JP2000173188A - オーディオ信号処理装置ならびに映像音声記録再生装置 - Google Patents
オーディオ信号処理装置ならびに映像音声記録再生装置Info
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- JP2000173188A JP2000173188A JP10345223A JP34522398A JP2000173188A JP 2000173188 A JP2000173188 A JP 2000173188A JP 10345223 A JP10345223 A JP 10345223A JP 34522398 A JP34522398 A JP 34522398A JP 2000173188 A JP2000173188 A JP 2000173188A
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数チャンネルのオーディオデータを処理す
る際に、エラー訂正後の処理回路を複数チャンネルで共
有化できるようにする。 【解決手段】 RC19から、複数チャンネルのオーデ
ィオデータが時分割多重されてAIF20に供給され
る。レジスタ群203に、各チャンネル毎にデータ及び
エラーフラグが格納される。オーディオ処理部220で
は、供給されたオーディオデータに対して、必要に応じ
てレジスタ群203の対応するチャンネルのデータを用
いて所定の処理を行う。処理部220の出力は、互いに
ペアのチャンネル毎に、レジスタ群209の対応するレ
ジスタに格納され、時分割多重が分離される。レジスタ
群209の各レジスタの出力は、それぞれP/Sレジス
タ群210の対応するレジスタにラッチされ、サンプリ
ング周期に対応したタイミングで、各出力系統のデータ
が並列的に出力される。処理部220は、複数チャンネ
ルで共通して用いられる。
る際に、エラー訂正後の処理回路を複数チャンネルで共
有化できるようにする。 【解決手段】 RC19から、複数チャンネルのオーデ
ィオデータが時分割多重されてAIF20に供給され
る。レジスタ群203に、各チャンネル毎にデータ及び
エラーフラグが格納される。オーディオ処理部220で
は、供給されたオーディオデータに対して、必要に応じ
てレジスタ群203の対応するチャンネルのデータを用
いて所定の処理を行う。処理部220の出力は、互いに
ペアのチャンネル毎に、レジスタ群209の対応するレ
ジスタに格納され、時分割多重が分離される。レジスタ
群209の各レジスタの出力は、それぞれP/Sレジス
タ群210の対応するレジスタにラッチされ、サンプリ
ング周期に対応したタイミングで、各出力系統のデータ
が並列的に出力される。処理部220は、複数チャンネ
ルで共通して用いられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多チャンネルの
オーディオデータを処理するようにしたオーディオ信号
処理装置ならびに映像音声記録再生装置に関する。
オーディオデータを処理するようにしたオーディオ信号
処理装置ならびに映像音声記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、アナログオーディオ信号をA/D
変換してディジタルオーディオデータとして処理する、
ディジタルオーディオ機器が普及している。このような
ディジタルオーディオ機器の一例としては、ディジタル
方式のビデオデータおよびオーディオデータを記録媒体
に記録し、再生する、ディジタルビデオテープレコーダ
(以下、DVTRと略称する)がある。
変換してディジタルオーディオデータとして処理する、
ディジタルオーディオ機器が普及している。このような
ディジタルオーディオ機器の一例としては、ディジタル
方式のビデオデータおよびオーディオデータを記録媒体
に記録し、再生する、ディジタルビデオテープレコーダ
(以下、DVTRと略称する)がある。
【0003】DVTRにおいては、ディジタル方式のビ
デオデータおよびオーディオデータに対して、例えば積
符号を用いたエラー訂正符号化がなされ、所定単位(シ
ンクブロック)毎にIDや同期パターンを付加されて、
磁気テープなどの記録媒体に記録される。
デオデータおよびオーディオデータに対して、例えば積
符号を用いたエラー訂正符号化がなされ、所定単位(シ
ンクブロック)毎にIDや同期パターンを付加されて、
磁気テープなどの記録媒体に記録される。
【0004】再生時には、記録媒体から再生されたデー
タから同期パターンに基づきシンクブロックが切り出さ
れ、シンクブロック中のIDに基づき整列されエラー訂
正符号の復号化が行われる。このとき、データにエラー
訂正符号のエラー訂正能力を越えてエラーが存在すると
きには、そのデータはエラー訂正されず、エラーの存在
を示すエラーフラグがそのデータに付される。このよう
なエラー訂正処理後、エラー訂正されなかったデータが
所定の方法でエラー修整され、出力される。
タから同期パターンに基づきシンクブロックが切り出さ
れ、シンクブロック中のIDに基づき整列されエラー訂
正符号の復号化が行われる。このとき、データにエラー
訂正符号のエラー訂正能力を越えてエラーが存在すると
きには、そのデータはエラー訂正されず、エラーの存在
を示すエラーフラグがそのデータに付される。このよう
なエラー訂正処理後、エラー訂正されなかったデータが
所定の方法でエラー修整され、出力される。
【0005】また、エラー訂正後には、上述のエラー修
整の他に、ミュート処理、シャトルフィルタ、傾斜立ち
上げなどの処理が必要に応じて行われる。ミュート処理
は、出力を無音状態にする処理であり、例えばエラー状
態が長く続いたり、オーディオデータ以外のデータが再
生されたような場合に行われる。シャトルフィルタは、
テープの走行速度を記録時よりも高速にして再生するシ
ャトル再生の際に、飛び飛びに再生されるデータをフィ
ルタ処理によって補間する。傾斜立ち上げは、上述のミ
ュート処理が解除された際に、再生オーディオ信号のレ
ベルを徐々に立ち上げ、オーディオ信号の波形が急峻に
なることで発生する、パルス状の雑音を抑制する処理で
ある。
整の他に、ミュート処理、シャトルフィルタ、傾斜立ち
上げなどの処理が必要に応じて行われる。ミュート処理
は、出力を無音状態にする処理であり、例えばエラー状
態が長く続いたり、オーディオデータ以外のデータが再
生されたような場合に行われる。シャトルフィルタは、
テープの走行速度を記録時よりも高速にして再生するシ
ャトル再生の際に、飛び飛びに再生されるデータをフィ
ルタ処理によって補間する。傾斜立ち上げは、上述のミ
ュート処理が解除された際に、再生オーディオ信号のレ
ベルを徐々に立ち上げ、オーディオ信号の波形が急峻に
なることで発生する、パルス状の雑音を抑制する処理で
ある。
【0006】一方、近年では、例えば空間的に音場を形
成し、臨場感を高めるようなオーディオ再生方式であ
る、サラウンド方式などの普及により、オーディオ機器
の多チャンネル化が要求されている。また、多国語に対
応するためにも、より多くのチャンネル数が必要とされ
る。上述のDVTRでも、多くは、例えば4あるいは8
チャンネルといった多チャンネルに対応している。
成し、臨場感を高めるようなオーディオ再生方式であ
る、サラウンド方式などの普及により、オーディオ機器
の多チャンネル化が要求されている。また、多国語に対
応するためにも、より多くのチャンネル数が必要とされ
る。上述のDVTRでも、多くは、例えば4あるいは8
チャンネルといった多チャンネルに対応している。
【0007】また、特に放送局用などのプロ仕様の機器
の場合には、編集用に、通常の再生出力の他に確認用の
出力を備えており、この場合には、出力チャンネル数
は、さらに倍となる。
の場合には、編集用に、通常の再生出力の他に確認用の
出力を備えており、この場合には、出力チャンネル数
は、さらに倍となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来では、上述したエ
ラー訂正処理後の各処理を行う回路を、複数の出力チャ
ンネルのそれぞれに対して専用に設けていた。そのた
め、同一の回路がチャンネル数分だけ必要となり、回路
規模が大きくなってしまうという問題点があった。
ラー訂正処理後の各処理を行う回路を、複数の出力チャ
ンネルのそれぞれに対して専用に設けていた。そのた
め、同一の回路がチャンネル数分だけ必要となり、回路
規模が大きくなってしまうという問題点があった。
【0009】したがって、この発明の目的は、エラー訂
正後の処理回路を複数チャンネルで共有化できるような
オーディオ信号処理装置ならびに映像音声記録再生装置
を提供することにある。
正後の処理回路を複数チャンネルで共有化できるような
オーディオ信号処理装置ならびに映像音声記録再生装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、複数チャンネルのディジタルオー
ディオデータを扱うようにされたオーディオ信号処理装
置において、複数チャンネルのオーディオデータを時分
割多重して伝送する時分割多重手段と、時分割多重手段
で多重化されたオーディオデータが入力され、入力され
たオーディオデータに対してチャンネル毎に所定の処理
を施す信号処理手段と、信号処理手段による所定の処理
に必要なデータをチャンネル毎に保持するデータ保持手
段と、信号処理手段によってチャンネル毎に処理された
オーディオデータを出力する出力手段とを有することを
特徴とするオーディオ信号処理装置である。
題を解決するために、複数チャンネルのディジタルオー
ディオデータを扱うようにされたオーディオ信号処理装
置において、複数チャンネルのオーディオデータを時分
割多重して伝送する時分割多重手段と、時分割多重手段
で多重化されたオーディオデータが入力され、入力され
たオーディオデータに対してチャンネル毎に所定の処理
を施す信号処理手段と、信号処理手段による所定の処理
に必要なデータをチャンネル毎に保持するデータ保持手
段と、信号処理手段によってチャンネル毎に処理された
オーディオデータを出力する出力手段とを有することを
特徴とするオーディオ信号処理装置である。
【0011】また、この発明は、ディジタルビデオデー
タと、複数チャンネルのディジタルオーディオデータと
を共に記録媒体に記録し、記録媒体からディジタルビデ
オデータと複数チャンネルのディジタルオーディオデー
タとを再生するようにした映像音声記録再生装置におい
て、入力されたビデオデータおよび複数チャンネルのオ
ーディオデータに対して、それぞれ積符号を用いたエラ
ー訂正符号化を行い、ID情報および同期信号を付加し
て記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体に記録され
たビデオデータおよび複数チャンネルのオーディオデー
タを再生し、再生されたビデオデータおよび複数チャン
ネルのオーディオデータに対して、それぞれ同期信号お
よびID情報に基づき、積符号によるエラー訂正符号化
の復号化を行う再生手段と、再生手段によって再生され
た複数チャンネルのオーディオデータを時分割多重して
伝送する時分割多重手段と、時分割多重手段で多重化さ
れたオーディオデータが入力され、入力されたオーディ
オデータに対してチャンネル毎に所定の処理を施す信号
処理手段と、信号処理手段による所定の処理に必要なデ
ータをチャンネル毎に保持するデータ保持手段と、信号
処理手段によってチャンネル毎に処理されたオーディオ
データを出力する出力手段とを有することを特徴とする
映像音声記録再生装置である。
タと、複数チャンネルのディジタルオーディオデータと
を共に記録媒体に記録し、記録媒体からディジタルビデ
オデータと複数チャンネルのディジタルオーディオデー
タとを再生するようにした映像音声記録再生装置におい
て、入力されたビデオデータおよび複数チャンネルのオ
ーディオデータに対して、それぞれ積符号を用いたエラ
ー訂正符号化を行い、ID情報および同期信号を付加し
て記録媒体に記録する記録手段と、記録媒体に記録され
たビデオデータおよび複数チャンネルのオーディオデー
タを再生し、再生されたビデオデータおよび複数チャン
ネルのオーディオデータに対して、それぞれ同期信号お
よびID情報に基づき、積符号によるエラー訂正符号化
の復号化を行う再生手段と、再生手段によって再生され
た複数チャンネルのオーディオデータを時分割多重して
伝送する時分割多重手段と、時分割多重手段で多重化さ
れたオーディオデータが入力され、入力されたオーディ
オデータに対してチャンネル毎に所定の処理を施す信号
処理手段と、信号処理手段による所定の処理に必要なデ
ータをチャンネル毎に保持するデータ保持手段と、信号
処理手段によってチャンネル毎に処理されたオーディオ
データを出力する出力手段とを有することを特徴とする
映像音声記録再生装置である。
【0012】上述したように、この発明は、複数チャン
ネルのオーディオデータが時分割多重されて伝送され、
そのオーディオデータに対してチャンネル毎に信号処理
手段によって所定の処理を施すと共に、信号処理手段に
よる処理に必要なデータをチャンネル毎に保持し、チャ
ンネル毎に処理されたオーディオデータを出力するよう
にしているため、信号処理手段を複数チャンネルで共通
に用いることができる。
ネルのオーディオデータが時分割多重されて伝送され、
そのオーディオデータに対してチャンネル毎に信号処理
手段によって所定の処理を施すと共に、信号処理手段に
よる処理に必要なデータをチャンネル毎に保持し、チャ
ンネル毎に処理されたオーディオデータを出力するよう
にしているため、信号処理手段を複数チャンネルで共通
に用いることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明をディジタルVT
Rに対して適用した一実施形態について説明する。この
一実施形態は、放送局の環境で使用して好適なもので、
互いに異なる複数のフォーマットのビデオ信号の記録・
再生を可能とするものである。例えば、NTSC方式に
基づいたインターレス走査で有効ライン数が480本の
信号(480i信号)およびPAL方式に基づいたイン
ターレス走査で有効ライン数が576本の信号(576
i信号)の両者を殆どハードウエアを変更せずに記録・
再生することが可能とされる。さらに、インターレス走
査でライン数が1080本の信号(1080i信号)、
プログレッシブ走査(ノンインターレス)でライン数が
それぞれ480本、720本、1080本の信号(48
0p信号、720p信号、1080p信号)などの記録
・再生も行うようにできる。
Rに対して適用した一実施形態について説明する。この
一実施形態は、放送局の環境で使用して好適なもので、
互いに異なる複数のフォーマットのビデオ信号の記録・
再生を可能とするものである。例えば、NTSC方式に
基づいたインターレス走査で有効ライン数が480本の
信号(480i信号)およびPAL方式に基づいたイン
ターレス走査で有効ライン数が576本の信号(576
i信号)の両者を殆どハードウエアを変更せずに記録・
再生することが可能とされる。さらに、インターレス走
査でライン数が1080本の信号(1080i信号)、
プログレッシブ走査(ノンインターレス)でライン数が
それぞれ480本、720本、1080本の信号(48
0p信号、720p信号、1080p信号)などの記録
・再生も行うようにできる。
【0014】また、この一実施形態では、ビデオ信号
は、MPEG2方式に基づき圧縮符号化され、オーディ
オ信号は、非圧縮で扱われる。周知のように、MPEG
2は、動き補償予測符号化と、DCTによる圧縮符号化
とを組み合わせたものである。MPEG2のデータ構造
は、階層構造をなしており、下位から、ブロック層、マ
クロブロック層、スライス層、ピクチャ層、GOP層お
よびシーケンス層となっている。
は、MPEG2方式に基づき圧縮符号化され、オーディ
オ信号は、非圧縮で扱われる。周知のように、MPEG
2は、動き補償予測符号化と、DCTによる圧縮符号化
とを組み合わせたものである。MPEG2のデータ構造
は、階層構造をなしており、下位から、ブロック層、マ
クロブロック層、スライス層、ピクチャ層、GOP層お
よびシーケンス層となっている。
【0015】ブロック層は、DCTを行う単位であるD
CTブロックからなる。マクロブロック層は、複数のD
CTブロックで構成される。スライス層は、ヘッダ部
と、行間をまたがらない任意個のマクロブロックより構
成される。ピクチャ層は、ヘッダ部と、複数のスライス
とから構成される。ピクチャは、1画面に対応する。G
OP(Group Of Picture)層は、ヘッダ部と、フレーム内
符号化に基づくピクチャであるIピクチャと、予測符号
化に基づくピクチャであるPおよびBピクチャとから構
成される。
CTブロックからなる。マクロブロック層は、複数のD
CTブロックで構成される。スライス層は、ヘッダ部
と、行間をまたがらない任意個のマクロブロックより構
成される。ピクチャ層は、ヘッダ部と、複数のスライス
とから構成される。ピクチャは、1画面に対応する。G
OP(Group Of Picture)層は、ヘッダ部と、フレーム内
符号化に基づくピクチャであるIピクチャと、予測符号
化に基づくピクチャであるPおよびBピクチャとから構
成される。
【0016】GOPには、最低1枚のIピクチャが含ま
れ、PおよびBピクチャは、存在しなくても許容され
る。最上層のシーケンス層は、ヘッダ部と複数のGOP
とから構成される。
れ、PおよびBピクチャは、存在しなくても許容され
る。最上層のシーケンス層は、ヘッダ部と複数のGOP
とから構成される。
【0017】MPEGのフォーマットにおいては、スラ
イスが1つの可変長符号系列である。可変長符号系列と
は、可変長符号を復号化しなければデータの境界を検出
できない系列である。
イスが1つの可変長符号系列である。可変長符号系列と
は、可変長符号を復号化しなければデータの境界を検出
できない系列である。
【0018】また、シーケンス層、GOP層、ピクチャ
層、スライス層およびマクロブロック層の先頭には、そ
れぞれ、バイト単位に整列された所定のビットパターン
を有する識別コード(スタートコードと称される)が配
される。なお、上述した各層のヘッダ部は、ヘッダ、拡
張データまたはユーザデータをまとめて記述したもので
ある。シーケンス層のヘッダには、画像(ピクチャ)の
サイズ(縦横の画素数)等が記述される。GOP層のヘ
ッダには、タイムコードおよびGOPを構成するピクチ
ャ数等が記述される。
層、スライス層およびマクロブロック層の先頭には、そ
れぞれ、バイト単位に整列された所定のビットパターン
を有する識別コード(スタートコードと称される)が配
される。なお、上述した各層のヘッダ部は、ヘッダ、拡
張データまたはユーザデータをまとめて記述したもので
ある。シーケンス層のヘッダには、画像(ピクチャ)の
サイズ(縦横の画素数)等が記述される。GOP層のヘ
ッダには、タイムコードおよびGOPを構成するピクチ
ャ数等が記述される。
【0019】スライス層に含まれるマクロブロックは、
複数のDCTブロックの集合であり、DCTブロックの
符号化系列は、量子化されたDCT係数の系列を0係数
の連続回数(ラン)とその直後の非0系列(レベル)を
1つの単位として可変長符号化したものである。マクロ
ブロックならびにマクロブロック内のDCTブロックに
は、バイト単位に整列した識別コードは付加されない。
すなわち、これらは、1つの可変長符号系列ではない。
複数のDCTブロックの集合であり、DCTブロックの
符号化系列は、量子化されたDCT係数の系列を0係数
の連続回数(ラン)とその直後の非0系列(レベル)を
1つの単位として可変長符号化したものである。マクロ
ブロックならびにマクロブロック内のDCTブロックに
は、バイト単位に整列した識別コードは付加されない。
すなわち、これらは、1つの可変長符号系列ではない。
【0020】マクロブロックは、画面(ピクチャ)を1
6画素×16ラインの格子状に分割したものである。ス
ライスは、例えばこのマクロブロックを水平方向に連結
してなる。連続するスライスの前のスライスの最後のマ
クロブロックと、次のスライスの先頭のマクロブロック
とは連続しており、スライス間でのマクロブロックのオ
ーバーラップを形成することは、許されていない。ま
た、画面のサイズが決まると、1画面当たりのマクロブ
ロック数は、一意に決まる。
6画素×16ラインの格子状に分割したものである。ス
ライスは、例えばこのマクロブロックを水平方向に連結
してなる。連続するスライスの前のスライスの最後のマ
クロブロックと、次のスライスの先頭のマクロブロック
とは連続しており、スライス間でのマクロブロックのオ
ーバーラップを形成することは、許されていない。ま
た、画面のサイズが決まると、1画面当たりのマクロブ
ロック数は、一意に決まる。
【0021】一方、復号および符号化による信号の劣化
を避けるためには、符号化データ上で編集することが望
ましい。このとき、PピクチャおよびBピクチャは、そ
の復号に、時間的に前のピクチャあるいは前後のピクチ
ャを必要とする。そのため、編集単位を1フレーム単位
とすることができない。この点を考慮して、この一実施
形態では、1つのGOPが1枚のIピクチャからなるよ
うにしている。
を避けるためには、符号化データ上で編集することが望
ましい。このとき、PピクチャおよびBピクチャは、そ
の復号に、時間的に前のピクチャあるいは前後のピクチ
ャを必要とする。そのため、編集単位を1フレーム単位
とすることができない。この点を考慮して、この一実施
形態では、1つのGOPが1枚のIピクチャからなるよ
うにしている。
【0022】また、例えば1フレーム分の記録データが
記録される記録領域が所定のものとされる。MPEG2
では、可変長符号化を用いているので、1フレーム期間
に発生するデータを所定の記録領域に記録できるよう
に、1フレーム分の発生データ量が制御される。さら
に、この一実施形態では、磁気テープへの記録に適する
ように、1スライスを1マクロブロックから構成すると
共に、1マクロブロックを、所定長の固定枠に当てはめ
る。
記録される記録領域が所定のものとされる。MPEG2
では、可変長符号化を用いているので、1フレーム期間
に発生するデータを所定の記録領域に記録できるよう
に、1フレーム分の発生データ量が制御される。さら
に、この一実施形態では、磁気テープへの記録に適する
ように、1スライスを1マクロブロックから構成すると
共に、1マクロブロックを、所定長の固定枠に当てはめ
る。
【0023】図1は、この一実施形態による記録再生装
置の記録側の構成の一例を示す。記録時には、所定のイ
ンターフェース例えばSDI(Serial Data Interface)
の受信部を介してディジタルビデオ信号が端子101か
ら入力される。SDIは、(4:2:2)コンポーネン
トビデオ信号とディジタルオーディオ信号と付加的デー
タとを伝送するために、SMPTEによって規定された
インターフェイスである。入力ビデオ信号は、ビデオエ
ンコーダ102においてDCT(Discrete Cosine Trans
form) の処理を受け、係数データに変換され、係数デー
タが可変長符号化される。ビデオエンコーダ102から
の可変長符号化(VLC)データは、MPEG2に準拠
したエレメンタリストリームである。この出力は、セレ
クタ103の一方の入力端に供給される。
置の記録側の構成の一例を示す。記録時には、所定のイ
ンターフェース例えばSDI(Serial Data Interface)
の受信部を介してディジタルビデオ信号が端子101か
ら入力される。SDIは、(4:2:2)コンポーネン
トビデオ信号とディジタルオーディオ信号と付加的デー
タとを伝送するために、SMPTEによって規定された
インターフェイスである。入力ビデオ信号は、ビデオエ
ンコーダ102においてDCT(Discrete Cosine Trans
form) の処理を受け、係数データに変換され、係数デー
タが可変長符号化される。ビデオエンコーダ102から
の可変長符号化(VLC)データは、MPEG2に準拠
したエレメンタリストリームである。この出力は、セレ
クタ103の一方の入力端に供給される。
【0024】一方、入力端子104を通じて、ANSI
/SMPTE 305Mによって規定されたインターフ
ェイスである、SDTI(Serial Data Transport Inter
face) のフォーマットのデータが入力される。この信号
は、SDTI受信部105で同期検出される。そして、
バッファに一旦溜め込まれ、エレメンタリストリームが
抜き出される。抜き出されたエレメンタリストリーム
は、セレクタ103の他方の入力端に供給される。
/SMPTE 305Mによって規定されたインターフ
ェイスである、SDTI(Serial Data Transport Inter
face) のフォーマットのデータが入力される。この信号
は、SDTI受信部105で同期検出される。そして、
バッファに一旦溜め込まれ、エレメンタリストリームが
抜き出される。抜き出されたエレメンタリストリーム
は、セレクタ103の他方の入力端に供給される。
【0025】セレクタ103で選択され出力されたエレ
メンタリストリームは、ストリームコンバータ106に
供給される。ストリームコンバータ106では、MPE
G2の規定に基づきDCTブロック毎に並べられていた
DCT係数を、1マクロブロックを構成する複数のDC
Tブロックを通して、周波数成分毎にまとめ、まとめた
周波数成分を並べ替える。並べ替えられた変換エレメン
タリストリームは、パッキングおよびシャフリング部1
07に供給される。
メンタリストリームは、ストリームコンバータ106に
供給される。ストリームコンバータ106では、MPE
G2の規定に基づきDCTブロック毎に並べられていた
DCT係数を、1マクロブロックを構成する複数のDC
Tブロックを通して、周波数成分毎にまとめ、まとめた
周波数成分を並べ替える。並べ替えられた変換エレメン
タリストリームは、パッキングおよびシャフリング部1
07に供給される。
【0026】エレメンタリストリームのビデオデータ
は、可変長符号化されているため、各マクロブロックの
データの長さが不揃いである。パッキングおよびシャフ
リング部107では、マクロブロックが固定枠に詰め込
まれる。このとき、固定枠からはみ出た部分は、固定枠
のサイズに対して余った部分に順に詰め込まれる。ま
た、タイムコード等のシステムデータが入力端子108
からパッキングおよびシャフリング部107に供給さ
れ、ピクチャデータと同様にシステムデータが記録処理
を受ける。また、走査順に発生する1フレームのマクロ
ブロックを並び替え、テープ上のマクロブロックの記録
位置を分散させるシャフリングが行われる。シャフリン
グによって、変速再生時に断片的にデータが再生される
時でも、画像の更新率を向上させることができる。
は、可変長符号化されているため、各マクロブロックの
データの長さが不揃いである。パッキングおよびシャフ
リング部107では、マクロブロックが固定枠に詰め込
まれる。このとき、固定枠からはみ出た部分は、固定枠
のサイズに対して余った部分に順に詰め込まれる。ま
た、タイムコード等のシステムデータが入力端子108
からパッキングおよびシャフリング部107に供給さ
れ、ピクチャデータと同様にシステムデータが記録処理
を受ける。また、走査順に発生する1フレームのマクロ
ブロックを並び替え、テープ上のマクロブロックの記録
位置を分散させるシャフリングが行われる。シャフリン
グによって、変速再生時に断片的にデータが再生される
時でも、画像の更新率を向上させることができる。
【0027】パッキングおよびシャフリング部107か
らのビデオデータおよびシステムデータ(以下、特に必
要な場合を除き、システムデータを含む場合も単にビデ
オデータと言う。)が外符号エンコーダ109に供給さ
れる。ビデオデータおよびオーディオデータに対するエ
ラー訂正符号としては、積符号が使用される。積符号
は、ビデオデータまたはオーディオデータの2次元配列
の縦方向に外符号の符号化を行い、その横方向に内符号
の符号化を行い、データシンボルを2重に符号化するも
のである。外符号および内符号としては、リードソロモ
ンコード(Reed-Solomon code) を使用できる。
らのビデオデータおよびシステムデータ(以下、特に必
要な場合を除き、システムデータを含む場合も単にビデ
オデータと言う。)が外符号エンコーダ109に供給さ
れる。ビデオデータおよびオーディオデータに対するエ
ラー訂正符号としては、積符号が使用される。積符号
は、ビデオデータまたはオーディオデータの2次元配列
の縦方向に外符号の符号化を行い、その横方向に内符号
の符号化を行い、データシンボルを2重に符号化するも
のである。外符号および内符号としては、リードソロモ
ンコード(Reed-Solomon code) を使用できる。
【0028】外符号エンコーダ109の出力がシャフリ
ング部110に供給され、複数のECC(Error Correct
ig Code)ブロックにわたってシンクブロック単位で順番
を入れ替える、シャフリングがなされる。シンクブロッ
ク単位のシャフリングによって特定のECCブロックに
エラーが集中することが防止される。シャフリング部1
10でなされるシャフリングをインターリーブと称する
こともある。シャフリング部110の出力が混合部11
1に供給され、オーディオデータと混合される。なお、
混合部111は、後述のように、メインメモリにより構
成される。
ング部110に供給され、複数のECC(Error Correct
ig Code)ブロックにわたってシンクブロック単位で順番
を入れ替える、シャフリングがなされる。シンクブロッ
ク単位のシャフリングによって特定のECCブロックに
エラーが集中することが防止される。シャフリング部1
10でなされるシャフリングをインターリーブと称する
こともある。シャフリング部110の出力が混合部11
1に供給され、オーディオデータと混合される。なお、
混合部111は、後述のように、メインメモリにより構
成される。
【0029】112で示す入力端子からオーディオデー
タが供給される。この一実施形態では、非圧縮のディジ
タルオーディオ信号が扱われる。ディジタルオーディオ
信号は、入力側のSDI受信部(図示しない)またはS
DTI受信部105で分離されたもの、またはオーディ
オインターフェースを介して入力されたものである。入
力ディジタルオーディオ信号が遅延部113を介してA
UX付加部114に供給される。遅延部113は、オー
ディオ信号とビデオ信号と時間合わせ用のものである。
入力端子115から供給されるオーディオAUXは、補
助的データであり、オーディオデータのサンプリング周
波数等のオーディオデータに関連する情報を有するデー
タである。オーディオAUXは、AUX付加部114に
てオーディオデータに付加され、オーディオデータと同
等に扱われる。
タが供給される。この一実施形態では、非圧縮のディジ
タルオーディオ信号が扱われる。ディジタルオーディオ
信号は、入力側のSDI受信部(図示しない)またはS
DTI受信部105で分離されたもの、またはオーディ
オインターフェースを介して入力されたものである。入
力ディジタルオーディオ信号が遅延部113を介してA
UX付加部114に供給される。遅延部113は、オー
ディオ信号とビデオ信号と時間合わせ用のものである。
入力端子115から供給されるオーディオAUXは、補
助的データであり、オーディオデータのサンプリング周
波数等のオーディオデータに関連する情報を有するデー
タである。オーディオAUXは、AUX付加部114に
てオーディオデータに付加され、オーディオデータと同
等に扱われる。
【0030】AUX付加部114からのオーディオデー
タおよびAUX(以下、特に必要な場合を除き、AUX
を含む場合も単にオーディオデータと言う。)が外符号
エンコーダ116に供給される。外符号エンコーダ11
6は、オーディオデータに対して外符号の符号化を行
う。外符号エンコーダ116の出力がシャフリング部1
17に供給され、シャフリング処理を受ける。オーディ
オシャフリングとして、シンクブロック単位のシャフリ
ングと、チャンネル単位のシャフリングとがなされる。
タおよびAUX(以下、特に必要な場合を除き、AUX
を含む場合も単にオーディオデータと言う。)が外符号
エンコーダ116に供給される。外符号エンコーダ11
6は、オーディオデータに対して外符号の符号化を行
う。外符号エンコーダ116の出力がシャフリング部1
17に供給され、シャフリング処理を受ける。オーディ
オシャフリングとして、シンクブロック単位のシャフリ
ングと、チャンネル単位のシャフリングとがなされる。
【0031】シャフリング部117の出力が混合部11
1に供給され、ビデオデータとオーディオデータが1チ
ャンネルのデータとされる。混合部111の出力がID
付加部118が供給され、ID付加部118にて、シン
クブロック番号を示す情報等を有するIDが付加され
る。ID付加部118の出力が内符号エンコーダ119
に供給され、内符号の符号化がなされる。さらに、内符
号エンコーダ119の出力が同期付加部120に供給さ
れ、シンクブロック毎の同期信号が付加される。同期信
号が付加されることによってシンクブロックが連続する
記録データが構成される。この記録データが記録アンプ
121を介して回転ヘッド122に供給され、磁気テー
プ123上に記録される。回転ヘッド122は、実際に
は、隣接するトラックを形成するヘッドのアジマスが互
いに異なる複数の磁気ヘッドが回転ドラムに取り付けら
れたものである。
1に供給され、ビデオデータとオーディオデータが1チ
ャンネルのデータとされる。混合部111の出力がID
付加部118が供給され、ID付加部118にて、シン
クブロック番号を示す情報等を有するIDが付加され
る。ID付加部118の出力が内符号エンコーダ119
に供給され、内符号の符号化がなされる。さらに、内符
号エンコーダ119の出力が同期付加部120に供給さ
れ、シンクブロック毎の同期信号が付加される。同期信
号が付加されることによってシンクブロックが連続する
記録データが構成される。この記録データが記録アンプ
121を介して回転ヘッド122に供給され、磁気テー
プ123上に記録される。回転ヘッド122は、実際に
は、隣接するトラックを形成するヘッドのアジマスが互
いに異なる複数の磁気ヘッドが回転ドラムに取り付けら
れたものである。
【0032】記録データに対して必要に応じてスクラン
ブル処理を行っても良い。また、記録時にディジタル変
調を行っても良く、さらに、パーシャル・レスポンスク
ラス4とビタビ符号を使用しても良い。
ブル処理を行っても良い。また、記録時にディジタル変
調を行っても良く、さらに、パーシャル・レスポンスク
ラス4とビタビ符号を使用しても良い。
【0033】磁気テープへの信号の記録は、回転する回
転ヘッド上に設けられた磁気ヘッドにより、斜めのトラ
ックを形成する、ヘリカルスキャン方式によって行われ
る。磁気ヘッドは、回転ドラム上の、互いに対向する位
置に、それぞれ複数個が設けられる。すなわち、磁気テ
ープが回転ヘッドに180°程度の巻き付け角で以て巻
き付けられている場合、回転ヘッドの180°の回転に
より、同時に複数本のトラックを形成することができ
る。また、磁気ヘッドは、互いにアジマスの異なる2個
で一組とされる。複数個の磁気ヘッドは、隣接するトラ
ックのアジマスが互いに異なるように配置される。
転ヘッド上に設けられた磁気ヘッドにより、斜めのトラ
ックを形成する、ヘリカルスキャン方式によって行われ
る。磁気ヘッドは、回転ドラム上の、互いに対向する位
置に、それぞれ複数個が設けられる。すなわち、磁気テ
ープが回転ヘッドに180°程度の巻き付け角で以て巻
き付けられている場合、回転ヘッドの180°の回転に
より、同時に複数本のトラックを形成することができ
る。また、磁気ヘッドは、互いにアジマスの異なる2個
で一組とされる。複数個の磁気ヘッドは、隣接するトラ
ックのアジマスが互いに異なるように配置される。
【0034】図2は、この発明の一実施形態の再生側の
構成の一例を示す。磁気テープ123から回転ヘッド1
22で再生された再生信号が再生アンプ131を介して
同期検出部132に供給される。再生信号に対して、等
化や波形整形などがなされる。また、ディジタル変調の
復調、ビタビ復号等が必要に応じてなされる。同期検出
部132は、シンクブロックの先頭に付加されている同
期信号を検出する。同期検出によって、シンクブロック
が切り出される。
構成の一例を示す。磁気テープ123から回転ヘッド1
22で再生された再生信号が再生アンプ131を介して
同期検出部132に供給される。再生信号に対して、等
化や波形整形などがなされる。また、ディジタル変調の
復調、ビタビ復号等が必要に応じてなされる。同期検出
部132は、シンクブロックの先頭に付加されている同
期信号を検出する。同期検出によって、シンクブロック
が切り出される。
【0035】同期検出ブロック132の出力が内符号デ
コーダ133に供給され、内符号のエラー訂正がなされ
る。内符号デコーダ133の出力がID補間部134に
供給され、内符号によりエラーとされたシンクブロック
のID例えばシンクブロック番号が補間される。ID補
間部134の出力が分離部135に供給され、ビデオデ
ータとオーディオデータとが分離される。上述したよう
に、ビデオデータは、MPEGのイントラ符号化で発生
したDCT係数データおよびシステムデータを意味し、
オーディオデータは、PCM(Pulse Code Modulation)
データおよびAUXを意味する。
コーダ133に供給され、内符号のエラー訂正がなされ
る。内符号デコーダ133の出力がID補間部134に
供給され、内符号によりエラーとされたシンクブロック
のID例えばシンクブロック番号が補間される。ID補
間部134の出力が分離部135に供給され、ビデオデ
ータとオーディオデータとが分離される。上述したよう
に、ビデオデータは、MPEGのイントラ符号化で発生
したDCT係数データおよびシステムデータを意味し、
オーディオデータは、PCM(Pulse Code Modulation)
データおよびAUXを意味する。
【0036】分離部135からのビデオデータがデシャ
フリング部136において、シャフリングと逆の処理が
なされる。デシャフリング部136は、記録側のシャフ
リング部110でなされたシンクブロック単位のシャフ
リングを元に戻す処理を行う。デシャフリング部136
の出力が外符号デコーダ137に供給され、外符号によ
るエラー訂正がなされる。訂正できないエラーが発生し
た場合には、エラーの有無を示すエラーフラグがエラー
有りを示すものとされる。
フリング部136において、シャフリングと逆の処理が
なされる。デシャフリング部136は、記録側のシャフ
リング部110でなされたシンクブロック単位のシャフ
リングを元に戻す処理を行う。デシャフリング部136
の出力が外符号デコーダ137に供給され、外符号によ
るエラー訂正がなされる。訂正できないエラーが発生し
た場合には、エラーの有無を示すエラーフラグがエラー
有りを示すものとされる。
【0037】外符号デコーダ137の出力がデシャフリ
ングおよびデパッキング部138に供給される。デシャ
フリングおよびデパッキング部138は、記録側のパッ
キングおよびシャフリング部107でなされたマクロブ
ロック単位のシャフリングを元に戻す処理を行う。ま
た、デシャフリングおよびデパッキング部138では、
記録時に施されたパッキングを分解する。すなわち、マ
クロブロック単位にデータの長さを戻して、元の可変長
符号を復元する。さらに、デシャフリングおよびデパッ
キング部138において、システムデータが分離され、
出力端子139に取り出される。
ングおよびデパッキング部138に供給される。デシャ
フリングおよびデパッキング部138は、記録側のパッ
キングおよびシャフリング部107でなされたマクロブ
ロック単位のシャフリングを元に戻す処理を行う。ま
た、デシャフリングおよびデパッキング部138では、
記録時に施されたパッキングを分解する。すなわち、マ
クロブロック単位にデータの長さを戻して、元の可変長
符号を復元する。さらに、デシャフリングおよびデパッ
キング部138において、システムデータが分離され、
出力端子139に取り出される。
【0038】デシャフリングおよびデパッキング部13
8の出力が補間部140に供給され、エラーフラグが立
っている(すなわち、エラーのある)データが修整され
る。すなわち、変換前に、マクロブロックデータの途中
にエラーがあるとされた場合には、エラー箇所以降の周
波数成分のDCT係数が復元できない。そこで、例えば
エラー箇所のデータをブロック終端符号(EOB)に置
き替え、それ以降の周波数成分のDCT係数をゼロとす
る。同様に、高速再生時にも、シンクブロック長に対応
する長さまでのDCT係数のみを復元し、それ以降の係
数は、ゼロデータに置き替えられる。さらに、補間部1
40では、ビデオデータの先頭に付加されているヘッダ
がエラーの場合に、ヘッダ(シーケンスヘッダ、GOP
ヘッダ、ピクチャヘッダ、ユーザデータ等)を回復する
処理もなされる。
8の出力が補間部140に供給され、エラーフラグが立
っている(すなわち、エラーのある)データが修整され
る。すなわち、変換前に、マクロブロックデータの途中
にエラーがあるとされた場合には、エラー箇所以降の周
波数成分のDCT係数が復元できない。そこで、例えば
エラー箇所のデータをブロック終端符号(EOB)に置
き替え、それ以降の周波数成分のDCT係数をゼロとす
る。同様に、高速再生時にも、シンクブロック長に対応
する長さまでのDCT係数のみを復元し、それ以降の係
数は、ゼロデータに置き替えられる。さらに、補間部1
40では、ビデオデータの先頭に付加されているヘッダ
がエラーの場合に、ヘッダ(シーケンスヘッダ、GOP
ヘッダ、ピクチャヘッダ、ユーザデータ等)を回復する
処理もなされる。
【0039】DCTブロックに跨がって、DCT係数が
DC成分および低域成分から高域成分へと並べられてい
るため、このように、ある箇所以降からDCT係数を無
視しても、マクロブロックを構成するDCTブロックの
それぞれに対して、満遍なくDCならびに低域成分から
のDCT係数を行き渡らせることができる。
DC成分および低域成分から高域成分へと並べられてい
るため、このように、ある箇所以降からDCT係数を無
視しても、マクロブロックを構成するDCTブロックの
それぞれに対して、満遍なくDCならびに低域成分から
のDCT係数を行き渡らせることができる。
【0040】補間部140の出力がストリームコンバー
タ141に供給される。ストリームコンバータ141で
は、記録側のストリームコンバータ106と逆の処理が
なされる。すなわち、DCTブロックに跨がって周波数
成分毎に並べられていたDCT係数を、DCTブロック
毎に並び替える。これにより、再生信号がMPEG2に
準拠したエレメンタリストリームに変換される。
タ141に供給される。ストリームコンバータ141で
は、記録側のストリームコンバータ106と逆の処理が
なされる。すなわち、DCTブロックに跨がって周波数
成分毎に並べられていたDCT係数を、DCTブロック
毎に並び替える。これにより、再生信号がMPEG2に
準拠したエレメンタリストリームに変換される。
【0041】また、ストリームコンバータ141の入出
力は、記録側と同様に、マクロブロックの最大長に応じ
て、十分な転送レート(バンド幅)を確保しておく。マ
クロブロックの長さを制限しない場合には、画素レート
の3倍のバンド幅を確保するのが好ましい。
力は、記録側と同様に、マクロブロックの最大長に応じ
て、十分な転送レート(バンド幅)を確保しておく。マ
クロブロックの長さを制限しない場合には、画素レート
の3倍のバンド幅を確保するのが好ましい。
【0042】ストリームコンバータ141の出力がビデ
オデコーダ142に供給される。ビデオデコーダ142
は、エレメンタリストリームを復号し、ビデオデータを
出力する。すなわち、ビデオデコーダ142は、逆量子
化処理と、逆DCT処理とがなされる。復号ビデオデー
タが出力端子143に取り出される。外部とのインター
フェースには、例えばSDIが使用される。また、スト
リームコンバータ141からのエレメンタリストリーム
がSDTI送信部144に供給される。SDTI送信部
144には、経路の図示を省略しているが、システムデ
ータ、再生オーディオデータ、AUXも供給され、SD
TIフォーマットのデータ構造を有するストリームへ変
換される。SDTI送信部144からのストリームが出
力端子145を通じて外部に出力される。
オデコーダ142に供給される。ビデオデコーダ142
は、エレメンタリストリームを復号し、ビデオデータを
出力する。すなわち、ビデオデコーダ142は、逆量子
化処理と、逆DCT処理とがなされる。復号ビデオデー
タが出力端子143に取り出される。外部とのインター
フェースには、例えばSDIが使用される。また、スト
リームコンバータ141からのエレメンタリストリーム
がSDTI送信部144に供給される。SDTI送信部
144には、経路の図示を省略しているが、システムデ
ータ、再生オーディオデータ、AUXも供給され、SD
TIフォーマットのデータ構造を有するストリームへ変
換される。SDTI送信部144からのストリームが出
力端子145を通じて外部に出力される。
【0043】分離部135で分離されたオーディオデー
タがデシャフリング部151に供給される。デシャフリ
ング部151は、記録側のシャフリング部117でなさ
れたシャフリングと逆の処理を行う。デシャフリング部
117の出力が外符号デコーダ152に供給され、外符
号によるエラー訂正がなされる。外符号デコーダ152
からは、エラー訂正されたオーディオデータが出力され
る。訂正できないエラーがあるデータに関しては、エラ
ーフラグがセットされる。
タがデシャフリング部151に供給される。デシャフリ
ング部151は、記録側のシャフリング部117でなさ
れたシャフリングと逆の処理を行う。デシャフリング部
117の出力が外符号デコーダ152に供給され、外符
号によるエラー訂正がなされる。外符号デコーダ152
からは、エラー訂正されたオーディオデータが出力され
る。訂正できないエラーがあるデータに関しては、エラ
ーフラグがセットされる。
【0044】外符号デコーダ152の出力がAUX分離
部153に供給され、オーディオAUXが分離される。
分離されたオーディオAUXが出力端子154に取り出
される。また、オーディオデータが補間部155に供給
される。補間部155では、エラーの有るサンプルが補
間される。補間方法としては、時間的に前後の正しいデ
ータの平均値で補間する平均値補間、前の正しいサンプ
ルの値をホールドする前値ホールド等を使用できる。補
間部155の出力が出力部156に供給される。出力部
156は、エラーであり、補間できないオーディオ信号
の出力を禁止するミュート処理、並びにビデオ信号との
時間合わせのための遅延量調整処理がなされる。出力部
156から出力端子157に再生オーディオ信号が取り
出される。
部153に供給され、オーディオAUXが分離される。
分離されたオーディオAUXが出力端子154に取り出
される。また、オーディオデータが補間部155に供給
される。補間部155では、エラーの有るサンプルが補
間される。補間方法としては、時間的に前後の正しいデ
ータの平均値で補間する平均値補間、前の正しいサンプ
ルの値をホールドする前値ホールド等を使用できる。補
間部155の出力が出力部156に供給される。出力部
156は、エラーであり、補間できないオーディオ信号
の出力を禁止するミュート処理、並びにビデオ信号との
時間合わせのための遅延量調整処理がなされる。出力部
156から出力端子157に再生オーディオ信号が取り
出される。
【0045】なお、図1および図2では省略されている
が、入力データと同期したタイミング信号を発生するタ
イミング発生部、記録再生装置の全体の動作を制御する
システムコントローラ(マイクロコンピュータ)等が備
えられている。
が、入力データと同期したタイミング信号を発生するタ
イミング発生部、記録再生装置の全体の動作を制御する
システムコントローラ(マイクロコンピュータ)等が備
えられている。
【0046】次に、この一実施形態における、磁気テー
プに対するフットプリントならびにオーディオデータの
フォーマットについて説明する。
プに対するフットプリントならびにオーディオデータの
フォーマットについて説明する。
【0047】図3〜図5は、この一実施形態による記録
再生装置が対応できるオーディオのエラー訂正ブロック
の種類を示す。オーディオのエラー訂正ブロックは、大
きく分けてフィールド(フレーム)周波数の違いで分類
できる。フィールド(フレーム)周波数は、29.97
Hz、59.94Hz、25Hz、50Hz、23.9
76Hzの5種類がある。29.97Hz、25Hz、
23.976Hzは、プログレッシブ(ノンインターレ
ス)走査の場合の周波数であり、他の周波数は、インタ
ーレス走査である。図3がフィールド(フレーム)周波
数29.97Hz/59.94Hzの例であり、図4が
フィールド(フレーム)周波数25Hz/50Hzの例
である。また、図5がフレーム周波数23.976Hz
の例である。
再生装置が対応できるオーディオのエラー訂正ブロック
の種類を示す。オーディオのエラー訂正ブロックは、大
きく分けてフィールド(フレーム)周波数の違いで分類
できる。フィールド(フレーム)周波数は、29.97
Hz、59.94Hz、25Hz、50Hz、23.9
76Hzの5種類がある。29.97Hz、25Hz、
23.976Hzは、プログレッシブ(ノンインターレ
ス)走査の場合の周波数であり、他の周波数は、インタ
ーレス走査である。図3がフィールド(フレーム)周波
数29.97Hz/59.94Hzの例であり、図4が
フィールド(フレーム)周波数25Hz/50Hzの例
である。また、図5がフレーム周波数23.976Hz
の例である。
【0048】プログレッシブ走査のフレーム周期は、イ
ンターレスのフィールド周期と同じであるので、ここか
らは、繁雑さを避けるために、インターレス走査のフレ
ームおよびフィールドは、単にフレームおよびフィール
ドと呼び、プログレッシブ走査のフレームは、Pフレー
ムと呼ぶ。
ンターレスのフィールド周期と同じであるので、ここか
らは、繁雑さを避けるために、インターレス走査のフレ
ームおよびフィールドは、単にフレームおよびフィール
ドと呼び、プログレッシブ走査のフレームは、Pフレー
ムと呼ぶ。
【0049】オーディオの1サンプル当たりのビット数
は、各フォーマットで求められる音質の違いにより16
ビット、24ビットの2種類がある。図3A、図4Aお
よび図5Aが16ビット/サンプルを示し、図3B、図
4Bおよび図5Bが24ビット/サンプルである。な
お、サンプリング周波数は、全て48KHzとされてい
る。
は、各フォーマットで求められる音質の違いにより16
ビット、24ビットの2種類がある。図3A、図4Aお
よび図5Aが16ビット/サンプルを示し、図3B、図
4Bおよび図5Bが24ビット/サンプルである。な
お、サンプリング周波数は、全て48KHzとされてい
る。
【0050】エラー訂正ブロックにおいて、例えば8ビ
ット(1バイト)からなる1シンボル単位でエラー訂正
符号化がなされ、横方向の1行がシンクブロックに対応
する。SYは、テープ記録上のシンクパターンであっ
て、2バイトが割り当てられる。IDは、シンク番号や
セグメント番号ビデオ/オーディオ等、シンクブロック
が固有に持っている重要な情報が格納されており、2バ
イトが割り当てられる。DIDは、オーディオ5FSe
q(後述する)情報等のオーディオデータに関する重要
な情報が入っており、1バイトが割り当てられる。
ット(1バイト)からなる1シンボル単位でエラー訂正
符号化がなされ、横方向の1行がシンクブロックに対応
する。SYは、テープ記録上のシンクパターンであっ
て、2バイトが割り当てられる。IDは、シンク番号や
セグメント番号ビデオ/オーディオ等、シンクブロック
が固有に持っている重要な情報が格納されており、2バ
イトが割り当てられる。DIDは、オーディオ5FSe
q(後述する)情報等のオーディオデータに関する重要
な情報が入っており、1バイトが割り当てられる。
【0051】例えば、59.94Hz、16バイト/サ
ンプルのエラー訂正ブロックは、図1の左上の図とな
り、1シンクブロックのデータ数119バイトであっ
て、内符号パリティが12バイト、外符号パリティが1
0バイトであることが分かる。
ンプルのエラー訂正ブロックは、図1の左上の図とな
り、1シンクブロックのデータ数119バイトであっ
て、内符号パリティが12バイト、外符号パリティが1
0バイトであることが分かる。
【0052】図6は、シンクブロックの構造を示す。ま
た、図7は、シンクブロック中のIDおよびDIDのビ
ットアサインを示す。図6Aにおいて、SYNCは、テ
ープ記録上のシンクパターンであって、2バイト(76
B4h:hは16進表記を表す)が割り当てられる。S
YNCに続けて、2バイトのIDが配され、112バイ
ト〜189バイトと容量が可変とされたデータ領域が配
される。続く12バイトは、パリティであり、内符号パ
リティが格納される。
た、図7は、シンクブロック中のIDおよびDIDのビ
ットアサインを示す。図6Aにおいて、SYNCは、テ
ープ記録上のシンクパターンであって、2バイト(76
B4h:hは16進表記を表す)が割り当てられる。S
YNCに続けて、2バイトのIDが配され、112バイ
ト〜189バイトと容量が可変とされたデータ領域が配
される。続く12バイトは、パリティであり、内符号パ
リティが格納される。
【0053】また、データ領域は、図6Bに示されるよ
うに、先頭に1バイトのDIDが配され、続けてオーデ
ィオデータが格納される。このデータ領域全体は、ペイ
ロードと称される。
うに、先頭に1バイトのDIDが配され、続けてオーデ
ィオデータが格納される。このデータ領域全体は、ペイ
ロードと称される。
【0054】ID0は、図7Aの左側に示されるよう
に、シンクブロックの識別番号であるシンクIDが格納
される。ID0によって、1トラック上で、オーディオ
シンクブロックそれぞれに別のIDが割り振られる。I
D1は、図7Aの右側に示されるように、セグメント番
号やビデオ/オーディオの識別ビットなどが格納され
る。アジマス番号は、アジマス情報で、
に、シンクブロックの識別番号であるシンクIDが格納
される。ID0によって、1トラック上で、オーディオ
シンクブロックそれぞれに別のIDが割り振られる。I
D1は、図7Aの右側に示されるように、セグメント番
号やビデオ/オーディオの識別ビットなどが格納され
る。アジマス番号は、アジマス情報で、
〔0〕または
〔1〕が入る。Upper/Lowerは、シンクID
の追加情報で、ID0の8バイト、ビデオ/オーディオ
識別ビットおよびこのUpper/Lowerで、トラ
ック上のシンクブロックをそれぞれ区別して識別できる
ようになっている。エディットINは、エディット情報
であり、編集の時のIN点で当ビットが〔1〕で記録さ
れる。
〔1〕が入る。Upper/Lowerは、シンクID
の追加情報で、ID0の8バイト、ビデオ/オーディオ
識別ビットおよびこのUpper/Lowerで、トラ
ック上のシンクブロックをそれぞれ区別して識別できる
ようになっている。エディットINは、エディット情報
であり、編集の時のIN点で当ビットが〔1〕で記録さ
れる。
【0055】図7Bは、DIDのビットアサインを示
す。DID中のNT Seqは、ノントラッキング再生
の際に、どのシンクブロックが同一フィールドかを識別
するために使われる。データ/オーディオは、非圧縮オ
ーディオデータ以外がオーディオのシンクブロックに格
納されている場合に、〔1〕が立てられる。5FSeq
は、フレーム(フィールド)周波数が59.94Hz、
29.97Hzの場合に発生する5フィールドシーケン
スに関する情報が入る。
す。DID中のNT Seqは、ノントラッキング再生
の際に、どのシンクブロックが同一フィールドかを識別
するために使われる。データ/オーディオは、非圧縮オ
ーディオデータ以外がオーディオのシンクブロックに格
納されている場合に、〔1〕が立てられる。5FSeq
は、フレーム(フィールド)周波数が59.94Hz、
29.97Hzの場合に発生する5フィールドシーケン
スに関する情報が入る。
【0056】5フィールドシーケンスとは、オーディオ
データのサンプリング周波数が48KHzのときに、5
フィールドで1周期になるというもので、4004サン
プル/5フィールドなので、これを各フィールドに割り
当てる時に800、801、801、801、801サ
ンプル/フィールドというように割り当てる。これを5
フィールドシーケンスと呼ぶ。
データのサンプリング周波数が48KHzのときに、5
フィールドで1周期になるというもので、4004サン
プル/5フィールドなので、これを各フィールドに割り
当てる時に800、801、801、801、801サ
ンプル/フィールドというように割り当てる。これを5
フィールドシーケンスと呼ぶ。
【0057】図8は、フレーム(フィールド)周波数が
29.97Hz、59.94Hzの場合の、1チャンネ
ル、1フィールドのオーディオのエラー訂正ブロックに
おけるレイアウトを示す。図8Aは、配置を概略的に示
し、図8Bは、より詳細に示す。なお、これは、以下の
図9および図10でも同様である。1フィールド当たり
800または801サンプルを、偶数番サンプルおよび
奇数番サンプルがそれぞれ格納される、2エラー訂正ブ
ロックに分割している。図8中、AUX0、AUX1、
AUX2は、AUXデータであり、オーディオに関する
補助的なデータが格納される。
29.97Hz、59.94Hzの場合の、1チャンネ
ル、1フィールドのオーディオのエラー訂正ブロックに
おけるレイアウトを示す。図8Aは、配置を概略的に示
し、図8Bは、より詳細に示す。なお、これは、以下の
図9および図10でも同様である。1フィールド当たり
800または801サンプルを、偶数番サンプルおよび
奇数番サンプルがそれぞれ格納される、2エラー訂正ブ
ロックに分割している。図8中、AUX0、AUX1、
AUX2は、AUXデータであり、オーディオに関する
補助的なデータが格納される。
【0058】各枠は、1サンプル分のデータ長に対応
し、枠内の数字は、オーディオデータのサンプル順を表
すサンプル番号に対応している。また、PVxとあるの
は、後述する外符号パリティである。0番〜800番
は、オーディオサンプルデータであり、上述したよう
に、5フィールドシーケンスがあり、800または80
1サンプル/フィールドである。800サンプル/フィ
ールドの場合には、800番には798番に格納される
第798番のサンプルがコピーされる。
し、枠内の数字は、オーディオデータのサンプル順を表
すサンプル番号に対応している。また、PVxとあるの
は、後述する外符号パリティである。0番〜800番
は、オーディオサンプルデータであり、上述したよう
に、5フィールドシーケンスがあり、800または80
1サンプル/フィールドである。800サンプル/フィ
ールドの場合には、800番には798番に格納される
第798番のサンプルがコピーされる。
【0059】PV0〜PV9は、縦系列の外符号パリテ
ィで、10バイトある。外符号番号は、横方向のデータ
であるシンクブロックをまとめて呼ぶための番号であ
る。1フィールド(1Pフレーム)では、36シンクブ
ロックなので、外符号番号は0〜35になる。
ィで、10バイトある。外符号番号は、横方向のデータ
であるシンクブロックをまとめて呼ぶための番号であ
る。1フィールド(1Pフレーム)では、36シンクブ
ロックなので、外符号番号は0〜35になる。
【0060】図9、図10は、それぞれフレーム(フィ
ールド)周波数が25Hz/50Hz、23.976H
zの場合のオーディオのエラー訂正ブロックにおけるレ
イアウトである。これらは、総サンプル数の変化に伴う
サンプル番号の違い以外は、上述の図8に示した29.
97Hz/59.94Hzの場合と同様である。
ールド)周波数が25Hz/50Hz、23.976H
zの場合のオーディオのエラー訂正ブロックにおけるレ
イアウトである。これらは、総サンプル数の変化に伴う
サンプル番号の違い以外は、上述の図8に示した29.
97Hz/59.94Hzの場合と同様である。
【0061】図11〜図14は、各フォーマットにおけ
る、フットプリント上のチャンネルアロケーションの例
を示す。フォーマットは、SD1〜SD4とそれぞれ称
される4種類である。図11がSD1、図12がSD
2、図13がSD3、図14がSD4を示す。各図にお
いて、四角は、1セクタを表し、その中のAxは、オー
ディオのチャンネル番号を表している。また、それぞれ
の図の右側に記されている「9」や「6」という数字
は、1セクタ当たりのシンクブロック数である。
る、フットプリント上のチャンネルアロケーションの例
を示す。フォーマットは、SD1〜SD4とそれぞれ称
される4種類である。図11がSD1、図12がSD
2、図13がSD3、図14がSD4を示す。各図にお
いて、四角は、1セクタを表し、その中のAxは、オー
ディオのチャンネル番号を表している。また、それぞれ
の図の右側に記されている「9」や「6」という数字
は、1セクタ当たりのシンクブロック数である。
【0062】例えば、フォーマットSD1の場合には、
図11に示されるように、A0〜A3までの4チャンネ
ルが存在し、9[シンクブロック]×2[セクタ/トラ
ック、チャンネル]×4[トラック/フレーム]=72
シンクブロック/チャンネル、フレームであることがわ
かる。つまり、1フィールド当たり、各チャンネルのそ
れぞれが72/2=36シンクブロックであることがわ
かる。フォーマットSD2〜SD4も同様に計算する
と、1フィールドまたは1Pフレームでは、1チャンネ
ル当たり36シンクブロック/チャンネル、フィールド
である。これは、上述の、図8〜図10における1フィ
ールド(1Pフレーム)当たり36外符号番号に対応し
ている。
図11に示されるように、A0〜A3までの4チャンネ
ルが存在し、9[シンクブロック]×2[セクタ/トラ
ック、チャンネル]×4[トラック/フレーム]=72
シンクブロック/チャンネル、フレームであることがわ
かる。つまり、1フィールド当たり、各チャンネルのそ
れぞれが72/2=36シンクブロックであることがわ
かる。フォーマットSD2〜SD4も同様に計算する
と、1フィールドまたは1Pフレームでは、1チャンネ
ル当たり36シンクブロック/チャンネル、フィールド
である。これは、上述の、図8〜図10における1フィ
ールド(1Pフレーム)当たり36外符号番号に対応し
ている。
【0063】1フィールドまたは1Pフレーム当たりの
トラック数が違うのは、ビデオでの圧縮率の違いにより
各フォーマットでデータ量が異なり、それに伴って、必
要なトラック数が異なるためである。この一実施形態で
は、オーディオデータは、非圧縮で扱われ、1フィール
ド(1Pフレーム)当たりのオーディオのデータ量は、
常に同じである。そのため、ビデオが必要なトラック数
に対応して、オーディオもSD1〜SD4のフォーマッ
トに分かれる。
トラック数が違うのは、ビデオでの圧縮率の違いにより
各フォーマットでデータ量が異なり、それに伴って、必
要なトラック数が異なるためである。この一実施形態で
は、オーディオデータは、非圧縮で扱われ、1フィール
ド(1Pフレーム)当たりのオーディオのデータ量は、
常に同じである。そのため、ビデオが必要なトラック数
に対応して、オーディオもSD1〜SD4のフォーマッ
トに分かれる。
【0064】図15は、各フォーマットにおけるオーデ
ィオ外符号番号アロケーションを示す。図15Aは、フ
ォーマットSD1の例であり、図15Bは、SD4の例
である。また、図15Cは、フォーマットSD2および
SD3に共通する配置である。1チャンネル、1フィー
ルドの外符号番号がセグメント、アジマスに対してどの
ように配置されているかを示すものである。この図で、
四角の中に書かれている番号が外符号番号である。図中
の矢印は、ヘッドのトレース方向を示す。また、横方向
の1行が1セクタに相当する。例えば、SD1では、1
チャンネル、1フィールド分のオーディオデータが2セ
クタにわたって配置されているのが分かる。
ィオ外符号番号アロケーションを示す。図15Aは、フ
ォーマットSD1の例であり、図15Bは、SD4の例
である。また、図15Cは、フォーマットSD2および
SD3に共通する配置である。1チャンネル、1フィー
ルドの外符号番号がセグメント、アジマスに対してどの
ように配置されているかを示すものである。この図で、
四角の中に書かれている番号が外符号番号である。図中
の矢印は、ヘッドのトレース方向を示す。また、横方向
の1行が1セクタに相当する。例えば、SD1では、1
チャンネル、1フィールド分のオーディオデータが2セ
クタにわたって配置されているのが分かる。
【0065】これら図15A〜図15Cで分かるよう
に、1フィールド分の36外符号番号は、シャッフルさ
れて順序を並べ替えられて配置される。ヘッドトレース
の方向により、左の方が先に記録されることが示されて
いる。例えば、図15Cの、SD3(SD2)の場合に
は、外符号番号19、18が先頭に記録される。
に、1フィールド分の36外符号番号は、シャッフルさ
れて順序を並べ替えられて配置される。ヘッドトレース
の方向により、左の方が先に記録されることが示されて
いる。例えば、図15Cの、SD3(SD2)の場合に
は、外符号番号19、18が先頭に記録される。
【0066】この例では、アジマス0、セグメント0の
1セクタは、外符号番号19、21、0、4、8、1
2、16、23および25の9シンクブロックからな
る。この1セクタは、アジマス0、セグメント0であ
り、これがA0だとした場合、図11に示されるフォー
マットSD3のアジマス0、セグメント0のA0に対し
て、この1セクタが書かれる。また、図15Cのフォー
マットSD3における外符号番号28、30、1、5、
9、13、17、32および34の1セクタは、アジマ
ス1、セグメント1であり、これがA0だとすると、図
11のSD3のアジマス1、セグメント1のA0に対し
て、この1セクタが書かれることになる。
1セクタは、外符号番号19、21、0、4、8、1
2、16、23および25の9シンクブロックからな
る。この1セクタは、アジマス0、セグメント0であ
り、これがA0だとした場合、図11に示されるフォー
マットSD3のアジマス0、セグメント0のA0に対し
て、この1セクタが書かれる。また、図15Cのフォー
マットSD3における外符号番号28、30、1、5、
9、13、17、32および34の1セクタは、アジマ
ス1、セグメント1であり、これがA0だとすると、図
11のSD3のアジマス1、セグメント1のA0に対し
て、この1セクタが書かれることになる。
【0067】次に、この一実施形態における、オーディ
オデコード処理について説明する。図16は、この記憶
再生装置に用いられるデコーダ1の構成の一例を示す。
このデコーダ1は、例えば1つのIC(集積回路)ない
に構成されるものである。また、この構成は、図2にお
ける分離回路135ならびにデシャフリング回路151
から出力部156までのオーディオ信号処理系の構成に
対応する。デコーダ1は、記録時にシャフリングされて
いる再生信号をデシャフリングして元の順序に並べ替え
る。そして、それぞれAdv、Confと称される、8
チャンネルずつ2系統の、合計で16チャンネルのオー
ディオデータを出力する。
オデコード処理について説明する。図16は、この記憶
再生装置に用いられるデコーダ1の構成の一例を示す。
このデコーダ1は、例えば1つのIC(集積回路)ない
に構成されるものである。また、この構成は、図2にお
ける分離回路135ならびにデシャフリング回路151
から出力部156までのオーディオ信号処理系の構成に
対応する。デコーダ1は、記録時にシャフリングされて
いる再生信号をデシャフリングして元の順序に並べ替え
る。そして、それぞれAdv、Confと称される、8
チャンネルずつ2系統の、合計で16チャンネルのオー
ディオデータを出力する。
【0068】タイミング発生ブロック10では、供給さ
れた各種信号に基づき、デコーダ1内で必要な各種タイ
ミング信号やコントロール信号、各種情報を生成する。
タイミング発生ブロック10で生成されたコントロール
信号がRCブロック19に供給される。また、タイミン
グ発生ブロック10で生成された各種情報がデシャフリ
ング部11およびAOTブロック16に供給される。
れた各種信号に基づき、デコーダ1内で必要な各種タイ
ミング信号やコントロール信号、各種情報を生成する。
タイミング発生ブロック10で生成されたコントロール
信号がRCブロック19に供給される。また、タイミン
グ発生ブロック10で生成された各種情報がデシャフリ
ング部11およびAOTブロック16に供給される。
【0069】磁気テープ123から再生され、同期検
出、内符号訂正およびID補間された再生データがシン
クブロック単位でデシャフリング部11に供給される。
デシャフリング部11では、チャンネルデシャフリング
用RAM14およびシンクデシャフリング用RAM15
にそれぞれ格納されたデシャフリングテーブルに基づ
き、データをSDRAM(Synchronous DRAM)13に書き
込む際のアドレスを生成する。このアドレスは、再生デ
ータと共に、SDRAMコントローラ12に供給され
る。再生データは、供給されたアドレスに基づくSDR
AMコントローラ12の制御により、元のデータ順に並
べ替えられてSDRAM13に書き込まれる。
出、内符号訂正およびID補間された再生データがシン
クブロック単位でデシャフリング部11に供給される。
デシャフリング部11では、チャンネルデシャフリング
用RAM14およびシンクデシャフリング用RAM15
にそれぞれ格納されたデシャフリングテーブルに基づ
き、データをSDRAM(Synchronous DRAM)13に書き
込む際のアドレスを生成する。このアドレスは、再生デ
ータと共に、SDRAMコントローラ12に供給され
る。再生データは、供給されたアドレスに基づくSDR
AMコントローラ12の制御により、元のデータ順に並
べ替えられてSDRAM13に書き込まれる。
【0070】SDRAM13から読み出されたデータ
は、AOTブロック16に供給され、外符号用RAM1
7Aおよび17Bを用いて外符号訂正がなされる。ま
た、AOTブロック16では、エラーフラグやAUXデ
ータの抜取りが行われる。外符号訂正された再生データ
は、ID1およびAUXデータの情報に基づきAdvお
よびConfとに分類されると共に、チャンネル毎に分
けられて、AOTブロック16から出力される。このと
き、2チャンネル分が1本の信号経路とされ、合計で8
本の信号が出力される。Adv系統の4本の出力は、レ
ートコンバート用RAM18A〜18Dにそれぞれ供給
される。同様に、Conf系統の4本の出力は、レート
コンバート用RAM18E〜18Hにそれぞれ供給され
る。なお、各図中においては、レートコンバート用RA
MをRC用RAMと省略して記載してある。
は、AOTブロック16に供給され、外符号用RAM1
7Aおよび17Bを用いて外符号訂正がなされる。ま
た、AOTブロック16では、エラーフラグやAUXデ
ータの抜取りが行われる。外符号訂正された再生データ
は、ID1およびAUXデータの情報に基づきAdvお
よびConfとに分類されると共に、チャンネル毎に分
けられて、AOTブロック16から出力される。このと
き、2チャンネル分が1本の信号経路とされ、合計で8
本の信号が出力される。Adv系統の4本の出力は、レ
ートコンバート用RAM18A〜18Dにそれぞれ供給
される。同様に、Conf系統の4本の出力は、レート
コンバート用RAM18E〜18Hにそれぞれ供給され
る。なお、各図中においては、レートコンバート用RA
MをRC用RAMと省略して記載してある。
【0071】レートコンバート用RAM18A〜18H
は、それぞれRCブロック19によって読み出し制御さ
れる。また、RCブロック19には、AOTブロック1
6からコントロール信号が供給され、RCブロック19
からAOTブロック16に対してフィールドスタート信
号が供給される。RCブロック19の制御に基づき、レ
ートコンバート用RAM18A〜18Hから再生オーデ
ィオデータが8ビットパラレルで読み出され、AIFブ
ロック20に供給される。
は、それぞれRCブロック19によって読み出し制御さ
れる。また、RCブロック19には、AOTブロック1
6からコントロール信号が供給され、RCブロック19
からAOTブロック16に対してフィールドスタート信
号が供給される。RCブロック19の制御に基づき、レ
ートコンバート用RAM18A〜18Hから再生オーデ
ィオデータが8ビットパラレルで読み出され、AIFブ
ロック20に供給される。
【0072】AIFブロック20では、供給された再生
オーディオデータをパラレル/シリアル変換して、8チ
ャンネル、2系統のそれぞれの出力データとして出力す
る。また、AIFブロック20では、必要に応じてオー
ディオデータの修整やミュート処理などを行う。
オーディオデータをパラレル/シリアル変換して、8チ
ャンネル、2系統のそれぞれの出力データとして出力す
る。また、AIFブロック20では、必要に応じてオー
ディオデータの修整やミュート処理などを行う。
【0073】次に、デコーダ1の各部について、さらに
詳細に説明する。タイミング発生ブロック10は、フレ
ーム信号であるTG−フレーム、フィールド信号である
TG−AVSTO、リファレンス5フィールドシーケン
スIDであるTG−5F−ID、サンプル区切り信号で
あるFSを受け取り、デコーダ1の内部で必要なタイミ
ング信号や、コントロール信号、各種情報を生成する。
タイミング発生ブロック10は、Advパス番号、Ad
vライトフィールドバンク番号、Confパス番号およ
びConfライトフィールドバンク番号(後述する)
を、コントロール信号としてデシャフリング部11に送
る。
詳細に説明する。タイミング発生ブロック10は、フレ
ーム信号であるTG−フレーム、フィールド信号である
TG−AVSTO、リファレンス5フィールドシーケン
スIDであるTG−5F−ID、サンプル区切り信号で
あるFSを受け取り、デコーダ1の内部で必要なタイミ
ング信号や、コントロール信号、各種情報を生成する。
タイミング発生ブロック10は、Advパス番号、Ad
vライトフィールドバンク番号、Confパス番号およ
びConfライトフィールドバンク番号(後述する)
を、コントロール信号としてデシャフリング部11に送
る。
【0074】デシャフリング部11には、内符号訂正さ
れた再生データが供給される。この再生データには、外
符号訂正は、未だなされていない。そして、チャンネル
デシャフリング用RAM14とシンクデシャフリング用
RAM15とを利用して、デシャフリングを行い、再生
データをSDRAM13に書き込む際のアドレスを生成
する。このアドレスに従い再生データをSDRAM12
に書き込むことで、再生データのデシャフリング処理が
なされる。アドレス情報と再生データとがSDRAMコ
ントローラ12に供給され、SDRAMコントローラ1
2のアドレス制御により再生データがSDRAM13に
対して書き込まれる。
れた再生データが供給される。この再生データには、外
符号訂正は、未だなされていない。そして、チャンネル
デシャフリング用RAM14とシンクデシャフリング用
RAM15とを利用して、デシャフリングを行い、再生
データをSDRAM13に書き込む際のアドレスを生成
する。このアドレスに従い再生データをSDRAM12
に書き込むことで、再生データのデシャフリング処理が
なされる。アドレス情報と再生データとがSDRAMコ
ントローラ12に供給され、SDRAMコントローラ1
2のアドレス制御により再生データがSDRAM13に
対して書き込まれる。
【0075】チャンネルデシャフリング用RAM14お
よびシンクでシャフリング用RAM15での処理につい
て、さらに詳細に説明する。この、RAM14および1
5での処理がこの発明の主旨に係わる部分である。
よびシンクでシャフリング用RAM15での処理につい
て、さらに詳細に説明する。この、RAM14および1
5での処理がこの発明の主旨に係わる部分である。
【0076】図17〜図19を用いて、SDRAM13
のアドレスアサインについて説明する。SDRAM13
では、オーディオデータをフィールドで区切って書き込
む。1フィールドが格納されるSDRAM13の領域
を、フィールドバンクと呼ぶ。この一実施形態では、S
DRAM13は、8個のフィールドバンクを有し、8フ
ィールド分のオーディオデータを格納することができ
る。
のアドレスアサインについて説明する。SDRAM13
では、オーディオデータをフィールドで区切って書き込
む。1フィールドが格納されるSDRAM13の領域
を、フィールドバンクと呼ぶ。この一実施形態では、S
DRAM13は、8個のフィールドバンクを有し、8フ
ィールド分のオーディオデータを格納することができ
る。
【0077】図17Aは、1つのフィールドバンクに格
納されるデータブロックを示す。横方向の1行がシンク
ブロックであり、シンクブロックを構成するデータの1
バイト毎にシンク内バイト番号が付される。シンクブロ
ックは、列方向に並べられ、それぞれに対して外符号番
号が付される。SDRAM13のアドレスアサインは、
図17Bに示されるように、2ビットのIDに続き、1
ビットのConf/Adv値、6ビットの外符号番号、
3ビットのフィールドバンク値、3ビットのチャンネル
番号および6ビットのシンク内バイト番号の、合計で2
1ビットから構成される。
納されるデータブロックを示す。横方向の1行がシンク
ブロックであり、シンクブロックを構成するデータの1
バイト毎にシンク内バイト番号が付される。シンクブロ
ックは、列方向に並べられ、それぞれに対して外符号番
号が付される。SDRAM13のアドレスアサインは、
図17Bに示されるように、2ビットのIDに続き、1
ビットのConf/Adv値、6ビットの外符号番号、
3ビットのフィールドバンク値、3ビットのチャンネル
番号および6ビットのシンク内バイト番号の、合計で2
1ビットから構成される。
【0078】図18は、SDRAM13上のシンクブロ
ックの構成の一例を示す。シンクブロックは、図18A
に示されるように、SDRAM13上では、PS番号
0、PS番号1、AIX0、AIX1、DIDおよびデ
ータから構成される。
ックの構成の一例を示す。シンクブロックは、図18A
に示されるように、SDRAM13上では、PS番号
0、PS番号1、AIX0、AIX1、DIDおよびデ
ータから構成される。
【0079】PS番号は、パス番号の略である。PS番
号0、1は、ヘッドクロッグなどで新しいデータがSD
RAM13上に書かれなかったときに、そのデータが古
いものであることを判別するために使われる。PS番号
0、1は、単純に8フィールド毎(SDRAM13のフ
ィールドバンクの周期毎) にインクリメントされる。す
なわち、タイミング発生ブロック10から送られた16
ビット、0〜65535までの数値がPS番号0、1に
格納される。Rsvは、Reservedの略であり、
ダミーデータが格納される。
号0、1は、ヘッドクロッグなどで新しいデータがSD
RAM13上に書かれなかったときに、そのデータが古
いものであることを判別するために使われる。PS番号
0、1は、単純に8フィールド毎(SDRAM13のフ
ィールドバンクの周期毎) にインクリメントされる。す
なわち、タイミング発生ブロック10から送られた16
ビット、0〜65535までの数値がPS番号0、1に
格納される。Rsvは、Reservedの略であり、
ダミーデータが格納される。
【0080】図18Bは、AIX0のビットアサインを
示す。ビット7および6、ビット4〜ビット0は、Re
servedである。ビット5のFabSYNCは、内
符号訂正時に、シンクブロック間の距離が乱れたなどの
理由により、このシンクブロックが正規のシンクブロッ
クでは無い可能性が高いとされた場合、立てられるビッ
トである。
示す。ビット7および6、ビット4〜ビット0は、Re
servedである。ビット5のFabSYNCは、内
符号訂正時に、シンクブロック間の距離が乱れたなどの
理由により、このシンクブロックが正規のシンクブロッ
クでは無い可能性が高いとされた場合、立てられるビッ
トである。
【0081】図18Cは、AIX1のビットアサインを
示す。Jumpは、例えば記録時と異なる速度で再生す
る変速再生時に用いられる。変速再生時に、DT(Dynam
ic Tracking)ヘッドが1フィールド飛んだ時に値が1と
される。TapeDirは、テープ走行方向であり、フ
ォワード時に値1、リバース時に値0とされる。内符号
エラーは、内符号訂正の際にエラーとされたシンクブロ
ックの場合に、値が1とされる。
示す。Jumpは、例えば記録時と異なる速度で再生す
る変速再生時に用いられる。変速再生時に、DT(Dynam
ic Tracking)ヘッドが1フィールド飛んだ時に値が1と
される。TapeDirは、テープ走行方向であり、フ
ォワード時に値1、リバース時に値0とされる。内符号
エラーは、内符号訂正の際にエラーとされたシンクブロ
ックの場合に、値が1とされる。
【0082】なお、DIDは、既に図7で説明したDI
Dそのものが格納される。
Dそのものが格納される。
【0083】SDRAM13に格納されるシンクブロッ
クは、上述の図3〜図5、あるいは図8〜図10におけ
る、横方向の1行のデータに対して、上述したPS番号
0および1、AIX0および1、ならびにDIDからな
る、各付加情報を付加した構成とされる。
クは、上述の図3〜図5、あるいは図8〜図10におけ
る、横方向の1行のデータに対して、上述したPS番号
0および1、AIX0および1、ならびにDIDからな
る、各付加情報を付加した構成とされる。
【0084】上述したように、シンクブロックにおい
て、バイト毎にシンク内バイト番号が付される。この一
実施形態では、SDRAM13は、32ビット幅のもの
が用いられる。そのため、シンクブロックのデータは、
図19に示されるように、4バイト毎にアドレスが設け
られる。したがって、SDRAM13上では、シンク内
バイト番号の上位6ビット([7:2])でアドレスア
サインされる。
て、バイト毎にシンク内バイト番号が付される。この一
実施形態では、SDRAM13は、32ビット幅のもの
が用いられる。そのため、シンクブロックのデータは、
図19に示されるように、4バイト毎にアドレスが設け
られる。したがって、SDRAM13上では、シンク内
バイト番号の上位6ビット([7:2])でアドレスア
サインされる。
【0085】図18Bに示されるように、SDRAM1
3のアドレスは、Adv/Conf、外符号番号、フィ
ールドバンクおよびチャンネル番号、シンク内バイト番
号を用いて作られ、書き込まれる。Adv/Conf
は、内符号訂正されたデータがデシャフリング部11に
到来する際に、システムによって付された情報に基づき
判断する。フィールドバンクは、タイミング発生ブロッ
ク10から供給されるAdv/Conf Wrフィール
ドバンク番号そのものである。
3のアドレスは、Adv/Conf、外符号番号、フィ
ールドバンクおよびチャンネル番号、シンク内バイト番
号を用いて作られ、書き込まれる。Adv/Conf
は、内符号訂正されたデータがデシャフリング部11に
到来する際に、システムによって付された情報に基づき
判断する。フィールドバンクは、タイミング発生ブロッ
ク10から供給されるAdv/Conf Wrフィール
ドバンク番号そのものである。
【0086】シンク内バイト番号において、付加情報に
ついての番号は、番号0〜7までが割り当てられてい
る。一方、データについての番号は、内符号訂正された
データが供給される際に、値をオフセットしてインクリ
メントすれば決まる。内符号訂正されたデータに対する
付加情報は、図7に示すID0、ID1のみであり、外
符号番号およびチャンネル番号の情報は、無い。そこ
で、ID0、ID1の情報から外符号番号、チャンネル
番号を作り出すために、チャンネルデシャフリング用R
AM14およびシンクデシャフリング用RAM15を用
いる。
ついての番号は、番号0〜7までが割り当てられてい
る。一方、データについての番号は、内符号訂正された
データが供給される際に、値をオフセットしてインクリ
メントすれば決まる。内符号訂正されたデータに対する
付加情報は、図7に示すID0、ID1のみであり、外
符号番号およびチャンネル番号の情報は、無い。そこ
で、ID0、ID1の情報から外符号番号、チャンネル
番号を作り出すために、チャンネルデシャフリング用R
AM14およびシンクデシャフリング用RAM15を用
いる。
【0087】図20を用いて、チャンネルデシャフリン
グ用RAM14での処理を説明する。先ず、ID0のシ
ンク番号とID1のupper/lowerの情報か
ら、トラック内セクタ番号を生成する。トラック内セク
タ番号は、1トラック内におけるオーディオセクタを、
ヘッドトレースの順番で番号付けしたものである。
グ用RAM14での処理を説明する。先ず、ID0のシ
ンク番号とID1のupper/lowerの情報か
ら、トラック内セクタ番号を生成する。トラック内セク
タ番号は、1トラック内におけるオーディオセクタを、
ヘッドトレースの順番で番号付けしたものである。
【0088】ID0は、図21に示されるように、up
per/lowerのそれぞれのオーディオセクタにお
いて、ヘッドトレース方向に昇順で付されている。した
がって、トラック内セクタ番号は、ID1のupper
/lowerと、ID0とから求めることができる。図
21の例において、ID0が〔24h〕、ID1でup
per/lowerが〔1〕であれば、トラック内セク
タ番号は〔6〕となる。
per/lowerのそれぞれのオーディオセクタにお
いて、ヘッドトレース方向に昇順で付されている。した
がって、トラック内セクタ番号は、ID1のupper
/lowerと、ID0とから求めることができる。図
21の例において、ID0が〔24h〕、ID1でup
per/lowerが〔1〕であれば、トラック内セク
タ番号は〔6〕となる。
【0089】チャンネルデシャフリング用RAM14に
は、トラック内セクタ番号とID1のSEG番号とをア
ドレスとして与えると、返り値としてチャンネル番号が
返るようなデシャフリングテーブルが格納されている。
デシャフリング部11からチャンネルデシャフリング用
RAM14に対して、これらの値がアドレスとして供給
され、RAM14から、該当するチャンネル番号が出力
される。なお、チャンネルデシャフリング用RAM14
に格納されるデシャフリングテーブルは、図示されない
システムコントローラにより書き替えが可能である。デ
ータのフォーマットに応じて、このデシャフリングテー
ブルを書き替えることにより、あらゆるフォーマット変
更に対応できる。
は、トラック内セクタ番号とID1のSEG番号とをア
ドレスとして与えると、返り値としてチャンネル番号が
返るようなデシャフリングテーブルが格納されている。
デシャフリング部11からチャンネルデシャフリング用
RAM14に対して、これらの値がアドレスとして供給
され、RAM14から、該当するチャンネル番号が出力
される。なお、チャンネルデシャフリング用RAM14
に格納されるデシャフリングテーブルは、図示されない
システムコントローラにより書き替えが可能である。デ
ータのフォーマットに応じて、このデシャフリングテー
ブルを書き替えることにより、あらゆるフォーマット変
更に対応できる。
【0090】図22は、チャンネルデシャフリング用R
AM14に供給される、トラック内セクタ番号とSEG
番号とのビット割り付けの例を示す。図22Aに示され
るように、フォーマットSD1〜SD4の各フォーマッ
トのそれぞれで、各値に必要なビット数が異なる。この
一実施形態では、図22Bに一例が示されるように、各
フォーマットに対するビット割り付けがなされる。
AM14に供給される、トラック内セクタ番号とSEG
番号とのビット割り付けの例を示す。図22Aに示され
るように、フォーマットSD1〜SD4の各フォーマッ
トのそれぞれで、各値に必要なビット数が異なる。この
一実施形態では、図22Bに一例が示されるように、各
フォーマットに対するビット割り付けがなされる。
【0091】図23を用いて、シンクデシャフリング用
RAM15での処理を説明する。シンクデシャフリング
用RAM15は、チャンネルフィールド内セクタ番号と
セクタ内シンク番号をアドレスとして与えると、外符号
番号を返り値として返す。チャンネルフィールド内セク
タ番号は、アジマス0、1のセクタをペアとして、該当
するセクタが同一チャンネル、同一フィールド内で何番
目のセクタとなるかを示す番号である。例えば、上述し
た図21の例では、Seg1の各セクタは、同一チャン
ネル、同一フィールド内でアジマス0、1のセクタをペ
アとして数えると、2番目のセクタになる。したがっ
て、0、1、2という数え方で、チャンネルフィールド
内セクタ番号1となる。
RAM15での処理を説明する。シンクデシャフリング
用RAM15は、チャンネルフィールド内セクタ番号と
セクタ内シンク番号をアドレスとして与えると、外符号
番号を返り値として返す。チャンネルフィールド内セク
タ番号は、アジマス0、1のセクタをペアとして、該当
するセクタが同一チャンネル、同一フィールド内で何番
目のセクタとなるかを示す番号である。例えば、上述し
た図21の例では、Seg1の各セクタは、同一チャン
ネル、同一フィールド内でアジマス0、1のセクタをペ
アとして数えると、2番目のセクタになる。したがっ
て、0、1、2という数え方で、チャンネルフィールド
内セクタ番号1となる。
【0092】同様に、Seg2は、新しいフィールドの
最初のセクタとなるので、チャンネルフィールド内セク
タ番号0ということになる。
最初のセクタとなるので、チャンネルフィールド内セク
タ番号0ということになる。
【0093】図24は、フォーマットSD1〜SD4の
各フォーマットにおける、チャンネルフィールド内セク
タ番号、アジマス番号、セクタ内シンク番号および外符
号番号のビット割り付けを示す。SD2、SD3のとき
には、チャンネルフィールド内セクタ番号とSeg番号
は、1ビットの同一の値である。また、SD4のときに
は、チャンネルフィールド内セクタ番号とSeg番号
は、2ビットの同一の値である。一方、SD1のときに
は、上述した図11から分かるように、同一トラック内
でもUpper、Lowerで同一チャンネルが入る。
そのため、チャンネルフィールド内セクタ番号は、ID
1のupper/lowerと同一の1ビットの値であ
る。
各フォーマットにおける、チャンネルフィールド内セク
タ番号、アジマス番号、セクタ内シンク番号および外符
号番号のビット割り付けを示す。SD2、SD3のとき
には、チャンネルフィールド内セクタ番号とSeg番号
は、1ビットの同一の値である。また、SD4のときに
は、チャンネルフィールド内セクタ番号とSeg番号
は、2ビットの同一の値である。一方、SD1のときに
は、上述した図11から分かるように、同一トラック内
でもUpper、Lowerで同一チャンネルが入る。
そのため、チャンネルフィールド内セクタ番号は、ID
1のupper/lowerと同一の1ビットの値であ
る。
【0094】また、図24において、セクタ内シンク番
号は、同一セクタ内でヘッドトレース順に数えて何番め
のシンクブロックとなるかを示す番号である。図21
の、SD2の例でいうと、1セクタにそれぞれ9シンク
ブロックあり、セクタ内シンク番号は、ID0の下位4
ビットで求められる。上述したように、このようにして
求められたチャンネルフィールド内セクタ番号、アジマ
ス番号およびセクタ内シンク番号を、デシャフリング部
11からシンクデシャフリング用RAM15に対してア
ドレスとして与えると、シンクデシャフリング用RAM
15からデシャフリング部11に対して、返り値として
外符号番号が返される。
号は、同一セクタ内でヘッドトレース順に数えて何番め
のシンクブロックとなるかを示す番号である。図21
の、SD2の例でいうと、1セクタにそれぞれ9シンク
ブロックあり、セクタ内シンク番号は、ID0の下位4
ビットで求められる。上述したように、このようにして
求められたチャンネルフィールド内セクタ番号、アジマ
ス番号およびセクタ内シンク番号を、デシャフリング部
11からシンクデシャフリング用RAM15に対してア
ドレスとして与えると、シンクデシャフリング用RAM
15からデシャフリング部11に対して、返り値として
外符号番号が返される。
【0095】図25および図26は、上述のようにして
外符号番号を求める、より具体的な例を示す。図25A
は、フォーマットSD1の例であり、図25Bは、フォ
ーマットSD4の例である。また、図26は、フォーマ
ットSD2の例である。
外符号番号を求める、より具体的な例を示す。図25A
は、フォーマットSD1の例であり、図25Bは、フォ
ーマットSD4の例である。また、図26は、フォーマ
ットSD2の例である。
【0096】なお、シンクデシャフリング用RAM15
に格納されるデシャフリングテーブルは、図示されない
システムコントローラにより書き替えが可能である。デ
ータのフォーマットに応じて、このデシャフリングテー
ブルを書き替えることにより、あらゆるフォーマット変
更に対応できる。
に格納されるデシャフリングテーブルは、図示されない
システムコントローラにより書き替えが可能である。デ
ータのフォーマットに応じて、このデシャフリングテー
ブルを書き替えることにより、あらゆるフォーマット変
更に対応できる。
【0097】図24Bに示されるように、フォーマット
SD1〜SD3の場合と、SD4の場合とでは、チャン
ネルフィールド内セクタ番号とセクタ内シンク番号に必
要なビット数が異なる。しかしながら、これらのビット
数を足した総必要ビット数は同じなので、アドレスを生
成する際に、フォーマットに応じてビット割り付けを変
更することで、最終的に必要なビット数が節約される。
図示されないシステムコントローラにより、フォーマッ
トに応じたビット割り付けが指示される。
SD1〜SD3の場合と、SD4の場合とでは、チャン
ネルフィールド内セクタ番号とセクタ内シンク番号に必
要なビット数が異なる。しかしながら、これらのビット
数を足した総必要ビット数は同じなので、アドレスを生
成する際に、フォーマットに応じてビット割り付けを変
更することで、最終的に必要なビット数が節約される。
図示されないシステムコントローラにより、フォーマッ
トに応じたビット割り付けが指示される。
【0098】このように、チャンネルデシャフリング用
RAM14とシンクデシャフリング用RAM15とを使
い、デシャフリング部11におけるSDRAM13のア
ドレス計算に必要な値を求める。求められたアドレスが
データと共にSDRAMコントローラ12に送られる。
データは、SDRAM12コントローラ12の制御によ
り、送られたアドレスに従い、SDRAM12に書き込
まれる。SDRAM13のアドレスアサインは、Con
f/Adv別、フィールドバンク別、チャンネル別、外
符号番号別に並べられ整理されてSDRAM13に書か
れているので、例えば外符号訂正などの、後の処理が簡
単となる。
RAM14とシンクデシャフリング用RAM15とを使
い、デシャフリング部11におけるSDRAM13のア
ドレス計算に必要な値を求める。求められたアドレスが
データと共にSDRAMコントローラ12に送られる。
データは、SDRAM12コントローラ12の制御によ
り、送られたアドレスに従い、SDRAM12に書き込
まれる。SDRAM13のアドレスアサインは、Con
f/Adv別、フィールドバンク別、チャンネル別、外
符号番号別に並べられ整理されてSDRAM13に書か
れているので、例えば外符号訂正などの、後の処理が簡
単となる。
【0099】AOTブロック16は、SDRAM13の
読み出しの制御、読み出されたデータからのエラーフラ
グの抜取り、リードコントロール、エラーフラグ抜き取
り、外符号用RAM17Aおよび17Bの制御、外符号
訂正、レートコンバート用RAM18A〜18Hの書き
込み制御、および、AUXデータの抜取りの機能を有す
る。
読み出しの制御、読み出されたデータからのエラーフラ
グの抜取り、リードコントロール、エラーフラグ抜き取
り、外符号用RAM17Aおよび17Bの制御、外符号
訂正、レートコンバート用RAM18A〜18Hの書き
込み制御、および、AUXデータの抜取りの機能を有す
る。
【0100】図27は、AOTブロック16によってな
されるオーディオ処理のタイミングチャートを示す。タ
イミング発生ブロック10から、フィールド周期のコン
トロール信号(Fld−Start)が供給される(図
27A)。信号Fld−Startは、例えばフィール
ドの変わり目で出力されるパルス信号である。AOTブ
ロック16では、この信号を基準として各種処理が行わ
れる。なお、以下の説明では、直後に出力される信号F
ld−Startから始まるフィールドを新フィールド
とし、信号Fld−Start以前のフィールドを旧フ
ィールドとしてこれらを区別する。
されるオーディオ処理のタイミングチャートを示す。タ
イミング発生ブロック10から、フィールド周期のコン
トロール信号(Fld−Start)が供給される(図
27A)。信号Fld−Startは、例えばフィール
ドの変わり目で出力されるパルス信号である。AOTブ
ロック16では、この信号を基準として各種処理が行わ
れる。なお、以下の説明では、直後に出力される信号F
ld−Startから始まるフィールドを新フィールド
とし、信号Fld−Start以前のフィールドを旧フ
ィールドとしてこれらを区別する。
【0101】概略的な処理の流れとしては、上述もした
ように、AOTブロック16によってSDRAM13か
らデータが読み出され、外符号用RAM17Aあるいは
17Bに書き込まれる(図27B)。そして、外符号用
RAM17Aあるいは17Bに書き込まれたデータに対
して外符号訂正が行われる。外符号訂正されたデータ
は、外符号用RAM17Aあるいは17Bから読み出さ
れ(図27C)、レートコンバート用RAM18A〜1
8Hのうち、該当するものに書き込まれる(図27
D)。レートコンバート用RAM18A〜18Hに書き
込まれたデータは、所定のクロックに基づき、チャンネ
ル毎に時分割で読み出される。
ように、AOTブロック16によってSDRAM13か
らデータが読み出され、外符号用RAM17Aあるいは
17Bに書き込まれる(図27B)。そして、外符号用
RAM17Aあるいは17Bに書き込まれたデータに対
して外符号訂正が行われる。外符号訂正されたデータ
は、外符号用RAM17Aあるいは17Bから読み出さ
れ(図27C)、レートコンバート用RAM18A〜1
8Hのうち、該当するものに書き込まれる(図27
D)。レートコンバート用RAM18A〜18Hに書き
込まれたデータは、所定のクロックに基づき、チャンネ
ル毎に時分割で読み出される。
【0102】AOTブロック16によって、SDRAM
13のフィールドバンクのうち、新フィールドに対応す
るバンクが計算される。これは、タイミング発生ブロッ
ク10から、Adv/Conf RdFldバンク番号
として供給される情報に基づき計算される。そして、そ
のバンクに格納されているデータから、エラーフラグが
読み出される。また、そのバンクからデータが読み出さ
れ、外符号用RAM17Aあるいは17Bのうち、該当
する側に書き込まれる。AOTブロック16によって、
SDRAM13から読み出されたエラーフラグを用い、
外符号用RAM17Aあるいは17Bに書き込まれたデ
ータに対して、外符号訂正が行われる(図27Bの
「A」の部分の処理)。
13のフィールドバンクのうち、新フィールドに対応す
るバンクが計算される。これは、タイミング発生ブロッ
ク10から、Adv/Conf RdFldバンク番号
として供給される情報に基づき計算される。そして、そ
のバンクに格納されているデータから、エラーフラグが
読み出される。また、そのバンクからデータが読み出さ
れ、外符号用RAM17Aあるいは17Bのうち、該当
する側に書き込まれる。AOTブロック16によって、
SDRAM13から読み出されたエラーフラグを用い、
外符号用RAM17Aあるいは17Bに書き込まれたデ
ータに対して、外符号訂正が行われる(図27Bの
「A」の部分の処理)。
【0103】これらの処理を、さらに詳細に説明する。
AOTブロック16によって、該当するフィールドバン
ク番号のSDRAM13のアドレスが指定される。この
アドレスは、AOTブロック16からSDRAMコント
ローラ12に対して送られる。SDRAMコントローラ
12では、このアドレスに従いSDRAM13からデー
タを読み出す。
AOTブロック16によって、該当するフィールドバン
ク番号のSDRAM13のアドレスが指定される。この
アドレスは、AOTブロック16からSDRAMコント
ローラ12に対して送られる。SDRAMコントローラ
12では、このアドレスに従いSDRAM13からデー
タを読み出す。
【0104】外符号訂正処理は、図27F〜図27Iに
示されるように、スロットに分けられ時分割で行われ
る。なお、この図27では、信号の系統がAdvおよび
Confの2系統あるうちの、Advについてのみ、示
されている。図27F〜図27Iに「Conf」で示さ
れているのは、Conf系統を処理するスロットであ
り、Adv、Confが交互に時分割で処理されている
のがわかる。
示されるように、スロットに分けられ時分割で行われ
る。なお、この図27では、信号の系統がAdvおよび
Confの2系統あるうちの、Advについてのみ、示
されている。図27F〜図27Iに「Conf」で示さ
れているのは、Conf系統を処理するスロットであ
り、Adv、Confが交互に時分割で処理されている
のがわかる。
【0105】スロットは、さらに小さいスロットに分け
られる。先ず、チャンネル0の外符号番号が偶数のデー
タを対象として、Ps番号0および1、AIX0および
1、DID、D0〜D11を読む。このとき、AIX1
のビット0のエラーフラグは、レジスタに格納してお
く。エラーフラグの判定時に、タイミング発生ブロック
10から供給されたAdv/Confパス番号と、SD
RAM13から読み出されらパス番号を比較して、異な
っていたら古いデータが残ってると判断して、それら、
古いデータのシンクブロックは、エラーとして扱う。
られる。先ず、チャンネル0の外符号番号が偶数のデー
タを対象として、Ps番号0および1、AIX0および
1、DID、D0〜D11を読む。このとき、AIX1
のビット0のエラーフラグは、レジスタに格納してお
く。エラーフラグの判定時に、タイミング発生ブロック
10から供給されたAdv/Confパス番号と、SD
RAM13から読み出されらパス番号を比較して、異な
っていたら古いデータが残ってると判断して、それら、
古いデータのシンクブロックは、エラーとして扱う。
【0106】図28は、パス番号(PS番号)の書き込
みおよび読み出しの様子を示す。図28Aおよび図28
Bは、書き込みの際のチャートである。図28Cおよび
図28Dは、読み出しの際のチャートである。SDRA
M13に書き込まれるときには、タイミング発生ブロッ
ク10からデシャフリング部11に供給されるAdv/
Confライトフィールド番号と、パス番号とが比較さ
れる。比較結果に基づき、内符号訂正されたデータが供
給される度に、該当するフィールドバンク番号のSDR
AM13のアドレスに対して、パス番号を付けてデータ
を書き込む。
みおよび読み出しの様子を示す。図28Aおよび図28
Bは、書き込みの際のチャートである。図28Cおよび
図28Dは、読み出しの際のチャートである。SDRA
M13に書き込まれるときには、タイミング発生ブロッ
ク10からデシャフリング部11に供給されるAdv/
Confライトフィールド番号と、パス番号とが比較さ
れる。比較結果に基づき、内符号訂正されたデータが供
給される度に、該当するフィールドバンク番号のSDR
AM13のアドレスに対して、パス番号を付けてデータ
を書き込む。
【0107】ここで、1フィールド分全てのシンクブロ
ックデータが来ていれば、全てパス番号は、新しいもの
に更新される。一方、来てないシンクブロックデータが
あると、SDRAM13のその部分は、更新されてない
ことになる。そのときには、パス番号も更新されず、古
い値が入っている。
ックデータが来ていれば、全てパス番号は、新しいもの
に更新される。一方、来てないシンクブロックデータが
あると、SDRAM13のその部分は、更新されてない
ことになる。そのときには、パス番号も更新されず、古
い値が入っている。
【0108】タイミング発生ブロック10からAOTブ
ロック16に対して、SDRAM13から読み出される
べきパス番号情報が供給される。供給されたパス番号
と、SDRAM13の該当箇所のパス番号とが異なる場
合には、SDRAM13上のデータが更新されていない
古いデータであると判断される。図28の例では、バン
ク2でPs番号297とPs番号298とが混在してお
り、更新されてないシンクブロックがあることがわか
る。
ロック16に対して、SDRAM13から読み出される
べきパス番号情報が供給される。供給されたパス番号
と、SDRAM13の該当箇所のパス番号とが異なる場
合には、SDRAM13上のデータが更新されていない
古いデータであると判断される。図28の例では、バン
ク2でPs番号297とPs番号298とが混在してお
り、更新されてないシンクブロックがあることがわか
る。
【0109】このように、更新されていないデータで
も、古いデータを主体として、通常どおり外符号訂正さ
れてしまう。これを防ぐために、ある一定以上の未更新
シンクブロックがある場合には、通常の外符号訂正を禁
止し、古いデータを主体とした外符号訂正が行われるの
が防がれる。但し、イレージャ訂正は、可能としてお
く。この一実施形態では、Ps番号を利用してシンクブ
ロックが更新されたかどうかを判断して、未更新のデー
タはエラー扱いとする。そして、シンクブロック内のデ
ータD0以降の、外符号パリティが付加されているデー
タは、一旦、外符号用RAM17Aあるいは17Bに格
納される。
も、古いデータを主体として、通常どおり外符号訂正さ
れてしまう。これを防ぐために、ある一定以上の未更新
シンクブロックがある場合には、通常の外符号訂正を禁
止し、古いデータを主体とした外符号訂正が行われるの
が防がれる。但し、イレージャ訂正は、可能としてお
く。この一実施形態では、Ps番号を利用してシンクブ
ロックが更新されたかどうかを判断して、未更新のデー
タはエラー扱いとする。そして、シンクブロック内のデ
ータD0以降の、外符号パリティが付加されているデー
タは、一旦、外符号用RAM17Aあるいは17Bに格
納される。
【0110】図29は、外符号用RAM17Aおよび1
7Bのアドレスアサインの一例を示す。図中でダミーと
あるのは、実際には使わないが、アドレスアサイン上発
生した意味のない領域である。また、図29において、
行方向に付されたバイト番号は、説明のために便宜上、
付したもので、バイト単位の番号である。列方向には、
外符号番号が付されている。先ず、図27F〜図27H
の、Ch0、Evnと記された部分の処理が行われる。
ここでは、チャンネル0の、外符号番号が偶数のデータ
を対象にして処理が行われる。
7Bのアドレスアサインの一例を示す。図中でダミーと
あるのは、実際には使わないが、アドレスアサイン上発
生した意味のない領域である。また、図29において、
行方向に付されたバイト番号は、説明のために便宜上、
付したもので、バイト単位の番号である。列方向には、
外符号番号が付されている。先ず、図27F〜図27H
の、Ch0、Evnと記された部分の処理が行われる。
ここでは、チャンネル0の、外符号番号が偶数のデータ
を対象にして処理が行われる。
【0111】SDRAM13から読み出されたデータ
は、例えば外符号用RAM17Aに書き込まれる。する
と、図29においてバイト番号0〜11が埋まる。次
に、外符号用RAM17Aから、図29の縦方向(列方
向)に、1本(すなわち、1バイト番号分)ずつ、外符
号用RAM17Aからデータが読み出される。読み出さ
れたデータに対して、上述したレジスタに格納されたエ
ラーフラグが付加される。そして、外符号用RAM17
Aから読み出され、エラーフラグが付加されたデータに
対して、AOTブロック16によって外符号訂正が行わ
れる。外符号訂正は、図29における12バイト番号
分、すなわち列方向に12本分のデータに対して行われ
る。
は、例えば外符号用RAM17Aに書き込まれる。する
と、図29においてバイト番号0〜11が埋まる。次
に、外符号用RAM17Aから、図29の縦方向(列方
向)に、1本(すなわち、1バイト番号分)ずつ、外符
号用RAM17Aからデータが読み出される。読み出さ
れたデータに対して、上述したレジスタに格納されたエ
ラーフラグが付加される。そして、外符号用RAM17
Aから読み出され、エラーフラグが付加されたデータに
対して、AOTブロック16によって外符号訂正が行わ
れる。外符号訂正は、図29における12バイト番号
分、すなわち列方向に12本分のデータに対して行われ
る。
【0112】なお、この一実施形態においては、デコー
ダ1に対して外符号用RAM17Aおよび17Bとが設
けられている。このうち外符号用RAM17Aは、Ad
v系統に対応し、外符号用RAM17Bは、Con系統
に対応している。
ダ1に対して外符号用RAM17Aおよび17Bとが設
けられている。このうち外符号用RAM17Aは、Ad
v系統に対応し、外符号用RAM17Bは、Con系統
に対応している。
【0113】外符号訂正されたデータは、レートコンバ
ート用RAM18A〜18Hに書き込まれる。図27F
〜図27Iを参照し、Adv系列において、チャンネル
0の外符号番号が偶数のデータの処理から、チャンネル
0の外符号番号が奇数のデータの処理へと続く。同様に
して、外符号番号が偶数/奇数が交互に、チャンネル
1、2、・・・、7の処理へと続く。このようにして、
レートコンバート用RAM18A〜18Hのうち対応す
るものに、外符号訂正されたデータが格納されていく。
この例では、Adv系列のチャンネル0および1、チャ
ンネル2および3、チャンネル4および5、チャンネル
6および7の各データがレートコンバータ用RAM18
A、18B、18C、18Dに、それぞれ格納される。
ート用RAM18A〜18Hに書き込まれる。図27F
〜図27Iを参照し、Adv系列において、チャンネル
0の外符号番号が偶数のデータの処理から、チャンネル
0の外符号番号が奇数のデータの処理へと続く。同様に
して、外符号番号が偶数/奇数が交互に、チャンネル
1、2、・・・、7の処理へと続く。このようにして、
レートコンバート用RAM18A〜18Hのうち対応す
るものに、外符号訂正されたデータが格納されていく。
この例では、Adv系列のチャンネル0および1、チャ
ンネル2および3、チャンネル4および5、チャンネル
6および7の各データがレートコンバータ用RAM18
A、18B、18C、18Dに、それぞれ格納される。
【0114】図30は、レートコンバート用RAM18
A〜18Hのアドレスアサインの一例を示す。行方向に
バイト番号が付され、列方向が外符号番号に対応してい
る。上述したように、この一実施形態では、1サンプル
が16ビットおよび1サンプルが24ビットの、2種類
のオーディオデータを扱うようにされている。これら2
種類のデータでは、レートコンバート用RAM18A〜
18Hに対する格納の方法が互いに異なる。1サンプル
が16ビット(2バイト)のデータは、例えばバイト番
号0および1というように、バイト番号の2個分が1組
とされ、行方向にデータが詰め込まれる。一方、1サン
プルが24ビット(3バイト)のデータは、例えばバイ
ト番号0、1および2というように、バイト番号の3個
分が1組とされ、行方向にデータが詰め込まれる。
A〜18Hのアドレスアサインの一例を示す。行方向に
バイト番号が付され、列方向が外符号番号に対応してい
る。上述したように、この一実施形態では、1サンプル
が16ビットおよび1サンプルが24ビットの、2種類
のオーディオデータを扱うようにされている。これら2
種類のデータでは、レートコンバート用RAM18A〜
18Hに対する格納の方法が互いに異なる。1サンプル
が16ビット(2バイト)のデータは、例えばバイト番
号0および1というように、バイト番号の2個分が1組
とされ、行方向にデータが詰め込まれる。一方、1サン
プルが24ビット(3バイト)のデータは、例えばバイ
ト番号0、1および2というように、バイト番号の3個
分が1組とされ、行方向にデータが詰め込まれる。
【0115】また、レートコンバート用RAM18A〜
18Hは、バンク0、1および2の3バンクからなる。
これらバンク0、1および2のそれぞれは、図29に示
す外符号用RAM17Aおよび17Bの、行方向に12
本分の、外符号パリティを除いたデータ部分を格納でき
るようにされている。上述した図27Eにおいて、四角
の中に書かれている数字は、このバンク番号を示す。レ
ートコンバート用RAM18A〜18Hは、サイクリッ
クに読み出される。そのため、図27Eに示されるよう
に、バンク番号もサイクリックに、0、1、2、0、
1、2、・・・というように切り替えられる。
18Hは、バンク0、1および2の3バンクからなる。
これらバンク0、1および2のそれぞれは、図29に示
す外符号用RAM17Aおよび17Bの、行方向に12
本分の、外符号パリティを除いたデータ部分を格納でき
るようにされている。上述した図27Eにおいて、四角
の中に書かれている数字は、このバンク番号を示す。レ
ートコンバート用RAM18A〜18Hは、サイクリッ
クに読み出される。そのため、図27Eに示されるよう
に、バンク番号もサイクリックに、0、1、2、0、
1、2、・・・というように切り替えられる。
【0116】一方、図27Bにおいて、各外符号用RA
M17に対する書き込みタイミングを示す線の上に記さ
れている数字(例えば2、0)は、外符号用RAM17
Aあるいは17Bに対する書き込み、外符号用RAM1
7Aあるいは17Bからの読み出し、ならびに、レート
コンバート用RAM18A〜18Hに対する書き込み行
うバンク番号を示す。レートコンバート用RAM18A
〜18Hのそれぞれにおいて、書き込みと読み出しとが
時間的に重複しないように制御される。
M17に対する書き込みタイミングを示す線の上に記さ
れている数字(例えば2、0)は、外符号用RAM17
Aあるいは17Bに対する書き込み、外符号用RAM1
7Aあるいは17Bからの読み出し、ならびに、レート
コンバート用RAM18A〜18Hに対する書き込み行
うバンク番号を示す。レートコンバート用RAM18A
〜18Hのそれぞれにおいて、書き込みと読み出しとが
時間的に重複しないように制御される。
【0117】図27Bの「A」の処理の次は、「B」と
記された処理に移行する。「B」では、上述のD0〜D
11の続きの処理がなされる。すなわち、D12〜D2
5からなる24バイト番号分が上述と同様にしてSDR
AM13から読み出される。読み出されたデータは、外
符号用RAM17Aあるいは17Bの、バイト番号24
本分全てに対して書き込まれる。そして、そのデータが
外符号訂正され、レートコンバート用RAM18A〜1
8Hの該当するものに書き込まれる。図27の例では、
例えばレートコンバート用RAM18Aのバンク0、1
に書き込まれる。このようにして、以下、D26〜D4
9、D50〜D73、・・・と続けて処理され、1フィ
ールド分のデータが処理される。
記された処理に移行する。「B」では、上述のD0〜D
11の続きの処理がなされる。すなわち、D12〜D2
5からなる24バイト番号分が上述と同様にしてSDR
AM13から読み出される。読み出されたデータは、外
符号用RAM17Aあるいは17Bの、バイト番号24
本分全てに対して書き込まれる。そして、そのデータが
外符号訂正され、レートコンバート用RAM18A〜1
8Hの該当するものに書き込まれる。図27の例では、
例えばレートコンバート用RAM18Aのバンク0、1
に書き込まれる。このようにして、以下、D26〜D4
9、D50〜D73、・・・と続けて処理され、1フィ
ールド分のデータが処理される。
【0118】図16に戻り、レートコンバート用RAM
18A〜18Hの読み出しは、RCブロック19によっ
て制御される。RCブロック19によってレートコンバ
ート用RAM18A〜18Hからの読み出しが制御さ
れ、Adv系統のチャンネル0〜7、Conf系統のチ
ャンネル0〜7の、合計16チャンネルのオーディオデ
ータを時分割多重してAIFブロック20に供給する。
18A〜18Hの読み出しは、RCブロック19によっ
て制御される。RCブロック19によってレートコンバ
ート用RAM18A〜18Hからの読み出しが制御さ
れ、Adv系統のチャンネル0〜7、Conf系統のチ
ャンネル0〜7の、合計16チャンネルのオーディオデ
ータを時分割多重してAIFブロック20に供給する。
【0119】図31は、RCブロック19からAIFブ
ロック20に対するデータ伝送の時分割処理を概略的に
示す。なお、この図31では、1サンプルが24ビット
のオーディオデータの例について説明する。図31Aに
示すサンプルトップ信号は、周波数が48KHzのサン
プル周期に対応するFS周期の信号である。このサンプ
ルトップ信号で、図31Bのように伝送されるオーディ
オデータの、サンプル毎の切れ目を識別する。なお、デ
ータは、データおよびエラーフラグとで、ビット幅が9
ビットで伝送される。Adv系列およびConf系列の
16チャンネル分のデータが時分割多重され伝送され
る。
ロック20に対するデータ伝送の時分割処理を概略的に
示す。なお、この図31では、1サンプルが24ビット
のオーディオデータの例について説明する。図31Aに
示すサンプルトップ信号は、周波数が48KHzのサン
プル周期に対応するFS周期の信号である。このサンプ
ルトップ信号で、図31Bのように伝送されるオーディ
オデータの、サンプル毎の切れ目を識別する。なお、デ
ータは、データおよびエラーフラグとで、ビット幅が9
ビットで伝送される。Adv系列およびConf系列の
16チャンネル分のデータが時分割多重され伝送され
る。
【0120】図31Cおよび図31Dは、図31Aおよ
び図31Bにおける1FS周期分を、さらに詳細に示
す。24ビット/サンプルのデータは、それぞれ8ビッ
トずつのMSB( 最上位バイト)、MDB(中間バイ
ト)およびLSB(最下位バイト)で扱われる。先ず、
これらMSB、MDBおよびLSBのそれぞれが、FS
周期の256倍の速さのクロック(ck)で、4クロッ
クおきに出力されるようにする。先ず、Adv系列のチ
ャンネル0のデータが出力され、次に、同様にしてAd
v系列のチャンネル2、4、6のデータが順に出力さ
れ、さらに、Conf系列のチャンネル0、2、4、6
のデータが順に出力される。続けて、Adv系列のチャ
ンネル1、3、5、7のデータが順に出力され、さらに
続けて、Conf系列のチャンネル1、3、5、7のデ
ータが順に出力される。各チャンネル間は、16クロッ
ク分の間隔をとる。このようにして、Adv系列のチャ
ンネル0〜7のデータおよびConf系列のチャンネル
0〜7のデータの、合計16チャンネル分のオーディオ
データが時分割多重されAIFブロック20に伝送され
る。
び図31Bにおける1FS周期分を、さらに詳細に示
す。24ビット/サンプルのデータは、それぞれ8ビッ
トずつのMSB( 最上位バイト)、MDB(中間バイ
ト)およびLSB(最下位バイト)で扱われる。先ず、
これらMSB、MDBおよびLSBのそれぞれが、FS
周期の256倍の速さのクロック(ck)で、4クロッ
クおきに出力されるようにする。先ず、Adv系列のチ
ャンネル0のデータが出力され、次に、同様にしてAd
v系列のチャンネル2、4、6のデータが順に出力さ
れ、さらに、Conf系列のチャンネル0、2、4、6
のデータが順に出力される。続けて、Adv系列のチャ
ンネル1、3、5、7のデータが順に出力され、さらに
続けて、Conf系列のチャンネル1、3、5、7のデ
ータが順に出力される。各チャンネル間は、16クロッ
ク分の間隔をとる。このようにして、Adv系列のチャ
ンネル0〜7のデータおよびConf系列のチャンネル
0〜7のデータの、合計16チャンネル分のオーディオ
データが時分割多重されAIFブロック20に伝送され
る。
【0121】図32は、AIFブロック20の構成の一
例を示す。このAIFブロック20では、RCブロック
19からパラレルデータとして供給された16チャンネ
ル分を、それぞれのチャンネル毎に、例えばAES/E
BUの規格に準じたシリアルデータに変換する。また、
このAIFブロック20では、供給されたオーディオデ
ータに付されたエラーフラグに基づくデータ修整、簡易
的なミュート処理、変速再生時のフィルタ処理(シャト
ルフィルタ)および傾斜レベル制御処理などを行う。
例を示す。このAIFブロック20では、RCブロック
19からパラレルデータとして供給された16チャンネ
ル分を、それぞれのチャンネル毎に、例えばAES/E
BUの規格に準じたシリアルデータに変換する。また、
このAIFブロック20では、供給されたオーディオデ
ータに付されたエラーフラグに基づくデータ修整、簡易
的なミュート処理、変速再生時のフィルタ処理(シャト
ルフィルタ)および傾斜レベル制御処理などを行う。
【0122】先ず、図33を用いて、データ修整、簡易
ミュートおよびシャトルフィルタの各処理について概略
的に説明する。図33において、「×(バツ)」は、本
来データがそこにあるべきだが、エラーのために失われ
てしまったサンプルを示し、「△(三角)」は、実際に
補完されたデータを示す。また、「○(丸)」は、正常
なサンプルを示す。
ミュートおよびシャトルフィルタの各処理について概略
的に説明する。図33において、「×(バツ)」は、本
来データがそこにあるべきだが、エラーのために失われ
てしまったサンプルを示し、「△(三角)」は、実際に
補完されたデータを示す。また、「○(丸)」は、正常
なサンプルを示す。
【0123】図33Aは、データ修整処理を示す。デー
タ修整は、このように、エラーデータを、前後のサンプ
ルの平均をとって補完することで行う。図33Bは、簡
易ミュート処理を示す。簡易ミュートは、エラーが続く
ときや、例えばビデオテープレコーダで再生を停止し
て、ミュートが必要なときに簡易的なミュートを行う。
ホールドされている正常データをシフトして、データの
値を1/2ずつに減らしていく。これにより、簡易的な
ミュートが行われる。図33Cは、シャトルフィルタ処
理を示す。シャトルフィルタは、記録時と異なる速度で
再生するシャトル再生時に、データが飛び飛びになって
データが急峻に変化することによる雑音を低減する。そ
の時点のデータと次のサンプルデータとの平均を求め、
結果データを処理サンプルデータとして出力する。
タ修整は、このように、エラーデータを、前後のサンプ
ルの平均をとって補完することで行う。図33Bは、簡
易ミュート処理を示す。簡易ミュートは、エラーが続く
ときや、例えばビデオテープレコーダで再生を停止し
て、ミュートが必要なときに簡易的なミュートを行う。
ホールドされている正常データをシフトして、データの
値を1/2ずつに減らしていく。これにより、簡易的な
ミュートが行われる。図33Cは、シャトルフィルタ処
理を示す。シャトルフィルタは、記録時と異なる速度で
再生するシャトル再生時に、データが飛び飛びになって
データが急峻に変化することによる雑音を低減する。そ
の時点のデータと次のサンプルデータとの平均を求め、
結果データを処理サンプルデータとして出力する。
【0124】図34は、傾斜レベル制御処理を説明する
ための図である。傾斜レベル制御処理は、ミュートの状
態から音を鳴らす際の過渡状態で、急峻な波形にならな
いようにする。例えば、図34Aに示されるように、立
ち上がりで急峻な波形となってしまった場合には、その
時点で、パルス状のノイズが出てしまう。これを防ぐた
めに、データ値に対して徐々に傾斜を付けて、急峻な波
形とならないようにする。具体的には、オーディオサン
プルの上位8ビットを、最初8ビットシフトして0の状
態にしておき、徐々にシフト量を減らして2倍ずつ値を
大きくしていく。これにより、図34Bに示されるよう
に、傾斜を持ってデータのレベルが制御される。
ための図である。傾斜レベル制御処理は、ミュートの状
態から音を鳴らす際の過渡状態で、急峻な波形にならな
いようにする。例えば、図34Aに示されるように、立
ち上がりで急峻な波形となってしまった場合には、その
時点で、パルス状のノイズが出てしまう。これを防ぐた
めに、データ値に対して徐々に傾斜を付けて、急峻な波
形とならないようにする。具体的には、オーディオサン
プルの上位8ビットを、最初8ビットシフトして0の状
態にしておき、徐々にシフト量を減らして2倍ずつ値を
大きくしていく。これにより、図34Bに示されるよう
に、傾斜を持ってデータのレベルが制御される。
【0125】図32において、AIFブロック20に入
力されたオーディオデータは、ディレイ回路201に供
給されると共に、平均値回路204および205それぞ
れの第1の入力端、セレクタ制御回路202に供給され
る。ディレイ回路201は、供給されたデータとエラー
フラグとを、1FS周期分(すなわち、1サンプル分)
遅延させる。ディレイ回路201で遅延されたデータな
らびにエラーフラグは、ホールドレジスタ部203、平
均値回路204および205それぞれの第2の入力端、
傾斜レベル制御回路206、ならびに、セレクタ制御回
路202に供給される。
力されたオーディオデータは、ディレイ回路201に供
給されると共に、平均値回路204および205それぞ
れの第1の入力端、セレクタ制御回路202に供給され
る。ディレイ回路201は、供給されたデータとエラー
フラグとを、1FS周期分(すなわち、1サンプル分)
遅延させる。ディレイ回路201で遅延されたデータな
らびにエラーフラグは、ホールドレジスタ部203、平
均値回路204および205それぞれの第2の入力端、
傾斜レベル制御回路206、ならびに、セレクタ制御回
路202に供給される。
【0126】エラーフラグは、ホールドレジスタ部20
3に設けられた、Adv系統のチャンネル0〜7、Co
nf系統のチャンネル0〜7のレジスタに、それぞれ格
納される。勿論、ホールドレジスタ部203において、
対応するチャンネルのレジスタに対してオーディオデー
タも格納される。
3に設けられた、Adv系統のチャンネル0〜7、Co
nf系統のチャンネル0〜7のレジスタに、それぞれ格
納される。勿論、ホールドレジスタ部203において、
対応するチャンネルのレジスタに対してオーディオデー
タも格納される。
【0127】セレクタ208には、ディレイ回路201
のエラーの無い出力がカレントデータとして供給され
る。また、ホールドレジスタ部203、平均値回路20
4および205、ならびに、傾斜レベル制御回路206
の出力がそれぞれセレクタ208に供給される。セレク
タ208は、エラーフラグの状態に基づき、セレクタ制
御回路202によって選択入力端の選択を制御され、オ
ーディオデータに対する処理の選択がなされる。
のエラーの無い出力がカレントデータとして供給され
る。また、ホールドレジスタ部203、平均値回路20
4および205、ならびに、傾斜レベル制御回路206
の出力がそれぞれセレクタ208に供給される。セレク
タ208は、エラーフラグの状態に基づき、セレクタ制
御回路202によって選択入力端の選択を制御され、オ
ーディオデータに対する処理の選択がなされる。
【0128】エラーフラグがあり、データ修整処理が必
要な場合には、平均値回路204において、ホールドレ
ジスタ部203の出力と、RCブロック19から直接的
に供給されたデータとから平均値を算出し、その結果を
修整データとして用いる。
要な場合には、平均値回路204において、ホールドレ
ジスタ部203の出力と、RCブロック19から直接的
に供給されたデータとから平均値を算出し、その結果を
修整データとして用いる。
【0129】簡易ミュートが必要な場合には、ホールド
レジスタ部203でホールドされているホールドデータ
を出力した後、1/2回路207でデータシフトして、
データ値を1/2にする。そして、そのデータをホール
ドレジスタ部203に格納するというように、再帰的に
ホールドデータを1/2づつ減少させて、簡易ミュート
とする。
レジスタ部203でホールドされているホールドデータ
を出力した後、1/2回路207でデータシフトして、
データ値を1/2にする。そして、そのデータをホール
ドレジスタ部203に格納するというように、再帰的に
ホールドデータを1/2づつ減少させて、簡易ミュート
とする。
【0130】シャトルフィルタ処理は、カレントデータ
とRCブロック19から供給されたデータとの平均値
を、平均値回路205で常に計算し、この結果を用いる
ことでなされる。
とRCブロック19から供給されたデータとの平均値
を、平均値回路205で常に計算し、この結果を用いる
ことでなされる。
【0131】傾斜レベル制御回路206は、必要に応じ
てMSB側の8ビットのシフト量を制御して、傾斜レベ
ル制御を行う。セレクタ制御回路202では、エラーフ
ラグの状況を監視して、その状況に基づき、ホールドレ
ジスタ部203、平均値回路204および205、傾斜
レベル制御回路206、ならびに、ディレイ回路201
の各出力を選択する。これにより、簡易ミュート処理、
データ修整処理、シャトルフィルタ処理、傾斜レベル制
御処理および無処理(カレントデータ)の選択を適切に
行う。
てMSB側の8ビットのシフト量を制御して、傾斜レベ
ル制御を行う。セレクタ制御回路202では、エラーフ
ラグの状況を監視して、その状況に基づき、ホールドレ
ジスタ部203、平均値回路204および205、傾斜
レベル制御回路206、ならびに、ディレイ回路201
の各出力を選択する。これにより、簡易ミュート処理、
データ修整処理、シャトルフィルタ処理、傾斜レベル制
御処理および無処理(カレントデータ)の選択を適切に
行う。
【0132】レジスタ群209は、Adv系統のチャン
ネル0/1、2/3、4/5、6/7、ならびに、Co
nf系統のチャンネル0/1、2/3、4/5、6/7
にそれぞれ対応した8つのレジスタを有している。セレ
クタ208から時分割で供給されたオーディオデータ
は、一旦、レジスタ群209の対応するレジスタにそれ
ぞれ格納される。そして、レジスタ群209のレジスタ
のそれぞれから出力されたオーディオデータは、P/S
レジスタ群210に送られ、レジスタをシフトさせてパ
ラレル/シリアル変換が行われる。そして、系統および
チャンネル毎に、シリアルデータとされたオーディオデ
ータが出力される。なお、データは、2チャンネル毎に
1本の信号として出力される。
ネル0/1、2/3、4/5、6/7、ならびに、Co
nf系統のチャンネル0/1、2/3、4/5、6/7
にそれぞれ対応した8つのレジスタを有している。セレ
クタ208から時分割で供給されたオーディオデータ
は、一旦、レジスタ群209の対応するレジスタにそれ
ぞれ格納される。そして、レジスタ群209のレジスタ
のそれぞれから出力されたオーディオデータは、P/S
レジスタ群210に送られ、レジスタをシフトさせてパ
ラレル/シリアル変換が行われる。そして、系統および
チャンネル毎に、シリアルデータとされたオーディオデ
ータが出力される。なお、データは、2チャンネル毎に
1本の信号として出力される。
【0133】図35は、図32に示したAIFブロック
20の構成を概念的に示す。RCブロック19から出力
されたデータは、ディレイ回路201に供給されると共
に、オーディオ処理部220に供給される。また、ディ
レイ回路201から出力されたデータは、ホールドレジ
スタ部203に供給されると共に、オーディオ処理部2
20に供給される。
20の構成を概念的に示す。RCブロック19から出力
されたデータは、ディレイ回路201に供給されると共
に、オーディオ処理部220に供給される。また、ディ
レイ回路201から出力されたデータは、ホールドレジ
スタ部203に供給されると共に、オーディオ処理部2
20に供給される。
【0134】ホールドレジスタ部203は、Advおよ
びConfの各チャンネルそれぞれに対応したレジスタ
203A〜203Pを有する。レジスタ203A〜20
3Hは、Adv系統の8チャンネル用であり、レジスタ
203I〜203Pは、Conf系統の8チャンネル用
である。RCブロック19からホールドレジスタ部20
3に対して、図31に示すように各チャンネル毎に時分
割されて、データおよびエラーフラグが供給される。こ
のデータおよびエラーフラグは、切替器230を介し
て、レジスタ203A〜203Pのチャンネルが対応す
るレジスタにそれぞれ格納される。
びConfの各チャンネルそれぞれに対応したレジスタ
203A〜203Pを有する。レジスタ203A〜20
3Hは、Adv系統の8チャンネル用であり、レジスタ
203I〜203Pは、Conf系統の8チャンネル用
である。RCブロック19からホールドレジスタ部20
3に対して、図31に示すように各チャンネル毎に時分
割されて、データおよびエラーフラグが供給される。こ
のデータおよびエラーフラグは、切替器230を介し
て、レジスタ203A〜203Pのチャンネルが対応す
るレジスタにそれぞれ格納される。
【0135】ホールドレジスタ部203に格納された各
チャンネルのデータおよびエラーフラグは、必要に応じ
てオーディオ処理部220に供給される。例えば、上述
した簡易ミュート処理、データ修整処理およびシャトル
フィルタ処理を行う場合には、このホールドレジスタ部
203に格納されたデータおよびエラーフラグが用いら
れる。このとき、切替器230’によって、レジスタ2
03A〜203Pが所定の順序で選択される。
チャンネルのデータおよびエラーフラグは、必要に応じ
てオーディオ処理部220に供給される。例えば、上述
した簡易ミュート処理、データ修整処理およびシャトル
フィルタ処理を行う場合には、このホールドレジスタ部
203に格納されたデータおよびエラーフラグが用いら
れる。このとき、切替器230’によって、レジスタ2
03A〜203Pが所定の順序で選択される。
【0136】オーディオ処理部220は、図32におけ
るセレクタ制御部202、平均値回路204および20
5、傾斜レベル制御回路206、ならびに、セレクタ2
08をまとめて表現したものである。なお、簡易ミュー
ト処理を行う1/2回路207も、オーディオ処理部2
20に含まれるが、この図35では省略されている。
るセレクタ制御部202、平均値回路204および20
5、傾斜レベル制御回路206、ならびに、セレクタ2
08をまとめて表現したものである。なお、簡易ミュー
ト処理を行う1/2回路207も、オーディオ処理部2
20に含まれるが、この図35では省略されている。
【0137】RCブロック19からオーディオ処理部2
20に対して、複数チャンネルが時分割多重されてオー
ディオデータが供給される。一方、ホールドレジスタ部
203では、各チャンネルのオーディオデータおよびエ
ラーフラグが対応するレジスタ203A〜203Pに対
してそれぞれ格納されている。レジスタ203A〜20
3Pのうち、入力オーディオデータと対応したレジスタ
を選択し、そのレジスタに格納されているオーディオデ
ータやエラーフラグを用いることで、オーディオ処理部
220では、各チャンネルのオーディオデータに対し
て、チャンネル毎に処理を行うことができる。
20に対して、複数チャンネルが時分割多重されてオー
ディオデータが供給される。一方、ホールドレジスタ部
203では、各チャンネルのオーディオデータおよびエ
ラーフラグが対応するレジスタ203A〜203Pに対
してそれぞれ格納されている。レジスタ203A〜20
3Pのうち、入力オーディオデータと対応したレジスタ
を選択し、そのレジスタに格納されているオーディオデ
ータやエラーフラグを用いることで、オーディオ処理部
220では、各チャンネルのオーディオデータに対し
て、チャンネル毎に処理を行うことができる。
【0138】例えば、データ修整処理の際には、平均値
回路204に供給されたデータのチャンネルに対応した
レジスタがレジスタ203A〜203Pから選択され、
エラーフラグおよびデータが読み出される。平均値回路
204では、このデータと、ディレイ回路201および
RCブロック19から直接的に供給されたデータとに基
づき、データ修整処理がなされる。
回路204に供給されたデータのチャンネルに対応した
レジスタがレジスタ203A〜203Pから選択され、
エラーフラグおよびデータが読み出される。平均値回路
204では、このデータと、ディレイ回路201および
RCブロック19から直接的に供給されたデータとに基
づき、データ修整処理がなされる。
【0139】このように、オーディオ処理部220は、
各チャンネルに対して共通して用いることができる。す
なわち、オーディオ処理部220を各チャンネル毎に用
意する必要がない。
各チャンネルに対して共通して用いることができる。す
なわち、オーディオ処理部220を各チャンネル毎に用
意する必要がない。
【0140】オーディオ処理部220で所定の処理をさ
れたオーディオデータは、チャンネル毎にシリアルでオ
ーディオ処理部220から出力され、レジスタ群209
に供給される。レジスタ群209は、互いにペアとされ
たチャンネルのデータを格納する8個のレジスタ209
A〜209Hを有する。レジスタ209A〜209D
は、Adv系列のデータを格納するレジスタであり、レ
ジスタ209E〜209Hは、Conf系列のデータを
格納するレジスタである。レジスタ群209は、後段の
P/Sレジスタ群210に対して所定のタイミングでデ
ータを供給するための、バッファとして用いられる。
れたオーディオデータは、チャンネル毎にシリアルでオ
ーディオ処理部220から出力され、レジスタ群209
に供給される。レジスタ群209は、互いにペアとされ
たチャンネルのデータを格納する8個のレジスタ209
A〜209Hを有する。レジスタ209A〜209D
は、Adv系列のデータを格納するレジスタであり、レ
ジスタ209E〜209Hは、Conf系列のデータを
格納するレジスタである。レジスタ群209は、後段の
P/Sレジスタ群210に対して所定のタイミングでデ
ータを供給するための、バッファとして用いられる。
【0141】レジスタ群209にチャンネルシリアル/
ビットパラレルで供給されたデータは、切替器231に
よってチャンネルが対応するレジスタを選択され、それ
ぞれ格納される。レジスタ209A〜209Hに格納さ
れたデータは、P/Sレジスタ群210のレジスタ21
0A〜210Hの対応するレジスタにそれぞれ供給さ
れ、ビットパラレルでラッチされる。そして、レジスタ
210A〜210Hのそれぞれにおいて、ラッチされた
データがシフトされると共に、2チャンネルが1系統と
されたシリアルデータに変換され、オーディオデータと
して出力される。
ビットパラレルで供給されたデータは、切替器231に
よってチャンネルが対応するレジスタを選択され、それ
ぞれ格納される。レジスタ209A〜209Hに格納さ
れたデータは、P/Sレジスタ群210のレジスタ21
0A〜210Hの対応するレジスタにそれぞれ供給さ
れ、ビットパラレルでラッチされる。そして、レジスタ
210A〜210Hのそれぞれにおいて、ラッチされた
データがシフトされると共に、2チャンネルが1系統と
されたシリアルデータに変換され、オーディオデータと
して出力される。
【0142】なお、RCブロック19からレジスタ群2
09までの経路は、時分割多重により複数チャンネル分
が共有されているため、配線数が少なくて済む。例え
ば、1チャンネル当たり24ビットのビット幅のオーデ
ィオデータを16チャンネル扱う場合、パラレルに処理
を行おうとすると、16(チャンネル)×24(ビッ
ト)=384本もの配線が必要となる。一方、この一実
施形態では、チャンネル毎に時分割処理が行われると共
に、1チャンネル当たり24ビットのビット幅のデータ
を、8ビットからなる1ワードを単位として伝送するた
め、配線数が僅かに8本で済んでいる。
09までの経路は、時分割多重により複数チャンネル分
が共有されているため、配線数が少なくて済む。例え
ば、1チャンネル当たり24ビットのビット幅のオーデ
ィオデータを16チャンネル扱う場合、パラレルに処理
を行おうとすると、16(チャンネル)×24(ビッ
ト)=384本もの配線が必要となる。一方、この一実
施形態では、チャンネル毎に時分割処理が行われると共
に、1チャンネル当たり24ビットのビット幅のデータ
を、8ビットからなる1ワードを単位として伝送するた
め、配線数が僅かに8本で済んでいる。
【0143】図36は、このAIFブロック20での処
理のタイムチャートを示す。この図36では、特に、レ
ジスタ群209からP/Sレジスタ群210へ供給さ
れ、パラレル/シリアル変換される部分を中心に示して
いる。
理のタイムチャートを示す。この図36では、特に、レ
ジスタ群209からP/Sレジスタ群210へ供給さ
れ、パラレル/シリアル変換される部分を中心に示して
いる。
【0144】RCブロック19から複数チャンネルのオ
ーディオデータが時分割多重されて出力され、ディレイ
回路201で1FS分遅延されたデータは、オーディオ
処理部220で各オーディオ処理をされ、図36Aに示
されるタイミングでオーディオ処理部220から出力さ
れる。1FS周期内に、全出力チャンネル(16チャン
ネル)分のサンプルが処理される。
ーディオデータが時分割多重されて出力され、ディレイ
回路201で1FS分遅延されたデータは、オーディオ
処理部220で各オーディオ処理をされ、図36Aに示
されるタイミングでオーディオ処理部220から出力さ
れる。1FS周期内に、全出力チャンネル(16チャン
ネル)分のサンプルが処理される。
【0145】なお、時分割多重の順番は、この図36A
に示されるように、出力においてペアとなるチャンネル
同士が1/2FSの時間差となるようにされる。例え
ば、互いにペアであるAdv系列のCh0およびCh1
は、サンプル間が1/2FS分、離されていることが分
かる。
に示されるように、出力においてペアとなるチャンネル
同士が1/2FSの時間差となるようにされる。例え
ば、互いにペアであるAdv系列のCh0およびCh1
は、サンプル間が1/2FS分、離されていることが分
かる。
【0146】オーディオ処理部220から出力された各
データは、上述したように、レジスタ群209の各レジ
スタ209A〜209Hにそれぞれ格納される。このレ
ジスタ209A〜209Hへのデータの格納は、図36
Bに示されるように、時分割のタイミングで行われる。
なお、図36Bにおいて、上から順に、レジスタ209
A〜209Hまでのデータの格納タイミングが示され
る。このように、レジスタ209A〜209Hそれぞれ
にデータが格納されるタイミングには、時間差がある。
データは、上述したように、レジスタ群209の各レジ
スタ209A〜209Hにそれぞれ格納される。このレ
ジスタ209A〜209Hへのデータの格納は、図36
Bに示されるように、時分割のタイミングで行われる。
なお、図36Bにおいて、上から順に、レジスタ209
A〜209Hまでのデータの格納タイミングが示され
る。このように、レジスタ209A〜209Hそれぞれ
にデータが格納されるタイミングには、時間差がある。
【0147】レジスタ209A〜209Hに格納された
データは、図36Cに示されるように、サンプルトップ
信号のタイミングから1/2FS毎に、P/Sレジスタ
群210のレジスタ210A〜210Hにラッチされ
る。なお、図36Cにおいて、上から順に、レジスタ2
10A〜210Hまでのデータのラッチのタイミングが
示される。サンプルトップ信号のタイミングから1/2
FSの間にオーディオ処理部220から出力され、レジ
スタ209A〜209Hにそれぞれ格納された、Adv
系列のCh0,2,4および6のデータ、ならびに、C
onf系列のCh0,2,4および6のデータがレジス
タ210A〜210Hにそれぞれラッチされる。
データは、図36Cに示されるように、サンプルトップ
信号のタイミングから1/2FS毎に、P/Sレジスタ
群210のレジスタ210A〜210Hにラッチされ
る。なお、図36Cにおいて、上から順に、レジスタ2
10A〜210Hまでのデータのラッチのタイミングが
示される。サンプルトップ信号のタイミングから1/2
FSの間にオーディオ処理部220から出力され、レジ
スタ209A〜209Hにそれぞれ格納された、Adv
系列のCh0,2,4および6のデータ、ならびに、C
onf系列のCh0,2,4および6のデータがレジス
タ210A〜210Hにそれぞれラッチされる。
【0148】ここで、出力の8系統のデータがパラレル
に揃うことになる。その後、各レジスタ210A〜21
0Hをそれぞれシフトさせることでパラレルデータがシ
リアルデータに変換され、シリアルオーディオデータの
出力が得られる。レジスタ210A〜210Hのそれぞ
れからは、並列的にシリアルオーディオが出力される。
このシリアルオーディオデータは、1FS周期の前半に
配されて出力される。
に揃うことになる。その後、各レジスタ210A〜21
0Hをそれぞれシフトさせることでパラレルデータがシ
リアルデータに変換され、シリアルオーディオデータの
出力が得られる。レジスタ210A〜210Hのそれぞ
れからは、並列的にシリアルオーディオが出力される。
このシリアルオーディオデータは、1FS周期の前半に
配されて出力される。
【0149】一方、レジスタ210A〜210Hにおい
て、レジスタ209A〜209Hに格納されたデータが
ラッチされると、レジスタ209A〜209Hには、次
のデータを格納することができるようになる。サンプル
トップ信号のタイミングから1FS周期の後半の1/2
FSの間にオーディオ処理部220から出力され、レジ
スタ209A〜209Hにそれぞれ格納された、Adv
系列のCh1,3,5および7のデータ、ならびに、O
nf系列のCh1,3,5および7のデータがレジスタ
210A〜210Hにそれぞれラッチされる。ラッチさ
れたそれぞれのデータは、上述と同様にして、各レジス
タにおいてシフトされてシリアルオーディオデータに変
換される。レジスタ210A〜210Hのそれぞれから
は、この変換されたシリアルオーディオデータが1FS
周期の後半に配されて並列的に出力される。
て、レジスタ209A〜209Hに格納されたデータが
ラッチされると、レジスタ209A〜209Hには、次
のデータを格納することができるようになる。サンプル
トップ信号のタイミングから1FS周期の後半の1/2
FSの間にオーディオ処理部220から出力され、レジ
スタ209A〜209Hにそれぞれ格納された、Adv
系列のCh1,3,5および7のデータ、ならびに、O
nf系列のCh1,3,5および7のデータがレジスタ
210A〜210Hにそれぞれラッチされる。ラッチさ
れたそれぞれのデータは、上述と同様にして、各レジス
タにおいてシフトされてシリアルオーディオデータに変
換される。レジスタ210A〜210Hのそれぞれから
は、この変換されたシリアルオーディオデータが1FS
周期の後半に配されて並列的に出力される。
【0150】AIFブロック20からは、図36Cの例
のように、互いにペアとされたチャンネルのオーディオ
データが1FS周期の前半および後半にそれぞれ配され
て、各出力系統が並列的に出力される。このように、R
Cブロック19で複数チャンネルを時分割多重されたオ
ーディオデータは、AIFブロック20で複数チャンネ
ルのそれぞれを共通して処理され、時分割多重を分離さ
れて、出力系統毎に出力される。
のように、互いにペアとされたチャンネルのオーディオ
データが1FS周期の前半および後半にそれぞれ配され
て、各出力系統が並列的に出力される。このように、R
Cブロック19で複数チャンネルを時分割多重されたオ
ーディオデータは、AIFブロック20で複数チャンネ
ルのそれぞれを共通して処理され、時分割多重を分離さ
れて、出力系統毎に出力される。
【0151】なお、上述では、この発明がディジタルV
TRに適用されるように説明したが、これはこの例に限
定されない。この発明は、オーディオデータのみを扱
う、ディジタルオーディオ機器にも適用可能なものであ
る。
TRに適用されるように説明したが、これはこの例に限
定されない。この発明は、オーディオデータのみを扱
う、ディジタルオーディオ機器にも適用可能なものであ
る。
【0152】また、上述では、記録媒体から再生された
データに対して処理を行うように説明したが、これも、
この例に限定されるものではない。すなわち、この発明
は、複数チャンネルのディジタルオーディオデータを扱
う、他の装置にも適用可能なものである。
データに対して処理を行うように説明したが、これも、
この例に限定されるものではない。すなわち、この発明
は、複数チャンネルのディジタルオーディオデータを扱
う、他の装置にも適用可能なものである。
【0153】さらに、オーディオ処理部220で行われ
る処理も、上述のものに限定されない。また、再生系ば
かりでなく、記録系の構成にも適用可能である。
る処理も、上述のものに限定されない。また、再生系ば
かりでなく、記録系の構成にも適用可能である。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数チャンネルのオーディオデータを、複数チャン
ネル毎の時分割処理で扱うようにしているため、例えば
ミュート処理、シャトルフィルタ、データ修整および傾
斜レベル制御のような、複数チャンネルのそれぞれに対
する各オーディオ処理を、各チャンネルで共有すること
ができる効果がある。
ば、複数チャンネルのオーディオデータを、複数チャン
ネル毎の時分割処理で扱うようにしているため、例えば
ミュート処理、シャトルフィルタ、データ修整および傾
斜レベル制御のような、複数チャンネルのそれぞれに対
する各オーディオ処理を、各チャンネルで共有すること
ができる効果がある。
【0155】そのため、複数チャンネルを扱う場合で
も、各処理を行う回路がそれぞれ一つでよいという効果
がある。
も、各処理を行う回路がそれぞれ一つでよいという効果
がある。
【0156】また、この発明の一実施形態では、オーデ
ィオデータに対する各処理を行うオーディオ処理回路に
対して、複数チャンネルのデータが時分割で入力される
ため、配線数が少なくて済むという効果がある。
ィオデータに対する各処理を行うオーディオ処理回路に
対して、複数チャンネルのデータが時分割で入力される
ため、配線数が少なくて済むという効果がある。
【図1】この発明の一実施形態の記録側の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の再生側の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】この一実施形態による記録再生装置が対応でき
るオーディオのエラー訂正ブロックの種類を示す略線図
である。
るオーディオのエラー訂正ブロックの種類を示す略線図
である。
【図4】この一実施形態による記録再生装置が対応でき
るオーディオのエラー訂正ブロックの種類を示す略線図
である。
るオーディオのエラー訂正ブロックの種類を示す略線図
である。
【図5】この一実施形態による記録再生装置が対応でき
るオーディオのエラー訂正ブロックの種類を示す略線図
である。
るオーディオのエラー訂正ブロックの種類を示す略線図
である。
【図6】シンクブロックの構造を示す略線図である。
【図7】シンクブロック中のIDおよびDIDのビット
アサインを示す略線図である。
アサインを示す略線図である。
【図8】フレーム(フィールド)周波数が29.97H
z、59.94Hzの場合の、1チャンネル、1フィー
ルドのオーディオのエラー訂正ブロックにおけるレイア
ウトを示す略線図である。
z、59.94Hzの場合の、1チャンネル、1フィー
ルドのオーディオのエラー訂正ブロックにおけるレイア
ウトを示す略線図である。
【図9】フレーム(フィールド)周波数が25Hz/5
0Hzの場合のオーディオのエラー訂正ブロックにおけ
るレイアウトを示す略線図である。
0Hzの場合のオーディオのエラー訂正ブロックにおけ
るレイアウトを示す略線図である。
【図10】フレーム周波数が23.976Hzの場合の
オーディオのエラー訂正ブロックにおけるレイアウトを
示す略線図である。
オーディオのエラー訂正ブロックにおけるレイアウトを
示す略線図である。
【図11】フォーマットSD1における、フットプリン
ト上のチャンネルアロケーションの例を示す略線図であ
る。
ト上のチャンネルアロケーションの例を示す略線図であ
る。
【図12】フォーマットSD2における、フットプリン
ト上のチャンネルアロケーションの例を示す略線図であ
る。
ト上のチャンネルアロケーションの例を示す略線図であ
る。
【図13】フォーマットSD3における、フットプリン
ト上のチャンネルアロケーションの例を示す略線図であ
る。
ト上のチャンネルアロケーションの例を示す略線図であ
る。
【図14】フォーマットSD4における、フットプリン
ト上のチャンネルアロケーションの例を示す略線図であ
る。
ト上のチャンネルアロケーションの例を示す略線図であ
る。
【図15】各フォーマットにおけるオーディオ外符号番
号アロケーションを示す略線図である。
号アロケーションを示す略線図である。
【図16】この発明によるオーディオデコーダの構成の
一例を示すブロック図である。
一例を示すブロック図である。
【図17】SDRAMのアドレスアサインを説明するた
めの略線図である。
めの略線図である。
【図18】SDRAMのアドレスアサインを説明するた
めの略線図である。
めの略線図である。
【図19】SDRAMのアドレスアサインを説明するた
めの略線図である。
めの略線図である。
【図20】チャンネルデシャフリング用RAMでの処理
を説明するための略線図である。
を説明するための略線図である。
【図21】トラック内セクタ番号を求める方法について
説明するための略線図である。
説明するための略線図である。
【図22】チャンネルデシャフリング用RAMに供給さ
れる、トラック内セクタ番号とSEG番号とのビット割
り付けの例を示す略線図である。
れる、トラック内セクタ番号とSEG番号とのビット割
り付けの例を示す略線図である。
【図23】シンクデシャフリング用RAMでの処理を説
明するための略線図である。
明するための略線図である。
【図24】各フォーマットでのチャンネルフィールド内
セクタ番号、アジマス番号、セクタ内シンク番号および
外符号番号のビット割り付けを示す略線図である。
セクタ番号、アジマス番号、セクタ内シンク番号および
外符号番号のビット割り付けを示す略線図である。
【図25】外符号番号を求めるより具体的な例を示す略
線図である。
線図である。
【図26】外符号番号を求めるより具体的な例を示す略
線図である。
線図である。
【図27】AOTブロックでのオーディオ処理のタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図28】パス番号の書き込みおよび読み出しの様子を
示す略線図である。
示す略線図である。
【図29】外符号用RAMのアドレスアサインの一例を
示す略線図である。
示す略線図である。
【図30】レートコンバート用RAMのアドレスアサイ
ンの一例を示す略線図である。
ンの一例を示す略線図である。
【図31】RCブロックからAIFブロックに対するデ
ータ伝送の時分割処理を概略的に示す略線図である。
ータ伝送の時分割処理を概略的に示す略線図である。
【図32】この発明によるAIFブロックの構成の一例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図33】データ修整、簡易ミュートおよびシャトルフ
ィルタの各処理を概略的に説明するための略線図であ
る。
ィルタの各処理を概略的に説明するための略線図であ
る。
【図34】傾斜レベル制御処理を説明するための略線図
である。
である。
【図35】この発明によるAIFブロックの構成の一例
を概念的に示すブロック図である。
を概念的に示すブロック図である。
【図36】AIFブロックでの処理を示すタイムチャー
トである。
トである。
1・・・デコーダ、11・・・ デシャフリング部、1
3・・・SDRAM、14・・・チャンネルデシャフリ
ング用RAM、15・・・シンクデシャフリング用RA
M、16・・・AOTブロック、17A,17B・・・
外符号用RAM、18A〜18H・・・レートコンバー
ト用RAM、19・・・RCブロック、20・・・AI
Fブロック、133・・・内符号デコーダ、124・・
・ID補間回路、151・・・デシャフリング回路、1
52・・・外符号デコーダ、201・・・ディレイ回
路、202・・・セレクタ制御回路、203・・・ホー
ルドレジスタ部、204・・・平均値回路、205・・
・平均値回路、206・・・傾斜レベル制御回路、20
8・・・セレクタ、209・・・レジスタ群、210・
・・P/Sレジスタ群、220・・・オーディオ処理部
3・・・SDRAM、14・・・チャンネルデシャフリ
ング用RAM、15・・・シンクデシャフリング用RA
M、16・・・AOTブロック、17A,17B・・・
外符号用RAM、18A〜18H・・・レートコンバー
ト用RAM、19・・・RCブロック、20・・・AI
Fブロック、133・・・内符号デコーダ、124・・
・ID補間回路、151・・・デシャフリング回路、1
52・・・外符号デコーダ、201・・・ディレイ回
路、202・・・セレクタ制御回路、203・・・ホー
ルドレジスタ部、204・・・平均値回路、205・・
・平均値回路、206・・・傾斜レベル制御回路、20
8・・・セレクタ、209・・・レジスタ群、210・
・・P/Sレジスタ群、220・・・オーディオ処理部
Claims (5)
- 【請求項1】 複数チャンネルのディジタルオーディオ
データを扱うようにされたオーディオ信号処理装置にお
いて、 複数チャンネルのオーディオデータを時分割多重して伝
送する時分割多重手段と、 上記時分割多重手段で多重化された上記オーディオデー
タが入力され、入力された該オーディオデータに対して
チャンネル毎に所定の処理を施す信号処理手段と、 上記信号処理手段による上記所定の処理に必要なデータ
を上記チャンネル毎に保持するデータ保持手段と、 上記信号処理手段によって上記チャンネル毎に処理され
た上記オーディオデータを出力する出力手段とを有する
ことを特徴とするオーディオ信号処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のオーディオ信号処理装
置において、 上記データ保持手段は、上記オーディオデータと該オー
ディオデータのエラーを示す情報とを上記チャンネル毎
に保持することを特徴とするオーディオ信号処理装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載のオーディオ信号処理装
置において、 出力系統が共通とされたチャンネル同士が互いにペアと
された複数の上記ペアで上記複数チャンネルが構成さ
れ、上記時分割多重手段は、上記複数チャンネルが伝送
される周期の半分の期間だけ離して上記ペアを構成する
上記チャンネルのそれぞれが伝送されるようにしたこと
を特徴とするオーディオ信号処理装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載のオーディオ信号処理装
置において、 上記出力制御手段は、複数の出力系統に対応した複数の
バッファ手段を備え、上記信号処理手段から出力された
上記オーディオデータを、上記複数のバッファ手段のう
ち該オーディオデータの出力系統に対応した上記バッフ
ァ手段に蓄えるようにしたことを特徴とするオーディオ
信号処理装置。 - 【請求項5】 ディジタルビデオデータと、複数チャン
ネルのディジタルオーディオデータとを共に記録媒体に
記録し、記録媒体からディジタルビデオデータと複数チ
ャンネルのディジタルオーディオデータとを再生するよ
うにした映像音声記録再生装置において、 入力されたビデオデータおよび複数チャンネルのオーデ
ィオデータに対して、それぞれ積符号を用いたエラー訂
正符号化を行い、ID情報および同期信号を付加して記
録媒体に記録する記録手段と、 上記記録媒体に記録された上記ビデオデータおよび複数
チャンネルのオーディオデータを再生し、再生された該
ビデオデータおよび複数チャンネルのオーディオデータ
に対して、それぞれ上記同期信号および上記ID情報に
基づき、上記積符号によるエラー訂正符号化の復号化を
行う再生手段と、 上記再生手段によって再生された複数チャンネルのオー
ディオデータを時分割多重して伝送する時分割多重手段
と、 上記時分割多重手段で多重化された上記オーディオデー
タが入力され、入力された該オーディオデータに対して
チャンネル毎に所定の処理を施す信号処理手段と、 上記信号処理手段による上記所定の処理に必要なデータ
を上記チャンネル毎に保持するデータ保持手段と、 上記信号処理手段によって上記チャンネル毎に処理され
た上記オーディオデータを出力する出力制御手段とを有
することを特徴とする映像音声記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10345223A JP2000173188A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | オーディオ信号処理装置ならびに映像音声記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10345223A JP2000173188A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | オーディオ信号処理装置ならびに映像音声記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000173188A true JP2000173188A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18375139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10345223A Pending JP2000173188A (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | オーディオ信号処理装置ならびに映像音声記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000173188A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007063964A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Pioneer Corporation | 音声データ再生装置等 |
JP2010136011A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Yamaha Corp | オーディオ信号伝送システム |
-
1998
- 1998-12-04 JP JP10345223A patent/JP2000173188A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007063964A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Pioneer Corporation | 音声データ再生装置等 |
JP2010136011A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Yamaha Corp | オーディオ信号伝送システム |
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