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JP2000146214A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JP2000146214A
JP2000146214A JP10311760A JP31176098A JP2000146214A JP 2000146214 A JP2000146214 A JP 2000146214A JP 10311760 A JP10311760 A JP 10311760A JP 31176098 A JP31176098 A JP 31176098A JP 2000146214 A JP2000146214 A JP 2000146214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
plate
impeller
side plate
main plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10311760A
Other languages
English (en)
Inventor
Souzou Suzuki
創三 鈴木
Takumi Kida
琢己 木田
Hiroshi Tatsui
洋 龍井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP10311760A priority Critical patent/JP2000146214A/ja
Publication of JP2000146214A publication Critical patent/JP2000146214A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心送風機の羽根車を備えた空調機におい
て、伝熱性能および送風性能の劣化と送風騒音の増加を
抑えることを目的とする。 【解決手段】 羽根板11の上部の前縁をその他の部分
の羽根の前縁位置より延長し、羽根車内径側に突起さ
せ、かつ突起部11aの形状を略三角形とした構成とす
ることにより、気流の剥離を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心送風機の羽根
車を備えた空気調和機の性能改善に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遠心送風機の羽根車を備えた空気
調和機は、小型化・高性能化・低騒音化への要求が高ま
り、遠心送風機の羽根車形状や羽根板の断面形状の改良
など、種々の性能向上方法が提案されている。
【0003】従来の遠心送風機の羽根車を備えた空気調
和機としては、実開平2−69097号公報に示されて
いるものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の空気調和機について説明する。図13は従来の空気調
和機の構造を示す断面図であり、図14は従来の空気機
調和機に搭載された遠心送風機の羽根車の構造を示す断
面図であり、図15は羽根板の形状を示すA−A断面図
である。
【0005】図において、1は遠心送風機の羽根車であ
り、複数の羽根板2と羽根板2を固定した円形の主板3
と、羽根板2の反主板側端面に固定した吸込口を有する
側板4とで構成されている。5は羽根車1に直結した電
動機であり、6は羽根車1の吹出側に配設した略環状の
熱交換器であり、羽根車1とともにケーシング7内に収
納,固定されている。8はケーシングに固定された吸込
みリングであり、吸込リング8は入口端部8aから出口
端部8bにかけて湾曲し、その出口端部8bは羽根車1
の側板4内に挿入されている。
【0006】また、側板4の吸込み口径Dsは羽根板2
の羽根入口径よりD1より大きく設定されており、さら
に吸込み口径Dsより内径側の羽根板2を羽根車1の回
転軸に対して平行となる平面で切断した断面形状では、
羽根板2の回転方向面2aの上端部高さh1を反回転方
向面2bの上端部高さh2より大きくなっている。
【0007】さらに、羽根車1の回転軸に直交する羽根
断面において、主板3近傍の羽根断面から側板4近傍の
羽根断面までは略同一羽根断面形状となっている。
【0008】以上のように構成された空気調和機につい
て以下その動作を説明する。まず、電動機5の駆動力に
よって羽根車1が所定の回転方向に回転すると、空気が
吸込みリング8を介して羽根車1内に流入され、複数の
羽根板2の間を通過する際に静圧と動圧を付加され、さ
らに、熱交換器6を通過する際に加熱または冷却され、
吹出口9より吹き出されて、室内温度と室内湿度を調節
する作用を為す。
【0009】このとき、側板4の吸込み口径Dsは羽根
入口径D1より大きく設定されているため、吸込み口面
積が大きくなり吸込み気流の流速が低くなる。よって、
羽根車1への流入抵抗および羽根車1内部での流動抵抗
(損失)が小さくなり、圧力の低い動作点では風量が増
加し送風性能が向上する。
【0010】また、吸込み口径Dsより内径側の羽根板
2を羽根車1の回転軸に対して平行となる平面で切断し
た断面形状では、羽根板2の回転方向面2aの上端部高
さh1を反回転方向面2bの上端部高さh2より大きく
してあるため、羽根板2の上端部では、図15に示す流
入気流Oに対して羽根板2の負圧面側に迎え角が設定さ
れたことになり、羽根板2の上端部より流入する気流O
は羽根板2の上端部で一端羽根板2の負圧面に付着し、
その後、羽根板2に沿って流れるため、羽根板2の上端
部における気流の剥離を抑制する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、羽根板2の上端部における気流剥離防
止効果は羽根2上端部負圧面の傾斜形状によって発生す
るため、その効果量は板厚に依存するが、板厚を厚くす
ると羽根車1内部の気流通過面積が減少し、羽根車1の
送風性能を劣化させるため一定以上の厚さにすることは
できず、従って、羽根負圧面への気流付着効果は低静圧
な特定の動作点条件の流入気流に対して限定的な効果が
得られるのみであり、通常の高静圧な動作点では羽根板
2の上端部からの流入気流が羽根板2の上端の負圧面2
bに付着せず剥離し、送風性能の低下および乱流騒音の
増加原因となる。
【0012】またさらに、羽根車1内に流入した気流の
方向は、側板4の吸込口における軸方向の流れから羽根
板2間に流入する際に半径方向の流れへと曲がるため、
側板4に近いほど気流の曲率が大きくなり流速が低下す
る。しかし、主板3近傍の羽根板2の羽根断面形状と側
板4近傍の羽根板2の羽根断面形状は同等であるため、
羽根板が気流に与える作用も同等となる。
【0013】従って、側板4の近傍では羽根板2に流入
する気流の速度が低いために羽根板2の出口における気
流速度も低くなり、図16に示すように羽根板1出口に
おける気流速度分布は、側板4側での流速が主板3側の
流速にくらべ大幅に低下する。この傾向は羽根車1の軸
方向長さを大きくするほど顕著となるが、そのため、熱
交換器6の熱交換量が低下するとともに、遠心送風機の
送風性能および送風効率を低下させ、側板4近傍の気流
の剥離と乱れを引き起こし乱流騒音を増加させるという
課題を有していた。
【0014】本発明は上記課題に鑑み、空気調和機の遠
心送風機が高静圧条件下で使用される場合でも、羽根板
の上端部から流入する気流が羽根板負圧面で剥離して気
流乱れが増加することを抑制し、さらに、側板側の気流
速度を増速して羽根車出口における気流速度分布を均一
化することにより、送風性能を改善して、乱流騒音を低
減し、さらに、熱交換器の熱交換量が低下するのを防止
することができる空気調和機を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の空気調和機は、複数の羽根板と、前記羽根板
を固定した主板と、前記羽根板の反主板側端面に固定し
た吸込口を有する側板とで形成してなる遠心送風機の羽
根車と、前記側板の吸込口に挿入した吸込リングと、前
記羽根車の吹出側に配設した略環状の熱交換器と、前記
羽根車と前記吸込リングと前記熱交換器とを内部におさ
めたケーシングで構成された空気調和機において、羽根
板の上部の前縁をその他の部分の羽根の前縁位置より延
長し、羽根車内径側に突起させ、かつ突起部の形状を略
三角形とした構成を備えるものである。
【0016】この構成により、空気調和機の遠心送風機
が高静圧な条件下で使用される場合でも、羽根上端部の
略三角形状の突起部で流入気流が2つに分流され、突起
部の周りをそれぞれの気流が回り込んで羽根負圧面側に
流れ込む際に、羽根負圧面の剥離を押さえ込むことによ
り、羽根板の板厚を厚くすることなく、羽根板の上端部
からの流入気流が羽根負圧面に付着し、羽根板に沿って
流れるように構成したものである。
【0017】これにより、高静圧条件下で使用される場
合でも、羽根上端部からの流入気流を確実に羽根負圧面
に付着させ、送風性能の低下および乱流騒音の増加を抑
えることができ、さらに、熱交換器の熱交換量が低下す
るのを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、複数の羽
根板と、前記羽根板を固定した主板と、前記羽根板の反
主板側端面に固定した吸込口を有する側板とで形成して
なる遠心送風機の羽根車と、前記側板の吸込口に挿入し
た吸込リングと、前記羽根車の吹出側に配設した略環状
の熱交換器と、前記羽根車と前記吸込リングと前記熱交
換器とを内部におさめたケーシングで構成された空気調
和機において、前記羽根板の上部の前縁をその他の部分
の羽根の前縁位置より延長し、羽根車内径側に突起さ
せ、かつ突起部の形状を略三角形とした空気調和機であ
り、羽根上端部の略三角形状の突出部で流入気流が2つ
に分流され、突出部の周りをそれぞれの気流が回り込ん
で羽根負圧面側に流れ込む際に、羽根負圧面の剥離を押
さえ込む作用をなす。そのため、空気調和機の遠心送風
機が高静圧条件下で動作する場合でも、羽根板の上端部
からの流入気流が羽根負圧面に付着し、羽根板に沿って
流れる。よって、羽根上端部からの流入気流を羽根負圧
面に付着させ、送風性能の低下および乱流騒音の増加を
抑えることができる。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明からさらに、羽根車の回転軸に直交する羽根断面にお
いて、側板近傍羽根断面の羽根出口角を主板近傍羽根断
面の羽根出口角より大きく設定し、前記主板から前記側
板までの羽根断面形状を連続的に変化させた空気調和機
であり、空気調和機の遠心送風機が高静圧条件下で動作
する場合でも、羽根上端部からの流入気流を羽根負圧面
に付着させ、送風性能の低下および乱流騒音の増加を抑
えることができ、さらに、側板近傍羽根断面の羽根出口
角を主板近傍羽根断面の羽根出口角より大きくすること
で側板側の羽根板の仕事量を主板側の羽根仕事量より増
加させて側板側の流速を増速させ羽根車出口における気
流速度分布を均一化することになる。そのため、側板側
の送風性能を改善し、熱交換器の熱交換量の低下を防止
し空気調和能力が低下するのを防止することができる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明からさらに、羽根板の後縁部において、側板と前記羽
根板との結合端部の位置を主板と前記羽根板との結合端
部の位置より回転方向とは逆向きの位置に設定し、前記
主板から前記側板までの前記羽根板の後縁部を連続的に
変化させた空気調和機であり、羽根上端部からの流入気
流を羽根負圧面に付着させ、送風性能の低下および乱流
騒音の増加を抑えることができ、さらに、羽根板の後縁
部において、側板と前記羽根板との結合端部の位置を主
板と前記羽根板との結合端部の位置より回転方向とは逆
向きの位置に設定することで、羽根板を通過する気流に
対して働く力の作用は、回転軸に垂直な平面内の成分の
みでなく、主板側から側板側へ向かう成分も生じるた
め、気流が側板側に偏り、側板側の流速を増速させ羽根
車出口における気流速度分布を均一化することになる。
そのため、送風性能を改善し、熱交換器の熱交換量が低
下するのを防止することで、空気調和能力が低下するの
を防止することができる。さらにまた、側板近傍の気流
の剥離と乱れを抑制することにより一段と乱流騒音を低
減することができる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明からさらに、遠心送風機の羽根板形状を主板から所定
の高さまでは羽根板の後縁部の回転方向位置を略同一と
した空気調和機であり、羽根上端部からの流入気流を羽
根負圧面に付着させ、送風性能の低下および乱流騒音の
増加を抑えることができ、さらに、羽根板の後縁部にお
いて、側板と前記羽根板との結合端部の位置を主板と前
記羽根板との結合端部の位置より回転方向とは逆向きの
位置に設定することで、羽根板を通過する気流に対して
働く力の作用は、回転軸に垂直な平面内の成分のみでな
く、主板側から側板側へ向かう成分も生じるため、気流
が側板側に偏り、側板側の流速を増速させ羽根車出口に
おける気流速度分布を均一化することになる。そのた
め、送風性能を改善し、熱交換器の熱交換量が低下する
のを防止することで、空気調和能力が低下するのを防止
することができる。さらにまた、側板近傍の気流の剥離
と乱れを抑制することにより一段と乱流騒音を低減する
ことができる。さらに、主板から所定の高さまでは羽根
板の後縁部の回転方向位置を略同一とすることにより、
主板近傍の羽根後縁部の負圧面側に低流速の気流が集中
するのを防止し、主板近傍に安定した気流分布を形成す
ることができ、遠心送風機の動作点が変化しても安定し
た送風性能を保つことができる。
【0022】しかも、羽根板と主板を樹脂一体成形し、
樹脂製の側板に羽根板を超音波加振で溶着して製造する
場合に、主板を振動子で加振する際の振動が羽根板の垂
直部を介して効果的に側板側に伝達することができ、確
実な溶着をすることができ、生産性の向上と回転強度を
向上させることができる。
【0023】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の実施例1におけ
る空気調和機の構造を、図2は図1の同実施例1におけ
る空気調和機に搭載した遠心送風機の羽根車の斜視図
を、また、図3は図1の同実施例1における遠心送風機
の羽根車の構造を示すものである。
【0024】図において、10は遠心送風機の羽根車で
あり、複数の羽根板11と羽根板11を固定した主板1
2と、羽根板11の反主板側端面に固定した吸込口を有
する側板13とで構成されている。5は羽根車10に直
結した電動機であり、6は羽根車10の吹出側に配設し
た略環状の熱交換器であり、羽根車10とともにケーシ
ング7内に収納,固定されている。8はケーシングに固
定された吸込みリングであり、吸込リング8は入口端部
8aから出口端部8bにかけて湾曲し、その出口端部8
bは羽根車10の側板13内に挿入されている。
【0025】また、側板11の吸込み口径Ds羽根入口
径D1より大きく設定してあり、さらにまた、羽根板1
1の上部の前縁をその他の部分の羽根の前縁位置より延
長し、羽根車内径側に突起させ、かつ突起部11aの形
状を略三角形状としてある。さらに略三角形状の突起部
11aの先端11bは、羽根板11の後縁部と側板13
の接合部を含む主板12に平行なD−D断面と側板13
の吸い込み口13aの間に設定されている。
【0026】以上のように構成された遠心送風機につい
て以下その動作を説明する。まず、電動機5の駆動力に
よって羽根車10が所定の回転方向に回転すると、空気
が吸込みリング8を介して羽根車10内に流入され、複
数の羽根板11の間を通過する際に静圧と動圧を付加さ
れ、さらに、熱交換器6を通過する際に加熱または冷却
され、吹出口9より吹き出されて、室内温度と室内湿度
を調節する作用を為す。
【0027】また、側板13の吸込み口径Dsを羽根板
11の羽根入口径D1より大きくすることにより、流入
気流が羽根上端部から流入することになり、吸込み口面
積が大きいため吸込み気流の流速が低くなり、羽根車1
0への流入抵抗および羽根車10内部での流動抵抗(損
失)が小さくなり、圧力の低い動作点では風量が増加し
送風性能を向上することができる。
【0028】ここで、羽根板11の上端部は略三角形状
の突起部11aに形成してあるため、羽根板11の上端
部から流入する気流Pは図3に示すように突起部11a
で2つに分流され、突起部11aの周りをそれぞれの気
流が回り込んで羽根負圧面側に流れ込む際に、羽根負圧
面の剥離を押さえ込むことにより、羽根板11の板厚を
厚くすることなく、羽根板の上端部からの流入気流が羽
根負圧面に付着し、羽根板11に沿って流れる。
【0029】これにより、空気調和機の遠心送風機が高
静圧条件下で使用される場合でも、羽根上端部からの流
入気流を確実に羽根負圧面に付着させ、羽根板11の羽
根負圧面での気流の剥離を抑制する。
【0030】従って、羽根車10が設計動作点より高静
圧条件下で使用される場合でも、羽根板11の上端部か
らの流入気流Pが羽根負圧面に付着し、羽根板11に沿
って流れる。よって、羽根板11の上端部からの流入気
流を羽根負圧面に付着させ、送風性能の低下および乱流
騒音の増加を抑えることができる。
【0031】以上のように本実施例によれば、羽根板1
1の上端部は略三角形状の突起部11aに形成してある
ため、羽根板11の上端部から流入する気流を突起部1
1aで2つに分流し、突起部11aの周りをそれぞれの
気流が回り込んで羽根負圧面側に流れ込むため、羽根負
圧面での気流の剥離を抑制することができ、羽根車10
が高静圧な動作点で作動する場合でも送風能力の低下を
抑制すると共に、流れの剥離に伴う乱流騒音の増加を抑
えることができる。
【0032】尚、本実施例では羽根板11の上端部を主
板12に対して鉛直形状としているが、羽根板11のE
−E断面を示す図4のように羽根11の上端部を羽根車
10の回転方向に傾斜させることによって、羽根板10
の上端部からの流入気流Pを羽根負圧面に効果的に導く
ことができ、さらに羽根負圧面での気流剥離防止効果を
高め、乱流騒音を低く抑えることができる。
【0033】(実施例2)図5は本発明の実施例2にお
ける空気調和機に搭載した遠心送風機の羽根車の構造
を、図6は図5の同実施例2における遠心送風機の羽根
車の斜視図を、また、図7,8はそれぞれ図5の同実施
例2における遠心送風機の羽根車のE−E断面,F−F
断面を示すものである。
【0034】図において、本発明の実施例1における空
気調和機からさらに、羽根車14の回転軸に直交する羽
根板15の断面において、側板16近傍羽根断面の羽根
出口角βsを主板17近傍羽根断面の羽根出口角βhよ
り大きく設定し、主板17から側板16までの羽根断面
形状を連続的に変化させている。
【0035】以上のように構成された空気調和機につい
て以下その動作を説明する。まず、電動機5の駆動力に
よって羽根車14が所定の回転方向に回転すると、空気
が吸込みリング8を介して羽根車14内に流入され、複
数の羽根板15の間を通過する際に静圧と動圧を付加さ
れ、さらに、熱交換器6を通過する際に加熱または冷却
され、吹出口9より吹き出されて、室内温度と室内湿度
を調節する作用を為す。
【0036】ここで、羽根車14の回転軸に直交する羽
根断面において、側板16近傍羽根断面の羽根出口角β
sを主板17近傍羽根断面の羽根出口角βhより大きく
設定し、主板17から側板16までの羽根断面形状を連
続的に変化させているので、側板16側の羽根板15の
仕事量の低下を抑え、側板15側の流速を増速させ、羽
根車14の出口における気流速度分布を均一化すること
になる。そのため、送風性能を改善し、熱交換器6の熱
交換量が低下するのを防止することができる。
【0037】また、遠心送風機の羽根車14が設計動作
点より高静圧条件下で使用される場合、側板16近傍羽
根断面の羽根出口角βsを大きく設定したことにより、
側板16側の羽根負圧面にて気流の剥離が発生しやすく
なり、気流の乱れが増加しようとするが、羽根板15の
上端部は略三角形状の突起部15aに形成してあるた
め、羽根板15の上端部から流入する気流は突起部15
aで2つに分流され、突起部15aの周りをそれぞれの
気流が回り込んで羽根負圧面側に流れ込む際に、羽根負
圧面の剥離を押さえ込むことにより、気流剥離による乱
流騒音の発生抑制する効果が得られる。
【0038】従って、羽根車14が設計動作点より高静
圧条件下で使用される場合でも、羽根板15の上端部か
らの流入気流が羽根負圧面に付着し、羽根板15に沿っ
て流れ、羽根板15の上端部からの流入気流を羽根負圧
面に付着させ、さらに、側板16側の羽根板15の仕事
量を主板17側の羽根仕事量より増加させて側板15側
の流速を増速させ羽根車14の出口における気流速度分
布を均一化することができる。そのため、送風性能を改
善し、側板16近傍の気流の剥離と乱れを抑制すること
により乱流騒音を低減し、さらに、熱交換器6の熱交換
量が低下するのを防止することができる。
【0039】以上のように本実施例によれば、羽根車1
4の回転軸に直交する羽根断面において、側板16近傍
羽根断面の羽根出口角βsを主板17近傍羽根断面の羽
根出口角βhより大きく設定し、主板17から側板16
までの羽根断面形状を連続的に変化させることにより、
側板16側の羽根板15の仕事量を主板17側の羽根仕
事量より増加させて、羽根車14の出口における気流速
度分布を均一化することができるため送風性能を改善
し、さらに羽根車14が設計動作点より高静圧条件下で
使用される場合でも、羽根板15の上端部からの流入気
流が突起部15aの作用で羽根負圧面に付着し、側板1
6近傍の気流の剥離と乱れを抑制することにより乱流騒
音を低減し、さらに、熱交換器6の熱交換量が低下する
のを防止することができる。
【0040】尚、本実施例では羽根板15の上端部を主
板17に対して鉛直形状としているが、羽根15の上端
部を羽根車14の回転方向に傾斜させることによって、
羽根板15の上端部からの流入気流を羽根負圧面に効果
的に導くことができ、さらに羽根負圧面での気流剥離防
止効果を高め、乱流騒音を低く抑えることができる。
【0041】(実施例3)図9は本発明の実施例3にお
ける空気調和機に搭載した遠心送風機の羽根車の構造
を、図10は図9の同実施例3における遠心送風機の羽
根車の斜視図を、また、図11は図9の同実施例3にお
ける遠心送風機の羽根車の部分正面図を示すものであ
る。
【0042】図において、本発明の実施例1における空
気調和機からさらに、羽根車18の後縁部において、側
板19と羽根板18との結合端部18sの位置を主板2
0と羽根板18との結合端部18hの位置より回転方向
とは逆向きの位置に設定し、主板20から側板19まで
の羽根板18の後縁部を連続的に変化させている。
【0043】以上のように構成された空気調和機につい
て以下その動作を説明する。まず、電動機5の駆動力に
よって羽根車21が所定の回転方向に回転すると、空気
が吸込みリング8を介して羽根車21内に流入され、複
数の羽根板18の間を通過する際に静圧と動圧を付加さ
れ、さらに、熱交換器6を通過する際に加熱または冷却
され、吹出口9より吹き出されて、室内温度と室内湿度
を調節する作用を為す。
【0044】ここで、羽根板18の後縁部において、側
板19と羽根板18との結合端部18sの位置を主板2
0と羽根板18との結合端部18hの位置より回転方向
とは逆向きの位置に設定し、主板20から側板19まで
の羽根板18の後縁部を連続的に変化させたので、羽根
板18を通過する気流に対して働く力の作用は、回転軸
に垂直な平面内の成分のみでなく、主板20側から側板
19側へ向かう成分も生じるため、気流が側板19側に
偏り側板19側の流速を増速させ、羽根車21出口にお
ける気流速度分布を均一化することになる。そのため、
送風性能を改善し、熱交換器6の熱交換量が低下するの
を防止することができる。
【0045】また、遠心送風機の羽根車21が設計動作
点より高静圧条件下で使用される場合、羽根板18の後
縁部において、側板19と羽根板18との結合端部18
sの位置を主板20と羽根板18との結合端部18hの
位置より回転方向とは逆向きの位置に設定すると、側板
19側の羽根負圧面で気流の剥離が発生しやすくなり、
気流の乱れが増加しようとするが、羽根板18の上端部
は略三角形状の突起部18aに形成してあるため、羽根
板18の上端部から流入する気流は突起部18aで2つ
に分流され、突起部18aの周りをそれぞれの気流が回
り込んで羽根負圧面側に流れ込む際に、羽根負圧面の剥
離を押さえ込むことにより、気流剥離による乱流騒音の
発生抑制する効果が得られる。
【0046】従って、羽根車21が設計動作点より高静
圧条件下で使用される場合でも、羽根板18の上端部か
らの流入気流が羽根負圧面18aに付着し、羽根板18
に沿って流れ、羽根板18の上端部からの流入気流を羽
根負圧面18aに付着させ、さらに、羽根板18を通過
する気流に対して働く力の作用は、主板20側から側板
19側へ向かう成分も生じるため、気流が側板19側に
偏り側板19側の流速を増速させ、羽根車21出口にお
ける気流速度分布を均一化することになる。そのため、
送風性能を改善し、側板19近傍の気流の剥離と乱れを
抑制することにより乱流騒音を低減し、さらに、熱交換
器6の熱交換量が低下するのを防止することができる。
【0047】以上のように本実施例によれば、羽根板1
8の後縁部において、側板19と羽根板18との結合端
部18sの位置を主板20と羽根板18との結合端部1
8hの位置より回転方向とは逆向きの位置に設定し、主
板20から側板19までの羽根板18の後縁部を連続的
に変化させることにより、羽根車21が高静圧条件下で
使用される場合でも、羽根板18の上端部からの流入気
流が羽根負圧面18aに付着し、さらに、羽根板18を
通過する気流に対して働く力の作用は主板20側から側
板19側へ向かう成分も生じるため、羽根車21出口に
おける気流速度分布を均一化することになる。そのた
め、送風性能を改善し、側板19近傍の気流の剥離と乱
れを抑制することにより乱流騒音を低減し、さらに、熱
交換器6の熱交換量が低下するのを防止することができ
る。
【0048】(実施例4)図12は本発明の実施例4に
おける空気調和機に搭載した遠心送風機の羽根車の斜視
図を示すものである。
【0049】図12では実施例形態1の構成に加え、羽
根板22の後縁部において、側板23と羽根板22との
結合端部22sの位置を主板24と羽根板22との結合
端部22hの位置より回転方向とは逆向きの位置に設定
しており、実施例3と異なるのはさらに主板24から所
定の高さh0までは羽根板22の後縁部の回転方向位置
を略同一とし、高さh0から側板23までは羽根板22
の後縁部を連続的に変化させている点にある。
【0050】以上のように構成された空気調和機につい
て以下その動作を説明する。まず、電動機5の駆動力に
よって羽根車25が所定の回転方向に回転すると、空気
が吸込みリング8を介して羽根車21内に流入され、複
数の羽根板18の間を通過する際に静圧と動圧を付加さ
れ、さらに、熱交換器6を通過する際に加熱または冷却
され、吹出口9より吹き出されて、室内温度と室内湿度
を調節する作用を為す。
【0051】ここで、実施例3のように単純に側板23
まで羽根板22の後縁部を連続的に変化させた場合、羽
根板22の後縁部の吐出気流速度が主板24から側板2
3に向かって回転方向位置を常にずらしながら分布して
いくと主板24近傍の羽根後縁部の負圧面側に低流速の
気流が集中しやすくなり、特に遠心送風機の動作点が高
静圧な動作点条件では送風性能が低下することがある
が、主板24から所定の高さh0までは羽根板22の後
縁部の回転方向位置を略同一とすることにより、主板2
4近傍の羽根後縁部の流速分布が回転方向にずれて分布
することがないので、主板24近傍の羽根後縁部の負圧
面側に低流速の気流が集中するのを防止し、主板近傍に
安定した気流分布を形成することができ、遠心送風機の
動作点が変化しても安定した送風性能を保つことができ
る。
【0052】さらにまた、主板24から所定の高さh0
までは羽根板22の後縁部の回転方向位置を略同一とす
ることにより、羽根板22と主板24を樹脂一体成形
し、樹脂製の側板に羽根板22を超音波加振で溶着して
製造する場合に、主板24を振動子で加振する際の振動
が羽根板22の垂直部を介して効果的に側板22側に伝
達することができ、確実な溶着をすることができる。
【0053】以上のように本実施例によれば、羽根板2
2の後縁部において、側板23と羽根板22との結合端
部22sの位置を主板24と羽根板22との結合端部2
2hの位置より回転方向とは逆向きの位置に設定し、さ
らに主板24から所定の高さh0までは羽根板22の後
縁部の回転方向位置を略同一とし、高さh0から側板2
3までは羽根板22の後縁部を連続的に変化させること
により、羽根車25が高静圧条件下で使用される場合で
も、羽根板22の上端部からの流入気流が羽根負圧面2
2aに付着し、さらに、羽根板22を通過する気流に対
して働く力の作用は主板24側から側板23側へ向かう
成分も生じるため、羽根車25出口における気流速度分
布を均一化することになる。そのため、送風性能を改善
し、側板23近傍の気流の剥離と乱れを抑制することに
より乱流騒音を低減し、さらに、熱交換器6の熱交換量
が低下するのを防止することができる。しかも、主板2
4近傍の羽根後縁部の負圧面側に低流速の気流が集中す
るのを防止し、主板近傍に安定した気流分布を形成する
ことができ、遠心送風機の動作点が変化しても安定した
送風性能を保つことができる。
【0054】さらにまた、羽根板22と主板24を樹脂
一体成形し、樹脂製の側板に羽根板22を超音波加振で
溶着して製造する場合に、主板24を振動子で加振する
際の振動が羽根板22の垂直部を介して効果的に側板2
2側に伝達することができ、確実な溶着をすることがで
き、生産性の向上と回転強度を向上させることができ
る。
【0055】なお、実施例1,実施例2,実施例3,実
施例4では、遠心送風機の羽根車の縦方向の羽根断面形
状を略平板形状としたが、縦方向の羽根断面形状を翼型
形状とすることによりさらに送風性能を向上させ、乱流
騒音の一層の低減をはかることができる。
【0056】また、実施例2,実施例3,実施例4では
羽根板の上端部を主板に対して鉛直形状としているが、
羽根板の縦断面を実施例1の図4のように羽根の上端部
を羽根車の回転方向に傾斜させることによって、羽根板
の上端部からの流入気流を羽根負圧面に効果的に導くこ
とができ、さらに羽根負圧面での気流剥離防止効果を高
め、乱流騒音を低く抑えることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
複数の羽根板と、前記羽根板を固定した主板と、前記羽
根板の反主板側端面に固定した吸込口を有する側板とで
形成してなる遠心送風機の羽根車と、前記側板の吸込口
に挿入した吸込リングと、前記羽根車の吹出側に配設し
た略環状の熱交換器と、前記羽根車と前記吸込リングと
前記熱交換器とを内部におさめたケーシングで構成され
た空気調和機において、前記羽根板の上部の前縁をその
他の部分の羽根の前縁位置より延長し、羽根車内径側に
突起させ、かつ突起部の形状を略三角形としているの
で、羽根板の上端部からの流入気流を偏向させ羽根負圧
面に気流を導き、さらに、下流側の羽根板の略垂直部分
の羽根負圧面に安定した気流を案内するため、羽根負圧
面での気流の剥離を抑制することができ、羽根車を高静
圧な動作点で作動する場合でも送風能力の低下を抑制す
ると共に、流れの剥離に伴う乱流騒音の増加を抑えるこ
とができる。
【0058】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明からさらに、羽根車の回転軸に直交する羽
根断面において、側板近傍羽根断面の羽根出口角を主板
近傍羽根断面の羽根出口角より大きく設定し、前記主板
から前記側板までの羽根断面形状を連続的に変化させて
いるので、側板側の羽根板の仕事量を主板側の羽根仕事
量より増加させて側板側の流速を増速させ羽根車出口に
おける気流速度分布を均一化することになるため、送風
性能を改善し、側板近傍の気流の剥離と乱れを抑制する
ことにより乱流騒音を低減し、さらに、熱交換器の熱交
換量が低下するのを防止し、空気調和能力の低下を防止
することができる。
【0059】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の発明からさらに、羽根板の後縁部において、側
板と前記羽根板との結合端部の位置を主板と前記羽根板
との結合端部の位置より回転方向とは逆向きの位置に設
定し、前記主板から前記側板までの前記羽根板の後縁部
を連続的に変化させているので、気流が側板側に偏り、
側板側の流速を増速させ羽根車出口における気流速度分
布を均一化することになるため、送風性能を改善し、側
板近傍の気流の剥離と乱れを抑制することにより乱流騒
音を低減し、さらに、熱交換器の熱交換量が低下するの
を防止し、空気調和能力の低下を防止することができ
る。
【0060】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明からさらに、羽根板の後縁部において、側
板と前記羽根板との結合端部の位置を主板と前記羽根板
との結合端部の位置より回転方向とは逆向きの位置に設
定し、主板から所定の高さまでは羽根板の後縁部の回転
方向位置を略同一とし、所定の高さから側板までは羽根
板の後縁部を連続的に変化させているので、気流が側板
側に偏り、側板側の流速を増速させ羽根車出口における
気流速度分布を均一化することになるため、送風性能を
改善し、側板近傍の気流の剥離と乱れを抑制することに
より乱流騒音を低減し、さらに、熱交換器の熱交換量が
低下するのを防止し、空気調和能力の低下を防止するこ
とができる。しかも、主板近傍の羽根後縁部の負圧面側
に低流速の気流が集中するのを防止し、主板近傍に安定
した気流分布を形成することができ、遠心送風機の動作
点が変化しても安定した送風性能を保つことができる。
【0061】さらにまた、羽根板と主板を樹脂一体成形
し、樹脂製の側板に羽根板を超音波加振で溶着して製造
する場合に、主板を振動子で加振する際の振動が羽根板
の垂直部を介して効果的に側板側に伝達することがで
き、確実な溶着をすることができ、生産性の向上と回転
強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における空気調和機の断面図
【図2】本発明の実施例1における空気調和機に搭載し
た遠心送風機の羽根車の斜視図
【図3】本発明の実施例1における空気調和機に搭載し
た遠心送風機の羽根車要部詳細図
【図4】本発明の実施例1における空気調和機に搭載し
た遠心送風機の羽根車のE−E線要部断面図
【図5】本発明の実施例2における空気調和機に搭載し
た遠心送風機の羽根車要部詳細図
【図6】本発明の実施例2における空気調和機に搭載し
た遠心送風機の羽根車の斜視図
【図7】本発明の実施例2における空気調和機に搭載し
た遠心送風機の羽根車のF−F線要部断面図
【図8】本発明の実施例2における空気調和機に搭載し
た遠心送風機の羽根車のG−G線要部断面図
【図9】本発明の実施例3における空気調和機に搭載し
た遠心送風機の羽根車要部詳細図
【図10】本発明の実施例3における空気調和機に搭載
した遠心送風機の羽根車の斜視図
【図11】本発明の実施例3における空気調和機に搭載
した遠心送風機の羽根車の部分正面図
【図12】本発明の実施例4における空気調和機に搭載
した遠心送風機の羽根車の斜視図
【図13】従来の空気調和機の断面図
【図14】従来の空気調和機に搭載した遠心送風機の羽
根車要部詳細図
【図15】従来の空気調和機に搭載した遠心送風機の羽
根車のA−A線要部断面図
【図16】従来の空気調和機に搭載した遠心送風機の羽
根車出口の気流速度分布を示す模式図
【符号の説明】
10,14,21,25 羽根車 11,15,18,22 羽根板 11a,15a,18a,22a 羽根板の突起部 12,17,20,24 主板 13,16,19,23 側板 18h 主板側結合端部 18s 側板側結合端部 βh 主板側羽根出口角 βs 側板側羽根出口角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 龍井 洋 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L049 BB07 BC03 BD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の羽根板と、前記羽根板を固定した
    主板と、前記羽根板の反主板側端面に固定した吸込口を
    有する側板とで形成した遠心送風機の羽根車と、前記側
    板の吸込口に挿入した吸込リングと、前記羽根車の吹出
    側に配設した略環状の熱交換器と、前記羽根車と前記吸
    込リングと前記熱交換器とを内部におさめたケーシング
    で構成された空気調和機において、前記羽根板の上部の
    前縁をその他の部分の羽根の前縁位置より延長し、羽根
    車内径側に突起させ、かつ突起部の形状を略三角形とし
    た空気調和機。
  2. 【請求項2】 羽根車の回転軸に直交する羽根断面にお
    いて、側板近傍羽根断面の羽根出口角を主板近傍羽根断
    面の羽根出口角より大きく設定した請求項1記載の空気
    調和機。
  3. 【請求項3】 羽根板の後縁部において、側板と前記羽
    根板との結合端部の位置を主板と前記羽根板との結合端
    部の位置より回転方向とは逆向きの位置に設定し、前記
    主板から前記側板までの前記羽根板の後縁部を連続的に
    変化させた請求項1記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 羽根板の後縁部において、側板と前記羽
    根板との結合端部の位置を主板と前記羽根板との結合端
    部の位置より回転方向とは逆向きの位置に設定するとと
    もに、羽根車の回転軸に直交する羽根断面において前記
    主板から所定の高さまでは前記羽根板の後縁部の回転方
    向位置を略同一とした請求項1記載の空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2378205A1 (es) * 2007-03-14 2012-04-10 Mitsubishi Electric Corporation Acondicionador de aire.
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CN113302401A (zh) * 2019-01-21 2021-08-24 三菱电机株式会社 送风机、室内机以及空调机

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