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JP2000169339A - 美白効果を有する化粧料 - Google Patents

美白効果を有する化粧料

Info

Publication number
JP2000169339A
JP2000169339A JP10361858A JP36185898A JP2000169339A JP 2000169339 A JP2000169339 A JP 2000169339A JP 10361858 A JP10361858 A JP 10361858A JP 36185898 A JP36185898 A JP 36185898A JP 2000169339 A JP2000169339 A JP 2000169339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
cosmetic
titanium dioxide
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10361858A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Mori
邦彦 毛利
Tadao Nakamura
直生 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP10361858A priority Critical patent/JP2000169339A/ja
Publication of JP2000169339A publication Critical patent/JP2000169339A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来の美白剤を使用しつつも、そ
の効果を更に改善した化粧料を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 隠蔽性粉体から選ばれる1種乃至は2種
以上と美白剤とを化粧料に含有させる。本発明によれ
ば、従来の美白剤を使用しつつも、その効果を更に改善
した化粧料を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメークアップ化粧料
に好適な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】色白の美しい肌は、古来より全人が希望
してきたことであり、この様な肌を得るために数々の努
力が為されてきた。この中で、色の白さ、言い換えれば
色の黒さの原因が、メラノサイトで生成されるメラニン
であることが明らかにされた。このメラニンの量の多少
により、肌の色が黒くなったり白くなったりすることも
解明された。このメラニンの生合成には、チロシナーゼ
やチロシナーゼ関連蛋白質群と呼ばれる蛋白或いはピン
クアイダイリュート遺伝子等が関与していることも既に
知られていることである。又、この様な酵素、蛋白、遺
伝子等の働きを阻害し色白を具現化するための、いわゆ
る美白剤と呼ばれる、アスコルビン酸及びその誘導体、
ハイドロキノンの配糖体及びその誘導体、フェノール性
水酸基を有する炭素数6〜12の芳香族化合物、トラネ
キサム酸及びその誘導体等の素材やそれらを含有する化
粧料が開発され、かなりの程度は色を白くすることが可
能になってきた。しかしながら、その美白の程度につい
ては充分に満足の行くものとは言い難かった。この為、
更なる美白作用を具現する手段が望まれていた。
【0003】一方、二酸化チタン又は酸化亜鉛を50%
以上含有する粉体は、例えば、鉄ドープ二酸化チタン、
ジルコニウムドープ二酸化チタン、鉄ドープ酸化亜鉛、
ジルコニウムドープ酸化亜鉛等の様に、通常メークアッ
プ化粧料に於いて、隠蔽粉体として使用されているが、
化粧料に於いて、上記美白剤とともに使用することも、
この様な組合せに於いて、美白剤の美白作用が優れて発
揮されることも全く知られていなかった。又、メークア
ップ化粧料に於いて、美白剤をメークアップ化粧料に含
有させることも、美白効果を有するメークアップ化粧料
も全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、従来の美白剤を使用しつつ
も、その効果を更に改善した化粧料を提供することを課
題とする。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は鋭意研究努力を重ねた結果、二酸化チタン又は酸化亜
鉛を50%以上含有する粉体等の隠蔽性粉体から選ばれ
る1種乃至は2種以上とアスコルビン酸及びその誘導
体、ハイドロキノンの配糖体及びその誘導体、フェノー
ル性水酸基を有する炭素数6〜12の芳香族化合物、ト
ラネキサム酸及びその誘導体等の美白剤とを組み合わせ
て化粧料に含有させることにより、美白剤の作用を著し
く向上させることが可能であることを見出し、発明を完
成させるに至った。更には、メークアップ化粧料へとこ
の技術を応用することにより、メークアップ機能を有し
ながら、優れた美白作用を有する多機能化粧料を提供す
ることも可能であることを見出し、発明を発展させた。
以下、本発明についてその実施の形態を中心に詳細に説
明を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)本発明の化粧料の必須成分
である隠蔽性粉体 本発明の化粧料は、隠蔽性粉体から選ばれる1種乃至は
2種以上を必須成分として含有することを特徴とする。
ここで、本発明で言う隠蔽性粉体とは、少なくとも30
%以上吸収する粉体であって、例えば、二酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化クロム、水
酸化クロム、チタン酸コバルト及びこれらと無水珪酸や
アルミナ等の任意成分との複合酸化物等が具体的に例示
できる。これらの中で特に好ましいのは、二酸化チタン
又は酸化亜鉛を50%以上含有する粉体、即ち、二酸化
チタン、酸化亜鉛或いは鉄ドープ二酸化チタン、ジルコ
ニウムドープ二酸化チタン、鉄ドープ酸化亜鉛、ジルコ
ニウムドープ酸化亜鉛等の二酸化チタンや酸化亜鉛のド
ープ体である。この様な粉体を少なくとも1種隠蔽粉体
として含有するのが好ましい形態である。本発明の化粧
料に於いては、隠蔽性粉体としてこの様な二酸化チタン
や酸化亜鉛のドープ型の粉体を用いることが特に好まし
い。この様なドープ型粉体は、二酸化チタンや酸化亜鉛
を任意成分の酸化物とともに1000℃程度で燒結する
ことによって得ることが出来るが、この様な粉体には多
くの市販品があり、この様な市販品を利用することも可
能である。この様な市販品としては、例えば、石原産業
株式会社製のタイペークTTO−F−1、TTO−F−
2、TTO−F−6等が好ましく例示できる。これらの
隠蔽性粉体は、そのまま使用することもできるし、シリ
コーン処理、パーフルオロアルキル処理、金属石鹸処
理、アミノ酸塩処理、シリル化処理、燐酸塩処理、シリ
カゲルやアルミナによるコーティング処理等の処理を行
って使用することも可能であり、この様な場合も、本発
明の技術的範囲に属する。本発明の化粧料に於ける、こ
れら隠蔽性粉体の好ましい含有量は、化粧料の剤形によ
っても異なるが、基礎化粧料であれば1〜20重量%で
あり、更に好ましくは2〜5重量%である。乳化剤形の
メークアップ化粧料であれば、1〜20重量%であり、
更に好ましくは2〜10重量%である。又、非乳化型の
メークアップ化粧料であれば、1〜50重量%であり、
更に好ましくは3〜30重量%である。これは少なすぎ
ると、隠蔽粉体の効果を発揮できない場合があり、多す
ぎると、効果が頭打ちになるばかりでなく、系の安定性
を損なう場合や色彩などの品質に欠陥を生じたりする場
合があるからである。
【0007】(2)本発明の化粧料の必須成分である美
白剤 本発明の化粧料では、美白剤から選ばれる1種乃至は2
種以上を必須成分として含有する。ここで言う美白剤と
は、メラノサイトによって産生されるメラニンの産生量
を抑制するものを意味し、その産生抑制のメカニズムと
しては、例えば、チロシナーゼ阻害作用、メラノサイト
刺激ホルモン阻害作用、チロシナーゼ類似蛋白(TR
P)阻害作用、ピンクアイダイリュート遺伝子の発現阻
害作用等の種々のメカニズムが存在するが、そのメカニ
ズムについては特に限定されない。この様な誘導体とし
ては、例えば、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイド
ロキノンの配糖体及びその誘導体、フェノール性水酸基
を有する炭素数6〜12の芳香族化合物、トラネキサム
酸及びその誘導体等が好ましく例示できる。ここで、ア
スコルビン酸の誘導体としては、例えば、水酸基をアシ
ル基で修飾したアシル化体、グルコースやマルトース等
で配糖体化した配糖体、ベンジル基等の炭化水素基との
エーテル体、燐酸や硫酸などとのエステル体及び生理的
に許容されるこれらの塩等が好ましく例示できる。生理
的に許容できる塩としては、ナトリウムやカリウムなど
のアルカリ金属塩、カルシウムやマグネシウム等のアル
カリ金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミンやトリ
エタノールアミン等の有機アミン塩、アルギニンやリジ
ン等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。以
後、生理的に許容される塩とはこの様なものを意味す
る。ハイドロキノンの配糖体としてもアスコルビン酸の
配糖体同様にグルコシドやマルトシドが例示でき、この
誘導体としてはアシル化体、アルキルエーテル、燐酸エ
ステルや硫酸エステル及びこれらの生理的に許容される
塩が例示できる。フェノール性水酸基を有する炭素数6
〜12の芳香族としては、カフェ酸、シリング酸、コウ
ジ酸、フェルラ酸、イソフェルラ酸、レゾルシノールこ
れらのアルデヒド体、アルキル化物、生理的に許容され
る塩等が例示できる。トラネキサム酸の誘導体として
は、アルキルエステル、アルキルアミドこれらの生理的
に許容できる塩等が例示できる。これら上記に於けるア
ルキル基とは、炭素数1〜4の直鎖乃至は分岐のものを
意味する。アシル基としては、アルキルカルボニル基の
みならず、水酸基、アセトキシ基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子等の置換基を有していても良いベンソイル基等
の芳香族アシル基も含む。これら美白剤の好ましい含有
量は、総量で0.01〜10重量部であり、更に好まし
くは、0.05〜5重量%である。
【0008】(3)本発明の化粧料 本発明の化粧料は上記必須成分を含有することを特徴と
する。この様な形態をとることにより、上記成分必須成
分の内、美白剤の美白効果を最大限引き出すことが出来
る。本発明で言う化粧料とは、化粧料全般を意味し、例
えば、クリーム、化粧水、乳液などの基礎化粧料、アン
ダーメークアップ、ファンデーション、アイカラー、リ
ップカラー、チークカラー等のメークアップ化粧料、シ
ャンプー、リンス、コンディショナー、洗顔料、石鹸等
の洗浄料、ヘアオイル、ヘアリキッド、ヘアクリーム等
の頭髪用化粧料などが好ましく例示できる。これらの
内、特に好ましい化粧料はメークアップ化粧料である。
これは、隠蔽性粉体の有している色を、この様な化粧料
では他の色材を併用することにより目立たなくすること
が出来るからである。この様なメークアップ化粧料の中
でも、シミなどの部分的に色の濃い部分に適用し、この
色を目立たなくさせるスポッツカバー等の化粧料に用い
るのが最も好ましい。これは、シミを隠しながら薄くす
ることが出来るからである。
【0009】本発明の化粧料に於いては、上記必須成分
以外に、化粧料で通常使用される任意成分を含有するこ
とが出来る。この様な任意成分としては、例えば、ワセ
リンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水
素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリ
ーブ油等のトリグリセライド類、セタノール、オレイル
アルコール等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレ
イン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタンジオー
ル等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、
エタノール、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線
吸収剤、抗酸化剤、色素、粉体類等が好ましく例示でき
る。これら任意成分と必須成分とを常法に従って処理す
ることにより、本発明の化粧料を製造することが出来
る。
【0010】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ
限定されないことは言うまでもない。
【0011】<実施例1〜4>以下に示す処方に従っ
て、本発明の化粧料であるパック料を作成した。即ち、
処方成分を良く混合攪拌し、パック料を得た。又、これ
らの化粧料を用いて、人上腕部に作成した色素沈着モデ
ルで、色素沈着の改善試験を行った。色素沈着は予め測
定したMEDの0.8倍の紫外線(光源SEランプ)を
連日4日照射し作成した。これを2cm×2cmの部位
6つに分割し、実施例1〜4、比較例1として実施例1
の二酸化チタンをタルクに置換したもの、対照例1とし
て実施例1の二酸化チタンを水に置換したものをそれぞ
れの部位に、1日1回連日7日投与して15分間処理し
てもらった。最後の投与の24時間後に色素沈着を、対
照例1に比較して、++:著しく優れて改善している、
+:明らかに優れて改善している、±:やや優れて改善
している、−:差は認められない乃至は対照例1より劣
るの基準で判定した。結果を表1に示す。これより、本
発明の化粧料は美白効果に優れることが明らかである。
尚、タイペークTTO−F−1の二酸化チタンの含有量
は76重量%であり、タイペークTTO−F−6のそれ
は88重量%である。この結果より、ドープタイプの隠
蔽性粉体を用いることが、本発明では好ましいこともわ
かる。 酢酸ビニルポリマーエマルジョン 50 重量部 クロロヘキシジングルコネート 0.05重量部 アスコルビン酸燐酸マグネシウム 1 重量部 粉体* 5 重量部 ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル 1 重量部 スクワラン 5 重量部 水 37.5 重量部 *詳細は表1
【0012】
【表1】
【0013】<実施例5>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料であるパック料を作成した。即ち、処方成
分を良く混合攪拌し、パック料を得た。又、これらの化
粧料を用いて、人上腕部に作成した色素沈着モデルで、
実施例1〜4と同様に色素沈着の改善試験を行った。比
較例2として、このもののタイペークTTO−F−1を
タルクに置換したもの、対照例2として、水に置換した
ものを用いた。結果は本発明のパック料が+〜++であ
り、比較例は−〜±であった。これより、実施例1〜4
同様のことがアルブチンに於いても認められた。 酢酸ビニルポリマーエマルジョン 50 重量部 クロロヘキシジングルコネート 0.05重量部 アルブチン 1 重量部 タイペークTTO−F−1 5 重量部 ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル 1 重量部 スクワラン 5 重量部 水 37.5 重量部
【0014】<実施例6>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料であるパック料を作成した。即ち、処方成
分を良く混合攪拌し、パック料を得た。又、これらの化
粧料を用いて、人上腕部に作成した色素沈着モデルで、
実施例1〜4と同様に色素沈着の改善試験を行った。比
較例3として、このもののタイペークTTO−F−1を
タルクに置換したもの、対照例3として、水に置換した
ものを用いた。結果は本発明のパック料が+〜++であ
り、比較例は−であった。これより、実施例1〜4同様
のことがコウジ酸ナトリウムに於いても認められた。 酢酸ビニルポリマーエマルジョン 50 重量部 クロロヘキシジングルコネート 0.05重量部 コウジ酸ナトリウム 1 重量部 タイペークTTO−F−1 5 重量部 ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル 1 重量部 スクワラン 5 重量部 水 37.5 重量部
【0015】<実施例7>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料である、ファンデーションを作成した。フ
ァンデーションは、イ、ロ、ハ、ニをそれぞれ80℃に
加熱し、イとロを良く混練りし、ハを加えて希釈し、こ
れにホを分散させた後、ニを徐々に加えて乳化し、攪拌
冷却して作成した。このものの粉体を全てタルクに替え
た比較例4、水に替えた対照例4も作成し、実施例1〜
4と同様に美白作用を比較した。結果は本発明の化粧料
が++であるのに対し、比較例は−であった。これよ
り、本発明の化粧料が美白作用を効果的に発揮している
ことがわかる。又、このことより、本発明のメークアッ
プ化粧料を使用すると、シミなどの色素異常をカバーし
ながら改善しうると言う、著しく優れた作用があること
もわかる。更に、メークアップ化粧料に於いては、美白
作用を高める作用がことのほかに優れているので、本発
明の化粧料はメークアップ化粧料に適用するのが好適で
あることがわかる。 イ 70%マルチトール水溶液 5 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 グリセリン 3 重量部 メチルパラベン 0.3重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 アスコルビン酸燐酸マグネシウム 0.5重量部 ロ トリグリセリンジイソステアレート 5 重量部 ハ 軽質イソパラフィン 15 重量部 流動パラフィン 5 重量部 カルナウバワックス 3 重量部 ニ 水 43.1重量部 ホ 粉体(二酸化チタン、酸化鉄、タルク) 15 重量部 [内訳] 二酸化チタン 5 重量部 タイペークTTO−F−6 5 重量部 酸化亜鉛 2 重量部 ベンガラ 0.1重量部 黄色酸化鉄 0.4重量部
【0016】<実施例8>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料である、ファンデーションを作成した。フ
ァンデーションは、イ、ロ、ハ、ニをそれぞれ80℃に
加熱し、イとロを良く混練りし、ハを加えて希釈し、こ
れにホを分散させた後、ニを徐々に加えて乳化し、攪拌
冷却して作成した。このものの粉体を全てタルクに替え
た比較例5、水に替えた対照例5も作成し、実施例1〜
4と同様に美白作用を比較した。結果は本発明の化粧料
が++であるのに対し、比較例は−であった。これよ
り、本発明の化粧料が美白作用を効果的に発揮している
ことがわかる。又、このことより、本発明のメークアッ
プ化粧料を使用すると、シミなどの色素異常をカバーし
ながら改善しうると言う、著しく優れた作用があること
もわかる。更に、メークアップ化粧料に於いては、美白
作用を高める作用がことのほかに優れているので、本発
明の化粧料はメークアップ化粧料に適用するのが好適で
あることがわかる。 イ 70%マルチトール水溶液 5 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 グリセリン 3 重量部 メチルパラベン 0.3重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 アルブチン 0.5重量部 ロ トリグリセリンジイソステアレート 5 重量部 ハ 軽質イソパラフィン 15 重量部 流動パラフィン 5 重量部 カルナウバワックス 3 重量部 ニ 水 43.1重量部 ホ 粉体(二酸化チタン、酸化鉄、タルク) 15 重量部 [内訳] 二酸化チタン 5 重量部 タイペークTTO−F−6 5 重量部 酸化亜鉛 2 重量部 ベンガラ 0.1重量部 黄色酸化鉄 0.4重量部
【0017】<実施例9>下記に示す処方に従って、本
発明の化粧料である、ファンデーションを作成した。フ
ァンデーションは、イ、ロ、ハ、ニをそれぞれ80℃に
加熱し、イとロを良く混練りし、ハを加えて希釈し、こ
れにホを分散させた後、ニを徐々に加えて乳化し、攪拌
冷却して作成した。このものの粉体を全てタルクに替え
た比較例6、水に替えた対照例6も作成し、実施例1〜
4と同様に美白作用を比較した。結果は本発明の化粧料
が++であるのに対し、比較例は−であった。これよ
り、本発明の化粧料が美白作用を効果的に発揮している
ことがわかる。又、このことより、本発明のメークアッ
プ化粧料を使用すると、シミなどの色素異常をカバーし
ながら改善しうると言う、著しく優れた作用があること
もわかる。更に、メークアップ化粧料に於いては、美白
作用を高める作用がことのほかに優れているので、本発
明の化粧料はメークアップ化粧料に適用するのが好適で
あることがわかる。 イ 70%マルチトール水溶液 5 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 グリセリン 3 重量部 メチルパラベン 0.3重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 コウジ酸ナトリウム 0.5重量部 ロ トリグリセリンジイソステアレート 5 重量部 ハ 軽質イソパラフィン 15 重量部 流動パラフィン 5 重量部 カルナウバワックス 3 重量部 ニ 水 43.1重量部 ホ 粉体(二酸化チタン、酸化鉄、タルク) 15 重量部 [内訳] 二酸化チタン 5 重量部 タイペークTTO−F−6 5 重量部 酸化亜鉛 2 重量部 ベンガラ 0.1重量部 黄色酸化鉄 0.4重量部
【0018】<実施例10>下記に示す処方に従って、
本発明の化粧料である、ファンデーションを作成した。
ファンデーションは、イ、ロ、ハ、ニをそれぞれ80℃
に加熱し、イとロを良く混練りし、ハを加えて希釈し、
これにホを分散させた後、ニを徐々に加えて乳化し、攪
拌冷却して作成した。このものの粉体を全てタルクに替
えた比較例7、水に替えた対照例7も作成し、実施例1
〜4と同様に美白作用を比較した。結果は本発明の化粧
料が++であるのに対し、比較例は−であった。これよ
り、本発明の化粧料が美白作用を効果的に発揮している
ことがわかる。又、このことより、本発明のメークアッ
プ化粧料を使用すると、シミなどの色素異常をカバーし
ながら改善しうると言う、著しく優れた作用があること
もわかる。更に、メークアップ化粧料に於いては、美白
作用を高める作用がことのほかに優れているので、本発
明の化粧料はメークアップ化粧料に適用するのが好適で
あることがわかる。 イ 70%マルチトール水溶液 5 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 グリセリン 3 重量部 メチルパラベン 0.3重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 イソフェルラ酸ナトリウム 0.5重量部 ロ トリグリセリンジイソステアレート 5 重量部 ハ 軽質イソパラフィン 15 重量部 流動パラフィン 5 重量部 カルナウバワックス 3 重量部 ニ 水 43.1重量部 ホ 粉体(二酸化チタン、酸化鉄、タルク) 15 重量部 [内訳] 二酸化チタン 5 重量部 タイペークTTO−F−1 5 重量部 酸化亜鉛 2 重量部 ベンガラ 0.1重量部 黄色酸化鉄 0.4重量部
【0019】<実施例11>以下に示す処方に従って、
本発明の化粧料である、パウダーファンデーションを作
成した。即ち、処方成分イをヘンシェルミサーで混合
し、0.9mm丸穴スクリーンを装着したパルベライザ
ーで粉砕し、ヘンシェルミキサーで混合しながら処方成
分ロを滴下コーティングし、1mmヘリングボーンスク
リーンを装着したパルベライザーで仕上げ粉砕し、金皿
に充填し加圧成形してパウダーファンデーションを得
た。このものの粉体を全てシリコーン処理タルクに置換
した対照例8を作成し、実施例1〜4と同様に美白効果
を比較したところ、++の評価であった。隠蔽性粉体の
表面を処理しても本発明の効果に差し障りのないことが
明らかである。 イ シリコーン処理微粒子二酸化チタン 10 重量部 ステアリン酸亜鉛処理微粒子二酸化チタン 5 重量部 パーフルオロ処理タイペークTTO−F−1 10 重量部 シリコーン処理10%酸化鉄焼き付け酸化亜鉛 10 重量部 シリコーン処理黄色酸化鉄 5 重量部 シリコーン処理ベンガラ 1 重量部 シリコーン処理虹彩箔 3 重量部 シリコーン処理チタンマイカ 1 重量部 シリコーン処理セリサイト 20 重量部 シリコーン処理マイカ 14 重量部 アルブチン 1 重量部 ロ オレイン酸オクチルドデシル 10 重量部 ジメチコン 5 重量部 環状シリコーン 4 重量部 シリコーンエラストマー 1 重量部
【0020】<実施例12>下記に示す処方に従って、
スポッツカバーを作成した。即ち、処方成分イを良く混
合し、予め90℃で加熱溶解させておいた処方成分ロに
加え、良く混合した後、ホットロールにかけ、加熱再溶
解させて、金型に流し込み冷却させて取り出し、スポッ
ツカバーを得た。このものを大きなシミのある人に2カ
月間使用してもらったところ、シミは殆ど消失している
にもかかわらず、この様なシミを改善する際に時折見ら
れる、白斑は全く認められなかった。これより、本発明
の化粧料はスポッツカバーに大変好適であることがわか
る。 イ 二酸化チタン 25 重量部 ベンガラ 2 重量部 黄色酸化鉄 5 重量部 紺青 1 重量部 酸化鉄焼き付け二酸化チタン 6 重量部 アスコルビン酸グルコシド 1 重量部 ロ モクロウ 10 重量部 マイクロクリスタリンワックス 3 重量部 カルナウバワックス 7 重量部 キャンデリラワックス 5 重量部 ポリエチレン 2 重量部 ミツロウ 3 重量部 ヒマシ油 10 重量部 スクワラン 19 重量部 ソルビタンモノオレート 1 重量部
【0021】<実施例13>下記に示す処方に従って、
スポッツカバーを作成した。即ち、処方成分イを良く混
合し、予め90℃で加熱溶解させておいた処方成分ロに
加え、良く混合した後、ホットロールにかけ、加熱再溶
解させて、金型に流し込み冷却させて取り出し、スポッ
ツカバーを得た。このものを大きなシミのある人に2カ
月間使用してもらったところ、シミは殆ど消失している
にもかかわらず、この様なシミを改善する際に時折見ら
れる、白斑は全く認められなかった。これより、本発明
の化粧料はスポッツカバーに大変好適であることがわか
る。 イ 二酸化チタン 25 重量部 ベンガラ 2 重量部 黄色酸化鉄 5 重量部 紺青 1 重量部 酸化鉄焼き付け二酸化チタン 6 重量部 フェルラ酸 1 重量部 ロ モクロウ 10 重量部 マイクロクリスタリンワックス 3 重量部 カルナウバワックス 7 重量部 キャンデリラワックス 5 重量部 ポリエチレン 2 重量部 ミツロウ 3 重量部 ヒマシ油 10 重量部 スクワラン 19 重量部 ソルビタンモノオレート 1 重量部
【0022】<実施例14>下記に示す処方に従って、
スポッツカバーを作成した。即ち、処方成分イを良く混
合し、予め90℃で加熱溶解させておいた処方成分ロに
加え、良く混合した後、ホットロールにかけ、加熱再溶
解させて、金型に流し込み冷却させて取り出し、スポッ
ツカバーを得た。このものを大きなシミのある人に2カ
月間使用してもらったところ、シミは殆ど消失している
にもかかわらず、この様なシミを改善する際に時折見ら
れる、白斑は全く認められなかった。これより、本発明
の化粧料はスポッツカバーに大変好適であることがわか
る。 イ 二酸化チタン 25 重量部 ベンガラ 2 重量部 黄色酸化鉄 5 重量部 紺青 1 重量部 酸化鉄焼き付け二酸化チタン 6 重量部 ハイドロキノンマルトシド 1 重量部 ロ モクロウ 10 重量部 マイクロクリスタリンワックス 3 重量部 カルナウバワックス 7 重量部 キャンデリラワックス 5 重量部 ポリエチレン 2 重量部 ミツロウ 3 重量部 ヒマシ油 10 重量部 スクワラン 19 重量部 ソルビタンモノオレート 1 重量部
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、従来の美白剤を使用し
つつも、その効果を更に改善した化粧料を提供すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB211 AB212 AB232 AB241 AB242 AB432 AB442 AC022 AC122 AC132 AC182 AC352 AC422 AC442 AC471 AC472 AC621 AC812 AC842 AD022 AD092 AD152 AD162 AD172 AD391 AD392 AD641 AD642 BB21 CC07 CC11 CC12 CC19 DD17 DD21 DD23 EE16 FF05 FF06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隠蔽性粉体から選ばれる1種乃至は2種
    以上と美白剤とを含有する化粧料。
  2. 【請求項2】 隠蔽性粉体の少なくとも1種が、二酸化
    チタン又は酸化亜鉛を50%以上含有する粉体であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 美白剤が、アスコルビン酸及びその誘導
    体、ハイドロキノンの配糖体及びその誘導体、フェノー
    ル性水酸基を有する炭素数6〜12の芳香族化合物、ト
    ラネキサム酸及びその誘導体から選ばれる1種乃至は2
    種以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載
    の化粧料。
  4. 【請求項4】 二酸化チタン又は酸化亜鉛を50%以上
    含有する粉体が、ドープ型粉体であることを特徴とす
    る、請求項1〜3の何れか一項に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 美白用のメークアップ化粧料であること
    を特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の化粧
    料。
  6. 【請求項6】 二酸化チタン又は酸化亜鉛を50%以上
    含有する粉体とアスコルビン酸及びその誘導体、ハイド
    ロキノンの配糖体及びその誘導体、フェノール性水酸基
    を有する炭素数6〜12の芳香族化合物、トラネキサム
    酸及びその誘導体から選ばれる1種乃至は2種以上とを
    含有することを特徴とする、化粧料。
  7. 【請求項7】 二酸化チタン又は酸化亜鉛を50%以上
    含有する粉体が、ドープ型粉体であることを特徴とす
    る、請求項6に記載の化粧料。
  8. 【請求項8】 美白用のメークアップ化粧料であること
    を特徴とする、請求項6又は7に記載の化粧料。
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