JP2000173128A - テープドライブ装置、記録媒体 - Google Patents
テープドライブ装置、記録媒体Info
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- G06F3/06—Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
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- G06F3/0668—Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
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- G11B15/02—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
- G11B15/05—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container
- G11B15/06—Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container by sensing auxiliary features on record carriers or containers, e.g. to stop machine near the end of a tape
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- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 MICの転送方式を有効に利用する。
【解決手段】 テープストリーマドライブに対してテー
プカセットが装填されたことを検出すると、まず当該テ
ープストリーマドライブにおけるページ長、クロック周
波数を最低値に設定して、MICにアクセスしてマキシ
マム・クロック・フリーケンシーとマキシマム・ライト
・サイクルを検出する(S001〜S003)。そし
て、MICから検出されたマキシマム・クロック・フリ
ーケンシー、マキシマム・ライト・サイクルに基づい
て、テープストリーマドライブにおけるクロック周波
数、ページ長を設定する(S004)。
プカセットが装填されたことを検出すると、まず当該テ
ープストリーマドライブにおけるページ長、クロック周
波数を最低値に設定して、MICにアクセスしてマキシ
マム・クロック・フリーケンシーとマキシマム・ライト
・サイクルを検出する(S001〜S003)。そし
て、MICから検出されたマキシマム・クロック・フリ
ーケンシー、マキシマム・ライト・サイクルに基づい
て、テープストリーマドライブにおけるクロック周波
数、ページ長を設定する(S004)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープドライブ装
置、記録媒体に関するものである。
置、記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータを磁気テープに記録/再
生することのできるドライブ装置として、いわゆるテー
プストリーマドライブが知られている。このようなテー
プストリーマドライブは、メディアであるテープカセッ
トのテープ長にもよるが、例えば数十〜数百ギガバイト
程度の膨大な記録容量を有することが可能であり、この
ため、コンピュータ本体のハードディスク等のメディア
に記録されたデータをバックアップするなどの用途に広
く利用されている。また、データサイズの大きい画像デ
ータ等の保存に利用する場合にも好適とされている。
生することのできるドライブ装置として、いわゆるテー
プストリーマドライブが知られている。このようなテー
プストリーマドライブは、メディアであるテープカセッ
トのテープ長にもよるが、例えば数十〜数百ギガバイト
程度の膨大な記録容量を有することが可能であり、この
ため、コンピュータ本体のハードディスク等のメディア
に記録されたデータをバックアップするなどの用途に広
く利用されている。また、データサイズの大きい画像デ
ータ等の保存に利用する場合にも好適とされている。
【0003】そして、上述のようなテープストリーマド
ライブとして、例えば、8ミリVTRのテープカセット
を記録媒体として、回転ヘッドによるヘリカルスキャン
方式を採用してデータの記録/再生を行うようにされた
ものが提案されている。
ライブとして、例えば、8ミリVTRのテープカセット
を記録媒体として、回転ヘッドによるヘリカルスキャン
方式を採用してデータの記録/再生を行うようにされた
ものが提案されている。
【0004】上記のような8ミリVTRのテープカセッ
トを利用したテープストリーマドライブでは、記録/再
生データの入出力インターフェースとして例えばSCS
I(Small Computer System Interface)を用いる。そし
て、記録時においては例えばホストコンピュータから供
給されるデータがSCSIインターフェースを介して入
力され、この入力データが所定の圧縮処理、エンコード
処理されてテープカセットの磁気テープに記録される。
また、再生時であれば、磁気テープのデータが読み出さ
れ、必要なデコード処理が施されて、SCSIインター
フェースを介してホストコンピュータに伝送される。
トを利用したテープストリーマドライブでは、記録/再
生データの入出力インターフェースとして例えばSCS
I(Small Computer System Interface)を用いる。そし
て、記録時においては例えばホストコンピュータから供
給されるデータがSCSIインターフェースを介して入
力され、この入力データが所定の圧縮処理、エンコード
処理されてテープカセットの磁気テープに記録される。
また、再生時であれば、磁気テープのデータが読み出さ
れ、必要なデコード処理が施されて、SCSIインター
フェースを介してホストコンピュータに伝送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なテープストリーマドライブとホストコンピュータ、及
びテープカセットよりなるデータストレージシステムに
おいては、テープカセット内に不揮発性メモリを収納
し、磁気テープに対しての記録再生動作などに関する各
種管理情報を不揮発性メモリに格納するようにしたもの
が開発されている。
なテープストリーマドライブとホストコンピュータ、及
びテープカセットよりなるデータストレージシステムに
おいては、テープカセット内に不揮発性メモリを収納
し、磁気テープに対しての記録再生動作などに関する各
種管理情報を不揮発性メモリに格納するようにしたもの
が開発されている。
【0006】この不揮発性メモリについては、テープカ
セット上にインターフェースのための端子が形成され、
テープカセットが装填されるとテープストリーマドライ
ブ側の対応する端子と接続される。これによりテープス
トリーマドライブは不揮発性メモリに対するアクセスが
可能となる。
セット上にインターフェースのための端子が形成され、
テープカセットが装填されるとテープストリーマドライ
ブ側の対応する端子と接続される。これによりテープス
トリーマドライブは不揮発性メモリに対するアクセスが
可能となる。
【0007】不揮発性メモリには例えばテープカセット
の製造情報、使用履歴情報、磁気テープ上のパーティシ
ョン情報などが管理情報として記憶される。このように
不揮発性メモリに管理情報を記憶するようにすると、磁
気テープ上のある特定の領域に管理情報を記録すること
と比べて各種動作が非常に効率化される。すなわち管理
情報の書込・読出のためにテープ走行を実行させること
が不要となり、管理情報の読出や更新に要する時間は著
しく短縮化される。換言すれば磁気テープ上の位置や動
作状況に関わらず管理情報の書込・読出が可能となる。
またこれにより管理情報の応用範囲が広がり多様かつ有
効な制御処理が可能となる。
の製造情報、使用履歴情報、磁気テープ上のパーティシ
ョン情報などが管理情報として記憶される。このように
不揮発性メモリに管理情報を記憶するようにすると、磁
気テープ上のある特定の領域に管理情報を記録すること
と比べて各種動作が非常に効率化される。すなわち管理
情報の書込・読出のためにテープ走行を実行させること
が不要となり、管理情報の読出や更新に要する時間は著
しく短縮化される。換言すれば磁気テープ上の位置や動
作状況に関わらず管理情報の書込・読出が可能となる。
またこれにより管理情報の応用範囲が広がり多様かつ有
効な制御処理が可能となる。
【0008】テープストリーマドライブが前記不揮発性
メモリにアクセスを行って所要の情報を取得する場合の
データ通信は、所要のデータ長単位、クロック周波数で
行われる。このようなデータ転送を行う場合に、例えば
テープストリーマドライブの性能としてデータの通信可
能なデータ長単位、クロック周波数など(以下、データ
長単位とクロック周波数などを通信方式)が前記テープ
カセットの不揮発性メモリの通信方式と同等またはより
劣っている場合に通信が可能になる。したがって、テー
プストリーマドライブでは、性能の異なる通信方式を有
した不揮発性メモリを備えたテープカセットとの互換性
を維持するためには、データ長単位を小さくまたクロッ
ク周波数を遅く設定しておけば良いことになる。
メモリにアクセスを行って所要の情報を取得する場合の
データ通信は、所要のデータ長単位、クロック周波数で
行われる。このようなデータ転送を行う場合に、例えば
テープストリーマドライブの性能としてデータの通信可
能なデータ長単位、クロック周波数など(以下、データ
長単位とクロック周波数などを通信方式)が前記テープ
カセットの不揮発性メモリの通信方式と同等またはより
劣っている場合に通信が可能になる。したがって、テー
プストリーマドライブでは、性能の異なる通信方式を有
した不揮発性メモリを備えたテープカセットとの互換性
を維持するためには、データ長単位を小さくまたクロッ
ク周波数を遅く設定しておけば良いことになる。
【0009】しかし、テープストリーマドライブにおい
て通信方式を短いデータ長単位と遅いクロック周波数で
設定した場合、複数種類のテープカセットに対して互換
を採ることができる一方、テープカセットに、テープス
トリーマドライブの通信方式よりも高性能な通信方式を
有した不揮発メモリが備えられている場合、その通信方
式の性能を十分に発揮することができない。すなわち、
テープストリーマドライブの通信方式によって一度に転
送することができる情報量が限られてしまうので、比較
的大容量のデータの読み込み/書き込みを行う場合、デ
ータ転送を複数に分けて行わなければならない。したが
って、高性能の不揮発性メモリに対してはその通信方式
に見合った動作を行うことができずデータの読み込み/
書き込みを効率良く行うことができないという問題があ
った。
て通信方式を短いデータ長単位と遅いクロック周波数で
設定した場合、複数種類のテープカセットに対して互換
を採ることができる一方、テープカセットに、テープス
トリーマドライブの通信方式よりも高性能な通信方式を
有した不揮発メモリが備えられている場合、その通信方
式の性能を十分に発揮することができない。すなわち、
テープストリーマドライブの通信方式によって一度に転
送することができる情報量が限られてしまうので、比較
的大容量のデータの読み込み/書き込みを行う場合、デ
ータ転送を複数に分けて行わなければならない。したが
って、高性能の不揮発性メモリに対してはその通信方式
に見合った動作を行うことができずデータの読み込み/
書き込みを効率良く行うことができないという問題があ
った。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するために、磁気テープが収納されたテープカ
セットが装填された際に、その磁気テープに対して情報
の記録または再生を行なうことができるテープドライブ
手段と、装填された前記テープカセットに、前記磁気テ
ープに対する記録または再生を管理するための管理情報
を記録するメモリが備えられている場合に、そのメモリ
に対して所要の通信処理を行い管理情報の読み出しまた
は書込みを行なうことができるメモリドライブ手段と、
前記メモリに記憶されている当該メモリのデータ転送情
報を検出するデータ転送情報検出手段と、前記データ転
送情報に基づいて前記メモリドライブ手段の通信方式を
設定することができる通信方式設定手段を備えてテープ
ドライブ装置を構成する。
点を解決するために、磁気テープが収納されたテープカ
セットが装填された際に、その磁気テープに対して情報
の記録または再生を行なうことができるテープドライブ
手段と、装填された前記テープカセットに、前記磁気テ
ープに対する記録または再生を管理するための管理情報
を記録するメモリが備えられている場合に、そのメモリ
に対して所要の通信処理を行い管理情報の読み出しまた
は書込みを行なうことができるメモリドライブ手段と、
前記メモリに記憶されている当該メモリのデータ転送情
報を検出するデータ転送情報検出手段と、前記データ転
送情報に基づいて前記メモリドライブ手段の通信方式を
設定することができる通信方式設定手段を備えてテープ
ドライブ装置を構成する。
【0011】また、磁気テープが収納されたテープカセ
ットと、前記テープカセットに備えられ、前記磁気テー
プに対する記録または再生を管理するための管理情報を
記録するメモリを備えた記録媒体において、前記メモリ
に当該メモリのデータ転送情報を記憶する。
ットと、前記テープカセットに備えられ、前記磁気テー
プに対する記録または再生を管理するための管理情報を
記録するメモリを備えた記録媒体において、前記メモリ
に当該メモリのデータ転送情報を記憶する。
【0012】本発明によれば、テープドライブ装置は前
記メモリの性能を十分に発揮して効率の良いデータ転送
による管理情報の読み出しまたは書き込みを行うことが
できるようになる。また、記録媒体としてはデータ転送
情報をメモリに記憶しているので、テープドライブ装置
では前記記録媒体が装填される毎にそのデータ転送情報
をメモリから検出できるようになる。すなわち、前記メ
モリに対応しているテープドライブ装置に対して前記デ
ータ転送情報を供給することができる。
記メモリの性能を十分に発揮して効率の良いデータ転送
による管理情報の読み出しまたは書き込みを行うことが
できるようになる。また、記録媒体としてはデータ転送
情報をメモリに記憶しているので、テープドライブ装置
では前記記録媒体が装填される毎にそのデータ転送情報
をメモリから検出できるようになる。すなわち、前記メ
モリに対応しているテープドライブ装置に対して前記デ
ータ転送情報を供給することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。ここで、先に本出願人により不揮発性メモ
リが設けられたテープカセット及び、このメモリ付きテ
ープカセットに対応してデジタルデータの記録/再生が
可能とされるテープドライブ装置(テープストリーマド
ライブ)についての発明が各種提案されているが、本発
明は、これらメモリ付きテープカセット及びテープスト
リーマドライブからなるデータストレージシステムを本
発明に適用したものとされる。なお、テープカセットに
備えられる不揮発性メモリについては、MIC(Memory
In Cassette)ということにする。説明は次の順序で行
う。 1.テープカセットの構成 2.テープストリーマドライブの構成 3.MICのデータ構造 4.MICのデータ通信の概要 5.データ転送情報の検出
て説明する。ここで、先に本出願人により不揮発性メモ
リが設けられたテープカセット及び、このメモリ付きテ
ープカセットに対応してデジタルデータの記録/再生が
可能とされるテープドライブ装置(テープストリーマド
ライブ)についての発明が各種提案されているが、本発
明は、これらメモリ付きテープカセット及びテープスト
リーマドライブからなるデータストレージシステムを本
発明に適用したものとされる。なお、テープカセットに
備えられる不揮発性メモリについては、MIC(Memory
In Cassette)ということにする。説明は次の順序で行
う。 1.テープカセットの構成 2.テープストリーマドライブの構成 3.MICのデータ構造 4.MICのデータ通信の概要 5.データ転送情報の検出
【0014】1.テープカセットの構成 まず、本例のテープストリーマドライブに対応するMI
C付のテープカセットについて図2及び図3を参照して
説明する。図2は、テープカセットの内部構造を概念的
に示すものとされ、この図に示すテープカセット1の内
部にはリールハブ2A、2Bが設けられ、この両リール
ハブ2A及び2B間にテープ幅8mmの磁気テープ3が
巻装される。
C付のテープカセットについて図2及び図3を参照して
説明する。図2は、テープカセットの内部構造を概念的
に示すものとされ、この図に示すテープカセット1の内
部にはリールハブ2A、2Bが設けられ、この両リール
ハブ2A及び2B間にテープ幅8mmの磁気テープ3が
巻装される。
【0015】このテープカセット1には不揮発性メモリ
であるMIC4が設けられており、このMIC4のモジ
ュールからは5個の端子5A、5B、5C、5D、5E
が導出され、それぞれ電源端子、データ入力端子、クロ
ック入力端子、アース端子、予備端子等として構成され
ている。詳しくは後述するが、このMIC4には、テー
プカセットごとの製造年月日や製造場所、テープの厚さ
や長さ、材質、テープ3上のに形成される各パーティシ
ョンごとの記録データの使用履歴等に関連する情報、ユ
ーザー情報等が記憶される。なお、本明細書ではこれら
のMIC4に格納される各種情報は『管理情報』ともい
うことにする。
であるMIC4が設けられており、このMIC4のモジ
ュールからは5個の端子5A、5B、5C、5D、5E
が導出され、それぞれ電源端子、データ入力端子、クロ
ック入力端子、アース端子、予備端子等として構成され
ている。詳しくは後述するが、このMIC4には、テー
プカセットごとの製造年月日や製造場所、テープの厚さ
や長さ、材質、テープ3上のに形成される各パーティシ
ョンごとの記録データの使用履歴等に関連する情報、ユ
ーザー情報等が記憶される。なお、本明細書ではこれら
のMIC4に格納される各種情報は『管理情報』ともい
うことにする。
【0016】図3は、テープカセット1の外観例を示す
ものとされ、筺体全体は上側ケース6a、下側ケース6
b、及びガードパネル8からなり、通常の8ミリVTR
に用いられるテープカセットの構成と基本的には同様と
なっている。このテープカセット1の側面のラベル面9
には、端子ピン7A、7B、7C、7D、7Eが設けら
れており、上記図2にて説明した各端子5A、5B、5
C、5D、5Eとそれぞれ接続されている。すなわち、
本例では、テープカセット1は次に説明するテープスト
リーマドライブ10と、上記端子ピン7A、7B、7
C、7D、7Eを介して物理的に接触してデータ信号等
の相互伝送が行われるものとされる。
ものとされ、筺体全体は上側ケース6a、下側ケース6
b、及びガードパネル8からなり、通常の8ミリVTR
に用いられるテープカセットの構成と基本的には同様と
なっている。このテープカセット1の側面のラベル面9
には、端子ピン7A、7B、7C、7D、7Eが設けら
れており、上記図2にて説明した各端子5A、5B、5
C、5D、5Eとそれぞれ接続されている。すなわち、
本例では、テープカセット1は次に説明するテープスト
リーマドライブ10と、上記端子ピン7A、7B、7
C、7D、7Eを介して物理的に接触してデータ信号等
の相互伝送が行われるものとされる。
【0017】2.テープストリーマドライブの構成 次に、図1により本例のテープストリーマドライブ10
の構成について説明する。このテープストリーマドライ
ブ10は、装填されたテープカセット1の磁気テープ3
に対して、ヘリカルスキャン方式により記録/再生を行
うようにされている。回転ドラム11には、アジマス角
の異なる2つの記録ヘッド12A、12B、及びそれぞ
れ所要のアジマス角の3つの再生ヘッド13A、13
B、13Cが所定の角度間隔で設けられる。
の構成について説明する。このテープストリーマドライ
ブ10は、装填されたテープカセット1の磁気テープ3
に対して、ヘリカルスキャン方式により記録/再生を行
うようにされている。回転ドラム11には、アジマス角
の異なる2つの記録ヘッド12A、12B、及びそれぞ
れ所要のアジマス角の3つの再生ヘッド13A、13
B、13Cが所定の角度間隔で設けられる。
【0018】テープカセット1から引き出された磁気テ
ープ3が巻き付けられる回転ドラム11はドラムモータ
14Aにより回転される。また磁気テープ3を定速走行
させるための図示しないキャプスタンはキャプスタンモ
ータ14Bにより回転駆動される。またテープカセット
1内の上記リールハブ2A,2Bは、それぞれリールモ
ータ14C、14Dにより、独自に、順方向及び逆方向
に回転駆動される。ローディングモータ14Eは、図示
しないローディング機構を駆動し、磁気テープ3の回転
ドラム11へのローディング/アンローディングを実行
する。
ープ3が巻き付けられる回転ドラム11はドラムモータ
14Aにより回転される。また磁気テープ3を定速走行
させるための図示しないキャプスタンはキャプスタンモ
ータ14Bにより回転駆動される。またテープカセット
1内の上記リールハブ2A,2Bは、それぞれリールモ
ータ14C、14Dにより、独自に、順方向及び逆方向
に回転駆動される。ローディングモータ14Eは、図示
しないローディング機構を駆動し、磁気テープ3の回転
ドラム11へのローディング/アンローディングを実行
する。
【0019】ドラムモータ14A、キャプスタンモータ
14B、リールモータ14C、14D、ローディングモ
ータ14Eは、それぞれメカドライバ17からの電力印
加により回転駆動される。メカドライバ17はサーボコ
ントローラ16からの制御に基づいて各モータを駆動す
る。サーボコントローラ16は各モータの回転速度制御
を行って通常の記録再生時の走行や高速再生時のテープ
走行、早送り、巻き戻し時のテープ走行、テープカセッ
ト装填動作、ローディング/アンローディング動作、テ
ープテンション制御動作、などを実行させる。図示して
いないが、サーボコントローラ16が各モータのサーボ
制御を実行するために、ドラムモータ14A、キャプス
タンモータ14B、リールモータ14C、14Dにはそ
れぞれFG(周波数発生器)が設けられており、各モー
タの回転情報が検出できるようにしている。そしてサー
ボコントローラ16はこれらのFGパルスに基づいて各
モータの回転速度を判別することで、各モータの回転動
作について目的とする回転速度との誤差を検出し、その
誤差分に相当する印加電力制御をメカドライバ17に対
して行うことで、閉ループによる回転速度制御を実現す
ることができる。したがって、記録/再生時の通常走行
や、高速サーチ、早送り、巻き戻しなどの各種動作時
に、サーボコントローラ16はそれぞれの動作に応じた
目標回転速度により各モータが回転されるように制御を
行うことができる。
14B、リールモータ14C、14D、ローディングモ
ータ14Eは、それぞれメカドライバ17からの電力印
加により回転駆動される。メカドライバ17はサーボコ
ントローラ16からの制御に基づいて各モータを駆動す
る。サーボコントローラ16は各モータの回転速度制御
を行って通常の記録再生時の走行や高速再生時のテープ
走行、早送り、巻き戻し時のテープ走行、テープカセッ
ト装填動作、ローディング/アンローディング動作、テ
ープテンション制御動作、などを実行させる。図示して
いないが、サーボコントローラ16が各モータのサーボ
制御を実行するために、ドラムモータ14A、キャプス
タンモータ14B、リールモータ14C、14Dにはそ
れぞれFG(周波数発生器)が設けられており、各モー
タの回転情報が検出できるようにしている。そしてサー
ボコントローラ16はこれらのFGパルスに基づいて各
モータの回転速度を判別することで、各モータの回転動
作について目的とする回転速度との誤差を検出し、その
誤差分に相当する印加電力制御をメカドライバ17に対
して行うことで、閉ループによる回転速度制御を実現す
ることができる。したがって、記録/再生時の通常走行
や、高速サーチ、早送り、巻き戻しなどの各種動作時
に、サーボコントローラ16はそれぞれの動作に応じた
目標回転速度により各モータが回転されるように制御を
行うことができる。
【0020】EEP−ROM18にはサーボコントロー
ラ16が各モータのサーボ制御に用いる定数等が格納さ
れている。
ラ16が各モータのサーボ制御に用いる定数等が格納さ
れている。
【0021】サーボコントローラ16はインターフェー
スコントローラ/ECCフォーマター22(以下、IF
/ECCコントローラという)を介してシステム全体の
制御処理を実行するシステムコントローラ15と双方向
に接続されている。
スコントローラ/ECCフォーマター22(以下、IF
/ECCコントローラという)を介してシステム全体の
制御処理を実行するシステムコントローラ15と双方向
に接続されている。
【0022】このテープストリーマドライブ10におい
ては、データの入出力にSCSIインターフェース20
が用いられている。例えばデータ記録時にはホストコン
ピュータ40から、固定長のレコードという伝送データ
単位によりSCSIインターフェース20を介して逐次
データが入力され、圧縮/伸長回路21に供給される。
なお、このようなテープストリーマドライブシステムに
おいては、可変長のデータの集合単位によってホストコ
ンピュータ40よりデータが伝送されるモードも存在す
る。
ては、データの入出力にSCSIインターフェース20
が用いられている。例えばデータ記録時にはホストコン
ピュータ40から、固定長のレコードという伝送データ
単位によりSCSIインターフェース20を介して逐次
データが入力され、圧縮/伸長回路21に供給される。
なお、このようなテープストリーマドライブシステムに
おいては、可変長のデータの集合単位によってホストコ
ンピュータ40よりデータが伝送されるモードも存在す
る。
【0023】圧縮/伸長回路21では、入力されたデー
タについて必要があれば、所定方式によって圧縮処理を
施すようにされる。圧縮方式の一例として、例えばLZ
符号による圧縮方式を採用するのであれば、この方式で
は過去に処理した文字列に対して専用のコードが割り与
えられて辞書の形で格納される。そして、以降に入力さ
れる文字列と辞書の内容とが比較されて、入力データの
文字列が辞書のコードと一致すればこの文字列データを
辞書のコードに置き換えるようにしていく。辞書と一致
しなかった入力文字列のデータは逐次新たなコードが与
えられて辞書に登録されていく。このようにして入力文
字列のデータを辞書に登録し、文字列データを辞書のコ
ードに置き換えていくことによりデータ圧縮が行われる
ようにされる。
タについて必要があれば、所定方式によって圧縮処理を
施すようにされる。圧縮方式の一例として、例えばLZ
符号による圧縮方式を採用するのであれば、この方式で
は過去に処理した文字列に対して専用のコードが割り与
えられて辞書の形で格納される。そして、以降に入力さ
れる文字列と辞書の内容とが比較されて、入力データの
文字列が辞書のコードと一致すればこの文字列データを
辞書のコードに置き換えるようにしていく。辞書と一致
しなかった入力文字列のデータは逐次新たなコードが与
えられて辞書に登録されていく。このようにして入力文
字列のデータを辞書に登録し、文字列データを辞書のコ
ードに置き換えていくことによりデータ圧縮が行われる
ようにされる。
【0024】圧縮/伸長回路21の出力は、IF/EC
Cコントローラ22に供給されるが、IF/ECCコン
トローラ22においてはその制御動作によって圧縮/伸
長回路21の出力をバッファメモリ23に一旦蓄積す
る。このバッファメモリ23に蓄積されたデータはIF
/ECCコントローラ22の制御によって、最終的にグ
ループ(Group)という磁気テープの40トラック
分に相当する固定長の単位としてデータを扱うようにさ
れ、このデータに対してECCフォーマット処理が行わ
れる。
Cコントローラ22に供給されるが、IF/ECCコン
トローラ22においてはその制御動作によって圧縮/伸
長回路21の出力をバッファメモリ23に一旦蓄積す
る。このバッファメモリ23に蓄積されたデータはIF
/ECCコントローラ22の制御によって、最終的にグ
ループ(Group)という磁気テープの40トラック
分に相当する固定長の単位としてデータを扱うようにさ
れ、このデータに対してECCフォーマット処理が行わ
れる。
【0025】ECCフォーマット処理としては、記録デ
ータについて誤り訂正コードを付加すると共に、磁気記
録に適合するようにデータについて変調処理を行ってR
F処理部19に供給する。RF処理部19では供給され
た記録データに対して増幅、記録イコライジング等の処
理を施して記録信号を生成し、記録ヘッド12A、12
Bに供給する。これにより記録ヘッド12A、12Bか
ら磁気テープ3に対するデータの記録が行われることに
なる。
ータについて誤り訂正コードを付加すると共に、磁気記
録に適合するようにデータについて変調処理を行ってR
F処理部19に供給する。RF処理部19では供給され
た記録データに対して増幅、記録イコライジング等の処
理を施して記録信号を生成し、記録ヘッド12A、12
Bに供給する。これにより記録ヘッド12A、12Bか
ら磁気テープ3に対するデータの記録が行われることに
なる。
【0026】また、データ再生動作について簡単に説明
すると、磁気テープ3の記録データが再生ヘッド13
A、13BによりRF再生信号として読み出され、その
再生出力はRF処理部19で再生イコライジング、再生
クロック生成、2値化、デコード(例えばビタビ復号)
などが行われる。このようにして読み出された信号はI
F/ECCコントローラ22に供給されて、まず誤り訂
正処理等が施される。そしてバッファメモリ23に一時
蓄積され、所定の時点で読み出されて圧縮/伸長回路2
1に供給される。圧縮/伸長回路21では、システムコ
ントローラ15の判断に基づいて、記録時に圧縮/伸長
回路21により圧縮が施されたデータであればここでデ
ータ伸長処理を行い、非圧縮データであればデータ伸長
処理を行わずにそのままパスして出力される。圧縮/伸
長回路21の出力データはSCSIインターフェース2
0を介して再生データとしてホストコンピュータ40に
出力される。
すると、磁気テープ3の記録データが再生ヘッド13
A、13BによりRF再生信号として読み出され、その
再生出力はRF処理部19で再生イコライジング、再生
クロック生成、2値化、デコード(例えばビタビ復号)
などが行われる。このようにして読み出された信号はI
F/ECCコントローラ22に供給されて、まず誤り訂
正処理等が施される。そしてバッファメモリ23に一時
蓄積され、所定の時点で読み出されて圧縮/伸長回路2
1に供給される。圧縮/伸長回路21では、システムコ
ントローラ15の判断に基づいて、記録時に圧縮/伸長
回路21により圧縮が施されたデータであればここでデ
ータ伸長処理を行い、非圧縮データであればデータ伸長
処理を行わずにそのままパスして出力される。圧縮/伸
長回路21の出力データはSCSIインターフェース2
0を介して再生データとしてホストコンピュータ40に
出力される。
【0027】また、この図にはテープカセット1の磁気
テープ3と共にMIC4が示されている。このMIC4
は、テープカセット本体がテープストリーマドライブに
装填されると、図3に示した端子ピン入出力段として、
シリアルインターフェース30を介してシステムコント
ローラ15とデータの通信が可能なように接続される。
これによりシステムコントローラ15はMIC4に記録
されている管理情報を読み込んだり、管理情報を更新で
きる。
テープ3と共にMIC4が示されている。このMIC4
は、テープカセット本体がテープストリーマドライブに
装填されると、図3に示した端子ピン入出力段として、
シリアルインターフェース30を介してシステムコント
ローラ15とデータの通信が可能なように接続される。
これによりシステムコントローラ15はMIC4に記録
されている管理情報を読み込んだり、管理情報を更新で
きる。
【0028】MIC4と外部のホストコンピュータ40
間はSCSIのコマンドを用いて情報の相互伝送が行わ
れる。このため、特にMIC4とホストコンピュータ4
0との間に専用のラインを設ける必要はなく、結果的に
テープカセットとホストコンピュータ40とのデータの
やりとりは、SCSIインターフェースだけで結ぶこと
ができる。
間はSCSIのコマンドを用いて情報の相互伝送が行わ
れる。このため、特にMIC4とホストコンピュータ4
0との間に専用のラインを設ける必要はなく、結果的に
テープカセットとホストコンピュータ40とのデータの
やりとりは、SCSIインターフェースだけで結ぶこと
ができる。
【0029】テープストリーマドライブ10とホストコ
ンピュータ40間は上記のようにSCSIインターフェ
ース20を用いて情報の相互伝送が行われるが、システ
ムコントローラ15に対してはホストコンピュータ40
がSCSIコマンドを用いて各種の通信を行うことにな
る。したがって、ホストコンピュータ40はSCSIコ
マンドによりシステムコントローラ15に指示を行って
MIC4に対するデータ書込/読出を実行させることが
できる。
ンピュータ40間は上記のようにSCSIインターフェ
ース20を用いて情報の相互伝送が行われるが、システ
ムコントローラ15に対してはホストコンピュータ40
がSCSIコマンドを用いて各種の通信を行うことにな
る。したがって、ホストコンピュータ40はSCSIコ
マンドによりシステムコントローラ15に指示を行って
MIC4に対するデータ書込/読出を実行させることが
できる。
【0030】S−RAM24,フラッシュROM25
は、システムコントローラ15が各種処理に用いるデー
タが記憶される。例えばフラッシュROM25には制御
に用いる定数等が記憶される。またS−RAM24はワ
ークメモリとして用いられたり、MIC4から読み出さ
れたデータ、MIC4に書き込むデータ、テープカセッ
ト単位で設定されるモードデータ、各種フラグデータな
どの記憶や演算処理などに用いるメモリとされる。な
お、S−RAM24,フラッシュROM25は、システ
ムコントローラ15を構成するマイクロコンピュータの
内部メモリとして構成してもよく、またバッファメモリ
23の領域の一部をワークメモリとして用いる構成とし
てもよい。
は、システムコントローラ15が各種処理に用いるデー
タが記憶される。例えばフラッシュROM25には制御
に用いる定数等が記憶される。またS−RAM24はワ
ークメモリとして用いられたり、MIC4から読み出さ
れたデータ、MIC4に書き込むデータ、テープカセッ
ト単位で設定されるモードデータ、各種フラグデータな
どの記憶や演算処理などに用いるメモリとされる。な
お、S−RAM24,フラッシュROM25は、システ
ムコントローラ15を構成するマイクロコンピュータの
内部メモリとして構成してもよく、またバッファメモリ
23の領域の一部をワークメモリとして用いる構成とし
てもよい。
【0031】3.MICのデータ構造 次に、テープカセット1に備えられるMIC4のデータ
構造について説明する。図4は、MIC4に記憶される
データの構造の一例を摸式的に示す図である。このMI
C4の記憶領域としては図示されているようにフィール
ドFL1〜FL4が設定されている。これらフィールド
FL1〜FL4において、テープカセットの製造時の各
種情報、初期化時のテープ情報やパーティションごとの
情報などが書き込まれる。
構造について説明する。図4は、MIC4に記憶される
データの構造の一例を摸式的に示す図である。このMI
C4の記憶領域としては図示されているようにフィール
ドFL1〜FL4が設定されている。これらフィールド
FL1〜FL4において、テープカセットの製造時の各
種情報、初期化時のテープ情報やパーティションごとの
情報などが書き込まれる。
【0032】フィールドFL1はマニファクチャー・イ
ンフォメーション(Manufacture Information)とさ
れ、主にテープカセットの製造時の各種情報が記憶され
るマニュファクチャーパートとされている。フィールド
FL2はメモリ・マネジメント・インフォメーション
(Memory Management Information)とされ、主に初期
化時の情報等が記憶されるドライブ・イニシャライズ・
パートとされている。フィールドFL3はボリューム・
タグ(Volume Tag)とされ、テープカセット全体の基本
的な管理情報が記憶される。
ンフォメーション(Manufacture Information)とさ
れ、主にテープカセットの製造時の各種情報が記憶され
るマニュファクチャーパートとされている。フィールド
FL2はメモリ・マネジメント・インフォメーション
(Memory Management Information)とされ、主に初期
化時の情報等が記憶されるドライブ・イニシャライズ・
パートとされている。フィールドFL3はボリューム・
タグ(Volume Tag)とされ、テープカセット全体の基本
的な管理情報が記憶される。
【0033】フィールドFL4は、メモリー・フリー・
プールの領域とされ、管理情報の追加記憶が可能な領域
とされる。このメモリー・フリー・プールには記録再生
動作の経過や必要に応じて各種情報が記憶される。な
お、メモリー・フリー・プールに記憶される1単位のデ
ータ群を「セル」ということとする。まず、磁気テープ
3に形成されるパーティションに応じて、各パーティシ
ョンに対応する管理情報となるパーティション・インフ
ォメーション・セル(Partition Infomation Cell)#
0、#1・・・がメモリー・フリー・プールの先頭側か
ら順次書き込まれる。つまり磁気テープ3上に形成され
たパーティションと同数のセルとしてパーティション・
インフォメーション・セルが形成される。
プールの領域とされ、管理情報の追加記憶が可能な領域
とされる。このメモリー・フリー・プールには記録再生
動作の経過や必要に応じて各種情報が記憶される。な
お、メモリー・フリー・プールに記憶される1単位のデ
ータ群を「セル」ということとする。まず、磁気テープ
3に形成されるパーティションに応じて、各パーティシ
ョンに対応する管理情報となるパーティション・インフ
ォメーション・セル(Partition Infomation Cell)#
0、#1・・・がメモリー・フリー・プールの先頭側か
ら順次書き込まれる。つまり磁気テープ3上に形成され
たパーティションと同数のセルとしてパーティション・
インフォメーション・セルが形成される。
【0034】またメモリー・フリー・プールの後端側か
らは、高速サーチ用のマップ情報としてのスーパー・ハ
イ・スピード・サーチ・マップ・セル(Super High Spe
ed Search Map Cell)が書き込まれる。また続いて後端
側からユーザー・ボリューム・ノート・セルや、ユーザ
ー・パーティション・ノート・セルが書き込まれる。ユ
ーザー・ボリューム・ノート・セルはテープカセット全
体に関してユーザーが入力したコメント等の情報であ
り、ユーザー・パーティション・ノート・セルは各パー
ティションに関してユーザーが入力したコメント等の情
報である。したがって、これらはユーザーが書込を指示
した際に記憶されるものであり、これらの情報が必ずし
も全て記述されるものではない。またこれらの情報が記
憶されていない中間の領域は、メモリー・フリー・プー
ルとして後の書込のために残される。
らは、高速サーチ用のマップ情報としてのスーパー・ハ
イ・スピード・サーチ・マップ・セル(Super High Spe
ed Search Map Cell)が書き込まれる。また続いて後端
側からユーザー・ボリューム・ノート・セルや、ユーザ
ー・パーティション・ノート・セルが書き込まれる。ユ
ーザー・ボリューム・ノート・セルはテープカセット全
体に関してユーザーが入力したコメント等の情報であ
り、ユーザー・パーティション・ノート・セルは各パー
ティションに関してユーザーが入力したコメント等の情
報である。したがって、これらはユーザーが書込を指示
した際に記憶されるものであり、これらの情報が必ずし
も全て記述されるものではない。またこれらの情報が記
憶されていない中間の領域は、メモリー・フリー・プー
ルとして後の書込のために残される。
【0035】フィールドFL1のマニファクチャー・イ
ンフォメーションは、例えば図5に示すような構造とさ
れる。なお各データのサイズ(バイト数)を右側に示し
ている。マニュファクチャー・インフォメーションに
は、まず先頭1バイトにマニュファクチャー・パート・
チェックサム(manufacture part checksum)として、
このマニュファクチャー・インフォメーションのデータ
に対するチェックサムの情報が格納される。このマニュ
ファクチャー・パート・チェックサムの情報はカセット
製造時に与えられる。
ンフォメーションは、例えば図5に示すような構造とさ
れる。なお各データのサイズ(バイト数)を右側に示し
ている。マニュファクチャー・インフォメーションに
は、まず先頭1バイトにマニュファクチャー・パート・
チェックサム(manufacture part checksum)として、
このマニュファクチャー・インフォメーションのデータ
に対するチェックサムの情報が格納される。このマニュ
ファクチャー・パート・チェックサムの情報はカセット
製造時に与えられる。
【0036】そしてマニュファクチャー・パートを構成
する実データとしてMICタイプ(mic type)からライ
ト・プロテクテド・データ・バイト・カウント(Write
Protected data byte count)までが記述される。なお
リザーブ(reserved)とは、将来的なデータ記憶のため
の予備とされている領域を示している。これは以降の説
明でも同様である。
する実データとしてMICタイプ(mic type)からライ
ト・プロテクテド・データ・バイト・カウント(Write
Protected data byte count)までが記述される。なお
リザーブ(reserved)とは、将来的なデータ記憶のため
の予備とされている領域を示している。これは以降の説
明でも同様である。
【0037】MICタイプ(mic type)は、当該テープ
カセットに実際に備えられるMICのタイプを示すデー
タである。MICマニュファクチャ・デート(mic manu
facture date)は、当該MICの製造年月日(及び時
間)が示される。MICマニュファクチャ・ラインネー
ム(mic manufacture line name)はMICを製造した
ライン名の情報が示される。MICマニュファクチャ・
プラントネーム(mic manufacture plant name)はMI
Cを製造した工場名の情報が示される。MICマニュフ
ァクチュアラ・ネーム(mic manufacturer name)は、
MICの製造社名の情報が示される。MICネーム(mi
c name)はMICのベンダー名の情報が示される。
カセットに実際に備えられるMICのタイプを示すデー
タである。MICマニュファクチャ・デート(mic manu
facture date)は、当該MICの製造年月日(及び時
間)が示される。MICマニュファクチャ・ラインネー
ム(mic manufacture line name)はMICを製造した
ライン名の情報が示される。MICマニュファクチャ・
プラントネーム(mic manufacture plant name)はMI
Cを製造した工場名の情報が示される。MICマニュフ
ァクチュアラ・ネーム(mic manufacturer name)は、
MICの製造社名の情報が示される。MICネーム(mi
c name)はMICのベンダー名の情報が示される。
【0038】またカセットマニュファクチャ・デート
(cassette manufacture date)、カセットマニュファ
クチャ・ラインネーム(cassette manufacture line na
me)、カセットマニュファクチャ・プラントネーム(ca
ssette manufacture plant name)、カセットマニュフ
ァクチュアラ・ネーム(cassette manufacturer nam
e)、カセットネーム(cassette name)は、それぞれ上
記したMICに関する情報と同様のカセット自体の情報
が記述される。
(cassette manufacture date)、カセットマニュファ
クチャ・ラインネーム(cassette manufacture line na
me)、カセットマニュファクチャ・プラントネーム(ca
ssette manufacture plant name)、カセットマニュフ
ァクチュアラ・ネーム(cassette manufacturer nam
e)、カセットネーム(cassette name)は、それぞれ上
記したMICに関する情報と同様のカセット自体の情報
が記述される。
【0039】OEMカスタマー・ネーム(oem customer
name)としては、OEM(Original Equipment Manufa
ctures)の相手先の会社名の情報が格納される。フィジ
カル・テープ・キャラクタリステックID(physical t
ape characteristic ID)としては、例えば、テープの
材質、テープ厚、テープ長等の、物理的な磁気テープの
特性の情報が示される。マキシマム・クロック・フリケ
ンシー(maximum clock frequency)としては、当該M
ICが対応する最大クロック周波数を示す情報が格納さ
れる。マキシマムライトサイクル(maximum write cycl
e)では、例えばMICの特性としてテープストリーマ
ドライブ10との1回の通信によって何バイトのデータ
を転送することができるかというデータ長単位情報が示
される。この情報はMICとして使用する不揮発性メモ
リの物理的な特性に依存するものとされる。MICキャ
パシティ(mic capacity)としては、当該MICの記憶
容量情報が示される。
name)としては、OEM(Original Equipment Manufa
ctures)の相手先の会社名の情報が格納される。フィジ
カル・テープ・キャラクタリステックID(physical t
ape characteristic ID)としては、例えば、テープの
材質、テープ厚、テープ長等の、物理的な磁気テープの
特性の情報が示される。マキシマム・クロック・フリケ
ンシー(maximum clock frequency)としては、当該M
ICが対応する最大クロック周波数を示す情報が格納さ
れる。マキシマムライトサイクル(maximum write cycl
e)では、例えばMICの特性としてテープストリーマ
ドライブ10との1回の通信によって何バイトのデータ
を転送することができるかというデータ長単位情報が示
される。この情報はMICとして使用する不揮発性メモ
リの物理的な特性に依存するものとされる。MICキャ
パシティ(mic capacity)としては、当該MICの記憶
容量情報が示される。
【0040】ライトプロテクト・スタートアドレス(wr
ite protect start address)は、MICの所要の一部
の領域を書き込み禁止とするために用いられ、書き込み
禁止領域の開始アドレスを示す。ライトプロテクトバイ
トカウント(write protected data byte count)は書
き込み禁止領域のバイト数が示される。つまり、上記ラ
イトプロテクト・スタートアドレスで指定されたアドレ
スから、このライトプロテクトカウントの領域により示
されるバイト数により占められる領域が書き込み禁止領
域として設定されることになる。
ite protect start address)は、MICの所要の一部
の領域を書き込み禁止とするために用いられ、書き込み
禁止領域の開始アドレスを示す。ライトプロテクトバイ
トカウント(write protected data byte count)は書
き込み禁止領域のバイト数が示される。つまり、上記ラ
イトプロテクト・スタートアドレスで指定されたアドレ
スから、このライトプロテクトカウントの領域により示
されるバイト数により占められる領域が書き込み禁止領
域として設定されることになる。
【0041】続いて図4のフィールドFL2のメモリマ
ネジメントインフォメーションの構造を図6で説明す
る。各データのサイズ(バイト数)を右側に示す。メモ
リマネジメント・インフォメーションにはまずドライブ
イニシャライズパート・チェックサム(drive Initiali
ze part checksum)として、このドライブイニシャライ
ズパートとされるメモリマネジメント・インフォメーシ
ョンのデータに対するチェックサムの情報が格納され
る。
ネジメントインフォメーションの構造を図6で説明す
る。各データのサイズ(バイト数)を右側に示す。メモ
リマネジメント・インフォメーションにはまずドライブ
イニシャライズパート・チェックサム(drive Initiali
ze part checksum)として、このドライブイニシャライ
ズパートとされるメモリマネジメント・インフォメーシ
ョンのデータに対するチェックサムの情報が格納され
る。
【0042】そしてメモリ・マネージメント・インフォ
メーションを構成する実データとしてMICロジカルフ
ォーマットタイプ(mic logical format type)からフ
リープールボトムアドレス(Free Pool Bottom Addres
s)までの情報が記述される。
メーションを構成する実データとしてMICロジカルフ
ォーマットタイプ(mic logical format type)からフ
リープールボトムアドレス(Free Pool Bottom Addres
s)までの情報が記述される。
【0043】まずMICロジカル・フォーマット・タイ
プ(mic logical format type)として、MICの論理
フォーマットのIDナンバが格納される。MICフォー
マットとしては、例えば、基本MICフォーマットのほ
かに、ファームウェア更新テープMICフォーマット、
リファレンステープMICフォーマット、クリーニング
カセットMICフォーマット等に関連するフォーマット
が各種存在するものとされ、当該テープカセットのMI
Cフォーマットに応じたIDナンバが示されることにな
る。
プ(mic logical format type)として、MICの論理
フォーマットのIDナンバが格納される。MICフォー
マットとしては、例えば、基本MICフォーマットのほ
かに、ファームウェア更新テープMICフォーマット、
リファレンステープMICフォーマット、クリーニング
カセットMICフォーマット等に関連するフォーマット
が各種存在するものとされ、当該テープカセットのMI
Cフォーマットに応じたIDナンバが示されることにな
る。
【0044】アブソリュート・ボリューム・マップ・ポ
インタ(absolute volume map pointer)には図4のス
ーパー・ハイ・スピード・サーチ・マップ・セルの領域
の先頭アドレスを示すポインタが配置される。ユーザ・
ボリューム・ノート・セル・ポインタ(user volume no
te cell pointer)は、テープカセットに対してユーザ
ーがSCSI経由で自由にデータの読み書きが可能な記
憶領域、つまり図4に示したユーザー・ボリューム・ノ
ート・セルの開始アドレスを示す。ユーザ・パーティシ
ョン・ノート・セル・ポインタ(user partition note
cell pointer)は、各パーティションに対してユーザー
がSCSI経由で自由にデータの読み書きが可能な記憶
領域、つまり図4のユーザ・パーティション・ノート・
セルの開始アドレスを示している。なおユーザ・パーテ
ィション・ノート・セルは複数個記憶される場合がある
が、このユーザ・パーティション・ノート・セル・ポイ
ンタは、複数のユーザ・パーティション・ノート・セル
のうちの先頭のセルの開始アドレスを示すことになる。
インタ(absolute volume map pointer)には図4のス
ーパー・ハイ・スピード・サーチ・マップ・セルの領域
の先頭アドレスを示すポインタが配置される。ユーザ・
ボリューム・ノート・セル・ポインタ(user volume no
te cell pointer)は、テープカセットに対してユーザ
ーがSCSI経由で自由にデータの読み書きが可能な記
憶領域、つまり図4に示したユーザー・ボリューム・ノ
ート・セルの開始アドレスを示す。ユーザ・パーティシ
ョン・ノート・セル・ポインタ(user partition note
cell pointer)は、各パーティションに対してユーザー
がSCSI経由で自由にデータの読み書きが可能な記憶
領域、つまり図4のユーザ・パーティション・ノート・
セルの開始アドレスを示している。なおユーザ・パーテ
ィション・ノート・セルは複数個記憶される場合がある
が、このユーザ・パーティション・ノート・セル・ポイ
ンタは、複数のユーザ・パーティション・ノート・セル
のうちの先頭のセルの開始アドレスを示すことになる。
【0045】パーティション・インフォメーション・セ
ル・ポインタ(partition information cell pointer)
は、図4のパーティション・インフォメーション・セル
#0の開始アドレスを示す。メモリー・フリー・プール
に書き込まれていくパーティション・インフォメーショ
ンは、磁気テープ3に形成されるパーティションの数だ
け形成されることになるが、全てのパーティション・イ
ンフォメーション・セル#0〜#Nはリンク構造により
ポインタによって連結されている。つまり、パーティシ
ョン・イン・フォメーション・セル・ポインタがパーテ
ィション#0のアドレスを示すルートとされ、それ以降
のパーティション・インフォメーション・セルのポイン
タは、直前のパーティション・インフォメーション・セ
ル内に配される。
ル・ポインタ(partition information cell pointer)
は、図4のパーティション・インフォメーション・セル
#0の開始アドレスを示す。メモリー・フリー・プール
に書き込まれていくパーティション・インフォメーショ
ンは、磁気テープ3に形成されるパーティションの数だ
け形成されることになるが、全てのパーティション・イ
ンフォメーション・セル#0〜#Nはリンク構造により
ポインタによって連結されている。つまり、パーティシ
ョン・イン・フォメーション・セル・ポインタがパーテ
ィション#0のアドレスを示すルートとされ、それ以降
のパーティション・インフォメーション・セルのポイン
タは、直前のパーティション・インフォメーション・セ
ル内に配される。
【0046】以上のように各ポインタ(アブソリュート
・ボリューム・マップ・ポインタ、ユーザ・ボリューム
・ノート・セル・ポインタ、ユーザ・パーティション・
ノート・セル・ポインタ、パーティション・インフォメ
ーション・セル・ポインタ)により、フィールドFL4
内の各データ位置が管理される。
・ボリューム・マップ・ポインタ、ユーザ・ボリューム
・ノート・セル・ポインタ、ユーザ・パーティション・
ノート・セル・ポインタ、パーティション・インフォメ
ーション・セル・ポインタ)により、フィールドFL4
内の各データ位置が管理される。
【0047】ボリューム・アトリビュート・フラグ(Vo
lume Attribute Flags)は、MIC4に対する論理的な
書き込み禁止タブを提供するために1バイトのフラグと
されている。すなわち、MICヘッダフラグが示す内容
としては、マニュファクチャー・パート部分の書き込み
許可/禁止、またはマニュファクチャー・パート以外の
部分の書き込み許可/禁止とされる。
lume Attribute Flags)は、MIC4に対する論理的な
書き込み禁止タブを提供するために1バイトのフラグと
されている。すなわち、MICヘッダフラグが示す内容
としては、マニュファクチャー・パート部分の書き込み
許可/禁止、またはマニュファクチャー・パート以外の
部分の書き込み許可/禁止とされる。
【0048】フリー・プール・トップ・アドレス(Free
Pool Top Address)及びフリー・プール・ボトム・ア
ドレス(Free Pool Bottom Address)は、フィールドF
L2におけるその時点でのメモリー・フリー・プールの
開始アドレスと終了アドレスを示す。メモリー・フリー
・プールとしての領域は、パーティション・インフォメ
ーションやユーザー・パーティション・ノート等の書込
や消去に応じて変化するため、それに応じてフリープー
ル・トップ・アドレスやフリー・プール・ボトム・アド
レスが更新される。
Pool Top Address)及びフリー・プール・ボトム・ア
ドレス(Free Pool Bottom Address)は、フィールドF
L2におけるその時点でのメモリー・フリー・プールの
開始アドレスと終了アドレスを示す。メモリー・フリー
・プールとしての領域は、パーティション・インフォメ
ーションやユーザー・パーティション・ノート等の書込
や消去に応じて変化するため、それに応じてフリープー
ル・トップ・アドレスやフリー・プール・ボトム・アド
レスが更新される。
【0049】続いて図4のフィールドFL3のボリュー
ム・タグの構造を図7で説明する。各データのサイズ
(バイト数)を右側に示す。ボリューム・タグの先頭に
はボリューム・インフォメーション・チェックサム(Vo
lume Information Checksum)として、テープカセット
全体の基本的な管理情報が記憶されるボリューム・イン
フォメーション(Volume Information)のデータに対す
るチェックサムの情報が格納される。さらに、アキュム
レイティブ・パーティション・インフォメーション・チ
ェックサム(Accumulative Partition Information Che
cksum)として、テープカセット製造時からの履歴情報
が記憶されるアキュムレイティブ・パーティション・イ
ンフォメーション(Accumulative Partition Informati
on)のデータに対するチェックサムの情報が格納され
る。
ム・タグの構造を図7で説明する。各データのサイズ
(バイト数)を右側に示す。ボリューム・タグの先頭に
はボリューム・インフォメーション・チェックサム(Vo
lume Information Checksum)として、テープカセット
全体の基本的な管理情報が記憶されるボリューム・イン
フォメーション(Volume Information)のデータに対す
るチェックサムの情報が格納される。さらに、アキュム
レイティブ・パーティション・インフォメーション・チ
ェックサム(Accumulative Partition Information Che
cksum)として、テープカセット製造時からの履歴情報
が記憶されるアキュムレイティブ・パーティション・イ
ンフォメーション(Accumulative Partition Informati
on)のデータに対するチェックサムの情報が格納され
る。
【0050】ボリューム・ノート・チェックサム(Volu
me note checksum)、ボリューム・ノート(Volume not
e)に続いて、カートリッジ・シリアル・ナンバ(Cartr
idgeSerial Number)は、例えばASCIIコードに基
づいた32文字の文字情報とされるシリアルナンバが格
納される。マニュファクチャーID(Manufacturer I
D)は、製造業者識別子としてテープカセット1の製造
業者のコードナンバーが格納される。セカンダリーID
(Secondary ID)は、テープカセット1のタイプに応じ
た二次識別子とされ、例えば1バイトのコード値として
テープの属性情報が格納される。カートリッジ・シリア
ル・ナンバー・パート・チェックサム(Cartridge Seri
al Number Part Checksum)は、カートリッジ・シリア
ル・ナンバ、マニュファクチャーID、セカンダリーI
Dのチェックサム情報とされる。スペシフィック・ボリ
ューム・タグ(Specific Volume Tag)1乃至13は例え
ばリザーブとして、各エリアが例えば36バイトで構成
されている。
me note checksum)、ボリューム・ノート(Volume not
e)に続いて、カートリッジ・シリアル・ナンバ(Cartr
idgeSerial Number)は、例えばASCIIコードに基
づいた32文字の文字情報とされるシリアルナンバが格
納される。マニュファクチャーID(Manufacturer I
D)は、製造業者識別子としてテープカセット1の製造
業者のコードナンバーが格納される。セカンダリーID
(Secondary ID)は、テープカセット1のタイプに応じ
た二次識別子とされ、例えば1バイトのコード値として
テープの属性情報が格納される。カートリッジ・シリア
ル・ナンバー・パート・チェックサム(Cartridge Seri
al Number Part Checksum)は、カートリッジ・シリア
ル・ナンバ、マニュファクチャーID、セカンダリーI
Dのチェックサム情報とされる。スペシフィック・ボリ
ューム・タグ(Specific Volume Tag)1乃至13は例え
ばリザーブとして、各エリアが例えば36バイトで構成
されている。
【0051】続いて図7に示すフィールドFL4に記憶
されるセルについて説明する。上記したようにフィール
ドFL4にはパーティション・インフォメーション・セ
ル、ユーザー・パーティション・ノート・セル等が記憶
される。これらの各セルの構造を図8に示す。1つのセ
ルは図8(a)に示すように8バイトのリンク・インフ
ォメーションと、nバイト(セル種別によって異なる)
のデータから形成される。
されるセルについて説明する。上記したようにフィール
ドFL4にはパーティション・インフォメーション・セ
ル、ユーザー・パーティション・ノート・セル等が記憶
される。これらの各セルの構造を図8に示す。1つのセ
ルは図8(a)に示すように8バイトのリンク・インフ
ォメーションと、nバイト(セル種別によって異なる)
のデータから形成される。
【0052】8バイトのリンク・インフォメーション
は、各セルに設けられているもので、その構造は図8
(b)のようになる。まずセル内のデータに関するチェ
ックサムとして、1バイトのセルチェックサム(cell c
hecksum)が設けられる。また2バイトのセルサイズ(c
ell size)として、そのセルのサイズが示される。
は、各セルに設けられているもので、その構造は図8
(b)のようになる。まずセル内のデータに関するチェ
ックサムとして、1バイトのセルチェックサム(cell c
hecksum)が設けられる。また2バイトのセルサイズ(c
ell size)として、そのセルのサイズが示される。
【0053】プリビアス・セル・ポインタ(previous c
ell pointer)及びネクスト・セル・ポインタ(next ce
ll pointer)は、実際のリンケージデータ(リンク構造
を構築するデータ)であり、同一種類の複数のセルがリ
ンクされる際に、このプリビアス・セル・ポインタとネ
クスト・セルポインタで前後のセルが指定される。
ell pointer)及びネクスト・セル・ポインタ(next ce
ll pointer)は、実際のリンケージデータ(リンク構造
を構築するデータ)であり、同一種類の複数のセルがリ
ンクされる際に、このプリビアス・セル・ポインタとネ
クスト・セルポインタで前後のセルが指定される。
【0054】このような構造のセルとしては、パーティ
ション・インフォメーション・セル、スーパー・ハイ・
スピード・サーチ・マップ・セル、ユーザー・ボリュー
ム・ノート・セル、ユーザー・パーティション・ノート
・セルが存在する。そしてパーティション・インフォメ
ーション・セルは、セルサイズは固定値となる。その他
のセルは、セルサイズは可変値となる。
ション・インフォメーション・セル、スーパー・ハイ・
スピード・サーチ・マップ・セル、ユーザー・ボリュー
ム・ノート・セル、ユーザー・パーティション・ノート
・セルが存在する。そしてパーティション・インフォメ
ーション・セルは、セルサイズは固定値となる。その他
のセルは、セルサイズは可変値となる。
【0055】以上のようにMIC4内のデータ構造は図
4〜図8で説明してきたようになるが、このようなMI
C4のデータ構造はあくまで一例であり、データの配置
や領域設定、データ内容、データサイズ等はこれに限定
されるものではない。
4〜図8で説明してきたようになるが、このようなMI
C4のデータ構造はあくまで一例であり、データの配置
や領域設定、データ内容、データサイズ等はこれに限定
されるものではない。
【0056】4.MICのデータ通信の概要 ところで、テープカセット1がテープストリーマドライ
ブ10に装填され、MIC4と通信を行う場合、所要の
データ単位、周波数クロックによってデータ転送が行わ
れる。図9はデータ転送の概要を説明する図である。こ
の図に示すMIC4は所定単位のデータ構造とされる記
憶領域4b(1)乃至4b(n)が形成され、各記憶領
域には所要のデータ長(ページ単位)によってデータの
書き込み、読み出しが行われる構造とされている。つま
り、データの書き込み/読み出しはページ単位で行われ
る。また、MIC4においてデータ入力(DATA)、
クロック入力(CLK)、電源(VCC)、アース(G
ND)が示されているが、これらの入出力は図2、図3
に示した各端子を介して行われることになる。
ブ10に装填され、MIC4と通信を行う場合、所要の
データ単位、周波数クロックによってデータ転送が行わ
れる。図9はデータ転送の概要を説明する図である。こ
の図に示すMIC4は所定単位のデータ構造とされる記
憶領域4b(1)乃至4b(n)が形成され、各記憶領
域には所要のデータ長(ページ単位)によってデータの
書き込み、読み出しが行われる構造とされている。つま
り、データの書き込み/読み出しはページ単位で行われ
る。また、MIC4においてデータ入力(DATA)、
クロック入力(CLK)、電源(VCC)、アース(G
ND)が示されているが、これらの入出力は図2、図3
に示した各端子を介して行われることになる。
【0057】システムコントローラ15がMIC4に対
して所望するデータを要求する場合、インターフェース
15aを介して所定周波数のクロックCLK及びデータ
要求に対応したデータ(DATA)の出力を行う。この
クロックCLK及びデータ(DATA)はシリアルイン
ターフェース30を介して、MIC4のインターフェー
ス4aに供給される。これにより、MIC4からは記憶
領域4b(1)乃至4b(n)のなかから所要のページ
単位によって記憶されているデータを、クロックCLK
に基づいて選択的に読み出すことができるようになる。
また、データの書き込みを行う場合については、システ
ムコントローラ15はページ単位に対応したデータをM
IC4に対して転送し、MIC4では受信したデータが
所要の記憶領域に書き込まれる。
して所望するデータを要求する場合、インターフェース
15aを介して所定周波数のクロックCLK及びデータ
要求に対応したデータ(DATA)の出力を行う。この
クロックCLK及びデータ(DATA)はシリアルイン
ターフェース30を介して、MIC4のインターフェー
ス4aに供給される。これにより、MIC4からは記憶
領域4b(1)乃至4b(n)のなかから所要のページ
単位によって記憶されているデータを、クロックCLK
に基づいて選択的に読み出すことができるようになる。
また、データの書き込みを行う場合については、システ
ムコントローラ15はページ単位に対応したデータをM
IC4に対して転送し、MIC4では受信したデータが
所要の記憶領域に書き込まれる。
【0058】この場合、従来の技術でも述べたように、
テープストリーマドライブ10の通信方式がMIC4の
通信方式よりも劣ったものとされている場合、データの
転送を効率良く行うことができない。例えば、MIC4
における最大のページ単位が例えば32バイトに対応し
ている場合でも、テープストリーマドライブ10では1
6バイト単位の転送を行うことしかできないようにされ
ていると、1個のデータを2回に分けて送信することに
なる。さらにクロック周波数についても、MIC4では
例えば最大400KHzのクロック周波数に対応してい
る場合でも、テープストリーマドライブ10では例えば
100KHzでしかクロックCLKを出力することがで
きないようにされていた場合、データ通信を行うことは
できるが、MIC4のデータ転送速度を十分に発揮して
効率の良いデータ転送を行うことができない。
テープストリーマドライブ10の通信方式がMIC4の
通信方式よりも劣ったものとされている場合、データの
転送を効率良く行うことができない。例えば、MIC4
における最大のページ単位が例えば32バイトに対応し
ている場合でも、テープストリーマドライブ10では1
6バイト単位の転送を行うことしかできないようにされ
ていると、1個のデータを2回に分けて送信することに
なる。さらにクロック周波数についても、MIC4では
例えば最大400KHzのクロック周波数に対応してい
る場合でも、テープストリーマドライブ10では例えば
100KHzでしかクロックCLKを出力することがで
きないようにされていた場合、データ通信を行うことは
できるが、MIC4のデータ転送速度を十分に発揮して
効率の良いデータ転送を行うことができない。
【0059】そこで本例では、例えばテープストリーマ
ドライブ10にテープカセット1が装填されたときに、
システムコントローラ15が図5に示したマニュファク
チャー・インフォメーションにおける、データ転送情報
としてのマキシマム・クロック・フリケンシー(FL1
1)と、マキシマムライトサイクル(FL12)を検出
し、装填されたMIC4に対応した最大のクロック周波
数と、最大のページ長(ライトサイクル)を認識するよ
うにしている。したがって、異なるテープカセット1が
装填された場合でも、その都度マキシマム・クロック・
フリケンシーとマキシマム・ライト・サイクルに基づい
てテープストリーマドライブ10の通信方式を設定する
ことができるようになる。これにより、テープストリー
マドライブ10ではその動作状態をMIC4に対応して
切り替えることができるようになり、データ転送を行う
場合に、MIC4の性能を十分に発揮した上で通信を行
うことができるようになる。
ドライブ10にテープカセット1が装填されたときに、
システムコントローラ15が図5に示したマニュファク
チャー・インフォメーションにおける、データ転送情報
としてのマキシマム・クロック・フリケンシー(FL1
1)と、マキシマムライトサイクル(FL12)を検出
し、装填されたMIC4に対応した最大のクロック周波
数と、最大のページ長(ライトサイクル)を認識するよ
うにしている。したがって、異なるテープカセット1が
装填された場合でも、その都度マキシマム・クロック・
フリケンシーとマキシマム・ライト・サイクルに基づい
てテープストリーマドライブ10の通信方式を設定する
ことができるようになる。これにより、テープストリー
マドライブ10ではその動作状態をMIC4に対応して
切り替えることができるようになり、データ転送を行う
場合に、MIC4の性能を十分に発揮した上で通信を行
うことができるようになる。
【0060】5.データ転送情報の検出 図10は、テープストリーマドライブ10においてクロ
ック周波数とライトサイクルを設定する場合のシステム
コントローラ15の処理行程の一例を説明するフローチ
ャートである。テープストリーマドライブ10に対して
テープカセット1が装填されたことを検出すると(S0
01)、まず当該テープストリーマドライブ10におけ
るページ長、クロック周波数を最低値(例えばページ長
16バイト、クロック周波数100kHz)に設定して
(S002)、MIC4にアクセスしてマキシマム・ク
ロック・フリーケンシーとマキシマム・ライト・サイク
ルを検出する(S003)。なお、ステップS002に
おいて設定される最低値とは、テープストリーマドライ
ブ10における初期値として、MIC4においてそれ以
下の値がないとされる、ページ長及びクロック周波数と
される。そして、MIC4から検出されたマキシマム・
クロック・フリーケンシー、マキシマム・ライト・サイ
クルに基づいて、テープストリーマドライブ10におけ
るクロック周波数、ページ長を設定する(S004)。
ここで設定されたページ長及びクロック周波数は例えば
SRAM24に格納される。例えばMIC4の通信方式
がクロック周波数400kHz、ページ長が32バイト
とされている場合、テープストリーマドライブ10では
マキシマム・クロック・フリーケンシー、マキシマム・
ライト・サイクルによってこれらの値を取得することが
できる。
ック周波数とライトサイクルを設定する場合のシステム
コントローラ15の処理行程の一例を説明するフローチ
ャートである。テープストリーマドライブ10に対して
テープカセット1が装填されたことを検出すると(S0
01)、まず当該テープストリーマドライブ10におけ
るページ長、クロック周波数を最低値(例えばページ長
16バイト、クロック周波数100kHz)に設定して
(S002)、MIC4にアクセスしてマキシマム・ク
ロック・フリーケンシーとマキシマム・ライト・サイク
ルを検出する(S003)。なお、ステップS002に
おいて設定される最低値とは、テープストリーマドライ
ブ10における初期値として、MIC4においてそれ以
下の値がないとされる、ページ長及びクロック周波数と
される。そして、MIC4から検出されたマキシマム・
クロック・フリーケンシー、マキシマム・ライト・サイ
クルに基づいて、テープストリーマドライブ10におけ
るクロック周波数、ページ長を設定する(S004)。
ここで設定されたページ長及びクロック周波数は例えば
SRAM24に格納される。例えばMIC4の通信方式
がクロック周波数400kHz、ページ長が32バイト
とされている場合、テープストリーマドライブ10では
マキシマム・クロック・フリーケンシー、マキシマム・
ライト・サイクルによってこれらの値を取得することが
できる。
【0061】これにより、テープストリーマドライブ1
0ではMIC4に対して当該MIC4において最大とさ
れる32バイトのページ長でアクセスすることができる
ようになる。したがって、例えば16バイトのページ長
でアクセスを行っていた場合に2回行っていたデータ転
送処理を、1回のアクセスによるデータ転送処理で行う
ことができるようになり、比較的大きな容量のデータの
転送についても、効率良く行うことができるようにな
る。また、MIC4において最大とされる例えば400
kHzのクロック周波数を生成して出力することがとさ
れるクロック周波数に対応することができるようになる
ので、より高速にデータ転送を行うことができるように
なる。
0ではMIC4に対して当該MIC4において最大とさ
れる32バイトのページ長でアクセスすることができる
ようになる。したがって、例えば16バイトのページ長
でアクセスを行っていた場合に2回行っていたデータ転
送処理を、1回のアクセスによるデータ転送処理で行う
ことができるようになり、比較的大きな容量のデータの
転送についても、効率良く行うことができるようにな
る。また、MIC4において最大とされる例えば400
kHzのクロック周波数を生成して出力することがとさ
れるクロック周波数に対応することができるようになる
ので、より高速にデータ転送を行うことができるように
なる。
【0062】なお、図10に示した処理行程では、テー
プストリーマドライブ10におけるクロック周波数、ペ
ージ長を、テープカセット1が装填されたときに最低値
に設定する例を挙げたが、これは、マキシマム・クロッ
ク・フリーケンシー、マキシマムライトサイクルに基づ
いて設定されたクロック周波数、ページ長がカセット排
出後も保持されている場合を想定しているためである。
したがって、テープストリーマドライブ10からテープ
カセット1を排出するときに、図10のステップS00
2に相当する処理行程を実行してクロック周波数、ペー
ジ長を最低値に設定するようにしても良い。
プストリーマドライブ10におけるクロック周波数、ペ
ージ長を、テープカセット1が装填されたときに最低値
に設定する例を挙げたが、これは、マキシマム・クロッ
ク・フリーケンシー、マキシマムライトサイクルに基づ
いて設定されたクロック周波数、ページ長がカセット排
出後も保持されている場合を想定しているためである。
したがって、テープストリーマドライブ10からテープ
カセット1を排出するときに、図10のステップS00
2に相当する処理行程を実行してクロック周波数、ペー
ジ長を最低値に設定するようにしても良い。
【0063】また、本例ではMIC4に記憶されるマキ
シマム・クロック・フリーケンシーとして400kHz
を例に挙げて説明したが、上記したようにMIC4とし
て使用する不揮発性メモリの物理的な特性に依存するも
のとされる。したがって、この特性に応じて例えば10
0kHz、400kHz・・・、800kHz、160
0kHzなどといった値が記憶される。さらに、マキシ
マム・ライト・サイクルについても、本例では例えば3
2バイトを例に挙げたが、前記特性に応じて例えば16
バイト、32バイト、64バイト・・・といった値が記
憶される。
シマム・クロック・フリーケンシーとして400kHz
を例に挙げて説明したが、上記したようにMIC4とし
て使用する不揮発性メモリの物理的な特性に依存するも
のとされる。したがって、この特性に応じて例えば10
0kHz、400kHz・・・、800kHz、160
0kHzなどといった値が記憶される。さらに、マキシ
マム・ライト・サイクルについても、本例では例えば3
2バイトを例に挙げたが、前記特性に応じて例えば16
バイト、32バイト、64バイト・・・といった値が記
憶される。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のテープド
ライブ装置は、装填されたテープカセットに備えられる
メモリ(MIC)から、該メモリのデータ転送情報を検
出し、このデータ転送情報に基づいてメモリドライブ手
段の通信方式を設定することができるようにされてい
る。これにより、テープドライブ装置は前記メモリの性
能を十分に発揮して効率の良いデータ転送による管理情
報の読み出しまたは書き込みを行うことができるように
なる。また、前記テープドライブ装置は前記データ転送
情報として、前記メモリの転送データのデータ長単位情
報及びデータ転送時のクロック周波数情報を検出するこ
とができる。したがって、前記テープドライブ装置で
は、前記メモリの最大データ長単位でアクセスを行うこ
とができるようになり、さらに前記メモリの最大クロッ
ク周波数でより高速なデータの読み出しまたは書き込み
を行うことができるようになる。
ライブ装置は、装填されたテープカセットに備えられる
メモリ(MIC)から、該メモリのデータ転送情報を検
出し、このデータ転送情報に基づいてメモリドライブ手
段の通信方式を設定することができるようにされてい
る。これにより、テープドライブ装置は前記メモリの性
能を十分に発揮して効率の良いデータ転送による管理情
報の読み出しまたは書き込みを行うことができるように
なる。また、前記テープドライブ装置は前記データ転送
情報として、前記メモリの転送データのデータ長単位情
報及びデータ転送時のクロック周波数情報を検出するこ
とができる。したがって、前記テープドライブ装置で
は、前記メモリの最大データ長単位でアクセスを行うこ
とができるようになり、さらに前記メモリの最大クロッ
ク周波数でより高速なデータの読み出しまたは書き込み
を行うことができるようになる。
【0065】また、本発明の記録媒体としてはデータ転
送情報をメモリ(MIC)に記憶しているので、テープ
ドライブ装置では前記記録媒体が装填される毎にそのデ
ータ転送情報をメモリから検出することができる。つま
り、記録媒体としてはメモリに対応しているテープドラ
イブ装置に対して前記データ転送情報を供給することが
できるようになる。また、前記データ転送情報として、
前記メモリの転送データのデータ長単位情報及びデータ
転送時のクロック周波数情報が記憶されていることか
ら、テープドライブ装置に対して、前記メモリの最大デ
ータ長単位、最大クロック周波数に基づいてデータの読
み出しまたは書き込みを行うことができるようになる。
送情報をメモリ(MIC)に記憶しているので、テープ
ドライブ装置では前記記録媒体が装填される毎にそのデ
ータ転送情報をメモリから検出することができる。つま
り、記録媒体としてはメモリに対応しているテープドラ
イブ装置に対して前記データ転送情報を供給することが
できるようになる。また、前記データ転送情報として、
前記メモリの転送データのデータ長単位情報及びデータ
転送時のクロック周波数情報が記憶されていることか
ら、テープドライブ装置に対して、前記メモリの最大デ
ータ長単位、最大クロック周波数に基づいてデータの読
み出しまたは書き込みを行うことができるようになる。
【図1】本発明の実施の形態のテープストリーマドライ
ブのブロック図である。
ブのブロック図である。
【図2】実施の形態のテープカセットの内部構造を概略
的に示す説明図である。
的に示す説明図である。
【図3】実施の形態のテープカセットの外観を示す斜視
図である。
図である。
【図4】実施の形態のMICのデータ構造の説明図であ
る。
る。
【図5】実施の形態のMICのマニファクチャーパート
の説明図である。
の説明図である。
【図6】実施の形態のMICのドライブイニシャライズ
パートの説明図である。
パートの説明図である。
【図7】実施の形態のMICのボリュームタグの説明図
である。
である。
【図8】実施の形態のMICのセル構造の説明図であ
る。
る。
【図9】実施の形態のシステムコントローラとMICの
データ通信の概要を説明する図である。
データ通信の概要を説明する図である。
【図10】実施の形態においてMICに記憶されている
データ転送情報に基づいてテープストリーマドライブの
通信方式を設定する処理行程を説明するフローチャート
である。
データ転送情報に基づいてテープストリーマドライブの
通信方式を設定する処理行程を説明するフローチャート
である。
1 テープカセット、3 磁気テープ、4 MIC、1
0 テープストリーマドライブ、11 回転ドラム、1
2A,12B 記録ヘッド、13A,13B,13C
14A ドラムモータ、14B キャプスタンモータ、
14C Tリールモータ、14D Sリールモータ、1
4E ローディングモータ、再生ヘッド、15 システ
ムコントローラ、16 サーボコントローラ、17 メ
カドライバ、19 RF処理部、20 SCSIインタ
ーフェイス、21 圧縮/伸長回路、22 IFコント
ローラ/ECCフォーマター、23 バッファメモリ、
40 ホストコンピュータ、30 シリアルインターフ
ェース
0 テープストリーマドライブ、11 回転ドラム、1
2A,12B 記録ヘッド、13A,13B,13C
14A ドラムモータ、14B キャプスタンモータ、
14C Tリールモータ、14D Sリールモータ、1
4E ローディングモータ、再生ヘッド、15 システ
ムコントローラ、16 サーボコントローラ、17 メ
カドライバ、19 RF処理部、20 SCSIインタ
ーフェイス、21 圧縮/伸長回路、22 IFコント
ローラ/ECCフォーマター、23 バッファメモリ、
40 ホストコンピュータ、30 シリアルインターフ
ェース
Claims (4)
- 【請求項1】 磁気テープが収納されたテープカセット
が装填された際に、その磁気テープに対して情報の記録
または再生を行なうことができるテープドライブ手段
と、 装填された前記テープカセットに、前記磁気テープに対
する記録または再生を管理するための管理情報を記録す
るメモリが備えられている場合に、そのメモリに対して
所要の通信処理を行い管理情報の読み出しまたは書込み
を行なうことができるメモリドライブ手段と、 前記メモリに記憶されている当該メモリのデータ転送情
報を検出するデータ転送情報検出手段と、 前記データ転送情報に基づいて前記メモリドライブ手段
の通信方式を設定することができる通信方式設定手段
と、 を備えたことを特徴とするテープドライブ装置。 - 【請求項2】 前記データ転送情報は、前記メモリが前
記テープドライブ装置とデータ通信を行う場合のデータ
長単位情報及びクロック周波数情報であることを特徴と
する請求項1に記載のテープドライブ装置。 - 【請求項3】磁気テープが収納されたテープカセット
と、 前記テープカセットに備えられ、前記磁気テープに対す
る記録または再生を管理するための管理情報を記録する
メモリと、 を備えた記録媒体において、 前記メモリに当該メモリのデータ転送情報が記憶されて
いることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項4】 前記データ転送情報は、当該記録媒体が
装填されるテープドライブ装置のメモリドライブ手段と
データ通信を行う場合のデータ長単位情報及びクロック
周波数情報であることを特徴とする請求項3に記載の記
録媒体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10343424A JP2000173128A (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | テープドライブ装置、記録媒体 |
US09/449,608 US6614610B1 (en) | 1998-12-02 | 1999-11-30 | Tape drive unit and recording medium |
EP99403004A EP1017057B1 (en) | 1998-12-02 | 1999-12-02 | Tape drive unit |
DE69933275T DE69933275T2 (de) | 1998-12-02 | 1999-12-02 | Bandantriebseinrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10343424A JP2000173128A (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | テープドライブ装置、記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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