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JP2000141928A - 耐候性印刷シ―ト - Google Patents

耐候性印刷シ―ト

Info

Publication number
JP2000141928A
JP2000141928A JP10375351A JP37535198A JP2000141928A JP 2000141928 A JP2000141928 A JP 2000141928A JP 10375351 A JP10375351 A JP 10375351A JP 37535198 A JP37535198 A JP 37535198A JP 2000141928 A JP2000141928 A JP 2000141928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
ink
printing sheet
receiving layer
ink receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10375351A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Kume
克也 久米
Katsuyuki Okazaki
功到 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP10375351A priority Critical patent/JP2000141928A/ja
Publication of JP2000141928A publication Critical patent/JP2000141928A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱転写方式により現場等でインク情報を臨機
に付与して発行でき、耐候性に優れ、かつ付与したイン
ク情報が擦れ等にて消失しにくくて耐擦過性にも優れ、
良好な判読性を長期に持続する耐候性印刷シートの開
発。 【解決手段】 表面にフッ素系ポリマーからなるインク
受容層(1)を少なくとも有する印刷用シート(1)の
前記インク受容層の上に、インクからなる熱転写情報
(2)を有し、かつその熱転写情報をカバーするフッ素
系ポリマー層の密着層(3)を有する耐候性印刷シー
ト。 【効果】 市販の熱転写プリンタやインクリボン等を介
しインク情報を臨機に付与しその上にカバー層を密着し
てラベル等の印刷シートを随時に発行でき、インク受容
層とカバー層が優れた密着力を示して屋外暴露や擦れ等
にて剥がれることがなく、インク情報を消失なく維持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、熱転写方式にて臨機に発
行できカバー層を有して耐擦過性に優れる耐候性印刷シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外で長期間使用される製品や部
品等の管理に用いうる識別ラベルとしては、情報を刻印
した金属銘板が知られていた。しかしながら、生産体制
が多品種少量生産へと変遷するなかで臨機にラベルを発
行することが困難で多品種少量生産体制に対処できない
問題点があった。
【0003】一方、インク情報を耐候性フィルムで接着
剤を介し接着カバーしたラベルも知られていた。しかし
ながら、前記と同様に臨機なラベル発行性に乏しいと共
に、接着層が紫外線で劣化してカバー層が剥がれやす
く、その剥がれでインク情報が擦れ等により消失する問
題点があった。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、熱転写方式により現場
等でインク情報を臨機に付与して発行でき、耐候性に優
れると共に、付与したインク情報が擦れ等にて消失しに
くくて耐擦過性にも優れ、良好な判読性を長期に持続す
る耐候性印刷シートの開発を課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、表面にフッ素系ポリマー
からなるインク受容層を少なくとも有する印刷用シート
の前記インク受容層の上に、インクからなる熱転写情報
を有し、かつその熱転写情報をカバーするフッ素系ポリ
マー層の密着層を有することを特徴とする耐候性印刷シ
ートを提供するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、現場等で市販の熱転写
プリンタやインクリボン等を介しインク受容層にインク
情報を臨機に付与しその上にカバー層を密着してラベル
等の印刷シートを随時に発行でき、フッ素系ポリマーよ
りなるインク受容層とカバー層が優れた密着力を示して
屋外暴露や擦れ等にて剥がれることがなく、その優れた
耐候性と耐擦過性にてインク情報を消失なく維持して、
良好な判読性を長期に持続する印刷シートを得ることが
できる。
【0007】前記において、密着層がインク受容層と同
じフッ素系ポリマーのフィルムからなる場合には、それ
を容易にインク受容層に強固に融着処理できて随時発行
性や耐久性がより向上する。また紫外線遮蔽層を有する
場合には、その下層部を紫外線より保護できて劣化を防
止でき、より耐候性の向上などを図ることができる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明による耐候性印刷シートは、
表面にフッ素系ポリマーからなるインク受容層を少なく
とも有する印刷用シートの前記インク受容層の上に、イ
ンクからなる熱転写情報を有し、かつその熱転写情報を
カバーするフッ素系ポリマー層の密着層を有するものか
らなる。その例を図1に示した。1が印刷用シート、2
が熱転写情報、3が密着層である。なお4は必要に応じ
ての接着層であり、5は被着体である。
【0009】印刷用シートは、フッ素系ポリマーからな
るインク受容層が表面に露出したシート状物であればよ
く、従って適宜な形態に形成することができる。その例
としては、図1に例示の如くインク受容層1そのものか
らなる形態、すなわちフッ素系ポリマー層の単独層から
なる形態、図2に例示の如くインク受容層11を補強基
材12と複合させた形態、接着層を有する形態などがあ
げられる。
【0010】前記の複合形態は、例えばシート状の補強
基材の上にインク受容層を熱ラミネート法や押出コーテ
ィング法等で設ける方式、シート状の補強基材に溶液状
ないし溶融状のインク受容層形成材を含浸又は塗工する
方式、インク受容層内にシート状の補強基材を介在させ
る方式、インク受容層内に繊維状等の補強基材を混入さ
せる方式などの適宜な方式にて形成することができる。
【0011】従って前記の補強基材としては、印刷シー
トの使用目的などに応じて適宜な物性のものを用いう
る。ちなみにその例としては、樹脂、就中、耐熱樹脂の
塗布層やフィルム、有機や無機の繊維、その繊維からな
る布や不織布、紙や金属箔、ネットやワイヤなどがあげ
られ、特に耐候性に優れるものが好ましく用いうる。
【0012】なお前記の耐熱樹脂としては、例えばポリ
イミドやポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルス
ルホンやポリエーテルイミド、ポリスルホンやポリフェ
ニレンサルファイド、ポリアミドイミドやポリエステル
イミド、芳香族系ポリアミドやポリパラバン酸、エポキ
シ系樹脂などがあげられる。また補強基材に紫外線の吸
収性や散乱性をもたせて紫外線遮蔽層とすることもでき
る。紫外線の散乱性などの点よりは金属箔からなる補強
基材が好ましく用いうる。
【0013】インク受容層を形成するフッ素系ポリマー
には、適宜なものを用いることができ、特に限定はな
い。ちなみにその例としては、ポリテトラフルオロエチ
レンやテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘ
キサフルオロプロピレン共重合体やエチレン・テトラフ
ルオロエチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチ
レン(PCTFE)やエチレン・クロロトリフルオロエ
チレン共重合体(ECTFE)、ポリビニリデンフロリ
ド(PVDF)やポリビニルフロリド(PVF)などが
あげられる。
【0014】密着層との熱ラミネータ等を介した密着作
業性や市販の汎用熱転写プリンタによる鮮明な印字性な
どの点よりは、前記のPVDFやECTFE、PCTF
EやPVFなどの如く、融点が300℃以下、就中28
0℃以下、特に250℃以下のフッ素系ポリマーが好ま
しく用いうる。
【0015】インク受容層は、上記した如くフィルムや
塗布層や含浸膜などからなるフッ素系ポリマー膜として
形成しうる。その際、フッ素系ポリマーは1種又は2種
以上用いてよい。インク受容層には、必要に応じ上記し
た複合形態物を得るための繊維等の補強基材や、白色顔
料等の添加物を混入させることができる。
【0016】またインク受容層の形成に際しては、物性
の改良などを目的にフッ素系ポリマー以外の適宜なポリ
マーを併用することもできる。その併用量は、耐候性の
維持性などの点よりフッ素系ポリマーの80重量%以
下、就中50重量%以下、特に20重量%以下が好まし
い。
【0017】さらにインク受容層には、紫外線遮蔽層等
とすることを目的に酸化チタンの如き無機系酸化物から
なる顔料やカーボンなどからなる紫外線吸収剤を配合し
て、紫外線の吸収性又は散乱性をもたせることもでき
る。かかる顔料や紫外線吸収剤の配合量は、膜強度や耐
紫外線性などの点より、フッ素系ポリマー100重量部
あたり1〜1000重量部、就中5〜300重量部、特
に10〜50重量部が好ましい。
【0018】インク受容層の厚さは、強度や耐候性など
の点より、0.1μm以上とすることが好ましい。イン
ク受容層厚の上限については特に限定はないが、一般に
は薄型化などの点より2mm以下、就中1μm〜1.5m
m、特に5μm〜1mmとされる。なお前記において、付与
するインク情報とのコントラストの向上などの必要に応
じての対策は、補強基材を併用してその補強基材に対し
施してもよい。
【0019】インク受容層に付与する熱転写情報の形成
には、適宜なインクを用いうる。ちなみにその例として
は、例えばワックス類やポリマー類などの熱融着成分と
着色剤の各成分の1種又は2種以上をロールミルや三本
ロールミル等の適宜な混練機にて加熱混合するか、必要
に応じ熱融着成分を溶解する溶媒を用いて例えばロール
ミルやポットミル等の適宜な混練機で混合してペースト
状等の流動物としたものなどがあげられる。
【0020】なお前記のインクを形成するワックス類や
ポリマー類については、特に限定はなく、従来のインク
に準じた適宜なものを用いうる。またポリマー類として
は、上記のインク受容層で例示のフッ素系ポリマーなど
も用いうるが、かかるフッ素系ポリマーを用いることな
く耐候性に優れる印刷シートを形成できることが本発明
の特長でもある。
【0021】着色剤としては、例えば有機系又は無機系
の顔料、カーボン、金属粉末などの従来のインクに準じ
た適宜なものを用いうる。インクにおける着色剤と熱融
着成分の使用割合は、印刷用シートとのコントラストや
熱転写圧着性などにより適宜に決定されるが、一般には
熱融着成分100重量部あたり1〜500重量部、就中
10〜400重量部、特に20〜300重量部の着色剤
が用いられる。
【0022】上記した熱転写方式によりインクの熱転写
情報を形成する場合に必要な、印字リボンの如きインク
シートは、例えば塗布方式や含浸方式等によりインクを
フィルムや布等からなる支持基材に保持させる方式など
の従来に準じた方式にて形成することができる。支持基
材としては、ポリエステルやポリイミドやフッ素樹脂等
のプラスチックフィルム、ポリアミドやポリエステル等
の繊維からなる布などの適宜なものを用いうる。
【0023】印刷シートの形成は、印刷用シートのイン
ク受容層に当該インクからなる熱転写情報を付与するこ
とにより行うことができる。その熱転写情報は、市販の
熱転写プリンタやインクリボン等を用いて付与すること
ができる。こりにより、現場等にて必要な熱転写情報を
臨機に付与できて識別ラベル等を髄時に発行でき、多品
種少量生産体制における製品の管理などにも容易に対処
することができる。
【0024】またかかる熱転写方式によれば、通例その
転写時にインクがインク受容層と良好に溶融圧着して定
着性に優れる熱転写情報が形成されるが、本発明におい
ては必要に応じ加熱処理して熱転写情報の定着力の向上
をはかることもできる。
【0025】印刷用シートのインク受容層に付与する熱
転写情報は、任意である。印字情報、絵柄情報、バーコ
ード情報などの、文字や図形や記号、あるいはそれらを
結合してなる任意な情報を付与してよい。なお識別ラベ
ル等の印刷シートを形成する場合などには、印刷用シー
トと熱転写情報とに良好なコントラスト、ないし色調の
相違が形成されるようにすることが好ましい。
【0026】インク受容層上に形成した熱転写情報に対
しては、図1に例示の如くそれをカバーするフッ素系ポ
リマー層からなる密着層3が設けられる。その密着層を
形成するフッ素系ポリマーには、上記のインク受容層で
例示したものなどの適宜なものを用いることができ、特
に限定はない。
【0027】熱ラミネータ等によるインク受容層に対す
る良好な密着力の達成性や密着作業性、就中、融着作業
性、ひいては耐候性や耐擦過性の向上などの点よりフッ
素系ポリマー層の好ましい形成方式は、インク受容層の
形成に用いたフッ素系ポリマーと同じ組成のフッ素系ポ
リマーからなるフィルムを密着処理、就中、融着処理す
る方式である。
【0028】密着層の厚さは、使用目的に応じて耐候性
や耐擦過性などにより適宜に決定されるが、一般には熱
ラミネータ等による密着処理性、就中、融着処理性と耐
擦過性とのバランスなどの点より、500μm以下、就
中0.1〜300μm、特に0.5〜150μmの厚さと
される。
【0029】なお密着処理は、インク受容層に熱転写情
報を付与した後の適宜な段階で適宜な方式にて行うこと
ができる。上記した熱転写方式では印刷シートの効率的
な随時発行などを目的に、熱ラミネータ等の加熱圧着手
段とフッ素系ポリマーフィルムを熱転写プリンタの内部
に組み込んで、その内部にて密着処理を達成し、プリン
タより密着層を有する完成状態の耐候性印刷シートが搬
出されるようにすることもできる。
【0030】本発明においては、上記したように紫外線
遮蔽層を設けることができる。紫外線遮蔽層は、それ以
降の下層における紫外線による劣化を抑制してより耐候
性の向上に有効である。紫外線遮蔽層は、紫外線の吸収
層や散乱層として耐候性印刷シートの表面部や中間部等
の適宜な位置に1層又は2層以上配置することができ
る。
【0031】また紫外線遮蔽層は、上記したインク受容
層のように補強基材や密着層に顔料や紫外線吸収剤を配
合してそれに紫外線遮蔽層を兼ねさせる方式、顔料や紫
外線吸収剤等の含有層を補強基材や密着層等に付設する
方式などの適宜な方式にて設けることができる。
【0032】本発明による耐候性印刷シートには、必要
に応じて被着体に取り付けるための接着層を設けること
ができる。その接着層は、適宜な接着剤にて形成しうる
が、接着作業の簡便性などの点よりは粘着層であること
が好ましい。接着層は、印刷シートを被着体に取り付け
るまでの適宜な段階で設けることができる。従って印刷
用シートに予め設けることもできるし、耐候性印刷シー
トとした後に設けることもできる。
【0033】前記した粘着層の形成には、適宜な粘着性
物質を用いることができる。一般には例えば、ゴム系粘
着剤やアクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤やビニル
アルキルエーテル系粘着剤、ポリビニルアルコール系粘
着剤やポリビニルピロリドン系粘着剤、ポリアクリルア
ミド系粘着剤やセルロース系粘着剤などの有機系のもの
が用いられる。
【0034】印刷用シートないし耐候性印刷シートへの
粘着層の付設は、カレンダーロール法等の圧延方式、ド
クターブレード法やグラビアロールコータ法等のシート
形成方式などの適宜な方式で粘着性物質を印刷用シート
や耐候性印刷シートに付設する方式、あるいは前記に準
じセパレータ上に粘着層を形成してそれを印刷用シート
や耐候性印刷シートに移着する方法などの適宜な方式で
行ってよい。
【0035】付設する粘着層の厚さは、使用目的に応じ
て決定でき一般には1〜500μmとされる。なお設け
た粘着層が表面に露出する場合には、それを被着体に接
着するまでの間、必要に応じてセパレータ等にて被覆し
て汚染等を防止することもできる。
【0036】本発明による耐候性印刷シートは、例えば
陶磁器やガラス製品、その他のセラミック製品や金属製
品、琺瑯製品や樹脂製品、木材製品等の種々の物品への
バーコード等からなる識別マークの付与、あるいはその
他の情報付与などの種々の目的に好ましく用いうる。特
に耐候性と耐擦過性に優れることより、耐候性印刷シー
トを取り付けた状態で屋外等に暴露される物品に好まし
く用いうる。なお物品は、平板形態や容器形態などの任
意な形態をしていてよく、本発明にては柔軟性を有する
耐候性印刷シートとして、曲面等に接着固定することも
可能である。。
【0037】
【実施例】実施例1 PVDF100部(重量部、以下同じ)を溶解したジメ
チルホルムアミド溶液にルチル型酸化チタン30部を混
合してPETフィルム上に塗工後、乾燥させてそのPE
Tフィルムより剥離して得た厚さ20μmの白色フィル
ム(インク受容層)を厚さ40μmのアクリルフィルム
上に180℃で熱ラミネートし、そのアクリルフィルム
の露出面にセパレータ上に設けた厚さ30μmのアクリ
ル系粘着層を付設して印刷用シートを得た。
【0038】次に、前記印刷用シートのインク受容層
に、市販の熱転写プリンタとインクリボンを介しバーコ
ードパターンを形成した後、そのインク受容層上に前記
のPVDFからなる厚さ10μmのフィルム(密着層)
を180℃で熱ラミネートして耐候性印刷シートを得
た。なお前記の粘着層は、重量平均分子量30万のポリ
アクリル酸ブチル100部とイソシアネート系架橋剤2
部を含むトルエン溶液をドクターブレード法にて、シリ
コーン系剥離コートを設けた厚さ70μmのグラシン紙
からなるセパレータ上に塗布し、加熱乾燥させて得たも
のである。
【0039】実施例2 PVDFに代えて、PCTFEを用いてインク受容層と
密着層を形成したほかは実施例1に準じて耐候性印刷シ
ートを得た。
【0040】実施例3 PVDFに代えて、PVFを用いてインク受容層と密着
層を形成したほかは実施例1に準じて耐候性印刷シート
を得た。
【0041】比較例1 PVDF100部にカーボン30部を配合してなる厚さ
1μmのインク層を設けたポリエステルフィルム(6μm
厚)からなるインクシートを用いて熱転写情報を形成
し、その上に密着層を設けないほかは実施例1に準じて
印刷シートを得た。
【0042】比較例2 密着層に代えて、PVFフィルムを厚さ30μmのアク
リル系粘着層を介し接着してカバー層としたほかは実施
例1に準じて印刷シートを得た。
【0043】評価試験 耐候性 実施例、比較例で得た(耐候性)印刷シートよりセパレ
ータを剥がしてその粘着層を介しステンレス板に圧着
し、サンシャインウエザーメータにて屋外暴露10年間
相当の暴露を行ったのち、印刷シートの表面を綿布にて
払拭して密着層又はカバー層、あるいはインクパターン
の残存状態を調べた。
【0044】耐擦過性 前記に準じて暴露したのち、印刷シートの表面を砂消し
ゴムにて2kg/cm2の圧力で50往復の擦り操作を加え
て密着層又はカバー層、あるいはインクパターンの残存
状態を調べた。
【0045】前記の結果を次表に示した。 *1:カバー剥離後、印字消滅
【図面の簡単な説明】
【図1】耐候性印刷シート例の断面図
【図2】印刷用シート例の断面図
【符号の説明】
1:印刷用シート(インク受容層) 11:インク受容層 12:補強基材 2:熱転写情報 3:密着層 4:接着層 5:被着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H111 AA04 AA08 AA10 AA26 AA50 AA52 CA02 CA03 CA22 CA30 CA37 4F100 AK17A AK17B AK25 AK42 AT00C BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C EH23 GB90 JD09C JL09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にフッ素系ポリマーからなるインク
    受容層を少なくとも有する印刷用シートの前記インク受
    容層の上に、インクからなる熱転写情報を有し、かつそ
    の熱転写情報をカバーするフッ素系ポリマー層の密着層
    を有することを特徴とする耐候性印刷シート。
  2. 【請求項2】 請求項1において、密着層がインク受容
    層と同じフッ素系ポリマーのフィルムよりなるもの、イ
    ンク受容層が補強基材で支持されたもの、又は紫外線遮
    蔽層を有するものである耐候性印刷シート。
JP10375351A 1998-11-17 1998-11-17 耐候性印刷シ―ト Pending JP2000141928A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012223734A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Taiyo Kogyo Corp フッ素樹脂シートへの印刷方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012223734A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Taiyo Kogyo Corp フッ素樹脂シートへの印刷方法

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