をクラッチハウジングの開口部に固定する
    ことを特徴とするクラッチ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、 クラッチハウジングと動力伝達軸とをボルトによって固
    定したことを特徴とするクラッチ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、 クラッチハウジングと動力伝達軸にそれぞれ噛み合い部
    を設け、これらの噛み合い部によってクラッチハウジン
    グと動力伝達軸とを固定したことを特徴とするクラッチ
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
    て、 クラッチハウジングと該クラッチハウジング側の動力伝
    達軸とを溶接により固定したことを特徴とするクラッチ
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の発明であって、 クラッチハウジングと該クラッチハウジング側の動力伝
    達軸とを鋳造により一体化したこと特徴とするクラッチ
    装置。
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