JP2000159438A - 残糸紙管の処理方法並びにその装置 - Google Patents
残糸紙管の処理方法並びにその装置Info
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- JP2000159438A JP2000159438A JP10352191A JP35219198A JP2000159438A JP 2000159438 A JP2000159438 A JP 2000159438A JP 10352191 A JP10352191 A JP 10352191A JP 35219198 A JP35219198 A JP 35219198A JP 2000159438 A JP2000159438 A JP 2000159438A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 通常ワインダーを利用し、また、通常ワイン
ダーへの残糸紙管の供給も完全自動化する。 【解決手段】 通常ワインダーユニットにおける実ボビ
ン供給側のコンベアと空ボビン排出側のコンベアとに、
紙管専用ボビン又は紙管トレー用リングを装着した通常
ボビンに支持させた紙管3を標準トレー4により搬送さ
せる紙管処理用コンベア1,2を接続し、紙管処理用コ
ンベアの中間部に、残糸紙管と空紙管とのストック部を
形成して複数の残糸紙管をストックするようにしてお
き、ストック部にストックされている残糸紙管を1個ず
つ標準トレー4に搬送されるボビン5に装着して処理用
コンベア1からワインダーユニットのボビン供給側のコ
ンベアに向け送出させると共に、ワインダーユニットで
残糸が捲き取られた空紙管をワインダーユニットのボビ
ン排出側コンベアの標準トレーに支持させ紙管処理用コ
ンベア2を経由して空紙管のストック部に搬送する。
ダーへの残糸紙管の供給も完全自動化する。 【解決手段】 通常ワインダーユニットにおける実ボビ
ン供給側のコンベアと空ボビン排出側のコンベアとに、
紙管専用ボビン又は紙管トレー用リングを装着した通常
ボビンに支持させた紙管3を標準トレー4により搬送さ
せる紙管処理用コンベア1,2を接続し、紙管処理用コ
ンベアの中間部に、残糸紙管と空紙管とのストック部を
形成して複数の残糸紙管をストックするようにしてお
き、ストック部にストックされている残糸紙管を1個ず
つ標準トレー4に搬送されるボビン5に装着して処理用
コンベア1からワインダーユニットのボビン供給側のコ
ンベアに向け送出させると共に、ワインダーユニットで
残糸が捲き取られた空紙管をワインダーユニットのボビ
ン排出側コンベアの標準トレーに支持させ紙管処理用コ
ンベア2を経由して空紙管のストック部に搬送する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紡績のダブラー
(合撚糸機)工程や、織布のワーパー(整能機)工程か
ら発生するコーン紙管の残糸を、ペッグトレーを利用し
たワインダーにより、自動的に捲き取るように形成した
省力型、及び、省スペース型の残糸紙管処理方法並びに
その装置に関するものである。
(合撚糸機)工程や、織布のワーパー(整能機)工程か
ら発生するコーン紙管の残糸を、ペッグトレーを利用し
たワインダーにより、自動的に捲き取るように形成した
省力型、及び、省スペース型の残糸紙管処理方法並びに
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ダブラー工程やワーパー工程にお
いて大量に発生する残糸紙管は、残糸処理専用のワイン
ダーを設置し、人手により残糸紙管の処理を行ってい
る。この残糸紙管処理の専用ワインダーは、手動補給す
るマガジン管の大きさに起因して標準ワインダーに比べ
長手方向の設置スペースが倍近く大きくなるため、スペ
ース効率に問題があった。また、残糸紙管が少量にしか
発生しないダブラー工程やワーパー工程の場合には、発
生した残糸紙管を人手によって通常ワインダーに掛けて
捲き取ったり、簡易な処理機に掛けて残糸を剥ぎ取ると
いう処分を行っているため省力的でない面も多い。
いて大量に発生する残糸紙管は、残糸処理専用のワイン
ダーを設置し、人手により残糸紙管の処理を行ってい
る。この残糸紙管処理の専用ワインダーは、手動補給す
るマガジン管の大きさに起因して標準ワインダーに比べ
長手方向の設置スペースが倍近く大きくなるため、スペ
ース効率に問題があった。また、残糸紙管が少量にしか
発生しないダブラー工程やワーパー工程の場合には、発
生した残糸紙管を人手によって通常ワインダーに掛けて
捲き取ったり、簡易な処理機に掛けて残糸を剥ぎ取ると
いう処分を行っているため省力的でない面も多い。
【0003】しかし、従来技術では残糸紙管処理の専用
ワインダーにより処理するにしても、人手を必須とする
タイプしかないので、完全自動処理型ではなく、従っ
て、省力性に欠ける憾があるのみならず、処理専用ワイ
ンダーは、上記したように通常ワインダーに比べ長手方
向の設置スペースが倍近くもなるのでスペース効率的に
も望ましいものではなく、また、処理専用ワインダーの
設備価格も相当高額に付くという難点があった。
ワインダーにより処理するにしても、人手を必須とする
タイプしかないので、完全自動処理型ではなく、従っ
て、省力性に欠ける憾があるのみならず、処理専用ワイ
ンダーは、上記したように通常ワインダーに比べ長手方
向の設置スペースが倍近くもなるのでスペース効率的に
も望ましいものではなく、また、処理専用ワインダーの
設備価格も相当高額に付くという難点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
処理専用ワインダーを使用せずに通常ワインダーを有効
に利用し、また、通常ワインダーへの残糸紙管の供給も
人手を要することなく完全自動化した残糸紙管の処理方
法とこの方法を実行する装置を提供することを、その課
題とするものである。
処理専用ワインダーを使用せずに通常ワインダーを有効
に利用し、また、通常ワインダーへの残糸紙管の供給も
人手を要することなく完全自動化した残糸紙管の処理方
法とこの方法を実行する装置を提供することを、その課
題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明残糸紙管処理方法の構成
は、通常ワインダーユニットにおける実ボビン供給側の
コンベアと空ボビン排出側のコンベアとに、紙管専用ボ
ビン又は紙管トレー用リングを装着した通常ボビンに支
持させた紙管を標準トレーにより搬送させる紙管処理用
コンベアを接続し、前記ワインダーユニットのボビン供
給側と排出側に接続された前記紙管処理用コンベアの中
間部に、残糸紙管と空紙管とのストック部を形成して複
数の残糸紙管をストックするようにしておき、該ストッ
ク部においてそこにストックされている残糸紙管を1個
ずつ前記標準トレーに搬送されるボビンに装着して前記
処理用コンベアから前記ワインダーユニットのボビン供
給側のコンベアに向け送出させると共に、前記ワインダ
ーユニットにおいて残糸が捲き取られた空紙管をこのワ
インダーユニットのボビン排出側コンベアの標準トレー
に支持させ前記紙管処理用コンベアを経由して空紙管の
ストック部に搬送することを特徴とするものである。
を目的としてなされた本発明残糸紙管処理方法の構成
は、通常ワインダーユニットにおける実ボビン供給側の
コンベアと空ボビン排出側のコンベアとに、紙管専用ボ
ビン又は紙管トレー用リングを装着した通常ボビンに支
持させた紙管を標準トレーにより搬送させる紙管処理用
コンベアを接続し、前記ワインダーユニットのボビン供
給側と排出側に接続された前記紙管処理用コンベアの中
間部に、残糸紙管と空紙管とのストック部を形成して複
数の残糸紙管をストックするようにしておき、該ストッ
ク部においてそこにストックされている残糸紙管を1個
ずつ前記標準トレーに搬送されるボビンに装着して前記
処理用コンベアから前記ワインダーユニットのボビン供
給側のコンベアに向け送出させると共に、前記ワインダ
ーユニットにおいて残糸が捲き取られた空紙管をこのワ
インダーユニットのボビン排出側コンベアの標準トレー
に支持させ前記紙管処理用コンベアを経由して空紙管の
ストック部に搬送することを特徴とするものである。
【0006】また、上記残糸紙管の自動処理装置の構成
は、(a) 通常ワインダーユニットの実ボビン供給用の
コンベアと空ボビン排出用のコンベアとに、紙管処理用
コンベアを接続すると共に、当該紙管処理用コンベアの
中間部に、残糸紙管処理ユニットを前記ワインダーユニ
ットの側端部乃至はその近傍において挿入設置するこ
と、(b) 前記ワインダーユニット内のコンベアに搬送
される通常ワインダー用の標準トレーに装着された通常
ボビンに、処理すべき紙管を装着するためのアタッチメ
ントリングを装着すること、(c) 前記残糸紙管処理ユ
ニットは、ワインダーユニットに結合された前記紙管処
理用コンベアの中間部位に、前記トレーの少なくとも4
個以上を環状に並べて嵌入保持する切欠状空所を形成し
た間欠回転自在のトレーターレットと、該ターレットと
同軸上の上方に、残糸紙管と空紙管を合せて少なくとも
4個以上を環状に並べて保持するためのマガジン筒を有
し、かつ、前記トレーターレットと同期回転するマガジ
ンターレットと、前記トレーターレットにおける互いに
隣接した3箇所の切欠状空所の夫々に対応して紙管処理
用コンベアにより搬送されて来る空紙管を前記マガジン
筒に持上げて排出する空紙管排出機構,前記マガジン筒
に保管されている残糸紙管を1個ずつ降下させてトレー
ターレットに供給する残糸紙管供給機構,ターレットの
回転により搬送されて来る残糸紙管の糸の口出し天穴挿
入機構とを設けて成る残糸紙管の処理部とを具備するこ
とにより、(d) 前記筒状マガジンにセットされている
複数の残糸紙管を、1個ずつトレーターレットに保持さ
れた空ボビンに架装し、各紙管の残糸の口出しをして夫
々の天穴に挿入してから、紙管処理用コンベアを経由し
て前記ワインダーユニットの実ボビン供給コンベアに自
動的に供給するようにしたことを特徴とするものであ
る。
は、(a) 通常ワインダーユニットの実ボビン供給用の
コンベアと空ボビン排出用のコンベアとに、紙管処理用
コンベアを接続すると共に、当該紙管処理用コンベアの
中間部に、残糸紙管処理ユニットを前記ワインダーユニ
ットの側端部乃至はその近傍において挿入設置するこ
と、(b) 前記ワインダーユニット内のコンベアに搬送
される通常ワインダー用の標準トレーに装着された通常
ボビンに、処理すべき紙管を装着するためのアタッチメ
ントリングを装着すること、(c) 前記残糸紙管処理ユ
ニットは、ワインダーユニットに結合された前記紙管処
理用コンベアの中間部位に、前記トレーの少なくとも4
個以上を環状に並べて嵌入保持する切欠状空所を形成し
た間欠回転自在のトレーターレットと、該ターレットと
同軸上の上方に、残糸紙管と空紙管を合せて少なくとも
4個以上を環状に並べて保持するためのマガジン筒を有
し、かつ、前記トレーターレットと同期回転するマガジ
ンターレットと、前記トレーターレットにおける互いに
隣接した3箇所の切欠状空所の夫々に対応して紙管処理
用コンベアにより搬送されて来る空紙管を前記マガジン
筒に持上げて排出する空紙管排出機構,前記マガジン筒
に保管されている残糸紙管を1個ずつ降下させてトレー
ターレットに供給する残糸紙管供給機構,ターレットの
回転により搬送されて来る残糸紙管の糸の口出し天穴挿
入機構とを設けて成る残糸紙管の処理部とを具備するこ
とにより、(d) 前記筒状マガジンにセットされている
複数の残糸紙管を、1個ずつトレーターレットに保持さ
れた空ボビンに架装し、各紙管の残糸の口出しをして夫
々の天穴に挿入してから、紙管処理用コンベアを経由し
て前記ワインダーユニットの実ボビン供給コンベアに自
動的に供給するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態につい
て、図に拠り説明する。図1は本発明装置を適用した通
常ワインダーユニットの平面図、図2は本発明装置に使
用する標準トレー,ボビン,紙管,装着リングの関係を
示す正面図、図3は本発明装置の全体の構成を略示した
斜視図、図4はトレーターレットと紙管処理用コンベア
の関係を示す平面図、図5は本発明装置におけるマガジ
ンターレットとトレーターレットの関連構造の要部の一
例を示す斜視図、図6はトレーターレットに付設された
空紙管リフターの斜視図、図7はバケットターレットに
おいて空紙管を集積収容するマガジン管の構造を示す正
断面図、図8は図7のマガジン管の下に配設されたスト
ッパシャッタAの平面図、図9は図6における空紙管リ
フターにおける空紙管掴み具の平面図、図10は図9の掴
み具が空紙管を掴んだ状態の平面図、図11は図10の掴み
具の正面図、図12は残糸紙管の供給エレベータの斜視
図、図13はマガジンターレットにおける残糸紙管を収容
したマガジン管の構造を示す正断面図、図14は図13のマ
ガジン管の下に配設されたストッパシャッタBの斜視
図、図15は図14のストッパシャッタBの平面図、図16は
図12のエレベータにおける残糸紙管の掴み具の平面図、
図17は図16におけるX−X矢視断面図、図18は残糸紙管
のマガジン管の下に配置されたストッパシャッタBの動
作順序を略示した断面図、図19は口出し天穴挿入部全体
の構成を示す正面図、図20は図19のY−Y矢視断面図、
図21は図19の口出し天穴挿入部における天穴ガイド機構
の拡大斜視図、図22は図19の口出し天穴挿入部における
トレー回転機構の斜視図、図23は図22におけるトレー受
け機構の平面図である。
て、図に拠り説明する。図1は本発明装置を適用した通
常ワインダーユニットの平面図、図2は本発明装置に使
用する標準トレー,ボビン,紙管,装着リングの関係を
示す正面図、図3は本発明装置の全体の構成を略示した
斜視図、図4はトレーターレットと紙管処理用コンベア
の関係を示す平面図、図5は本発明装置におけるマガジ
ンターレットとトレーターレットの関連構造の要部の一
例を示す斜視図、図6はトレーターレットに付設された
空紙管リフターの斜視図、図7はバケットターレットに
おいて空紙管を集積収容するマガジン管の構造を示す正
断面図、図8は図7のマガジン管の下に配設されたスト
ッパシャッタAの平面図、図9は図6における空紙管リ
フターにおける空紙管掴み具の平面図、図10は図9の掴
み具が空紙管を掴んだ状態の平面図、図11は図10の掴み
具の正面図、図12は残糸紙管の供給エレベータの斜視
図、図13はマガジンターレットにおける残糸紙管を収容
したマガジン管の構造を示す正断面図、図14は図13のマ
ガジン管の下に配設されたストッパシャッタBの斜視
図、図15は図14のストッパシャッタBの平面図、図16は
図12のエレベータにおける残糸紙管の掴み具の平面図、
図17は図16におけるX−X矢視断面図、図18は残糸紙管
のマガジン管の下に配置されたストッパシャッタBの動
作順序を略示した断面図、図19は口出し天穴挿入部全体
の構成を示す正面図、図20は図19のY−Y矢視断面図、
図21は図19の口出し天穴挿入部における天穴ガイド機構
の拡大斜視図、図22は図19の口出し天穴挿入部における
トレー回転機構の斜視図、図23は図22におけるトレー受
け機構の平面図である。
【0008】図1は通常ワインダーにおけるブロアー側
を表した平面図で、多数のワインダーwを列設したワイ
ンダーユニットWuとブロアーBuを具備しており、上記ワ
インダーユニットWuに対しては捲き取るべき実糸管を供
給するための供給側コンベアCv1と、糸がワインダーに
より捲き取られた空糸管の排出側コンベアCv2とが配設
されている。
を表した平面図で、多数のワインダーwを列設したワイ
ンダーユニットWuとブロアーBuを具備しており、上記ワ
インダーユニットWuに対しては捲き取るべき実糸管を供
給するための供給側コンベアCv1と、糸がワインダーに
より捲き取られた空糸管の排出側コンベアCv2とが配設
されている。
【0009】本発明は、前記構成を具備した通常ワイン
ダーユニットWuに対し、前記ブロアーBuの脇乃至はその
近傍に本発明処理装置DRを配置すると共に、この処理装
置DRと前記両コンベアCv1とCv2の間に、残糸紙管をワイ
ンダーユニットWuに供給するための紙管処理用コンベア
1とワインダーユニットWuにおいて残糸が捲き取られて
空になった紙管を前記装置DRへ戻すための紙管処理用コ
ンベア2とを付設することにより、本発明方法を実施す
るための装置を構成したものである。なお、前記コンベ
ア1,2は、実際上は、1本の連続したコンベアである
が、本発明処理装置DRの前,後において上記のように呼
び分けた。
ダーユニットWuに対し、前記ブロアーBuの脇乃至はその
近傍に本発明処理装置DRを配置すると共に、この処理装
置DRと前記両コンベアCv1とCv2の間に、残糸紙管をワイ
ンダーユニットWuに供給するための紙管処理用コンベア
1とワインダーユニットWuにおいて残糸が捲き取られて
空になった紙管を前記装置DRへ戻すための紙管処理用コ
ンベア2とを付設することにより、本発明方法を実施す
るための装置を構成したものである。なお、前記コンベ
ア1,2は、実際上は、1本の連続したコンベアである
が、本発明処理装置DRの前,後において上記のように呼
び分けた。
【0010】図2は、本発明処理方法並びに処理装置DR
による処理対象である紙管3を、標準トレー4に装着で
きるボビン5に支持させるため、該ボビン5に紙管3の
装着用リング51をアタッチメントとして取付けた状態を
示す正面図で、本発明ではこのリング51を使用すること
により、通常ワインダーユニットWuについて供給,排出
される標準トレー4とボビン5とを用いることができる
ようにしたものである。即ち、本発明では、上記構成を
具備した標準トレー4によって紙管3を搬送できるよう
にしたので、通常ワインダーwによって、その紙管3の
残糸を捲き取ることが可能になり、また、紙管処理用の
前記コンベア1,2も標準コンベアを使用することによ
り紙管3を処理するための搬送を可能にしたのである。
による処理対象である紙管3を、標準トレー4に装着で
きるボビン5に支持させるため、該ボビン5に紙管3の
装着用リング51をアタッチメントとして取付けた状態を
示す正面図で、本発明ではこのリング51を使用すること
により、通常ワインダーユニットWuについて供給,排出
される標準トレー4とボビン5とを用いることができる
ようにしたものである。即ち、本発明では、上記構成を
具備した標準トレー4によって紙管3を搬送できるよう
にしたので、通常ワインダーwによって、その紙管3の
残糸を捲き取ることが可能になり、また、紙管処理用の
前記コンベア1,2も標準コンベアを使用することによ
り紙管3を処理するための搬送を可能にしたのである。
【0011】本発明処理装置DRは、一例として図3の形
態を採るので、以下に図3〜図23により、本発明処理装
置DRについて説明する。
態を採るので、以下に図3〜図23により、本発明処理装
置DRについて説明する。
【0012】図3〜図5において、本発明処理装置DR
は、まず、上記コンベア1と2の間において、ベースフ
レーム6と上部フレーム7に、それぞれに共軸8を介し
て夫々に架装されたトレーターレット9と紙管3を保持
する複数のマガジン管11を環状に並べて設け糸管ストッ
ク部となるマガジンターレット10を具備して形成され
る。この実施例においては、2つのターレット9,10が
夫々のターレット回転用モータ12,13によって、互いに
逆方向に回転するように形成されている。これらのモー
タ12,13は、上部フレーム7において、マガジンターレ
ット10の回転と干渉しないように配置される。トレータ
ーレット9は、図4,図5に示すように、その外周上に
トレー4を保持するための円弧状の切欠9aが等ピッチで
複数個(図の例では8個)形成されていると共に、その
外周の外側に、半円状のトレーガイド板14a,14bがベー
スフレーム6に支持して設けられている。このガイド板
14aと14bは、前記ターレット9の下に配置されるコンベ
ア1,2に沿った直径上において、トレー4が切欠9aに
入り、また、切欠9aから出て行くための隙間14c,14dを
形成するように配置される。
は、まず、上記コンベア1と2の間において、ベースフ
レーム6と上部フレーム7に、それぞれに共軸8を介し
て夫々に架装されたトレーターレット9と紙管3を保持
する複数のマガジン管11を環状に並べて設け糸管ストッ
ク部となるマガジンターレット10を具備して形成され
る。この実施例においては、2つのターレット9,10が
夫々のターレット回転用モータ12,13によって、互いに
逆方向に回転するように形成されている。これらのモー
タ12,13は、上部フレーム7において、マガジンターレ
ット10の回転と干渉しないように配置される。トレータ
ーレット9は、図4,図5に示すように、その外周上に
トレー4を保持するための円弧状の切欠9aが等ピッチで
複数個(図の例では8個)形成されていると共に、その
外周の外側に、半円状のトレーガイド板14a,14bがベー
スフレーム6に支持して設けられている。このガイド板
14aと14bは、前記ターレット9の下に配置されるコンベ
ア1,2に沿った直径上において、トレー4が切欠9aに
入り、また、切欠9aから出て行くための隙間14c,14dを
形成するように配置される。
【0013】上記のトレーターレット9における隙間14
c,14dは、処理用コンベア1,2に搬送されるトレー4
を切欠9aに導入、又は、切欠9aから排出するための通路
であるから、図1のワインダーユニットWuに沿って配置
された紙管処理用のコンベア1は隙間14dの側に、同じ
くコンベア2は隙間14cの側に位置している。
c,14dは、処理用コンベア1,2に搬送されるトレー4
を切欠9aに導入、又は、切欠9aから排出するための通路
であるから、図1のワインダーユニットWuに沿って配置
された紙管処理用のコンベア1は隙間14dの側に、同じ
くコンベア2は隙間14cの側に位置している。
【0014】トレーターレット9には、図4に略示する
ように、8個の切欠9aが等間隔で形成されているが、こ
れら8個の切欠9aのうち、ターレット9における図4の
下側に位置した3個の切欠9aの対応位置には、後に説明
する紙管3の残空判別センサー15を手前側(図4のター
レット9の下側)に配備すると共に、コンベア2を搬送
されて来る空紙管をマガジンターレット10のマガジン管
11に上昇させて排出する空紙管排出機構16と、マガジン
ターレット10のマガジン管11に保持されている残糸紙管
3をトレーターレット9の切欠9aに保持されたトレー4
のボビン5に降下させて供給する残糸紙管3の供給機構
17と、供給された残糸紙管3の糸fを口出しして天穴に
挿入する口出し天穴挿入機構18とが、順に並んで配設さ
れている。上記の各機構16,17,18の構成について、図
6〜図23を参照しつつ以下に説明する。
ように、8個の切欠9aが等間隔で形成されているが、こ
れら8個の切欠9aのうち、ターレット9における図4の
下側に位置した3個の切欠9aの対応位置には、後に説明
する紙管3の残空判別センサー15を手前側(図4のター
レット9の下側)に配備すると共に、コンベア2を搬送
されて来る空紙管をマガジンターレット10のマガジン管
11に上昇させて排出する空紙管排出機構16と、マガジン
ターレット10のマガジン管11に保持されている残糸紙管
3をトレーターレット9の切欠9aに保持されたトレー4
のボビン5に降下させて供給する残糸紙管3の供給機構
17と、供給された残糸紙管3の糸fを口出しして天穴に
挿入する口出し天穴挿入機構18とが、順に並んで配設さ
れている。上記の各機構16,17,18の構成について、図
6〜図23を参照しつつ以下に説明する。
【0015】まず、空紙管排出機構16の構成について、
図6〜図11により説明する。紙管処理用コンベア2によ
りトレーターレット9に向けて搬送され、ターレット9
におけるガイド板14a,14bが形成する隙間14cを紙管3
が通過するとき、その紙管3がワインダーwで残糸を捲
き取られてしまっているか否かを、残空判別センサー15
が判別し、捲き取られて空の紙管3となっていると、そ
の旨の信号を出して、空紙管排出機構16を作動させ、残
糸があればセンサー15のその旨の出力により前記排出機
構16は作動されず、ターレット9が1ステップ回転す
る。
図6〜図11により説明する。紙管処理用コンベア2によ
りトレーターレット9に向けて搬送され、ターレット9
におけるガイド板14a,14bが形成する隙間14cを紙管3
が通過するとき、その紙管3がワインダーwで残糸を捲
き取られてしまっているか否かを、残空判別センサー15
が判別し、捲き取られて空の紙管3となっていると、そ
の旨の信号を出して、空紙管排出機構16を作動させ、残
糸があればセンサー15のその旨の出力により前記排出機
構16は作動されず、ターレット9が1ステップ回転す
る。
【0016】空紙管3の排出機構は、ターレット9の切
欠9aに入っている空紙管3を掴むキャッチングフィンガ
ー16Aを具備したリフター16Bと、マガジン管11の直下に
おいて上部フレーム7に配置されたストッパシャッタ16
Cにより構成されている。上記リフター16Bは、ここでは
ロッドレスシリンダを用いているが、リフター16Bの昇
降機構は前記シリンダに限られるものではない。
欠9aに入っている空紙管3を掴むキャッチングフィンガ
ー16Aを具備したリフター16Bと、マガジン管11の直下に
おいて上部フレーム7に配置されたストッパシャッタ16
Cにより構成されている。上記リフター16Bは、ここでは
ロッドレスシリンダを用いているが、リフター16Bの昇
降機構は前記シリンダに限られるものではない。
【0017】キャッチングフィンガー16Aは、図9〜図1
1に例示するように、前方へスライド可能に設けたスラ
イドブロック16aとこのブロック16aに後端を枢着16bし
たカニのハサミ状をなす2本のキャッチ部材16c,16c
と、前記ブロック16aをスライド可能に保持したブロッ
ク16dと、このブロック16dに取付けられていて前記2本
のキャッチ部材16c,16cをその閉じバネ16eに抗して開
くため設けられた2個の当りローラ16fを具備した開閉
プレート16gとから形成され、前記リフター16Bも取付け
られている取付けブラケット16hに架装されている。
1に例示するように、前方へスライド可能に設けたスラ
イドブロック16aとこのブロック16aに後端を枢着16bし
たカニのハサミ状をなす2本のキャッチ部材16c,16c
と、前記ブロック16aをスライド可能に保持したブロッ
ク16dと、このブロック16dに取付けられていて前記2本
のキャッチ部材16c,16cをその閉じバネ16eに抗して開
くため設けられた2個の当りローラ16fを具備した開閉
プレート16gとから形成され、前記リフター16Bも取付け
られている取付けブラケット16hに架装されている。
【0018】図9の状態は、スライドブロック16aが後
退した原点位置にあってキャッチ部材16c,16cは空紙管
3の手前側において閉じた状態を示しており、図10は、
前記スライドブロック16aが進出させられることによっ
て、キャッチ部材16c,16cの内周側の形状とこの内周側
にバネ16eの力により押付けられる当りローラ16f,16f
が作用して、キャッチ部材16c,16cを開きつつ、空紙管
3を挟む位置に達した後、このキャッチ部材16c,16cを
少し閉じることにより、この空紙管3を掴む状態を示し
ている。ここで、スライドブロック16aと固定されたベ
ースブロック16dは、ロッドレスシリンダを利用して形
成されている。
退した原点位置にあってキャッチ部材16c,16cは空紙管
3の手前側において閉じた状態を示しており、図10は、
前記スライドブロック16aが進出させられることによっ
て、キャッチ部材16c,16cの内周側の形状とこの内周側
にバネ16eの力により押付けられる当りローラ16f,16f
が作用して、キャッチ部材16c,16cを開きつつ、空紙管
3を挟む位置に達した後、このキャッチ部材16c,16cを
少し閉じることにより、この空紙管3を掴む状態を示し
ている。ここで、スライドブロック16aと固定されたベ
ースブロック16dは、ロッドレスシリンダを利用して形
成されている。
【0019】上記のようにして空紙管3がキャッチ部材
16c,16cに掴み保持されると、このフィンガー16Aはブ
ラケット16hを介してロッドレスシリンダによるリフタ
ー16Bの作用で上部フレーム7への側へ上昇させられ
る。マガジンターレット10の上で空紙管3を保持してい
るマガジン管11には、図7,図8の示すように、保持す
る紙管3が上昇フレーム7の穴7aから脱落しないように
ストッパシャッタ16Cが設けられている。
16c,16cに掴み保持されると、このフィンガー16Aはブ
ラケット16hを介してロッドレスシリンダによるリフタ
ー16Bの作用で上部フレーム7への側へ上昇させられ
る。マガジンターレット10の上で空紙管3を保持してい
るマガジン管11には、図7,図8の示すように、保持す
る紙管3が上昇フレーム7の穴7aから脱落しないように
ストッパシャッタ16Cが設けられている。
【0020】ストッパシャッタ16Cは、それぞれ後端を
フレーム7に枢着16iした2本の爪状部材16j,16jを主
体に形成され、閉じバネ16kにより常時閉じ側の姿勢に
ある。そして、爪上部材16jの下面にハの字状に開いた
姿勢でシャッタ開ガイド板16mが設けられており、キャ
ッチ部材16cに掴まれリフター16Bにより上昇して来る空
紙管3とキャッチ部材16cが前記ガイド板16mに当接し、
この板16mをバネ16kの力に抗して左,右に押し広げるこ
とによって、空紙管3を、マガジン筒11内の空紙管3の
下に重ねるように作動する。このストッパシャッタ16C
はキャッチングフィンガー16Aのキャッチ部材16cが後退
して紙管3の把持を解き、バネ16kの力により元のよう
に閉じられ、リフター16Bによって降下すると、マガジ
ン管11の内部の空紙管3を穴7aから落下させないシャッ
タの役割をする。図6のキャッチングフィンガー16A
は、上記動作を、リフター下端を原点として図6に矢印
(a)〜(d)で示す時計回り方向のサイクルで行う。
フレーム7に枢着16iした2本の爪状部材16j,16jを主
体に形成され、閉じバネ16kにより常時閉じ側の姿勢に
ある。そして、爪上部材16jの下面にハの字状に開いた
姿勢でシャッタ開ガイド板16mが設けられており、キャ
ッチ部材16cに掴まれリフター16Bにより上昇して来る空
紙管3とキャッチ部材16cが前記ガイド板16mに当接し、
この板16mをバネ16kの力に抗して左,右に押し広げるこ
とによって、空紙管3を、マガジン筒11内の空紙管3の
下に重ねるように作動する。このストッパシャッタ16C
はキャッチングフィンガー16Aのキャッチ部材16cが後退
して紙管3の把持を解き、バネ16kの力により元のよう
に閉じられ、リフター16Bによって降下すると、マガジ
ン管11の内部の空紙管3を穴7aから落下させないシャッ
タの役割をする。図6のキャッチングフィンガー16A
は、上記動作を、リフター下端を原点として図6に矢印
(a)〜(d)で示す時計回り方向のサイクルで行う。
【0021】次に、残糸紙管3の供給機構17について、
図12〜図18により説明する。この機構17は、マガジンタ
ーレット10におけるマガジン管11に保持された多数の残
糸紙管3を、1個ずつ取出してコンベア1に供給するた
めのものであるので、ここでは次の構成を具備して形成
されている。
図12〜図18により説明する。この機構17は、マガジンタ
ーレット10におけるマガジン管11に保持された多数の残
糸紙管3を、1個ずつ取出してコンベア1に供給するた
めのものであるので、ここでは次の構成を具備して形成
されている。
【0022】この供給機構17は、ターレット10のマガジ
ン管11に積層された残糸紙管3が上部フレーム7の穴か
ら7bから落下しないように保持すると共に、前記紙管3
を供給するタイミングでは、アクチュエータにより開放
されて紙管3を落下側へ放出できるように形成したスト
ッパシャッタ17Aと、このストッパシャッタ17Aの隣接直
下を原点として配置され、前記シャッタ17Aが開けられ
て落下しようとする残糸紙管3を捕捉して下方へ運び、
トレーターレット9上のトレー4のボビン5に前記紙管
3を装着するキャッチングフィンガー17Bと、このフィ
ンガー17Bを昇降させる昇降手段17Cにより形成されてい
る。
ン管11に積層された残糸紙管3が上部フレーム7の穴か
ら7bから落下しないように保持すると共に、前記紙管3
を供給するタイミングでは、アクチュエータにより開放
されて紙管3を落下側へ放出できるように形成したスト
ッパシャッタ17Aと、このストッパシャッタ17Aの隣接直
下を原点として配置され、前記シャッタ17Aが開けられ
て落下しようとする残糸紙管3を捕捉して下方へ運び、
トレーターレット9上のトレー4のボビン5に前記紙管
3を装着するキャッチングフィンガー17Bと、このフィ
ンガー17Bを昇降させる昇降手段17Cにより形成されてい
る。
【0023】この機構17におけるストッパシャッタ17A
は、前述の空紙管の排出機構16におけるストッパシャッ
タ16Cに類似した構造であるが、シャッタ開動作をエア
シリンダ17aにより昇降動作させられるコーンカム17bに
より行う点で異なっている。而して、17c,17cは、後端
を枢着17d,17dした2本の爪上部材、17eは爪状部材17
c,17cを常時閉じ方向に付勢する閉じバネである。
は、前述の空紙管の排出機構16におけるストッパシャッ
タ16Cに類似した構造であるが、シャッタ開動作をエア
シリンダ17aにより昇降動作させられるコーンカム17bに
より行う点で異なっている。而して、17c,17cは、後端
を枢着17d,17dした2本の爪上部材、17eは爪状部材17
c,17cを常時閉じ方向に付勢する閉じバネである。
【0024】キャッチングフィンガー17Bの構成も、基
本的には先の排出機構16におけるそれと殆ど同様であ
る。即ち、スライダブロック17fに開閉自在に枢着17gし
て設けられた爪状部材17hを具備する一方、この部材17
h,17hを開閉するために、固定ブロック17iに取付けら
れて開動作用のローラ17jを有するプレート17kと、閉じ
バネ17mを具備する点である。なお、上記爪状部材17h,
17hは残糸がある紙管3を所要の把持力を以て掴むた
め、掴み部の内面に滑り止めとなる歯17nを具備してい
る。17oは、このキャッチングフィンガー17Bを昇降させ
るためのロッドレスシリンダによる昇降機構17Cに、当
該フィンガー17Bを装着するためのブラケットである。
本的には先の排出機構16におけるそれと殆ど同様であ
る。即ち、スライダブロック17fに開閉自在に枢着17gし
て設けられた爪状部材17hを具備する一方、この部材17
h,17hを開閉するために、固定ブロック17iに取付けら
れて開動作用のローラ17jを有するプレート17kと、閉じ
バネ17mを具備する点である。なお、上記爪状部材17h,
17hは残糸がある紙管3を所要の把持力を以て掴むた
め、掴み部の内面に滑り止めとなる歯17nを具備してい
る。17oは、このキャッチングフィンガー17Bを昇降させ
るためのロッドレスシリンダによる昇降機構17Cに、当
該フィンガー17Bを装着するためのブラケットである。
【0025】この機構17におけるキャッチングフィンガ
ー17Bは、図12に示す上方の原点(ストッパシャッタ17
A)と略同位の上方において、スライドブロック17fを進
出させて爪状部材17h,17hを開きシャッタ17Aにより落
下が阻止されている残糸紙管3を当該シャッタ17Aの直
ぐ上で掴む。上記フィンガー17Bの爪状部材17hが閉じて
紙管3を掴むと、略同時にシャッタ17Aの爪状部材17c,
17cが左,右大きく開かれる。このとき、前記フィンガ
ー17Bは紙管3を掴んだまま降下工程に入るが、略同時
に、シャッタ17Aの爪状部材17c,17cも閉じて、掴まれ
ている紙管3の上に位置する紙管3が、降下する紙管3
に同動(落下)することを阻止する。これによって、マ
ガジン管11に積層保管かれている複数の残糸紙管3の中
から最下に位置した紙管3のみを掴んで取出すことがで
きるのである。この一連の動作の状態は、図18の(イ)〜
(ニ)に順に示している。
ー17Bは、図12に示す上方の原点(ストッパシャッタ17
A)と略同位の上方において、スライドブロック17fを進
出させて爪状部材17h,17hを開きシャッタ17Aにより落
下が阻止されている残糸紙管3を当該シャッタ17Aの直
ぐ上で掴む。上記フィンガー17Bの爪状部材17hが閉じて
紙管3を掴むと、略同時にシャッタ17Aの爪状部材17c,
17cが左,右大きく開かれる。このとき、前記フィンガ
ー17Bは紙管3を掴んだまま降下工程に入るが、略同時
に、シャッタ17Aの爪状部材17c,17cも閉じて、掴まれ
ている紙管3の上に位置する紙管3が、降下する紙管3
に同動(落下)することを阻止する。これによって、マ
ガジン管11に積層保管かれている複数の残糸紙管3の中
から最下に位置した紙管3のみを掴んで取出すことがで
きるのである。この一連の動作の状態は、図18の(イ)〜
(ニ)に順に示している。
【0026】上記のようにして1個が取出される残糸紙
管3は、昇降手段17Cの降下エンドにおいて、降下して
来る紙管3の真下においてトレーターレット9に保持さ
れているトレー4のリング51を有するボビン5に装着さ
れ、この装着がなされるとキャッチングフィンガー17B
は、全体が後退しこの状態から上昇して原点に戻り、次
の動作の待機状態に入る。この一連の動作サイクルは、
図12に矢印(a)〜(d)により示している。但し、残糸紙管
3が前工程から搬出されて来た場合には、上記供給動作
を休止し、前工程からの残糸紙管3が次工程へ送られ
る。
管3は、昇降手段17Cの降下エンドにおいて、降下して
来る紙管3の真下においてトレーターレット9に保持さ
れているトレー4のリング51を有するボビン5に装着さ
れ、この装着がなされるとキャッチングフィンガー17B
は、全体が後退しこの状態から上昇して原点に戻り、次
の動作の待機状態に入る。この一連の動作サイクルは、
図12に矢印(a)〜(d)により示している。但し、残糸紙管
3が前工程から搬出されて来た場合には、上記供給動作
を休止し、前工程からの残糸紙管3が次工程へ送られ
る。
【0027】ターレット9上のトレー4は、残糸紙管3
がそのボビン5に装着されると、そのターレット9の次
ステップへの回転により、次工程の口出し天穴挿入機構
の前に搬送される。次に、この口出し天穴機構の構造と
動作について、図19〜図23に拠り説明する。
がそのボビン5に装着されると、そのターレット9の次
ステップへの回転により、次工程の口出し天穴挿入機構
の前に搬送される。次に、この口出し天穴機構の構造と
動作について、図19〜図23に拠り説明する。
【0028】口出し天穴挿入機構18は、残糸紙管3の糸
fをワインダーに掛けて糸を捲き取るため、その紙管3
の残糸fの端がボビン5の天穴(上端の穴)に入ってい
ることが必要であるので、この糸端のボビン天穴への挿
入を自動的に実行できるようにしたものである。
fをワインダーに掛けて糸を捲き取るため、その紙管3
の残糸fの端がボビン5の天穴(上端の穴)に入ってい
ることが必要であるので、この糸端のボビン天穴への挿
入を自動的に実行できるようにしたものである。
【0029】この機構18は、紙管3の残糸fの端を空気
の吸引力を利用して引出す口出し機能と、口出しされた
糸端をその紙管3が支持されているボビン5の天穴に空
気の吸引力によって挿入する機能とを有する必要がある
ので、本発明では次の構成が採られている。
の吸引力を利用して引出す口出し機能と、口出しされた
糸端をその紙管3が支持されているボビン5の天穴に空
気の吸引力によって挿入する機能とを有する必要がある
ので、本発明では次の構成が採られている。
【0030】18aは、トレーターレット9における切欠
部9aの中に保持されている残糸紙管3にその場で回転を
与え、残糸fの端が、吸引口出し作用をする誘導管18b
における吸引スリット18cに向くようにするためと、残
糸紙管3の捲き取り解除をするためのモータで、出力軸
にトレー4に当接して回転を与える回転ローラ18dを具
備している。ターレット9において、前記ローラ18dと
対向する側には、回転されるトレー4を支持する回転ト
レー受けとなるアイドラとして2個のプリー18eが、バ
ネ18fと取付けブラケット18gを介して平面内で揺動可能
に配置されている(図23参照)。
部9aの中に保持されている残糸紙管3にその場で回転を
与え、残糸fの端が、吸引口出し作用をする誘導管18b
における吸引スリット18cに向くようにするためと、残
糸紙管3の捲き取り解除をするためのモータで、出力軸
にトレー4に当接して回転を与える回転ローラ18dを具
備している。ターレット9において、前記ローラ18dと
対向する側には、回転されるトレー4を支持する回転ト
レー受けとなるアイドラとして2個のプリー18eが、バ
ネ18fと取付けブラケット18gを介して平面内で揺動可能
に配置されている(図23参照)。
【0031】上記のようにして一定時間回転が与えられ
るトレー4に支持された残糸紙管3の糸端をエアーの吸
引力によって引出す誘導管18bは、図19に略示するよう
に、正面から見て大略C形に形成した中空部材の内周面
に、吸引用のスリット18cを形成し(図20参照)すると
共に、この管18bのエンド側の内周面形状が残糸紙管の
テーパ面に近接できるテーパ状の面形態に形成されてい
る。
るトレー4に支持された残糸紙管3の糸端をエアーの吸
引力によって引出す誘導管18bは、図19に略示するよう
に、正面から見て大略C形に形成した中空部材の内周面
に、吸引用のスリット18cを形成し(図20参照)すると
共に、この管18bのエンド側の内周面形状が残糸紙管の
テーパ面に近接できるテーパ状の面形態に形成されてい
る。
【0032】上記誘導管18bの始端側は、ベースプレー
ト6の下方においてシリンダ18hにより開閉されるシャ
ッタ18iを介して配置されたサクション手段18jに接続さ
れている。一方、トレーターレット9において、このス
テーションに位置したコンベア1の真下にも、天穴挿入
のためのサクション手段18kがシャッタ18mを介して接続
されている。18nはシャッタ18mの駆動シリンダである。
ト6の下方においてシリンダ18hにより開閉されるシャ
ッタ18iを介して配置されたサクション手段18jに接続さ
れている。一方、トレーターレット9において、このス
テーションに位置したコンベア1の真下にも、天穴挿入
のためのサクション手段18kがシャッタ18mを介して接続
されている。18nはシャッタ18mの駆動シリンダである。
【0033】また、上記誘導管18bの内周面側におい
て、そのスリット18cの始端部とトレー4上のボビン5
の天穴52を結ぶ部位には、樋状の天穴ガイド18pが架設
されていて、吸引されて誘導管18bの中を走った糸をこ
のガイド18pの端部に設けたセンサーカッタ18qによりカ
ットし、カットされた糸を、ボビン側のサクション手段
18kにより吸引してボビン天穴52に挿入できるように形
成されている。18rは前記カッタ18qの作動用ソレノイド
である。なお、図21において、天穴ガイド18pの終端
(ボビン5の略真上)には、天穴サクション18kにより
吸引される糸端が一定長以上天穴の中に投入されないよ
うにするためのガイド舌片18sが形成されている。
て、そのスリット18cの始端部とトレー4上のボビン5
の天穴52を結ぶ部位には、樋状の天穴ガイド18pが架設
されていて、吸引されて誘導管18bの中を走った糸をこ
のガイド18pの端部に設けたセンサーカッタ18qによりカ
ットし、カットされた糸を、ボビン側のサクション手段
18kにより吸引してボビン天穴52に挿入できるように形
成されている。18rは前記カッタ18qの作動用ソレノイド
である。なお、図21において、天穴ガイド18pの終端
(ボビン5の略真上)には、天穴サクション18kにより
吸引される糸端が一定長以上天穴の中に投入されないよ
うにするためのガイド舌片18sが形成されている。
【0034】上述の口出し天穴挿入機構18は、トレー4
の回転用モータ18aにより、残糸紙管3を捲き取り解除
の方向へ回転させ、同時に誘導管18bの吸引作用によっ
て糸端を吸引スリット18cから吸引させる。糸端が口出
しされたことをカッタ18qのセンサーが検知したら、カ
ッタ18qを作動させて糸fをそこで切ると共に、吸引サ
クション18jのシャッタ18iを閉じる一方、天穴挿入のた
めのサクション18kをそのシャッタ18mを開けてボビン5
の穴52に作用させ、一定長さにカットされた前記糸端を
天穴52に挿入させる。
の回転用モータ18aにより、残糸紙管3を捲き取り解除
の方向へ回転させ、同時に誘導管18bの吸引作用によっ
て糸端を吸引スリット18cから吸引させる。糸端が口出
しされたことをカッタ18qのセンサーが検知したら、カ
ッタ18qを作動させて糸fをそこで切ると共に、吸引サ
クション18jのシャッタ18iを閉じる一方、天穴挿入のた
めのサクション18kをそのシャッタ18mを開けてボビン5
の穴52に作用させ、一定長さにカットされた前記糸端を
天穴52に挿入させる。
【0035】上記の口出し天穴挿入が未完の場合には、
図4に示す搬送路切換装置19を切換えてターレット9の
バイパス側(図4の上側)を半周させて空紙管排出部16
において、空紙管の場合と同様にマガジン管11へ排出さ
れるようにしている。なお、この場合には、人手によっ
て残糸の状態を修正してストック部に再ストックする。
図4に示す搬送路切換装置19を切換えてターレット9の
バイパス側(図4の上側)を半周させて空紙管排出部16
において、空紙管の場合と同様にマガジン管11へ排出さ
れるようにしている。なお、この場合には、人手によっ
て残糸の状態を修正してストック部に再ストックする。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、次の特有
の効果がある。 (1) 従来は、専用の処理機にかけて糸屑として処分して
いた紙管の残糸を、本発明方法並びに装置によってリサ
イクル可能にしたから、資源の有効利用に繋がる。 (2) また、従来、残糸を糸屑として処理する場合、カッ
ターナイフを使用して紙管から残糸を剥ぎ取る手作業を
行うこともあったが、ナイフを使用するため安全面に難
点があり、また、非省力的,非省資源でもあった処理
が、全面的に改善できる。 (3) 本発明では、残糸紙管を一箇所のストック部に積層
しておくだけで、残糸紙管が1個ごと自動的にワインダ
ーに供給されるから、従来の残糸捲き取り専用のワイン
ダーに作業員が残糸紙管を1個ずつ供給する場合に比べ
て、飛躍的に省力化が進展する。 (4) 既設のワインダーユニットで、余裕のあるワインダ
ーに本発明装置を接台することにより本発明方法を実施
できるから、設備コスト的にも有利である。 (5) 従来の残糸捲き取り専用ワインダーは、マガジン管
の大きさなどに拠り、通常ワインダーに比べると長さ方
向の据付面積が倍以上になっていたが、本発明では既設
の通常ワインダーを利用するので、この点でスペース効
率が飛躍的に増大する。また、ワインダーへの残糸紙管
の供給も自動的になされるから、省力効果もすこぶる大
きい。
の効果がある。 (1) 従来は、専用の処理機にかけて糸屑として処分して
いた紙管の残糸を、本発明方法並びに装置によってリサ
イクル可能にしたから、資源の有効利用に繋がる。 (2) また、従来、残糸を糸屑として処理する場合、カッ
ターナイフを使用して紙管から残糸を剥ぎ取る手作業を
行うこともあったが、ナイフを使用するため安全面に難
点があり、また、非省力的,非省資源でもあった処理
が、全面的に改善できる。 (3) 本発明では、残糸紙管を一箇所のストック部に積層
しておくだけで、残糸紙管が1個ごと自動的にワインダ
ーに供給されるから、従来の残糸捲き取り専用のワイン
ダーに作業員が残糸紙管を1個ずつ供給する場合に比べ
て、飛躍的に省力化が進展する。 (4) 既設のワインダーユニットで、余裕のあるワインダ
ーに本発明装置を接台することにより本発明方法を実施
できるから、設備コスト的にも有利である。 (5) 従来の残糸捲き取り専用ワインダーは、マガジン管
の大きさなどに拠り、通常ワインダーに比べると長さ方
向の据付面積が倍以上になっていたが、本発明では既設
の通常ワインダーを利用するので、この点でスペース効
率が飛躍的に増大する。また、ワインダーへの残糸紙管
の供給も自動的になされるから、省力効果もすこぶる大
きい。
【図1】本発明装置を適用した通常ワインダーユニット
の平面図。
の平面図。
【図2】本発明装置に使用する標準トレー,ボビン,紙
管,装着リングの関係を示す正面図。
管,装着リングの関係を示す正面図。
【図3】本発明装置の全体の構成を略示した斜視図。
【図4】トレーターレットと紙管処理用コンベアの関係
を示す平面図。
を示す平面図。
【図5】本発明装置におけるマガジンターレットとトレ
ーターレットの関連構造の要部の一例を示す斜視図。
ーターレットの関連構造の要部の一例を示す斜視図。
【図6】トレーターレットに付設された空紙管リフター
の斜視図。
の斜視図。
【図7】バケットターレットにおいて空紙管を集積収容
するマガジン管の構造を示す正断面図。
するマガジン管の構造を示す正断面図。
【図8】図7のマガジン管の下に配設されたストッパシ
ャッタAの平面図。
ャッタAの平面図。
【図9】図6における空紙管リフターにおける空紙管掴
み具の平面図。
み具の平面図。
【図10】図9の掴み具が空紙管を掴んだ状態の平面図。
【図11】図10の掴み具の正面図。
【図12】残糸紙管の供給エレベータの斜視図。
【図13】マガジンターレットにおける残糸紙管を収容し
たマガジン管の構造を示す正断面図。
たマガジン管の構造を示す正断面図。
【図14】図13のマガジン管の下に配設されたストッパシ
ャッタBの斜視図。
ャッタBの斜視図。
【図15】図14のストッパシャッタBの平面図。
【図16】図12のエレベータにおける残糸紙管の掴み具の
平面図。
平面図。
【図17】図16におけるX−X矢視断面図。
【図18】残糸紙管のマガジン管の下に配置されたストッ
パシャッタBの動作順序を略示した断面図。
パシャッタBの動作順序を略示した断面図。
【図19】口出し天穴挿入部全体の構成を示す正面図。
【図20】図19のY−Y矢視断面図。
【図21】図19の口出し天穴挿入部における天穴ガイド機
構の拡大斜視図。
構の拡大斜視図。
【図22】図19の口出し天穴挿入部におけるトレー回転機
構の斜視図。
構の斜視図。
【図23】図22におけるトレー受け機構の平面図。
Wu ワインダーユニット 1,2 紙管処理用コンベア 3 紙管 4 トレー 5 ボビン 51 装着用リング 52 天穴 6 ベースフレーム 7 上部フレーム 8 軸 9 トレーターレット 10 マガジンターレット 11 マガジン管 12,13 モータ 14a,14b トレーガイド板 15 残空判別センサー 16 空紙管排出機構 17 残糸紙管供給機構 18 口出し天穴挿入機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠 藤 重 作 静岡県藤枝市善左衛門600 日清紡績株式 会社藤枝工場内 Fターム(参考) 3F112 BA03 TA00 VC01 4L056 CC00
Claims (2)
- 【請求項1】 通常ワインダーユニットにおける実ボビ
ン供給側のコンベアと空ボビン排出側のコンベアとに、
紙管専用ボビン又は紙管トレー用リングを装着した通常
ボビンに支持させた紙管を標準トレーにより搬送させる
紙管処理用コンベアを接続し、前記ワインダーユニット
のボビン供給側と排出側に接続された前記紙管処理用コ
ンベアの中間部に、残糸紙管と空紙管とのストック部を
形成して複数の残糸紙管をストックするようにしてお
き、該ストック部においてそこにストックされている残
糸紙管を1個ずつ前記標準トレーに搬送されるボビンに
装着して前記処理用コンベアから前記ワインダーユニッ
トのボビン供給側のコンベアに向け送出させると共に、
前記ワインダーユニットにおいて残糸が捲き取られた空
紙管をこのワインダーユニットのボビン排出側コンベア
の標準トレーに支持させ前記紙管処理用コンベアを経由
して空紙管のストック部に搬送することを特徴とする残
糸紙管の処理方法。 - 【請求項2】(a) 通常ワインダーユニットの実ボビン
供給用のコンベアと空ボビン排出用のコンベアとに、紙
管処理用コンベアを接続すると共に、当該紙管処理用コ
ンベアの中間部に、残糸紙管処理ユニットを前記ワイン
ダーユニットの側端部乃至はその近傍において挿入設置
すること、(b) 前記ワインダーユニット内のコンベア
に搬送される通常ワインダー用の標準トレーに装着され
た通常ボビンに、処理すべき紙管を装着するためのアタ
ッチメントリングを装着すること、(c) 前記残糸紙管
処理ユニットは、ワインダーユニットに結合された前記
紙管処理用コンベアの中間部位に、前記トレーの少なく
とも4個以上を環状に並べて嵌入保持する切欠状空所を
形成した間欠回転自在のトレーターレットと、該ターレ
ットと同軸上の上方に、残糸紙管と空紙管を合せて少な
くとも4個以上を環状に並べて保持するためのマガジン
筒を有し、かつ、前記トレーターレットと同期回転する
マガジンターレットと、前記トレーターレットにおける
互いに隣接した3箇所の切欠状空所の夫々に対応して紙
管処理用コンベアにより搬送されて来る空紙管を前記マ
ガジン筒に持上げて排出する空紙管排出機構,前記マガ
ジン筒に保管されている残糸紙管を1個ずつ降下させて
トレーターレットに供給する残糸紙管供給機構,ターレ
ットの回転により搬送されて来る残糸紙管の糸の口出し
天穴挿入機構とを設けて成る残糸紙管の処理部とを具備
することにより、(d) 前記筒状マガジンにセットされ
ている複数の残糸紙管を、1個ずつトレーターレットに
保持された空ボビンに架装し、各紙管の残糸の口出しを
して夫々の天穴に挿入してから、紙管処理用コンベアを
経由して前記ワインダーユニットの実ボビン供給コンベ
アに自動的に供給するようにしたことを特徴とする残糸
紙管の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35219198A JP3543057B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 残糸紙管の処理方法並びにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35219198A JP3543057B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 残糸紙管の処理方法並びにその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159438A true JP2000159438A (ja) | 2000-06-13 |
JP3543057B2 JP3543057B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=18422413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35219198A Expired - Fee Related JP3543057B2 (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 残糸紙管の処理方法並びにその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3543057B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109650176A (zh) * | 2017-10-12 | 2019-04-19 | 卓郎纺织解决方案两合股份有限公司 | 用于自动络筒机的筒子和筒管输送系统 |
CN109850678A (zh) * | 2019-04-16 | 2019-06-07 | 蒋雨航 | 一种纺织机械自动络筒机 |
-
1998
- 1998-11-27 JP JP35219198A patent/JP3543057B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN109650176A (zh) * | 2017-10-12 | 2019-04-19 | 卓郎纺织解决方案两合股份有限公司 | 用于自动络筒机的筒子和筒管输送系统 |
CN109650176B (zh) * | 2017-10-12 | 2020-08-04 | 卓郎纺织解决方案两合股份有限公司 | 用于自动络筒机的筒子和筒管输送系统 |
CN109850678A (zh) * | 2019-04-16 | 2019-06-07 | 蒋雨航 | 一种纺织机械自动络筒机 |
CN109850678B (zh) * | 2019-04-16 | 2021-07-30 | 惠民县先恒毛绒制品有限责任公司 | 一种纺织机械自动络筒机 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3543057B2 (ja) | 2004-07-14 |
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