JP2000172810A - 携帯型情報処理媒体 - Google Patents
携帯型情報処理媒体Info
- Publication number
- JP2000172810A JP2000172810A JP10351536A JP35153698A JP2000172810A JP 2000172810 A JP2000172810 A JP 2000172810A JP 10351536 A JP10351536 A JP 10351536A JP 35153698 A JP35153698 A JP 35153698A JP 2000172810 A JP2000172810 A JP 2000172810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- card
- payment
- unit
- communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の通信手段を有し、各通信手段の長所を生
かした、適切な利便性とセキュリティ性を具えたICカ
ードを提供する。 【解決手段】支払いの際には、ICカード10を非接触
式カードとして用いることにより、非接触式通信手段で
ある第1の情報伝達部21-1より支払い情報が入力さ
れ、これが情報記憶部25に記憶され支払い処理が行わ
れる。支払い総額が基準額を越えると、情報記憶部管理
部24が第1の情報伝達部21-1からの情報の情報記憶
部25への書き込みを禁止し、以後支払い処理は禁止さ
れる。ICカード10を決裁用端末に挿入し、接触式通
信手段である第3の情報伝達部21 -3を介して記憶され
ている支払い情報を順次出力し支払いを承認することに
より決裁が行われ、未決裁支払い総額が減り、第1の情
報伝達部21-1を介した情報の情報記憶部25への記憶
が許可され、再び支払い処理が可能となる。
かした、適切な利便性とセキュリティ性を具えたICカ
ードを提供する。 【解決手段】支払いの際には、ICカード10を非接触
式カードとして用いることにより、非接触式通信手段で
ある第1の情報伝達部21-1より支払い情報が入力さ
れ、これが情報記憶部25に記憶され支払い処理が行わ
れる。支払い総額が基準額を越えると、情報記憶部管理
部24が第1の情報伝達部21-1からの情報の情報記憶
部25への書き込みを禁止し、以後支払い処理は禁止さ
れる。ICカード10を決裁用端末に挿入し、接触式通
信手段である第3の情報伝達部21 -3を介して記憶され
ている支払い情報を順次出力し支払いを承認することに
より決裁が行われ、未決裁支払い総額が減り、第1の情
報伝達部21-1を介した情報の情報記憶部25への記憶
が許可され、再び支払い処理が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば接触方式
および非接触方式というような複数の通信手段を具え、
利用する通信手段に応じてその通信手段に適した形態で
使用することができるより利便性の高い携帯型情報処理
媒体に関する。
および非接触方式というような複数の通信手段を具え、
利用する通信手段に応じてその通信手段に適した形態で
使用することができるより利便性の高い携帯型情報処理
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体技術や実装技術の進展により、た
とえばカード内にメモリや演算処理回路を具えた携帯型
の情報処理媒体、いわゆるICカードの開発、利用が急
速に進んでいる。このようなICカードには、大きく分
けて、カード表面に設けられた電極を介して外部のリー
ド/ライト装置とICカードとで信号を送受する接触型
のICカードと、アンテナコイルを介した電磁波などに
より信号を送受する非接触型のICカードとがある。接
触型ICカードは、電力の供給が安定しているため複雑
な演算処理を高速に行うことが可能となり、セキュリテ
ィ性の高い用途に適用することができる。一方、非接触
型ICカードは、取り扱いが容易であるためゲートの通
過許諾用など比較的処理の簡単な用途には適している
が、一般的に電力供給が不安定なため、複雑な演算処理
を高速に行わせるのは難しい。
とえばカード内にメモリや演算処理回路を具えた携帯型
の情報処理媒体、いわゆるICカードの開発、利用が急
速に進んでいる。このようなICカードには、大きく分
けて、カード表面に設けられた電極を介して外部のリー
ド/ライト装置とICカードとで信号を送受する接触型
のICカードと、アンテナコイルを介した電磁波などに
より信号を送受する非接触型のICカードとがある。接
触型ICカードは、電力の供給が安定しているため複雑
な演算処理を高速に行うことが可能となり、セキュリテ
ィ性の高い用途に適用することができる。一方、非接触
型ICカードは、取り扱いが容易であるためゲートの通
過許諾用など比較的処理の簡単な用途には適している
が、一般的に電力供給が不安定なため、複雑な演算処理
を高速に行わせるのは難しい。
【0003】また最近では、カードの多機能化への要望
などがあり、1枚のカードに接触型ICカードと非接触
型ICカードの両方の機能を持たせたカードも使用され
始めている。1枚のカードに接触型ICカードと非接触
型ICカードの両方の機能を持たせる方式としては、別
々の接触型ICモジュールとアンテナ付非接触型ICモ
ジュールを1枚のカードに内蔵する方式と、接触型、非
接触型の両方式で動作するICチップを用いる、通称コ
ンビカードと言われる方式がある。これらのいずれの方
式においても、外部のリード/ライト装置との通信は、
接触型ICカードとしてはカード表面の所定の位置に設
けられた電極を介して行われ、非接触型ICカードとし
てはカード内に内蔵されるアンテナコイルを介して行わ
れる。
などがあり、1枚のカードに接触型ICカードと非接触
型ICカードの両方の機能を持たせたカードも使用され
始めている。1枚のカードに接触型ICカードと非接触
型ICカードの両方の機能を持たせる方式としては、別
々の接触型ICモジュールとアンテナ付非接触型ICモ
ジュールを1枚のカードに内蔵する方式と、接触型、非
接触型の両方式で動作するICチップを用いる、通称コ
ンビカードと言われる方式がある。これらのいずれの方
式においても、外部のリード/ライト装置との通信は、
接触型ICカードとしてはカード表面の所定の位置に設
けられた電極を介して行われ、非接触型ICカードとし
てはカード内に内蔵されるアンテナコイルを介して行わ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たいわゆるコンビカードと言われるような接触型/非接
触型兼用のICカードにおいては、接触型ICカードと
して使用した場合と非接触型ICカードとして使用した
場合で、同一の演算処理回路および同一のメモリ(デー
タ記憶回路)を使用しているが、通信手段が異なっても
メモリに対するアクセス制御には何ら差を付けていない
ので、前述したような接触型および非接触型の特徴を有
効に利用することができないという問題がある。具体的
には、接触型ICカードとして使用したセキュリティー
性の高い記憶データを、非接触型ICカードとして使用
した際にセキュリティー性の低い状態で利用したり、あ
るいは破壊してしまったりする可能性があるという問題
がある。そこで、接触型ICカードの高セキュリティ性
を維持しつつ、非接触型ICカードとしての利便性を合
わせ持つようなICカードが要望されている。
たいわゆるコンビカードと言われるような接触型/非接
触型兼用のICカードにおいては、接触型ICカードと
して使用した場合と非接触型ICカードとして使用した
場合で、同一の演算処理回路および同一のメモリ(デー
タ記憶回路)を使用しているが、通信手段が異なっても
メモリに対するアクセス制御には何ら差を付けていない
ので、前述したような接触型および非接触型の特徴を有
効に利用することができないという問題がある。具体的
には、接触型ICカードとして使用したセキュリティー
性の高い記憶データを、非接触型ICカードとして使用
した際にセキュリティー性の低い状態で利用したり、あ
るいは破壊してしまったりする可能性があるという問題
がある。そこで、接触型ICカードの高セキュリティ性
を維持しつつ、非接触型ICカードとしての利便性を合
わせ持つようなICカードが要望されている。
【0005】したがって、本発明の目的は、複数の通信
手段により使用することができ、メモリに対して使用す
る通信手段に応じたアクセス制御を行うことができ、も
って、通信手段に応じた所望の形態で使用することが可
能な携帯型情報処理媒体を提供することにある。
手段により使用することができ、メモリに対して使用す
る通信手段に応じたアクセス制御を行うことができ、も
って、通信手段に応じた所望の形態で使用することが可
能な携帯型情報処理媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の携帯型情報処理媒体は、外部装置と通信を
行う複数の通信手段と、前記通信手段のいずれかを選択
する通信手段選択手段と、所望のデータを記憶する記憶
手段と、前記選択された通信手段による前記通信に基づ
いて、前記記憶手段をアクセスして所望の信号処理を行
う信号処理手段と、前記選択された通信手段に応じて、
前記信号処理手段による前記記憶手段へのアクセスを制
御するアクセス制御手段とを有する。
に、本発明の携帯型情報処理媒体は、外部装置と通信を
行う複数の通信手段と、前記通信手段のいずれかを選択
する通信手段選択手段と、所望のデータを記憶する記憶
手段と、前記選択された通信手段による前記通信に基づ
いて、前記記憶手段をアクセスして所望の信号処理を行
う信号処理手段と、前記選択された通信手段に応じて、
前記信号処理手段による前記記憶手段へのアクセスを制
御するアクセス制御手段とを有する。
【0007】このような構成の携帯型情報処理媒体にお
いては、通信手段選択手段により複数の通信手段の中の
いずれかの通信手段が選択されて、この通信手段を介し
て、信号処理手段が外部装置と通信を行いながら、ま
た、適宜記憶手段をアクセスしながら、所望の信号処理
を行う。この際に、記憶手段へのアクセスはアクセス制
御手段により管理され、選択されている通信手段に応じ
てアクセスレベルが設定されているので、信号処理手段
は、使用している通信手段に応じて許可されているレベ
ル以上の特権でのアクセスを記憶手段に対して行うこと
はできなくなり、通信手段に応じた記憶手段のセキュリ
ティ性が確保される。
いては、通信手段選択手段により複数の通信手段の中の
いずれかの通信手段が選択されて、この通信手段を介し
て、信号処理手段が外部装置と通信を行いながら、ま
た、適宜記憶手段をアクセスしながら、所望の信号処理
を行う。この際に、記憶手段へのアクセスはアクセス制
御手段により管理され、選択されている通信手段に応じ
てアクセスレベルが設定されているので、信号処理手段
は、使用している通信手段に応じて許可されているレベ
ル以上の特権でのアクセスを記憶手段に対して行うこと
はできなくなり、通信手段に応じた記憶手段のセキュリ
ティ性が確保される。
【0008】特定的には、前記通信手段は、電極を介し
て接触式で前記外部装置と通信を行う接触式通信手段
と、無線通信により非接触式で前記外部装置と通信を行
う非接触式通信手段とを含む。好適には、前記信号処理
手段は、前記選択された通信手段に応じた所定の処理を
行う。特定的には、前記信号処理手段は、前記アクセス
制御手段により、前記記憶手段への所定のアクセスが制
限された場合には、当該制限された状態であることに基
づく所定の通信内容を前記外部装置に通知する。また特
定的には、前記信号処理手段は、前記アクセス制御手段
により、前記記憶手段への所定のアクセスが制限された
場合には、処理中の前記信号処理を中断する。
て接触式で前記外部装置と通信を行う接触式通信手段
と、無線通信により非接触式で前記外部装置と通信を行
う非接触式通信手段とを含む。好適には、前記信号処理
手段は、前記選択された通信手段に応じた所定の処理を
行う。特定的には、前記信号処理手段は、前記アクセス
制御手段により、前記記憶手段への所定のアクセスが制
限された場合には、当該制限された状態であることに基
づく所定の通信内容を前記外部装置に通知する。また特
定的には、前記信号処理手段は、前記アクセス制御手段
により、前記記憶手段への所定のアクセスが制限された
場合には、処理中の前記信号処理を中断する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の携帯型情報処理媒体の一
実施の形態を図1〜図5を参照して説明する。本実施の
形態においては、クレジットカードあるいは電子マネー
として使用可能なカードであって、個別の小額の支払い
を行う際には非接触方式により簡単に処理を行い、別
途、接触方式により信頼性の高い決済処理を行うことに
より実際の支払いを行うという、非接触方式と接触方式
を組み合わせて全体として電子マネーとしての機能を有
するようなICカードを例示して、本発明を説明する。
実施の形態を図1〜図5を参照して説明する。本実施の
形態においては、クレジットカードあるいは電子マネー
として使用可能なカードであって、個別の小額の支払い
を行う際には非接触方式により簡単に処理を行い、別
途、接触方式により信頼性の高い決済処理を行うことに
より実際の支払いを行うという、非接触方式と接触方式
を組み合わせて全体として電子マネーとしての機能を有
するようなICカードを例示して、本発明を説明する。
【0010】まず、本実施の形態のICカードのハード
ウェア構成について、図1を参照して簡単に説明する。
図1は、本実施の形態のICカード10の構成を示すブ
ロック図である。ICカード10は、アンテナコイル1
1、非接触インターフェイス(I/F)部12、電極1
3、接触インターフェイス(I/F)部14、切り換え
部15、CPU16およびメモリ17を有する。
ウェア構成について、図1を参照して簡単に説明する。
図1は、本実施の形態のICカード10の構成を示すブ
ロック図である。ICカード10は、アンテナコイル1
1、非接触インターフェイス(I/F)部12、電極1
3、接触インターフェイス(I/F)部14、切り換え
部15、CPU16およびメモリ17を有する。
【0011】アンテナコイル11は、ICカード10を
非接触型の通信方式で使用する場合に、電力および信号
の伝送のために用いるアンテナである。非接触I/F部
12は、ICカード10を非接触の通信方式で使用する
場合に、アンテナコイル11を介した電力の獲得および
アンテナコイル11を介した通信を行うための、アンテ
ナコイル11と後述するCPU16とのインターフェイ
ス回路である。具体的には、非接触I/F部12は、ア
ンテナコイル11を介して外部装置より供給される電力
を抽出するための整流回路、定電圧回路などや、アンテ
ナコイル11の出力信号より外部装置から送信されたデ
ータを抽出するための検波回路、増幅回路などの回路、
および、アンテナコイル11を介して外部装置にデータ
を送信するための変調回路などを有する。
非接触型の通信方式で使用する場合に、電力および信号
の伝送のために用いるアンテナである。非接触I/F部
12は、ICカード10を非接触の通信方式で使用する
場合に、アンテナコイル11を介した電力の獲得および
アンテナコイル11を介した通信を行うための、アンテ
ナコイル11と後述するCPU16とのインターフェイ
ス回路である。具体的には、非接触I/F部12は、ア
ンテナコイル11を介して外部装置より供給される電力
を抽出するための整流回路、定電圧回路などや、アンテ
ナコイル11の出力信号より外部装置から送信されたデ
ータを抽出するための検波回路、増幅回路などの回路、
および、アンテナコイル11を介して外部装置にデータ
を送信するための変調回路などを有する。
【0012】電極13は、ICカード10を接触型のI
Cカードとして使用する場合に、ICカード10と外部
装置とを電気的に接続するための接点である。本実施の
形態においては、電極13は、接触型ICカードの規格
に基づいた所定の位置に設けられており、各々回路電源
供給端子、信号用電源供給端子、接地端子、クロック入
力端子、リセット端子、データ入出力用端子、およびリ
ザーブ用端子(2個)として定義されている。接触I/
F部14は、ICカード10を接触型の通信方式で使用
する際の、電極13と後述するCPU16とのインター
フェイス回路である。
Cカードとして使用する場合に、ICカード10と外部
装置とを電気的に接続するための接点である。本実施の
形態においては、電極13は、接触型ICカードの規格
に基づいた所定の位置に設けられており、各々回路電源
供給端子、信号用電源供給端子、接地端子、クロック入
力端子、リセット端子、データ入出力用端子、およびリ
ザーブ用端子(2個)として定義されている。接触I/
F部14は、ICカード10を接触型の通信方式で使用
する際の、電極13と後述するCPU16とのインター
フェイス回路である。
【0013】切り換え部15は、外部装置と通信を行う
ための通信手段として、アンテナコイル11あるいは電
極13のいずれかを選択する手段である。切り換え部1
5は、ICカード10がいずれの外部装置との通信も確
立していない状態においては、非接触I/F部12およ
び接触I/F部14の両方からの電力供給端子を観察し
ておき、いずれか一方のI/F部より電力の供給が開始
されたら、そのI/F部を選択して、以後の電力の獲得
および外部装置との通信はその選択されたI/F部を介
して行うようにする。また、一度一方のI/F部が選択
されたら、以後、そのI/F部からの電力の供給が終了
するまでは、他方のI/F部は無効な状態とされる。な
お、切り換え部15においていずれの通信手段が選択さ
れたのかということを示す情報は、CPU16に出力さ
れる。
ための通信手段として、アンテナコイル11あるいは電
極13のいずれかを選択する手段である。切り換え部1
5は、ICカード10がいずれの外部装置との通信も確
立していない状態においては、非接触I/F部12およ
び接触I/F部14の両方からの電力供給端子を観察し
ておき、いずれか一方のI/F部より電力の供給が開始
されたら、そのI/F部を選択して、以後の電力の獲得
および外部装置との通信はその選択されたI/F部を介
して行うようにする。また、一度一方のI/F部が選択
されたら、以後、そのI/F部からの電力の供給が終了
するまでは、他方のI/F部は無効な状態とされる。な
お、切り換え部15においていずれの通信手段が選択さ
れたのかということを示す情報は、CPU16に出力さ
れる。
【0014】CPU16は、予め記憶されている処理プ
ログラムに従って、アンテナコイル11〜切り換え部1
5を介して外部装置と適宜通信を行いながら、所望の信
号処理を行う。この際、CPU16は、切り換え部15
より入力される選択した通信手段に係わる情報に基づい
て、実行する処理プログラムを実質的に切り換える。ま
た、CPU16は、メモリ17に設定されているパラメ
ータ、データなどを参照し、また、信号処理の結果得ら
れたデータなどを必要に応じて適宜メモリ17に記憶し
ながら、その所望の信号処理を行う。
ログラムに従って、アンテナコイル11〜切り換え部1
5を介して外部装置と適宜通信を行いながら、所望の信
号処理を行う。この際、CPU16は、切り換え部15
より入力される選択した通信手段に係わる情報に基づい
て、実行する処理プログラムを実質的に切り換える。ま
た、CPU16は、メモリ17に設定されているパラメ
ータ、データなどを参照し、また、信号処理の結果得ら
れたデータなどを必要に応じて適宜メモリ17に記憶し
ながら、その所望の信号処理を行う。
【0015】前述した主たる信号処理の他に、CPU1
6は、実際にアンテナコイル11および非接触I/F部
12、または、電極13および接触I/F部14を介し
て外部装置と通信を行う際の、所定のプロトコルに基づ
いた通信制御や、メモリ17のアクセス制御を含む記憶
領域の管理などの処理も行う。通信制御は、ICカード
10が対応可能な通信プロトコルごとにメモリ17に記
憶されているプログラムに基づいて行う。また、メモリ
17のアクセス制御は、ファイル、ディレクトリなどの
記憶単位ごとに付加された、アクセスの可否判定情報を
参照することにより行う。なお、これらCPU16が実
行する信号処理のプログラムは、メモリ17に記憶され
ていてもよいし、CPU16内のROMに記憶されてい
てもよい。
6は、実際にアンテナコイル11および非接触I/F部
12、または、電極13および接触I/F部14を介し
て外部装置と通信を行う際の、所定のプロトコルに基づ
いた通信制御や、メモリ17のアクセス制御を含む記憶
領域の管理などの処理も行う。通信制御は、ICカード
10が対応可能な通信プロトコルごとにメモリ17に記
憶されているプログラムに基づいて行う。また、メモリ
17のアクセス制御は、ファイル、ディレクトリなどの
記憶単位ごとに付加された、アクセスの可否判定情報を
参照することにより行う。なお、これらCPU16が実
行する信号処理のプログラムは、メモリ17に記憶され
ていてもよいし、CPU16内のROMに記憶されてい
てもよい。
【0016】メモリ17は、所望のデータを記憶する不
揮発性メモリである。メモリ17には、CPU16にお
ける信号処理で用いるパラメータやデータ、信号処理の
結果のデータなどが記憶される。また、メモリ17に記
憶される各データには、通信手段ごとのアクセスの可否
判定情報が付加される。
揮発性メモリである。メモリ17には、CPU16にお
ける信号処理で用いるパラメータやデータ、信号処理の
結果のデータなどが記憶される。また、メモリ17に記
憶される各データには、通信手段ごとのアクセスの可否
判定情報が付加される。
【0017】次に、このようなハードウェア構成のIC
カード10における、CPU16における信号処理を中
心として実現される各機能について図2を参照して説明
する。図2は、ICカード10の機能ブロック図であ
る。ICカード10は、4つの情報伝達部21-1〜21
-4、情報伝達部識別部22、信号処理部23、情報記憶
部管理部24および情報記憶部25を有する。
カード10における、CPU16における信号処理を中
心として実現される各機能について図2を参照して説明
する。図2は、ICカード10の機能ブロック図であ
る。ICカード10は、4つの情報伝達部21-1〜21
-4、情報伝達部識別部22、信号処理部23、情報記憶
部管理部24および情報記憶部25を有する。
【0018】情報伝達部21-1〜21-4は、各々所定の
方式により外部装置と通信を行う手段であり、信号処理
部23より入力されるデータを、各々所定の方式で外部
装置に送信するとともに、各々所定の方式で外部装置よ
り受信したデータを信号処理部23に出力する。また、
情報伝達部21-1〜21-4は、外部装置より電力および
信号の供給を受けたり、信号処理部23よりデータの送
信の指示が入力されるなどして動作が有効な状態になっ
た場合に、その旨の情報を情報伝達部識別部22に出力
する。
方式により外部装置と通信を行う手段であり、信号処理
部23より入力されるデータを、各々所定の方式で外部
装置に送信するとともに、各々所定の方式で外部装置よ
り受信したデータを信号処理部23に出力する。また、
情報伝達部21-1〜21-4は、外部装置より電力および
信号の供給を受けたり、信号処理部23よりデータの送
信の指示が入力されるなどして動作が有効な状態になっ
た場合に、その旨の情報を情報伝達部識別部22に出力
する。
【0019】この情報伝達部21-1〜21-4は、前述し
たアンテナコイル11〜接触I/F部14の各構成、お
よび、CPU16における各通信プロトコルの制御の処
理により実現される。また、本実施の形態のICカード
10は、非接触方式および接触方式で各々2つずつのプ
ロトコルに対応することを想定しているものとし、第1
の情報伝達部21-1(情報伝達部A)は非接触方式の第
1のプロトコルにより通信を行う手段、第2の情報伝達
部21-2(情報伝達部B)は非接触方式の第2のプロト
コルにより通信を行う手段、第3の情報伝達部21
-3(情報伝達部0)は接触方式の第1のプロトコルによ
り通信を行う手段、第4の情報伝達部21-4(情報伝達
部1)は接触方式の第2のプロトコルにより通信を行う
手段とする。
たアンテナコイル11〜接触I/F部14の各構成、お
よび、CPU16における各通信プロトコルの制御の処
理により実現される。また、本実施の形態のICカード
10は、非接触方式および接触方式で各々2つずつのプ
ロトコルに対応することを想定しているものとし、第1
の情報伝達部21-1(情報伝達部A)は非接触方式の第
1のプロトコルにより通信を行う手段、第2の情報伝達
部21-2(情報伝達部B)は非接触方式の第2のプロト
コルにより通信を行う手段、第3の情報伝達部21
-3(情報伝達部0)は接触方式の第1のプロトコルによ
り通信を行う手段、第4の情報伝達部21-4(情報伝達
部1)は接触方式の第2のプロトコルにより通信を行う
手段とする。
【0020】情報伝達部識別部22は、情報伝達部21
-1〜21-4より入力される情報に基づいて、いずれの情
報伝達部、すなわち通信手段が選択されているかを検知
し、その結果を情報記憶部管理部24に出力する。
-1〜21-4より入力される情報に基づいて、いずれの情
報伝達部、すなわち通信手段が選択されているかを検知
し、その結果を情報記憶部管理部24に出力する。
【0021】信号処理部23は、情報伝達部21-1〜2
1-4を介して外部装置と適宜通信を行いながら、所望の
信号処理を行う。本実施の形態において信号処理部23
は、第1の情報伝達部21-1または第2の情報伝達部2
1-2を介して非接触方式により通信が開始された場合に
は小額支払い処理を行い、第3の情報伝達部21-3また
は第4の情報伝達部21-4を介して接触方式により通信
が開始された場合には決済処理を行う。
1-4を介して外部装置と適宜通信を行いながら、所望の
信号処理を行う。本実施の形態において信号処理部23
は、第1の情報伝達部21-1または第2の情報伝達部2
1-2を介して非接触方式により通信が開始された場合に
は小額支払い処理を行い、第3の情報伝達部21-3また
は第4の情報伝達部21-4を介して接触方式により通信
が開始された場合には決済処理を行う。
【0022】小額支払い処理は、前述したように、IC
カードの使用者が食堂などで飲食物を購入した際など
の、個別かつ当座のその支払い処理である。この場合、
具体的には、外部のリード/ライト装置より購入した商
品の支払いに係わる情報が入力されるので、これまで蓄
積されている未決済の小額支払いの総額が利用限度範囲
内であるか否かなどの支払い承認の処理を行い、支払い
を承認した場合には、その支払い情報を情報記憶部管理
部24を介して情報記憶部25の所定の記憶領域に記憶
する処理となる。この小額支払い処理については、図5
を参照して後に詳細に説明する。
カードの使用者が食堂などで飲食物を購入した際など
の、個別かつ当座のその支払い処理である。この場合、
具体的には、外部のリード/ライト装置より購入した商
品の支払いに係わる情報が入力されるので、これまで蓄
積されている未決済の小額支払いの総額が利用限度範囲
内であるか否かなどの支払い承認の処理を行い、支払い
を承認した場合には、その支払い情報を情報記憶部管理
部24を介して情報記憶部25の所定の記憶領域に記憶
する処理となる。この小額支払い処理については、図5
を参照して後に詳細に説明する。
【0023】また、決済処理は、小額支払い処理により
蓄積された未決済支払いについて、決済を行い、たとえ
ばカード発行会社や管理会社などに対してその合計額の
支払いを指示する処理である。具体的には、情報記憶部
25に記憶している各小額支払いの情報を外部リード/
ライト装置、さらには決済処理を行うホストコンピュー
タなどに送出し、順次決済を行っていき、決済が終了し
たら、その小額支払いの情報を、情報記憶部25より無
効または決済済みにする処理である。
蓄積された未決済支払いについて、決済を行い、たとえ
ばカード発行会社や管理会社などに対してその合計額の
支払いを指示する処理である。具体的には、情報記憶部
25に記憶している各小額支払いの情報を外部リード/
ライト装置、さらには決済処理を行うホストコンピュー
タなどに送出し、順次決済を行っていき、決済が終了し
たら、その小額支払いの情報を、情報記憶部25より無
効または決済済みにする処理である。
【0024】情報記憶部管理部24は、情報記憶部25
に記憶するデータの管理、および、そのデータに対する
アクセスの制御を行う手段であり、具体的には、信号処
理部23からの要求に応じて、たとえば小額支払いの情
報などの情報記憶部25への書き込みおよび情報記憶部
25からの読み出しを行う。情報記憶部管理部24は、
情報記憶部25上に、図3に示すような論理的にツリー
状の構成で順次データを記録し、記録データを管理す
る。そしてこの時に、情報記憶部25上の各ディレクト
リおよび各ファイルに対して、アクセス制御データを記
憶しておくことにより、以後のそのディレクトリおよび
ファイルに対するアクセス制御を行う。
に記憶するデータの管理、および、そのデータに対する
アクセスの制御を行う手段であり、具体的には、信号処
理部23からの要求に応じて、たとえば小額支払いの情
報などの情報記憶部25への書き込みおよび情報記憶部
25からの読み出しを行う。情報記憶部管理部24は、
情報記憶部25上に、図3に示すような論理的にツリー
状の構成で順次データを記録し、記録データを管理す
る。そしてこの時に、情報記憶部25上の各ディレクト
リおよび各ファイルに対して、アクセス制御データを記
憶しておくことにより、以後のそのディレクトリおよび
ファイルに対するアクセス制御を行う。
【0025】このアクセス制御データは、図4に示すよ
うな、1バイトの書き込み制御データおよび1バイトの
読み出し制御データの2バイトのデータからなり、各制
御データの各ビットは、情報伝達部21-1〜21-4の各
々に対応している。すなわち、図4に示すように、ビッ
ト7は第1の情報伝達部21-1、ビット6は第2の情報
伝達部21-2、ビット5は第3の情報伝達部21-3、ビ
ット4は第4の情報伝達部21-4である。なお、各制御
データのビット3〜ビット0はリザーブ領域である。
うな、1バイトの書き込み制御データおよび1バイトの
読み出し制御データの2バイトのデータからなり、各制
御データの各ビットは、情報伝達部21-1〜21-4の各
々に対応している。すなわち、図4に示すように、ビッ
ト7は第1の情報伝達部21-1、ビット6は第2の情報
伝達部21-2、ビット5は第3の情報伝達部21-3、ビ
ット4は第4の情報伝達部21-4である。なお、各制御
データのビット3〜ビット0はリザーブ領域である。
【0026】情報記憶部管理部24は、信号処理部23
から情報の書き込みおよび読み出しが要求された場合に
は、情報書き込み先のディレクトリのアクセス制御デー
タあるいは要求された読み出し対象の情報のアクセス制
御データを読み出し、情報伝達部識別部22より入力さ
れる現在利用されている情報伝達部の情報を参照して、
その情報の書き込みおよび読み出しが許可されているか
否かを検出する。そして、許可されていた場合にはその
要求に応じた情報の書き込みまたは読み出しを行い、許
可されていなかった場合にはその旨の情報を信号処理部
23に返す。
から情報の書き込みおよび読み出しが要求された場合に
は、情報書き込み先のディレクトリのアクセス制御デー
タあるいは要求された読み出し対象の情報のアクセス制
御データを読み出し、情報伝達部識別部22より入力さ
れる現在利用されている情報伝達部の情報を参照して、
その情報の書き込みおよび読み出しが許可されているか
否かを検出する。そして、許可されていた場合にはその
要求に応じた情報の書き込みまたは読み出しを行い、許
可されていなかった場合にはその旨の情報を信号処理部
23に返す。
【0027】情報記憶部25は、所望のデータを記憶す
る不揮発性メモリであり、図1におけるメモリ17その
ものである。情報記憶部25は、情報記憶部管理部24
により制御され、図3に示すような構成によりデータを
記憶する。
る不揮発性メモリであり、図1におけるメモリ17その
ものである。情報記憶部25は、情報記憶部管理部24
により制御され、図3に示すような構成によりデータを
記憶する。
【0028】次に、このような構成のICカード10の
動作について説明する。まず、ICカード10を非接触
式ICカードとして用いた場合の動作である小額支払い
処理について、図5を参照して説明する。図5は、IC
カード10における小額支払い処理の流れを説明するた
めのフローチャートである。なお、本実施の形態におい
ては、ICカード10の未決済小額支払い総額が所定の
基準額より大きくなった場合には、ICカード10を小
額支払いに用いることが出来なくなるものとする。ま
た、その基準額とは別に、ICカード10を小額支払い
用に用いる場合の、1回あたりあるいはたとえば1ヶ月
というような所定の期間あたりの支払い限度額も予め設
定されているものとする。
動作について説明する。まず、ICカード10を非接触
式ICカードとして用いた場合の動作である小額支払い
処理について、図5を参照して説明する。図5は、IC
カード10における小額支払い処理の流れを説明するた
めのフローチャートである。なお、本実施の形態におい
ては、ICカード10の未決済小額支払い総額が所定の
基準額より大きくなった場合には、ICカード10を小
額支払いに用いることが出来なくなるものとする。ま
た、その基準額とは別に、ICカード10を小額支払い
用に用いる場合の、1回あたりあるいはたとえば1ヶ月
というような所定の期間あたりの支払い限度額も予め設
定されているものとする。
【0029】ICカード10の使用者は、たとえばセル
フサービスの食堂などにおいて小額の支払いを行う場合
に、ICカード10を非接触型のカードとして使用す
る。すなわち、リード/ライト装置にICカード10を
かざすことにより選択した飲食物の代金の支払い処理を
行おうとする。使用者がリード/ライト装置にICカー
ド10をかざすと、アンテナコイル11を介してICカ
ード10内の回路に電力が供給され、ICカード10に
おける処理が開始される(ステップS50)。
フサービスの食堂などにおいて小額の支払いを行う場合
に、ICカード10を非接触型のカードとして使用す
る。すなわち、リード/ライト装置にICカード10を
かざすことにより選択した飲食物の代金の支払い処理を
行おうとする。使用者がリード/ライト装置にICカー
ド10をかざすと、アンテナコイル11を介してICカ
ード10内の回路に電力が供給され、ICカード10に
おける処理が開始される(ステップS50)。
【0030】電力の供給の開始に続いて、リード/ライ
ト装置からは通信路の確立のための信号を含む信号が送
信されるが、ICカード10においては、複数の情報伝
達部21-1〜21-4の中の送信される信号をデコード可
能ないずれかの情報伝達部21-i(i=1〜4)がこれ
に応答することにより、ICカード10とリード/ライ
ト装置の間で通信路が確立される。また、これにより、
複数の情報伝達部21 -1〜21-4の中のいずれか1つの
情報伝達部21-iが有効に機能を始める。
ト装置からは通信路の確立のための信号を含む信号が送
信されるが、ICカード10においては、複数の情報伝
達部21-1〜21-4の中の送信される信号をデコード可
能ないずれかの情報伝達部21-i(i=1〜4)がこれ
に応答することにより、ICカード10とリード/ライ
ト装置の間で通信路が確立される。また、これにより、
複数の情報伝達部21 -1〜21-4の中のいずれか1つの
情報伝達部21-iが有効に機能を始める。
【0031】そしてまず、通信の開始に伴う一連の初期
情報の送受が行われる(ステップS51)。この時、I
Cカード10からリード/ライト装置に対して、有効な
情報伝達部21-i、接触/非接触というような情報伝達
部の属性を示す情報、あるいは実際に通信を行う手段と
して指定したい情報伝達部などを送出し通知するように
してもよい。そのようにすれば、以後の情報の伝達をよ
り効率よく行えるようになったり、また、新たな所望の
情報伝達部により情報の伝達を行うようにしたりするこ
とも可能となる。
情報の送受が行われる(ステップS51)。この時、I
Cカード10からリード/ライト装置に対して、有効な
情報伝達部21-i、接触/非接触というような情報伝達
部の属性を示す情報、あるいは実際に通信を行う手段と
して指定したい情報伝達部などを送出し通知するように
してもよい。そのようにすれば、以後の情報の伝達をよ
り効率よく行えるようになったり、また、新たな所望の
情報伝達部により情報の伝達を行うようにしたりするこ
とも可能となる。
【0032】初期情報の送受が終了したら、信号処理部
23は情報記憶部管理部24に対して、情報記憶部25
に対してデータのアクセス、すなわち新たなデータの書
き込みおよび既に記録されているデータの読み出しが許
可されるか否かを問い合わせる(ステップS52)。情
報記憶部管理部24は、情報記憶部25内の小額支払い
情報を記憶するディレクトリ/ファイルのアクセス制御
情報を抽出し、情報伝達部識別部22より入力される現
在の情報伝達部21-i(i=1〜4)を識別する情報に
基づいて、この情報伝達部21-iに対するデータアクセ
ス情報を抽出し、アクセスを許可するか禁止するかを検
出し、その旨を信号処理部23に通知する(ステップS
53)。
23は情報記憶部管理部24に対して、情報記憶部25
に対してデータのアクセス、すなわち新たなデータの書
き込みおよび既に記録されているデータの読み出しが許
可されるか否かを問い合わせる(ステップS52)。情
報記憶部管理部24は、情報記憶部25内の小額支払い
情報を記憶するディレクトリ/ファイルのアクセス制御
情報を抽出し、情報伝達部識別部22より入力される現
在の情報伝達部21-i(i=1〜4)を識別する情報に
基づいて、この情報伝達部21-iに対するデータアクセ
ス情報を抽出し、アクセスを許可するか禁止するかを検
出し、その旨を信号処理部23に通知する(ステップS
53)。
【0033】その結果、情報伝達部21-iに対して情報
記憶部25に対する小額支払い情報のアクセスが許可さ
れなかった場合には(ステップS53)、以降の要求さ
れた小額支払いの処理が適切に行えないことになるの
で、信号処理部23はその旨を示す情報をエラー通知と
してリード/ライト装置に対して送出し(ステップS5
4)、直ちに処理を終了する(ステップS62)。
記憶部25に対する小額支払い情報のアクセスが許可さ
れなかった場合には(ステップS53)、以降の要求さ
れた小額支払いの処理が適切に行えないことになるの
で、信号処理部23はその旨を示す情報をエラー通知と
してリード/ライト装置に対して送出し(ステップS5
4)、直ちに処理を終了する(ステップS62)。
【0034】情報伝達部21-iに対して情報記憶部25
に対する小額支払い情報のアクセスが許可された場合に
は(ステップS53)、信号処理部23は実際の支払い
情報をリード/ライト装置より受信する(ステップS5
5)。また一方で、既に情報記憶部25に記録されてい
る未決済の小額支払い情報を参照して、新たな支払いを
含む未決済の小額支払いの総額を算出し、その額が予め
設定されている限度額を越えていなかどうかチェックす
る(ステップS56)。
に対する小額支払い情報のアクセスが許可された場合に
は(ステップS53)、信号処理部23は実際の支払い
情報をリード/ライト装置より受信する(ステップS5
5)。また一方で、既に情報記憶部25に記録されてい
る未決済の小額支払い情報を参照して、新たな支払いを
含む未決済の小額支払いの総額を算出し、その額が予め
設定されている限度額を越えていなかどうかチェックす
る(ステップS56)。
【0035】限度額を越えていた場合には、そのICカ
ード10の非接触モードとして許されている支払い限度
額を越えているものであるから、リード/ライト装置に
対して支払いを承認しない旨の通知を行い(ステップS
57)、処理を終了する(ステップS62)。新たな支
払いを含む未決済の小額支払いの総額が予め設定されて
いる限度額を越えていなかった場合には(ステップS5
6)、その支払いを承認する旨の信号をリード/ライト
装置に送信し(ステップS58)、受信したその新たな
小額支払い情報を、情報記憶部管理部24を介して情報
記憶部25に記憶する(ステップS59)。
ード10の非接触モードとして許されている支払い限度
額を越えているものであるから、リード/ライト装置に
対して支払いを承認しない旨の通知を行い(ステップS
57)、処理を終了する(ステップS62)。新たな支
払いを含む未決済の小額支払いの総額が予め設定されて
いる限度額を越えていなかった場合には(ステップS5
6)、その支払いを承認する旨の信号をリード/ライト
装置に送信し(ステップS58)、受信したその新たな
小額支払い情報を、情報記憶部管理部24を介して情報
記憶部25に記憶する(ステップS59)。
【0036】そして、その新たな支払いを含む未決済の
小額支払いの総額が、予め設定されている基準額を越え
ているか否かをチェックし(ステップS60)、越えて
いた場合には、情報記憶部25における小額支払いの情
報をこれ以上書き込めないような設定を行う。すなわ
ち、信号処理部23が情報記憶部管理部24に対して、
小額支払い情報を記録するディレクトリのアクセス制御
情報を、情報伝達部21 -iからの書き込み要求を禁止す
るような設定とするように指示し(ステップS61)、
処理を終了する(ステップS62)。また、新たな支払
いを含む未決済の小額支払いの総額が、予め設定されて
いる基準額を越えていない場合には(ステップS6
0)、そのままの状態、すなわち、次の小額支払いの情
報も追加記憶可能な状態のままで、一連の処理を終了す
る(ステップS62)。
小額支払いの総額が、予め設定されている基準額を越え
ているか否かをチェックし(ステップS60)、越えて
いた場合には、情報記憶部25における小額支払いの情
報をこれ以上書き込めないような設定を行う。すなわ
ち、信号処理部23が情報記憶部管理部24に対して、
小額支払い情報を記録するディレクトリのアクセス制御
情報を、情報伝達部21 -iからの書き込み要求を禁止す
るような設定とするように指示し(ステップS61)、
処理を終了する(ステップS62)。また、新たな支払
いを含む未決済の小額支払いの総額が、予め設定されて
いる基準額を越えていない場合には(ステップS6
0)、そのままの状態、すなわち、次の小額支払いの情
報も追加記憶可能な状態のままで、一連の処理を終了す
る(ステップS62)。
【0037】次に、ICカード10を接触式ICカード
として用いた場合の動作である決済処理について説明す
る。たとえば、使用者がICカード10を非接触型IC
カードとして小額な支払いに使用しようとして、使用を
許可されなかった場合には、使用者は、このICカード
10に対して決済処理を行うことになる。この場合に
は、使用者はまず、ICカード10を決済用端末装置の
リード/ライト装置に装着する。これにより、リード/
ライト装置からは、電極13を介してICカード10に
対して電力が供給され、ICカード10における処理が
開始される。
として用いた場合の動作である決済処理について説明す
る。たとえば、使用者がICカード10を非接触型IC
カードとして小額な支払いに使用しようとして、使用を
許可されなかった場合には、使用者は、このICカード
10に対して決済処理を行うことになる。この場合に
は、使用者はまず、ICカード10を決済用端末装置の
リード/ライト装置に装着する。これにより、リード/
ライト装置からは、電極13を介してICカード10に
対して電力が供給され、ICカード10における処理が
開始される。
【0038】電力の供給の開始に続いて、リード/ライ
ト装置からは通信路の確立のための信号を含む信号が送
信され、小額支払い処理の場合と同様に、ICカード1
0においては、複数の情報伝達部21-1〜21-4の中の
送信される信号をデコード可能ないずれかの情報伝達部
21-j(j=1〜4)がこれに応答することにより、I
Cカード10とリード/ライト装置の間で通信路が確立
される。決済処理の場合には、接触式で通信が行われる
ため、第3の情報伝達部21-3または第4の情報伝達部
21-4のいずれかが使用されることになる。
ト装置からは通信路の確立のための信号を含む信号が送
信され、小額支払い処理の場合と同様に、ICカード1
0においては、複数の情報伝達部21-1〜21-4の中の
送信される信号をデコード可能ないずれかの情報伝達部
21-j(j=1〜4)がこれに応答することにより、I
Cカード10とリード/ライト装置の間で通信路が確立
される。決済処理の場合には、接触式で通信が行われる
ため、第3の情報伝達部21-3または第4の情報伝達部
21-4のいずれかが使用されることになる。
【0039】通信の確立のための処理が終了したら、次
に、使用者がICカード10の真の保持者であるか否か
をチェックするための認証処理が行われる。そして、現
在の使用者がICカード10の真の保持者であることが
確認されたら、決済用端末装置からの要求に従い、IC
カード10の信号処理部23は情報記憶部管理部24を
介して情報記憶部25に蓄積されている小額支払い情報
を順次読み出し、情報伝達部21-jを介して決済用端末
装置に出力する。
に、使用者がICカード10の真の保持者であるか否か
をチェックするための認証処理が行われる。そして、現
在の使用者がICカード10の真の保持者であることが
確認されたら、決済用端末装置からの要求に従い、IC
カード10の信号処理部23は情報記憶部管理部24を
介して情報記憶部25に蓄積されている小額支払い情報
を順次読み出し、情報伝達部21-jを介して決済用端末
装置に出力する。
【0040】決済用端末装置においては、必要に応じて
ICカード10の保持者より対話的な操作を受け付けな
がら、適宜ホストコンピュータなどと通信を行って、各
小額支払い項目について順次決済処理、すなわち、課金
された額の支払いのための許諾処理を行う。そして、決
済が終了した小額支払い情報については、その旨が決済
用端末装置よりICカード10に通知され、信号処理部
23はその小額支払い情報については、実質的にこれを
消去するように情報記憶部管理部24に指示し、情報記
憶部管理部24が情報記憶部25上のその情報を消去す
る。
ICカード10の保持者より対話的な操作を受け付けな
がら、適宜ホストコンピュータなどと通信を行って、各
小額支払い項目について順次決済処理、すなわち、課金
された額の支払いのための許諾処理を行う。そして、決
済が終了した小額支払い情報については、その旨が決済
用端末装置よりICカード10に通知され、信号処理部
23はその小額支払い情報については、実質的にこれを
消去するように情報記憶部管理部24に指示し、情報記
憶部管理部24が情報記憶部25上のその情報を消去す
る。
【0041】そして一連の決済処理が終了したら、最後
に、ICカード10の信号処理部23は、図5に示した
非接触モードでの使用と同様に、未決済小額支払い総額
を基準額と比較し、基準額以下であれば、情報記憶部2
5に対して情報伝達部21-i(i=1および2)、すな
わち、非接触方式による情報伝達部からのアクセスを許
可するようにアクセス制御情報を設定し直して、一連の
処理を終了する。これにより、未決済小額支払いの総額
は基本的に0円にリセットされ、使用者は再びICカー
ド10を非接触方式で用いることによる小額支払いを行
うことができるようになる。
に、ICカード10の信号処理部23は、図5に示した
非接触モードでの使用と同様に、未決済小額支払い総額
を基準額と比較し、基準額以下であれば、情報記憶部2
5に対して情報伝達部21-i(i=1および2)、すな
わち、非接触方式による情報伝達部からのアクセスを許
可するようにアクセス制御情報を設定し直して、一連の
処理を終了する。これにより、未決済小額支払いの総額
は基本的に0円にリセットされ、使用者は再びICカー
ド10を非接触方式で用いることによる小額支払いを行
うことができるようになる。
【0042】以上説明したように、ICカード10は、
通常の小額の支払いの際には、非接触式のICカードと
してこれを用いて、たとえばICカード10をリード/
ライト装置に向けてかざすという簡単な操作のみで支払
いを行うことができる。そして、接触方式というより安
全性の高い処理モードにおいて、それら小額の支払いに
ついて今一度支払いを確認することにより決済処理が行
われ、実際の料金の支払いが承認される。
通常の小額の支払いの際には、非接触式のICカードと
してこれを用いて、たとえばICカード10をリード/
ライト装置に向けてかざすという簡単な操作のみで支払
いを行うことができる。そして、接触方式というより安
全性の高い処理モードにおいて、それら小額の支払いに
ついて今一度支払いを確認することにより決済処理が行
われ、実際の料金の支払いが承認される。
【0043】その際、非接触式で支払いを行った額の合
計が、予め設定されている基準額以下の場合には、この
ICカード10を引き続き小額の支払いに用いることが
できるが、未決済の小額支払いの総額がその基準額を越
えた場合には、ICカード10内の処理において、非接
触方式では内蔵するメモリ17(情報記憶部25)への
新たなデータの記憶ができないようにそのアクセス情報
が制御されるので、実質的にそのような支払いを行うこ
とができなくなる。そして、前述した決済処理を行うこ
とにより、ICカード10に蓄積されていた非接触式で
利用した支払い情報はリセットされ、再びICカード1
0を非接触方式により用いて支払いを行うことが可能と
なる。
計が、予め設定されている基準額以下の場合には、この
ICカード10を引き続き小額の支払いに用いることが
できるが、未決済の小額支払いの総額がその基準額を越
えた場合には、ICカード10内の処理において、非接
触方式では内蔵するメモリ17(情報記憶部25)への
新たなデータの記憶ができないようにそのアクセス情報
が制御されるので、実質的にそのような支払いを行うこ
とができなくなる。そして、前述した決済処理を行うこ
とにより、ICカード10に蓄積されていた非接触式で
利用した支払い情報はリセットされ、再びICカード1
0を非接触方式により用いて支払いを行うことが可能と
なる。
【0044】このように本実施の形態のICカード10
においては、非接触式における利便性の高さと、接触式
におけるセキュリティ性の高さという、両方の方式の長
所を組み合わせて電子マネーあるいはクレジットカード
としてのICカード10を実現しているので、便利で安
全性が高いカードとなっている。
においては、非接触式における利便性の高さと、接触式
におけるセキュリティ性の高さという、両方の方式の長
所を組み合わせて電子マネーあるいはクレジットカード
としてのICカード10を実現しているので、便利で安
全性が高いカードとなっている。
【0045】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、任意好適な種々の改変が可能である。たと
えば、本実施の形態においては、本発明を電子マネーと
して利用するICカードを例示して説明したが、本発明
の適用範囲はこれに限られるものではない。複数の通信
手段を有し、収容するメモリへのアクセス権を通信手段
に応じて制御することにより、実質的に通信手段に応じ
て実行する処理や同一のメモリに対するセキュリティ性
などを制御するものであれば、任意の対象に適用してよ
い。また、本実施の形態と同様に、電子マネーに類する
ものに適用する場合においても、種々の適用方法があ
り、なんら限定されるものではない。たとえば、プリペ
イドカードに適用するような場合には、最初に使用可能
な限度額を設定する処理のみ接触式によるセキュリティ
性の高い処理で行い、以後、実際にその限度額まで支払
いを行う処理は非接触式による利便性の高い方法で行う
というような方法が考えられ、このような利用形態も本
発明の範囲内であることは明らかである。
のではなく、任意好適な種々の改変が可能である。たと
えば、本実施の形態においては、本発明を電子マネーと
して利用するICカードを例示して説明したが、本発明
の適用範囲はこれに限られるものではない。複数の通信
手段を有し、収容するメモリへのアクセス権を通信手段
に応じて制御することにより、実質的に通信手段に応じ
て実行する処理や同一のメモリに対するセキュリティ性
などを制御するものであれば、任意の対象に適用してよ
い。また、本実施の形態と同様に、電子マネーに類する
ものに適用する場合においても、種々の適用方法があ
り、なんら限定されるものではない。たとえば、プリペ
イドカードに適用するような場合には、最初に使用可能
な限度額を設定する処理のみ接触式によるセキュリティ
性の高い処理で行い、以後、実際にその限度額まで支払
いを行う処理は非接触式による利便性の高い方法で行う
というような方法が考えられ、このような利用形態も本
発明の範囲内であることは明らかである。
【0046】また、本実施の形態の小額支払い処理にお
いては、新たな小額支払い情報の記憶ができない場合に
は、ICカード10の信号処理部23はその旨をエラー
通知としてリード/ライト装置に通知するようにしてい
た。しかし、このようなエラー通知を行わず、単に処理
を終了するような構成であってもよい。本発明は、実際
にメモリに記憶できないようにすることを主旨としてる
ものであるから、その場合のリード/ライト装置との
間、および、使用者との間のインターフェイスなどは、
任意に設定してよい。
いては、新たな小額支払い情報の記憶ができない場合に
は、ICカード10の信号処理部23はその旨をエラー
通知としてリード/ライト装置に通知するようにしてい
た。しかし、このようなエラー通知を行わず、単に処理
を終了するような構成であってもよい。本発明は、実際
にメモリに記憶できないようにすることを主旨としてる
ものであるから、その場合のリード/ライト装置との
間、および、使用者との間のインターフェイスなどは、
任意に設定してよい。
【0047】また、本発明は、複数の通信手段を有する
ことを要件としているが、これは、本実施の形態のよう
に接触式および非接触式について各々少なくとも1つ有
することを必要とするものではない。全て接触式あるい
は非接触式の方式であって、プロトコルなどが異なる複
数の通信手段を有するICカードであっても、複数の通
信手段を有するICカードであることは明らかであり、
本発明の範囲内である。その他、ICカードのハードウ
ェア構成や、通信プロトコルの種類なども任意の構成、
任意のプロトコルでよい。また、本発明は、カード形態
のものに限られるものではなく、タグ形状など任意の形
状、形態の装置に適用可能である。
ことを要件としているが、これは、本実施の形態のよう
に接触式および非接触式について各々少なくとも1つ有
することを必要とするものではない。全て接触式あるい
は非接触式の方式であって、プロトコルなどが異なる複
数の通信手段を有するICカードであっても、複数の通
信手段を有するICカードであることは明らかであり、
本発明の範囲内である。その他、ICカードのハードウ
ェア構成や、通信プロトコルの種類なども任意の構成、
任意のプロトコルでよい。また、本発明は、カード形態
のものに限られるものではなく、タグ形状など任意の形
状、形態の装置に適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の通信手段により使用することができ、メモリに対
して使用する通信手段に応じたアクセス制御を行うこと
ができ、もって、通信手段に応じた所望の形態で使用す
ることが可能な携帯型情報処理媒体を提供することがで
きる。
複数の通信手段により使用することができ、メモリに対
して使用する通信手段に応じたアクセス制御を行うこと
ができ、もって、通信手段に応じた所望の形態で使用す
ることが可能な携帯型情報処理媒体を提供することがで
きる。
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のICカードの
ハードウェア構成を示すブロック図である。
ハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示したICカードの機能ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】図3は、図2に示したICカードの情報記憶部
に対する情報の記憶状態を示す図である。
に対する情報の記憶状態を示す図である。
【図4】図4は、図3に示した各記憶単位に対するアク
セス制御データの構成を示す図である。
セス制御データの構成を示す図である。
【図5】図5は、図2に示したICカードにおいて非接
触方式により通信を行う場合に実行される処理の流れを
示すフローチャートである。
触方式により通信を行う場合に実行される処理の流れを
示すフローチャートである。
10…ICカード 11…アンテナコイル 12…非接触I/F部 13…電極 14…接触I/F部 15…切り換え部 16…CPU 17…メモリ 21…情報伝達部 22…情報伝達部識別部 23…信号処理部 24…情報記憶部管理部 25…情報記憶部
Claims (5)
- 【請求項1】外部装置と通信を行う複数の通信手段と、 前記通信手段のいずれかを選択する通信手段選択手段
と、 所望のデータを記憶する記憶手段と、 前記選択された通信手段による前記通信に基づいて、前
記記憶手段をアクセスして所望の信号処理を行う信号処
理手段と、 前記選択された通信手段に応じて、前記信号処理手段に
よる前記記憶手段へのアクセスを制御するアクセス制御
手段とを有する携帯型情報処理媒体。 - 【請求項2】前記通信手段は、 電極を介して接触式で前記外部装置と通信を行う接触式
通信手段と、 無線通信により非接触式で前記外部装置と通信を行う非
接触式通信手段とを含む請求項1に記載の携帯型情報処
理媒体。 - 【請求項3】前記信号処理手段は、前記選択された通信
手段に応じた所定の処理を行う 請求項1または2に記載の携帯型情報処理媒体。 - 【請求項4】前記信号処理手段は、前記アクセス制御手
段により、前記記憶手段への所定のアクセスが制限され
た場合には、当該制限された状態であることに基づく所
定の通信内容を前記外部装置に通知する 請求項1〜3のいずれかに記載の携帯型情報処理媒体。 - 【請求項5】前記信号処理手段は、前記アクセス制御手
段により、前記記憶手段への所定のアクセスが制限され
た場合には、処理中の前記信号処理を中断する 請求項1〜4のいずれかに記載の携帯型情報処理媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351536A JP2000172810A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 携帯型情報処理媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10351536A JP2000172810A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 携帯型情報処理媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000172810A true JP2000172810A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18417960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10351536A Pending JP2000172810A (ja) | 1998-12-10 | 1998-12-10 | 携帯型情報処理媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000172810A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002216189A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-08-02 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカードを使用したインターネットによる乗り物券購入システム |
JP2003044801A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 複数の情報伝達手段を備えた可搬情報処理装置 |
JP2007086934A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Fuji Xerox Co Ltd | Rfidタグ |
JP2007257542A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Toshiba Corp | 複合携帯可能電子装置および複合icカード |
US7761717B2 (en) | 2001-07-10 | 2010-07-20 | Trident Microsystems (Far East) Ltd. | Memory device with data security in a processor |
-
1998
- 1998-12-10 JP JP10351536A patent/JP2000172810A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002216189A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-08-02 | Dainippon Printing Co Ltd | Icカードを使用したインターネットによる乗り物券購入システム |
JP4686032B2 (ja) * | 2001-01-16 | 2011-05-18 | 大日本印刷株式会社 | Icカードを使用したインターネットによる乗り物券購入システム |
US7761717B2 (en) | 2001-07-10 | 2010-07-20 | Trident Microsystems (Far East) Ltd. | Memory device with data security in a processor |
JP2003044801A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 複数の情報伝達手段を備えた可搬情報処理装置 |
JP2007086934A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Fuji Xerox Co Ltd | Rfidタグ |
JP2007257542A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Toshiba Corp | 複合携帯可能電子装置および複合icカード |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7303136B2 (en) | Storage device | |
KR101223986B1 (ko) | 복수 개의 인터페이스를 지원하는 스마트 카드 및 이를포함하는 스마트 카드 시스템 | |
KR920007410B1 (ko) | 휴대용 데이타 캐리어용 안전 파일 시스템 | |
KR910009297B1 (ko) | 휴대용 데이타 캐리어 시스템 | |
US8909144B2 (en) | Communications devices comprising NFC communicators | |
EP2438688B1 (en) | Contactless disablement | |
US20090152361A1 (en) | Memory card based contactless devices | |
JP5499913B2 (ja) | 通信装置、通信方法及び通信システム | |
JP3865629B2 (ja) | 記憶装置 | |
EP1441305A1 (en) | Ic card; information processing terminal; trilateral data communication system; and method | |
JP2004295160A (ja) | メモリカード | |
US20050114619A1 (en) | Data management system, data management method, virtual memory device, virtual memory control method, reader/writer device, ic module access device and ic module access control method | |
US9107238B2 (en) | Information processing device, information processing method, and program | |
JP5307415B2 (ja) | 決済端末、決済処理システム、及び決済処理方法 | |
KR101455155B1 (ko) | 멀티-se 환경에서 모바일 결제카드 우선순위 자동 설정방법 및 이를 적용한 모바일 디바이스 | |
WO2001071658A1 (en) | Communication device for rapidly and simultaneously writing onto a plurality of data carriers, and data carrier for such a communication device | |
JP2000172810A (ja) | 携帯型情報処理媒体 | |
JP2001043274A (ja) | 決済システム及びカード | |
JP4100160B2 (ja) | Icカード及びicカードのデータ管理方法 | |
US6866192B2 (en) | IC card terminal | |
KR20230106903A (ko) | 서버, etcs 단말 및 그 제어 방법 | |
EP3502999A1 (en) | Flexible emv-compliant identification transaction method | |
JPH0442321A (ja) | Icカード情報処理システム | |
JP7424536B1 (ja) | 電子情報記憶媒体、icチップ、icカード、通信パラメータ送信方法、及びプログラム | |
US9277409B2 (en) | Security chip of a communication device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080226 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080701 |