JP2000152069A - 撮影装置、映像伝送システム、映像受信装置、映像送信装置、映像符号化装置および映像再生装置 - Google Patents
撮影装置、映像伝送システム、映像受信装置、映像送信装置、映像符号化装置および映像再生装置Info
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- JP2000152069A JP2000152069A JP31818398A JP31818398A JP2000152069A JP 2000152069 A JP2000152069 A JP 2000152069A JP 31818398 A JP31818398 A JP 31818398A JP 31818398 A JP31818398 A JP 31818398A JP 2000152069 A JP2000152069 A JP 2000152069A
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Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮影面を含む面内でのその撮影面の傾きと、
表示面を含む面内でのその表示面の傾きとが一致してい
ない状況においても、撮影映像と表示映像との整合を図
り、適正な映像表示を行うことを可能と 【解決手段】 ローカル端末の端末向きセンサ部38に
より検出されたローカル端末の保持状態と、リモート端
末の端末向きセンサ部38により検出されたリモート端
末の保持状態とに応じて、映像サイズ変換部25bによ
る映像データの生成の際のラスタ走査に関する開始位
置、範囲および方向を変化させ、リモート端末のLCD
24に表示するのに適した映像データを生成して送信す
る。
表示面を含む面内でのその表示面の傾きとが一致してい
ない状況においても、撮影映像と表示映像との整合を図
り、適正な映像表示を行うことを可能と 【解決手段】 ローカル端末の端末向きセンサ部38に
より検出されたローカル端末の保持状態と、リモート端
末の端末向きセンサ部38により検出されたリモート端
末の保持状態とに応じて、映像サイズ変換部25bによ
る映像データの生成の際のラスタ走査に関する開始位
置、範囲および方向を変化させ、リモート端末のLCD
24に表示するのに適した映像データを生成して送信す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像をその映像を
撮影したのとは別の装置にて表示するために使用される
撮影装置、映像伝送システム、映像受信装置、映像送信
装置、映像符号化装置および映像再生装置に関する。
撮影したのとは別の装置にて表示するために使用される
撮影装置、映像伝送システム、映像受信装置、映像送信
装置、映像符号化装置および映像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、有線通信回線あるいは無線通信回
線を利用したテレビ電話機能を有した通信端末が実用化
されている。
線を利用したテレビ電話機能を有した通信端末が実用化
されている。
【0003】これまでの有線通信回線を利用したテレビ
電話端末では、固定使用(据え付け使用)を前提として
いるため、通信端末を移動させることは考慮されておら
ず、カメラおよび映像表示装置の向きも固定であった。
電話端末では、固定使用(据え付け使用)を前提として
いるため、通信端末を移動させることは考慮されておら
ず、カメラおよび映像表示装置の向きも固定であった。
【0004】このため、この種のテレビ電話端末では、
カメラおよび映像表示装置の向きの統一を図っておくこ
とが可能であり、カメラで得た映像をそのまま表示すれ
ば、正立した正しい映像の表示が行える。
カメラおよび映像表示装置の向きの統一を図っておくこ
とが可能であり、カメラで得た映像をそのまま表示すれ
ば、正立した正しい映像の表示が行える。
【0005】なお、ここで言うカメラおよび映像表示装
置の向きとは、それらの撮影面や表示面を含む面内での
その撮影面や表示面の傾きを示す。すなわち、この種の
装置で扱われる映像は、一般に縦横の長さが異なるの
で、カメラおよび映像表示装置の向きとは、横長状態で
あるか、それとも縦長状態であるかといった状態を示
す。
置の向きとは、それらの撮影面や表示面を含む面内での
その撮影面や表示面の傾きを示す。すなわち、この種の
装置で扱われる映像は、一般に縦横の長さが異なるの
で、カメラおよび映像表示装置の向きとは、横長状態で
あるか、それとも縦長状態であるかといった状態を示
す。
【0006】しかしながら無線通信回線を利用した携帯
型のテレビ電話端末の場合、装置が小型であることから
装置の向きを様々な状態にしての使用が可能であるが、
カメラおよび映像表示装置の向きが一致していないと、
相手側や自己側で表示される映像が傾いたものとなって
しまう。
型のテレビ電話端末の場合、装置が小型であることから
装置の向きを様々な状態にしての使用が可能であるが、
カメラおよび映像表示装置の向きが一致していないと、
相手側や自己側で表示される映像が傾いたものとなって
しまう。
【0007】すなわち、受信側では映像表示装置の画面
を横長状態にしているにも拘わらずに、送信側が縦長の
映像を撮影して送信すると、受信側の表示器には横転し
た映像が表示されてしまうことになる。
を横長状態にしているにも拘わらずに、送信側が縦長の
映像を撮影して送信すると、受信側の表示器には横転し
た映像が表示されてしまうことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
撮影面を含む面内でのその撮影面の傾きと、表示面を含
む面内でのその表示面の傾きとが一致していなければ、
表示側で適正な映像表示を行うことができず、この結果
表示映像が見づらいものとなってしまったり、撮影側の
装置や表示側の装置の使用状態が制限されて不便となる
といった不具合があった。
撮影面を含む面内でのその撮影面の傾きと、表示面を含
む面内でのその表示面の傾きとが一致していなければ、
表示側で適正な映像表示を行うことができず、この結果
表示映像が見づらいものとなってしまったり、撮影側の
装置や表示側の装置の使用状態が制限されて不便となる
といった不具合があった。
【0009】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、撮影面を含む
面内でのその撮影面の傾きと、表示面を含む面内でのそ
の表示面の傾きとが一致していない状況においても、撮
影映像と表示映像との整合を図り、適正な映像表示を行
うことを可能とするための撮影装置、映像伝送システ
ム、映像受信装置、映像送信装置、映像符号化装置およ
び映像再生装置を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、撮影面を含む
面内でのその撮影面の傾きと、表示面を含む面内でのそ
の表示面の傾きとが一致していない状況においても、撮
影映像と表示映像との整合を図り、適正な映像表示を行
うことを可能とするための撮影装置、映像伝送システ
ム、映像受信装置、映像送信装置、映像符号化装置およ
び映像再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、例えばイメージセンサなどの撮影素子に
より得られた二次元の映像をラスタ走査して前記映像に
応じた映像データを生成する撮影装置において、前記ラ
スタ走査の開始位置、走査方向および走査範囲を所定の
映像切り替え指示に応じて変化させる例えば映像サイズ
変換部などの走査制御手段を備えた。
めに本発明は、例えばイメージセンサなどの撮影素子に
より得られた二次元の映像をラスタ走査して前記映像に
応じた映像データを生成する撮影装置において、前記ラ
スタ走査の開始位置、走査方向および走査範囲を所定の
映像切り替え指示に応じて変化させる例えば映像サイズ
変換部などの走査制御手段を備えた。
【0011】このような手段を講じたことにより、向き
およびサイズの異なる映像を示す映像データが外部から
の指示に応じて生成される。
およびサイズの異なる映像を示す映像データが外部から
の指示に応じて生成される。
【0012】また本発明は、前記の撮影装置に、前記撮
影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾きを検出
する例えば端末向きセンサ部などの撮影傾き検出手段
と、この撮影傾き検出手段により検出された傾きに基づ
いて前記映像切り替え指示を与える例えば主制御部など
の映像切り替え手段とを備えた。
影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾きを検出
する例えば端末向きセンサ部などの撮影傾き検出手段
と、この撮影傾き検出手段により検出された傾きに基づ
いて前記映像切り替え指示を与える例えば主制御部など
の映像切り替え手段とを備えた。
【0013】このような手段を講じたことにより、撮影
素子の傾きに応じた向きおよびサイズの映像を示す映像
データが生成される。
素子の傾きに応じた向きおよびサイズの映像を示す映像
データが生成される。
【0014】また本発明は、イメージセンサなどの撮影
素子により得られた二次元の映像をラスタ走査すること
で撮影手段により生成された映像データを任意の映像受
信装置へと送信する映像送信装置において、前記ラスタ
走査の開始位置、走査方向および走査範囲を所定の映像
切り替え指示に応じて変化させる例えば映像サイズ変換
部などの走査制御手段と、前記撮影素子の撮影面を含む
面内での前記撮影面の傾きを検出する例えば端末向きセ
ンサ部などの撮影傾き検出手段と、この撮影傾き検出手
段により検出された前記撮影面の傾きに基づいて前記映
像切り替え指示を与える例えば主制御部などの映像切り
替え手段とを備えた。
素子により得られた二次元の映像をラスタ走査すること
で撮影手段により生成された映像データを任意の映像受
信装置へと送信する映像送信装置において、前記ラスタ
走査の開始位置、走査方向および走査範囲を所定の映像
切り替え指示に応じて変化させる例えば映像サイズ変換
部などの走査制御手段と、前記撮影素子の撮影面を含む
面内での前記撮影面の傾きを検出する例えば端末向きセ
ンサ部などの撮影傾き検出手段と、この撮影傾き検出手
段により検出された前記撮影面の傾きに基づいて前記映
像切り替え指示を与える例えば主制御部などの映像切り
替え手段とを備えた。
【0015】このような手段を講じたことにより、撮影
素子の傾きに応じた向きおよびサイズの映像を示す映像
データが生成され、任意の映像受信装置へと送信され
る。
素子の傾きに応じた向きおよびサイズの映像を示す映像
データが生成され、任意の映像受信装置へと送信され
る。
【0016】また本発明は、映像送信装置から映像受信
装置へと映像データを伝送し、その映像データが示す映
像を前記映像受信装置に備えられた例えばLCDなどの
表示手段で表示する映像伝送システムに用いられる前記
映像受信装置を、前記表示手段の表示面を含む面内での
前記表示面の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部な
どの表示傾き検出手段と、この表示傾き検出手段により
検出された前記表示面の傾きを前記映像送信装置に対し
て通知する例えば主制御部などの表示傾き通知手段とを
備えたものとした。また前記映像送信装置を、撮影素子
により得られた二次元の映像をラスタ走査して前記映像
に応じた映像データを生成する例えばカメラ部などの撮
影手段と、前記ラスタ走査の開始位置、走査方向および
走査範囲を所定の映像切り替え指示に応じて変化させる
例えば映像サイズ変換部などの走査制御手段と、前記撮
影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾きを検出
する例えば端末向きセンサ部などの撮影傾き検出手段
と、この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面
の傾きおよび前記表示傾き通知手段により通知された前
記表示面の傾きとに基づいて前記映像切り替え指示を与
える例えば主制御部などの映像切り替え手段とを備えた
ものとした。
装置へと映像データを伝送し、その映像データが示す映
像を前記映像受信装置に備えられた例えばLCDなどの
表示手段で表示する映像伝送システムに用いられる前記
映像受信装置を、前記表示手段の表示面を含む面内での
前記表示面の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部な
どの表示傾き検出手段と、この表示傾き検出手段により
検出された前記表示面の傾きを前記映像送信装置に対し
て通知する例えば主制御部などの表示傾き通知手段とを
備えたものとした。また前記映像送信装置を、撮影素子
により得られた二次元の映像をラスタ走査して前記映像
に応じた映像データを生成する例えばカメラ部などの撮
影手段と、前記ラスタ走査の開始位置、走査方向および
走査範囲を所定の映像切り替え指示に応じて変化させる
例えば映像サイズ変換部などの走査制御手段と、前記撮
影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾きを検出
する例えば端末向きセンサ部などの撮影傾き検出手段
と、この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面
の傾きおよび前記表示傾き通知手段により通知された前
記表示面の傾きとに基づいて前記映像切り替え指示を与
える例えば主制御部などの映像切り替え手段とを備えた
ものとした。
【0017】このような手段を講じたことにより、映像
受信手段における表示手段の表示面を含む面内での前記
表示面の傾きと、映像送信装置における撮影素子の撮影
面を含む面内での前記撮影面の傾きとに応じた向きおよ
びサイズの映像を示す映像データが映像送信装置で生成
され、映像受信装置へと送信される。
受信手段における表示手段の表示面を含む面内での前記
表示面の傾きと、映像送信装置における撮影素子の撮影
面を含む面内での前記撮影面の傾きとに応じた向きおよ
びサイズの映像を示す映像データが映像送信装置で生成
され、映像受信装置へと送信される。
【0018】また本発明は、与えられる映像データを複
数の映像領域に分割し、前記映像データの符号化を前記
映像領域毎に順次行う映像符号化装置において、前記符
号化を開始する映像領域、符号化を行う順序および符号
化を行う範囲を所定の映像切り替え指示に応じて変化さ
せる例えば映像コーデックなどの符号化制御手段を備え
た。
数の映像領域に分割し、前記映像データの符号化を前記
映像領域毎に順次行う映像符号化装置において、前記符
号化を開始する映像領域、符号化を行う順序および符号
化を行う範囲を所定の映像切り替え指示に応じて変化さ
せる例えば映像コーデックなどの符号化制御手段を備え
た。
【0019】このような手段を講じたことにより、向き
およびサイズの異なる映像を示す映像データが外部から
の指示に応じて生成される。
およびサイズの異なる映像を示す映像データが外部から
の指示に応じて生成される。
【0020】また本発明は、前記の映像符号化装置に加
えて、例えばイメージセンサなどの撮影手段の撮影面を
含む面内での前記撮影面の傾きを検出する例えば端末向
きセンサ部などの撮影傾き検出手段と、この撮影傾き検
出手段により検出された傾きに基づいて前記映像切り替
え指示を与える例えば主制御部などの映像切り替え手段
とを備えた。
えて、例えばイメージセンサなどの撮影手段の撮影面を
含む面内での前記撮影面の傾きを検出する例えば端末向
きセンサ部などの撮影傾き検出手段と、この撮影傾き検
出手段により検出された傾きに基づいて前記映像切り替
え指示を与える例えば主制御部などの映像切り替え手段
とを備えた。
【0021】このような手段を講じたことにより、撮影
素子の傾きに応じた向きおよびサイズの映像を示す映像
データが生成される。
素子の傾きに応じた向きおよびサイズの映像を示す映像
データが生成される。
【0022】また本発明は、映像送信装置から映像受信
装置へと映像データを伝送し、その映像データが示す映
像を前記映像受信装置に備えられた例えばLCDなどの
表示手段で表示する映像伝送システムにおいて用いられ
る映像受信装置を、前記表示手段の表示面を含む面内で
の前記表示面の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部
などの表示傾き検出手段と、この表示傾き検出手段によ
り検出された前記表示面の傾きを前記映像送信装置に対
して通知する例えば主制御部などの表示傾き通知手段と
を備えたものとし、また前記映像送信装置を、映像デー
タを生成する例えばイメージセンサなどの撮影手段と、
この撮影手段により生成された映像データを複数の映像
領域に分割し、前記映像データの符号化を前記映像領域
毎に順次行う例えば映像コーデックなどの映像符号化手
段と、前記撮影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面
の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部などの撮影傾
き検出手段と、この撮影傾き検出手段により検出された
前記撮影面の傾きおよび前記表示傾き通知手段により通
知された前記表示面の傾きとに基づいて前記符号化を開
始する映像領域、符号化を行う順序および符号化を行う
範囲を所定の映像切り替え指示に応じて変化させる例え
ば映像コーデックなどの符号化制御手段とを備えたもの
とした。
装置へと映像データを伝送し、その映像データが示す映
像を前記映像受信装置に備えられた例えばLCDなどの
表示手段で表示する映像伝送システムにおいて用いられ
る映像受信装置を、前記表示手段の表示面を含む面内で
の前記表示面の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部
などの表示傾き検出手段と、この表示傾き検出手段によ
り検出された前記表示面の傾きを前記映像送信装置に対
して通知する例えば主制御部などの表示傾き通知手段と
を備えたものとし、また前記映像送信装置を、映像デー
タを生成する例えばイメージセンサなどの撮影手段と、
この撮影手段により生成された映像データを複数の映像
領域に分割し、前記映像データの符号化を前記映像領域
毎に順次行う例えば映像コーデックなどの映像符号化手
段と、前記撮影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面
の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部などの撮影傾
き検出手段と、この撮影傾き検出手段により検出された
前記撮影面の傾きおよび前記表示傾き通知手段により通
知された前記表示面の傾きとに基づいて前記符号化を開
始する映像領域、符号化を行う順序および符号化を行う
範囲を所定の映像切り替え指示に応じて変化させる例え
ば映像コーデックなどの符号化制御手段とを備えたもの
とした。
【0023】このような手段を講じたことにより、撮影
素子の傾きに応じた向きおよびサイズの映像を示す映像
データが生成され、任意の映像受信装置へと送信され
る。
素子の傾きに応じた向きおよびサイズの映像を示す映像
データが生成され、任意の映像受信装置へと送信され
る。
【0024】また本発明は、複数の映像領域に分割され
るとともにこの映像領域毎に符号化された映像データか
ら映像を再生する映像再生装置において、前記符号化さ
れた映像データを前記映像領域毎に復号する例えば映像
コーデックなどの復号手段と、この復号手段により復号
された映像データを所定の角度で前記映像領域毎に映像
回転させる例えばブロック回転部などの映像回転手段
と、この映像回転手段により回転された各映像領域の映
像データを、所定の順序で並べ替える例えばブロック並
べ替え部などの並べ替え手段と、前記映像回転手段で前
記映像データを回転させる角度および前記並べ替え手段
により前記映像データを並べ替える順序を所定の映像切
り替え指示に応じて変化させる例えば主制御部などの復
号制御手段とを備えた。
るとともにこの映像領域毎に符号化された映像データか
ら映像を再生する映像再生装置において、前記符号化さ
れた映像データを前記映像領域毎に復号する例えば映像
コーデックなどの復号手段と、この復号手段により復号
された映像データを所定の角度で前記映像領域毎に映像
回転させる例えばブロック回転部などの映像回転手段
と、この映像回転手段により回転された各映像領域の映
像データを、所定の順序で並べ替える例えばブロック並
べ替え部などの並べ替え手段と、前記映像回転手段で前
記映像データを回転させる角度および前記並べ替え手段
により前記映像データを並べ替える順序を所定の映像切
り替え指示に応じて変化させる例えば主制御部などの復
号制御手段とを備えた。
【0025】このような手段を講じたことにより、映像
の向きが任意に回転される。
の向きが任意に回転される。
【0026】また本発明は、前記の映像再生装置に加え
て、例えばLCDなどの表示手段の表示面を含む面内で
の前記表示面の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部
などの表示傾き検出手段と、この表示傾き検出手段によ
り検出された傾きに基づいて前記映像切り替え指示を与
える例えば主制御部などの映像切り替え手段とを備え
た。
て、例えばLCDなどの表示手段の表示面を含む面内で
の前記表示面の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部
などの表示傾き検出手段と、この表示傾き検出手段によ
り検出された傾きに基づいて前記映像切り替え指示を与
える例えば主制御部などの映像切り替え手段とを備え
た。
【0027】このような手段を講じたことにより、表示
手段での映像の表示方向が、その表示手段の傾きに応じ
て回転される。
手段での映像の表示方向が、その表示手段の傾きに応じ
て回転される。
【0028】また本発明は、映像送信装置から映像受信
装置へと、複数の映像領域に分割された上でこの映像領
域毎に符号化された映像データを伝送し、その映像デー
タが示す映像を前記映像受信装置に備えられた例えばL
CDなどの表示手段で表示する映像伝送システムにおい
て用いられる映像送信装置を、前記映像データを生成す
る撮影手段の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾きを
検出する例えば端末向きセンサ部などの撮影傾き検出手
段と、この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影
面の傾きを前記映像受信装置に対して通知する例えば主
制御部などの表示傾き通知手段とを備えたものとし、ま
た前記映像受信装置を、前記符号化された映像データを
前記映像領域毎に復号する例えば映像コーデックなどの
復号手段と、この復号手段により復号された映像データ
を所定の角度で前記映像領域毎に映像回転させる例えば
ブロック回転部などの映像回転手段と、この映像回転手
段により回転された各映像領域の映像データを、所定の
順序で並べ替える例えばブロック並べ替え部などの並べ
替え手段と、前記表示手段の表示面を含む面内での前記
表示面の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部などの
表示傾き検出手段と、この表示傾き検出手段により検出
された前記表示面の傾きおよび前記撮影傾き通知手段に
より通知された前記撮影面の傾きとに基づいて前記映像
回転手段で前記映像データを回転させる角度および前記
並べ替え手段により前記映像データを並べ替える順序を
所定の映像切り替え指示に応じて変化させる例えば主制
御部などの復号制御手段とを備えたものとした。
装置へと、複数の映像領域に分割された上でこの映像領
域毎に符号化された映像データを伝送し、その映像デー
タが示す映像を前記映像受信装置に備えられた例えばL
CDなどの表示手段で表示する映像伝送システムにおい
て用いられる映像送信装置を、前記映像データを生成す
る撮影手段の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾きを
検出する例えば端末向きセンサ部などの撮影傾き検出手
段と、この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影
面の傾きを前記映像受信装置に対して通知する例えば主
制御部などの表示傾き通知手段とを備えたものとし、ま
た前記映像受信装置を、前記符号化された映像データを
前記映像領域毎に復号する例えば映像コーデックなどの
復号手段と、この復号手段により復号された映像データ
を所定の角度で前記映像領域毎に映像回転させる例えば
ブロック回転部などの映像回転手段と、この映像回転手
段により回転された各映像領域の映像データを、所定の
順序で並べ替える例えばブロック並べ替え部などの並べ
替え手段と、前記表示手段の表示面を含む面内での前記
表示面の傾きを検出する例えば端末向きセンサ部などの
表示傾き検出手段と、この表示傾き検出手段により検出
された前記表示面の傾きおよび前記撮影傾き通知手段に
より通知された前記撮影面の傾きとに基づいて前記映像
回転手段で前記映像データを回転させる角度および前記
並べ替え手段により前記映像データを並べ替える順序を
所定の映像切り替え指示に応じて変化させる例えば主制
御部などの復号制御手段とを備えたものとした。
【0029】このような手段を講じたことにより、表示
手段での映像の表示方向が、映像受信手段における表示
手段の表示面を含む面内での前記表示面の傾きと、映像
送信装置における撮影素子の撮影面を含む面内での前記
撮影面の傾きとに応じた向きに回転される。
手段での映像の表示方向が、映像受信手段における表示
手段の表示面を含む面内での前記表示面の傾きと、映像
送信装置における撮影素子の撮影面を含む面内での前記
撮影面の傾きとに応じた向きに回転される。
【0030】また本発明は、前記各発明の映像送信装置
に加えて、撮影手段により撮影されている映像と、走査
範囲内または符号化範囲内の映像との関係を識別可能な
所定の表示を行う、例えば主制御部およびLCDからな
る送信範囲表示手段を備えた。
に加えて、撮影手段により撮影されている映像と、走査
範囲内または符号化範囲内の映像との関係を識別可能な
所定の表示を行う、例えば主制御部およびLCDからな
る送信範囲表示手段を備えた。
【0031】このような手段を講じたことにより、任意
に変更される送信範囲が撮影映像内のどこであるかが表
示される。
に変更される送信範囲が撮影映像内のどこであるかが表
示される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態につ
いて図面を用いて説明する。
いて図面を用いて説明する。
【0033】図1は本実施形態に係る携帯型テレビ電話
端末装置の要部構成を示すブロック図である。
端末装置の要部構成を示すブロック図である。
【0034】この図に示すように、本実施形態の携帯型
テレビ電話端末装置は、主制御部21、映像コーデック
22、LCDインタフェース部(LCD IF部)2
3、LCD(液晶表示器)24、カメラ部25、カメ画
素タフェース部(カメラIF部)26、多重分離部2
7、PHS回線インタフェース部(PHS回線IF部)
28、アンテナ29、音声コーデック30、マイク3
1、マイクインタフェース部(マイクIF部)32、ス
ピーカインタフェース部(スピーカIF部)33、スピ
ーカ34、操作部35、操作入力制御回路部36、カメ
ラ向きセンサ部37、端末向きセンサ部38、ブロック
回転部39およびブロック並べ替え部40を有してい
る。
テレビ電話端末装置は、主制御部21、映像コーデック
22、LCDインタフェース部(LCD IF部)2
3、LCD(液晶表示器)24、カメラ部25、カメ画
素タフェース部(カメラIF部)26、多重分離部2
7、PHS回線インタフェース部(PHS回線IF部)
28、アンテナ29、音声コーデック30、マイク3
1、マイクインタフェース部(マイクIF部)32、ス
ピーカインタフェース部(スピーカIF部)33、スピ
ーカ34、操作部35、操作入力制御回路部36、カメ
ラ向きセンサ部37、端末向きセンサ部38、ブロック
回転部39およびブロック並べ替え部40を有してい
る。
【0035】このうち、主制御部21、映像コーデック
22、LCDインタフェース部23、カメ画素タフェー
ス部26、多重分離部27、PHS回線インタフェース
部28、音声コーデック30、操作入力制御回路部3
6、カメラ向きセンサ部37、端末向きセンサ部38、
ブロック回転部39およびブロック並べ替え部40は、
主バス41を介して互いに接続されている。また、多重
分離部27は、映像コーデック22、PHS回線インタ
フェース部28および音声コーデック30と、同期バス
42,43,44を介してそれぞれ接続されている。
22、LCDインタフェース部23、カメ画素タフェー
ス部26、多重分離部27、PHS回線インタフェース
部28、音声コーデック30、操作入力制御回路部3
6、カメラ向きセンサ部37、端末向きセンサ部38、
ブロック回転部39およびブロック並べ替え部40は、
主バス41を介して互いに接続されている。また、多重
分離部27は、映像コーデック22、PHS回線インタ
フェース部28および音声コーデック30と、同期バス
42,43,44を介してそれぞれ接続されている。
【0036】主制御部21はCPU、ROMおよびRA
M等を有してなるものであり、本携帯型テレビ電話端末
装置の各部を統括制御することで携帯型テレビ電話端末
装置としての動作を実現するものである。この主制御部
21は、各種の機能を実現するための処理手段をソフト
ウェア処理により実現する。
M等を有してなるものであり、本携帯型テレビ電話端末
装置の各部を統括制御することで携帯型テレビ電話端末
装置としての動作を実現するものである。この主制御部
21は、各種の機能を実現するための処理手段をソフト
ウェア処理により実現する。
【0037】この主制御部21がソフトウェア処理によ
り実現する処理手段としては、携帯型テレビ電話端末装
置における周知の一般的な制御手段に加えて、端末向き
センサ部38での検出結果と、通信相手から通知される
相手端末向きとに基づいて、カメラ部25での映像デー
タの生成処理および映像コーデック22での映像符号化
処理を後述するように制御する制御手段と、端末向きセ
ンサ部38で検出された端末向きを必要に応じて通信相
手に対して通知するための制御手段と、ブロック回転部
39およびブロック並べ替え部40での映像処理を制御
する制御手段とを有している。
り実現する処理手段としては、携帯型テレビ電話端末装
置における周知の一般的な制御手段に加えて、端末向き
センサ部38での検出結果と、通信相手から通知される
相手端末向きとに基づいて、カメラ部25での映像デー
タの生成処理および映像コーデック22での映像符号化
処理を後述するように制御する制御手段と、端末向きセ
ンサ部38で検出された端末向きを必要に応じて通信相
手に対して通知するための制御手段と、ブロック回転部
39およびブロック並べ替え部40での映像処理を制御
する制御手段とを有している。
【0038】映像コーデック22は、符号映像データの
デコードを行い、再生した映像データをLCDインタフ
ェース部23に与える。また映像コーデック22は、カ
メラ部25からカメ画素タフェース部26を介して与え
られる映像データをエンコードしてMPEG−4方式や
ITU−TのH.263方式などの符号映像データを得
る。
デコードを行い、再生した映像データをLCDインタフ
ェース部23に与える。また映像コーデック22は、カ
メラ部25からカメ画素タフェース部26を介して与え
られる映像データをエンコードしてMPEG−4方式や
ITU−TのH.263方式などの符号映像データを得
る。
【0039】LCDインタフェース部23は、与えられ
た映像データをLCD24で処理可能な信号形式に変換
した上でLCD24に与える。LCD24は、MPEG
−4方式やITU−TのH.263方式などの映像を表
示するのに十分な表示能力(解像度など)を有したカラ
ーの表示器であり、LCDインタフェース部23から与
えられ映像データに基づいて映像を表示する。
た映像データをLCD24で処理可能な信号形式に変換
した上でLCD24に与える。LCD24は、MPEG
−4方式やITU−TのH.263方式などの映像を表
示するのに十分な表示能力(解像度など)を有したカラ
ーの表示器であり、LCDインタフェース部23から与
えられ映像データに基づいて映像を表示する。
【0040】カメラ部25は、CCDカメラなどを用い
たものであり、映像データを生成し、カメ画素タフェー
ス部26に与える。カメ画素タフェース部26は、カメ
ラ部25から与えられる映像データを映像コーデック2
2で処理可能な信号形式に変換した上で映像コーデック
22に与える。カメ画素タフェース部26はまた、主制
御部21から映像切り替えコマンドが与えられた場合
に、その映像切り替えコマンドをカメラ部25に転送す
る。
たものであり、映像データを生成し、カメ画素タフェー
ス部26に与える。カメ画素タフェース部26は、カメ
ラ部25から与えられる映像データを映像コーデック2
2で処理可能な信号形式に変換した上で映像コーデック
22に与える。カメ画素タフェース部26はまた、主制
御部21から映像切り替えコマンドが与えられた場合
に、その映像切り替えコマンドをカメラ部25に転送す
る。
【0041】多重分離部27は、映像コーデック22か
ら同期バス42を介して与えられる符号映像データ、音
声コーデック30から同期バス44を介して与えられる
符号化音声データおよび主制御部21から主バスを介し
て与えられる他データを所定の多重化方式(例えば、I
TU−T勧告H.221やH.223、あるいはそれら
を変形したもの等)で多重化し、これにより得られる伝
送データをPHS回線インタフェース部28へと同期バ
ス43を介して与える。また、多重分離部27はPHS
回線インタフェース部28から同期バス43を介して与
えられる伝送データから符号映像データ、符号化音声デ
ータおよび他データをそれぞれ分離し、これらの各デー
タを映像コーデック22、音声コーデック30および主
制御部21のそれぞれへと同期バス42,44および主
バス41を介して与える。
ら同期バス42を介して与えられる符号映像データ、音
声コーデック30から同期バス44を介して与えられる
符号化音声データおよび主制御部21から主バスを介し
て与えられる他データを所定の多重化方式(例えば、I
TU−T勧告H.221やH.223、あるいはそれら
を変形したもの等)で多重化し、これにより得られる伝
送データをPHS回線インタフェース部28へと同期バ
ス43を介して与える。また、多重分離部27はPHS
回線インタフェース部28から同期バス43を介して与
えられる伝送データから符号映像データ、符号化音声デ
ータおよび他データをそれぞれ分離し、これらの各デー
タを映像コーデック22、音声コーデック30および主
制御部21のそれぞれへと同期バス42,44および主
バス41を介して与える。
【0042】PHS回線インタフェース部28は、アン
テナ29を介して無線によりPHS網に接続可能で、P
HS網を介しての通信を行うための各種の呼処理を行う
とともに、PHS網上に設定された通信パスを介してデ
ータの送受信を行う。
テナ29を介して無線によりPHS網に接続可能で、P
HS網を介しての通信を行うための各種の呼処理を行う
とともに、PHS網上に設定された通信パスを介してデ
ータの送受信を行う。
【0043】音声コーデック30は、マイク31から出
力され、マイクインタフェース部32を介して与えられ
る音声信号をディジタル化するとともに所定の音声符号
化方式(例えばITU−T勧告G.729等)でエンコ
ードして符号化音声データを得る。音声コーデック30
は、この符号化音声データを、同期バス44を介して多
重分離部27へ与える。また、音声コーデック30は、
多重分離部27から与えられる符号化音声データをデコ
ードするととともにアナログ化して音声信号を得て、こ
の音声信号をスピーカインタフェース部33に与える。
力され、マイクインタフェース部32を介して与えられ
る音声信号をディジタル化するとともに所定の音声符号
化方式(例えばITU−T勧告G.729等)でエンコ
ードして符号化音声データを得る。音声コーデック30
は、この符号化音声データを、同期バス44を介して多
重分離部27へ与える。また、音声コーデック30は、
多重分離部27から与えられる符号化音声データをデコ
ードするととともにアナログ化して音声信号を得て、こ
の音声信号をスピーカインタフェース部33に与える。
【0044】マイク31は、周囲の音声を音声信号に変
換してマイクインタフェース部32に与える。マイクイ
ンタフェース部32は、マイク31から与えられた音声
信号を音声コーデック30で処理可能な信号形式に変換
した上で音声コーデック30に与える。
換してマイクインタフェース部32に与える。マイクイ
ンタフェース部32は、マイク31から与えられた音声
信号を音声コーデック30で処理可能な信号形式に変換
した上で音声コーデック30に与える。
【0045】スピーカインタフェース部33は、音声コ
ーデック30から与えられる音声信号をスピーカ34で
処理可能な信号形式に変換した上でスピーカ34に与え
る。スピーカ34は、スピーカインタフェース部33か
ら与えられる音声信号を音声として出力する。
ーデック30から与えられる音声信号をスピーカ34で
処理可能な信号形式に変換した上でスピーカ34に与え
る。スピーカ34は、スピーカインタフェース部33か
ら与えられる音声信号を音声として出力する。
【0046】操作部35は、使用者による主制御部21
に対する各種の指示入力を受け付けるためのものであ
り、各種の機能の指定を受け付ける操作ボタン群、電話
番号や各種の数値の指定を受け付けるためのダイヤルボ
タン群、あるいは本装置の動作のON/OFFの指定を
受け付けるための電源スイッチなどを有している。操作
入力制御回路部36は、操作部35での指示操作の内容
を認識し、それを主制御部21に通知する。
に対する各種の指示入力を受け付けるためのものであ
り、各種の機能の指定を受け付ける操作ボタン群、電話
番号や各種の数値の指定を受け付けるためのダイヤルボ
タン群、あるいは本装置の動作のON/OFFの指定を
受け付けるための電源スイッチなどを有している。操作
入力制御回路部36は、操作部35での指示操作の内容
を認識し、それを主制御部21に通知する。
【0047】カメラ向きセンサ部37は、カメラ部25
の装着の有無、ならびにカメラ部25が所定の2つの装
着状態のいずれで装着されているかを検出する。
の装着の有無、ならびにカメラ部25が所定の2つの装
着状態のいずれで装着されているかを検出する。
【0048】端末向きセンサ部38は、例えば水銀リレ
ーなどを用いて構成されており、本携帯型テレビ電話端
末装置の向きを検出する。
ーなどを用いて構成されており、本携帯型テレビ電話端
末装置の向きを検出する。
【0049】ブロック回転部39は、映像コーデック2
2から与えられる復号映像データが示す映像を、主制御
部21から指示される回転量でマクロブロック毎に回転
させる。
2から与えられる復号映像データが示す映像を、主制御
部21から指示される回転量でマクロブロック毎に回転
させる。
【0050】ブロック並べ替え部40は、ブロック回転
部39で回転された各マクロブロックを、主制御部21
から指示される順序で並べ替える。
部39で回転された各マクロブロックを、主制御部21
から指示される順序で並べ替える。
【0051】なお、図示は省略しているが、本装置の構
成要素として、上述した各部を動作させるための電力を
供給する電源部が存在する。
成要素として、上述した各部を動作させるための電力を
供給する電源部が存在する。
【0052】ところでカメラ部25はさらに、イメージ
センサ25aおよび映像サイズ変換部25bを有してい
る。
センサ25aおよび映像サイズ変換部25bを有してい
る。
【0053】イメージセンサ25aは、CCDエリアセ
ンサなどを用いたものであり、図示しない光学系によっ
て結像された光像に応じた映像データを生成する。この
イメージセンサ25aで生成された映像データは、映像
サイズ変換部25bに与えられる。
ンサなどを用いたものであり、図示しない光学系によっ
て結像された光像に応じた映像データを生成する。この
イメージセンサ25aで生成された映像データは、映像
サイズ変換部25bに与えられる。
【0054】映像サイズ変換部25bは、イメージセン
サ25aで生成された映像データの一部をラスタ走査し
つつ取り出す。なお映像サイズ変換部25bは、ラスタ
走査の開始位置、走査方向および走査範囲を、主制御部
21から与えられる映像切り替えコマンドに応じて変化
させることができる。
サ25aで生成された映像データの一部をラスタ走査し
つつ取り出す。なお映像サイズ変換部25bは、ラスタ
走査の開始位置、走査方向および走査範囲を、主制御部
21から与えられる映像切り替えコマンドに応じて変化
させることができる。
【0055】図2は本携帯型テレビ電話端末装置の外観
を示す図である。なお、図1と同一部分には同一符号を
付している。
を示す図である。なお、図1と同一部分には同一符号を
付している。
【0056】この図に示すように本携帯型テレビ電話端
末装置は、箱型の筐体60を有し、この筐体60の内部
にカメラ部25以外の各構成要素が収容されている。そ
してLCD24は、筐体60の一面からその表示面を筐
体60の外部に露出させた状態で設けられている。
末装置は、箱型の筐体60を有し、この筐体60の内部
にカメラ部25以外の各構成要素が収容されている。そ
してLCD24は、筐体60の一面からその表示面を筐
体60の外部に露出させた状態で設けられている。
【0057】カメラ部25は、筐体60に対して着脱自
在となっている。かつカメラ部25は、LCD24の表
示面が設けられた側と同じ方向を撮影する状態と、LC
D24の表示面が設けられた側に対する背面側の方向を
撮影する状態との2つの状態での装着が可能である。
在となっている。かつカメラ部25は、LCD24の表
示面が設けられた側と同じ方向を撮影する状態と、LC
D24の表示面が設けられた側に対する背面側の方向を
撮影する状態との2つの状態での装着が可能である。
【0058】次に以上のように構成された携帯型テレビ
電話端末装置の動作につき説明する。なお、この携帯型
テレビ電話端末装置におけるマルチメディア通信に関す
る基本的な動作は従来よりある同種の装置と同様である
ので説明を省略し、ここでは相手端末と自端末の保持状
態に応じた映像の表示向き整合制御について詳細に説明
する。
電話端末装置の動作につき説明する。なお、この携帯型
テレビ電話端末装置におけるマルチメディア通信に関す
る基本的な動作は従来よりある同種の装置と同様である
ので説明を省略し、ここでは相手端末と自端末の保持状
態に応じた映像の表示向き整合制御について詳細に説明
する。
【0059】まず動作を説明するに当たり、映像の向き
について定義する。
について定義する。
【0060】ユーザが端末を持ち、筐体60の前面に顔
を正対させている状態で、LCD24に表示される映像
が図3(a)に示すようになるときを「正立」、図3
(b)に示すようになるときを反時計まわりの「横
転」、図3(c)に示すようになるときを時計まわりの
「横転」、図3(d)に示すようになるときを「倒立」
と呼ぶことにする。
を正対させている状態で、LCD24に表示される映像
が図3(a)に示すようになるときを「正立」、図3
(b)に示すようになるときを反時計まわりの「横
転」、図3(c)に示すようになるときを時計まわりの
「横転」、図3(d)に示すようになるときを「倒立」
と呼ぶことにする。
【0061】本実施形態の携帯型テレビ電話端末装置
は、筐体60が図2に示したような状態にある保持状態
(以下、横長状態と称する)としてのほかに、筐体60
が図2に示すような状態から90度回転した状態にある
保持状態(以下、縦長状態と称する)としても使用する
ことが可能となっている。
は、筐体60が図2に示したような状態にある保持状態
(以下、横長状態と称する)としてのほかに、筐体60
が図2に示すような状態から90度回転した状態にある
保持状態(以下、縦長状態と称する)としても使用する
ことが可能となっている。
【0062】そして、横長状態であるとき、イメージセ
ンサ25aの撮影映像およびLCD24の表示面も横長
状態となる。また縦長状態であるとき、イメージセンサ
25aの撮影映像およびLCD24の表示面も縦長状態
となる。
ンサ25aの撮影映像およびLCD24の表示面も横長
状態となる。また縦長状態であるとき、イメージセンサ
25aの撮影映像およびLCD24の表示面も縦長状態
となる。
【0063】端末向きセンサ部38は、筐体60の左右
の下端部にそれぞれ設けられた2つの水銀リレーを有す
る。これら水銀リレーは細い管の中に少量の水銀が封入
されて成り、管内部の一方の端に1対の接点が配設され
たものである。そして、第1の水銀リレーは横長状態で
あるときの下方に接点が位置するように、また、第2の
水銀リレーは縦長状態であるときの下方に接点が位置す
るようにそれぞれ配置される。かくして、横長状態では
第1の水銀リレーで、また縦長状態では第2の水銀リレ
ーでそれぞれ水銀が重力によって下方に寄せられ、一対
の接点が短絡される。そこで端末向きセンサ部38は、
これらの水銀リレーのON−OFF状態を監視すること
で筐体60の保持方向を判定する。
の下端部にそれぞれ設けられた2つの水銀リレーを有す
る。これら水銀リレーは細い管の中に少量の水銀が封入
されて成り、管内部の一方の端に1対の接点が配設され
たものである。そして、第1の水銀リレーは横長状態で
あるときの下方に接点が位置するように、また、第2の
水銀リレーは縦長状態であるときの下方に接点が位置す
るようにそれぞれ配置される。かくして、横長状態では
第1の水銀リレーで、また縦長状態では第2の水銀リレ
ーでそれぞれ水銀が重力によって下方に寄せられ、一対
の接点が短絡される。そこで端末向きセンサ部38は、
これらの水銀リレーのON−OFF状態を監視すること
で筐体60の保持方向を判定する。
【0064】さて、通信初期のネゴシエーションにおい
て主制御部21は、端末向きセンサ部38により検出さ
れた保持状態を相手端末に通知する。また主制御部21
は、通信途中において保持状態が変わったことが端末向
きセンサ部38によって検出された場合には、その旨を
通知する情報を他データとして伝送データに載せ、相手
端末に通知する。
て主制御部21は、端末向きセンサ部38により検出さ
れた保持状態を相手端末に通知する。また主制御部21
は、通信途中において保持状態が変わったことが端末向
きセンサ部38によって検出された場合には、その旨を
通知する情報を他データとして伝送データに載せ、相手
端末に通知する。
【0065】相手端末も同種の装置であり、保持状態を
通知してきたならば、主制御部21はその通知を受けて
相手端末の保持状態を認識する。なお以下では、自端末
をローカル端末、相手端末をリモート端末と称すること
にする。
通知してきたならば、主制御部21はその通知を受けて
相手端末の保持状態を認識する。なお以下では、自端末
をローカル端末、相手端末をリモート端末と称すること
にする。
【0066】そして主制御部21は、 (1) ローカル端末が横長状態で、リモート端末が横長状
態であるか、あるいは状態不明である場合には、第1映
像変換処理。
態であるか、あるいは状態不明である場合には、第1映
像変換処理。
【0067】(2) ローカル端末が横長状態で、リモート
端末が縦長状態である場合には、第2映像変換処理。
端末が縦長状態である場合には、第2映像変換処理。
【0068】(3) ローカル端末が縦長状態で、リモート
端末が横長状態である場合には、第3映像変換処理。
端末が横長状態である場合には、第3映像変換処理。
【0069】(4) ローカル端末が縦長状態で、リモート
端末が縦長状態であるか、あるいは状態不明である場合
には、第4映像変換処理。といった具合に、映像変換処
理の方法を選択し、映像サイズ変換部25bへと指定す
る。
端末が縦長状態であるか、あるいは状態不明である場合
には、第4映像変換処理。といった具合に、映像変換処
理の方法を選択し、映像サイズ変換部25bへと指定す
る。
【0070】さて映像サイズ変換部25bは、以下の手
順で送信する映像を所定のサイズに変換する。
順で送信する映像を所定のサイズに変換する。
【0071】まずイメージセンサ25aは、例えば標準
のテレビジョン・フォーマットに対応した汎用品であ
り、NTSC相当720画素×480画素のサイズの映
像(以下、原サイズ映像と称する)を示す映像データを
生成する。
のテレビジョン・フォーマットに対応した汎用品であ
り、NTSC相当720画素×480画素のサイズの映
像(以下、原サイズ映像と称する)を示す映像データを
生成する。
【0072】映像サイズ変換部25bはこのような映像
データを受けると、図4(a)に示すように原サイズ映
像の全域を対象としてフィルタリングなどを行うことに
よって、または図4(b)に示すように原サイズ映像の
一部領域を抽出することによって、図4(c)に示すよ
うな中間サイズの映像(以下、中間サイズ映像と称す
る)を示す映像データに変換する。
データを受けると、図4(a)に示すように原サイズ映
像の全域を対象としてフィルタリングなどを行うことに
よって、または図4(b)に示すように原サイズ映像の
一部領域を抽出することによって、図4(c)に示すよ
うな中間サイズの映像(以下、中間サイズ映像と称す
る)を示す映像データに変換する。
【0073】このとき中間サイズは、送信する映像のサ
イズ(送信サイズ)の長辺を一辺とする正方形領域以上
とする。すなわち、送信サイズを176画素×144画
素であるQCIF(Quarter Common Intermediate Form
at)とするならば、中間サイズは176画素×176画
素の正方形以上である。そして本実施形態では、中間サ
イズを176画素×176画素の正方形として定める。
イズ(送信サイズ)の長辺を一辺とする正方形領域以上
とする。すなわち、送信サイズを176画素×144画
素であるQCIF(Quarter Common Intermediate Form
at)とするならば、中間サイズは176画素×176画
素の正方形以上である。そして本実施形態では、中間サ
イズを176画素×176画素の正方形として定める。
【0074】続いて映像サイズ変換部25bは、主制御
部21から指定される映像変換処理の方法に応じ、以下
のように処理する。
部21から指定される映像変換処理の方法に応じ、以下
のように処理する。
【0075】(第1映像変換処理が指定された場合)こ
の場合、ローカル端末は横長となっているから、中間サ
イズの映像は図5(a)に示すような状態となる。
の場合、ローカル端末は横長となっているから、中間サ
イズの映像は図5(a)に示すような状態となる。
【0076】そこで映像サイズ変換部25bは、図5
(b)に示すように中間サイズの映像の上下16画素ず
つを除いた176画素×144画素の領域に関して、図
5(c)に示すようにその領域の左上端の画素を始点と
して右方向にラスタ走査を行うことで、送信サイズの映
像データを生成する。
(b)に示すように中間サイズの映像の上下16画素ず
つを除いた176画素×144画素の領域に関して、図
5(c)に示すようにその領域の左上端の画素を始点と
して右方向にラスタ走査を行うことで、送信サイズの映
像データを生成する。
【0077】(第2映像変換処理が指定された場合)こ
の場合、ローカル端末は横長となっているから、中間サ
イズの映像は図6(a)に示すような状態となる。
の場合、ローカル端末は横長となっているから、中間サ
イズの映像は図6(a)に示すような状態となる。
【0078】そこで映像サイズ変換部25bは、図6
(b)に示すように中間サイズの映像の左右16画素ず
つを除いた144画素×176画素の領域に関して、図
6(c)に示すようにその領域の右上端の画素を始点と
して下方向にラスタ走査を行うことで、送信サイズの映
像データを生成する。
(b)に示すように中間サイズの映像の左右16画素ず
つを除いた144画素×176画素の領域に関して、図
6(c)に示すようにその領域の右上端の画素を始点と
して下方向にラスタ走査を行うことで、送信サイズの映
像データを生成する。
【0079】(第3映像変換処理が指定された場合)こ
の場合、ローカル端末は縦長となっているから、中間サ
イズの映像は図7(a)に示すような状態となる。
の場合、ローカル端末は縦長となっているから、中間サ
イズの映像は図7(a)に示すような状態となる。
【0080】そこで映像サイズ変換部25bは、図7
(b)に示すように中間サイズの映像の左右16画素ず
つを除いた144画素×176画素の領域に関して、図
7(c)に示すようにその領域の左下端の画素を始点と
して上方向にラスタ走査を行うことで、送信サイズの映
像データを生成する。
(b)に示すように中間サイズの映像の左右16画素ず
つを除いた144画素×176画素の領域に関して、図
7(c)に示すようにその領域の左下端の画素を始点と
して上方向にラスタ走査を行うことで、送信サイズの映
像データを生成する。
【0081】(第4映像変換処理が指定された場合)こ
の場合、ローカル端末は縦長となっているから、中間サ
イズの映像は図8(a)に示すような状態となる。
の場合、ローカル端末は縦長となっているから、中間サ
イズの映像は図8(a)に示すような状態となる。
【0082】そこで映像サイズ変換部25bは、図8
(b)に示すように中間サイズの映像の上下16画素ず
つを除いた176画素×144画素の領域に関して、図
8(c)に示すようにその領域の左上端の画素を始点と
して右方向にラスタ走査を行うことで、送信サイズの映
像データを生成する。
(b)に示すように中間サイズの映像の上下16画素ず
つを除いた176画素×144画素の領域に関して、図
8(c)に示すようにその領域の左上端の画素を始点と
して右方向にラスタ走査を行うことで、送信サイズの映
像データを生成する。
【0083】このようにして生成された映像データを受
信したリモート端末では、横長状態のときにおけるLC
D24の左上端を始点として、横長状態のときにおける
右方向にラスタ走査して映像を再生する。
信したリモート端末では、横長状態のときにおけるLC
D24の左上端を始点として、横長状態のときにおける
右方向にラスタ走査して映像を再生する。
【0084】従って、第1映像変換処理および第3映像
変換処理により生成された映像データは、横長状態とな
っているリモート端末のLCD24にて正立した状態で
表示されることになる。
変換処理により生成された映像データは、横長状態とな
っているリモート端末のLCD24にて正立した状態で
表示されることになる。
【0085】なお、リモート端末から保持状態の通知が
なされずに保持状態が不明である場合にも、第1映像変
換処理または第3映像変換処理を適用するようにしてい
るから、リモート端末が横長状態となっている場合に正
立した状態で表示されることになる。ここで、このよう
に保持方向を通知する機能を有さない装置は、一般に特
定の保持状態でのみ使用可能としたものであって、その
保持状態は一般的に表示器が横長状態となる状態である
ので、多くの場合は正立した状態で表示されることにな
る。
なされずに保持状態が不明である場合にも、第1映像変
換処理または第3映像変換処理を適用するようにしてい
るから、リモート端末が横長状態となっている場合に正
立した状態で表示されることになる。ここで、このよう
に保持方向を通知する機能を有さない装置は、一般に特
定の保持状態でのみ使用可能としたものであって、その
保持状態は一般的に表示器が横長状態となる状態である
ので、多くの場合は正立した状態で表示されることにな
る。
【0086】一方、リモート端末では縦長状態であって
も、ラスタ走査の始点と方向は横長状態のときと同一と
する。すなわち、縦長状態のLCD24の見た目で考え
れば、その右上端を始点とし、下方にラスタ走査がなさ
れる。
も、ラスタ走査の始点と方向は横長状態のときと同一と
する。すなわち、縦長状態のLCD24の見た目で考え
れば、その右上端を始点とし、下方にラスタ走査がなさ
れる。
【0087】従って、第2映像変換処理および第4映像
変換処理により生成された映像データは、縦長状態とな
っているリモート端末のLCD24にて正立した状態で
表示されることになる。
変換処理により生成された映像データは、縦長状態とな
っているリモート端末のLCD24にて正立した状態で
表示されることになる。
【0088】かくして、リモート端末の保持状態が横長
状態および縦長状態のいずれであっても、そのリモート
端末で成立した映像を表示させることが可能である。
状態および縦長状態のいずれであっても、そのリモート
端末で成立した映像を表示させることが可能である。
【0089】以上は、ラスタ走査に準じた画素順序が保
たれる状態で映像データを伝送する場合であるが、以下
に映像データをMPEG−4方式やITU−T勧告の
H.263方式で符号化して伝送する場合の動作につき
説明する。
たれる状態で映像データを伝送する場合であるが、以下
に映像データをMPEG−4方式やITU−T勧告の
H.263方式で符号化して伝送する場合の動作につき
説明する。
【0090】これらの符号化方式では、1つの映像を左
上の角の画素から16画素×16画素毎に切り出してマ
クロブロックを形成し、このマクロブロック毎に符号化
処理を行う。
上の角の画素から16画素×16画素毎に切り出してマ
クロブロックを形成し、このマクロブロック毎に符号化
処理を行う。
【0091】このような符号化処理を行う場合に主制御
部21は、映像コーデック22に対しても第1映像変換
処理乃至第4映像変換処理のいずれかを映像サイズ変換
部25bに対して行うのと同様にして指定する。
部21は、映像コーデック22に対しても第1映像変換
処理乃至第4映像変換処理のいずれかを映像サイズ変換
部25bに対して行うのと同様にして指定する。
【0092】そうすると映像コーデック22は、映像サ
イズ変換部25bにおけるラスタ走査の始点となった画
素を含むマクロブロックを処理開始ブロックとし、映像
サイズ変換部25bにおけるラスタ走査と同方向に処理
するマクロブロックを変化させて行く。
イズ変換部25bにおけるラスタ走査の始点となった画
素を含むマクロブロックを処理開始ブロックとし、映像
サイズ変換部25bにおけるラスタ走査と同方向に処理
するマクロブロックを変化させて行く。
【0093】かくして、リモート端末の映像コーデック
では、到来した各マクロブロックを個々に復号したの
ち、MPEG−4などで規定された順序で配列すること
で正立した映像を再生することができる。
では、到来した各マクロブロックを個々に復号したの
ち、MPEG−4などで規定された順序で配列すること
で正立した映像を再生することができる。
【0094】なおこの場合、映像サイズ変換部25bか
らは中間サイズの映像データを出力し、映像コーデック
において符号化する領域を図5乃至図8の(b)に示す
ように限定することで送信サイズに変換するようにして
も良い。
らは中間サイズの映像データを出力し、映像コーデック
において符号化する領域を図5乃至図8の(b)に示す
ように限定することで送信サイズに変換するようにして
も良い。
【0095】次に、受信した映像データに基づく映像表
示に関する処理について説明する。
示に関する処理について説明する。
【0096】リモート端末が上述のような映像変換の機
能を有しているならば、従来通りの表示処理を行うこと
によって、横長状態であっても、縦長状態であっても上
述のように成立した映像をLCD24に表示することが
できる。
能を有しているならば、従来通りの表示処理を行うこと
によって、横長状態であっても、縦長状態であっても上
述のように成立した映像をLCD24に表示することが
できる。
【0097】しかし、リモート端末が上述のような映像
変換の機能を有していないと、ローカル端末が横長状態
であるか縦長状態であるかに拘わらずに図9(a)に示
すような状態の映像が送られてくる。
変換の機能を有していないと、ローカル端末が横長状態
であるか縦長状態であるかに拘わらずに図9(a)に示
すような状態の映像が送られてくる。
【0098】ここで、ローカル端末が横長状態であるな
らば、主制御部21は到来した映像データが示す映像を
そのままLCD24に表示させる。
らば、主制御部21は到来した映像データが示す映像を
そのままLCD24に表示させる。
【0099】しかしながらローカル端末が縦長状態であ
るならば、主制御部21はユーザ指定に応じて「縮小表
示」と「等倍表示」との2種類の表示方法のいずれかを
選択する。
るならば、主制御部21はユーザ指定に応じて「縮小表
示」と「等倍表示」との2種類の表示方法のいずれかを
選択する。
【0100】なおユーザ指定は、各受信映像に対して共
通の設定として予め受け付けておいても良いし、逐一確
認動作を行って指定させるようにしても良い。
通の設定として予め受け付けておいても良いし、逐一確
認動作を行って指定させるようにしても良い。
【0101】「縮小表示」を選択した場合に主制御部2
1は、90度の回転処理を行った上で、映像の横幅がL
CD24の短辺の長さとなるように縮小処理を施し、図
9(b)に示すような状態でLCD24に表示させる。
1は、90度の回転処理を行った上で、映像の横幅がL
CD24の短辺の長さとなるように縮小処理を施し、図
9(b)に示すような状態でLCD24に表示させる。
【0102】また「等倍表示」を選択した場合に主制御
部21は、90度の回転処理を行った上で、映像の横幅
がLCD24の短辺の長さとなるように一部分を抽出
し、図9(c)に示すような状態でLCD24に表示さ
せる。なお、ここで抽出する領域は、図9(c)に示す
ように中央部とすればよいが、ユーザ指定を受け付け、
指定領域を抽出するようにしても良い。
部21は、90度の回転処理を行った上で、映像の横幅
がLCD24の短辺の長さとなるように一部分を抽出
し、図9(c)に示すような状態でLCD24に表示さ
せる。なお、ここで抽出する領域は、図9(c)に示す
ように中央部とすればよいが、ユーザ指定を受け付け、
指定領域を抽出するようにしても良い。
【0103】一方、映像データがマクロブロック毎に伝
送されてくるならば、次のような処理によることもでき
る。
送されてくるならば、次のような処理によることもでき
る。
【0104】すなわち、例えば図10(a)に示すよう
な映像を図10(b)に示すようなブロック配置に基づ
いて図10(c)のように分割して伝送してくる場合を
考えると、縦長状態である場合は受信した映像は図10
(d)に示すものとなってしまう。
な映像を図10(b)に示すようなブロック配置に基づ
いて図10(c)のように分割して伝送してくる場合を
考えると、縦長状態である場合は受信した映像は図10
(d)に示すものとなってしまう。
【0105】そこで、映像コーデック22により復号さ
れたのちの各マクロブロックを、ブロック回転部39で
マクロブロック毎に90度ずつ回転させる。
れたのちの各マクロブロックを、ブロック回転部39で
マクロブロック毎に90度ずつ回転させる。
【0106】この結果得られる映像は、図10(e)に
示すような状態となるので、続いてブロック並べ替え部
40にて、各マクロブロックを適宜入れ替えし、図10
(f)に示すような映像を得、これをLCD24に表示
させる。
示すような状態となるので、続いてブロック並べ替え部
40にて、各マクロブロックを適宜入れ替えし、図10
(f)に示すような映像を得、これをLCD24に表示
させる。
【0107】以上のように映像の加工を行った上で表示
を行うことにより、保持状態に応じて常に成立した映像
を表示することが可能である。
を行うことにより、保持状態に応じて常に成立した映像
を表示することが可能である。
【0108】以上のように本実施形態によれば、横長状
態および縦長状態のいずれの保持状態においても、リモ
ート側およびローカル側での表示映像をともに成立した
ものとすることができるので、いずれの保持状態でも支
障無く使用することができる。従って、ユーザの好みに
応じたフレキシブルな使用形態をとることが可能とな
り、非常に便利となる。
態および縦長状態のいずれの保持状態においても、リモ
ート側およびローカル側での表示映像をともに成立した
ものとすることができるので、いずれの保持状態でも支
障無く使用することができる。従って、ユーザの好みに
応じたフレキシブルな使用形態をとることが可能とな
り、非常に便利となる。
【0109】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば図11に示すように、LCD24
にリモート端末から送られてきた映像51を表示すると
ともに、イメージセンサ25aで取り込まれた映像52
を映像51に並べて表示する。また映像52には、リモ
ート端末へと送信されている領域を示す枠53を表示す
る。
ものではない。例えば図11に示すように、LCD24
にリモート端末から送られてきた映像51を表示すると
ともに、イメージセンサ25aで取り込まれた映像52
を映像51に並べて表示する。また映像52には、リモ
ート端末へと送信されている領域を示す枠53を表示す
る。
【0110】このようにすれば、撮影されている領域の
うちのどの領域が切り出されて相手に送られているのか
をユーザが知ることができ、必要に応じて撮影範囲を調
整するなどの手段を講じることが可能となる。
うちのどの領域が切り出されて相手に送られているのか
をユーザが知ることができ、必要に応じて撮影範囲を調
整するなどの手段を講じることが可能となる。
【0111】なお、映像51と映像52との位置関係は
任意であって良く、ユーザにより指定された位置におの
おのを表示するようにしても良い。あるいは、別々の表
示器を備えるようにしても良い。
任意であって良く、ユーザにより指定された位置におの
おのを表示するようにしても良い。あるいは、別々の表
示器を備えるようにしても良い。
【0112】また上記実施形態では、端末向きセンサ3
8は横長状態と縦長状態との2状態のみを認識可能なも
のとし、この2状態にのみ対応するものとしているが、
横長状態を図2に示す正立状態とその逆さまの倒立状態
とに、また縦長状態を図2に示す状態から時計回りに9
0度傾いた状態と、反時計回りに90度傾いた状態とに
それぞれ区別可能としておき、それらの各状態に応じた
映像変換処理を行うようにしても良い。さらには、より
細分に保持状態を認識可能とすることもできる。
8は横長状態と縦長状態との2状態のみを認識可能なも
のとし、この2状態にのみ対応するものとしているが、
横長状態を図2に示す正立状態とその逆さまの倒立状態
とに、また縦長状態を図2に示す状態から時計回りに9
0度傾いた状態と、反時計回りに90度傾いた状態とに
それぞれ区別可能としておき、それらの各状態に応じた
映像変換処理を行うようにしても良い。さらには、より
細分に保持状態を認識可能とすることもできる。
【0113】また、上記実施形態では筐体60が横長状
態であるときにイメージセンサ25aの撮影映像および
LCD24の表示面が横長状態になるものとして、筐体
60の保持状態に基づいて映像変換処理の方法を選択す
るものとしている。しかしながら、図12に示すよう
に、筐体60が縦長状態であるときにイメージセンサ2
5aの撮影映像およびLCD24の表示面が横長状態に
なるように構成することも可能であり、このような場合
に本発明を適用することも可能である。
態であるときにイメージセンサ25aの撮影映像および
LCD24の表示面が横長状態になるものとして、筐体
60の保持状態に基づいて映像変換処理の方法を選択す
るものとしている。しかしながら、図12に示すよう
に、筐体60が縦長状態であるときにイメージセンサ2
5aの撮影映像およびLCD24の表示面が横長状態に
なるように構成することも可能であり、このような場合
に本発明を適用することも可能である。
【0114】つまり、端末の保持状態の検出結果をイメ
ージセンサ25aの撮影映像およびLCD24の状態に
置き換え、映像変換処理の方法を選択すれば良いのであ
る。さらには、カメラ部25およびLCD24が端末保
持状態とは無関係に向きを変えられるようにすることも
可能で、この場合にはカメラ部25やLCD24の向き
を直接的に検出することとする。
ージセンサ25aの撮影映像およびLCD24の状態に
置き換え、映像変換処理の方法を選択すれば良いのであ
る。さらには、カメラ部25およびLCD24が端末保
持状態とは無関係に向きを変えられるようにすることも
可能で、この場合にはカメラ部25やLCD24の向き
を直接的に検出することとする。
【0115】また上記実施形態では、端末向きセンサ部
38は水銀スイッチを利用したものとしているが、他種
のセンサを用いるようにしても良いし、あるいは端末に
対するなんらかの操作手段に対するユーザの操作状態を
監視することによって端末の保持方向を検出するように
構成してもよい。
38は水銀スイッチを利用したものとしているが、他種
のセンサを用いるようにしても良いし、あるいは端末に
対するなんらかの操作手段に対するユーザの操作状態を
監視することによって端末の保持方向を検出するように
構成してもよい。
【0116】また上記実施形態では、イメージセンサ2
5aにより取り込まれた映像を一度中間サイズに変換し
た後、送信サイズに変換することとしたが、中間サイズ
に変換せずに、原サイズから直接送信サイズに変換して
も良い。
5aにより取り込まれた映像を一度中間サイズに変換し
た後、送信サイズに変換することとしたが、中間サイズ
に変換せずに、原サイズから直接送信サイズに変換して
も良い。
【0117】また、イメージセンサ25aとして有効画
素が正方形となる素子を用いても良い。
素が正方形となる素子を用いても良い。
【0118】またカメラ部25は、携帯型テレビ電話端
末装置に用いるのに限定されるものではなく、独立した
撮影装置としても機能し得る。この場合、このカメラ部
25の向きを検出するセンサと、そのセンサの検出結果
に応じて映像サイズ変換部25bに変換方法を指示する
手段とを設けるようにしても良い。
末装置に用いるのに限定されるものではなく、独立した
撮影装置としても機能し得る。この場合、このカメラ部
25の向きを検出するセンサと、そのセンサの検出結果
に応じて映像サイズ変換部25bに変換方法を指示する
手段とを設けるようにしても良い。
【0119】また、伝送する映像は、動画でも、静止画
でも良い。
でも良い。
【0120】また、表示映像を加工するのみならず、表
示装置もしくはカメラを回転可能に構成し、保持状態の
矛盾が生じた場合に、表示装置の表示画面を機械的に回
転させることで、かかる矛盾を解消しても良い。
示装置もしくはカメラを回転可能に構成し、保持状態の
矛盾が生じた場合に、表示装置の表示画面を機械的に回
転させることで、かかる矛盾を解消しても良い。
【0121】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
で種々の変形実施が可能である。
【0122】
【発明の効果】本発明によれば、撮影素子の撮影面を含
む面内での前記撮影面の傾きや表示手段の表示面を含む
面内での前記表示面の傾きなどに基づいて、送信する映
像の向きやサイズ、あるいは受信した映像の向きやサイ
ズを任意に変更し、表示に適した映像データを生成する
ようにしたので、撮影面を含む面内でのその撮影面の傾
きと、表示面を含む面内でのその表示面の傾きとが一致
していない状況においても、撮影映像と表示映像との整
合を図り、適正な映像表示を行うことを可能となる。
む面内での前記撮影面の傾きや表示手段の表示面を含む
面内での前記表示面の傾きなどに基づいて、送信する映
像の向きやサイズ、あるいは受信した映像の向きやサイ
ズを任意に変更し、表示に適した映像データを生成する
ようにしたので、撮影面を含む面内でのその撮影面の傾
きと、表示面を含む面内でのその表示面の傾きとが一致
していない状況においても、撮影映像と表示映像との整
合を図り、適正な映像表示を行うことを可能となる。
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯型テレビ電話端
末装置の要部構成を示すブロック図。
末装置の要部構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯型テレビ電話端
末装置の外観を示す図。
末装置の外観を示す図。
【図3】映像の様々な状態を示す図。
【図4】原サイズ映像を中間サイズ映像に変換する様子
を示す図。
を示す図。
【図5】第1映像変換処理の処理内容を示す図。
【図6】第2映像変換処理の処理内容を示す図。
【図7】第3映像変換処理の処理内容を示す図。
【図8】第4映像変換処理の処理内容を示す図。
【図9】受信した映像の変換処理の処理内容を示す図。
【図10】受信した映像の変換処理の処理内容を示す
図。
図。
【図11】イメージセンサ25aで取り込まれた映像の
うちのリモート端末へと送信されている領域を表示する
ための表示例を示す図。
うちのリモート端末へと送信されている領域を表示する
ための表示例を示す図。
【図12】筐体60に対するLCD24およびカメラ部
25の装着状態の変形例を示す図。
25の装着状態の変形例を示す図。
21…主制御部 22…映像コーデック 23…LCDインタフェース部(LCD IF部) 24…LCD 25…カメラ部 25a…イメージセンサ 25b…映像サイズ変換部 26…カメ画素タフェース部(カメラIF部) 27…多重分離部 28…PHS回線インタフェース部(PHS回線IF
部) 29…アンテナ 30…音声コーデック 31…マイク 32…マイクインタフェース部(マイクIF部) 33…スピーカインタフェース部(スピーカIF部) 34…スピーカ 35…操作部 36…操作入力制御回路部 37…カメラ向きセンサ部 38…端末向きセンサ部 39…ブロック回転部 40…ブロック並べ替え部 41…主バス 42,43,44…同期バス 60…筐体
部) 29…アンテナ 30…音声コーデック 31…マイク 32…マイクインタフェース部(マイクIF部) 33…スピーカインタフェース部(スピーカIF部) 34…スピーカ 35…操作部 36…操作入力制御回路部 37…カメラ向きセンサ部 38…端末向きセンサ部 39…ブロック回転部 40…ブロック並べ替え部 41…主バス 42,43,44…同期バス 60…筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 信浩 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 片岡 好広 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 Fターム(参考) 5C022 AA12 AB62 AC03 AC11 AC42 AC69 AC77 5C059 MA00 PP01 PP04 SS07 TA00 TB07 TC25 TC31 5C064 AA01 AB06 AC04 AC13 AD02 AD08 5C076 AA24 BA01 BA03 BA04 BA05 BA06
Claims (17)
- 【請求項1】 撮影素子により得られた二次元の映像を
ラスタ走査して前記映像に応じた映像データを生成する
撮影装置において、 前記ラスタ走査の開始位置、走査方向および走査範囲を
所定の映像切り替え指示に応じて変化させる走査制御手
段を備えたことを特徴とする撮影装置。 - 【請求項2】 前記撮影素子の撮影面を含む面内での前
記撮影面の傾きを検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された傾きに基づいて
前記映像切り替え指示を与える映像切り替え手段とを具
備したことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。 - 【請求項3】 撮影素子により得られた二次元の映像を
ラスタ走査することで撮影手段により生成された映像デ
ータを任意の映像受信装置へと送信する映像送信装置に
おいて、 前記ラスタ走査の開始位置、走査方向および走査範囲を
所定の映像切り替え指示に応じて変化させる走査制御手
段と、 前記撮影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾き
を検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きに基づいて前記映像切り替え指示を与える映像切り替
え手段とを具備したことを特徴とする映像送信装置。 - 【請求項4】 映像送信装置から映像受信装置へと映像
データを伝送し、その映像データが示す映像を前記映像
受信装置に備えられた表示手段で表示する映像伝送シス
テムにおいて、 前記映像受信装置は、 前記表示手段の表示面を含む面内での前記表示面の傾き
を検出する表示傾き検出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された前記表示面の傾
きを前記映像送信装置に対して通知する表示傾き通知手
段とを具備し、 かつ前記映像送信装置は、 撮影素子により得られた二次元の映像をラスタ走査して
前記映像に応じた映像データを生成する撮影手段と、 前記ラスタ走査の開始位置、走査方向および走査範囲を
所定の映像切り替え指示に応じて変化させる走査制御手
段と、 前記撮影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾き
を検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きおよび前記表示傾き通知手段により通知された前記表
示面の傾きとに基づいて前記映像切り替え指示を与える
映像切り替え手段とを具備したことを特徴とする映像伝
送システム。 - 【請求項5】 撮影素子により得られた二次元の映像を
ラスタ走査して前記映像に応じた映像データを生成する
撮影手段と、 前記ラスタ走査の開始位置、走査方向および走査範囲を
所定の映像切り替え指示に応じて変化させる走査制御手
段と、 前記撮影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾き
を検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きおよび映像受信装置から通知される前記表示面の傾き
とに基づいて前記映像切り替え指示を与える映像切り替
え手段とを具備した映像送信装置から送信された前記映
像データを受信してその映像データが示す映像を表示手
段に表示する映像受信装置において、 前記表示手段の表示面を含む面内での前記表示面の傾き
を検出する表示傾き検出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された前記表示面の傾
きを前記映像送信装置に対して通知する表示傾き通知手
段とを具備したことを特徴とする映像受信装置。 - 【請求項6】 受信した映像データが示す映像を表示す
るための表示手段の表示面を含む面内での前記表示面の
傾きを検出する表示傾き検出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された前記表示面の傾
きを前記映像データの送信側に対して通知する表示傾き
通知手段とを具備した映像受信装置に対して前記映像デ
ータの送信を行う映像送信装置において、 撮影素子により得られた二次元の映像をラスタ走査して
前記映像に応じた映像データを生成する撮影手段と、 前記ラスタ走査の開始位置、走査方向および走査範囲を
所定の映像切り替え指示に応じて変化させる走査制御手
段と、 前記撮影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾き
を検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きおよび前記表示傾き通知手段により通知された前記表
示面の傾きとに基づいて前記映像切り替え指示を与える
映像切り替え手段とを具備したことを特徴とする映像送
信装置。 - 【請求項7】 与えられる映像データを複数の映像領域
に分割し、前記映像データの符号化を前記映像領域毎に
順次行う映像符号化装置において、 前記符号化を開始する映像領域、符号化を行う順序およ
び符号化を行う範囲を所定の映像切り替え指示に応じて
変化させる符号化制御手段を備えたことを特徴とする映
像符号化装置。 - 【請求項8】 前記映像データは撮影手段で得られるも
のであり、 前記撮影手段の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾き
を検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された傾きに基づいて
前記映像切り替え指示を与える映像切り替え手段とを具
備したことを特徴とする請求項7に記載の映像符号化装
置。 - 【請求項9】 映像送信装置から映像受信装置へと映像
データを伝送し、その映像データが示す映像を前記映像
受信装置に備えられた表示手段で表示する映像伝送シス
テムにおいて、 前記映像受信装置は、 前記表示手段の表示面を含む面内での前記表示面の傾き
を検出する表示傾き検出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された前記表示面の傾
きを前記映像送信装置に対して通知する表示傾き通知手
段とを具備し、 かつ前記映像送信装置は、 映像データを生成する撮影手段と、 この撮影手段により生成された映像データを複数の映像
領域に分割し、前記映像データの符号化を前記映像領域
毎に順次行う映像符号化手段と、 前記撮影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾き
を検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きおよび前記表示傾き通知手段により通知された前記表
示面の傾きとに基づいて前記符号化を開始する映像領
域、符号化を行う順序および符号化を行う範囲を所定の
映像切り替え指示に応じて変化させる符号化制御手段と
を具備したことを特徴とする映像伝送システム。 - 【請求項10】 映像データを生成する撮影手段と、 この撮影手段により生成された映像データを複数の映像
領域に分割し、前記映像データの符号化を前記映像領域
毎に順次行う映像符号化手段と、 前記撮影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾き
を検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きおよび映像送信装置から通知される前記表示面の傾き
とに基づいて前記符号化を開始する映像領域、符号化を
行う順序および符号化を行う範囲を所定の映像切り替え
指示に応じて変化させる符号化制御手段とを具備した映
像送信装置から送信された前記映像データを受信してそ
の映像データが示す映像を表示手段に表示する映像受信
装置において、 前記表示手段の表示面を含む面内での前記表示面の傾き
を検出する表示傾き検出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された前記表示面の傾
きを前記映像送信装置に対して通知する表示傾き通知手
段とを具備したことを特徴とする映像受信装置。 - 【請求項11】 受信した映像データが示す映像を表示
するための表示手段の表示面を含む面内での前記表示面
の傾きを検出する表示傾き検出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された前記表示面の傾
きを前記映像データの送信側に対して通知する表示傾き
通知手段とを具備した映像受信装置に対して前記映像デ
ータの送信を行う映像送信装置において、 映像データを生成する撮影手段と、 この撮影手段により生成された映像データを複数の映像
領域に分割し、前記映像データの符号化を前記映像領域
毎に順次行う映像符号化手段と、 前記撮影素子の撮影面を含む面内での前記撮影面の傾き
を検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きおよび前記表示傾き通知手段により通知された前記表
示面の傾きとに基づいて前記符号化を開始する映像領
域、符号化を行う順序および符号化を行う範囲を所定の
映像切り替え指示に応じて変化させる符号化制御手段と
を具備したことを特徴とする映像送信装置。 - 【請求項12】 複数の映像領域に分割されるとともに
この映像領域毎に符号化された映像データから映像を再
生する映像再生装置において、 前記符号化された映像データを前記映像領域毎に復号す
る復号手段と、 この復号手段により復号された映像データを所定の角度
で前記映像領域毎に映像回転させる映像回転手段と、 この映像回転手段により回転された各映像領域の映像デ
ータを、所定の順序で並べ替える並べ替え手段と、 前記映像回転手段で前記映像データを回転させる角度お
よび前記並べ替え手段により前記映像データを並べ替え
る順序を所定の映像切り替え指示に応じて変化させる復
号制御手段とを備えたことを特徴とする映像再生装置。 - 【請求項13】 再生した映像を表示手段に表示させる
ものであり、 この表示手段の表示面を含む面内での前記表示面の傾き
を検出する表示傾き検出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された傾きに基づいて
前記映像切り替え指示を与える映像切り替え手段とを具
備したことを特徴とする請求項12に記載の映像再生装
置。 - 【請求項14】 映像送信装置から映像受信装置へと、
複数の映像領域に分割された上でこの映像領域毎に符号
化された映像データを伝送し、その映像データが示す映
像を前記映像受信装置に備えられた表示手段で表示する
映像伝送システムにおいて、 前記映像送信装置は、 前記映像データを生成する撮影手段の撮影面を含む面内
での前記撮影面の傾きを検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きを前記映像受信装置に対して通知する表示傾き通知手
段とを具備し、 かつ前記映像受信装置は、 前記符号化された映像データを前記映像領域毎に復号す
る復号手段と、 この復号手段により復号された映像データを所定の角度
で前記映像領域毎に映像回転させる映像回転手段と、 この映像回転手段により回転された各映像領域の映像デ
ータを、所定の順序で並べ替える並べ替え手段と、 前記表示手段の表示面を含む面内での前記表示面の傾き
を検出する表示傾き検出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された前記表示面の傾
きおよび前記撮影傾き通知手段により通知された前記撮
影面の傾きとに基づいて前記映像回転手段で前記映像デ
ータを回転させる角度および前記並べ替え手段により前
記映像データを並べ替える順序を所定の映像切り替え指
示に応じて変化させる復号制御手段とを具備したことを
特徴とする映像伝送システム。 - 【請求項15】 複数の映像領域に分割された上でこの
映像領域毎に符号化された映像データを前記映像領域毎
に復号する復号手段と、 この復号手段により復号された映像データを所定の角度
で前記映像領域毎に映像回転させる映像回転手段と、 この映像回転手段により回転された各映像領域の映像デ
ータを、所定の順序で並べ替える並べ替え手段と、 前記映像データが示す映像を表示する表示手段の表示面
を含む面内での前記表示面の傾きを検出する表示傾き検
出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された前記表示面の傾
きおよび映像送信装置から通知される前記撮影面の傾き
とに基づいて前記映像回転手段で前記映像データを回転
させる角度および前記並べ替え手段により前記映像デー
タを並べ替える順序を所定の映像切り替え指示に応じて
変化させる復号制御手段とを具備した映像受信装置に対
して前記映像データの送信を行う映像送信装置におい
て、 前記映像データを生成する撮影手段の撮影面を含む面内
での前記撮影面の傾きを検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きを前記映像受信装置に対して通知する表示傾き通知手
段とを具備したことを特徴とする映像送信装置。 - 【請求項16】 映像送信装置から映像受信装置へと、
複数の映像領域に分割された上でこの映像領域毎に符号
化された映像データを伝送し、その映像データが示す映
像を前記映像受信装置に備えられた表示手段で表示する
映像伝送システムにおいて、 前記映像データを生成する撮影手段の撮影面を含む面内
での前記撮影面の傾きを検出する撮影傾き検出手段と、 この撮影傾き検出手段により検出された前記撮影面の傾
きを前記映像受信装置に対して通知する表示傾き通知手
段とを具備した映像送信装置から、複数の映像領域に分
割された上でこの映像領域毎に符号化されて送信される
映像データを受信し、その映像データが示す映像を表示
手段で表示する映像受信装置において、 前記符号化された映像データを前記映像領域毎に復号す
る復号手段と、 この復号手段により復号された映像データを所定の角度
で前記映像領域毎に映像回転させる映像回転手段と、 この映像回転手段により回転された各映像領域の映像デ
ータを、所定の順序で並べ替える並べ替え手段と、 前記表示手段の表示面を含む面内での前記表示面の傾き
を検出する表示傾き検出手段と、 この表示傾き検出手段により検出された前記表示面の傾
きおよび前記撮影傾き通知手段により通知された前記撮
影面の傾きとに基づいて前記映像回転手段で前記映像デ
ータを回転させる角度および前記並べ替え手段により前
記映像データを並べ替える順序を所定の映像切り替え指
示に応じて変化させる復号制御手段とを具備したことを
特徴とする映像受信装置。 - 【請求項17】 撮影手段により撮影されている映像
と、走査範囲内または符号化範囲内の映像との関係を識
別可能な所定の表示を行う送信範囲表示手段を備えたこ
とを特徴とする請求項3、請求項6、請求項9および請
求項14のいずれかに記載の映像送信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31818398A JP2000152069A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 撮影装置、映像伝送システム、映像受信装置、映像送信装置、映像符号化装置および映像再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31818398A JP2000152069A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 撮影装置、映像伝送システム、映像受信装置、映像送信装置、映像符号化装置および映像再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000152069A true JP2000152069A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18096391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31818398A Pending JP2000152069A (ja) | 1998-11-09 | 1998-11-09 | 撮影装置、映像伝送システム、映像受信装置、映像送信装置、映像符号化装置および映像再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000152069A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003134486A (ja) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | Kddi Corp | 多用途一体型映像伝送装置 |
WO2017110645A1 (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | シャープ株式会社 | 作業支援装置、作業支援方法、作業支援プログラム、及び記録媒体 |
WO2021193361A1 (ja) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント | 画像データ転送装置、画像表示システム、および画像転送方法 |
JP2022119989A (ja) * | 2018-03-14 | 2022-08-17 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 端末装置、画像送信方法、およびプログラム |
-
1998
- 1998-11-09 JP JP31818398A patent/JP2000152069A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003134486A (ja) * | 2001-10-29 | 2003-05-09 | Kddi Corp | 多用途一体型映像伝送装置 |
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JP2021158402A (ja) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント | 画像データ転送装置、画像表示システム、および画像転送方法 |
JP7393267B2 (ja) | 2020-03-25 | 2023-12-06 | 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント | 画像データ転送装置、画像表示システム、および画像データ転送方法 |
US12294706B2 (en) | 2020-03-25 | 2025-05-06 | Sony Interactive Entertainment Inc. | Image data transfer apparatus, image display system, and image transfer method |
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