JP2000147511A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
低減し、応答速度を向上さ、安定性を向上させる。 【解決手段】 分子配向膜に紫外線照射を行なうことに
より、液晶分子の配向方向を規制し、さらに高抵抗液晶
を使った液晶層の抵抗を低減する。また画素領域中に配
向分割領域を形成し、画素電極あるいは対向電極の近傍
において液晶分子の配向方向を、駆動時配向方向により
近く設定する。また液晶層の抵抗を、高抵抗液晶中にに
不純物を導入することにより低減する。
Description
に関し、特に液晶層に平行な電界により駆動される、い
わゆるIPS(in-plane switching)型の液晶表示装置
に関する。液晶表示装置は様々な情報処理装置におい
て、画像あるいは文字情報の表示装置として広く使われ
ている。
間に封入された液晶層に対して、前記基板に略垂直方向
に作用する電界を印加することにより、駆動を行なって
いた。これに対し、最近では前記一対の基板の一方に櫛
歯状の電極を形成し、前記液晶層に対して、前記基板に
平行な電界を印加することにより駆動する、いわゆるI
PS型の液晶表示装置が研究されている。
S型液晶表示装置の原理を示す。図1(A)を参照する
に、相互に対向する一対のガラス基板11,12の間に
は液晶分子13Aを含む液晶層13が、それぞれ基板1
1上の分子配向膜11Aおよび基板12上の分子配向膜
12Aを介して封入され、さらに前記ガラス基板11お
よび12の外側にはそれぞれ偏光板11Bおよび12B
が、相互に直交ニコル状態で形成される。また、前記ガ
ラス基板11上には一対の電極14A,14Bが、前記
分子配向膜11Aに覆われた状態で形成される。
4Aおよび14Bの間には電圧は印加されておらず、液
晶層13中において液晶分子13Aは基板11,12に
略平行な面内において所定の方向に整列する。一方、図
1(B)に示す駆動状態では、前記電極14Aと14B
との間に駆動電圧が印加され、その結果液晶層13中に
誘起される液晶層13に略平行な駆動電界13Bによ
り、液晶分子13Aの方向が変化する。IPS型液晶表
示装置では、かかる液晶分子13Aの方向の変化によ
り、光学的なスイッチングを行なう。その際、液晶分子
13Aの方向の変化が、従来のTNモード液晶表示装置
と異なり、液晶層13に略平行な面内で生じるため、I
PS型液晶表示装置は一般に優れた視野角特性を有す
る。
S型液晶表示装置では、従来のTNモード液晶表示装置
と異なり、基板11に対向する基板12上には電極が形
成されないため、特に分子配向膜12Aに分極が生じ易
く、長時間動作させると焼き付きが発生しやすい問題が
生じる。かかる焼き付きの問題を回避するには、液晶層
13に、通常のTNモード液晶表示装置で使われている
液晶よりも低抵抗の液晶を使う必要があるが、このよう
な液晶は一般に誘電率が大きく、不純物を溶解しやすい
ため、汚染の影響を受けやすい。液晶表示装置の場合、
このような不純物は例えばシール材や分子配向膜から供
給される。液晶層が汚染されると、当然ながら液晶表示
装置の表示特性は劣化してしまう。
図1(B)の駆動状態において電界13Bの方向が、特
に電極14A,14Bの近傍において液晶層13の面に
平行でなく、このため液晶分子13Aを駆動する成分が
比較的小さくなり、これに伴って液晶分子13Aの応答
速度が電極14A,14Bの近傍で遅くなる問題が生じ
る。
は、先に説明したように視野角特性は従来のTNモード
液晶表示装置よりも格段に向上したものの、さらなる向
上が望まれる。
課題を、請求項1に記載したように、第1および第2
の、相互に対向する基板と、前記第1および第2の基板
間に封入された液晶層と、前記第1の基板上に形成さ
れ、前記液晶層の面に略平行な電界を形成する電極構造
とを備えた液晶表示装置において、前記液晶層中には複
数の画素領域が画成されており、前記複数の画素領域の
各々には、液晶分子の前記液晶層の面内における配向方
向が相互に異なる複数の配向分割領域が画成されている
ことを特徴とする液晶表示装置により、または請求項2
に記載したように、前記複数の画素領域の各々は前記電
極構造に対応して形成されており、前記電極構造は前記
第1の基板上に相互に離間して形成された第1の電極と
第2の電極とを含み、前記複数の配向分割領域は、前記
第1の電極に隣接した第1の配向分割領域と、前記第2
の電極に隣接した第2の配向分割領域と、前記第1およ
び第2の配向分割領域の間に介在する第3の配向分割領
域とを含み、前記液晶分子は、前記第1および第2の配
向分割領域においては前記液晶層の面内において前記電
界の方向に対して第1の角度をなす第1の配向方向に配
向し、前記第3の配向分割領域においては前記液晶層の
面内において前記電界の方向に対して前記第1の角度よ
りも大きい第2の角度をなす第2の配向方向に配向して
いることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置によ
り、または請求項3に記載したように、前記第2の角度
は約50°以上で約75°以下であることを特徴とする
請求項2記載の液晶表示装置により、または請求項4に
記載したように、前記第1および第2の電極は互いに実
質的に平行に延在し、相互に隣接する一対の画素におい
ては、前記第1および第2の配向方向は、前記第1およ
び第2の電極の延在方向に対して対称的な関係にあるこ
とを特徴とする請求項2〜3のうち、いずれか一項記載
の液晶表示装置により、または請求項5に記載したよう
に、前記液晶層は、約1×1013Ω・cm以上の初期抵
抗率を有する液晶よりなることを特徴とする請求項1〜
4のうち、いずれか一項記載の液晶表示装置により、ま
たは請求項6に記載したように、前記液晶層は、前記初
期抵抗率よりも実質的に低い抵抗率を有することを特徴
とする請求項5記載の液晶表示装置により、または請求
項7に記載したように、第1および第2の、相互に対向
する基板と、前記第1および第2の基板間に封入された
液晶層と、前記第1の基板上に形成され、前記液晶層の
面に略平行な電界を形成する電極構造と、前記第1およ
び第2の基板との間に介在するスペーサとを備えた液晶
表示装置において、前記液晶層は約1×1014Ω・cm
の初期抵抗率を有する液晶よりなり、前記スペーサは前
記液晶層中に不純物を放出することを特徴とする液晶表
示装置により、または請求項8に記載したように、前記
スペーサは表面にエポキシ樹脂を担持することを特徴と
する請求項7記載の液晶表示装置により、または請求項
9に記載したように、前記液晶層は、約1×1013Ω・
cm以上の初期抵抗率を有する液晶よりなることを特徴
とする請求項7または8記載の液晶表示装置により、ま
たは請求項10に記載したように、前記液晶層は、前記
初期抵抗率よりも実質的に低い抵抗率を有することを特
徴とする請求項9記載の液晶表示装置により、または請
求項11に記載したように、第1および第2の、相互に
対向する基板と、前記第1および第2の基板間に封入さ
れた液晶層と、前記第1の基板上に形成され、前記液晶
層の面に略平行な電界を形成する電極構造とを備えた液
晶表示装置において、前記液晶層中には複数の画素領域
が、おのおの前記電極構造に対応して画成されており、
前記複数の画素領域の各々には、電気光学特性の異なる
複数の領域が画成されていることを特徴とする液晶表示
装置により、または請求項12に記載したように、前記
複数の画素領域の各々において、前記電極構造は複数の
電極指を有する櫛形電極よりなり、前記櫛形電極中には
前記複数の電極指が、相互に異なった複数の間隔で形成
されていることを特徴とする請求項11記載の液晶表示
装置により、または請求項13に記載したように、前記
電極構造は複数の電極指を有する櫛形電極よりなり、前
記電極指の間隔が、前記画素領域内において変化するこ
とを特徴とする請求項11記載の液晶表示装置により、
または請求項14に記載したように、前記複数の画素領
域の各々において、前記電極構造は複数の電極指を有す
る櫛形電極よりなり、前記櫛形電極中には前記複数の電
極指が、相互に異なった幅で形成されていることを特徴
とする請求項11記載の液晶表示装置により、または請
求項15に記載したように、前記複数の画素領域の各々
において、前記液晶層の厚さが、前記液晶層の面に略平
行に作用する前記電界の方向に略直交する方向に変化す
ることを特徴とする請求項11記載の液晶表示装置によ
り、または請求項16に記載したように、前記複数の画
素領域の各々において、前記液晶層中の液晶分子の配向
方向が、前記液晶層の面に略平行に作用する前記電界の
方向に略直交する方向に沿って変化することを特徴とす
る請求項11記載の液晶表示装置により、または請求項
17に記載したように、前記複数の画素領域の各々にお
いて、前記液晶層中の液晶分子のチルト角が、前記液晶
層の面に略平行に作用する前記電界の方向に略直交する
方向に沿って変化することを特徴とする請求項11記載
の液晶表示装置により、または請求項18に記載したよ
うに、第1および第2の、相互に対向する基板と、前記
第1および第2の基板間に封入された液晶層と、前記第
1の基板上に形成され、前記液晶層の面に略平行な電界
を形成する電極構造とを備えた液晶表示装置の製造方法
において、前記第1および第2の基板上にそれぞれ形成
された分子配向膜に、偏光した紫外線を照射する工程を
含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法により、
または請求項19に記載したように、前記偏光した紫外
線を照射する工程は、前記紫外線の偏光面を、所望の液
晶分子の配向方向に一致させて実行されることを特徴と
する請求項18記載の液晶表示装置の製造方法により、
または請求項20に記載したように、前記偏光した紫外
線を照射する工程は、非画素領域のドーズ量を画素領域
のドーズ量よりも増加させて実行されることを特徴とす
る請求項18または19記載の液晶表示装置の製造方法
により、または請求項21に記載したように、第1およ
び第2の、相互に対向する基板と、前記第1および第2
の基板間に封入された液晶層と、前記第1の基板上に形
成され、前記液晶層の面に略平行な電界を形成する電極
構造とを備えた液晶表示装置の製造方法において、前記
液晶層中に不純物を導入する工程を含むことを特徴とす
る液晶表示装置の製造方法により、解決する。
PS型の液晶表示装置の応答速度が、画素内における非
駆動状態での液晶分子の配向方向を、横駆動電界成分の
大きさが小さい電極近傍において駆動状態により近くな
るようにツイストさせることにより、実質的に向上す
る。
液晶表示装置において、分子配向膜に対して、偏光した
紫外線の照射を、所望の液晶分子配向方向に偏光面を合
わせて行なうことにより、液晶分子を所望の配向方向に
配向させると同時に液晶層の抵抗率を低下させることが
できる。このため、初期抵抗率が高く、安定性の高い液
晶を液晶層として使いながら、同時に残像の形成を効果
的に抑制することができる。
液晶表示装置において、液晶層中に不純物を導入するこ
とにより、液晶層の抵抗率を低下させることができる。
このため、初期初期抵抗率が高く、安定性の高い液晶を
液晶層として使いながら、同時に残像の形成を効果的に
抑制することができる。かかる不純物の導入は、液晶層
中に均一に分散されるスペーサから行なうのが好都合で
ある。
液晶表示装置において、画素領域中に電気光学特性の異
なる複数の領域を形成することにより、液晶表示装置の
全体的な電気光学特性がこれら複数の領域の特性の重畳
として得られ、このため中間調の反転や着色等の、視野
角特性に関連した問題を効果的に抑制することができ
る。
(B)は本発明の第1実施例によるIPS型液晶表示装
置20の構成を示す。図2(A)を参照するに、液晶表
示装置20は一対の相互に対向するガラス基板21およ
び22と、前記基板21,22の間のスペースに封入さ
れた液晶層23とよりなり、前記基板21上にはゲート
電極24A,画素電極24Bおよびソース電極24Cを
含むTFTが形成されている。図2(A)に示すように
前記ゲート電極24Aはガラス基板21上においてTF
Tのゲート絶縁膜を構成する絶縁膜21Aにより覆われ
ており、前記画素電極24Bおよびソース電極24Cは
前記絶縁膜21A上に形成されている。また、前記ガラ
ス基板21上には前記画素電極24Bから離間して対向
電極24Dが、前記絶縁膜21Aにより覆われて形成さ
れている。前記TFTは前記絶縁膜21A上に形成され
た分子配向膜21Bにより覆われており、前記液晶層2
3は前記分子配向膜21に接して形成される。前記画素
電極24Bと対向電極24Dとの間に、液晶表示装置2
0の画素領域が形成される。
板21上のTFTに対応して遮光マスクパターン22A
が形成され、前記遮光マスクパターン22Aに隣接して
カラーフィルタ22Cが、前記基板21上の電極24B
と電極24Dとの間の画素領域に対応するように形成さ
れる。前記遮光マスクパターン22Aおよびカラーフィ
ルタ22Cは、前記液晶層23に、前記分子配向膜21
Bと反対側で接する分子配向膜22Bにより覆われる。
板25が、また基板22の上側面上には偏光板26が、
直交ニコル状態で形成される。図2(B)は、前記液晶
表示装置20中の電極パターンを示す平面図である。図
2(B)を参照するに、前記ゲート電極24Aに対応す
るゲートバスラインと前記ソース電極24Cに対応する
ソースバスラインの交点にTFTが形成されており、画
素電極24Bおよび対向電極24Dは、前記ソースバス
ラインの延在方向に平行に延在する。
TFTがオンすることにより、前記画素電極24Bと対
向電極24Dとの間に、前記液晶層23の面に略平行に
作用する電界が誘起され、その結果、液晶層23中の液
晶分子23Aの配向方向が前記液晶層23の面内で変化
する。かかる液晶分子23Aの配向方向の変化により、
液晶表示装置を通過する光がオンオフされる。
20の図2(B)のA−A’に沿った断面図を、また図
3(B)は図3(A)に対応する平面図を示す。図3
(A),(B)を参照するに、前記画素電極24Bとそ
の両側の対向電極24Dとの間には画素領域231 ,2
32 が形成されるが、前記画素領域231および232
の各々は、電極24Bあるいは24Dに隣接した領域θ
2 と、前記一対の領域θ2 の間に介在する領域θ1 とに
分割されている。図3(B)を参照するに、前記領域θ
1 では非駆動状態における液晶分子23Aの配向方向
(長軸方向)が、前記画素電極24Bの延在方向、換言
するとソースバスライン24Cの延在方向に対して典型
的には15°程度の値の角度θ1 をなすのに対し、前記
領域θ2 では、同じく非駆動状態における液晶分子23
Aの配向方向が、前記ソースバスライン24Cの延在方
向に対して、前記角度θ1 よりも大きい、典型的には約
30°の角度θ2 をなす。
表示装置20の非駆動状態において、前記領域θ1 では
電極24Bと24Dとの間に形成される電界Eの方向に
対して約75°の角度をなすのに対し、領域θ2 では約
60°の角度をなす。このように、液晶分子23Aの配
向方向を、液晶表示装置20の非駆動状態において、駆
動状態の方向により近く設定しておくことにより、液晶
分子を駆動する電界の横方向成分が小さい画素電極24
Bあるいは対向電極24D近傍の領域においても、液晶
分子は駆動電界の印加と共に速やかに配向方向を所望の
配向方向に変化させ、液晶表示装置は優れた応答特性を
示す。
る640×480画素のIPS型液晶表示装置を作製
し、その応答特性を調べたところ、立ち上がり応答時間
tonと立ち下がり応答時間toff の和が、かかる配向分
割構成を採用しない従来の構成の液晶表示装置における
65m秒の値に対して50m秒と改善されるのが確認さ
れた。ただし、この実験では、液晶層23として、誘電
率異方性Δεが8.0で初期抵抗率が約1×1014Ω・
cmの、F系成分および中性成分のみよりなる液晶を、
日本合成ゴム(株)から商品名AL1054で供給され
る分子配向膜と組み合わせて使った。また、図3
(A),(B)に示す配向分割構成は、マスク工程と組
み合わせたラビング法により行なった。
ては、前記領域θ2 では液晶分子の配向方向が主領域θ
1 における配向方向からずれているために、多少の光の
漏れが生じることがある。このため、前記領域θ2 の幅
は1μm以下に設定するのが好ましい。この場合、画素
領域231 あるいは232 の幅を6μmとすると主領域
θ1 の幅は、図3(B)に示すように約4μmとなる。
記画素電極24Bを隔てて隣接する画素領域231 およ
び232 における液晶分子の配向方向は、前記画素電極
24Bに対して対称的に設定されている。このように設
定することで、液晶表示装置20の視野角特性をさらに
向上させることができる。一方、図4(A),(B)に
示すように、画素領域231 および232 を、液晶分子
の配向が同一になるように形成してもよい。すなわち、
図4(A),(B)の配向分割構成では、画素領域23
1 における配向分割構成が画素領域232においても繰
り返されている。
および利点は図3(A),(B)のものと同様であり、
説明を省略する。 [第2実施例]ところで、先にも説明したように、この
ようなIPS型の液晶表示装置では、信頼性の高い安定
な動作を確保するには液晶層23として大きい初期抵抗
率を有する液晶を使うのが望ましいが、かかる初期抵抗
率の大きい液晶を使うと、いわゆる焼き付き、すなわち
残像の問題が発生しやすい。
20の製造の際に、分子配向膜21B.22Bに紫外線
照射を行なうことにより、液晶層23として初期抵抗率
の大きい液晶を使いながら、しかも液晶層23の抵抗値
を減少させることができる。その際、前記紫外線照射を
偏光紫外ビームを使って行なうことにより、分子配向膜
21B,22Bが規制する液晶分子の配向方向を、前記
偏光紫外ビームの偏光面の方向に一致させることができ
る。
表示装置20を形成する際に、液晶層23中における液
晶分子配向方向の規制を、分子配向膜21Bおよび22
Bへの偏光紫外ビームの照射により行なった場合の残像
試験の結果を示す。
前記分子配向膜21B,22Bとして前記日本合成ゴム
(株)から商品名AL1054で供給される分子配向膜
を使い、前記偏光紫外ビームを前記分子配向膜上に、約
6J/cm2 の照射量で一様に照射した。さらに、この
ようにして処理された分子配向膜21B,22Bを担持
するガラス基板により液晶パネルを組み立て、液晶層1
3として、先に説明した誘電率異方性Δεが8.0で初
期抵抗率が約1×1014Ω・cmの、F系成分および中
性成分のみよりなる高抵抗液晶を使って液晶表示装置2
0を作製した。ただし、この場合、図3(A),(B)
あるいは図4(A),(B)に示す配向分割構造は形成
されていない。
構成を有し、ただし分子配向膜21B,22Bの処理を
ラビングで行ない、紫外線照射を省略した液晶表示装置
をも作製した。試験は、液晶表示装置作製直後の状態、
12時間の焼き付き試験後の状態、24時間の焼き付き
試験後の状態、およびさらにランニング試験を50°C
で500時間行なった後の状態の液晶表示装置につい
て、表示むらの有無を目視で判定することにより行なっ
た。また前記焼き付き試験は、固定パターンを連続して
表示することにより行なった。前記ランニング試験で
は、前記24時間焼き付き試験で発生した表示むら以外
に、さらに表示むらが出現するかどうかが検査された。
よび24時間の焼き付き試験において顕著な表示むらが
発生したいたのに対し、実験例1では12時間の焼き付
き試験で全く表示むらは観察されず、24時間の焼き付
き試験においても、液晶表示装置を正面から見る限り、
表示むらは観察されなかった。一方、前記実験例1で
は、斜め方向から表示を見た場合に多少の表示むらが生
じているのが観察された。
(B)に示す画素領域θ1 を約6J/cm2 の照射量で
照射し、画素間の領域θ2 を約12J/cm2 の照射量
で照射した場合の試験結果を示す。ただし、この実験で
は、前記領域θ1 およびθ2において紫外光の偏光面は
変化させていない。このため、図3(A),(B)に示
す配向分割構成は形成されていない。
域θ2 において偏光紫外ビームの照射量を増大させるこ
とにより、初期表示、12時間焼き付き試験後の表示、
24時間焼き付き試験後の表示、およびランニング試験
後の表示のいずれにおいても、表示むらは解消された。
さらに、表1中の実験例3では、前記実験例2における
画素間領域θ2 への偏光紫外ビームの照射の際にマスク
工程を使い、偏光面を変化させることにより図3
(A),(B)あるいは図4(A),(B)に示す配向
分割構成を形成した場合を示す。この場合にも、前記画
素間領域θ2 において偏光紫外ビームの照射量は領域θ
1 の2倍の12J/cm2 に設定されている。
示、12時間焼き付き試験後の表示、24時間焼き付き
試験後の表示、およびランニング試験後の表示のいずれ
においても、表示むらは解消された。また、実験例3で
は、前記配向分割構成を採用することにより、液晶表示
装置の応答速度が向上する。 [第3実施例]図5は、本発明の第3実施例による液晶
表示装置30の構成を示す。ただし、図5中、先に説明
した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説
明を省略する。
液晶層13として、先の実施例と同様にF系成分および
中性成分のみを含む高抵抗液晶を使い、液晶層13の抵
抗率を減少させるために、前記液晶層13中に不純物を
導入する。図5の例では、前記液晶層23中に一様に分
散されるスペーサ31の表面にエポキシ樹脂を塗布して
おき、前記スペーサ31から不純物を液晶層23中に放
出させる。例えば、このようなエポキシ樹脂を塗布した
スペーサ31を抵抗率が約1×1014Ω・cmの液晶1
00gに対して0.003g混入し、100°Cで60
分間放置することにより、液晶層13の抵抗率を約1×
1012Ω・cmまで低下させることができる。
インチSVGAモードTFT表示パネルを作製し、これ
について焼き付き試験を行なったところ、分子配向膜2
1Bおよび22Bの配向処理をラビングにより行なった
場合でも、先に表1で説明した実験例1あるいは2と同
様な結果が得られた。液晶層23の抵抗率の不純物の導
入による低減は、図5の液晶表示装置30に示したスペ
ーサ31表面からの不純物の放出に限定されるものでは
なく、例えば前記高抵抗液晶層23にCN等の不純物す
なわちCN成分を含む初期抵抗が低い液晶を導入するこ
とにより行なってもよい。この場合にも、液晶層23の
抵抗率が低いため、表示の焼き付きは効果的に抑制でき
る。
用している液晶が元来高抵抗のものであるため、シール
部材の溶解等による劣化は抑制され、液晶表示装置は長
期間にわたり、高い信頼性を示す。 [第4実施例]図6は典型的な従来のIPS型液晶表示
装置の電気光学特性、特に駆動電圧Vと透過率Tの関係
を示す。
正面から見た場合の特性を、また実線は斜め方向(液晶
表示装置から見た方位角が135°で極角が60°の方
向)から見た場合の特性を示す。図6を参照するに、駆
動電圧が3V以下の領域において、液晶表示装置を前記
斜め方向から見た場合に透過率Tが駆動電圧Vと共に減
少する反転現象が見られることがわかる。
極を有するIPS型液晶表示装置において、電極間隔を
変化させた場合の透過率T駆動電圧Vとの関係を、特に
駆動電圧Vが3V以下の範囲において拡大して示す。た
だし、図7(B)の櫛歯状電極は基本的には図2(B)
に示す画素電極24Bと対向電極24Dとよりなり、前
記画素電極24Bおよび対向電極24Dはそれぞれ複数
の相互に略平行に延在する電極指を含む。
特に透過率Tの反転が最大になる電圧Vの値は電極間隔
が6μmの場合と15μmの場合で異なっており、両者
を平均すると反転量が減少することがわかる。そこで、
本実施例では図2(A)に示すIPS型液晶表示装置2
0において、同一画素領域内に電気光学特性の異なった
複数の領域を形成することにより、前記透過率Tと駆動
電圧Vとの間の関係を平均化し、これにより表示特性
の、特に液晶表示装置を斜め方向から見た場合に生じや
すい反転の問題を軽減する。
異なった複数の領域を画素領域中に形成するための櫛歯
状電極の構成を示す。図8(A)を参照するに、本実施
例では図7(B)の櫛歯状電極において、画素電極24
Bと対向電極24Dとを横方向にずらした構成を有し、
その結果前記櫛歯状電極中には大きさがW1 の電極間隔
と、前記間隔W1 よりも大きいW2 の電極間隔とが形成
される。図8(A)の櫛歯状電極を使うことにより、電
極間隔がこのように異なる、換言すると電気光学特性が
異なる領域が単一の画素領域中に形成され、これらの異
なった電気光学特性が平均化されるため、本実施例によ
る液晶表示装置は反転現象の少ない、優れた視野角特性
を示す。
(B)に示すように対向電極24D中の電極指の幅を変
化させた電極構成を使っても同様な効果が得られる。さ
らに、図9(A)はIPS型液晶表示装置の櫛歯状電極
において、画素電極24B上の電極指24bをテーパ状
に形成した場合を、また図9(B)は画素電極24Bの
電極指24bおよび対向電極24Dの電極指24dを鋸
歯状に形成した場合を示す。いずれの場合でも、図7
(A)で説明したように電気光学特性が平均化され、液
晶表示装置の視野角特性が改善される。
4×765のIPS型15インチ液晶表示装置を、図7
(B)の櫛歯状電極を使って形成した場合と図8(A)
の櫛歯状電極を使って形成した場合の視野角特性をそれ
ぞれ示す。ただし、図10(A),(B)中、CRはコ
ントラスト比を示す。図10(A)を参照するに、液晶
表示装置は非常に優れた視野角特性を有するのがわかる
が、方位角が約45度の方向に顕著な反転が生じること
がわかる。
った液晶表示装置では、前記約45°方向の反転は消滅
していることがわかる。このような画素領域内における
電気光学特性の異なる複数の領域の形成は、前記櫛歯状
電極を使う方法以外にも、図11に示すように液晶層1
3の厚さを変化させる方法によっても、あるいは図12
に示すようにように液晶分子23Aの非駆動時の配向方
向を画素領域内において変化させる方法によっても、あ
るいは図13に示すように液晶分子23Aの非駆動時の
チルト方向を、画素領域内において変化させることによ
っても実現可能である。ただし、図11〜13は、図2
(B)の電極構造を有する液晶表示装置の、画素電極2
4Bあるいは対向電極24Dに沿った、ソースバスライ
ン方向の断面図である。
明したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において
様々な変形・変更が可能である。
ば、第1および第2の、相互に対向する基板と、前記第
1および第2の基板間に封入された液晶層と、前記第1
の基板上に形成され、前記液晶層の面に略平行な電界を
形成する電極構造とを備えた液晶表示装置において、前
記液晶層中の複数の画素領域の各々に、液晶分子の前記
液晶層の面内における配向方向が相互に異なる複数の配
向分割領域を形成することにより、いわゆるIPS型の
液晶表示装置の応答速度を向上させることができる。
互に隣接する一対の画素において前記第1および第2の
配向方向を対称的に形成することにより、液晶表示装置
の視野角特性をさらに向上させることができる。請求項
6〜10記載の本発明の特徴によれば、前記液晶層とし
て初期抵抗率の高い液晶を使いながら、しかも液晶層の
抵抗率を低減させ、表示の焼き付き効果を最小化するこ
とが可能になる。
れば、第1および第2の、相互に対向する基板と、前記
第1および第2の基板間に封入された液晶層と、前記第
1の基板上に形成され、前記液晶層の面に略平行な電界
を形成する電極構造とを備えた液晶表示装置において、
前記液晶層中の画素領域の各々に、電気光学特性の異な
る複数の領域を形成することにより、液晶表示装置全体
の電気光学特性がこれらの領域の電気光学特性の平均化
されたものになり、表示の反転等の視野角の劣化に関係
する問題が軽減される。
第1および第2の、相互に対向する基板と、前記第1お
よび第2の基板間に封入された液晶層と、前記第1の基
板上に形成され、前記液晶層の面に略平行な電界を形成
する電極構造とを備えた液晶表示装置の製造方法におい
て、前記第1および第2の基板上にそれぞれ形成された
分子配向膜に、偏光した紫外線を照射することにより、
抵抗率の高い安定した液晶を使いながら、同時に液晶層
の抵抗を低下させることができ、表示の焼き付きの問題
が実質的に軽減される。
分子配向膜に紫外線を照射する工程を、紫外線の偏光面
が所望の液晶分子の配向方向に一致するように実行する
ことにより、液晶層の抵抗を低下させると同時に分子配
向膜に所望の配向処理を行なうことができる。請求項2
0記載の本発明の特徴によれば、前記偏光した紫外線を
照射する工程を、非画素領域のドーズ量が画素領域のド
ーズ量よりも大きくなるように実行することにより、画
素領域に影響を与えることなく液晶層の抵抗率を低減で
き、液晶表示装置の焼き付き特性を始めとする表示特性
を大きく向上させることが可能になる。
IPS型の液晶表示装置の製造方法において、前記液晶
層中に不純物を導入することにより、安定で信頼性の高
い高抵抗液晶を使いながら、しかも液晶層の抵抗率を低
減させることが可能である。
の原理を説明する図である。
によるIPS型液晶表示装置の構成を示す図である。
S型液晶表示装置の構成を示す図である。
液晶表示装置の変形例を示す図である。
置の構成を示す図である。
示す図である。
PS型液晶表示装置の原理を示す図である。
PS型液晶表示装置で使われる電極の例を示す。
PS型液晶表示装置で使われる電極の別の例を示す。
IPS型液晶表示装置の視野角特性を従来のものと比較
して示す図である。
装置の別の構成を示す図である。
装置のさらに別の構成を示す図である。
装置のさらに別の構成を示す図である。
Claims (21)
- 【請求項1】 第1および第2の、相互に対向する基板
と、前記第1および第2の基板間に封入された液晶層
と、前記第1の基板上に形成され、前記液晶層の面に略
平行な電界を形成する電極構造とを備えた液晶表示装置
において、 前記液晶層中には複数の画素領域が画成されており、 前記複数の画素領域の各々には、液晶分子の前記液晶層
の面内における配向方向が相互に異なる複数の配向分割
領域が画成されていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記複数の画素領域の各々は前記電極構
造に対応して形成されており、前記電極構造は前記第1
の基板上に相互に離間して形成された第1の電極と第2
の電極とを含み、前記複数の配向分割領域は、前記第1
の電極に隣接した第1の配向分割領域と、前記第2の電
極に隣接した第2の配向分割領域と、前記第1および第
2の配向分割領域の間に介在する第3の配向分割領域と
を含み、前記液晶分子は、前記第1および第2の配向分
割領域においては前記液晶層の面内において前記電界の
方向に対して第1の角度をなす第1の配向方向に配向
し、前記第3の配向分割領域においては前記液晶層の面
内において前記電界の方向に対して前記第1の角度より
も大きい第2の角度をなす第2の配向方向に配向してい
ることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記第2の角度は約50°以上で約75
°以下であることを特徴とする請求項2記載の液晶表示
装置。 - 【請求項4】 前記第1および第2の電極は互いに実質
的に平行に延在し、相互に隣接する一対の画素において
は、前記第1および第2の配向方向は、前記第1および
第2の電極の延在方向に対して対称的な関係にあること
を特徴とする請求項2〜3のうち、いずれか一項記載の
液晶表示装置。 - 【請求項5】 前記液晶層は、約1×1013Ω・cm以
上の初期抵抗率を有する液晶よりなることを特徴とする
請求項1〜4のうち、いずれか一項記載の液晶表示装
置。 - 【請求項6】 前記液晶層は、前記初期抵抗率よりも実
質的に低い抵抗率を有することを特徴とする請求項5記
載の液晶表示装置。 - 【請求項7】 第1および第2の、相互に対向する基板
と、前記第1および第2の基板間に封入された液晶層
と、前記第1の基板上に形成され、前記液晶層の面に略
平行な電界を形成する電極構造と、前記第1および第2
の基板との間に介在するスペーサとを備えた液晶表示装
置において、 前記液晶層は約1×1014Ω・cmの初期抵抗率を有す
る液晶よりなり、前記スペーサは前記液晶層中に不純物
を放出することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項8】 前記スペーサは表面にエポキシ樹脂を担
持することを特徴とする請求項7記載の液晶表示装置。 - 【請求項9】 前記液晶層は、約1×1013Ω・cm以
上の初期抵抗率を有する液晶よりなることを特徴とする
請求項7または8記載の液晶表示装置。 - 【請求項10】 前記液晶層は、前記初期抵抗率よりも
実質的に低い抵抗率を有することを特徴とする請求項9
記載の液晶表示装置。 - 【請求項11】 第1および第2の、相互に対向する基
板と、前記第1および第2の基板間に封入された液晶層
と、前記第1の基板上に形成され、前記液晶層の面に略
平行な電界を形成する電極構造とを備えた液晶表示装置
において、前記液晶層中には複数の画素領域が、おのお
の前記電極構造に対応して画成されており、 前記複数の画素領域の各々には、電気光学特性の異なる
複数の領域が画成されていることを特徴とする液晶表示
装置。 - 【請求項12】 前記複数の画素領域の各々において、
前記電極構造は複数の電極指を有する櫛形電極よりな
り、前記櫛形電極中には前記複数の電極指が、相互に異
なった複数の間隔で形成されていることを特徴とする請
求項11記載の液晶表示装置。 - 【請求項13】 前記電極構造は複数の電極指を有する
櫛形電極よりなり、前記電極指の間隔が、前記画素領域
内において変化することを特徴とする請求項11記載の
液晶表示装置。 - 【請求項14】 前記複数の画素領域の各々において、
前記電極構造は複数の電極指を有する櫛形電極よりな
り、前記櫛形電極中には前記複数の電極指が、相互に異
なった幅で形成されていることを特徴とする請求項11
記載の液晶表示装置。 - 【請求項15】 前記複数の画素領域の各々において、
前記液晶層の厚さが、前記液晶層の面に略平行に作用す
る前記電界の方向に略直交する方向に変化することを特
徴とする請求項11記載の液晶表示装置。 - 【請求項16】 前記複数の画素領域の各々において、
前記液晶層中の液晶分子の配向方向が、前記液晶層の面
に略平行に作用する前記電界の方向に略直交する方向に
沿って変化することを特徴とする請求項11記載の液晶
表示装置。 - 【請求項17】 前記複数の画素領域の各々において、
前記液晶層中の液晶分子のチルト角が、前記液晶層の面
に略平行に作用する前記電界の方向に略直交する方向に
沿って変化することを特徴とする請求項11記載の液晶
表示装置。 - 【請求項18】 第1および第2の、相互に対向する基
板と、前記第1および第2の基板間に封入された液晶層
と、前記第1の基板上に形成され、前記液晶層の面に略
平行な電界を形成する電極構造とを備えた液晶表示装置
の製造方法において、 前記第1および第2の基板上にそれぞれ形成された分子
配向膜に、偏光した紫外線を照射する工程を含むことを
特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項19】 前記偏光した紫外線を照射する工程
は、前記紫外線の偏光面を、所望の液晶分子の配向方向
に一致させて実行されることを特徴とする請求項18記
載の液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項20】 前記偏光した紫外線を照射する工程
は、非画素領域のドーズ量を画素領域のドーズ量よりも
増加させて実行されることを特徴とする請求項18また
は19記載の液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項21】 第1および第2の、相互に対向する基
板と、前記第1および第2の基板間に封入された液晶層
と、前記第1の基板上に形成され、前記液晶層の面に略
平行な電界を形成する電極構造とを備えた液晶表示装置
の製造方法において、 前記液晶層中に不純物を導入する工程を含むことを特徴
とする液晶表示装置の製造方法。
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