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JP2000175462A - 3相インバータ装置 - Google Patents

3相インバータ装置

Info

Publication number
JP2000175462A
JP2000175462A JP10344548A JP34454898A JP2000175462A JP 2000175462 A JP2000175462 A JP 2000175462A JP 10344548 A JP10344548 A JP 10344548A JP 34454898 A JP34454898 A JP 34454898A JP 2000175462 A JP2000175462 A JP 2000175462A
Authority
JP
Japan
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phase
circuit
voltage
power supply
load device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10344548A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Morimoto
純司 森本
Shigeo Takada
茂生 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10344548A priority Critical patent/JP2000175462A/ja
Publication of JP2000175462A publication Critical patent/JP2000175462A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3相インバータ装置において、漏洩電流およ
び電源ノイズを抑制し、さらには小型化、構成部品点数
の削減および低コスト化を実現すること。 【解決手段】 3相交流電源21の、単相順変換回路3
1に未接続の1相を、平滑回路33のコンデンサC1と
コンデンサC2との中間接続部に接続すると共に、3相
負荷装置26の、単相逆変換回路32に未接続の1相に
接続することにより、コンデンサC1,C2にそれぞれ
印加される直流電圧を、接地電位を基準として最大で3
相交流電源21の線間電圧の約2倍程度の電位に固定
し、それを3相逆変換回路32を経て3相負荷装置26
に印加する。それによって3相負荷装置26の1相の電
位を接地電位とし、他の相の電圧の瞬時値を、最大で3
相交流電源21の線間電圧の約2倍程度の電位に抑制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3相交流電源の電
圧および周波数を変換して出力する3相インバータ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、一般的な3相インバータ装置
の構成を示すブロック図である。このインバータ装置
は、一対のダイオードを直列接続したダイオード列が三
つ並列に接続された構成の3相順変換回路11と、一対
のダイオードを直列接続したダイオード列が三つ並列に
接続され、かつ各ダイオードに一つずつスイッチ素子が
逆並列接続された構成の3相逆変換回路12と、平滑コ
ンデンサ13とが並列に接続された構成となっている。
なお、逆並列接続とは、二つの素子が極性を反対にして
並列に接続されていることを意味する。
【0003】3相順変換回路11の三つのダイオード列
において、それぞれの列の一対のダイオードの中間接続
部には、3相交流電源21の3相が1相ずつ供給されて
いる。
【0004】3相逆変換回路12の3相の出力は、3相
逆変換回路12の三つのダイオード列において、それぞ
れの列の一対のダイオードの中間接続部から、3相負荷
装置26の各相に1相ずつ供給されている。
【0005】図11に示す構成の3相インバータ装置で
は、3相交流電源21の1相が接地されている場合、接
地電位に対して不特定の電位が3相負荷装置26に印加
されることが知られている。その印加される不特定電位
は、3相逆変換回路12内のスイッチ素子により高速に
変化し、また3相負荷装置26と接地電位との間の浮遊
容量により漏れ電流が大きくなるため、電源ノイズや漏
洩電流の増加原因となっている。そのため、その不特定
電位の影響をできるだけ抑制するのが好ましい。またイ
ンバータ装置の小型化、構成部品点数の削減、低コスト
化も要求される。
【0006】ところで単相インバータ回路では、漏洩電
流および電源ノイズを低減するための対策を施した回路
が提案されている(富士時報、Vol.71、No.
7、p.407−410、1998)。この単相インバ
ータ回路は、図12に示すように、一対のダイオードを
直列接続し、かつ各ダイオードに一つずつスイッチ素子
を逆並列接続した構成の単相高力率コンバータ回路14
と、一対のダイオードを直列接続し、かつ各ダイオード
に一つずつスイッチ素子を逆並列接続した構成の単相逆
変換回路15と、一対のコンデンサを直列接続した平滑
回路16とが並列に接続された構成となっている。
【0007】そして単相交流電源22の2相のうちの一
方の出力相は、交流リアクトル17を介して単相高力率
コンバータ回路14の一対のダイオードの中間接続部に
供給されているとともに、単相交流電源22の他方の出
力相は、平滑回路16の一対のコンデンサの中間接続部
および単相逆変換回路出力部27の一方の出力相に供給
されている。また単相逆変換回路出力部27のもう一方
の出力相には、単相逆変換回路15の一対のダイオード
の中間接続部からの出力が供給される。
【0008】この図12に示す単相インバータ回路によ
れば、漏洩電流および電源ノイズの両方を抑制し、さら
には小型化、構成部品点数の削減および低コスト化を実
現することができるという効果が得られるとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、3相イ
ンバータ装置では、上述した単相インバータ回路のよう
に漏洩電流の抑制および電源ノイズの抑制を実現するこ
とは未だ困難であり、またインバータ装置の小型化、構
成部品点数の削減および低コスト化等の要求を満たすこ
とも困難である。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、3相インバータ装置において、漏洩電流および電源
ノイズを抑制し、さらには小型化、構成部品点数の削減
および低コスト化を実現することができる3相インバー
タ装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、3相交流電源の電圧および周波数の一方
または両方を変換して3相負荷装置に出力するインバー
タ装置であって、3相交流電源の3相出力のうちの2相
に接続される単相順変換回路と、前記単相順変換回路の
直流側に接続され、かつ少なくとも一対のコンデンサが
直列接続されており、それらコンデンサどうしの中間接
続部の一つが、前記3相交流電源の残りの1相出力に接
続されると共に、3相負荷装置の3相入力のうちの1相
に接続される平滑回路と、前記平滑回路に接続され、か
つ前記3相負荷装置の残りの2相入力に接続される単相
逆変換回路と、前記3相負荷装置に3相交流電圧を供給
するように前記単相逆変換回路を制御する3相制御手段
と、を具備する。
【0012】この発明によれば、単相順変換回路が3相
交流電源の3相出力のうちの2相に接続され、平滑回路
のコンデンサどうしの中間接続部の一つが、3相交流電
源の残りの1相出力に接続されると共に、3相負荷装置
の3相入力のうちの1相に接続され、単相逆変換回路が
3相負荷装置の残りの2相入力に接続され、3相制御手
段により、3相負荷装置に3相交流電圧が供給されるよ
うに単相逆変換回路が制御される。
【0013】また本発明は、3相交流電源の電圧および
周波数の一方または両方を変換して3相負荷装置に出力
するインバータ装置であって、単相フルブリッジ整流器
および前記単相フルブリッジ整流器に逆並列接続された
スイッチ素子からなる単相高力率順変換回路と、前記単
相高力率順変換回路の直流側に接続され、かつ少なくと
も一対のコンデンサが直列接続されており、それらコン
デンサどうしの中間接続部の一つが、前記3相交流電源
の残りの1相出力に接続されると共に、3相負荷装置の
3相入力のうちの1相に接続される平滑回路と、前記平
滑回路に接続され、かつ前記3相負荷装置の残りの2相
入力に接続される単相逆変換回路と、前記3相負荷装置
に3相交流電圧を供給するように前記単相逆変換回路を
制御する3相制御手段と、前記3相交流電源から流入す
る電流を概略正弦波化して力率を改善するように前記単
相高力率順変換回路を制御する高力率順変換制御手段
と、を具備する。
【0014】この発明によれば、単相高力率順変換回路
が、単相フルブリッジ整流器および前記単相フルブリッ
ジ整流器に逆並列接続されたスイッチ素子からなり、平
滑回路のコンデンサどうしの中間接続部の一つが、3相
交流電源の残りの1相出力に接続されると共に、3相負
荷装置の3相入力のうちの1相に接続され、単相逆変換
回路が3相負荷装置の残りの2相入力に接続され、3相
制御手段により、3相負荷装置に3相交流電圧が供給さ
れるように単相逆変換回路が制御され、さらに高力率順
変換制御手段により、3相交流電源から流入する電流が
概略正弦波化されて力率が改善されるように単相高力率
順変換回路が制御される。
【0015】また本発明は、3相交流電源の電圧および
周波数の一方または両方を変換して3相負荷装置に出力
するインバータ装置であって、3相交流電源の3相出力
のうちの2相に接続される単相順変換回路と、前記単相
順変換回路の直流側に接続され、かつ少なくとも一対の
コンデンサが直列接続されており、それらコンデンサど
うしの中間接続部の一つが、前記3相交流電源の残りの
1相出力に接続されると共に、3相負荷装置の3相入力
のうちの1相に、回路の開閉を切り替えるための開閉手
段を介して接続され得る平滑回路と、前記平滑回路に接
続され、かつ前記3相負荷装置の3相入力に接続される
3相逆変換回路と、前記3相逆変換回路の出力を電源電
圧とほぼ同電圧までの3相電圧とする場合に閉路状態と
し、また前記3相逆変換回路の出力を電源電圧のほぼ2
倍までの3相電圧とする場合に開路状態とするように前
記開閉手段を制御する開閉回路制御手段と、前記開閉手
段の開閉状態に対応して前記3相負荷装置に3相交流電
圧を供給するように前記3相逆変換回路を制御する3相
制御手段と、を具備する。
【0016】この発明によれば、単相順変換回路が3相
交流電源の3相出力のうちの2相に接続され、平滑回路
のコンデンサどうしの中間接続部の一つが、3相交流電
源の残りの1相出力に接続されると共に、3相負荷装置
の3相入力のうちの1相に開閉手段を介して接続され、
3相逆変換回路が3相負荷装置の3相入力に接続され、
開閉回路制御手段により開閉手段が、3相逆変換回路の
出力を電源電圧とほぼ同電圧までの3相電圧とする場合
に閉路状態となり、また3相逆変換回路の出力を電源電
圧のほぼ2倍までの3相電圧とする場合に開路状態とな
るように制御され、さらに3相制御手段により、開閉手
段の開閉状態に対応して3相負荷装置に3相交流電圧が
供給されるように3相逆変換回路が制御される。
【0017】また本発明は、3相交流電源の電圧および
周波数の一方または両方を変換して3相負荷装置に出力
するインバータ装置であって、3相交流電源の3相出力
に接続される3相順変換回路と、前記3相順変換回路の
直流側に接続され、かつ少なくとも一対のコンデンサが
直列接続されており、それらコンデンサどうしの中間接
続部の一つが、前記3相交流電源の1相出力に、回路の
開閉を切り替えるための開閉手段を介して接続され得る
と共に、3相負荷装置の3相入力のうちの1相に接続さ
れる平滑回路と、前記平滑回路に接続され、かつ前記3
相負荷装置の残りの2相入力に接続される単相逆変換回
路と、前記単相逆変換回路の出力を電源電圧とほぼ同電
圧までの3相電圧とする場合に閉路状態とし、また前記
単相逆変換回路の出力を電源電圧のほぼ2分の1倍まで
の3相電圧とする場合に開路状態とするように前記開閉
手段を制御する開閉回路制御手段と、前記開閉手段の開
閉状態に対応して前記3相負荷装置に3相交流電圧を供
給するように前記単相逆変換回路を制御する3相制御手
段と、を具備する。
【0018】この発明によれば、3相順変換回路が3相
交流電源の3相出力に接続され、平滑回路のコンデンサ
どうしの中間接続部の一つが、3相交流電源の1相出力
に開閉手段を介して接続されると共に、3相負荷装置の
3相入力のうちの1相に接続され、単相逆変換回路が3
相負荷装置の残りの2相入力に接続され、開閉回路制御
手段により開閉手段が、単相逆変換回路の出力を電源電
圧とほぼ同電圧までの3相電圧とする場合に閉路状態と
なり、また単相逆変換回路の出力を電源電圧のほぼ2分
の1倍までの3相電圧とする場合に開路状態となるよう
に制御され、さらに3相制御手段により、開閉手段の開
閉状態に対応して3相負荷装置に3相交流電圧が供給さ
れるように単相逆変換回路が制御される。
【0019】また本発明は、3相交流電源の電圧および
周波数の一方または両方を変換して3相負荷装置に出力
するインバータ装置であって、3相交流電源の3相出力
に接続される3相順変換回路と、前記3相順変換回路の
直流側に接続され、かつ少なくとも一対のコンデンサが
直列接続されており、それらコンデンサどうしの中間接
続部の一つが、3相負荷装置の3相入力のうちの1相
に、回路の開閉を切り替えるための第1の開閉手段を介
して接続され得ると共に、前記3相交流電源の1相出力
に、回路の開閉を切り替えるための第2の開閉手段を介
して接続され得る平滑回路と、前記平滑回路に接続さ
れ、かつ前記3相負荷装置の3相入力に接続される3相
逆変換回路と、前記3相逆変換回路の出力電圧範囲に対
応して前記第1の開閉手段および前記第2の開閉手段の
それぞれの開閉状態を制御する開閉回路制御手段と、前
記第1の開閉手段および前記第2の開閉手段の開閉状態
に対応して前記3相負荷装置に3相交流電圧を供給する
ように前記3相逆変換回路を制御する3相制御手段と、
を具備する。
【0020】この発明によれば、3相順変換回路が3相
交流電源の3相出力に接続され、平滑回路のコンデンサ
どうしの中間接続部の一つが、3相負荷装置の3相入力
のうちの1相に第1の開閉手段を介して接続されると共
に、3相交流電源の1相出力に第2の開閉手段を介して
接続され、3相逆変換回路が3相負荷装置の3相入力に
接続され、開閉回路制御手段により、3相逆変換回路の
出力電圧範囲に対応して第1の開閉手段および第2の開
閉手段のそれぞれの開閉状態が制御され、さらに3相制
御手段により、第1の開閉手段および第2の開閉手段の
開閉状態に対応して3相負荷装置に3相交流電圧が供給
されるように3相逆変換回路が制御される。
【0021】また本発明は、3相交流電源の電圧および
周波数の一方または両方を変換して3相負荷装置に出力
するインバータ装置であって、3相交流電源の3相出力
に接続される3相順変換回路と、前記3相順変換回路の
直流側に接続され、かつ少なくとも一対のコンデンサが
直列接続されており、それらコンデンサどうしの中間接
続部の一つが前記3相交流電源の中性点に接続される平
滑回路と、前記平滑回路に接続され、かつ前記3相負荷
装置の3相入力に接続される3相逆変換回路と、を具備
する。
【0022】この発明によれば、3相順変換回路が3相
交流電源の3相出力に接続され、平滑回路のコンデンサ
どうしの中間接続部の一つが3相交流電源の中性点に接
続され、3相逆変換回路が3相負荷装置の3相入力に接
続される。
【0023】この発明において、前記平滑回路のコンデ
ンサどうしの前記中間接続部が、前記3相負荷装置の中
性点にも接続されていてもよい。
【0024】この発明によれば、平滑回路のコンデンサ
どうしの中間接続部は3相負荷装置の中性点にも接続さ
れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明にかかる3相インバータ装置の実施の形態を詳細に説
明する。
【0026】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1にかかる3相インバータ装置の構成を示すブロック
図である。このインバータ装置は、一対のダイオードD
11,D12を直列接続したダイオード列と一対のダイ
オードD21,D22を直列接続したダイオード列とが
並列に接続された構成の単相順変換回路31と、一対の
ダイオードD61,D62を直列接続したダイオード列
と一対のダイオードD71,D72を直列接続したダイ
オード列とが並列に接続され、かつ各ダイオードD6
1,D62,D71,D72に一つずつスイッチ素子S
61,S62,S71,S72が逆並列接続された構成
の単相逆変換回路32と、一対のコンデンサC1,C2
を直列接続した平滑回路33とが並列に接続された構成
となっている。
【0027】単相順変換回路31の二つのダイオード列
において、ダイオードD11とダイオードD12との中
間接続部、およびダイオードD21とダイオードD22
との中間接続部には、3相交流電源21の3相のうちの
2相が1相ずつ供給されている。3相交流電源21の残
りの1相は、接地され、かつ平滑回路33のコンデンサ
C1とコンデンサC2との中間接続部、および3相負荷
装置26の3相の入力のうちの1相に供給されている。
3相負荷装置26の入力の残りの2相には、単相逆変換
回路32のダイオードD61とダイオードD62との中
間接続部からの出力、およびダイオードD71とダイオ
ードD72との中間接続部からの出力がそれぞれ供給さ
れる。
【0028】単相逆変換回路32は3相制御手段34に
より制御されている。3相制御手段34は、3相負荷装
置26に3相交流電圧を供給するように制御するための
手段である。
【0029】つぎに実施の形態1の作用について説明す
る。3相交流電源21の、単相順変換回路31に未接続
の1相が、平滑回路33のコンデンサC1とコンデンサ
C2との中間接続部に接続されていることよって、3相
交流電源21の線間電圧の約√2倍程度の電位が、平滑
回路33の両コンデンサC1,C2のそれぞれの両極間
に印加される。また3相制御手段34により平滑回路3
3の中間接続部からの出力に対して単相逆変換回路32
の1相の出力を制御し、それによって3相負荷装置26
の一線間に、所望の電圧値および周波数を有する電圧V
RSを印加する。
【0030】また3相制御手段34により平滑回路33
の中間接続部からの出力に対して単相逆変換回路32の
残りの1相の出力を制御し、それによって3相負荷装置
26の他の線間に、電圧VRSに対して位相が120°異
なる電圧VSTを印加する。電圧VRSおよび電圧VSTによ
り、残りの電圧VTRが自然に定まるので、単相逆変換回
路32の構成でもって3相交流出力を得ることができ
る。
【0031】実施の形態1によれば、3相交流電源21
の、単相順変換回路31に未接続の1相が、平滑回路3
3のコンデンサC1とコンデンサC2との中間接続部に
接続され、かつ3相負荷装置26の、単相逆変換回路3
2に未接続の1相に接続されているため、コンデンサC
1,C2にそれぞれ印加される直流電圧は、接地電位を
基準として最大で3相交流電源21の線間電圧の約√2
倍程度の電位に固定され、その直流電圧が3相逆変換回
路32を経て3相負荷装置26に印加されるので、3相
負荷装置26の1相の電位を接地電位とし、他の相の電
圧の瞬時値を、最大で3相交流電源21の線間電圧の約
√2倍程度の電位に抑制することができる。その結果、
漏洩電流および電源ノイズを抑制することができる。
【0032】また実施の形態1によれば、順変換回路3
1の構成が一般的な単相順変換回路と同様であり、また
逆変換回路32の構成も一般的な単相逆変換回路と同様
であるため、インバータ装置の小型化、構成部品点数の
削減および低コスト化が可能となる。さらに構成部品点
数の削減に伴い、損失も低減できる。
【0033】なお、上記構成のインバータ装置に交流リ
アクトルおよび直流リアクトルを任意に組み合わせても
よく、そうすれば電源の力率を改善することができると
共に、電流の高調波成分を抑制することができる。
【0034】実施の形態2.図2は、本発明の実施の形
態2にかかる3相インバータ装置の構成を示すブロック
図である。このインバータ装置が上記実施の形態1と異
なるのは、単相順変換回路31の代わりに単相高力率順
変換回路41を設けたことと、単相高力率順変換回路4
1の3相交流電源21側にそれぞれ交流リアクトル4
2,43を接続したことと、単相高力率順変換回路41
を制御する高力率順変換制御手段44を設けたことであ
る。その他の構成は上記実施の形態1(図1参照)と同
様であるので、同様の構成については同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0035】単相高力率順変換回路41は、一対の単相
フルブリッジ整流器D111,D112を直列接続した
整流器列と一対の単相フルブリッジ整流器D121,D
122を直列接続した整流器列とが並列に接続され、か
つ各単相フルブリッジ整流器D111,D112,D1
21,D122に一つずつスイッチ素子S111,S1
12,S121,S122が逆並列接続された構成とな
っている。
【0036】高力率順変換制御手段44は、3相交流電
源21から流入する電流を概略正弦波化し、力率改善を
可能とするよう単相高力率順変換回路41の制御を行
う。
【0037】つぎに実施の形態2の作用について説明す
る。単相高力率順変換回路41の内部の1相出力と、3
相交流電源21の、平滑回路33のコンデンサC1とコ
ンデンサC2との中間接続点に接続された相との間で、
所望の電圧値および周波数を有する電圧VRS_convが発
生する。この電圧VRS_convは電源相電圧VRSに対し
て、交流リアクトル間に印加され、それによって流れる
電源電流が決まる。従って高力率順変換制御手段44に
より単相高力率順変換回路41を制御し、電源電流を概
略正弦波化し、力率を改善し得るような電圧VRS_conv
を発生させる。
【0038】単相高力率順変換回路41の内部の他の1
相出力と、3相交流電源21の、コンデンサC1とコン
デンサC2との中間接続点に接続された相との間につい
ても、高力率順変換制御手段44により同様の制御を行
い、電源電流を概略正弦波化し、力率を改善し得るよう
な電圧VST_convを発生させる。
【0039】逆変換回路32の制御については実施の形
態1と同様であるので、説明を省略する。
【0040】実施の形態2によれば、実施の形態1と同
様の効果、すなわち漏洩電流の抑制、電源ノイズの抑
制、インバータ装置の小型化、構成部品点数の削減、低
コスト化、および損失の低減が可能であるという効果が
得られるのに加えて、3相交流電源21の順変換回路と
して単相高力率順変換回路41を用いたため、3相交流
電源21から流入する電流を概略正弦波化し、力率を改
善することができるという効果が得られる。
【0041】実施の形態3.図3は、本発明の実施の形
態3にかかる3相インバータ装置の構成を示すブロック
図である。このインバータ装置が上記実施の形態1と異
なるのは、単相逆変換回路32の代わりに3相逆変換回
路52を設け、3相逆変換回路52の3相の出力を3相
負荷装置26の各相に1相ずつ供給するようにしたこと
と、平滑回路33のコンデンサC1とコンデンサC2と
の中間接続部を、3相逆変換回路52の1相部分の出力
点にスイッチ等の開閉手段54を介して接続したこと
と、その開閉手段54の開閉を制御する開閉回路制御手
段55を設けたことと、3相逆変換回路52を制御する
ための3相制御手段56を設けたことである。その他の
構成は上記実施の形態1(図1参照)と同様であるの
で、同様の構成については同一の符号を付して説明を省
略する。
【0042】3相逆変換回路52は、一対のダイオード
D261,D262を直列接続したダイオード列と一対
のダイオードD271,D272を直列接続したダイオ
ード列と一対のダイオードD281,D282を直列接
続したダイオード列とが並列に接続され、かつ各ダイオ
ードD261,D262,D271,D272,D28
1,D282に一つずつスイッチ素子S261,S26
2,S271,S272,S281,S282が逆並列
接続された構成となっている。3相逆変換回路52の3
相の出力は、各ダイオード列の一対のダイオードの中間
接続部から、3相負荷装置26の各相に1相ずつ供給さ
れている。
【0043】開閉回路制御手段55は、開閉手段54に
対して、3相逆変換回路52から電源電圧とほぼ同電圧
までの3相電圧を出力させる場合には閉路状態とし、前
記3相逆変換回路10の出力可能電圧を電源電圧のほぼ
2倍までとする場合には開路状態とするように制御す
る。
【0044】3相制御手段56は、3相逆変換回路52
に対して、開閉手段54の開閉状態に応じて3相負荷装
置26に3相交流電圧を供給するように制御する。
【0045】図4は、実施の形態3のインバータ装置の
動作を説明するためのフローチャートである。まず3相
逆変換回路52の出力電圧Vout の範囲が3相交流電源
21の線間電圧Vinより大きいか否かの判定を行う(ス
テップS1)。そしてVoutがVin以上の時、すなわち
3相交流電源21の線間電圧Vin以上の出力電圧を必要
とする場合には、開閉手段54を開状態とし、3相逆変
換回路52内の1相アームと平滑回路33のコンデンサ
C1,C2の中間接続部との接続を遮断する(ステップ
S2)。
【0046】その状態で3相制御手段56により3相逆
変換回路52の3相アームをそれぞれ制御し、3相逆変
換回路52の各出力相の相電圧を平滑回路33の低電圧
側に対する高電圧側の電位である3相線間電圧の約2√
2倍の電圧でスイッチング制御する(ステップS3)。
それによって3相負荷装置26に3相交流電圧を印加
し、一連の制御を終了する。
【0047】一方ステップS1でVout がVinよりも小
さい時、すなわち3相交流電源21の線間電圧Vinより
小さい出力電圧を必要とする場合には、開閉手段54を
閉状態とし、3相逆変換回路52内の1相アームと平滑
回路33のコンデンサC1,C2の中間接続部とを接続
する(ステップS4)。そして3相逆変換回路52内
の、平滑回路33のコンデンサC1,C2の中間接続部
に接続されていない2相に関して、上記実施の形態1と
同様の制御を実現し得るように3相制御手段56を制御
し(ステップS5)、一連の制御を終了する。
【0048】実施の形態3によれば、3相逆変換回路5
2からの出力電圧を切り替えるための開閉手段54を設
け、その開閉手段54の開閉状態を切り替え制御するよ
うにしたため、3相逆変換回路52からの出力を、電源
電圧とほぼ同電圧までの3相電圧と、電源電圧のほぼ2
倍までの3相電圧とに切り替えることができる。そして
3相逆変換回路52から電源電圧とほぼ同電圧までの3
相電圧を出力させる場合には、上記実施の形態1と同様
の効果、すなわち漏洩電流の抑制、電源ノイズの抑制、
インバータ装置の小型化、構成部品点数の削減、低コス
ト化、および損失の低減が可能であるという効果が得ら
れる。
【0049】実施の形態4.図5は、本発明の実施の形
態4にかかる3相インバータ装置の構成を示すブロック
図である。このインバータ装置が上記実施の形態1と異
なるのは、単相順変換回路31の代わりに3相順変換回
路61を設け、3相順変換回路61の3相に3相交流電
源21の3相出力を1相ずつ供給するようにしたこと
と、3相交流電源21の3相のうちの接地された1相
を、平滑回路33のコンデンサC1とコンデンサC2と
の中間接続部にスイッチ等の開閉手段64を介して接続
したことと、その開閉手段64の開閉を制御する開閉回
路制御手段65を設けたことである。その他の構成は上
記実施の形態1(図1参照)と同様であるので、同様の
構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0050】3相順変換回路61は、一対のダイオード
D311,D312を直列接続したダイオード列と一対
のダイオードD321,D322を直列接続したダイオ
ード列と一対のダイオードD331,D332を直列接
続したダイオード列とが並列に接続された構成となって
いる。3相交流電源21の出力は、各ダイオード列の一
対のダイオードの中間接続部に1相ずつ供給される。
【0051】開閉回路制御手段65は、開閉手段64に
対して、3相負荷装置26に電源電圧のほぼ2分の1
(1/2)までの3相電圧を出力する場合には開路状態
とし、3相負荷装置26への出力可能電圧を電源電圧と
ほぼ同電圧までとする場合には閉路状態とするように制
御する。
【0052】図6は、実施の形態4のインバータ装置の
動作を説明するためのフローチャートである。まず単相
逆変換回路32の出力電圧Vout の範囲が3相交流電源
21の線間電圧Vinより大きいか否かの判定を行う(ス
テップS11)。そしてVout がほぼVinとほぼ同じ電
圧までの時、すなわち3相交流電源21の線間電圧Vin
とほぼ同電圧までの出力電圧を必要とする場合には、開
閉手段64を閉状態とし、3相順変換回路61内の1相
アームと平滑回路33のコンデンサC1,C2の中間接
続部とを接続する(ステップS12)。その状態で3相
制御手段34により単相逆変換回路32に対して上記実
施の形態1と同様の制御を行い(ステップS14)、3
相負荷装置26に3相交流電圧を印加し、一連の制御を
終了する。
【0053】一方ステップS11でVout がVinのほぼ
2分の1(1/2)倍の電圧までの時、すなわち3相交
流電源21の線間電圧Vinのほぼ2分の1(1/2)倍
までの出力電圧を必要とする場合には、開閉手段64を
開状態とし、3相順変換回路61内の1相アームと平滑
回路33のコンデンサC1,C2の中間接続部との接続
を遮断し(ステップS13)、ステップS14へ進み、
3相負荷装置26に3相交流電圧を印加して一連の制御
を終了する。
【0054】実施の形態4によれば、単相逆変換回路3
2からの出力電圧を切り替えるための開閉手段64を設
け、その開閉手段64の開閉状態を切り替え制御するよ
うにしたため、単相逆変換回路32からの出力を、電源
電圧とほぼ同電圧までの3相電圧と、電源電圧のほぼ2
分の1(1/2)倍までの3相電圧とに切り替えること
ができる。そして単相逆変換回路32から電源電圧とほ
ぼ同電圧までの3相電圧を出力させる場合には、上記実
施の形態1と同様の効果、すなわち漏洩電流の抑制、電
源ノイズの抑制、インバータ装置の小型化、構成部品点
数の削減、低コスト化、および損失の低減が可能である
という効果が得られる。
【0055】また単相逆変換回路32から電源電圧のほ
ぼ2分の1(1/2)倍までの3相電圧を出力させる場
合には、スイッチングによる電圧変化がほぼ2分の1
(1/2)倍となるので、漏洩電流および電源ノイズ抑
制に対しより大きな効果が得られるのに加えて、出力電
圧に対するキャリア周波数成分の割合が抑制され、電流
のリプル成分や、負荷の不安定状態を抑制することがで
きる。
【0056】実施の形態5.図7は、本発明の実施の形
態5にかかる3相インバータ装置の構成を示すブロック
図である。このインバータ装置が上記実施の形態1と異
なるのは、単相順変換回路31の代わりに3相順変換回
路61を設け、3相順変換回路61の3相に3相交流電
源21の3相出力を1相ずつ供給するようにしたこと
と、単相逆変換回路32の代わりに3相逆変換回路52
を設け、3相逆変換回路52の3相の出力を3相負荷装
置26の各相に1相ずつ供給するようにしたことと、平
滑回路33のコンデンサC1とコンデンサC2との中間
接続部を、3相逆変換回路52の1相部分の出力点にス
イッチ等の第1の開閉手段54を介して接続したこと
と、3相交流電源21の3相のうちの接地された1相
を、平滑回路33のコンデンサC1とコンデンサC2と
の中間接続部にスイッチ等の第2の開閉手段64を介し
て接続したことと、第1の開閉手段54および第2の開
閉手段64の開閉をそれぞれ制御する第1の開閉回路制
御手段55および第2の開閉回路制御手段65を設けた
ことと、3相逆変換回路52を制御するための3相制御
手段56を設けたことである。その他の構成は上記実施
の形態1(図1参照)と同様であるので、同様の構成に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】3相逆変換回路52、第1の開閉手段5
4、第1の開閉回路制御手段55および3相制御手段5
6は、それぞれ図3に示す実施の形態3の3相逆変換回
路52、開閉手段54、開閉回路制御手段55および3
相制御手段56と同様の構成のものである。従ってそれ
ら回路および各手段の説明は、重複するため省略する。
【0058】3相順変換回路61、第2の開閉手段64
および第2の開閉回路制御手段65は、それぞれ図5に
示す実施の形態4の3相順変換回路61、開閉手段64
および開閉回路制御手段65と同様の構成のものであ
る。従ってそれら回路および各手段の説明は、重複する
ため省略する。
【0059】図8は、実施の形態5のインバータ装置の
動作を説明するためのフローチャートである。まず3相
逆変換回路52の出力電圧Vout の範囲が3相交流電源
21の線間電圧Vinより大きいか否かの判定を行う(ス
テップS21)。そしてVout がVin以上の時、すなわ
ち3相交流電源21の線間電圧Vinのほぼ2倍までの出
力電圧を必要とする場合には、第2の開閉回路制御手段
65により第2の開閉手段64を閉路状態とし、平滑回
路33のコンデンサC1,C2の中間接続部を3相交流
電源21に接続する(ステップS22)。
【0060】そして第1の開閉回路制御手段55により
第1の開閉手段54を開路状態とし、3相逆変換回路5
2内の1相アームと平滑回路33のコンデンサC1,C
2の中間接続部との接続を遮断する(ステップS2
3)。その状態で3相制御手段56により3相逆変換回
路52の3相アームをそれぞれ制御し、3相逆変換回路
52の各出力相の相電圧を平滑回路33の低電圧側に対
する高電圧側の電位である3相線間電圧の約2√2倍の
電圧でスイッチング制御し(ステップS24)、3相負
荷装置26に3相交流電圧を印加し、一連の制御を終了
する。
【0061】一方ステップS21でVout がVinよりも
小さい時、すなわち3相交流電源21の線間電圧Vinよ
り小さい出力電圧を必要とする場合には、Vout がVin
のほぼ2分の1(1/2)倍であるか否かの判定を行う
(ステップS25)。VoutがVinのほぼ2分の1(1
/2)倍である場合には、さらに3相交流電源21の電
流の3相平衡を重視するか否かの判断を行う(ステップ
S26)。
【0062】ステップS26で3相平衡を重視する場合
には、第2の開閉回路制御手段65により第2の開閉手
段64を開路状態とし、平滑回路33のコンデンサC
1,C2の中間接続部と3相交流電源21との接続を遮
断する(ステップS27)。そして第1の開閉回路制御
手段55により第1の開閉手段54を開路状態とし、3
相逆変換回路52内の1相アームと平滑回路33のコン
デンサC1,C2の中間接続部との接続を遮断する(ス
テップS28)。
【0063】その状態で3相制御手段56により3相逆
変換回路52の3相アームをそれぞれ制御し、3相逆変
換回路52の各出力相の相電圧を平滑回路33の低電圧
側に対する高電圧側の電位である3相線間電圧の約√2
倍の電圧でスイッチング制御し(ステップS29)、3
相負荷装置26に3相交流電圧を印加し、一連の制御を
終了する。
【0064】ステップS26で3相平衡を重視せずに、
漏洩電流および電源ノイズの抑制を重視する場合には、
第2の開閉回路制御手段65により第2の開閉手段64
を閉路状態とし、平滑回路33のコンデンサC1,C2
の中間接続部を3相交流電源21に接続する(ステップ
S30)。そして第1の開閉回路制御手段55により第
1の開閉手段54を閉路状態とし、3相逆変換回路52
内の1相アームを平滑回路33のコンデンサC1,C2
の中間接続部に接続する(ステップS31)。その状態
で3相制御手段56により、3相逆変換回路52内の、
平滑回路33のコンデンサC1,C2の中間接続部に接
続されていない2相に関して、上記実施の形態1と同様
の制御を行い(ステップS32)、3相負荷装置26に
3相交流電圧を印加して一連の制御を終了する。
【0065】ステップS25でVout がVinのほぼ2分
の1(1/2)倍ではない場合には、第2の開閉回路制
御手段65により第2の開閉手段64を開路状態とし、
平滑回路33のコンデンサC1,C2の中間接続部と3
相交流電源21との接続を遮断する(ステップS3
3)。そして第1の開閉回路制御手段55により第1の
開閉手段54を閉路状態とし、3相逆変換回路52内の
1相アームを平滑回路33のコンデンサC1,C2の中
間接続部に接続する(ステップS34)。その状態で3
相制御手段56により、3相逆変換回路52内の、平滑
回路33のコンデンサC1,C2の中間接続部に接続さ
れていない2相に関して、上記実施の形態1と同様の制
御を行い(ステップS35)、3相負荷装置26に3相
交流電圧を印加して一連の制御を終了する。
【0066】実施の形態5によれば、3相逆変換回路5
2からの出力電圧を切り替えるための第1の開閉手段5
4および第2の開閉手段64を設け、それら第1および
第2の開閉手段54,64の開閉状態を切り替え制御す
るようにしたため、3相逆変換回路52からの出力を、
電源電圧のほぼ2分の1(1/2)倍までの3相電圧
と、電源電圧とほぼ同電圧までの3相電圧と、電源電圧
のほぼ2倍までの3相電圧とに切り替えることができ
る。そして3相逆変換回路52から電源電圧とほぼ同電
圧までの3相電圧を出力させる場合には、上記実施の形
態1と同様の効果、すなわち漏洩電流の抑制、電源ノイ
ズの抑制、インバータ装置の小型化、構成部品点数の削
減、低コスト化、および損失の低減が可能であるという
効果が得られる。
【0067】また3相逆変換回路52から電源電圧のほ
ぼ2分の1(1/2)倍までの3相電圧を出力させる場
合には、スイッチングによる電圧変化がほぼ2分の1
(1/2)倍となるので、漏洩電流および電源ノイズ抑
制に対しより大きな効果が得られるのに加えて、出力電
圧に対するキャリア周波数成分の割合が抑制され、電流
のリプル成分や、負荷の不安定状態を抑制することがで
きる。
【0068】実施の形態6.図9は、本発明の実施の形
態6にかかる3相インバータ装置の構成を示すブロック
図である。このインバータ装置が上記実施の形態1と異
なるのは、3相交流電源21に代えて3相Y接続電源2
3を用いたことと、単相順変換回路31の代わりに3相
順変換回路61を設け、3相順変換回路61の3相に3
相Y接続電源の3相出力を1相ずつ供給するようにした
ことと、単相逆変換回路32の代わりに3相逆変換回路
52を設け、3相逆変換回路52の3相の出力を3相負
荷装置26の各相に1相ずつ供給するようにしたこと
と、3相Y接続電源の中性点に平滑回路33のコンデン
サC1とコンデンサC2との中間接続部を接続したこと
である。その他の構成は上記実施の形態1(図1参照)
と同様であるので、同様の構成については同一の符号を
付して説明を省略する。
【0069】3相逆変換回路52および3相順変換回路
61は、それぞれ図3に示す実施の形態3の3相逆変換
回路52、および図5に示す実施の形態4の3相順変換
回路61と同様の構成のものである。従ってそれらの回
路の説明は、重複するため省略する。
【0070】つぎに実施の形態6の作用について説明す
る。平滑回路33の、3相Y接続電源23との接続点
と、平滑回路33の上位電位側との間の電圧は、3相Y
接続電源23の相電圧実効値の約√2倍となる。同様に
平滑回路33の、3相Y接続電源23との接続点と、平
滑回路33の下位電位側との間の電圧も3相Y接続電源
23の相電圧実効値の約√2倍となる。従って3相逆変
換回路52に印加される直流電圧は、3相Y接続電源2
3の相電圧実効値の約2√2倍となり、3相逆変換回路
52の正弦波出力線間出力電圧実効値は、3相Y接続電
源23の相電圧実効値の約√3倍となる。
【0071】それに対して3相Y接続電源23の中性点
を平滑回路33のコンデンサC1,C2の中間接続部に
接続しない場合には、3相逆変換回路52に印加される
直流電圧は、3相Y接続電源23の相電圧実効値の約√
6倍となり、3相逆変換回路52の正弦波出力線間出力
電圧実効値は、相電圧実効値の約2分の3(3/2)倍
までである。従って3相Y接続電源23の中性点を平滑
回路33のコンデンサC1,C2の中間接続部に接続し
たことにより、出力電圧が約15%増大する。
【0072】実施の形態6によれば、3相Y接続電源2
3の中性点を平滑回路33のコンデンサC1,C2の中
間接続部に接続したため、3相逆変換回路52の出力を
増大することができ、さらには3相負荷装置26に印加
される接地電位に対する瞬時電圧も抑制できるので、漏
洩電流および電源ノイズを抑制することができる。
【0073】なお、図10に示す変形例のように、3相
負荷装置26に代えて3相Y接続負荷装置28を用い、
平滑回路33のコンデンサC1,C2の中間接続部に3
相Y接続負荷装置28の中性点と3相Y接続電源23の
中性点の両方を接続してもよい。このようにすれば、3
相逆変換回路52の出力増大効果、および3相Y接続負
荷装置28に印加される接地電位に対する瞬時電圧の抑
制効果に加えて、3相Y接続負荷装置28の中性点電位
が安定するため、漏洩電流および電源ノイズをより一層
抑制することができる。
【0074】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、単相順変換回路が3相交流電源の3相出力のうちの
2相に接続され、平滑回路のコンデンサどうしの中間接
続部の一つが、3相交流電源の残りの1相出力に接続さ
れると共に、3相負荷装置の3相入力のうちの1相に接
続され、単相逆変換回路が3相負荷装置の残りの2相入
力に接続され、3相制御手段により、3相負荷装置に3
相交流電圧が供給されるように単相逆変換回路が制御さ
れるため、3相負荷装置の1相の電位を接地電位とし、
他の相の電圧の瞬時値を、最大で3相交流電源の線間電
圧の約√2倍程度の電位に抑制することができる。その
結果、漏洩電流および電源ノイズを抑制することができ
る。また一般的な単相順変換回路および一般的な単相逆
変換回路を用いることができるため、インバータ装置の
小型化、構成部品点数の削減および低コスト化が可能と
なる。さらに構成部品点数の削減に伴い、損失も低減で
きる。
【0075】つぎの発明によれば、単相高力率順変換回
路が、単相フルブリッジ整流器および前記単相フルブリ
ッジ整流器に逆並列接続されたスイッチ素子からなり、
平滑回路のコンデンサどうしの中間接続部の一つが、3
相交流電源の残りの1相出力に接続されると共に、3相
負荷装置の3相入力のうちの1相に接続され、単相逆変
換回路が3相負荷装置の残りの2相入力に接続され、3
相制御手段により、3相負荷装置に3相交流電圧が供給
されるように単相逆変換回路が制御され、さらに高力率
順変換制御手段により、3相交流電源から流入する電流
が概略正弦波化されて力率が改善されるように単相高力
率順変換回路が制御されるため、3相交流電源から流入
する電流を概略正弦波化し、力率を改善することができ
る。
【0076】つぎの発明によれば、単相順変換回路が3
相交流電源の3相出力のうちの2相に接続され、平滑回
路のコンデンサどうしの中間接続部の一つが、3相交流
電源の残りの1相出力に接続されると共に、3相負荷装
置の3相入力のうちの1相に開閉手段を介して接続さ
れ、3相逆変換回路が3相負荷装置の3相入力に接続さ
れ、開閉回路制御手段により開閉手段が、3相逆変換回
路の出力を電源電圧とほぼ同電圧までの3相電圧とする
場合に閉路状態となり、また3相逆変換回路の出力を電
源電圧のほぼ2倍までの3相電圧とする場合に開路状態
となるように制御され、さらに3相制御手段により、開
閉手段の開閉状態に対応して3相負荷装置に3相交流電
圧が供給されるように3相逆変換回路が制御されるた
め、3相逆変換回路からの出力を、電源電圧とほぼ同電
圧までの3相電圧と、電源電圧のほぼ2倍までの3相電
圧とに切り替えることができる。
【0077】つぎの発明によれば、3相順変換回路が3
相交流電源の3相出力に接続され、平滑回路のコンデン
サどうしの中間接続部の一つが、3相交流電源の1相出
力に開閉手段を介して接続されると共に、3相負荷装置
の3相入力のうちの1相に接続され、単相逆変換回路が
3相負荷装置の残りの2相入力に接続され、開閉回路制
御手段により開閉手段が、単相逆変換回路の出力を電源
電圧とほぼ同電圧までの3相電圧とする場合に閉路状態
となり、また単相逆変換回路の出力を電源電圧のほぼ2
分の1倍までの3相電圧とする場合に開路状態となるよ
うに制御され、さらに3相制御手段により、開閉手段の
開閉状態に対応して3相負荷装置に3相交流電圧が供給
されるように単相逆変換回路が制御されるため、単相逆
変換回路からの出力を、電源電圧とほぼ同電圧までの3
相電圧と、電源電圧のほぼ2分の1倍までの3相電圧と
に切り替えることができる。そして、単相逆変換回路の
出力が電源電圧のほぼ2分の1倍までの場合には、スイ
ッチングによる電圧変化がほぼ2分の1倍となるので、
漏洩電流および電源ノイズ抑制に対しより大きな効果が
得られるのに加えて、出力電圧に対するキャリア周波数
成分の割合が抑制され、電流のリプル成分や、負荷の不
安定状態を抑制することができる。
【0078】つぎの発明によれば、3相順変換回路が3
相交流電源の3相出力に接続され、平滑回路のコンデン
サどうしの中間接続部の一つが、3相負荷装置の3相入
力のうちの1相に第1の開閉手段を介して接続されると
共に、3相交流電源の1相出力に第2の開閉手段を介し
て接続され、3相逆変換回路が3相負荷装置の3相入力
に接続され、開閉回路制御手段により、3相逆変換回路
の出力電圧範囲に対応して第1の開閉手段および第2の
開閉手段のそれぞれの開閉状態が制御され、さらに3相
制御手段により、第1の開閉手段および第2の開閉手段
の開閉状態に対応して3相負荷装置に3相交流電圧が供
給されるように3相逆変換回路が制御されるため、3相
逆変換回路からの出力を、電源電圧のほぼ2分の1倍ま
での3相電圧と、電源電圧とほぼ同電圧までの3相電圧
と、電源電圧のほぼ2倍までの3相電圧とに切り替える
ことができる。
【0079】つぎの発明によれば、3相順変換回路が3
相交流電源の3相出力に接続され、平滑回路のコンデン
サどうしの中間接続部の一つが3相交流電源の中性点に
接続され、3相逆変換回路が3相負荷装置の3相入力に
接続されるため、3相逆変換回路の出力を増大すること
ができ、さらには3相負荷装置に印加される接地電位に
対する瞬時電圧も抑制できるので、漏洩電流および電源
ノイズを抑制することができる。
【0080】つぎの発明によれば、平滑回路のコンデン
サどうしの中間接続部は3相負荷装置の中性点にも接続
されるため、3相負荷装置の中性点電位が安定し、漏洩
電流および電源ノイズをより一層抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる3相インバー
タ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態2にかかる3相インバー
タ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態3にかかる3相インバー
タ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態3のインバータ装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態4にかかる3相インバー
タ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態4のインバータ装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態5にかかる3相インバー
タ装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 実施の形態5のインバータ装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態6にかかる3相インバー
タ装置の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の実施の形態7にかかる3相インバ
ータ装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 一般的な3相インバータ装置の構成を示す
ブロック図である。
【図12】 漏洩電流および電源ノイズを低減するため
の対策を施した従来の単相インバータ回路の構成を示す
ブロッ図である。
【符号の説明】
C1,C2 コンデンサ、D111,D112,D12
1,D122 単相フルブリッジ整流器、S111,S
112,S121,S122 スイッチ素子、21,2
3 3相交流電源、26,28 3相負荷装置、31
単相順変換回路、32 単相逆変換回路、33 平滑回
路、34,56 3相制御手段、41単相高力率順変換
回路、42,43 リアクトル、44 高力率順変換制
御手段、52 3相逆変換回路、54,64 開閉手
段、55,65 開閉回路制御手段、61 3相順変換
回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相交流電源の電圧および周波数の一方
    または両方を変換して3相負荷装置に出力するインバー
    タ装置であって、 3相交流電源の3相出力のうちの2相に接続される単相
    順変換回路と、 前記単相順変換回路の直流側に接続され、かつ少なくと
    も一対のコンデンサが直列接続されており、それらコン
    デンサどうしの中間接続部の一つが、前記3相交流電源
    の残りの1相出力に接続されると共に、3相負荷装置の
    3相入力のうちの1相に接続される平滑回路と、 前記平滑回路に接続され、かつ前記3相負荷装置の残り
    の2相入力に接続される単相逆変換回路と、 前記3相負荷装置に3相交流電圧を供給するように前記
    単相逆変換回路を制御する3相制御手段と、 を具備することを特徴とする3相インバータ装置。
  2. 【請求項2】 3相交流電源の電圧および周波数の一方
    または両方を変換して3相負荷装置に出力するインバー
    タ装置であって、 単相フルブリッジ整流器および前記単相フルブリッジ整
    流器に逆並列接続されたスイッチ素子からなる単相高力
    率順変換回路と、 前記単相高力率順変換回路の直流側に接続され、かつ少
    なくとも一対のコンデンサが直列接続されており、それ
    らコンデンサどうしの中間接続部の一つが、前記3相交
    流電源の残りの1相出力に接続されると共に、3相負荷
    装置の3相入力のうちの1相に接続される平滑回路と、 前記平滑回路に接続され、かつ前記3相負荷装置の残り
    の2相入力に接続される単相逆変換回路と、 前記3相負荷装置に3相交流電圧を供給するように前記
    単相逆変換回路を制御する3相制御手段と、 前記3相交流電源から流入する電流を概略正弦波化して
    力率を改善するように前記単相高力率順変換回路を制御
    する高力率順変換制御手段と、 を具備することを特徴とする3相インバータ装置。
  3. 【請求項3】 3相交流電源の電圧および周波数の一方
    または両方を変換して3相負荷装置に出力するインバー
    タ装置であって、 3相交流電源の3相出力のうちの2相に接続される単相
    順変換回路と、 前記単相順変換回路の直流側に接続され、かつ少なくと
    も一対のコンデンサが直列接続されており、それらコン
    デンサどうしの中間接続部の一つが、前記3相交流電源
    の残りの1相出力に接続されると共に、3相負荷装置の
    3相入力のうちの1相に、回路の開閉を切り替えるため
    の開閉手段を介して接続され得る平滑回路と、 前記平滑回路に接続され、かつ前記3相負荷装置の3相
    入力に接続される3相逆変換回路と、 前記3相逆変換回路の出力を電源電圧とほぼ同電圧まで
    の3相電圧とする場合に閉路状態とし、また前記3相逆
    変換回路の出力を電源電圧のほぼ2倍までの3相電圧と
    する場合に開路状態とするように前記開閉手段を制御す
    る開閉回路制御手段と、 前記開閉手段の開閉状態に対応して前記3相負荷装置に
    3相交流電圧を供給するように前記3相逆変換回路を制
    御する3相制御手段と、 を具備することを特徴とする3相インバータ装置。
  4. 【請求項4】 3相交流電源の電圧および周波数の一方
    または両方を変換して3相負荷装置に出力するインバー
    タ装置であって、 3相交流電源の3相出力に接続される3相順変換回路
    と、 前記3相順変換回路の直流側に接続され、かつ少なくと
    も一対のコンデンサが直列接続されており、それらコン
    デンサどうしの中間接続部の一つが、前記3相交流電源
    の1相出力に、回路の開閉を切り替えるための開閉手段
    を介して接続され得ると共に、3相負荷装置の3相入力
    のうちの1相に接続される平滑回路と、 前記平滑回路に接続され、かつ前記3相負荷装置の残り
    の2相入力に接続される単相逆変換回路と、 前記単相逆変換回路の出力を電源電圧とほぼ同電圧まで
    の3相電圧とする場合に閉路状態とし、また前記単相逆
    変換回路の出力を電源電圧のほぼ2分の1倍までの3相
    電圧とする場合に開路状態とするように前記開閉手段を
    制御する開閉回路制御手段と、 前記開閉手段の開閉状態に対応して前記3相負荷装置に
    3相交流電圧を供給するように前記単相逆変換回路を制
    御する3相制御手段と、 を具備することを特徴とする3相インバータ装置。
  5. 【請求項5】 3相交流電源の電圧および周波数の一方
    または両方を変換して3相負荷装置に出力するインバー
    タ装置であって、 3相交流電源の3相出力に接続される3相順変換回路
    と、 前記3相順変換回路の直流側に接続され、かつ少なくと
    も一対のコンデンサが直列接続されており、それらコン
    デンサどうしの中間接続部の一つが、3相負荷装置の3
    相入力のうちの1相に、回路の開閉を切り替えるための
    第1の開閉手段を介して接続され得ると共に、前記3相
    交流電源の1相出力に、回路の開閉を切り替えるための
    第2の開閉手段を介して接続され得る平滑回路と、 前記平滑回路に接続され、かつ前記3相負荷装置の3相
    入力に接続される3相逆変換回路と、 前記3相逆変換回路の出力電圧範囲に対応して前記第1
    の開閉手段および前記第2の開閉手段のそれぞれの開閉
    状態を制御する開閉回路制御手段と、 前記第1の開閉手段および前記第2の開閉手段の開閉状
    態に対応して前記3相負荷装置に3相交流電圧を供給す
    るように前記3相逆変換回路を制御する3相制御手段
    と、 を具備することを特徴とする3相インバータ装置。
  6. 【請求項6】 3相交流電源の電圧および周波数の一方
    または両方を変換して3相負荷装置に出力するインバー
    タ装置であって、 3相交流電源の3相出力に接続される3相順変換回路
    と、 前記3相順変換回路の直流側に接続され、かつ少なくと
    も一対のコンデンサが直列接続されており、それらコン
    デンサどうしの中間接続部の一つが前記3相交流電源の
    中性点に接続される平滑回路と、 前記平滑回路に接続され、かつ前記3相負荷装置の3相
    入力に接続される3相逆変換回路と、 を具備することを特徴とする3相インバータ装置。
  7. 【請求項7】 前記平滑回路のコンデンサどうしの前記
    中間接続部が、前記3相負荷装置の中性点にも接続され
    ることを特徴とする請求項6に記載の3相インバータ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7535737B2 (en) 2002-07-30 2009-05-19 Daikin Industries, Ltd. AC/AC multiple-phase power converter configured to be mounted on a substrate
JP2015165744A (ja) * 2014-03-03 2015-09-17 オムロン株式会社 電力変換装置および制御装置

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