JP2000179584A - クラッチ装置 - Google Patents
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Abstract
ーシングに動力伝達軸を固定する。 【解決手段】 パイロットクラッチ49が連結されると
作動するカム13によってメインクラッチ11を連結さ
せる動力伝達装置1であって、非磁性体のクラッチハウ
ジング3にクラッチハウジング3側の鋼製の動力伝達軸
5をボルト27で固定した。
Description
ッチが連結されると作動するカムによってメインクラッ
チを連結させるクラッチ装置に関する。
株式会社 サービス部 1998年5月29日 発行
0−22頁)に図3のような電子制御カップリング20
1が記載されている。これは4輪駆動車において、切り
離し側にしたリヤデフ(後輪側のデファレンシャル装
置)とエンジン(トランスファ)側との間に配置された
動力断続装置である。
側に固定されたケーシング203、スタッドボルト20
5によってエンジン側の動力伝達軸に連結されたフロン
トハウジング207、リヤデフ側のドライブピニオンシ
ャフト209にスプライン連結されたクラッチハブ21
1、メインクラッチ213、ボールカム215、パイロ
ットクラッチ機構217などから構成されている。
ング207とクラッチハブ211との間に配置された多
板クラッチであり、ボールカム215は、クラッチハブ
211に移動自在に連結された押圧部材219とカムリ
ング221との間に設けられている。
ラッチ223、リヤハウジング225、電磁マグネット
227、アーマチャ229などから構成されている。
グ207とカムリング221との間に配置されている。
又、リヤハウジング225は、フロントハウジング20
7の開口を塞ぐように取り付けられており、フロントハ
ウジング207と一体に回転する。
3に固定されており、適度な隙間を介してリヤハウジン
グ225の凹部に貫入している。アーマチャ229は多
板クラッチ223に隣接して配置されている。
3とアーマチャ229によって電磁マグネット227の
磁気回路231が構成されており、電磁マグネット22
7が励磁されると、この磁気回路231を介してアーマ
チャ229が吸引され、多板クラッチ223を押圧して
締結させる。
ルカム215がフロントハウジング207とクラッチハ
ブ211との間でエンジンの駆動力を受けて作動し、押
圧部材219を介してメインクラッチ213を押圧して
締結させ、電子制御カップリング201を連結させる。
と、車両は4輪駆動状態になる。
ング201では、磁気回路231の磁気が外部に漏洩し
ないようにし、アーマチャ229に効率良く磁気を導く
ために、フロントハウジング207をアルミニウムやス
テンレススチールのような非磁性体にする必要がある。
される動力伝達軸は、充分な強度が必要であるから、通
常の鋼製にする必要がある。
スプラインやセレーションなどで連結し、他の動力伝達
軸との連結をこのコンパニオンフランジを介して行うレ
イアウトがある。
パニオンフランジと連結するためのスプライン部やセレ
ーション部に充分な強度が得られないことがあり、この
ような場合は、コンパニオンフランジを用いるレイアウ
トが不可能になり、レイアウト上の自由度が低下する。
グは、形状をなるべく簡単にして、軽量化すると共に、
コストを低減したい。
的に大きな力を掛けたくない。
である電磁クラッチが連結されると作動するカムによっ
てメインクラッチを連結させるクラッチ装置であって、
パイロットクラッチを収容するケーシングを非磁性体に
しながら、パイロットクラッチ側の動力伝達軸に充分な
強度を与えることを可能にすると共に、こうすることに
よって、例えば、コンパニオンフランジを用いたレイア
ウトを可能にし、あるいは、ケーシングの形状を簡単に
して、軽量化し、コストを低減することができるクラッ
チ装置の提供を目的とする。
は、一側の動力伝達部材であるクラッチハウジングと、
他側の動力伝達部材であるクラッチハブと、クラッチハ
ウジングとクラッチハブとの間に配置されたメインクラ
ッチと、クラッチハウジングとカム部材との間に配置さ
れたパイロットクラッチと、電磁マグネットと、クラッ
チハウジングと一体に回転し磁気回路の一部を形成する
磁性体の回転部材と、電磁マグネットの磁気力によって
移動しパイロットクラッチを連結させるアーマチャと、
クラッチハブに連結された押圧部材と前記カム部材との
間に配置され、パイロットクラッチが連結されると、ク
ラッチハウジングとクラッチハブ間のトルクを受けて作
動し、メインクラッチを押圧して連結させるカムとを備
えたクラッチ装置であって、非磁性体のクラッチハウジ
ングに該クラッチハウジング側の動力伝達軸を固定した
ことを特徴とする。
作用によってアーマチャが移動し、パイロットクラッチ
を押圧して締結させ、パイロットクラッチが締結されて
パイロットトルクが発生すると、クラッチハウジングと
クラッチハブ間のトルクがカムに掛かり、作動したカム
のスラスト力によってメインクラッチが押圧され締結さ
れる。
ジング(ケーシング)を非磁性材料にしたことにより、
電磁マグネットの磁力がクラッチハウジングから他の部
材側に漏洩することが防止され、アーマチャに磁気が効
率良く導かれ、所定のパイロットトルクが得られる。
ロスが大きく低減し、省エネルギー効果が得られる。
又、車載装置では、バッテリの負担が軽減し、エンジン
の燃費が向上する。
電磁マグネットを小型化することが可能になり、更に、
パイロットクラッチとカム、あるいは、メインクラッチ
も小型化が可能になるから、クラッチ装置をそれだけ、
軽量で、コンパクトにすることができる。
にしても、これに動力伝達軸を固定する構成であるの
で、例えば、動力伝達軸にコンパニオンフランジを連結
し、他の動力伝達軸との連結をこのコンパニオンフラン
ジを介して行うレイアウトが可能になり、レイアウト上
の自由度が向上する。
チ装置であって、クラッチハウジングの一側に開口部が
設けられ、動力伝達軸にこの開口部に対応するフランジ
部が設けられ、このフランジ部をクラッチハウジングの
開口部に固定することを特徴とし、請求項1の構成と同
等の効果を得る。
伝達軸の大径のフランジ部で固定可能で、固定部のトル
ク負荷が軽減される。従って、クラッチハウジングを、
例えば、アルミニウムで製造しても、強度的に充分な耐
久性が得られる。
ことによってクラッチハウジングを、例えば、円筒に近
い形状にすることができ、形状が簡単、軽量になると共
に、加工が簡単になり、使用材料が少なくなって、コス
トが低減される。
記載のクラッチ装置であって、クラッチハウジングと動
力伝達軸とをボルトによって固定したことを特徴とし、
請求項1又は請求項2の構成と同等の効果を得る。
り、低コストで実施できると共に、固定部に充分な強度
が得られる。
記載のクラッチ装置であって、クラッチハウジングと動
力伝達軸にそれぞれ噛み合い部を設け、これらの噛み合
い部によってクラッチハウジングと動力伝達軸とを固定
したことを特徴とし、請求項1又は請求項2の構成と同
等の効果を得る。
(連結)するので、ボルトで固定する構成に較べると、
メインクラッチやパイロットクラッチの配置スペースが
ボルト長によって制約されることが避けられるから、ク
ラッチ装置はそれだけ大きい動力伝達機能(クラッチ容
量)が得られる。
ッチが多板クラッチであれば、それぞれクラッチ板枚数
の減少が防止され、大きなクラッチ容量(動力伝達機
能)が得られる。
グと動力伝達軸とを固定するこの構成では、これらの着
脱が容易である。
該クラッチハウジング側の動力伝達軸とを溶接により固
定したことを特徴とし、請求項1又は請求項2の構成と
同等の効果を得る。
で、固定部がコンパクト化され、クラッチ装置は配置ス
ペース上の制約から解放され、それだけ大きい動力伝達
機能(クラッチ容量)が得られる。
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
ジングと動力伝達軸とを鋳造により一体化し、例えば、
鋼製の動力伝達軸をアルミニウムのクラッチハウジング
部に鋳込むことにより一体化し、請求項1の構成と同等
の効果を得る。
伝達軸との固定用部材を用いないから、クラッチ装置は
それだけ大きい動力伝達機能(クラッチ容量)が得られ
る。
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
態を説明する。
装置)は、4輪駆動車において、切り離し側にしたリヤ
デフとエンジン(トランスファ)側との間に配置されて
おり、請求項1、2、3の特徴を備えている。又、図1
の左方はこの車両の前方(エンジン側)に相当する。
れていない。
3、動力伝達軸5、コンパニオンフランジ7、クラッチ
ハブ9、メインクラッチ11、ボールカム13(カ
ム)、押圧部材15、カムリング17(カム部材)、パ
イロットクラッチ機構19などから構成されている。
ーシングに収容されている。そして、クラッチハウジン
グ3は、前後に開口部21、23を有する円筒状に形成
されており、アルミニウム材料(非磁性体)で作られて
いる。動力伝達軸5は鋼製で、フランジ部25が形成さ
れている。フランジ部25はクラッチハウジング3の前
側の開口部21にボルト27で固定されている。
にセレーション連結されており、ナット29で固定され
ている。このコンパニオンフランジ7は、プロペラシャ
フト側のフランジに連結されており、こうして、コンパ
ニオンフランジ7はエンジン(トランスファ)側に連結
されている。
には、後述のように、パイロットクラッチ機構19を構
成する磁性体のリング状ロータ31(回転部材)が取り
付けられ、止め輪33で位置決めされている。更に、ロ
ータ31は、凸部35をクラッチハウジング3の溝37
に係合することによって、クラッチハウジング3と一体
に回転する。
ータ31は、上記のように、一体にされており、これら
は動力伝達軸5上のベアリング39とロータ31上のベ
アリング41によって上記の車体側ケーシングに支承さ
れている。
の内部に配置されており、前端部をボールベアリング4
3によって動力伝達軸5のフランジ部25に支承され、
後端部をニードルベアリング45によってロータ31に
支承されている。
ドライブピニオンシャフトにセレーション連結されてい
る。
り、クラッチハウジング3とクラッチハブ9との間に配
置されている。ボールカム13は、押圧部材15とカム
リング17との間に配置されている。
移動可能にスプライン連結されており、ボールカム13
のスラスト力によってメインクラッチ11を押圧し、締
結させる。
に配置されており、カムリング17とロータ31との間
には、ボールカム13のカム反力を受けるスラストベア
リング47が配置されている。
グ17とロータ31との間に設けられた凹部48に配置
されており、それだけ、配置スペースが小さくなってい
るから、スラストベアリング47を配置しても、周辺部
材に軸方向のスペース上の制約が掛かることはない。
ータ31、多板クラッチ49、電磁ソレノイド51(電
磁マグネット)、アーマチャ53などから構成されてい
る。
3とカムリング17との間に配置されている。
周辺部材にスペース上の制約を与えないから、多板クラ
ッチ49は必要なクラッチ板枚数を用いて、充分な容量
が与えられている。
に固定されていると共に、そのヨーク55は適度な隙間
を介してロータ31の凹部57に貫入している。又、ロ
ータ31はシールベアリング59によってこのヨーク5
5に支承されている。
されており、その励磁と励磁停止の操作はコントローラ
によって行われる。
に隣接して配置されている。
ャ53によって、電磁ソレノイド51の磁気回路61が
構成されている。
スチールのリング63が配置され、磁気回路61の磁力
のバイパスを防止している。又、多板クラッチ49には
リング63と対応する位置に切り欠き65が設けられ、
磁気回路61の磁力のバイパスを防止している。
磁気回路61を介してアーマチャ53が吸引され、多板
クラッチ49を押圧して締結させ、パイロットトルクを
発生させる。
生すると、クラッチハウジング3から多板クラッチ49
とカムリング17とを介してボールカム13にエンジン
の駆動力が掛かり、そのスラスト力により押圧部材15
を介してメインクラッチ11が押圧されて締結し、動力
伝達装置1が連結される。
がエンジン側に連結され、車両は4輪駆動状態になる。
ノイド51の磁力の強さを制御すれば、滑りによって多
板クラッチ49のパイロットトルクが変化し、ボールカ
ム13のスラスト力が変わるから、メインクラッチ11
と動力伝達装置1の連結力を調整することができる。
整することによって、車両の前輪と後輪との間でトルク
配分比を任意に調整することができる。
と、多板クラッチ49のパイロットトルクが消失し、メ
インクラッチ11が開放され、動力伝達装置1の連結が
解除される。
ヤデフが切り離されて、車両は前輪駆動の2輪駆動状態
になる。
材で作られており、電磁ソレノイド51が励磁されたと
き、磁力がクラッチハウジング3を介して他の部材側に
漏洩することが防止されるから、アーマチャ53に磁気
が効率良く導かれ、多板クラッチ49による所定のパイ
ロットトルクが得られる。
いる動力伝達軸5とクラッチハウジング3とロータ31
の内部には、動力伝達軸5のフランジ部25に設けられ
たオイル孔67からオイルが注入される。オイル注入後
このオイル孔67はボール69によってシールされる。
ッチハウジング3との間にはOリング71が配置され、
クラッチハウジング3とロータ31との間にはOリング
73が配置され、ロータ31とクラッチハブ9との間に
はXリング75が配置されており、それぞれ外部へのオ
イル洩れを防止している。
ブ9に設けられたオイル溜り77に保持される。又、ク
ラッチハブ9にはこのオイル溜り77と連通する径方向
のオイル流路79が設けられている。
イル溜り77から各オイル流路79を通り、メインクラ
ッチ11やボールベアリング43に与えられてこれらを
潤滑し、更に、ボールカム13、スラストベアリング4
7、多板クラッチ49、Xリング75などを潤滑する。
る。
チハウジング3を非磁性体のアルミニウム製にすると共
に、クラッチハウジング3側の鋼製の動力伝達軸5をボ
ルト27で固定した。
性体にしたことにより、電磁ソレノイド51の磁力がク
ラッチハウジング3から他の部材側に漏洩することが防
止され、励磁電力のロスが大きく低減し、バッテリの負
担が軽減し、エンジンの燃費が向上する。
レノイド51、多板クラッチ49、ボールカム13など
を小型化することが可能になり、更には、メインクラッ
チ11も小型化が可能になるから、それだけ動力伝達装
置1を、軽量で、コンパクトにすることができる。
7を連結し、プロペラシャフト側との連結をこのコンパ
ニオンフランジ7を介して行うレイアウトが可能にな
り、レイアウト上の自由度が向上する。
イロットクラッチ機構19のロータ31を取り付ける開
口部23があり、更に、動力伝達軸5にフランジ部25
を設けたことによって、クラッチハウジング3の前方に
も開口部21を設けることが可能になり、これらの開口
部21、23によってクラッチハウジング3は円筒に近
い形状になった。
状にしたことによって、形状が簡単になり、軽量になる
と共に、加工が簡単になり、使用材料が少なくなって、
コストが低減される。
とを、クラッチハウジング3の開口部21と動力伝達軸
5のフランジ部25とで固定するから、クラッチハウジ
ング3に設けられたボルト27用のねじ孔81と中心軸
との距離が大きくなる。
孔81に掛かるトルク負荷がそれだけ小さくなる。従っ
て、アルミニウム製のクラッチハウジング3でも、強度
的に充分な耐久性が得られる。
グ3と動力伝達軸5を固定する構成は、低コストで実施
できると共に、固定部に充分な強度が得られる。
する。
チ装置)は、第1実施形態の動力伝達装置1と同様に、
4輪駆動車において、切り離し側のリヤデフとエンジン
(トランスファ)側との間に配置されており、請求項
1、2、5の特徴を備えている。又、図2の左方はこの
車両の前方(エンジン側)に相当する。
れていない。
3、動力伝達軸5、コンパニオンフランジ、クラッチハ
ブ9、メインクラッチ11、ボールカム13、押圧部材
85、カムリング17、パイロットクラッチ機構19な
どから構成されており、車体側に固定されたケーシング
に収容されている。
ニウム材またはステンレス材で作られており、動力伝達
軸5は鋼製である。動力伝達軸5のフランジ部25はク
ラッチハウジング3の前側の開口部21に溶接されてい
る。
力伝達軸5にセレーション連結され、ナットで固定され
ている。コンパニオンフランジはプロペラシャフト側の
フランジに連結されており、こうして、動力伝達軸5は
エンジン(トランスファ)側に連結されている。
レノイド51はリード線87を介してバッテリに接続さ
れている。
を押圧するプレッシャリング89にリング91を固定し
て一体化されている。このリング91の内周にはスプラ
イン部93が設けられ、スプライン部93はクラッチハ
ブ9の外周にスプライン連結されている。
リング91とプレッシャリング89とを別体に加工した
後、これらを固定する。
91を機械加工することができ、又、熱処理することが
できるから、機械加工が容易であると共に、プレッシャ
リング89に影響を与えずに行える熱処理も容易であ
り、それだけ加工コストを低減することができる。
は、オイルの保持量を増加する凹部95が設けられてい
る。
たことによって、オイルの温度上昇と、温度上昇による
オイルの劣化とが軽減されるから、潤滑効果と冷却効果
とがそれだけ向上すると共に、これらの効果が長時間持
続する。
いる。
第1実施形態の動力伝達装置1と同等の効果を得る。
力伝達軸5とを溶接して固定する動力伝達装置83で
は、これらの固定にボルトを用いる構成と異なり、メイ
ンクラッチ11とパイロットクラッチ機構19の多板ク
ラッチ49の配置スペースがボルト長によって制約され
ることがないから、それぞれ必要な枚数のクラッチ板を
用いることができる。
クラッチ機構19(多板クラッチ49)は容量を更に大
きくすることができ、動力伝達装置83は更に大きい動
力伝達機能が得られる。
とを溶接することによってシール効果が得られるから、
これらの間にOリング(シール)を配置する必要がなく
なり、ボルトを用いないことと合わせて、それだけ部品
点数とコストが低減される。又、溶接によってクラッチ
ハウジング3と動力伝達軸5とを固定するこの構成で
は、固定部の強度が極めて大きい。
グと動力伝達軸との固定方法は、各実施形態に限定され
ない。
に、クラッチハウジングと動力伝達軸に噛み合い部を設
け、これらの噛み合い部によってクラッチハウジングと
動力伝達軸とを固定してもよい。
ルトに対するメインクラッチとパイロットクラッチとの
干渉が避けられるから、クラッチ装置はそれだけ大きな
動力伝達機能(クラッチ容量)が得られる。
脱が容易である。
ラッチハウジングと動力伝達軸とを鋳込みによって一体
にしてもよい。
て、クラッチ装置は更に大きな動力伝達機能(クラッチ
容量)が得られる。
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
イロットクラッチは多板クラッチに限らず、例えば、コ
ーンクラッチのような摩擦クラッチでもよく、又、他の
形式のクラッチでもよい。
転動体を用いたカムでもよく、あるいは、転動体を用い
ないカムでもよい。
ウジングを非磁性材料にしたことによって、磁気の漏洩
が防止され、、励磁電力のロスが大きく低減するから、
省エネルギー効果が得られ、車載装置では、バッテリの
負担が軽減し、エンジンの燃費が向上する。
て、電磁マグネット、パイロットクラッチ、カム、更
に、メインクラッチの小型化が可能になり、それだけ、
軽量で、コンパクトにすることができる。
のスチール材料を用いることができるから、動力伝達軸
に連結したコンパニオンフランジを介して他の動力伝達
軸との連結を行うレイアウトが可能になり、レイアウト
上の自由度が向上する。
の効果を得ると共に、動力伝達軸の大径のフランジ部で
固定可能で、固定部のトルク負荷が軽減される。従っ
て、クラッチハウジングを、例えば、アルミニウムで製
造しても、強度的に充分な耐久性が得られる。
ことによってクラッチハウジングを、例えば、円筒に近
い形状にすることができ、形状が簡単、軽量になると共
に、加工が簡単になり、使用材料が少なくなって、コス
トが低減される。
の構成と同等の効果を得ると共に、クラッチハウジング
と動力伝達軸とをボルトによって固定するこの構成は、
低コストで実施できると共に、固定部に充分な強度が得
られる。
の構成と同等の効果を得ると共に、クラッチハウジング
と動力伝達軸とを噛み合い部によって固定するこのクラ
ッチ装置は、固定用ボルトを用いる構成より更に大きな
動力伝達機能(クラッチ容量)が得られる。
グと動力伝達軸とを固定するこの構成は、これらの着脱
が容易である。
の構成と同等の効果を得ると共に、溶接による固定であ
るので、固定部がコンパクト化され、クラッチ装置は配
置スペース上の制約から解放され、それだけ大きい動力
伝達機能(クラッチ容量)が得られる。
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
成と同等の効果を得ると共に、クラッチハウジングと動
力伝達軸との固定用部材を用いないから、クラッチ装置
はそれだけ大きい動力伝達機能(クラッチ容量)が得ら
れる。
ら、クラッチハウジングと動力伝達軸間のシール材が不
要になり、それだけ低コストに構成できる。
ランジ部 27 クラッチハウジング3と動力伝達軸5とを固定す
るボルト 31 磁性体のロータ(回転部材) 49 多板クラッチ(パイロットクラッチ) 51 電磁ソレノイド(電磁マグネット) 53 アーマチャ
Claims (6)
- 【請求項1】 一側の動力伝達部材であるクラッチハウ
ジングと、他側の動力伝達部材であるクラッチハブと、
クラッチハウジングとクラッチハブとの間に配置された
メインクラッチと、クラッチハウジングとカム部材との
間に配置されたパイロットクラッチと、電磁マグネット
と、クラッチハウジングと一体に回転し磁気回路の一部
を形成する磁性体の回転部材と、電磁マグネットの磁気
力によって移動しパイロットクラッチを連結させるアー
マチャと、クラッチハブに連結された押圧部材と前記カ
ム部材との間に配置され、パイロットクラッチが連結さ
れると、クラッチハウジングとクラッチハブ間のトルク
を受けて作動し、メインクラッチを押圧して連結させる
カムとを備えたクラッチ装置であって、 非磁性体のクラッチハウジングに該クラッチハウジング
側の動力伝達軸を固定したことを特徴とするクラッチ装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、 クラッチハウジングの一側に開口部が設けられ、動力伝
達軸にこの開口部に対応するフランジ部が設けられ、こ
のフランジ部をクラッチハウジングの開口部に固定する
ことを特徴とするクラッチ装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
て、 クラッチハウジングと動力伝達軸とをボルトによって固
定したことを特徴とするクラッチ装置。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
て、 クラッチハウジングと動力伝達軸にそれぞれ噛み合い部
を設け、これらの噛み合い部によってクラッチハウジン
グと動力伝達軸とを固定したことを特徴とするクラッチ
装置。 - 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
て、 クラッチハウジングと該クラッチハウジング側の動力伝
達軸とを溶接により固定したことを特徴とするクラッチ
装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の発明であって、 クラッチハウジングと該クラッチハウジング側の動力伝
達軸とを鋳造により一体化したこと特徴とするクラッチ
装置。
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