JP2000153319A - モータ用鉄心抜板の打抜きプレス型及び打抜き方法 - Google Patents
モータ用鉄心抜板の打抜きプレス型及び打抜き方法Info
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- JP2000153319A JP2000153319A JP10328737A JP32873798A JP2000153319A JP 2000153319 A JP2000153319 A JP 2000153319A JP 10328737 A JP10328737 A JP 10328737A JP 32873798 A JP32873798 A JP 32873798A JP 2000153319 A JP2000153319 A JP 2000153319A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 板厚偏差のある帯状の電磁鋼板から鉄心抜板
を打抜き積層しても段差のない鉄心を形成するプレス型
及び打抜き方法を提供する。 【解決手段】 上型60下部に外周ダイ4が固定され該外
周ダイ内側に配設され上型に固定のストリッパ5と、下
型90上部に外周ポンチ24が固定され該外周ポンチ内側に
配設され下型に固定された軸穴キー溝ダイ23と、前記外
周ポンチ外周と軸穴キー溝ダイ外周間に配設の外周スト
リッパ8を有して成るプレス型で、前記ストリッパ5中
央部に配設の軸穴ポンチ15と、この軸穴ポンチ外周に配
設のキー溝ポンチ16と、前記軸穴ポンチ外周上部に配設
のインデックスギァカム19と、このインデックスギァカ
ムを間欠回転させる爪20を先端に有する連結棒21と、前
記軸穴キー溝ダイ内周に配設の軸穴ストリッパ25と、こ
の軸穴ストリッパの一方端に配設の軸穴キー溝ストリッ
パ26と、両端を上・下型に支持され前記連結棒を往復動
作させるリンク機構30を具備する打抜きプレス型。
を打抜き積層しても段差のない鉄心を形成するプレス型
及び打抜き方法を提供する。 【解決手段】 上型60下部に外周ダイ4が固定され該外
周ダイ内側に配設され上型に固定のストリッパ5と、下
型90上部に外周ポンチ24が固定され該外周ポンチ内側に
配設され下型に固定された軸穴キー溝ダイ23と、前記外
周ポンチ外周と軸穴キー溝ダイ外周間に配設の外周スト
リッパ8を有して成るプレス型で、前記ストリッパ5中
央部に配設の軸穴ポンチ15と、この軸穴ポンチ外周に配
設のキー溝ポンチ16と、前記軸穴ポンチ外周上部に配設
のインデックスギァカム19と、このインデックスギァカ
ムを間欠回転させる爪20を先端に有する連結棒21と、前
記軸穴キー溝ダイ内周に配設の軸穴ストリッパ25と、こ
の軸穴ストリッパの一方端に配設の軸穴キー溝ストリッ
パ26と、両端を上・下型に支持され前記連結棒を往復動
作させるリンク機構30を具備する打抜きプレス型。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状の電磁鋼板か
らモータ用の鉄心抜板を打ち抜くプレス型及び打抜き方
法に関する。
らモータ用の鉄心抜板を打ち抜くプレス型及び打抜き方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帯状の電磁鋼板からモータ用の鉄
心抜板を打ち抜くプレス型について図7及び図8を参照
して説明する。図7において、プレス機械11には上型6
と下型9が設置され、該上型6と下型9間には帯状の電
磁鋼板10が搬送される。上型6の下部には、外周ダイ4
が固定され該外周ダイ4の内側にストリッパ5が配設上
型6に固定されている。このストリッパ5の上部にはバ
ッキングプレート3とポンチプレート2が順に上型6に
固定され、前記ストリッパ5及びポンチプレート2の中
央部を貫通状態で軸穴キー溝ポンチ1が上型6に固定さ
れている。この軸穴キー溝ポンチ1の下端面は、外周ダ
イ4,ストリッパ5下面と同一面になっている。
心抜板を打ち抜くプレス型について図7及び図8を参照
して説明する。図7において、プレス機械11には上型6
と下型9が設置され、該上型6と下型9間には帯状の電
磁鋼板10が搬送される。上型6の下部には、外周ダイ4
が固定され該外周ダイ4の内側にストリッパ5が配設上
型6に固定されている。このストリッパ5の上部にはバ
ッキングプレート3とポンチプレート2が順に上型6に
固定され、前記ストリッパ5及びポンチプレート2の中
央部を貫通状態で軸穴キー溝ポンチ1が上型6に固定さ
れている。この軸穴キー溝ポンチ1の下端面は、外周ダ
イ4,ストリッパ5下面と同一面になっている。
【0003】一方、下型9の上部には外周ポンチ24が固
定され、この外周ポンチ24の内側には軸穴キー溝ダイ23
が配設され下型9に固定されている。前記外周ポンチ24
の外周と軸穴キー溝ダイ23外周間には外周ストリッパ8
が配設されてスプリングを介して下型9で支持され、こ
の外周ストリッパ8上面と外周ポンチ24及び軸穴キー溝
ダイ23の頭部が同一面になるように、外周ポンチ24及び
軸穴キー溝ダイ23の頭部は外周ストリッパ8を貫通して
いる。又、軸穴キー溝ダイ23内周には軸穴キー溝ストリ
ッパ7が配設されてスプリングを介して下型9で支持さ
れ、この軸穴キー溝ストリッパ7頭部と軸穴キー溝ダイ
23の頭部は同一面になっている。
定され、この外周ポンチ24の内側には軸穴キー溝ダイ23
が配設され下型9に固定されている。前記外周ポンチ24
の外周と軸穴キー溝ダイ23外周間には外周ストリッパ8
が配設されてスプリングを介して下型9で支持され、こ
の外周ストリッパ8上面と外周ポンチ24及び軸穴キー溝
ダイ23の頭部が同一面になるように、外周ポンチ24及び
軸穴キー溝ダイ23の頭部は外周ストリッパ8を貫通して
いる。又、軸穴キー溝ダイ23内周には軸穴キー溝ストリ
ッパ7が配設されてスプリングを介して下型9で支持さ
れ、この軸穴キー溝ストリッパ7頭部と軸穴キー溝ダイ
23の頭部は同一面になっている。
【0004】この状態で電磁鋼板10は、プレス機械11が
上型6を下降させる毎にストリッパ5で押え付けられ、
軸穴キー溝ポンチ1及び外周ポンチ24によって図8
(a)に示すモータ用の鉄心抜板12−1〜12−4が順に
打ち抜かれる。
上型6を下降させる毎にストリッパ5で押え付けられ、
軸穴キー溝ポンチ1及び外周ポンチ24によって図8
(a)に示すモータ用の鉄心抜板12−1〜12−4が順に
打ち抜かれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この打ち抜き作業で、
鉄心抜板12−1〜12−4のキー溝13位置は、電磁鋼板10
の流れ方向すなわち電磁鋼板10の製造時の圧延方向に対
して常に同じ位置で打ち抜きされる。この時、鉄心抜板
12−1〜12−4,……は、キー溝13を揃えて後工程で規
定枚数積層して鉄心を形成する為に、板厚偏差のある電
磁鋼板10を積層した場合は鉄心の外径両端で図8に示す
ような段差を生じ、形成された鉄心の倒れ,巻線収納不
良,モータ特性不良などの問題があった。
鉄心抜板12−1〜12−4のキー溝13位置は、電磁鋼板10
の流れ方向すなわち電磁鋼板10の製造時の圧延方向に対
して常に同じ位置で打ち抜きされる。この時、鉄心抜板
12−1〜12−4,……は、キー溝13を揃えて後工程で規
定枚数積層して鉄心を形成する為に、板厚偏差のある電
磁鋼板10を積層した場合は鉄心の外径両端で図8に示す
ような段差を生じ、形成された鉄心の倒れ,巻線収納不
良,モータ特性不良などの問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて成されたもの
で、板厚偏差のある帯状の電磁鋼板から鉄心抜板を打抜
き積層しても段差のない鉄心を形成するプレス型及び打
抜き方法を提供することを目的とする。
で、板厚偏差のある帯状の電磁鋼板から鉄心抜板を打抜
き積層しても段差のない鉄心を形成するプレス型及び打
抜き方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明におけるモータ用
鉄心抜板の打抜きプレス型は、請求項1では上型の下部
に外周ダイが固定され該外周ダイの内側に配設され上型
に固定されたストリッパと、このストリッパの上部で上
型に順に固定されバッキングプレート及びポンチプレー
トと、下型の上部に外周ポンチが固定され該外周ポンチ
の内側に配設され下型に固定された軸穴キー溝ダイと、
前記外周ポンチの外周と軸穴キー溝ダイ外周間に配設さ
れた外周ストリッパを有して成る打抜きプレス型で、前
記ストリッパの中央部に配設された軸穴ポンチと、この
軸穴ポンチの外周に配設されたキー溝ポンチと、前記軸
穴ポンチの外周上部に配設のインデックスギァカムと、
このインデックスギァカムを間欠回転させる爪を先端に
有する連結棒と、前記軸穴キー溝ダイ内周に配設された
軸穴ストリッパと、この軸穴ストリッパの一方端に配設
された軸穴キー溝ストリッパと、両端を上・下型に支持
され前記連結棒を往復動作させるリンク機構を具備する
ことを特徴とする。
鉄心抜板の打抜きプレス型は、請求項1では上型の下部
に外周ダイが固定され該外周ダイの内側に配設され上型
に固定されたストリッパと、このストリッパの上部で上
型に順に固定されバッキングプレート及びポンチプレー
トと、下型の上部に外周ポンチが固定され該外周ポンチ
の内側に配設され下型に固定された軸穴キー溝ダイと、
前記外周ポンチの外周と軸穴キー溝ダイ外周間に配設さ
れた外周ストリッパを有して成る打抜きプレス型で、前
記ストリッパの中央部に配設された軸穴ポンチと、この
軸穴ポンチの外周に配設されたキー溝ポンチと、前記軸
穴ポンチの外周上部に配設のインデックスギァカムと、
このインデックスギァカムを間欠回転させる爪を先端に
有する連結棒と、前記軸穴キー溝ダイ内周に配設された
軸穴ストリッパと、この軸穴ストリッパの一方端に配設
された軸穴キー溝ストリッパと、両端を上・下型に支持
され前記連結棒を往復動作させるリンク機構を具備する
ことを特徴とする。
【0008】すると、キー溝が一枚ずつ所定角度を代え
て打抜きされ、この鉄心抜板をキー溝を揃えながら積層
して行くと板厚の厚側と板厚の薄側が交互に積層され
て、鉄心は傾斜のないものが形成される。この結果、従
来発生していた鉄心の倒れ,巻線収納不良,モータ特性
不良などの問題が皆無となる。
て打抜きされ、この鉄心抜板をキー溝を揃えながら積層
して行くと板厚の厚側と板厚の薄側が交互に積層され
て、鉄心は傾斜のないものが形成される。この結果、従
来発生していた鉄心の倒れ,巻線収納不良,モータ特性
不良などの問題が皆無となる。
【0009】また請求項2では、上型と下型間に帯状の
電磁鋼板を搬送して鉄心抜板を打抜く方法において、前
記リンク機構による往復動作で連結棒先端の爪により間
欠回転されたインデックスギァカムによって鉄心抜板を
1枚毎に所定角度ずつ移動させキー溝を前記キー溝ポン
チで打ち抜く鉄心抜板の打抜方法である。この方法で請
求項1の作用効果が発生する。
電磁鋼板を搬送して鉄心抜板を打抜く方法において、前
記リンク機構による往復動作で連結棒先端の爪により間
欠回転されたインデックスギァカムによって鉄心抜板を
1枚毎に所定角度ずつ移動させキー溝を前記キー溝ポン
チで打ち抜く鉄心抜板の打抜方法である。この方法で請
求項1の作用効果が発生する。
【0010】更に請求項3は、前記連結棒の往復動作を
エアシリンダで構成した請求項1記載のモータ用鉄心抜
板の打抜きプレス型で、これでも請求項1と同様の作用
効果がある。
エアシリンダで構成した請求項1記載のモータ用鉄心抜
板の打抜きプレス型で、これでも請求項1と同様の作用
効果がある。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の第
1実施例を示すプレス型について図1乃至図5を参照
し、従来構成と同じものは同じ符号を使用して説明す
る。図1はプレス型の要部を示す側面図、図2はインデ
ックスギァカムを示す斜視図、図3はインデックスギァ
カムとキー溝ポンチを示す平面図と側面図、図4は帯状
の電磁鋼板から鉄心抜板を打抜いた状況説明図、図5は
鉄心抜板の積層状態説明図である。
1実施例を示すプレス型について図1乃至図5を参照
し、従来構成と同じものは同じ符号を使用して説明す
る。図1はプレス型の要部を示す側面図、図2はインデ
ックスギァカムを示す斜視図、図3はインデックスギァ
カムとキー溝ポンチを示す平面図と側面図、図4は帯状
の電磁鋼板から鉄心抜板を打抜いた状況説明図、図5は
鉄心抜板の積層状態説明図である。
【0012】図1において、図示しない送り装置の下流
にプレス機械11を設置する。このプレス機械11には上型
60と下型90が設置され、該上型60と下型90間には帯状の
電磁鋼板10が搬送される。上型60の下部には、外周ダイ
4が固定され該外周ダイ4の内側にはストリッパ5が配
設され上型60に固定されている。このストリッパ5の中
央部には軸穴ポンチ15があって該軸穴ポンチ15頭部に形
成された一部空間を介して上型60に固定されている。こ
の軸穴ポンチ15頭部の一方側空間には、外周ダイ4方向
に延設される連結棒21の先端に取付られた爪20が挿設さ
れ、この爪20下面と上面が一部で接面し且つ外周一方側
が連結棒21の先端に接して中央部が前記軸穴ポンチ15外
周に嵌合されたインデックスギァカム19が上型60に固定
されている。このインデックスギァカム19下部には、中
央部が軸穴ポンチ15外周に嵌合されバッキングプレート
3を介してポンチプレート2が上型6に固定されてい
る。
にプレス機械11を設置する。このプレス機械11には上型
60と下型90が設置され、該上型60と下型90間には帯状の
電磁鋼板10が搬送される。上型60の下部には、外周ダイ
4が固定され該外周ダイ4の内側にはストリッパ5が配
設され上型60に固定されている。このストリッパ5の中
央部には軸穴ポンチ15があって該軸穴ポンチ15頭部に形
成された一部空間を介して上型60に固定されている。こ
の軸穴ポンチ15頭部の一方側空間には、外周ダイ4方向
に延設される連結棒21の先端に取付られた爪20が挿設さ
れ、この爪20下面と上面が一部で接面し且つ外周一方側
が連結棒21の先端に接して中央部が前記軸穴ポンチ15外
周に嵌合されたインデックスギァカム19が上型60に固定
されている。このインデックスギァカム19下部には、中
央部が軸穴ポンチ15外周に嵌合されバッキングプレート
3を介してポンチプレート2が上型6に固定されてい
る。
【0013】又、爪20側のインデックスギァカム19下部
には、前記バッキングプレート3,ポンチプレート2,
ストリッパ5を貫通してスプリング18で支持された後述
するキー溝ポンチ16が前記ストリッパ5外周近傍に植設
されている。このキー溝ポンチ16の下端面は、外周ダイ
4,ストリッパ5,軸穴ポンチ15下面と同一面になって
いる。そしてインデックスギァカム19は図2に示すよう
に、外周に等配(図2では20等配)の歯35と、下面には
等配(図2では5等配)のカム山31が形成されていて、
歯35には連結棒21先端の爪20が係合している。
には、前記バッキングプレート3,ポンチプレート2,
ストリッパ5を貫通してスプリング18で支持された後述
するキー溝ポンチ16が前記ストリッパ5外周近傍に植設
されている。このキー溝ポンチ16の下端面は、外周ダイ
4,ストリッパ5,軸穴ポンチ15下面と同一面になって
いる。そしてインデックスギァカム19は図2に示すよう
に、外周に等配(図2では20等配)の歯35と、下面には
等配(図2では5等配)のカム山31が形成されていて、
歯35には連結棒21先端の爪20が係合している。
【0014】一方、下型90の上部には外周ポンチ24が固
定され、この外周ポンチ24の内側には軸穴キー溝ダイ23
が配設され下型90に固定されている。前記外周ポンチ24
の外周と軸穴キー溝ダイ23外周間には外周ストリッパ8
が配設されてスプリングを介して下型90で支持され、こ
の外周ストリッパ8上面と外周ポンチ24及び軸穴キー溝
ダイ23の頭部が同一面になるように、外周ポンチ24及び
軸穴キー溝ダイ23の頭部は外周ストリッパ8を貫通して
いる。又、軸穴キー溝ダイ23内周には軸穴ストリッパ25
が配設されてスプリングを介して下型90で支持され、こ
の軸穴ストリッパ25頭部と軸穴キー溝ダイ23の頭部は同
一面になっている。そして、該軸穴ストリッパ25の一方
端には軸穴キー溝ストリッパ26が配設されてスプリング
を介して下型90で支持され、軸穴キー溝ストリッパ26頭
部と軸穴ストリッパ25頭部は同一面になっている。
定され、この外周ポンチ24の内側には軸穴キー溝ダイ23
が配設され下型90に固定されている。前記外周ポンチ24
の外周と軸穴キー溝ダイ23外周間には外周ストリッパ8
が配設されてスプリングを介して下型90で支持され、こ
の外周ストリッパ8上面と外周ポンチ24及び軸穴キー溝
ダイ23の頭部が同一面になるように、外周ポンチ24及び
軸穴キー溝ダイ23の頭部は外周ストリッパ8を貫通して
いる。又、軸穴キー溝ダイ23内周には軸穴ストリッパ25
が配設されてスプリングを介して下型90で支持され、こ
の軸穴ストリッパ25頭部と軸穴キー溝ダイ23の頭部は同
一面になっている。そして、該軸穴ストリッパ25の一方
端には軸穴キー溝ストリッパ26が配設されてスプリング
を介して下型90で支持され、軸穴キー溝ストリッパ26頭
部と軸穴ストリッパ25頭部は同一面になっている。
【0015】尚、上型60と下型90の間にはリンク機構30
が取付けられており、リンク機構30には前記爪20を先端
に持つ連結棒21と連結している。このように構成された
上型60と下型90により、帯状の電磁鋼板10からモータ用
の鉄心抜板の打抜きについて説明する。
が取付けられており、リンク機構30には前記爪20を先端
に持つ連結棒21と連結している。このように構成された
上型60と下型90により、帯状の電磁鋼板10からモータ用
の鉄心抜板の打抜きについて説明する。
【0016】まず電磁鋼板10が送り装置14にセットされ
てプレス機械11の所定位置まで送られると、プレス機械
11のスライド33が下降してストリッパ5が、電磁鋼板10
を下型90の上面に押圧固定して、軸穴ポンチ15,キー溝
ポンチ16(a) ,外周ダイ4が電磁鋼板10を打ち抜く。上
型60が下降する時、リンク機構30により連結棒21が外側
に向って引出される。また上型60が上昇する時、リンク
機構30により連結棒21が内側に向って押し込まれ、先端
の爪20がインデックスギァカム19を規定角度の18度回転
させる。
てプレス機械11の所定位置まで送られると、プレス機械
11のスライド33が下降してストリッパ5が、電磁鋼板10
を下型90の上面に押圧固定して、軸穴ポンチ15,キー溝
ポンチ16(a) ,外周ダイ4が電磁鋼板10を打ち抜く。上
型60が下降する時、リンク機構30により連結棒21が外側
に向って引出される。また上型60が上昇する時、リンク
機構30により連結棒21が内側に向って押し込まれ、先端
の爪20がインデックスギァカム19を規定角度の18度回転
させる。
【0017】これを図3を参照して説明する。今、イン
デックスギァカム19のカム山31(1)は0度の位置にあ
る。つまり0度の位置のキー溝ポンチ16(a) のみが打抜
きを行う。次に、上型60が上昇しインデックスギァカム
19が18度回転すると、カム山31(2) が90度の位置に達し
て上型60が下降し、90度の位置のキー溝ポンチ16(b) の
みが打抜きを行う。再度、上型60が上昇しインデックス
ギァカム19が18度回転すると、カム山31(3) が180 度の
位置に達し、180 度の位置のキー溝ポンチ16(c)のみが
打抜きを行う。これを繰り返すことで、0度,90度, 1
80度, 270度,0度,90度, 180度,………と位相が90
度ずつ異なった位置にキー溝が打ち抜かれる。このよう
に帯状の幅方向に板厚偏差を有する電磁鋼板10から打ち
抜かれた鉄心抜板12a-1〜12a-4(図4に示す)は、キ
ー溝を揃えて図5に示すように板厚の厚側と板厚の薄側
が交互に積層されて行くので、鉄心は傾斜のないものが
形成される。
デックスギァカム19のカム山31(1)は0度の位置にあ
る。つまり0度の位置のキー溝ポンチ16(a) のみが打抜
きを行う。次に、上型60が上昇しインデックスギァカム
19が18度回転すると、カム山31(2) が90度の位置に達し
て上型60が下降し、90度の位置のキー溝ポンチ16(b) の
みが打抜きを行う。再度、上型60が上昇しインデックス
ギァカム19が18度回転すると、カム山31(3) が180 度の
位置に達し、180 度の位置のキー溝ポンチ16(c)のみが
打抜きを行う。これを繰り返すことで、0度,90度, 1
80度, 270度,0度,90度, 180度,………と位相が90
度ずつ異なった位置にキー溝が打ち抜かれる。このよう
に帯状の幅方向に板厚偏差を有する電磁鋼板10から打ち
抜かれた鉄心抜板12a-1〜12a-4(図4に示す)は、キ
ー溝を揃えて図5に示すように板厚の厚側と板厚の薄側
が交互に積層されて行くので、鉄心は傾斜のないものが
形成される。
【0018】この結果、従来発生していた鉄心の倒れ,
巻線収納不良,モータ特性不良などの問題が皆無とな
る。 (他の実施例)次に他の実施例を図6を参照して説明す
る。第1実施例と異なるのは、連結棒21の出し入れを前
記上型60と下型90とリンク機構30によるものに代えて、
エアシリンダ34により行う。これによっても第1実施例
と同様の効果が得られる。
巻線収納不良,モータ特性不良などの問題が皆無とな
る。 (他の実施例)次に他の実施例を図6を参照して説明す
る。第1実施例と異なるのは、連結棒21の出し入れを前
記上型60と下型90とリンク機構30によるものに代えて、
エアシリンダ34により行う。これによっても第1実施例
と同様の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、帯状の幅
方向に板厚偏差を有する電磁鋼板をキー溝を90度毎に位
置変換しながら鉄心抜板が打ち抜かれ、キー溝を揃えて
板厚の厚側と板厚の薄側が交互に積層されて行くので、
鉄心は傾斜のないものが形成される。その結果、従来発
生していた鉄心の倒れ,巻線収納不良,モータ特性不良
などの問題が皆無となる。
方向に板厚偏差を有する電磁鋼板をキー溝を90度毎に位
置変換しながら鉄心抜板が打ち抜かれ、キー溝を揃えて
板厚の厚側と板厚の薄側が交互に積層されて行くので、
鉄心は傾斜のないものが形成される。その結果、従来発
生していた鉄心の倒れ,巻線収納不良,モータ特性不良
などの問題が皆無となる。
【図1】本発明の一実施例を示すプレス型の要部を示す
側面図、
側面図、
【図2】インデックスギァカムを示す斜視図、
【図3】インデックスギァカムとキー溝ポンチを示す平
面図と側面図、
面図と側面図、
【図4】帯状の電磁鋼板から鉄心抜板を打抜いた状況説
明図、
明図、
【図5】鉄心抜板の積層状態説明図、
【図6】他の実施例を示す図1相当図、
【図7】従来例を示す図1相当図、
【図8】従来例を示す図4及び図5相当図。
1…軸穴キー溝ポンチ、 2…ポンチプレー
ト、3…バッキングプレート、 4…外周ダ
イ、5…ストリッパ、 6,60…上
型、7…軸穴キー溝ストリッパ、 8…外周スト
リッパ、9,90…下型、 10…電磁
鋼板、12…鉄心抜板、 13…キー
溝、15…軸穴ポンチ、 16…キー溝ポ
ンチ、19…インデックスギァカム、 20…爪、21
…連結棒、 23…軸穴キー溝ダ
イ、24…外周ポンチ、 25…軸穴スト
リッパ、26…キー溝ストリッパ、 30…リン
ク機構、31…カム山。
ト、3…バッキングプレート、 4…外周ダ
イ、5…ストリッパ、 6,60…上
型、7…軸穴キー溝ストリッパ、 8…外周スト
リッパ、9,90…下型、 10…電磁
鋼板、12…鉄心抜板、 13…キー
溝、15…軸穴ポンチ、 16…キー溝ポ
ンチ、19…インデックスギァカム、 20…爪、21
…連結棒、 23…軸穴キー溝ダ
イ、24…外周ポンチ、 25…軸穴スト
リッパ、26…キー溝ストリッパ、 30…リン
ク機構、31…カム山。
Claims (3)
- 【請求項1】 上型の下部に外周ダイが固定され該外周
ダイの内側に配設され上型に固定されたストリッパと、
このストリッパの上部で上型に順に固定されバッキング
プレート及びポンチプレートと、下型の上部に外周ポン
チが固定され該外周ポンチの内側に配設され下型に固定
された軸穴キー溝ダイと、前記外周ポンチの外周と軸穴
キー溝ダイ外周間に配設された外周ストリッパを有して
成る打抜きプレス型において、前記ストリッパの中央部
に配設された軸穴ポンチと、この軸穴ポンチの外周に配
設されたキー溝ポンチと、前記軸穴ポンチの外周上部に
配設のインデックスギァカムと、このインデックスギァ
カムを間欠回転させる爪を先端に有する連結棒と、前記
軸穴キー溝ダイ内周に配設された軸穴ストリッパと、こ
の軸穴ストリッパの一方端に配設された軸穴キー溝スト
リッパと、両端を上・下型に支持され前記連結棒を往復
動作させるリンク機構を具備することを特徴とするモー
タ用鉄心抜板の打抜きプレス型。 - 【請求項2】 上型と下型間に帯状の電磁鋼板を搬送し
て鉄心抜板を打抜く方法において、前記リンク機構によ
る往復動作で連結棒先端の爪により間欠回転されたイン
デックスギァカムによって鉄心抜板を1枚毎に所定角度
ずつ移動させキー溝を前記キー溝ポンチで打ち抜くこと
を特徴とする鉄心抜板の打抜き方法。 - 【請求項3】 前記連結棒の往復動作をエアシリンダで
構成した請求項1記載のモータ用鉄心抜板の打抜きプレ
ス型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328737A JP2000153319A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | モータ用鉄心抜板の打抜きプレス型及び打抜き方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10328737A JP2000153319A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | モータ用鉄心抜板の打抜きプレス型及び打抜き方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000153319A true JP2000153319A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18213622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10328737A Pending JP2000153319A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | モータ用鉄心抜板の打抜きプレス型及び打抜き方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000153319A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102873209A (zh) * | 2012-10-17 | 2013-01-16 | 宁波震裕模具有限公司 | 一种在多工位级进模中进行槽形回转的冲压装置 |
CN105834275A (zh) * | 2016-01-15 | 2016-08-10 | 苏州富强科技有限公司 | 汽车仪表盘骨架组装附件设备 |
CN105834284A (zh) * | 2016-01-15 | 2016-08-10 | 苏州富强科技有限公司 | 汽车仪表盘骨架冲孔模组 |
CN109127843A (zh) * | 2018-10-19 | 2019-01-04 | 深圳市超越激光智能装备股份有限公司 | 具有双向行走机构的冲压装置及方法 |
CN114769411A (zh) * | 2022-04-12 | 2022-07-22 | 扬州宝飞优斯特振动器制造有限公司 | 一种电机铁芯冲片冲切制造设备 |
-
1998
- 1998-11-19 JP JP10328737A patent/JP2000153319A/ja active Pending
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CN114769411B (zh) * | 2022-04-12 | 2024-04-26 | 扬州宝飞优斯特振动器制造有限公司 | 一种电机铁芯冲片冲切制造设备 |
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