JP2000149167A - 警報装置 - Google Patents
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- JP2000149167A JP2000149167A JP10319411A JP31941198A JP2000149167A JP 2000149167 A JP2000149167 A JP 2000149167A JP 10319411 A JP10319411 A JP 10319411A JP 31941198 A JP31941198 A JP 31941198A JP 2000149167 A JP2000149167 A JP 2000149167A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発光表示や画像表示を利用した視覚情報の呈
示と、音声表示や音響表示を利用した視聴覚情報の呈示
とを統合して行い、警報と警報対象物の存在位置とを被
警報者に直感的に認知させる。 【解決手段】 発光素子列で成るの電気光束変換手段5
を用いて、周辺視領域に呈示される、電気光束変換手段
5によるパルス的な明滅表示のパルス頻度に警報用音源
手段8から出力された警報音の音声波形のパルス的包絡
線のパルス速度を時間的に同期させ、さらに、立体音像
生成手段9により加工され、標的移動体の予測軌道を表
現するために呈示される警報音の立体音像の位置の移動
を、発光素子列による明滅表示の表示位置の移動に対し
て時間的に同期させて行うことにより、標的移動体の存
在は視覚、聴覚の複数のモダリティの感覚器に対しシー
ムレスに表示する。
示と、音声表示や音響表示を利用した視聴覚情報の呈示
とを統合して行い、警報と警報対象物の存在位置とを被
警報者に直感的に認知させる。 【解決手段】 発光素子列で成るの電気光束変換手段5
を用いて、周辺視領域に呈示される、電気光束変換手段
5によるパルス的な明滅表示のパルス頻度に警報用音源
手段8から出力された警報音の音声波形のパルス的包絡
線のパルス速度を時間的に同期させ、さらに、立体音像
生成手段9により加工され、標的移動体の予測軌道を表
現するために呈示される警報音の立体音像の位置の移動
を、発光素子列による明滅表示の表示位置の移動に対し
て時間的に同期させて行うことにより、標的移動体の存
在は視覚、聴覚の複数のモダリティの感覚器に対しシー
ムレスに表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、警報装置に関する
ものであり、特に、発光表示や画像表示を利用した視覚
情報の呈示と、音声表示や音響表示を利用した視聴覚情
報の呈示とを統合して行う視聴覚同期音像警報装置に関
する。
ものであり、特に、発光表示や画像表示を利用した視覚
情報の呈示と、音声表示や音響表示を利用した視聴覚情
報の呈示とを統合して行う視聴覚同期音像警報装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】人間の感覚器官に刺激を与える方法とし
ては、発光や映像により視覚系を刺激するものや、音響
により聴覚系を刺激するもの、及び振動により触覚系を
刺激するものなどが広く知られている。
ては、発光や映像により視覚系を刺激するものや、音響
により聴覚系を刺激するもの、及び振動により触覚系を
刺激するものなどが広く知られている。
【0003】これらの刺激方法のうちで、航空機や宇宙
船、船舶、鉄道車両、自動車などの移動体における警報
の表示に際して、操縦士もしくは運転者、乗員、乗客の
注意を喚起するためには、運転操作への影響が少ないう
えに、危険に対処するための適切な回避行動を誘起させ
るのに十分な情報量の伝達が可能であることから、視覚
呈示と聴覚呈示とを統合して用いることが望ましいと考
えられる。
船、船舶、鉄道車両、自動車などの移動体における警報
の表示に際して、操縦士もしくは運転者、乗員、乗客の
注意を喚起するためには、運転操作への影響が少ないう
えに、危険に対処するための適切な回避行動を誘起させ
るのに十分な情報量の伝達が可能であることから、視覚
呈示と聴覚呈示とを統合して用いることが望ましいと考
えられる。
【0004】自分の運転する車両に対して異常接近して
くる他車両などの危険要因である標的移動体の存在を、
警報音と動画像の併用により運転者に報知する方法とし
ては、例えば、特開平9−0711985公報に記載さ
れた「障害物確認装置」に記載されたものが知られてい
る。
くる他車両などの危険要因である標的移動体の存在を、
警報音と動画像の併用により運転者に報知する方法とし
ては、例えば、特開平9−0711985公報に記載さ
れた「障害物確認装置」に記載されたものが知られてい
る。
【0005】図9には、この従来技術おける障害物の映
像の撮像と表示の方法、警報音の生成と表示の方法、及
びそれらを組み合わせて用いた障害物確認装置を説明す
るためのものである。図9に示した従来技術では、車両
などの障害物の接近を運転者Dに警告するに際して、ま
ずその障害物の存在位置の方向を関知し得るようにスピ
ーカ7FR,7FL,7RR,7RLから警報音を呈示
すると同時に、その障害物を撮像しているカメラ1a〜
1cからの映像を強調表示して、該当する画像モニタ5
a〜5cへ運転者Dの注意を促すようにしている。
像の撮像と表示の方法、警報音の生成と表示の方法、及
びそれらを組み合わせて用いた障害物確認装置を説明す
るためのものである。図9に示した従来技術では、車両
などの障害物の接近を運転者Dに警告するに際して、ま
ずその障害物の存在位置の方向を関知し得るようにスピ
ーカ7FR,7FL,7RR,7RLから警報音を呈示
すると同時に、その障害物を撮像しているカメラ1a〜
1cからの映像を強調表示して、該当する画像モニタ5
a〜5cへ運転者Dの注意を促すようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
は、接近車両などの障害物を表現するための警報音の音
源として、機械の作動音やクラクションなど、車室内環
境における実音響に類似した模擬音響を使用しているた
めに、車室内で感知される他の音響との識別が難しく、
警報音として認知するのが困難な場合がある問題点があ
った。なぜならば、この様な従来技術の方式に従って生
成された音響信号が、移動体の内外への音響情報の呈示
の目的で用いられる場合には、呈示された音響が人間の
会話やバックグラウンドミュージック、移動体のエンジ
ン音、ロードノイズ、風切り音、水切り音、その他の機
械的な作動音などによってしばしば遮蔽されてしまい、
知覚することが困難な状況に陥ってしまう場合があるか
らである。
は、接近車両などの障害物を表現するための警報音の音
源として、機械の作動音やクラクションなど、車室内環
境における実音響に類似した模擬音響を使用しているた
めに、車室内で感知される他の音響との識別が難しく、
警報音として認知するのが困難な場合がある問題点があ
った。なぜならば、この様な従来技術の方式に従って生
成された音響信号が、移動体の内外への音響情報の呈示
の目的で用いられる場合には、呈示された音響が人間の
会話やバックグラウンドミュージック、移動体のエンジ
ン音、ロードノイズ、風切り音、水切り音、その他の機
械的な作動音などによってしばしば遮蔽されてしまい、
知覚することが困難な状況に陥ってしまう場合があるか
らである。
【0007】また、警報音の立体呈示をそれぞれのスピ
ーカ7FR,7FL,7RR,7RLからの警報の音量
や遅延時間を制御する、いわゆる4チャンネルステレオ
方式よって行っているが、そのために、警報の音像を呈
示できる空間が車室内のスピーカで囲まれた範囲に限定
され、異常接近しつつある他車両など車外に位置する実
際の危険要因の配置が直感的に認識されるように表示す
ることが困難である問題点もあった。
ーカ7FR,7FL,7RR,7RLからの警報の音量
や遅延時間を制御する、いわゆる4チャンネルステレオ
方式よって行っているが、そのために、警報の音像を呈
示できる空間が車室内のスピーカで囲まれた範囲に限定
され、異常接近しつつある他車両など車外に位置する実
際の危険要因の配置が直感的に認識されるように表示す
ることが困難である問題点もあった。
【0008】さらに、撮像された障害物の映像に強調処
理を施して表示することにより、前方の画像モニタ5a
〜5cへの運転手の注視を強制し、そのため、実際の標
的移動体の方向への視線移動が遅れがちになり、目視確
認が疎かになる問題点もあった。
理を施して表示することにより、前方の画像モニタ5a
〜5cへの運転手の注視を強制し、そのため、実際の標
的移動体の方向への視線移動が遅れがちになり、目視確
認が疎かになる問題点もあった。
【0009】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、発光表示や画像表示を利用した視覚情
報の呈示と、音声表示や音響表示を利用した聴覚情報の
呈示とを統合して行う際に必要とされる、発光素子やモ
ニタ画像の明滅と、警報音のパルス速度、音像の移動を
組み合わせて行う視聴覚信号の同期、立体音像の移動呈
示とを行う警報装置を提供することを目的とする。
なされたもので、発光表示や画像表示を利用した視覚情
報の呈示と、音声表示や音響表示を利用した聴覚情報の
呈示とを統合して行う際に必要とされる、発光素子やモ
ニタ画像の明滅と、警報音のパルス速度、音像の移動を
組み合わせて行う視聴覚信号の同期、立体音像の移動呈
示とを行う警報装置を提供することを目的とする。
【0010】そして特に、移動体の内外や公共の空間な
ど、運転とは無関係の様々な視覚刺激や聴覚刺激にあふ
れた環境下にあって、人の目に優しく、強い残像を生起
せず、煩わしさの伴わない、通常の光量で呈示された場
合にも容易に識別することができ、直感的に認識するこ
とができ、さらに、人間の注意を喚起することができる
電気光束変換装置、電気映像変換装置と、人の耳に優し
く、煩わしさの伴わない、通常の音量で呈示された場合
においても容易に識別することができ、直感的に理解す
ることができ、さらに、人間の注意を確実に喚起するこ
とができる警報を出力することができる電気音響変換装
置とを統合的に利用した警報装置を提供することもを目
的とする。
ど、運転とは無関係の様々な視覚刺激や聴覚刺激にあふ
れた環境下にあって、人の目に優しく、強い残像を生起
せず、煩わしさの伴わない、通常の光量で呈示された場
合にも容易に識別することができ、直感的に認識するこ
とができ、さらに、人間の注意を喚起することができる
電気光束変換装置、電気映像変換装置と、人の耳に優し
く、煩わしさの伴わない、通常の音量で呈示された場合
においても容易に識別することができ、直感的に理解す
ることができ、さらに、人間の注意を確実に喚起するこ
とができる警報を出力することができる電気音響変換装
置とを統合的に利用した警報装置を提供することもを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、セン
サの働きにより、後側方、前側方もしくは側方から自車
両に接近する他車両などの標的移動体を検出するための
危険要因検知手段と、前記危険要因検知手段から出力さ
れた検出信号に基づき、自車両と標的移動体との衝突の
可能性などの緊急事態を予測判定し、警報の発生を決定
する警報判断手段と、警報判断手段から出力された判断
信号に応じて、警報に必要とされるパルス源信号と同期
信号を出力するための警報用パルス信号生成手段と、警
報用パルス信号生成手段から出力されたパルス源信号を
発光素子の駆動に使用するための発光信号を生成する発
光信号生成手段と、前記発光信号生成手段から出力され
た駆動信号に基づき、周辺視領域での移動明滅呈示を行
うための、発光素子又は発光素子列で成る電気光束変換
手段とを備え、前記警報用パルス信号生成手段が、前記
電気光束変換手段を用いて、パルス的な明滅光を標的移
動体側の周辺視領域に呈示し、さらにその明滅光呈示の
表示位置が、自車両に対する標的移動体の相対位置や相
対速度に対応して時間と共に移動するような呈示を行う
ことにより、異常接近車両などの危険要因である標的移
動体の存在を視覚感覚器に対して直感的に伝達する発光
制御手段を有するものである。
サの働きにより、後側方、前側方もしくは側方から自車
両に接近する他車両などの標的移動体を検出するための
危険要因検知手段と、前記危険要因検知手段から出力さ
れた検出信号に基づき、自車両と標的移動体との衝突の
可能性などの緊急事態を予測判定し、警報の発生を決定
する警報判断手段と、警報判断手段から出力された判断
信号に応じて、警報に必要とされるパルス源信号と同期
信号を出力するための警報用パルス信号生成手段と、警
報用パルス信号生成手段から出力されたパルス源信号を
発光素子の駆動に使用するための発光信号を生成する発
光信号生成手段と、前記発光信号生成手段から出力され
た駆動信号に基づき、周辺視領域での移動明滅呈示を行
うための、発光素子又は発光素子列で成る電気光束変換
手段とを備え、前記警報用パルス信号生成手段が、前記
電気光束変換手段を用いて、パルス的な明滅光を標的移
動体側の周辺視領域に呈示し、さらにその明滅光呈示の
表示位置が、自車両に対する標的移動体の相対位置や相
対速度に対応して時間と共に移動するような呈示を行う
ことにより、異常接近車両などの危険要因である標的移
動体の存在を視覚感覚器に対して直感的に伝達する発光
制御手段を有するものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の警報装置に
おいて、前記発光制御手段がさらに、前記危険要因の危
急度の変化に応じて、前記発光素子又は発光素子列のパ
ルス的な明滅のパルス頻度やパルス明滅時の呈示色、明
滅位置の移動の速さ、明滅位置の移動の繰り返しの回数
などのうち、少なくとも1つの物理量を変化させて呈示
するものである。
おいて、前記発光制御手段がさらに、前記危険要因の危
急度の変化に応じて、前記発光素子又は発光素子列のパ
ルス的な明滅のパルス頻度やパルス明滅時の呈示色、明
滅位置の移動の速さ、明滅位置の移動の繰り返しの回数
などのうち、少なくとも1つの物理量を変化させて呈示
するものである。
【0013】請求項1及び2の発明の警報装置では、発
光素子又は発光素子列で成る電気光束変換手段を用い
て、パルス的な明滅光を標的移動体側の周辺視領域に呈
示し、さらにその明滅光呈示の表示位置が、自車両に対
する標的移動体の相対位置や相対速度に対応して時間と
共に移動するような呈示を行うことにより、異常接近車
両などの危険要因である標的移動体の存在を、視覚感覚
器に対して直感的に伝達し、さらに危急度の変化に応じ
て発光素子又は発光素子列のパルス的な明滅のパルス頻
度や明滅時の呈示色、明滅位置の移動の速さ、明滅位置
の移動の繰り返しの回数などのうち、少なくとも1つの
物理量を変化させて呈示する。
光素子又は発光素子列で成る電気光束変換手段を用い
て、パルス的な明滅光を標的移動体側の周辺視領域に呈
示し、さらにその明滅光呈示の表示位置が、自車両に対
する標的移動体の相対位置や相対速度に対応して時間と
共に移動するような呈示を行うことにより、異常接近車
両などの危険要因である標的移動体の存在を、視覚感覚
器に対して直感的に伝達し、さらに危急度の変化に応じ
て発光素子又は発光素子列のパルス的な明滅のパルス頻
度や明滅時の呈示色、明滅位置の移動の速さ、明滅位置
の移動の繰り返しの回数などのうち、少なくとも1つの
物理量を変化させて呈示する。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2の警報
装置においてさらに、前記警報用パルス信号生成手段か
ら出力されたパルス源信号に基づき、音響警報に必要と
される音声信号をを出力するための警報用音源手段と、
前記警報用音源手段から出力された音声信号に、頭部伝
達関数による畳み込み演算を加え、移動を伴う立体音像
に加工するための立体音像生成手段と、前記立体音像生
成手段から出力された音声信号を、立体音像として空間
内に呈示するための電気音響変換手段とを備え、前記警
報用パルス信号生成手段が、前記電気光束変換手段を用
いた周辺視領域に呈示される発光素子又は発光素子列に
よるパルス的な明滅表示のパルス頻度に、前記警報用音
源手段から出力される警報音の音声波形のパルス的包絡
線のパルス速度を時間的に同期させ、かつ、前記立体音
像生成手段により加工され、前記標的移動体の予測軌道
を表現するために呈示される警報音の立体音像の表示位
置の移動を、前記発光素子又は発光素子列による明滅表
示の表示位置の移動に対して時間的に同期させて行うこ
とにより、前記標的移動体の存在を視覚、聴覚の複数の
モダリティの感覚器に対してシームレスに表示する音像
制御手段を有するものである。
装置においてさらに、前記警報用パルス信号生成手段か
ら出力されたパルス源信号に基づき、音響警報に必要と
される音声信号をを出力するための警報用音源手段と、
前記警報用音源手段から出力された音声信号に、頭部伝
達関数による畳み込み演算を加え、移動を伴う立体音像
に加工するための立体音像生成手段と、前記立体音像生
成手段から出力された音声信号を、立体音像として空間
内に呈示するための電気音響変換手段とを備え、前記警
報用パルス信号生成手段が、前記電気光束変換手段を用
いた周辺視領域に呈示される発光素子又は発光素子列に
よるパルス的な明滅表示のパルス頻度に、前記警報用音
源手段から出力される警報音の音声波形のパルス的包絡
線のパルス速度を時間的に同期させ、かつ、前記立体音
像生成手段により加工され、前記標的移動体の予測軌道
を表現するために呈示される警報音の立体音像の表示位
置の移動を、前記発光素子又は発光素子列による明滅表
示の表示位置の移動に対して時間的に同期させて行うこ
とにより、前記標的移動体の存在を視覚、聴覚の複数の
モダリティの感覚器に対してシームレスに表示する音像
制御手段を有するものである。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の警報装置に
おいて、前記音像制御手段がさらに、前記危険要因の危
急度の変化に応じて、警報音の音声波形のパルス的包絡
線のパルス速度を前記発光素子又は発光素子列のパルス
的明滅のパルス頻度に、警報音の音源の音色を前記発光
素子又は発光素子列の明滅呈示色に、警報音の立体音像
の表示位置の移動の速さを前記発光素子又は発光素子列
の表示位置の移動の速さに、警報音の立体音像の表示位
置の移動の繰り返しの回数を前記発光素子又は発光素子
列の表示位置の移動の繰り返しの回数に、それぞれ相互
の同期を保持しながら変化させるものである。
おいて、前記音像制御手段がさらに、前記危険要因の危
急度の変化に応じて、警報音の音声波形のパルス的包絡
線のパルス速度を前記発光素子又は発光素子列のパルス
的明滅のパルス頻度に、警報音の音源の音色を前記発光
素子又は発光素子列の明滅呈示色に、警報音の立体音像
の表示位置の移動の速さを前記発光素子又は発光素子列
の表示位置の移動の速さに、警報音の立体音像の表示位
置の移動の繰り返しの回数を前記発光素子又は発光素子
列の表示位置の移動の繰り返しの回数に、それぞれ相互
の同期を保持しながら変化させるものである。
【0016】請求項3又は4の発明の警報装置では、発
光素子又は発光素子列で成る電気光束変換手段を用い
て、周辺視領域に呈示される、電気光束変換手段による
発光素子又は発光素子列のパルス的な明滅表示のパルス
頻度に警報用音源手段から出力された警報音の音声波形
のパルス的包絡線のパルス速度を時間的に同期させ、さ
らに、立体音像生成手段により加工され、標的移動体の
予測軌道を表現するために呈示される警報音の立体音像
の位置の移動を、電気光束変換手段による明滅表示の表
示位置の移動に対して時間的に同期させて行うことによ
り、標的移動体の存在を視覚、聴覚の複数のモダリティ
の感覚器に対しシームレスに表示する。
光素子又は発光素子列で成る電気光束変換手段を用い
て、周辺視領域に呈示される、電気光束変換手段による
発光素子又は発光素子列のパルス的な明滅表示のパルス
頻度に警報用音源手段から出力された警報音の音声波形
のパルス的包絡線のパルス速度を時間的に同期させ、さ
らに、立体音像生成手段により加工され、標的移動体の
予測軌道を表現するために呈示される警報音の立体音像
の位置の移動を、電気光束変換手段による明滅表示の表
示位置の移動に対して時間的に同期させて行うことによ
り、標的移動体の存在を視覚、聴覚の複数のモダリティ
の感覚器に対しシームレスに表示する。
【0017】さらに、危急度の変化に応じて、警報音の
音声波形のパルス的包絡線のパルス速度を発光素子又は
発光素子列のパルス的明滅のパルス頻度に、警報音の音
源の音色を発光素子又は発光素子列の明滅呈示色に、警
報音の立体音像の挟持位置の移動の速さを発光素子又は
発光素子列の表示位置の移動の速さに、警報音の立体音
像の表示位置の移動の繰り返しの回数を発光素子又は発
光素子列の表示位置の移動の繰り返しの回数にそれぞれ
相互の同期を保持しながら変化させる。
音声波形のパルス的包絡線のパルス速度を発光素子又は
発光素子列のパルス的明滅のパルス頻度に、警報音の音
源の音色を発光素子又は発光素子列の明滅呈示色に、警
報音の立体音像の挟持位置の移動の速さを発光素子又は
発光素子列の表示位置の移動の速さに、警報音の立体音
像の表示位置の移動の繰り返しの回数を発光素子又は発
光素子列の表示位置の移動の繰り返しの回数にそれぞれ
相互の同期を保持しながら変化させる。
【0018】このように、立体音像呈示を4チャンネル
ステレオ方式による従来技術によるのではなく、DSP
技術により実現される実時間畳み込みにより行う方式を
採用することにより、警報音の音像を、自車両の内外に
わたる任意の位置に呈示することができ、異常接近しつ
つある他車両に代表される実際の危険要因としての標的
移動体の位置を音像により直感的に表現することができ
る。
ステレオ方式による従来技術によるのではなく、DSP
技術により実現される実時間畳み込みにより行う方式を
採用することにより、警報音の音像を、自車両の内外に
わたる任意の位置に呈示することができ、異常接近しつ
つある他車両に代表される実際の危険要因としての標的
移動体の位置を音像により直感的に表現することができ
る。
【0019】その上、音像呈示位置の動的な変化で危急
を表現するように改良したため、頭や耳の形状の個人差
に由来する伝達関数の差異に起因する、それぞれの時刻
における呈示位置のずれの影響を受けにくくなる。さら
にまた、単耳聴であっても移動感を得やすい移動呈示軌
道を採用したため、車室内における反射や吸収による伝
達関数の変化に対しても頑健である。
を表現するように改良したため、頭や耳の形状の個人差
に由来する伝達関数の差異に起因する、それぞれの時刻
における呈示位置のずれの影響を受けにくくなる。さら
にまた、単耳聴であっても移動感を得やすい移動呈示軌
道を採用したため、車室内における反射や吸収による伝
達関数の変化に対しても頑健である。
【0020】請求項5の発明は、請求項3又は4の警報
装置において、前記警報用音源手段により出力され、前
記電気音響変換手段を用いて呈示される警報音として、
特徴的な音色を伴う定位感の得られやすい波形で、通常
の車室内の音響環境における背景騒音に紛れることのな
いものを用いるものである。
装置において、前記警報用音源手段により出力され、前
記電気音響変換手段を用いて呈示される警報音として、
特徴的な音色を伴う定位感の得られやすい波形で、通常
の車室内の音響環境における背景騒音に紛れることのな
いものを用いるものである。
【0021】請求項5の発明の警報装置では、警報用音
源手段により出力され、電気音響変換手段を用いて呈示
される警報音には、特徴的な音色を伴う、定位感の得ら
れやすい波形を持たせ、通常の車室内の音響環境におけ
る背景騒音には紛れることのないものを用いるため、警
報音と車室内に存在する実音響との識別が簡単になり、
警報音として認知するのが容易となる。
源手段により出力され、電気音響変換手段を用いて呈示
される警報音には、特徴的な音色を伴う、定位感の得ら
れやすい波形を持たせ、通常の車室内の音響環境におけ
る背景騒音には紛れることのないものを用いるため、警
報音と車室内に存在する実音響との識別が簡単になり、
警報音として認知するのが容易となる。
【0022】請求項6の発明は、請求項1〜5の警報装
置においてさらに、前記警報用パルス信号生成手段から
出力されるパルス源信号を、動画像信号に変換するため
の画像信号生成手段と、前記画像信号生成手段から出力
される画像信号に基づき、中心視領域での動画像呈示を
行うための電気映像変換手段とを備え、前記画像信号生
成手段が、前記電気光束変換手段による発光素子又は発
光素子列のパルス的な明滅光の周辺視領域での移動呈示
と、その明滅光に同期したパルス的な警報音の立体音像
の移動呈示と同時に、前記電気映像変換手段による中心
視領域への呈示として、自車両と自車両に対して接近し
つつある標的移動体との相対的な位置や相対的な速度の
関係を、図形や記号などの画像により表示する画像表示
制御手段を有するものである。
置においてさらに、前記警報用パルス信号生成手段から
出力されるパルス源信号を、動画像信号に変換するため
の画像信号生成手段と、前記画像信号生成手段から出力
される画像信号に基づき、中心視領域での動画像呈示を
行うための電気映像変換手段とを備え、前記画像信号生
成手段が、前記電気光束変換手段による発光素子又は発
光素子列のパルス的な明滅光の周辺視領域での移動呈示
と、その明滅光に同期したパルス的な警報音の立体音像
の移動呈示と同時に、前記電気映像変換手段による中心
視領域への呈示として、自車両と自車両に対して接近し
つつある標的移動体との相対的な位置や相対的な速度の
関係を、図形や記号などの画像により表示する画像表示
制御手段を有するものである。
【0023】請求項6の発明の警報装置では、電気光束
変換手段による発光素子又は発光素子列のパルス的な明
滅光の周辺視領域での移動呈示と、その明滅光に同期し
たパルス的な警報音の立体音像の移動呈示と同時に、電
気映像変換手段による中心視領域への呈示として、自車
両と自車両に対して接近しつつある標的移動体との相対
的な位置や相対的きな速度の関係を図形や記号などの画
像により表示し、被警報者の視線がどの方向にあっても
標的移動体の存在位置を直感的に知覚させることができ
る。
変換手段による発光素子又は発光素子列のパルス的な明
滅光の周辺視領域での移動呈示と、その明滅光に同期し
たパルス的な警報音の立体音像の移動呈示と同時に、電
気映像変換手段による中心視領域への呈示として、自車
両と自車両に対して接近しつつある標的移動体との相対
的な位置や相対的きな速度の関係を図形や記号などの画
像により表示し、被警報者の視線がどの方向にあっても
標的移動体の存在位置を直感的に知覚させることができ
る。
【0024】請求項7の発明は、請求項6の警報装置に
おいて、前記画像表示制御手段が、前記電気映像変換手
段を用いて中心視領域に図形や記号などの画像により表
示される標的移動体の現在位置を、前記電気光束変換手
段を用いて周辺視領域に呈示されるパルス的な明滅光の
パルス頻度と、その明滅パルスに同期した、前記電気音
響変換手段を用いて呈示される音声波形のパルス的な包
絡線のパルス速度とに対して、m/n(m,nは整数;
m<n)の有理数比で同期した明滅を行う表示により呈
示させるものである。
おいて、前記画像表示制御手段が、前記電気映像変換手
段を用いて中心視領域に図形や記号などの画像により表
示される標的移動体の現在位置を、前記電気光束変換手
段を用いて周辺視領域に呈示されるパルス的な明滅光の
パルス頻度と、その明滅パルスに同期した、前記電気音
響変換手段を用いて呈示される音声波形のパルス的な包
絡線のパルス速度とに対して、m/n(m,nは整数;
m<n)の有理数比で同期した明滅を行う表示により呈
示させるものである。
【0025】請求項8の発明は、請求項6又は7の警報
装置において、前記画像表示制御手段が、前記電気映像
変換手段を用いて前記標的移動体の自車両に対する相対
位置や相対速度を中心視領域に視覚呈示するに際し、危
急度の変化に応じて前記標的移動体を表現する図形や記
号の明滅の頻度、その表示色又は表示位置の移動の速さ
を、相互に時間同期して変化する周辺視領域での明滅光
呈示のパルス的な明滅のパルス頻度と車室内に呈示され
る警報音の音声波形のパルス的な包絡線のパルス速度に
対して、m/n(m,nは整数;m<n)の有理数比で
同期した明滅を行う表示により呈示させるものである。
装置において、前記画像表示制御手段が、前記電気映像
変換手段を用いて前記標的移動体の自車両に対する相対
位置や相対速度を中心視領域に視覚呈示するに際し、危
急度の変化に応じて前記標的移動体を表現する図形や記
号の明滅の頻度、その表示色又は表示位置の移動の速さ
を、相互に時間同期して変化する周辺視領域での明滅光
呈示のパルス的な明滅のパルス頻度と車室内に呈示され
る警報音の音声波形のパルス的な包絡線のパルス速度に
対して、m/n(m,nは整数;m<n)の有理数比で
同期した明滅を行う表示により呈示させるものである。
【0026】請求項7又は8の発明の警報装置では、電
気映像変換手段を用いて、中心視領域に図形や記号など
の画像により表示される標的移動体の現在位置を、電気
光束変換手段を用いて周辺視領域に呈示される発光素子
又は発光素子列のパルス的な明滅光のパルス頻度と、そ
の明滅パルスに同期する電気音響変換手段を用いて呈示
される音声波形のパルス的な包絡線のパルス速度に対
し、m/n(nは整数;m<n)の有理数比で同期した
明滅を行う表示により呈示する。
気映像変換手段を用いて、中心視領域に図形や記号など
の画像により表示される標的移動体の現在位置を、電気
光束変換手段を用いて周辺視領域に呈示される発光素子
又は発光素子列のパルス的な明滅光のパルス頻度と、そ
の明滅パルスに同期する電気音響変換手段を用いて呈示
される音声波形のパルス的な包絡線のパルス速度に対
し、m/n(nは整数;m<n)の有理数比で同期した
明滅を行う表示により呈示する。
【0027】このように、危険要因である標的移動体の
写り込んでいるモニタ画像の強調表示ではなく、標的移
動体などの危険要因の位置を表す目標十字線などの図形
や記号の緩やかな点滅を、左右の側方窓に沿って配置さ
れた発光素子列によるより速やかな点滅と同時に呈示
し、これらの視覚表示をパルス的な音響と、その立体音
像の移動から成る聴覚表示と時間的な同期をとって行
い、危険要因への自然な視線誘導効果を持たせたことに
より、前方のモニタ画像への注視の程度を軽減し、目視
による安全確認への移行を確実に行わせることができ
る。
写り込んでいるモニタ画像の強調表示ではなく、標的移
動体などの危険要因の位置を表す目標十字線などの図形
や記号の緩やかな点滅を、左右の側方窓に沿って配置さ
れた発光素子列によるより速やかな点滅と同時に呈示
し、これらの視覚表示をパルス的な音響と、その立体音
像の移動から成る聴覚表示と時間的な同期をとって行
い、危険要因への自然な視線誘導効果を持たせたことに
より、前方のモニタ画像への注視の程度を軽減し、目視
による安全確認への移行を確実に行わせることができ
る。
【0028】請求項9の発明は、請求項1〜8の警報装
置において、前記電気光束変換手段を用いて周辺視領域
に呈示される明滅光の表示、前記電気音響変換手段を用
いて車室内に呈示される立体音像の表示、又は前記電気
映像変換手段を用いて中心視領域に図形や記号により呈
示される標的移動体の自車両に対する相対位置や相対速
度の表示に際して、明滅光の表示位置やモニタ画像上の
表示位置を連続的に移動させるのに加え、光源や立体音
像、モニタ画像を表示するための手段を物理的に移動す
るのと同等の効果を持つよう、発光素子列や立体音像、
モニタ画像の固定された表示位置を時系列的に切り替え
ることにより、視覚、聴覚における仮幻運動効果を利用
した呈示を行うようにしたものである。
置において、前記電気光束変換手段を用いて周辺視領域
に呈示される明滅光の表示、前記電気音響変換手段を用
いて車室内に呈示される立体音像の表示、又は前記電気
映像変換手段を用いて中心視領域に図形や記号により呈
示される標的移動体の自車両に対する相対位置や相対速
度の表示に際して、明滅光の表示位置やモニタ画像上の
表示位置を連続的に移動させるのに加え、光源や立体音
像、モニタ画像を表示するための手段を物理的に移動す
るのと同等の効果を持つよう、発光素子列や立体音像、
モニタ画像の固定された表示位置を時系列的に切り替え
ることにより、視覚、聴覚における仮幻運動効果を利用
した呈示を行うようにしたものである。
【0029】請求項9の発明の警報装置では、電気光束
変換手段を用いて周辺視領域に表示される明滅光の呈示
や、電気音響変換手段を用いて車室内に表示される音像
の呈示、電気映像変換手段を用いて中心視領域に図形や
記号により表示される標的移動体の自車両に対する相対
位置の呈示に際して、各表示手段に機械的な連続移動機
構を加えて実際に像を連続移動させるのに加え、実際の
光源や音源を移動するのと同等の効果を持つ、表示位置
の時系列的な切り替えによる視覚、聴覚における仮幻運
動効果を利用した呈示を行う。
変換手段を用いて周辺視領域に表示される明滅光の呈示
や、電気音響変換手段を用いて車室内に表示される音像
の呈示、電気映像変換手段を用いて中心視領域に図形や
記号により表示される標的移動体の自車両に対する相対
位置の呈示に際して、各表示手段に機械的な連続移動機
構を加えて実際に像を連続移動させるのに加え、実際の
光源や音源を移動するのと同等の効果を持つ、表示位置
の時系列的な切り替えによる視覚、聴覚における仮幻運
動効果を利用した呈示を行う。
【0030】請求項10の発明は、請求項1〜9の警報
装置において、前記電気光束変換手段を用いて周辺視領
域に呈示される明滅光表示のパルス的な明滅のパルス頻
度、明滅部分の移動の速さ、前記電気音響変換手段を用
いて移動する立体音像として車室内に呈示される警報音
の音色を決める音源の波形、音源のパルス的包絡線のパ
ルス速度又は立体音像の表示位置の移動の速さ、又は、
前記電気映像変換手段を用いて中心視領域に呈示される
標的移動体を表現する図形や記号の明滅のパルス頻度又
は標的移動体の表示位置の移動の速さを、生体リズム、
もしくはその整数倍あるいは整数分の1倍で変化させる
ようにしたものである。
装置において、前記電気光束変換手段を用いて周辺視領
域に呈示される明滅光表示のパルス的な明滅のパルス頻
度、明滅部分の移動の速さ、前記電気音響変換手段を用
いて移動する立体音像として車室内に呈示される警報音
の音色を決める音源の波形、音源のパルス的包絡線のパ
ルス速度又は立体音像の表示位置の移動の速さ、又は、
前記電気映像変換手段を用いて中心視領域に呈示される
標的移動体を表現する図形や記号の明滅のパルス頻度又
は標的移動体の表示位置の移動の速さを、生体リズム、
もしくはその整数倍あるいは整数分の1倍で変化させる
ようにしたものである。
【0031】請求項10の発明の警報装置では、電気光
束変換手段を用いて周辺視領域に呈示される明滅光表示
のパルス的な明滅のパルス頻度、明滅部分の移動の速
さ、電気音響変換手段を用いて移動する立体音像として
車室内に呈示される警報音の音色を決める音源の波形や
音源のパルス的包絡線のパルス速度、立体音像の表示位
置の移動の速さ及び、映像変換手段を用いて中心視領域
に呈示される、標的移動体を表現する図形や記号の明滅
のパルス頻度、標的移動体の表示位置の移動の速さなど
を、警報用パルス信号生成手段から得られる生体リズム
もしくはその整数倍あるいは整数分の1倍のパルス源信
号と同期をとって変化させることにより、運転、操縦と
は無関係な様々な視覚表示や、音声、音響などの騒音に
溢れた環境下にあっても、人の目に優しく、残像などを
生起せず、煩わしさの伴わない、通常の光量で呈示され
ても識別することを容易にし、直感的に理解させること
ができる警報のための視覚情報を呈示し、同時に、人の
耳に優しく、煩わしさの伴わない、通常の音量で呈示さ
れても識別することが容易であり、直感的に理解させる
ことができる警報音を呈示し、さらに人の注意を確実に
喚起する立体音像による聴覚情報を呈示する。
束変換手段を用いて周辺視領域に呈示される明滅光表示
のパルス的な明滅のパルス頻度、明滅部分の移動の速
さ、電気音響変換手段を用いて移動する立体音像として
車室内に呈示される警報音の音色を決める音源の波形や
音源のパルス的包絡線のパルス速度、立体音像の表示位
置の移動の速さ及び、映像変換手段を用いて中心視領域
に呈示される、標的移動体を表現する図形や記号の明滅
のパルス頻度、標的移動体の表示位置の移動の速さなど
を、警報用パルス信号生成手段から得られる生体リズム
もしくはその整数倍あるいは整数分の1倍のパルス源信
号と同期をとって変化させることにより、運転、操縦と
は無関係な様々な視覚表示や、音声、音響などの騒音に
溢れた環境下にあっても、人の目に優しく、残像などを
生起せず、煩わしさの伴わない、通常の光量で呈示され
ても識別することを容易にし、直感的に理解させること
ができる警報のための視覚情報を呈示し、同時に、人の
耳に優しく、煩わしさの伴わない、通常の音量で呈示さ
れても識別することが容易であり、直感的に理解させる
ことができる警報音を呈示し、さらに人の注意を確実に
喚起する立体音像による聴覚情報を呈示する。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び2の発明の
警報装置によれば、発光素子又は発光素子列で成る電気
光束変換手段を用いて、パルス的な明滅光を標的移動体
側の周辺視領域に呈示し、さらにその明滅光呈示の表示
位置が、自車両に対する標的移動体の相対位置や相対速
度に対応して時間と共に移動するような呈示を行うこと
により、異常接近車両などの危険要因である標的移動体
の存在を、視覚感覚器に対して直感的に伝達し、さらに
危急度の変化に応じて発光素子又は発光素子列のパルス
的な明滅のパルス頻度や明滅時の呈示色、明滅位置の移
動の速さ、明滅位置の移動の繰り返しの回数などのう
ち、少なくとも1つの物理量を対応して変化させて呈示
するので、標的移動体の存在位置と移動方向とを直感的
に認知することができ、適切な回避行動がとれるように
なる。
警報装置によれば、発光素子又は発光素子列で成る電気
光束変換手段を用いて、パルス的な明滅光を標的移動体
側の周辺視領域に呈示し、さらにその明滅光呈示の表示
位置が、自車両に対する標的移動体の相対位置や相対速
度に対応して時間と共に移動するような呈示を行うこと
により、異常接近車両などの危険要因である標的移動体
の存在を、視覚感覚器に対して直感的に伝達し、さらに
危急度の変化に応じて発光素子又は発光素子列のパルス
的な明滅のパルス頻度や明滅時の呈示色、明滅位置の移
動の速さ、明滅位置の移動の繰り返しの回数などのう
ち、少なくとも1つの物理量を対応して変化させて呈示
するので、標的移動体の存在位置と移動方向とを直感的
に認知することができ、適切な回避行動がとれるように
なる。
【0033】請求項3及び4の発明の警報装置によれ
ば、発光素子又は発光素子列で成る電気光束変換手段を
用いて、周辺視領域に呈示される、電気光束変換手段に
よる発光素子又は発光素子列のパルス的な明滅表示のパ
ルス頻度に警報用音源手段から出力された警報音の音声
波形のパルス的包絡線のパルス速度を時間的に同期さ
せ、さらに、立体音像生成手段により加工され、標的移
動体の予測軌道を表現するために呈示される警報音の立
体音像の位置の移動を、電気光束変換手段による発光素
子又は発光素子列の明滅表示の表示位置の移動に対して
時間的に同期させて行うことにより、標的移動体の存在
は視覚、聴覚の複数のモダリティの感覚器に対しシーム
レスに表示し、さらに、危急度の変化に応じて、警報音
の音声波形のパルス的包絡線のパルス速度を発光素子又
は発光素子列のパルス的明滅のパルス頻度に、警報音の
音源の音色を発光素子の明滅呈示色に、警報音の立体音
像の挟持位置の移動の速さを発光素子又は発光素子列の
表示位置の移動の速さに、警報音の立体音像の表示位置
の移動の繰り返しの回数を発光素子又は発光素子列の表
示位置の移動の繰り返しの回数にそれぞれ相互の同期を
保持しながら変化させるので、請求項1及び2の発明の
効果に加えて、立体音像呈示を4チャンネルステレオ方
式による従来技術によるのではなく、DSP技術により
実現される実時間畳み込みにより行う方式を採用するこ
とによって、警報音の音像を、自車両の内外にわたる任
意の位置に呈示することができ、異常接近しつつある他
車両に代表される実際の危険要因としての標的移動体の
位置を音像により直感的に表現することができる。
ば、発光素子又は発光素子列で成る電気光束変換手段を
用いて、周辺視領域に呈示される、電気光束変換手段に
よる発光素子又は発光素子列のパルス的な明滅表示のパ
ルス頻度に警報用音源手段から出力された警報音の音声
波形のパルス的包絡線のパルス速度を時間的に同期さ
せ、さらに、立体音像生成手段により加工され、標的移
動体の予測軌道を表現するために呈示される警報音の立
体音像の位置の移動を、電気光束変換手段による発光素
子又は発光素子列の明滅表示の表示位置の移動に対して
時間的に同期させて行うことにより、標的移動体の存在
は視覚、聴覚の複数のモダリティの感覚器に対しシーム
レスに表示し、さらに、危急度の変化に応じて、警報音
の音声波形のパルス的包絡線のパルス速度を発光素子又
は発光素子列のパルス的明滅のパルス頻度に、警報音の
音源の音色を発光素子の明滅呈示色に、警報音の立体音
像の挟持位置の移動の速さを発光素子又は発光素子列の
表示位置の移動の速さに、警報音の立体音像の表示位置
の移動の繰り返しの回数を発光素子又は発光素子列の表
示位置の移動の繰り返しの回数にそれぞれ相互の同期を
保持しながら変化させるので、請求項1及び2の発明の
効果に加えて、立体音像呈示を4チャンネルステレオ方
式による従来技術によるのではなく、DSP技術により
実現される実時間畳み込みにより行う方式を採用するこ
とによって、警報音の音像を、自車両の内外にわたる任
意の位置に呈示することができ、異常接近しつつある他
車両に代表される実際の危険要因としての標的移動体の
位置を音像により直感的に表現することができる。
【0034】その上、音像呈示位置の動的な変化で危急
を表現するように改良したため、頭や耳の形状の個人差
に由来する伝達関数の際に起因する、それぞれの時刻に
おける呈示位置のずれの影響を受けにくくなる。さらに
また、単耳聴であっても移動感を得やすい、移動呈示軌
道を採用したため、車室内における反射や吸収による伝
達関数の変化に対しても頑健である。
を表現するように改良したため、頭や耳の形状の個人差
に由来する伝達関数の際に起因する、それぞれの時刻に
おける呈示位置のずれの影響を受けにくくなる。さらに
また、単耳聴であっても移動感を得やすい、移動呈示軌
道を採用したため、車室内における反射や吸収による伝
達関数の変化に対しても頑健である。
【0035】請求項5の発明の警報装置によれば、警報
用音源手段により出力され、電気音響変換手段を用いて
呈示される警報音には、特徴的な音色を伴う、定位感の
得られやすい波形を持たせ、通常の車室内の音響環境に
おける背景騒音には紛れることのないものを用いるた
め、警報音と車室内に存在する実音響との識別が簡単に
なり、警報音として認知するのが容易となる。
用音源手段により出力され、電気音響変換手段を用いて
呈示される警報音には、特徴的な音色を伴う、定位感の
得られやすい波形を持たせ、通常の車室内の音響環境に
おける背景騒音には紛れることのないものを用いるた
め、警報音と車室内に存在する実音響との識別が簡単に
なり、警報音として認知するのが容易となる。
【0036】請求項6の発明の警報装置によれば、電気
光束変換手段による発光素子又は発光素子列のパルス的
な明滅光の周辺視領域での移動呈示と、その明滅光に同
期したパルス的な警報音の立体音像の移動呈示と同時
に、電気映像変換手段による中心視領域への呈示とし
て、自車両と自車両に対して接近しつつある標的移動体
との相対的な位置や相対的きな速度の関係を図形や記号
などの画像により表示するので、運転者や操縦者、ある
いは乗員がどの方向を向いていても直感的に標的移動体
の存在位置と移動方向を認知させることができる。
光束変換手段による発光素子又は発光素子列のパルス的
な明滅光の周辺視領域での移動呈示と、その明滅光に同
期したパルス的な警報音の立体音像の移動呈示と同時
に、電気映像変換手段による中心視領域への呈示とし
て、自車両と自車両に対して接近しつつある標的移動体
との相対的な位置や相対的きな速度の関係を図形や記号
などの画像により表示するので、運転者や操縦者、ある
いは乗員がどの方向を向いていても直感的に標的移動体
の存在位置と移動方向を認知させることができる。
【0037】請求項7又は8の発明の警報装置によれ
ば、電気映像変換手段を用いて、中心視領域に図形や記
号などの画像により表示される標的移動体の現在位置を
周辺視領域に呈示される発光素子又は発光素子列のパル
ス的な明滅光のパルス頻度と、その明滅パルスに同期す
る電気音響変換手段を用いて呈示される音声波形のパル
ス的な包絡線のパルス速度に対し、m/n(nは整数;
m<n)の有理数比で同期した明滅を行う表示により呈
示することにより、危険要因である標的移動体の写り込
んでいるモニタ画像の強調表示ではなく、標的移動体な
どの危険要因の位置を表す目標十字線などの図形や記号
の緩やかな点滅を、左右の側方窓に沿って配置された発
光素子列によるより速やかな点滅と同時に呈示し、これ
らの視覚表示をパルス的な音響と、その立体音像の移動
から成る聴覚表示と時間的な同期をとって行い、危険要
因への自然な視線誘導効果を持たせたことにより、前方
のモニタ画像への注視の程度を軽減し、目視による安全
確認への移行を確実に行わせることができる。
ば、電気映像変換手段を用いて、中心視領域に図形や記
号などの画像により表示される標的移動体の現在位置を
周辺視領域に呈示される発光素子又は発光素子列のパル
ス的な明滅光のパルス頻度と、その明滅パルスに同期す
る電気音響変換手段を用いて呈示される音声波形のパル
ス的な包絡線のパルス速度に対し、m/n(nは整数;
m<n)の有理数比で同期した明滅を行う表示により呈
示することにより、危険要因である標的移動体の写り込
んでいるモニタ画像の強調表示ではなく、標的移動体な
どの危険要因の位置を表す目標十字線などの図形や記号
の緩やかな点滅を、左右の側方窓に沿って配置された発
光素子列によるより速やかな点滅と同時に呈示し、これ
らの視覚表示をパルス的な音響と、その立体音像の移動
から成る聴覚表示と時間的な同期をとって行い、危険要
因への自然な視線誘導効果を持たせたことにより、前方
のモニタ画像への注視の程度を軽減し、目視による安全
確認への移行を確実に行わせることができる。
【0038】請求項9の発明の警報装置によれば、電気
光束変換手段を用いて周辺視領域に表示される明滅光の
呈示や、電気音響変換手段を用いて車室内に表示される
音像の呈示、電気映像変換手段を用いて中心視領域に図
形や記号により表示される標的移動体の自車両に対する
相対位置の呈示に際して、各表示手段に機械的な連続移
動機構を加えて実際に像を連続移動させるのに加え、実
際の光源や音源を移動するのと同等の効果を持つ、表示
位置の時系列的な切り替えによる視覚、聴覚における仮
幻運動効果を利用した呈示を行うことにより、運転者や
操縦士、乗員に標的移動体の存在位置と移動方向とをよ
り直感的に認知させて、的確な回避行動をとらせること
ができる。
光束変換手段を用いて周辺視領域に表示される明滅光の
呈示や、電気音響変換手段を用いて車室内に表示される
音像の呈示、電気映像変換手段を用いて中心視領域に図
形や記号により表示される標的移動体の自車両に対する
相対位置の呈示に際して、各表示手段に機械的な連続移
動機構を加えて実際に像を連続移動させるのに加え、実
際の光源や音源を移動するのと同等の効果を持つ、表示
位置の時系列的な切り替えによる視覚、聴覚における仮
幻運動効果を利用した呈示を行うことにより、運転者や
操縦士、乗員に標的移動体の存在位置と移動方向とをよ
り直感的に認知させて、的確な回避行動をとらせること
ができる。
【0039】請求項10の発明の警報装置によれば、電
気光束変換手段を用いて周辺視領域に呈示される明滅光
表示のパルス的な明滅のパルス頻度、明滅部分の移動の
速さ、電気音響変換手段を用いて移動する立体音像とし
て車室内に呈示される警報音の音色を決める音源の波形
や音源のパルス的包絡線のパルス速度、立体音像の表示
位置の移動の速さ及び、映像変換手段を用いて中心視領
域に呈示される、標的移動体を表現する図形や記号の明
滅のパルス頻度、標的移動体の表示位置の移動の速さな
どを、警報用パルス信号生成手段から得られる生体リズ
ムもしくはその整数倍あるいは整数分の1倍のパルス源
信号と同期をとって変化させるので、運転、操縦とは無
関係な様々な視覚表示や、音声、音響などの騒音に溢れ
た環境下にあっても、人の目に優しく、残像などを生起
せず、煩わしさの伴わない、通常の光量で呈示されても
識別することが容易であり、直感的に理解することがで
きる警報のための視覚情報が呈示でき、同時に、人の耳
に優しく、煩わしさの伴わない、通常の音量で呈示され
ても識別することが容易であり、直感的に理解すること
ができる警報音が呈示でき、さらに人の注意を喚起する
ことができる立体音像による聴覚情報の呈示ができる。
気光束変換手段を用いて周辺視領域に呈示される明滅光
表示のパルス的な明滅のパルス頻度、明滅部分の移動の
速さ、電気音響変換手段を用いて移動する立体音像とし
て車室内に呈示される警報音の音色を決める音源の波形
や音源のパルス的包絡線のパルス速度、立体音像の表示
位置の移動の速さ及び、映像変換手段を用いて中心視領
域に呈示される、標的移動体を表現する図形や記号の明
滅のパルス頻度、標的移動体の表示位置の移動の速さな
どを、警報用パルス信号生成手段から得られる生体リズ
ムもしくはその整数倍あるいは整数分の1倍のパルス源
信号と同期をとって変化させるので、運転、操縦とは無
関係な様々な視覚表示や、音声、音響などの騒音に溢れ
た環境下にあっても、人の目に優しく、残像などを生起
せず、煩わしさの伴わない、通常の光量で呈示されても
識別することが容易であり、直感的に理解することがで
きる警報のための視覚情報が呈示でき、同時に、人の耳
に優しく、煩わしさの伴わない、通常の音量で呈示され
ても識別することが容易であり、直感的に理解すること
ができる警報音が呈示でき、さらに人の注意を喚起する
ことができる立体音像による聴覚情報の呈示ができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
構成を示している。図1は、移動体の車室内に画像モニ
タ、発光素子列による視覚警報と、仮想音源の移動によ
る聴覚警報とを時間的に同期させて呈示するための装置
の構成を示している。
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
構成を示している。図1は、移動体の車室内に画像モニ
タ、発光素子列による視覚警報と、仮想音源の移動によ
る聴覚警報とを時間的に同期させて呈示するための装置
の構成を示している。
【0041】この図1に示した第1の実施の形態の警報
装置は、自車両100の近傍で、自車両100に異常接
近してくるか、運転者の視覚に自車両との将来の干渉が
予測される他の移動体(以下、「標的移動体」と称す
る)200が侵入している場合における、運転者や操縦
者に代表される被警報者101に対する右後側方警報
(追い越し車両警報など)を出力する視聴覚同期音像警
報装置である。
装置は、自車両100の近傍で、自車両100に異常接
近してくるか、運転者の視覚に自車両との将来の干渉が
予測される他の移動体(以下、「標的移動体」と称す
る)200が侵入している場合における、運転者や操縦
者に代表される被警報者101に対する右後側方警報
(追い越し車両警報など)を出力する視聴覚同期音像警
報装置である。
【0042】この警報装置は、センサの働きにより、後
側方、前側方もしくは側方から自車両100に接近する
他車両などの標的移動体200を検出するための危険要
因検知装置1と、危険要因検知装置1から出力された検
出信号に基づき、自車両100と標的移動体200との
衝突の可能性などの緊急事態を予測判定し、警報の発生
を決定する警報判断装置2と、この警報判断装置2から
出力された判断信号に応じて、警報に必要とされるパル
ス源信号と同期信号を出力するための警報用パルス信号
生成装置3と、この警報用パルス信号生成装置3から出
力されたパルス源信号を発光素子の駆動に使用するため
の発光駆動信号を生成する発光信号生成装置4と、この
発光信号生成装置4から出力された駆動信号に基づき、
周辺視領域での移動明滅呈示を行うための、発光素子又
は発光素子列で成る少なくとも2対の電気光束変換装置
5を備えている。
側方、前側方もしくは側方から自車両100に接近する
他車両などの標的移動体200を検出するための危険要
因検知装置1と、危険要因検知装置1から出力された検
出信号に基づき、自車両100と標的移動体200との
衝突の可能性などの緊急事態を予測判定し、警報の発生
を決定する警報判断装置2と、この警報判断装置2から
出力された判断信号に応じて、警報に必要とされるパル
ス源信号と同期信号を出力するための警報用パルス信号
生成装置3と、この警報用パルス信号生成装置3から出
力されたパルス源信号を発光素子の駆動に使用するため
の発光駆動信号を生成する発光信号生成装置4と、この
発光信号生成装置4から出力された駆動信号に基づき、
周辺視領域での移動明滅呈示を行うための、発光素子又
は発光素子列で成る少なくとも2対の電気光束変換装置
5を備えている。
【0043】警報装置はまた、警報用パルス信号生成装
置3から入力するパルス源信号に基づき、少なくとも1
式のヘッドアップディスプレイ(HUD)や画像モニタ
などの電気映像変換装置6を用いて、十字線などの図形
や記号により標的移動体を表現し、それを動画像として
移動明滅表示する画像信号生成装置7を備えている。
置3から入力するパルス源信号に基づき、少なくとも1
式のヘッドアップディスプレイ(HUD)や画像モニタ
などの電気映像変換装置6を用いて、十字線などの図形
や記号により標的移動体を表現し、それを動画像として
移動明滅表示する画像信号生成装置7を備えている。
【0044】第1の実施の形態の警報装置はさらに、警
報用パルス信号生成装置3から出力されたパルス源信号
に基づき、音響警報に必要とされる音声信号を出力する
ための警報用音源装置8と、この警報用音源装置8から
出力された音声信号に頭部伝達関数による畳み込み演算
を加え、移動を伴う立体音像に加工するための立体音像
生成装置9と、この立体音像生成装置9で加工された音
声信号を電気的に増倍するための音声信号増幅装置10
と、この音声信号増幅装置10から出力された音声信号
を、立体音像として空間内に呈示するための少なくとも
2式のスピーカのような電気音響変換装置11を有して
いる。
報用パルス信号生成装置3から出力されたパルス源信号
に基づき、音響警報に必要とされる音声信号を出力する
ための警報用音源装置8と、この警報用音源装置8から
出力された音声信号に頭部伝達関数による畳み込み演算
を加え、移動を伴う立体音像に加工するための立体音像
生成装置9と、この立体音像生成装置9で加工された音
声信号を電気的に増倍するための音声信号増幅装置10
と、この音声信号増幅装置10から出力された音声信号
を、立体音像として空間内に呈示するための少なくとも
2式のスピーカのような電気音響変換装置11を有して
いる。
【0045】そして警報用パルス信号生成装置3は、電
気光束変換装置5を用いて、発光素子列のパルス的な明
滅光を標的移動体200が存在する側の周辺視領域に呈
示し、さらにその明滅光呈示の表示位置が自車両100
に対する標的移動体200の相対位置や相対速度に対応
して時間と共に移動するような呈示を行うことにより、
異常接近車両などの危険要因である標的移動体200の
存在を視覚感覚器に対して直感的に伝達し、さらに、危
険要因の危急度の変化に応じて、発光素子列のパルス的
な明滅のパルス頻度やパルス明滅時の呈示色、明滅位置
の移動の速さ、明滅位置の移動の繰り返しの回数などの
うち、少なくとも1つの物理量を対応して変化させて呈
示する発光制御機能を内蔵している。
気光束変換装置5を用いて、発光素子列のパルス的な明
滅光を標的移動体200が存在する側の周辺視領域に呈
示し、さらにその明滅光呈示の表示位置が自車両100
に対する標的移動体200の相対位置や相対速度に対応
して時間と共に移動するような呈示を行うことにより、
異常接近車両などの危険要因である標的移動体200の
存在を視覚感覚器に対して直感的に伝達し、さらに、危
険要因の危急度の変化に応じて、発光素子列のパルス的
な明滅のパルス頻度やパルス明滅時の呈示色、明滅位置
の移動の速さ、明滅位置の移動の繰り返しの回数などの
うち、少なくとも1つの物理量を対応して変化させて呈
示する発光制御機能を内蔵している。
【0046】警報用パルス信号生成装置3はさらに、電
気光束変換装置5により周辺視領域に呈示される発光素
子列によるパルス的な明滅表示のパルス頻度に、警報用
音源装置8から出力された警報音の音声波形のパルス的
包絡線のパルス速度を時間的に同期させ、また立体音像
生成装置9により加工され、標的移動体200の予測軌
道を表現するために呈示される警報音の立体音像の表示
位置の移動を発光素子による明滅表示の表示位置の移動
に対して時間的に同期させて行うことにより、標的移動
体200の存在を視覚、聴覚の複数のモダリティの感覚
器に対してシームレスに表示し、さらに、危急度の変化
に応じて、警報音の音声波形のパルス的包絡線のパルス
速度を発光素子列のパルス的明滅のパルス頻度に、警報
音の音源の音色を発光素子列の明滅呈示色に、警報音の
立体音像の表示位置の移動の速さを発光素子列の表示位
置の移動の速さに、警報音の立体音像の表示位置の移動
の繰り返しの回数を発光素子列の表示位置の移動の繰り
返しの回数に、それぞれ相互の同期を保持しながら変化
させるための警報音出力制御機能を内蔵している。
気光束変換装置5により周辺視領域に呈示される発光素
子列によるパルス的な明滅表示のパルス頻度に、警報用
音源装置8から出力された警報音の音声波形のパルス的
包絡線のパルス速度を時間的に同期させ、また立体音像
生成装置9により加工され、標的移動体200の予測軌
道を表現するために呈示される警報音の立体音像の表示
位置の移動を発光素子による明滅表示の表示位置の移動
に対して時間的に同期させて行うことにより、標的移動
体200の存在を視覚、聴覚の複数のモダリティの感覚
器に対してシームレスに表示し、さらに、危急度の変化
に応じて、警報音の音声波形のパルス的包絡線のパルス
速度を発光素子列のパルス的明滅のパルス頻度に、警報
音の音源の音色を発光素子列の明滅呈示色に、警報音の
立体音像の表示位置の移動の速さを発光素子列の表示位
置の移動の速さに、警報音の立体音像の表示位置の移動
の繰り返しの回数を発光素子列の表示位置の移動の繰り
返しの回数に、それぞれ相互の同期を保持しながら変化
させるための警報音出力制御機能を内蔵している。
【0047】上記の構成の警報装置では、まず、センサ
などから成る危険要因検知装置1から出力される検出信
号を受けて、警報判断装置2が判断信号を出力する。こ
こで、危険要因検知装置1と警報判断装置2における具
体的な演算アルゴリズムを実施するに際しては、例え
ば、辻正文氏らによる次の文献1に記載された、ASV
に採用された技術を利用する。
などから成る危険要因検知装置1から出力される検出信
号を受けて、警報判断装置2が判断信号を出力する。こ
こで、危険要因検知装置1と警報判断装置2における具
体的な演算アルゴリズムを実施するに際しては、例え
ば、辻正文氏らによる次の文献1に記載された、ASV
に採用された技術を利用する。
【0048】[文献1]辻正文、山田勝規、是石純;
「ASV用後側方障害物警報システム」、特集:インフ
ォメーションセーフティ、日産技報、No.41,pp
30−33(日産自動車株式会社、1997年5月発
行)。
「ASV用後側方障害物警報システム」、特集:インフ
ォメーションセーフティ、日産技報、No.41,pp
30−33(日産自動車株式会社、1997年5月発
行)。
【0049】このとき、警報判断装置2が出力した判断
信号に応じて、警報用パルス信号生成装置3が警報に必
要とされるパルス源信号と同期信号を出力する。この警
報用パルス信号生成装置3から出力されるパルス源信号
は、以下で視覚、聴覚という複数のモダリティに対して
情報呈示を行うための基準信号であり、パルスの振動数
として特に、生体リズム、もしくはその整数倍、あるい
は整数分の1倍となるものを採用するのが効果的である
(文献2参照)。
信号に応じて、警報用パルス信号生成装置3が警報に必
要とされるパルス源信号と同期信号を出力する。この警
報用パルス信号生成装置3から出力されるパルス源信号
は、以下で視覚、聴覚という複数のモダリティに対して
情報呈示を行うための基準信号であり、パルスの振動数
として特に、生体リズム、もしくはその整数倍、あるい
は整数分の1倍となるものを採用するのが効果的である
(文献2参照)。
【0050】(文献2)吉田和美;「アナログのニュー
ラルネットワークにおけるカオス同期」、電子情報通信
学会技術研究報告、NLP97−157,pp57−6
6(電子情報通信学会、1998年3月12日発行)。
ラルネットワークにおけるカオス同期」、電子情報通信
学会技術研究報告、NLP97−157,pp57−6
6(電子情報通信学会、1998年3月12日発行)。
【0051】さらに、発光信号生成装置4が、警報用パ
ルス信号生成装置3の信号出力を少なくとも2対の電球
や発光ダイオードなどの発光素子、あるいは発光素子列
から成る電気光束変換装置5を用いて、車室内側方部に
移動明滅呈示する。
ルス信号生成装置3の信号出力を少なくとも2対の電球
や発光ダイオードなどの発光素子、あるいは発光素子列
から成る電気光束変換装置5を用いて、車室内側方部に
移動明滅呈示する。
【0052】一方、警報用音源装置8は、警報用パルス
信号生成装置3からのパルス源信号に基づき、音響警報
に必要とされる音声信号を出力する。この警報用音源装
置8が音源として使用する具体的な波形や音色の設計、
音声信号の採取にあたっては、例えば、積山薫氏によ
る、次なる文献3に記載された技術、また、発明者らに
よる特願平10−050954号特許出願の明細書に記
載の技術を利用する。
信号生成装置3からのパルス源信号に基づき、音響警報
に必要とされる音声信号を出力する。この警報用音源装
置8が音源として使用する具体的な波形や音色の設計、
音声信号の採取にあたっては、例えば、積山薫氏によ
る、次なる文献3に記載された技術、また、発明者らに
よる特願平10−050954号特許出願の明細書に記
載の技術を利用する。
【0053】(文献3)積山薫;「解説:視覚と聴覚の
接点」、日本音響学会誌、VOL.54,No.6,p
p450−456(日本音響学会、1998年6月発
行)。
接点」、日本音響学会誌、VOL.54,No.6,p
p450−456(日本音響学会、1998年6月発
行)。
【0054】次に、立体音像生成装置9が警報用音源装
置8から出力された音声信号を移動を伴う立体音像に加
工したものを音声信号増幅装置10が電気的に増倍し
て、少なくとも2式のスピーカーのような電気音響変換
装置11を用いて所望の立体音像として車室内に移動呈
示する。なお、この立体音像警報の呈示に用いる音声信
号増幅装置10や電気音響変換装置11には、通常の車
載音響装置に伴うものを用いることができる。
置8から出力された音声信号を移動を伴う立体音像に加
工したものを音声信号増幅装置10が電気的に増倍し
て、少なくとも2式のスピーカーのような電気音響変換
装置11を用いて所望の立体音像として車室内に移動呈
示する。なお、この立体音像警報の呈示に用いる音声信
号増幅装置10や電気音響変換装置11には、通常の車
載音響装置に伴うものを用いることができる。
【0055】さらに、画像信号生成装置7が、警報用パ
ルス信号生成装置3から入力するパルス源信号に基づ
き、少なくとも1式のHUDや画像モニタなどの電気映
像変換装置6を用いて、十字線などの図形や記号6Aに
より標的移動体200を表現し、それを動画像として移
動明滅表示する。なお、このような移動明滅する視覚警
報の呈示に用いる画像信号生成装置7や電気映像変換装
置6には、通常の車載音響映像装置や車載情報通信装置
に伴うもの用いることができる。
ルス信号生成装置3から入力するパルス源信号に基づ
き、少なくとも1式のHUDや画像モニタなどの電気映
像変換装置6を用いて、十字線などの図形や記号6Aに
より標的移動体200を表現し、それを動画像として移
動明滅表示する。なお、このような移動明滅する視覚警
報の呈示に用いる画像信号生成装置7や電気映像変換装
置6には、通常の車載音響映像装置や車載情報通信装置
に伴うもの用いることができる。
【0056】以上に説明した移動する発光素子又は発光
素子列による周辺視領域への視覚呈示、移動する仮想音
源による聴覚呈示、及び移動する画像による中心視領域
の視覚呈示の実現に際しては、機械的な移動機構により
電気信号の変換装置を実際に運動させることによって実
現してもよく、あるいは、固定した複数の表示装置を時
間と共に切り替えて起動させることにより、認知心理学
でよく知られている心理物理学的効果である視覚、聴覚
における仮幻運動効果を利用することもできる。
素子列による周辺視領域への視覚呈示、移動する仮想音
源による聴覚呈示、及び移動する画像による中心視領域
の視覚呈示の実現に際しては、機械的な移動機構により
電気信号の変換装置を実際に運動させることによって実
現してもよく、あるいは、固定した複数の表示装置を時
間と共に切り替えて起動させることにより、認知心理学
でよく知られている心理物理学的効果である視覚、聴覚
における仮幻運動効果を利用することもできる。
【0057】次に、本発明の第2の実施の形態を図4に
基づいて説明する。第2の実施の形態の視聴覚同期音像
警報装置は、周辺視領域への視覚情報呈示を利用するも
のである。なお、以下の説明では図1に示した状況、つ
まり、自車両100の運転者101からの死角102に
おいて他車両200が自車両100に異常接近してくる
か、もしくは、死角102に自車両100との将来の干
渉が予測される他の移動体200が侵入している場合を
例として説明する。
基づいて説明する。第2の実施の形態の視聴覚同期音像
警報装置は、周辺視領域への視覚情報呈示を利用するも
のである。なお、以下の説明では図1に示した状況、つ
まり、自車両100の運転者101からの死角102に
おいて他車両200が自車両100に異常接近してくる
か、もしくは、死角102に自車両100との将来の干
渉が予測される他の移動体200が侵入している場合を
例として説明する。
【0058】図4は、右後側方警報(追い越し車両警
報)の呈示のため、図1に示した第1の実施の形態にお
ける警報装置の動作のうち、発光信号生成装置4と電気
光束変換装置5の働きを示している。
報)の呈示のため、図1に示した第1の実施の形態にお
ける警報装置の動作のうち、発光信号生成装置4と電気
光束変換装置5の働きを示している。
【0059】第2の実施の形態では、まず、警報用パル
ス信号生成装置3から送られてくる生体リズムに適合し
たパルス源信号に同期して、周辺視領域に設置された発
光ダイオードや電球などから成る発光素子列(電気光束
変換装置5を構成する)の中の明滅させる発光素子の位
置を音像位置に対応させる。
ス信号生成装置3から送られてくる生体リズムに適合し
たパルス源信号に同期して、周辺視領域に設置された発
光ダイオードや電球などから成る発光素子列(電気光束
変換装置5を構成する)の中の明滅させる発光素子の位
置を音像位置に対応させる。
【0060】このとき、呈示位置を固定したままで危急
度の変化を表現するためには、警報用パルス信号生成装
置3の内蔵する発光制御機能、音像制御機能を働かせ
て、警報音の音色の変化に同期して発光素子の呈示色を
変化させるか、警報音のパルス速度の変化に同期して発
光素子の点滅の速さを変化させる。そして、表示装置の
同期をとるためには、図1に示した警報用パルス信号生
成装置3から出力される同期信号を用いる。
度の変化を表現するためには、警報用パルス信号生成装
置3の内蔵する発光制御機能、音像制御機能を働かせ
て、警報音の音色の変化に同期して発光素子の呈示色を
変化させるか、警報音のパルス速度の変化に同期して発
光素子の点滅の速さを変化させる。そして、表示装置の
同期をとるためには、図1に示した警報用パルス信号生
成装置3から出力される同期信号を用いる。
【0061】上記とは違って、立体呈示された音像の移
動に伴い、発光素子そのものを移動させるか、明滅させ
る発光素子を音像の移動方向に順次切り換え、仮幻運動
効果を用いることによって呈示位置の移動を表現するこ
ともできる。このような移動呈示は、標的移動体200
の接近など、危急事態が継続している間、繰り返し行
う。
動に伴い、発光素子そのものを移動させるか、明滅させ
る発光素子を音像の移動方向に順次切り換え、仮幻運動
効果を用いることによって呈示位置の移動を表現するこ
ともできる。このような移動呈示は、標的移動体200
の接近など、危急事態が継続している間、繰り返し行
う。
【0062】このとき、危急度の変化を表現するために
は、発光素子そのものの移動の速さを変えるか、点灯す
る発光素子の呈示位置を切り換える速さを変えることに
よって仮幻運動の速さを変化させる。
は、発光素子そのものの移動の速さを変えるか、点灯す
る発光素子の呈示位置を切り換える速さを変えることに
よって仮幻運動の速さを変化させる。
【0063】この移動点滅表示による周辺視領域への視
覚警報の呈示を行うに際しての、発光素子列の車室内、
及びボンネットへの取り付け状態とその作動状況を、図
6〜図8により説明する。
覚警報の呈示を行うに際しての、発光素子列の車室内、
及びボンネットへの取り付け状態とその作動状況を、図
6〜図8により説明する。
【0064】図6に示した例は、発光素子21を左右の
ドア部分22に列設し、接近してくる他車両の進行方向
に順次、点灯する発光素子21Aを切り換えるものであ
る。また図7に示した例は、左右のドアガラス23に発
光素子24を列設し、接近してくる他車両の進行方向に
順次、点灯する発光素子24Aを切り換えるものであ
る。さらに、図8に示した例は、ボンネット25の左右
のエッジ部分に発光素子26を列設し、接近してくる他
車両の進行方向に順次、点灯する発光素子26Aを切り
換えるものである。
ドア部分22に列設し、接近してくる他車両の進行方向
に順次、点灯する発光素子21Aを切り換えるものであ
る。また図7に示した例は、左右のドアガラス23に発
光素子24を列設し、接近してくる他車両の進行方向に
順次、点灯する発光素子24Aを切り換えるものであ
る。さらに、図8に示した例は、ボンネット25の左右
のエッジ部分に発光素子26を列設し、接近してくる他
車両の進行方向に順次、点灯する発光素子26Aを切り
換えるものである。
【0065】これらの例において、発光素子21,2
4,26から発した光束は被警報者101である運転者
や乗員には十分な光量を持って到達し、他の方向、特に
車外に対しては軽微な発光が観測される程度の光束が漏
洩するに留まるように、輻射に指向性を持たせることに
より、他の移動体の運転者や歩行者への影響を最小限に
抑える。
4,26から発した光束は被警報者101である運転者
や乗員には十分な光量を持って到達し、他の方向、特に
車外に対しては軽微な発光が観測される程度の光束が漏
洩するに留まるように、輻射に指向性を持たせることに
より、他の移動体の運転者や歩行者への影響を最小限に
抑える。
【0066】次に、本発明の第3の実施の形態を図1、
図3に基づいて説明する。ここでは、図1に示した通行
状況において、自車両100の運転者101が車線変更
を意図して、右への方向指示を開始した場合を考える。
図3に基づいて説明する。ここでは、図1に示した通行
状況において、自車両100の運転者101が車線変更
を意図して、右への方向指示を開始した場合を考える。
【0067】このときには、右車線における右側方の死
角領域102内で併走するか、もしくは右後側方の死角
領域内で追い抜きなどのため、自車両100に接近する
標的移動体200があれば、危険要因検知装置1の右側
方監視センサがそれを検出し、警報判断装置2が自車両
100が危急状態にあることを判断する。
角領域102内で併走するか、もしくは右後側方の死角
領域内で追い抜きなどのため、自車両100に接近する
標的移動体200があれば、危険要因検知装置1の右側
方監視センサがそれを検出し、警報判断装置2が自車両
100が危急状態にあることを判断する。
【0068】すると警報用パルス信号生成装置3は発光
信号生成装置4、画像信号生成装置7及び立体音像生成
装置9を起動させ、運転者に対して自車両の危急を電気
光束変換装置5による周辺視領域における発光素子列の
発光と立体音像の移動表示、そして電気映像変換装置6
による中心視領域での画像表示をシームレスに同期させ
て警報する。
信号生成装置4、画像信号生成装置7及び立体音像生成
装置9を起動させ、運転者に対して自車両の危急を電気
光束変換装置5による周辺視領域における発光素子列の
発光と立体音像の移動表示、そして電気映像変換装置6
による中心視領域での画像表示をシームレスに同期させ
て警報する。
【0069】次に、自車両100は直進していて、後方
の車両200の運転者が追い越しを意図して右への車線
変更を行い、自車両の右側の車線追い越し加速を始めた
ことを、危険要因検知装置1の右後側方監視センサが検
出し、警報判断装置2が自車両100が危急状態にある
ことを判断した場合を考える。
の車両200の運転者が追い越しを意図して右への車線
変更を行い、自車両の右側の車線追い越し加速を始めた
ことを、危険要因検知装置1の右後側方監視センサが検
出し、警報判断装置2が自車両100が危急状態にある
ことを判断した場合を考える。
【0070】すると警報用パルス信号生成装置3は発光
信号生成装置4、画像信号生成装置7及び立体音像生成
装置9を起動させ、運転者に対して自車両の危急を電気
光束変換装置5による周辺視領域における発光素子列の
発光と立体音像の移動表示、そして電気映像変換装置6
による中心視領域での画像表示をシームレスに同期させ
て警報する。
信号生成装置4、画像信号生成装置7及び立体音像生成
装置9を起動させ、運転者に対して自車両の危急を電気
光束変換装置5による周辺視領域における発光素子列の
発光と立体音像の移動表示、そして電気映像変換装置6
による中心視領域での画像表示をシームレスに同期させ
て警報する。
【0071】ここで、音像移動における具体的な立体軌
道の生成について説明する。標的移動体200の予測進
路を表現し得る軌道のうちで、数式による記述が可能な
ものの1つは、図4〜図6に示したような座標系を設定
して得られるものである。(なお、ここで説明するの
は、本発明者の発明にかかる特願平10−203882
号特許出願の明細書及び図面に記載したものである。)
すなわち、音像の軌道の最高点である点Cとx軸とで決
まる傾いた平面に拘束された軌道に沿って、音像が立体
的に移動呈示されるものを説明する。音像軌道ACBと
しては、たとえば、線分OC方向を短径とする楕円の周
の一部となるものを採用する。このとき、音像移動の速
さとして、
道の生成について説明する。標的移動体200の予測進
路を表現し得る軌道のうちで、数式による記述が可能な
ものの1つは、図4〜図6に示したような座標系を設定
して得られるものである。(なお、ここで説明するの
は、本発明者の発明にかかる特願平10−203882
号特許出願の明細書及び図面に記載したものである。)
すなわち、音像の軌道の最高点である点Cとx軸とで決
まる傾いた平面に拘束された軌道に沿って、音像が立体
的に移動呈示されるものを説明する。音像軌道ACBと
しては、たとえば、線分OC方向を短径とする楕円の周
の一部となるものを採用する。このとき、音像移動の速
さとして、
【数1】 |vC(tC)|≧|vA(tA)|=|vB(tB)| となるものを採用し、さらに、長径に対する短径の比率
として適当なものをとることにより、「音像運動量」を
保存する立体軌道を生成することができる。
として適当なものをとることにより、「音像運動量」を
保存する立体軌道を生成することができる。
【0072】このような音像運動量を保存する立体軌道
としては、ここで述べたものの他に、より一般的には、
3点ACBが表面上に載った回転楕円体面を採用するこ
とができる。
としては、ここで述べたものの他に、より一般的には、
3点ACBが表面上に載った回転楕円体面を採用するこ
とができる。
【0073】次に、本発明の第4の実施の形態を、図1
及び図5に基づいて説明する。図6は、右後側方警報
(追い越し車両200などの警報)の呈示のため、図1
に示した第1の実施の形態における警報動作のうち、特
に明滅光の移動呈示と同一の画面における画像信号生成
装置7と電気画像変換装置6との連携動作を示したもの
である。
及び図5に基づいて説明する。図6は、右後側方警報
(追い越し車両200などの警報)の呈示のため、図1
に示した第1の実施の形態における警報動作のうち、特
に明滅光の移動呈示と同一の画面における画像信号生成
装置7と電気画像変換装置6との連携動作を示したもの
である。
【0074】第4の実施の形態では、生体リズムに適合
し、パルス的な明滅による周辺視領域における明滅光の
呈示や、パルス的な音響による警報音に対して、m/n
(m,nは整数;m<n)の有理数比で同期して、中心
視領域に設置されたヘッドアップディスプレイやモニタ
画像表示装置などで構成される電気映像変換装置6に表
示された、自車両100に対して異常接近してくる他車
両200などの危険要因である標的移動体を示す目標十
字線6Aなどに代表される図形や記号の映像を明滅させ
る。
し、パルス的な明滅による周辺視領域における明滅光の
呈示や、パルス的な音響による警報音に対して、m/n
(m,nは整数;m<n)の有理数比で同期して、中心
視領域に設置されたヘッドアップディスプレイやモニタ
画像表示装置などで構成される電気映像変換装置6に表
示された、自車両100に対して異常接近してくる他車
両200などの危険要因である標的移動体を示す目標十
字線6Aなどに代表される図形や記号の映像を明滅させ
る。
【0075】このとき、警報出力の危急度の変化を表現
するためには、周辺視領域への明滅表示の表示色や、警
報音の音色の変化に同期して、目標十字線6Aの表示色
を変化させるか、パルス的な明滅表示のパルス頻度やパ
ルス的な包絡線を持つ警報音のパルス速度の変化に、m
/n(m,nは整数;m<n)の有理数比で同期して呈
示する目標十字線6Aの明滅の速さを変化させる。
するためには、周辺視領域への明滅表示の表示色や、警
報音の音色の変化に同期して、目標十字線6Aの表示色
を変化させるか、パルス的な明滅表示のパルス頻度やパ
ルス的な包絡線を持つ警報音のパルス速度の変化に、m
/n(m,nは整数;m<n)の有理数比で同期して呈
示する目標十字線6Aの明滅の速さを変化させる。
【0076】たとえば、危急度が増大しつつある場合に
は、標的移動体200を表す表示の色を青色、緑色、黄
色、赤色と段階的に変化させて呈示し、あるいは、これ
らの中間色を含んだ色調を用いて連続的な色の変化によ
って呈示する。また、危急度の変化を表現するために、
周辺視領域になされるパルス的な明滅呈示の表示色や警
報音の立体音像の移動の速さの変化に同期して、標的移
動体200を表す目標十字線6Aの描画の大きさ、描画
の線の太さ、線の種類などを変化させることもできる。
は、標的移動体200を表す表示の色を青色、緑色、黄
色、赤色と段階的に変化させて呈示し、あるいは、これ
らの中間色を含んだ色調を用いて連続的な色の変化によ
って呈示する。また、危急度の変化を表現するために、
周辺視領域になされるパルス的な明滅呈示の表示色や警
報音の立体音像の移動の速さの変化に同期して、標的移
動体200を表す目標十字線6Aの描画の大きさ、描画
の線の太さ、線の種類などを変化させることもできる。
【0077】標的移動体200と自車両100との相対
位置関係が変化するので、周辺視領域へのパルス的な明
滅表示の表示位置や警報音の立体音像の表示位置の移動
に伴って標的移動体200を表す目標十字線6Aの画面
上の表示位置も移動させる。このとき、明滅映像表示の
表示位置は、実際の標的移動体200の自車両100に
対する相対位置に対応させるか、その移動に先行したも
のとし、また、表示された目標十字線6Aの画面上での
移動の速さは、標的移動体200の自車両100に対す
る相対的な接近の速さに比例させるか、その接近の速さ
を直感的に認識できるような正の相関を持たせたものに
する。
位置関係が変化するので、周辺視領域へのパルス的な明
滅表示の表示位置や警報音の立体音像の表示位置の移動
に伴って標的移動体200を表す目標十字線6Aの画面
上の表示位置も移動させる。このとき、明滅映像表示の
表示位置は、実際の標的移動体200の自車両100に
対する相対位置に対応させるか、その移動に先行したも
のとし、また、表示された目標十字線6Aの画面上での
移動の速さは、標的移動体200の自車両100に対す
る相対的な接近の速さに比例させるか、その接近の速さ
を直感的に認識できるような正の相関を持たせたものに
する。
【0078】このような移動呈示処理は、標的移動体2
00の近接など、危急事態が継続している間中持続し、
必要に応じて繰り返し行う。
00の近接など、危急事態が継続している間中持続し、
必要に応じて繰り返し行う。
【0079】次に、本発明の第5の実施の形態を、図1
及び図2に基づいて説明する。警報用パルス信号生成装
置3が実行する発光制御機能、警報制御機能は、特願平
10−050954号特許出願に係る本発明者による発
明の演算処理を利用する。すなわち、数2式〜数6式に
基づく演算を行い、図2に示すような波形の信号を警報
音として生成するのである。
及び図2に基づいて説明する。警報用パルス信号生成装
置3が実行する発光制御機能、警報制御機能は、特願平
10−050954号特許出願に係る本発明者による発
明の演算処理を利用する。すなわち、数2式〜数6式に
基づく演算を行い、図2に示すような波形の信号を警報
音として生成するのである。
【0080】すなわち、数2式に示す基本波fo の周波
数の正弦波φ(k=1)に対して、数3式に示すように
与えられる次数kまでの高調波成分φk を重畳すること
によって可聴域の多重正弦波の搬送波Φを生成する。な
お、ここで、基本波fo はその低次の高調波も可聴域に
収めるために、高々440Hz程度に抑えられている。
数の正弦波φ(k=1)に対して、数3式に示すように
与えられる次数kまでの高調波成分φk を重畳すること
によって可聴域の多重正弦波の搬送波Φを生成する。な
お、ここで、基本波fo はその低次の高調波も可聴域に
収めるために、高々440Hz程度に抑えられている。
【0081】
【数2】
【数3】 そして、数4式で表わされる可聴域よりも低い、生体の
固有リズムと等しいか、その整数倍、又は整数分の1倍
の振動数ρを持ち、なおかつ数5式で表わされるパルス
包絡線関数σから成る、パルス的な振幅変調信号ρσを
出力する。ここで、生体の固有リズムには、脳波、心
拍、呼吸リズム、さらには7.8〜10Hzのシューマ
ン周波数fを用いる。
固有リズムと等しいか、その整数倍、又は整数分の1倍
の振動数ρを持ち、なおかつ数5式で表わされるパルス
包絡線関数σから成る、パルス的な振幅変調信号ρσを
出力する。ここで、生体の固有リズムには、脳波、心
拍、呼吸リズム、さらには7.8〜10Hzのシューマ
ン周波数fを用いる。
【0082】
【数4】
【数5】 次に、基本周波数fo (時間的に一定にしている)、パ
ルス速度f、パルス幅τの中から2つ以上の要素を組合
わせ、同期的に変化させる。
ルス速度f、パルス幅τの中から2つ以上の要素を組合
わせ、同期的に変化させる。
【0083】さらに最終的に、搬送波Φとパルス変調信
号ρσを乗算して、次の数6式に示す最終的な警報用パ
ルス源信号Ψ(=σρΦ)を生成して出力する。
号ρσを乗算して、次の数6式に示す最終的な警報用パ
ルス源信号Ψ(=σρΦ)を生成して出力する。
【0084】
【数6】 こうして出力される警報用パルス源信号の一例を図2に
示してある。この例では、搬送波はk=5に設定して5
個の正弦波を重畳した波を7個(s1〜s7)で1パル
スとし、かつ、9パルス(p1〜p9)で1パルス信号
群に設定し、パルス速度をチャープ的に増加させ(パル
ス周期Tを短縮させ)、同時にパルス包絡線関数en1
をチャープ的に先鋭化(パルス幅を短縮化)し、さらに
パルス包絡線関数の最大振幅(音圧包絡線en2)をチ
ャープ的に単調増加させた場合の警報用パルス源信号の
波形である。
示してある。この例では、搬送波はk=5に設定して5
個の正弦波を重畳した波を7個(s1〜s7)で1パル
スとし、かつ、9パルス(p1〜p9)で1パルス信号
群に設定し、パルス速度をチャープ的に増加させ(パル
ス周期Tを短縮させ)、同時にパルス包絡線関数en1
をチャープ的に先鋭化(パルス幅を短縮化)し、さらに
パルス包絡線関数の最大振幅(音圧包絡線en2)をチ
ャープ的に単調増加させた場合の警報用パルス源信号の
波形である。
【0085】このような警報用パルス源信号に基づいて
警報音を生成する場合、その警報音の音色に変化が付け
られ、音群の出力周期も時間と共に速くなり、かつ徐々
に音が大きくなるので、騒音の多い環境下にあって、通
常程度の音圧にしても他の音と容易に区別がつき、被警
報者101の注意を喚起できる。
警報音を生成する場合、その警報音の音色に変化が付け
られ、音群の出力周期も時間と共に速くなり、かつ徐々
に音が大きくなるので、騒音の多い環境下にあって、通
常程度の音圧にしても他の音と容易に区別がつき、被警
報者101の注意を喚起できる。
【0086】ここで、標的移動体200の近接など、危
急事態が継続している間は、この時系列信号の発生を繰
り返して行い、それを立体音像生成装置9によって、第
3の実施の形態で述べた立体軌道に従って移動する立体
音像とし、音声信号増幅装置10、電気音響変換装置1
1を経由して自車両100の被警報者101に聴覚情報
として呈示する。
急事態が継続している間は、この時系列信号の発生を繰
り返して行い、それを立体音像生成装置9によって、第
3の実施の形態で述べた立体軌道に従って移動する立体
音像とし、音声信号増幅装置10、電気音響変換装置1
1を経由して自車両100の被警報者101に聴覚情報
として呈示する。
【0087】一方、電気光束変換装置5は、たとえば、
数4式と数5式の積から成る時系列信号に基づき発光信
号生成装置4から生成される駆動信号を受け、周辺視領
域にパルス的な明滅による情報呈示を行う。このとき、
パルス的明滅信号表示を具体的に行うには、第2の実施
の形態の方法を利用する。
数4式と数5式の積から成る時系列信号に基づき発光信
号生成装置4から生成される駆動信号を受け、周辺視領
域にパルス的な明滅による情報呈示を行う。このとき、
パルス的明滅信号表示を具体的に行うには、第2の実施
の形態の方法を利用する。
【0088】さらに、電気映像変換装置6は、数5式か
ら成る時系列信号に基づいた明滅表示の位置を移動させ
るための信号を受け、第4の実施の形態で採用した方法
に従って画像信号生成装置7から生成される標的移動体
200を表す目標十字線6Aを中心視領域に呈示する。
ら成る時系列信号に基づいた明滅表示の位置を移動させ
るための信号を受け、第4の実施の形態で採用した方法
に従って画像信号生成装置7から生成される標的移動体
200を表す目標十字線6Aを中心視領域に呈示する。
【0089】ここで、数4式は速やかな変化を表すパル
ス的な信号、数5式は緩やかな変化を行う増減信号であ
り、これらの周期を生体リズム、あるいはその整数倍若
しくは整数分の1倍にとることにより、生体との適合性
を良くすることができる。
ス的な信号、数5式は緩やかな変化を行う増減信号であ
り、これらの周期を生体リズム、あるいはその整数倍若
しくは整数分の1倍にとることにより、生体との適合性
を良くすることができる。
【0090】また、数3式は警報音の音色を決定するも
のであり、これを背景騒音から容易に識別できるものと
することにより、被警報者101にとって警報の認識が
よりし易くなる。
のであり、これを背景騒音から容易に識別できるものと
することにより、被警報者101にとって警報の認識が
よりし易くなる。
【0091】なお、上記の第1〜第5の実施の形態で
は、図1に示した通行状況をもとにして説明したが、右
前側方に標的移動体200を検知した場合には、発光素
子列による明滅光表示の位置の移動方向と立体音像の移
動方向とを共に、同時に反転させて表示することにな
る。
は、図1に示した通行状況をもとにして説明したが、右
前側方に標的移動体200を検知した場合には、発光素
子列による明滅光表示の位置の移動方向と立体音像の移
動方向とを共に、同時に反転させて表示することにな
る。
【0092】さらに、右側方警報に適用する場合には、
たとえば、発光素子列の明滅が素子列の中央部に発し、
それが仮幻運動により前後方向に分離して移動するよう
に表示し、明滅が発光素子列の両端に到達した時点でそ
れを折り返し、再び素子列の中央に還ってくるような呈
示方式を採用する。
たとえば、発光素子列の明滅が素子列の中央部に発し、
それが仮幻運動により前後方向に分離して移動するよう
に表示し、明滅が発光素子列の両端に到達した時点でそ
れを折り返し、再び素子列の中央に還ってくるような呈
示方式を採用する。
【0093】またさらに、本発明を左後側方警報、左前
側方警報、左側方警報などの左方の警報表示に適用する
場合には、仮幻運動する発光素子列の明滅の位置とその
移動の方向、立体音像の表示位置とその移動方向とを、
上記の各実施の形態と左右対称的に反転させた動作を行
う。
側方警報、左側方警報などの左方の警報表示に適用する
場合には、仮幻運動する発光素子列の明滅の位置とその
移動の方向、立体音像の表示位置とその移動方向とを、
上記の各実施の形態と左右対称的に反転させた動作を行
う。
【0094】加えて、上記の各実施の形態では自動車に
搭載した場合について説明したが、本発明は車両に限定
されるものではなく、その他の移動体の内外、公共の空
間など、運転とは無関係の様々な視覚刺激や音声、音響
などの聴覚刺激に溢れた環境下にあっても直感的に理解
することができ、さらに、人間の注意を喚起することが
できる視覚、聴覚の複数の感覚モダリティに対する呈示
をシームレスに同期させて行う警報装置として応用でき
る。
搭載した場合について説明したが、本発明は車両に限定
されるものではなく、その他の移動体の内外、公共の空
間など、運転とは無関係の様々な視覚刺激や音声、音響
などの聴覚刺激に溢れた環境下にあっても直感的に理解
することができ、さらに、人間の注意を喚起することが
できる視覚、聴覚の複数の感覚モダリティに対する呈示
をシームレスに同期させて行う警報装置として応用でき
る。
【0095】従って、航空機や宇宙船、船舶、鉄道車
両、自動車など、あらゆる移動体における警報の呈示に
際して、操縦者もしくは運転者、乗員、乗客の注意を喚
起しながらも、運転操作への影響が少ない上に、危険に
対処するための適切な回避行動を誘起させるのに十分な
情報量の伝達ができる。そしてこの結果、危急状態から
の離脱に必要とされる的確で速やかな回避行動を支援す
ることができる。
両、自動車など、あらゆる移動体における警報の呈示に
際して、操縦者もしくは運転者、乗員、乗客の注意を喚
起しながらも、運転操作への影響が少ない上に、危険に
対処するための適切な回避行動を誘起させるのに十分な
情報量の伝達ができる。そしてこの結果、危急状態から
の離脱に必要とされる的確で速やかな回避行動を支援す
ることができる。
【0096】さらに、上記の各実施の形態の警報装置
は、移動体の操縦を模擬した各種のシミュレータやゲー
ム装置における模擬警報その他の視覚情報や聴覚情報の
呈示に用いることができ、その場合にも、表示された音
響や映像が人間の会話やバックグラウンドミュージッ
ク、移動体のエンジン音、ロードノイズ、風切り音、水
切り音その他の機械的な作動音に対応した模擬音などに
よって遮蔽されることなく、それらを容易に知覚させる
ことができ、同時に、同期呈示される音響と映像が臨場
感を高める働きをする効果もある。
は、移動体の操縦を模擬した各種のシミュレータやゲー
ム装置における模擬警報その他の視覚情報や聴覚情報の
呈示に用いることができ、その場合にも、表示された音
響や映像が人間の会話やバックグラウンドミュージッ
ク、移動体のエンジン音、ロードノイズ、風切り音、水
切り音その他の機械的な作動音に対応した模擬音などに
よって遮蔽されることなく、それらを容易に知覚させる
ことができ、同時に、同期呈示される音響と映像が臨場
感を高める働きをする効果もある。
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図2】本発明の第5の実施の形態で使用する警報用パ
ルス信号の波形図。
ルス信号の波形図。
【図3】本発明の第3の実施の形態における移動する立
体音像による聴覚情報の呈示の概念を表す説明図。
体音像による聴覚情報の呈示の概念を表す説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態における発光素子列
の移動点滅表示による周辺視領域への視覚情報の呈示の
概念を表す説明図。
の移動点滅表示による周辺視領域への視覚情報の呈示の
概念を表す説明図。
【図5】本発明の第4の実施の形態における電気映像変
換装置の画面上を点滅しながら移動する目標十字線表示
による中心視領域への視覚情報の呈示の概念を表す説明
図。
換装置の画面上を点滅しながら移動する目標十字線表示
による中心視領域への視覚情報の呈示の概念を表す説明
図。
【図6】本発明の第2の実施の形態による周辺視領域へ
の視覚情報の呈示のための移動明滅表示を行う発光素子
列の配置例を示す斜視図。
の視覚情報の呈示のための移動明滅表示を行う発光素子
列の配置例を示す斜視図。
【図7】本発明の第2の実施の形態による周辺視領域へ
の視覚情報の呈示のための移動明滅表示を行う発光素子
列の別の配置例を示す斜視図。
の視覚情報の呈示のための移動明滅表示を行う発光素子
列の別の配置例を示す斜視図。
【図8】本発明の第2の実施の形態による周辺視領域へ
の視覚情報の呈示のための移動明滅表示を行う発光素子
列のさらに別の配置例を示す斜視図。
の視覚情報の呈示のための移動明滅表示を行う発光素子
列のさらに別の配置例を示す斜視図。
【図9】従来例の説明図。
100 自車両 101 被警報者 102 死角 200 標的移動体 1 危険要因検知装置 2 警報判断装置 3 警報用パルス信号生成装置 4 発光信号生成装置 5 電気光束変換装置 6 電気映像変換装置 7 画像信号生成装置 8 警報用音源装置 9 立体音像生成装置 10 音声信号増幅装置 11 電気音響変換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C086 AA51 AA53 BA22 BA23 BA24 DA08 DA33 DA40 EA17 EA23 EA27 EA36 EA38 EA43 FA03 FA13 FA15 FA18 GA07 5C087 AA03 AA09 AA14 AA16 AA23 AA25 AA33 AA34 AA44 DD03 DD14 DD15 DD16 DD17 EE05 EE18 FF01 FF04 GG01 GG07 GG14 GG29 GG30 GG54 GG66
Claims (10)
- 【請求項1】 センサの働きにより、後側方、前側方も
しくは側方から自車両に接近する他車両などの標的移動
体を検出するための危険要因検知手段と、 前記危険要因検知手段から出力された検出信号に基づ
き、自車両と標的移動体との衝突の可能性などの緊急事
態を予測判定し、警報の発生を決定する警報判断手段
と、 警報判断手段から出力された判断信号に応じて、警報に
必要とされるパルス源信号と同期信号を出力するための
警報用パルス信号生成手段と、 警報用パルス信号生成手段から出力されたパルス源信号
を発光素子の駆動に使用するための発光信号を生成する
発光信号生成手段と、 前記発光信号生成手段から出力された駆動信号に基づ
き、周辺視領域での移動明滅呈示を行うための発光素子
又は発光素子列で成る電気光束変換手段とを備え、 前記警報用パルス信号生成手段は、 前記電気光束変換手段を用いて、パルス的な明滅光を標
的移動体側の周辺視領域に呈示し、さらにその明滅光呈
示の表示位置が、自車両に対する標的移動体の相対位置
や相対速度に対応して時間と共に移動するような呈示を
行うことにより、異常接近車両などの危険要因である標
的移動体の存在を視覚感覚器に対して直感的に伝達する
発光制御手段を有することを特徴とする警報装置。 - 【請求項2】 前記発光制御手段は、さらに、前記危険
要因の危急度の変化に応じて、前記発光素子又は発光素
子列のパルス的な明滅のパルス頻度やパルス明滅時の呈
示色、明滅位置の移動の速さ、明滅位置の移動の繰り返
しの回数などのうち、少なくとも1つの物理量を変化さ
せて呈示することを特徴とする請求項1に記載の警報装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の警報装置におい
て、さらに、 前記警報用パルス信号生成手段から出力されたパルス源
信号に基づき、音響警報に必要とされる音声信号をを出
力するための警報用音源手段と、 前記警報用音源手段から出力された音声信号に、頭部伝
達関数による畳み込み演算を加え、移動を伴う立体音像
に加工するための立体音像生成手段と、 前記立体音像生成手段から出力された音声信号を、立体
音像として空間内に呈示するための電気音響変換手段と
を備え、 前記警報用パルス信号生成手段は、 前記電気光束変換手段を用いた周辺視領域に呈示される
発光素子又は発光素子列によるパルス的な明滅表示のパ
ルス頻度に、前記警報用音源手段から出力される警報音
の音声波形のパルス的包絡線のパルス速度を時間的に同
期させ、かつ、前記立体音像生成手段により加工され、
前記標的移動体の予測軌道を表現するために呈示される
警報音の立体音像の表示位置の移動を、前記発光素子又
は発光素子列による明滅表示の表示位置の移動に対して
時間的に同期させて行うことにより、前記標的移動体の
存在を視覚、聴覚の複数のモダリティの感覚器に対して
シームレスに表示する音像制御手段を有することを特徴
とする警報装置。 - 【請求項4】 前記音像制御手段は、さらに、前記危険
要因の危急度の変化に応じて、警報音の音声波形のパル
ス的包絡線のパルス速度を前記発光素子又は発光素子列
のパルス的明滅のパルス頻度に、警報音の音源の音色を
前記発光素子又は発光素子列の明滅呈示色に、警報音の
立体音像の表示位置の移動の速さを前記発光素子又は発
光素子列の表示位置の移動の速さに、警報音の立体音像
の表示位置の移動の繰り返しの回数を前記発光素子又は
発光素子列の表示位置の移動の繰り返しの回数に、それ
ぞれ相互の同期を保持しながら変化させることを特徴と
する請求項3に記載の警報装置。 - 【請求項5】 前記警報用音源手段により出力され、前
記電気音響変換手段を用いて呈示される警報音は、特徴
的な音色を伴う定位感の得られやすい波形で、通常の車
室内の音響環境における背景騒音に紛れることのないも
のであることを特徴とする請求項3又は4に記載の警報
装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の警報装
置において、さらに、前記警報用パルス信号生成手段か
ら出力されるパルス源信号を、動画像信号に変換するた
めの画像信号生成手段と、前記画像信号生成手段から出
力される画像信号に基づき、中心視領域での動画像呈示
を行うための電気映像変換手段とを備え、 前記画像信号生成手段は、 前記電気光束変換手段による発光素子又は発光素子列の
パルス的な明滅光の周辺視領域での移動呈示と、その明
滅光に同期したパルス的な警報音の立体音像の移動呈示
と同時に、前記電気映像変換手段による中心視領域への
呈示として、自車両と自車両に対して接近しつつある標
的移動体との相対的な位置や相対的な速度の関係を、図
形や記号などの画像により表示する画像表示制御手段を
有することを特徴とする警報装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の警報装置において、前
記画像表示制御手段は、前記電気映像変換手段を用いて
中心視領域に図形や記号などの画像により表示される標
的移動体の現在位置を、前記電気光束変換手段を用いて
周辺視領域に呈示されるパルス的な明滅光のパルス頻度
と、その明滅パルスに同期した、前記電気音響変換手段
を用いて呈示される音声波形のパルス的な包絡線のパル
ス速度とに対して、m/n(m,nは整数;m<n)の
有理数比で同期した明滅を行う表示により呈示させるこ
とを特徴とする警報装置。 - 【請求項8】 請求項6又は7に記載の警報装置におい
て、前記画像表示制御手段は、前記電気映像変換手段を
用いて前記標的移動体の自車両に対する相対位置や相対
速度を中心視領域に視覚呈示するに際し、危急度の変化
に応じて前記標的移動体を表現する図形や記号の明滅の
頻度、その表示色又は表示位置の移動の速さを、相互に
時間同期して変化する周辺視領域での明滅光呈示のパル
ス的な明滅のパルス頻度と車室内に呈示される警報音の
音声波形のパルス的な包絡線のパルス速度に対して、m
/n(m,nは整数;m<n)の有理数比で同期した明
滅を行う表示により呈示させることを特徴とする警報装
置。 - 【請求項9】 前記電気光束変換手段を用いて周辺視領
域に呈示される明滅光の表示、前記電気音響変換手段を
用いて車室内に呈示される立体音像の表示、又は前記電
気映像変換手段を用いて中心視領域に図形や記号により
呈示される標的移動体の自車両に対する相対位置や相対
速度の表示に際して、明滅光の表示位置やモニタ画像上
の表示位置を連続的に移動させるのに加え、光源や立体
音像、モニタ画像を表示するための手段を物理的に移動
するのと同等の効果を持つよう、発光素子列や立体音
像、モニタ画像の固定された表示位置を時系列的に切り
替えることにより、視覚、聴覚における仮幻運動効果を
利用した呈示を行うことを特徴とする請求項1〜8のい
ずれかに記載の警報装置 - 【請求項10】 前記電気光束変換手段を用いて周辺視
領域に呈示される明滅光表示のパルス的な明滅のパルス
頻度、明滅部分の移動の速さ、前記電気音響変換手段を
用いて移動する立体音像として車室内に呈示される警報
音の音色を決める音源の波形、音源のパルス的包絡線の
パルス速度又は立体音像の表示位置の移動の速さ、又
は、前記電気映像変換手段を用いて中心視領域に呈示さ
れる標的移動体を表現する図形や記号の明滅のパルス頻
度又は標的移動体の表示位置の移動の速さを、生体リズ
ム、もしくはその整数倍あるいは整数分の1倍で変化さ
せることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の
警報装置。
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