JP2000156616A - 多入力差動増幅回路 - Google Patents
多入力差動増幅回路Info
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Abstract
ダイナミックレンジおよび線形特性を改善できる多入力
差動増幅回路を提供する。 【解決手段】 ゲートがそれぞれ正と負の入力端子に接
続されているトランジスタMI0i,MI1i(i=
1,2,…,n、nは整数)により差動対を構成し、各
差動対をなす正側のトランジスタのドレインを負の出力
端子に接続し、各差動対をなす負側のトランジスタのド
レインを正の出力端子に接続し、各差動対をなすトラン
ジスタのソースは各々抵抗を介して当該差動対に動作電
流を供給する電流源に接続して多入力差動増幅回路を構
成するので、ソース抵抗を接続しない差動増幅回路に比
べてダイナミックレンジを広くでき、線形特性の改善お
よび動作速度の向上を実現できる。
Description
の入力端子を持つ多入力差動増幅回路に関するものであ
る。
対以上持つ多入力差動増幅回路において、入力ダイナミ
ックレンジを広げるために、正側入力素子を構成する各
トランジスタのドレイン同士を共通のノードに接続し、
負側入力素子を構成する各トランジスタのドレイン同士
を他の共通のノードに接続して、差動対毎に異なる電流
源により動作電流を供給する構成が採用されている。公
開特許公報“特開平9−93052”によりこのような
構成を有する多入力差動増幅回路が開示された。
された多入力差動増幅回路の一例を示す回路図である。
図示のように、この多入力差動増幅回路において、MO
SトランジスタMI01,…,MI0nとMI11,…,MI
1nによりn対の差動対が構成されている。トランジスタ
MI11,…,MI1nのゲートはそれぞれ正側の入力端子
を構成し、トランジスタMI01,…,MI0nのゲートは
それぞれ負側の入力端子を構成している。正側の各トラ
ンジスタのドレイン同士は共通のノードNDNに接続さ
れ、負側の各トランジスタのドレイン同士は共通のノー
ドNDP に接続されている。ノードNDN は負荷抵抗回
路RL1を介して電源電圧VDDの供給線に接続され、ノ
ードNDP は負荷抵抗回路RL0を介して電源電圧VDD
の供給線に接続されている。各差動対を構成する二つの
トランジスタのソース同士はそれぞれ共通のノードに接
続され、これらのノードにはそれぞれ異なる電流源によ
り動作電流が供給される。例えば、トランジスタMI01
とMI11のソースがノードvs1に接続され、トランジ
スタMI0nとMI1nのソースがノードvsnに接続され
ている。ノードvs1には電流源IS1により動作電流
ID1が供給され、ノードvsnには電流源ISnによ
り動作電流IDnが供給される。
路の一例を示している。なお、ここで、正と負の入力端
子をそれぞれ二つ有する、いわゆる4端子入力差動増幅
回路の一例を示している。図示のように、この差動増幅
回路ではpチャネルMOSトランジスタML0とML1
により構成されているカレントミラー回路で出力負荷回
路が構成されている。即ち、トランジスタML0とML
1のソースはともに電源電圧VDDの供給線に接続され、
これらのトランジスタのゲート同士が接続され、その接
続点がトランジスタML0のドレインに接続されてい
る。トランジスタML0のドレインは正側の各トランジ
スタのドレイン同士の接続ノードNDP に接続され、ト
ランジスタML1のドレインは負側の各トランジスタの
ドレイン同士の接続ノードNDN に接続されている。
されているnチャネルMOSトランジスタMS1とMS
2により、各差動対に動作電流を供給する電流源が構成
されている。例えば、トランジスタMS1のドレインは
ノードvs1に接続され、トランジスタMS2のドレイ
ンはノードvs2に接続されている。これらのトランジ
スタMS1とMS2のゲートにはそれぞれバイアス電圧
VBIASが入力されている。なお、バイアス電圧VBIASは
電流源IS0とnMOSトランジスタMS0により構成
されている。
動増幅回路の非反転出力端子DFO(+)と反転出力端
子DFO(−)を構成している。反転出力端子DFO
(−)の出力信号はトランジスタML2とMS3により
構成されているソースフォロワを介してトランジスタP
T1とNT1により構成されているプッシュプル出力段
に入力される。プッシュプル出力段により、ソースフォ
ロワの出力信号が増幅され、出力端子outに出力され
る。なお、差動増幅回路の反転出力端子DFO(−)と
プッシュプル出力段の出力端子outとの間に、位相補
償用抵抗素子R1およびキャパシタC1が直列接続され
ている。
を示している。図示のように、本例の差動増幅回路は、
3対の差動対により構成されている6端子入力差動増幅
回路である。本例の回路構成は、差動対を3対有する点
以外は、図50に示す4端子入力差動増幅回路とほぼ同
じである。なお、この回路においては、それぞれの差動
対を構成するトランジスタの電流増幅率はそれぞれ異な
る値に設定されているため、入力信号に対して重み付け
をした増幅信号が得られる。
の電流増幅率をβ1とし、トランジスタMI02とMI
12の電流増幅率をβ2とし、トランジスタMI03と
MI13の電流増幅率をβ3とし、また、トランジスタ
MS1,MS2,MS3の電流増幅率の比をβ1:β
2:β3とすると、各差動対に入力される差動信号は、
それぞれの差動対を構成するトランジスタの電流増幅率
に応じて重み付けされ、増幅信号が得られる。
来の多入力差動増幅回路においては、入力−出力間にネ
ガティブフィードバック(負帰還)をかけて差動増幅回
路を使用する場合に、正負の入力端子を1対しか持たな
い通常の差動増幅回路が正側の入力端子の電圧と負側の
入力端子の電圧が等しい状態(仮想接地)を基準に動作
するのに対して、多入力差動増幅回路では、各対毎に正
側の入力端子の電圧と負側の入力端子の電圧が等しい必
要はなく、正側の入力端子の電圧の和と負側の入力端子
の電圧の和が等しくなっている状態を基準に動作する。
毎に正側の入力端子と負側の入力端子の電圧が異なる場
合でも動作しなければならない。しかし、各差動入力対
に動作電流を供給する電流源を構成するトランジスタの
ドレイン電圧に注目すると、正と負の入力端子を2つの
入力端子とするOR型のソースフォロワ回路の出力電圧
となっている。このため、正と負の入力端子同士の電圧
が入力素子を構成するトランジスタのしきい値電圧分以
上に差がある場合には、OR型のソースフォロワ回路の
出力電圧は入力素子を構成する2つのトランジスタのう
ち、よりオンしている方のトランジスタのゲート電圧か
らおよびしきい値電圧Vth分シフトした電圧となり、も
う一方の入力素子を構成するトランジスタののゲート−
ソース間には当該トランジスタをオンさせるのに必要な
電圧がかからないことになる。
入力素子を構成するトランジスタのしきい値電圧Vthの
分以上に離れている場合には、片方の入力素子を構成す
るトランジスタには定電流源で律則される電流が流れ、
もう一方の入力素子を構成するトランジスタには全く電
流が流れない状態となり、それ以上電流の変化として現
れなくなってしまうという不利益がある。これは、差動
入力回路の出力である正側の入力素子を構成するトラン
ジスタのドレイン同士が共通に接続するノードと負側の
入力素子を構成するトランジスタのドレイン同士が共通
に接続するもう一方のノード、即ち、差動入力回路の反
転出力端子と非反転出力端子の電圧変化が多入力差動増
幅回路として期待された出力電圧からずれてしまうこと
を意味する。
て、入力−出力間にネガティブフィードバックをかけて
構成された演算増幅回路の場合、差動入力回路の正と負
の出力ノード間の電圧差が小さく、各々の電圧はほぼ一
定となる。一方、ネガティブフィードバックをかけない
で多入力差動増幅回路を用いた比較判定回路の場合、差
動入力回路の正と負の出力ノードのうち少なくとも一方
は振幅を持つため、すべての入力素子と定電流源を構成
するトランジスタが線形特性持つ電圧条件はさらに狭く
なる、このため、比較判定回路の場合には、差動入力対
毎に異なる電流源により動作電流を供給する従来の多入
力差動増幅回路だけでは期待される特性が得られないと
いう不利益がある。
のであり、その目的は、差動入力端子の入力電圧間に差
動対を構成するトランジスタのしきい値電圧以上の差が
ある場合でも入力電圧と出力電圧の線形特性を維持で
き、ダイナミックレンジおよび線形特性を改善できる多
入力差動増幅回路を提供することにある。
め、本発明多入力差動増幅回路は、正と負の入力端子を
少なくとも2対以上有する多入力差動増幅回路であっ
て、制御ゲートがそれぞれ上記正と負の入力端子に接続
され、一方の端子がそれぞれ第1および第2の出力端子
に接続され、他方の端子がそれぞれ第1および第2の抵
抗を介して電流供給ノードに接続されている第1と第2
のトランジスタからなる少なくとも2対以上の差動対
と、上記各々の差動対における上記電流供給ノードに動
作電流を供給する少なくとも2つ以上の電流源とを有
し、上記第1および第2の出力端子と第1の電源電圧の
供給線との間に第1および第2の負荷回路がそれぞれ接
続されている。
御ゲートがそれぞれ上記正と負の入力端子に接続され、
一方の端子がそれぞれ第1および第2の出力端子に接続
され、他方の端子がそれぞれ第3および第4のトランジ
スタを介して電流供給ノードに接続されている第1と第
2のトランジスタからなる少なくとも2対以上の差動対
と、上記各々の差動対における上記電流供給ノードに動
作電流を供給する少なくとも2つ以上の電流源とを有
し、上記第1および第2の出力端子と第1の電源電圧の
供給線との間に第1および第2の負荷回路がそれぞれ接
続され、上記第3および第4のトランジスタの制御ゲー
トに所定のバイアス電圧が印加される。
差動対に動作電流を供給する上記電流源は、制御ゲート
に所定のバイアス電圧が印加され、一方の端子が上記電
流供給ノードに接続され、多方の端子が第2の電源電圧
の供給線に接続されているトランジスタにより構成され
ている。
および第2の負荷回路は、それぞれ上記第1および第2
の出力端子と上記第1の電源電圧の供給線との間に接続
されている抵抗により構成され、また、上記第1および
第2の負荷回路は、それぞれ上記第1および第2の出力
端子と上記第1の電源電圧の供給線との間に接続され、
カレントミラー回路を形成する第1および第2の負荷形
成用トランジスタにより構成されている。
態を示す回路図である。図示のように、本実施形態の多
入力増幅回路は、n対のMOSトランジスタMI01,
…,MI0nとMI11,…,MI1nにより構成されたn対
の差動対を有する。トランジスタMI11,…,MI1nの
ゲートはそれぞれ正側の入力端子を構成し、トランジス
タMI01,…,MI0nのゲートはそれぞれ負側の入力端
子を構成している。正側の各トランジスタのドレイン同
士は共通のノードNDN に接続され、負側の各トランジ
スタのドレイン同士は共通のノードNDP に接続されて
いる。ノードNDN は出力負荷抵抗回路RL1を介して
電源電圧VDDの供給線に接続され、ノードNDP は出力
負荷抵抗回路RL0を介して電源電圧VDDの供給線に接
続されている。ノードNDP は多入力差動増幅回路の非
反転出力端子DFO(+)に接続され、ノードNDN は
多入力差動増幅回路の反転出力端子DFO(−)に接続
されている。各差動対を構成するトランジスタのソース
はそれぞれ抵抗素子を介して定電流源に接続されてい
る。例えば、トランジスタMI01とMI11のソースはそ
れぞれ抵抗素子RS01,RS11を介してノードvs1に
接続されている。トランジスタMI0nとMI1nのソース
はそれぞれ抵抗素子R0nとR1nを介してノードvsnに
接続されている。ノードvs1は定電流源IS1に接続
され、ノードvsnは定電流源ISnに接続されてい
る。
理を説明するために、まず、2n端子入力差動増幅回路
の基本構成である2端子入力差動増幅回路の構成および
動作について説明する。
本構成要素である2端子入力差動増幅回路の一構成例を
示している。なお、これと比較するために、図3には従
来の2端子入力差動増幅回路の一構成例をあわせて示し
ている。
幅回路は、nMOSトランジスタMI0,MI1からな
る差動対、当該差動対の出力負荷回路を構成する抵抗素
子RL0,RL1、トランジスタMI0,MI1のソー
ス側に接続されている抵抗素子RS0,RS1および差
動対に動作電流を供給する電流源を構成するnMOSト
ランジスタMS1により構成されている。
れぞれ差動入力端子IN(−),IN(+)に接続され
ている。トランジスタMI0のドレインは抵抗素子RL
0を介して電源電圧VDDの供給線に接続され、トランジ
スタMI1のドレインは抵抗素子RL1を介して電源電
圧VDDの供給線に接続されている。トランジスタMI0
とMI1のソースはそれぞれ抵抗素子RS0,RS1を
介してノードvs1に接続されている。トランジスタM
I0およびMI1の基板は、それぞれトランジスタMI
0とMI1のソースに接続されている。
s1に接続され、ソースは共通電位VSSに接続され、ゲ
ートはバイアス電圧VBIASの入力端子に接続されてい
る。なお、バイアス電圧VBIASは、トランジスタMS1
が飽和領域で動作するように設定されている。トランジ
スタMI0と抵抗素子RL0との接続点は非反転出力端
子DFO(+)を形成し、トランジスタMI1と抵抗素
子RL1との接続点は反転出力端子DFO(−)を形成
している。
力差動増幅回路において、差動対を構成するトランジス
タMI0,MI1のソース側には抵抗が接続されていな
い。即ち、トランジスタMI0とMI1のソースはノー
ドvs1に接続され、また、トランジスタMI0とMI
1の基板もノードvs1に接続されている。
増幅回路を入力−出力間にネガティブフィードバック
(負帰還)がかかった演算回路として動作する場合の差
動増幅回路なの内部動作電圧−入力電圧依存性のソース
抵抗値による変化を示すグラフである。さらに、図5は
この場合の電流−入力電圧依存性のソース抵抗値による
変化を示すグラフである。図6および図7は、上述した
ネガティブフィードバックがない場合の差動増幅回路の
内部動作電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値による変
化および電流−入力電圧依存性のソース抵抗値による変
化を示すグラフである。
成例を示している。図示のように、この2端子入力差動
増幅回路において、pMOSトランジスタML0とML
1からなるカレントミラー回路は差動増幅回路の出力負
荷回路を構成している。図示のように、トランジスタM
L0とML1のソースはともに電源電圧VDDの供給線に
接続され、ゲート同士が接続され、その接続点がトラン
ジスタML0のドレインに接続されている。さらに、ト
ランジスタML0のドレインは差動対を構成するトラン
ジスタMI0のドレインに接続され、その接続点が非反
転出力端子DFO(+)を形成し、トランジスタML1
のドレインは差動対を構成するトランジスタMI1のド
レインに接続され、その接続点が反転出力端子DFO
(−)を形成している。負荷回路を除く他の構成部分
は、図2に示す2端子入力差動増幅回路のそれぞれの構
成部分と同じである。即ち、トランジスタMI0のソー
スとノードvs1との間に抵抗素子RS0が接続され、
トランジスタMI1のソースとノードvs1との間に抵
抗素子RS1が接続されている。ノードvs1にはゲー
トにバイアス電圧VBIASが印加されるトランジスタMS
1により構成された電流源により動作電流が供給され
る。
動増幅回路の一例を示している。図示のように、この差
動増幅回路では、差動対を構成するトランジスタMI0
とMI1のソース側には抵抗が接続されていない。トラ
ンジスタMI0とMI1のソース同士が接続され、その
接続点であるノードvs1にトランジスタMS1からな
る電流源により動作電流が供給される。
を入力−出力間にネガティブフィードバックがかかった
演算回路として動作する場合の差動増幅回路の内部動作
電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化を示す
グラフである。さらに、図11は、この場合の動作電流
−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化を示すグラ
フである。
を入力−出力間にネガティブフィードバックがかからな
い比較判定回路として動作する場合の差動増幅回路の内
部動作電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化
を示すグラフである。さらに、図13は、この場合の動
作電流−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化を示
すグラフである。
が入力−出力間にネガティブフィードバックがかからな
い比較判定回路として動作する場合の差動増幅回路の内
部動作電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化
を示すグラフである。さらに、図15は、この場合の動
作電流−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化を示
すグラフである。ただし、図12および図13におい
て、横軸は差動増幅回路の非反転入力端子IN(+)へ
の入力信号電圧を示し、図14および図15において、
横軸は差動増幅回路の反転入力端子IN(−)への入力
信号電圧を示している。
を構成するトランジスタのソース側と動作電流を供給す
る電流源との間に抵抗を設けることにより、差動増幅回
路の入出力リニア特性の改善およびダイナミックレンジ
の拡張をはかる。
出力信号は、演算回路として入力−出力間にネガティブ
フィードバックをかけている場合には、出力段の振幅を
出力段の増幅率で割ったものが差動増幅回路の出力振幅
となるため、出力振幅が大きくならない。このため、図
4に示す抵抗負荷型2端子入力差動増幅回路の入出力特
性または図10に示すカレントミラー回路負荷型2端子
入力差動増幅回路の入出力特性の何れの場合でも、非反
転出力端子DFO(+)と反転出力端子DFO(−)の
出力信号レベルがほぼ等しくなる。これらの出力端子は
差動対を構成するトランジスタのドレインに接続され、
トランジスタのドレイン電圧が高めでほぼ一定している
ことから、差動対を構成する2つの入力トランジスタは
両方とも飽和領域で動作するか、片方が飽和領域で動作
し、もう一方がオフしているかである。
ィブフィードバックをかけていない場合には、差動増幅
回路の反転および非反転出力端子からは、ある程度大き
な振幅を持つ出力信号が出力される。このため、2つの
入力トランジスタの内片方が非飽和領域で動作する電圧
条件も存在する。
バックがかかった演算回路として動作する場合の2端子
入力差動増幅回路の内部動作についてさらに詳しく説明
する。差動増幅回路において入力−出力間にネガティブ
フィードバックをかけている場合には、差動対を構成す
る2つのトランジスタは両方とも飽和領域で動作してい
るか、片方が飽和領域で動作してもう一方がオフしてい
るかの何れかの状態にである。
ていない場合、即ち、図3または図9に示す従来の2端
子入力差動増幅回路の場合、トランジスタのソース同士
が接続したノードvs1の電位VSi(2端子入力差動
増幅回路においては、i=1である)は、下記のように
入力電圧VINi (+)またはVINi (−)に対してソー
スフォロワの出力電圧となっている。ここで、差動対を
構成する二つのトランジスタMI0とMI1において、
トランジスタMI0を流れる電流をID0i、トランジス
タMI1を流れる電流をID1i、電流ID0iとID1iの
合計は、IDi とすると、VINi (+)<<V
INi (−)の場合、IDi =ID0i、ID1i=0とな
る。なお、電流IDi は差動対に供給された動作電流に
等しい。例えば、図2または図8に示す2端子入力差動
増幅回路においては、電流源をなすトランジスタMS1
を流れる電流と等しくなる。
し、電流源をなすトランジスタMS1の電流増幅率をβ
siとすると、IDi =ID0iに基づき次式が得られる。
れる。
および非反転入力端子INi (+)にほぼ同じレベルの
信号が入力されているとき、即ち、VINi (−)≒V
INi (+)のとき、IDi =ID0i+ID1i、ID0i≠
0、ID1i≠0となる。これは次式により表せられる。
および非反転入力端子INi (+)に等しいレベルの信
号が入力されているとき、即ち、VINi (−)=VINi
(+)のとき、IDi =ID0i+ID1i、ID0i=ID
1i=IDi /2となる。これは次式により表せられる。
i(i=1)は次式により表せられる。
き、IDi =ID1i、ID0i=0となるので、次式が得
られる。
れる。
スタのソース側に抵抗が接続されていない場合、入力信
号に応じてそれぞれの内部動作電圧を示している。次
に、差動対を構成するトランジスタのソース側に抵抗が
接続されている場合の内部動作電圧について説明する。
このような場合に、トランジスタMI0およびMI1の
ソース電位VR0iおよびVR1iは、下記のようにそれぞ
れ入力信号電圧VINi (−)およびVINi (+)に対し
てソースフォロワの出力電圧となっている。
合、IDi =ID0i、ID1i=0となる。これに応じ
て、次式が求められる。
れる。
i =ID0i+ID1i、ID0i≠0、ID1i≠0となる。
これは次式により表せられる。
および非反転入力端子INi (+)に等しいレベルの信
号が入力されているとき、即ち、VINi (−)=VINi
(+)のとき、IDi =ID0i+ID1i、ID0i=ID
1i=IDi /2となる。これは次式により表せられる。
とMI1のソース電位およびノードvs1の電位VSi
をそれぞれ次式により求められる。
き、IDi =ID1i、ID0i=0となるので、次式が得
られる。
られる。
力端子INi (−)および非反転入力端子INi (+)
にほぼ等しい電圧レベルの信号が入力される場合、即
ち、VINi (−)≒VINi (+)の場合についてさらに
詳しく説明する。
るトランジスタのソース側に抵抗が接続されていない場
合において、次に示す式(15)〜(18)が得られ
る。
に次式が求められる。
と、次式が得られる。
X とおくと、VX は次式により算出することができる。
て、式(22)をID1iで微分すると、次式が得られ
る。
幅回路の反転入力端子INi (−)と非反転入力端子I
Ni (+)への入力信号レベルが等しい場合に、ID0i
=ID1i=IDi /2であるから、VX =0の付近にお
ける傾きd(VX )/d(ID1i)は、次式により求め
られる。
中心に、0からIDi 、IDi から0の間に変化する。
即ち、(IDi /2)±(IDi /2)で変化する
2であるから、これに相当する電圧の変化量ΔVは、次
式により求められる。
差動増幅回路、における動作時の内部信号について説明
した。以下、図2または図8に示す本発明の2端子入力
差動増幅回路、即ち、差動対を構成するトランジスタの
ソース側に抵抗が接続されている差動増幅回路の動作時
の内部信号について、式を導きながら説明する。
路において、差動対を構成するトランジスタのソース側
に抵抗が接続されている。このように構成された2端子
入力差動増幅回路において、入力端子INi (−)およ
びINi (+)への入力信号レベルが等しい場合、即
ち、VINi (−)=VINi (+)の場合に、トランジス
タMI0とMI1を流れる電流ID0i,ID1i、電流源
をなすトランジスタMS1を流れる電流IDi 、トラン
ジスタMI0,MI1のソース電圧VR0i,VR 1iおよ
びノードvs1の電圧VSiは、次に示す式(26)〜
(31)により求められる。
られる。
式が得られる。
X とおくと、VX は次式により算出される。
すると、第2項のRi (ID1i−ID0i)のみが異なっ
ている。ID0i=IDi −ID1iを考慮して、式(3
5)をID1iで微分すると、次式が得られる。
幅回路の反転入力端子INi (−)と非反転入力端子I
Ni (+)への入力信号レベルが等しい場合に、ID0i
=ID1i=IDi /2であるから、VX =0の付近にお
ける傾きdVX /dID1iは、次式により求められる。
中心に、0からIDi 、IDi から0の間に変化する。
即ち、(IDi /2)±(IDi /2)で変化する電流
値の片側の変化量は、ΔI=IDi /2であるから、こ
れに相当する電圧の変化量ΔVは、次式により求められ
る。
すると、第2項の(Ri ・IDi )だけが異なってい
る。即ち、差動対を構成するトランジスタのソース側に
抵抗を接続することにより、各差動対において入力電圧
の変化に対して出力電流の変化がリニアな関係を持った
電圧範囲は(Ri ・IDi )だけ広くなることを意味す
る。
トランジスタおよび電流源を構成するトランジスタが飽
和領域で動作しているという条件に基づくものであり、
特に式(16)および式(27)は電流源を構成するト
ランジスタが飽和領域で動作している場合に成り立つ。
しかし、差動対を構成するトランジスタのソース側に抵
抗を挿入している場合には、電流源を構成するトランジ
スタのドレイン、即ち、図2および図8に示すノードv
s1の電位VSi が挿入した抵抗による電圧降下分(R
i ・IDi )だけ抵抗が挿入していない場合より低下し
ている。差動対を構成するトランジスタのソース側に挿
入した抵抗の抵抗値が大きいと、反転および非反転入力
端子INi (−),INi (+)ともアナログ接地電位
AGNDのレベルよりもバイアス電圧VBIAS側に下がっ
ているような場合に、(VSi <VBIAS−Vth)となっ
て、電流源をなすトランジスタが非飽和領域で動作する
ようになってしまう。即ち、電流源をなすトランジスタ
のゲート−ソース間電位差はVGS、トランジスタのドレ
イン電流をIDS、ドレイン−ソース間電圧をVDSとする
と、当該トランジスタの動作点が、VGS=VBIAS固定時
のIDS−VDS特性曲線上を飽和領域から非飽和領域に移
動してIDi が減少することになる。
の入力信号レベルがアナログ接地電位AGNDより小さ
く、且つ、入力端子INi (+)への入力信号レベルが
反転入力端子INi (−)より遥に小さいとき、即ち、
VINi (+)<<VINi (−)≦AGNDのとき、ID
0i≒IDi 、ID1i≒0となり、これに基づき次式が得
られる。
で動作する条件は(VSi >VBIAS−Vth)である。即
ち、次式を満たす必要がある。
が得られる。
基準に振幅を直すと、次式が導き出される。
GNDのときでも、差動対を構成するトランジスタが飽
和領域で動作する限界のソース抵抗値Ricは、V
INi (−)=AGNDの場合、次式により求められる。
入力信号レベルがほぼ等しく、且つ、これらの入力信号
レベルがアナログ接地電位AGNDを越えないとき、即
ち、VINi (+)≒VINi (−)≦AGNDのとき、I
D0i≒ID1i≒IDi /2となり、これに基づき次式が
得られる。
で動作する条件は(VSi >VBIAS−Vth)である。即
ち、次式を満たす必要がある。
が得られる。
基準に振幅を直すと、次式が導き出される。
場合でも、差動対を構成するトランジスタが飽和領域で
動作する限界のソース抵抗値Ric2 は、VINi (+/
−)≒AGNDの場合、次式に示す通りである。
幅をW、チャネル長をLとし、電源源を構成するトラン
ジスタのチャネル幅を21/2 W、チャネル長をLとする
と、式(45)および(52)により、それぞれ次の式
が得られる。
Ric2 ≒2Ricである。上述した図4〜図7、図10〜
図15の内部動作電圧−入力電圧依存性の図および動作
電流−入力電圧依存性の図の中の特性曲線のうち、“ソ
ース抵抗中”および“ソース抵抗大”は、各々(Ri ≒
Ric)と(Ri ≒Ric2 )に相当する。アナログ接地電
位AGNDに対して片側の振幅しか動作上意味を持たな
い回路においては、(Ri ≒Ric2 )に基づき設定する
ことが可能である。
路において、差動対を構成するトランジスタのそれぞれ
のソースと電流源を構成するトランジスタのドレイン間
に抵抗を挿入し、差動対を構成するトランジスタのソー
スを分離することにより、入力信号の電圧レベルがアナ
ログ接地電位AGNDより高い場合、即ち、差動対を構
成するトランジスタがよりオンする場合に、入力信号の
レベル変化と出力電流の変化がリニアな関係を持った電
圧範囲がソースした抵抗の抵抗値Ri と電流源をなすト
ランジスタの供給電流IDi に応じて、(Ri ・I
Di )分だけ広がる。また、入力信号の電圧レベルがア
ナログ接地電位AGNDより低いとき、即ち、差動対を
構成するトランジスタがよりオフする場合においては、
上述した式(38)、式(44)および式(51)で与
えられた振幅の内何れか振幅として小さい所まで広が
る。
ジスタのソース側に挿入した抵抗の抵抗値が大きく設定
しすぎると、リニアな入力特性が得られる入力電圧範囲
がアナログ接地電位AGNDから電源電圧VDD側のみ、
あるいはアナログ接地電位AGNDから共通電位VSS側
のみとなってしまうことがあるので、ソース側に挿入し
た抵抗の抵抗値を適宜に設定する必要がある。式(3
8)と式(44)の右辺、あるいは式(38)と式(5
1)の右辺を等しくなるような抵抗値Ri を求めること
で最適な抵抗値Ri を見積もることが可能であり、過剰
に大きな抵抗値に設定してしまうことを回避できる。
対を構成するトランジスタのソース側に抵抗を挿入する
ことにより、dVX /dID1iの値が大きくなるので、
その逆数であるdID1i/dVX の値が小さくなり、差
動増幅回路の増幅率(利得)が小さくなってしまうこと
がある。多入力差動増幅回路は通常の2端子入力差動増
幅回路よりも回路構成が複雑であるので、差動入力回路
の出力が駆動する負荷の容量成分が大きくなっている。
このため、本発明では後述の他の実施形態において、差
動増幅回路を差動入力回路として、負荷回路を駆動する
プッシュプル出力段や中間の差動増幅段を設けて、十分
な増幅率と動作速度を確保できるような多入力差動増幅
回路を構成する。
子入力差動増幅回路の構成および動作について説明す
る。図16は、2対の差動対を有する4入力差動増幅回
路の一例を示す回路図である。なお、図17は、比較の
ために従来の4入力差動増幅回路の一例を示している。
増幅回路は、それぞれトランジスタMI01,MI11
およびMI02,MI12により構成された2つの差動
対を有する。トランジスタMI01,MI11のゲート
はそれぞれ差動入力端子IN1(−),IN1(+)に
接続され、トランジスタMI02,MI12のゲートは
それぞれ差動入力端子IN2(−),IN2(+)に接
続されている。トランジスタMI01とMI11のソー
スはそれぞれ抵抗素子RS01,RS11を介してノー
ドvs1に接続され、トランジスタMI02,MI12
のソースはそれぞれ抵抗素子RS02,RS12を介し
てノードvs2に接続されている。ノードvs1と共通
電位VSSとの間に、ゲートにバイアス電圧VBIASが印加
されるトランジスタMS1が接続され、ノードvs2と
共通電位VSSとの間に、ゲートにバイアス電圧VBIASが
印加されるトランジスタMS2が接続されている。バイ
アス電圧VBIASは、トランジスタMS1とMS2は非飽
和領域で動作するようにその電圧レベルが設定されてい
る。トランジスタMS1,MS2は各々の差動対に動作
電流を供給する電流源を構成している。
ンがともに非反転出力端子DFO(+)に接続され、ト
ランジスタMI11とMI12のドレインがともに反転
出力端子DFO(−)に接続されている。非反転出力端
子DFO(+)と電源電圧VDDの供給線との間に出力負
荷を構成する抵抗素子RL0が接続され、反転出力端子
DFO(−)と電源電圧VDDの供給線との間に出力負荷
を構成する抵抗素子RL1が接続されている。
幅回路においては、差動対を構成する各々のトランジス
タのソースと動作電流を供給する電流源との間に抵抗素
子が挿入されている。即ち、差動対を構成するトランジ
スタのソースは挿入された抵抗素子により分離されてい
る。これに対して、図17に示す従来の4端子入力差動
増幅回路においては、差動対を構成する各々のトランジ
スタのソースは、抵抗素子を通さずに直接電流源を構成
するトランジスタのドレインに接続されている。
力差動増幅回路を入力−出力間にネガティブフィードバ
ックをかけて構成した演算回路として動作する場合の内
部動作電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化
を示すグラフである。さらに、図19は、この場合の動
作電流−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化を示
すグラフである。
力差動増幅回路を入力−出力間にネガティブフィードバ
ックをかけないで構成した比較判定回路として動作する
場合の内部動作電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値に
よる変化を示すグラフである。さらに、図21は、この
場合の動作電流−入力電圧依存性のソース抵抗値による
変化を示すグラフである。
構成例を示している。図示のように、本例の4端子入力
差動増幅回路において、図16に示す4端子入力差動増
幅回路に比べて負荷回路は、抵抗素子RL0,RL1の
代わりに、pMOSトランジスタML0とML1からな
るカレントミラー回路により構成されている。当該負荷
回路を除けば、他の構成部分は図16に例示した4端子
入力差動増幅回路とほぼ同じである。なお、図23は、
比較のために、カレントミラー回路により負荷回路が構
成されている従来の4端子入力差動増幅回路の一例を示
している。
4端子入力差動増幅回路において、差動対を構成するト
ランジスタのソースとそれぞれの差動対に動作電流を供
給する電流源を構成するトランジスタとの間に抵抗素子
が挿入されている。これに対して従来の4端子入力差動
増幅回路では差動対を構成するトランジスタのソース側
に抵抗素子がなく、各々のトランジスタのソースは直接
に電流源を構成するトランジスタに接続されている。
力差動増幅回路を入力−出力間にネガティブフィードバ
ックをかけて構成した演算回路として動作する場合の内
部動作電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化
を示すグラフである。さらに、図25は、この場合の動
作電流−入力電圧依存性のソース抵抗値による変化を示
すグラフである。
力差動増幅回路を入力−出力間にネガティブフィードバ
ックをかけないで構成した比較判定回路として動作する
場合の内部動作電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値に
よる変化を示すグラフである。さらに、図27は、この
場合の動作電流−入力電圧依存性のソース抵抗値による
変化を示すグラフである。
力差動増幅回路を入力−出力間にネガティブフィードバ
ックをかけないで構成した比較判定回路として動作する
場合の内部動作電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値に
よる変化を示すグラフである。さらに、図29は、この
場合の動作電流−入力電圧依存性のソース抵抗値による
変化を示すグラフである。ただし、図28および図29
においては、横軸は反転入力端子IN(−)側の入力信
号電圧を示している。
がかかった演算増幅回路として動作する場合に、分かり
やすくするため本例の4端子入力差動増幅回路の動作
は、入力端子IN1(+)、IN2(+)、IN1
(−)およびIN2(−)の内、IN1(+)のみ入力
信号電圧が変化する場合を示している。即ち、2対の差
動入力端子の内1つのみに差動信号が入力されている。
このため、出力端子DFO(+),DFO(−)の振幅
は、2対の入力端子にともに差動信号が入力される場合
の半分となる。
るトランジスタMI02,MI12のソース電位V
R02,VR12、ノードvs2の電圧VS2および動作電
流ID02,ID12は、4つの入力端子がともにアナログ
接地電位GNDに保持された場合の入力電圧条件で、ほ
ぼ一定になる。一方、差動信号が入力される差動対にお
けるMI01,MI11のソース電位VR01,VR11、
ノードvs1の電圧VS1および動作電流ID01,ID
11は、2端子入力差動増幅回路の動作とほぼ同じであ
る。
おいて、当該差動増幅回路を構成するそれぞれの差動対
の動作電圧および動作電流は、2端子入力差動増幅回路
を構成する差動対とほぼ同じである。
フィードバックをかけずに比較回路として動作する場合
には、4端子入力差動増幅回路の動作は差動信号が入力
されていない方の差動対、即ち、トランジスタMI0
2,MI12により構成された差動対において、各々の
トランジスタの電流が等しく、即ち、ID02=ID12で
ある。これに対して、差動信号が入力される差動対、即
ち、トランジスタMI01,MI11により構成された
差動対において、各々のトランジスタの電流が異なる。
即ち、ID02≠ID12である。このため、完全に比較回
路として動作する2端子入力差動増幅回路の動作と、若
干異なっているが、入力−出力間にネガティブフィード
バックがかかった場合と同様な効果があり、入力−出力
間リニア特性が得られる電圧範囲が広くなり、差動増幅
回路のダイナミックレンジの拡張および動作の高速化を
実現可能である。例えば、電源電圧VDDは5Vで動作す
る差動増幅回路において、ソース抵抗なしの場合に入力
電圧範囲がAGND±400mVであったリニア動作領
域が、ソース抵抗を挿入することにより、AGND+2
V〜AGND−0.8V程度までに改善される。
は、各々の差動対はnチャネルMOSトランジスタによ
り構成されたものを例に示しているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、差動対はpチャネル
トランジスタにより構成することもできる。さらに、M
OSトランジスタの他に、バイポーラトランジスタによ
り構成できることはいうまでもない。また、以上説明し
た多入力差動増幅回路においては、各差動対の出力負荷
回路は、カレントミラー回路または抵抗負荷により構成
されているが、本発明はこれに限定されず、例えば、ゲ
ートに所定のバイアス電圧が印加されるpMOSトラン
ジスタ、またはゲートとドレインがともに出力ノードに
接続されたpMOSトランジスタにより負荷回路を構成
してもよい。
態を示している。図示のように、本実施し形態の差動増
幅回路において、図1に示す差動増幅回路の第1の実施
形態とほぼ同じ構成を有するが、各差動対を構成するト
ランジスタのソース側に、抵抗素子の代わりにゲートに
所定のバイアス電圧が印加されるトランジスタがそれぞ
れ接続されている。例えば、トランジスタMI01とMI
11のソースはとノードvs1との間に、nチャネルMO
SトランジスタMR01とMR11がそれぞれ接続されてい
る。また、トランジスタMI0nとMI1nのソースはとノ
ードvsnとの間に、nチャネルMOSトランジスタM
R0nとMR1nがそれぞれ接続されている。トランジスタ
MR1とMRnのゲートには、バイアス電圧VG が印加
されている。なお、バイアス電圧VG は、トランジスタ
MR01,MR11,…,MR0n,MR1nは非飽和領域で動
作するように設定された電圧であり、回路の構成などに
応じて、電源電圧VDD、共通電位VSSまた電源電圧VDD
と共通電位VSSとの間の所定の電圧に設定される。
おけるトランジスタMR01,MR11,…,MR0n,MR
1nの動作特性を示すグラフである。ここで、例えば、ト
ランジスタMR0i(i=1,2,…,n)の電流−ドレ
イン電圧の関係を示している。図31において横軸はト
ランジスタのドレイン電圧VD を示し、縦軸はトランジ
スタの電流ID0iを示している。図示のように、トラン
ジスタのドレイン電圧VD が電圧VR0iより低いとき、
トランジスタを流れる電流ID0iはドレイン電圧VD に
比例して変化する。このとき、トランジスタは等価的に
抵抗素子としての特性を持ち、その抵抗値Ri は次式に
より表される。
すように差動対を構成するトランジスタMI0iまたはM
I1iのソース電圧、VSi はソース抵抗を構成するトラ
ンジスタMR0iまたはMR1iのソース電圧である。
R0iを越えると、トランジスタが飽和領域に入る。この
場合、トランジスタを流れる電流ID0iとドレイン電圧
VDとの間に線形関係がなくなる。ゲート電圧VG が電
源電圧VDDのように高い場合、図示のように、電流ID
0iとドレイン電圧VD の変化率は、ほぼ一定の比に保持
されている。このため、図30に示す多入力差動増幅回
路において、トランジスタMR01,MR11,…,M
R0n,MR1nのゲートに入力されるバイアス電圧VG を
電源電圧VDDのような高い電圧に設定することにより、
それぞれのトランジスタは抵抗素子として機能する。
ては、差動対を構成する各トランジスタのソースは、抵
抗素子またはゲートに所定のバイアス電圧が印加されて
いるトランジスタを介してそれぞれの差動対に動作電流
を供給する電流源に接続されている。即ち、本発明の多
入力差動増幅回路においては、差動対を構成する各トラ
ンジスタのソースがそれぞれ抵抗素子または抵抗素子と
して機能するトランジスタにより分離されている。
を用いて構成された多入力増幅回路および多入力比較回
路の構成例を示している。なお、これらの回路において
は、上述した図30に示す多入力差動増幅回路は、それ
ぞれ多端子差動入力回路(DEF2n)として用いられ
ている。
(DEF2n)10、ソースフォロワ20およびプッシ
ュプル出力段により構成された多入力増幅回路の構成例
を示している。図示のように、ソースフォロワ20の入
力端子は差動入力回路10の反転出力端子DFO(−)
に接続されている。差動入力回路10の反転出力端子D
FO(−)からの出力信号およびソースフォロワ20の
出力信号がプッシュプル出力段30に入力される。図示
のように、差動増幅回路の入力−出力間にネガティブフ
ィードバックをかけて使用するときの発振を防ぐため
に、プッシュプル出力段の出力端子OUTと差動入力回
路10の反転出力端子DEF(−)との間に、位相補償
用の抵抗素子R1とキャパシタC1が直列接続されてい
る。
0、ソースフォロワ20およびプッシュプル出力段30
により構成されている比較回路の構成例を示している。
図示のように、本例の回路構成は図32に示す多入力増
幅回路とほぼ同じ構成を有する。ただし、本例の回路は
比較回路として使用されるので、図32に示す位相補償
用抵抗素子R1およびキャパシタC1が直列接続されて
なる位相補償回路が省略されている。
0、2端子入力差動増幅回路40およびインバータ出力
段50により構成されている差動増幅回路の構成例を示
している。図示のように、本例の差動増幅回路におい
て、2n端子差動入力回路10の反転出力端子DFO
(−)および非反転出力端子DFO(+)はそれぞれ2
端子入力差動増幅回路40の非反転入力端子IN(+)
および反転入力端子IN(−)に接続されている。2端
子入力差動増幅回路40の反転出力端子DFO(−)は
インバータ出力段50の入力端子に接続されている。
された多入力増幅回路および多入力比較回路の具体的な
構成例を示している。なお、これらの回路において、図
1および図30に示す第1および第2の実施形態の多入
力差動増幅回路を用いて、4端子または6端子入力差動
入力回路を構成している。
a、ソースフォロワ20、プッシュプル出力段30およ
びバイアス回路12により構成されている多入力差動増
幅回路の一例を示している。バイアス回路12は、電源
電圧VDDの供給線と共通電位VSSとの間に直列接続され
ている電流源IS0とnMOSトランジスタMS0によ
り構成されている。トランジスタMS0のゲートとドレ
インは電流源IS0に共通に接続され、ソースは共通電
位VSSに接続されている。トランジスタMS0のゲート
とドレインとの接続点からバイアス電圧VBIASが出力さ
れる。
ンジスタMI01,MI11,MI02,MI12により構成さ
れている二つの差動対により構成されている。さらに、
pMOSトランジスタML0とML1は、カレントミラ
ー回路を構成し、当該カレントミラー回路は、差動入力
回路の出力負荷回路を構成している。トランジスタMI
01,MI11により構成されている差動対において、トラ
ンジスタMI01とMI11のゲートは、それぞれ差動入力
端子IN(+),IN(−)に接続されている。トラン
ジスタMI01およびMI11のドレインはそれぞれ出力端
子DFO(+)およびDFO(−)に接続され、ソース
はそれぞれ抵抗素子RS01,RS11を介してノードvs
1に接続されている。nMOSトランジスタMS1は、
トランジスタMI01およびMI11に動作電流を供給する
電流源を構成している。トランジスタMS1のドレイン
はノードvs1に接続され、ソースは共通電位VSSに接
続され、ゲートにはバイアス回路12により生成された
バイアス電圧VBIASが入力されている。
02とMI12により構成された差動対においては、トラン
ジスタMI02とMI12のソースはそれぞれ抵抗素子RS
02,RS12を介してノードvs2に接続され、ノードv
s2にゲートがバイアス電圧VBIASが印加されるトラン
ジスタMS2により動作電流が供給される。
スタML2およびMS3により構成されている。トラン
ジスタML2とMS3は、電源電圧VDDの供給線と共通
電位VSS間に直列接続されている。トランジスタML2
のゲートは4端子入力差動入力回路10aの反転出力端
子DFO(−)に接続され、ソースはプッシュプル出力
段30を構成するトランジスタNT1のゲートに接続さ
れている。トランジスタMS3のゲートには、バイアス
電圧VBIASが印加されている。即ち、トランジスタMS
3はトランジスタML2のエミッタに動作電流を供給す
る電流源を構成している。
トランジスタPT1とnMOSトランジスタNT1が電
源電圧VDDの供給線と共通電位VSS間に直列接続されて
いる。トランジスタPT1のゲートは4端子入力差動入
力回路10aの反転出力端子DFO(−)に接続され、
トランジスタNT1のゲートはソースフォロワ20を構
成するトランジスタML2のソースに接続されている。
トランジスタPT1とNT1との接続点により、出力端
子OUTが形成される。
10aの反転出力端子DFO(−)との間に抵抗素子R
1とキャパシタC1が直列接続されている。抵抗素子R
1とキャパシタC1により、位相補償回路が構成されて
いる。当該位相補償回路によって、ネガティブフィード
バックをかけて使用する場合、回路の発振が防止され
る。
b、ソースフォロワ20、プッシュプル出力段30およ
びバイアス回路12により構成されている多入力差動増
幅回路の一例を示している。本例の多入力差動増幅回路
において、6端子入力差動入力回路10bを除けば、バ
イアス回路12、ソースフォロワ20およびプッシュプ
ル出力段30は、図35に示す回路例のそれぞれの部分
回路と同じ構成を有する。以下、6端子入力差動入力回
路10bを中心に、本例の多入力差動入力回路の構成に
ついて説明する。
0bにおいて、トランジスタMI01,MI02,MI03と
MI11,MI12,MI13により3対の差動対が構成され
ている。トランジスタMI11,MI12,MI13のゲート
はそれぞれ正側の入力端子を構成し、トランジスタMI
01,MI02,MI03のゲートはそれぞれ負側の入力端子
を構成している。正側の各トランジスタのドレイン同士
は反転出力端子DFO(−)に接続され、負側の各トラ
ンジスタのドレイン同士は非反転出力端子DFO(+)
に接続されている。電源電圧VDDの供給線と非反転出力
端子DFO(+)との間に、pMOSトランジスタML
0が接続され、電源電圧VDDの供給線と反転出力端子D
FO(−)との間に、pMOSトランジスタML1が接
続されている。トランジスタML0とML1のゲート同
士が接続され、その接続点がトランジスタML0のドレ
インに接続されている。即ち、これらのトランジスタに
よりカレントミラー回路が構成され、当該カレントミラ
ー回路は6端子入力差動入力回路の負荷回路を構成して
いる。
スタMI01とMI11の電流増幅率をβ1、トランジスタ
MI02とMI12の電流増幅率をβ2、トランジスタMI
03とMI13の電流増幅率をβ3とし、且つβ1:β2:
β3=A:B:Cとすると、各差動対に動作電流を供給
する電流源をなすトランジスタMS1,MS2,MS3
の電流増幅率の比は差動対を構成するそれぞれのトラン
ジスタと同じく、A:B:Cに設定される。さらに、各
差動対を構成するトランジスタのソースと電流源間に接
続されている抵抗素子RS01,RS11の抵抗値をRA 、
抵抗素子RS02,RS12の抵抗値をRB 、抵抗素子RS
03,RS13の抵抗値をRC とすると、RA :RB :RC
=(1/A):(1/B):(1/C)に設定される。
それぞれ抵抗素子RS01とRS11を介してノードvs1
に接続されている。ノードvs1と共通電位VSSとの間
にトランジスタMS1が接続されている。同じように、
トランジスタMI02とMI12のソースは、それぞれ抵抗
素子RS02とRS12を介してノードvs2に接続されて
いる。ノードvs2と共通電位VSSとの間にトランジス
タMS2が接続されている。トランジスタMI03とMI
13のソースは、それぞれ抵抗素子RS03とRS13を介し
てノードvs3に接続されている。ノードvs3と共通
電位VSSとの間にトランジスタMS3が接続されてい
る。
のゲートにはともにバイアス回路12により生成したバ
イアス電圧VBIASが印加されている。即ち、トランジス
タMS1,MS2およびMS3によってそれぞれの差動
対に動作電流を供給する電流源が構成されている。
において、それぞれの差動入力端子IN1(+)とIN
1(−)、IN2(+)とIN2(−)およびIN3
(+)とIN3(−)に入力される差動入力信号がA:
B:Cの比率で重み付けされ、増幅された信号がプッシ
ュプル出力段の出力端子OUTから出力される。
c、ソースフォロワ20、プッシュプル出力段30およ
びバイアス回路12により構成されている多入力差動増
幅回路の他の回路例を示している。4端子入力差動入力
回路10cを除けば、他の構成部分は、図35に示す回
路例のそれぞれの部分回路と同じ構成を有する。以下、
4端子入力差動入力回路10cを中心に、本例の多入力
差動増幅回路の構成について説明する。
おける4端子入力差動入力回路10cは、トランジスタ
MI01,MI11およびMI02,MI12により構成された
2つの差動対、抵抗素子RL0、RL1により構成され
た負荷回路およびトランジスタMS1,MS2により構
成された電流源を有する。即ち、図35に示す4端子入
力差動入力回路10aに比べて、出力負荷回路は、トラ
ンジスタML0,ML1のからなるカレントミラー回路
の代わりに、抵抗素子RL0,RL1により構成されて
いる。
を構成するトランジスタMI01とMI11の電流増幅率を
β1、トランジスタMI02とMI12の電流増幅率をβ2
とし、且つβ1:β2=A:Bとすると、各差動対に動
作電流を供給する電流源をなすトランジスタMS1,M
S2の電流増幅率の比は差動対を構成するそれぞれのト
ランジスタと同じく、A:Bに設定される。また、各差
動対を構成するトランジスタのソースと電流源間に接続
されている抵抗素子RS01,RS11の抵抗値をRA 、抵
抗素子RS02,RS12の抵抗値をRB とすると、RA :
RB =(1/A):(1/B)=B:Aに設定される。
において、差動入力端子IN1(+)とIN1(−)、
IN2(+)とIN2(−)に入力される差動入力信号
はA:Bの比率で重み付けされ、増幅された信号がプッ
シュプル出力段の出力端子OUTから出力される。
d、ソースフォロワ20、プッシュプル出力段30およ
びバイアス回路12により構成されている多入力差動増
幅回路の他の回路例を示している。4端子入力差動入力
回路10dを除けば、他の構成部分は、図35に示す回
路例のそれぞれの部分回路と同じ構成を有する。以下、
4端子入力差動入力回路10dを中心に、本例の多入力
差動増幅回路の構成について説明する。
0dは、トランジスタMI01,MI11およびMI02,M
I12により構成された2つの差動対、これらの差動対の
出力負荷を構成するトランジスタML0,ML1からな
るカレントミラー回路、差動対を構成するそれぞれのト
ランジスタMI01,MI11およびMI02,MI12のソー
ス側に接続され、抵抗素子として機能するトランジスタ
MR01,MR11,MR02,MR12およびそれぞれの差動
対に動作電流を供給するトランジスタMS1,MS2に
より構成されている。
nMOSトランジスタMR01,MR11,MR02,MR12
が設けられている。トランジスタMR01はトランジスタ
MI01とノードvs1との間に接続され、トランジスタ
MR11はトランジスタMI11とノードvs1との間に接
続されている。同様に、トランジスタMR02はトランジ
スタMI02とノードvs2との間に接続され、トランジ
スタMR12はトランジスタMI12とノードvs2との間
に接続されている。トランジスタMR01,MR11,MR
02およびMR12のゲートにはこれらのトランジスタが非
飽和領域で動作するようにそれぞれ電源電圧VDDが印加
される。
の差動対を構成するトランジスタMI01とMI11の電流
増幅率をβ1、トランジスタMI02とMI12の電流増幅
率をβ2とし、且つβ1:β2=A:Bとすると、各差
動対に動作電流を供給する電流源をなすトランジスタM
S1,MS2の電流増幅率の比は差動対を構成するそれ
ぞれのトランジスタと同じく、A:Bに設定される。ま
た、各差動対を構成するトランジスタのソースと電流源
を構成するトランジスタとの間に接続され、抵抗素子と
して設けられているトランジスタMR01とMR11の等価
抵抗をRA とし、トランジスタMR02とMR12の等価抵
抗をRB とすると、RA :RB =(1/A):(1/
B)=B:Aに設定されている。
において、差動入力端子IN1(+)とIN1(−)、
IN2(+)とIN2(−)に入力される差動入力信号
はA:Bの比率で重み付けされ、増幅された信号がプッ
シュプル出力段の出力端子OUTから出力される。
e、ソースフォロワ20、プッシュプル出力段30およ
びバイアス回路12により構成されている多入力差動増
幅回路の他の回路例を示している。4端子入力差動入力
回路10eを除けば、他の構成部分は、図38に示す回
路例のそれぞれの部分回路と同じ構成を有する。以下、
4端子入力差動入力回路10eを中心に、本例の多入力
差動増幅回路の構成について説明する。
0eは、トランジスタMI01,MI11およびMI02,M
I12により構成された2つの差動対、これらの差動対の
出力負荷を構成する抵抗素子RL0,RL1、差動対を
構成するそれぞれのトランジスタMI01,MI11および
MI02,MI12のソース側に接続され、等価的に抵抗素
子として機能するトランジスタMR01,MR11,M
R02,MR12およびそれぞれの差動対に動作電流を供給
するトランジスタMS1,MS2により構成されてい
る。
べて、出力負荷回路はトランジスタからなるカレントミ
ラー回路の代わりに、抵抗素子RL0,RL1が用いら
れている。その他の回路構成は図38に示す回路例とほ
ぼ同じである。
入力端子IN1(+)とIN1(−)、IN2(+)と
IN2(−)に入力される差動入力信号はA:Bの比率
で重み付けされ、増幅された信号がプッシュプル出力段
の出力端子OUTから出力される。
a、差動増幅回路40、インバータ出力段50およびバ
イアス回路12により構成されている多入力差動増幅回
路の一回路例を示している。このうち4端子入力差動入
力回路10aは図35に示す回路例における4端子入力
差動入力回路10aと同じ構成を有するので、ここで、
図35と同じ符号10aを付してこの部分回路を表記し
ている。
タNT2,NT3からなる差動対、pMOSトランジス
タPT2,PT3からなるカレントミラー回路およびn
MOSトランジスタMS3により構成されている電流源
により構成されている。
ートは4端子入力差動入力回路10aの非反転出力端子
DFO(+)に接続され、トランジスタNT3のゲート
は、その反転出力端子のDFO(−)に接続されてい
る。トランジスタNT2とNT3のソースはノードvs
3に接続されている。
源電圧VDDの供給線に接続され、これらのトランジスタ
のゲートは共通に接続され、その接続点はトランジスタ
PT2のドレインに接続されている。トランジスタPT
2とPT3のドレインはそれぞれトランジスタNT2と
NT3のドレインに接続されている。即ち、トランジス
タPT2とPT3からなるカレントミラー回路は差動増
幅回路40の負荷回路を構成している。
s3に接続され、ソースは共通電位VSSに接続されてい
る。トランジスタMS3のゲートにはバイアス回路12
により生成したバイアス電圧VBIASが印加されている。
当該トランジスタMS3により、トランジスタNT2と
NT3で構成された差動対に動作電流を供給する電流源
を成している。
ジスタPT1とnMOSトランジスタNT1により構成
されている。トランジスタPT1とNT1は電源電圧V
DDの供給線と共通電位VSSとの間に直列接続され、これ
らのトランジスタのゲート同士接続され、その接続点が
差動増幅回路40の出力端子、即ち、トランジスタPT
3とトランジスタNT3のドレイン同士の接続点に接続
されている。トランジスタPT1とトランジスタNT1
のドレイン同士の接続点はインバータ出力段50の出力
端子OUTZを形成している。
て、差動入力端子IN1(+)とIN1(−)、IN2
(+)とIN2(−)に入力される差動入力信号は4端
子入力差動入力回路10aにより増幅され、増幅された
差動信号は4端子入力差動入力回路10aの非反転出力
端子DFO(+)および反転出力端子DFO(−)にそ
れぞれ出力される。差動増幅回路40により、4端子入
力差動入力回路10aの出力差動信号がさらに増幅さ
れ、得られた増幅信号はインバータ出力段50を介して
反転され、シングルエンド信号としてインバータ出力段
50の出力端子OUTZから出力される。
るスイッチ回路60と、6端子入力差動入力回路10
b、ソースフォロワ20およびプッシュプル出力段30
により構成されている多入力差動増幅回路の一実施形態
を示している。
61と負側のスイッチ回路62により構成されている。
正側のスイッチ回路61は、スイッチS11,S12,
S21,S22,S31,S32により構成されてい
る。スイッチS11とS12は制御信号SI1により制
御され、スイッチS21とS22は制御信号SI2によ
り制御され、スイッチS31とS32は制御信号SI3
により制御される。負側スイッチ回路62は、スイッチ
S13,S14,S23,S24により構成されれい
る。スイッチS13とS14は制御信号SO1により制
御され、スイッチS23とS24は制御信号SO2によ
り制御されている。
端子IN1(+),IN2(+)およびIN3(+)は
制御信号SI1,SI2およびSI3がハイレベルのと
き、信号入力端子TS に接続され、制御信号SI1,S
I2およびSI3がローレベルのとき、アナログ接地電
位AGNDに接続されている。負側の入力端子IN1
(−),IN2(−)およびIN3(−)は制御信号S
O1およびSI2がハイレベルのとき、出力端子OUT
に接続され、制御信号SO1およびSI2がローレベル
のとき、アナログ接地電位AGNDに接続されている。
図41の回路例では、負側の入力端子IN3(−)がプ
ッシュプル出力段30の出力端子OUTに接続されてい
るので、常にネガティブフィードバックがかかるように
なっている。
ば、上述した第4の実施形態における図26に示す6端
子入力差動入力回路10bと同じ構成を有する。ここ
で、この部分回路に図36と同じ符号10bを付して表
記している。上述したように、6端子入力差動入力回路
10bにおいては、差動対毎に差動入力素子を構成する
トランジスタ、トランジスタのソース側に接続されてい
る抵抗素子およびそれぞれの差動対に動作電流を供給す
る電流源をなすトランジスタのコンダクタンスが異なる
ように設定された。このため、差動入力端子IN1
(+)とIN1(−)、IN2(+)とIN2(−)お
よびIN3(+)とIN3(−)に入力される差動入力
信号が重み付けされ、増幅される。ここで、例えば、差
動入力端子IN1(+)とIN1(−)、IN2(+)
とIN2(−)およびIN3(+)とIN3(−)に入
力される差動入力信号が1:2:3の比率で重み付けさ
れるとする。
回路において、ネガティブフィードバックがかかってい
るので、次式が得られる。
IN2(+)およびVIN3(+)はそれぞれ正側入力
端子IN1(+),IN2(+)およびIN3(+)へ
の入力信号電圧、VIN1(−),VIN2(−)およ
びVIN3(−)はそれぞれ負側入力端子IN1
(−),IN2(−)およびIN3(−)への入力信号
電圧である。
し、これに対して信号入力端子TS の入力信号電圧をv
in、出力端子OUTの出力信号電圧をvout とすると、
スイッチ回路60による切り換えは、次式により表せら
れる。
はハイレベルのとき“1”とし、ローレベルのとき
“0”とする。
1、2、3とすると、式(56)と(57)により次の
式(58)と(59)が得られる。
力差動増幅回路の利得(ゲイン)である。利得Gの分子
は信号SI1,SI2,SI3により0から6までの整
数を任意に設定でき、分母は信号SO1,SO2によ
り、3から6までの整数を任意に設定できる。このた
め、利得Gは、0,1/6,1/5,1/4,1/3,
2/5,1/2,2/3,3/5,3/4,4/5,5
/6,1,6/5,5/4,4/3,3/2,5/3,
2の内何れか一つに設定することが可能である。このよ
うな、高機能な演算回路を活かすためにも、多入力差動
増幅回路には広い入力電圧範囲に対してリニアな入出力
特性が得られることが必要である。
利得1/2の演算増幅回路の一実施形態を示す回路図で
ある。図示のように、本実施形態の演算増幅回路(OP
AMP4)は、4端子入力差動増幅回路100により構
成されている。4端子入力差動増幅回路100の反転入
力端子IN1(−)とIN2(−)はともに出力端子O
UTに接続されている。非反転入力端子IN1(+)は
入力信号vinの入力端子TS に接続され、非反転入力端
子IN2(+)はアナログ接地電位AGNDに接続され
ている。なお、本実施形態の4端子入力差動増幅回路1
00は、例えば、図35または図38に示している4端
子入力差動増幅回路と同じ構成を有する。
て、入力信号vinに対して、出力信号vout は次式によ
り表せられる。
out /vin=1/2)となる。
作時の波形を示している。図43において、aは入力信
号vin、bはソース抵抗がない場合の出力信号、cはソ
ース抵抗が中程度の場合の出力信号、dはソース抵抗が
大きい場合の出力信号voutの波形をそれぞれ示してい
る。
ランジスタのソース側に抵抗が接続されていない場合、
即ち、従来の多入力差動増幅回路の場合、入力信号vin
の電圧レベルが電源電圧VDDまたは共通電位VSSに近づ
く場合、bに示す出力信号のピーク部分がクランプさ
れ、出力信号に歪みが生じる。これに対して、本実施形
態のようにトランジスタのソース側に抵抗が接続されて
いる場合に、信号の歪みが低減される。例えば、出力信
号の電源電圧VDD側はほとんどクランプされることな
く、共通電位VSS側のみがわずかにクランプされる。即
ち、差動対を構成するトランジスタのソース側に抵抗を
接続することにより差動増幅回路のリニア特性が向上
し、入力電圧範囲が改善され、ダイナミックレンジが広
くなる。
路を用いた1/2利得の演算増幅回路の差動入力回路部
分の内部動作電圧−入力電圧依存性のソース抵抗値によ
る変化を示すグラフである。また、図45は、差動入力
回路部分の動作電流−入力電圧依存性のソース抵抗値に
よる変化を示すグラフである。
を構成するトランジスタのソース側に抵抗を接続するこ
とにより、入出力電圧間にリニアな特性が得られる入力
電圧範囲が改善されたことは明白である。
された4端子入力比較回路(COMP4)の一実施形態
を示している。本実施形態の比較回路を構成する4端子
入力差動増幅回路100aは、図42に示す演算増幅回
路を構成する4端子入力差動増幅回路100と同じもの
を用いることができる。ただし、本実施形態では、比較
回路を構成するので、差動増幅回路における位相補正回
路を省略することができる。
回路100aの反転入力端子IN1(−)とIN2
(−)はそれぞれ基準電圧VREF1およびVREF2の入力端
子に接続されている。非反転入力端子IN1(+)およ
びIN2(+)はともに入力信号vinの入力端子に接続
されている。
入力信号vinのレベルが(VREF1+VREF2)/2を横切
るとき、出力信号vout のレベルが変化する。図47
は、入力信号と出力信号のレベル変化タイミングと差動
対を構成するトランジスタのソース側に接続されている
抵抗値との関係を示している。同図において、aは入力
信号vin、bはソース抵抗がない場合の出力信号、cは
ソース抵抗が中程度の場合の出力信号、dはソース抵抗
が大きい場合の出力信号vout の波形をそれぞれ示して
いる。
昇し、(VREF1+VREF2)/2を越えてから所定の遅延
時間が経過したあと出力信号のレベルがローレベルから
ハイレベルに変化する。逆に入力信号vinのレベルが降
下し、(VREF1+VREF2)/2より小さくなってから所
定の遅延時間が経過したあと出力信号のレベルがハイレ
ベルからローレベルに変化する。差動対を構成するトラ
ンジスタのソース側に抵抗が接続されていない場合、即
ち、従来の多入力差動増幅回路においては、(VREF1+
VREF2)/2のレベルを基準にすると、入力信号vinの
変化に対して出力信号vout が変化するまでの遅延時間
が大きい。これは、多入力差動増幅回路のリニア特性の
入力範囲が狭いため、実際は(VREF1+VREF2)/2の
レベルで比較判定していないためである。
ランジスタのソース側に抵抗を接続することにより、入
力信号vinが(VREF1+VREF2)/2を横切ってから出
力信号vout のレベルが変化するまでの遅延時間が十分
小さくなっている。このように、差動対を構成するトラ
ンジスタのソース側に抵抗を接続した多入力差動増幅回
路により比較回路を構成した場合に、特性が改善され、
比較回路の固有の遅延時間を短縮できる。
幅回路100への入力を切り換えるスイッチ回路70に
より構成された比較判定回路の一実施形態を示してい
る。
チS11,S12,S21,S22により構成されてい
る。これらのスイッチは制御信号RSTにより制御され
る。例えば、制御信号RSTがハイレベルのとき、4端
子入力差動増幅回路100の反転入力端子IN1(−)
とIN2(−)はリセット電圧VRST の入力端子に接続
され、制御信号RSTがローレベルのとき、反転入力端
子IN1(−)とIN2(−)は、例えば、それぞれピ
ーク検出回路の上限値VTOP および下限値VBOT の出力
端子に接続されている。
路により構成された比較判定回路において、例えば、制
御信号RSTがハイレベルのとき、入力信号vinのレベ
ルとVRST /2が比較され、その結果に応じて出力信号
vout のレベルが設定される。一方、制御信号RSTが
ローレベルのとき、入力信号vinのレベルと(VTOP+V
BOT )/2が比較され、比較の結果に応じて出力信号v
out のレベルが設定される。上述した他の実施形態と同
様に、例えば4端子入力差動増幅回路100のそれぞれ
の差動対を構成するトランジスタのソース側に抵抗を接
続することにより、差動増幅回路100において十分広
い入力電圧範囲に対してリニアな入出力特性が得られ、
この結果比較判定回路の特性を改善することができる。
動増幅回路によれば、入力−出力間にリニアな特性が得
られる電圧範囲を広くでき、ダイナミックレンジを拡張
できる。このため、差動増幅回路により構成された演算
回路、比較判定回路の性能を改善できる利点がある。
形態を示す回路図である。
ある。
である。
ィードバックをかけて構成した演算回路の内部電圧−入
力電圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフであ
る。
ィードバックをかけて構成した演算回路の電流−入力電
圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
ィードバックがない比較判定回路の内部電圧−入力電圧
依存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
ィードバックがない比較判定回路の電流−入力電圧依存
性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
である。
回路図である。
フィードバックをかけて構成した演算回路の内部電圧−
入力電圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフで
ある。
フィードバックをかけて構成した演算回路の電流−入力
電圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフであ
る。
フィードバックがない比較判定回路の内部電圧−入力電
圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
フィードバックがない比較判定回路の電流−入力電圧依
存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
フィードバックがない比較判定回路の内部電圧−入力電
圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
フィードバックがない比較判定回路の電流−入力電圧依
存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
である。
図である。
フィードバックをかけて構成した演算回路の内部電圧−
入力電圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフで
ある。
フィードバックをかけて構成した演算回路の電流−入力
電圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフであ
る。
フィードバックがない比較判定回路の内部電圧−入力電
圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
フィードバックがない比較判定回路の電流−入力電圧依
存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
図である。
す回路図である。
フィードバックをかけて構成した演算回路の内部電圧−
入力電圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフで
ある。
フィードバックをかけて構成した演算回路の電流−入力
電圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフであ
る。
フィードバックがない比較判定回路の内部電圧−入力電
圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
フィードバックがない比較判定回路の電流−入力電圧依
存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
フィードバックがない比較判定回路の内部電圧−入力電
圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
フィードバックがない比較判定回路の電流−入力電圧依
存性のソース抵抗による変化を示すグラフである。
回路図である。
において抵抗として機能するトランジスタの動作特性を
示すグラフである。
の一構成例を示す回路図である。
の他の構成例を示す回路図である。
の他の構成例を示す回路図である。
の一構成例を示す回路図である。
の他の構成例を示す回路図である。
の他の構成例を示す回路図である。
の他の構成例を示す回路図である。
の他の構成例を示す回路図である。
の他の構成例を示す回路図である。
の一構成例を示す回路図である。
の一構成例を示す回路図である。
形図である。
2利得の演算増幅回路の差動入力回路部分の内部電圧−
入力電圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフで
ある。
2利得の演算増幅回路の差動入力回路部分の電流−入力
電圧依存性のソース抵抗による変化を示すグラフであ
る。
である比較回路の構成を示す回路図である。
形図である。
である比較判定回路の構成を示す回路図である。
図である。
回路図である。
す回路図である。
0d,10e…4端子入力差動入力回路、10b…6端
子入力差動入力回路、12…バイアス回路、20…ソー
スフォロワ、30…プッシュプル出力段、40…2端子
入力差動増幅回路、50…インバータ出力段、60,6
1,62,70…入力切り換えスイッチ回路、100,
100a…4端子入力差動増幅回路、VDD…電源電圧、
VSS…共通電位。
Claims (8)
- 【請求項1】正と負の入力端子を少なくとも2対以上有
する多入力差動増幅回路であって、 各々の差動対が制御ゲートがそれぞれ上記正と負の入力
端子に接続され、一方の端子がそれぞれ第1および第2
の出力端子に接続され、他方の端子がそれぞれ第1およ
び第2の抵抗を介して電流供給ノードに接続されている
第1と第2のトランジスタからなる少なくとも2対以上
の差動対と、 上記各々の差動対における上記電流供給ノードに動作電
流を供給する少なくとも2つ以上の電流源とを有し、 上記第1および第2の出力端子と第1の電源電圧の供給
線との間に第1および第2の負荷回路がそれぞれ接続さ
れている多入力差動増幅回路。 - 【請求項2】上記各々の差動対に動作電流を供給する上
記電流源は、制御ゲートに所定のバイアス電圧が印加さ
れ、一方の端子が上記電流供給ノードに接続され、多方
の端子が第2の電源電圧の供給線に接続されているトラ
ンジスタにより構成されている請求項1記載の多入力差
動増幅回路。 - 【請求項3】上記第1および第2の負荷回路は、それぞ
れ上記第1および第2の出力端子と上記第1の電源電圧
の供給線との間に接続されている抵抗により構成されて
いる請求項1記載の多入力差動増幅回路。 - 【請求項4】上記第1および第2の負荷回路は、それぞ
れ上記第1および第2の出力端子と上記第1の電源電圧
の供給線との間に接続されている第1と第2の負荷形成
用トランジスタにより構成され、 上記第1と第2のトランジスタの制御ゲート同士が共通
に接続され、その接続点が上記第1の出力端子に接続さ
れている請求項1記載の多入力差動増幅回路。 - 【請求項5】正と負の入力端子を少なくとも2対以上有
する多入力差動増幅回路であって、 各々の差動対が制御ゲートがそれぞれ上記正と負の入力
端子に接続され、一方の端子がそれぞれ第1および第2
の出力端子に接続され、他方の端子がそれぞれ第3およ
び第4のトランジスタを介して電流供給ノードに接続さ
れている第1と第2のトランジスタからなる少なくとも
2対以上の差動対と、 上記各々の差動対における上記電流供給ノードに動作電
流を供給する少なくとも2つ以上の電流源とを有し、 上記第1および第2の出力端子と第1の電源電圧の供給
線との間に第1および第2の負荷回路がそれぞれ接続さ
れ、 上記第3および第4のトランジスタの制御ゲートに所定
のバイアス電圧が印加される多入力差動増幅回路。 - 【請求項6】上記各々の差動対に動作電流を供給する上
記電流源は、制御ゲートに所定のバイアス電圧が印加さ
れ、一方の端子が上記電流供給ノードに接続され、多方
の端子が第2の電源電圧の供給線に接続されているトラ
ンジスタにより構成されている請求項5記載の多入力差
動増幅回路。 - 【請求項7】上記第1および第2の負荷回路は、それぞ
れ上記第1および第2の出力端子と上記第1の電源電圧
の供給線との間に接続されている抵抗により構成されて
いる請求項5記載の多入力差動増幅回路。 - 【請求項8】上記第1および第2の負荷回路は、それぞ
れ上記第1および第2の出力端子と上記第1の電源電圧
の供給線との間に接続されている第1と第2の負荷形成
用トランジスタにより構成され、 上記第1と第2のトランジスタの制御ゲート同士が共通
に接続され、その接続点が上記第1の出力端子に接続さ
れている請求項5記載の多入力差動増幅回路。
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